JP2003208917A - 燃料電池システム - Google Patents

燃料電池システム

Info

Publication number
JP2003208917A
JP2003208917A JP2002003519A JP2002003519A JP2003208917A JP 2003208917 A JP2003208917 A JP 2003208917A JP 2002003519 A JP2002003519 A JP 2002003519A JP 2002003519 A JP2002003519 A JP 2002003519A JP 2003208917 A JP2003208917 A JP 2003208917A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel cell
fuel
electrode
stack
cell stack
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002003519A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Taniyama
剛 谷山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2002003519A priority Critical patent/JP2003208917A/ja
Publication of JP2003208917A publication Critical patent/JP2003208917A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料電池スタックを回転する構造とし、回転
する構造であっても、水の除去を良好に行うことにより
発電効率の低減を防止し、しかも加工を容易とする。 【解決手段】 燃料電池システムは、電解質膜2が燃料
極と酸化剤極との間に配置された単電池を少なくとも一
つ有する燃料電池スタックと、燃料極に燃料ガスを供給
する燃料供給管1bと、酸化剤極に酸化剤ガスを供給す
る酸化剤ガス供給管1cとを備える。燃料極、酸化剤極
の少なくとも一方の極板面に対して平行に回転軸1を設
け、回転軸1を中心として燃料電池スタックが回転可能
となっている。回転軸1の内部を経由して燃料ガス、酸
化剤ガス、スタック冷却水が供給される共に燃料ガス、
酸化剤ガス、スタック冷却水が回転軸1の軸心部から回
転半径の方向に流れる流路3a、4a、7aを燃料電池
スタックの内部にそれぞれ形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水素等の燃料ガス
と酸素等の酸化剤ガスとの反応を利用して電気エネルギ
を取り出す燃料電池システムに関する。
【0002】
【従来の技術】特開2001−102081号公報に
は、従来の燃料電池が開示されている。この燃料電池
は、燃料電池スタックの全体を円柱状に形成するととも
に、その周方向に回転可能となっており、回転軸の方向
に沿って単位セルを積層したスタック構造となってい
る。また、円柱状の外面には、空気取り込み用の羽根が
突出しており、燃料電池スタック全体の回転によって外
周部の空気を羽根で取り込み、周縁部から中心部方面へ
の空気供給溝部内に送り込むことによって、正電極(空
気極)に生成する水を押し流しながら、電池外に除去す
る構造となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の燃料電池では、回転する燃料電池スタックの周
縁部に設けられている羽根によって、周縁部から中心部
へと空気が供給されるため、この空気流路中で生成した
水には空気の運動方向と逆の方向に遠心力が作用する。
このため、空気流路内における水の移動速度が小さくな
り、これにより、水の除去性能の向上が困難となり、結
果として燃料電池の発電効率が低くなる問題点がある。
【0004】また、燃料電池スタックの回転軸の軸線方
向に単位セルを積層する構造のため、正負の両極板、電
解質膜、空気と水素ガスの供給用溝が形成されたプレー
ト部(セパレータ)の全てを円盤状に製作する必要があ
る。しかしながら、円盤形状への加工では、一般的及び
汎用的な長方形形状に比べて特殊な製造工程が要求され
る。このため、製造が面倒であり、しかも製造コストを
低くすることが難しい問題も有している。
【0005】本発明は、このような従来の問題点を考慮
してなされたものであり、燃料電池スタックが回転する
構造であっても、水の除去を良好に行って発電効率の低
減を防止することができると共に、加工が容易な燃料電
池システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明の燃料電池システムは、電解質
膜が燃料極と酸化剤極との間に配置された単電池を少な
くとも一つ有する燃料電池スタックと、前記燃料極に燃
料ガスを供給する燃料供給管と、前記酸化剤極に酸化剤
ガスを供給する酸化剤ガス供給管とを備えた燃料電池シ
ステムであって、前記燃料極、酸化剤極の少なくとも一
方の極板面に対して平行に回転軸を設け、この回転軸を
中心として燃料電池スタックが回転可能となっており、
前記回転軸の内部を経由して燃料ガス、酸化剤ガス、ス
タック冷却水が供給される共に燃料ガス、酸化剤ガス、
スタック冷却水が前記回転軸の軸心部から回転半径の方
向に流れる流路を前記燃料電池スタックの内部にそれぞ
れ形成したことを特徴とする。
【0007】請求項1記載の発明では、燃料ガス、酸化
剤ガス、スタック冷却水が回転軸の軸心部から回転半径
の方向に流れる流路を燃料電池スタックの内部に形成し
ているため、燃料ガス流路中あるいは酸化剤ガス流路中
で凝縮または生成した水に対し、燃料電池スタックの回
転による遠心力を作用させることができる。この遠心力
を有効に利用することにより、水を回転半径の周縁方向
(外側方向)に除去することができるため、燃料極と酸
化剤極の両極板上への水の付着が抑制される。従って、
極板での電気化学反応の有効面積を常に大きく確保し続
けることができ、燃料電池スタックの発電効率を常に高
く維持することが可能となる。
【0008】また、請求項1記載の発明では、燃料電池
スタックの回転軸の軸線方向に対し、単位セルの極板の
方向を平行としているため、回転軸と極板面とが交差す
ることがない。このため、燃料電池を構成する単位セル
としては、汎用性のある長方形形状はもちろん、どのよ
うな形状でも回転軸周りに配置可能となり、加工が容易
で、安価に提供することが可能となる。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の燃
料電池システムであって、前記回転軸に対して、放射状
に単電池が配置されていることを特徴とする。
【0010】請求項2記載の発明では、全ての単位セル
が回転軸に対して軸対称の関係を保って配置されるた
め、各単位セルの水除去性能と、燃料ガス、酸化剤ガス
及びスタック冷却水の分配性能を均一化することができ
る。これにより、各単位セルでの電気化学反応による発
生電圧、発生熱、電解質膜および極板への負荷を均一化
することができるため、結果として燃料電池システムの
安定性が向上する。また、燃料電池スタックを回転させ
ても、停止時と容積が変わらないため、無駄な空間を必
要とすることがなくなる。このため、燃料電池システム
の設置の際のスペースを有効に活用することができる。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の燃料電池システムであって、前記単電池における
それぞれの燃料極および酸化剤極の極板上に付着してい
る水の量または水の付着面積あるいはこれらの特性を示
すデータを検出する検出手段と、検出手段からのデータ
に基づき前記極板上の付着水量または付着面積が大きく
なるにつれて、前記回転軸を中心として回転する燃料電
池スタックの回転数を高めるように制御する制御手段と
を備えていることを特徴とする。
【0012】請求項3記載の発明では、単電池における
それぞれの燃料極および酸化剤極の極板上に付着してい
る水の量等のデータを検出し、この検出結果に基づき、
極板上の付着水量等が大きくなるにつれて、燃料電池ス
タックの回転数を高めるように制御するため、燃料電池
スタックに付与する回転の動力としては、極板上の付着
水を除去するための必要最低限で済む。このため、燃料
電池システム全体でのエネルギ効率を高めることができ
る。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項1〜3のい
ずれかに記載の燃料電池システムであって、前記燃料電
池スタックの回転外周部に燃料ガス、酸化剤ガスのそれ
ぞれ個別の集合空間を備えると共に、前記集合空間から
燃料電池スタックの回転半径外側方向に向かって内部の
水を放出可能な弁を備えていることを特徴とする。
【0014】請求項4記載の発明では、各単位セルの燃
料ガス流路、酸化剤ガス流路から取り除かれた水がそれ
ぞれの集合空間内に集められる。集められた水は、燃料
電池スタックが回転することによって、ガスと水の密度
の差により作用する遠心力の差によって集合空間内の回
転半径方向の内壁に沿うように存在する。この状態に対
して、弁を開くことにより、水に作用する遠心力を利用
して燃料電池スタックの外に水だけを選択的に除去する
ことができる。これにより、燃料ガスと酸化剤ガスの利
用率を高めることが可能となって、燃料消費率を低くす
るができ、燃料電池システムの運転時の経済性を高める
ことができる。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項4記載の燃
料電池システムであって、前記集合空間内の水を放出可
能な弁は、前記燃料電池スタックの回転数が高くなるに
つれて弁開度が大きくなるように設定されていることを
特徴とする。
【0016】請求項5記載の発明によれば、燃料電池ス
タックの回転数が高くなるにつれて弁の開度が大きくな
るため、燃料ガス、酸化剤ガスのそれぞれの集合空間内
に集められた水を燃料電池スタックの外に放出する際の
速度を、燃料電池スタックの回転数の調整によって制御
することができる。例えば、集合空間内に流れ込む水量
が急に増えた場合には、燃料電池スタックの回転速度を
増大させることにより、水に作用する遠心力を大きくし
て燃料電池スタック外への流出速度を大きくなるように
制御する。また、燃料電池スタックの回転速度を増大さ
せることにより、弁の開度も大きくなるため、放出流量
を大きくすることができる。これにより、集合空間内の
水を速やかに除去することが可能となり、その結果、燃
料電池システムの運転状態が要求負荷の変化などの理由
により急変した場合でも、水除去性能を常に高く維持す
ることができるため、燃料電池システムの運転応答性が
向上する。
【0017】請求項6記載の発明は、請求項1〜5のい
ずれかに記載の燃料電池システムであって、前記燃料ガ
スまたは酸化剤ガスを供給する圧縮機の回転軸から前記
燃料電池スタックへ回転動力を伝達する構造となってい
ることを特徴とする。
【0018】請求項6記載の発明によれば、燃料ガスま
たは酸化剤ガスを供給する圧縮機の回転軸から燃料電池
スタックへ回転動力を伝達することができるため、燃料
電池スタック専用の回転力発生装置が不要となる。この
ため、製造が容易となってコストが低減できると共に、
大型化することがないため設置スペースが小さくなる共
に、軽量とすることができる。
【0019】
【発明の効果】請求項1の記載の発明によれば、燃料電
池スタックの内部に形成した流路によって燃料ガス、酸
化剤ガス、スタック冷却水が回転軸の軸心部から回転半
径の方向に流れるため、燃料ガス流路中あるいは酸化剤
ガス流路中で凝縮または生成した水を、燃料電池スタッ
クの回転による遠心力を利用して回転半径の周縁方向に
除去することができる。このため、燃料極と酸化剤極の
両極板上への水の付着が抑制され、極板での電気化学反
応の有効面積を常に大きく確保し続けることができ、燃
料電池スタックの発電効率を常に高く維持することが可
能となる。
【0020】また、燃料電池スタックの回転軸の軸線方
向に対し、単位セルの極板の方向を平行としているた
め、回転軸と極板面とが交差することがなく、長方形形
状を始めとしたどのような形状の単位セルであっても回
転軸周りに配置可能となる。これにより、加工が容易
で、安価に提供することが可能となる。
【0021】請求項2の記載の発明によれば、請求項1
の発明の効果に加えて、全ての単位セルが回転軸に対し
て軸対称の関係を保って配置されるため、各セルの水除
去性能や、燃料ガス、酸化剤ガス、スタック冷却水の分
配性能を均一化することができ、これにより、各単位セ
ルでの電気化学反応による発生電圧、発生熱、電解質膜
および極板への負荷を均一化できる。これにより、結果
として燃料電池システムの安定性を高めることができ、
信頼性が向上すると共に寿命を延ばすことが可能とな
る。
【0022】また、請求項2の発明では、燃料電池スタ
ックを回転させても、停止時と容積が変わらないため、
無駄な空間を必要とすることがなくなり、燃料電池シス
テム設置の際のスペースを有効に活用することができ
る。
【0023】請求項3の記載の発明によれば、請求項1
及び2の発明の効果に加えて、単電池におけるそれぞれ
の燃料極および酸化剤極の極板上に付着している水に関
するデータを検出し、極板上の付着水量等が大きくなる
につれて、燃料電池スタックの回転数を高めるように制
御するため、極板上の付着水を除去するための必要最低
限の動力で燃料電池スタックを回転させれば良く、この
ため、燃料電池システム全体でのエネルギ効率を高める
ことができる。
【0024】請求項4の記載の発明によれば、請求項1
〜3の発明の効果に加えて、各単位セルの燃料ガス流
路、酸化剤ガス流路から取り除かれた水がそれぞれの集
合空間内に集められると共に、燃料電池スタックの回転
に伴うガスと水の密度の差による遠心力の差により、集
合空間内の回転半径方向の内壁に沿うように存在し、こ
の状態に対して、弁を開くことにより水に作用する遠心
力を利用して水だけを燃料電池スタックの外に選択的に
除去することができる。従って、燃料ガスと酸化剤ガス
の利用率を高めることが可能となって、燃料消費率を低
くするができ、燃料電池システムの運転時の経済性を高
めることができる。
【0025】請求項5の記載の発明によれば、請求項1
〜4の発明の効果に加えて、燃料ガス、酸化剤ガスのそ
れぞれの集合空間内に集められた水を燃料電池スタック
の外に放出する際の速度を、燃料電池スタックの回転数
の調整によって制御することにより、例えば、集合空間
内に流れ込む水量が急に増えた場合には、回転速度を増
大させて水に作用する遠心力を大きくして燃料電池スタ
ック外への流出速度を大きくし、さらに、燃料電池スタ
ックの回転速度を増大させることにより、弁の開度も大
きくすることにより放出流量を大きくすることができ
る。これにより、集合空間内の水を速やかに除去するこ
とが可能となり、燃料電池システムの運転状態が要求負
荷の変化などの理由により急変した場合でも、水除去性
能を常に高く維持することができ、このため、燃料電池
システムの運転応答性が向上する。
【0026】請求項6の記載の発明によれば、請求項1
〜5の発明の効果に加えて、燃料ガスまたは酸化剤ガス
を供給する圧縮機の回転軸から燃料電池スタックへ回転
動力を伝達することができるため、燃料電池スタック専
用の回転力発生装置が不要となり、製造が容易となって
コストが低減できると共に、大型化することがないため
設置スペースが小さり、軽量とすることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示する実施の形
態により、具体的に説明する。なお、各実施の形態にお
いて、同一機能を有する部材には同一の符号を付して説
明する。
【0028】(第1実施の形態)図1〜図3は、本発明
の第1の実施の形態を示し、図1は燃料電池システムの
全体を示す斜視図、図2は図1のA−A線断面図、図3
は図1のB−B線断面図である。
【0029】図1に示すように、燃料電池スタック10
0は、回転軸1を有し、この回転軸1を軸心として矢印
M方向に回転可能となっている。燃料電池スタック10
0の回転軸1は三重管構造となっており、中心部から外
側へ向けて順に、冷却水が供給されるスタック冷却水供
給管1a、燃料ガスが供給される燃料ガス供給管1b、
酸化剤ガスが供給される酸化剤ガス供給管1cとなって
いる。
【0030】燃料電池スタック100では、図3に示す
ように、回転軸1に対して平行な方向に沿ってセル負電
極12及びセル正電極13の各面が位置するように固定
されている。すなわち、セル負電極12とセル正電極1
3に挟まれている電解質膜2の面と、回転軸1との方向
が平行の関係を保つようにこれらが固定されている。電
解質膜2に対し、酸化剤ガス流路4を有するカソード側
セパレータ6が正電極13側に密着されており、燃料ガ
ス流路3を有するアノード側セパレータ5が負極12側
に密着されている。
【0031】図1に示すように、酸化剤ガス流路4、燃
料ガス流路3及びスタック冷却水流路7は、燃料電池ス
タック100の内部に設けられると共に、それぞれが回
転軸1の酸化剤ガス供給管1c、燃料ガス供給管1b及
びスタック冷却水供給管1aに接続されている。また、
酸化剤ガス流路4、燃料ガス流路3及びスタック冷却水
流路7は、回転軸1の軸心部から燃料電池スタックの回
転半径の方向に向かって延びており、供給されたそれぞ
れの流体が回転軸1から半径方向に流れるようになって
いる。
【0032】そして、三重管構造の回転軸1内から供給
された酸化剤ガスは、酸化剤ガス流路4を通る際に正電
極13に到達し、また回転軸1内から供給された燃料ガ
スは燃料ガス流路3を通る際に負電極12に到達し、こ
れにより、電解質膜2を挟んで電気化学的反応を起こし
て電力を発生させる。
【0033】この実施の形態では、回転軸1の回りに一
直線上に2つの単電池を配置してあり、図3に示すよう
に、一方の負電極12から一直線上におけるもう一方の
正電極13の間を導電線14で接続することにより二層
のスタック構造としている。電位的な層の最上部の正電
極13には、燃料電池スタック100で発生した電力を
外部に取り出すためのスタック正電極8が設置される一
方、電位的な層の最下部の負電極12にはスタック負電
極9が設置されている。また、電位的な層の最上部の電
極と最下部の電極間は、電気的に絶縁されている。
【0034】図2に示すように、燃料電池スタック10
0の外側には、円筒上の正電極10と円筒状の負電極1
1とが同心円状に配置されており、これらの電極10、
11のそれぞれに接触するようにスタック正電極8及び
スタック負電極9が回転半径方向に位置ずれした状態で
燃料電池スタック100の外側面に設けられている。
【0035】回転軸1の中心部のスタック冷却水供給管
1aから供給されたスタック冷却水は、アノード側セパ
レータ5またはカソード側セパレータ6中に設けられた
スタック冷却水流路7を流れる際に、電解質膜2を挟ん
で行われる電気化学反応の余分な反応熱を奪って、電池
外に排出する。このことにより、電池温度を適正に保つ
作用を奏する。
【0036】この実施の形態の構成によれば、燃料電池
の発電中に、供給ガス中の水分の凝縮水あるいは電池内
の反応によって燃料ガス流路4内または酸化剤ガス流路
5内で生成水が発生した場合でも、燃料ガス、酸化剤ガ
スが回転軸1の中心から外側に向かって流れる流路を有
しているため、燃料電池スタック100を回転軸1のま
わりに回転させることにより水に遠心力を作用させるこ
とができ、これにより、燃料電池の外に水を除去するこ
とができる。このように、正電極13と負電極12の両
極板上への水の付着が抑制されるため、電気化学反応を
起こさせる極板の有効面積を常に大きく確保し続けるこ
とができ、燃料電池の発電効率を常に高く維持できる。
【0037】さらに、燃料電池スタック100の回転軸
1の方向に対して、その極板面の方向を平行にした状態
で回転軸1周りに単位セルを配置しているため、燃料電
池スタック100の回転軸1と極板面とが交差すること
がない。このため、単位セルとして、汎用性のある長方
形形状はもちろん、どのような形状でも回転軸周りに配
置可能となるばかりでなく、加工が容易で、安価に提供
することが可能となる。
【0038】なお、この実施の形態では、回転軸1を燃
料極または酸化剤極のいずれか一方に対して平行に配置
してもよい。
【0039】(第2実施の形態)図4は、本発明の第2
実施の形態の燃料電池システムの全体斜視図、図5は図
4のC−C線断面図である。
【0040】この実施の形態において、燃料電池スタッ
ク200の回転軸1の構造は第1の実施の形態と同様と
なっているが、扇型セパレータ15を用いるものであ
り、この扇型セパレータ15に対して、電解質膜2を交
互に組み合わせて円柱形状の燃料電池スタック200と
している。
【0041】それぞれの扇型セパレータ15の内部に
は、燃料ガス流路3、酸化剤ガス流路4及びスタック冷
却水流路7が設けられている。燃料ガス流路3、酸化剤
ガス流路4及びスタック冷却水流路7は、回転軸1の燃
料ガス供給管1b、酸化剤ガス供給管1c、スタック冷
却水供給管1aのそれぞれに接続されていると共に、扇
型セパレータ15内で、回転軸1の軸心部から回転半径
の方向に延びる用に設けられている。
【0042】この実施の形態では、回転軸1の回りに8
つの単電池を配置してある。単電池を構成する扇型セパ
レータ15は、導電性の材料によって作製されており、
隣り合う単電池を直列に接続している。そして、一番目
の単電池と八番目の単電池の間のセパレータ15には、
電気絶縁膜16が設けられ、一番目の単電池の正電極1
3には、燃料電池スタック200で発生した電力を外部
に取り出すためのスタック正電極8が設けられ、また、
八番目の単電池の負電極12にはスタック負電極9が設
置されている。
【0043】このような構成では、第1の実施の形態と
同様な作用を有しているのに加えて、回転軸1に対し
て、放射状に単電池を配置してあるため、全ての単位セ
ルが回転軸1に対して常に軸対称の関係を保つ。このた
め、燃料電池スタックの回転時に各単位セルの水除去性
能と、燃料ガス、酸化剤ガス、スタック冷却水の分配性
能とを均一化することができる。これにより、各単位セ
ルでの電気化学反応による発生電圧、発生熱、電解質膜
および極板への負荷を均一化できるので、結果として燃
料電池システムの安定性が高められ、信頼性も向上し、
寿命を延ばすことが可能となる。
【0044】さらに、燃料電池スタック200を回転さ
せても、停止時と容積が変わらないため、燃料電池シス
テムの設置の際のスペースを有効に活用することができ
る。
【0045】(第3の実施の形態)図6〜図9は、本発
明の第3実施の形態を示す。この実施の形態では、単電
池におけるそれぞれの燃料極および酸化剤極の極板上に
付着している水の量または水の付着面積あるいはこれら
の特性を表示するデータを検出し、極板上の付着水量ま
たは付着面積が大きくなるにつれて、回転軸1を中心と
して回転する燃料電池スタックの回転数を高めるように
制御するものである。
【0046】図8は、この実施の形態における燃料電池
システムの構成を示している。セル電圧検出装置20
は、回転している燃料電池スタック17を構成する各単
位セルの発生電圧を検出する。検出された各セルの電圧
信号はコントロールユニット19に出力されることによ
って、演算処理の後、対応するスタック要求回転数にす
るための回転数制御信号を、スタック回転手段18に送
信して回転数制御を行なうようになっている。
【0047】なお、図6は、この実施の形態における制
御要求値を求める際に必要な単位セルの極板上の水付着
面積と、そのセルでの発生電圧の関係を示している。図
6に示すように、燃料ガスあるいは酸化剤ガスが燃料電
池スタック内の各流路3、4を通過する際に、供給ガス
中の水分の凝縮水や、電池内での反応による生成水が電
極表面に付着して覆う面積が大きくなるにつれて、発電
反応を阻害するため、そのセルでの発生電圧が低くな
る。
【0048】また、図7は、この実施の形態における遠
心力によって、水を除去するための燃料電池スタックの
要求回転数との関係を示している。水が極板表面に付着
して覆う面積が大きくなり、これにつれて、水に作用す
る遠心力を増加させて水除去性能を高める必要がある。
このため、スタックの要求回転数も高くなる関係となる
ように制御するものである。
【0049】図6及び図7で示す関係を考慮し、この実
施の形態では、極板面上の水付着面積を直接測定する代
りに、その特性を表す各セルの発生電圧を測定し、この
値が低くなるにつれて対応する回転数より燃料電池スタ
ックを回転させる制御を行なう。
【0050】図9はこの実施の形態における燃料電池ス
タックの回転数を制御するフローチャートである。図9
に示すように、まず、ステップS1で各セルの発生電圧
を読み込み、ステップS2で各セルの電圧が1時間ステ
ップ前の値と比較される。比較の結果、その差が許容変
化幅以内であれば、水除去性能を変更する必要なしとし
て、ステップS3に移って現在の電圧値を1時間ステッ
プ前の値としてメモリ内に格納する。一方、ステップS
2において、差が許容変化幅を超えた場合には、水除去
性能の変更する必要ありとして、ステップS4に移行す
る。ステップS4では、現在のセル電圧値に対応するス
タック回転数制御信号に変更し、現在の電圧値を1時間
ステップ前の値としてメモリ内に格納する。
【0051】このような実施の形態では、燃料電池スタ
ック17に与える回転の動力が、極板上の付着水を除去
するために必要な最低限の動力で済むため、燃料電池シ
ステム全体でのエネルギ効率を高くすることが可能とな
る。
【0052】(第4の実施の形態)図10は、本発明の
第4の実施の形態の燃料電池システムを示す断面図であ
る。
【0053】この実施の形態においても、燃料ガス、酸
化剤ガス、スタック冷却水が、回転軸1における燃料ガ
ス供給管1b、酸化剤ガス供給管1c、スタック冷却水
供給管1aのそれぞれから供給される。燃料電池スタッ
クの内部では、燃料ガス流路3、酸化剤ガス流路4及び
スタック冷却水流路7が回転軸1の軸心部から回転半径
の方向にそれぞれ延びている。これらの流路は、回転軸
1の軸方向に沿って外周部に設けられた集合空間3a、
4a、7aに連通している。なお、燃料ガス供給管1
b、酸化剤ガス供給管1c及びスタック冷却水供給管1
aにおける回転軸1の終端部分には、水及びガス不透過
性のエンドプレート21によって塞がれている。
【0054】また、燃料ガス流路3と連通する燃料ガス
の集合空間3aには、燃料電池スタックの外部と連通す
る流路が形成されており、この流路には開閉調整が可能
な水放出弁23が取り付けられている。従って、燃料電
池の発電中に燃料ガス流路3側の集合空間3aに集めら
れた水は、水放出弁23の開閉を制御することにより、
燃料電池の外に配置することができる。
【0055】酸化剤ガス流路4と連通する酸化剤ガスの
集合空間4aには、燃料電池スタックの外部と連通する
通路が形成されており、この流路には開閉調整可能な水
放出弁22が設けられている。これにより燃料電池の発
電中に燃料ガス流路3側の集合空間3aに集められた水
は、水放出弁22の開閉を制御することにより、燃料電
池の外に配置することができる。
【0056】このような実施の形態において、燃料電池
スタックが回転しているときには、ガスと水の密度の差
によって作用する遠心力の差により集められた水は、集
合空間4a、3a内の回転半径方向の内壁に沿うように
存在する。このとき、水放出弁22または23を開くこ
とにより、水に作用する遠心力を利用して燃料電池スタ
ックの外に水だけを選択的に除去することができる。こ
れにより、燃料ガスと酸化剤ガスの利用率を高めること
が可能となり、燃料消費率を低くすることができ、結果
として、燃料電池システムの運転時の経済性を高めるこ
とができる。
【0057】(第5の実施の形態)図11及び図12
は、本発明の第5実施の形態における燃料電池システム
の水放出を行う弁の動作を示している。
【0058】燃料電池スタックの外殻29上には、燃料
電池スタック内部の燃料ガスもしくは酸化剤ガスの集合
空間3a、4a(図10参照)と、スタックの殻外とを
連通する連絡流路28が開口している。この連絡流路2
8は弁24によって開閉可能となっている。
【0059】また、連絡流路28上には弁座部26が覆
っている。弁座部26は外殻29から立ち上がってお
り、その側面には開口26aが形成されている。また弁
座部26の内部には弁ばね27が取り付けられており、
上述した弁24はこの弁ばね27に取り付けられること
により、弁ばね27の付勢力で連絡流路28を封鎖する
ようになっている。なお、連絡流路28の周囲にはリン
グ状のシール部材25が設けられている。
【0060】この実施の形態では、燃料電池スタックの
回転速度を高めることによって、弁24に対して弁ばね
27の押し付け力と逆向きに作用する遠心力が大きくな
るため、弁24が開く。そして、回転速度が大きくなる
のにつれて、弁24の開度が大きくなる。
【0061】このような構造では、燃料電池スタックの
回転外周部の燃料ガス、酸化剤ガスのそれぞれ個別の集
合空間3a、4a内に集められた水を燃料電池外に放出
する速度を、燃料電池スタックの回転数を調整すること
により制御することができる。すなわち、各ガス流路に
ある集合空間内3a、4aに流れ込む水量が急に増えた
場合に、燃料電池スタックの回転速度を上げることで水
に作用する遠心力が大きくなり、これにより電池外への
流出速度が大きくなる効果に加え、弁24の開度も大き
くなる。このため、さらに一層、水の放出流量を大きく
することができるため、すばやく集合空間内の水を除去
することが可能となる。従って、例えば、燃料電池シス
テムの運転状態が要求負荷の変化などの理由により急変
した場合でも、水除去性能を常に高く維持することがで
き、燃料電池システムの運転応答性が向上する。
【0062】(第6の実施の形態)図13及び図14は
本発明の第6実施の形態を示し、燃料電池スタック17
に対して酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス流路38が取
り付けられている。酸化剤ガス流路38は、圧縮機33
及び圧縮機33に取り付けられた回転ばね33aを内部
に有しており、圧縮機33の回転により酸化剤ガスを燃
料電池スタック17の酸化剤ガス流路4に供給するよう
になっている。
【0063】この実施の形態では、圧縮機33が圧縮機
モータ32によって回転させられるようになっており、
この圧縮機33の回転軸から減速機34とクラッチ軸継
手35を介して、燃料電池スタック17の回転軸へ回転
動力が伝えられる。
【0064】また、各単位セルの発生電圧を検出するセ
ル電圧検出装置20からの各セル電圧信号、スタック回
転数検出器30からのスタック回転数信号、圧縮機モー
タ回転数検出器31からの圧縮機モータ回転数信号がコ
ントロールユニット19内に取り込まれる。コントロー
ルユニット19では、演算処理の後、適切なクラッチ面
圧制御信号をクラッチ軸継手35に送信し、これによ
り、クラッチ部の摩擦力を変化させる。これにより伝達
する軸動力を変化させて、燃料電池スタックの回転数制
御を行う。
【0065】図14は、この実施の形態における燃料電
池スタックの回転数を制御するためのフローチャートで
ある。図14に示すように、各セルの発生電圧を読み込
み(ステップ11)、各セルの電圧が1時間ステップ前
の値と比較され(ステップ12)、その差が許容変化幅
以内であれば、水除去性能を変更する必要なしとして、
現在の電圧値を1時間ステップ前の値としてメモリ内に
格納する(ステップ13)。
【0066】一方、ステップS12において、差が許容
変化幅を超えた湯合には、水除去性能の変更する必要あ
りとして、現在のセル電圧値に対応するスタック回転数
目標値Ntを決定し、現在の電圧値を1時間ステップ前
の値としてメモリ内に格納する(ステップ23)。
【0067】次に、ステップS24に移り、現在の圧縮
機モータの回転数とスタック回転数Ncの読み込みを行
ない、燃料電池スタックの現在の回転数Ncが目標回転
数Ntより小さいかどうかを判定する(ステップ2
5)。そして、ステップ25において、回転数Ncが目
標回転数Ntより小さいと判定された場合には、クラッ
チ面圧を増加させて、スタックの回転数を高める制御を
行なう(ステップ26)。
【0068】一方、ステップS25において、現在のス
タック回転数Ncが目標回転数Ntと比較して等しい
か、もしくは大きいと判定した場合には、ステップS3
6に移行する。ステップS36では、NcがNtを超過
しているのか、それとも等しいのかについて比較する。
超過していると判定された場合にはステップS37でク
ラッチ面圧を減少させて、スタックの回転数を低くする
制御を行ない、ステップS36で等しいと判定された場
合にはステップS47に移行して現在のクラッチ面圧を
維持するように制御を行なう。
【0069】このような実施の形態では、酸化剤ガスの
圧縮機33の回転軸から減速機34とクラッチ式軸継手
35を介して燃料電池スタックの回転動力を伝達するこ
とができ、かつクラッチ面圧を調整することにより伝達
される回転動力を変化させることができる。これによ
り、燃料電池スタックの回転数を任意の設定値とするこ
とが可能となり、燃料電池スタックの水除去性能を高く
維持することができる。これに加えて、燃料電池スタッ
ク専用の回転動力発生装置が不要となるため、製造コス
ト面、重量面、スペース面でより有利な燃料電池システ
ムとすることができる。
【0070】なお、この実施の形態では酸化剤ガス流路
38を燃料電池スタックに接続しているが、これに限ら
ず燃料ガスを供給する燃料ガス流路を燃料電池スタック
に接続しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態の燃料電池システムを
示す斜視図である。
【図2】図1におけるA−A線断面図である。
【図3】図1におけるB−B線断面図である。
【図4】本発明の第2実施の形態の燃料電池システムを
示す斜視図である。
【図5】図4におけるC−C線断面図である。
【図6】本発明の第3実施の形態における水付着面積と
発電電圧との関係を示す特性図である。
【図7】本発明の第3実施の形態における水付着面積と
燃料電池スタックの回転数との関係を示す特性図であ
る。
【図8】本発明の第3実施の形態の燃料電池システムを
示すブロック図である。
【図9】本発明の第3実施の形態の制御を説明するフロ
ーチャートである。
【図10】本発明の第4実施の形態の燃料電池システム
を示す断面図である。
【図11】本発明の第5実施の形態の燃料電池システム
における弁の動作を説明する断面図である。
【図12】本発明の第5実施の形態における弁の動作の
断面図である。
【図13】本発明の第6実施の形態の燃料電池システム
を示す断面図である。
【図14】第6実施の形態の制御を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
1 回転軸 1a スタック冷却水供給管 1b 燃料ガス供給管 1c 酸化剤ガス供給管 2 電解質膜 3 燃料ガス流路 3a 燃料ガスの集合空間 4 酸化剤ガス流路 4a 酸化剤ガスの集合空間 7 冷却水流路 17 燃料電池スタック 24 弁 100、200 燃料電池スタック

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電解質膜が燃料極と酸化剤極との間に配
    置された単電池を少なくとも一つ有する燃料電池スタッ
    クと、前記燃料極に燃料ガスを供給する燃料供給管と、
    前記酸化剤極に酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給管
    とを備えた燃料電池システムであって、 前記燃料極、前記酸化剤極の少なくとも一方の極板面に
    対して平行に回転軸を設け、該回転軸を中心として前記
    燃料電池スタックが回転可能とされ、前記回転軸の内部
    を経由して燃料ガス、酸化剤ガス、スタック冷却水が供
    給される共に燃料ガス、酸化剤ガス、スタック冷却水が
    前記回転軸の軸心部から回転半径の方向に流れる流路を
    前記燃料電池スタックの内部にそれぞれ形成したことを
    特徴とする燃料電池システム。
  2. 【請求項2】 前記回転軸に対して、放射状に単電池が
    配置されていることを特徴とする請求項1記載の燃料電
    池システム。
  3. 【請求項3】 前記単電池におけるそれぞれの前記燃料
    極および前記酸化剤極の極板上に付着している水の量の
    データまたは水の付着面積のデータあるいはこれらの特
    性を示すデータを検出する検出手段と、前記検出手段か
    らのデータに基づき前記極板上の付着水量または付着面
    積が大きくなるにしたがって、前記回転軸を中心として
    回転する前記燃料電池スタックの回転数を高めるように
    制御する制御手段とを備えていることを特徴とする請求
    項1または2記載の燃料電池システム。
  4. 【請求項4】 前記燃料電池スタックの回転外周部に燃
    料ガス、酸化剤ガスのそれぞれ個別の集合空間を備える
    と共に、前記集合空間から前記燃料電池スタックの回転
    半径外側方向に向かって内部の水を放出可能な弁を備え
    ていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
    の燃料電池システム。
  5. 【請求項5】 前記集合空間内の水を放出可能な弁は、
    前記燃料電池スタックの回転数が高くなるにつれて弁開
    度が大きくなるように設定されていることを特徴とする
    請求項4記載の燃料電池システム。
  6. 【請求項6】 前記燃料ガスまたは酸化剤ガスを供給す
    る圧縮機の回転軸と、前記燃料電池スタックとは連動回
    転可能に設けられていることを特徴とする請求項1〜5
    のいずれかに記載の燃料電池システム。
JP2002003519A 2002-01-10 2002-01-10 燃料電池システム Pending JP2003208917A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002003519A JP2003208917A (ja) 2002-01-10 2002-01-10 燃料電池システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002003519A JP2003208917A (ja) 2002-01-10 2002-01-10 燃料電池システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003208917A true JP2003208917A (ja) 2003-07-25

Family

ID=27643086

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002003519A Pending JP2003208917A (ja) 2002-01-10 2002-01-10 燃料電池システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003208917A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1641064A1 (de) * 2004-09-15 2006-03-29 Airbus Deutschland GmbH Brennstoffzellensystem
WO2007087772A1 (de) * 2006-02-01 2007-08-09 Forschungszentrum Jülich GmbH Brennstoffzellensystem und verfahren zum betreiben desselben
JP2008257889A (ja) * 2007-03-30 2008-10-23 Equos Research Co Ltd 燃料電池システム
JP2009081036A (ja) * 2007-09-26 2009-04-16 Casio Comput Co Ltd 通気装置、発電ユニット及び電子機器
JP2010055995A (ja) * 2008-08-29 2010-03-11 Honda Motor Co Ltd 燃料電池スタック及びその設置方法
US7807315B2 (en) 2004-09-15 2010-10-05 Airbus Deutschland Gmbh Rotable fuel cell system
JP2010536120A (ja) * 2007-08-03 2010-11-25 ナノダイナミクス エナジー, インコーポレイテッド 改善されたガスのチャネル搬送および熱交換を有する固体酸化物燃料電池システム
WO2021080137A1 (ko) * 2019-10-25 2021-04-29 주식회사 엘지화학 일방향으로 두께가 감소하는 단위 셀이 방사형으로 집합된 구조를 포함하는 이차전지 및 이를 포함하는 디바이스
KR20210104333A (ko) * 2020-02-17 2021-08-25 동명대학교산학협력단 회전형 연료전지
CN114023987A (zh) * 2021-10-29 2022-02-08 华中科技大学 一种基于旋转套装锥面的风冷质子交换膜燃料电池单元组
KR102507195B1 (ko) * 2022-09-14 2023-03-08 한국자동차연구원 연료 전지 장치

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1641064A1 (de) * 2004-09-15 2006-03-29 Airbus Deutschland GmbH Brennstoffzellensystem
US7807315B2 (en) 2004-09-15 2010-10-05 Airbus Deutschland Gmbh Rotable fuel cell system
WO2007087772A1 (de) * 2006-02-01 2007-08-09 Forschungszentrum Jülich GmbH Brennstoffzellensystem und verfahren zum betreiben desselben
JP2008257889A (ja) * 2007-03-30 2008-10-23 Equos Research Co Ltd 燃料電池システム
JP2010536120A (ja) * 2007-08-03 2010-11-25 ナノダイナミクス エナジー, インコーポレイテッド 改善されたガスのチャネル搬送および熱交換を有する固体酸化物燃料電池システム
JP2009081036A (ja) * 2007-09-26 2009-04-16 Casio Comput Co Ltd 通気装置、発電ユニット及び電子機器
JP2010055995A (ja) * 2008-08-29 2010-03-11 Honda Motor Co Ltd 燃料電池スタック及びその設置方法
WO2021080137A1 (ko) * 2019-10-25 2021-04-29 주식회사 엘지화학 일방향으로 두께가 감소하는 단위 셀이 방사형으로 집합된 구조를 포함하는 이차전지 및 이를 포함하는 디바이스
KR20210104333A (ko) * 2020-02-17 2021-08-25 동명대학교산학협력단 회전형 연료전지
KR102312048B1 (ko) * 2020-02-17 2021-10-13 동명대학교산학협력단 회전형 연료전지
CN114023987A (zh) * 2021-10-29 2022-02-08 华中科技大学 一种基于旋转套装锥面的风冷质子交换膜燃料电池单元组
KR102507195B1 (ko) * 2022-09-14 2023-03-08 한국자동차연구원 연료 전지 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003208917A (ja) 燃料電池システム
CA2107941C (en) Component for installation in a process control apparatus
CA2281369A1 (en) Fuel cell stack
AU5396698A (en) Integrated reactant and coolant fluid flow field layer for fuel cell with membrane electrode assembly
JP2000506667A (ja) 固形電解質の共流平面燃料セルスタツク構造体
JP4686814B2 (ja) 燃料電池装置
US7306873B2 (en) Method and apparatus for changing the direction of fluid flow in fuel cell flow fields
US6964824B2 (en) Fuel cell and method of operating the same
JP5098510B2 (ja) 燃料電池システム
US6720102B2 (en) Rotating fuel cell
JP2006286559A (ja) 燃料電池システム
CN113991142B (zh) 风冷式燃料电池系统的温湿度调控方法及装置
JP2001102074A (ja) 燃料電池システムおよびこれを搭載した電気自動車
JP4127111B2 (ja) 燃料電池システム
JP4639574B2 (ja) 固体酸化物型燃料電池
JP2002141094A (ja) 燃料電池システム
EP2043186B1 (en) Recycler for direct methanol fuel cell and method of operating the same
JP3673252B2 (ja) 燃料電池スタック
KR101816422B1 (ko) 연료전지스택의 공기 제어 밸브 장치 및 공기 제어 시스템
JP2007095451A (ja) 車載燃料電池システム
JP2007141841A (ja) 燃料電池及びその製造方法
JPH1145727A (ja) 固体電解質型燃料電池
CN114023987A (zh) 一种基于旋转套装锥面的风冷质子交换膜燃料电池单元组
CN200965893Y (zh) 一种增湿装置
JPH0992309A (ja) 固体高分子電解質形燃料電池