JP2003112271A - 摩擦撹拌接合法 - Google Patents

摩擦撹拌接合法

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JP2003112271A
JP2003112271A JP2001301562A JP2001301562A JP2003112271A JP 2003112271 A JP2003112271 A JP 2003112271A JP 2001301562 A JP2001301562 A JP 2001301562A JP 2001301562 A JP2001301562 A JP 2001301562A JP 2003112271 A JP2003112271 A JP 2003112271A
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friction stir
rotary tool
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Atsuo Kikuchi
淳雄 菊池
Yoshinori Omi
義典 近江
Mutsumi Yoshino
睦 吉野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接合部材に働く回転力を相殺し、接合部材が
回転しにくくして、接合部材に対するクランプ力を低減
又はクランプを必要としない摩擦撹拌接合法を提供す
る。 【解決手段】 本発明の摩擦撹拌接合法は、接合部材
3,3′の厚さ方向の一方の側に、回転する第1回転ツ
ール1の第1のプローブ12と第2回転ツール2の第2
のプローブ22とを配置し、この両プローブを略同一の
回転速度で回転すると共に、その回転方向を互いに相反
する方向としている。また、両プローブは接合部材に対
して略同じ加圧力で加圧している。更に接合部材の接合
部31,31′が線状に延びるものである場合には、第
1及び第2のプローブを相反する方向に移動させてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塑性流動性のある
金属や樹脂等の材料からなる接合部材の突合せ接合又は
重ね接合に用いられる摩擦撹拌接合法に関する。
【0002】
【従来の技術】突合せ状態又は重合せ状態に配置した2
個の接合部材を接合する摩擦撹拌接合法は、固相接合法
の一つであり、接合部材の突合せ部又は重合せ部に回転
しているプローブを挿入し、このプローブとの接触部を
摩擦熱にて軟化させ撹拌しながら、プローブを突合せ部
又は重合せ部に沿って移動させながら冷却固化し、両者
を接合させるものである。即ち、プローブの移動に伴っ
て、軟化撹拌部分がプローブの進行圧力を受けてプロー
ブの通過溝で受けるようにプローブの進行方向後方へと
回り込むように塑性流動したのち摩擦熱を急速に失って
冷却固化される。この現象がプローブの移動に伴って順
次繰り返えされていき、最終的に両接合部材が突合せ部
又は重合せ部において接合一体化される。
【0003】このような摩擦撹拌接合法は、固相接合で
あるため、接合部材の材料の種類に制限を受けないと
か、MIG,TIG、レーザ溶接等といった溶融溶接法
と比較して接合時の熱歪みによる変形が少ない等の利点
がある。
【0004】ところで、従来の摩擦撹拌接合法にあって
は、接合部材は基台上に固定状態に取り付けられ、この
接合部材の突合せ部又は重合せ部に接合部材の上面から
プローブを挿入した後、プローブ挿入状態でプローブを
所定方向に移動させ、或いは接合部材が取り付けられた
基台を所定方向に移動させることにより、接合部材を接
合一体化していた。
【0005】しかしながら、この従来の摩擦撹拌接合法
において、得られる接合品を接合状態の均質なものにす
るためには、プローブの挿入深さを一定に保ちながらプ
ローブや基台を移動させなければならなかった。しかし
ながら、突合せ部又は重合せ部の長さ方向の全域に亘っ
てプローブの挿入深さを一定に保つことが難しく、接合
状態の均質な接合品を製作することが困難であった。ま
た、接合を接合部材の上面と下面の両側から行う場合
に、まず片面を接合しておき、次いでひっくり返して他
方の面を接合していたため、接合作業能率があまり良く
ないという問題があった。
【0006】この問題を解決するものとして、特開平1
1−320127号公報による方法が、従来提案されて
いる。この方法は、接合部材の厚さ方向の一方側に回転
する第1プローブを配置すると共に、他方側に第1プロ
ーブに対向して第1受けローラを配置する一方で、接合
部材の厚さ方向の他方側に回転する第2プローブを配置
すると共に、一方側に第2プローブに対向して第2受け
ローラを配置したものである。これにより接合部材をひ
っくり返すことなく1回の溶接操作で一方側と他方側の
両側接合を行うものである。
【0007】しかしながら、上記公知の方法は、一方側
と他方側の2つの回転プローブが同期して同時に回転し
ておらず、回転速度も同じではないため、その回転力が
接合部材に作用し、接合部材自体が回転、位置ずれを起
こし易くなることから、接合部材を強力にクランプする
必要がある。その場合、接合部材が変形したり、傷がつ
いてしまうという問題が生じる。
【0008】また、接合開始時や接合途中において、プ
ローブの挿入圧により接合部材の突合せ部が開いてしま
うという問題を解決するものとして、従来、特開200
0−94156号公報による方法も提案されている。こ
の方法は、接合部材の接合方向における回転プローブの
前方に、周縁部のみが接合部に押し付けられる回転体を
設けて、摩擦撹拌接合による前に接合部において仮付接
合しようとするものである。
【0009】しかしながら、この公知の方法も、回転体
及び回転プローブ共に同方向に回転しており、上記した
問題である、回転力による接合部材自体の回転、位置ず
れの根本的な解決になっておらず、同様に接合部材を強
力にクランプする必要がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題に
鑑みてなされたもので、その目的は、接合部材に働く回
転力を相殺し、接合部材が回転しにくくして、接合部材
に対するクランプ力を低減することができる又はクラン
プを必要としない摩擦撹拌接合法を提供することであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するための手段として、特許請求の範囲の各請求項に
記載の摩擦撹拌接合法を提供する。請求項1に記載の摩
擦撹拌接合法は、接合部材の厚さ方向の一方の側に、回
転する第1回転ツールの第1のプローブと第2回転ツー
ルの第2のプローブとを配置し、両プローブを略同一の
回転速度で回転すると共にその回転方向を相反する方向
としたものである。これにより、回転方向が相反する回
転プローブを同時に接合部材に押し当てることで、接合
部材に働く回転力が相殺され、接合部材が回転しにくく
なることで、クランプ力を低減することができ、接合部
材が変形したり、傷が付いてしまうことがない。
【0012】請求項2の摩擦撹拌接合法は、第1のプロ
ーブと第2のプローブとが接合部材に対して略同じ加圧
力で加圧するようにしたものであり、これにより、接合
部材に働く回転力が略相殺されるようになり、見かけ上
回転力がない状態になる。このため、接合部材は回転し
ないため、接合部材を動かないように留めておくクラン
プ力は、従来の1つの回転プローブで接合する場合に比
べ小さくてすむ。請求項3の摩擦撹拌接合法は、接合部
材の接合部が線状に延びる場合においては、第1のプロ
ーブと第2のプローブとを互いに相反する方向に移動す
るようにしたものである。これにより、第1のプローブ
と第2のプローブとを接合部の接合線方向に同方向に移
動させる場合に比べて、接合部材の接合線方向に働く力
が相殺され、よりクランプ力を低減できる。
【0013】請求項4の摩擦撹拌接合法は、第1のプロ
ーブと第2のプローブの相反する方向への移動速度が略
同一であるようにしたものであり、これにより、接合部
材の接合線方向に働く力は完全に相殺されるようにな
り、より一層クランプ力を低減できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態の摩擦撹拌接合法について説明する。図1は、
本発明の第1実施形態の摩擦撹拌接合法を説明する図で
ある。第1回転ツール1は、円柱状の第1の回転体11
と、この第1の回転体11の端部軸線上に一体に突出さ
れた小径のピン状の第1のプローブ12とを有し、第1
の回転体11と第1のプローブ12とは一体的に回転す
るようになっている。また、第1の回転体11と第1の
プローブ12とは、接合部材3,3′よりも硬質でかつ
接合時に発生する摩擦熱に耐えられる耐熱材料によって
形成されている。
【0015】第2回転ツール2も、第1回転ツール1と
同一の構造をしており、第2の回転体21と第2のプロ
ーブ22とを有し、両者は一体的に回転する。第1実施
形態では、第1回転ツール1と第2回転ツール2とは、
両接合部材3,3′の接合部31,31′の接合線上に
前後に配置されるようになっており、両回転ツール1,
2は接合進行方向に移動する。しかしながら、両回転ツ
ール1,2は互いに相反する方向に回転している。即
ち、第1回転ツール1が正回転している場合は、第2回
転ツール2は逆回転している。
【0016】なお、両接合部材3,3′の接合部31,
31′の反対側は、それぞれクランプ部材4,4′によ
り適度のクランプ力によってクランプされている。ま
た、図1には示されていないが、第1、第2回転ツール
1,2はそれぞれ加圧装置を有しており、略同じような
加圧力がそれぞれの回転ツール1,2によって接合部3
1に働いている。更には、第1、第2回転ツールは図示
されない制御装置によって、回転速度が同期するように
制御されている。また、第1回転ツール1による接合部
31と第2回転ツール2による接合部31′が重複しな
いように、両回転ツール1,2の間隔を予め設定してお
く必要がある。
【0017】このように構成された摩擦撹拌接合装置に
おいて、第1回転ツール1の第1のプローブ12と、こ
れとは回転方向が相反する第2回転ツール2の第2のプ
ローブ22を、基台上にクランプされた接合部材3,
3′の接合部31,31′に同時に押し当て、第1回転
ツール1を接合進行方向に移動させると同時に、第2回
転ツール2を接合進行方向に移動させる。このとき、接
合部材3,3′は、第1回転ツール1による正方向の回
転力と第2回転ツール2による逆方向の回転力を同時に
受けるが、接合部材3,3′全体としては回転力が相殺
され、見かけ上回転力がない状態になる。このため、接
合部材3,3′は回転しないため、接合部材3,3′を
動かないように留めておくクランプ部材4,4′による
クランプ力は、従来の1つの回転ツールで接合する場合
に比べて小さくてすむ。
【0018】図2は、本発明の第2実施形態を示してお
り、第1実施形態とは、第1回転ツール1と第2回転ツ
ール2の接合部31,31′に沿う移動方向が互いに相
反する方向になっている点を除いて、他の構成は同じで
ある。このように第1回転ツール1と第2回転ツール2
の移動方向を相反する方向とすることによって、第1実
施形態による同方向の移動の場合に比べて、接合部材
3,3′の接合線方向に働く力が相殺され、第1実施形
態よりもクランプ力を低減できる。なお、突き合わせ継
ぎ手の接合の場合であっても、線状以外にスポット的に
も摩擦撹拌接合が可能である。また、クランプ部材4,
4′を必要に応じ外すことも可能である。
【0019】図3は、本発明の第3実施形態を示してお
り、第1実施形態とは、第1回転ツール1によって行わ
れる接合部31と、第2回転ツール2によって行われる
接合部31′とが互いに平行に位置がづれていることを
除いて、他の構成は同じである。2つの接合部31,3
1′が平行にづれている場合においても、それぞれの接
合部31,31′での接合を1回の溶接動作で行うこと
ができ、しかも、第1回転ツール1と第2回転ツール2
の回転方向が互いに相反しているので、接合部材3,
3′に働く回転力が相殺され、接合部材3,3′を留め
るクランプ力が低減できる。
【0020】図4は、本発明の第4実施形態を示してい
る。前述の第1〜第3実施形態においては、突き合わせ
継ぎ手の接合の場合で説明しているが、第4実施形態以
降では、重ね合わせ継ぎ手の接合の場合について説明す
る。第4実施形態は、重ね合わせ継ぎ手のスポット接合
の場合を示している。この第4実施形態の摩擦撹拌接合
装置も、基本的に上記第1〜3実施形態の装置と同じで
ある。即ち第1の回転体11及び第1のプローブ12と
を有する第1回転ツール1と、この第1回転ツール1と
は回転方向が相反する、第2の回転体21と第2のプロ
ーブ22とを有する第2回転ツール2と、これら第1回
転ツール1及び第2回転ツール2をそれぞれ回転・加圧
する装置5,6と、第1回転ツール1と第2回転ツール
2の回転数と加圧力とを同期させ制御する制御装置7と
より構成されている。
【0021】上記構成よりなる第4実施形態の該装置の
作動について説明する。第1回転ツール1の第1のプロ
ーブ12と第2回転ツール2の第2のプローブ22と
を、重ね合わせて置かれた接合部材3,3′上に押し当
て、それぞれ加圧装置5,6により加圧する。この場
合、制御装置7により第1回転ツール1と第2回転ツー
ル2の加圧力を同じに制御し、第1回転ツール1と第2
回転ツール2の回転開始時期を同期させ、第1回転ツー
ル1を正回転に、第2回転ツール2を逆回転、即ち第1
回転ツール1とは回転方向が相反する方向に回転させ、
その回転数が同じになるように制御する。
【0022】そして、第1回転ツール1の第1のプロー
ブ12及び第2回転ツール2の第2のプローブ22の接
触部の摩擦熱により接合材料3と接合材料3′とを塑性
流動撹拌させた後、第1回転ツール1と第2回転ツール
2とを同時に接合材料3,3′から引き上げ冷却固化し
て接合を完了する。第1、第2回転ツール1,2は、そ
れぞれの接合点で回転しているだけで、移動はしない。
このとき、接合部材3は、第1回転ツール1による正方
向の回転力と第2回転ツール2による逆方向の回転力と
を同時に受けるが、接合部材3,3′全体としては、回
転力が相殺され、見かけ上回転力がない状態になる。こ
のため、接合部材3,3′は回転しないため、接合部材
3,3′を動かないように留めておくクランプ部材を必
要とせずに位置ずれなく、接合部材3と接合部材3′と
をスポット的に摩擦撹拌接合が可能となる。
【0023】図5は、本発明の第5実施形態を示してい
る。第5実施形態は、重ね合わせ継ぎ手の線状連続接合
の場合を示しており、第4実施形態とは、第1回転ツー
ル1と第2回転ツール2とが、第2実施形態のように同
一直線上を相反する方向に、同じ速度で移動させている
ことを除いて、他は同じである。この場合においては、
重ね合わせた接合部材3,3′の線状の摩擦撹拌接合が
可能である。また、前述したと同様に接合部材3,3′
全体としては、第1、第2回転ツール1,2による回転
力が相殺され、回転しないため、接合部材のクランプを
必要としない。更に、接合部材3,3′の接合線方向に
働く力が、第1回転ツール1と第2回転ツール2とが相
反する方向に移動することから相殺され、この面からも
クランプの必要性がなくなる。
【0024】図6は、本発明の第6実施形態を示してい
る。第6実施形態では、第1回転ツール1と第2回転ツ
ールのセットを複数使用して接合する場合を示してお
り、図では、第3回転ツール8と第4回転ツール9を更
に設けている。この場合、第1回転ツール1と第3回転
ツール8とは正回転しており、第2回転ツール2と第4
回転ツール9とは逆回転している。これらの回転ツール
1,2,8,9の回転数及び加圧とが同期されているこ
とは言うまでもないことである。このように正方向に回
転する回転ツールと逆方向に回転する回転ツールとをセ
ットとして、複数のセットを使用しても、同様の効果を
得ることができる。
【0025】図7は、本発明の第4実施形態をコンデン
サやリレー等の大型部品を実装している回路におけるタ
ーミナル接合に適用した実施例を示している。この場合
回路板A上には、リレーRやコンデンサCが実装されて
おり、ターミナル3Aとターミナル3Bとをクランプす
るスペースがないので、接合部材をクランプする必要の
ない本発明の摩擦撹拌接合法は非常に有効である。
【0026】図8は、本発明の第4実施形態をケース枠
近傍でのバスバー接合に適用した別の実施例を示してい
る。ケースBのケース枠近傍でのバスバー3C,3Dを
接合する場合、ケース枠B1 が障害となってバスバー3
Cとバスバー3Dとをクランプするスペースがないの
で、この場合においても、接合部材をクランプする必要
のない本発明の該接合法は非常に有効である。
【0027】図9は、本発明の第4実施形態を形状が複
雑なハウジング上へのブラケット接合に適用した更に別
の実施例を示している。図に示されるように、形状が複
雑なハウジングH上へブラケットDを接合する場合、ハ
ウジングHが障害となってブラケットDをクランプする
スペースがないので、この場合においても、接合部材を
クランプする必要のない本発明の該接合法は非常に有効
である。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、接合部材へのクランプ力を低減することができるか
もしくはクランプ力を必要としないので、接合部材の周
囲に障害物がある場合や、接合部材が微小である場合
等、構造上接合部材のクランプが困難である場合に非常
に有効な接合法である。また、クランプ力が低減もしく
は必要ないため、接合部材の変形、傷を抑えることがで
きると共に、溶接台や治具の剛性も従来より小さくてす
むため、設備を小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の摩擦撹拌接合法を説明
する図である。
【図2】本発明の第2実施形態の摩擦撹拌接合法を説明
する図である。
【図3】本発明の第3実施形態の摩擦撹拌接合法を説明
する図である。
【図4】本発明の第4実施形態の摩擦撹拌接合法を説明
する図である。
【図5】本発明の第5実施形態の摩擦撹拌接合法を説明
する図である。
【図6】本発明の第6実施形態の摩擦撹拌接合法を説明
する図である。
【図7】本発明の接合法を大型部品実装回路のターミナ
ル結合に適用した実施例を示す図である。
【図8】本発明の接合法をケース枠近傍でのバスバー接
合に適用した別の実施例を示す図である。
【図9】本発明の接合法を形状が複雑なハウジング上へ
のブラケット接合に適用した更に別の実施例を示す図で
ある。
【符号の説明】
1…第1回転ツール 11…第1の回転体 12…第1のプローブ 2…第2回転ツール 21…第2の回転体 22…第2のプローブ 3,3′…接合部材 31,31′…接合部 4,4′…クランプ部材 5,6…加圧装置 7…制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉野 睦 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 4E067 AA01 AA19 BG00 DC07 EC06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両接合部材の接合部に回転するツールの
    プローブを当接し、プローブとの接触部を摩擦熱で軟化
    させ撹拌しながら、プローブを当接状態で接合部に沿っ
    て相対的に移動させることにより、接合部を接合する摩
    擦撹拌接合法において、 前記接合部材の厚さ方向の一方の側に、回転する第1回
    転ツールの第1のプローブと第2回転ツールの第2のプ
    ローブとを配置し、両プローブを略同一の回転速度で回
    転すると共にその回転方向を相反する方向としたことを
    特徴とする摩擦撹拌接合法。
  2. 【請求項2】 前記第1のプローブと前記第2のプロー
    ブとが、前記接合部材に対して略同じ加圧力で加圧して
    いることを特徴とする請求項1に記載の摩擦撹拌接合
    法。
  3. 【請求項3】 前記両接合部材の前記接合部が、線状に
    延びるものである場合、前記第1及び第2のプローブを
    相反する方向に移動させることを特徴とする請求項1又
    は2に記載の摩擦撹拌接合法。
  4. 【請求項4】 前記第1及び第2のプローブの相反する
    方向への移動速度が略同一であることを特徴とする請求
    項3に記載の摩擦撹拌接合法。
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