JP2001102074A - 燃料電池システムおよびこれを搭載した電気自動車 - Google Patents

燃料電池システムおよびこれを搭載した電気自動車

Info

Publication number
JP2001102074A
JP2001102074A JP28010499A JP28010499A JP2001102074A JP 2001102074 A JP2001102074 A JP 2001102074A JP 28010499 A JP28010499 A JP 28010499A JP 28010499 A JP28010499 A JP 28010499A JP 2001102074 A JP2001102074 A JP 2001102074A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel cell
cell stacks
hydrogen gas
control unit
cell system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP28010499A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3655507B2 (ja
Inventor
Harumichi Nakanishi
治通 中西
Hirohisa Tanaka
裕久 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
Priority to JP28010499A priority Critical patent/JP3655507B2/ja
Priority to US09/597,397 priority patent/US6475655B1/en
Priority to DE10029468A priority patent/DE10029468A1/de
Priority to KR10-2000-0034582A priority patent/KR100376660B1/ko
Publication of JP2001102074A publication Critical patent/JP2001102074A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3655507B2 publication Critical patent/JP3655507B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】燃料電池システムを構成する複数の燃料電池ス
タックを効率的に駆動させるようにし、必要な電力が容
易に得られるようにする。 【解決手段】複数の燃料電池スタック6と、これら複数
の燃料電池スタック6のそれぞれに燃料および酸化剤を
供給する手段と、を有している、燃料電池システムであ
って、上記複数の燃料電池スタック6は、複数のブロッ
クに分けられているとともに、これらのブロック単位ご
とに駆動およびその停止が行えるように構成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気自動車用の電
源として、あるいはそれ以外の種々の用途の電源として
好適に用いることができる燃料電池システムおよびこれ
を搭載した電気自動車に関する。
【0002】
【従来の技術】燃料電池は、燃料としての水素を、プラ
チナなどの触媒と接触させることによって電子とプロト
ンに解離させるとともに、このプロトンを酸化剤として
の酸素に反応させるという化学反応に基づき電気エネル
ギを直接的に発生させている。このため、燃料電池は、
他の発電方式に比べてエネルギ効率が高い。また、燃料
電池の排気ガスは、主として水蒸気であり、環境の保護
の点においても優れている。そこで、近年においては、
たとえば特開平11−220812号公報や特開平11
−234807号公報に記載されているように、電気自
動車に搭載される電源として、燃料電池を用いることが
試みられている。
【0003】電気自動車の電源として燃料電池を用いる
場合には、その燃料電池は電気自動車を走行させるのに
充分な電力を発生させ得るものでなければならない。そ
の一方、燃料電池は、それ単体では出力電力が小さい。
そこで、従来においては、たとえば図11に示すような
燃料電池システムがある。この燃料電池システムは、複
数の燃料電池スタック9を備えている。各燃料電池スタ
ック9は、複数の燃料電池(図示略)を直列に接続する
ようにして1纏めに重ね合わせたものであり、燃料電池
を単体で用いる場合よりも高圧かつ大電流の電力を出力
可能である。各燃料電池スタック9には、水素ガスの供
給配管90と空気(酸素)の供給配管91とが接続され
ており、各燃料電池スタック9への水素ガスの供給とそ
の停止とは、供給配管90に設けられた1つのバルブ9
2の開閉動作により行えるようになっている。このた
め、複数の燃料電池スタック9は、それらの駆動と停止
とが一斉に行われるようになっている。また、複数の燃
料電池スタック9どうしは、たとえば電気的に直列に接
続されており、これらは一対の出力端子93に繋がって
いる。複数の燃料電池スタック9によって発生された電
力は、一対の出力端子93から所望の供給先に供給され
るようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の燃料電池システムにおいては、次のような問題点が
あった。
【0005】第1に、電気自動車に必要とされる電力
は、電気自動車の運転状況やその他の状況によって大き
く相違する。たとえば、坂道を登るときと平坦な道路を
走行するときとでは、駆動輪の回転に必要なトルクが大
きく相違し、モータ駆動に必要とされる電力値も大きく
相違する。ところが、従来においては、複数の燃料電池
スタック9は、それら全てが一斉に駆動されるか、ある
いはその駆動が一斉に停止されるかに過ぎない。したが
って、従来においては、大きな電力を必要としない場合
であっても、複数の燃料電池スタック9の全てが駆動さ
れることとなり、無駄を生じていた。
【0006】第2に、従来においては、複数の燃料電池
スタック9から一対の出力端子93に電力が供給される
ときには、それら複数の燃料電池スタック9の全てが駆
動しているために、たとえば一対の出力端子93に供給
される電力の電圧値は、常に一定である(ただし、厳密
には燃料電池の特性に起因する電圧値の多少の変動はあ
る)。このため、一対の出力端子93に供給された電力
を電気自動車のモータ駆動に実際に利用する場合には、
たとえば変圧機能を有する電気回路を用いることによっ
て、モータに印加される電圧を殆ど常に調整する必要が
ある。また、この場合には、出力端子93における一定
の電圧を高い電圧や低い電圧に変圧しなければならない
ため、その電圧の調整幅も大きい。したがって、従来に
おいては、燃料電池システムから得られる電力を利用す
るときの電圧の調整なども面倒なものとなっていた。
【0007】本発明は、このような事情のもとで考え出
されたものであって、燃料電池システムを構成する複数
の燃料電池スタックを効率的に駆動させるようにし、必
要な電力が容易に得られるようにすることをその課題と
している。
【0008】
【発明の開示】上記の課題を解決するため、本発明で
は、次の技術的手段を講じている。
【0009】本発明の第1の側面によって提供される燃
料電池システムは、複数の燃料電池スタックと、これら
複数の燃料電池スタックのそれぞれに燃料および酸化剤
を供給する手段とを有している燃料電池システムであっ
て、上記複数の燃料電池スタックは、複数のブロックに
分けられているとともに、これらのブロック単位ごとに
駆動およびその停止が行えるように構成されていること
を特徴としている。
【0010】本発明に係る燃料電池システムにおいて
は、次のような効果が得られる。
【0011】第1に、必要電力量が多い場合には、多数
の燃料電池スタックを駆動させることによってそれに見
合った多くの電力を発生させることができる。また反対
に、必要電力量が少ない場合には、少数の燃料電池スタ
ックを駆動させることによってそれに見合った少ない電
力を発生させることができる。したがって、複数の燃料
電池スタックの一部分が無駄に駆動されないようにし
て、必要な電力を効率良く発生させることができる。
【0012】第2に、多数の燃料電池スタックを駆動さ
せる場合には、少数の燃料電池スタックを駆動させる場
合よりも大きな電力を発生させることが可能であり、複
数の燃料電池スタック全体から得られる電力量は、実際
に駆動される燃料電池スタックの数を変更することによ
って増減調整することが可能となる。したがって、本発
明に係る燃料電池システムにおいては、外部機器におい
て実際に必要とされる電力量またはそれに近い電力量の
電力を外部機器に供給することが可能となり、便利とな
る。本発明においては、従来とは異なり、たとえば変圧
手段を備えた電気回路などを用いなくても、外部機器に
出力される電力の電圧値を増減調整することが可能とな
る。
【0013】本発明の好ましい実施の形態においては、
上記各燃料電池スタックは、個々に駆動およびその停止
が行えるように構成されている。
【0014】このような構成によれば、上記複数の燃料
電池スタックが2つずつブロック分けされたり、あるい
は3つずつブロック分けされている場合と比較すると、
上記複数の燃料電池スタックを駆動させる場合のバリエ
ーションを多くし、その選択の幅を広げることができ
る。したがって、上記複数の燃料電池スタックの一部が
不必要に駆動されるといったことを、よりきめ細かに防
止することが可能となる。
【0015】本発明の好ましい実施の形態においては、
上記複数の燃料電池スタックのそれぞれに燃料を供給す
るための配管を有しており、かつこの配管には、上記ブ
ロック単位ごとに上記複数の燃料電池スタックへの燃料
供給とその停止とが切り替え自在な複数のバルブが設け
られている。
【0016】このような構成によれば、上記複数のバル
ブを開閉させて、上記複数の燃料電池スタックへの燃料
の供給とその停止とを行わせることにより、上記複数の
燃料電池スタックを上記ブロック単位ごとに駆動させ、
または停止させることが簡単に行えることとなる。ま
た、たとえば複数の燃料電池スタックのうちの一部が破
損したような場合には、破損した燃料電池スタックに対
する燃料供給を停止することも可能となり、その部分か
らの燃料漏れなどの事態も適切に防止できることとな
る。
【0017】本発明の他の好ましい実施の形態において
は、必要電力量に対応して上記複数のバルブの開閉動作
を制御する制御手段をさらに有している。
【0018】このような構成によれば、上記制御手段が
上記複数のバルブの開閉動作を制御することによって、
上記複数の燃料電池スタックからは必要電力量に対応し
た電力が得られることとなり、より便利となる。
【0019】本発明の他の好ましい実施の形態において
は、上記複数の燃料電池スタックから電力を受け取ると
ともに、その電力を外部機器に出力するための1対また
は複数対の出力端子を有している出力制御部をさらに備
えており、かつこの出力制御部は、上記複数の燃料電池
スタックどうしの接続構成および上記出力端子に対する
上記複数の燃料電池スタックの接続構成を変更可能とさ
れている。
【0020】このような構成によれば、上記出力制御部
において上記複数の燃料電池スタックどうしの接続構成
を変化させ、あるいは上記出力端子に対する上記複数の
燃料電池スタックの接続構成を変化させることにより、
上記出力端子から出力される電力量を変化させることが
できる。たとえば、上記複数の燃料電池スタックどうし
を並列に接続したり、直列にしたり、あるいは直列に接
続されて駆動される燃料電池スタックの個数を変更させ
れば、出力制御部の出力端子から出力される電圧あるい
は電力量を変更することが可能となる。したがって、上
記複数の燃料電池スタックで発生された電力を利用する
のに、一層便利となる。
【0021】本発明の第2の側面によって提供される電
気自動車は、本発明の第1の側面によって提供される燃
料電池システムが搭載されていることを特徴としてい
る。
【0022】本発明に係る電気自動車においては、本発
明の第1の側面によって得られるのと同様な効果が期待
できる。
【0023】本発明のその他の特徴および利点について
は、以下に行う発明の実施の形態の説明から、より明ら
かになるであろう。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について、図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0025】図1は、本発明に係る燃料電池システムの
一例を示している。本実施形態の燃料電池システムA
は、たとえば計16個の燃料電池スタック6、水素ガス
供給源21、水素ガス供給配管2、水素ガス回収配管2
0、空気供給配管3、空気回収配管30、複数のバルブ
4、駆動制御部10、および出力制御部11を具備して
大略構成されている。
【0026】図2は、各燃料電池スタック6の斜視図で
ある。図3は、その一部分の断面図である。図2によく
表れているように、この燃料電池スタック6は、複数の
燃料電池60が直列的に積層されて構成されている。こ
れら複数の燃料電池60は、複数のボルト68aおよび
ナット68bを用いて連結された一対のエンドプレート
69a,69bの間に挟持されている。
【0027】図3によく表れているように、各燃料電池
60は、一対のプレート64,64の間に、正極部6
1、負極部62および電解部63が挟まれた構成を有し
ている。互いに隣り合う燃料電池60どうしは、1枚の
プレート64を共用するとともに、このプレート64に
より実質的に仕切られている。
【0028】正極部61および負極部62は、集電体6
1a,62aと触媒層61b,62bとからなる。各集
電体61a,62aは、たとえば導体粒を固めた多孔質
体として形成されており、触媒層61b,62bは、た
とえば炭素粒からなる多孔質マトリクスに、プラチナな
どの適宜の触媒粉末を担持させたものとして形成されて
いる。正極部61および負極部62のそれぞれの周縁部
は、枠状のガスケット65によって囲まれている。電解
部63は、プロトン導電性を有しており、プロトンとし
ての水素イオンを選択的に透過させるイオン交換膜によ
り構成されている。
【0029】各プレート64は、たとえばステンレス鋼
やチタン合金製の導体である。各プレート64の片面に
は、水素ガス流通用の複数条の溝部64Aが互いに繋げ
られて設けられている。各プレート64の反対の片面に
は、空気(酸素ガス)流通用の複数条の溝部64Bが互
いに繋げられて設けられている。各プレート64、各ガ
スケット65および各電解部63には、水素ガス供給用
の孔66aと空気供給用の孔66bとがそれぞれ一連に
設けられている。水素ガス供給用の孔66a内に供給さ
れた水素ガスは、各溝部64A内に進入するようになっ
ている。空気供給用の孔66b内に供給された空気は、
各溝部64B内に進入するようになっている。図面上は
省略しているが、各プレート64、各ガスケット65お
よび各電解部63には、各溝部64Aを通過した未消費
の水素ガスと各溝部64Bを通過した酸素とを燃料電池
スタック6の外部に排気するための水素ガス回収用の孔
および空気回収用の孔も設けられている。
【0030】図2によく表れているように、エンドプレ
ート69a,69bには、2つずつの貫通孔67a,6
7bが設けられている。2つの貫通孔67aは、水素ガ
ス供給用の孔66aと上記水素ガス回収用の孔とにそれ
ぞれ連通しており、水素ガスの供給口または水素ガスの
排出口として利用される。2つの貫通孔67bは、空気
供給用の孔66bと上記空気回収用の孔とにそれぞれ連
通しており、空気の供給口または空気の排出口として利
用される。したがって、各貫通孔67aには、水素ガス
供給配管2または水素ガス回収配管20が接続される。
各貫通孔67bには、空気供給配管3または空気回収配
管30が接続される。
【0031】以上のように構成された燃料電池スタック
6においては、水素ガスが孔66aに供給され、各溝部
64Aに達すると、この水素ガスは、負極部62の集電
体62aを通過して触媒層62bに達する。すると、こ
の水素ガスは、水素イオンと電子とに解離され、水素イ
オンは電解部63を透過して正極部61の触媒層61b
に達する。電子は、集電体62aを再び通過してプレー
ト64に達し、隣り合う燃料電池60の正極部61の触
媒層61bに達する。一方、溝部64Bに達した空気
は、正極部61の集電体61aを通過して触媒層61b
に達する。すると、この空気中の酸素ガスは、電解部6
3を透過した水素イオンと、隣の燃料電池60からの電
子と反応して水を生成する。上記した水素ガスの電子の
移動は、複数の負極部62と複数の正極部61との各間
において行われる。その結果、複数の燃料電池60のう
ち、この燃料電池スタック6の両端に位置する正極部6
1と負極部62とから、またはそれらの隣りに位置する
一対のプレート64からは、電流が直流である所定電圧
を有する電力を取り出すことができる。複数の燃料電池
60は直列に繋がっているために、上記電力の電圧は、
複数の燃料電池60の各電圧をトータルしたものとな
る。図2および図3においては省略しているものの、燃
料電池スタック6には、そのような電力を配線コードを
用いて外部に取り出すことを容易とする正極および負極
としての一対の電極が設けられている。
【0032】図1において、水素ガス供給源21として
は、たとえば水素ガスが高圧で充填されたボンベ、液化
水素が充填されたボンベ、水素ガスを吸蔵した水素吸蔵
合金、または水素含有化合物から水素ガスを分離させて
取り出す装置を適用することができる。
【0033】水素ガス供給配管2は、水素ガス供給源2
1から供給される水素ガスを、計16個の燃料電池スタ
ック6のそれぞれに供給するためのものであり、各燃料
電池スタック6に繋がった複数の分岐配管22を有して
いる。水素ガス供給源21から各分岐配管22に至るま
での主配管経路途中には、バルブ50が設けられてい
る。このバルブ50は、たとえば遠隔操作が可能な電磁
バルブであり、駆動制御部10の制御により、各燃料電
池スタック6に向けての水素ガスの供給を停止させると
ともに、水素ガス供給配管2内に存在する水素ガスを大
気中に排出する動作が可能である。このバルブ50は、
各燃料電池スタック6の駆動を何らかの事情により緊急
に停止させるのに有効である。水素ガス回収配管20
は、各燃料電池スタック6内に供給された水素ガスのう
ち、各燃料電池スタック6から未消費で排出された水素
ガスを回収するものである。この水素ガス回収配管20
は、回収した水素ガスを水素ガス供給源21に戻して再
利用できるように設けられている。
【0034】複数のバルブ4は、水素ガス供給配管2の
各分岐配管22に1つずつ設けられている。これら複数
のバルブ4は、バルブ50と同様に、遠隔操作が可能な
たとえば電磁バルブであり、後述するように、駆動制御
部10の制御により燃料電池スタック6への水素ガスの
供給とその停止とを個別に切り替えことができるように
開閉動作が自在である。複数の燃料電池スタック6は、
対応するバルブ4が開とされ、水素ガスが供給されてい
るときにのみ駆動可能である。また、図面上は省略して
いるが、好ましくは、各分岐配管22には、各燃料電池
スタック6に供給される水素ガス量を調整可能な流量調
整バルブも別途設けられている。
【0035】空気供給配管3は、たとえばブロア(図示
略)によって送られてくる空気を各燃料電池スタック6
に供給するためのものであり、水素ガス供給配管2と同
様な分岐配管を有している。この空気供給配管3にも、
バルブ50と同様な1つのバルブ51が設けられてお
り、駆動制御部10の制御により、空気供給配管3内の
空気を外部に緊急に排出させることが可能ななってい
る。また、好ましくは、空気供給配管3の分岐配管に
も、水素ガス供給配管2と同様に、各燃料電池スタック
6に供給される空気量を調整可能な流量調整バルブが設
けられている。空気回収配管30は、各燃料電池スタッ
ク6を通過した空気を回収するためのものである。この
空気回収配管30によって回収された空気は、たとえば
大気中に放出されるように構成されている。
【0036】駆動制御部10は、複数のバルブ4の開閉
動作を制御することにより、結果的に複数の燃料電池ス
タック6のそれぞれの駆動を制御するものである。この
駆動制御部10は、所定の外部機器から送信されてくる
制御コマンドにそのまま対応して複数のバルブ4の開閉
動作を単に行わせるだけのものでもよいし、あるいは外
部機器から送信されてくる各種の信号に基づいて、複数
のバルブ4のいずれを開閉させるかを一定のプログラム
にしたがって演算し、その演算結果に基づいて各バルブ
4の開閉動作を行わせるものとして構成されていてもよ
い。この後者の場合には、たとえばCPUやそれに付属
するメモリを備えた演算処理手段がこの駆動制御部10
に具備されることとなる。本発明においては、この駆動
制御部10に、各燃料電池スタック6の電極間の電圧を
モニタする機能を具備させておくこともできる。このよ
うにすれば、燃料電池スタック6の駆動が適正か否かを
判断することができ、その異常を検出することができ
る。より具体的には、種々の事情により一部の燃料電池
スタック6が損傷した場合には、水素ガスが供給されて
いるにもかかわらず、その燃料電池スタック6が駆動さ
れなくなる場合がある。このような場合には、駆動制御
部10がこれを検出し、バルブ4を動作させることによ
って、その燃料電池スタック6への水素ガスの供給を停
止させることができる。その結果、たとえば損傷してい
る燃料電池スタック6から水素ガスが漏出するといった
事態を適切に回避することができるのである。
【0037】出力制御部11は、複数対の出力端子19
a,19bを有しており、複数の燃料電池スタック6で
発生された電力を受け取ってからこの電力を出力端子1
9a,19bから所望の電力供給先(外部機器)に出力
させるためのものである。したがって、複数対の出力端
子19a,19bは、各燃料電池スタック6の電極と電
気的に接続されている。ただし、この出力制御部11
は、後述するように、複数対の出力端子19a,19b
に対する複数の燃料電池スタック6の電気的な接続形態
を種々に変更可能な電気回路を有している。なお、本発
明においては、出力制御部11に出力端子19a,19
bが一対のみ具備された構成とすることも可能である。
【0038】図4は、出力制御部11の電気回路の一部
分の構成を示している。同図においては、理解を容易に
するために、4つの燃料電池スタック6(6a〜6d)
に対応する電気回路の構成を代表的に示している。図示
された電気回路12は、4つの燃料電池スタック6(6
a〜6d)の各正極69cと各負極69dとが、出力端
子19a,19bにそれぞれ並列に接続されている。た
だし、互いに隣り合う燃料電池スタック6のそれぞれの
負極69dどうしの間には、スイッチS1〜S3が設け
られている。3つの燃料電池スタック6(6b〜6d)
のそれぞれの正極69cと出力端子19aとの各間にも
スイッチS5,S7,S9が設けられている。さらに、
3つの燃料電池スタック6(6b〜6d)のそれぞれの
正極69cは、スイッチS5,S7,S9に並列なスイ
ッチS4,S6,S8を有する配線を介して負極の出力
端子19bに対しても並列に接続可能とされている。
【0039】上記構成の電気回路12においては、まず
図4に示したように、スイッチS1,S2,S3,S
5,S7,S9をオンにするとともに、スイッチS4,
S6,S8をオフにすると、4つの燃料電池スタック6
(6a〜6d)は、互いに並列に接続されて一対の出力
端子19a,19bに繋がった状態となる。次いで、図
5に示すように、上記とは反対に、スイッチS1,S
2,S3,S5,S7,S9をオフにするとともに、ス
イッチS4,S6,S8をオンにすると、4つの燃料電
池スタック6(6a〜6d)は、互いに直列に接続され
て一対の出力端子19a,19bに繋がった状態とな
る。さらに、図6に示すように、スイッチS1,S2,
S3をオンにするとともに、他のスイッチS4〜S9を
オフにすると、1つの燃料電池スタック6(6a)のみ
が一対の出力端子19a,19bに接続された状態とな
る。図7に示すように、スイッチS2,S3,S4をオ
ンにするとともに、他のスイッチS1,S5〜S9をオ
フにすると、2つの燃料電池スタック6(6a,6b)
のみが直列に接続されて一対の出力端子19a,19b
に繋がった状態となる。これら以外の燃料電池スタック
6の接続配列態様の図示説明は省略するが、この電気回
路12においては、上記と同様にしてスイッチS1〜S
9のオン・オフを切り替えることにより、3つの燃料電
池スタック6のみが直列に接続されて一対の出力端子1
9a,19bに繋がった構成にすることもできる。上記
したスイッチの切り替え動作は、たとえば駆動制御部1
0または駆動制御部10とは別個に設けられた他の制御
機器の制御によりなされるように構成されている。
【0040】出力制御部11は、上記したような構成の
電気回路12が計16個の燃料電池スタック6に対応し
て設けられた構成を有している。この結果、この出力制
御部11においては、計16個の燃料電池スタック6の
うちの適宜の個数を並列に接続してそれらで発生される
電力を出力端子19a,19bから出力させたり、ある
いは適宜の個数の燃料電池スタック6を直列に接続して
それらで発生される電力を出力端子19a,19bから
出力させることができるようになっている。
【0041】次に、上記構成の燃料電池システムAの作
用について説明する。
【0042】まず、図1において、計16個のバルブ4
の全てを開にして、各燃料電池スタック6に水素ガスを
供給させるとともに、空気供給配管3からは各燃料電池
スタック6に空気を供給させると、計16個の燃料電池
スタック6の全てを駆動させることができる。したがっ
て、この場合には、それら計16個の燃料電池スタック
6のそれぞれから出力制御部11に電力を供給し、この
電力を出力制御部11の複数対の出力端子19a,19
bから外部機器に対して供給することができる。この場
合、出力制御部11の電気回路においては、図4に示し
たように、複数の燃料電池スタック6を並列に接続させ
た状態と、図5に示したように複数の燃料電池スタック
6を直列に接続させた状態とのいずれをも選択すること
ができる。前者の場合よりも後者の場合の方が出力端子
19a,19bに加わる電圧は高い。したがって、この
燃料電池システムAにおいては、全ての燃料電池スタッ
ク6を駆動させている状態であっても、それらを並列に
接続するか直列に接続させるかによって、出力端子19
a,19bから出力される電力の電圧値を適宜変更する
ことができる。
【0043】一方、出力端子19a,19bに接続され
ている外部機器が多くの電力を必要としなくなる場合が
ある。このような場合には、計16個の燃料電池スタッ
ク6のうち、たとえば図6に示した燃料電池スタック6
(6a)に対応するバルブ4を開にするとともに、他の
複数の燃料電池スタック6(6b〜6d)に対応する複
数のバルブ4を閉にする。すると、燃料電池スタック6
(6a)のみが駆動される。他の複数の燃料電池スタッ
ク6(6b〜6d)については、水素ガスの供給が停止
されることにより、もはや電力を発生させるための化学
反応は中断されることとなり、その駆動は停止する。各
燃料電池スタック6に対する空気供給はそのまま続行し
ておけばよい。また、上記のように燃料電池スタック6
(6a)のみを駆動させた場合には、出力制御部11の
電気回路を、図6に示した構成に切り替える。
【0044】このようにすると、燃料電池スタック6
(6a)のみが一対の出力端子19a,19bに有効に
接続されることとなり、1つの燃料電池スタック6(6
a)によって発生された電力を外部機器に対して適切に
供給することができる。駆動が停止された複数の燃料電
池スタック6(6b〜6d)の各電極69c,69d間
は、電気を通さない絶縁状態となる。しかし、図6に示
した構成にすれば、それらの絶縁状態とは関係なく、駆
動状態にある燃料電池スタック6(6a)において発生
された電力を一対の出力端子19a,19bから適切に
出力させることができる。
【0045】また、この燃料電池システムAにおいて
は、次のような使用態様にすることもできる。すなわ
ち、たとえば図7に示す2つの燃料電池スタック6(6
a,6b)に対応するバルブ4を開にするとともに、他
の2つの燃料電池スタック6(6c,6d)に対応する
バルブ4を閉にする。これにより、2つの燃料電池スタ
ック6(6a,6b)を駆動させることができるととも
に、他の2つの燃料電池スタック6(6c,6d)を駆
動停止状態にすることができる。また、この場合、出力
制御部11の電気回路を、同図に示した構成に切り替え
る。このようにすれば、2つの燃料電池スタック6(6
a,6b)で発生された電力を一対の出力端子19a,
19bから外部機器に対して適切に出力させることがで
きる。この場合、2つの燃料電池スタック6(6a,6
b)は直列に接続されているために、一対の出力端子1
9a,19bから出力される電力の電圧値は、図6に示
した場合の2倍となる。
【0046】さらに、上記とは異なる態様として、3つ
の燃料電池システム(6a〜6c)を駆動状態とし、か
つこれらを直列に接続して一対の出力端子19a,19
bに繋がげることもできる。この場合には、一対の出力
端子19a,19bから出力される電力の電圧値は、図
6に示した場合の3倍となる。
【0047】以上の説明から理解されるように、この燃
料電池システムAにおいては、複数のバルブ4のいずれ
を開または閉とするかによって、計16個の燃料電池ス
タック6の全てを選択的に駆動させることができる。し
たがって、大きな電力を必要とする場合にも好適に対処
できることは勿論のこと、大きな電力を必要としない場
合には、それに見合う個数の燃料電池スタック6のみを
駆動させることにより、他の燃料電池スタック6が無駄
に駆動されないようにすることができる。したがって、
必要電力量に見合った効率の良い電力供給が行えること
となる。また、この燃料電池システムAにおいては、駆
動される燃料電池スタック6の個数の変更により、およ
び出力制御部11の電気回路の切り替えにより、一対の
出力端子19a,19bから出力される電力の電圧値を
適宜変更することもできる。したがって、外部機器に必
要とされる電圧値またはそれに近い電圧値の電力を容易
に得ることができ、便利となる。
【0048】図8は、上記した燃料電池システムAを搭
載した電気自動車の概略構成の一例を示すブロック図で
ある。
【0049】図8に示す電気自動車Bは、燃料電池シス
テムAに加え、駆動輪Wを駆動させるためのモータM、
モータ駆動制御部80、主制御部81、アクセルペダル
操作量検出器82、ブレーキペダル操作量検出器83、
および電気機器類85を具備して大略構成されている。
【0050】モータMは、たとえば直流モータである。
モータ駆動制御部80は、主制御部81からの指令に基
づいてモータMに印加される電圧をたとえばチョッパ制
御するための回路を備えている。このモータ駆動制御部
80には、燃料電池システムAの出力制御部11から出
力される電力がチッパ制御されるモータ駆動用の電力と
して供給される。電気機器類85には、モータM以外の
電気機器類が含まれ、たとえば各種の照明装置、ワイパ
駆動用のモータ、エアコン用のコンプレッサおよびその
他の装置がある。この電気機器類85にも燃料電池シス
テムAの出力制御部11から電力が供給されるようにな
っており、この電気機器類85において必要とされる電
力量は主制御部81によってモニタされるようになって
いる。
【0051】主制御部81は、燃料電池システムAの駆
動制御部10やモータ駆動制御部80を制御するもので
ある。この主制御部81は、アクセルペダル操作量検出
器82やブレーキペダル操作量検出器83から送信され
てくる信号の内容に応じて、モータMの駆動に必要な電
圧を算出するとともに、その電圧を得るのに必要とされ
る電力が燃料電池システムAからモータ駆動制御部80
に供給されるように、駆動制御部10および出力制御部
11に制御コマンドを送出するように構成されている。
また、主制御部81は、電気機器類85において必要と
される電力が燃料電池システムAから電気機器類85に
適切に供給されるように、駆動制御部10および出力制
御部11を制御する制御コマンドをも送出するように構
成されている。駆動制御部10は、これらの制御コマン
ドに応じて、複数のバルブ4の開閉動作を行い、必要個
数の燃料電池スタック6を駆動させるようになってい
る。また同様に、出力制御部11は、上記制御コマンド
に応じて、計16個の燃料電池スタック6の電気的な接
続の構成を変更するようになっている。
【0052】計16個の燃料電池スタック6は、たとえ
ばそれらのうちの一部の燃料電池スタック6がモータM
の駆動用電源として、またそれ以外の残余の燃料電池ス
タック6が電気機器類85用の電源として利用されるよ
うにされている。電気機器類85に供給される電力につ
いては、その電圧を変化させる必要がなく、またはその
必要性が少ないため、電気機器類85用の電源として利
用される複数の燃料電池スタック6については、出力制
御部11の出力端子19a,19bに並列接続されたま
まにしていてもかまわない。
【0053】上記構成の電気自動車Bにおいては、たと
えばアクセルペダル(図示略)の操作量が多い場合に
は、主制御部81および駆動制御部10の制御により、
燃料電池システムAのモータ駆動用の複数の燃料電池ス
タック6の全部またはそれらの大部分が駆動され、出力
制御部11からモータ駆動制御部80には高い電圧の電
力が供給される。したがって、モータ駆動制御部80に
よってモータMに印加される電圧を高くすることが容易
となり、モータMの回転トルクを大きくすることが適切
に行えることとなる。これに対し、アクセルペダルの操
作量が少ない場合やプレーキペダルの操作量が多い場合
には、モータ駆動用の複数の燃料電池スタック6のうち
の少数部分が駆動されるに過ぎず、出力制御部11から
モータ駆動制御部80には低い電圧の電力が供給され
る。したがって、この場合には、モータ駆動制御部80
によってモータMに印加される電圧を低くすることが容
易となり、モータMの回転トルクを小さくすることも適
切に行えることとなる。
【0054】一方、電気機器類85において、多くの電
力が必要とされる場合には、主制御部81や駆動制御部
10の制御により、電気機器類用の複数の燃料電池スタ
ック6の全部またはそれらの大部分が駆動される。反対
に、必要電力量が少ない場合には、燃料電池スタック6
の駆動個数は少なくされる。
【0055】このように、この電気自動車Bにおいて
は、駆動走行用のモータMや電気機器類85のいずれに
対しても、必要電圧または必要電力量に見合った電力を
燃料電池システムAから供給することができる。そし
て、複数の燃料電池スタック6が不必要に駆動されない
ようにし、効率の良い電力供給が行えることとなる。
【0056】図9および図10は、本発明の他の例を示
している。ただし、これらの図において、上記実施形態
と同一または類似の要素には、上記実施形態と同一符号
を付している。
【0057】図9に示す構成においては、複数並べられ
た燃料電池スタック6のうち、互いに隣り合う2つの燃
料電池スタック6に対して1つのバルブ4が共用して設
けられている。すなわち、同図に示す構成においては、
複数の燃料電池スタック6が、2個1組を1ブロックと
して、複数のブロックに分けられており、1つのバルブ
4を開閉させることによって、2つの燃料電池スタック
6への水素ガスの供給またはその停止が同時に行えるよ
うになっている。このように、本発明においては、燃料
電池スタック6を2個一組にして、それらに対する水素
ガスの供給やその停止が同時に行えるように構成されて
いてもかまわない。むろん、本発明においては、燃料電
池スタック6の3個分を1ブロックとしたり、あるいは
それ以上の個数分を1ブロックとしてもかまわない。た
だし、不必要に駆動される燃料電池スタック6の個数を
少なくしたり、あるいは複数の燃料電池スタック6によ
って発生される電力の種類数を多くする観点からすれ
ば、図1に示した実施形態のように、燃料電池スタック
6の1個分を1ブロックとすることが好ましい。
【0058】図10に示す構成においては、複数並べら
れた燃料電池スタック6を2つのブロックN1,N2に
分けている。このような構成であっても、複数の燃料電
池スタック6の全部を駆動させる場合と、2つのブロッ
クN1,N2のいずれか一方の燃料電池スタック6のみ
を駆動させる場合とに切り替えることによって、必要電
力量に対応した電力供給が可能である。このように、本
発明においては、複数の燃料電池スタック6が少なくと
も2以上のブロックに分けられていればよく、そのブロ
ック数の具体的な数値はとくに限定されるものではな
い。また、燃料電池スタック6の個数も、要は複数であ
ればよく、その具体的な個数も限定されない。
【0059】本発明に係る燃料電池システムおよび電気
自動車の各部の具体的な構成は、上述の実施形態に限定
されず、種々に設計変更自在である。
【0060】たとえば、本発明においては、燃料電池に
空気を供給するための配管に対しても複数のバルブを設
けて、燃料電池スタックへの水素ガスの供給が停止され
るときには、それに連動してその燃料電池スタックへの
空気の供給も同時に停止されるように構成してもかまわ
ない。また、燃料電池スタックの駆動およびその停止を
行わせるための手段としては、たとえば燃料電池スタッ
クには水素ガスを供給し続ける一方、燃料電池スタック
への空気供給を制御する手段を用いることも可能であ
る。ただし、この場合には、燃料電池スタックに常時供
給される水素ガスのイオンが燃料電池スタック内の各部
と化学反応を起こし、燃料電池にダメージを与える虞れ
があるため、実用には適さない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る燃料電池システムの一例を示す概
略説明図である。
【図2】燃料電池スタックの一例を示す斜視図である。
【図3】図2に示す燃料電池スタックの一部分の断面図
である。
【図4】出力制御部の電気回路の一部分の構成を示す説
明図である。
【図5】図4に示す電気回路の動作説明図である。
【図6】図4に示す電気回路の動作説明図である。
【図7】図4に示す電気回路の動作説明図である。
【図8】本発明に係る電気自動車の概略構成を示すブロ
ック図である。
【図9】本発明の他の例を示す要部説明図である。
【図10】本発明の他の例を示す要部説明図である。
【図11】従来例を示す説明図である。
【符号の説明】
A 燃料電池システム B 電気自動車 2 水素ガス供給配管 3 空気供給配管 4 バルブ 6 燃料電池スタック 10 駆動制御部 11 出力制御部
フロントページの続き Fターム(参考) 5H027 AA06 BA13 BA14 MM09 MM26 5H115 PC06 PG04 PI18 PI29 PI30 PU02 PV03 QA01 QA05 QA10 TO21 TO23

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の燃料電池スタックと、これら複数
    の燃料電池スタックのそれぞれに燃料および酸化剤を供
    給する手段と、を有している、燃料電池システムであっ
    て、 上記複数の燃料電池スタックは、複数のブロックに分け
    られているとともに、これらのブロック単位ごとに駆動
    およびその停止が行えるように構成されていることを特
    徴とする、燃料電池システム。
  2. 【請求項2】 上記各燃料電池スタックは、個々に駆動
    およびその停止が行えるように構成されている、請求項
    1に記載の燃料電池システム。
  3. 【請求項3】 上記複数の燃料電池スタックのそれぞれ
    に燃料を供給するための配管を有しており、かつこの配
    管には、上記ブロック単位ごとに上記複数の燃料電池ス
    タックへの燃料供給とその停止とが切り替え自在な複数
    のバルブが設けられている、請求項1または2に記載の
    燃料電池システム。
  4. 【請求項4】 必要電力量に対応して上記複数のバルブ
    の開閉動作を制御する制御手段をさらに有している、請
    求項3に記載の燃料電池システム。
  5. 【請求項5】 上記複数の燃料電池スタックから電力を
    受け取るとともに、その電力を外部機器に出力するため
    の1対または複数対の出力端子を有している出力制御部
    をさらに備えており、かつ、 この出力制御部は、上記複数の燃料電池スタックどうし
    の接続構成および上記出力端子に対する上記複数の燃料
    電池スタックの接続構成を変更可能とされている、請求
    項1ないし4のいずれかに記載の燃料電池システム。
  6. 【請求項6】 請求項1ない5のいずれかに記載の燃料
    電池システムが搭載されていることを特徴とする、電気
    自動車。
JP28010499A 1999-06-23 1999-09-30 燃料電池システムおよびこれを搭載した電気自動車 Expired - Fee Related JP3655507B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28010499A JP3655507B2 (ja) 1999-09-30 1999-09-30 燃料電池システムおよびこれを搭載した電気自動車
US09/597,397 US6475655B1 (en) 1999-06-23 2000-06-21 Fuel cell system with hydrogen gas separation
DE10029468A DE10029468A1 (de) 1999-06-23 2000-06-21 Brennstoffzellensystem
KR10-2000-0034582A KR100376660B1 (ko) 1999-06-23 2000-06-22 연료 전지 시스템

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28010499A JP3655507B2 (ja) 1999-09-30 1999-09-30 燃料電池システムおよびこれを搭載した電気自動車

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001102074A true JP2001102074A (ja) 2001-04-13
JP3655507B2 JP3655507B2 (ja) 2005-06-02

Family

ID=17620385

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28010499A Expired - Fee Related JP3655507B2 (ja) 1999-06-23 1999-09-30 燃料電池システムおよびこれを搭載した電気自動車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3655507B2 (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003109642A (ja) * 2001-09-27 2003-04-11 Kurita Water Ind Ltd 水処理装置
JP2005019372A (ja) * 2003-06-05 2005-01-20 Sony Corp 燃料電池および電圧供給方法
JP2005166658A (ja) * 2003-12-01 2005-06-23 Antig Technology Co Ltd 知能型操作制御式動態直並列配置を利用した燃料電池システムの配置方法、及び、その燃料システム
JP2008529210A (ja) * 2005-01-20 2008-07-31 ルノー・エス・アー・エス 燃料電池のモジュールの作動の管理方法及び管理装置
JP2009032690A (ja) * 2007-07-25 2009-02-12 Syspotek Corp 直並列回路を具備する燃料電池装置
JP2009205997A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Toto Ltd 固体酸化物形燃料電池システム
KR101047804B1 (ko) * 2008-12-30 2011-07-07 두산중공업 주식회사 독립형 멀티모듈 연료전지 조립체 시스템
JP2018206509A (ja) * 2017-05-31 2018-12-27 パナソニックIpマネジメント株式会社 燃料電池システムおよびその運転方法
JP2019003782A (ja) * 2017-06-14 2019-01-10 パナソニックIpマネジメント株式会社 燃料電池システムとその運転方法
JP2019149267A (ja) * 2018-02-27 2019-09-05 トヨタ自動車株式会社 燃料電池システム
JP2022526454A (ja) * 2019-04-18 2022-05-24 スタック ハイドロゲン ソルーションズ ゲーエムベーハー 電気自動車用のモジュール式レンジエクステンダシステム、及びレンジエクステンダを有する電気自動車
WO2023038454A1 (ko) * 2021-09-13 2023-03-16 범한퓨얼셀 주식회사 독립형연료전지설비
JP7503787B2 (ja) 2020-09-16 2024-06-21 清水建設株式会社 燃料電池システム

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003109642A (ja) * 2001-09-27 2003-04-11 Kurita Water Ind Ltd 水処理装置
JP2005019372A (ja) * 2003-06-05 2005-01-20 Sony Corp 燃料電池および電圧供給方法
WO2005006478A1 (ja) * 2003-06-05 2005-01-20 Sony Corporation 燃料電池および電圧供給方法
US7901822B2 (en) 2003-06-05 2011-03-08 Sony Corporation Fuel cell and voltage supply method
JP2005166658A (ja) * 2003-12-01 2005-06-23 Antig Technology Co Ltd 知能型操作制御式動態直並列配置を利用した燃料電池システムの配置方法、及び、その燃料システム
JP2008529210A (ja) * 2005-01-20 2008-07-31 ルノー・エス・アー・エス 燃料電池のモジュールの作動の管理方法及び管理装置
JP2009032690A (ja) * 2007-07-25 2009-02-12 Syspotek Corp 直並列回路を具備する燃料電池装置
JP2009205997A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Toto Ltd 固体酸化物形燃料電池システム
KR101047804B1 (ko) * 2008-12-30 2011-07-07 두산중공업 주식회사 독립형 멀티모듈 연료전지 조립체 시스템
JP2018206509A (ja) * 2017-05-31 2018-12-27 パナソニックIpマネジメント株式会社 燃料電池システムおよびその運転方法
JP2019003782A (ja) * 2017-06-14 2019-01-10 パナソニックIpマネジメント株式会社 燃料電池システムとその運転方法
JP2019149267A (ja) * 2018-02-27 2019-09-05 トヨタ自動車株式会社 燃料電池システム
JP7163591B2 (ja) 2018-02-27 2022-11-01 トヨタ自動車株式会社 燃料電池システム
JP2022526454A (ja) * 2019-04-18 2022-05-24 スタック ハイドロゲン ソルーションズ ゲーエムベーハー 電気自動車用のモジュール式レンジエクステンダシステム、及びレンジエクステンダを有する電気自動車
JP7272713B2 (ja) 2019-04-18 2023-05-12 スタック ハイドロゲン ソルーションズ ゲーエムベーハー 電気自動車用のモジュール式レンジエクステンダシステム、及びレンジエクステンダを有する電気自動車
JP7503787B2 (ja) 2020-09-16 2024-06-21 清水建設株式会社 燃料電池システム
WO2023038454A1 (ko) * 2021-09-13 2023-03-16 범한퓨얼셀 주식회사 독립형연료전지설비

Also Published As

Publication number Publication date
JP3655507B2 (ja) 2005-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8415065B2 (en) Fuel cell system and method of controlling fuel cell system
CN102664278B (zh) 燃料电池系统
JP4860930B2 (ja) 燃料電池システムの停止方法及び燃料電池システム
US9793558B2 (en) Fuel cell system
US20050170228A1 (en) Solid polymer electrolyte fuel cell system and operation method therefor
US6964822B2 (en) Fuel cell control device and fuel cell vehicle control apparatus
JP4461398B2 (ja) 燃料電池システム
KR101610076B1 (ko) 연료 전지 냉각 시스템
CN101755355B (zh) 燃料电池系统及其控制方法
JP2002246053A (ja) 燃料電池システム
JP2008517445A (ja) 燃料電池システムの方法および装置
US7776481B2 (en) Fuel cell system and method of controlling electrical energy discharged in the fuel cell system
US7164976B2 (en) Control apparatus for fuel cell vehicle
JP3655507B2 (ja) 燃料電池システムおよびこれを搭載した電気自動車
JP2000208161A (ja) 燃料電池の運転方法及び運転装置
JP4742444B2 (ja) 燃料電池装置
JP2008198440A (ja) 燃料電池システム
JP2005093426A (ja) 燃料電池システム及び燃料電池からの水の除去方法
JP5725423B2 (ja) 燃料電池システム
JP2008529210A (ja) 燃料電池のモジュールの作動の管理方法及び管理装置
JP2004165028A (ja) 燃料電池スタックのディスチャージ方法およびその装置
JP2006179242A (ja) 燃料電池システム
CN100361340C (zh) 一种集成式燃料电池堆的控制连接方法
JP2002231286A (ja) 燃料電池装置及び燃料電池装置の制御方法
JP7185562B2 (ja) 燃料電池システム及び発電方法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050301

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050303

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080311

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100311

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100311

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120311

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140311

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees