JP2003206419A - 塗料注出装置及び塗料自動販売機 - Google Patents

塗料注出装置及び塗料自動販売機

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JP2003206419A
JP2003206419A JP2002007892A JP2002007892A JP2003206419A JP 2003206419 A JP2003206419 A JP 2003206419A JP 2002007892 A JP2002007892 A JP 2002007892A JP 2002007892 A JP2002007892 A JP 2002007892A JP 2003206419 A JP2003206419 A JP 2003206419A
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paint
additive
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cleaning liquid
pouring device
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JP2002007892A
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Kyoji Yatomi
恭次 矢冨
Genichi Fujita
元一 藤田
Toshikazu Yuya
敏和 油谷
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塗料の必要時に必要量だけ取り出して塗料の
廃棄量の削減を図り、また、添加剤等の混合時間を削減
して労力の低減と塗装作業の効率化を実現する塗料注出
装置及び塗料自動販売機を提供すること。 【解決手段】 塗料の主剤が充填される主剤用容器2
と、主剤に混合される添加剤が充填される添加剤用容器
3と、これら各容器のそれぞれに接続されるとともに注
出口まで連通する主剤流路4及び添加剤流路5と、これ
ら各流路4,5内を通過させて主剤及び添加剤を注出口
6aに送出する送出手段20と、これら各流路4,5内
を通過する主剤及び添加剤を混合して撹拌する混合手段
6とを備えて構成した。また、混合手段6に付着した塗
料を除去すべく、洗浄液が流通する洗浄液流路7を混合
手段6に接続した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塗料の使用状況や
使用目的に応じて塗料を供給する塗料注出装置及び塗料
自動販売機に関する。
【0002】
【従来の技術】製品等に塗布する塗料は、塗料の基とな
る主剤と、これに混ぜ合わされる硬化剤(添加剤)や、
希釈剤(添加剤)等との混合によって使用される場合が
一般的である。ここでいう主剤とは、一般的に塗料その
ものをいう場合もあるが、上述した硬化剤や希釈剤等を
多量に混ぜ合わせていない状態をいうものである。もち
ろん、多少の硬化剤や希釈剤等を含んでいる場合も多い
が、実際に塗布する場合、このままで使用することは後
述する要因で困難であったり、塗布した塗膜の特性が十
分でなかったりすることがあるので、硬化剤や希釈剤等
を塗布直前に混ぜ合わせる必要がある。
【0003】硬化剤は、もちろん塗料を硬化させるため
のものであり、塗布後の塗膜を固まらせるために用いら
れる。つまり、予め硬化剤を主剤に混入しておくと、硬
化を促進させることになりかねず、大量の主剤が固まっ
て使用できなくなる。従って、硬化剤は使用時に必要な
分量だけ混ぜ合わされている。
【0004】また希釈剤は、例えば主剤を薄めて色の調
整や、粘度の調整用として利用される溶剤をいうもので
ある。主剤は、実際に塗布する状態に比べて粘度が大き
かったり、色合いが濃かったりというような濃縮状態で
搬入される場合も多い。そのため、希釈剤を主剤に混ぜ
合わせて塗料を性質を整えることが度々行われる。特
に、スプレー式で塗布する場合には、重ね塗りを多用す
ることが多く、また、粘度が大きいと吹出口が詰まった
り、きめ細かな塗布が行えなかったりするので、希釈剤
を添加することが必要となっている。
【0005】さて、製品等への塗布作業を行う場合につ
いて説明する。塗料の主剤あるいは添加剤である硬化剤
や希釈剤等は、比較的大きな容量を有する缶や一斗缶等
に満たされた状態で用いられている。もちろん、この状
態のまま主剤と添加剤(硬化剤、希釈剤等)とを混ぜ合
わせることは、塗料の余剰分が発生して廃棄されること
になるので、主剤と添加剤とを計量カップ等で必要な分
量だけ取り出し、別な容器に移して混合させることにな
る。計量カップを用いたことは、主剤と添加剤との混合
比率を一定に合わせて塗料の性質の安定を図るためであ
る。そして、別の容器に移された塗料は、撹拌用の棒や
機械などで掻き混ぜられることになり、以上説明した作
業は人手によって行われている。
【0006】主剤と添加剤とが混合されて塗布可能とな
った塗料は、吹きつけ用の塗装工具や吹きつけ用の塗装
機械、あるいはそのまま筆塗り用として使用されること
になり、製品への塗装が実施されることになる。
【0007】また、一般家庭用の塗料として通常販売さ
れているものは、200cc程度の缶に満たされた塗料
を最低の内容量とし、段階的に缶の内容量が増して販売
されている。市販されている塗料は、そのまま使用する
ことができるが、開封すると比較的早く硬化するので、
ユーザは塗布作業に必要とする量に合わせて塗料缶を購
入することになる。また、比較的小さな塗布面に対して
配色を多くする場合、ユーザは最低の内容量とされた比
較的割高の塗料缶を色違いで複数購入することになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記説明したように、
主剤と添加剤との混合は人手によって行われているた
め、多くの時間と労力が費やされていた。また、計量カ
ップ等を用いて混合比率を一定としても、人手によるた
め正確に行いにくく、安定した塗料を生成することが比
較的困難であった。
【0009】また、人手による主剤と添加剤との混合作
業であるので、この混合作業に費やす労力を低減させる
ため、作業者は一度に多量の塗料を生成する場合が多
い。この場合、塗料の余剰分が発生する可能性が高くな
るので、余剰分の塗料が硬化したりして廃棄されること
が日常的となっていた。塗料の余剰分が廃棄されると、
1つの製品に対して塗料の使用量が増加するので、塗料
の購入コストつまりは製品の製造コストの増大を助長し
ていた。また、塗料を廃棄することは、環境汚染の観点
から考えても好ましくなく、環境汚染を引き起こさない
ように処理するための費用の増大も生じていた。
【0010】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、塗料の必要時に必要量だけ取り出して塗料の廃棄
量の削減を図り、また、添加剤等の混合時間を削減して
労力の低減と塗装作業の効率化を実現する塗料注出装置
及び塗料自動販売機を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、以下の手段を採用する。請求項1に記載の
発明は塗料注出装置であって、塗料の主剤が充填される
主剤用容器と、前記主剤に混合される添加剤が充填され
る添加剤用容器と、前記各容器のそれぞれに接続される
とともに前記注出口まで連通する主剤流路及び添加剤流
路と、これら各流路を通過させて前記主剤及び前記添加
剤を注出口に送出する送出手段とを備えていることを特
徴としている。
【0012】このような構成とすることで、主剤用容器
から主剤が主剤流路を通過して注出口から注出されると
ともに、添加剤用容器から添加剤が添加剤流路を通過し
て注出口から注出されることになる。送出手段を動作さ
せるための命令は、例えば注出口にコップ等の容器が置
かれたことを感知するセンサの信号によって判断しても
よいし、別途スイッチを設けてこのスイッチから出力さ
れる信号に合わせて送出手段を動作させてもよい。そし
て、注出口から注出された塗料は、注がれたコップ等の
容器内で混合されることになる。
【0013】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
塗料注出装置において、前記送出手段が、前記各容器内
から前記主剤または前記添加剤を吸入して前記注出口に
送出する吸入送出手段と、該吸入送出手段を駆動させる
駆動手段とを備え、前記吸入送出手段は、前記各流路の
それぞれに設けられていることを特徴としている。
【0014】このような構成とすることで、駆動手段の
駆動によって吸入送出手段はそれぞれの容器から主剤あ
るいは添加剤を取り込み、さらなる駆動手段の駆動によ
って吸入送出手段は取り込んだ主剤あるいは添加剤を注
出口に送り出すことになる。このように、それぞれに吸
入送出手段を設けることで、その能力に応じた分量が注
出口に導かれることになり、混合比率の一定化を促すこ
とになる。また、吸入送出手段の能力や容量等を変更す
ることで、主剤と添加剤との混合比率を変化させること
もできるので、主剤用容器と添加剤用容器とのそれぞれ
に設けられた吸入送出手段を同一性能とする必要はな
い。
【0015】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の塗料注出装置において、前記各吸入送出手段が、前記
各流路の吸入側と送出側との各接続部にチェックバルブ
を有することを特徴としている。
【0016】このような構成とすることで、吸入側のチ
ェックバルブの働きにより一方の吸入送出手段には主剤
が吸入され、他方の吸入送出手段には添加剤が吸入され
る。そしてまた、送出側のチェックバルブの働きにより
一方の吸入送出手段から主剤が送出されることになり、
他方の吸入送出手段から添加剤が送出されることにな
る。チェックバルブは、いうまでもなく導かれた流体の
流れを1方向にだけ通ずるようにし、逆流に対しては自
動的に通路を閉ざす構造の逆止弁ともいわれる弁であ
る。このような弁を用いる場合、吸入側と、送出側の各
チェックバルブの機能的な配置の方向は、設けられる吸
入送出手段から見ると逆となり、吸入送出手段が主剤あ
るいは添加剤を導入する際には、吸入側のチェックバル
ブが開となり、送出側のチェックバルブが閉となる。反
対に、吸入送出手段が主剤あるいは添加剤を注出口に送
出する際には、吸入側のチェックバルブが閉となり、送
出側のチェックバルブが開となる。そして、主剤と添加
剤との注出量は、上記説明したチェックバルブの開閉に
よる吸入送出手段の動作が繰り返されることによって調
節されることになる。
【0017】なお、チェックバルブが設けられる吸入送
出手段は、例えばシリンダ型のピストンポンプ等が好適
であり、シリンダに連通する吸入側の接続部と、送出側
の接続部とにそれぞれチェックバルブを取り付け、これ
らチェックバルブ内を通過させることにより主剤や添加
剤の吸入・送出がなされることになる。ピストンポンプ
を用いた場合、シリンダの容積や、ピストンのストロー
クによって注出口に送出する主剤や添加剤の量を適宜変
更することが容易である。そして、ピストンを動作させ
るものが駆動手段であり、シリンダ内をピストンが摺動
して主剤や添加剤の吸入・送出が繰り返して行われるこ
とになる。
【0018】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の塗料注出装置において、前記送出手段が、前記各容器
内に圧力を加えて前記主剤または前記添加剤を押し出す
昇圧手段と、前記各流路中に設けられ、前記主剤または
前記添加剤の流通を調節するバルブとを備えていること
を特徴としている。
【0019】このような構成とすることで、主剤を充填
している主剤用容器と、添加剤を充填している添加剤用
容器とには、昇圧手段によって高い圧力が加えられ、こ
の圧力によって主剤及び添加剤が注出口に送出されるこ
とになる。各容器内の圧力を保持する必要があるので、
各容器に連通している各流路には、流路の開閉を行うバ
ルブがそれぞれ設けられ、バルブが閉じられることによ
って注出口への流れは閉止され、各容器内の圧力が保持
されることになる。そして、これらバルブが開くことに
よって、主剤あるいは添加剤が保持された圧力によって
各流路に押し出され、注出口に導かれることになる。
【0020】請求項5に記載の発明は、請求項1から請
求項4のいずれかに記載の塗料注出装置において、前記
各流路が、前記主剤と前記添加剤との混合を行って塗料
を生成する混合手段に接続されていることを特徴として
いる。
【0021】このような構成とすることで、主剤流路を
通過した主剤と、添加剤流路を通過した添加剤とが混合
手段にて混ぜ合わされることになり、混ぜ合わされて生
成された塗料が注出口から注出されることになる。もち
ろん、混合手段は注出口を備えて形成してもよい。混合
手段は、例えば撹拌機とされたミキサ等が挙げられ、各
流路から導入される主剤と添加剤とを同一な空間に導
き、この空間内で混合しながらミキサでの撹拌を行い、
均一な成分とされた塗料を生成させる。つまり、撹拌を
行って主剤と添加剤とを混合させることが好ましく、成
分の均一化を図る混合手段を構成することが望ましい。
【0022】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の塗料注出装置において、前記混合手段がスタティック
ミキサとされていることを特徴とする。
【0023】スタティックミキサは、内部に固定された
複数の仕切り板を有して構成され、ここを通過する流体
の流動によって撹拌を促すものである。つまり、撹拌を
行うための動力は必要とせず、流体自らが流動すること
によってなされる。各流路を通過し、混合手段であるス
タティックミキサに主剤及び添加剤が流入すると、内部
で混合されながら仕切り板の向きに沿って移動する。そ
して、仕切り板で流れが複雑に変化するので、撹拌がな
されて送出されることになる。
【0024】請求項7に記載の発明は、請求項5または
請求項6に記載の塗料注出装置において、前記混合手段
には、該混合手段の内部を洗浄するための洗浄液を流通
させる洗浄液流路がさらに接続されていることを特徴と
している。
【0025】このような構成とすることで、洗浄液が混
合手段に適宜流れ込むことになり、混合手段内に残存し
た塗料が洗い流されることになる。混合手段では、主剤
や硬化剤等の添加剤が必要に応じて混ぜ合わされるの
で、既に生成された塗料が次第に硬化してしまう可能性
がある。これを回避すべく、必要に応じて洗浄液が混合
手段に流れ込み、内部の洗浄が行われる。また、例えば
複数の塗料を1つの混合手段で生成する場合、以前に生
成された塗料に新しい塗料が混ざり合わないようにする
必要があるため、洗浄液流路から洗浄液を流入させて以
前の塗料を洗い流し、混合手段における変色を防止させ
ることも可能となる。
【0026】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の塗料注出装置において、前記洗浄液流路が、前記混合
手段の下方に位置して洗浄液を貯留する洗浄液タンクに
接続され、該洗浄液タンクから前記混合手段に前記洗浄
液を供給する洗浄液用ポンプを備えていることを特徴と
している。
【0027】このような構成とすることで、洗浄液タン
クが混合手段の下方に位置していることによって、混合
手段を洗浄した洗浄液は洗浄液タンクに流入し、洗浄液
用ポンプによって洗浄液タンクから再び混合手段に送ら
れることになる。このように、洗浄液は混合手段と洗浄
液タンクとの間を循環し、再利用されることになる。
【0028】請求項9に記載の発明は、請求項1から請
求項8のいずれかに記載の塗料注出装置において、前記
主剤用容器には、前記主剤の撹拌を行う撹拌手段を備え
ていることを特徴としている。
【0029】このような構成とすることで、比較的硬化
しやすい主剤が適宜撹拌されることになるので、主剤の
硬化作用が抑制されることになる。撹拌手段は、例えば
主剤用容器の内部に撹拌用の羽根車を有し、この羽根車
に接続されたモータ等を駆動させることで主剤用容器内
の撹拌を促すものが一例として挙げられる。
【0030】請求項10に記載の発明は、請求項1から
請求項9のいずれかに記載の塗料注出装置において、前
記主剤用容器には、前記主剤を循環させる主剤循環手段
を備えていることを特徴とする。
【0031】このような構成とすることで、比較的硬化
しやすい主剤が容器内、あるいは容器の外部を回って循
環されることになるので、主剤の硬化作用が抑制される
ことになる。主剤循環手段は、例えば、該容器から一旦
外部に出て再び主剤用容器につながるような配管を設
け、この配管にポンプを設けることによって主剤用容器
内の主剤を循環させるものなどが一例として挙げられ
る。また、注出口に連通する主剤流路に分岐部を設け、
分岐した一方を主剤用容器に接続し、他方を注出口に導
く構成としてもこの循環手段を構成することができる。
【0032】請求項11に記載の発明は、請求項1から
請求項10のいずれかに記載の塗料注出装置において、
前記主剤用容器または前記添加剤用容器の少なくとも一
方が、複数設けられていることを特徴としている。
【0033】このような構成とすることで、塗料注出装
置には、少なくとも一方が複数とされた主剤または添加
剤を有することになり、これらがそれぞれにつながる流
路から注出口に導かれて注出されることになる。例え
ば、色違いの主剤が充填された複数の主剤用容器のうち
1つが選択され、選択された主剤はこの主剤用容器に接
続された主剤流路を通過して、添加剤とともに注出口か
ら注出されることになる。また、別の主剤用容器に選択
を代えることで、同一の塗料注出装置でありながら、別
の色の主剤を添加剤とともに注出することになる。もち
ろん、複数の主剤用容器内に充填する主剤は異なるもの
とは限らず、同一の主剤を補充用として充填させてもよ
い。また、主剤等を注出するための送出手段は、複数と
されたこれら容器に合わせて複数設けることが好適であ
る。
【0034】請求項12に記載の発明は、塗料自動販売
機であって、複数の塗料の主剤がそれぞれ充填される複
数の主剤用容器と、前記主剤に混合される添加剤が充填
される1つまたは複数の添加剤用容器と、前記各容器の
それぞれに接続されるとともに注出口近傍まで設けられ
た主剤流路及び添加剤流路と、これら各流路を通過させ
て前記主剤及び前記添加剤を前記注出口に送出する送出
手段と、前記各流路に接続されるとともにいずれかの前
記主剤と前記添加剤との混合を行って塗料を生成する混
合手段と、前記混合手段の下方に位置して洗浄液を貯留
する洗浄液タンクと、該洗浄液タンクに接続され、該洗
浄液タンクから前記混合手段に前記洗浄液を供給する洗
浄液用ポンプと、塗料を購入するための金銭を投入する
投入口と、投入された金銭に応じて塗料の種別あるいは
量の選択が可能な選択手段とを備え、該選択手段からの
出力に応じて前記送出手段が動作して塗料が注出される
ことを特徴とする。
【0035】このような構成とすることで、複数の塗料
の中から選択手段での選択に応じて塗料が注出されるこ
とになる。より詳細には、ユーザが投入口から金銭を入
れ、ボタン等の選択手段で選ぶことによって、ユーザが
必要とする塗料が既に添加剤を含んだ状態で提供される
ことになる。また、金銭の額に応じて塗料の注出量等を
容易に調整することが可能であり、調整する場合には送
出手段の動作時間等を変化させることによって注出量の
調整を行うことになる。
【0036】
【発明の実施の形態】次に、本発明の各実施形態につい
て、図面を参照して説明する。なお、以下に説明する各
実施形態に本発明が限定解釈されるものではなく、ま
た、図を参照して説明する都合上、配置の関係におけ
る、上下左右方向の記載については図に基づいて説明す
るものとする。
【0037】[第1の実施形態]図1、図2を用いて第
1の実施形態について説明する。図1は本実施形態にお
ける塗料注出装置1の概略構成を示す全体図である。ま
た、図2は図1における送出手段20の周辺部の構成を
説明する部分拡大図である。図1において、符号2は内
部に主剤となる塗料を充填する塗料タンク(主剤用容
器)、3は内部に添加剤となる硬化剤や希釈剤(単に
「溶剤」ともいう)等を充填する添加剤タンク(添加剤
用容器)、4は塗料タンク2に連通する塗料配管(主剤
流路)、5は添加剤タンク3に連通する添加剤配管(添
加剤流路)、6はスタティックミキサ(混合手段)、7
は有機溶剤を流通させる有機溶剤送り配管(洗浄液流
路)、8は有機溶剤を貯留する有機溶剤タンク(洗浄液
タンク)、9は有機溶剤用ポンプ(洗浄液用ポンプ)、
10は送出手段20の動作を促す駆動スイッチを示して
いる。
【0038】また、図2において、符号21はエアシリ
ンダ(駆動手段)、22,26はシリンダ型ポンプ(吸
入送出手段)を示している。これらは送出手段20の一
構成要素として構成されているものである。また、符号
30は撹拌機(撹拌手段)を示し、撹拌モータ31と羽
根車33とこれらをつなぐ連結棒32とを備えて構成さ
れている。
【0039】図1に示すように、塗料注出装置1の筐体
内には、この上方に塗料タンク2と添加剤タンク3とが
並置され、これらの上側に送出手段20が設けられてい
る。この送出手段20から駆動スイッチ10までの間に
はケーブル10aが取り回されており、筐体の側面に取
り付けられた駆動スイッチ10からの入力信号に応じて
送出手段20が動作するように構成されている。
【0040】塗料タンク2及び添加剤タンク3の下方に
は、スタティックミキサ6が設けられており、この下端
部が供給部11の上面付近にて開口した注出口6aが形
成されている。また、このスタティックミキサ6は、塗
料配管4及び添加剤配管5を介して塗料タンク2及び添
加剤タンク3にそれぞれつながっており、後述する送出
手段20の動作に応じて、それぞれのタンク2,3から
塗料及び硬化剤等の添加剤を取り込んでいる。
【0041】供給部11は、注出口6aから注出される
塗料の受け渡しをする場所であって、紙コップC等の容
器を設置できるように筐体の外壁面に対して凹所とされ
た形状で形成されている。紙コップC等が置かれる供給
部11の底部には、塗料などの液体が下方に流過可能な
網状の板部材12aが設けられ、その下方には供給部1
1の内部から見て下方に凹所とされた受け皿12が設け
られている。さらに、この受け皿12の下面には有機溶
剤戻り配管13が接続されており、筐体の最下部に位置
する有機溶剤タンク8の上部に連通している。
【0042】有機溶剤タンク8は、この内部に塗料を溶
解させることが可能な有機溶剤(洗浄液)を貯留する容
器である。この有機溶剤タンク8には、上述した有機溶
剤戻り配管13とともに有機溶剤送り配管7が接続され
ている。有機溶剤送り配管7は、その一端部が容器溶剤
タンク8の底部に接続され、他端部が上述した塗料配管
4や添加剤配管5とともに上方からスタティックミキサ
6に接続されている。また、有機溶剤送り配管7は、こ
の中間部分が塗料タンク2あるいは添加剤タンク3の上
部付近まで取り回されており、また、この近傍に設置さ
れた有機溶剤ポンプ9に接続されている。有機溶剤ポン
プ9が、有機溶剤の流れにおける経路中に設けられてい
るので、有機溶剤ポンプ9の運転時に、有機溶剤は有機
溶剤タンク8からスタティックミキサ6へと流されるこ
とになる。
【0043】スタティックミキサ6の構造の一例とし
て、図5を用いて説明する。図5に示すように、スタテ
ィックミキサ6の内部は、複数枚の撹拌羽62a,62
bを有する撹拌体62を備えている。撹拌体62は、棒
状の軸体62cと、該軸体62cの軸線を通る仮想平面
で仕切られる一方の側に、軸線に対して傾斜して設けら
れた複数枚の撹拌羽62aと、仮想平面の他方の側に、
各撹拌羽62aと交差するように傾斜して設けられた複
数枚の撹拌羽62bとを備えており、これら軸体62c
及び撹拌羽62a,62bは、射出成形で一体に形成さ
れた樹脂成形品である。
【0044】各撹拌羽62aは、互いに等間隔を置いて
平行配置された概略半楕円形状の板体であり、これら撹
拌羽62a間が、塗料及び添加剤が流通する流路として
形成されている。一方、各撹拌羽62bは、傾斜角度の
異なる2種類の撹拌羽62b(概略半楕円形状の板体)
を交互に配置したものであり、これら撹拌羽62b間
が、塗料及び添加剤が流通する流路として形成されてい
る。そして、これら撹拌羽62a,62bは、軸体62
cの軸線を通る視線で見た場合、略円形の外形を有して
いる。このように構成された撹拌体62は、スタティッ
クミキサ6の内部に挿入されて位置し、脱着可能となっ
ている。
【0045】次に、図2を用いて送出手段20の構成及
び撹拌機30についてより詳細に説明する。送出手段2
0は、エアシリンダ21と、2つのシリンダ型ポンプ2
2,26とを主として備えて構成されている。エアシリ
ンダ21は、エアーを用いて各シリンダ型ポンプ22,
26を動作させるものであって、各シリンダ型ポンプ2
2,26にエアーを送り込むことにより、それぞれのピ
ストン23,27を押し下げたり、エアーを吸い込むこ
とによって生じる負圧により、それぞれのピストン2
3,27を引き上げたりするものである。
【0046】各シリンダ型ポンプ22,26は、それぞ
れに有するピストン23,27を挟んで一方の空間に上
述したエアーを導入し、他方の空間に塗料あるいは硬化
剤等を導入可能としている。
【0047】それぞれのシリンダ型ポンプ22,26に
ついて説明する。塗料タンク2に隣接するシリンダ型ポ
ンプ22の内部は、ピストン23を挟んで上方側にエア
ーを導入する空間と、下方側に塗料を導入する空間とが
形成されている。後者の塗料を導入する空間には、塗料
タンク2につながる塗料配管4aと、スタティックミキ
サ6(図1参照)につながる塗料配管4bとがそれぞれ
チェックバルブ24,25を介して接続されている。
【0048】2つのチェックバルブ24,25は、とも
に通過する塗料の流れを1方向にだけ通ずるようにし、
逆流に対しては自動的に通路を閉ざす構造の弁である。
これらチェックバルブ24,25は同一性能とされてい
るが、シリンダ型ポンプ22に対してこれらが設置され
る方向は逆向きとされ、換言するならば、塗料の流れ方
向に合わせた方向となるように設置されている。
【0049】塗料タンク2につながる塗料配管4a側に
設けられた吸入側のチェックバルブ24は、シリンダ型
ポンプ22に塗料を吸入する過程、つまり、ピストン2
3が上昇する過程で開となり、逆にピストン23が下降
して内部の塗料が送出される過程で閉となる。そして、
これとは逆に、スタティックミキサ6につながる塗料配
管4b側に設けられた送出側のチェックバルブ25は、
シリンダ型ポンプ22に塗料を吸入する過程で閉とな
り、逆にここから送出する過程で開となる。このよう
に、シリンダ型ポンプ22内のピストン23の上昇によ
って、塗料タンク2から塗料が吸入され、またピストン
23が下降することによって、塗料が塗料タンク2に戻
されることなくスタティックミキサ6に送出されること
になる。
【0050】添加剤タンク2に隣接するシリンダ型ポン
プ26の内部は、上記説明した塗料タンク2側のシリン
ダ型ポンプ22と同様に形成され、ピストン27を挟ん
で上方側にエアーを導入する空間と、下方側に硬化剤等
を導入する空間とが形成されている。後者の硬化剤等を
導入する空間には、添加剤タンク3につながる添加剤配
管5aと、スタティックミキサ6(図1参照)につなが
る添加剤配管4bとがそれぞれチェックバルブ28,2
9を介して接続されている。
【0051】2つのチェックバルブ28,29も同一機
能を有しており、シリンダ型ポンプ26に対してこれら
が設置される方向は逆向きとされ、換言するならば、添
加剤の流れ方向に合わせた方向となるように設置されて
いる。
【0052】添加剤タンク3につながる添加剤配管5a
側に設けられた吸入側のチェックバルブ28は、シリン
ダ型ポンプ26に硬化剤等を吸入する過程、つまり、ピ
ストン27が上昇する過程で開となり、逆にピストン2
7が下降して内部の硬化剤等が送出される過程で閉とな
る。そして、これとは逆に、スタティックミキサ6につ
ながる添加剤配管5b側に設けられた送出側のチェック
バルブ29は、シリンダ型ポンプ26に硬化剤等を吸入
する過程で閉となり、逆にここから送出する過程で開と
なる。このように、シリンダ型ポンプ26内のピストン
27の上昇によって、添加剤タンク3から硬化剤等が吸
入され、またピストン23が下降することによって、硬
化剤等が添加剤タンク3に戻されることなくスタティッ
クミキサ6に送出されることになる。
【0053】撹拌機30は、塗料タンク2内に設けられ
た羽根車33を回転させる撹拌モータ31を塗料タンク
2の外壁部に備え、撹拌モータ31の駆動力を連結棒3
2によって羽根車33に伝達している。そして、羽根車
33の回転によって、塗料タンク2内の塗料は撹拌され
ることになり、硬化することが抑制される。撹拌モータ
31は、例えば送出手段20を動作させる駆動スイッチ
10(図1参照)からの入力信号によって送出手段20
とともに連動して動作したり、所定の時間間隔毎に自動
的に動作したりするように構成されている。
【0054】有機溶剤用ポンプ9は、送出手段20と同
様な構造として設けられており、有機溶剤用のシリンダ
型ポンプ9bと、これを駆動させる有機溶剤用のエアシ
リンダ9aから構成されている。そして、該シリンダ型
ポンプ9bに接続された有機溶剤配管送り配管7の各接
続部には、吸入側のチェックバルブ9cと送出側のチェ
ックバルブ9dとが設けられている。これらチェックバ
ルブ9c,9dにおいても、有機溶剤を吸入する過程
で、吸入側のチェックバルブ9cは開となり、送出側の
チェックバルブ9dは閉となる。逆に、有機溶剤を送出
する過程で、吸入側のチェックバルブ9cは閉となり、
送出側のチェックバルブ9dは開となる。
【0055】さて、以上の構成からなる本実施形態の塗
料注出装置1は、以下のように動作する。駆動スイッチ
10を入れることによって、送出手段20に電力が供給
されてエアシリンダ21が駆動し、このエアシリンダ2
1とつながる各シリンダ型ポンプ22,26が追従して
動作する。すると、塗料が塗料タンク2から塗料配管4
を流動してスタティックミキサ6に送られ、また、これ
と同時に硬化剤が添加剤タンク3から添加剤配管5を流
動してスタティックミキサ6に送られる。スタティック
ミキサ6に送られた塗料と硬化剤とは、この内部を通過
する過程で撹拌されながら混合され、下端部の注出口6
aから注出される。
【0056】注出される塗料の量は、例えば、駆動スイ
ッチ10が押しボタン式の場合、該駆動スイッチ10が
ユーザに押された時間の長さ分だけ送出手段20を動作
させ、その間に動作したシリンダ型ポンプ22,26の
繰り返し動作が行われたシリンダ型ポンプ22,26の
容積分が注出されることになる。また、予め注出する量
を塗料注出装置1に認識させておき、それに応じて設け
た複数の駆動スイッチの1つを選ぶことで、選択された
駆動スイッチの設定塗料量を満たすように送出手段20
を所定の時間で動作させることも可能である。
【0057】また、塗料の注出を終えると、スタティッ
クミキサ6内には塗料が付着したままとなるので、付着
した塗料を洗い流すために有機溶剤用ポンプ9を必要に
応じて動作させることになる。これによって、有機溶剤
送り配管7から有機溶剤がスタティックミキサ6内に供
給され、この内部を有機溶剤が流過することにより付着
した塗料が洗い流されることになる。
【0058】以上説明した塗料注出装置1によれば、塗
料の必要時に必要な分量だけ適切に塗料を供給し得るこ
とができ、使用時に余分となりうる塗料が削減可能とな
る。これによって、塗料の廃棄量が減少して環境への配
慮が促されるとともに、塗料の購入コストを低減させて
塗布する製品の製造コストを抑えることが可能となる。
また、主剤となる塗料と添加剤との混合を、的確且つ自
動で行うことができるので、塗料の塗布作業を行う作業
者等への労力低減、作業時間の短縮、さらには塗料の品
質の安定を図ることができる。また、シリンダ型ポンプ
22,26の動作を容易に変更することができるので、
塗料と添加剤との混合比率を適宜調整でき、様々な塗料
に対応した塗料注出装置1を実現することが可能とな
る。
【0059】なお、本実施形態の変形例として以下に示
す構成としてもよい。本実施形態における塗料注出装置
1は、塗料タンク2と添加剤タンク3とをそれぞれ1つ
ずつ設けた構成を説明したが、それぞれの各タンク2,
3を複数設けることとしてもよい。例えば、異なる色の
塗料を複数用意して各塗料タンクにそれぞれ充填し、該
塗料タンクのそれぞれに送出手段の一構成要素となるシ
リンダ型ポンプ等を設ける。また、添加剤として硬化剤
の他に希釈剤を充填した添加剤タンクをさらに設けて、
塗料に応じて混合の変更を行うこととしてもよい。
【0060】このような構成によれば、塗料注出装置の
汎用性が高まり、1台の塗料注出装置で、多くの配色を
必要とする作業現場、製品等に対応させることが可能と
なる。なお、複数種の塗料を1つのスタティックミキサ
6で混合させる場合であっても、有機溶剤で適宜洗浄す
ることができるので、塗料の品質安定を維持することも
可能である。
【0061】また、本実施形態の塗料注出装置1におい
ては、塗料や添加剤をポンプ方式の送出手段20にてス
タティックミキサ6への送出を行っているが、各タンク
2,3内を加圧する加圧ポンプ(昇圧手段)を設けると
ともに、各タンク2,3からスタティックミキサ6につ
ながる各配管4,5の間に電磁式のバルブ(図示せず)
を備える構成としてもよい。これによれば、各バルブの
開閉により、塗料及び添加剤が各タンクから押し出され
てスタティックミキサ6に流入することになり、また、
バルブの開度、あるいは開口している時間によって、ス
タティックミキサ6内に流入する塗料と添加剤との混合
比率が調整することも可能となる。
【0062】また、本実施形態における塗料注出装置1
は、スタティックミキサ6を備えた構成を用いて説明し
たが、これを設置しないで供給口11に設置する紙コッ
プC等の容器内で混合・撹拌を行うこととしてもよい。
つまり、塗料と添加剤との混合は、ユーザあるいは作業
者の手によって行われることとなり、スタティックミキ
サ6を洗浄する必要がなくなって、コストの低減を図る
ことが可能となる。また、塗料は必要とする注出量に応
じて即座に注出を完了することが可能となる。さらに、
塗料と添加剤との混合・撹拌を実施する手段は、スタテ
ィックミキサ6に限定されるものではなく、流体の混合
・撹拌を実施可能な、例えば自ら動作するような混合手
段としてもよい。
【0063】さらに、塗料タンク2内の塗料の撹拌を行
うために、撹拌機30を塗料タンク2に備えた構成を説
明したが、図3に示す塗料循環装置50(主剤循環手
段)を備えた構成としてもよい。図3に示す塗料循環装
置50は、循環用シリンダ型ポンプ52と、これを駆動
する循環用エアシリンダ51とを主として構成されてい
る。
【0064】循環用シリンダ型ポンプ52は、送出手段
20の各シリンダ型ポンプ22,26と同様な構造とさ
れ、塗料を吸入する吸入管56と、吸入した塗料を再び
塗料タンク2内に戻す戻し管57とが接続されている。
そして、循環用シリンダ型ポンプ52とそれぞれの配管
56,57との接続部に各チェックバルブ54,55が
設けられている。吸入管56は塗料タンク2の底部付近
まで達するように形成されており、戻し管57は塗料タ
ンク2の上部付近で開口するように短い長さで形成され
ている。
【0065】吸入側に設けられているチェックバルブ5
4は、ピストン53の上昇によって生じる塗料の吸入過
程で開とされ、逆にピストン53の下降によって生じる
塗料の送出過程で閉とされる。また、戻し側に設けられ
ているチェックバルブ55は、ピストン53の上昇によ
って生じる塗料の吸入過程で閉とされ、逆にピストン5
3の下降によって生じる塗料の送出過程で開とされる。
【0066】このように、塗料循環装置50の動作によ
って塗料タンク2内の塗料は必要に応じて循環されるこ
とになり、硬化作用が抑制されることになる。つまり、
図2に示した撹拌機30と同様な作用を促すことにな
る。
【0067】[第2の実施形態]次に、図4を用いて第
2の実施形態について説明する。図4は本実施形態にお
ける送出手段20aの周囲の構成を説明する部分拡大図
である。なお、本実施形態の塗料注出装置については、
図2に示した送出手段20の構成が比較して異なるの
で、異なる点について説明し、該送出手段20a以外の
構成については、図1に示す塗料注出装置1と同様とさ
れているので、同一符号を用いてその説明を省略する。
【0068】図3において、符号40は塗料戻し用タン
ク(主剤循環手段)を示しており、塗料タンク2側のシ
リンダ型ポンプ22とスタティックミキサ6(図1参
照)とを連通させる塗料配管4bの中間部分に接続され
ている。そして、塗料戻し用タンク40には、上述した
塗料配管4bとは別に塗料タンク2につながる塗料戻し
配管4c(主剤循環手段)が、塗料配管4bと隣接する
ように接続されている。
【0069】塗料戻し用タンク40は、上流側にあるシ
リンダ用ポンプ22から送出された塗料を導入し、内部
に設けられた各バルブ41,42を用いて導入した塗料
を必要に応じて塗料タンク2に戻す働きを担っている。
これらバルブ41,42は、一方が塗料戻し配管4cと
の接続部に設けられた戻し用バルブ41であり、他方が
塗料配管4bとの接続部に設けられた送出用バルブ42
である。
【0070】塗料タンク2側のシリンダ型ポンプ22か
ら塗料戻し用タンク40に塗料が流入すると、開とされ
た送出用バルブ42を通過して塗料がスタティックミキ
サ6に送出される。これとは反対に、戻し用バルブ41
は閉とされ、塗料タンク2の塗料は図2にて説明した塗
料の流れとほぼ同一な経路を辿って流動する。そして、
本実施形態では塗料の硬化を避けるべく、所定の時間間
隔で戻し用バルブ41を開とし、逆に送出用バルブ42
を閉として、塗料タンク2内の塗料を循環させることが
可能とされている。
【0071】より詳細に説明すると、塗料の硬化を回避
するため、塗料タンク2内の塗料の循環が必要と判断さ
れると、エアシリンダ21は塗料タンク2側のシリンダ
型ポンプ22のみを動作させ、塗料を取り入れさせる。
そして、取り込んだ塗料を塗料戻し用タンク40に送出
させる。この場合、送出用バルブ42は閉とされ、その
反対に戻し用バルブ41を開とする。すると、塗料はス
タティックミキサ6に送出されることなく再び塗料タン
ク2の戻る経路を辿ることになる。このように、塗料タ
ンク2内の塗料を循環させることで、塗料の硬化は回避
されることになる。
【0072】これによれば、塗料タンク2内の塗料を循
環させることで硬化を回避することができるので、別途
撹拌用の装置を設置する必要がなくなってコストの低減
とメンテナンス箇所の削減とを促し、長期的に塗料を充
填して使用できる塗料注出装置を提供することが可能と
なる。
【0073】なお、本実施形態における戻し用バルブ4
1と送出用バルブ42の動作については、循環の必要性
に応じて変更することとして説明したが、常時塗料の循
環を行えるように、例えば流量調整弁を用いた構成とし
てもよい。これによれば、塗料タンク2内の循環が常時
行われ、より適切に硬化を回避することが可能となる。
なお、塗料タンク2側のシリンダ型ポンプ22の送出量
が低下するので、これに合わせて添加剤タンク3側のシ
リンダ型ポンプの容量や動作を調整する必要がある。
【0074】以上説明した塗料注出装置は、金銭に応じ
て塗料の販売を行う塗料自動販売機として構成すること
も可能である。より詳細に説明すると、複数の塗料タン
クや添加剤タンクを備え、且つ、金銭を投入する投入口
と、塗料の色や量の選択が可能なボタン(選択手段)を
設けた構成が一例として挙げられる。これによれば、塗
料を購入するユーザは、必要とする塗料の色を必要な分
量だけ金銭を投入して購入することができ、使用時に生
じる塗料の余剰を未然に防止して、低コストで塗料を提
供することが可能となる。
【0075】
【発明の効果】以上説明した本発明の塗料注出装置にお
いては以下の効果を奏する。請求項1記載の発明は、塗
料の主剤が充填される主剤用容器と、主剤に混合される
添加剤が充填される添加剤用容器と、各容器のそれぞれ
に接続されるとともに注出口まで連通する主剤流路及び
添加剤流路と、これら各流路を通過させて主剤及び添加
剤を注出口に送出する送出手段とを備えているので、主
剤とともに添加剤を同時に且つ定量的に注出させること
ができるので、塗布作業における労力の低減、時間の短
縮を実現することができる。また、送出手段によって必
要量を適切に得ることができるので、余剰分を削減して
塗料の購入コスト、さらには製造コストを削減すること
ができる。また、余剰分の塗料を廃棄するための費用が
削減されるとともに、環境保全を実現することができ
る。
【0076】請求項2記載の発明は、送出手段が、各容
器内から主剤または添加剤を吸入して注出口に送出する
吸入送出手段と、該吸入送出手段を駆動させる駆動手段
とを備え、吸入送出手段が、各流路のそれぞれに設けら
れているので、主剤と添加剤との混合比率を的確に導く
ことが可能となり、安定した塗料を供給することが可能
となる。また、混合比率の調整も容易に行うことができ
るので、多種にわたる塗料に対応することができ、汎用
性が高い塗料注出装置を実現することができる。
【0077】請求項3記載の発明は、各吸入送出手段が
各流路の吸入側と送出側との各接続部にチェックバルブ
を備えているので、吸入送出手段の構造の簡易化と、主
剤と添加剤との混合比率の安定を図ることができる。
【0078】請求項4記載の発明は、送出手段が、各容
器内に圧力を加えて主剤または添加剤を押し出す昇圧手
段と、各流路中に設けられ、主剤または添加剤の流通を
調節するバルブとを備えているので、構造の簡略化と、
バルブの開閉によって塗料を必要量的確に注出させるこ
とができる。
【0079】請求項5記載の発明は、主剤及び添加剤の
それぞれを流通させる各流路が、主剤と添加剤との混合
を行って塗料を生成する混合手段に接続されているの
で、塗布可能な状態で塗料を得ることができ、塗布作業
時における労力の低減、時間短縮をより効果的に実現さ
せることが可能となる。
【0080】請求項6記載の発明は、混合手段がスタテ
ィックミキサとされているので、駆動源を必要としない
で、主剤と添加剤との混合・撹拌を的確且つ迅速に行う
ことができる。
【0081】請求項7記載の発明は、混合手段には、該
混合手段の内部を洗浄するための洗浄液を流通させる洗
浄液流路がさらに接続されているので、混合手段の内部
に付着した塗料が洗い流されることになり、安定した塗
料を継続的に提供することが可能となる。これによっ
て、信頼性の高い塗料注出装置を提供することが可能と
なる。
【0082】請求項8記載の発明は、洗浄液流路が、混
合手段の下方に位置した洗浄液を貯留する洗浄液タンク
と接続され、該洗浄液タンクから前記混合手段に前記洗
浄液を供給する洗浄液用ポンプを備えているので、洗浄
を終えた洗浄液を再利用することができ、省資源化とラ
ンニングコストを抑えることが可能となる。
【0083】請求項9記載の発明は、主剤用容器には、
主剤の撹拌を行う撹拌手段を備えているので、塗料の硬
化作用を抑え長期的に塗料を主剤用容器内に充填させて
おくことが可能となる。また、撹拌の必要性に応じて撹
拌機を適宜動作させることが可能である。
【0084】請求項10記載の発明は、主剤用容器に
は、主剤を循環させる主剤循環手段を備えているので、
塗料の硬化作用を抑え長期的に塗料を主剤用容器内に充
填させておくことが可能となる。
【0085】請求項11記載の発明は、主剤用容器また
は添加剤用容器の少なくとも一方が、複数設けられてい
るので、多種にわたる塗料を有して、いずれかの塗料を
塗布可能な状態で即座に注出させることができ、汎用性
の向上が図られた塗料注出装置を提供することが可能と
なる。
【0086】請求項12記載の発明は、複数の塗料の主
剤がそれぞれ充填される複数の主剤用容器と、主剤に混
合される添加剤が充填される1つまたは複数の添加剤用
容器と、各容器のそれぞれに接続されるとともに注出口
近傍まで設けられた主剤流路及び添加剤流路と、これら
各流路を通過させて主剤及び添加剤を注出口に送出する
送出手段と、各流路に接続されるとともにいずれかの主
剤と添加剤との混合を行って塗料を生成する混合手段
と、混合手段の下方に位置して洗浄液を貯留する洗浄液
タンクと、洗浄液タンクに接続され、該洗浄液タンクか
ら混合手段に洗浄液を供給する洗浄液用ポンプと、塗料
を購入するための金銭を投入する投入口と、投入された
金銭に応じて塗料の種別あるいは量の選択が可能な選択
手段とを備えているので、投入された金銭に応じて必要
とする塗料が適切且つ塗布可能な状態で得られることに
なり、低コストで必要時に必要な量の塗料を提供できる
塗料自動販売機を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態における塗料注出装
置の概略構成を説明する全体図である。
【図2】 本発明の第1の実施形態において示した図1
の送出手段付近の構成を説明する塗料注出装置の部分拡
大図である。
【図3】 本発明の第1の実施形態における変形例を示
した塗料注出装置の部分拡大図である。
【図4】 本発明の第2の実施形態における送出手段付
近の構成を説明する塗料注出装置の部分拡大図である。
【図5】 スタティックミキサに内蔵された撹拌体の構
造を説明する斜視図である。
【符号の説明】
1 塗料注出装置 2 塗料タンク(主剤用容器) 3 添加剤タンク(添加剤用容器) 4 塗料配管(主剤流路) 5 添加剤配管(添加剤流路) 6 スタティックミキサ(混合手段) 6a 注出口 7 有機溶剤送り配管(洗浄液流路) 8 有機溶剤タンク(洗浄液タンク) 9 有機溶剤用ポンプ(洗浄液用ポンプ) 10 駆動スイッチ 11 供給口 20 送出手段 21 エアシリンダ(駆動手段) 22,26 各シリンダ型ポンプ(吸入送出手段) 24,25,28,29 各チェックバルブ 30 撹拌機(撹拌手段) 40 塗料戻しタンク(主剤循環手段) 41,42 各バルブ(主剤循環手段) 50 塗料循環装置(主剤循環手段) 62 撹拌体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01F 15/02 B01F 15/02 A 4J038 B05C 11/10 B05C 11/10 21/00 21/00 G07F 13/06 102 G07F 13/06 102 (72)発明者 藤田 元一 愛知県名古屋市港区大江町10番地 三菱重 工業株式会社名古屋航空宇宙システム製作 所内 (72)発明者 油谷 敏和 愛知県名古屋市港区大江町10番地 三菱重 工業株式会社名古屋航空宇宙システム製作 所内 Fターム(参考) 3E047 AA10 DA01 DA06 DC04 DC05 DC07 DC08 GA06 4F042 AA01 CA03 CA06 CB03 CB19 CB27 CC04 CC06 CC10 CC15 ED08 4G035 AB37 AB38 AC02 AC29 AE02 AE13 4G037 AA02 AA18 EA01 EA04 4G078 AA06 AB05 BA05 CA01 CA05 CA12 CA17 DA00 EA01 EA10 4J038 KA03 KA06 LA05 LA06 NA24

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗料の主剤が充填される主剤用容器と、 前記主剤に混合される添加剤が充填される添加剤用容器
    と、 前記各容器のそれぞれに接続されるとともに注出口まで
    連通する主剤流路及び添加剤流路と、 これら各流路を通過させて前記主剤及び前記添加剤を前
    記注出口に送出する送出手段と、を備えていることを特
    徴とする塗料注出装置。
  2. 【請求項2】 前記送出手段は、前記各容器内から前記
    主剤または前記添加剤を吸入して前記注出口に送出する
    吸入送出手段と、該吸入送出手段を駆動させる駆動手段
    とを備え、 前記吸入送出手段は、前記各流路のそれぞれに設けられ
    ていることを特徴とする請求項1に記載の塗料注出装
    置。
  3. 【請求項3】 前記各吸入送出手段は、前記各流路の吸
    入側と送出側との各接続部にチェックバルブを有するこ
    とを特徴とする請求項2に記載の塗料注出装置。
  4. 【請求項4】 前記送出手段は、前記各容器内に圧力を
    加えて前記主剤または前記添加剤を押し出す昇圧手段
    と、 前記各流路中に設けられ、前記主剤または前記添加剤の
    流通を調節するバルブと、を備えていることを特徴とす
    る請求項1に記載の塗料注出装置。
  5. 【請求項5】 前記各流路は、前記主剤と前記添加剤と
    の混合を行って塗料を生成する混合手段に接続されてい
    ることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに
    記載の塗料注出装置。
  6. 【請求項6】 前記混合手段は、スタティックミキサと
    されていることを特徴とする請求項5に記載の塗料注出
    装置。
  7. 【請求項7】 前記混合手段には、該混合手段の内部を
    洗浄するための洗浄液を流通させる洗浄液流路がさらに
    接続されていることを特徴とする請求項5または請求項
    6に記載の塗料注出装置。
  8. 【請求項8】 前記洗浄液流路は、前記混合手段の下方
    に位置して洗浄液を貯留する洗浄液タンクと接続され、
    該洗浄液タンクから前記混合手段に前記洗浄液を供給す
    る洗浄液用ポンプを備えていることを特徴とする請求項
    7に記載の塗料注出装置。
  9. 【請求項9】 前記主剤用容器には、前記主剤の撹拌を
    行う撹拌手段を備えていることを特徴とする請求項1か
    ら請求項8のいずれかに記載の塗料注出装置。
  10. 【請求項10】 前記主剤用容器には、前記主剤を循環
    させる主剤循環手段を備えていることを特徴とする請求
    項1から請求項9のいずれかに記載の塗料注出装置。
  11. 【請求項11】 前記主剤用容器または前記添加剤用容
    器の少なくとも一方が、複数設けられていることを特徴
    とする請求項1から請求項10のいずれかに記載の塗料
    注出装置。
  12. 【請求項12】 複数の塗料の主剤がそれぞれ充填され
    る複数の主剤用容器と、 前記主剤に混合される添加剤が充填される1つまたは複
    数の添加剤用容器と、 前記各容器のそれぞれに接続されるとともに注出口近傍
    まで設けられた主剤流路及び添加剤流路と、 これら各流路を通過させて前記主剤及び前記添加剤を前
    記注出口に送出する送出手段と、 前記各流路に接続されるとともにいずれかの前記主剤と
    前記添加剤との混合を行って塗料を生成する混合手段
    と、 前記混合手段の下方に位置して洗浄液を貯留する洗浄液
    タンクと、 該洗浄液タンクに接続され、該洗浄液タンクから前記混
    合手段に前記洗浄液を供給する洗浄液用ポンプと、 塗料を購入するための金銭を投入する投入口と、投入さ
    れた金銭に応じて塗料の種別あるいは量の選択が可能な
    選択手段とを備え、 該選択手段からの出力に応じて前記送出手段が動作して
    塗料が注出されることを特徴とする塗料自動販売機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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