JP2003208580A - プラグインicカード用のカード担持体 - Google Patents

プラグインicカード用のカード担持体

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JP2003208580A
JP2003208580A JP2002008412A JP2002008412A JP2003208580A JP 2003208580 A JP2003208580 A JP 2003208580A JP 2002008412 A JP2002008412 A JP 2002008412A JP 2002008412 A JP2002008412 A JP 2002008412A JP 2003208580 A JP2003208580 A JP 2003208580A
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card
plug
carrier
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fitting
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JP2002008412A
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Hiromichi Kono
弘道 河野
Yukio Hasegawa
幸雄 長谷川
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Toppan Inc
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Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数のプラグインICカードを必要に応じて脱
着自在に担持することができ、且つ携帯利便性が高いカ
ード担持体を提供することである。 【解決手段】一葉のカード担持体10のカード基材に複
数の開口部12を有し、該開口部周縁にプラグインIC
カード20の周縁と嵌合する凹凸形状を有する嵌合部が
形成され、複数のプラグインICカードを脱着自在に担
持することが可能であることを特徴とするプラグインI
Cカード用のカード担持体10。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICモジュールを
搭載したプラグインICカードを開口部を有する板状基
材に脱着可能な状態で担持するカード担持体に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】演算機能又はメモリ機能等を有するIC
チップ(半導体素子)を内蔵してなるICカードは、広
く知られ、IDカードや電話カード、クレジットカード
などの用途に利用されてきており、ICカードの構造、
大きさ、通信方式などは規格化がなされており、例えば
外部端子付きのICカードの外形寸法および端子の位置
は、ISO/IEC−7816シリーズにおいて国際標
準規格が制定されている。
【0003】しかし、近年、携帯電話機に代表される小
型化が進んだ電子端末機器においては、上記の規格にあ
るカード形状では、大きすぎるため、一層の小型化が必
要になっている。例えば、携帯電話会社が発行する契約
者情報を記録した加入者識別票(SIM:Subscr
iber Identity Module)などに
は、図3、図4に示すように国際標準規格のカードより
も外形寸法を小さくしたプラグインICカード(40)
が使用されている。このようなプラグインICカード
(40)の製造には、例えば、特開平6−24188号
公報に開示されているように、国際標準規格のフォーマ
ットのICカードに対してカード発行装置で発行処理を
行った後に、必要な大きさのプラグインカードを、この
ICカード担持体(30)から切り抜くといった方法で
行われている。
【0004】また、特開平6−199082号公報で
は、特開平6−24188号公報に開示されるカード本
体(30)とブリッジ(31)で固定されているプラグ
インICカード(40)とカード担持体(30)の一部
に粘着フィルムを貼り付け、プラグインICカードとカ
ード担持体とを接続する接続ブリッジを打ち抜き、粘着
フィルムのみでプラグインICカードを固定したICカ
ードが開示されており、さらに特開平7−276870
号公報にもプラグインICカードを板状枠体の開口部に
裏貼りフィルムと粘着剤層により固定し、国際標準規格
のフォーマットに相当するICカードとすることが開示
されている。これらによれば、製造及び取り外しが容易
で、しかも既存設備によるカードの製造、検査、さらに
はカード発行・発送が可能となるような特徴を有するも
のである。
【0005】携帯電話のSIM(Subscriber
Identity Module)等として使用され
るプラグインICカードは、上記したように、既存のI
Cカードを製造するラインをため、一般的には1枚のカ
ード基材の一ヶ所の位置にプラグインICカード(4
0)が設けられている。また、一般的にプラグインIC
カード(40)はカード担持体(30)の開口部(3
2)にブリッジ(31)で連結されている。これを使用
するには、図3に示すようにブリッジ(31)を切断
し、切り離されたプラグインICカード(40)は、用
途、目的に応じて携帯電話(50)等の携帯情報端末機
に挿入される。また、この切り離されたカード担持体
(30)には、再びプラグインICカードを再セットす
ることが出来ず、カード担持体は捨てられていた。
【0006】プラグインICカードの1種であるSIM
は、これを差し替えにより、複数の携帯情報端末を同じ
契約者扱いで利用することができ、更に、SIMは現状
ヨーロッパの標準携帯用電話方式であるGSM(Glo
bal System for Mobile Com
munications)しか利用できないが、次世代
の世界共通の移動通信システムとして提唱されているI
MT―2000(International Mob
ile Telecommunications 20
00)に対応させ、異なる携帯電話方式間でも共通に使
用でき、且つ、SIMの機能拡張して、契約者情報以外
にも、電話帳などのプライベートな情報や、クレジット
決済用の個人識別情報などを暗号化して登録することが
可能なUIM(User Idetity Modul
e)と称されるプラグインICカードが計画されてい
る。また、移動通信システム環境が整備されるに従っ
て、音楽配信、画像配信等を行うサービスが発達し、こ
れらの情報を携帯電話を用いて受信し、この受信データ
を記憶するメモリーカードとして、MMC(Multi
−Media Card)と称されるプラグインICカ
ードが計画されている。
【0007】このように、将来は情報端末機を用いて、
画像や音楽の配信を受けるためのもの、金融機関に接続
するためのものと言うように用途、目的、提供されるサ
ービス内容に対応するには、複数のプラグインICカー
ドを携帯しなければならないことが到来すると予想され
る。
【0008】しかし、切り離されたプラグインICカー
ドは、通常のカード(クレジットカードのサイズ)より
小さいため、携帯するには不便で、紛失したりする恐れ
がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記の事情に鑑みてな
された本発明が解決しようとする課題は、複数のプラグ
インICカードを必要に応じて脱着自在に担持すること
ができ、且つ携帯利便性が高いカード担持体を提供する
ことである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた請求項1に記載の発明は、一葉のカード担持
体のカード基材に複数の開口部を有し、該開口部周縁に
プラグインICカードの周縁と嵌合する嵌合部が形成さ
れ、複数のプラグインICカードを脱着自在に担持する
ことが可能であることを特徴とするプラグインICカー
ド用のカード担持体である。
【0011】また、請求項2に記載の発明は、カード基
材の開口部周縁を凹部に、該凹部と嵌合するようにプラ
グインICカードの周縁を凸部にすることで嵌合部が形
成されていることを特徴とする請求項1に記載のプラグ
インICカード用のカード担持体である。
【0012】また、請求項3に記載の発明は、カード基
材の開口部周縁を凸部に、該凸部と嵌合するようにプラ
グインICカードの周縁を凹部にすることで嵌合部が形
成されていることを特徴とする請求項1に記載のプラグ
インICカード用のカード担持体である。
【0013】また、請求項4に記載の発明は、前記凹部
及び凸部の形状が略円弧状であることを特徴とする請求
項2又は請求項3に記載のプラグインICカード用のカ
ード担持体である。
【0014】また、請求項5に記載の発明は、前記凹部
及び凸部の形状が台形状であることを特徴とする請求項
2又は請求項3に記載のプラグインICカード用のカー
ド担持体である。
【0015】また、請求項6に記載の発明は、前記凹部
及び凸部の形状が鈍角であることを特徴とする請求項2
又は請求項3に記載のプラグインICカード用のカード
担持体である。
【0016】また、請求項7に記載の発明は、複数の開
口部を有し、該開口部周縁にプラグインICカードの周
縁と嵌合する嵌合部が形成されたカード基材と、及びカ
ード基材の開口部周縁の嵌合部と嵌合するプラグインI
Cカードの周縁に嵌合部が形成されたプラグインICカ
ードと、をそれぞれ作製し、しかる後、カード基材の開
口部にプラグインICカードを嵌合しセットすることが
可能な請求項1〜6のいずれか1項に記載のプラグイン
ICカード用のカード担持体である。
【0017】また、請求項8に記載の発明は、複数の開
口部を有し、該開口部周縁にプラグインICカードの周
縁と嵌合する嵌合部が形成されたカード基材が、インジ
ェクション成形法で作製されていることを特徴とする請
求項7に記載のプラグインICカード用のカード担持体
である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例の形態を、
図面を参照しながら詳細に説明する。
【0019】図1は、本発明のプラグインICカード用
のカード担持体の1例を示すものであり、(a)はカー
ド担持体に複数のプラグインICカードが嵌合されて担
持されている状態を示す平面図、(b)は(a)のX−
X線部の構成断面図、(c)はカード担持体から外され
たプラグインICカードの斜視図をそれぞれ示してい
る。カード担持体(10)は、複数のプラグインICカ
ード(20)を担持できるように、複数の開口部(1
2)が設けられ、この開口部周縁に円弧状の凹部(11
a)が形成されている。またプラグインICカードの周
縁には、この凹部と嵌合するように円弧状の凸部(20
a)が形成されている。プラグインICカード(20)
を携帯情報端末機に挿入して使用する際、取り外して使
用する。
【0020】このカード担持体(10)のカード基材
(11)は、従来プラスチックカードとして用いられて
いるポリ塩化ビニル樹脂(PVC)、アクリルニトリル
ーブタジエンースチレン共重合体樹脂(ABS)、ポリ
エチレンテレフタレート(PET)、非晶性ポリエチレ
ンテレフタレート(a−PET)、ポリエチレンナフタ
レート(PEN)、ポリカーボネート(PC)等の樹脂
で作製され、通常のプラスチックカードと同じサイズの
横が約85mm、縦が約54mm、厚さが約0.76m
mで作製すると、従来のカードと同様に財布等に納める
ことができ携帯に便利で、取扱もし易い。
【0021】また、プラグインICカード(20)も、
上記のカード基材と同様にポリ塩化ビニル樹脂(PV
C)、アクリルニトリルーブタジエンースチレン共重合
体樹脂(ABS)、ポリエチレンテレフタレート(PE
T)、非晶性ポリエチレンテレフタレート(a−PE
T)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリカー
ボネート(PC)等の樹脂で作製され、ICモジュール
及び接続端子、アンテナ回路等が埋め込まれたICカー
ドであり、一般的に、横が約25mm、縦が約15m
m、厚さが約0.76mmのサイズで作製されている。
【0022】カード嵌合体(10)とプラグインICカ
ード(20)を嵌合させる方法として、図1に示すよう
に、カード基材(11)の開口部周縁を円弧状の凹部、
プラグインICカードの周縁を円弧状の凸部にすること
に限定されるものではない。図2(a)に示すようにカ
ード基材(11)の開口部周縁を台形状の凹部、プラグ
インICカードの周縁を台形状の凸部に、また図2
(b)に示すようにカード基材(11)の開口部周縁を
鈍角状の凹部、プラグインICカードの周縁を鈍角状の
凸部に、また図2(c)に示すようにカード基材(1
1)の開口部周縁を円弧状の凸部、プラグインICカー
ドの周縁を円弧状の凹部に、またカード基材(11)の
開口部周縁の一辺を円弧状、これに対向する1辺を鈍角
状の凹部、プラグインICカードの周縁の一辺を円弧
状、これに対向する1辺を凸部にして嵌合させるように
しても構わない。
【0023】このカード担持体(10)は、通常の金型
を用いるインジェクション成形方法で上記の熱可塑性プ
ラスチックを用いて効率良く作製することができる。こ
のカード担持体(10)に、別途嵌合するように作製さ
れたプラグインICカードを嵌合させることで図1
(a)に示すようなプラグインICカードを担持したも
のが得られる。
【0024】カード担持体表面に、どの開口部にどのプ
ラグインICカードを嵌合するか判るように、或いは装
飾用等の文字や図柄を印刷しておくことも、当然のこと
ながら必要に応じて採用される。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように、複数のプラグインI
Cカードを必要に応じて脱着自在に担持するすることが
できるカード担持体を用いることにより、小さなサイズ
のプラグインICカードを紛失する危険性が軽減され
る。また、カード担持体を従来のカードサイズと同じ大
きさにすることにより、従来の財布に収納することがで
き携帯するのに便利である。また、1枚のカード担持体
に複数のプラグインICカードをセットできる、インジ
ェクション方式で成形され多量生産が可能なためコスト
低減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプラグインICカード用カード担持体
の1例を示すものであり、(a)はカード担持体に複数
のプラグインICカードが嵌合されて担持されている状
態を示す平面図、(b)はX−X線部の断面図、(c)
はカード担持体から外されたプラグインICカードの斜
視図、をそれぞれ示している。
【図2】カード担持体とプラグインICカードとを嵌合
させる方法を断面図で説明するものである。
【図3】従来のプラグインICカード担持体を説明する
ものであり、(a)は平面図、(b)はブリッジから切
り離されたプラグインICカードの平面図である。
【図4】プラグインICカードの使用形態の1例を説明
する図である。
【符号の説明】
10…カード担持体 11…カード基材 11a…開口部周縁の凹部 12…開口部 20…プラグインICカード 20a…プラグインICカード周縁の凸部 30…カード担持体 31…ブリッジ 40…プラグインICカード 50…携帯電話 51…プラグインICカード挿入口

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一葉のカード担持体のカード基材に複数の
    開口部を有し、該開口部周縁にプラグインICカードの
    周縁と嵌合する嵌合部が形成され、複数のプラグインI
    Cカードを脱着自在に担持することが可能であることを
    特徴とするプラグインICカード用のカード担持体。
  2. 【請求項2】カード基材の開口部周縁を凹部に、該凹部
    と嵌合するようにプラグインICカードの周縁を凸部に
    することで嵌合部が形成されていることを特徴とする請
    求項1に記載のプラグインICカード用のカード担持
    体。
  3. 【請求項3】カード基材の開口部周縁を凸部に、該凸部
    と嵌合するようにプラグインICカードの周縁を凹部に
    することで嵌合部が形成されていることを特徴とする請
    求項1に記載のプラグインICカード用のカード担持
    体。
  4. 【請求項4】前記凹部及び凸部の形状が略円弧状である
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のプラグ
    インICカード用のカード担持体。
  5. 【請求項5】前記凹部及び凸部の形状が台形状であるこ
    とを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のプラグイ
    ンICカード用のカード担持体。
  6. 【請求項6】前記凹部及び凸部の形状が鈍角であること
    を特徴とする請求項2又は請求項3に記載のプラグイン
    ICカード用のカード担持体。
  7. 【請求項7】複数の開口部を有し、該開口部周縁にプラ
    グインICカードの周縁と嵌合する嵌合部が形成された
    カード基材と、及びカード基材の開口部周縁の嵌合部と
    嵌合するプラグインICカードの周縁に嵌合部が形成さ
    れたプラグインICカードと、をそれぞれ作製し、 しかる後、カード基材の開口部にプラグインICカード
    を嵌合しセットすることが可能な請求項1〜6のいずれ
    か1項に記載のプラグインICカード用のカード担持
    体。
  8. 【請求項8】複数の開口部を有し、該開口部周縁にプラ
    グインICカードの周縁と嵌合する嵌合部が形成された
    カード基材が、インジェクション成形で作製されている
    ことを特徴とする請求項7に記載のプラグインICカー
    ド用のカード担持体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100424721C (zh) * 2006-11-22 2008-10-08 凤凰微电子(中国)有限公司 采用塑封工艺将芯片和元件组合封装成智能卡的方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100424721C (zh) * 2006-11-22 2008-10-08 凤凰微电子(中国)有限公司 采用塑封工艺将芯片和元件组合封装成智能卡的方法

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