JP2003205374A - スポット接合システムおよび固定装置 - Google Patents

スポット接合システムおよび固定装置

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JP2003205374A
JP2003205374A JP2001401474A JP2001401474A JP2003205374A JP 2003205374 A JP2003205374 A JP 2003205374A JP 2001401474 A JP2001401474 A JP 2001401474A JP 2001401474 A JP2001401474 A JP 2001401474A JP 2003205374 A JP2003205374 A JP 2003205374A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 片面からアクセスしてスポットFSWを行う
場合、回転による接合ツールの横ブレを防止することが
できるスポット接合システムを提供する。 【解決手段】 スポット接合システム10は、多関節ロ
ボット11と、ロボットアーム先端に取り付けられるF
SWヘッド12と、ワークWを水平に保持する定盤13
とコントローラ14とから構成される。FSWヘッド1
2には、接合ツール15および固定装置16が取り付け
られる。固定装置16は、円筒状の押圧部材19とバネ
18とを有する。接合時にバネ18で押圧部材19をワ
ークW表面に押し付けることで、接合ツール15をワー
クWに一時的に固定する。これによって、接合ツール1
5の回転反力で横ブレが発生することが防がれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、摩擦攪拌接合によ
って被接合材をスポット接合するスポット接合システム
およびそれに用いられる固定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に摩擦攪拌接合を用いたスポット接
合では、Cガンを有する多関節ロボットを用いる。図9
は、このようなガンタイプのスポット接合システム1を
示す図である。
【0003】Cガン2は、C形アームを有し、上部にF
SW(Friction Stir Welding)ヘッド3を有し、多関
節ロボット4のアーム先端に取り付けられる。FSWヘ
ッド3は、接合ツール5を回転および昇降させる。接合
ツール5は、円柱状であり、先端から下方にピンが突出
する。Cガンの下部には、接合ツール5の下端に対向し
て裏当て金6が設けられる。
【0004】被接合材である2枚の金属板状のワークW
を接合するには、まず、図9に示すようにCガン2でワ
ークを挟むようにロボット4で位置決めを行う。つぎ
に、FSWヘッド3で接合ツールを高速で回転させなが
ら下降させ、接合ツール先端をワークの接合点に押圧す
る。すると、回転による摩擦によって押圧部が軟化し、
ピンが挿入される。さらに回転することによって、挿入
されたピンで接合点近傍が攪拌され、塑性流動を起こ
す。所定時間攪拌後、接合ツールを上昇させると、接合
点で2枚のワークWが重ね継ぎ手でスポット接合され
る。
【0005】このようにCガン2を用いることで、ロボ
ットアームに回転反力が伝わらないように施工すること
ができる。しかしながら、Cガン2を用いる方法では、
接合できる位置がCガンのC形アームに制限される。つ
まり、車両構体パネルや船殻パネルのような大きいワー
クにスポット接合を行う場合には、ワークの中央部を接
合できない。たとえばCガン2の懐を大きくすれば、ワ
ーク中央部の接合も可能であるが実用的でない。
【0006】このような大型のワークにスポット接合を
適用するために、図10に示すように、ワークの片面か
らアクセスするスポット接合システム8が考えられる。
この方法では、Cガンを用いるのでなく、多関節ロボッ
トのアーム先端にFSWヘッド3を直接取り付ける。ま
たワークWは、床に設置される定盤7に載置し水平に保
持される。そして、ロボット4を用いて定盤7上でFS
Wヘッド3を自由に移動させて接合する。つまり、FS
Wヘッド3は、ワークW上の任意の位置にアクセスで
き、ワークW上の任意の位置を接合することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】スポットFSW接合時
には、接合ツールを高速で回転させた状態でワークに圧
入するので、接合ツールは回転によるモーメント反力を
受ける。つまり、定盤に置かれたワークを多関節ロボッ
ト4で片面からアクセスして重ね継ぎ手のスポットFS
Wを行う場合、高速回転する接合ツール5が受けるモー
メント反力によって、接合ツールが水平方向に横ブレし
て接合できないといった問題が生じる。
【0008】本発明の目的は、片面からアクセスしてス
ポットFSWを行う場合、回転による接合ツールの横ブ
レを防止することができるスポット接合システムを提供
することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、回転する接合ツールの先端を被接合材に押圧し、被
接合材を摩擦攪拌接合でスポット接合するスポット接合
システムにおいて、被接合材を保持する保持装置と、被
接合材の片面側で、接合ツールを任意の位置に移動させ
る移動装置と、接合ツールに連結され、接合時に被接合
材に一時的に固定されることで、接合時の接合ツールの
ブレを防止する固定装置と、移動装置を制御し、接合ツ
ールを接合位置まで移動させ、固定装置を被接合材に一
時的に固定した状態で、回転する接合ツールを被接合材
に押圧してスポット接合する制御装置とを有することを
特徴とするスポット接合システムである。
【0010】本発明に従えば、接合ツールは、たとえば
多関節ロボットなどの移動装置に設けられ、保持装置に
保持される被接合材の任意の位置にアクセスでき、片面
から接合する。接合ツールには固定装置が連結される。
接合ツールには固定装置が連結され、接合ツールを接合
位置まで移動させ、被接合材を接合するとき、固定装置
が被接合材に一時的に固定される。
【0011】前述したように、接合時には、接合ツール
の回転反力によって接合ツールの横ブレが生じていた
が、本発明では、接合ツールに連結される固定装置が被
接合材に一時的に固定されるので、接合ツールの横ブレ
を防止し、確実にスポット接合を行うことが可能であ
る。
【0012】請求項2記載の本発明は、前記固定装置
は、被接合材に押圧されることで被接合材に一時的に固
定される押圧手段を有することを特徴とする。
【0013】本発明に従えば、固定装置は、被接合材に
押圧されることで被接合材に一時的に固定されるので、
バネ力、モータ、空気圧、および油圧などの簡単な構成
で被接合材へ一時的に固定することができる。また、重
ね継ぎ手接合では、被接合材間に隙間があると、接合品
質が悪くなるが、押圧手段で押圧して接合することで、
被接合材間の隙間をなくし、高品質にスポットFSW接
合することができる。
【0014】また、このような被接合材に押圧される固
定部材を用いるということは、接合時の接合ツールの姿
勢角度が常に垂直であることを意味する。これによっ
て、ロボットへの教示作業を容易に行うことができる。
【0015】請求項3記載の本発明は、前記押圧手段
は、静止摩擦係数の大きな材料、たとえばポリウレタン
や樹脂等ゴム系の材料からなり、被接合材に押圧される
ことで被接合材に固定される固定部材を有することを特
徴とする。
【0016】請求項4記載の本発明は、前記押圧手段
は、被接合材に押圧されたとき被接合材に食い込む突起
を有する固定部材を有することを特徴とする。
【0017】本発明に従えば、固定装置は、摩擦係数の
大きい材料、または被接合材に食い込む突起を有する固
定部材を備えるので、前記押圧手段で押圧されたとき、
固定装置が確実に被接合材に固定される。
【0018】請求項5記載の本発明は、接合時に、接合
ツールの回転による反力を検出するセンサを有し、前記
固定装置は、モータ、空気圧、油圧、真空吸着および電
磁力のいずれかの方法で固定力を調整可能に被接合材に
一時的に固定される調整固定装置を有し、前記制御装置
は、接合時に前記センサで反力を検出し、検出した反力
に基づいて前記調整固定装置の固定力を制御することを
特徴とする。
【0019】本発明に従えば、接合時に接合ツールから
の反力を検出し、これに基づいて、反力が所定の値未満
となるように、固定装置の固定力を調節する。このよう
にフィードバック制御することで、つねに最適な固定力
で接合することができる。
【0020】請求項6記載の本発明は、前記移動装置
は、多関節ロボットであり、アーム先端に接合ツールが
取り付けられることを特徴とする。
【0021】本発明に従えば、移動装置として多関節ロ
ボットを用いることで、効率よくスポット接合を行うこ
とができる。
【0022】請求項7記載の本発明は、複数台の多関節
ロボットを有し、複数台のロボットのうち少なくとも一
台はアーム先端に接合ツールが取り付けられる移動装置
であり、前記制御装置は、接合ツールを有するロボット
で被接合材の一方側から接合ツールを押圧して接合させ
るとき、被接合材の反対側に配置されるロボットが、ア
ーム先端で接合ツールの押圧力を受けるように、複数台
のロボットを協調制御することを特徴とする。
【0023】本発明に従えば、たとえば保持装置で被接
合材を立てて保持し、被接合材の両側にロボットを配置
し、一方のロボットで被接合材の片面側からスポットF
SWを行う。このとき、被接合材の反対側に配置される
他方のロボットは、接合ツールの押圧力を受けるように
協調制御される。このような場合にも、上記固定装置を
用いることで、回転による横ブレを防止して接合するこ
とができる。このような協調制御による接合は、両方の
ロボットに接合ツールを設け、同時に被接合材の両側か
ら接合し、互いの押圧力を受けるように制御することも
可能である。
【0024】請求項8記載の本発明は、前記制御装置
は、多関節ロボットのアーム先端を被接合材に押し付け
て接合前にあらかじめロボットアームを撓ませておき、
その状態で接合することを特徴とする。
【0025】多関節ロボットは先端に力を受けるとアー
ムが撓みやすい。したがって、たとえばアーム先端に設
けられる接合ツールから回転反力を受けると、アームが
撓んで、より横ブレしやすくなる。本発明では、接合前
に、あらかじめアーム先端を被接合材に押し付け、アー
ムが撓まなくなるまで撓ませてから接合するので、回転
反力による横ブレをさらに確実に防止することができ
る。
【0026】請求項9記載の本発明は、前記移動装置
は、被接合材の片面側で、2軸方向に移動可能で、任意
の位置に接合ツールを移動させることを特徴とする。
【0027】本発明に用いる移動装置は、多関節ロボッ
トに限らず、たとえばx軸・y軸の2軸に移動可能な移
動装置を用いてもよい。この場合にも、被接合材に一時
的に固定される固定装置を用いることで、横ブレを防い
でスポットFSW接合することが可能となる。
【0028】請求項10記載の本発明は、被接合材の片
面側の任意の位置に接合ツールを移動させ、回転する接
合ツールの先端を被接合材に押圧し、被接合材を摩擦攪
拌でスポット接合するスポット接合システムに用いられ
る固定装置であって、接合ツールに連結され、接合時に
被接合材に一時的に固定されることで、接合時の接合ツ
ールのブレを防止することを特徴とする固定装置であ
る。
【0029】本発明に従えば、スポット接合システムの
接合ツールに本発明の固定装置を設けることで、接合ツ
ールの横ブレを防止し、確実にスポット接合を行うこと
が可能となる。
【0030】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態で
あるスポット接合システム10の構成を示す図である。
スポット接合システム10は、摩擦攪拌によりワークW
を重ね継ぎ手でスポット接合するものであり、ロボット
11、FSWヘッド12、これらを制御するコントロー
ラ14、およびワークWを保持する定盤13を有する。
【0031】ロボット11は、たとえば6軸垂直多関節
ロボットであり、手首先端にFSWヘッド12が装備さ
れる。このロボット11に近接して定盤13が配置され
る。定盤13は、床に設置され、水平な乗載面13aを
有し、この乗載面13aにワークWを水平に重ねて保持
する。ワークWは、車両構体パネルや船殻パネルなど、
大きなパネル形の金属材である。
【0032】FSWヘッド12には、接合ツール15
と、接合時にワークWに一時的に固定される固定装置1
6とが取り付けられる。FSWヘッド12は、接合ツー
ル15を、軸線Lまわりに回転させる回転駆動源、およ
び接合ツール15を軸線L方向に移動させてワークWに
押圧させる押圧駆動源を内蔵する。これら回転駆動源お
よび押圧駆動源は、サーボモータからなり、前記コント
ローラ14によって制御される。
【0033】図2は、固定装置16および接合ツール1
5を拡大して示す図である。接合ツール15は、円柱状
であり、先端部に軸線Lに沿って突出するピン21を有
する。この接合ツール15は、軸受け17を介して押圧
部20に、軸線L回りに回転自在に保持される。押圧部
20は、FSWヘッド12に内蔵される押圧駆動源によ
って軸線L方向に昇降し、接合時にワークWにツール1
5を押圧する。
【0034】固定装置16は、バネ18および押圧部材
19を有する。押圧部材19は、円筒状であり、押圧部
20の先端に、軸線L方向に移動可能に装着される。押
圧部材19の下端部には接合時にワークWに固定される
固定部材である固定リング22が一体に形成される。固
定リング22は、押圧部材19と一体に、高い静止摩擦
係数を有する材料、たとえばポリウレタンや樹脂等ゴム
系の材料からなってもよく、実施の他の形態では、押圧
部材19とは別体に固定リング22を構成し、この固定
リング22のみを、前述の高い静止摩擦係数を有する材
料からなるようにしてもよい。固定リング22は、筒状
の押圧部材19の下端部でフランジ状に形成され、この
固定リング22と押圧部16の段差との間にバネ18が
介在される。バネ18は、圧縮コイルバネであり、押圧
部材19の下端の固定リング22がワークWに押し付け
られたとき圧縮して、固定リング22をワークWに押圧
する押圧手段としての機能を有する。
【0035】つぎに、図3を参照してFSWスポット接
合方法について説明する。ロボット11は、定盤13に
水平に保持されるワークWの上面の任意の位置にアクセ
スできる。
【0036】(1)まず、コントローラ14で、接合ツ
ール15を高速で回転させるとともに、ロボット11の
各軸を制御し、FSWヘッド12を接合点Pに位置決め
する。つまり、ワークWに設定される接合点Pに、接合
ツール15の回転軸線Lが一致し、かつ固定装置16の
下端の固定リング22が、ワークWに平行となるように
位置決めする。 (2)つぎに、押圧駆動源によって押圧部20を軸線L
方向に下降させる。すると、まず固定リング22がワー
クWの表面に当接する。さらに押し下げるとバネ18が
圧縮され、バネ力で固定リング22の下端面がワークW
表面に押し付けられてワークWに固定される。 (3)この状態でさらに押し下げると、接合ツール15
のピン21がワークWの接合点Pに接触する。すると、
ピン先端の回転による摩擦熱で接合点Pが軟化し、ピン
21が挿入され、ピン21の回転によって攪拌されて塑
性流動が生じる。さらに押し込むことで、ショルダー部
23もワーク表面に当接してさらに攪拌され、2枚のワ
ークWが接合点Pで一体となる。
【0037】この接合時には、接合ツール15が高速で
回転するため、回転反力によって横ブレしやすいが、本
実施形態では、固定装置16によって横ブレが防がれ
る。つまり、固定リング22がバネ18でワークWに押
圧されることで、固定リング22および押圧部材19が
接合時にワークWに固定される。接合ツール15は、軸
受け17を介して、押圧部材19に保持されているの
で、接合ツール15の横ブレが、ワークに固定される押
圧部材19によって防がれる。
【0038】所定押圧力で所定時間押圧後、押圧部20
を上昇させ、ロボット11でFSWヘッド12を上昇さ
せることで、固定リング22がワーク面から離反し、固
定装置16によるワークWへの固定が解除される。ま
た、押圧部20の上昇によって接合ツール15が引き抜
かれ、FSWスポット接合が終了する。
【0039】重ね継ぎ手接合では、2枚のワークWの間
に隙間があると、接合品質が悪くなるといった問題を有
するが、本実施形態では接合時に、固定装置16でワー
クWを押圧しているので、ワークW間に隙間が形成され
ることはなく、接合品質を良好とすることができる。
【0040】また、接合時には、固定装置16の固定リ
ング22をワーク表面に押し付けているので、接合時の
ツールの姿勢はワークWに対して必ず垂直となる。つま
り、接合時のツールの最適な姿勢がワークに対して垂直
と必然的に決まる。ロボットでの接合作業は、あらかじ
め接合位置をロボットに教示する必要があり、そのと
き、接合点ごとのツールの姿勢も最適な角度に決定しな
ければならず、教示作業は大変煩わしいものである。こ
れに対し、本発明では固定装置を用いることで、接合時
の最適な姿勢はワークに垂直と自動的に決定できるの
で、教示作業も非常に簡単となる。
【0041】本実施形態では、固定装置16の押圧手段
としてバネ18を用いたが、押圧手段としてはこれに限
らず、たとえばサーボモータによって押圧してもよく、
油圧、空圧でもよい。また、固定装置としては、ワーク
表面に押圧することで接合時にワークに固定する方法に
限らず、たとえば真空吸着によってワークに固定される
方法であってもよく、磁気吸着によってワークに固定さ
れてもよい。
【0042】図4は、ワーク表面に固定される固定部材
の他の形態を示す接合ツール15の下面からみた図であ
る。図1〜3で説明した固定部材は、筒状の押圧部材1
9の先端に設けられるので、(a)に示すようにリング
状の固定リング22であったが、固定部材はこのような
形状に限らず、(b)に示す固定部材24のように、リ
ングの一部を接合ツール15の両側に配置されるように
構成してもよく、さらには(c)のように、リング形状
でなく矩形状の一対の固定部材27をツール15の両側
に設ける構成であってもよい。いずれも、接合ツール1
5近傍でワークWに固定されることで、横ブレを防止す
ることができる。また、接合ツールの全周でなく両側の
みに設けることで、ワークに接触する面積が少なくてす
み、複雑な形状のワークでも接合可能となる。
【0043】図5は、固定リング22のさらに他の形態
を示す斜視図である。(a)の固定リング25は、固定
リング本体25bのワーク面に接触する側に高い静止摩
擦係数を有する材料、たとえばポリウレタンや樹脂等ゴ
ム系の材料からなる滑り止め部材25aが設けられる。
これによって、固定リング22はさらにワークWに固定
され、横ブレを確実に防ぐことができる。
【0044】本発明の実施の他の形態では、滑り止め部
材25aの厚みを薄くし、固定リング本体25bを、熱
伝導性の良好な材料、たとえば、銅などの金属材料から
なり、これによって接合時に過熱されるワークから熱
を、薄い滑り止め部材25aを介して、固定リング本体
25bに奪い、ワークの耐食性が低下するといったこと
を防ぐことができる。滑り止め部材25aの厚みは、ワ
ークから固定リング本体25bへの熱の伝導を大きく妨
げず、しかも滑り止め機能を達成するように、薄く設定
される。
【0045】(b)の固定リング26は、ワークに接触
する側に、複数の小突起26aが形成される。固定リン
グ26の小突起26aがワークWに押圧されると、各小
突起26aがワークWに食い込む。これによってワーク
表面に押圧される固定リング26がずれることがなくな
り、接合ツールの横ブレを確実に防止することができ
る。
【0046】つぎに、ロボットアームが撓まないように
制御することで、接合時の横ブレをさらに防止する接合
方法について説明する。ここでは固定装置16は、押圧
手段を有する場合とし、押圧手段はバネでなく、サーボ
モータまたは油空圧機構などの外部軸を用いて押圧力を
制御可能な場合について説明する。
【0047】多関節ロボットは、アーム先端に力がかか
るとある程度アームが撓むようになっている。したがっ
て、FSWスポット接合の場合、アーム先端の接合ツー
ルから作用する回転反力でアームが撓み、横ブレが生じ
やすくなると言える。そこで、このアームの撓みによる
横ブレを防止するために、あらかじめアームを撓ませ、
それ以上アームが撓まないようにしてから接合する。
【0048】具体的には、接合ツールを位置決めし、固
定装置16の押圧手段でワークWを押圧するとき、アー
ムの撓みが一定になるまで押圧する。ワークを押圧する
と、その反力でロボットアームが撓み、押圧初期では、
押圧力を増加すれば撓み量が増える。しかしある程度押
圧した場合には、それ以上押圧してもロボットアームが
撓まなくなる。したがって、固定装置16によって押圧
力を増加させ、ロボットアームの撓みが増加しない、ま
たは増加分が所定量未満となるまで固定装置16で押圧
する。この状態では、接合時のツールからの反力がアー
ム先端にさらに作用したとしても、それ以上ロボットア
ームが撓まなくなる。これによって、接合時に発生する
回転反力でロボットアームが撓んで横ブレが発生するこ
とが防がれる。
【0049】またこのようにロボットアームを撓ませる
方法は、外部軸で押圧する押圧手段で押圧する場合にか
ぎらず、多関節ロボット11自体でワークWを押圧する
ことで、アームを撓ませてから接合するようにしてもよ
い。
【0050】つぎに、接合時の固定力を最適に制御する
方法について説明する。図1に示すように、FSWヘッ
ド12に回転反力を計測する回転反力計測センサ30を
設ける。このセンサは、たとえばロードセルから成り、
回転反力の大きさに応じた信号を出力する。また、固定
装置16は、サーボモータ、油圧、空気圧、真空吸着、
または電磁力など、ワークWへの固定力をコントローラ
14で調整可能な装置とする。
【0051】このような構成において、あらかじめ回転
反力の基準値をコントローラ14に設定しておく。この
基準値は、それ以上回転反力が増加すると、横ブレが生
じる可能性のある値である。そして、接合時に、回転反
力計測センサ30で反力を検出し、検出値が基準値を上
回ると固定力を増加させる。このように接合時に固定力
をフィードバック制御することで横ブレを確実に防ぎ、
必要以上にワークに固定されない最適な固定力でFSW
スポット接合を行うことができる。
【0052】図6は、2台のロボットで協調制御してス
ポット接合を行うスポット接合システム40を示す図で
ある。本実施形態のスポット接合システム40では、ワ
ークWは保持装置45で鉛直に保持され、2台のロボッ
ト41A,41BはワークWの両側に設置される。な
お、その他の構成は基本的に前述したスポット接合シス
テム10と同様であるので、対応する構成は同じ参照符
号とし、一方のロボット41Aに対応する構成には添え
字Aを付し、他方のロボット41Bに対応する構成には
添え字Bを付し、詳細な説明は省略する。
【0053】前述したスポット接合システム10では、
定盤13に水平に載置されたワークWに対して上から押
圧して接合し、押圧力は定盤13で受けるように構成さ
れるが、本実施形態では、鉛直に保持されるワークWに
対して、両側から接合ツールを互いに押圧させて接合す
る。つまり、接合ツールの押圧力は、もう一方の接合ツ
ールで受けるようにする。また、ロボット41Aをメイ
ンとしロボット41Bをスレーブとして協調制御される
ものとする。したがって、ロボット41Aのコントロー
ラ14Aをメインコントローラとし、ロボット41Bの
コントローラ14Bをスレーブコントローラとし、メイ
ンコントローラ14Aから制御信号がスレーブコントロ
ーラ14Bに送られて、ロボット41Aとロボット41
Bは協調制御される。
【0054】つぎに、図7を参照して接合方法について
説明する。(a)は、ツール位置の相対関係を示す図で
あり、(b)は接合面を示す図である。これらの図から
わかるように、接合位置Pは両方のロボットでわずかに
ずれる。さらに詳細に説明すると、一方のツール15A
はワークWの一方側から接合し、他方のツール15Bは
ワークWの他方側から接合する。このとき、一方のツー
ル15Aのピン21Aの押圧力は、他方のツール15B
のショルダー部23Bで受けられ、他方のツール15B
のピン21Bの押圧力は、一方のツール15Aのショル
ダー部23Aで受けられる。このように、互いのピンの
押圧力をショルダー部で受けられるように、近接した位
置を接合する。このように近接した位置をワークWの両
側から同時に接合することで、効率よく強固にFSWス
ポット接合することができる。
【0055】また、接合時には、前述したスポット接合
システム10と同様に、固定装置16A,16Bがワー
クWに一時的に固定する。このとき、固定装置16A,
16BがワークWに押圧して固定する装置の場合、この
押圧力も互いに受けられるように、(a)に示すよう
に、押圧部材19A,19Bはずれないで、同じ位置と
する。したがって、接合ツール15A,15Bの中心
は、押圧部材19A、19Bの中心からずれた位置に配
置される。このように固定装置16A,16Bが設けら
れることで、両方の接合ツール15A,15Bの横ブレ
を防止してFSWスポット接合することができる。
【0056】また、接合ツール15A,15Bをわずか
にずらせて接合する場合に限らず、たとえばワークWの
板厚が大きい場合には、同じ位置を両側から接合するよ
うにしてもよい。この場合には、押圧部材19A,19
Bの中心に接合ツールが配置される。
【0057】このようなスポット接合システム40は、
2枚の板状のワークを重畳して接合する場合にかぎら
ず、たとえば自動車のボディーのような3次元形状のワ
ークであってもよい。この場合は、2台のロボット41
A,41Bで、互いの押圧力がバランスする2箇所を同
時に接合する。つまり、この場合は離れた位置を接合す
る場合もある。
【0058】また、ロボットは2台に限らず、3台また
はそれ以上で協調制御するようにしてもよい。
【0059】また、ワークWの両側から同時に接合する
場合に限らず、一方のロボット41Aのみに接合ツール
を設け、他方のロボット41Bには接合ツールを設け
ず、一方側からの押圧力を受ける裏当てを設ける構成と
してもよい。
【0060】つぎに、図8を参照して、多関節ロボット
を用いない場合について説明する。本発明のスポット接
合システムは、接合ツール15を移動させる手段として
上述したように多関節ロボットを用いる場合に限らず、
図8に示すスポット接合システム50のように、直交す
る2軸方向に接合ツールを移動させる直交移動装置51
を用いてもよい。なお、スポット接合システム10に対
応する構成には同一の参照符号を付し、説明を省略す
る。
【0061】本実施形態のスポット接合システム50
は、接合ツール15を有するFSW装置55と、FSW
装置を移動させる直交移動装置51と、ワークWを保持
する定盤13とから構成される。定盤13には、板状の
ワークWが水平に重ねて保持される。直交移動装置51
は、定盤13の両側で、定盤13に沿ってx軸方向に伸
びる一対の第1レール52と、定盤13を跨ぎ、一対の
レール52に沿って走行する門形移動装置53とを有す
る。門形移動装置53は、前記第1レール52に対して
直角なy軸方向に延びる第2レール54を有し、この第
2レール54に沿って移動可能にFSW装置55が設け
られる。FSW装置55は、接合ツール15が取り付け
られるFSWヘッド12を鉛直なz軸方向に昇降させる
昇降機構57および接合ツール15を回転させる回転モ
ータ58を有する。FSWヘッド12には、接合ツール
15および固定装置16が取り付けられる。
【0062】このスポット接合システム50で接合する
には、門形移動装置53を第1レール52に沿って走行
させて接合ツール15のx軸方向の位置決めを行い、F
SW装置55を第2レール54に沿って走行させてツー
ルのy軸方向の位置決めを行う。このようにして、FS
W装置55を、ワークWの任意の位置にアクセスするこ
とができる。そして、回転モータ58で接合ツール15
を回転させ、昇降機構57でFSWヘッド12を降下さ
せて接合する。このとき、固定装置16がバネを用いる
タイプの場合、まず固定装置16の押圧部材19がワー
クWの表面に当接し、バネ力でワーク表面に固定され
る。このようにワークに固定された状態で、さらに降下
させるとFSWスポット接合が行われる。このようにし
て、固定装置16で接合ツール16が接合時に横方向に
移動しないように固定されるので、回転反力によって接
合ツールが横ブレすることが防がれる。これらの動作
は、図示しないコントローラによって制御される。
【0063】本実施形態の固定装置はバネに限らず、前
述したモータ、油空圧、磁力、真空吸着などいずれの方
法も適用可能である。
【0064】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、接合ツー
ルに連結される固定装置が被接合材に接合時に一時的に
固定されるので、接合ツールの横ブレを防止し、確実に
スポット接合を行うことが可能である。
【0065】また本発明によれば、固定装置は、被接合
材に押圧されることで被接合材に一時的に固定されるの
で、バネ力、モータ、空気圧、および油圧などの簡単な
構成で被接合材へ一時的に固定することができる。ま
た、重ね継ぎ手接合では、被接合材間に隙間があると、
接合品質が悪くなるが、固定装置で押圧して接合するこ
とで、被接合材間の隙間をなくし、高品質にスポットF
SW接合することができる。
【0066】また、接合時に被接合材に押圧される固定
部材を用いるということは、接合時の接合ツールの姿勢
が一意に決定されることを意味する。つまり、接合時の
ツールの傾きが一定となる。これによって、たとえばロ
ボットへの教示作業を容易に行うことができる。
【0067】また本発明によれば、固定装置は、摩擦係
数の大きい材料、または、被接合材に食い込む突起を有
する固定部材を備えることで、押圧手段で押圧されたと
き、固定装置が確実に被接合材に固定される。
【0068】また本発明によれば、接合時に接合ツール
からの反力を検出し、これに基づいて、反力が所定の値
未満となるように固定装置の固定力を調節する。このよ
うにフィードバック制御することで、つねに最適な固定
力とすることができる。
【0069】また本発明によれば、移動装置として多関
節ロボットを用いることで、効率よくスポット接合を行
うことができる。
【0070】また本発明は、2台のロボットを協調制御
して押圧力を互いに受けることでも実現できる。
【0071】また本発明によれば接合前に、あらかじめ
アーム先端を被接合材に押し付けてアームを撓ませ、そ
れ以上アームが撓まないようにして接合することで、回
転反力による横ブレをさらに確実に防止することができ
る。
【0072】また本発明によれば、移動装置は、多関節
ロボットに限らず、たとえばx軸・y軸の2軸に移動可
能な移動装置でも実現可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】スポット接合システム10の構成を示す図であ
る。
【図2】固定装置16の構造を示す断面図である。
【図3】FSWスポット接合方法を示す図である。
【図4】固定部材の他の形態を示す図である。
【図5】固定リングの他の形態を示す図である。
【図6】スポット接合システム40を示す図である。
【図7】スポット接合システム40の接合方法を説明す
るための図である。
【図8】スポット接合システム50を示す図である。
【図9】Cガンを用いる従来のスポット接合システム1
を示す図である。
【図10】定盤を用いる接合システムを示す図である。
【符号の説明】
10,40,50 スポット接合システム 11 多関節ロボット 12 FSWヘッド 13 定盤 14 コントローラ 15 接合ツール 16 固定装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西田 英人 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番1 号 川崎重工業株式会社神戸工場内 (72)発明者 兵江 猛宏 兵庫県神戸市中央区東川崎町3丁目1番1 号 川崎重工業株式会社神戸工場内 Fターム(参考) 4E067 BG00 CA02 CA04 CA05

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転する接合ツールの先端を被接合材に
    押圧し、被接合材を摩擦攪拌接合でスポット接合するス
    ポット接合システムにおいて、 被接合材を保持する保持装置と、 被接合材の片面側で、接合ツールを任意の位置に移動さ
    せる移動装置と、 接合ツールに連結され、接合時に被接合材に一時的に固
    定されることで、接合時の接合ツールのブレを防止する
    固定装置と、 移動装置を制御し、接合ツールを接合位置まで移動さ
    せ、固定装置を被接合材に一時的に固定した状態で、回
    転する接合ツールを被接合材に押圧してスポット接合す
    る制御装置とを有することを特徴とするスポット接合シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 前記固定装置は、被接合材に押圧される
    ことで被接合材に一時的に固定される押圧手段を有する
    ことを特徴とする請求項1記載のスポット接合システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記押圧手段は、静止摩擦係数の大きな
    材料からなり、被接合材に押圧されることで被接合材に
    固定される固定部材を有することを特徴とする請求項2
    記載のスポット接合システム。
  4. 【請求項4】 前記押圧手段は、被接合材に押圧された
    とき被接合材に食い込む突起を有する固定部材を有する
    ことを特徴とする請求項2記載のスポット接合システ
    ム。
  5. 【請求項5】 接合時に、接合ツールの回転による反力
    を検出するセンサを有し、 前記固定装置は、モータ、空気圧、油圧、真空吸着およ
    び電磁力のいずれかの方法で固定力を調整可能に被接合
    材に一時的に固定される調整固定装置を有し、 前記制御装置は、接合時に前記センサで反力を検出し、
    検出した反力に基づいて前記調整固定装置の固定力を制
    御することを特徴とする請求項1記載のスポット接合シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 前記移動装置は、多関節ロボットであ
    り、アーム先端に接合ツールが取り付けられることを特
    徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載のスポット
    接合システム。
  7. 【請求項7】 複数台の多関節ロボットを有し、複数台
    のロボットのうち少なくとも一台はアーム先端に接合ツ
    ールが取り付けられる移動装置であり、 前記制御装置は、接合ツールを有するロボットで被接合
    材の一方側から接合ツールを押圧して接合させるとき、
    被接合材の反対側に配置されるロボットが、アーム先端
    で接合ツールの押圧力を受けるように、複数台のロボッ
    トを協調制御することを特徴とする請求項1記載のスポ
    ット接合システム。
  8. 【請求項8】 前記制御装置は、多関節ロボットのアー
    ム先端を被接合材に押し付けて接合前にあらかじめロボ
    ットアームを撓ませておき、その状態で接合することを
    特徴とする請求項6記載のスポット接合システム。
  9. 【請求項9】 前記移動装置は、被接合材の片面側で、
    2軸方向に移動可能で、任意の位置に接合ツールを移動
    させることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに
    記載のスポット接合システム。
  10. 【請求項10】 被接合材の片面側の任意の位置に接合
    ツールを移動させ、回転する接合ツールの先端を被接合
    材に押圧し、被接合材を摩擦攪拌でスポット接合するス
    ポット接合システムに用いられる固定装置であって、 接合ツールに連結され、接合時に被接合材に一時的に固
    定されることで、接合時の接合ツールのブレを防止する
    ことを特徴とする固定装置。
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