JP2003208168A - 電子音楽装置およびプログラム - Google Patents

電子音楽装置およびプログラム

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JP2003208168A
JP2003208168A JP2002004349A JP2002004349A JP2003208168A JP 2003208168 A JP2003208168 A JP 2003208168A JP 2002004349 A JP2002004349 A JP 2002004349A JP 2002004349 A JP2002004349 A JP 2002004349A JP 2003208168 A JP2003208168 A JP 2003208168A
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    • G10H1/00Details of electrophonic musical instruments
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 楽曲データに関する著作権を簡単かつ的確に
保護する。 【解決手段】 電子楽器Aは、楽曲データを再生して自
動演奏を実現する。外部記憶装置36に記憶されている
楽曲データおよびインターフェース回路51を介して取
り込んだ楽曲データを内部記憶装置35に記憶する場
合、楽曲データが著作権の保護対象であるものに関して
は、そのファイル名を自動的に変更する。ROM35お
よび内部記憶装置35内の楽曲データを外部記憶装置3
6にコピーしたり、インターフェース回路51を介して
外部に出力する場合、著作権の保護対象である楽曲デー
タに関しては、前記コピーおよび外部への出力を禁止す
る。外部機器52が内部記憶装置35などに記憶されて
いる楽曲データの送信を要求する場合、著作権の保護対
象に関する楽曲データに関しては、外部機器52におけ
る楽曲データのファイル名の表示を禁止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、著作権の保護対象
である楽曲データの複製または外部機器に対する送信を
禁止するようにした電子音楽装置、および同外部機器に
適用されるプログラムなどに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、楽曲を表す楽曲データをフレ
キシブルディスク、コンパクトディスクなどに格納して
販売する場合、複数種類の楽曲データに対して共通に、
または各楽曲データごとに、作曲者、作曲年月日、製作
者、製作年月日などの著作権の保護対象であること表す
著作権データを記録しておいて、著作権の保護対象であ
る楽曲データが無断で複製されないようにしていた。ま
た、通信回線を含む外部機器から楽曲データを取り込ん
だ場合には、前記のような著作権データを付加して楽曲
データを記憶するようにすることも行なわれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように楽曲データに著作権データを付加しても、楽曲デ
ータの無断複製を充分に禁止できなかった。特に、電子
楽器、パーソナルコンピュータなどの電子音楽装置に、
著作権の保護対象である楽曲データが外部記録媒体、外
部機器などから一旦取り込まれると、その編集などのた
めに、楽曲データが無断で複製されることがあった。ま
た、取り込んだ楽曲データに著作権データを付加する作
業が面倒であるという問題もあった。
【0004】
【発明の概要】本発明は、上記問題に対処するためにな
されたもので、その目的は、楽曲データが著作権の保護
対象であることを識別できる識別子を簡単に付加できる
ようにするとともに、楽曲データの無断複製をより良好
に禁止されるようにした電子音楽装置、プログラムなど
を提供するものである。
【0005】上記目的を達成するために、本発明の特徴
は、楽曲を表す楽曲データをファイル単位でそのファイ
ル名と共に記憶可能な記憶装置と、楽曲データを読み出
して楽曲を再生する再生手段と、所望の楽曲データを外
部記録媒体または外部機器から取り込んでそのファイル
名と共に記憶装置に記憶する取り込み手段とを備えた電
子音楽装置において、取り込み手段によって取り込まれ
た楽曲データが著作権の保護対象であるかを判定する判
定手段と、取り込み手段によって取り込まれた楽曲デー
タが著作権の保護対象であると判定手段によって判定さ
れたとき、同楽曲データのファイル名を所定の様式に変
更して記憶装置に記憶させるファイル名変更手段とを設
けたことにある。
【0006】この特徴によれば、取り込み手段によって
取り込まれた楽曲データが著作権の保護対象であると、
判定手段およびファイル変更手段により、楽曲データの
ファイル名が自動的に所定の様式に変更される。これに
より、著作権の保護対象である楽曲データとそうでない
楽曲データとを簡単に識別できるようになるとともに、
同識別のための識別子の付与作業も必要なくなる。そし
て、前記変更されたファイル名を参照するだけで楽曲デ
ータが著作権の保護対象であるかを判定できるので、楽
曲データの複製のために著作権の保護対象である楽曲デ
ータのファイル名を表示しないようにしたり、同楽曲デ
ータの複製を禁止したり、同楽曲データの外部機器への
出力を禁止したりすることにより、楽曲データに関する
著作権が良好に保護されるようになる。
【0007】また、本発明の他の特徴は、楽曲を表す楽
曲データを記憶する記憶装置と、記憶装置に記憶されて
いる楽曲データを読み出して楽曲を再生する再生手段
と、記憶装置内に記憶されている楽曲データを外部記録
媒体に書き込み可能な書き込み手段とを備えた電子音楽
装置において、記憶装置に記憶されている楽曲データが
著作権の保護対象であるかを判定する判定手段と、判定
手段によって著作権の保護対象であると判定された楽曲
データに関しては、書き込み手段による外部記録媒体へ
の楽曲データの書き込みを禁止する書き込み禁止手段と
を設けたことにある。
【0008】この他の特徴によれば、記憶装置に記憶さ
れていて著作権の保護対象となる楽曲データに関して
は、判定手段および書き込み禁止手段により、外部記録
媒体への書き込みが禁止される。したがって、著作権の
保護対象である楽曲データの複製が抑制されて、楽曲デ
ータに関する著作権が良好に保護される。
【0009】また、本発明の他の特徴は、楽曲を表す楽
曲データを記憶する記憶装置と、記憶装置に記憶されて
いる楽曲データを読み出して楽曲を再生する再生手段
と、記憶装置内に記憶されている楽曲データを外部機器
に出力可能な出力手段とを備えた電子音楽装置におい
て、記憶装置に記憶されている楽曲データが著作権の保
護対象であるかを判定する判定手段と、判定手段によっ
て著作権の保護対象であると判定された楽曲データに関
しては、出力手段による外部機器への楽曲データの出力
を禁止する出力禁止手段とを設けたことにある。
【0010】この他の特徴によれば、記憶装置に記憶さ
れていて著作権の保護対象となる楽曲データに関して
は、判定手段および出力禁止手段により、外部機器への
同楽曲データの出力が禁止される。したがって、著作権
の保護対象である楽曲データの複製が抑制されて、楽曲
データに関する著作権が良好に保護される。
【0011】また、本発明の他の特徴は、楽曲を表す楽
曲データをファイル単位でそのファイル名と共に記憶可
能な記憶装置と、記憶装置に記憶されている楽曲データ
を読み出して楽曲を再生する再生手段と、外部機器から
の指示により記憶装置に記憶されているファイル名を同
外部機器に出力するとともに、同出力したファイル名の
指定を受けて記憶装置内に記憶されていて指定されたフ
ァイル名に対応した楽曲データを同外部機器に出力可能
な出力手段とを備えた電子音楽装置において、記憶装置
に記憶されている楽曲データが著作権の保護対象である
かを判定する判定手段と、判定手段によって著作権の保
護対象であると判定された楽曲データに関しては、出力
手段による外部機器への前記ファイル名の出力を禁止す
る出力禁止手段とを設けたことにある。
【0012】この他の特徴によれば、記憶装置に記憶さ
れていて著作権の保護対象となる楽曲データに関して
は、判定手段および出力禁止手段により、外部機器への
そのファイル名の出力が禁止される。したがって、外部
機器においては、著作権の保護対象となる楽曲データの
ファイル名が表示されなくなり、ユーザによって同楽曲
データのファイル名が指定されなくなる。その結果、著
作権の保護対象となる楽曲データが外部機器に出力され
ることが実質的に禁止され、楽曲データに関する著作権
が良好に保護される。
【0013】また、本発明の他の特徴は、楽曲を表す楽
曲データを記憶する電子音楽装置に対して、楽曲データ
の送信を要求する外部機器に適用されるプログラムであ
って、電子音楽装置に記憶されている楽曲データが著作
権の保護対象であるかを判定する判定ステップと、判定
ステップによって著作権の保護対象であると判定された
楽曲データに関しては、同楽曲データの電子音楽装置に
対する送信の要求を禁止する禁止ステップとを含むよう
にしたことにある。
【0014】この他の特徴によれば、電子音楽装置に記
憶されていて著作権の保護対象となる楽曲データに関し
ては、判定ステップおよび禁止ステップにより、外部機
器から電子音楽装置への楽曲データの送信要求が禁止さ
れる。その結果、著作権の保護対象となる楽曲データが
電子音楽装置から外部機器へ出力されることがなくなる
ので、楽曲データに関する著作権が良好に保護される。
【0015】また、本発明の他の特徴は、楽曲を表す楽
曲データをファイル単位でそのファイル名と共に記憶す
る電子音楽装置に対して、楽曲データの送信を要求する
外部機器に適用されるプログラムであって、電子音楽装
置に記憶されているファイル名の送信を要求するファイ
ル名送信要求ステップと、ファイル名の送信要求に応答
して電子音楽装置から送信されたファイル名が著作権の
保護対象である楽曲データに関するものかを判定する判
定ステップと、電子音楽装置から送信されたファイル名
のうちで、判定ステップにて著作権の保護対象でないと
判定された楽曲データに関するファイル名を表示器に表
示する表示ステップと、表示ステップにて表示器に表示
されたファイル名の中からユーザによって選択されたフ
ァイル名に対応した楽曲データの送信を前記電子音楽装
置に要求する楽曲データ送信要求ステップとを含むよう
にしたことにある。
【0016】この他の特徴によれば、電子音楽装置に記
憶されていて著作権の保護対象となる楽曲データに関し
ては、判定ステップおよび表示ステップにより、外部機
器におけるそのファイル名が表示されなくなる。したが
って、外部機器において、同楽曲データのファイル名の
ユーザによる指定なされなくなる。その結果、著作権の
保護対象となる楽曲データが外部機器に出力されること
が実質的に禁止され、楽曲データに関する著作権が良好
に保護される。
【0017】これらの発明において、電子音楽装置およ
び外部機器は、例えば、電子楽器、パーソナルコンピュ
ータなどで構成される。また、記憶装置は、ROM、フ
ラッシュメモリEEPROM、ハードディスクHDなど
で構成され得る。また、外部記録媒体は、例えばフレキ
シブルディスク、コンパクトディスクなどの磁気または
光記録媒体で構成され得る。また、楽曲データは、例え
ばファイル単位で記憶され、転送され、このファイル名
に付加した特定の文字列または記号列、所定の様式に変
更されたファイル名の拡張子などにより、楽曲データが
著作権の保護対象であることを識別可能とするものであ
る。
【0018】また、前記電子音楽装置およびプログラム
の発明は、電子音楽装置と外部機器を含むシステムおよ
び外部機器単独にも適用され得るとともに、これらの電
子音装置、外部機器およびシステムに適用される方法発
明、プログラム、プログラムを記録したコンピュータ読
み取り可能な記録媒体にも適用できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を用いて説明する。図1は、本発明の電子音楽装置とし
ての電子楽器Aおよび同電子楽器Aの周辺装置をブロッ
ク図により示している。
【0020】この電子楽器Aは、鍵盤11、パネル操作
子群12および表示器13を備えている。鍵盤11は演
奏操作子としての複数の鍵からなり、各鍵の押離鍵によ
り楽音信号の発生および停止が指示される。これらの鍵
の押離鍵は、バス20に接続された検出回路14内に各
鍵に対応して設けられた鍵スイッチのオン・オフによっ
てそれぞれ検出される。また、鍵盤11には、各鍵にそ
れぞれ対応した複数の押鍵ランプ11aが設けられてお
り、押鍵ランプ11aは押鍵ランプ点灯制御回路15に
よって点灯制御される。
【0021】パネル操作子群12は、電子楽器Aの前面
パネルに設けられていて、電子楽器Aの種々の動作を指
示するために操作される。特に、本実施形態において
は、楽曲データの選択、再生、取り込み、転送、コピー
などの指示のために操作される。これらのパネル操作子
群12の操作は、バス20に接続された検出回路16内
に各操作子に対応して設けられた操作子スイッチのオン
・オフによってそれぞれ検出される。表示器13は、液
晶ディスプレイまたはブラウン管装置などで構成されて
おり、文字、符号、図形などを表示する。この表示器1
3の表示態様は、バス20に接続された表示制御回路1
7によって制御される。
【0022】バス20には、CPU31、タイマ32、
ROM33、RAM34、内部記憶装置35、外部記憶
装置36、音源回路41および効果回路42が接続され
ている。CPU31、タイマ32、ROM33およびR
AM34は、マイクロコンピュータ本体部を構成するも
ので、電子楽器Aの各種動作をプログラムの実行により
制御する。
【0023】ROM33には、プログラム記憶エリアお
よびデータ記憶エリアが設けられている。プログラム記
憶エリアには、システムプログラム、電子楽器Aの各種
機能を実現するための一部のプログラムなどが記憶され
ている。データ記憶エリアには、図2に示すように、自
動演奏によるデモンストレーションのために、エントリ
データおよび楽曲を表す複数組の楽曲データが記憶され
ている。エントリデータは、楽曲データを構成するファ
イルを表すファイル名データおよび同ファイルの先頭ア
ドレスを表す先頭アドレスデータを一組にした複数組の
データからなる。ファイル名データは、ファイル名部分
(例えば、"bluesky”)とMIDIデータであることを
表す拡張子(すなわち、".mid")からなる。そして、こ
のファイル名に関する楽曲データ(楽曲ファイル)が著
作権の保護対象となるものであれば、ファイル名が所定
の様式に変更されている。例えば、著作権の保護対象で
ない場合のファイル名データが"bluesky.mid"であるの
に対して、著作権の保護対象に係る楽曲データのファイ
ル名データは"blueskyxyz.mid"のように変更されてい
る。
【0024】各楽曲データは、例えば図2に示すよう
に、複数のトラック分(例えば、16トラック分)の自
動演奏データからなる。各トラックの自動演奏データ
は、初期値データ、タイミングデータ、MIDIイベン
トデータおよびエンドデータからなる。初期値データ
は、楽音信号の音色、効果、スタイル(自動伴奏パター
ンの種類)、演奏テンポなどの楽音信号の各種発生態様
を制御するための複数種類の制御データからなる。タイ
ミングデータは、前後のMIDIイベントデータの発生
の時間間隔を表す。MIDIイベントデータは、楽曲の
進行に従った楽器の演奏イベントを表すもので、ノート
オン、ノートオフ、音色、効果などに関する。
【0025】ノートオンに関する演奏イベントデータ
は、例えば楽音の発生開始(押鍵)を表すノートオンデ
ータ、発生楽音の音高(周波数)を表すノート番号デー
タ、音量(押鍵の速さ)を表すベロシティデータ、およ
び楽音信号形成チャンネルを表すチャンネル番号データ
からなる。なお、チャンネル番号データは、詳しくは後
述する音源回路41の楽音信号形成チャンネルに対応す
る。ノートオフに関する演奏イベントデータは、楽音の
発生終了(離鍵)を表すノートオフデータ、発生楽音の
音高(周波数)を表すノート番号データ、および楽音信
号形成チャンネルを表すチャンネル番号データからな
る。なお、前記楽曲データのフォーマットはSMFフォ
ーマットに基づくものであるが、フォーマットに関して
はこれに限定されることなく、種々のフォーマットが採
用される。
【0026】また、ROM33のデータ記憶エリアに
は、各複数組のスタイルデータ、音色データ、効果デー
タおよびレジストレーションデータが記憶されていると
ともに、その他のデータも記憶されている。スタイルデ
ータは、マーチ、ワルツのなどの各種自動伴奏音の発生
を制御するためのものである。音色データは、ピアノ、
ギターなどの発生楽音の音色を制御するためのものであ
る。効果データは、リバーブ、コーラスなど発生楽音に
付与する効果を制御するためのものである。レジストレ
ーションデータは、各一組ずつのスタイルデータ、音色
データ、効果データなどを同時に指定するためのもので
ある。
【0027】内部記憶装置35は、本明細書では、フラ
ッシュメモリEEPROM、ハードディスクHDなどの
ように電子楽器Aに予め組み込まれている書き込み可能
な不揮発性メモリと、同不揮発性メモリに対するドライ
ブユニットを含むものであり、大量のデータおよびプロ
グラムを記憶および読み出し可能にしている。このメモ
リには、前記ROM33の場合と同種であるが、同RO
M33の場合とは異なる、多種類のプログラム(後述す
る図5〜8のプログラムを含む)、図2に示すようなエ
ントリデータ、楽曲データ、スタイルデータ、音色デー
タ、効果データ、レジストレーションデータおよびその
他のデータが、予め記憶され、または外部から取り込ん
で記憶されるようになっている。
【0028】外部記憶装置36は、本明細書では、フレ
キシブルディスクFD、コンパクトディスクCDなどの
ように電子楽器Aに装着可能な種々の外部記録媒体と、
同外部記録媒体に対するドライブユニットとを含むもの
であり、大量のデータおよびプログラムを記憶および読
み出し可能にしている。これらの外部記録媒体に対し
て、前記ROM33の場合と同種であるが、同ROM3
3の場合とは異なる、多種類のプログラム、図2に示す
ようなエントリデータ、楽曲データ、スタイルデータ、
音色データ、効果データ、レジストレーションデータお
よびその他のデータが読出しおよび書き込み可能となっ
ている。
【0029】音源回路41は、複数の楽音信号形成チャ
ンネルを備えている。各楽音信号形成チャンネルは、C
PU31による制御のもとに供給される演奏情報(ノー
トオンデータ、ノートオフデータ、ノート番号データ、
ベロシティデータ、チャンネル番号データなど)に基づ
いて楽音信号を形成する。また、各楽音信号形成チャン
ネルにて形成される楽音信号の音色、伴奏音信号など
は、CPU31による制御のもとに、ROM33、RA
M34、内部記憶装置35および外部記憶装置36に記
憶された各種制御データ、ならびに後述するインターフ
ェース回路51を介して入力された各種制御データによ
り制御される。
【0030】効果回路42は、音源回路41によって生
成された楽音信号に、リバーブ、コーラスなどの各種音
楽的効果を付与するものである。また、この効果回路4
2において付与される効果も、CPU31による制御の
もとに、ROM33、RAM34、内部記憶装置35お
よび外部記憶装置36に記憶された各種効果データ、な
らびに後述するインターフェース回路51を介して入力
された各種効果データにより制御される。効果回路43
にて効果の付与された楽音信号は、サウンドシステム4
3に供給される。サウンドシステム43は、アンプ、ス
ピーカなどからなり、前記供給された楽音信号に対応し
た楽音を発音する。
【0031】また、バス20には、インターフェース回
路51も接続されている。インターフェース回路51
は、他の電子楽器、パーソナルコンピュータなどの外部
機器52から各種データを入力するとともに、外部機器
52に各種データを出力する。この外部機器52を前述
した電子楽器Aと同様に構成することも可能であるが、
同外部機器52は、少なくとも前述したものと同様な操
作子群、表示器、CPU、タイマ、ROM、RAM、内
部記憶装置、外部記憶装置などからなるコンピュータ機
能を備えたものであればよい。特に、本実施形態におい
ては、フレキシブルディスクFD、コンパクトディスク
CDなどの記録媒体に記録されている図8の楽曲データ
要求プログラムの実行により、電子楽器Aから楽曲デー
タを取り込むことを可能としている。また、このインタ
ーフェース回路51は、通信ネットワーク64を介して
外部と接続可能となっていて、この電子楽器と外部との
各種プログラムおよびデータの交信を可能としている。
【0032】次に、上記のように構成した実施形態の動
作を説明する。まず、電子楽器Aの概略的動作について
説明すると、図示しない電源スイッチの投入により、C
PU31は、図5のメインプログラムの実行をステップ
M10にて開始し、ステップM12にて初期設定処理を
実行する。この初期設定処理においては、表示器13、
音源回路41、効果回路42、タイマ32、インターフ
ェース回路51などが初期状態に設定される。表示器1
3においては、初期画面を表示する。音源回路41にお
いては、標準的な音色の楽音信号が形成されるように設
定される。効果回路42においては、標準的な効果が楽
音信号に付与されるか、楽音信号に何も効果が付与され
ないように設定される。前記ステップM12の処理後、
ステップM14〜M22からなる循環処理を実行する。
【0033】ステップM14においては、パネル操作子
群12の操作が検出される。ステップM16において
は、前記パネル操作子群12の操作検出に応答して、楽
曲データの入出力処理が実行される。この楽曲データの
入出力処理においては、詳しくは後述する図6の楽曲デ
ータ入力ルーチン、図7の楽曲データ複製ルーチンおよ
び図8の楽曲データ送信ルーチンが実行される。
【0034】ステップM18においては、前記パネル操
作子群12の操作検出に応答して、自動演奏およびガイ
ド処理が実行される。自動演奏処理においては、ユーザ
によって選択された一楽曲を表す楽曲データが再生され
る。この場合、楽曲データは、ROM33、内部記憶装
置35および外部記憶装置36のいずれかに記憶され、
またはインターフェース回路51を介して外部機器52
もしくは通信ネットワーク53から入力した楽曲データ
である。この楽曲データの選択においては、ユーザがエ
ントリデータ中のファイル名を表示器13を見ながら指
定することにより行なわれる。また、楽曲データの再生
においては、初期値データを読出して音源回路41およ
び効果回路42に供給した後、タイミングデータにより
表された時間の経過ごとにMIDIイベントデータを読
み出して、音源回路41または効果回路42に順次供給
する。
【0035】音源回路41は、前記供給されたMIDI
イベントデータに対応した楽音信号を形成して効果回路
42に出力する。効果回路42は、前記供給されたMI
DIイベントデータに対応した効果を楽音信号に付与し
て、サウンドシステム43に出力する。サウンドシステ
ム43は、前記効果の付与された楽音信号に対応した楽
音を発音する。これにより、楽曲データによって表され
た楽曲が再生される。
【0036】また、ガイド処理においては、前記のよう
に順次読み出されたMIDIイベントデータ中のノート
オンおよびノートオフに関する演奏イベントデータを押
鍵ランプ点灯制御回路15に順次供給する。そして、押
鍵ランプ点灯制御回路15が、前記ノートオンおよびノ
ートオフに関する演奏イベントデータに基づいて、ノー
ト番号により表された鍵に対応した押鍵ランプ11aを
順次点灯する。これにより、ユーザが押鍵すべき鍵が順
次指示される。このガイド処理は、通常、自動演奏処理
ルーチンと併せて行なわれ、一つのパートに属する楽音
が発音されている一方で、他のパートに属する演奏鍵が
ユーザに提示される。
【0037】ステップM20の押離鍵処理においては、
検出回路14によって検出されてユーザによる鍵盤14
の押離鍵操作を表す押離鍵データ(ノートオンおよびノ
ートオフに関する演奏イベントデータと同じ)を音源回
路41に供給する。音源回路41は、この供給された押
離鍵データに対応した楽音信号を形成して、同楽音信号
を効果回路42を介してサウンドシステム43に出力す
る。サウンドシステム43は、この楽音信号に対応した
楽音を発音する。これにより、鍵盤11の演奏操作に応
じた楽音が発音される。
【0038】さらに、ステップM22においては、前記
パネル操作子群12の操作検出に応答して、発生楽音の
音色、効果などを制御するその他の処理が実行される。
この場合、前記パネル操作子群21の操作に応じた音色
データ、効果データが音源回路41、効果回路42など
に供給される。これにより、発生される楽音の音色、効
果などがパネル操作子群12の操作に応じて種種に変更
される。
【0039】次に、楽曲データ入力ルーチンについて詳
細に説明する。このルーチンは、外部記憶装置36(具
体的には、フレキシブルディスクFDまたはコンパクト
ディスクCD)に記憶されている楽曲データを電子楽器
Aに取り込んだり、外部機器52もしくは通信ネットワ
ーク53に接続された各種機器に記憶されている楽曲デ
ータをインターフェース回路51を介して取り込んだり
するものである。この楽曲データ入力ルーチンの実行
は、図6のステップM30にて開始される。この楽曲デ
ータ入力ルーチンの実行開始後、CPU31は、ステッ
プM32にて、楽曲データの取り込み先をユーザに指定
させるとともに、同取り込み先に記憶されている楽曲デ
ータの一覧を表示器13に表示する。
【0040】この場合、CPU31は、まず表示器13
にてユーザに取り込み先(例えば、外部記憶装置36、
外部機器52および通信ネットワーク53に接続された
各種機器など)を指定させることを促す。そして、ユー
ザが取り込み先を指定すると、CPU31は取り込み先
に記憶されているエントリデータを入力して、同取り込
み先に記憶されている全ての楽曲データのファイル名を
表示器13に表示する。なお、取り込み先(例えば、外
部記憶装置36、外部機器52および通信ネットワーク
53に接続された各種機器など)には、図3に示すよう
に、エントリデータおよび複数組の楽曲データが記憶さ
れている。エントリデータおよび楽曲データのフォーマ
ットに関しては、図2に示したとおりである。
【0041】前記ステップM32の処理後、CPU31
は、ステップM34にて、前記表示器13に表示されて
いる複数のファイル名の中から一つもしくは複数のファ
イル名を選択することをユーザに促す。そして、ユーザ
がパネル操作子群12を操作して前記一つもしくは複数
のファイル名を選択すると、CPU31は、同ステップ
M34にて、前記指定された一つまたは複数のファイル
名に対応した楽曲データを取り込み先から入力して、R
AM34に一旦記憶する。RAMに記憶された楽曲デー
タは、例えば図4に示すとおりである。
【0042】次に、CPU31は、ステップM36に
て、楽曲データの取り込みがフレキシブルディスクF
D,コンパクトディスクCDなどの記録媒体からの取り
込みかを判定する。これは、楽曲データが、フレキシブ
ルディスクFD,コンパクトディスクCDなどの記録媒
体に記録されている場合には、楽曲データの配列なども
含めて同記録媒体に記録されている全ての楽曲データが
著作権の保護対象である可能性が高いからである。
【0043】楽曲データの取り込みがフレキシブルディ
スクFD,コンパクトディスクCDなどの記録媒体から
の取り込みである場合には、CPU31は、ステップM
36にて「Yes」と判定して、ステップM38にて記
録媒体自体が著作権の保護対象であるか否かを判定す
る。この場合、記録媒体に作曲者、作曲年月日、製作
者、製作年月日などの著作権情報が記録されていたり、
記録媒体に何らかの著作権の保護対策がなされていれ
ば、記録媒体自体が著作権の保護対象であると判定す
る。言い換えれば、前記記録媒体に記録されている全て
の楽曲データは著作権の保護対象であると判定する。
【0044】そして、ステップM38にて「Yes」す
なわち著作権の保護対象であると判定されると、CPU
31は、ステップM42にて、前記RAM34に一旦記
憶した楽曲データのファイル名を所定の様式に変更す
る。本実施形態では、例えば、前記RAM34に一旦記
憶したファイル名データが"bluesky.mid"であれば、フ
ァイル名部分"bluesky"の後に所定の文字列"xyz"を付加
して、同ファイル名データ"bluesky.mid"を"blueskyxy
z.mid"のように変更する。
【0045】前記ステップM42に処理後、CPU31
は、ステップM44にて、前記変更したファイル名デー
タおよび前記RAM34に一旦記憶した楽曲データを内
部記憶装置35(フラッシュメモリEEPROM、ハー
ドディスクHDなど)に記憶する(図2参照)。この場
合、前記変更したファイル名データと共に、楽曲データ
を記憶した内部記憶装置35の先頭アドレスがエントリ
データとして記憶される。
【0046】楽曲データの取り込み先がフレキシブルデ
ィスクFD,コンパクトディスクCDなどの記録媒体で
ない場合、CPU31は、ステップM36にて「No」
と判定して、ステップM40に進む。また、ステップM
38にて、「No」すなわち記録媒体自体が著作権の保
護対象でないと判定された場合も、ステップM40に進
む。ステップM40においては、前記取り込んだ楽曲デ
ータが著作権の保護対象であるかを判定する。この場
合、楽曲データ中に作曲者、作曲年月日、製作者、製作
年月日などの著作権情報が記録されていたり、楽曲デー
タが暗号化されていたり、楽曲データ中に所定の透かし
情報が含まれている場合に、楽曲データが著作権の保護
対象であると判定する。
【0047】そして、ステップM40にて「Yes」す
なわち著作権の保護対象であると判定されると、CPU
31は、前述したステップM42の処理により前記RA
M34に一旦記憶した楽曲データのファイル名を所定の
様式に変更する。そして、前述したステップM44の処
理により、前記変更したファイル名データおよび前記R
AM34に一旦記憶した楽曲データを内部記憶装置35
(フラッシュメモリEEPROM、ハードディスクHD
など)に記憶する。
【0048】一方、ステップM40にて「No」すなわ
ち著作権の保護対象でないと判定されると、CPU31
は、前記ステップM42の処理によるファイル名データ
を変更することなく、ステップM44にて、前記RAM
34に一旦記憶した楽曲データおよびファイル名データ
を内部記憶装置35(フラッシュメモリEEPROM、
ハードディスクHDなど)に記憶する。なお、この場合
も、楽曲データを記憶した内部記憶装置35の先頭アド
レスがエントリデータとして記憶される。
【0049】前記ステップM44の処理後、CPU31
は、ステップM46にて、新たな楽曲データの取り込み
を続行する指示があったか、楽曲データの取り込みを終
了する指示があったかを判定する。前記両指示ともなけ
れば、ステップM46にてユーザの指示を待つ。新たな
楽曲データの取り込み続行の指示があれば、ステップM
32に戻って、前述したステップM32〜M44の処理
を再度実行して、新たな楽曲データを電子楽器Aの内部
記憶装置35に取り込む。一方、楽曲データの取り込み
終了の指示があれば、ステップM48にて、この楽曲デ
ータ入力ルーチンの実行を終了する。
【0050】このような楽曲データ入力ルーチンの実行
により、著作権の保護対象である楽曲データのファイル
名データは所定の様式に自動的に変更されるので、著作
権情報の入力操作などの著作権の保護のための操作の手
間が省ける。
【0051】次に、楽曲データ複製ルーチンについて詳
細に説明する。このルーチンは、ROM33または内部
記憶装置35(具体的には、フラッシュメモリEEPR
OM、ハードディスクHDなど)に記憶されている楽曲
データを、外部記憶装置36(具体的には、フレキシブ
ルディスクFD、コンパクトディスクCDなど)にコピ
ーするものである。この楽曲データ複製ルーチンの実行
は、図7のステップM60にて開始される。この楽曲デ
ータ複製入力ルーチンの実行開始後、CPU31は、ス
テップM62にて、ROM33または内部記憶装置35
に記憶されている楽曲データのファイル名を表示器31
にて一覧表示する。次に、CPU31は、ステップM6
4にて、前記一覧表示中の一つもしくは複数のファイル
(楽曲データ)の選択するように表示器31に表示し
て、ユーザに一つもしくは複数のファイルの選択させ
る。そして、ユーザが一つもしくは複数のファイルをパ
ネル操作子群12を用いて指定すると、CPU31は同
ステップM64にて前記指定されたファイル名を入力す
る。
【0052】前記ステップM64の処理後、CPU31
は、ステップM66にてユーザによって選択されたファ
イル(楽曲データ)が著作権の保護対象であるかをチェ
ックする。このチェックにおいては、選択されたファイ
ル名が所定の様式に変更されているかをチェックする。
例えば、"blueskyxyz.mid"のように、ファイル名に所定
文字列"xyz"が含まれているかをチェックする。前記ス
テップM66のチェックにおいて、著作権の保護対象で
あるとされると、CPU31は、ステップM68にて
「Yes」と判定して、ステップM70に進む。ステッ
プM70においては、CPU31は「楽曲データの複製
が不能である」旨を表示器13に表示し、楽曲データを
外部記憶装置36にコピーすることなく、ステップM7
4に進む。
【0053】一方、前記ステップM68のチェックにお
いて、著作権の保護対象でないとされると、CPU31
は、ステップM68にて「No」と判定して、ステップ
M72に進む。ステップM72においては、CPU31
は外部記憶装置36(フレキシブルディスクFD,コン
パクトディスクCDなど)に選択されたファイル名に対
応した楽曲データをそのファイル名データとともに書き
込み、ステップM74に進む。
【0054】ステップM74においては、CPU31
は、新たな楽曲データの複製を続行する指示があった
か、楽曲データの複製を終了する指示があったかを判定
する。前記両指示ともなければ、ステップM74にてユ
ーザによる指示を待つ。新たな楽曲データの複製続行の
指示があれば、ステップM62に戻って、前述したステ
ップM62〜M72の処理を再度実行して、ROM33
または内部記憶装置35に記憶されている新たな楽曲デ
ータを外部記憶装置36に複製する処理を続ける。一
方、楽曲データの複製終了の指示があれば、ステップM
76にて、この楽曲データ入力ルーチンの実行を終了す
る。
【0055】この楽曲データ複製ルーチンの実行によ
り、著作権の保護対象である楽曲データは外部記憶装置
36(フレキシブルディスクFD、コンパクトディスク
CDなど)に複製されないので、楽曲データの無断複製
が抑制されて、楽曲データに関する著作権の保護が良好
に図られる。また、著作権の保護対象であるかの判定は
単にファイル名により行なわれるので、著作権の保護対
象であるかの判定も簡単に行なわれる。
【0056】次に、楽曲データ送信ルーチンについて詳
細に説明する。このルーチンは、ROM33、内部記憶
装置35(具体的には、フラッシュメモリEEPRO
M、ハードディスクなどHD)または外部記憶装置36
(具体的には、フレキシブルディスクFD、コンパクト
ディスクCDなど)に記憶されている楽曲データを、外
部機器52からの要求に応じて送信するものである。こ
の楽曲データ送信ルーチンの実行は、外部機器52にお
ける楽曲データ要求プログラムの実行により開始され
る。
【0057】ユーザが外部機器52において図8の楽曲
データ要求プログラムをステップS100にて起動させ
ると、この起動後、外部機器52は、ステップS102
にて、ROM33、内部記憶装置35または外部記憶装
置36内の楽曲データの一覧情報の送信を電子楽器Aに
インターフェース回路51を介して要求する。この要求
は、ユーザが外部機器52において、電子楽器AのRO
M33、内部記憶装置35または外部記憶装置36を指
定することにより行なわれる。
【0058】この一覧情報の送信要求により、電子楽器
Aにおいては、CPU31がステップM100にて楽曲
データ送信ルーチンの実行を開始する。そして、ステッ
プM102において、ROM33、内部記憶装置35ま
たは外部記憶装置36内の楽曲データの一覧情報すなわ
ちエントリデータ中の全てのファイル名データを、外部
機器52に送信する。外部機器52においては、ステッ
プS104にて、前記送信されたファイル名データを受
信して、表示器にて受信したファイル名データにより表
されたファイル名を表示する。また、このステップS1
04においては、ユーザに一つもしくは複数のファイル
を選択するように表示器にて表示することにより、ユー
ザのファイルの選択を促す。そして、ユーザが表示器に
て表示されている複数のファイル名の中から一つもしく
は複数のファイルを選択すると、外部機器52はステッ
プS106にて選択されたファイル名を電子楽器Aに送
信する。
【0059】電子楽器Aにおいては、CPU31が、ス
テップM104にて前記受信したファイル名によって表
された楽曲データが著作権の保護対象であるかを判定す
る。このチェックにおいても、受信したファイル名が所
定の様式に変更されているかをチェックする。例え
ば、"blueskyxyz.mid"のように、ファイル名に所定文字
列"xyz"が含まれているかをチェックする。そして、前
記ステップ104のチェックにおいて、著作権の保護対
象であるとされると、CPU31は、ステップM106
にて「Yes」と判定して、ステップM108に進む。
ステップM108においては、「楽曲データの複製が不
能である」ことを外部機器52に送信する。
【0060】一方、前記ステップM104のチェックに
おいて、著作権の保護対象でないと判定されると、CP
U31は、ステップM106にて「No」と判定して、
ステップM110に進む。ステップM110において
は、CPU31は、前記受信したファイル名に対応した
楽曲データをROM33、内部記憶装置35または外部
記憶装置36から読み出して、外部機器52に送信す
る。これらのステップM108、M110の処理後、ス
テップM112にて楽曲データ送信ルーチンの実行を終
了する。
【0061】一方、前記ステップM108にて送信され
た「楽曲データを送信不能である」ことを表すデータま
たはステップM110にて送信された楽曲データは、外
部機器52のステップS108の処理により受信され
る。そして、外部機器52においては、「楽曲データを
送信不能である」ことを表すデータを受信していれば、
ステップS110にて「Yes」と判定して、ステップ
S112にて「楽曲データを送信不能である」ことを表
示器に表示する。また、前記ステップM108の処理に
より楽曲データを受信していれば、ステップS110に
て「No」と判定して、ステップS114にて受信した
楽曲データをそのファイル名データと共に記憶装置に記
憶する。
【0062】前記ステップS112またはステップS1
14の処理後、ステップS116にて、楽曲データの送
信要求を続行する指示があったか、楽曲データの送信要
求を終了する指示があったかを判定する。前記両指示と
もなければ、ステップS116にてユーザによる指示を
待つ。楽曲データの送信要求続行の指示があれば、ステ
ップS102に戻って、前述したステップS102〜S
114の処理を再度実行して、電子楽器Aへの楽曲デー
タの送信要求処理を続行する。一方、楽曲データの送信
要求終了の指示があれば、ステップS118にて、この
楽曲データ要求プログラムの実行を終了する。
【0063】これらの楽曲データ要求プログラムおよび
楽曲データ送信ルーチンの実行により、著作権の保護対
象である楽曲データに関しては、電子楽器Aから外部機
器52に対する送信が禁止される。その結果、著作権の
保護対象である楽曲データの無断複製が抑制され、楽曲
データに関する著作権が良好に保護される。また、著作
権の保護対象であるかの判定は単にファイル名により行
なわれるので、著作権の保護対象であるかの判定も簡単
に行なわれる。
【0064】次に、上記図8の楽曲データ送信ルーチン
および楽曲データ要求プログラムの一部を図9のように
変形した第1変形例について説明する。この場合も、ユ
ーザは、外部機器52において図9の楽曲データ要求プ
ログラムをステップS200から起動させると、この起
動後、上記実施形態と同様に、外部機器52は、ステッ
プS202にて、ROM33、内部記憶装置35または
外部記憶装置36内の楽曲データの一覧情報の送信を電
子楽器Aにインターフェース回路51を介して要求す
る。
【0065】この一覧情報の送信要求により、電子楽器
Aにおいては、CPU31がステップM200にて楽曲
データ送信ルーチンの実行を開始する。そして、ステッ
プM202において、ROM33、内部記憶装置35ま
たは外部記憶装置36内の楽曲データの一覧情報すなわ
ちエントリデータ中の全てのファイル名データについ
て、著作権の保護対象である楽曲データに関するもので
あるかをチェックする。なお、このチェックにおいて
も、ファイル名が所定の様式に変更されているかをチェ
ックする。例えば、"blueskyxyz.mid"のように、ファイ
ル名に所定文字列"xyz"が含まれているかをチェックす
る。
【0066】そして、著作権の保護対象でない楽曲デー
タに関するファイル名データのみを抽出して外部機器5
2に送信する。外部機器52においては、ステップS2
04にて、前記送信されたファイル名データを受信し
て、受信したファイル名データにより表されたファイル
名を表示器に表示する。また、このステップS204に
おいては、ユーザに一つもしくは複数のファイルを選択
するように表示器にて表示することにより、ユーザにフ
ァイルの選択を促す。そして、ユーザが表示器にて表示
されている複数のファイル名の中から一つもしくは複数
のファイルを選択すると、外部機器52はステップS2
06にて選択されたファイル名を電子楽器Aに送信す
る。
【0067】電子楽器Aにおいては、ステップM206
にて前記受信したファイル名によって表された楽曲デー
タをROM33、内部記憶装置35または外部記憶装置
36から読み出して、外部機器52に送信する。そし
て、ステップM208にて楽曲データ送信ルーチンの実
行を終了する。
【0068】一方、前記ステップM206の処理により
送信された楽曲データは、外部機器52のステップS2
08の処理により受信される。そして、同ステップS2
08にて、受信した楽曲データをそのファイル名データ
と共に記憶装置に記憶する。次に、上記実施形態のステ
ップ116と同様なステップS210の処理により、楽
曲データの送信要求の続行または終了を判定する。送信
要求続行ならば、ステップS202に戻って前述のステ
ップS202〜S208の処理を再実行する。一方、送
信要求終了ならば、ステップS212にて、この楽曲デ
ータ要求プログラムの実行を終了する。
【0069】これらの楽曲データ要求プログラムおよび
楽曲データ送信ルーチンの実行により、著作権の保護対
象である楽曲データに関しては、外部機器52にそのフ
ァイル名が電子楽器Aから送信されない。したがって、
外部機器52においてユーザが著作権の保護対象である
楽曲データを表すファイル名が表示されず、ユーザは同
楽曲データを選択することがなくなるので、著作権の保
護対象である楽曲データが実質的に電子楽器Aから外部
機器52に送信されなくなる。その結果、著作権の保護
対象である楽曲データの無断複製が抑制され、楽曲デー
タに関する著作権が良好に保護される。また、著作権の
保護対象であるかの判定は単にファイル名により行なわ
れるので、著作権の保護対象であるかの判定も簡単に行
なわれる。
【0070】次に、上記図8の楽曲データ送信ルーチン
および楽曲データ要求プログラムの一部を図10のよう
に変形した第2変形例について説明する。この場合も、
ユーザは、外部機器52において図10の楽曲データ要
求プログラムをステップS300から起動させると、こ
の起動後、外部機器52は、ステップS302にて、上
記実施形態と同様に、ROM33、内部記憶装置35ま
たは外部記憶装置36内の楽曲データの一覧情報の送信
を電子楽器Aにインターフェース回路51を介して要求
する。
【0071】この一覧情報の送信要求により、電子楽器
Aにおいては、CPU31がステップM300にて楽曲
データ送信ルーチンの実行を開始する。そして、ステッ
プM302において、ROM33、内部記憶装置35ま
たは外部記憶装置36内の楽曲データの一覧情報すなわ
ちエントリデータ中の全てのファイル名データを、外部
機器52に送信する。外部機器52においては、ステッ
プS304にて、前記送信されたファイル名データを受
信して、表示器にて受信したファイル名データにより表
されたファイル名を表示する。また、このステップS3
04においては、ユーザに一つもしくは複数のファイル
を選択するように表示器にて表示することにより、ユー
ザにファイルの選択を促す。
【0072】そして、ユーザが表示器にて表示されてい
る複数のファイル名の中から一つもしくは複数のファイ
ルを選択すると、外部機器52は、ステップS306に
て前記選択されたファイル名によって表された楽曲デー
タが著作権の保護対象であるかを判定する。このチェッ
クにおいても、受信したファイル名が所定の様式に変更
されているかをチェックする。例えば、"blueskyxyz.mi
d"のように、ファイル名に所定文字列"xyz"が含まれて
いるかをチェックする。そして、前記ステップ306の
チェックにおいて、著作権の保護対象であるとされる
と、CPU31は、ステップS308にて「Yes」と
判定して、ステップS310に進む。ステップS310
においては、「楽曲データの複製が不能である」ことを
表示器に表示する。
【0073】一方、前記ステップS306のチェックに
おいて、著作権の保護対象でないと判定されると、CP
U31は、ステップS308にて「No」と判定して、
ステップS312に進む。ステップS312において
は、外部機器52は、電子楽器Aに対して前記選択され
たファイル名データを送信する。電子楽器Aにおいて
は、ステップM304にて前記送信されたファイル名デ
ータを受信して、同受信したファイル名データに対応し
た楽曲データをROM33、内部記憶装置35または外
部記憶装置36から読み出して、外部機器52に送信す
る。そして、ステップM306にて楽曲データ送信ルー
チンの実行を終了する。一方、外部機器52において
は、ステップS314にて、電子楽器Aから送信された
楽曲データを受信して記憶装置に記憶する。
【0074】前記ステップS310またはステップS3
14の処理後、上記実施形態のステップ116と同様な
ステップS316の処理により、楽曲データの送信要求
の続行または終了を判定する。送信要求続行ならば、ス
テップS302に戻って前述のステップS302〜S3
14の処理を再実行する。一方、送信要求終了ならば、
ステップS318にて、この楽曲データ要求プログラム
の実行を終了する。
【0075】これらの楽曲データ要求プログラムおよび
楽曲データ送信ルーチンの実行により、著作権の保護対
象である楽曲データに関しては、外部機器52から電子
楽器Aに対する送信要求が禁止される。その結果、著作
権の保護対象である楽曲データの無断複製が抑制され、
楽曲データに関する著作権が良好に保護される。また、
著作権の保護対象であるかの判定は単にファイル名によ
り行なわれるので、著作権の保護対象であるかの判定も
簡単に行なわれる。
【0076】次に、上記図8の楽曲データ送信ルーチン
および楽曲データ要求プログラムの一部を図11のよう
に変形した第3変形例について説明する。この場合も、
ユーザは、外部機器52において図11の楽曲データ要
求プログラムをステップS400から起動させると、こ
の起動後、外部機器52は、ステップS402にて、上
記実施形態と同様に、ROM33、内部記憶装置35ま
たは外部記憶装置36内の楽曲データの一覧情報の送信
を電子楽器Aにインターフェース回路51を介して要求
する。
【0077】この一覧情報の送信要求により、電子楽器
Aにおいては、CPU31がステップM400にて楽曲
データ送信ルーチンの実行を開始する。そして、ステッ
プM402において、ROM33、内部記憶装置35ま
たは外部記憶装置36内の楽曲データの一覧情報すなわ
ちエントリデータ中の全てのファイル名データを、外部
機器52に送信する。外部機器52においては、ステッ
プS404にて、前記送信された全てのファイル名デー
タを受信して、同ファイル名データが著作権の保護対象
である楽曲データに関するものであるかをチェックす
る。なお、このチェックにおいても、ファイル名が所定
の様式に変更されているかをチェックする。例えば、"b
lueskyxyz.mid"のように、ファイル名に所定文字列"xy
z"が含まれているかをチェックする。
【0078】そして、ステップ406にて、著作権の保
護対象でない楽曲データに関するファイル名データのみ
を抽出して表示器にて、同抽出したファイル名データに
より表されたファイル名を表示する。また、このステッ
プS406においては、ユーザに一つもしくは複数のフ
ァイルを選択するように表示器にて表示することによ
り、ユーザにファイルの選択を促す。そして、ユーザが
表示器にて表示されている複数のファイル名の中から一
つもしくは複数のファイルを選択すると、外部機器52
はステップS408にて選択されたファイル名を電子楽
器Aに送信する。
【0079】電子楽器Aにおいては、ステップM404
にて前記外部機器52から送信されたファイル名を受信
し、同ファイル名によって指定される楽曲データをRO
M33、内部記憶装置35または外部記憶装置36から
読み出して、外部機器52に送信する。そして、ステッ
プM406にて楽曲データ送信ルーチンの実行を終了す
る。
【0080】一方、前記ステップM406の処理により
送信された楽曲データは、外部機器52のステップS4
10の処理により受信される。そして、同ステップS4
10にて、受信した楽曲データをそのファイル名データ
と共に記憶装置に記憶する。次に、上記実施形態のステ
ップ116と同様なステップS412の処理により、楽
曲データの送信要求の続行または終了を判定する。送信
要求続行ならば、ステップS402に戻って前述のステ
ップS402〜S410の処理を再実行する。一方、送
信要求終了ならば、ステップS414にて、この楽曲デ
ータ要求プログラムの実行を終了する。
【0081】これらの楽曲データ要求プログラムおよび
楽曲データ送信ルーチンの実行により、著作権の保護対
象である楽曲データに関しては、外部機器52にそのフ
ァイル名が表示されない。したがって、外部機器52に
おいて、ユーザが著作権の保護対象である楽曲データを
選択することがなくなるので、著作権の保護対象である
楽曲データが実質的に電子楽器Aから外部機器52に送
信されなくなる。その結果、著作権の保護対象である楽
曲データの無断複製が抑制され、楽曲データに関する著
作権が良好に保護される。また、著作権の保護対象であ
るかの判定は単にファイル名により行なわれるので、著
作権の保護対象であるかの判定も簡単に行なわれる。
【0082】なお、上記実施形態においては、著作権の
保護対象である楽曲データに対応したファイル名データ
の変更を、拡張子の前のファイル名部分に所定の文字列
(例えば、"xyz")を付加するようにしたが、所定の記
号(例えば、"***")を付加するようにしてもよい。ま
た、拡張子自体を変更するようにしてもよい。例えば、
元のファイル名データ"bluesky.mid"を"blueskyxyz.me
d"のように変更してもよい。さらに、ファイル名データ
の長さに制限がある場合(例えば、8文字以内)には、
ファイル名部分の一部を削除して、所定の文字列、記号
列を付加するようにするとよい。例えば、元のファイル
名データ"bluesky.mid"を"bluesxyz.mid"または"blues*
**.mid"のように変更するとよい。
【0083】また、上記実施形態においては、演奏操作
子としての鍵盤10を有する電子楽器Aを本発明の電子
音楽装置とした例について説明したが、本発明の電子楽
器として、タッチプレート、押しボタン、弦などを演奏
操作子として有する種々の楽器も採用できる。また、電
子楽器以外でも、楽音信号を発生可能である各種装置、
例えばシーケンサ装置、パーソナルコンピュータ装置も
採用できる。
【0084】さらに、本発明の実施にあたっては、上記
実施形態およびその変形例に限定されるものではなく、
本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変形も可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の電子音楽装置の一実施形態に係る電
子楽器およびその周辺装置の概略ブロック図である。
【図2】 図1のROM、内部記憶装置および外部記憶
装置のデータ憶エリアのフォーマットの一例を示す図で
ある。
【図3】 図1の外部記憶装置に記憶された楽曲データ
に関するフォーマット図である。
【図4】 図1のRAMに記憶される楽曲データに関す
るフォーマット図である。
【図5】 図1の電子楽器にて実行されるメインプログ
ラムのフローチャートである。
【図6】 図5の楽曲データの入出力処理にて実行され
る楽曲データ入力ルーチンのフローチャートである。
【図7】 図5の楽曲データの入出力処理にて実行され
る楽曲データ複製ルーチンのフローチャートである。
【図8】 図5の楽曲データの入出力処理にて実行され
る楽曲データ送信ルーチンおよび図1の外部機器にて実
行される楽曲データ要求プログラムのフローチャートで
ある。
【図9】 第1変形例に係る楽曲データ送信ルーチンお
よび楽曲データ要求プログラムのフローチャートであ
る。
【図10】 第2変形例に係る楽曲データ送信ルーチン
および楽曲データ要求プログラムのフローチャートであ
る。
【図11】 第3変形例に係る楽曲データ送信ルーチン
および楽曲データ要求プログラムのフローチャートであ
る。
【符号の説明】
A…電子楽器、11…鍵盤、12…パネル操作子群、1
3…表示器、31…CPU,33…ROM、34…RA
M、35…内部記憶装置、36…外部記憶装置、41…
音源回路、42…効果回路、51…インターフェース回
路、52…外部機器、53…通信ネットワーク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D044 AB06 BC08 CC09 DE50 GK12 HL07 HL08 HL11 5D378 MM21 MM96

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】楽曲を表す楽曲データをファイル単位でそ
    のファイル名と共に記憶可能な記憶装置と、前記楽曲デ
    ータを読み出して楽曲を再生する再生手段と、所望の楽
    曲データを外部記録媒体または外部機器から取り込んで
    そのファイル名と共に前記記憶装置に記憶する取り込み
    手段とを備えた電子音楽装置において、 前記取り込み手段によって取り込まれた楽曲データが著
    作権の保護対象であるかを判定する判定手段と、 前記取り込み手段によって取り込まれた楽曲データが著
    作権の保護対象であると前記判定手段によって判定され
    たとき、同楽曲データのファイル名を所定の様式に変更
    して前記記憶装置に記憶させるファイル名変更手段とを
    設けたことを特徴とする電子音楽装置。
  2. 【請求項2】楽曲を表す楽曲データを記憶する記憶装置
    と、前記記憶装置に記憶されている楽曲データを読み出
    して楽曲を再生する再生手段と、前記記憶装置内に記憶
    されている楽曲データを外部記録媒体に書き込み可能な
    書き込み手段とを備えた電子音楽装置において、 前記記憶装置に記憶されている楽曲データが著作権の保
    護対象であるかを判定する判定手段と、 前記判定手段によって著作権の保護対象であると判定さ
    れた楽曲データに関しては、前記書き込み手段による前
    記外部記録媒体への楽曲データの書き込みを禁止する書
    き込み禁止手段とを設けたことを特徴とする電子音楽装
    置。
  3. 【請求項3】楽曲を表す楽曲データを記憶する記憶装置
    と、前記記憶装置に記憶されている楽曲データを読み出
    して楽曲を再生する再生手段と、前記記憶装置内に記憶
    されている楽曲データを外部機器に出力可能な出力手段
    とを備えた電子音楽装置において、 前記記憶装置に記憶されている楽曲データが著作権の保
    護対象であるかを判定する判定手段と、 前記判定手段によって著作権の保護対象であると判定さ
    れた楽曲データに関しては、前記出力手段による前記外
    部機器への楽曲データの出力を禁止する出力禁止手段と
    を設けたことを特徴とする電子音楽装置。
  4. 【請求項4】楽曲を表す楽曲データをファイル単位でそ
    のファイル名と共に記憶可能な記憶装置と、前記記憶装
    置に記憶されている楽曲データを読み出して楽曲を再生
    する再生手段と、外部機器からの指示により前記記憶装
    置に記憶されているファイル名を同外部機器に出力する
    とともに、同出力したファイル名の指定を受けて前記記
    憶装置内に記憶されていて前記指定されたファイル名に
    対応した楽曲データを同外部機器に出力可能な出力手段
    とを備えた電子音楽装置において、 前記記憶装置に記憶されている楽曲データが著作権の保
    護対象であるかを判定する判定手段と、 前記判定手段によって著作権の保護対象であると判定さ
    れた楽曲データに関しては、前記出力手段による前記外
    部機器への前記ファイル名の出力を禁止する出力禁止手
    段とを設けたことを特徴とする電子音楽装置。
  5. 【請求項5】楽曲を表す楽曲データを記憶する電子音楽
    装置に対して、前記楽曲データの送信を要求する外部機
    器に適用されるプログラムであって、 前記電子音楽装置に記憶されている楽曲データが著作権
    の保護対象であるかを判定する判定ステップと、 前記判定ステップによって著作権の保護対象であると判
    定された楽曲データに関しては、同楽曲データの前記電
    子音楽装置に対する送信の要求を禁止する禁止ステップ
    とを含むようにしたことを特徴とするプログラム。
  6. 【請求項6】楽曲を表す楽曲データをファイル単位でそ
    のファイル名と共に記憶する電子音楽装置に対して、前
    記楽曲データの送信を要求する外部機器に適用されるプ
    ログラムであって、 前記電子音楽装置に記憶されているファイル名の送信を
    要求するファイル名送信要求ステップと、 前記ファイル名の送信要求に応答して前記電子音楽装置
    から送信されたファイル名が著作権の保護対象である楽
    曲データに関するものかを判定する判定ステップと、 前記電子音楽装置から送信されたファイル名のうちで、
    前記判定ステップにて著作権の保護対象でないと判定さ
    れた楽曲データに関するファイル名を表示器に表示する
    表示ステップと、 前記表示ステップにて表示器に表示されたファイル名の
    中からユーザによって選択されたファイル名に対応した
    楽曲データの送信を前記電子音楽装置に要求する楽曲デ
    ータ送信要求ステップとを含むようにしたことを特徴と
    するプログラム。
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