JP2003207510A - 生体分子を固定化するための粘着性シート - Google Patents

生体分子を固定化するための粘着性シート

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】任意のスキャナに適用可能なDNAチップ等を容
易にかつ低コストで作製できるようにする。 【解決手段】シート状基材2と、シート状基材の一方の
面に積層されている粘着剤層3と、シート状基材の他方
の面に積層された樹脂層1を有する生体分子を固定化す
るための粘着性シート。樹脂層は下記一般式(I)で表
されるアミノ・アルキル・アルコキシ・シランと、これ
との反応によりゲル化することのない皮膜形成用樹脂と
を含有する溶液の塗布によって形成されている。 (R'は炭素数1〜4のアルキレン基、R''は炭素数1
〜4のアルキル基、R'''は炭素数1〜4のアルキル
基、Xは水素又はアミノアルキル基〔アルキル基の炭素
数1〜4〕を表し、nは0又は1。)

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、DNAなどの生体分
子を固定化するための粘着性シートに関する。この粘着
性シートを用いてDNAチップ等を作製することができ
る。
【従来の技術】マイクロアレイ法とは、多数のDNAプロ
ーブを高密度に固定したスライドガラス(DNAチップ)
を作製し、そのプローブDNAと蛍光標識したDNAをハイブ
リダイズさせ、各々のプローブからの蛍光をスキャナで
読取ることにより、DNAの検出、解析を行う方法であ
る。この方法は、数多くの遺伝子を同時にかつ迅速に解
析できることから近年非常に注目されている技術であ
る。しかし、この方法にも幾つかの問題点が存在する。
例えば、スライドガラス上にDNAを固定するためには、p
oly-L-lysine法、シリルコート法(sililated)、シラン
コート法(silanated)などにより、ガラス表面をDNAと親
和性の高い分子でコーティングする必要があるが、この
ようなコーティング処理が施されたスライドガラスは、
研磨したガラスを使用したり、コーティング作業が難し
いなどの理由により、一般に高価である。また、DNAの
検出及び解析は、スライドガラス上のDNAから発せられ
る蛍光をスキャナで読み取ることにより行うが、マイク
ロアレイ法に用いられるスライドガラスの仕様が必ずし
も統一されていないため、使用しているスキャナの仕様
に適合したスライドガラスを入手しなければならないと
いうことも高価になる一因である。
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来のマイクロアレイ法が抱えていた問題点を解決
し、安価で任意のスキャナに容易に適用可能なDNAチッ
プ等を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するため鋭意検討を重ねた結果、DNAチップの分野
では全く注目されていなかった粘着シートに関する技術
を応用することにより、安価で任意のスキャナに適用可
能なDNAチップを作製できることを見出し、本発明を完
成するに至った。即ち、本発明は、少なくとも以下の
(A)〜(C)を有することを特徴とする生体分子を固
定化するための粘着性シートである。 (A)シート状基材 (B)シート状基材の一方の面に積層されている粘着剤
層 (C)シート状基材の他方の面に積層されており、一般
式(I):
【化2】 (式中、R'は炭素数1〜4のアルキレン基を表し、
R''は炭素数1〜4のアルキル基を表し、R'''は炭素
数1〜4のアルキル基を表し、Xは水素またはアミノア
ルキル基〔アルキル基の炭素数1〜4〕を表し、nは0
または1を表す。)で表されるアミノ・アルキル・アル
コキシ・シランと、これとの反応によりゲル化すること
のない皮膜形成用樹脂とを含有する溶液の塗布によって
形成される樹脂層
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の粘着性シートは、生体分子を固定化するための
ものであり、少なくとも、(A)シート状基材(図中の
記号2)、(B)シート状基材の一方の面に積層されて
いる粘着剤層(図中の記号3)、及び(C)シート状基
材の他方の面に積層されており、アミノ・アルキル・ア
ルコキシ・シランと、これとの反応によりゲル化するこ
とのない皮膜形成用樹脂とを含有する溶液の塗布によっ
て形成される樹脂層(図中の記号1)を有することを特
徴とするものである。従来のDNA等の固定化基材、例え
ば、コーティング処理されたスライドガラスなどは、基
板部分(スライドガラス)と固定化部分(コーティング
層)が一体不可分な構成になっているため、基板部分が
スキャナの仕様に適合していなければ使用できないこと
になる。一方、本発明の粘着性シートは、基板部分(ス
ライドガラス)と固定化部分(本発明の粘着性シート)
を分離させるという発想に基づくものであり、基板部分
を任意に選択でき、自己の所持するスキャナの仕様に適
合したDNA等の固定化基材を作製できるという利点があ
る。本発明の粘着性シートは、上述の(A)〜(C)を
有するものであるが、これ以外の構造物を含んでもよ
い。例えば、粘着剤層を露出させないために、これを覆
う剥離材(図中の記号4)を有してもよい。本発明の粘
着性シートをスライドガラス等の基材プレート(図中の
記号6)に貼り付ける際には、この剥離材は除去する。
剥離材としては、離型用シリコン樹脂をコーティングし
た紙もしくは延伸ポリプロピレンやポリエチレン・テレ
・フタレート(PET)フィルムなど、いわゆるプラス
チックフィルムやシートを用いることができる。粘着性
シートに固定化する生体分子は、主にDNA及びタンパク
質などであるが、樹脂層に固定され得るものであればど
のようなものでもよい。シート状基材としては、ポリエ
チレン・テレ・フタレート(PET)、コロナ放電等で
表面処理されたポリオレフィン(PE,PPなど)、ポ
リアミド(6ナイロン、66ナイロンなど)、ポリカーボ
ネート、アセテート、あるいはポリアクリル、ポリスチ
レン、ポリブタジエンの単独もしくはこれらを共重合し
て得られる樹脂(MMA、ABSなど)などからなるフ
ィルムやシートを使用することができる。また、これら
以外のフィルム等でも、上述の粘着剤層や樹脂層を積層
可能なものであれば使用することができる。シート状基
材の厚さは特に制限されないが、10〜100μm程度
が好適である。シート状基材は、その全部又は一部が特
定波長の光を選択的に吸収する機能を有するものであっ
てもよい。このような機能は、シート状基材の粘着剤層
側の面を着色又はコーティングすることにより付与でき
る(図2、図中の5が特定波長の光線選択吸収層)。ま
た、シート状基材の原料樹脂に色素等の物質を練り込ん
でおくことによっても、このような機能を付与できる。
特定波長の光を選択的に吸収する機能を付与することに
よって、蛍光発色のコントラストを強調することができ
る。但し、金属蒸着又は白色の着色をした場合には、DN
A等を蛍光させるために照射するレーザ光の散乱や反射
が起こり、適切な蛍光分析ができない場合があるので、
光を吸収する処理剤としては黒色、あるいは蛍光色と補
色関係にある色相、例えば緑色や青色などで着色するこ
とが望ましい。粘着剤層は、粘着剤をシート状基材表面
に塗布することにより形成させることができる。粘着剤
の塗布は、例えば、コンマコーター、グラビアコータ
ー、ロールコーター、カーテンフローコーターなどによ
って行うことができる。粘着剤としては、シート状基材
に粘着層を形成させ得るものであればどのようなもので
もよく、例えば、天然ゴム系粘着剤、アクリル系粘着
剤、熱可塑性ウレタン系粘着剤、シリコン系粘着剤など
を使用することができる。これらの粘着剤の中でも耐
寒、耐薬品性の観点から熱可塑性ウレタン系粘着剤やシ
リコン系粘着剤を使用するのが好ましい。粘着剤層の厚
さは特に制限されないが、10〜100μm程度が好適
である。樹脂層は、アミノ・アルキル・アルコキシ・シ
ランと皮膜形成用樹脂とを含む有機溶剤溶液(ワニス)
をシート状基材に塗布することにより形成させることが
できる。ワニスの塗布は、例えば、ロールコート、グラ
ビアコート、カーテンフローコート、マイヤーバーコー
ト、ナイフコートによって行うことができる。これらの
方法の中でも、仕上がり表面の平滑性、均一性、汚染防
止等の観点から、カーテンフローコートを用いるのが好
ましい。樹脂層の厚さは特に制限されないが、1〜5μ
m程度が好適である。ワニス中の各成分の比率は特に制
限されないが、皮膜形成用樹脂:アミノ・アルキル・ア
ルコキシ・シラン=90部:10部程度が適当である。ま
た、皮膜形成用樹脂成分と有機溶剤の比率は、目的とす
る塗布量とコーティングする機械の作業適正に応じて適
宜選択される。樹脂層形成に用いるアミノ・アルキル・
アルコキシ・シランは、下記の一般式(I):
【化3】 で表すことができる。ここで、R'は炭素数1〜4のア
ルキレン基を表し、R''は炭素数1〜4のアルキル基を
表し、R'''は炭素数1〜4のアルキル基を表し、Xは
水素またはアミノアルキル基〔アルキル基の炭素数1〜
4〕を表し、nは0または1を表す。アミノ・アルキル
・アルコキシ・シランは上記の一般式(I)で表される
ものであればどれを用いてもよいが、nが1のものは反
応が遅く、十分な接着性を発揮するまでに時間がかかる
か、未反応部分がべとついてブロッキングの原因になる
ので、nが0のものを使用するのが好ましい。本発明に
使用可能なアミノ・アルキル・アルコキシ・シランの具
体例を下表に示す。
【表1】 皮膜形成樹脂にこのアミノ・アルキル・アルコキシ・シ
ランを添加することにより、シート状基材と樹脂層の接
着性を改善することができる。即ち、基材シートの表面
は、溶解度パラメーターが各々異なる関係上、皮膜形成
樹脂だけを含むワニスを塗布しても、接着するとは限ら
ない。そのため、良好な接着が得られなければ、DANチ
ップ等の解析の際に行われる洗浄、ブロッキング、ハイ
ブリダイゼーション等の操作のとき、樹脂層が剥落して
しまう危険性がある。本発明は皮膜形成樹脂にアミノ・
アルキル・アルコキシ・シランを配することにより、樹
脂層とシート状基材との強固な接着を得ている。樹脂層
形成に用いる皮膜形成用樹脂は、アミノ・アルキル・ア
ルコキシ・シランとの反応によりゲル化することのない
ものであればどのようなものでもよい。具体的には、塩
化ビニル/酢酸ビニルの共重合体、ポリ・ビニル・ブチ
ラール樹脂、熱可塑性ポリエステル樹脂、ポリ・メチル
・メタアクリレート樹脂、セルロース誘導体、ケトン樹
脂、環化ゴム、ポリ・ビニル・ブチル・エーテル樹脂、
ポリアミド樹脂、熱可塑性ウレタン樹脂などを例示する
ことができる。
【実施例】〔試験例1〕皮膜形成用樹脂(4.0部)、ア
ミノシラン(信越化学社・KBM-603)(0.5部)、有機溶
剤(95.5部)からなるワニス(アミノシラン含有ワニ
ス)を調製した。使用した皮膜形成用樹脂及び有機溶剤
を表2に示す。
【表2】 このワニスをコロナ放電処理した50μmの厚さの延伸ポ
リプロピレンフィルムに、30μmの版深によるグラビア
コーターを使用して塗布し、形成される樹脂層の接着性
を調べた。接着性は、コーティングされた面に18mm幅
のセロテープ(登録商標)を貼り付け、60度角で急激に
剥がし、フィルム面から樹脂層が剥がれる面積を5段階
表示した。また、比較のため、樹脂(4.0部)と有機溶
剤(96.0部)とからなるワニス(アミノシラン非含有ワ
ニス)も調製し、同様に樹脂層の接着性を調べた。結果
を表3に示した。
【表3】 表3に示すように、ほとんどすべての樹脂において、ア
ミノシランを含有するワニスの方が高い接着性を示し
た。 〔実施例1〕表4に示す配合のコーティング液を作製
し、厚さ25μmの延伸ポリエチレンテレフタレートフィ
ルムに#8マイヤーバーで塗布し、10秒間80℃熱風乾燥
後その塗布フィルム片をスライドガラスにテープで固定
し、マイクロアレーヤーピンによるスタンピングによっ
てDNAチップを作製し、プローブDNAとのハイブリダイゼ
ーションを行った後純水にて洗浄、スキャン解析を行っ
た。コーティング液によって形成された樹脂層は一連の
操作段階で剥がれ落ちることはなかった。また、バック
グランドの汚染も支障を生じることなく、高精度の解析
が可能であった
【表4】 〔実施例2〕表5に示す配合のコーティング液を作製
し、30μmのトリアセテートフィルムに、版深30μmの
グラビアシリンダーを用いて塗布し、100℃、2秒の熱風
乾燥オーブンを通過させて巻き取った。このコーティン
グされたフィルムの裏面に、熱可塑性ウレタン系粘着剤
(東洋インキ社・サイアバインSP205)を、コンマドク
ターにより約20g/m(dry)になるよう固形分とド
クター・スリットを調節してコーティングを行い、熱風
乾燥後ポリエステルフィルムのセパレーターと張り合わ
せ、目的のコーティングされたフィルムを得た。このフ
ィルムを適当な大きさに切り取り、離型フィルム(セパ
レーター)を剥がしてプラスティック製スライド板に添
付し、以下実施例1と同じ操作でDNAチップを作製し、
プローブDNAとのハイブリダイゼーションを行った後、
純水にて洗浄、スキャン解析を行った。コーティング液
によって形成された樹脂層は一連の操作段階で剥がれ落
ちることはなかった。また、バックグランドの汚染も支
障を生じることなく、高精度の解析が可能であった。更
に、試料用DNAチップはマイナス50℃での保管状態で
も、初期の特性が損なわれず、良好な分析結果を得た。
【表5】 なお、実施例2で作製された粘着性シート及び基材プレ
ートの構成は次のようになる。
【表6】 〔実施例3〕実施例2と同様、表5に示す配合のコーテ
ィング液を作製し、フィルムの両面をコロナ放電処理し
た30μmの厚さの2軸延伸ポリプロピレンフィルムの一
方に、塗布量が0.5g/m(dry)となるよう調製した
カーテンフローコーターでコーティングし、熱風乾燥後
巻き取った。このコーティングされたフィルムの裏面
に、ブラック(黒)インキ(東洋インキ社・New LP ス
ーパーR92A墨)をグラビア印刷した後、ブラック印刷さ
れた面に水性アクリルエマルジョン系粘着剤(東洋イン
キ社・オリバインBPW4792)を、コンマドクターにより
約20g/m(dry)になるよう固形分とドクター・ス
リットを調節してコーティングを行い、熱風乾燥後セパ
レーターと張り合わせ、目的のコーティングされたフィ
ルムを得た。このフィルムを適当な大きさに切り取り、
離型フィルム(セパレーター)を剥がしてプラスティッ
ク製スライド板に添付し、以下実施例1と同じ操作でDN
Aチップを作製し、プローブDNAとのハイブリダイゼーシ
ョンを行った後純水にて洗浄、スキャン解析を行った。
コーティング液によって形成された樹脂層は一連の操作
段階で剥がれ落ちることはなかった。また、バックグラ
ンドの汚染も支障を生じることなく、高精度の解析が可
能であった。更に、レーザー光線を吸収するブラックイ
ンキ層を一層入れることで、蛍光発色のコントラストを
強調できる可能性があることが見出された。なお、実施
例3で作製された粘着性シート及び基材プレートの構成
は次のようになる。
【表7】
【発明の効果】本発明は、生体分子を固定化するための
新規な粘着性シートを提供する。本発明の粘着性シート
を利用することにより、任意のスキャナに適用可能なDN
Aチップ等を容易にかつ低コストで作製できるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の粘着性シート(特定波長の光を選択的
に吸収する機能が付与されていないタイプ)の構造を示
す図である。
【図2】本発明の粘着性シート(特定波長の光を選択的
に吸収する機能が付与されているタイプ)の構造を示す
図である。
【図3】基材プレートには貼り付けられた本発明の粘着
性シートの構造を示す図である。
【符号の説明】
1:樹脂層 2:シート状基材 3:粘着剤層 4:剥離材 5:特定波長の光線選択吸収層 6:基材プレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09J 183/04 C09J 183/04 G01N 37/00 102 G01N 37/00 102 // C12M 1/00 C12M 1/00 A C12N 15/09 C12N 15/00 F Fターム(参考) 4B024 AA11 AA19 CA01 CA09 HA14 4B029 AA07 AA23 BB20 CC03 FA15 4F100 AH03C AH06C AK01C AK25B AK51B AK52B AR00D AT00A BA03 BA04 BA07 BA10B BA10C CB05B JB16B JL13B JL14D 4J004 AA10 AA11 AA14 AB01 CA04 CA06 CA07 CC02 CC03 CC05 DA01 DA04 DB02 FA08 FA09 4J040 CA011 DF001 EF001 EK031 JA09 JB09 LA07 LA08 MA14 MB03 NA02 PA23

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも以下の(A)〜(C)を有す
    ることを特徴とする生体分子を固定化するための粘着性
    シート。 (A)シート状基材 (B)シート状基材の一方の面に積層されている粘着剤
    層 (C)シート状基材の他方の面に積層されており、一般
    式(I): 【化1】 (式中、R'は炭素数1〜4のアルキレン基を表し、
    R''は炭素数1〜4のアルキル基を表し、R'''は炭素
    数1〜4のアルキル基を表し、Xは水素またはアミノア
    ルキル基〔アルキル基の炭素数1〜4〕を表し、nは0
    または1を表す。)で表されるアミノ・アルキル・アル
    コキシ・シランと、これとの反応によりゲル化すること
    のない皮膜形成用樹脂とを含有する溶液の塗布によって
    形成される樹脂層
  2. 【請求項2】 粘着剤層を覆う剥離材を有することを特
    徴とする請求項1記載の生体分子を固定化するための粘
    着性シート。
  3. 【請求項3】 シート状基材の全部又は一部が、特定波
    長の光を選択的に吸収する機能を有することを特徴とす
    る請求項1又は2記載の生体分子を固定化するための粘
    着性シート。
  4. 【請求項4】 粘着剤として、アクリル系、熱可塑性ウ
    レタン系又はシリコン系粘着剤のいずれかを使用するこ
    とを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の
    生体分子を固定化するための粘着性シート。
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