JP2003208601A - 3次元物体撮影装置、3次元形状モデル生成装置、3次元形状モデル生成方法、3次元形状モデル生成プログラム - Google Patents
3次元物体撮影装置、3次元形状モデル生成装置、3次元形状モデル生成方法、3次元形状モデル生成プログラムInfo
- Publication number
- JP2003208601A JP2003208601A JP2002005617A JP2002005617A JP2003208601A JP 2003208601 A JP2003208601 A JP 2003208601A JP 2002005617 A JP2002005617 A JP 2002005617A JP 2002005617 A JP2002005617 A JP 2002005617A JP 2003208601 A JP2003208601 A JP 2003208601A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dimensional object
- light
- dimensional shape
- dimensional
- shape model
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06V—IMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
- G06V20/00—Scenes; Scene-specific elements
- G06V20/60—Type of objects
- G06V20/64—Three-dimensional objects
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06V—IMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
- G06V10/00—Arrangements for image or video recognition or understanding
- G06V10/10—Image acquisition
- G06V10/12—Details of acquisition arrangements; Constructional details thereof
- G06V10/14—Optical characteristics of the device performing the acquisition or on the illumination arrangements
- G06V10/145—Illumination specially adapted for pattern recognition, e.g. using gratings
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06V—IMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
- G06V40/00—Recognition of biometric, human-related or animal-related patterns in image or video data
- G06V40/10—Human or animal bodies, e.g. vehicle occupants or pedestrians; Body parts, e.g. hands
- G06V40/16—Human faces, e.g. facial parts, sketches or expressions
- G06V40/161—Detection; Localisation; Normalisation
- G06V40/166—Detection; Localisation; Normalisation using acquisition arrangements
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Artificial Intelligence (AREA)
- Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
- Human Computer Interaction (AREA)
- Processing Or Creating Images (AREA)
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
- Image Processing (AREA)
- Image Generation (AREA)
- Image Analysis (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 CG技術によって姿勢や照明条件などを変え
て生成した画像が現実的で高品位なものとなるように、
人の顔の3次元モデルの色又は反射率情報の代用として
利用する画像を、顔全体を均一に照らし、かつ、鼻の影
が顔に落ちないような照明条件を設定して撮影する方
法、装置、及び記憶媒体を提供する。 【解決手段】 3次元物体の視覚的情報を示す3次元形
状モデルを生成する3次元形状モデル生成装置におい
て、3次元物体の所定の面に向けて、当該所定面の正面
方向、左下方向及び右下方向から同時に光を照射し、所定
面を均一に照らす照明部115〜117と、3次元物体
の光を照射した所定面を、少なくとも1方向から撮影し
て、3次元物体の所定面の影及び陰影のない画像を取得
するカメラ111、112と、3次元物体の所定面の3
次元形状を表す3次元形状データと撮影した画像とに基
づいて、3次元物体の3次元形状の各点における輝度値
を視覚的情報として取得することにより、3次元物体の
3次元形状モデルを生成する制御部150を備えること
を特徴とする。
て生成した画像が現実的で高品位なものとなるように、
人の顔の3次元モデルの色又は反射率情報の代用として
利用する画像を、顔全体を均一に照らし、かつ、鼻の影
が顔に落ちないような照明条件を設定して撮影する方
法、装置、及び記憶媒体を提供する。 【解決手段】 3次元物体の視覚的情報を示す3次元形
状モデルを生成する3次元形状モデル生成装置におい
て、3次元物体の所定の面に向けて、当該所定面の正面
方向、左下方向及び右下方向から同時に光を照射し、所定
面を均一に照らす照明部115〜117と、3次元物体
の光を照射した所定面を、少なくとも1方向から撮影し
て、3次元物体の所定面の影及び陰影のない画像を取得
するカメラ111、112と、3次元物体の所定面の3
次元形状を表す3次元形状データと撮影した画像とに基
づいて、3次元物体の3次元形状の各点における輝度値
を視覚的情報として取得することにより、3次元物体の
3次元形状モデルを生成する制御部150を備えること
を特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3次元物体の視覚
的情報からなる3次元形状モデルを生成する技術に関
し、特に、3次元形状モデルの生成に用いるために3次
元物体の影及び陰影のない画像を撮影する3次元物体撮
影装置、3次元形状モデル生成装置、3次元形状モデル
生成方法、3次元形状モデル生成プログラムに関する。
的情報からなる3次元形状モデルを生成する技術に関
し、特に、3次元形状モデルの生成に用いるために3次
元物体の影及び陰影のない画像を撮影する3次元物体撮
影装置、3次元形状モデル生成装置、3次元形状モデル
生成方法、3次元形状モデル生成プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年のコンピューターグラフィックス
(以下CGと略す)技術のめざましい発展により、3次
元物体の視覚的情報からなる3次元形状モデルを基に様
々な状況下におけるシーン画像をリアルに描画すること
が可能となってきた。
(以下CGと略す)技術のめざましい発展により、3次
元物体の視覚的情報からなる3次元形状モデルを基に様
々な状況下におけるシーン画像をリアルに描画すること
が可能となってきた。
【0003】中でも、人体や顔は描画対象として重要な
対象の1つであり、その精密な3次元形状モデルの生成
は重要なものとなっている。従来の3次元形状モデルで
は、対象とする3次元物体の3次元形状(表面の3次元
座標等)を示す3次元形状データとその表面上の各位置
における色や反射率等の視覚的情報を用いている。
対象の1つであり、その精密な3次元形状モデルの生成
は重要なものとなっている。従来の3次元形状モデルで
は、対象とする3次元物体の3次元形状(表面の3次元
座標等)を示す3次元形状データとその表面上の各位置
における色や反射率等の視覚的情報を用いている。
【0004】人の顔の3次元形状モデルがあれば、CG
の技術を用いて姿勢や照明条件、又は表情などを変化さ
せた顔画像を自由に生成可能である。このCGの技術に
ついては例えば「OpenGLプログラミングガイド」
アジソンウェスレイ(4−7952−9710−X)に
詳しく述べられている。
の技術を用いて姿勢や照明条件、又は表情などを変化さ
せた顔画像を自由に生成可能である。このCGの技術に
ついては例えば「OpenGLプログラミングガイド」
アジソンウェスレイ(4−7952−9710−X)に
詳しく述べられている。
【0005】これらのCG技術により、リアルなアニメ
ーション映像を製作したり、メガネや髪型などを変えて
自由な視点から眺めることにより好みのものを選んだり
するシミュレーションシステムを製作したりといった応
用が可能である。
ーション映像を製作したり、メガネや髪型などを変えて
自由な視点から眺めることにより好みのものを選んだり
するシミュレーションシステムを製作したりといった応
用が可能である。
【0006】また、本発明者が発明した特願2000−
353402号「物体照合方法、物体照合装置、および
そのプログラムを記録した記録媒体」では、計測した3
次元形状モデルと色データを用いて照明条件や姿勢を変
化させたときの顔画像を生成し、監視カメラなど様々な
条件下で撮影された顔画像を照合可能なシステムを実現
している。
353402号「物体照合方法、物体照合装置、および
そのプログラムを記録した記録媒体」では、計測した3
次元形状モデルと色データを用いて照明条件や姿勢を変
化させたときの顔画像を生成し、監視カメラなど様々な
条件下で撮影された顔画像を照合可能なシステムを実現
している。
【0007】人物の姿勢を変えたときの顔画像を生成す
るためには、顔画像の各画素とその顔の表面上の各3次
元座標(3次元形状データ)との対応関係が分かればよ
く、これを記述するカメラモデルとしては透視変換モデ
ルがよく用いられる。
るためには、顔画像の各画素とその顔の表面上の各3次
元座標(3次元形状データ)との対応関係が分かればよ
く、これを記述するカメラモデルとしては透視変換モデ
ルがよく用いられる。
【0008】透視変換モデルでは、顔の3次元形状モデ
ルの各点Pの3次元座標を(x、y、z)、画像の画素
の座標を(u、v)、顔の姿勢を表す回転行列をR、顔
の位置を(Tx、Ty、Tz)、カメラの焦点距離をf
とすると、次の数1の式のように表せる。
ルの各点Pの3次元座標を(x、y、z)、画像の画素
の座標を(u、v)、顔の姿勢を表す回転行列をR、顔
の位置を(Tx、Ty、Tz)、カメラの焦点距離をf
とすると、次の数1の式のように表せる。
【0009】
【数1】
【0010】顔の表面上の3次元座標の各点Pについて
式1を用いることにより、その顔画像の画素の座標を求
め、該画素を点Pの色で塗ることにより、姿勢R、位置
(Tx、Ty、Tz)での顔画像を生成することができ
る。
式1を用いることにより、その顔画像の画素の座標を求
め、該画素を点Pの色で塗ることにより、姿勢R、位置
(Tx、Ty、Tz)での顔画像を生成することができ
る。
【0011】以上ここまでに述べたCG技術により、顔
の3次元形状データと表面の色データがあれば、任意の
姿勢の顔画像を描画することができる。
の3次元形状データと表面の色データがあれば、任意の
姿勢の顔画像を描画することができる。
【0012】このときに用いる色データとしては、適当
な照明条件の下で撮影された画像の輝度値をそのまま利
用することが一般的であり、該画像をテクスチャ画像と
よび、該テクスチャ画像の輝度値を色データとして用い
て画像を描画する方法はテクスチャマッピングと呼ばれ
ている。
な照明条件の下で撮影された画像の輝度値をそのまま利
用することが一般的であり、該画像をテクスチャ画像と
よび、該テクスチャ画像の輝度値を色データとして用い
て画像を描画する方法はテクスチャマッピングと呼ばれ
ている。
【0013】更に、照明を変えたときの画像を生成する
ためには、照明の方向によって3次元物体表面の各部位
の画像上での明るさがどのように変化するかを記述する
反射モデルを利用する。
ためには、照明の方向によって3次元物体表面の各部位
の画像上での明るさがどのように変化するかを記述する
反射モデルを利用する。
【0014】Lambertianモデルは、照明の当たり方によ
って変わる3次元物体の各部の画像上での輝度値を求め
るためによく用いられる反射モデルであり、透視変換モ
デルと合わせて一般的なコンピュータ(ワークステーシ
ョン)のグラフィクス機能として標準装備されており広
く用いられている。
って変わる3次元物体の各部の画像上での輝度値を求め
るためによく用いられる反射モデルであり、透視変換モ
デルと合わせて一般的なコンピュータ(ワークステーシ
ョン)のグラフィクス機能として標準装備されており広
く用いられている。
【0015】Lambertianモデルでは、光源の方向を
L→、光源の強度を|L→|、3次元物体(顔)の各点
P→の法線ベクトルをn→、表面の反射率をAとしたと
き、画像上での点Pの輝度値Iは、次の数2の式により
計算される。
L→、光源の強度を|L→|、3次元物体(顔)の各点
P→の法線ベクトルをn→、表面の反射率をAとしたと
き、画像上での点Pの輝度値Iは、次の数2の式により
計算される。
【0016】
【数2】
【0017】ここで説明したLambertianモデルに限ら
ず、てかりなどを考慮した他の反射モデルにおいても数
2の式と同様に、3次元形状データ(x、y、z)と、
そこから得られる表面の法線方向n→と、表面の色デー
タ(や反射率データ)Aによって画像の輝度値が計算さ
れる。
ず、てかりなどを考慮した他の反射モデルにおいても数
2の式と同様に、3次元形状データ(x、y、z)と、
そこから得られる表面の法線方向n→と、表面の色デー
タ(や反射率データ)Aによって画像の輝度値が計算さ
れる。
【0018】したがって、3次元物体の3次元形状モデ
ルすなわち3次元形状データと表面の視覚的情報を示す
色データ(や反射率データ)があれば、任意の方向L→
に照明がある場合の画像をCGとして生成することが可
能である。
ルすなわち3次元形状データと表面の視覚的情報を示す
色データ(や反射率データ)があれば、任意の方向L→
に照明がある場合の画像をCGとして生成することが可
能である。
【0019】3次元物体の3次元形状及び表面の色を計
測する技術には様々なものがあり、例えば、特定の光パ
ターンを顔に投影して撮影した画像を解析することによ
り3次元形状データを測定する。光パターンの投影等の
方法による3次元形状の計測に関しては、本発明の当業
者において公知であるためその説明は省略する。
測する技術には様々なものがあり、例えば、特定の光パ
ターンを顔に投影して撮影した画像を解析することによ
り3次元形状データを測定する。光パターンの投影等の
方法による3次元形状の計測に関しては、本発明の当業
者において公知であるためその説明は省略する。
【0020】これらの従来技術では、3次元形状データ
の計測に併せて、前記投影パターン画像の撮影と同時又
はその直前又は直後にパターンの投射されない通常の2
次元画像をテクスチャ画像として撮影し、該テクスチャ
画像を3次元物体表面の色データとして3次元形状モデ
ルの生成に用いている。
の計測に併せて、前記投影パターン画像の撮影と同時又
はその直前又は直後にパターンの投射されない通常の2
次元画像をテクスチャ画像として撮影し、該テクスチャ
画像を3次元物体表面の色データとして3次元形状モデ
ルの生成に用いている。
【0021】これは、反射率を正確に計測するためには
特殊な計測装置が別途必要となり手間がかかるためであ
る。前記テクスチャ画像は、反射率に照明の当たり方に
よって生じる影や陰影の影響が加わったものであるが、
従来の技術ではこれを近似的に反射率の代用として用い
ていた。
特殊な計測装置が別途必要となり手間がかかるためであ
る。前記テクスチャ画像は、反射率に照明の当たり方に
よって生じる影や陰影の影響が加わったものであるが、
従来の技術ではこれを近似的に反射率の代用として用い
ていた。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
技術では、以下に述べるような問題点があった。
技術では、以下に述べるような問題点があった。
【0023】従来の3次元形状モデルの生成において
は、テクスチャマッピングにおいて利用する3次元物体
表面の各3次元座標の色データや反射率データAを正確
に測定することが困難であるため、これの代用として3
次元物体のテクスチャ画像(2次元画像)を用いてい
た。しかし、代用として用いる3次元物体のテクスチャ
画像には、影や陰影が生じているため、正確な3次元形
状モデルを生成することができないという問題点があっ
た。
は、テクスチャマッピングにおいて利用する3次元物体
表面の各3次元座標の色データや反射率データAを正確
に測定することが困難であるため、これの代用として3
次元物体のテクスチャ画像(2次元画像)を用いてい
た。しかし、代用として用いる3次元物体のテクスチャ
画像には、影や陰影が生じているため、正確な3次元形
状モデルを生成することができないという問題点があっ
た。
【0024】図11と図12は、こうした従来の人の顔
の3次元形状モデルの生成に用いるためのテクスチャ画
像を撮影する撮影装置700、710を示す図であり、
図11では特別の光源を用いずに測定する場所の室内灯
800の明かりを利用して撮影する方式を示し、図12
では3次元形状データを計測のために用いる光パターン
を投影するプロジェクタ721のランプで顔を照らして
撮影する方式を示している。
の3次元形状モデルの生成に用いるためのテクスチャ画
像を撮影する撮影装置700、710を示す図であり、
図11では特別の光源を用いずに測定する場所の室内灯
800の明かりを利用して撮影する方式を示し、図12
では3次元形状データを計測のために用いる光パターン
を投影するプロジェクタ721のランプで顔を照らして
撮影する方式を示している。
【0025】しかし、このような従来の撮影装置70
0、710で撮影したテクスチャ画像には影や陰影が生
じているため、正確な3次元形状モデルを生成すること
ができず、テクスチャマッピングにより生成される姿勢
を変化させた画像の見栄えが悪いものとなった。
0、710で撮影したテクスチャ画像には影や陰影が生
じているため、正確な3次元形状モデルを生成すること
ができず、テクスチャマッピングにより生成される姿勢
を変化させた画像の見栄えが悪いものとなった。
【0026】一例として、図11のように室内灯800
の明かりを利用して撮影する場合は、測定を行なう場所
の環境に影響を受けるという問題がある。
の明かりを利用して撮影する場合は、測定を行なう場所
の環境に影響を受けるという問題がある。
【0027】例えば、顔の右方向に窓があって外光がさ
していたり、左側が壁で右側に室内灯が多数ある場合な
ど、顔の右から強い照明が当たるような照明条件でテク
スチャ画像を撮影し、これを色データとして3次元形状
モデルを生成した場合を考える。
していたり、左側が壁で右側に室内灯が多数ある場合な
ど、顔の右から強い照明が当たるような照明条件でテク
スチャ画像を撮影し、これを色データとして3次元形状
モデルを生成した場合を考える。
【0028】すると、この場合の顔のテクスチャ画像で
は、図10に示すように鼻の左側に影が生じている。こ
のような、鼻の左に影があって顔の左側が暗い画像をテ
クスチャとして用い、顔を回転させて左側からの画像を
生成して見ようとすると、見えている部分が全体に暗
く、逆光状態で撮影した画像となってしまう。
は、図10に示すように鼻の左側に影が生じている。こ
のような、鼻の左に影があって顔の左側が暗い画像をテ
クスチャとして用い、顔を回転させて左側からの画像を
生成して見ようとすると、見えている部分が全体に暗
く、逆光状態で撮影した画像となってしまう。
【0029】つまり、任意の方向からきれいな顔画像を
見たい場合には、顔全体がなるべく影がなく均一に照ら
された状態でテクスチャ画像を撮影する必要があるが、
従来の技術では、テクスチャ画像を撮影するために適切
な照明条件を設定する方法が考慮されておらず、製作し
たCG画像の見栄えが悪いものとなっていた。
見たい場合には、顔全体がなるべく影がなく均一に照ら
された状態でテクスチャ画像を撮影する必要があるが、
従来の技術では、テクスチャ画像を撮影するために適切
な照明条件を設定する方法が考慮されておらず、製作し
たCG画像の見栄えが悪いものとなっていた。
【0030】また従来では、テクスチャ画像を前記反射
率データAの代用として3次元形状モデルの生成に用い
ることを特に考慮しておらず、単なる表示用の色データ
としての利用を考えていたため、テクスチャ画像の撮影
時に適切な照明条件を設定していなかった。
率データAの代用として3次元形状モデルの生成に用い
ることを特に考慮しておらず、単なる表示用の色データ
としての利用を考えていたため、テクスチャ画像の撮影
時に適切な照明条件を設定していなかった。
【0031】このため、撮影されたテクスチャ画像の輝
度値には影や陰影の影響が生じて前記反射率データAと
は大きく異なっており、前記反射率データAに代用して
3次元形状モデルの生成に用いることができなかった。
度値には影や陰影の影響が生じて前記反射率データAと
は大きく異なっており、前記反射率データAに代用して
3次元形状モデルの生成に用いることができなかった。
【0032】すなわち、テクスチャ画像の撮影時には、
鼻の影や局所的な陰影が生じないように適切な位置に光
源を配置して用いる必要があり、そうでなければ、撮影
されたテクスチャ画像を用いて生成した3次元形状モデ
ルからCG技術により生成した画像は、不自然な影や陰
影がついた見栄えの悪いものになる。
鼻の影や局所的な陰影が生じないように適切な位置に光
源を配置して用いる必要があり、そうでなければ、撮影
されたテクスチャ画像を用いて生成した3次元形状モデ
ルからCG技術により生成した画像は、不自然な影や陰
影がついた見栄えの悪いものになる。
【0033】例えば上述した図11において、顔に左か
ら照明の当たった画像を用いて数2の式のモデルによる
3次元形状モデルを生成する場合には、鼻の左側には本
来影ができないはずであるがテクスチャ画像で影になっ
ている部分ではその反射率が本来の色に比べて小さい値
となっているために、左から照明が当たっているのに左
側に影があるというような、不自然な画像ができてしま
うことがあった。図12の場合にも、光が下の方から当
たった不自然な画像がテクスチャ画像となるため同様な
問題が生じていた。
ら照明の当たった画像を用いて数2の式のモデルによる
3次元形状モデルを生成する場合には、鼻の左側には本
来影ができないはずであるがテクスチャ画像で影になっ
ている部分ではその反射率が本来の色に比べて小さい値
となっているために、左から照明が当たっているのに左
側に影があるというような、不自然な画像ができてしま
うことがあった。図12の場合にも、光が下の方から当
たった不自然な画像がテクスチャ画像となるため同様な
問題が生じていた。
【0034】また別の例として、図13の撮影装置72
0のように顔の正面から顔に光を照射して撮影した場合
を考える。この場合、鼻の影の問題は小さくなる。
0のように顔の正面から顔に光を照射して撮影した場合
を考える。この場合、鼻の影の問題は小さくなる。
【0035】しかし、この場合には図9に示すように、
ほおの部分で顔表面の法線方向と照明の方向との間の角
度が大きくなるため、この部分で撮影されたテクスチャ
画像の輝度値が暗くなってしまう。したがって、真の色
(や反射率)としては額の部分とほおの部分がほぼ同じ
であっても、ほおの部分が著しく暗くなるという問題が
あり、CG技術で生成した画像が不自然になるという問
題があった。
ほおの部分で顔表面の法線方向と照明の方向との間の角
度が大きくなるため、この部分で撮影されたテクスチャ
画像の輝度値が暗くなってしまう。したがって、真の色
(や反射率)としては額の部分とほおの部分がほぼ同じ
であっても、ほおの部分が著しく暗くなるという問題が
あり、CG技術で生成した画像が不自然になるという問
題があった。
【0036】このように、不均一な照明の元で撮影した
影や陰影のある画像を(色や反射率データの代わりに)
用いて3次元形状モデルを生成すると、視点や照明条件
を変化させてCGで生成した画像の見栄えが悪く不自然
な画像となる。
影や陰影のある画像を(色や反射率データの代わりに)
用いて3次元形状モデルを生成すると、視点や照明条件
を変化させてCGで生成した画像の見栄えが悪く不自然
な画像となる。
【0037】本発明の目的は、上記従来技術の欠点を解
決し、人の顔等の凹凸のある3次元物体の3次元形状モ
デルを生成するために、その3次元物体の表面全体に均
一な照明を当てることにより影や陰影のないテクスチャ
画像を撮影し、そのテクスチャ画像を用いて3次元形状
モデルを生成することで、見栄えの良いCGの作成を実
現する3次元物体撮影装置、3次元形状モデル生成装
置、3次元形状モデル生成方法、3次元形状モデル生成
プログラムを提供することにある。
決し、人の顔等の凹凸のある3次元物体の3次元形状モ
デルを生成するために、その3次元物体の表面全体に均
一な照明を当てることにより影や陰影のないテクスチャ
画像を撮影し、そのテクスチャ画像を用いて3次元形状
モデルを生成することで、見栄えの良いCGの作成を実
現する3次元物体撮影装置、3次元形状モデル生成装
置、3次元形状モデル生成方法、3次元形状モデル生成
プログラムを提供することにある。
【0038】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の3次元物体撮影装置は、3次元物体の視覚的情
報からなる3次元形状モデルを生成するために前記3次
元物体を撮影する3次元物体撮影方法において、前記3
次元物体の所定の面に向けて、当該所定面の正面方向、左
下方向及び右下方向から同時に光を照射し、前記所定面
を均一に照らす光照射手段と、前記3次元物体の前記光
を照射した所定面を、少なくとも1方向から撮影する撮
影手段とを備え、前記撮影手段により、前記3次元物体の
前記所定面の影及び陰影のない画像を取得することを特
徴とする。
本発明の3次元物体撮影装置は、3次元物体の視覚的情
報からなる3次元形状モデルを生成するために前記3次
元物体を撮影する3次元物体撮影方法において、前記3
次元物体の所定の面に向けて、当該所定面の正面方向、左
下方向及び右下方向から同時に光を照射し、前記所定面
を均一に照らす光照射手段と、前記3次元物体の前記光
を照射した所定面を、少なくとも1方向から撮影する撮
影手段とを備え、前記撮影手段により、前記3次元物体の
前記所定面の影及び陰影のない画像を取得することを特
徴とする。
【0039】請求項2の本発明の3次元物体撮影装置
は、前記光照射手段に、3方向からの前記光を拡散させ
て前記3次元物体の前記所定面に照射するフィルタを設
けたことを特徴とする。
は、前記光照射手段に、3方向からの前記光を拡散させ
て前記3次元物体の前記所定面に照射するフィルタを設
けたことを特徴とする。
【0040】請求項3の本発明の3次元物体撮影装置
は、前記3次元物体が人間の顔であり、前記光照射手段
は、前記顔の正面に向けて、その正面方向、前記顔の左右
の頬の法線が向く左下方向及び右下方向から同時に光を
照射することを特徴とする。
は、前記3次元物体が人間の顔であり、前記光照射手段
は、前記顔の正面に向けて、その正面方向、前記顔の左右
の頬の法線が向く左下方向及び右下方向から同時に光を
照射することを特徴とする。
【0041】請求項4の本発明の3次元物体撮影装置
は、前記光照射手段は、1以上の光源と当該光源からの
光を反射する1以上の反射板からなり、前記反射板で反
射した光を前記3次元物体の少なくとも左下方向及び右
下方向から同時に照射することを特徴とする。
は、前記光照射手段は、1以上の光源と当該光源からの
光を反射する1以上の反射板からなり、前記反射板で反
射した光を前記3次元物体の少なくとも左下方向及び右
下方向から同時に照射することを特徴とする。
【0042】請求項5の本発明の3次元物体撮影装置
は、前記3次元物体の前記所定面に向けて、特定のパタ
ーンからなる光パターンを照射する光パターン照射手段
を更に備え、前記撮影手段により、前記光パターン照射手
段によって前記特定の光パターンを照射した前記3次元
物体を撮影することにより、前記3次元物体の前記所定
面における3次元形状を計測するための画像を取得する
ことを特徴とする。
は、前記3次元物体の前記所定面に向けて、特定のパタ
ーンからなる光パターンを照射する光パターン照射手段
を更に備え、前記撮影手段により、前記光パターン照射手
段によって前記特定の光パターンを照射した前記3次元
物体を撮影することにより、前記3次元物体の前記所定
面における3次元形状を計測するための画像を取得する
ことを特徴とする。
【0043】請求項6の本発明の3次元形状モデル生成
装置は、3次元物体の視覚的情報を示す3次元形状モデ
ルを生成する3次元形状モデル生成装置において、前記
3次元物体の所定の面に向けて、当該所定面の正面方向、
左下方向及び右下方向から同時に光を照射し、前記所定
面を均一に照らす光照射手段と、前記3次元物体の前記
光を照射した所定面を、少なくとも1方向から撮影して、
前記3次元物体の前記所定面の影及び陰影のない画像を
取得する撮影手段と、前記3次元物体の所定面の3次元
形状を表す3次元形状データと撮影した前記画像とに基
づいて、前記3次元物体の前記3次元形状の各点におけ
る輝度値を前記視覚的情報として取得することにより、
前記3次元物体の前記3次元形状モデルを生成する手段
を備えることを特徴とする。
装置は、3次元物体の視覚的情報を示す3次元形状モデ
ルを生成する3次元形状モデル生成装置において、前記
3次元物体の所定の面に向けて、当該所定面の正面方向、
左下方向及び右下方向から同時に光を照射し、前記所定
面を均一に照らす光照射手段と、前記3次元物体の前記
光を照射した所定面を、少なくとも1方向から撮影して、
前記3次元物体の前記所定面の影及び陰影のない画像を
取得する撮影手段と、前記3次元物体の所定面の3次元
形状を表す3次元形状データと撮影した前記画像とに基
づいて、前記3次元物体の前記3次元形状の各点におけ
る輝度値を前記視覚的情報として取得することにより、
前記3次元物体の前記3次元形状モデルを生成する手段
を備えることを特徴とする。
【0044】請求項7の本発明の3次元形状モデル生成
装置は、前記光照射手段に、3方向からの前記光を拡散
させて前記3次元物体の前記所定面に照射するフィルタ
を設けたことを特徴とする。
装置は、前記光照射手段に、3方向からの前記光を拡散
させて前記3次元物体の前記所定面に照射するフィルタ
を設けたことを特徴とする。
【0045】請求項8の本発明の3次元形状モデル生成
装置は、前記3次元物体が人間の顔であり、前記光照射
手段は、前記顔の正面に向けて、その正面方向、前記顔の
左右の頬の法線が向く左下方向及び右下方向から同時に
光を照射することを特徴とする。
装置は、前記3次元物体が人間の顔であり、前記光照射
手段は、前記顔の正面に向けて、その正面方向、前記顔の
左右の頬の法線が向く左下方向及び右下方向から同時に
光を照射することを特徴とする。
【0046】請求項9の本発明の3次元形状モデル生成
装置は、前記光照射手段は、1以上の光源と当該光源か
らの光を反射する1以上の反射板からなり、前記反射板
で反射した光を前記3次元物体の少なくとも左下方向及
び右下方向から同時に照射することを特徴とする。
装置は、前記光照射手段は、1以上の光源と当該光源か
らの光を反射する1以上の反射板からなり、前記反射板
で反射した光を前記3次元物体の少なくとも左下方向及
び右下方向から同時に照射することを特徴とする。
【0047】請求項10の本発明の3次元形状モデル生
成装置は、前記光照射手段は、独立した筐体の光源を備
え、前記光源により前記3方向の内の少なくとも1つか
ら、前記3次元物体の所定面に対し前記光を照射するこ
とを特徴とする。
成装置は、前記光照射手段は、独立した筐体の光源を備
え、前記光源により前記3方向の内の少なくとも1つか
ら、前記3次元物体の所定面に対し前記光を照射するこ
とを特徴とする。
【0048】請求項11の本発明の3次元形状モデル生
成装置は、中央部が凹状に窪んだ形状の本体部を有し、
前記本体部の中央に前記正面方向の光照射手段を、前記
本体部の左右に設けたアームに前記左右の光照射手段を
設け、かつ前記本体部の左右の前面に前記撮影手段をそ
れぞれ設けたことを特徴とする。
成装置は、中央部が凹状に窪んだ形状の本体部を有し、
前記本体部の中央に前記正面方向の光照射手段を、前記
本体部の左右に設けたアームに前記左右の光照射手段を
設け、かつ前記本体部の左右の前面に前記撮影手段をそ
れぞれ設けたことを特徴とする。
【0049】請求項12の本発明の3次元形状モデル生
成装置は、前記3次元物体の前記所定面に向けて、特定
のパターンからなる光パターンを照射する光パターン照
射手段を更に備え、前記撮影手段により、前記光パターン
照射手段によって前記特定の光パターンを照射した前記
3次元物体を撮影することにより、前記3次元物体の前
記所定面における3次元形状を計測するための画像を取
得することを特徴とする。
成装置は、前記3次元物体の前記所定面に向けて、特定
のパターンからなる光パターンを照射する光パターン照
射手段を更に備え、前記撮影手段により、前記光パターン
照射手段によって前記特定の光パターンを照射した前記
3次元物体を撮影することにより、前記3次元物体の前
記所定面における3次元形状を計測するための画像を取
得することを特徴とする。
【0050】請求項13の本発明の3次元形状モデル生
成方法は、3次元物体の視覚的情報を示す3次元形状モ
デルを生成する3次元形状モデル生成方法において、前
記3次元物体の所定の面に向けて、当該所定面の正面方
向、左下方向及び右下方向から同時に光を照射し、前記所
定面を均一に照らす光照射ステップと、前記3次元物体
の前記光を照射した所定面を、少なくとも1方向から撮
影して、前記3次元物体の前記所定面の影及び陰影のな
い画像を取得する撮影ステップと、前記3次元物体の所
定面の3次元形状を表す3次元形状データと撮影した前
記画像とに基づいて、前記3次元物体の前記3次元形状
の各点における輝度値を前記視覚的情報として取得する
ことにより、前記3次元物体の前記3次元形状モデルを
生成するステップを備えることを特徴とする。
成方法は、3次元物体の視覚的情報を示す3次元形状モ
デルを生成する3次元形状モデル生成方法において、前
記3次元物体の所定の面に向けて、当該所定面の正面方
向、左下方向及び右下方向から同時に光を照射し、前記所
定面を均一に照らす光照射ステップと、前記3次元物体
の前記光を照射した所定面を、少なくとも1方向から撮
影して、前記3次元物体の前記所定面の影及び陰影のな
い画像を取得する撮影ステップと、前記3次元物体の所
定面の3次元形状を表す3次元形状データと撮影した前
記画像とに基づいて、前記3次元物体の前記3次元形状
の各点における輝度値を前記視覚的情報として取得する
ことにより、前記3次元物体の前記3次元形状モデルを
生成するステップを備えることを特徴とする。
【0051】請求項14の本発明の3次元形状モデル生
成方法は、前記3次元物体が人間の顔であり、前記光照
射ステップにて、前記顔の正面に向けて、その正面方向、
前記顔の左右の頬の法線が向く左下方向及び右下方向か
ら同時に光を照射することを特徴とする。
成方法は、前記3次元物体が人間の顔であり、前記光照
射ステップにて、前記顔の正面に向けて、その正面方向、
前記顔の左右の頬の法線が向く左下方向及び右下方向か
ら同時に光を照射することを特徴とする。
【0052】請求項15の本発明の3次元形状モデル生
成方法は、前記3次元物体の前記所定面に向けて、特定
のパターンからなる光パターンを照射する光パターン照
射ステップと、前記特定の光パターンを照射した前記3
次元物体を撮影することにより、前記3次元物体の前記
所定面における3次元形状を計測するための画像を取得
するステップを備えることを特徴とする。
成方法は、前記3次元物体の前記所定面に向けて、特定
のパターンからなる光パターンを照射する光パターン照
射ステップと、前記特定の光パターンを照射した前記3
次元物体を撮影することにより、前記3次元物体の前記
所定面における3次元形状を計測するための画像を取得
するステップを備えることを特徴とする。
【0053】請求項16の本発明の3次元形状モデル生
成プログラムは、コンピュータを制御することにより、
3次元物体の視覚的情報を示す3次元形状モデルを生成
する3次元形状モデル生成プログラムにおいて、前記3
次元物体の所定の面に向けて、当該所定面の正面方向、左
下方向及び右下方向から同時に光を照射し、前記所定面
を均一に照らす光照射機能と、前記3次元物体の前記光
を照射した所定面を、少なくとも1方向から撮影して、前
記3次元物体の前記所定面の影及び陰影のない画像を取
得する撮影機能と、前記3次元物体の所定面の3次元形
状を表す3次元形状データと撮影した前記画像とに基づ
いて、前記3次元物体の前記3次元形状の各点における
輝度値を前記視覚的情報として取得することにより、前
記3次元物体の前記3次元形状モデルを生成する機能を
備えることを特徴とする。
成プログラムは、コンピュータを制御することにより、
3次元物体の視覚的情報を示す3次元形状モデルを生成
する3次元形状モデル生成プログラムにおいて、前記3
次元物体の所定の面に向けて、当該所定面の正面方向、左
下方向及び右下方向から同時に光を照射し、前記所定面
を均一に照らす光照射機能と、前記3次元物体の前記光
を照射した所定面を、少なくとも1方向から撮影して、前
記3次元物体の前記所定面の影及び陰影のない画像を取
得する撮影機能と、前記3次元物体の所定面の3次元形
状を表す3次元形状データと撮影した前記画像とに基づ
いて、前記3次元物体の前記3次元形状の各点における
輝度値を前記視覚的情報として取得することにより、前
記3次元物体の前記3次元形状モデルを生成する機能を
備えることを特徴とする。
【0054】請求項17の本発明の3次元形状モデル生
成プログラムは、前記3次元物体が人間の顔であり、前
記光照射機能にて、前記顔の正面に向けて、その正面方
向、前記顔の左右の頬の法線が向く左下方向及び右下方
向から同時に光を照射することを特徴とする。
成プログラムは、前記3次元物体が人間の顔であり、前
記光照射機能にて、前記顔の正面に向けて、その正面方
向、前記顔の左右の頬の法線が向く左下方向及び右下方
向から同時に光を照射することを特徴とする。
【0055】請求項18の本発明の3次元形状モデル生
成プログラムは、前記3次元物体の前記所定面に向け
て、特定のパターンからなる光パターンを照射する光パ
ターン照射機能と、前記特定の光パターンを照射した前
記3次元物体を撮影することにより、前記3次元物体の
前記所定面における3次元形状を計測するための画像を
取得する機能を備えることを特徴とする。
成プログラムは、前記3次元物体の前記所定面に向け
て、特定のパターンからなる光パターンを照射する光パ
ターン照射機能と、前記特定の光パターンを照射した前
記3次元物体を撮影することにより、前記3次元物体の
前記所定面における3次元形状を計測するための画像を
取得する機能を備えることを特徴とする。
【0056】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
て図面を参照して詳細に説明する。
【0057】本発明では、全ての人に共通な顔の基本構
造が、鼻が正面方向に突き出しており、顔表面の大部分
が図4に示すように額を中心とした正面向きの面210
と、左右の頬を中心とした右下向きの面211と左下向
きの面212の、合計3つの部位に大分できるものであ
るから、これら3つの部位の法線方向に照明を配置する
ことで顔全体を均一に照らし、かつ鼻の影が顔に落ちな
いようにできることを利用する。
造が、鼻が正面方向に突き出しており、顔表面の大部分
が図4に示すように額を中心とした正面向きの面210
と、左右の頬を中心とした右下向きの面211と左下向
きの面212の、合計3つの部位に大分できるものであ
るから、これら3つの部位の法線方向に照明を配置する
ことで顔全体を均一に照らし、かつ鼻の影が顔に落ちな
いようにできることを利用する。
【0058】図1は、本発明の第1の実施の形態の3次
元形状モデル生成装置100の外観を示す図である。図
1を参照すると本実施の形態の3次元形状モデル生成装
置100は、プログラム制御されるCPU等で実現さ
れ、被撮影者200の顔を撮影する撮影部110と、撮
影部110の動作を制御し3次元形状モデルの生成を行
なう制御部150を備えている。また、撮影部110
は、撮影を行なうカメラ111、112と、顔の表面の
形状を示す3次元形状データ(例えば顔の表面の3次元
座標等)を計測するための光パターンを投影するプロジ
ェクタ113、114と、テクスチャ撮影用の光源であ
る正面照明部115、右下照明部116、左下照明部1
17を備えている。
元形状モデル生成装置100の外観を示す図である。図
1を参照すると本実施の形態の3次元形状モデル生成装
置100は、プログラム制御されるCPU等で実現さ
れ、被撮影者200の顔を撮影する撮影部110と、撮
影部110の動作を制御し3次元形状モデルの生成を行
なう制御部150を備えている。また、撮影部110
は、撮影を行なうカメラ111、112と、顔の表面の
形状を示す3次元形状データ(例えば顔の表面の3次元
座標等)を計測するための光パターンを投影するプロジ
ェクタ113、114と、テクスチャ撮影用の光源であ
る正面照明部115、右下照明部116、左下照明部1
17を備えている。
【0059】撮影部110におけるこれらの各部の配置
は、図示のような前面が凹状にくぼんだ形状の本体部1
10−1の中央に正面照明部115、左右にそれぞれカ
メラ111、112とプロジェクタ113、114を1
つずつ配置した構成としている。また、本体部110−
1の左右の下部には、アーム110−2、110−3を
設け、その各アーム110−2、110−3の先端部に
それぞれ右下照明部116と左下照明部117を配置し
ている。
は、図示のような前面が凹状にくぼんだ形状の本体部1
10−1の中央に正面照明部115、左右にそれぞれカ
メラ111、112とプロジェクタ113、114を1
つずつ配置した構成としている。また、本体部110−
1の左右の下部には、アーム110−2、110−3を
設け、その各アーム110−2、110−3の先端部に
それぞれ右下照明部116と左下照明部117を配置し
ている。
【0060】3次元形状モデル生成装置100は、前面
に向かって被撮影者200を静止させ、顔の3次元形状
の計測やテクスチャ画像の撮影を行なう。図6は真上か
ら本実施の形態の3次元形状モデル生成装置100を見
た図であり、図7は右方向から本実施の形態の3次元形
状モデル生成装置100を見た図である。
に向かって被撮影者200を静止させ、顔の3次元形状
の計測やテクスチャ画像の撮影を行なう。図6は真上か
ら本実施の形態の3次元形状モデル生成装置100を見
た図であり、図7は右方向から本実施の形態の3次元形
状モデル生成装置100を見た図である。
【0061】顔の3次元形状の計測方法としては、従来
の様々な3次元形状の計測方法が利用可能である。本実
施の形態の3次元形状モデル生成装置100では、顔の
左右の形状を計測するカメラ111、112と、3次元
形状計測のための正弦波パターンを投影するプロジェク
タ113、114とを用いて、顔の3次元形状を計測す
る。
の様々な3次元形状の計測方法が利用可能である。本実
施の形態の3次元形状モデル生成装置100では、顔の
左右の形状を計測するカメラ111、112と、3次元
形状計測のための正弦波パターンを投影するプロジェク
タ113、114とを用いて、顔の3次元形状を計測す
る。
【0062】テクスチャ撮影用の正面照明部115は、
被撮影者200の顔の正面方向に位置し、テクスチャ撮
影時に顔に向けて光を投射する。
被撮影者200の顔の正面方向に位置し、テクスチャ撮
影時に顔に向けて光を投射する。
【0063】テクスチャ撮影用の右下照明部116は、
顔の右下方向に位置し、テクスチャ撮影時に光を顔に向
けて投射する。右下照明部116は、図1のように撮影
部110に固定することもできるが、独立した筐体とし
て設置することももちろん可能である。
顔の右下方向に位置し、テクスチャ撮影時に光を顔に向
けて投射する。右下照明部116は、図1のように撮影
部110に固定することもできるが、独立した筐体とし
て設置することももちろん可能である。
【0064】テクスチャ撮影用の左下照明部117は、
顔の左下方向に位置し、テクスチャ撮影時に光を顔に向
けて投射する。左下照明部117は図1のように撮影部
110に固定することもできるが、独立した筐体として
設置することももちろん可能である。
顔の左下方向に位置し、テクスチャ撮影時に光を顔に向
けて投射する。左下照明部117は図1のように撮影部
110に固定することもできるが、独立した筐体として
設置することももちろん可能である。
【0065】各照明部115〜117には、蛍光灯、白
熱電球、フラッシュ光源など様々な光源が利用可能であ
る。また、各照明部115〜117を、トレーシングペ
ーパーで覆うなどして投射光を拡散することにより、顔
全体に均一に光を当てる効果をより高めることが可能で
ある。また、各照明部115〜117には任意の数の光
源を用いることが可能である。また、レンズや反射板等
の光学系を利用することにより各方向からより均一な光
を当てこともできる。
熱電球、フラッシュ光源など様々な光源が利用可能であ
る。また、各照明部115〜117を、トレーシングペ
ーパーで覆うなどして投射光を拡散することにより、顔
全体に均一に光を当てる効果をより高めることが可能で
ある。また、各照明部115〜117には任意の数の光
源を用いることが可能である。また、レンズや反射板等
の光学系を利用することにより各方向からより均一な光
を当てこともできる。
【0066】制御部150は、3次元形状の計測とテク
スチャ画像の撮影を順番に実行するように撮影部110
等を制御する。本実施の形態では3次元形状の計測を先
に行ない、テクスチャ画像の撮影をその直後に行なう
が、この順番は変更可能であり、3次元形状計測中に行
なうことももちろん可能である。
スチャ画像の撮影を順番に実行するように撮影部110
等を制御する。本実施の形態では3次元形状の計測を先
に行ない、テクスチャ画像の撮影をその直後に行なう
が、この順番は変更可能であり、3次元形状計測中に行
なうことももちろん可能である。
【0067】本実施の形態ではパーソナルコンピュータ
等の制御部150を用いて、撮影部110の各照明部1
15、116、117やカメラ111、112等を制御
し、3次元形状の計測やテクスチャ画像の撮影を行な
う。本実施の形態では、3次元形状の計測を先に行ない
テクスチャ画像の撮影をその直後に行なうが、この計測
と撮影の順番は変更可能であり、また、3次元形状計測
中にテクスチャ画像の撮影を行なうことももちろん可能
である。
等の制御部150を用いて、撮影部110の各照明部1
15、116、117やカメラ111、112等を制御
し、3次元形状の計測やテクスチャ画像の撮影を行な
う。本実施の形態では、3次元形状の計測を先に行ない
テクスチャ画像の撮影をその直後に行なうが、この計測
と撮影の順番は変更可能であり、また、3次元形状計測
中にテクスチャ画像の撮影を行なうことももちろん可能
である。
【0068】制御部150は、3次元形状の測定結果で
ある3次元形状データ186と、カメラ111、112
から入力されるテクスチャ画像信号185を読み込み、
前記3次元形状データの各点に対応する部位の前記テク
スチャ画像信号の輝度値を色又は反射率として、3次元
形状モデル187を生成して出力する。
ある3次元形状データ186と、カメラ111、112
から入力されるテクスチャ画像信号185を読み込み、
前記3次元形状データの各点に対応する部位の前記テク
スチャ画像信号の輝度値を色又は反射率として、3次元
形状モデル187を生成して出力する。
【0069】図2は、本実施の形態による3次元形状モ
デル生成装置100の構成を示すブロック図であり、各
部の間において送受される信号等も示している。また。
図3は、本実施の形態による3次元形状モデル生成装置
の動作を説明するためのフローチャートである。
デル生成装置100の構成を示すブロック図であり、各
部の間において送受される信号等も示している。また。
図3は、本実施の形態による3次元形状モデル生成装置
の動作を説明するためのフローチャートである。
【0070】図2を参照すると、本実施の形態の3次元
形状モデル生成装置100の制御部150は、顔の3次
元形状を計測する3次元形状計測部151と、撮影部1
10の各カメラ111、112による撮影を制御する撮
影制御部152と、3次元形状モデルを生成する3次元
形状モデル生成部153を備えている。
形状モデル生成装置100の制御部150は、顔の3次
元形状を計測する3次元形状計測部151と、撮影部1
10の各カメラ111、112による撮影を制御する撮
影制御部152と、3次元形状モデルを生成する3次元
形状モデル生成部153を備えている。
【0071】3次元形状計測部151は、被撮影者20
0の顔の3次元形状を計測し、3次元形状データ186
を3次元形状モデル生成部153に出力する(ステップ
301)。また、3次元形状の計測が終了した時点で撮
影指示信号180を撮影制御部152に出力する。
0の顔の3次元形状を計測し、3次元形状データ186
を3次元形状モデル生成部153に出力する(ステップ
301)。また、3次元形状の計測が終了した時点で撮
影指示信号180を撮影制御部152に出力する。
【0072】撮影制御部152は、撮影指示信号180
を入力されると直ちに点灯指示信号181を撮影部11
0の各照明部115〜117に出力する。また、各照明
部115〜117が全て点灯して撮影準備が整い次第、
撮影開始信号183を撮影部110のカメラ111、1
12に出力する(ステップ302)。このように撮影制
御部152は、撮影部110のカメラ111、112を
利用して、被撮影者200の顔を撮影する。
を入力されると直ちに点灯指示信号181を撮影部11
0の各照明部115〜117に出力する。また、各照明
部115〜117が全て点灯して撮影準備が整い次第、
撮影開始信号183を撮影部110のカメラ111、1
12に出力する(ステップ302)。このように撮影制
御部152は、撮影部110のカメラ111、112を
利用して、被撮影者200の顔を撮影する。
【0073】正面照明部115、左下照明部117、右
下照明部116は、撮影制御部152から点灯指示信号
181の入力を受けると、テクスチャ撮影用の照明光1
82を被撮影者200の顔へと投射する。
下照明部116は、撮影制御部152から点灯指示信号
181の入力を受けると、テクスチャ撮影用の照明光1
82を被撮影者200の顔へと投射する。
【0074】カメラ111、112は、撮影制御部15
2から撮影開始信号183の入力を受けると、被撮影者
200の顔画像184を撮影し、撮影したテクスチャ画
像信号185を3次元形状モデル生成部153に出力す
る。
2から撮影開始信号183の入力を受けると、被撮影者
200の顔画像184を撮影し、撮影したテクスチャ画
像信号185を3次元形状モデル生成部153に出力す
る。
【0075】ここで、各照明部115、116、117
にはハロゲンランプを使用することができ、点灯指示信
号181に応じてハロゲンランプへの電源を入れるもの
とする。また、各照明部115、116、117が点灯
し次第、各カメラ111、112は撮影開始信号183
を受けて顔画像184を撮影し、その顔画像184をテ
クスチャ画像信号185として制御部150に出力す
る。
にはハロゲンランプを使用することができ、点灯指示信
号181に応じてハロゲンランプへの電源を入れるもの
とする。また、各照明部115、116、117が点灯
し次第、各カメラ111、112は撮影開始信号183
を受けて顔画像184を撮影し、その顔画像184をテ
クスチャ画像信号185として制御部150に出力す
る。
【0076】ここで各照明部115、116、117の
光源としてハロゲンランプを用いることはあくまで一例
であり、応答性の良いフラッシュランプなど他の光源を
利用することももちろん可能である。
光源としてハロゲンランプを用いることはあくまで一例
であり、応答性の良いフラッシュランプなど他の光源を
利用することももちろん可能である。
【0077】正面照明部115は、被撮影者200の顔
の正面方向に位置し、テクスチャ撮影時に光を顔に向け
て投射する。正面照明部115は、被撮影者200の頭
部の中心から、水平前方に距離65cmのところにハロ
ゲンランプを設置する。右下照明部116は、顔の右下
方向に位置し、テクスチャ撮影時に光を顔に向けて投射
する。左下照明部117は、顔の左下方向に位置し、テ
クスチャ撮影時に光を顔に向けて投射する。
の正面方向に位置し、テクスチャ撮影時に光を顔に向け
て投射する。正面照明部115は、被撮影者200の頭
部の中心から、水平前方に距離65cmのところにハロ
ゲンランプを設置する。右下照明部116は、顔の右下
方向に位置し、テクスチャ撮影時に光を顔に向けて投射
する。左下照明部117は、顔の左下方向に位置し、テ
クスチャ撮影時に光を顔に向けて投射する。
【0078】右下照明部116、及び左下照明部117
は、それぞれ被撮影者200の顔の右及び左方向に位置
し、被撮影者200の頭部中心の真横から前方への水平
角度20度、水平からの下方角度45度の方向で、頭部
の中心位置から距離65cmのところにハロゲンランプ
を設置する。
は、それぞれ被撮影者200の顔の右及び左方向に位置
し、被撮影者200の頭部中心の真横から前方への水平
角度20度、水平からの下方角度45度の方向で、頭部
の中心位置から距離65cmのところにハロゲンランプ
を設置する。
【0079】前記いずれの照明部115、116、11
7も、被撮影者200の頭部の中心を向けて光を投射す
るような向きに設置する。
7も、被撮影者200の頭部の中心を向けて光を投射す
るような向きに設置する。
【0080】ここで、右下照明部116の位置から被験
者の顔を見ると、図5のように見える。ここで見えてい
る部位が前記右下照明部116によって照らされる領域
である。
者の顔を見ると、図5のように見える。ここで見えてい
る部位が前記右下照明部116によって照らされる領域
である。
【0081】図5の被撮影者200の鼻筋が、鼻の影の
縁となってその後ろに見えている部位に落ちることにな
るが、図5から分かるように該鼻筋の後ろには顔が見え
ないような位置に右下照明部116を設置している。し
たがって、鼻の影は被撮影者200の顔の左半分全体に
かかっており、影の縁は顔には落ちないことが分かる。
縁となってその後ろに見えている部位に落ちることにな
るが、図5から分かるように該鼻筋の後ろには顔が見え
ないような位置に右下照明部116を設置している。し
たがって、鼻の影は被撮影者200の顔の左半分全体に
かかっており、影の縁は顔には落ちないことが分かる。
【0082】同様に、左下照明部117は、被撮影者2
00の顔の左半分のみを照らし、右半分の顔に鼻の影の
縁を生じることがない。したがって、左右の照明部11
6、117を同時に点灯することにより、被撮影者20
0の両頬部分を均一に照らし、かつ、鼻の影が生じるこ
とがないようにすることができる。
00の顔の左半分のみを照らし、右半分の顔に鼻の影の
縁を生じることがない。したがって、左右の照明部11
6、117を同時に点灯することにより、被撮影者20
0の両頬部分を均一に照らし、かつ、鼻の影が生じるこ
とがないようにすることができる。
【0083】上記の各照明部115、116、117の
設置位置の距離や角度はあくまで一例であり、被撮影者
の顔の大きさや形状、利用する光源の種類、カメラの特
性などに合わせて変更可能である。
設置位置の距離や角度はあくまで一例であり、被撮影者
の顔の大きさや形状、利用する光源の種類、カメラの特
性などに合わせて変更可能である。
【0084】3次元形状モデル生成部153は、3次元
形状計測部151から顔の3次元形状データ186の入
力を受け、撮影部110のカメラ111、112から顔
のテクスチャ画像信号185の入力を受け、これらの情
報を用いて顔の3次元形状モデル187を生成し出力す
る(ステップ303)。この3次元形状モデル187の
生成方法としては、従来の3次元形状モデル187の生
成方法において用いる顔の各位置の色データ又は反射率
データとして、テクスチャ画像信号185の輝度値を用
いることにより生成を行なうことができる。
形状計測部151から顔の3次元形状データ186の入
力を受け、撮影部110のカメラ111、112から顔
のテクスチャ画像信号185の入力を受け、これらの情
報を用いて顔の3次元形状モデル187を生成し出力す
る(ステップ303)。この3次元形状モデル187の
生成方法としては、従来の3次元形状モデル187の生
成方法において用いる顔の各位置の色データ又は反射率
データとして、テクスチャ画像信号185の輝度値を用
いることにより生成を行なうことができる。
【0085】例えば、本発明を用いて撮影した画像を3
次元形状モデルの色データとして用いれば、その姿勢を
変えたCG画像を不要な影や陰影が生じず見栄えの良い
画像として生成することができる、また、本発明を用い
て撮影した画像を3次元形状モデルの色データや反射率
データとして用いれば、照明を変えて生成したCG画像
をより現実に近いものすることができる。
次元形状モデルの色データとして用いれば、その姿勢を
変えたCG画像を不要な影や陰影が生じず見栄えの良い
画像として生成することができる、また、本発明を用い
て撮影した画像を3次元形状モデルの色データや反射率
データとして用いれば、照明を変えて生成したCG画像
をより現実に近いものすることができる。
【0086】以上説明したように本実施の形態によれ
ば、人の顔等の凹凸のある3次元物体の表面に均一な照
明を当てて影や陰影のないテクスチャ画像を撮影するこ
とができる。このため、そのテクスチャ画像を用いて3
次元形状モデルを生成することで、見栄えの良いCGの
作成を実現することができる。
ば、人の顔等の凹凸のある3次元物体の表面に均一な照
明を当てて影や陰影のないテクスチャ画像を撮影するこ
とができる。このため、そのテクスチャ画像を用いて3
次元形状モデルを生成することで、見栄えの良いCGの
作成を実現することができる。
【0087】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。図8は本発明の第2の実施の形態の3次元形状モデ
ル生成装置100aを示すブロック図である。
る。図8は本発明の第2の実施の形態の3次元形状モデ
ル生成装置100aを示すブロック図である。
【0088】本実施の形態の3次元形状モデル生成装置
100aの動作は第1の実施の形態の動作と同一である
が、右下照明部116aと左下照明部117aの位置
と、右下反射板161及び左下反射板162を備えてい
る点が第1の実施の形態と異なる。
100aの動作は第1の実施の形態の動作と同一である
が、右下照明部116aと左下照明部117aの位置
と、右下反射板161及び左下反射板162を備えてい
る点が第1の実施の形態と異なる。
【0089】本実施の形態では、右下照明部116a及
び左下照明部117aを撮影部110aの本体内に内蔵
し、反射板161、162へ向けてそれぞれ光を投射す
る。反射板161、162は、それぞれの照明部116
a、117aから照射された光を、被撮影者200の顔
へ向けて反射する。その他については全て第1の実施の
形態と同等である。
び左下照明部117aを撮影部110aの本体内に内蔵
し、反射板161、162へ向けてそれぞれ光を投射す
る。反射板161、162は、それぞれの照明部116
a、117aから照射された光を、被撮影者200の顔
へ向けて反射する。その他については全て第1の実施の
形態と同等である。
【0090】また、本実施の形態の反射板を用いて光を
照射する方向は右下と左下とに限らず、正面方向からも
同様にして反射板により被撮影者の顔に光を照射するこ
とができる。
照射する方向は右下と左下とに限らず、正面方向からも
同様にして反射板により被撮影者の顔に光を照射するこ
とができる。
【0091】また、本実施の形態の3次元形状モデル生
成装置100aは、第1の実施の形態と同様にして、本
体部110−1aの左右の下部にアーム110−2a、
110−3aを設け、その各アーム110−2a、11
0−3aの先端部にそれぞれ(第1の実施の形態の照明
部116、117の代わりに)反射板161、反射板1
62を配置している。しかし、反射板161、162
は、各アーム110−2a、110−3aの先端に取り
付ける方式に限らず、本体部110−1aと切り離して
独立に設置する方式も可能である。
成装置100aは、第1の実施の形態と同様にして、本
体部110−1aの左右の下部にアーム110−2a、
110−3aを設け、その各アーム110−2a、11
0−3aの先端部にそれぞれ(第1の実施の形態の照明
部116、117の代わりに)反射板161、反射板1
62を配置している。しかし、反射板161、162
は、各アーム110−2a、110−3aの先端に取り
付ける方式に限らず、本体部110−1aと切り離して
独立に設置する方式も可能である。
【0092】以上説明したように本実施の形態によれ
ば、被撮影者の近辺に高温となるハロゲンランプを設置
する必要がなく、安全性が向上する。また、本実施の形
態のように反射板を利用することで利用者が光源の配置
をより容易にかつ自由に決めることができる。また、細
かい凹凸のある反射板を用いることで、照射する光の均
一性を更に高めることができる。
ば、被撮影者の近辺に高温となるハロゲンランプを設置
する必要がなく、安全性が向上する。また、本実施の形
態のように反射板を利用することで利用者が光源の配置
をより容易にかつ自由に決めることができる。また、細
かい凹凸のある反射板を用いることで、照射する光の均
一性を更に高めることができる。
【0093】また上記実施の形態においては、人間の顔
を3次元形状モデルの生成の対象(また撮影の対象)と
して説明したが、これ以外にも右下や左下に影を生じる
3次元物体(例えば、花瓶、電気スタンド、マネキン人
形の顔、お面等)を同様にして3次元形状モデルの生成
の対象とすることができる。
を3次元形状モデルの生成の対象(また撮影の対象)と
して説明したが、これ以外にも右下や左下に影を生じる
3次元物体(例えば、花瓶、電気スタンド、マネキン人
形の顔、お面等)を同様にして3次元形状モデルの生成
の対象とすることができる。
【0094】なお、上記各実施の形態の3次元形状モデ
ル生成装置100、100aは、その制御部150にお
ける3次元形状計測部151や、撮影制御部152や、
3次元形状モデル生成部153の機能や、その他の機能
をハードウェア的に実現することは勿論として、各機能
を備えるコンピュータプログラムである3次元形状モデ
ル生成プログラム190を、コンピュータ処理装置のメ
モリにロードされることで実現することができる。この
3次元形状モデル生成プログラム190は、磁気ディス
ク、半導体メモリその他の記録媒体に格納される。そし
て、その記録媒体からコンピュータ処理装置にロードさ
れ、コンピュータ処理装置の動作を制御することによ
り、上述した各機能を実現する。
ル生成装置100、100aは、その制御部150にお
ける3次元形状計測部151や、撮影制御部152や、
3次元形状モデル生成部153の機能や、その他の機能
をハードウェア的に実現することは勿論として、各機能
を備えるコンピュータプログラムである3次元形状モデ
ル生成プログラム190を、コンピュータ処理装置のメ
モリにロードされることで実現することができる。この
3次元形状モデル生成プログラム190は、磁気ディス
ク、半導体メモリその他の記録媒体に格納される。そし
て、その記録媒体からコンピュータ処理装置にロードさ
れ、コンピュータ処理装置の動作を制御することによ
り、上述した各機能を実現する。
【0095】以上好ましい実施の形態及び実施例をあげ
て本発明を説明したが、本発明は必ずしも上記実施の形
態及び実施例に限定されるものではなく、その技術的思
想の範囲内において様々に変形して実施することができ
る。
て本発明を説明したが、本発明は必ずしも上記実施の形
態及び実施例に限定されるものではなく、その技術的思
想の範囲内において様々に変形して実施することができ
る。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、人
の顔を撮影する際に、顔全体を均一に照らしかつ鼻の影
が顔に落ちないようにしてその顔画像を撮影することが
できる。このため、撮影した画像には不要な影や陰影が
ないため、その画像を顔の3次元形状モデルの生成にお
いて顔の各点における視覚的情報として用いることがで
きる。
の顔を撮影する際に、顔全体を均一に照らしかつ鼻の影
が顔に落ちないようにしてその顔画像を撮影することが
できる。このため、撮影した画像には不要な影や陰影が
ないため、その画像を顔の3次元形状モデルの生成にお
いて顔の各点における視覚的情報として用いることがで
きる。
【0097】例えば、本発明を用いて撮影した画像を3
次元形状モデルの色データとして用いれば、その姿勢を
変えたCG画像を、不要な影や陰影が生じず見栄えの良
い画像として生成することができる、また、本発明を用
いて撮影した画像を3次元形状モデルの色データや反射
率データとして用いれば、照明を変えて生成したCG画
像をより現実に近いものすることができる。
次元形状モデルの色データとして用いれば、その姿勢を
変えたCG画像を、不要な影や陰影が生じず見栄えの良
い画像として生成することができる、また、本発明を用
いて撮影した画像を3次元形状モデルの色データや反射
率データとして用いれば、照明を変えて生成したCG画
像をより現実に近いものすることができる。
【図1】 本発明の第1の実施の形態による3次元形状
モデル生成装置の構成を示す図である。
モデル生成装置の構成を示す図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態による3次元形状
モデル生成装置の構成を示すブロック図である。
モデル生成装置の構成を示すブロック図である。
【図3】 本発明の第1の実施の形態による3次元形状
モデル生成装置の動作を説明するためのフローチャート
である。
モデル生成装置の動作を説明するためのフローチャート
である。
【図4】 本発明の第1の実施の形態の人の顔を法線方
向に基づいて3つに分割した状態を示す図である。
向に基づいて3つに分割した状態を示す図である。
【図5】 本発明の第1の実施の形態の顔画像の撮影時
に鼻の影を生じないことを説明する図である。
に鼻の影を生じないことを説明する図である。
【図6】 本発明の第1の実施の形態による3次元形状
モデル生成装置を上から見た外観を示す図である。
モデル生成装置を上から見た外観を示す図である。
【図7】 本発明の第1の実施の形態による3次元形状
モデル生成装置を右から見た外観を示す図である。
モデル生成装置を右から見た外観を示す図である。
【図8】 本発明の第2の実施の形態による3次元形状
モデル生成装置の構成を示す図である。
モデル生成装置の構成を示す図である。
【図9】 人の顔に正面方向から光を当てて撮影したと
きのテクスチャ画像に生じる陰影を示す図である。
きのテクスチャ画像に生じる陰影を示す図である。
【図10】 人の顔に左右方向から光を当てて撮影した
ときのテクスチャ画像に生じる影を示す図である。
ときのテクスチャ画像に生じる影を示す図である。
【図11】 室内灯を利用して3次元形状を撮影する従
来の3次元形状モデル生成装置の外観を示す図である。
来の3次元形状モデル生成装置の外観を示す図である。
【図12】 プロジェクタから光を投影して3次元形状
を撮影する従来の3次元形状モデル生成装置の外観を示
す図である。
を撮影する従来の3次元形状モデル生成装置の外観を示
す図である。
【図13】 プロジェクタから光を投影して3次元形状
を撮影する従来の3次元形状モデル生成装置の外観を示
す図である。
を撮影する従来の3次元形状モデル生成装置の外観を示
す図である。
100、100a 3次元形状モデル生成装置
110、110a 撮影部
110−1、110−1a 本体部
110−2、110−2a 右のアーム
110−3、110−3a 左のアーム
111、112 カメラ
113、114 プロジェクタ
115 正面照明部
116、116a 右下照明部
117、117a 左下照明部
150 制御部
151 3次元形状計測部
152 撮影制御部
153 3次元形状モデル生成部
161、162 反射板
180 撮影指示信号
181 点灯指示信号
182 照明光
183 撮影開始信号
184 顔画像
185 テクスチャ画像信号
186 3次元形状データ
187 3次元形状モデル
190 3次元形状モデル生成プログラム
200 被撮影者
210 正面向きの面
211 右下向きの面
212 左下向きの面
700、710、720 従来の撮影装置
701、711、721 プロジェクタ
702、712、722 カメラ
723 光源
800 室内灯
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 2F065 AA53 BB05 CC16 DD12 EE04
FF04 GG02 GG03 GG08 GG12
GG24 HH02 HH12 JJ03 JJ05
JJ26 KK03 PP22 PP23 QQ03
QQ24 QQ31 SS02 UU01 UU05
5B057 BA02 BA13 BA15 CA08 CA13
CA16 CB08 CB13 CB16
Claims (18)
- 【請求項1】 3次元物体の視覚的情報からなる3次元
形状モデルを生成するために前記3次元物体を撮影する
3次元物体撮影方法において、 前記3次元物体の所定の面に向けて、当該所定面の正面
方向、左下方向及び右下方向から同時に光を照射し、前記
所定面を均一に照らす光照射手段と、前記3次元物体の
前記光を照射した所定面を、少なくとも1方向から撮影
する撮影手段とを備え、前記撮影手段により、前記3次元
物体の前記所定面の影及び陰影のない画像を取得するこ
とを特徴とする3次元物体撮影装置。 - 【請求項2】 前記光照射手段に、3方向からの前記光
を拡散させて前記3次元物体の前記所定面に照射するフ
ィルタを設けたことを特徴とする請求項1に記載の3次
元物体撮影装置。 - 【請求項3】 前記3次元物体が人間の顔であり、前記
光照射手段は、前記顔の正面に向けて、その正面方向、前
記顔の左右の頬の法線が向く左下方向及び右下方向から
同時に光を照射することを特徴とする請求項1又は請求
項2に記載の3次元物体撮影装置。 - 【請求項4】 前記光照射手段は、1以上の光源と当該
光源からの光を反射する1以上の反射板からなり、前記
反射板で反射した光を前記3次元物体の少なくとも左下
方向及び右下方向から同時に照射することを特徴とする
請求項1から請求項3の何れか1つに記載の3次元物体
撮影装置。 - 【請求項5】 前記3次元物体の前記所定面に向けて、
特定のパターンからなる光パターンを照射する光パター
ン照射手段を更に備え、前記撮影手段により、前記光パタ
ーン照射手段によって前記特定の光パターンを照射した
前記3次元物体を撮影することにより、前記3次元物体
の前記所定面における3次元形状を計測するための画像
を取得することを特徴とする請求項1から請求項4の何
れか1つに記載の3次元物体撮影装置。 - 【請求項6】 3次元物体の視覚的情報を示す3次元形
状モデルを生成する3次元形状モデル生成装置におい
て、 前記3次元物体の所定の面に向けて、当該所定面の正面
方向、左下方向及び右下方向から同時に光を照射し、前記
所定面を均一に照らす光照射手段と、前記3次元物体の
前記光を照射した所定面を、少なくとも1方向から撮影
して、前記3次元物体の前記所定面の影及び陰影のない
画像を取得する撮影手段と、前記3次元物体の所定面の
3次元形状を表す3次元形状データと撮影した前記画像
とに基づいて、前記3次元物体の前記3次元形状の各点
における輝度値を前記視覚的情報として取得することに
より、前記3次元物体の前記3次元形状モデルを生成す
る手段を備えることを特徴とする3次元形状モデル生成
装置。 - 【請求項7】 前記光照射手段に、3方向からの前記光
を拡散させて前記3次元物体の前記所定面に照射するフ
ィルタを設けたことを特徴とする請求項6に記載の3次
元形状モデル生成装置。 - 【請求項8】 前記3次元物体が人間の顔であり、前記
光照射手段は、前記顔の正面に向けて、その正面方向、前
記顔の左右の頬の法線が向く左下方向及び右下方向から
同時に光を照射することを特徴とする請求項6又は請求
項7に記載の3次元形状モデル生成装置。 - 【請求項9】 前記光照射手段は、1以上の光源と当該
光源からの光を反射する1以上の反射板からなり、前記
反射板で反射した光を前記3次元物体の少なくとも左下
方向及び右下方向から同時に照射することを特徴とする
請求項6から請求項8の何れか1つに記載の3次元形状
モデル生成装置。 - 【請求項10】 前記光照射手段は、独立した筐体の光
源を備え、前記光源により前記3方向の内の少なくとも
1つから、前記3次元物体の所定面に対し前記光を照射
することを特徴とする請求項6から請求項8の何れか1
つに記載の3次元形状モデル生成装置。 - 【請求項11】 中央部が凹状に窪んだ形状の本体部を
有し、 前記本体部の中央に前記正面方向の光照射手段を、前記
本体部の左右に設けたアームに前記左右の光照射手段を
設け、かつ前記本体部の左右の前面に前記撮影手段をそ
れぞれ設けたことを特徴とする請求項6から請求項8の
何れか1つに記載の3次元形状モデル生成装置。 - 【請求項12】 前記3次元物体の前記所定面に向け
て、特定のパターンからなる光パターンを照射する光パ
ターン照射手段を更に備え、前記撮影手段により、前記光
パターン照射手段によって前記特定の光パターンを照射
した前記3次元物体を撮影することにより、前記3次元
物体の前記所定面における3次元形状を計測するための
画像を取得することを特徴とする請求項6から請求項1
1の何れか1つに記載の3次元形状モデル生成装置。 - 【請求項13】 3次元物体の視覚的情報を示す3次元
形状モデルを生成する3次元形状モデル生成方法におい
て、 前記3次元物体の所定の面に向けて、当該所定面の正面
方向、左下方向及び右下方向から同時に光を照射し、前記
所定面を均一に照らす光照射ステップと、前記3次元物
体の前記光を照射した所定面を、少なくとも1方向から
撮影して、前記3次元物体の前記所定面の影及び陰影の
ない画像を取得する撮影ステップと、前記3次元物体の
所定面の3次元形状を表す3次元形状データと撮影した
前記画像とに基づいて、前記3次元物体の前記3次元形
状の各点における輝度値を前記視覚的情報として取得す
ることにより、前記3次元物体の前記3次元形状モデル
を生成するステップを備えることを特徴とする3次元形
状モデル生成方法。 - 【請求項14】 前記3次元物体が人間の顔であり、前
記光照射ステップにて、前記顔の正面に向けて、その正面
方向、前記顔の左右の頬の法線が向く左下方向及び右下
方向から同時に光を照射することを特徴とする請求項1
3に記載の3次元形状モデル生成方法。 - 【請求項15】 前記3次元物体の前記所定面に向け
て、特定のパターンからなる光パターンを照射する光パ
ターン照射ステップと、 前記特定の光パターンを照射した前記3次元物体を撮影
することにより、前記3次元物体の前記所定面における
3次元形状を計測するための画像を取得するステップを
備えることを特徴とする請求項13又は請求項14に記
載の3次元形状モデル生成方法。 - 【請求項16】 コンピュータを制御することにより、
3次元物体の視覚的情報を示す3次元形状モデルを生成
する3次元形状モデル生成プログラムにおいて、 前記3次元物体の所定の面に向けて、当該所定面の正面
方向、左下方向及び右下方向から同時に光を照射し、前記
所定面を均一に照らす光照射機能と、前記3次元物体の
前記光を照射した所定面を、少なくとも1方向から撮影
して、前記3次元物体の前記所定面の影及び陰影のない
画像を取得する撮影機能と、前記3次元物体の所定面の
3次元形状を表す3次元形状データと撮影した前記画像
とに基づいて、前記3次元物体の前記3次元形状の各点
における輝度値を前記視覚的情報として取得することに
より、前記3次元物体の前記3次元形状モデルを生成す
る機能を備えることを特徴とする3次元形状モデル生成
プログラム。 - 【請求項17】 前記3次元物体が人間の顔であり、前
記光照射機能にて、前記顔の正面に向けて、その正面方
向、前記顔の左右の頬の法線が向く左下方向及び右下方
向から同時に光を照射することを特徴とする請求項16
に記載の3次元形状モデル生成プログラム。 - 【請求項18】 前記3次元物体の前記所定面に向け
て、特定のパターンからなる光パターンを照射する光パ
ターン照射機能と、 前記特定の光パターンを照射した前記3次元物体を撮影
することにより、前記3次元物体の前記所定面における
3次元形状を計測するための画像を取得する機能を備え
ることを特徴とする請求項16又は請求項17に記載の
3次元形状モデル生成プログラム。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002005617A JP2003208601A (ja) | 2002-01-15 | 2002-01-15 | 3次元物体撮影装置、3次元形状モデル生成装置、3次元形状モデル生成方法、3次元形状モデル生成プログラム |
US10/342,745 US7272255B2 (en) | 2002-01-15 | 2003-01-15 | Three-dimensional body photography apparatus, three-dimensional geometricmodel generation apparatus, three-dimensional geometric model generation method, and record medium in which three-dimensional geometric model generation program was stored |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002005617A JP2003208601A (ja) | 2002-01-15 | 2002-01-15 | 3次元物体撮影装置、3次元形状モデル生成装置、3次元形状モデル生成方法、3次元形状モデル生成プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003208601A true JP2003208601A (ja) | 2003-07-25 |
Family
ID=27644611
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002005617A Pending JP2003208601A (ja) | 2002-01-15 | 2002-01-15 | 3次元物体撮影装置、3次元形状モデル生成装置、3次元形状モデル生成方法、3次元形状モデル生成プログラム |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7272255B2 (ja) |
JP (1) | JP2003208601A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009014520A (ja) * | 2007-07-05 | 2009-01-22 | Space Vision:Kk | 顔計測システム |
JP2013518648A (ja) * | 2010-02-02 | 2013-05-23 | プランメカ オイ | 歯科用撮影装置 |
JP2016015118A (ja) * | 2014-06-09 | 2016-01-28 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 皺検出装置および皺検出方法 |
Families Citing this family (20)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7162075B2 (en) * | 2003-03-10 | 2007-01-09 | Cranial Technologies, Inc. | Three-dimensional image capture system |
US20060066877A1 (en) * | 2004-09-30 | 2006-03-30 | Daniel Benzano | Capture and display of image of three-dimensional object |
JP4224449B2 (ja) * | 2004-11-30 | 2009-02-12 | 本田技研工業株式会社 | 画像抽出装置 |
US7599521B2 (en) * | 2004-11-30 | 2009-10-06 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle vicinity monitoring apparatus |
JP4032052B2 (ja) * | 2004-11-30 | 2008-01-16 | 本田技研工業株式会社 | 位置検出装置及びその補正方法 |
US7590263B2 (en) * | 2004-11-30 | 2009-09-15 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle vicinity monitoring apparatus |
JP4461091B2 (ja) * | 2004-11-30 | 2010-05-12 | 本田技研工業株式会社 | 位置検出装置及びその補正方法 |
US20070133850A1 (en) * | 2005-12-08 | 2007-06-14 | Ebi, L.P. | System for making a medical device |
US7924272B2 (en) | 2006-11-27 | 2011-04-12 | Microsoft Corporation | Infrared sensor integrated in a touch panel |
US8094129B2 (en) * | 2006-11-27 | 2012-01-10 | Microsoft Corporation | Touch sensing using shadow and reflective modes |
DE102010013580A1 (de) * | 2010-03-31 | 2011-10-06 | Rohde & Schwarz Gmbh & Co. Kg | Vorrichtung und Verfahren zur Identifikation von Personen |
US8918197B2 (en) | 2012-06-13 | 2014-12-23 | Avraham Suhami | Audio communication networks |
FR2987908B1 (fr) * | 2012-03-12 | 2014-03-14 | Digiteyezer | Scanner automatique et procede de numerisation 3d d'une portion peripherique cephalique humaine |
KR101997500B1 (ko) | 2014-11-25 | 2019-07-08 | 삼성전자주식회사 | 개인화된 3d 얼굴 모델 생성 방법 및 장치 |
US9998663B1 (en) | 2015-01-07 | 2018-06-12 | Car360 Inc. | Surround image capture and processing |
US10284794B1 (en) | 2015-01-07 | 2019-05-07 | Car360 Inc. | Three-dimensional stabilized 360-degree composite image capture |
WO2016187661A1 (en) | 2015-05-25 | 2016-12-01 | Bespoke Medical Innovations Pty Ltd | Portable photogrammetry studio |
US10217286B1 (en) * | 2015-09-21 | 2019-02-26 | Amazon Technologies, Inc. | Realistic rendering for virtual reality applications |
CN108038454B (zh) * | 2017-12-15 | 2020-01-07 | 北京正通亿和文化艺术交流有限公司 | 一种全息灯光脸部采集系统 |
US11748844B2 (en) | 2020-01-08 | 2023-09-05 | Carvana, LLC | Systems and methods for generating a virtual display of an item |
Family Cites Families (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US1631593A (en) * | 1925-03-27 | 1927-06-07 | Photomaton Inc | Photographic apparatus |
US1799866A (en) * | 1930-04-09 | 1931-04-07 | Folmer Graflex Corp | Photographic studio set |
US2345235A (en) * | 1941-09-22 | 1944-03-28 | Grand Rapids Store Equip Co | Lighting fixture |
US3821764A (en) * | 1973-01-02 | 1974-06-28 | Polaroid Corp | Illuminating apparatus |
DE3584642D1 (de) * | 1984-04-17 | 1991-12-19 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | Einrichtung zum erzeugen einer dreidimensionalen kopie eines gegenstandes. |
US4757379A (en) * | 1986-04-14 | 1988-07-12 | Contour Dynamics | Apparatus and method for acquisition of 3D images |
JPH0727581B2 (ja) * | 1988-09-09 | 1995-03-29 | インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション | 図形処理装置 |
US5648853A (en) * | 1993-12-09 | 1997-07-15 | Robotic Vision Systems, Inc. | System for inspecting pin grid arrays |
JP2815336B2 (ja) | 1996-06-28 | 1998-10-27 | 株式会社ファニー | 半身像照明装置 |
JPH1048705A (ja) | 1996-07-30 | 1998-02-20 | Raito Commun Kk | 写真撮影スタジオ装置 |
JPH10239737A (ja) | 1997-02-21 | 1998-09-11 | Martin Professional As | 被写体の照明装置 |
US5974168A (en) * | 1998-04-16 | 1999-10-26 | International Business Machines Corporation | Acquiring bump maps from curved objects |
JP2000004937A (ja) | 1998-06-18 | 2000-01-11 | Shiseido Co Ltd | 顔情報入力装置 |
JP2001209141A (ja) | 2000-01-26 | 2001-08-03 | Minolta Co Ltd | 撮影処理システムおよび立体模型作成システム |
JP2001283216A (ja) | 2000-04-03 | 2001-10-12 | Nec Corp | 画像照合装置、画像照合方法、及びそのプログラムを記録した記録媒体 |
JP2001298655A (ja) | 2000-04-13 | 2001-10-26 | Sony Corp | 撮像装置および方法、並びに記録媒体 |
JP3688560B2 (ja) | 2000-06-21 | 2005-08-31 | 株式会社三協精機製作所 | 光学式測定装置 |
US6850872B1 (en) * | 2000-08-30 | 2005-02-01 | Microsoft Corporation | Facial image processing methods and systems |
US6792401B1 (en) * | 2000-10-31 | 2004-09-14 | Diamond Visionics Company | Internet-based modeling kiosk and method for fitting and selling prescription eyeglasses |
US20020186878A1 (en) * | 2001-06-07 | 2002-12-12 | Hoon Tan Seow | System and method for multiple image analysis |
US6781583B2 (en) * | 2001-10-31 | 2004-08-24 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | System for generating a synthetic scene |
-
2002
- 2002-01-15 JP JP2002005617A patent/JP2003208601A/ja active Pending
-
2003
- 2003-01-15 US US10/342,745 patent/US7272255B2/en active Active
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009014520A (ja) * | 2007-07-05 | 2009-01-22 | Space Vision:Kk | 顔計測システム |
JP2013518648A (ja) * | 2010-02-02 | 2013-05-23 | プランメカ オイ | 歯科用撮影装置 |
JP2016015118A (ja) * | 2014-06-09 | 2016-01-28 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 皺検出装置および皺検出方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US7272255B2 (en) | 2007-09-18 |
US20030169917A1 (en) | 2003-09-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2003208601A (ja) | 3次元物体撮影装置、3次元形状モデル生成装置、3次元形状モデル生成方法、3次元形状モデル生成プログラム | |
US11671717B2 (en) | Camera systems for motion capture | |
US11699243B2 (en) | Methods for collecting and processing image information to produce digital assets | |
US6628298B1 (en) | Apparatus and method for rendering synthetic objects into real scenes using measurements of scene illumination | |
TWI714131B (zh) | 控制方法、微處理器、電腦可讀記錄媒體及電腦設備 | |
JP3962588B2 (ja) | 三次元画像処理方法、三次元画像処理装置、三次元画像処理システムおよび三次元画像処理プログラム | |
US9916681B2 (en) | Method and apparatus for selectively integrating sensory content | |
Debevec | Rendering synthetic objects into real scenes: Bridging traditional and image-based graphics with global illumination and high dynamic range photography | |
Debevec et al. | A lighting reproduction approach to live-action compositing | |
US10706621B2 (en) | Systems and methods for processing image information | |
WO2002101455A1 (en) | Realistic scene lighting simulation | |
US20230043787A1 (en) | Lighting assembly for producing realistic photo images | |
US9454845B2 (en) | Shadow contouring process for integrating 2D shadow characters into 3D scenes | |
JP2006285763A (ja) | 被写体についての陰影のない画像を生成する方法および装置、並びにそれに用いる白色板 | |
US20230336679A1 (en) | Motion capture using synchronized and aligned devices | |
CN109427089B (zh) | 基于环境光照条件的混合现实对象呈现 | |
CN108876891B (zh) | 人脸图像数据采集方法及人脸图像数据采集装置 | |
Goesele et al. | Building a Photo Studio for Measurement Purposes. | |
JP3387856B2 (ja) | 画像処理方法、画像処理装置および記憶媒体 | |
JP3392078B2 (ja) | 画像処理方法、画像処理装置および記憶媒体 | |
Miller et al. | Illumination and reflection maps | |
CN117459663B (zh) | 一种投射光自校正拟合与多色彩重定位方法及装置 | |
Wenger et al. | A lighting reproduction approach to live-action compositing | |
CN110163919A (zh) | 三维建模方法及装置 | |
CN110163958A (zh) | 基于投影光栅建模的建模方法及装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060831 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060907 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061106 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061215 |