JP2003208921A - 二次電源 - Google Patents
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Abstract
におけるサイクル信頼性に優れる二次電源を提供する。 【解決手段】活性炭を主体とする正極と、リチウムイオ
ンを吸蔵、脱離しうる炭素材料を主体とする負極と、リ
チウム塩からなる電解質を含む有機溶媒系電解液とを有
する二次電源において、前記リチウム塩がLiN(SO
2Rf1)(SO 2Rf2)(Rf1、Rf2はそれぞ
れ独立に炭素数1〜6のパーフルオロアルキル基であ
り、Rf1=Rf2=CF3ではない)を含むことを特
徴とする二次電源。
Description
電容量が大きく、急速充放電におけるサイクル信頼性に
優れる二次電源に関する。
な電源には、電気二重層キャパシタ、リチウムイオン二
次電池などがあり、また、電気二重層キャパシタの正極
とリチウムイオン二次電池の負極とを組み合せた二次電
源も知られている。
に活性炭を主体とする分極性電極を使用することに特徴
がある。電気二重層キャパシタの耐電圧は、水系電解液
を使用すると1.2V、有機溶媒系電解液を使用すると
2.5〜3.3Vである。電気二重層キャパシタの静電
エネルギは耐電圧の2乗に比例するので、耐電圧の高い
有機溶媒系電解液の方が水系電解液より高エネルギにで
きる。しかし、BF4 −を含む有機溶媒系電解液を使用
した電気二重層キャパシタでもそのエネルギ密度は現
在、ハイブリッド電気自動車の電源として搭載されてい
るニッケル水素二次電池の1/10以下と低く、さらな
るエネルギの向上が必要とされている。
ム含有遷移金属酸化物を主体とする正極と、リチウムイ
オンを吸蔵、脱離しうる炭素材料を主体とする負極と、
LiPF6などのリチウム塩を含む有機溶媒系電解液と
を備える。充電によりリチウムイオンが正極から脱離
し、負極の炭素材料へ吸蔵され、逆に、放電により負極
からリチウムイオンが脱離し、正極にリチウムイオンが
吸蔵される。したがって、本質的には電解液中のリチウ
ムイオンは電池の充放電に関与しない。
ャパシタに比べて高電圧で作動でき、高容量という性質
を有するが、抵抗が高く、急速充放電サイクルによる寿
命が電気二重層キャパシタに比べ著しく短い問題があっ
た。
リチウムイオンを吸蔵、脱離しうる炭素材料を用いた二
次電源は、従来の正極、負極ともに活性炭を用いた電気
二重層キャパシタより高耐電圧かつ高エネルギにでき
る。特に、この二次電源において負極にリチウムイオン
吸蔵脱離電位の卑な黒鉛系炭素材料を用いると、より高
容量にできる。また、リチウムイオン二次電池のよう
に、正極活物質自体にリチウムイオンが吸蔵、脱離する
ことがなく、リチウムイオンの吸蔵、脱離にともなう正
極の劣化がないため充放電サイクル信頼性に優れてい
る。
性炭を主体とする電極を正極とし、X線回折による[0
02]面の面間隔が0.338〜0.356nmである
炭素材料にあらかじめリチウムイオンを吸蔵させた電極
を負極とする上限電圧3Vの二次電源が提案されてい
る。また、特開平8−107048には、リチウムイオ
ンを吸蔵、脱離しうる炭素材料にあらかじめ化学的方法
または電気化学的方法でリチウムイオンを吸蔵させた炭
素材料を負極に用いる電池が提案されている。特開平9
−55342には、リチウムイオンを吸蔵、脱離しうる
炭素材料をリチウムと合金を形成しない多孔質集電体に
担持させる負極を有する、上限電圧4Vの二次電源が提
案されている。
LiPF6を含む有機溶媒系電解液が用いられている
(特開昭64−14882)。LiBF4は電気伝導性
が比較的低いため、高電流密度での放電において放電容
量が充分でないという問題がある。一方、LiPF6は
電気伝導性に優れ、高い耐電圧を有する反面、熱的に不
安定である。また、LiPF6の電離によって生成する
PF6 −は系内に微量でも水分が存在すると加水分解を
起こす結果、HFを生成し、これが正極および負極の活
物質ならびに集電体の劣化を引き起こし、容量低下およ
び自己放電の原因となる。さらに、この加水分解により
電解質濃度が低下するため、充放電サイクル信頼性が失
われるという問題がある。
(SO2CF3)2 −を生成する電解質の使用が提案さ
れている(特開平8−107048)。前記電解質は熱
的に安定であり、上述した加水分解を極めて起こしにく
く、また、電気伝導性にも優れる。しかし、N(SO2
CF3)2 −は正極電位がある程度貴になると、正極集
電体の構成材料としてアルミニウムを用いた場合、アル
ミニウムを腐食する。特に、高温下で運転する場合、こ
の腐食が顕著にみられる。
ド電気自動車の電源として、充放電可能な電源を搭載す
るにあたり、ユニットセルの直列積層個数をより少なく
することが要求される。そこで本発明は、より高電圧で
作動でき、高電流密度、特に電極面積あたりの電流密度
が20mA/cm2以上、の放電電流においても充分な
放電容量を有し、かつ急速充放電におけるサイクル信頼
性に優れる二次電源の提供を目的とする。
とする正極と、リチウムイオンを吸蔵、脱離しうる電極
材料を主体とする負極と、リチウム塩からなる電解質を
含む有機溶媒系電解液とを有する二次電源において、前
記リチウム塩がLiN(SO2Rf1)(SO
2Rf2)(Rf1、Rf2はそれぞれ独立に炭素数1
〜6のパーフルオロアルキル基であり、Rf1=Rf2
=CF3ではない)を含むことを特徴とする二次電源を
提供する。
接合して一体化させたものを正極体という。負極体につ
いても同様の定義とする。また、本明細書では、活性炭
を主体とする正極と、リチウムイオンを吸蔵、脱離しう
る電極材料を主体とする負極と、リチウム塩からなる電
解質を含む有機溶媒系電解液とを有する、充放電可能な
電源を単に二次電源という。
う)は、活性炭を主体とする正極と、リチウムイオンを
吸蔵、脱離しうる電極材料を主体とする負極と、リチウ
ム塩からなる電解質を含む有機溶媒系電解液とを有する
二次電源において、リチウム塩としてLiN(SO2R
f1)(SO2Rf2)(Rf1、Rf2はそれぞれ独
立に炭素数1〜6のパーフルオロアルキル基であり、R
f1=Rf2=CF3ではない)を含むことを特徴とす
る。
iN(SO2Rf1)(SO2Rf 2)(Rf1、R
f2はそれぞれ独立に炭素数1〜6のパーフルオロアル
キル基であり、Rf1=Rf2=CF3ではない)を含
む。前記リチウム塩は、Rf1、Rf2の炭素数が小さ
いほど電気伝導度が高く、一方、Rf1、Rf2の炭素
数が大きいほど、アルミニウム製正極集電体を腐食しに
くい傾向がある。なかでもRf1、Rf2の炭素数がと
もに2であるLiN(SO2C2F5)2は電気伝導度
が高く、しかも集電体に使用されることの多いアルミニ
ウムを腐食しにくく電極体が劣化しにくいため好まし
い。また、Rf1、Rf2がそれぞれ独立に炭素数1〜
6の範囲内であれば、LiN(SO2C2F5)(SO
2C3F7)のようにRf1とRf2とが異なっていて
もよく、Rf1、Rf2は直鎖状でも分鎖状でもいずれ
でもよい。なかでも、Rf1とRf2とが異なるリチウ
ム塩としては、Rf1がCF3であるLiN(SO2C
F3)(SO2C2F5)、LiN(SO2CF3)
(SO2C3F7)およびLiN(SO2CF3)(S
O 2C4F9)からなる群より選ばれる1種以上である
と、有機溶媒への溶解性や電気伝導度の点から好まし
い。
るLiN(SO2CF3)2を、正極にアルミニウム製
集電体を備えた二次電源に用いた場合、前記集電体を腐
食するという問題があり、特に室温を超える温度、特に
45℃以上において、4.0Vを超える高電圧下の運転
時にはこの傾向が顕著である。そのため、本二次電源に
おけるリチウム塩の方がLiN(SO2CF3)2より
好ましい。
かにさらにLiClO4を含むと、アルミニウム製正極
集電体の腐食をさらに抑制できるため好ましい。詳細な
メカニズムは不明であるが、LiN(SO2Rf1)
(SO2Rf2)が系内に存在する水分により加水分解
を起こしにくいことと、LiClO4の電離によって生
成するClO4 −が正極で酸化分解して安定な酸化被膜
を形成するためと推測される。
るイオンが充放電に関与するため、リチウム塩の濃度は
有機溶媒系電解液中0.5〜2.0mol/Lである
と、高電気伝導度の有機溶媒系電解液が得られるため好
ましい。0.5mol/L未満であるとイオンが少ない
ため電気伝導度が低くなりすぎるおそれがあり、一方、
2.0mol/Lを超えると有機溶媒系電解液の粘度が
高くなりすぎるおそれがある。前記リチウム塩の濃度が
0.75〜1.5mol/Lであるとさらに好ましい。
溶媒としてはエチレンカーボネート、プロピレンカーボ
ネート、ブチレンカーボネート、ジメチルカーボネー
ト、エチルメチルカーボネート、ジエチルカーボネー
ト、スルホランまたはジメトキシエタンなどが挙げられ
る。前記有機溶媒系電解液の溶媒がエチレンカーボネー
ト、プロピレンカーボネート、エチルメチルカーボネー
ト、ジメチルカーボネートおよびジエチルカーボネート
からなる群から選ばれる1種以上であるとさらに好まし
い。
とするものである。活性炭としては、やしがらなどの天
然植物組織、フェノールなどの合成樹脂、石炭、コーク
ス、ピッチなどの化石燃料由来のものを原料とし、これ
を賦活処理して使用するのが好ましい。活性炭の賦活方
法としては、用いる原料により異なるが、通常、水蒸気
賦活法やKOH賦活法などのアルカリ賦活法がある。本
発明においては、水蒸気賦活法やアルカリ賦活法のいず
れも好適に使用される。
てバインダを含む。バインダとしてはポリテトラフルオ
ロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、ポリアミドイミ
ド、ポリイミドなどが好ましく用いられる。バインダの
含有量は、正極中1〜20質量%であると正極体の強度
と特性とのバランスの点で好ましい。さらに、正極は導
電性を高めるため導電性物質を含むものであると好まし
い。導電性物質としてはカーボンブラックなどが挙げら
れる。導電性物質の正極中での含有量は0.1〜20質
量%であると高容量かつ高導電性の正極が得られるため
好ましい。
が含まれると、負極から脱離できないリチウムイオンに
よる電解液中のリチウムイオンの低減を補うことがで
き、特性劣化を防止できるため好ましい。この場合、リ
チウム含有遷移金属酸化物の含有量としては、正極中に
0.1〜20質量%であると好ましい。含有量が0.1
質量%未満であるとリチウム含有遷移金属酸化物の添加
の効果が得られず、一方、20質量%を超えると活性炭
電極の特徴である高出力や高信頼性を損なうおそれがあ
る。上記含有量は3〜15質量%であるとさらに好まし
い。
しては、V、Mn、Fe、Co、Ni、ZnおよびWか
らなる群から選ばれる1種以上の遷移金属とリチウムと
の複合酸化物が好ましい。特に好ましいのは、Mn、C
oおよびNiからなる群より選ばれる1種以上とリチウ
ムとの複合酸化物であり、さらに好ましいのはLixC
oyNi(1−y)O2またはLizMn2O4(ただ
し、0<x<2、0≦y≦1、0<z<2)である。
粉末にバインダとしてポリテトラフルオロエチレンを混
合し、混練した後シート状に成形して正極とし、これを
集電体に導電性接着剤を用いて固定する方法がある。ま
た、バインダとしてポリフッ化ビニリデン、ポリアミド
イミド、ポリイミドなどを溶解したワニスに活性炭粉末
を分散させ、この液をドクターブレード法などによって
集電体上に塗工し、乾燥して得てもよい。
ンを吸蔵、脱離しうる電極材料を主体とするものであ
る。このような電極材料としては、特に制限されない
が、炭素材料またはチタン酸リチウムなどが好ましく挙
げられる。
料としては、リチウムイオンが吸蔵されることにより層
間化合物となるものであるとよく、天然黒鉛、人造黒
鉛、石油コークス、メソフェーズピッチ系炭素材料、難
黒鉛性炭素材料、または黒鉛系材料と黒鉛性炭素材料と
の複合材料並びに混合材料などが使用できる。しかし、
活性炭は一般にリチウムイオンを吸蔵、脱離しうる炭素
材料に該当しない。前記炭素材料は、X線回折による
[002]面の面間隔が0.335〜0.410nmで
あると高容量の負極とできるため好ましい。
8nmであると、リチウムイオンの脱離時の電位を卑に
でき、高容量の負極とできるため好ましく、また、前記
面間隔が0.354〜0.395nmであると黒鉛の理
論容量(372mAh/g)以上のリチウム吸蔵能を有
するため、より高容量の負極とでき好ましい。さらに、
前記炭素材料の比表面積は0.5〜20m2/gである
と好ましい。比表面積が20m2/gを超えると、電解
液の分解によって炭素材料表面に形成されるSEI(S
olid Electrolyte Interfac
e)被膜の形成に使用される電荷が多くなりすぎ、クー
ロン効率が低下するおそれがある。
常バインダを含む。バインダとしては、正極に使用でき
るものと同様のものが好ましく使用される。負極全質量
中のバインダ量は1〜20%であると好適である。負極
に黒鉛のような導電性の高い炭素材料を使用した場合
は、正極のように導電性材料を添加しても導電性の向上
はあまりないが、必要に応じて適宜添加してもよい。
方法と同様に、例えば黒鉛系材料とバインダとしてポリ
テトラフルオロエチレンとを混練後、シート状に成形
し、導電性接着剤を用いて集電体に固定する方法があ
る。また、バインダとして、ポリフッ化ビニリデン、ポ
リアミドイミド、ポリイミド、ポリアミドイミドの前駆
体またはポリイミドの前駆体、を溶解させた有機溶媒に
前記炭素材料を分散させ、集電体に塗工し、乾燥、熱処
理させて得る方法もある。負極体の作製方法としては、
いずれの方法でも好ましい。
ポリイミドの前駆体とは、加熱することにより重合して
それぞれポリアミドイミドまたはポリイミドとなるもの
をいう。なお、ポリアミドイミドまたはポリイミドをバ
インダとすると有機溶媒系電解液に対する耐性があり、
また電極から水分を除去するために300℃程度の高温
加熱または減圧下の加熱をしても充分耐性がある。
において、バインダまたはその前駆体を溶解させる溶媒
は限定されないが、溶解性が良好で、入手も容易である
ことからN−メチル−2−ピロリドン(以下、NMPと
いう)が好ましい。上述の過熱温度が200℃以上であ
ると、バインダとして前駆体を用いた場合、重合できる
ため好ましい。加熱処理は窒素、アルゴンなどの不活性
雰囲気または133Pa以下の減圧下が好ましい。
比較例(例2、例3、例11)によりさらに具体的に説
明するが、本発明はこれらにより限定されない。なお、
例1〜11におけるセルの作製はすべて露点が−60℃
以下のアルゴングローブボックス中で行った。
溶融KOH賦活法によって得られた比表面積900m2
/gの活性炭70質量%、導電性カーボンブラック20
質量%、およびバインダとしてのポリテトラフルオロエ
チレン10質量%からなる混合物をエタノールを加えて
混練し、圧延した後、200℃で2時間真空乾燥して正
極シート(厚さ約100μm)を得た。該正極シートを
アルミニウム製集電体(厚さ約100μm)に導電性接
着剤で貼り付け、200℃で15時間真空乾燥させて正
極体を得た。
炭素材料として、X線回折による[002]面の面間隔
0.378nmで、粒子直径19μmの非晶質炭素を使
用し、これに導電材として黒鉛化した気相成長炭素を加
え、ポリフッ化ビニリデン(バインダ)を溶解させたN
MPに分散させた。この分散液を銅製集電体(厚さ約1
8μm)に塗布し乾燥して負極体を得た。負極体中の非
晶質炭素:黒鉛化した気相成長炭素:ポリフッ化ビニリ
デンの質量比は7:1:2であった。この負極体をさら
にロールプレス機でプレスした。
正極体(厚さ約200μm)と負極体(厚さ約40μ
m)とをポリプロピレン製セパレータ(厚さ約80μ
m)を介して対向させ、1mol/LのLiN(SO2
C2F5)2をエチレンカーボネート50体積%とエチ
ルメチルカーボネート50体積%の混合溶媒に溶解した
有機溶媒系電解液に充分な時間含浸させてアルミニウム
製のラミネートパックに封入し、密閉して本二次電源の
セルを作製した。得られたセルの初期容量を4.2Vか
ら2.75Vまでの電圧範囲で電流192mA(20m
A/cm2)と288mA(30mA/cm2)で測定
した。結果を表1に示す。なお、表1において、放電電
流192mAでの容量(mAh)を容量1と、放電電流
288mAでの容量(mAh)を容量2と、それぞれ略
記する。その後、45℃雰囲気で4.2Vから2.75
Vまでの電圧範囲で、充放電電流192mAで500サ
イクルの充放電サイクル試験を行い、初期容量に対する
サイクル試験後の容量減少率(%)を算出した。結果を
表1に示す。
(SO2C2F5)2の代わりにLiBF4を使用した
以外は例1と同様にしてセルを作製し、例1と同様に評
価した。結果を表1に示す。
(SO2C2F5)2の代わりにLiN(SO2C
F3) 2を使用した以外は例1と同様にしてセルを作製
し、例1と同様に評価した。結果を表1に示す。
れた面積10.0cm2の正極体(厚さ約200μm)
と負極体(厚さ約40μm)とをポリプロピレン製セパ
レータ(厚さ約80μm)を介して対向させ、0.9m
ol/LのLiN(SO2CF3)(SO2C2F5)
と0.1mol/LのLiClO4とをエチレンカーボ
ネート50体積%とエチルメチルカーボネート50体積
%の混合溶媒に溶解した有機電解液に充分な時間含浸さ
せてアルミニウム製のラミネートパックに封入し、密閉
して本二次電源のセルを作製した。得られたセルの初期
容量(mAh)を4.0Vから2.0Vまでの電圧範囲
で充放電電流100mA(10mA/cm2)で測定し
た。その後、45℃雰囲気で4.0Vから2.0Vまで
の電圧範囲で、充放電電流100mAで1000サイク
ルの充放電サイクル試験を行い、初期容量に対するサイ
クル試験後の容量減少率(%)を算出した。結果を表2
に示す。
(SO2CF3)(SO2C2F5)の代わりにLiN
(SO2CF3)(SO2C3F7)を使用した以外は
例4と同様にしてセルを作製し、例4と同様に評価し
た。結果を表2に示す。
(SO2CF3)(SO2C2F5)の代わりにLiN
(SO2CF3)(SO2C4F9)を使用した以外は
例4と同様にしてセルを作製し、例4と同様に評価し
た。結果を表2に示す。
ol/LのLiN(SO2CF3)(SO2C2F5)
と0.1mol/LのLiClO4の混合系の代わりに
1.0mol/LのLiN(SO2CF3)(SO2C
2F5)を使用した以外は例4と同様にしてセルを作製
し、例4と同様に評価した。結果を表2に示す。
(SO2CF3)(SO2C2F5)の代わりにLiN
(SO2CF3)(SO2C3F7)を使用した以外は
例7と同様にしてセルを作製し、例4と同様に評価し
た。結果を表2に示す。
(SO2CF3)(SO2C2F5)の代わりにLiN
(SO2CF3)(SO2C4F9)を使用した以外は
例7と同様にしてセルを作製し、例4と同様に評価し
た。結果を表2に示す。
て、炭素材料の代わりにチタン酸リチウム(Li4Ti
5O12)を使用した以外は例4と同様にしてセルを作
製した。電圧範囲を2.8Vから1.5Vまでとした以
外は例4と同様に評価した。結果を表2に示す。
(SO2CF3)(SO2C2F5)の代わりにLiB
F 4を使用した以外は例7と同様にしてセルを作製し、
例4と同様に評価した。結果を表2に示す。
流密度での放電電流において放電容量が大きく、充放電
サイクル信頼性にも優れる二次電源が得られる。
Claims (6)
- 【請求項1】活性炭を主体とする正極と、リチウムイオ
ンを吸蔵、脱離しうる電極材料を主体とする負極と、リ
チウム塩からなる電解質を含む有機溶媒系電解液とを有
する二次電源において、前記リチウム塩がLiN(SO
2Rf1)(SO2Rf2)(Rf1、Rf2はそれぞ
れ独立に炭素数1〜6のパーフルオロアルキル基であ
り、Rf1=Rf2=CF3ではない)を含むことを特
徴とする二次電源。 - 【請求項2】LiN(SO2Rf1)(SO2Rf2)
がLiN(SO2C2F5)2である請求項1記載の二
次電源。 - 【請求項3】前記リチウム塩の前記有機溶媒系電解液中
の濃度が0.5〜2.0mol/Lである請求項1また
は2記載の二次電源。 - 【請求項4】前記有機溶媒系電解液の溶媒がエチレンカ
ーボネート、プロピレンカーボネート、エチルメチルカ
ーボネート、ジメチルカーボネートおよびジエチルカー
ボネートからなる群から選ばれる1種以上である請求項
1、2または3記載の二次電源。 - 【請求項5】前記電極材料が炭素材料である請求項1〜
4のいずれか記載の二次電源。 - 【請求項6】前記炭素材料は、X線回折による[00
2]面の面間隔が0.335〜0.410nmである請
求項1〜5のいずれか記載の二次電源。
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JP2002202972A JP2003208921A (ja) | 2001-07-25 | 2002-07-11 | 二次電源 |
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JP2001224321 | 2001-07-25 | ||
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JP (1) | JP2003208921A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005228730A (ja) * | 2004-01-15 | 2005-08-25 | Asahi Kasei Electronics Co Ltd | 非水系リチウム型蓄電素子 |
JP2008047853A (ja) * | 2006-07-21 | 2008-02-28 | Sony Corp | キャパシタ |
JP2010080325A (ja) * | 2008-09-26 | 2010-04-08 | Asahi Kasei Corp | 非水系リチウム型蓄電素子及びその製造方法 |
-
2002
- 2002-07-11 JP JP2002202972A patent/JP2003208921A/ja active Pending
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