JP2003205884A - 自転車用変速機の変速操作装置 - Google Patents
自転車用変速機の変速操作装置Info
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- JP2003205884A JP2003205884A JP2003001537A JP2003001537A JP2003205884A JP 2003205884 A JP2003205884 A JP 2003205884A JP 2003001537 A JP2003001537 A JP 2003001537A JP 2003001537 A JP2003001537 A JP 2003001537A JP 2003205884 A JP2003205884 A JP 2003205884A
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- actuating
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- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62M—RIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
- B62M25/00—Actuators for gearing speed-change mechanisms specially adapted for cycles
- B62M25/02—Actuators for gearing speed-change mechanisms specially adapted for cycles with mechanical transmitting systems, e.g. cables, levers
- B62M25/04—Actuators for gearing speed-change mechanisms specially adapted for cycles with mechanical transmitting systems, e.g. cables, levers hand actuated
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62K—CYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
- B62K23/00—Rider-operated controls specially adapted for cycles, i.e. means for initiating control operations, e.g. levers, grips
- B62K23/02—Rider-operated controls specially adapted for cycles, i.e. means for initiating control operations, e.g. levers, grips hand actuated
- B62K23/06—Levers
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
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- Y10T74/20—Control lever and linkage systems
- Y10T74/20207—Multiple controlling elements for single controlled element
- Y10T74/20256—Steering and controls assemblies
- Y10T74/20268—Reciprocating control elements
- Y10T74/2028—Handle bar type
- Y10T74/20287—Flexible control element
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y10T74/00—Machine element or mechanism
- Y10T74/20—Control lever and linkage systems
- Y10T74/20396—Hand operated
- Y10T74/20402—Flexible transmitter [e.g., Bowden cable]
- Y10T74/2042—Flexible transmitter [e.g., Bowden cable] and hand operator
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- Transportation (AREA)
- Steering Devices For Bicycles And Motorcycles (AREA)
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
- Transmissions By Endless Flexible Members (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
- Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 実質的に平行に移動するシフトレバーを備え
た自転車変速操作装置を提供する。 【解決手段】 この変速操作装置は、第1作動部材60
と、第2作動部材62と、ケーブル巻き上げ機構26と、保
持機構30とを備えている。第1作動部材60は第1方向に
往復運動するように配置されている。第2作動部材62は
第1方向と実質的に平行な第2方向に移動するように配
置されている。ケーブル巻き上げ機構26は、第1回転方
向に回転するように第1作動部材60に作用するととも
に、第1回転方向と反対の第2回転方向に回転するよう
に第2作動部材62に作用する。保持機構30は、ケーブル
巻き上げ機溝26を複数のシフト位置の1つに選択的に保
持するために、ケーブル巻き上げ機構26に作用する。
た自転車変速操作装置を提供する。 【解決手段】 この変速操作装置は、第1作動部材60
と、第2作動部材62と、ケーブル巻き上げ機構26と、保
持機構30とを備えている。第1作動部材60は第1方向に
往復運動するように配置されている。第2作動部材62は
第1方向と実質的に平行な第2方向に移動するように配
置されている。ケーブル巻き上げ機構26は、第1回転方
向に回転するように第1作動部材60に作用するととも
に、第1回転方向と反対の第2回転方向に回転するよう
に第2作動部材62に作用する。保持機構30は、ケーブル
巻き上げ機溝26を複数のシフト位置の1つに選択的に保
持するために、ケーブル巻き上げ機構26に作用する。
Description
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、自転車変速操作装置、
特に、シフトレバーが実質的に平行方向へ移動される変
速操作装置に関する
特に、シフトレバーが実質的に平行方向へ移動される変
速操作装置に関する
【0002】
【従来の技術】自転車は、移動手段のみではなく、レク
リエーションとしてもポピュラーになってきている。さ
らに、自転車は、アマチュアとプロの両方で、非常にポ
ピュラーな競技になってきている。その使用目的がレク
リエーション、移動、競技のいずれであっても、自転車
産業は、自転車の多数の構成部品の改良を常に行ってき
ている。特に、自転車変速機に関しては改良がさかんに
行われてきている。詳細には、自転車変速機は、一般
に、前方及び後方ディレイラを動作するため、また、デ
ィレイラを複数のスプロケットにかけて側方に移動する
ために設計された前方及び後方シフト機構を備えてい
る。通常、スプロケットは前方クランク及び後輪に結合
しているため、ペダリング力がチェーンを介して後輪に
伝達される。
リエーションとしてもポピュラーになってきている。さ
らに、自転車は、アマチュアとプロの両方で、非常にポ
ピュラーな競技になってきている。その使用目的がレク
リエーション、移動、競技のいずれであっても、自転車
産業は、自転車の多数の構成部品の改良を常に行ってき
ている。特に、自転車変速機に関しては改良がさかんに
行われてきている。詳細には、自転車変速機は、一般
に、前方及び後方ディレイラを動作するため、また、デ
ィレイラを複数のスプロケットにかけて側方に移動する
ために設計された前方及び後方シフト機構を備えてい
る。通常、スプロケットは前方クランク及び後輪に結合
しているため、ペダリング力がチェーンを介して後輪に
伝達される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、コントロールケ
ーブルのインナーワイヤを巻き上げるために旋回される
1個またはそれ以上のレバーを備えたシフト装置が利用
されてきている。また、コントロールケーブルのインナ
ーケーブルを巻き上げるために、回転ハンドグリップも
利用されている。ワイヤは、チェーンを多数のスプロケ
ットにかけてシフトするために、前方及び後方ディレイ
ラに結合している。これらの従来型のシフト装置は、そ
の製造と組み立てが複雑且つ高価になってしまう。さら
に、これらの従来型のシフト装置では、乗り手が、手を
不自然に移動させなければならない。さらに、これらの
従来型のシフト装置は、重く、また扱いが厄介である。
ーブルのインナーワイヤを巻き上げるために旋回される
1個またはそれ以上のレバーを備えたシフト装置が利用
されてきている。また、コントロールケーブルのインナ
ーケーブルを巻き上げるために、回転ハンドグリップも
利用されている。ワイヤは、チェーンを多数のスプロケ
ットにかけてシフトするために、前方及び後方ディレイ
ラに結合している。これらの従来型のシフト装置は、そ
の製造と組み立てが複雑且つ高価になってしまう。さら
に、これらの従来型のシフト装置では、乗り手が、手を
不自然に移動させなければならない。さらに、これらの
従来型のシフト装置は、重く、また扱いが厄介である。
【0004】本発明の1つの目的は、実質的に平行に移
動するシフトレバーを備えた自転車変速操作装置を提供
することである。本発明の別の目的は、製造及び組み立
てが比較的単純で安価な自転車変速操作装置を提供する
ことである。本発明のさらに別の目的は、前方及び後方
ディレイラの信頼性の高いシフトが可能な自転車変速操
作装置を提供することである。
動するシフトレバーを備えた自転車変速操作装置を提供
することである。本発明の別の目的は、製造及び組み立
てが比較的単純で安価な自転車変速操作装置を提供する
ことである。本発明のさらに別の目的は、前方及び後方
ディレイラの信頼性の高いシフトが可能な自転車変速操
作装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の一見地に係る自
転車用変速機の変速操作装置は、第1作動部材と、ケー
ブル巻き上げ機構と、フォロワリンクと、作動リンクと
を備えている。ケーブル巻き上げ機構は、第1固定位置
において第1旋回軸上に取り付けられ、複数のシフト位
置の1つに選択的に保持されるように構成されている。
フォロワリンクは、第1作動部材に旋回自在に結合され
た第1端部と、第2固定位置において第2旋回軸上に取
り付けられた第2端部とを有する。作動リンクは、第1
作動部材に旋回自在に結合され第1端部と、第1旋回軸
上に取り付けられた第2端部とを有し、第1作動部材の
移動に応じてケーブル巻き上げ機構を複数のシフト位置
の間を第1旋回軸周囲で回転するようにケーブル巻き上
げ機構に作用する。
転車用変速機の変速操作装置は、第1作動部材と、ケー
ブル巻き上げ機構と、フォロワリンクと、作動リンクと
を備えている。ケーブル巻き上げ機構は、第1固定位置
において第1旋回軸上に取り付けられ、複数のシフト位
置の1つに選択的に保持されるように構成されている。
フォロワリンクは、第1作動部材に旋回自在に結合され
た第1端部と、第2固定位置において第2旋回軸上に取
り付けられた第2端部とを有する。作動リンクは、第1
作動部材に旋回自在に結合され第1端部と、第1旋回軸
上に取り付けられた第2端部とを有し、第1作動部材の
移動に応じてケーブル巻き上げ機構を複数のシフト位置
の間を第1旋回軸周囲で回転するようにケーブル巻き上
げ機構に作用する。
【0006】本発明の別の見地に係る自転車用変速機の
変速操作装置は、第1作動部材と、ケーブル巻き上げ機
構と、作動リンクと、巻き上げ部材とを備えている。ケ
ーブル巻き上げ機構は、第1旋回軸上に取り付けられ、
複数のシフト位置の1つに選択的に保持されるよう構成
されている。作動リンクは、第1作動部材に結合された
第1端部と、第2旋回軸上に取り付けられた第2端部と
を有し、第2旋回軸は、第1旋回軸から離間し、第1旋
回軸と平行に配置されている。巻き上げ部材は、作動リ
ンクに結合されるとともにケーブル巻き上げ機構に作用
し、第2旋回軸周囲での第1回転方向への作動リンクの
移動により、第1作動部材の移動に応じて、ケーブル巻
き上げ機構を複数のシフト位置間の第1旋回軸周囲で回
転させる。
変速操作装置は、第1作動部材と、ケーブル巻き上げ機
構と、作動リンクと、巻き上げ部材とを備えている。ケ
ーブル巻き上げ機構は、第1旋回軸上に取り付けられ、
複数のシフト位置の1つに選択的に保持されるよう構成
されている。作動リンクは、第1作動部材に結合された
第1端部と、第2旋回軸上に取り付けられた第2端部と
を有し、第2旋回軸は、第1旋回軸から離間し、第1旋
回軸と平行に配置されている。巻き上げ部材は、作動リ
ンクに結合されるとともにケーブル巻き上げ機構に作用
し、第2旋回軸周囲での第1回転方向への作動リンクの
移動により、第1作動部材の移動に応じて、ケーブル巻
き上げ機構を複数のシフト位置間の第1旋回軸周囲で回
転させる。
【0007】本発明のさらに別の見地に係る自転車用変
速機の変速操作装置は、第1作動部材と、第2作動部材
と、ケーブル巻き上げ機構と、保持機構とを備えてい
る。第1作動部材は第1方向に往復運動するように配置
されている。第2作動部材は第1方向と実質的に平行な
第2方向に移動するように配置されている。ケーブル巻
き上げ機構は、第1回転方向に回転するように第1作動
部材に作用するとともに、第1回転方向と反対の第2回
転方向に回転するように第2作動部材に作用する。保持
機構は、ケーブル巻き上げ機溝を複数のシフト位置の1
つに選択的に保持するために、ケーブル巻き上げ機構に
結合されている。
速機の変速操作装置は、第1作動部材と、第2作動部材
と、ケーブル巻き上げ機構と、保持機構とを備えてい
る。第1作動部材は第1方向に往復運動するように配置
されている。第2作動部材は第1方向と実質的に平行な
第2方向に移動するように配置されている。ケーブル巻
き上げ機構は、第1回転方向に回転するように第1作動
部材に作用するとともに、第1回転方向と反対の第2回
転方向に回転するように第2作動部材に作用する。保持
機構は、ケーブル巻き上げ機溝を複数のシフト位置の1
つに選択的に保持するために、ケーブル巻き上げ機構に
結合されている。
【0008】本発明のこれらの、そして他の目的、特
徴、態様、利点は、以降に示す、添付の図面と共に本発
明の好ましい実施形態を開示する詳細な説明から、当業
者に明白になるであろう。
徴、態様、利点は、以降に示す、添付の図面と共に本発
明の好ましい実施形態を開示する詳細な説明から、当業
者に明白になるであろう。
【0009】
【発明の実施の形態】図1〜図3に、本発明の好ましい
実施形態による前方(第1)変速操作装置20と後方
(第2)変速操作装置22を備える自転車10を示す。
自転車10は、フレーム12、ドライブトレインまたは
変速機14、前輪16及び後輪18を有している。フレ
ーム12は、これに旋回可能に結合されたハンドルバー
13を有している。詳細には、ハンドルバー13は、前
輪16を介して自転車のステアリングを行うために、フ
レーム12の前方フォークに固定結合している。ドライ
ブトレインまたは変速機14は、前方ディレイラ15、
後方ディレイラ17、チェーンC、後輪18に結合した
複数の後方スプロケットRS、複数の前方スプロケット
FSが結合した前方クランクFCを含む。前方ディレイ
ラ15及び後方ディレイラ17は、チェーンCを多数の
スプロケットFS、RS間において側方へ移動/シフト
するために、フレーム12に結合している。前方スプロ
ケットFSは前方クランクFCに結合し、一方、自転車
10を前進させるべくチェーンCを介して後輪18を選
択的に回転するために、後方スプロケットRSはフリー
ホイールを介して後輪18に結合している。
実施形態による前方(第1)変速操作装置20と後方
(第2)変速操作装置22を備える自転車10を示す。
自転車10は、フレーム12、ドライブトレインまたは
変速機14、前輪16及び後輪18を有している。フレ
ーム12は、これに旋回可能に結合されたハンドルバー
13を有している。詳細には、ハンドルバー13は、前
輪16を介して自転車のステアリングを行うために、フ
レーム12の前方フォークに固定結合している。ドライ
ブトレインまたは変速機14は、前方ディレイラ15、
後方ディレイラ17、チェーンC、後輪18に結合した
複数の後方スプロケットRS、複数の前方スプロケット
FSが結合した前方クランクFCを含む。前方ディレイ
ラ15及び後方ディレイラ17は、チェーンCを多数の
スプロケットFS、RS間において側方へ移動/シフト
するために、フレーム12に結合している。前方スプロ
ケットFSは前方クランクFCに結合し、一方、自転車
10を前進させるべくチェーンCを介して後輪18を選
択的に回転するために、後方スプロケットRSはフリー
ホイールを介して後輪18に結合している。
【0010】前方変速操作装置20が、前方(第1)ボ
ーデンコントロールケーブル21を介して、前方ディレ
イラ15に結合し、前方ディレイラ15を前方スプロケ
ットFSにわたって側方へシフトする。同様に、後方変
速操作装置22が、後方(第2)ボーデンコントロール
ケーブル23を介して、後方ディレイラ17に結合し、
後方ディレイラ17を後方スプロケットRSにわたって
側方へシフトする。前方コントロールケーブル21、後
方コントロールケーブル23はその長さを除いて同一で
あり、基本的に従来型のものである。換言すれば、コン
トロールケーブル21、23の各々は、基本的に、外側
ケーシング内にスライド可能に挿入されるインナーワイ
ヤを含む。
ーデンコントロールケーブル21を介して、前方ディレ
イラ15に結合し、前方ディレイラ15を前方スプロケ
ットFSにわたって側方へシフトする。同様に、後方変
速操作装置22が、後方(第2)ボーデンコントロール
ケーブル23を介して、後方ディレイラ17に結合し、
後方ディレイラ17を後方スプロケットRSにわたって
側方へシフトする。前方コントロールケーブル21、後
方コントロールケーブル23はその長さを除いて同一で
あり、基本的に従来型のものである。換言すれば、コン
トロールケーブル21、23の各々は、基本的に、外側
ケーシング内にスライド可能に挿入されるインナーワイ
ヤを含む。
【0011】前方ブレーキ19aが自転車フレーム12
の前方フォークに接続し、後方ブレーキ19bが自転車
フレーム12の後方トライアングルに接続している。前
方ブレーキ19a、後方ブレーキ19bは、前輪16の
前方リム及び後輪18の後方リムに摩擦力を選択的に与
え、前後輪16、18の回転を停止させる。前後方変速
操作装置20、22を除く自転車10の他の部分につい
ては、以下に説明するように従来と同様の構造である。
したがって、それらの説明については、前後方変速操作
装置20、22に関連しない限り、ここではその詳細な
説明または図示を省く。
の前方フォークに接続し、後方ブレーキ19bが自転車
フレーム12の後方トライアングルに接続している。前
方ブレーキ19a、後方ブレーキ19bは、前輪16の
前方リム及び後輪18の後方リムに摩擦力を選択的に与
え、前後輪16、18の回転を停止させる。前後方変速
操作装置20、22を除く自転車10の他の部分につい
ては、以下に説明するように従来と同様の構造である。
したがって、それらの説明については、前後方変速操作
装置20、22に関連しない限り、ここではその詳細な
説明または図示を省く。
【0012】上述したように、前方変速操作装置20
は、前方コントロールケーブル21を介して前方ディレ
イラ15に結合し、後方変速操作装置22は、後方コン
トロールケーブル23を介して、後方ディレイラ17に
結合している。この実施形態では、前後方変速操作装置
20、22の各々は、以下に説明する一体型のブレーキ
作動装置を備えている。しかし、変速操作装置20、2
2がブレーキ作動装置とは別に設計されていてもよいこ
とはもちろんである。
は、前方コントロールケーブル21を介して前方ディレ
イラ15に結合し、後方変速操作装置22は、後方コン
トロールケーブル23を介して、後方ディレイラ17に
結合している。この実施形態では、前後方変速操作装置
20、22の各々は、以下に説明する一体型のブレーキ
作動装置を備えている。しかし、変速操作装置20、2
2がブレーキ作動装置とは別に設計されていてもよいこ
とはもちろんである。
【0013】[前方変速操作装置]次に、図1、図2、
図4、図6を参照しながら前方変速操作装置20につい
てより詳細に説明する。前方変速操作装置20は、基本
的に、取付アッセンブリ24、巻き上げ機構26、作動
機構28、保持機構30を備えており、これらは、前方
スプロケットFS間で前方ディレイラ15、ドライブト
レインのチェーンCまたは変速機14をシフトするため
に、互いに結合している。この実施形態では、前方クラ
ンクFCは、これに結合した少なくとも3個の前方スプ
ロケットFSを具備することが好ましい。いかなる場合
にも、前方変速操作装置20は、前方ディレイラ15の
シフト位置に対応した多数のシフト位置を備えることが
好ましい。当然ながら、当業者には、必要及び/または
所望であれば、前方ディレイラ15と前方変速操作装置
20を、異なる個数のシフト位置で設計できることが本
開示から明白であろう。
図4、図6を参照しながら前方変速操作装置20につい
てより詳細に説明する。前方変速操作装置20は、基本
的に、取付アッセンブリ24、巻き上げ機構26、作動
機構28、保持機構30を備えており、これらは、前方
スプロケットFS間で前方ディレイラ15、ドライブト
レインのチェーンCまたは変速機14をシフトするため
に、互いに結合している。この実施形態では、前方クラ
ンクFCは、これに結合した少なくとも3個の前方スプ
ロケットFSを具備することが好ましい。いかなる場合
にも、前方変速操作装置20は、前方ディレイラ15の
シフト位置に対応した多数のシフト位置を備えることが
好ましい。当然ながら、当業者には、必要及び/または
所望であれば、前方ディレイラ15と前方変速操作装置
20を、異なる個数のシフト位置で設計できることが本
開示から明白であろう。
【0014】巻き上げ機構26、作動機構28、保持機
構30は取付アッセンブリ24に結合している。巻き上
げ機構26は、コントロールケーブル21を介して前方
ディレイラ15を複数のシフト位置の1つに選択的に維
持するために、作動機構28及び保持機構30によって
制御される。より詳細には、作動機構28及び保持機構
30は、巻き上げ機構26を複数のシフト位置の1つに
選択的に保持するために、巻き上げ機構26の回転を制
御する。これにより、コントロールケーブル21のイン
ナーワイヤと前方ディレイラ15も、複数のシフト位置
の1つの位置に選択的に保持される。前方コントロール
ケーブル21のインナーワイヤは巻き上げ機構26に結
合しているので、前方スプロケットFS間で前方ディレ
イラ15を作動/移動/シフトするために、巻き上げ機構
26の回転がコントロールケーブル21のインナーワイ
ヤを巻き取るか、または緩めることができる。
構30は取付アッセンブリ24に結合している。巻き上
げ機構26は、コントロールケーブル21を介して前方
ディレイラ15を複数のシフト位置の1つに選択的に維
持するために、作動機構28及び保持機構30によって
制御される。より詳細には、作動機構28及び保持機構
30は、巻き上げ機構26を複数のシフト位置の1つに
選択的に保持するために、巻き上げ機構26の回転を制
御する。これにより、コントロールケーブル21のイン
ナーワイヤと前方ディレイラ15も、複数のシフト位置
の1つの位置に選択的に保持される。前方コントロール
ケーブル21のインナーワイヤは巻き上げ機構26に結
合しているので、前方スプロケットFS間で前方ディレ
イラ15を作動/移動/シフトするために、巻き上げ機構
26の回転がコントロールケーブル21のインナーワイ
ヤを巻き取るか、または緩めることができる。
【0015】基本的に、取付アッセンブリ24は複数の
固定部材を備え、これらの固定部材は互いに結合し、巻
き上げ機構26、作動機構28、保持機構30を支持す
る変速操作装置ハウジングを形成している。より詳細に
は、取付アッセンブリ24は基本的に主取付部材32、
ベースプレート34、中間プレート36、レバー保持プ
レート38を備える。ベースプレート34、中間プレー
ト36、レバー保持プレート38は基本的に、主要固定
ボルト40(第1旋回軸)と第2固定ボルト42(第2
旋回軸)によって主取付部材32に固定結合し、変速操
作装置ハウジングを形成している。前方変速操作装置2
0のこれ以外の様々な部品(巻き上げ機構26、作動機
構28、保持機構30の部品)が、以下により詳細に説
明するように取付アッセンブリ24に可動または移動不
可能に結合している。
固定部材を備え、これらの固定部材は互いに結合し、巻
き上げ機構26、作動機構28、保持機構30を支持す
る変速操作装置ハウジングを形成している。より詳細に
は、取付アッセンブリ24は基本的に主取付部材32、
ベースプレート34、中間プレート36、レバー保持プ
レート38を備える。ベースプレート34、中間プレー
ト36、レバー保持プレート38は基本的に、主要固定
ボルト40(第1旋回軸)と第2固定ボルト42(第2
旋回軸)によって主取付部材32に固定結合し、変速操
作装置ハウジングを形成している。前方変速操作装置2
0のこれ以外の様々な部品(巻き上げ機構26、作動機
構28、保持機構30の部品)が、以下により詳細に説
明するように取付アッセンブリ24に可動または移動不
可能に結合している。
【0016】主取付部材32は、図4に示すように、基
本的に主要/シフト取付プレート32a、ハンドルバー
取付ブラケット32b、ブレーキレバー取付ブラケット
32cを備える。この実施形態では、ブレーキレバー3
3は、主取付部材32のブレーキレバー取付ブラケット
32cに旋回可能に結合している。ブレーキレバー33
は、ボーデンブレーキケーブルによって、従来の方法で
前方ブレーキ19aに結合している。主要/シフト取付
プレート32a、ハンドルバー取付ブラケット32b、
ブレーキレバー取付ブラケット32cは、取付ブラケッ
ト32bを介してハンドルバー13に結合した単体の単
一部材として一体形成されることが好ましい。このよう
にして一体型の前方シフト/ブレーキ作動装置20が提
供されることが好ましい。主取付部材32は、鋳造アル
ミニウムのような軽量の硬質材料で構成されることが好
ましい。当然ながら、必要及び/または所望であれば、
これ以外のあらゆる適切な材料を使用することができ
る。
本的に主要/シフト取付プレート32a、ハンドルバー
取付ブラケット32b、ブレーキレバー取付ブラケット
32cを備える。この実施形態では、ブレーキレバー3
3は、主取付部材32のブレーキレバー取付ブラケット
32cに旋回可能に結合している。ブレーキレバー33
は、ボーデンブレーキケーブルによって、従来の方法で
前方ブレーキ19aに結合している。主要/シフト取付
プレート32a、ハンドルバー取付ブラケット32b、
ブレーキレバー取付ブラケット32cは、取付ブラケッ
ト32bを介してハンドルバー13に結合した単体の単
一部材として一体形成されることが好ましい。このよう
にして一体型の前方シフト/ブレーキ作動装置20が提
供されることが好ましい。主取付部材32は、鋳造アル
ミニウムのような軽量の硬質材料で構成されることが好
ましい。当然ながら、必要及び/または所望であれば、
これ以外のあらゆる適切な材料を使用することができ
る。
【0017】ベースプレート34、中間プレート36、
保持プレート38は、巻き上げ機構26、作動機構2
8、保持機構30をこれらの間に収容するべく離間して
配置され、その位置で、固定ボルト40、42を介し
て、主要/シフト取付プレート32aに固定結合してい
ることが好ましい。より詳細には、主要/シフト取付プ
レート32aは、固定ボルト40、42のそれぞれを内
部に取り付けるべく構成された主要貫通穴32a1、ブ
ラインドねじ切り孔32a2を含む。主要/シフト取付プ
レート32aには、カバー44とインジケーティング機
構46も固定結合していることが好ましい。カバー44
とインジケーティング機構46は従来の構造のものであ
る。そのため、ここではカバー44とインジケーティン
グ機構46についての詳細な説明を省く。さらに、明瞭
性の理由から、いくつかの図面ではカバー44とインジ
ケーティング機構46を省略している。いかなる場合に
も、さまざまなシフト位置を従来の方法で指示できるよ
う、インジケーティング機構46が変速操作装置20に
結合していることが好ましい。
保持プレート38は、巻き上げ機構26、作動機構2
8、保持機構30をこれらの間に収容するべく離間して
配置され、その位置で、固定ボルト40、42を介し
て、主要/シフト取付プレート32aに固定結合してい
ることが好ましい。より詳細には、主要/シフト取付プ
レート32aは、固定ボルト40、42のそれぞれを内
部に取り付けるべく構成された主要貫通穴32a1、ブ
ラインドねじ切り孔32a2を含む。主要/シフト取付プ
レート32aには、カバー44とインジケーティング機
構46も固定結合していることが好ましい。カバー44
とインジケーティング機構46は従来の構造のものであ
る。そのため、ここではカバー44とインジケーティン
グ機構46についての詳細な説明を省く。さらに、明瞭
性の理由から、いくつかの図面ではカバー44とインジ
ケーティング機構46を省略している。いかなる場合に
も、さまざまなシフト位置を従来の方法で指示できるよ
う、インジケーティング機構46が変速操作装置20に
結合していることが好ましい。
【0018】図4、図6、図7に示すように、ベースプ
レート34は比較的薄型且つ平坦な部材である。ベース
プレート34は、シートメタルのような軽量の硬質材料
で構成されていることが好ましい。ベースプレート34
は、主取付部材32と中間プレート36の間に配置さ
れ、基本的に主要貫通孔34a、位置決め取付孔34
b、バネ取付スロット34c、突出部分34d、T字形
開口部34eを備えている。主要貫通孔34aは、主要
固定ボルト40を内部に受容する構造になっており、取
付孔34bは、保持機構30の一部分を受容する構造に
なっている。詳細には、保持機構30は、以下に説明す
るようにベースプレート34の主取付部材32に対する
回転を防止するために、位置決め取付孔34bと中間プ
レート36とに結合している。また、中間プレート36
の一部分は、ベースプレート34の回転を防止するため
に、T字型開口部34eを部分的に通って伸び、以下に
説明するようにスペーサとして機能する。バネ取付スロ
ット34cは、以下に説明するように巻き上げ機構26
の一部分と係合するよう構成されている。突出部分34
dは、以下に説明するように保持機構30の一部分と係
合するよう構成されている。
レート34は比較的薄型且つ平坦な部材である。ベース
プレート34は、シートメタルのような軽量の硬質材料
で構成されていることが好ましい。ベースプレート34
は、主取付部材32と中間プレート36の間に配置さ
れ、基本的に主要貫通孔34a、位置決め取付孔34
b、バネ取付スロット34c、突出部分34d、T字形
開口部34eを備えている。主要貫通孔34aは、主要
固定ボルト40を内部に受容する構造になっており、取
付孔34bは、保持機構30の一部分を受容する構造に
なっている。詳細には、保持機構30は、以下に説明す
るようにベースプレート34の主取付部材32に対する
回転を防止するために、位置決め取付孔34bと中間プ
レート36とに結合している。また、中間プレート36
の一部分は、ベースプレート34の回転を防止するため
に、T字型開口部34eを部分的に通って伸び、以下に
説明するようにスペーサとして機能する。バネ取付スロ
ット34cは、以下に説明するように巻き上げ機構26
の一部分と係合するよう構成されている。突出部分34
dは、以下に説明するように保持機構30の一部分と係
合するよう構成されている。
【0019】図4、図6、図8に示すように、中間プレ
ート36は、一体型の単体部材として形成された、いく
つかの薄く、平坦な部分で形成されていることが好まし
い。さらに中間プレート36は、変形したシートメタル
のような軽量の硬質材料で構成されていることが好まし
い。中間プレート36は、ベースプレート34とレバー
保持プレート38の間に配置され、基本的に、ベース部
分36a、接続部分36b、レバー取付部分36cを備
えている。ベース部分36aは、主要/シフト取付プレ
ート32aに回転不可能に固定されている。接続部分3
6bはベース部分36aから外方へと伸びている。レバ
ー取付部分36cは接続部分36bの自由端部に結合し
ている。
ート36は、一体型の単体部材として形成された、いく
つかの薄く、平坦な部分で形成されていることが好まし
い。さらに中間プレート36は、変形したシートメタル
のような軽量の硬質材料で構成されていることが好まし
い。中間プレート36は、ベースプレート34とレバー
保持プレート38の間に配置され、基本的に、ベース部
分36a、接続部分36b、レバー取付部分36cを備
えている。ベース部分36aは、主要/シフト取付プレ
ート32aに回転不可能に固定されている。接続部分3
6bはベース部分36aから外方へと伸びている。レバ
ー取付部分36cは接続部分36bの自由端部に結合し
ている。
【0020】ベース部分36aは基本的に、主要貫通穴
36a1、2次穴36a2、位置決め穴36a3、案内開
口部36a4、解放面36a5を備える。ベース部分36
aから、取付穴36a7を具備するフランジ36a6が直
角を形成するべく伸びていることが好ましい。主要穴3
6a1は、主要固定ボルト40を貫通受容するよう構造
され、2次穴36a2は、第2固定ボルト42を貫通受
容するよう構成されている。そのため、ベースプレート
36aは、主取付部材32に回転不可能に結合してい
る。保持機構30は位置決め穴36a3と穴34bに結
合しているため、以下に示すように、ベースプレート3
4も、ベース部分36aを介して、主取付部材32に回
転不可能に結合する。
36a1、2次穴36a2、位置決め穴36a3、案内開
口部36a4、解放面36a5を備える。ベース部分36
aから、取付穴36a7を具備するフランジ36a6が直
角を形成するべく伸びていることが好ましい。主要穴3
6a1は、主要固定ボルト40を貫通受容するよう構造
され、2次穴36a2は、第2固定ボルト42を貫通受
容するよう構成されている。そのため、ベースプレート
36aは、主取付部材32に回転不可能に結合してい
る。保持機構30は位置決め穴36a3と穴34bに結
合しているため、以下に示すように、ベースプレート3
4も、ベース部分36aを介して、主取付部材32に回
転不可能に結合する。
【0021】以下により詳細に示すように、案内開口部
36a4は、作動機構28の一部分を受容するよう構成
されている。以下に説明するように、解放面36a
5は、作動機構28の一部分と選択的に係合するように
構成されている。ベースプレート34を中間プレート3
6に回転不可能に結合するために、フランジ36a
6が、ベースプレート34のT字型開口部34eを通っ
て部分的に伸びている。フランジ36a6も、その階段
状の形状により、ベースプレート34と中間プレート3
6の間のスペーサとして機能する。取付穴36a7は、
コントロールケーブル21をこれに結合するべく締め具
45を受容する。
36a4は、作動機構28の一部分を受容するよう構成
されている。以下に説明するように、解放面36a
5は、作動機構28の一部分と選択的に係合するように
構成されている。ベースプレート34を中間プレート3
6に回転不可能に結合するために、フランジ36a
6が、ベースプレート34のT字型開口部34eを通っ
て部分的に伸びている。フランジ36a6も、その階段
状の形状により、ベースプレート34と中間プレート3
6の間のスペーサとして機能する。取付穴36a7は、
コントロールケーブル21をこれに結合するべく締め具
45を受容する。
【0022】レバー取付部分36cは、第1、第2取付
フランジ36c1、36c2をそれぞれ備えている。以下
に説明するように、取付フランジ36c1、36c2は、
作動機構28の一部分を受容するべく構成された穴36
c3、36c4をそれぞれ含む。接続部分36bがレバー
取付部分36cとベース部分36aの間に伸びているた
め、レバー取付部分36cがベース部分36aから外方
に離間する。
フランジ36c1、36c2をそれぞれ備えている。以下
に説明するように、取付フランジ36c1、36c2は、
作動機構28の一部分を受容するべく構成された穴36
c3、36c4をそれぞれ含む。接続部分36bがレバー
取付部分36cとベース部分36aの間に伸びているた
め、レバー取付部分36cがベース部分36aから外方
に離間する。
【0023】図4、図6、図9に示すように、レバー保
持プレート38は、薄く平坦な部材であることが好まし
い。レバー保持プレート38は、シートメタルのよう
に、軽量で硬質の材料から成ることが好ましい。レバー
保持プレート38は、中間プレート36に対しベースプ
レート34とは反対の側に配置されている。したがっ
て、レバー保持プレート38は、主取付部材32から最
も離れた場所に配置されていることになる。レバー保持
プレート38は、固定ボルト40、42を介して、主要
/シフトプレート32aに回転不可能に固定されてい
る。レバー保持プレート38は、基本的に、主要支持部
分38aと延出部分38bとを備える。
持プレート38は、薄く平坦な部材であることが好まし
い。レバー保持プレート38は、シートメタルのよう
に、軽量で硬質の材料から成ることが好ましい。レバー
保持プレート38は、中間プレート36に対しベースプ
レート34とは反対の側に配置されている。したがっ
て、レバー保持プレート38は、主取付部材32から最
も離れた場所に配置されていることになる。レバー保持
プレート38は、固定ボルト40、42を介して、主要
/シフトプレート32aに回転不可能に固定されてい
る。レバー保持プレート38は、基本的に、主要支持部
分38aと延出部分38bとを備える。
【0024】主要支持部分38aは、主要穴38a1、
一対の対向する補助穴38a2、一対の対向する保持穴
38a3を備えている。主要穴38a1は、主要固定ボル
ト40を貫通受容するよう構成されている。この実施形
態では、補助穴38a2を使用していない。しかし、後
に説明するように、これら補助穴38a2の1個が後方
変速操作装置22に使用される。一対の保持穴38a3
は、取付アッセンブリ24の部品を互いに結合した後に
主要固定ボルト40が緩むことを防ぐべく、主要ナット
プレート41の突出部を受容するように構成されてい
る。
一対の対向する補助穴38a2、一対の対向する保持穴
38a3を備えている。主要穴38a1は、主要固定ボル
ト40を貫通受容するよう構成されている。この実施形
態では、補助穴38a2を使用していない。しかし、後
に説明するように、これら補助穴38a2の1個が後方
変速操作装置22に使用される。一対の保持穴38a3
は、取付アッセンブリ24の部品を互いに結合した後に
主要固定ボルト40が緩むことを防ぐべく、主要ナット
プレート41の突出部を受容するように構成されてい
る。
【0025】延出部分38bは2次穴38b1、一対の
保持穴38b2を具有する。2次穴38b1は、第2固定
ボルト42を貫通受容するように構成されている。保持
穴38b2は、取付アッセンブリ24の部品を互いに結
合した後に第2固定ボルト42が緩むことを防ぐため
に、2次ボルトプレート43の突出部分を受容するよう
に構成されている。したがって、レバー保持プレート3
8、中間プレート36、ベースプレート34、主要/シ
フトプレート32aが回転不可能に互いに固定され、ハ
ウジングまたは取付アッセンブリ24を形成している。
保持穴38b2を具有する。2次穴38b1は、第2固定
ボルト42を貫通受容するように構成されている。保持
穴38b2は、取付アッセンブリ24の部品を互いに結
合した後に第2固定ボルト42が緩むことを防ぐため
に、2次ボルトプレート43の突出部分を受容するよう
に構成されている。したがって、レバー保持プレート3
8、中間プレート36、ベースプレート34、主要/シ
フトプレート32aが回転不可能に互いに固定され、ハ
ウジングまたは取付アッセンブリ24を形成している。
【0026】次に図4、図6、図10〜図14を参照し
て、巻き上げ機構26についてより詳細に説明する。巻
き上げ機構26は、取付アッセンブリ24のベースプレ
ート34と中間プレート36の間において主要固定ボル
ト40の周りに取り付けられている。巻き上げ機構26
は基本的に、ケーブル巻き上げ部材52、ラチェット部
材54、主要付勢部材56、ユニットスペーサ58を備
える。この実施形態では、巻き上げ部材52とラチェッ
ト部材54は、回転不可能に相互に結合した別個の部材
であることが好ましい。主要付勢部材56はねじりバネ
であることが好ましく、このねじりバネは、巻き上げ部
材52とラチェット部材54を所定の回転方向、つまり
図4の左回り方向CCWに向かって付勢する。巻き上げ
機構26は、巻き上げ部材52を複数のシフト位置の1
つに選択的に保持するために、作動機構28及び保持機
構30に結合している。
て、巻き上げ機構26についてより詳細に説明する。巻
き上げ機構26は、取付アッセンブリ24のベースプレ
ート34と中間プレート36の間において主要固定ボル
ト40の周りに取り付けられている。巻き上げ機構26
は基本的に、ケーブル巻き上げ部材52、ラチェット部
材54、主要付勢部材56、ユニットスペーサ58を備
える。この実施形態では、巻き上げ部材52とラチェッ
ト部材54は、回転不可能に相互に結合した別個の部材
であることが好ましい。主要付勢部材56はねじりバネ
であることが好ましく、このねじりバネは、巻き上げ部
材52とラチェット部材54を所定の回転方向、つまり
図4の左回り方向CCWに向かって付勢する。巻き上げ
機構26は、巻き上げ部材52を複数のシフト位置の1
つに選択的に保持するために、作動機構28及び保持機
構30に結合している。
【0027】巻き上げ機構52は、単一の部材として一
体形成された階段状部材であることが好ましい。さら
に、巻き上げ機構52は、硬質プラスチックのような軽
量で硬質な材料で構成されることが好ましい。巻き上げ
部材52は基本的に、巻き上げ部分52aと突出部分5
2bを含む。そして、中央貫通開口部52a1が、巻き
上げ部分52aと突出部分52bの両方を通って伸び、
その内部を主要固定ボルト40が貫通するように構成さ
れている。そのため巻き上げ部材52は、主要固定ボル
ト40周囲で回転するべく、取付アッセンブリ24に結
合している。ラチェット部材54は、巻き上げ部材52
に回転不可能に結合し、巻き上げ部材52と中間プレー
ト36の間に配置されていることが好ましい。そのた
め、ラチェット部材54は巻き上げ部材52と共に回転
する。以下に説明するように、巻き上げ部材52の回転
運動はラチェット部材52により制御される。
体形成された階段状部材であることが好ましい。さら
に、巻き上げ機構52は、硬質プラスチックのような軽
量で硬質な材料で構成されることが好ましい。巻き上げ
部材52は基本的に、巻き上げ部分52aと突出部分5
2bを含む。そして、中央貫通開口部52a1が、巻き
上げ部分52aと突出部分52bの両方を通って伸び、
その内部を主要固定ボルト40が貫通するように構成さ
れている。そのため巻き上げ部材52は、主要固定ボル
ト40周囲で回転するべく、取付アッセンブリ24に結
合している。ラチェット部材54は、巻き上げ部材52
に回転不可能に結合し、巻き上げ部材52と中間プレー
ト36の間に配置されていることが好ましい。そのた
め、ラチェット部材54は巻き上げ部材52と共に回転
する。以下に説明するように、巻き上げ部材52の回転
運動はラチェット部材52により制御される。
【0028】基本的に、巻き上げ部分52aは、ケーブ
ル取付部分52a2、巻き上げ面52a3、バネ受容凹部
52a4を備える。ケーブル取付部分52a2は貫通開口
部と凹部を備え、貫通開口部はコントロールケーブル2
1のインナーワイヤを受容するように構成され、凹部は
コントロールケーブル21のインナーワイヤのニップル
または接合部分を受容するように構成されている。巻き
上げ面52a3は、ケーブル取付部分52a2から離れた
外周部分にかけて伸びた、湾曲した溝状面である。バネ
受容溝52a4は、中央貫通開口部52a1の直径よりも
大きな直径を備えた、実質的に環状の凹部である。さら
に、後に説明するように、バネ受容凹部52a4は、バ
ネ56の一端部を受容するように構成されたカットアウ
トまたはノッチ52a5を含む。以降により詳細に説明
するように、ばね受容凹部52a4は、主要ばね56の
一部分を受容するのに十分な半径幅を有することが好ま
しい。さらに巻き上げ部分52aは、インジケーティン
グ機構46の一部分(図示せず)を受容するように構成
された階段状の溝52a6を含むことが好ましい。
ル取付部分52a2、巻き上げ面52a3、バネ受容凹部
52a4を備える。ケーブル取付部分52a2は貫通開口
部と凹部を備え、貫通開口部はコントロールケーブル2
1のインナーワイヤを受容するように構成され、凹部は
コントロールケーブル21のインナーワイヤのニップル
または接合部分を受容するように構成されている。巻き
上げ面52a3は、ケーブル取付部分52a2から離れた
外周部分にかけて伸びた、湾曲した溝状面である。バネ
受容溝52a4は、中央貫通開口部52a1の直径よりも
大きな直径を備えた、実質的に環状の凹部である。さら
に、後に説明するように、バネ受容凹部52a4は、バ
ネ56の一端部を受容するように構成されたカットアウ
トまたはノッチ52a5を含む。以降により詳細に説明
するように、ばね受容凹部52a4は、主要ばね56の
一部分を受容するのに十分な半径幅を有することが好ま
しい。さらに巻き上げ部分52aは、インジケーティン
グ機構46の一部分(図示せず)を受容するように構成
された階段状の溝52a6を含むことが好ましい。
【0029】基本的に、突出部分52bは、ラチェット
部材54に回転不可能に係合するように構成された、複
数の大型スプライン52b1と複数の小型スプライン5
2b2を備えている。大型スプライン52b1は、中央貫
通開口部52a1の、小型スプライン52b2とは反対の
側に配置されている。さらに、スプライン52b1、5
2b2は、以下に説明するように、作動機構28と保持
機構30の両方と正確に係合するよう、ラチェット部材
54が特定の形状に配置されるように方位付けされてい
る。
部材54に回転不可能に係合するように構成された、複
数の大型スプライン52b1と複数の小型スプライン5
2b2を備えている。大型スプライン52b1は、中央貫
通開口部52a1の、小型スプライン52b2とは反対の
側に配置されている。さらに、スプライン52b1、5
2b2は、以下に説明するように、作動機構28と保持
機構30の両方と正確に係合するよう、ラチェット部材
54が特定の形状に配置されるように方位付けされてい
る。
【0030】ラチェット部材54は、薄く平坦な部材で
あることが好ましい。ラチェット部材54は、シートメ
タルのような軽量で硬質な材料から成ることが好まし
い。基本的に、ラチェット部材54は、キー溝加工した
中央開口部54a、外方作動面54b、外方位置決め面
54cを備えている。キー溝加工した開口部54aは、
ラチェット部材54を巻き上げ部材52に所定の方位に
て回転不可能に結合するべく、巻き上げ部材52の突出
部分52bを受容するように構成されている。換言すれ
ば、開口部54aは、突出部分52bの大型スプライン
52b1及び小型スプライン52b2と噛み合うため、巻
き上げ部材52がラチェット部材54と共に、あたかも
これら2個の部材が1個の部品であるかのように回転す
ることができる。
あることが好ましい。ラチェット部材54は、シートメ
タルのような軽量で硬質な材料から成ることが好まし
い。基本的に、ラチェット部材54は、キー溝加工した
中央開口部54a、外方作動面54b、外方位置決め面
54cを備えている。キー溝加工した開口部54aは、
ラチェット部材54を巻き上げ部材52に所定の方位に
て回転不可能に結合するべく、巻き上げ部材52の突出
部分52bを受容するように構成されている。換言すれ
ば、開口部54aは、突出部分52bの大型スプライン
52b1及び小型スプライン52b2と噛み合うため、巻
き上げ部材52がラチェット部材54と共に、あたかも
これら2個の部材が1個の部品であるかのように回転す
ることができる。
【0031】作動面54bは、後に説明する作動機構2
8の一部分と係合するように構成されている。より詳細
には、作動面54bは、作動機構28の一部分と選択的
に係合するよう設計された複数(3個)の溝54b1を
備えている。位置決め面54cは、ラチェット部材54
と巻き上げ機構52を、複数のシフト位置の1つに選択
的に保持及び維持するために、保持機構30の一部分
(以下に説明する)を係合するよう構成されている。よ
り詳細には、位置決め面54cは、保持機構30の一部
分と係合する複数(3個)の突出部または歯54c1を
備える。ラチェット部材54はさらに、一対の停止部5
4d、54eを備えることが好ましい。停止部54d、
54eは、巻き上げ部材52とラチェット部材54の移
動を制御するために、保持機構30の一部分と選択的に
係合する。
8の一部分と係合するように構成されている。より詳細
には、作動面54bは、作動機構28の一部分と選択的
に係合するよう設計された複数(3個)の溝54b1を
備えている。位置決め面54cは、ラチェット部材54
と巻き上げ機構52を、複数のシフト位置の1つに選択
的に保持及び維持するために、保持機構30の一部分
(以下に説明する)を係合するよう構成されている。よ
り詳細には、位置決め面54cは、保持機構30の一部
分と係合する複数(3個)の突出部または歯54c1を
備える。ラチェット部材54はさらに、一対の停止部5
4d、54eを備えることが好ましい。停止部54d、
54eは、巻き上げ部材52とラチェット部材54の移
動を制御するために、保持機構30の一部分と選択的に
係合する。
【0032】図4に示すように、付勢部材56は、主要
固定ボルト40周囲で回転するべく、巻き上げ部材52
とラチェット部材54に付勢力を付加するよう配置され
たねじりバネであることが好ましい。基本的に、付勢部
材(バネ)56は第1端部56a、第2端部56b、さ
らに、第1端部56aと第2端部56bの間に伸びたコ
イル状部分56cを備える。第1端部56aは、ベース
プレート34のバネ取付スロット34c内に配置され、
第2端部56bは、巻き上げ部材52のバネ受容凹部5
2a4から伸びたノッチまたはカットアウト52a5内に
配置されている。コイル状部分56cは、バネ受容凹部
52a4内に部分的に受容される。巻き上げ部材52の
中央貫通開口部52a1内には、ユニットスペーサ58
が配置されている。
固定ボルト40周囲で回転するべく、巻き上げ部材52
とラチェット部材54に付勢力を付加するよう配置され
たねじりバネであることが好ましい。基本的に、付勢部
材(バネ)56は第1端部56a、第2端部56b、さ
らに、第1端部56aと第2端部56bの間に伸びたコ
イル状部分56cを備える。第1端部56aは、ベース
プレート34のバネ取付スロット34c内に配置され、
第2端部56bは、巻き上げ部材52のバネ受容凹部5
2a4から伸びたノッチまたはカットアウト52a5内に
配置されている。コイル状部分56cは、バネ受容凹部
52a4内に部分的に受容される。巻き上げ部材52の
中央貫通開口部52a1内には、ユニットスペーサ58
が配置されている。
【0033】ユニットスペーサ58は、軽量で硬質の部
材で構成された管状部材であり、その一端がベースプレ
ート34の下面と接触し、他端が中間プレート36に接
触していることが好ましい。バネ56は、図4の上方に
示すように、巻き上げ部材52を左回り方向CCWに付
勢するよう構成されている。そのため、作動機構28
が、ラチェット部材54を介して、主要付勢部材56の
付勢力に対抗して、巻き上げ部材52を右回り方向へと
移動する。より詳細には、以下に説明するように、作動
機構28は、巻き上げ部材52を所定の3つのシフト位
置の1つへと移動することが好ましい。以下に説明する
ように、保持機構30は、巻き上げ部材52とラチェッ
ト部材54を、3つのシフト位置の1つに選択的に保持
する。
材で構成された管状部材であり、その一端がベースプレ
ート34の下面と接触し、他端が中間プレート36に接
触していることが好ましい。バネ56は、図4の上方に
示すように、巻き上げ部材52を左回り方向CCWに付
勢するよう構成されている。そのため、作動機構28
が、ラチェット部材54を介して、主要付勢部材56の
付勢力に対抗して、巻き上げ部材52を右回り方向へと
移動する。より詳細には、以下に説明するように、作動
機構28は、巻き上げ部材52を所定の3つのシフト位
置の1つへと移動することが好ましい。以下に説明する
ように、保持機構30は、巻き上げ部材52とラチェッ
ト部材54を、3つのシフト位置の1つに選択的に保持
する。
【0034】次に図4、図6、図15〜図27を参照
し、作動機構28についてより詳細に説明する。作動機
構28は基本的に、第1作動部材60、第2作動部材6
2、作動リンク64、フォロワリンク66を備えてい
る。第1作動部材60は、作動リンク64、フォロワリ
ンク66、取付アッセンブリ24と共に、第1作動部材
60の運動を制御する4連リンケージを形成する。より
詳細には、第1作動部材60は、作動リンク64及びフ
ォロワリンク66の両方に旋回可能に結合し、第1円弧
A1(図32参照)に沿って移動する。作動リンク64
は、主要固定ボルト40に旋回可能に結合し、フォロワ
リンク66は第2固定ボルト42に旋回可能に結合して
いる。第1円弧A1は比較的平坦な湾曲であるため、図
32に示すように、第1作動部材60は実質的に直線的
に移動する。
し、作動機構28についてより詳細に説明する。作動機
構28は基本的に、第1作動部材60、第2作動部材6
2、作動リンク64、フォロワリンク66を備えてい
る。第1作動部材60は、作動リンク64、フォロワリ
ンク66、取付アッセンブリ24と共に、第1作動部材
60の運動を制御する4連リンケージを形成する。より
詳細には、第1作動部材60は、作動リンク64及びフ
ォロワリンク66の両方に旋回可能に結合し、第1円弧
A1(図32参照)に沿って移動する。作動リンク64
は、主要固定ボルト40に旋回可能に結合し、フォロワ
リンク66は第2固定ボルト42に旋回可能に結合して
いる。第1円弧A1は比較的平坦な湾曲であるため、図
32に示すように、第1作動部材60は実質的に直線的
に移動する。
【0035】作動リンク64は、これに結合した爪機構
68を備えることが好ましい。爪機構68は、乗り手が
第1作動部材60を通常の停止位置からシフト位置へ押
すかあるいは移動した場合に、ラチェット部材54の作
動面54bと係合するように構成されている。そのた
め、第1作動部材60が円弧A1に沿って実質的に直線
方向に移動すると、作動リンク64も移動し、爪機構6
8が、付勢部材56の付勢力に対抗して、ラチェット機
構54を1つのシフト位置へ回転する。これにより巻き
上げ機構52も回転し、シフトケーブル21のインナー
ワイヤを引っ張り、前方ディレイラ15をそのシフト位
置の1つへとシフトする。
68を備えることが好ましい。爪機構68は、乗り手が
第1作動部材60を通常の停止位置からシフト位置へ押
すかあるいは移動した場合に、ラチェット部材54の作
動面54bと係合するように構成されている。そのた
め、第1作動部材60が円弧A1に沿って実質的に直線
方向に移動すると、作動リンク64も移動し、爪機構6
8が、付勢部材56の付勢力に対抗して、ラチェット機
構54を1つのシフト位置へ回転する。これにより巻き
上げ機構52も回転し、シフトケーブル21のインナー
ワイヤを引っ張り、前方ディレイラ15をそのシフト位
置の1つへとシフトする。
【0036】第1作動部材60が通常の停止位置へ戻る
と、爪機構68をラチェット部材54から解放するべ
く、爪機構68が中間プレート36の解放面36a5と
係合する。しかし、保持機構30はラチェット部材54
と係合し、巻き上げ部材52及びラチェット部材54
を、バネ56の付勢力に対抗して新規のシフト位置に保
持する。この実施形態では、第1作動部材60の移動に
より、巻き上げ部材52が、1回転方向において、ある
シフト位置から隣接する次のシフト位置へと1つだけシ
フトする。
と、爪機構68をラチェット部材54から解放するべ
く、爪機構68が中間プレート36の解放面36a5と
係合する。しかし、保持機構30はラチェット部材54
と係合し、巻き上げ部材52及びラチェット部材54
を、バネ56の付勢力に対抗して新規のシフト位置に保
持する。この実施形態では、第1作動部材60の移動に
より、巻き上げ部材52が、1回転方向において、ある
シフト位置から隣接する次のシフト位置へと1つだけシ
フトする。
【0037】第2作動部材62は、ラチェット部材54
と巻き上げ部材52を解放するために、保持機構30に
作用する。換言すれば、乗り手が第2作動部材62を押
すか、または移動して、保持機構30をラチェット部材
54から解放することで、巻き上げ部材52とラチェッ
ト部材54がバネ56の付勢力下で回転する。保持機構
30は、第2作動部材62を1回押す毎に、巻き上げ部
材52とラチェット部材54が1つのシフト位置のみを
回転するように構成及び配置されている。換言すれば、
1つのシフト位置だけ回転した後に、ラチェット部材5
4が保持機構30と係合する。そのため、この実施形態
では、第2作動部材62が移動することで、第1作動部
材60の移動によって生じた回転方向とは逆の別の回転
方向に、巻き上げ部材52があるシフト位置から隣接す
る次のシフト位置まで1つだけシフトする。
と巻き上げ部材52を解放するために、保持機構30に
作用する。換言すれば、乗り手が第2作動部材62を押
すか、または移動して、保持機構30をラチェット部材
54から解放することで、巻き上げ部材52とラチェッ
ト部材54がバネ56の付勢力下で回転する。保持機構
30は、第2作動部材62を1回押す毎に、巻き上げ部
材52とラチェット部材54が1つのシフト位置のみを
回転するように構成及び配置されている。換言すれば、
1つのシフト位置だけ回転した後に、ラチェット部材5
4が保持機構30と係合する。そのため、この実施形態
では、第2作動部材62が移動することで、第1作動部
材60の移動によって生じた回転方向とは逆の別の回転
方向に、巻き上げ部材52があるシフト位置から隣接す
る次のシフト位置まで1つだけシフトする。
【0038】図4、図15に示すように、第1作動部材
60は薄く平坦な部材である。第1作動部材60は、変
形させたシートメタルのような軽量で硬質の材料で構成
されることが好ましい。基本的に、第1作動部材60は
起動部分60aとリンク部分60bを備える。リンク部
分60bは起動部分60aに対して垂直であることが好
ましい。リンク部分60bは一対の旋回ピン69、70
の上端部をそれぞれ受容するよう構成された一対の穴6
0b1、60b2を備える。旋回ピン69は作動リンク6
4に旋回可能に結合し、旋回ピン70はフォロワリンク
66に旋回可能に結合しているため、第1作動部材60
が第1円弧A1に沿って移動できる。図2に示すように、
起動部分60aはボタン73を備え、ボタン73は、起
動部分60aに結合し、乗り手の親指または他の指で起
動または押されるように配置されている。
60は薄く平坦な部材である。第1作動部材60は、変
形させたシートメタルのような軽量で硬質の材料で構成
されることが好ましい。基本的に、第1作動部材60は
起動部分60aとリンク部分60bを備える。リンク部
分60bは起動部分60aに対して垂直であることが好
ましい。リンク部分60bは一対の旋回ピン69、70
の上端部をそれぞれ受容するよう構成された一対の穴6
0b1、60b2を備える。旋回ピン69は作動リンク6
4に旋回可能に結合し、旋回ピン70はフォロワリンク
66に旋回可能に結合しているため、第1作動部材60
が第1円弧A1に沿って移動できる。図2に示すように、
起動部分60aはボタン73を備え、ボタン73は、起
動部分60aに結合し、乗り手の親指または他の指で起
動または押されるように配置されている。
【0039】第2作動部材62は、変形シートメタルの
ような軽量の硬質材料から成る薄く平坦な部材であるこ
とが好ましい。第2作動部材62は第2固定ボルト42
に滑動可能及び旋回可能に取り付けられている。より詳
細には、第2作動部材62はスペーサ63上に旋回可能
及び滑動可能に取り付けられており、スペーサ63は、
第2作動部材62とフォロワリンク66の間の、第2固
定ボルト42上に取り付けられている。第2作動部材6
2は基本的に、細長開口部62a、起動フランジ62
b、解放フランジ62cを備える。細長開口部62a
は、その内部にスペーサ63の上端部を受容する。第2
作動部材62の移動を固定したスペーサ63と共に制御
するために、解放フランジ62cが中間プレート36の
案内開口部36a4内に受容されている。
ような軽量の硬質材料から成る薄く平坦な部材であるこ
とが好ましい。第2作動部材62は第2固定ボルト42
に滑動可能及び旋回可能に取り付けられている。より詳
細には、第2作動部材62はスペーサ63上に旋回可能
及び滑動可能に取り付けられており、スペーサ63は、
第2作動部材62とフォロワリンク66の間の、第2固
定ボルト42上に取り付けられている。第2作動部材6
2は基本的に、細長開口部62a、起動フランジ62
b、解放フランジ62cを備える。細長開口部62a
は、その内部にスペーサ63の上端部を受容する。第2
作動部材62の移動を固定したスペーサ63と共に制御
するために、解放フランジ62cが中間プレート36の
案内開口部36a4内に受容されている。
【0040】第2作動部材62は、中間プレート36の
取付フランジ36c1、36c2に旋回可能に結合したタ
ップレバー71によって起動される。より詳細には、タ
ップレバー71は、起動フランジ62bに結合している
ため、乗り手が親指または別の指でタップレバー71を
押すと、図37に示すように、第2作動部材62が、第
2円弧A2に沿って実質的に直線的に移動する。より詳
細には、解放フランジ62cは中間プレート36の案内
開口部36a4内に受容され、スペーサ63の上端部は
細長開口部62a内に受容されるため、起動フランジ6
2bが円弧A2に沿って移動する。
取付フランジ36c1、36c2に旋回可能に結合したタ
ップレバー71によって起動される。より詳細には、タ
ップレバー71は、起動フランジ62bに結合している
ため、乗り手が親指または別の指でタップレバー71を
押すと、図37に示すように、第2作動部材62が、第
2円弧A2に沿って実質的に直線的に移動する。より詳
細には、解放フランジ62cは中間プレート36の案内
開口部36a4内に受容され、スペーサ63の上端部は
細長開口部62a内に受容されるため、起動フランジ6
2bが円弧A2に沿って移動する。
【0041】円弧A2は、A1と実質的に平行であり、ま
た、両円弧は大きな曲率半径を有し、第1作動部材60
と第2作動部材62の間に実質的に直線的な平行移動が
得られることが好ましい。リターン用付勢部材またはバ
ネ72が、第2作動部材62と中間プレート36の間で
結合している。そのため、乗り手がタップレバー71を
解除すると、第2作動部材62とタップレバー71が通
常の休止位置へと戻る。以下に説明するように、中間プ
レート36の案内開口部36a4と解放フランジ62c
は、保持機構30を選択的に係合/作動するように構成
されている。
た、両円弧は大きな曲率半径を有し、第1作動部材60
と第2作動部材62の間に実質的に直線的な平行移動が
得られることが好ましい。リターン用付勢部材またはバ
ネ72が、第2作動部材62と中間プレート36の間で
結合している。そのため、乗り手がタップレバー71を
解除すると、第2作動部材62とタップレバー71が通
常の休止位置へと戻る。以下に説明するように、中間プ
レート36の案内開口部36a4と解放フランジ62c
は、保持機構30を選択的に係合/作動するように構成
されている。
【0042】作動リンク64は、変形したシートメタル
のような軽量で硬質な部材から成る、薄く平坦な階段状
の部材であることが好ましい。より詳細には、作動リン
ク64は基本的に作動部分64a、結合部分64bを備
える。上述したように、作動リンク64は、第1作動部
材60に旋回可能に結合した主要固定ボルト40及び旋
回ピン69に旋回可能に結合している。基本的に作動部
分64aは、主要穴64a1、爪取付穴64a2、突出部
64a3、カットアウト64a4、バネ取付穴64a5を
備える。
のような軽量で硬質な部材から成る、薄く平坦な階段状
の部材であることが好ましい。より詳細には、作動リン
ク64は基本的に作動部分64a、結合部分64bを備
える。上述したように、作動リンク64は、第1作動部
材60に旋回可能に結合した主要固定ボルト40及び旋
回ピン69に旋回可能に結合している。基本的に作動部
分64aは、主要穴64a1、爪取付穴64a2、突出部
64a3、カットアウト64a4、バネ取付穴64a5を
備える。
【0043】スペーサ65は主要固定ボルト40上に取
り付けられている。スペーサ65は、作動リンク64の
主要穴64a1内に底端部が取り付けられた階段状の外
面を備えている。スペーサ65の上端部は中間プレート
36と接触し、中間プレート36の主要穴36a1を包
囲している。そのため、作動リンク64の作動部分64
aが、中間プレート36から離間し、スペーサ65上に
回転可能に取り付けられる。
り付けられている。スペーサ65は、作動リンク64の
主要穴64a1内に底端部が取り付けられた階段状の外
面を備えている。スペーサ65の上端部は中間プレート
36と接触し、中間プレート36の主要穴36a1を包
囲している。そのため、作動リンク64の作動部分64
aが、中間プレート36から離間し、スペーサ65上に
回転可能に取り付けられる。
【0044】爪機構68は爪取付穴64a2に結合し、
基本的に、爪旋回ピン74、爪バネ76、爪部材78を
備える。爪旋回ピン74は、作動リンク64の爪取付穴
64a2に取り付けられた下端部を設けている。爪部材
78は、爪旋回ピン74の上端部に取り付けられてお
り、爪バネ76が、作動リンク64に対して爪部材78
を付勢する。詳細には、爪バネ76は、爪部材78と結
合した上端部76a、作動リンク64のバネ取付穴64
a5内に受容された下端部76b、爪旋回ピン74を包
囲するコイル状部分76cを備える。突出部分64a3
と、作動リンク64のカットアウト64a4が、作動リ
ンク64の停止部材または移動制御部材として機能す
る。より詳細には、突出部分64a3とカットアウト6
4a4は、作動リンク64の部分が、前方変速操作装置
20の他の部材の移動及び/または作動リンク64の制
御運動を妨害しないように構成されている。
基本的に、爪旋回ピン74、爪バネ76、爪部材78を
備える。爪旋回ピン74は、作動リンク64の爪取付穴
64a2に取り付けられた下端部を設けている。爪部材
78は、爪旋回ピン74の上端部に取り付けられてお
り、爪バネ76が、作動リンク64に対して爪部材78
を付勢する。詳細には、爪バネ76は、爪部材78と結
合した上端部76a、作動リンク64のバネ取付穴64
a5内に受容された下端部76b、爪旋回ピン74を包
囲するコイル状部分76cを備える。突出部分64a3
と、作動リンク64のカットアウト64a4が、作動リ
ンク64の停止部材または移動制御部材として機能す
る。より詳細には、突出部分64a3とカットアウト6
4a4は、作動リンク64の部分が、前方変速操作装置
20の他の部材の移動及び/または作動リンク64の制
御運動を妨害しないように構成されている。
【0045】基本的に爪部材78は、取付部分78aと
爪部分78bを備えている。取付部分78aは爪部分7
8よりも薄く、爪旋回ピン74上に受容されている。爪
部分78bは、ラチェット部材54の作動面54bと選
択的に接触するように構成されている。詳細には、第1
作動部材60によって作動リンク64が移動し、爪部材
78bが作動面54bの溝54b1の1つと係合して、
ラチェット部材54及び巻き上げ部材52を主要固定ボ
ルト40の周囲で回転させる。しかし、第1作動部材6
0と作動リンク64が通常の休止位置にある場合には、
爪部分78bが中間プレート36の外方解放面36a5
と接触する。
爪部分78bを備えている。取付部分78aは爪部分7
8よりも薄く、爪旋回ピン74上に受容されている。爪
部分78bは、ラチェット部材54の作動面54bと選
択的に接触するように構成されている。詳細には、第1
作動部材60によって作動リンク64が移動し、爪部材
78bが作動面54bの溝54b1の1つと係合して、
ラチェット部材54及び巻き上げ部材52を主要固定ボ
ルト40の周囲で回転させる。しかし、第1作動部材6
0と作動リンク64が通常の休止位置にある場合には、
爪部分78bが中間プレート36の外方解放面36a5
と接触する。
【0046】換言すれば、外方解放面36a5は、作動
リンク64と第1作動部材60が通常の休止位置にある
際に、爪部分78bを、作動面54bの溝54b1との
係合から外して保持するように成形されている。そのた
め、第2作動部材62がタップレバー71によって作動
されると、例えば、後に説明するように保持機構30が
解放されると、ラチェット部材54と巻き上げ部材52
が主要付勢部材56の付勢力のために回転することがで
きる。
リンク64と第1作動部材60が通常の休止位置にある
際に、爪部分78bを、作動面54bの溝54b1との
係合から外して保持するように成形されている。そのた
め、第2作動部材62がタップレバー71によって作動
されると、例えば、後に説明するように保持機構30が
解放されると、ラチェット部材54と巻き上げ部材52
が主要付勢部材56の付勢力のために回転することがで
きる。
【0047】作動リンク64の結合部分64bは、作動
部分64aからずれており、基本的に結合穴64b1を
備える。結合穴64b1は、第1作動部材60に旋回可
能に結合した旋回ピン69の下端部を受容するように構
成されている。図4、図19〜図21を参照すると、フ
ォロワリンク66は、基本的に作動部分66a、結合部
分66b、突出部66cを含む。フォロワリンク66
は、変形シートメタルのような軽量で硬質な材料で構成
された、階段状の薄く平坦な部材であることが好まし
い。作動部分66aは、第1作動部材60に旋回可能に
結合した旋回ピン70に旋回可能に結合している。結合
部分66bは、スペーサ63を介して、第2固定ボルト
42に旋回可能に結合している。作動部分66aは、結
合部分66bからずれている。突出部66cは、結合部
分66bから上方へ伸びており、また、リターン用付勢
部材(バネ)79の一端を受容するように構成されてい
る。
部分64aからずれており、基本的に結合穴64b1を
備える。結合穴64b1は、第1作動部材60に旋回可
能に結合した旋回ピン69の下端部を受容するように構
成されている。図4、図19〜図21を参照すると、フ
ォロワリンク66は、基本的に作動部分66a、結合部
分66b、突出部66cを含む。フォロワリンク66
は、変形シートメタルのような軽量で硬質な材料で構成
された、階段状の薄く平坦な部材であることが好まし
い。作動部分66aは、第1作動部材60に旋回可能に
結合した旋回ピン70に旋回可能に結合している。結合
部分66bは、スペーサ63を介して、第2固定ボルト
42に旋回可能に結合している。作動部分66aは、結
合部分66bからずれている。突出部66cは、結合部
分66bから上方へ伸びており、また、リターン用付勢
部材(バネ)79の一端を受容するように構成されてい
る。
【0048】より詳細には、作動部分66aは、旋回ピ
ン70の下端部を回転可能に受容するように構成された
穴66a1を備え、一方、結合部分66bは、スペーサ
63の下端部を受容するように構成された穴66b1を
備える。フォロワリンク66を休止位置へと付勢するた
めに、リターン用付勢部材79の一端は突出部66cに
結合し、他端は中間プレート36に結合している。その
ため、第1作動部材60と第1作動リンク64も、リタ
ーン用付勢部材(バネ)79によって休止位置へと付勢
されるが、これは、これらの部材が4連リンケージアッ
センブリの3つのリンクを形成するためである。
ン70の下端部を回転可能に受容するように構成された
穴66a1を備え、一方、結合部分66bは、スペーサ
63の下端部を受容するように構成された穴66b1を
備える。フォロワリンク66を休止位置へと付勢するた
めに、リターン用付勢部材79の一端は突出部66cに
結合し、他端は中間プレート36に結合している。その
ため、第1作動部材60と第1作動リンク64も、リタ
ーン用付勢部材(バネ)79によって休止位置へと付勢
されるが、これは、これらの部材が4連リンケージアッ
センブリの3つのリンクを形成するためである。
【0049】次に図4、図6、図28を参照し、保持機
構30についてより詳細に説明する。基本的に、保持機
構30は保持旋回ピン80、保持付勢部材82、ロック
部材84を備える。保持旋回ピン80はベースプレート
34と中間プレート36に結合している。ロック部材8
4は保持旋回ピン80上に回転可能に取り付けられてい
る。保持付勢部材82はロック部材84を所定の位置へ
と付勢する。ロック部材84はラチェット部材54の位
置決め面54cと係合するように配置及び構成されてい
る。さらに、ロック部材84も、第2作動部材62の解
放フランジ62cに選択的に係合するように配置及び構
成されている。
構30についてより詳細に説明する。基本的に、保持機
構30は保持旋回ピン80、保持付勢部材82、ロック
部材84を備える。保持旋回ピン80はベースプレート
34と中間プレート36に結合している。ロック部材8
4は保持旋回ピン80上に回転可能に取り付けられてい
る。保持付勢部材82はロック部材84を所定の位置へ
と付勢する。ロック部材84はラチェット部材54の位
置決め面54cと係合するように配置及び構成されてい
る。さらに、ロック部材84も、第2作動部材62の解
放フランジ62cに選択的に係合するように配置及び構
成されている。
【0050】より詳細には、保持旋回ピン80は、ベー
スプレート34の取付孔34b内に受容される上端部
と、中間プレート36の位置決め穴36a3内に受容さ
れる下端部とを備える。そのため、保持旋回ピン80と
ベースプレート34は、主取付部材32に対して移動不
能である。ロック部材84は、中間プレート36の案内
開口部36a4付近の、保持旋回ピン80の下端部上に
配置されている。付勢部材82は、ロック部材84を所
定方向に付勢するために、ベースプレート34の突出部
分34dと係合した上端部と、ロック部材84と係合し
た下端部とを具備している。
スプレート34の取付孔34b内に受容される上端部
と、中間プレート36の位置決め穴36a3内に受容さ
れる下端部とを備える。そのため、保持旋回ピン80と
ベースプレート34は、主取付部材32に対して移動不
能である。ロック部材84は、中間プレート36の案内
開口部36a4付近の、保持旋回ピン80の下端部上に
配置されている。付勢部材82は、ロック部材84を所
定方向に付勢するために、ベースプレート34の突出部
分34dと係合した上端部と、ロック部材84と係合し
た下端部とを具備している。
【0051】ロック部材84は、基本的に、第1停止部
分84a、第2停止部分84b、中央穴84c、バネ受
容凹部84d、起動突起部分84eを含む。保持旋回ピ
ン80の下端部は穴84c内に受容されるため、ロック
部材84がベースプレート34と中間プレート36の間
に配置される。第1、第2停止部分84a、84bは、
ラチェット部材54の歯54c1の対向する両側に配置
されている。バネ受容凹部84dは、付勢部材82の下
端部を受容するように構成されている。起動突出部84
eは、案内開口部36a4内に受容されている第2作動
部材62の解放フランジ62c付近に配置されている。
分84a、第2停止部分84b、中央穴84c、バネ受
容凹部84d、起動突起部分84eを含む。保持旋回ピ
ン80の下端部は穴84c内に受容されるため、ロック
部材84がベースプレート34と中間プレート36の間
に配置される。第1、第2停止部分84a、84bは、
ラチェット部材54の歯54c1の対向する両側に配置
されている。バネ受容凹部84dは、付勢部材82の下
端部を受容するように構成されている。起動突出部84
eは、案内開口部36a4内に受容されている第2作動
部材62の解放フランジ62c付近に配置されている。
【0052】第2作動部材62がタップレバー71によ
って起動されると、ロック部材84をバネ82の付勢力
に対抗して回転するべく、解放フランジ62cが起動突
出部84eと係合する。これにより、第1停止部分84
aが位置決め面54cとの係合から解放される。そのた
め、主要付勢部材またはバネ56の付勢力により、ラチ
ェット部材54及び巻き上げ部材52が1シフト位置だ
け回転される。タップレバー71が解放されると、ラチ
ェット部材54と巻き上げ部材52を所望のシフト位置
に保持するために、ロック部材84が、位置決め面54
cの次の歯と係合するべく、ばね82の付勢力を介して
回転する。
って起動されると、ロック部材84をバネ82の付勢力
に対抗して回転するべく、解放フランジ62cが起動突
出部84eと係合する。これにより、第1停止部分84
aが位置決め面54cとの係合から解放される。そのた
め、主要付勢部材またはバネ56の付勢力により、ラチ
ェット部材54及び巻き上げ部材52が1シフト位置だ
け回転される。タップレバー71が解放されると、ラチ
ェット部材54と巻き上げ部材52を所望のシフト位置
に保持するために、ロック部材84が、位置決め面54
cの次の歯と係合するべく、ばね82の付勢力を介して
回転する。
【0053】次に図4、図6、図29〜図40を参照し
て、前方変速操作装置20の作動についてより詳細に説
明する。乗り手は、前方ディレイラ15及びチェーンC
を小型前方スプロケットFSから大型前方スプロケット
FSへシフトしたいと思った場合に、親指または他の指
で第1作動部材60を押す。第1作動部材60が、円弧
A1に沿ってそのシフト位置へ移動する。この第1作動
部材60の移動により、作動リンク64とフォロワリン
ク66が主要固定ボルト40及び第2固定ボルト42の
周囲でそれぞれ回転する。作動リンク64が主要固定ボ
ルト40の周囲で回転する場合、爪機構68が作動リン
ク64と共に移動する。
て、前方変速操作装置20の作動についてより詳細に説
明する。乗り手は、前方ディレイラ15及びチェーンC
を小型前方スプロケットFSから大型前方スプロケット
FSへシフトしたいと思った場合に、親指または他の指
で第1作動部材60を押す。第1作動部材60が、円弧
A1に沿ってそのシフト位置へ移動する。この第1作動
部材60の移動により、作動リンク64とフォロワリン
ク66が主要固定ボルト40及び第2固定ボルト42の
周囲でそれぞれ回転する。作動リンク64が主要固定ボ
ルト40の周囲で回転する場合、爪機構68が作動リン
ク64と共に移動する。
【0054】爪機構68が移動すると、爪部材78が移
動して、中間プレート36の解放面36a5との係合か
ら外れる。次に、爪部材78はラチェット部材54と係
合して、ラチェット部材54と巻き上げ部材52を1シ
フト位置だけ回転させる。ラチェット部材が、爪機構6
8によって、1つのシフト位置から隣接する次のシフト
位置まで回転されると、ロック部材84が移動して、歯
54c1との係合から外れ、次の歯54c1と係合する。
詳細には、ラチェット部材54が2つのシフト位置間で
移動すると、ロック部材84が解放され、次に、歯54
c1と再び係合して、ラチェット部材54を次のシフト
位置に保持する。
動して、中間プレート36の解放面36a5との係合か
ら外れる。次に、爪部材78はラチェット部材54と係
合して、ラチェット部材54と巻き上げ部材52を1シ
フト位置だけ回転させる。ラチェット部材が、爪機構6
8によって、1つのシフト位置から隣接する次のシフト
位置まで回転されると、ロック部材84が移動して、歯
54c1との係合から外れ、次の歯54c1と係合する。
詳細には、ラチェット部材54が2つのシフト位置間で
移動すると、ロック部材84が解放され、次に、歯54
c1と再び係合して、ラチェット部材54を次のシフト
位置に保持する。
【0055】乗り手が第1作動部材60を解放すると、
第1作動部材60が第1円弧A1に沿って、通常の休止
位置へと戻る。この第1作動部材60の移動により、作
動リンク64とフォロワリンク66が主要固定ボルト4
0と第2固定ボルト42の周囲でそれぞれ回転する。作
動リンク64とフォロワリンク66は、それぞれの通常
休止位置へ戻るまで回転を続ける。爪機構78が作動リ
ンク64と共に移動する。これにより、爪部材78が再
び解放面36a5と係合するため、爪部材78はラチェ
ット部材54の作動面54bとの係合から解放される。
しかし、ラチェット部材54は、ロック部材84によ
り、そのシフト位置に保持される。乗り手が、より小型
の前方スプロケットFSをより大型の前方スプロケット
FSへと再びシフトしたい場合、第1作動部材60が再
び第1円弧A1に沿って押され、上述したプロセスが繰
り返される。
第1作動部材60が第1円弧A1に沿って、通常の休止
位置へと戻る。この第1作動部材60の移動により、作
動リンク64とフォロワリンク66が主要固定ボルト4
0と第2固定ボルト42の周囲でそれぞれ回転する。作
動リンク64とフォロワリンク66は、それぞれの通常
休止位置へ戻るまで回転を続ける。爪機構78が作動リ
ンク64と共に移動する。これにより、爪部材78が再
び解放面36a5と係合するため、爪部材78はラチェ
ット部材54の作動面54bとの係合から解放される。
しかし、ラチェット部材54は、ロック部材84によ
り、そのシフト位置に保持される。乗り手が、より小型
の前方スプロケットFSをより大型の前方スプロケット
FSへと再びシフトしたい場合、第1作動部材60が再
び第1円弧A1に沿って押され、上述したプロセスが繰
り返される。
【0056】乗り手が、前方ディレイラ15とチェーン
Cをより大型の前方スプロケットFSからより小型の前
方スプロケットFSへとシフトしたい場合には、親指か
その他の指でタップレバー71を押す。乗り手がタップ
レバー71を起動すると、第2作動部材62が第2円弧
A2に沿って、通常の休止位置からシフト位置へと移動
する。詳細には、第2作動部材62の移動は、第2固定
ボルト42に結合した中間プレートの案内開口部36a
4及びスペーサ63によって制御されている。第2作動
部材62がシフト位置へ移動すると、解放フランジ62
cがロック部材84と係合する。ロック部材84は、ラ
チェット部材54の歯54c1との係合から解放され
て、バネ82の付勢力に対抗して回転する。次に、ラチ
ェット部材54が、主要付勢部材またはバネ56の付勢
力下で回転することができる。
Cをより大型の前方スプロケットFSからより小型の前
方スプロケットFSへとシフトしたい場合には、親指か
その他の指でタップレバー71を押す。乗り手がタップ
レバー71を起動すると、第2作動部材62が第2円弧
A2に沿って、通常の休止位置からシフト位置へと移動
する。詳細には、第2作動部材62の移動は、第2固定
ボルト42に結合した中間プレートの案内開口部36a
4及びスペーサ63によって制御されている。第2作動
部材62がシフト位置へ移動すると、解放フランジ62
cがロック部材84と係合する。ロック部材84は、ラ
チェット部材54の歯54c1との係合から解放され
て、バネ82の付勢力に対抗して回転する。次に、ラチ
ェット部材54が、主要付勢部材またはバネ56の付勢
力下で回転することができる。
【0057】ロック部材84は、第2作動部材62が解
放されると、隣接する次の歯54c 1と係合する。詳細
には、乗り手がタップレバー71を押すと、ロック部材
84が歯54c1から解放される。しかし、次に乗り手
がタップレバー71を解放すると、第2作動部材62
が、リターン用バネ72の付勢力下で、通常の休止位置
へと戻る。これにより、解放フランジ62cがロック部
材84を解放する。換言すれば、第2作動部材62は、
乗り手によって比較的急速に叩かれ、また解放されるよ
うに設計されている。次に、ロック部材84が、ラチェ
ット部材54の隣接する次の歯54c1と回転不可能に
係合し、より大型の前方スプロケットFSからより小型
の前方スプロケットFSまでのシフトが完了する。必要
に応じて、乗り手はこのプロセスを繰り返すことができ
る。
放されると、隣接する次の歯54c 1と係合する。詳細
には、乗り手がタップレバー71を押すと、ロック部材
84が歯54c1から解放される。しかし、次に乗り手
がタップレバー71を解放すると、第2作動部材62
が、リターン用バネ72の付勢力下で、通常の休止位置
へと戻る。これにより、解放フランジ62cがロック部
材84を解放する。換言すれば、第2作動部材62は、
乗り手によって比較的急速に叩かれ、また解放されるよ
うに設計されている。次に、ロック部材84が、ラチェ
ット部材54の隣接する次の歯54c1と回転不可能に
係合し、より大型の前方スプロケットFSからより小型
の前方スプロケットFSまでのシフトが完了する。必要
に応じて、乗り手はこのプロセスを繰り返すことができ
る。
【0058】チェーンCが既に最小の小型前方スプロケ
ットFS上にある場合には、ロック部材84とラチェッ
ト部材54の間の停止部が、歯54c1との係合の解放
を阻止する。そのため、前方ディレイラ15が最小の前
方スプロケットFSに位置決めされている際に、乗り手
がタップレバー71を押しても、シフトは起こらない。
同様に、前方ディレイラ15がそのトップ位置にあるた
めに、チェーンCが最大の前方スプロケットFS上に配
置されている場合には、ロック部材84とラチェット部
材54の間の停止部のために、第1作動部材60はシフ
トされない。そのため、この場合にはシフトが起こらな
い。
ットFS上にある場合には、ロック部材84とラチェッ
ト部材54の間の停止部が、歯54c1との係合の解放
を阻止する。そのため、前方ディレイラ15が最小の前
方スプロケットFSに位置決めされている際に、乗り手
がタップレバー71を押しても、シフトは起こらない。
同様に、前方ディレイラ15がそのトップ位置にあるた
めに、チェーンCが最大の前方スプロケットFS上に配
置されている場合には、ロック部材84とラチェット部
材54の間の停止部のために、第1作動部材60はシフ
トされない。そのため、この場合にはシフトが起こらな
い。
【0059】[後方変速操作装置]次に図3、図5を参
照して、後方変速操作装置22についてより詳細に説明
する。後方変速操作装置22は、後方変速操作装置22
が第1変速操作装置20よりも多くのシフト位置を備え
るよう、後方変速操作装置の特定の部分を改良している
点を除いて、前方変速操作装置20と実質的に同一であ
る。詳細には、後方変速操作装置22は、後方ディレイ
ラ17が前方ディレイラ15よりも多くのシフト位置を
有するので、第1変速操作装置20よりも多くのシフト
位置を含むように設計されている。しかし、後述するよ
うに、後方変速操作装置22は、前方変速操作装置20
と同一またはほぼ同一のストロークを有する作動部材を
利用する。換言すれば、後方変速操作装置22は、前方
スプロケットFSの数よりも多くの後方スプロケットR
S間でシフトを行うよう設計された、後方ディレイラ1
7と共に使用するように設計されている。
照して、後方変速操作装置22についてより詳細に説明
する。後方変速操作装置22は、後方変速操作装置22
が第1変速操作装置20よりも多くのシフト位置を備え
るよう、後方変速操作装置の特定の部分を改良している
点を除いて、前方変速操作装置20と実質的に同一であ
る。詳細には、後方変速操作装置22は、後方ディレイ
ラ17が前方ディレイラ15よりも多くのシフト位置を
有するので、第1変速操作装置20よりも多くのシフト
位置を含むように設計されている。しかし、後述するよ
うに、後方変速操作装置22は、前方変速操作装置20
と同一またはほぼ同一のストロークを有する作動部材を
利用する。換言すれば、後方変速操作装置22は、前方
スプロケットFSの数よりも多くの後方スプロケットR
S間でシフトを行うよう設計された、後方ディレイラ1
7と共に使用するように設計されている。
【0060】基本的に後方変速操作装置22は、取付ア
ッセンブリ124、巻き上げ機構126、作動機構12
8、保持機構130を備えており、これらは、後方ディ
レイラ17とドライブトレインまたは変速機14のチェ
ーンCとを後方スプロケットRS間でシフトするために
相互に結合している。この実施形態では、変速機14
は、これに結合した、3個よりも多くの後方スプロケッ
トRSを備えることが好ましい。より詳細には、この実
施形態では、変速機は9個の後方スプロケットRSを備
えていることが好ましい。そのため、後方変速操作装置
22も3個よりも多くのシフト位置を備えることが好ま
しい。より詳細には、後方変速操作装置22は、9個の
シフト位置を備えることが好ましい。いかなる場合に
も、後方変速操作装置は、後方ディレイラ17のシフト
位置数に対応した多数のシフト位置を備えることが好ま
しい。当然ながら、必要及び/または所望であれば、後
方ディレイラ17と後方変速操作装置22を、シフト位
置の数を変えて設計できることが当業者には明白であろ
う。
ッセンブリ124、巻き上げ機構126、作動機構12
8、保持機構130を備えており、これらは、後方ディ
レイラ17とドライブトレインまたは変速機14のチェ
ーンCとを後方スプロケットRS間でシフトするために
相互に結合している。この実施形態では、変速機14
は、これに結合した、3個よりも多くの後方スプロケッ
トRSを備えることが好ましい。より詳細には、この実
施形態では、変速機は9個の後方スプロケットRSを備
えていることが好ましい。そのため、後方変速操作装置
22も3個よりも多くのシフト位置を備えることが好ま
しい。より詳細には、後方変速操作装置22は、9個の
シフト位置を備えることが好ましい。いかなる場合に
も、後方変速操作装置は、後方ディレイラ17のシフト
位置数に対応した多数のシフト位置を備えることが好ま
しい。当然ながら、必要及び/または所望であれば、後
方ディレイラ17と後方変速操作装置22を、シフト位
置の数を変えて設計できることが当業者には明白であろ
う。
【0061】巻き上げ機構126、作動機構128、保
持機構130は取付アッセンブリ124に結合してい
る。巻き上げ機構126は、後方ディレイラ17を、コ
ントロールケーブル23を介して複数のシフト位置の1
つに選択的に維持するために、作動機構128と保持機
構130によって制御される。より詳細には、巻き上げ
機構126を複数のシフト位置の1つに選択的に保持す
るために、作動機構128と保持機構130が巻き上げ
機構126の回転を制御する。これにより、コントロー
ルケーブル23のインナーワイヤと後方ディレイラ17
も、複数のシフト位置の1つに選択的に保持される。後
方コントロールケーブル23のインナーワイヤは巻き上
げ機構126に結合しているので、後方スプロケットR
S間で後方ディレイラ17を起動/移動/シフトするため
に、巻き上げ機構126の回転がコントロールケーブル
23のインナーワイヤを巻き取るか、または緩める。
持機構130は取付アッセンブリ124に結合してい
る。巻き上げ機構126は、後方ディレイラ17を、コ
ントロールケーブル23を介して複数のシフト位置の1
つに選択的に維持するために、作動機構128と保持機
構130によって制御される。より詳細には、巻き上げ
機構126を複数のシフト位置の1つに選択的に保持す
るために、作動機構128と保持機構130が巻き上げ
機構126の回転を制御する。これにより、コントロー
ルケーブル23のインナーワイヤと後方ディレイラ17
も、複数のシフト位置の1つに選択的に保持される。後
方コントロールケーブル23のインナーワイヤは巻き上
げ機構126に結合しているので、後方スプロケットR
S間で後方ディレイラ17を起動/移動/シフトするため
に、巻き上げ機構126の回転がコントロールケーブル
23のインナーワイヤを巻き取るか、または緩める。
【0062】取付アッセンブリ124は基本的に、巻き
上げ機構126、作動機構128、保持機構130を支
持する変速操作装置ハウジングを形成するべく相互に結
合した複数の固定部材を備えている。より詳細には、取
付アッセンブリ124は基本的に、主取付部材132、
ベースプレート134、中間プレート136、レバー保
持プレート138を備えている。ベースプレート13
4、中間プレート136、レバー保持プレート138は
基本的に、主要固定ボルト140(第1固定旋回軸)と
第2固定ボルト142(固定旋回軸)によって主取付部
材132に固定結合しており、これらの両ボルトは、変
速操作装置ハウジングを形成するべく互いに平行してい
ることが好ましい。以下により詳細に説明するように、
後方変速操作装置22のこれ以外の様々な部分(つま
り、巻き上げ機構126、作動機構128、保持機構1
30の部分)が、取付アッセンブリ124に可動または
移動不可能に結合している。
上げ機構126、作動機構128、保持機構130を支
持する変速操作装置ハウジングを形成するべく相互に結
合した複数の固定部材を備えている。より詳細には、取
付アッセンブリ124は基本的に、主取付部材132、
ベースプレート134、中間プレート136、レバー保
持プレート138を備えている。ベースプレート13
4、中間プレート136、レバー保持プレート138は
基本的に、主要固定ボルト140(第1固定旋回軸)と
第2固定ボルト142(固定旋回軸)によって主取付部
材132に固定結合しており、これらの両ボルトは、変
速操作装置ハウジングを形成するべく互いに平行してい
ることが好ましい。以下により詳細に説明するように、
後方変速操作装置22のこれ以外の様々な部分(つま
り、巻き上げ機構126、作動機構128、保持機構1
30の部分)が、取付アッセンブリ124に可動または
移動不可能に結合している。
【0063】基本的に、主取付部材132は、図3、図
5に示すように、主要/シフト取付プレート132a、
ハンドルバー取付ブラケット132b、ブレーキレバー
取付ブラケット132cを備えている。この実施形態で
は、ブレーキレバー133は、主取付部材132のブレ
ーキレバー取付ブラケット132cに旋回可能に結合し
ている。ブレーキレバー133は、ボーデンブレーキケ
ーブルによって、従来の方法で後方ブレーキ19bに結
合している。主要/シフト取付プレート132a、ハン
ドルバー取付ブラケット132b、ブレーキレバー取付
ブラケット132cは、取付ブラケット132bを介し
て、単一の部材として一体形成されていることが好まし
い。これにより、一体型の後方シフト/ブレーキ作動装
置22が得られることが好ましい。主取付部材132
は、鋳造アルミニウムのような軽量で硬質の材料から成
ることが好ましい。当然ながら、必要及び/または所望
であれば、あらゆる適切な材料を使用することができ
る。
5に示すように、主要/シフト取付プレート132a、
ハンドルバー取付ブラケット132b、ブレーキレバー
取付ブラケット132cを備えている。この実施形態で
は、ブレーキレバー133は、主取付部材132のブレ
ーキレバー取付ブラケット132cに旋回可能に結合し
ている。ブレーキレバー133は、ボーデンブレーキケ
ーブルによって、従来の方法で後方ブレーキ19bに結
合している。主要/シフト取付プレート132a、ハン
ドルバー取付ブラケット132b、ブレーキレバー取付
ブラケット132cは、取付ブラケット132bを介し
て、単一の部材として一体形成されていることが好まし
い。これにより、一体型の後方シフト/ブレーキ作動装
置22が得られることが好ましい。主取付部材132
は、鋳造アルミニウムのような軽量で硬質の材料から成
ることが好ましい。当然ながら、必要及び/または所望
であれば、あらゆる適切な材料を使用することができ
る。
【0064】ベースプレート134、中間プレート13
6、保持プレート138は、固定ボルト140、142
を介して、巻き上げ機構126、作動機構128、保持
機構130を間に収容するべく離間した配置にて、主要
/シフト取付プレート132aに固定結合していること
が好ましい。より詳細には、主要/シフト取付プレート
132aは、固定ボルト140、142をそれぞれ取り
付けるように構成された主要貫通穴132a1とブライ
ンドねじ切り孔132a2とを備える。カバー144と
インジケーティング機構146も、主要/シフト取付プ
レート132aに固定結合していることが好ましい。し
かし、カバー144とインジケーティング機構146
は、従来型のものである。そのため、ここではカバー1
44とインジケーティング機構146についての詳細な
説明を省く。さらに、明確性の目的で、カバー144と
インジケーティング機構146をいくつかの図面からも
省略している。いかなる場合にも、様々なシフト位置を
従来の方法で指示するために、インジケーティング機構
146が変速操作装置22に結合していることが好まし
い。
6、保持プレート138は、固定ボルト140、142
を介して、巻き上げ機構126、作動機構128、保持
機構130を間に収容するべく離間した配置にて、主要
/シフト取付プレート132aに固定結合していること
が好ましい。より詳細には、主要/シフト取付プレート
132aは、固定ボルト140、142をそれぞれ取り
付けるように構成された主要貫通穴132a1とブライ
ンドねじ切り孔132a2とを備える。カバー144と
インジケーティング機構146も、主要/シフト取付プ
レート132aに固定結合していることが好ましい。し
かし、カバー144とインジケーティング機構146
は、従来型のものである。そのため、ここではカバー1
44とインジケーティング機構146についての詳細な
説明を省く。さらに、明確性の目的で、カバー144と
インジケーティング機構146をいくつかの図面からも
省略している。いかなる場合にも、様々なシフト位置を
従来の方法で指示するために、インジケーティング機構
146が変速操作装置22に結合していることが好まし
い。
【0065】図5、図41に示すように、ベースプレー
ト134は比較的薄く、平坦な部材である。ベースプレ
ート134は、シートメタルのような軽量で硬質な材料
から成ることが好ましい。ベースプレート134は、主
取付部材132と中間プレート136の間に配置され、
基本的に主要貫通孔134a、位置決め取付孔134
b、バネ取付スロット134c、突出部分134d、T
字型開口部134eを備える。主要貫通孔134aは、
主要固定ボルト140を貫通受容するように構成され、
取付孔134bは、保持機構130の一部分を受容する
ように構成されている。詳細には、以下に説明するよう
に、ベースプレート134が主取付部材132に対して
回転してしまうことを阻止するべく、保持機構130は
位置決め取付孔134bと中間プレート136に結合し
ている。さらに、ベースプレート134の回転を阻止す
るために、中間プレート136の一部分が、T字型開口
部134eを部分的に通って伸びており、また、やはり
以下に説明するように、スペーサとして機能する。以下
に示すように、バネ取付スロット134cは、巻き上げ
機構126の一部分と係合するように構成されている。
また、以下に示すように、突出部分134dは、保持機
構130の一部分と係合するように構成されている。
ト134は比較的薄く、平坦な部材である。ベースプレ
ート134は、シートメタルのような軽量で硬質な材料
から成ることが好ましい。ベースプレート134は、主
取付部材132と中間プレート136の間に配置され、
基本的に主要貫通孔134a、位置決め取付孔134
b、バネ取付スロット134c、突出部分134d、T
字型開口部134eを備える。主要貫通孔134aは、
主要固定ボルト140を貫通受容するように構成され、
取付孔134bは、保持機構130の一部分を受容する
ように構成されている。詳細には、以下に説明するよう
に、ベースプレート134が主取付部材132に対して
回転してしまうことを阻止するべく、保持機構130は
位置決め取付孔134bと中間プレート136に結合し
ている。さらに、ベースプレート134の回転を阻止す
るために、中間プレート136の一部分が、T字型開口
部134eを部分的に通って伸びており、また、やはり
以下に説明するように、スペーサとして機能する。以下
に示すように、バネ取付スロット134cは、巻き上げ
機構126の一部分と係合するように構成されている。
また、以下に示すように、突出部分134dは、保持機
構130の一部分と係合するように構成されている。
【0066】図5、図42に示すように、中間プレート
136は、単一の部材として一体形成されたいくつかの
薄く平坦な部分で構成されることが好ましい。さらに、
中間プレート136は、変形シートメタルのような、軽
量で硬質な材料から成ることが好ましい。中間プレート
136は、ベースプレート134とレバー保持プレート
138の間に位置し、基本的に、ベース部分136a、
接続部分136b、レバー取付部分136cを備えてい
る。ベース部分136aは、主要/シフトプレート13
2aに固定的及び回転不可能に結合している。接続部分
136bは、ベース部分136aから外方へ伸びてい
る。レバー取付部分136cは、接続部分136bの自
由端部に結合している。
136は、単一の部材として一体形成されたいくつかの
薄く平坦な部分で構成されることが好ましい。さらに、
中間プレート136は、変形シートメタルのような、軽
量で硬質な材料から成ることが好ましい。中間プレート
136は、ベースプレート134とレバー保持プレート
138の間に位置し、基本的に、ベース部分136a、
接続部分136b、レバー取付部分136cを備えてい
る。ベース部分136aは、主要/シフトプレート13
2aに固定的及び回転不可能に結合している。接続部分
136bは、ベース部分136aから外方へ伸びてい
る。レバー取付部分136cは、接続部分136bの自
由端部に結合している。
【0067】基本的にベース部分136aは、主要貫通
穴136a1、2次穴136a2、位置決め穴136
a3、案内開口部136a4、解放面136a5を備えて
いる。取付穴136a7を具備したフランジ136a
6が、ベース部分136aから伸び、直角を形成してい
ることが好ましい。主要貫通穴136a1と解放面13
6a5の間には、補助穴136a8が配置されている。主
要穴136a1は、主要固定ボルト140を貫通受容す
るように構成され、2次穴136a2は、第2固定ボル
ト142を貫通受容するように構成されている。そのた
め、ベース部分136aは、主取付部材132に回転不
可能に結合している。以下に述べるように、保持機構1
30は位置決め穴136a3及び穴134bに結合して
いるため、ベースプレート134が、ベース部分136
aを介して、主取付部材132に回転不可能に結合して
いる。
穴136a1、2次穴136a2、位置決め穴136
a3、案内開口部136a4、解放面136a5を備えて
いる。取付穴136a7を具備したフランジ136a
6が、ベース部分136aから伸び、直角を形成してい
ることが好ましい。主要貫通穴136a1と解放面13
6a5の間には、補助穴136a8が配置されている。主
要穴136a1は、主要固定ボルト140を貫通受容す
るように構成され、2次穴136a2は、第2固定ボル
ト142を貫通受容するように構成されている。そのた
め、ベース部分136aは、主取付部材132に回転不
可能に結合している。以下に述べるように、保持機構1
30は位置決め穴136a3及び穴134bに結合して
いるため、ベースプレート134が、ベース部分136
aを介して、主取付部材132に回転不可能に結合して
いる。
【0068】案内開口部136a4は、以下により詳細
に説明するように、作動機構128の一部分を受容する
ように構成されている。以下に説明するように、解放面
136a5は、作動機構128の一部分と選択的に係合
するように構成されている。フランジ136a6は、ベ
ースプレート134のT字型開口部134eを部分的に
通って伸びベースプレート134を中間プレート136
に回転不可能に結合している。フランジ136a6も、
その階段状の形状のために、ベースプレート134と中
間プレート136の間でスペーサとして機能する。取付
穴136a7は、コントロールケーブル23と結合する
ために、締め具145を受容する。補助穴136a
8は、旋回ピン148(第2固定旋回軸)を内部に受容
するよう構成されている。以下に説明するように、作動
機構128の一部分は、旋回ピン148上に回転可能に
取り付けられるか、または結合している。旋回ピン14
8は主要固定ボルト40(第1旋回軸)と平行に配置さ
れることが好ましい。
に説明するように、作動機構128の一部分を受容する
ように構成されている。以下に説明するように、解放面
136a5は、作動機構128の一部分と選択的に係合
するように構成されている。フランジ136a6は、ベ
ースプレート134のT字型開口部134eを部分的に
通って伸びベースプレート134を中間プレート136
に回転不可能に結合している。フランジ136a6も、
その階段状の形状のために、ベースプレート134と中
間プレート136の間でスペーサとして機能する。取付
穴136a7は、コントロールケーブル23と結合する
ために、締め具145を受容する。補助穴136a
8は、旋回ピン148(第2固定旋回軸)を内部に受容
するよう構成されている。以下に説明するように、作動
機構128の一部分は、旋回ピン148上に回転可能に
取り付けられるか、または結合している。旋回ピン14
8は主要固定ボルト40(第1旋回軸)と平行に配置さ
れることが好ましい。
【0069】レバー取付部分136cは、第1、第2取
付フランジ136c1、136c2をそれぞれ備えてい
る。以下により詳細に説明するように、取付フランジ1
36c 1、136c2は、作動機構128の一部分を受容
するように構成された穴136c3、136c4をそれぞ
れ備えている。接続部分136bはレバー取付部分13
6cとベース部分136aの間に伸びているため、レバ
ー取付部分136cがベース部分136aから外方に離
間する。
付フランジ136c1、136c2をそれぞれ備えてい
る。以下により詳細に説明するように、取付フランジ1
36c 1、136c2は、作動機構128の一部分を受容
するように構成された穴136c3、136c4をそれぞ
れ備えている。接続部分136bはレバー取付部分13
6cとベース部分136aの間に伸びているため、レバ
ー取付部分136cがベース部分136aから外方に離
間する。
【0070】図5、図43に示すように、レバー保持プ
レート138は、薄く平坦な部材であることが好まし
い。レバー保持プレート138は、シートメタルのよう
な、軽量で硬質な材料から成ることが好ましい。レバー
保持プレート138は、中間プレート136に対しベー
スプレート134とは反対の側に配置されている。その
ため、レバー保持プレート138は、主取付部材132
から最も離れて配置されている。レバー保持プレート1
38は、固定ボルト140、142を介して、主要/シ
フト取付プレート132aに固定的及び回転不可能に結
合している。基本的に、レバー保持プレート138は、
主要支持部分138aと延出部分138bを備えてい
る。
レート138は、薄く平坦な部材であることが好まし
い。レバー保持プレート138は、シートメタルのよう
な、軽量で硬質な材料から成ることが好ましい。レバー
保持プレート138は、中間プレート136に対しベー
スプレート134とは反対の側に配置されている。その
ため、レバー保持プレート138は、主取付部材132
から最も離れて配置されている。レバー保持プレート1
38は、固定ボルト140、142を介して、主要/シ
フト取付プレート132aに固定的及び回転不可能に結
合している。基本的に、レバー保持プレート138は、
主要支持部分138aと延出部分138bを備えてい
る。
【0071】主要支持部分138aは、主要穴138a
1、一対の対向する補助穴138a2、一対の対向する保
持穴138a3を備える。主要穴138a1は主要固定ボ
ルト140を貫通受容するように構成されている。この
実施形態では、補助穴138a2の1つが旋回ピン14
8の下端部を受容するべく使用されている。換言すれ
ば、レバー保持プレート138はレバー保持プレート3
8と同一であるが、後方変速操作装置22では、補助穴
138a2の1つは、その内部に部分的に受容される旋
回ピン148を備えている。一対の保持穴138a
3は、取付アッセンブリ124の部品が相互に結合され
た後に、主要固定ボルト140の緩みを防止するため
に、主要ナットプレート141の突出部を受容するよう
に構成されている。
1、一対の対向する補助穴138a2、一対の対向する保
持穴138a3を備える。主要穴138a1は主要固定ボ
ルト140を貫通受容するように構成されている。この
実施形態では、補助穴138a2の1つが旋回ピン14
8の下端部を受容するべく使用されている。換言すれ
ば、レバー保持プレート138はレバー保持プレート3
8と同一であるが、後方変速操作装置22では、補助穴
138a2の1つは、その内部に部分的に受容される旋
回ピン148を備えている。一対の保持穴138a
3は、取付アッセンブリ124の部品が相互に結合され
た後に、主要固定ボルト140の緩みを防止するため
に、主要ナットプレート141の突出部を受容するよう
に構成されている。
【0072】延出部分138bは、2次穴138b1と
一対の保持穴138b2を備えている。2次穴138b1
は第2固定ボルト142を貫通受容するように構成され
ている。保持穴138b2は、取付アッセンブリ124
の部品が相互に結合された後に、第2固定ボルト142
の緩みを阻止するべく、2次ボルトプレート143の突
出部を受容するように構成されている。そのため、レバ
ー保持プレート138、中間プレート136、ベースプ
レート134、主要/シフトプレート132aが互いに
固定的及び回転不可能に結合し、ハウジングまたは取付
アッセンブリ124を形成している。
一対の保持穴138b2を備えている。2次穴138b1
は第2固定ボルト142を貫通受容するように構成され
ている。保持穴138b2は、取付アッセンブリ124
の部品が相互に結合された後に、第2固定ボルト142
の緩みを阻止するべく、2次ボルトプレート143の突
出部を受容するように構成されている。そのため、レバ
ー保持プレート138、中間プレート136、ベースプ
レート134、主要/シフトプレート132aが互いに
固定的及び回転不可能に結合し、ハウジングまたは取付
アッセンブリ124を形成している。
【0073】次に、図5、図44〜図47を参照し、巻
き上げ機構126についてより詳細に説明する。巻き上
げ機構126は、取付アッセンブリ124のベースプレ
ート134と中間プレート136の間の、主要固定ボル
ト140上に取り付けられている。巻き上げ機構126
は基本的に、ケーブル巻き上げ部材152、ラチェット
部材154、主要付勢部材156、ユニットスペーサ1
58を備える。この実施形態では、巻き上げ部材152
とラチェット部材154は、相互に回転不可能に結合し
た別個の部材であることが好ましい。主要付勢部材15
6はねじりバネであることが好ましく、このねじりバネ
は、巻き上げ部材152とラチェット部材154を、例
えば図5に示す右回り方向CWのような所定の回転方向
に付勢する。巻き上げ機構126は、巻き上げ部材15
2を複数のシフト位置の1つに選択的に保持するべく、
作動機構128と保持機構130に結合している。
き上げ機構126についてより詳細に説明する。巻き上
げ機構126は、取付アッセンブリ124のベースプレ
ート134と中間プレート136の間の、主要固定ボル
ト140上に取り付けられている。巻き上げ機構126
は基本的に、ケーブル巻き上げ部材152、ラチェット
部材154、主要付勢部材156、ユニットスペーサ1
58を備える。この実施形態では、巻き上げ部材152
とラチェット部材154は、相互に回転不可能に結合し
た別個の部材であることが好ましい。主要付勢部材15
6はねじりバネであることが好ましく、このねじりバネ
は、巻き上げ部材152とラチェット部材154を、例
えば図5に示す右回り方向CWのような所定の回転方向
に付勢する。巻き上げ機構126は、巻き上げ部材15
2を複数のシフト位置の1つに選択的に保持するべく、
作動機構128と保持機構130に結合している。
【0074】巻き上げ部材152は単一の部材として一
体形成された階段状の部材であることが好ましい。さら
に、巻き上げ部材152は、硬質プラスチックのよう
な、軽量で硬質な材料から成ることが好ましい。巻き上
げ部材は巻き上げ部分152a、突出部分152bを備
える。巻き上げ部分152aと突出部分152bの両方
を通って中央貫通開口部152a1が伸びており、この
中央貫通開口部152a1は主要固定ボルト140を貫
通受容するように構成されている。そのため、巻き上げ
部材152は、主要固定ボルト140の周囲で回転する
べく、取付アッセンブリ124に結合している。ラチェ
ット部材154は、巻き上げ部材152に回転不可能に
結合しており、また、巻き上げ部材152と中間プレー
ト136の間に配置されていることが好ましい。これに
より、ラチェット部材154が巻き上げ部材152と共
に回転する。以下に説明するように、巻き上げ部材15
2の回転移動はラチェット部材152によって制御され
る。
体形成された階段状の部材であることが好ましい。さら
に、巻き上げ部材152は、硬質プラスチックのよう
な、軽量で硬質な材料から成ることが好ましい。巻き上
げ部材は巻き上げ部分152a、突出部分152bを備
える。巻き上げ部分152aと突出部分152bの両方
を通って中央貫通開口部152a1が伸びており、この
中央貫通開口部152a1は主要固定ボルト140を貫
通受容するように構成されている。そのため、巻き上げ
部材152は、主要固定ボルト140の周囲で回転する
べく、取付アッセンブリ124に結合している。ラチェ
ット部材154は、巻き上げ部材152に回転不可能に
結合しており、また、巻き上げ部材152と中間プレー
ト136の間に配置されていることが好ましい。これに
より、ラチェット部材154が巻き上げ部材152と共
に回転する。以下に説明するように、巻き上げ部材15
2の回転移動はラチェット部材152によって制御され
る。
【0075】巻き上げ部分152aは、ケーブル取付部
分152a2、巻き上げ面152a3、バネ受容凹部15
2a4を備えている。ケーブル取付部分152a2は、コ
ントロールケーブル23のインナーワイヤを受容するよ
うに構成された貫通開口部と、従来方法でコントロール
ケーブル23のインナーワイヤのニップルまたは接合部
分を受容するように構成された凹部とを設けている。巻
き上げ面152a3は、ケーブル取付部分152a2から
離れて外周部分に伸びた湾曲した溝状表面である。バネ
受容凹部152a4は、実質的に環状の凹部であり、そ
の直径は中央貫通開口部152a1の直径よりも大き
い。さらに、後に説明するように、バネ受容凹部152
a4は、バネ156の一端部を受容するように構成され
たカットアウトまたはノッチ152a5を備えている。
後に詳細に説明するように、バネ受容凹部152a
4は、主要ばね156の一部分を受容するのに十分な半
径幅を有することが好ましい。巻き上げ部分152a
も、インジケーティング機構146の一部分(図示せ
ず)を受容するように構成された階段型の溝152a6
を備えることが好ましい。
分152a2、巻き上げ面152a3、バネ受容凹部15
2a4を備えている。ケーブル取付部分152a2は、コ
ントロールケーブル23のインナーワイヤを受容するよ
うに構成された貫通開口部と、従来方法でコントロール
ケーブル23のインナーワイヤのニップルまたは接合部
分を受容するように構成された凹部とを設けている。巻
き上げ面152a3は、ケーブル取付部分152a2から
離れて外周部分に伸びた湾曲した溝状表面である。バネ
受容凹部152a4は、実質的に環状の凹部であり、そ
の直径は中央貫通開口部152a1の直径よりも大き
い。さらに、後に説明するように、バネ受容凹部152
a4は、バネ156の一端部を受容するように構成され
たカットアウトまたはノッチ152a5を備えている。
後に詳細に説明するように、バネ受容凹部152a
4は、主要ばね156の一部分を受容するのに十分な半
径幅を有することが好ましい。巻き上げ部分152a
も、インジケーティング機構146の一部分(図示せ
ず)を受容するように構成された階段型の溝152a6
を備えることが好ましい。
【0076】基本的に、突出部分152bは、ラチェッ
ト部材154と回転不可能に係合するように構成され
た、複数の大型スプライン152b1と、複数の小型ス
プライン152b2とを備えている。大型スプライン1
52b1は、中央貫通開口部152a1の、小型スプライ
ン152b2とは反対側に配置されている。さらに、以
下に説明するように、スプライン152b1、152b2
は、作動機構128と保持機構130の両方と正確に係
合するべく、ラチェット部材154が特定の形状に配置
されるように方位付けされている。
ト部材154と回転不可能に係合するように構成され
た、複数の大型スプライン152b1と、複数の小型ス
プライン152b2とを備えている。大型スプライン1
52b1は、中央貫通開口部152a1の、小型スプライ
ン152b2とは反対側に配置されている。さらに、以
下に説明するように、スプライン152b1、152b2
は、作動機構128と保持機構130の両方と正確に係
合するべく、ラチェット部材154が特定の形状に配置
されるように方位付けされている。
【0077】ラチェット部材154は、薄く平坦な部材
であることが好ましい。ラチェット部材154は、シー
トメタルのような軽量で硬質な材料から成ることが好ま
しい。基本的に、ラチェット部材154はキー溝加工を
施した中央開口部154a、外方作動面154b、外方
位置決め面154cを備える。ラチェット部材154を
巻き上げ部材152に、所定の方位で回転不可能に結合
させるために、開口部154aは巻き上げ部材152の
突出部分152bを受容するように構成されている。換
言すれば、開口部154aは、突出部分152bの大型
スプライン152b1及び小型スプライン152b2と噛
み合うため、巻き上げ部材152が、あたかも単一部品
であるかのように、ラチェット部材154と共に回転す
ることができる。
であることが好ましい。ラチェット部材154は、シー
トメタルのような軽量で硬質な材料から成ることが好ま
しい。基本的に、ラチェット部材154はキー溝加工を
施した中央開口部154a、外方作動面154b、外方
位置決め面154cを備える。ラチェット部材154を
巻き上げ部材152に、所定の方位で回転不可能に結合
させるために、開口部154aは巻き上げ部材152の
突出部分152bを受容するように構成されている。換
言すれば、開口部154aは、突出部分152bの大型
スプライン152b1及び小型スプライン152b2と噛
み合うため、巻き上げ部材152が、あたかも単一部品
であるかのように、ラチェット部材154と共に回転す
ることができる。
【0078】後に説明するように、作動面154bは、
作動機構128の一部分と係合するように構成されてい
る。より詳細には、作動面154bは複数(9個)の溝
154b1を備え、この溝は、作動機構128の一部分
と選択的に係合するように設計された歯を形成する。位
置決め面154cは、ラチェット部材154と巻き上げ
部材152を複数のシフト位置の1つに選択的に維持及
び保持するために、保持機構130の一部分(これにつ
いても後に説明する)と係合するように構成されてい
る。より詳細には、位置決め面154cは、保持機構1
30の一部分と係合する複数(9個)の突出部または歯
154c1を含む。ラチェット部材154はさらに、一
対の停止部154dと154eを具備することが好まし
い。停止部154d、154eは、巻き上げ部材152
とラチェット部材154の移動を制御するために、保持
機構130の一部分と選択的に係合する。ラチェット部
材154は、隣接する一対のシフト位置間の各シフトに
つき、ラチェット部材54よりも小さい作動角度を有す
るように構成されている。そのため、作動機構128は
作動機構28の改良型であり、以下に説明するように、
ラチェット部材154と協働するようになっている。
作動機構128の一部分と係合するように構成されてい
る。より詳細には、作動面154bは複数(9個)の溝
154b1を備え、この溝は、作動機構128の一部分
と選択的に係合するように設計された歯を形成する。位
置決め面154cは、ラチェット部材154と巻き上げ
部材152を複数のシフト位置の1つに選択的に維持及
び保持するために、保持機構130の一部分(これにつ
いても後に説明する)と係合するように構成されてい
る。より詳細には、位置決め面154cは、保持機構1
30の一部分と係合する複数(9個)の突出部または歯
154c1を含む。ラチェット部材154はさらに、一
対の停止部154dと154eを具備することが好まし
い。停止部154d、154eは、巻き上げ部材152
とラチェット部材154の移動を制御するために、保持
機構130の一部分と選択的に係合する。ラチェット部
材154は、隣接する一対のシフト位置間の各シフトに
つき、ラチェット部材54よりも小さい作動角度を有す
るように構成されている。そのため、作動機構128は
作動機構28の改良型であり、以下に説明するように、
ラチェット部材154と協働するようになっている。
【0079】付勢部材156は、主要固定ボルト140
周囲で回転するべく、巻き上げ部材152とラチェット
部材154に付勢力を付加するように配置されたねじり
バネであることが好ましい。基本的に、付勢部材(バ
ネ)156は第1端部156a、第2端部156b、第
1端部156aと第2端部156bの間に伸びたコイル
状部分156cを備える。第1端部156aは、ベース
プレート134のバネ取付スロット134c内に配置さ
れ、第2端部156bは、巻き上げ部材152のバネ受
容凹部152a4から伸びたノッチまたはカットアウト
152a5内に配置されている。コイル状部分156c
は、バネ受容凹部152a4内に部分的に受容されてい
る。ユニットスペーサ158は、巻き上げ部材152の
中央貫通開口部152a1内に配置されている。
周囲で回転するべく、巻き上げ部材152とラチェット
部材154に付勢力を付加するように配置されたねじり
バネであることが好ましい。基本的に、付勢部材(バ
ネ)156は第1端部156a、第2端部156b、第
1端部156aと第2端部156bの間に伸びたコイル
状部分156cを備える。第1端部156aは、ベース
プレート134のバネ取付スロット134c内に配置さ
れ、第2端部156bは、巻き上げ部材152のバネ受
容凹部152a4から伸びたノッチまたはカットアウト
152a5内に配置されている。コイル状部分156c
は、バネ受容凹部152a4内に部分的に受容されてい
る。ユニットスペーサ158は、巻き上げ部材152の
中央貫通開口部152a1内に配置されている。
【0080】ユニットスペーサ158は、軽量で硬質の
材料で構成された管状部材であることが好ましく、その
一端がベースプレート134の下面と接触し、他端が中
間プレート136の上面と接触して、ベースプレート1
34と中間プレート136の間に空間を持たせている。
図5に見られるように、バネ156は、巻き上げ部材1
52を右回り方向に向かって付勢する。そのため、作動
機構128が巻き上げ機構152を、ラチェット部材1
54を介して、主要付勢部材156の付勢力に対抗し
て、左回り方向に移動する。より詳細には、作動機構1
28は、以下に示すように、巻き上げ部材152を9個
の所定のシフト位置の1つに移動することが好ましい。
保持機構130は、巻き上げ部材152とラチェット部
材154を、9個のシフト位置の1つに選択的に保持す
る。
材料で構成された管状部材であることが好ましく、その
一端がベースプレート134の下面と接触し、他端が中
間プレート136の上面と接触して、ベースプレート1
34と中間プレート136の間に空間を持たせている。
図5に見られるように、バネ156は、巻き上げ部材1
52を右回り方向に向かって付勢する。そのため、作動
機構128が巻き上げ機構152を、ラチェット部材1
54を介して、主要付勢部材156の付勢力に対抗し
て、左回り方向に移動する。より詳細には、作動機構1
28は、以下に示すように、巻き上げ部材152を9個
の所定のシフト位置の1つに移動することが好ましい。
保持機構130は、巻き上げ部材152とラチェット部
材154を、9個のシフト位置の1つに選択的に保持す
る。
【0081】次に図5、図49〜図61を参照し、作動
機構128についてより詳細に説明する。後に説明する
ように、作動機構128は、ラチェット部材54のより
多くのシフト位置を収容するために、作動機構28の改
良型である。基本的に、作動機構128は第1作動部材
160、第2作動部材162、作動リンク164、フォ
ロワリンク166を備えている。第1作動部材160
は、作動リンク164、フォロワリンク166、取付ア
ッセンブリ124と共に4連リンケージを形成し、この
4連リンケージは第1作動部材160の移動を制御す
る。より詳細には、図63、図64に示すように、第1
作動部材160は、第1円弧1A1に沿って移動するべ
く、作動リンク164とフォロワリンク166の両方に
旋回可能に結合している。作動リンク164は、旋回ピ
ン148(第2固定旋回軸)上に旋回可能に結合し、主
要固定ボルト140に結合しており、フォロワリンク1
66は、第2固定ボルト142(固定旋回軸)に旋回可
能に結合している。第1円弧1A1は比較的に平坦な湾
曲であるため、第1作動部材160が実質的に直線移動
する。
機構128についてより詳細に説明する。後に説明する
ように、作動機構128は、ラチェット部材54のより
多くのシフト位置を収容するために、作動機構28の改
良型である。基本的に、作動機構128は第1作動部材
160、第2作動部材162、作動リンク164、フォ
ロワリンク166を備えている。第1作動部材160
は、作動リンク164、フォロワリンク166、取付ア
ッセンブリ124と共に4連リンケージを形成し、この
4連リンケージは第1作動部材160の移動を制御す
る。より詳細には、図63、図64に示すように、第1
作動部材160は、第1円弧1A1に沿って移動するべ
く、作動リンク164とフォロワリンク166の両方に
旋回可能に結合している。作動リンク164は、旋回ピ
ン148(第2固定旋回軸)上に旋回可能に結合し、主
要固定ボルト140に結合しており、フォロワリンク1
66は、第2固定ボルト142(固定旋回軸)に旋回可
能に結合している。第1円弧1A1は比較的に平坦な湾
曲であるため、第1作動部材160が実質的に直線移動
する。
【0082】作動リンク164は、これに結合した爪機
構168を備えることが好ましい。乗り手が第1作動部
材160を通常の休止位置からシフト位置へと押すか、
移動すると、爪機構168がラチェット部材154の作
動面154bと係合するように構成されている。そのた
め、第1作動部材160が円弧1A1に沿って実質的に
直線的に移動すると、作動リンク164も移動するた
め、爪機構168がラチェット部材154を、付勢部材
156の付勢力に対抗して、1シフト位置だけ回転させ
る。これによって巻き上げ部材152も回転すること
で、シフトケーブル23のインナーワイヤが回転し、後
方ディレイラ17がそのシフト位置の1つへとシフトさ
れる。
構168を備えることが好ましい。乗り手が第1作動部
材160を通常の休止位置からシフト位置へと押すか、
移動すると、爪機構168がラチェット部材154の作
動面154bと係合するように構成されている。そのた
め、第1作動部材160が円弧1A1に沿って実質的に
直線的に移動すると、作動リンク164も移動するた
め、爪機構168がラチェット部材154を、付勢部材
156の付勢力に対抗して、1シフト位置だけ回転させ
る。これによって巻き上げ部材152も回転すること
で、シフトケーブル23のインナーワイヤが回転し、後
方ディレイラ17がそのシフト位置の1つへとシフトさ
れる。
【0083】第1作動部材160が通常の休止位置へと
戻ると、爪機構168が中間プレート136の解放面1
36a5と係合し、爪機構がラチェット部材154から
解放される。しかし、巻き上げ部材152とラチェット
部材154を、バネ156の付勢力に対抗して新規のシ
フト位置で維持するために、保持機構130がラチェッ
ト部材154と係合する。この実施形態では、第1作動
部材160の移動により、巻き上げ部材152が、1回
転方向において、あるシフト位置から次の隣接するシフ
ト位置にまで1シフト位置だけシフトされる。
戻ると、爪機構168が中間プレート136の解放面1
36a5と係合し、爪機構がラチェット部材154から
解放される。しかし、巻き上げ部材152とラチェット
部材154を、バネ156の付勢力に対抗して新規のシ
フト位置で維持するために、保持機構130がラチェッ
ト部材154と係合する。この実施形態では、第1作動
部材160の移動により、巻き上げ部材152が、1回
転方向において、あるシフト位置から次の隣接するシフ
ト位置にまで1シフト位置だけシフトされる。
【0084】第2作動部材162は、ラチェット部材1
54と巻き上げ部材152を解放するために、保持機構
130に作用する。換言すれば、乗り手が第2作動部材
162を押すか、または移動して、保持機構130をラ
チェット部材154から解放すると、巻き上げ部材15
2とラチェット部材154がバネ156の付勢力下で回
転する。保持機構130は、第2作動部材162を押す
毎に、巻き上げ部材152とラチェット部材154が1
シフト位置だけ回転するように構成及び配置されてい
る。換言すれば、ラチェット部材154は、1シフト位
置だけ回転した後に、保持機構130と係合する。その
ため、この実施形態では、第2作動部材162の移動に
より、巻き上げ部材152が、あるシフト位置から次の
隣接するシフト位置にまで、第1作動部材160の移動
によって生じた回転方向とは反対の別の回転方向で1シ
フトだけ回転する。
54と巻き上げ部材152を解放するために、保持機構
130に作用する。換言すれば、乗り手が第2作動部材
162を押すか、または移動して、保持機構130をラ
チェット部材154から解放すると、巻き上げ部材15
2とラチェット部材154がバネ156の付勢力下で回
転する。保持機構130は、第2作動部材162を押す
毎に、巻き上げ部材152とラチェット部材154が1
シフト位置だけ回転するように構成及び配置されてい
る。換言すれば、ラチェット部材154は、1シフト位
置だけ回転した後に、保持機構130と係合する。その
ため、この実施形態では、第2作動部材162の移動に
より、巻き上げ部材152が、あるシフト位置から次の
隣接するシフト位置にまで、第1作動部材160の移動
によって生じた回転方向とは反対の別の回転方向で1シ
フトだけ回転する。
【0085】図5、図49に示すように、第1作動部材
160は薄く平坦な部材である。第1作動部材160
は、変形シートメタルのような軽量で硬質の材料から成
ることが好ましい。基本的に、第1作動部材160は起
動部分160aとリンク部分160bを備えている。リ
ンク部分160bは、起動部分160aに対して垂直で
あることが好ましい。リンク部分160bは、一対の旋
回ピン169、170の上端部をそれぞれ受容するべく
構成された一対の穴160b1、160b2を設けてい
る。旋回ピン169は作動リンク164に旋回可能に結
合し、旋回ピン170は、フォロワリンク166に旋回
可能に結合しているため、第1作動部材160が第1円
弧1A1に沿って移動できる。図3に示すように、起動
部分160aは、これに結合したボタン173を備え、
乗り手の親指または別の指で起動または押されるように
配置されている。
160は薄く平坦な部材である。第1作動部材160
は、変形シートメタルのような軽量で硬質の材料から成
ることが好ましい。基本的に、第1作動部材160は起
動部分160aとリンク部分160bを備えている。リ
ンク部分160bは、起動部分160aに対して垂直で
あることが好ましい。リンク部分160bは、一対の旋
回ピン169、170の上端部をそれぞれ受容するべく
構成された一対の穴160b1、160b2を設けてい
る。旋回ピン169は作動リンク164に旋回可能に結
合し、旋回ピン170は、フォロワリンク166に旋回
可能に結合しているため、第1作動部材160が第1円
弧1A1に沿って移動できる。図3に示すように、起動
部分160aは、これに結合したボタン173を備え、
乗り手の親指または別の指で起動または押されるように
配置されている。
【0086】第2作動部材162は、変形シートメタル
のような軽量で硬質な材料から成る、薄く平坦な部材で
あることが好ましい。第2作動部材162は、第2固定
ボルト142上に、滑動可能及び旋回可能に取り付けら
れている。より詳細には、第2作動部材162は、スペ
ーサ163上に旋回可能及び滑動可能に取り付けられて
おり、スペーサ163は、第2作動部材162とフォロ
ワリンク166の間の、第2固定ボルト142上に取り
付けられている。基本的に、第2作動部材162は、細
長開口部162a、起動フランジ162b、解放フラン
ジ162cを備える。細長開口部162aの内部には、
スペーサ163の上端部が受容される。解放フランジ1
62cは、第2作動部材162と固定されたスペーサ1
63の移動を制御するために、中間プレート136の案
内開口部136a4内に受容される。
のような軽量で硬質な材料から成る、薄く平坦な部材で
あることが好ましい。第2作動部材162は、第2固定
ボルト142上に、滑動可能及び旋回可能に取り付けら
れている。より詳細には、第2作動部材162は、スペ
ーサ163上に旋回可能及び滑動可能に取り付けられて
おり、スペーサ163は、第2作動部材162とフォロ
ワリンク166の間の、第2固定ボルト142上に取り
付けられている。基本的に、第2作動部材162は、細
長開口部162a、起動フランジ162b、解放フラン
ジ162cを備える。細長開口部162aの内部には、
スペーサ163の上端部が受容される。解放フランジ1
62cは、第2作動部材162と固定されたスペーサ1
63の移動を制御するために、中間プレート136の案
内開口部136a4内に受容される。
【0087】第2作動部材162は、中間プレート13
6の取付フランジ136c1、136c2に旋回可能に結
合したタップレバー171によって起動される。より詳
細には、タップレバー171は、起動フランジ162b
に結合しているため、乗り手が親指または別の指でタッ
プレバー171を押すと、第2作動部材162が、第2
円弧(図示せず)に沿って、第2作動部材62と実質的
に同一の方法で、実質的に直線的に移動する。より詳細
には、解放フランジ162cは、中間プレート136の
案内開口部136a4内に受容され、スペーサ163の
上端部は、細長開口部162a内に受容されるため、起
動フランジ162bが第2円弧に沿って移動できる。
6の取付フランジ136c1、136c2に旋回可能に結
合したタップレバー171によって起動される。より詳
細には、タップレバー171は、起動フランジ162b
に結合しているため、乗り手が親指または別の指でタッ
プレバー171を押すと、第2作動部材162が、第2
円弧(図示せず)に沿って、第2作動部材62と実質的
に同一の方法で、実質的に直線的に移動する。より詳細
には、解放フランジ162cは、中間プレート136の
案内開口部136a4内に受容され、スペーサ163の
上端部は、細長開口部162a内に受容されるため、起
動フランジ162bが第2円弧に沿って移動できる。
【0088】第2円弧は円弧1A1と実質的に平行であ
り、両円弧は大きな曲率半径を有するため、第1作動部
材160と第2作動部材162の間の実質的に直線的な
平行移動が得られる。換言すれば、円弧1A1と第2円
弧は、基本的に、変速操作装置20のA1、A2の鏡像で
ある。リターン用付勢部材またはバネ172は、第2作
動部材162と中間プレート136の間で結合してい
る。そのため、乗り手がタップレバー171を解放する
と、第2作動部材162とタップレバー171が通常の
休止位置へ戻る。以降に説明するように、中間プレート
136の案内開口部136a4と、解放フランジ162
cは、保持機構130と選択的に係合、またはこれを起
動するように構成されている。
り、両円弧は大きな曲率半径を有するため、第1作動部
材160と第2作動部材162の間の実質的に直線的な
平行移動が得られる。換言すれば、円弧1A1と第2円
弧は、基本的に、変速操作装置20のA1、A2の鏡像で
ある。リターン用付勢部材またはバネ172は、第2作
動部材162と中間プレート136の間で結合してい
る。そのため、乗り手がタップレバー171を解放する
と、第2作動部材162とタップレバー171が通常の
休止位置へ戻る。以降に説明するように、中間プレート
136の案内開口部136a4と、解放フランジ162
cは、保持機構130と選択的に係合、またはこれを起
動するように構成されている。
【0089】作動リンク164は、変形シートメタルの
ような軽量で硬質の材料から成る、薄く平坦な、階段状
の部材であることが好ましい。より詳細には、作動リン
ク164は、基本的に、作動部分164aと結合部分1
64bを備える。上述したように、作動リンク164は
旋回ピン148に旋回可能に結合し、主要固定ボルト1
40に結合し、また、旋回ピン169に旋回結合し、こ
れが、第1作動部材160に旋回可能に結合している。
作動部分164aは、基本的に、主要穴164a1、爪
取付穴164a2、突出部164a3、補助穴164a4
を備える。後に説明するように、作動リンク164は、
作動リンク64の改良型であり、作動リンク64とは異
なった移動を行う。
ような軽量で硬質の材料から成る、薄く平坦な、階段状
の部材であることが好ましい。より詳細には、作動リン
ク164は、基本的に、作動部分164aと結合部分1
64bを備える。上述したように、作動リンク164は
旋回ピン148に旋回可能に結合し、主要固定ボルト1
40に結合し、また、旋回ピン169に旋回結合し、こ
れが、第1作動部材160に旋回可能に結合している。
作動部分164aは、基本的に、主要穴164a1、爪
取付穴164a2、突出部164a3、補助穴164a4
を備える。後に説明するように、作動リンク164は、
作動リンク64の改良型であり、作動リンク64とは異
なった移動を行う。
【0090】スペーサ165は主要固定ボルト140上
に取り付けられ、固定される。スペーサ165は階段状
の外面を備え、その底端部は作動リンク164の主要穴
164a内に取り付けられている。主要穴164a
1は、スペーサ165の下端部よりも大きな細長外周案
内開口部として成形されている。そのため、作動リンク
は、主要固定ボルト140に対して、横円弧に沿って移
動可能することができる。詳細には、細長外周案内開口
部164a1の形状のために、スペーサ164の下端部
が作動部分164aに対して滑動する。スペーサ164
の上端部が中間プレート136と接触し、中間プレート
136の主要穴136a1を包囲する。そのため、作動
リンク164の作動部分164aが中間プレート136
から離間する。
に取り付けられ、固定される。スペーサ165は階段状
の外面を備え、その底端部は作動リンク164の主要穴
164a内に取り付けられている。主要穴164a
1は、スペーサ165の下端部よりも大きな細長外周案
内開口部として成形されている。そのため、作動リンク
は、主要固定ボルト140に対して、横円弧に沿って移
動可能することができる。詳細には、細長外周案内開口
部164a1の形状のために、スペーサ164の下端部
が作動部分164aに対して滑動する。スペーサ164
の上端部が中間プレート136と接触し、中間プレート
136の主要穴136a1を包囲する。そのため、作動
リンク164の作動部分164aが中間プレート136
から離間する。
【0091】旋回ピン148は、中間プレート136と
レバー保持プレート138の間に固定されている。さら
に、旋回ピン148が補助穴164a4を通って伸びて
いるため、作動リンク164が、主要固定ボルト140
ではなく、旋回ピン148周囲で旋回する。作動リンク
164は、作動リンク64とは異なる移動を行う。より
詳細には、補助穴164a4は、主要穴164a1よりも
爪取付穴164a2に近いため、爪機構168が、爪機
構68よりも小さな作動角度を移動する。換言すれば、
作動リンク164と爪機構168は、様々なシフト位置
間のより小さな作動角度を有するラチェット部材154
と協働するように構成されているため、第1作動部材1
60が、前方変速操作装置20の第1作動部材60のス
トロークと実質的に同一なストロークを有する。
レバー保持プレート138の間に固定されている。さら
に、旋回ピン148が補助穴164a4を通って伸びて
いるため、作動リンク164が、主要固定ボルト140
ではなく、旋回ピン148周囲で旋回する。作動リンク
164は、作動リンク64とは異なる移動を行う。より
詳細には、補助穴164a4は、主要穴164a1よりも
爪取付穴164a2に近いため、爪機構168が、爪機
構68よりも小さな作動角度を移動する。換言すれば、
作動リンク164と爪機構168は、様々なシフト位置
間のより小さな作動角度を有するラチェット部材154
と協働するように構成されているため、第1作動部材1
60が、前方変速操作装置20の第1作動部材60のス
トロークと実質的に同一なストロークを有する。
【0092】爪機構168は、爪取付穴164a2に結
合しており、基本的に、爪旋回ピン174、爪バネ17
6、爪部材178を備える。爪旋回ピン174は、作動
リンク164の爪取付穴164a2に取り付けられた下
端部を備える。爪部材178は、爪旋回ピン174の上
端部に取り付けられ、爪バネ176が、作動リンク16
4に対して爪部材178を付勢する。詳細には、爪バネ
176は、爪部材178に結合した上端部176a、作
動リンク164のバネ取付穴64a5内に受容された下
端部176b、爪旋回ピン174を包囲するコイル状部
分176cを備える。作動リンク164の突出部164
a3が、作動リンク164の停止部材または移動制御部
材として機能する。より詳細には、突出部164a
3は、作動リンク164の部分が、後方変速操作装置2
2の他の部材の移動、及び/または作動リンク164の
制御運動を妨害しないように構成されている。
合しており、基本的に、爪旋回ピン174、爪バネ17
6、爪部材178を備える。爪旋回ピン174は、作動
リンク164の爪取付穴164a2に取り付けられた下
端部を備える。爪部材178は、爪旋回ピン174の上
端部に取り付けられ、爪バネ176が、作動リンク16
4に対して爪部材178を付勢する。詳細には、爪バネ
176は、爪部材178に結合した上端部176a、作
動リンク164のバネ取付穴64a5内に受容された下
端部176b、爪旋回ピン174を包囲するコイル状部
分176cを備える。作動リンク164の突出部164
a3が、作動リンク164の停止部材または移動制御部
材として機能する。より詳細には、突出部164a
3は、作動リンク164の部分が、後方変速操作装置2
2の他の部材の移動、及び/または作動リンク164の
制御運動を妨害しないように構成されている。
【0093】爪部材178は、基本的に、取付部分17
8a、爪部分178bを備えている。取付部分178a
は、爪部分178bよりも薄く、爪旋回ピン174内に
受容されている。爪部分178bは、ラチェット部材1
54の作動面154bと選択的に接触するように構成さ
れている。詳細には、作動リンク164が第1作動部材
160によって移動されると、爪部分178bが作動面
154bの溝154b 1の1つと係合して、ラチェット
部材154と巻き上げ部材152を主要固定ボルト14
0の周囲で回転させる。しかし、第1作動部材160と
作動リンク164が通常の休止位置にある場合には、爪
部分178bが中間プレート136の外方解放面136
a5と接触する。
8a、爪部分178bを備えている。取付部分178a
は、爪部分178bよりも薄く、爪旋回ピン174内に
受容されている。爪部分178bは、ラチェット部材1
54の作動面154bと選択的に接触するように構成さ
れている。詳細には、作動リンク164が第1作動部材
160によって移動されると、爪部分178bが作動面
154bの溝154b 1の1つと係合して、ラチェット
部材154と巻き上げ部材152を主要固定ボルト14
0の周囲で回転させる。しかし、第1作動部材160と
作動リンク164が通常の休止位置にある場合には、爪
部分178bが中間プレート136の外方解放面136
a5と接触する。
【0094】換言すれば、作動リンク164と第1作動
部材160が通常の休止位置にある際に、外方解放面1
36a5が、爪部分178bを作動面154bの溝15
4b1との係合から外れた状態に維持するように成形さ
れている。そのため、第2作動部材162がタップレバ
ー171によって起動されると、例えば、保持機構13
0が以下に述べるように解放されると、ラチェット部材
154と巻き上げ部材152が、主要付勢部材156の
付勢力のために回転できる。
部材160が通常の休止位置にある際に、外方解放面1
36a5が、爪部分178bを作動面154bの溝15
4b1との係合から外れた状態に維持するように成形さ
れている。そのため、第2作動部材162がタップレバ
ー171によって起動されると、例えば、保持機構13
0が以下に述べるように解放されると、ラチェット部材
154と巻き上げ部材152が、主要付勢部材156の
付勢力のために回転できる。
【0095】作動リンク164の結合部分164bは作
動位置164aからずれており、基本的に結合穴164
b1を備える。結合穴164b1は、第1作動部材160
に旋回可能に係合した旋回ピン169の下端部を受容す
るように構成されている。再び図5、図53〜図55を
参照すると、フォロワリンク166は、基本的に、作動
部分166a、結合部分166b、突出部166cを備
える。フォロワリンク166は、変形シートメタルのよ
うな軽量で硬質の材料から成る、階段状の、薄く平坦な
部材であることが好ましい。作動部分166aは、第1
作動部材160に旋回可能に結合した旋回ピン170に
旋回可能に結合している。結合部分166bは、スペー
サ163を介して、第2固定ボルト142に旋回可能に
結合している。作動部分166aは結合部分166bか
らずれている。突出部166cは、結合部分166bか
ら上方に伸び、また、リターン用付勢部材(バネ)17
9の一端を受容するように構成されている。
動位置164aからずれており、基本的に結合穴164
b1を備える。結合穴164b1は、第1作動部材160
に旋回可能に係合した旋回ピン169の下端部を受容す
るように構成されている。再び図5、図53〜図55を
参照すると、フォロワリンク166は、基本的に、作動
部分166a、結合部分166b、突出部166cを備
える。フォロワリンク166は、変形シートメタルのよ
うな軽量で硬質の材料から成る、階段状の、薄く平坦な
部材であることが好ましい。作動部分166aは、第1
作動部材160に旋回可能に結合した旋回ピン170に
旋回可能に結合している。結合部分166bは、スペー
サ163を介して、第2固定ボルト142に旋回可能に
結合している。作動部分166aは結合部分166bか
らずれている。突出部166cは、結合部分166bか
ら上方に伸び、また、リターン用付勢部材(バネ)17
9の一端を受容するように構成されている。
【0096】より詳細には、作動部分166aは、旋回
ピン170の下端部を回転可能に受容するように構成さ
れた穴166a1を備え、一方、結合部分166bは、
スペーサ163の下端部を受容するように構成された穴
166b1を備える。リターン用付勢部材179の一端
は突出部166cに結合し、他端は中間プレート136
に結合して、フォロワリンク166を休止位置へと付勢
する。これにより、第1作動部材160と第1作動リン
ク164も、リターン用付勢部材(バネ)179によっ
て、休止位置へと付勢されるが、これは、これらの部材
が4連リンケージアッセンブリの3個のリンクを形成す
るためである。
ピン170の下端部を回転可能に受容するように構成さ
れた穴166a1を備え、一方、結合部分166bは、
スペーサ163の下端部を受容するように構成された穴
166b1を備える。リターン用付勢部材179の一端
は突出部166cに結合し、他端は中間プレート136
に結合して、フォロワリンク166を休止位置へと付勢
する。これにより、第1作動部材160と第1作動リン
ク164も、リターン用付勢部材(バネ)179によっ
て、休止位置へと付勢されるが、これは、これらの部材
が4連リンケージアッセンブリの3個のリンクを形成す
るためである。
【0097】次に図5、図62を参照し、保持機構13
0についてより詳細に説明する。保持機構130は、基
本的に、保持旋回ピン180、保持付勢部材182、ロ
ック部材184を備える。保持旋回ピン180はベース
プレート134と中間プレート136に結合している。
ロック部材184は、保持旋回ピン180上に回転可能
に取り付けられている。保持付勢部材182は、ロック
部材184を、所定の位置へと付勢する。ロック部材1
84は、ラチェット部材154の位置決め面154cと
係合するように配置及び構成されている。さらに、ロッ
ク部材184も、第2作動部材162の解放フランジ1
62cを選択的に係合するように配置及び構成されてい
る。
0についてより詳細に説明する。保持機構130は、基
本的に、保持旋回ピン180、保持付勢部材182、ロ
ック部材184を備える。保持旋回ピン180はベース
プレート134と中間プレート136に結合している。
ロック部材184は、保持旋回ピン180上に回転可能
に取り付けられている。保持付勢部材182は、ロック
部材184を、所定の位置へと付勢する。ロック部材1
84は、ラチェット部材154の位置決め面154cと
係合するように配置及び構成されている。さらに、ロッ
ク部材184も、第2作動部材162の解放フランジ1
62cを選択的に係合するように配置及び構成されてい
る。
【0098】より詳細には、保持旋回ピン180は、ベ
ースプレート134の取付孔134b内に受容された上
端部と、中間プレート136の位置決め穴136a3内
に受容された下端部とを備えている。そのため、保持旋
回ピン180とベースプレート134は、主取付部材1
32に対して回転不可能である。ロック部材184は、
中間プレート136の案内開口部136a4付近の、保
持旋回ピン180の下端部上に配置されている。付勢部
材182は、ロック部材184を所定の方向において付
勢するために、ベースプレート134の突出部分134
dと係合した上端部と、ロック部材184と係合した下
端部とを備えている。
ースプレート134の取付孔134b内に受容された上
端部と、中間プレート136の位置決め穴136a3内
に受容された下端部とを備えている。そのため、保持旋
回ピン180とベースプレート134は、主取付部材1
32に対して回転不可能である。ロック部材184は、
中間プレート136の案内開口部136a4付近の、保
持旋回ピン180の下端部上に配置されている。付勢部
材182は、ロック部材184を所定の方向において付
勢するために、ベースプレート134の突出部分134
dと係合した上端部と、ロック部材184と係合した下
端部とを備えている。
【0099】基本的に、ロック部材184は第1停止部
分184a、第2停止部分184b、中央穴184c、
バネ受容凹部184d、起動突出部184eを備える。
保持旋回ピン180の下端部は穴184c内に受容され
るため、ロック部材184が、ベースプレート134と
中間プレート136の間に配置される。第1停止部18
4a、第2停止部184bは、ラチェット部材154の
歯154c1の対向する両側に配置されている。バネ受
容凹部184dは、付勢部材182の下端部を受容する
ように構成されている。起動突出部184eは、案内開
口部136a4内に受容された、第2作動部材162の
解放フランジ162cと隣接して配置されている。
分184a、第2停止部分184b、中央穴184c、
バネ受容凹部184d、起動突出部184eを備える。
保持旋回ピン180の下端部は穴184c内に受容され
るため、ロック部材184が、ベースプレート134と
中間プレート136の間に配置される。第1停止部18
4a、第2停止部184bは、ラチェット部材154の
歯154c1の対向する両側に配置されている。バネ受
容凹部184dは、付勢部材182の下端部を受容する
ように構成されている。起動突出部184eは、案内開
口部136a4内に受容された、第2作動部材162の
解放フランジ162cと隣接して配置されている。
【0100】第2作動部材162がタップレバー171
によって起動されると、解放フランジ162cが起動突
出部184eと係合して、ロック部材184をバネ18
2の付勢力に対向して回転される。これにより、第1停
止部184aを移動し、位置決め面154cとの係合か
ら解放させる。これにより、主要付勢部材またはバネ1
56の付勢力のために、ラチェット部材154と巻き上
げ部材152が1シフト位置だけ回転される。タップレ
バー171が解放されると、ラチェット部材154と巻
き上げ部材152を所望のシフト位置に維持するため
に、位置決め面154cの次の歯と係合するべく、ロッ
ク部材184がバネ182の付勢力を介して回転する。
によって起動されると、解放フランジ162cが起動突
出部184eと係合して、ロック部材184をバネ18
2の付勢力に対向して回転される。これにより、第1停
止部184aを移動し、位置決め面154cとの係合か
ら解放させる。これにより、主要付勢部材またはバネ1
56の付勢力のために、ラチェット部材154と巻き上
げ部材152が1シフト位置だけ回転される。タップレ
バー171が解放されると、ラチェット部材154と巻
き上げ部材152を所望のシフト位置に維持するため
に、位置決め面154cの次の歯と係合するべく、ロッ
ク部材184がバネ182の付勢力を介して回転する。
【0101】次に、図5、図63〜図68を参照して、
後方変速操作装置22の動作についてより詳細に説明す
る。乗り手が、後方ディレイラ17とチェーンCを、よ
り小型の後方スプロケットRSからより大型の後方スプ
ロケットRSへシフトしようとする際、乗り手は、親指
または別の指で第1作動部材160を押す。第1作動部
材160が円弧1A1に沿ってシフト位置へと移動す
る。この第1作動部材160の移動により、作動リンク
164とフォロワリンク166が、旋回ピン148と第
2固定ボルト142の周囲でそれぞれ回転する。作動リ
ンク164が旋回ピン148の周囲で回転すると、爪機
構168が作動リンク164と共に移動する。さらに、
細長主要穴164a1がスペーサ165に沿って滑動す
る。
後方変速操作装置22の動作についてより詳細に説明す
る。乗り手が、後方ディレイラ17とチェーンCを、よ
り小型の後方スプロケットRSからより大型の後方スプ
ロケットRSへシフトしようとする際、乗り手は、親指
または別の指で第1作動部材160を押す。第1作動部
材160が円弧1A1に沿ってシフト位置へと移動す
る。この第1作動部材160の移動により、作動リンク
164とフォロワリンク166が、旋回ピン148と第
2固定ボルト142の周囲でそれぞれ回転する。作動リ
ンク164が旋回ピン148の周囲で回転すると、爪機
構168が作動リンク164と共に移動する。さらに、
細長主要穴164a1がスペーサ165に沿って滑動す
る。
【0102】爪機構168が移動すると、爪部材178
が移動して、中間プレート136の解放面136a5と
の係合から外れる。次に、爪部材178がラチェット部
材154と係合して、ラチェット部材154と巻き上げ
部材152を1シフト位置だけ回転させる。ラチェット
部材が、爪機構168によって、あるシフト位置から次
の隣接するシフト位置へと回転されると、ロック部材1
84が移動して、対応する歯154c1との係合から外
れ、対応する次の歯154c1と係合する。詳細には、
ラチェット部材154が2つのシフト位置間で移動する
と、ロック部材184が係合解除され、続いて、歯15
4c1と再係合して、ラチェット部材154を次のシフ
ト位置に保持する。
が移動して、中間プレート136の解放面136a5と
の係合から外れる。次に、爪部材178がラチェット部
材154と係合して、ラチェット部材154と巻き上げ
部材152を1シフト位置だけ回転させる。ラチェット
部材が、爪機構168によって、あるシフト位置から次
の隣接するシフト位置へと回転されると、ロック部材1
84が移動して、対応する歯154c1との係合から外
れ、対応する次の歯154c1と係合する。詳細には、
ラチェット部材154が2つのシフト位置間で移動する
と、ロック部材184が係合解除され、続いて、歯15
4c1と再係合して、ラチェット部材154を次のシフ
ト位置に保持する。
【0103】乗り手が第1作動部材160を解放する
と、第1作動部材160が第1円弧1A1に沿って移動
し、通常の休止位置へと戻る。この第1作動部材160
の移動により、作動リンク164とフォロワリンク16
6が旋回ピン148と第2固定ボルト142の周囲でそ
れぞれ回転する。作動リンク164とフォロワリンク1
66は通常の休止位置に戻るまで回転を続ける。爪機構
168は作動リンク164と共に移動する。これによ
り、爪部材178が解放面136a5と再び係合するた
め、爪部材178がラチェット部材154の作動面15
4bとの係合から外れる。しかし、ロック部材184の
ために、ラチェット部材154はそのシフト位置に保持
される。乗り手が、より小型の後方スプロケットRSか
らより大型の後方スプロケットRSへと再びシフトした
いと思う場合には、再度第1作動部材160を第1円弧
1A1に沿って押し、上述したプロセスを繰り返す。
と、第1作動部材160が第1円弧1A1に沿って移動
し、通常の休止位置へと戻る。この第1作動部材160
の移動により、作動リンク164とフォロワリンク16
6が旋回ピン148と第2固定ボルト142の周囲でそ
れぞれ回転する。作動リンク164とフォロワリンク1
66は通常の休止位置に戻るまで回転を続ける。爪機構
168は作動リンク164と共に移動する。これによ
り、爪部材178が解放面136a5と再び係合するた
め、爪部材178がラチェット部材154の作動面15
4bとの係合から外れる。しかし、ロック部材184の
ために、ラチェット部材154はそのシフト位置に保持
される。乗り手が、より小型の後方スプロケットRSか
らより大型の後方スプロケットRSへと再びシフトした
いと思う場合には、再度第1作動部材160を第1円弧
1A1に沿って押し、上述したプロセスを繰り返す。
【0104】後方ディレイラ17とチェーンCを、より
大型の後方スプロケットRSからより小型の後方スプロ
ケットRSへとシフトしたい場合には、乗り手は、親指
または別の指でタップレバー171を押す。タップレバ
ー171が乗り手によって起動されると、第2作動部材
162が第2円弧に沿って、通常の休止位置からシフト
位置へと移動する。詳細には、第2作動部材162の移
動は、第2固定ボルト142に結合した、中間プレート
の案内開口部136a4とスペーサ163によって制御
される。第2作動部材162がシフト位置へ移動する場
合、解放フランジ162cがロック部材184と係合す
る。ロック部材184は、ラチェット部材154の歯1
54c1との係合から外れて、バネ182の付勢力に対
抗して回転される。すると、ラチェット部材154が、
主要付勢部材またはバネ156の付勢力下で回転でき
る。
大型の後方スプロケットRSからより小型の後方スプロ
ケットRSへとシフトしたい場合には、乗り手は、親指
または別の指でタップレバー171を押す。タップレバ
ー171が乗り手によって起動されると、第2作動部材
162が第2円弧に沿って、通常の休止位置からシフト
位置へと移動する。詳細には、第2作動部材162の移
動は、第2固定ボルト142に結合した、中間プレート
の案内開口部136a4とスペーサ163によって制御
される。第2作動部材162がシフト位置へ移動する場
合、解放フランジ162cがロック部材184と係合す
る。ロック部材184は、ラチェット部材154の歯1
54c1との係合から外れて、バネ182の付勢力に対
抗して回転される。すると、ラチェット部材154が、
主要付勢部材またはバネ156の付勢力下で回転でき
る。
【0105】次に、第2作動部材162が解放される
と、ロック部材184が次の隣接する歯154c1と係
合する。詳細には、乗り手がタップレバー171を押す
と、ロック部材184が歯154c1から解放される。
しかし、次に乗り手がタップレバー171を解放する
と、第2作動部材162が、リターン用バネ172の付
勢力下で通常の休止位置へと戻る。これにより、解放フ
ランジ162cがロック部材184を解放する。換言す
れば、第2作動部材162は、乗り手によって比較的急
速に叩かれる、または解放されるように設計されてい
る。次に、ロック部材184がラチェット部材154の
次の隣接した歯154c1と回転不可能に係合し、より
大型の後方スプロケットRSからより小型の後方スプロ
ケットRSへのシフトが完了する。乗り手は、必要に応
じてこのプロセスを繰り返す。
と、ロック部材184が次の隣接する歯154c1と係
合する。詳細には、乗り手がタップレバー171を押す
と、ロック部材184が歯154c1から解放される。
しかし、次に乗り手がタップレバー171を解放する
と、第2作動部材162が、リターン用バネ172の付
勢力下で通常の休止位置へと戻る。これにより、解放フ
ランジ162cがロック部材184を解放する。換言す
れば、第2作動部材162は、乗り手によって比較的急
速に叩かれる、または解放されるように設計されてい
る。次に、ロック部材184がラチェット部材154の
次の隣接した歯154c1と回転不可能に係合し、より
大型の後方スプロケットRSからより小型の後方スプロ
ケットRSへのシフトが完了する。乗り手は、必要に応
じてこのプロセスを繰り返す。
【0106】チェーンCは既に最小の後方スプロケット
RS上にあるため、ロック部材184とラチェット部材
154の間の停止部が、歯154c1からの解放を阻止
する。その結果、後方ディレイラ17が最小の後方スプ
ロケットRSの下に位置決めされている際に、乗り手が
タップレバー171を押しても、シフトが起こらないよ
うになる。同様に、後方ディレイラ17がトップ位置に
あり、チェーンCが最大後方スプロケットRS上に配置
されている場合には、ロック部材184とラチェット部
材154の間の停止部のために、第1作動部材160は
シフトされない。そのため、この状況ではシフトは起き
ない。
RS上にあるため、ロック部材184とラチェット部材
154の間の停止部が、歯154c1からの解放を阻止
する。その結果、後方ディレイラ17が最小の後方スプ
ロケットRSの下に位置決めされている際に、乗り手が
タップレバー171を押しても、シフトが起こらないよ
うになる。同様に、後方ディレイラ17がトップ位置に
あり、チェーンCが最大後方スプロケットRS上に配置
されている場合には、ロック部材184とラチェット部
材154の間の停止部のために、第1作動部材160は
シフトされない。そのため、この状況ではシフトは起き
ない。
【0107】本願明細書で使用した、程度を表す用語、
例えば「実質的に」、「約」、「ほぼ」などは、最終結
果が顕著には変化しないように幾分変更された用語の合
理的な逸脱の程度を意味する。これらの用語は、幾分変
更された用語の少なくとも±5%の逸脱を含むものとし
て解釈されるべきであるが、この逸脱が幾分変更される
用語の意味を否定しないことを条件とする。
例えば「実質的に」、「約」、「ほぼ」などは、最終結
果が顕著には変化しないように幾分変更された用語の合
理的な逸脱の程度を意味する。これらの用語は、幾分変
更された用語の少なくとも±5%の逸脱を含むものとし
て解釈されるべきであるが、この逸脱が幾分変更される
用語の意味を否定しないことを条件とする。
【0108】本発明を説明するために、限られた数の実
施形態を選択したが、特許請求の範囲に定義された本発
明の範囲から逸脱することなく、様々な変更及び修正が
可能であることは、この開示から当業者に明白であろ
う。さらに、前出の本発明による実施形態の説明は、単
に例証のために提供されたものであり、特許請求の範囲
によって定義された本発明及びその同等物を限定するた
めのものではない。
施形態を選択したが、特許請求の範囲に定義された本発
明の範囲から逸脱することなく、様々な変更及び修正が
可能であることは、この開示から当業者に明白であろ
う。さらに、前出の本発明による実施形態の説明は、単
に例証のために提供されたものであり、特許請求の範囲
によって定義された本発明及びその同等物を限定するた
めのものではない。
【0109】
【発明の効果】以上のような本発明では、実質的に平行
に移動する作動部材を備えた変速操作装置を提供するこ
とができる。また、製造及び組み立てが比較的単純で安
価となる。さらに、前方及び後方の変速機の信頼性の高
いシフトが可能となる。
に移動する作動部材を備えた変速操作装置を提供するこ
とができる。また、製造及び組み立てが比較的単純で安
価となる。さらに、前方及び後方の変速機の信頼性の高
いシフトが可能となる。
【図1】本発明の好ましい実施形態による、前方及び後
方変速操作装置が結合した自転車の側面図である。
方変速操作装置が結合した自転車の側面図である。
【図2】本発明による前方変速操作装置の拡大斜視図で
ある。
ある。
【図3】本発明による後方変速操作装置の拡大斜視図で
ある。
ある。
【図4】図2に示した前方変速操作装置の組み立て分解
斜視図である。
斜視図である。
【図5】図3に示した後方変速操作装置の組み立て分解
斜視図である。
斜視図である。
【図6】図2、図4に示した前方変速操作装置の部分断
面線図である。
面線図である。
【図7】図2、図4、図6に示した前方変速操作装置の
ベースプレートの平面図である。
ベースプレートの平面図である。
【図8】図2、図4、図6に示した前方変速操作装置の
中間プレートの平面図である。
中間プレートの平面図である。
【図9】図2、図4、図6に示した前方変速操作装置の
レバー保持プレートの平面図である。
レバー保持プレートの平面図である。
【図10】図2、図4、図6に示した前方変速操作装置
のケーブル巻き上げの平面図である。
のケーブル巻き上げの平面図である。
【図11】図10に示したケーブル巻上げ部材の側面図
である。
である。
【図12】図10、図11に示したケーブル巻き上げ部
材の端面図である。
材の端面図である。
【図13】図10〜図12に示したケーブル巻き上げ部
材の底面図である。
材の底面図である。
【図14】図2、図4、図6に示した前方変速操作装置
のラチェット部材の平面図である。
のラチェット部材の平面図である。
【図15】図2、図4、図6に示した前方変速操作装置
の第1作動部材の平面図である。
の第1作動部材の平面図である。
【図16】図2、図4、図6に示した前方変速操作装置
の第2作動部材の平面図である。
の第2作動部材の平面図である。
【図17】図2、図4、図6に示した前方変速操作装置
の作動リンクの平面図である。
の作動リンクの平面図である。
【図18】図17に示した作動リンクの側面図である。
【図19】図2、図4、図6に示した前方変速操作装置
のフォロワリンクの平面図である。
のフォロワリンクの平面図である。
【図20】図19に示したフォロワリンクの側面図であ
る。
る。
【図21】図19、図20に示したフォロワリンクの端
面図である。
面図である。
【図22】図2、図4、図6に示した前方変速操作装置
のタップレバーの正面図である。
のタップレバーの正面図である。
【図23】図22に示したタップレバーの背面図であ
る。
る。
【図24】図22、図23に示したタップレバーの側面
図である。
図である。
【図25】図22〜図24に示したタップレバーを、図
22の断面側面図である。
22の断面側面図である。
【図26】図2、図4、図6に示した前方変速操作装置
の爪部材の平面図である。
の爪部材の平面図である。
【図27】図26に示した爪部材を、図26の切断線2
7−27に沿って見た断面図である。
7−27に沿って見た断面図である。
【図28】図2、図4、図6に示した前方変速操作装置
のロック部材の平面図である。
のロック部材の平面図である。
【図29】図2、図4、図6に示した前方変速操作装置
の部分平面図であり、休止位置にある第1シフト作動部
材と説明用の部分を示している。
の部分平面図であり、休止位置にある第1シフト作動部
材と説明用の部分を示している。
【図30】図2、図4、図6に示した前方変速操作装置
の部分平面図であり、作動リンクが作動角度移動し、シ
フト位置にある第1シフト作動部材と説明用の部分を示
している。
の部分平面図であり、作動リンクが作動角度移動し、シ
フト位置にある第1シフト作動部材と説明用の部分を示
している。
【図31】図2、図4、図6に示した前方変速操作装置
の爪部材、ラチェット部材、ロック部材の平面図であ
り、これらの部材の係合/関係を示す。
の爪部材、ラチェット部材、ロック部材の平面図であ
り、これらの部材の係合/関係を示す。
【図32】図2、図4、図6に示した前方変速操作装置
の特定の部分の底面図であって、説明のために、通常の
休止位置にある第1シフト作動部材を実線で示し、ある
シフト位置を破線で示す。
の特定の部分の底面図であって、説明のために、通常の
休止位置にある第1シフト作動部材を実線で示し、ある
シフト位置を破線で示す。
【図33】図2、図4、図6に示した前方変速操作装置
の特定部分の底面図であって、説明のために、通常の休
止位置にある第1シフト作動部材を実線で示し、ラチェ
ット部材、爪部材、ロック部材を破線で示す。
の特定部分の底面図であって、説明のために、通常の休
止位置にある第1シフト作動部材を実線で示し、ラチェ
ット部材、爪部材、ロック部材を破線で示す。
【図34】図2、図4、図6に示した前方変速操作装置
の特定部分の底面図であり、前方変速操作装置の動作を
示す目的で、休止位置にある第1シフト作動部材と、ラ
チェット部材、爪部材、ロック部材を破線で示す。
の特定部分の底面図であり、前方変速操作装置の動作を
示す目的で、休止位置にある第1シフト作動部材と、ラ
チェット部材、爪部材、ロック部材を破線で示す。
【図35】図2、図4、図6に示した前方変速操作装置
の特定部分の底面図であり、前方変速操作装置の動作を
示すために、第1シフト作動部材がシフト位置にあり、
破線で示すラチェット部材、爪部材、ロック部材がシフ
トされた位置にある。
の特定部分の底面図であり、前方変速操作装置の動作を
示すために、第1シフト作動部材がシフト位置にあり、
破線で示すラチェット部材、爪部材、ロック部材がシフ
トされた位置にある。
【図36】図2、図4、図6に示した前方変速操作装置
の特定部分の底面図であり、第1シフト作動部材が通常
の休止位置に戻されており、前方変速操作装置の動作を
示すために、シフト後の、ラチェット部材、爪部材、ロ
ック部材を破線で示す。
の特定部分の底面図であり、第1シフト作動部材が通常
の休止位置に戻されており、前方変速操作装置の動作を
示すために、シフト後の、ラチェット部材、爪部材、ロ
ック部材を破線で示す。
【図37】図2、図4、図6に示した前方変速操作装置
の特定部分の底面図であり、説明のために、通常の休止
位置にある第2シフト作動部材を実線で示し、シフト位
置にある状態を破線で示す。
の特定部分の底面図であり、説明のために、通常の休止
位置にある第2シフト作動部材を実線で示し、シフト位
置にある状態を破線で示す。
【図38】図2、図4、図6に示した前方変速操作装置
の特定部分を示す底面図であり、前方変速操作装置の動
作を示すために、第2シフト作動部材が通常の休止位置
にあり、破線で示すラチェット部材、爪部材、ロック部
材がシフトされた位置にある。
の特定部分を示す底面図であり、前方変速操作装置の動
作を示すために、第2シフト作動部材が通常の休止位置
にあり、破線で示すラチェット部材、爪部材、ロック部
材がシフトされた位置にある。
【図39】図2、図4、図6に示した前方変速操作装置
の特定部分を示す底面図であり、前方変速操作装置の動
作を示すために、第2シフト作動部材がシフト位置にあ
り、破線で示したラチェット部材、爪部材、ロック部材
が中間位置にある。
の特定部分を示す底面図であり、前方変速操作装置の動
作を示すために、第2シフト作動部材がシフト位置にあ
り、破線で示したラチェット部材、爪部材、ロック部材
が中間位置にある。
【図40】図2、図4、図6に示した前方変速操作装置
の特定部分の底面図であり、前方変速操作装置の動作を
示すために、第2シフト作動部材が通常に休止位置に戻
され、破線で示したラチェット部材、爪部材、ロック部
材がシフト後の状態にある。
の特定部分の底面図であり、前方変速操作装置の動作を
示すために、第2シフト作動部材が通常に休止位置に戻
され、破線で示したラチェット部材、爪部材、ロック部
材がシフト後の状態にある。
【図41】図3、図5に示した後方変速操作装置のベー
スプレートの平面図である。
スプレートの平面図である。
【図42】図3、図5に示した後方変速操作装置の中間
プレートの平面図である。
プレートの平面図である。
【図43】図3、図5に示した後方変速操作装置のレバ
ー保持プレートの平面図である。
ー保持プレートの平面図である。
【図44】図3、図5に示した後方変速操作装置のケー
ブル巻き上げの平面図である。
ブル巻き上げの平面図である。
【図45】図44に示したケーブル巻き上げ部材の側面
図である。
図である。
【図46】図44、図45に示したケーブル巻き上げ部
材の端部立面図である。
材の端部立面図である。
【図47】図44〜図46に示したケーブル巻き上げ部
材の底面図である。
材の底面図である。
【図48】図3、図5に示した後方変速操作装置のラチ
ェット部材の平面図である。
ェット部材の平面図である。
【図49】図3、図5に示した後方変速操作装置の第1
作動部材の平面図である。
作動部材の平面図である。
【図50】図3、図5に示した後方変速操作装置の第2
作動部材の平面図である。
作動部材の平面図である。
【図51】図3、図5に示した後方変速操作装置の作動
リンクを示す平面図である。
リンクを示す平面図である。
【図52】図51に示した作動リンクの側面図である。
【図53】図3、図5に示した後方変速操作装置のフォ
ロワリンクの平面図である。
ロワリンクの平面図である。
【図54】図53に示したフォロワリンクの側面図であ
る。
る。
【図55】図53、54に示したフォロワリンクの端部
立面図である。
立面図である。
【図56】図3、図5に示した後方変速操作装置のタッ
プレバーを示す正面図である。
プレバーを示す正面図である。
【図57】図56に示したタップレバーの背面図であ
る。
る。
【図58】図56、図57に示したタップレバーの側面
図である。
図である。
【図59】図56〜図58に示したタップレバーを、図
56の切断線59−59に沿って見た断面図である。
56の切断線59−59に沿って見た断面図である。
【図60】図3、図5に示した後方変速操作装置の爪部
材の平面図である。
材の平面図である。
【図61】図60に示した爪部材を、図60の切断線6
1−61に沿って見た断面図である。
1−61に沿って見た断面図である。
【図62】図3、図5に示した後方変速操作装置のロッ
ク部材の平面図である。
ク部材の平面図である。
【図63】図3、図5に示した後方変速操作装置の部分
平面図であり、後方位置にある第1シフト作動部材と説
明のための部分を示している。
平面図であり、後方位置にある第1シフト作動部材と説
明のための部分を示している。
【図64】図3、図5に示した後方変速操作装置の部分
平面図であり、作動リンクが作動角度移動し、シフト位
置にある第1シフト作動部材と説明のための部分を示し
ている。
平面図であり、作動リンクが作動角度移動し、シフト位
置にある第1シフト作動部材と説明のための部分を示し
ている。
【図65】図3、図5に示した後方変速操作装置の爪部
材、ラチェット部材、ロック部材の平面図であり、これ
らの部材の係合/関係を示す。
材、ラチェット部材、ロック部材の平面図であり、これ
らの部材の係合/関係を示す。
【図66】図3、図5に示した後方変速操作装置の特定
部分の底面図であり、後方変速操作装置の動作を示すた
めに、休止位置にある第1シフト作動部材と、ラチェッ
ト部材、爪部材、ロック部材を破線で示す。
部分の底面図であり、後方変速操作装置の動作を示すた
めに、休止位置にある第1シフト作動部材と、ラチェッ
ト部材、爪部材、ロック部材を破線で示す。
【図67】図3、図5に示した後方変速操作装置の特定
部分の底面図であり、後方変速操作装置の動作を示すた
めに、第1シフト作動部材がシフト位置にあり、破線で
示したラチェット部材、爪部材、ロック部材が、シフト
された位置にある。
部分の底面図であり、後方変速操作装置の動作を示すた
めに、第1シフト作動部材がシフト位置にあり、破線で
示したラチェット部材、爪部材、ロック部材が、シフト
された位置にある。
【図68】図2、図4、図6に示した後方変速操作装置
の特定部分の底面図であり、後方変速操作装置の動作を
示すために、第1シフト作動部材が通常の休止位置に戻
され、破線で示すラチェット部材、爪部材、ロック部材
が、シフト後の状態にある。
の特定部分の底面図であり、後方変速操作装置の動作を
示すために、第1シフト作動部材が通常の休止位置に戻
され、破線で示すラチェット部材、爪部材、ロック部材
が、シフト後の状態にある。
13 ハンドルバー
14 変速機
15 前方ディレイラ
17 後方ディレイラ
20 前方変速操作装置
22 後方変速操作装置
26 巻き上げ機構
28 作動機構
30 保持機構
52 ケーブル巻き上げ部材
54 ラチェット部材
56 主要付勢部材(ねじりバネ)
60 第1作動部材
62 第2作動部材
64 作動リンク
66 フォロワリンク
68 爪機構
78 爪部材
79 リターン用付勢部材
84 ロック部材
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
F16H 63/16 F16H 63/16
Claims (20)
- 【請求項1】自転車用変速機を変速操作するための変速
操作装置であって、 第1作動部材と、 第1固定位置において第1旋回軸上に取り付けられ、複
数のシフト位置の1つに選択的に保持されるように構成
されたケーブル巻き上げ機構と 前記第1作動部材に旋回自在に結合された第1端部と、
第2固定位置において第2旋回軸上に取り付けられた第
2端部とを有するフォロワリンクと、 前記第1作動部材に旋回自在に結合された第1端部と、
前記第1旋回軸上に取り付けられた第2端部とを有し、
前記第1作動部材の移動に応じて前記ケーブル巻き上げ
機構を前記複数のシフト位置の間を前記第1旋回軸周囲
で回転するために前記ケーブル巻き上げ機構に作用する
作動リンクと、を備えた自転車用変速機の変速操作装
置。 - 【請求項2】第1作動部材と、 第1旋回軸上に取り付けられ、複数のシフト位置の1つ
に選択的に保持されるよう構成されたケーブル巻き上げ
機構と、 前記第1作動部材に結合された第1端部と、第2旋回軸
上に取り付けられた第2端部とを有し、前記第2旋回軸
が前記第1旋回軸から離間し前記第1旋回軸と平行に配
置された作動リンクと、 前記作動リンクに結合されるとともに前記ケーブル巻き
上げ機構に作用し、前記第2旋回軸周囲での第1回転方
向への前記作動リンクの移動により、前記第1作動部材
の移動に応じて、前記ケーブル巻き上げ機構を前記複数
のシフト位置間の前記第1旋回軸周囲で回転させる巻き
上げ部材と、を備えた自転車用変速機の変速操作装置。 - 【請求項3】前記ケーブル巻き上げ機構が、前記第1旋
回軸上に取り付けられたケーブル巻上げ部材とラチェッ
ト部材とを備え、 前記ケーブル巻き上げ部材を前記複数のシフト位置の1
つに保持するために、ロック部材が前記ラチェット部材
と係合する、請求項1又は2に記載の自転車用変速機の
変速操作装置。 - 【請求項4】前記ロック部材を前記ラチェット部材から
解放するために配置された第2作動部材をさらに備え
る、請求項3に記載の自転車用変速機の変速操作装置。 - 【請求項5】前記作動リンクが、前記第1作動部材の通
常の休止位置からあるシフト位置への移動に応じて前記
ラチェット部材を回転させるための巻き上げ部材を含
む、請求項3又は4に記載の自転車用変速機の変速操作
装置。 - 【請求項6】前記ケーブル巻き上げ部材及び前記ラチェ
ット部材が、前記第1旋回軸上で共に回転するべく固定
された別個の独立した部材である、請求項3に記載の自
転車用変速機の変速操作装置。 - 【請求項7】前記ケーブル巻き上げ機構がさらに、前記
ケーブル巻き上げ部材及び前記ラチェット部材が前記第
1旋回軸の周囲で回転するように前記両部材に付勢力を
与える付勢部材を含む、請求項3に記載の自転車用変速
機の変速操作装置。 - 【請求項8】ブレーキレバーを含むハンドルバー取付ブ
ラケットに結合されている、請求項1又は2に記載の自
転車用変速機の変速操作装置。 - 【請求項9】前記第1作動部材をあるシフト位置から通
常の休止位置へ付勢するためのリターン用付勢部材をさ
らに備えた、請求項1又は2に記載の自転車用変速機の
変速操作装置。 - 【請求項10】前記ケーブル巻き上げ機構が少なくとも
3個の前記シフト位置を含む、請求項1に記載の自転車
用変速機の変速操作装置。 - 【請求項11】前記第1作動部材が固定旋回軸上に取り
付けられた第2端部を有するフォロワリンクの第1端部
に旋回可能に結合されており、 前記第1作動部材、前記作動リンク及び前記フォロワリ
ンクが、前記第1作動部材の移動を制御する4連リンケ
ージの3個のリンクを形成する、請求項2に記載の自転
車用変速機の変速操作装置。 - 【請求項12】前記ケーブル巻き上げ機構が3個よりも
多い前記シフト位置を有する、請求項2に記載の自転車
用変速機の変速操作装置。 - 【請求項13】自転車用変速機を変速操作するための変
速操作装置であって、 第1方向に往復運動するように配置された第1作動部材
と、 前記第1方向と実質的に平行な第2方向に移動するよう
に配置された第2作動部材と、 第1回転方向に回転するように前記第1作動部材に作用
するとともに、前記第1回転方向と反対の第2回転方向
に回転するように前記第2作動部材に作用するケーブル
巻き上げ機構と、 前記ケーブル巻き上げ機溝を複数のシフト位置の1つに
選択的に保持するために前記ケーブル巻き上げ機構に作
用する保持機構と、を備えた自転車用変速機の変速操作
装置。 - 【請求項14】前記ケーブル巻き上げ機構が、共に回転
するように取り付けられたケーブル巻き上げ部材とラチ
ェット部材を備え、 前記保持機構が、前記ケーブル巻き上げ部材を前記複数
のシフト位置の1つに保持するように前記ラチェット部
材と係合するロック部材を備える、請求項13に記載の
自転車用変速機の変速操作装置。 - 【請求項15】前記第1作動部材に旋回自在に結合され
た第1端部と、第1固定旋回軸上に旋回自在に結合され
た第2端部とを有する作動リンクをさらに備えた、請求
項14に記載の自転車用変速機の変速操作装置。 - 【請求項16】前記ケーブル巻き上げ機構及び前記ラチ
ェット部材が前記第1固定旋回軸上に取り付けられてい
る、請求項15に記載の自転車用変速機の変速操作装
置。 - 【請求項17】前記ケーブル巻き上げ部材及び前記ラチ
ェット部材が前記第1固定旋回軸から離間した旋回軸上
に取り付けられている、請求項15に記載の自転車用変
速機の変速操作装置。 - 【請求項18】前記作動リンクが、前記第1作動部材が
通常の休止位置からシフト位置へと移動すると前記ラチ
ェット部材を回転するように配置された巻き上げ部材を
有している、請求項15に記載の自転車用変速機の変速
操作装置。 - 【請求項19】前記第2作動部材が前記ロック部材を前
記ラチェット部材から解放するように配置されている、
請求項14に記載の自転車用変速機の変速操作装置。 - 【請求項20】前記第1作動部材が第2固定旋回軸上に
取り付けられた第2端部を有するフォロワリンクの第1
端部に旋回自在に結合されており、 前記第1作動部材、前記作動リンク及び前記フォロワリ
ンクが、前記第1作動部材の移動を制御する4連リンケ
ージの3個のリンクを形成する、請求項15に記載の自
転車用変速機の変速操作装置。
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---|---|
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