JP2003205497A - 微小駆動素子の変位量増大システム - Google Patents
微小駆動素子の変位量増大システムInfo
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Abstract
システムを提供する。 【解決手段】動力発生部21により発生させた一方向に
向かう動力を、第1動力伝達部22、第2動力伝達部2
3を介して、被駆動体であるターゲット24に伝達す
る。動力発生部21、第1動力伝達部22、第2動力伝
達部23、ターゲット24の間には、それぞれヒンジ部
20a、20c、20eが設けられているので、各部を
伝達する動力はテコの原理により増幅されながら、ター
ゲットに伝達される。これにより、動力発生部21の動
力による変位量よりも大きい変位量でターゲット24が
変位する。
Description
の変位量を増大させる変位増大機構に関するものであ
る。より詳しくは、当該変位増大機構を僅かに変位させ
るだけで、微小駆動素子の変位量を大きく増大させるこ
とのできる変位増大機構(テコ機構)に関するものであ
る。
がら、従来のデータ記憶装置について、説明する。図1
2に示すように、従来のデータ記憶装置では、メディア
部11を変位させるくし形電極13が、データを記憶す
る記憶手段が設けられた基板の各側壁部に形成されてい
る。そして、メディア部11の上側には、メディア部1
1に対してデータの記憶/再生を行うプローブ(pro
be)12が設けられている。
距離離間した位置に配置させられており、このメディア
部11は、くし形電極13に発生した静電気力により、
変位するように構成されている。ここで、このメディア
部11の変位量は、くし形電極13の変位の範囲内、す
なわち、櫛形電極13の大きさによって決まる変位量の
範囲内である。
メディア部11を駆動させるくし形電極13の構造が示
してある。
ディア部11が平らな基板上に形成されており、このメ
ディア部11の周りには、静電気力によりメディア部1
1を変位させるくし形電極部13が設けられている。こ
のようにくし形電極13を配置することにより、メディ
ア部11は、1軸方向における揺動運動のみならず、二
軸方向の揺動運動をも行うことができる。そのため、メ
ディア部11は、図中対角線方向への揺動運動をも行う
ことが可能となり、結果として、メディア部11は所望
の方向へ変位できるように構成されている。
つであり、一般に、静電気力により駆動(揺動)され
る。なお、この微小駆動素子の駆動には、静電気力の代
わりに、磁気力や圧電力等を用いることも可能である。
法により得られる駆動力は、微小駆動素子の駆動に十分
であるとはいえず、さらに、櫛形電極を用いた駆動法の
場合、微小駆動素子の変位量が櫛形電極電極の変位量に
限定されるので、メディア部11の変位量を増大させる
ことに限界があった。そのため、図11および図12に
示すような構成を備えるデータ記憶装置の場合、微小駆
動素子であるメディア部に対してより効率的に情報の読
み/書きを行うためには、情報の読み/書きを行うプロ
ーブを多数設ける必要があった。その結果、製造コスト
が増大するという問題や、データ記憶手段からのデータ
の送受信に使用する配線の取り回しが複雑になるという
問題が存在している。
変位可能な範囲を増大すると共に、当該微小駆動素子を
可能な限り細かく制御することのできる変位増大機構を
提供することにある。
成するために為されたものであり、本発明は、動力発生
部において発生した動力を受けて変位する微小駆動素子
の変位量を増大させる微小駆動素子の変位量増大システ
ムであって、前記動力発生部において発生した動力を伝
達する第1動力伝達部と、前記第1動力伝達部により伝
達された動力を伝達する第2動力伝達部と、前記第2動
力伝達部により伝達された動力を受けて、前記第1動力
伝達部の変位量よりも大きい変位量で、変位する微小駆
動素子とから構成され、前記動力発生部、第1動力伝達
部、第2動力伝達部、そして微小駆動素子の間には、少
なくとも一つのヒンジ部が設けられている微小駆動素子
の変位増大機構に関するものである。
では、前記第1動力伝達部の一端部は前記第2動力伝達
部と、前記第1動力伝達部の他端部は固定部とそれぞれ
連結されており、前記動力発生部から動力が前記第1動
力伝達部に伝達された場合、前記第1動力伝達部の一端
部の変位量が、前記第1動力伝達部の他端部の変位量よ
りも大きくなるように構成されていることが好ましい。
大機構では、前記第2動力伝達部の一端部は固定部と、
他端部は前記微小駆動素子とそれぞれ連結されており、
前記第1動力発生部から動力が伝達された場合、前記微
小駆動素子と連結された前記第2動力伝達部の一端部の
変位量が、前記固定部と連結された前記第2動力伝達部
の他端部の変位量よりも大きくなることが好ましい。
可能なように構成されており、前記動力発生部は、静電
気力、磁気力又は圧電力により動力を発生させる構成で
あると良い。
力伝達部との動作を容易にするために、前記第1動力伝
達部と前記第2動力伝達部との間にテコが設けられてい
る構成とすることが好ましい。そして、前記ヒンジ部と
前記レバーとは共振運動により変位が拡大される構成で
あることが好ましい。
増大機構は、情報の記録/再生が行われるメディア部
と、前記メディア部を挟んで設けられた少なくとも一つ
以上の第2動力伝達部と、前記第2動力伝達部に対して
動力を伝達する一つ以上の第1動力伝達部と、前記第1
動力伝達部に対して所定方向に向かう動力を与える動力
発生部と、前記動力発生部、第1動力伝達部、第2動力
伝達部、そしてメディア部の間に形成された一つ以上の
ヒンジ部とを含んでいる。
では、前記ヒンジ部は弾性的な関節運動が可能であり、
前記第1動力伝達部と前記第2動力伝達部との間に形成
された第1テコと、前記第2動力伝達部と前記メディア
部との間に形成された第2テコとが含まれることが好ま
しい。なお、前記ヒンジ部と前記第1テコ及び第2テコ
は共振運動により変位が拡大される構成としても良い。
明に係る微小駆動素子の変位量を増大させる変位増大機
構について説明する。なお、本発明は、一般的な梃子の
原理を、微小駆動素子を駆動させる機構(システム)に
導入することで、微小駆動素子の変位を増大させること
を特徴とする。
がら、本発明の内容を説明するが、以下の説明におい
て、ターゲット24とは、駆動対象をいい、動力発生部
21とは、ターゲット24を変位させる動力を発生する
部分をいう。ここで、動力発生部21で発生される動力
は特に限定されるものではない。本実施の形態では、静
電気力、電磁気力、そして圧電力等が適宜利用可能であ
る。
ト24とは、動力伝達部22,23やヒンジ部20a,
20b,20c,20d,20e,20f,20gを介
して接続されている。
a,20b,20c,20d,20e,20f,20g
は、動力発生部21で発生された動力をターゲット24
に伝達すると共に、ターゲット24の変位する方向を規
定する。これら動力伝達部22,23や、ヒンジ部20
a,20b,20c,20d,20e,20f,20g
は、弾力性のある材料で構成されることが望ましい。
に、ヒンジ部20aを介して連結されており、この第1
動力伝達部22は、固定部26にヒンジ部20bを介し
て連結されている。さらにこの第1動力伝達部22は、
第2動力伝達部23にヒンジ部20cを介して連結され
ている。
ターゲット24と、それぞれヒンジ部20dおよびヒン
ジ部20eを介して連結されている。ターゲット24
は、第2動力伝達部23のほかに支持部25とも、ヒン
ジ部20fを介して連結されている。そして、この支持
部25は、固定部26とヒンジ部20gを介して連結さ
れている。
達部22と第1動力伝達部23とを介して動力発生部2
1と連結されると共に、支持部25を介して固定部26
と連結されている。よって、このターゲット24は、動
力発生部21からの動力を第1動力伝達部22と第1動
力伝達部23とを介して受けて、駆動(変位)させられ
る。ここで、動力伝達部22,23や支持部25は、そ
れぞれ固定部26にも連結されているので、それぞれ平
衡性が保たれた状態で配置している。そして、これらを
繋ぐ全ての連結部分は、弾性変形が可能なヒンジ部20
a,20b,20c,20d,20e,20f,20g
となっている。
の動作を説明する。
動力がヒンジ部20aに加わると、この動力発生部21
からの動力は、ヒンジ部20aを介して第1動力伝達部
22に伝達される。すなわち、第1動力伝達部22は、
一方向へ向かう動力(応力)を受けることになる。
との間に、梃子の原理が働く。その結果、第1動力伝達
部22のヒンジ部20c側の一端の変位が、ヒンジ部2
0b側の一端の変位よりも大きくなる。言い換えれば、
第1動力伝達部22における、ヒンジ部20b側の距離
Rが、ヒンジ部20c側の距離R1よりも短いので、梃
子の原理により、第1動力伝達部22のヒンジ部20c
側の変位がヒンジ部20b側の変位よりも大きくなり、
この第1動力伝達部22は、図中矢印で示す方向に変位
する。
ヒンジ部20bおよびヒンジ部20cが弾性的に関節運
動(変形)することで、第1動力伝達部22に加えられ
た動力を、第2動力伝達部23に伝達する。
ジ部20dとヒンジ部20eとに梃子の原理が働き、ヒ
ンジ部20eと連結された第2動力伝達部23の一端部
側での変位が、ヒンジ部20dが連結された第2動力伝
達部23の他端側の変位より大きくなる。すなわち、第
2動力伝達部23における、ヒンジ部20d側の距離R
3が、ヒンジ部20e側の距離R4よりも短いので、梃
子の原理により、ヒンジ部20e側の変位がヒンジ部2
0d側の変位よりも大きくなり、第2動力伝達部23は
図中矢印で示す方向に変位する。
部20eを介して動力を受けたターゲット24は、動力
発生部21と連結されたヒンジ部20aの変位量よりも
ずっと大きい変位量で変位することになる。
ヒンジ部20fを介して連結されており、この支持部2
5は、固定部26にヒンジ部20gを介して連結されて
いる。その結果、支持部25にも、同様の梃子の原理が
働くことになる。そのため、指示部25が図中矢印で示
す方向に変位することが可能となるので、ターゲット2
4のさらなる変位が許容される。よって、ターゲット2
4は、第1動力伝達部22および第2動力伝達部23を
介して受けた動力発生部21からの動力による変位量よ
りもさらに大きい変位量をもって、一方向に変位するこ
とになる。
2を参照しながら説明する。図2は本発明に係る微小駆
動素子に使用される変位増大機構の原理図である。
各構成要素と同一の構成要素には、同一の符号を付し、
その詳細な説明は省略する。
の直線的変位を生じた場合、第1動力伝達部22の一端
部に連結されたヒンジ部20cはヒンジ部20aよりも
相対的に大きい変位量で変位する。すなわち、図中矢印
で示す方向に第1動力伝達部のヒンジ20c側は変位す
る。
働き、ヒンジ部20cと連結された第1動力伝達部22
の一端部の回転変位量が、ヒンジ部20aとヒンジ部2
0bとの距離Rと、ヒンジ部20aとヒンジ部20cと
の距離R1との比率に応じて、変化する。
部20cの変位量は、ヒンジ部20aの変位量よりも大
きくなる。したがって、第1動力伝達部22の変位が、
当該第1動力伝達部22にヒンジ部20cを介して連結
された第2動力伝達部23に、より大きな変位をもたら
すことになる。
ジ部20dを介して連結されているので、ヒンジ部20
dは回転軸として働く。すなわち、第2動力伝達部23
のヒンジ部20e側は、図中矢印で示す方向に、ヒンジ
部20dを回転軸として、変位する。ここでも梃子の原
理が働くので、第2動力伝達部23のヒンジ部20eが
連結された一端側の変位量が、ヒンジ部20cとヒンジ
部20dとの距離R2と、ヒンジ部20cとヒンジ部2
0eとの距離R3の比率に応じて、増加する。
れ、当該ターゲット24は前述の第2動力伝達部23と
類似した形状の支持部25に、ヒンジ部20fを介して
連結されている。さらに、この支持部25は、固定部2
6にヒンジ部20gを介して連結されている。
ゲット24に動力が伝達されると、前記ターゲット24
は図中矢印方向に変位することになるが、この際の変位
量は、動力発生部21によるヒンジ部20aの変位量よ
りも、大きい変位量となる。
機構(テコ機構)をデータ記憶装置に適用した一例を示
した図面である。
り、図4は本発明に係る変位増大機構(テコ機構)の動
作を示す一部拡大図である。この図3は、水平方向へ向
かう動力を僅かに与えることで、駆動される対象である
ターゲットが、大きな変位量をもって変位するように構
成されたデータ記憶装置に関するものである。
部35には、動力発生部31、ヒンジ部30a,30
b,30c,30d,30e、第1動力伝達部32、第
2動力伝達部33、およびデータを記憶するメディア部
34が設けられている。動力発生部31は、第1動力伝
達部32にヒンジ30aを介して連結されており、静電
力、磁気力、圧電力等の動力を発生させる。
35にヒンジ部30bを介して連結されており、他端側
は、第2動力伝達部33にヒンジ部30cを介して連結
されている。第2動力伝達部33の一端側は、フレーム
35にヒンジ部30dを介して連結されており、他端側
は、メディア部34にヒンジ部30eを介して連結され
ている。このような構造の変位増大機構が、メディア部
34の4隅にそれぞれ形成されている。
図1および図2の構成において説明したテコの原理を利
用して、変位させられる。すなわち、動力発生部31に
おいて、ヒンジ部30aを変位させるために、静電力、
磁気力、または圧電力を発生させると、力が第1動力伝
達部32、第2動力伝達部33、および各ヒンジ部30
c,30eを介してメディア部34に伝達される。この
際、梃子の原理により、ヒンジ部30aの変位量に比べ
て前記メディア部34の変位量は、大きく増加される。
ここで、メディア部34の対角線上に位置する各隅に
は、同一構造の変位増大機構が形成されているので、メ
ディア部34は、平面上で直線運動(揺動)をすること
が可能となっている。
増大機構を、従来の微小メディアに適応した例を示す図
である。図5に示すように、くし形電極41が、メディ
ア部44を移動させるための動力発生部として働く構成
となっており、この構成では、メディア部44は、本発
明に係る変位増大機構により直接的に変位させられる。
させるために動力を発生すると、メディア部44は、本
発明に係る変位増大機構により、くし形電極41の変位
量よりも相対的に大きい変位量で移動させられ、所定の
位置に変位させられる。
ア部44の変位をより円滑にするために、テコ45,4
5’が、第1動力伝達部42と第2動力伝達部43との
間に設けられている。これにより、メディア部44が平
面上で一方向に変位することになる。
または再生を行うプローブは、メディア部44の変位方
向とは、異なる方向に動くように構成されることが好ま
しい。すなわち、メディア部44の上部にメディア部4
4をスキャンするプローブを配置させる場合、プロープ
の変位方向が、メディア部44の変位方向に対して、垂
直方向とになるように設けると良い。
て、メディア部の変位量を増大させる場合の、テコの作
用を説明する図である。図6に示すように、一方向、た
とえば動力伝達部の左側方向から力を加えると、メディ
ア部44は反対側、すなわち右側方向に移動する。この
際、第1動力伝達部43からメディア部44に力が伝達
される間に、その変位が増大させられることが判る。こ
こで、テコ45,45’が設けられているので、変位対
象であるメディア部の変位量が急激に増加することにな
っても、メディア部44は目的の方向に円滑に変位す
る。
動力伝達部43との間、そして第2動力伝達部43とメ
ディア部44との間に、テコが設けられていない場合に
は、メディア44の変位範囲が狭い範囲に限られること
になる。
機構(テコ機構)を、小型記憶システムのプローブに応
用した場合を示す図である。この図に示す例では、図3
または図4に示す変位増大機構が、メディア34を水平
方向に動かす為に設けられているのに加えて、変位増大
機構(テコ機構)は、プローブ部54を垂直方向に動か
す為にも設けられている。
図5に示す構成と同一である。すなわち、くし形電極5
12より発生された動力を、第1動力伝達部52および
第2動力伝達部53に伝達することで、プローブ部54
の変位量がさらに増大させられる。
部53との間、そして第2動力伝達部53とプローブ部
54との間には、その変位動作を容易にするためにテコ
55,55’が設けられている。
あるが、このプローブ部54には、くし形電極54が設
けられており、図7に示したテコ55、55’を介して
精密に制御されるように構成されている。そして、この
プローブ部54には、固定ポール542、弾性部材54
3、および弾性部材543により支持される移動板54
4とが設けられている。
は、その両側に設けられた圧電体546により、メディ
ア部(図示せず)とプローブ545との距離が調節可能
となるように、昇降自在に構成されている。
させるために、変位増大機構(テコ機構)が、図7およ
び図8に示すような構成で設けられると、駆動対象であ
る微小駆動素子を、水平方向および垂直方向に動かすこ
とができる。
図7のプローブ部54に、プローブ545が上下方向に
変位するようにするために、前述の圧電体546に換え
て、固定子くし形電極547と回転子くし形電極548
を設けた構成とすることも可能である。
と、変位発生機構とを組み合わせると、2軸方向のみな
らず3軸方向の変位が可能な微小駆動素子を提供するこ
とが可能となる。さらに、本発明では、ヒンジ部の弾性
変形微小素子の変位を増幅することができるので、テコ
およびヒンジ部の共振特性を利用して、微小駆動素子の
変位量を可能な限り増大させることのできる変位増大機
構を提供することができる。
クロ単位の精密な部品において、簡単な構造でその変位
量を増大させることができる。微小駆動素子の変位を増
大させる変位増大機構(テコ機構)では、情報記録装置
において必要とされるヘッドのような高価なプロープの
使用量を減らすことができる。さらに、従来の装置に比
べて、配線構造が簡単にできる。また、従来に比べて大
きい精度を要せず、共振型の駆動装置を用いる場合に
は、低電力で装置を駆動させることが可能となり、より
経済性に優れたシステムを提供することが可能となる。
大機構を説明する図面である。
大機構の原理図である。
タ記憶装置に適用した一例を示した図面である。
タ記憶装置に適用した一例を示した図面である。
従来の微小メディアに適応した例を示す図である。
場合の、テコの動作を説明する図である。
型記憶システムのプローブに応用した場合を示す図であ
る。
型記憶システムのプローブに応用した場合を示す図であ
る。
型記憶システムのプローブに応用した場合を示す図であ
る。
小型記憶システムのプローブに応用した場合を示す図で
ある。
である
である
0g・・・ヒンジ部 21,31,41,51・・・動力発生部 22,32,42,52・・・第1動力伝達部 23,33,43,53・・・第2動力伝達部 24・・・ターゲット 25・・・支持部 26,35・・・固定部 30a,30b,30c,30d,30e・・・ヒンジ
部 40a,40b,40c,40d,40e,40f,4
0g・・・ヒンジ部 45,45’・・・テコ 541・・・くし形電極部 542・・・固定ポール 543・・・弾性部材 544・・・移動部 545・・・プローブ 546・・・圧電体 547・・・固定子くし形電極 548・・・回転子くし形電極
Claims (12)
- 【請求項1】 動力発生部において発生した動力を受け
て変位する微小駆動素子の変位量を増大させる微小駆動
素子の変位量増大システムであって、 前記動力発生部において発生した動力を伝達する第1動
力伝達部と、 前記第1動力伝達部により伝達された動力を伝達する第
2動力伝達部と、 前記第2動力伝達部により伝達された動力を受けて、前
記第1動力伝達部の変位量よりも大きい変位量で、変位
する微小駆動素子とから構成され、 前記動力発生部、第1動力伝達部、第2動力伝達部、そ
して微小駆動素子の間には、少なくとも一つのヒンジ部
が設けられていることを特徴とする微小駆動素子の変位
増大機構。 - 【請求項2】前記第1動力伝達部の一端部は前記第2動
力伝達部と、前記第1動力伝達部の他端部は固定部とそ
れぞれ連結されており、 前記動力発生部から動力が前記第1動力伝達部に伝達さ
れた場合、 前記第1動力伝達部の一端部の変位量が、前記第1動力
伝達部の他端部の変位量よりも大きくなることを特徴と
する請求項1に記載の微小駆動素子の変位増大機構。 - 【請求項3】前記第2動力伝達部の一端部は固定部と、
前記第2動力伝達部の他端部は前記微小駆動素子とそれ
ぞれ連結されており、 前記第1動力発生部から動力が伝達された場合、 前記微小駆動素子と連結された前記第2動力伝達部の一
端部の変位量が、前記固定部と連結された前記第2動力
伝達部の他端部の変位量よりも大きくなることを特徴と
する請求項2に記載の微小駆動素子の変位増大機構。 - 【請求項4】 前記ヒンジ部は、弾性的な関節運動が可
能なことを特徴とする請求項1に記載の微小駆動素子の
変位増大機構。 - 【請求項5】 前記動力発生部は、静電気力、磁気力又
は圧電力により動力を発生させることを特徴とする請求
項1に記載の微小駆動素子の変位増大機構。 - 【請求項6】 前記第1動力伝達部と前記第2動力伝達
部との動作を容易にするために、前記第1動力伝達部と
前記第2動力伝達部との間にテコをさらに含むことを特
徴とする請求項1に記載の微小駆動素子の変位増大機
構。 - 【請求項7】 前記第2動力伝達部と前記微小駆動素子
との動作を容易にするために、前記第2動力伝達部と前
記微小駆動素子との間にテコをさらに含むことを特徴と
する請求項1に記載の微小駆動素子の変位増大機構。 - 【請求項8】 前記ヒンジ部と前記テコとは、共振運動
により変位が増大されることを特徴とする請求項4、請
求項6又は請求項7のいずれか一項に記載の微小駆動素
子の変位増大機構。 - 【請求項9】情報の記録/再生が行われるメディア部
と、 前記メディア部を挟んで設けられた少なくとも一つ以上
の第2動力伝達部と、 前記第2動力伝達部に対して動力を伝達する一つ以上の
第1動力伝達部と、 前記第1動力伝達部に対して所定方向に向かう動力を与
える動力発生部と、 前記動力発生部、第1動力伝達部、第2動力伝達部、そ
してメディア部の間に形成された一つ以上のヒンジ部と
を含むことを特徴とするマイクロ素子の変位増大機構。 - 【請求項10】 前記ヒンジ部は弾性的な関節運動が可
能なことを特徴とする請求項9に記載のマイクロ素子の
変位増大機構。 - 【請求項11】 前記第1動力伝達部と前記第2動力伝
達部との間に形成された第1テコと、 前記第2動力伝達部と前記メディア部との間に形成され
た第2テコとをさらに含むことを特徴とする請求項9に
記載のマイクロ素子の変位増大機構。 - 【請求項12】 前記ヒンジ部と前記第1テコ及び第2
テコは共振運動により変位が拡大されることを特徴とす
る請求項9乃至請求項11のいずれか一項に記載のマイ
クロ素子の変位増大機構。
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