JP2003204162A - プリント配線基板、プリント配線基板用レリーフパターン付金属板、及び、プリント配線基板の製造方法 - Google Patents

プリント配線基板、プリント配線基板用レリーフパターン付金属板、及び、プリント配線基板の製造方法

Info

Publication number
JP2003204162A
JP2003204162A JP2002256126A JP2002256126A JP2003204162A JP 2003204162 A JP2003204162 A JP 2003204162A JP 2002256126 A JP2002256126 A JP 2002256126A JP 2002256126 A JP2002256126 A JP 2002256126A JP 2003204162 A JP2003204162 A JP 2003204162A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiring pattern
metal
wiring
wiring board
printed wiring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002256126A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4180331B2 (ja
Inventor
Kazuo Umeda
和夫 梅田
Atsushi Kobayashi
厚志 小林
Yoshinori Murata
佳則 村田
Noriaki Sekine
典昭 関根
Kenji Sasaoka
賢司 笹岡
Naoki Morioka
直樹 森岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
DT Circuit Technology Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
DT Circuit Technology Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd, DT Circuit Technology Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2002256126A priority Critical patent/JP4180331B2/ja
Publication of JP2003204162A publication Critical patent/JP2003204162A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4180331B2 publication Critical patent/JP4180331B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 平滑性、接続信頼性が高いプリント配線基板
とその製法を提供する。 【解決手段】 金属板11上にマスキングしてハーフエ
ッチングし、配線部材11Dの内層配線レリーフパター
ン11B上にペーストバンプ12を形成し、プリプレグ
13を重ね、プレスしてペーストバンプ12を貫通させ
る。他の配線部材21と前記配線部材11Dとを対向配
置させ、プレスして前記ペーストバンプ12で配線部材
11D,21を電気的に接続する。得たプリント配線基
板用素材の外側表面に金属バンプを形成し、周囲を樹脂
で固め、研磨し、メッキ層を形成し、選択エッチングし
て表面配線パターンを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリント配線基板の
製造方法に係り、更に詳細には配線層間を貫通型の導体
配線部で接続する、いわゆる導体貫通型のプリント配線
基板、プリント配線基板用レリーフパターン付金属板、
及びプリント配線基板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、多層板の製造方法として絶縁
性基板の厚さ方向に略円錐形のペーストバンプを圧入し
て絶縁性基板の両面に形成された二つの配線パターン間
の電気的導通を図る、いわゆる導体間通法が知られてい
る。図34は従来の代表的な導体貫通法の製造工程を模
式的に示した断面図である。この導体貫通法では、図3
4(a)に示すように、導体板101の上に例えば複数
の貫通孔が穿孔された印刷用マスク(図示省略)を重
ね、この印刷用マスクの上側から銀ペーストなどの導電
性組成物をスキージしながら前記貫通孔に充填し、しか
る後に前記印刷用マスクと導電板とを剥離することによ
り略円錐形のペーストバンプ群102,102,…を形
成する(図34(b))。次いで例えばガラス繊維マッ
トにエポキシ樹脂を含浸させて得られるような絶縁材料
板前駆体103を積層、プレスして貫通させ(図34
(c))、その上から銅箔104を積層し(図34
(d))、エッチングして配線パターン104a,10
1aを形成してコア材110を形成する(図34
(e))。
【0003】一方、上記と同様の方法により図34
(c)と同様のバンプ付銅箔120及び140を作成し
ておき、前記コア材110と前記バンプ付銅箔120及
び140との間に、前記絶縁材料板前駆体103と同様
の絶縁材料板前駆体130,150をそれぞれ図34
(f)のようにセットする。しかる後にプレスして図3
4(g)に示したような積層体160を形成し、この積
層体160の最外層の銅箔をエッチングして配線パター
ンを形成し、図34(h)に示したような多層プリント
配線基板170を得る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような配線層の形
成された絶縁性基板上にペーストバンプ群を形成する場
合、ペーストバンプ群形成のための印刷用マスク等が必
要になる。また、導電性組成材料で形成したペーストバ
ンプ群では高さにばらつきが生じるため、層間接続に不
備が生じる場合がある。更に配線層と組成が異なるため
に熱的要因で組成間にクラックが発生する場合がある。
また多層化工程において配線層同士を絶縁性材料を挟ん
で密着させるために配線層の厚みの分だけ広い層間を必
要とし、同時に基板平滑性にも影響があるために、より
薄い高多層プリント配線基板の製造の障害になるという
問題がある。また、印刷法では技術的に0.15mmの
バンプ径が形成可能なバンプの最小とされており、これ
以下の直径のバンプを形成できないという問題や、印刷
法で形成されるペーストバンプの高さがばらつくので層
間接続の信頼性が不十分であるという問題がある。
【0005】本発明は上記の従来の問題を解決するため
になされた発明である。即ち、本発明はファインな層間
接続部を有し、信頼性の高い多層プリント配線基板、プ
リント配線基板用レリーフパターン付金属板、及び、プ
リント配線基板の製造方法を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のプリント配線基板は、絶縁性基板と、前記絶
縁性基板の一の表面に配設された第1の表面配線パター
ンと、前記絶縁性基板の他の表面に配設された第2の表
面配線パターンと、前記第1の表面配線パターン又は前
記第2の表面配線パターンと電気的に接続された金属バ
ンプ、及び、前記第1の表面配線パターンと前記第2の
表面配線パターンとの間に配設され、前記絶縁性基板表
面に平行に配設された内層配線パターンとからなる金属
バンプ付配線部材と、前記第1の表面配線パターンと、
前記第2の表面配線パターン及び/又は内層配線パター
ンとを電気的に接続した層間接続部材とを具備すること
を特徴とする。
【0007】上記プリント配線基板において、前記層間
配線部材の例として、ペーストバンプを挙げることがで
きる。
【0008】上記プリント配線基板において、前記層間
配線部材の例として、スルホール金属層を挙げることが
できる。
【0009】本発明の他のプリント配線基板は、コア基
板と、第1の内側絶縁層と、第1の外側絶縁層と、第1
の表面配線パターンと、前記第1の内側絶縁層と前記外
側絶縁層との間に貫挿された内側配線パターンから前記
外側絶縁層表面に延設された金属バンプを有する第1の
金属バンプ部材と、第2の内側絶縁層と、第2の外側絶
縁層と、第2の表面配線パターンと、前記第2の内側絶
縁層と前記外側絶縁層との間に貫挿された内側配線パタ
ーンから前記外側絶縁層表面に延設された金属バンプを
有する第2の金属バンプ部材と、前記絶縁層で隔絶され
た配線パターンどうしを電気的に接続する層間接続部材
と、を具備することを特徴とする。
【0010】上記プリント配線基板において、前記層間
配線部材の例として、ペーストバンプを挙げることがで
きる。
【0011】上記プリント配線基板において、前記層間
配線部材の例として、スルホール金属層を挙げることが
できる。
【0012】本発明の更に他のプリント配線基板は、絶
縁性基板と、前記絶縁性基板の一の表面に配設された第
1の表面配線パターンと、前記絶縁性基板の他の面を覆
う第2の表面配線パターンを構成する底部と、前記第1
の表面配線パターンと電気的に接続された頭部と、前記
底部から前記頭部にかけて前記絶縁性基板を貫通するバ
ンプ部とを有する金属バンプ付配線部材とを具備するこ
とを特徴とする。
【0013】上記プリント配線基板は、前記絶縁性基板
の厚さ方向に貫挿され、前記第1の表面配線パターンと
前記第2の表面配線パターンとを電気的に接続するスル
ホール金属層を更に具備していてもよい。
【0014】上記プリント配線基板は、前記第1の表面
配線パターン及び/又は第2の表面配線パターンのL/
S値がL/S=10/10〜40/40(μm/μm)
であってもよい。
【0015】上記プリント配線基板は、前記金属バンプ
が、20〜100μmの頭部半径、75〜200μmの
底部半径、及び50から150μmの高さを有していて
もよい。
【0016】本発明の更にもうひとつのプリント配線基
板は、絶縁性基板と、前記絶縁性基板の一の表面に配設
された第1の表面配線パターンと、前記絶縁性基板の他
の表面に配設された第2の表面配線パターンと、前記第
1の表面配線パターン又は前記第2の表面配線パターン
と電気的に接続された金属バンプ、及び、前記第1の表
面配線パターンと前記第2の表面配線パターンとの間に
配設され、前記絶縁性基板表面に平行に配設された内層
配線パターンとを有する第1の金属バンプ付配線部材
と、前記第2の表面配線パターン又は前記第1の表面配
線パターンと電気的に接続された金属バンプ、及び、前
記第1の表面配線パターン又は前記第2の表面配線パタ
ーンと、前記第1の金属バンプ付配線部材との間に配設
され、前記絶縁性基板表面に平行に配設された他の内層
配線パターンとを有する第2の金属バンプ付配線部材
と、前記絶縁性基板の厚さ方向に貫挿され、少なくとも
前記第1の配線パターンと前記第2の配線パターンとを
電気的に接続するスルホールメッキ層とを具備すること
を特徴とする。
【0017】上記プリント配線基板では、前記第1の金
属バンプ付配線部材と、前記第2の金属バンプ付配線部
材との間に、絶縁層と配線パターンとを積層したコア基
板が介挿されていてもよい。
【0018】本発明のプリント配線基板の製造方法は、
金属板表面にマスキングする工程と、 前記マスキング
を介して前記金属板をハーフエッチングして前記金属板
底面から略円錐形の金属バンプが延設されたバンプ付配
線部材を形成する工程と、前記バンプ付配線部材のバン
プ形成面に絶縁層を形成する工程と、前記絶縁層表面を
研磨する工程と、前記バンプ付金属板の底面をパターニ
ングして前記絶縁層下面側に一の配線パターンを形成す
る工程と、前記絶縁層表面に他の配線パターンを形成す
る工程とを具備することを特徴とする。
【0019】上記プリント配線基板の製造方法では、前
記他の配線パターンを形成した後に、前記一の配線パタ
ーンと前記他の配線パターンとを電気的に接続するスル
ホール金属層を形成する工程を更に具備していてもよ
い。
【0020】本発明の他のプリント配線基板の製造方法
は、金属板表面にマスキングする工程と、前記マスキン
グを介して前記金属板をハーフエッチングして前記金属
板底面から略円錐形の金属バンプが延設されたバンプ付
配線部材を形成する工程と、前記バンプ付配線部材のバ
ンプ形成面に絶縁層を形成する工程と、前記絶縁層表面
を研磨する工程と、前記バンプ付金属板の底面をパター
ニングして前記絶縁層下面側に一の配線パターンを形成
する工程と、前記絶縁層表面に他の配線パターンを形成
して二つの積層板ユニットを形成する工程と、前記二つ
の積層板ユニットの間にコア絶縁層を挟んでプレスして
一体化した積層体を形成する工程と、少なくとも前記積
層体の一の表面の配線パターンと前記積層体の他の表面
の配線パターンとを電気的に接続するスルホール金属層
を形成する工程とを具備することを特徴とする。
【0021】上記プリント配線基板の製造方法におい
て、前記コア絶縁層が、配線パターンと絶縁性基板とを
積層したコア基板であってもよい。
【0022】本発明のプリント配線基板は、絶縁性基板
と、前記絶縁性基板の一の表面に配設された第1の表面
配線パターンと、前記絶縁性基板の他の表面に配設され
た第2の表面配線パターンと、前記第1の表面配線パタ
ーン又は前記第2の表面配線パターンと電気的に接続さ
れた金属バンプ及び前記第1の表面配線パターンと前記
第2の表面配線パターンとの間に配設され、前記絶縁性
基板表面に平行に配設された内層配線パターンとからな
る金属バンプ付配線部材と、前記金属バンプ付配線部材
と、前記第2の表面配線パターン又は前記第1の表面配
線パターンとを電気的に接続したペーストバンプとを具
備することを特徴とする。
【0023】上記プリント配線基板において、前記金属
バンプの例として、円錐の頂部を挟み前記円錐の軸に平
行な一組の平面又は曲面で裾部を切り取った略円錐形状
を備えているバンプを挙げることができる。
【0024】上記プリント配線基板において、前記金属
バンプの例として、導体板の表面側と裏面側から順次エ
ッチング処理することにより形成される形状を備えてい
るバンプを挙げることができる。
【0025】上記プリント配線基板において、前記内層
配線パターンが、前記ペーストバンプが貫通している、
前記絶縁性基板を構成する絶縁性材料の層に埋設されて
いるものを挙げることができる。
【0026】上記プリント配線基板において、前記金属
バンプ付配線部材が連続した同一の金属からなるものを
挙げることができる。
【0027】上記プリント配線基板において、前記金属
バンプの例として、20〜100μmの頭部半径、75
〜200μmの底部半径、及び50から150μmの高
さを有する金属バンプを挙げることができる。
【0028】上記プリント配線基板において、前記表面
配線パターンの例として、パターン状に加工された金属
箔、スパッタ膜、又はメッキ膜からなるパターンを挙げ
ることができる。
【0029】上記プリント配線基板において、前記金属
バンプの例として、円筒形、円錐形、四角錐形、円錐台
形、四角錐台形、及び、円錐形の下部に円筒形の上部が
接合された形状からなる群から選択される一の形状に近
似する形を備えたバンプを挙げることができる。
【0030】上記プリント配線基板において、前記金属
バンプの例として、前記内層配線パターンの幅と実質的
に等しい幅の下部を有するバンプを挙げることができ
る。
【0031】上記プリント配線基板において、前記金属
バンプの例として、対向する一組の平行平面と、これら
平行平面の間を繋ぐ四つの曲面とからなる略六角形の、
前記内層配線パターンの長手方向を法線とする平面上の
断面形状を有し、前記曲面のうちの少なくとも一つが負
の曲率半径を有する曲面であるバンプを挙げることがで
きる。
【0032】上記の本発明のプリント配線基板用のレリ
ーフパターン付金属板としては、金属材料の片面をハー
フエッチングすることによって、金属バンプ付配線部材
の内層配線パターンに対応するレリーフパターンが、金
属材料の片面に形成されているプリント配線基板用レリ
ーフパターン付金属板を挙げることができる。
【0033】本発明の他のプリント配線基板は、前記絶
縁性基板の一の表面に配設された第1の表面配線パター
ンと、前記絶縁性基板の他の表面に配設された第2の表
面配線パターンと、前記第1の表面配線パターン又は前
記第2の表面配線パターンと電気的に接続された金属バ
ンプ、及び、前記第1の表面配線パターンと前記第2の
表面配線パターンとの間に配設され、前記絶縁性基板表
面に平行に配設された内層配線パターンとを有する第1
の金属バンプ付配線部材と、前記第2の表面配線パター
ン又は前記第1の表面配線パターンと電気的に接続され
た金属バンプ、及び、前記第1の表面配線パターン又は
前記第2の表面配線パターンと、前記第1の金属バンプ
付配線部材との間に配設され、前記絶縁性基板表面に平
行に配設された他の内層配線パターンとを有する第2の
金属バンプ付配線部材と、前記第1の金属バンプ付配線
部材と前記第2の金属バンプ付配線部材との間に間挿さ
れ、前記第1の金属バンプ付配線部材と前記第2の金属
バンプ付配線部材とを電気的に接続するペーストバンプ
とを具備することを特徴とする。
【0034】上記プリント配線基板において、前記金属
バンプの例として、円錐の頂部を挟み前記円錐の軸に平
行な一組の平面又は曲面で裾部を切り取った略円錐形状
を備えているバンプを挙げることができる。
【0035】上記プリント配線基板において、前記金属
バンプの例として、導体板の表面側と裏面側から順次エ
ッチング処理することにより形成される形状を備えてい
るバンプを挙げることができる。
【0036】上記プリント配線基板において、前記内層
配線パターンが、前記ペーストバンプの貫通している、
前記絶縁性基板を構成する絶縁性材料の層に埋設されて
いるものを挙げることができる。
【0037】上記プリント配線基板において、前記金属
バンプ付配線部材が連続した同一の金属からなるものを
挙げることができる。
【0038】上記プリント配線基板において、前記金属
バンプの例として、20〜100μmの頭部半径、75
〜200μmの底部半径、及び50から150μmの高
さを有する金属バンプを挙げることができる。
【0039】上記プリント配線基板において、前記表面
配線パターンの例として、パターン状に加工された金属
箔、スパッタ膜、蒸着膜、又はメッキ膜からなるパター
ンを挙げることができる。
【0040】上記プリント配線基板において、前記金属
バンプの例として、円筒形、円錐形、四角錐形、円錐台
形、四角錐台形、及び、円錐形の下部に円筒状の上部が
接合された形状からなる群から選択される一の形状に近
似する形を備えたバンプを挙げることができる。
【0041】上記プリント配線基板であって、前記金属
バンプの例として、前記内層配線パターンの幅と実質的
に等しい幅の下部を有するバンプを挙げることができ
る。
【0042】上記プリント配線基板であって、前記金属
バンプの例として、対向する一組の平行平面と、これら
平行平面の間を繋ぐ四つの曲面とからなる略六角形の、
前記内層配線パターンの長手方向を法線とする平面状の
断面形状を有し、前記曲面のうち少なくとも一つが負の
曲率半径を有する曲面であるバンプを挙げることができ
る。
【0043】上記プリント配線基板用のレリーフパター
ン付金属板としては、金属材料の片面をハーフエッチン
グすることによって、金属バンプ付配線部材の内層配線
パターンに対応するレリーフパターンが、金属材料の片
面に形成されているプリント配線基板用レリーフパター
ン付金属板を挙げることができる。
【0044】本発明のプリント配線基板の製造方法は、
導体板の一の表面の内層配線パターン形成位置に第1の
マスキングを形成する工程と、前記導体板のマスキング
形成面をハーフエッチングして内層配線パターン状にレ
リーフパターンを前記導体板の前記一の表面に形成する
工程と、前記内層配線パターン状レリーフパターン上の
所定位置にペーストバンプを形成する工程と、前記ペー
ストバンプの上に絶縁性材料と他の導体板又は他の配線
基板とを位置合わせする工程と、前記導体板と、前記絶
縁性材料と、他の導体板又は他の配線基板とを加熱下に
加圧する工程と、前記導体板の他の表面上の金属バンプ
形成位置に第2のマスキングを形成する工程と、前記導
体板の他の表面をハーフエッチングして前記内層配線パ
ターン状レリーフパターンの根元部分を切り離し内層配
線パターンとなすと同時に該内層配線パターン背面上に
金属バンプを形成する工程と、前記金属バンプ形成面に
絶縁性材料を充填する工程と、前記絶縁性材料を硬化す
る工程と、前記露出した金属バンプの頭部及び絶縁性材
料層上に外側配線パターンを形成する工程とを具備する
ことを特徴とする。
【0045】上記プリント配線基板の製造方法におい
て、前記絶縁性材料の例として、絶縁性基板前駆体であ
る絶縁性材料を挙げることができる。
【0046】上記プリント配線基板の製造方法におい
て、前記絶縁性材料の例として、絶縁性材料組成物フィ
ルムを挙げることができる。
【0047】上記プリント配線基板の製造方法におい
て、前記絶縁性材料の例として、塗布形成された絶縁性
材料組成物を挙げることができる。
【0048】本発明では、導体板をハーフエッチング処
理して根元部分が結合した金属バンプを形成し、この根
元部分を反対側からエッチング処理して切り離すことに
より第1の表面配線パターンを形成するので、製造コス
トを上昇させることなく金属バンプで層間接続した多層
型プリント配線基板を得ることができる。
【0049】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
の実施の形態に係るプリント配線基板の製造方法につい
て説明する。図1は本実施形態に係るプリント配線基板
の製造方法の各工程の流れを示したフローチャートであ
り、図2〜図6は本実施形態に係るプリント配線基板の
製造途中の各段階のものを模式的に示した断面図であ
る。
【0050】本実施形態に係るプリント配線基板1を製
造するには、図2(a)に示したように、まず銅板など
の金属板11を用意する。この金属板11としては例え
ば無酸素銅や、銅合金などが挙げられる。銅合金として
は、例えばCr、Snなどの金属を0.2%含んだもの
を用いる事ができる。この金属板11の厚さは後の工程
で形成しようとする金属バンプの高さや残厚に応じて選
択する。例えば、高さ140μmの金属バンプを形成
し、30μmの残厚が必要である場合、金属板11は厚
さ170μmのものを用いる。
【0051】次に図2(b)に示したように、この金属
板11の表面のうち、ハーフエッチングを施す方の面、
例えば図2(b)中では金属板11の上面側に第1のマ
スキング20を形成する(ステップ1)。この第1のマ
スキング20を形成する方法としては、最初に感光性樹
脂を塗布し、乾燥させた後マスクパターンを介して選択
的に露光し、部分的に硬化させ、次いで現像して不要部
分を溶解除去するフォトリソグフィ−法などが挙げられ
る。
【0052】一方金属板11の表面のうち、ハーフエッ
チングを施さない方の面、図2(b)中の下面側には表
面全体にわたって保護層21を形成する。こうして図2
(b)に示したように金属板11の上表面に第1のマス
キング20が形成され、金属板11の下表面には保護層
21が形成される。
【0053】この状態で金属板11の上面側にハーフエ
ッチング処理を施す(ステップ2)。このハーフエッチ
ング処理の方法としては、エッチング液を噴霧するスプ
レー法、エッチング液槽中に第1のマスキング20と保
護層21とを形成した金属板11を浸漬する湿式法、或
いはプラズマなどのエネルギー波を衝突させる乾式法な
どを挙げることができる。
【0054】以下スプレー法を例にして説明する。図2
(b)に示した状態の金属板11の上面側からエッチン
グ液を噴霧すると、霧状に噴霧されたエッチング液は第
1のマスキング20と第1のマスキング20との間の露
出した表面の金属板11を侵蝕し、更に第1のマスキン
グ20の下面側にまで回り込んで金属板11をエッチン
グしてゆく。ここで用いるエッチング液としては、たと
えば塩化第2鉄水溶液得、塩化第2銅水溶液、及び銅ア
ンモニウム錯イオンを主成分とするアルカリ水溶液から
成るエッチング液が挙げられる。
【0055】このエッチング処理を適当なところで停止
すると(ハーフエッチング/ステップ2)、図2(c)
のように放物線或いは楕円状の曲線で描かれる断面形状
(負の曲率半径を有する曲面)を呈する内層配線パター
ン状のレリーフパターン11B,11B,…(以下、
「内層配線レリーフパターン」という。)が得られる。
これらの内層配線レリーフパターン11B,11B,…
はその根元部分11Aで繋がっている。
【0056】次に第1のマスキング20と保護層21と
を除去し(ステップ3)、表面を洗浄してエッチング液
を除去すると図2(d)に示したような内層配線レリー
フパターン11B,11B,…を備えた配線レリーフパ
ターン付金属板(以下「配線部材」という。)11Dが
得られる。
【0057】次にこうして形成した内層配線レリーフパ
ターン11B,11B,…の上に、例えば銀粉や銅粉な
どの導電性微粒子を例えばエポキシ樹脂等の液状熱硬化
性樹脂中に分散させて得られる導電ペーストを印刷法を
用いて略円錐形のペーストバンプ12,12,…を形成
する(ステップ4)。
【0058】ここでいう「印刷法」とは、例えばバンプ
形成位置に貫通孔が穿孔された金属マスクを、配線パタ
ーンが形成された絶縁性基板の上に重ね、前記金属マス
クの上から前記導電ペーストをヘラですり込む「スキー
ジ」と呼ばれる操作を行い、しかる後に前記金属マスク
を剥離することにより配線パターン上に略円錐形の微小
なペーストバンプを形成する方法である。ここで形成す
るペーストバンプ12,12,…は底面半径が100〜
500μm、高さが70〜550μm、底面半径対高さ
のアスペクト比が1:0.5〜1:3のバンプである。
ペーストバンプ12,12,…は印刷後乾燥させること
で形成される。
【0059】ペーストバンプ12,12,…形成後、図
3(f)に示したように、配線部材11Dのペーストバ
ンプ12,12,…形成面上に絶縁性基板前駆体(プリ
プレグ)13を重ね合わせる(ステップ5)。この絶縁
性基板前駆体(プリプレグ)13は、例えばガラスクロ
スにエポキシ樹脂を含浸させて形成した、例えば厚さ6
0μmのプリプレグである。この絶縁性基板前駆体(プ
リプレグ)13を前記配線部材11Dのペーストバンプ
12形成面上に重ねあわせ(ステップ5)、ゴムシート
のような弾性体に当接させた状態で加熱下に加圧(ヒー
トプレス)する(ステップ6)。
【0060】このヒートプレスの結果、図3(g)に示
したように絶縁性基板前駆体(プリプレグ)13をペー
ストバンプ12,12,…が貫通した絶縁性基板付配線
部材14が得られる。この状態で、内層配線レリーフパ
ターン11Bは、ペーストバンプ12の貫通したプリプ
レグ13の層に埋設された構造となる。
【0061】次に、上記ステップ1〜3と同様の操作を
することにより得られた他の配線部材21を形成し、図
3(h)に示したように前記絶縁性基板付配線部材14
と他の配線部材21とを、ペーストバンプ12,12,
…の頭部と断面凸型の配線パターン形成面とが対向する
ように配置する(ステップ7)。
【0062】次にこのように対向配置した前記絶縁性基
板付配線部材14と他の配線部材21とをヒートプレス
する(ステップ8)。このときペーストバンプ12,1
2,…の頭部と他の配線部材21の内層配線レリーフパ
ターン21B,21B,…とがそれぞれ当接し、内層配
線レリーフパターン11B,11B,…と内層配線レリ
ーフパターン21B,21B,…とが電気的に接続され
る。それと同時にプリプレグ13中の絶縁性熱硬化性樹
脂が硬化してCステージまで移行する。
【0063】かくして図3(i)に示したような、いわ
ゆる2層構造のプリント配線基板用素材15が形成され
る。次にこのプリント配線基板用素材15の両表面に露
出した配線部材11D,21のうち金属バンプ形成部分
部分に、図4(j)に示したように、第2のマスキング
22,24を形成する(ステップ9)。なお、この第2
のマスキング22,24の形成方法も前記第1のマスキ
ング20の形成方法と同様に、フォトリソグラフィー技
術を用いて形成する方法が挙げられる。
【0064】図4(j)に示したような第2のマスキン
グ22,24を形成した後、この第2のマスキング2
2,24の上からエッチング処理を施して配線部材11
D,21の底部をエッチングして切り離し、図4(k)
に示したような金属バンプ11C,11C、…及び、金
属バンプ21C,21C…を形成する(ステップ1
0)。これにより、同時に配線部材11D、21の内層
配線レリーフパターン11B,21Bは、内層配線パタ
ーン11E,21Eとして形成される。
【0065】図7はハーフエッチング処理後に得られる
金属バンプの斜視図及び断面図であり、図8はこの第2
のマスキング22,24側からのエッチングにより形成
される、内層配線パターンと金属バンプとの結合部の斜
視図であり、図9はハーフエッチング処理後に得られる
内層配線レリーフパターン11Bの断面写真及び電子顕
微鏡写真であり、図10は第2のマスキング22,24
側からのエッチングにより形成される、内層配線パター
ンと金属バンプとの結合部の電子顕微鏡写真である。
【0066】図7及び図9に示したように、金属板11
の片面をハーフエッチングすることにより、略円錐形の
金属バンプ11Cが形成される。この金属バンプ11C
の断面は円錐台の側面を凹型曲面に置換した形状を備え
ており、換言すれば負の曲率半径を有する曲面を側面に
備えている。図7及び図9に示したように、金属バンプ
11Cの上部は半径20〜100μm程度の円形に仕上
げることが可能であり、金属バンプ11Cの高さは50
〜150μm程度に仕上げることが可能である。実際の
製品では、金属バンプ11Cの上部は半径40〜75μ
m程度の円形に仕上げることが好ましく、また、金属バ
ンプ11Cの高さは70〜120μm程度の円形に仕上
げることが好ましい。
【0067】また図8及び図10に示したように、ステ
ップ10の第2のマスキング側からエッチングすること
により、金属バンプ11Cの裾の部分の幅をその上部平
面の半径と略同等の線幅にまで狭めると共に、金属バン
プ11Cの底部が内層配線パターン11Eに結合した帯
状の金属バンプ付配線部材11Fが形成される。この金
属バンプ付配線部材11Fにおいて、内層配線パターン
11Eはその側面部分がステップ9の第2のマスキング
側からのエッチングにより略平面状、より正確には曲面
状に形成されている。図11は金属バンプ11Cの断面
形状を、金属バンプ付配線部材11Fの内層配線パター
ン11Eの長手方向を法線とし、金属バンプ11Cの軸
を通る平面で切断したときの断面形状として示した断面
図である。図11に示したように、ステップ10の第2
のマスキング側からのエッチングにより、金属バンプ1
1Cの裾の部分は金属バンプの底面側すなわち第2のマ
スキング側から曲面状に侵食され、概略六角形の断面形
状を呈し、上部と底部に配設された一組の平行平面の間
を画定する側面は曲面を形成し、これらの4曲面の少な
くとも一つに負の曲率半径を有する曲面を形成する。
【0068】このとき金属バンプ11Cの底面側に形成
される金属バンプ付配線部材11Fの内層配線パターン
11Eの線幅は第2のマスキングの幅により調整するこ
とができる。この金属バンプ11Cの底面側に形成され
る金属バンプ付配線部材11Fの内層配線パターン11
Eの線幅は最小30μm程度まで可能である。なお、こ
の配線において、裏面にバンプがある部分とない部分で
同一の配線幅を形成することができる。
【0069】このようにして第2のマスキング側からの
エッチングを行った後、次いで第2のマスキング22,
24を除去することにより、図4(l)に示したような
2層型のプリント配線基板用素材19が得られる。
【0070】次にこのプリント配線基板用素材19の上
下両面に、図4(m)に示すように、プリプレグ26,
28を位置決めし、前記と同様の方法によりヒートプレ
スすることにより、図5(n)に示したように絶縁材料
層(プリプレグ)26a,28aを金属バンプ11C,
21Cが貫通した、絶縁材料付プリント配線基板用素材
30が得られる(ステップ12)。次いでこの樹脂付プ
リント配線基板用素材30の両表面上にバフがけなどに
よる研磨を施すことにより(ステップ13)、図5
(o)に示したような表面が平坦化された樹脂付プリン
ト配線基板用素材32が得られる。
【0071】次にこの樹脂付プリント配線基板用素材3
2の両表面に例えば電解メッキや無電解メッキなどのメ
ッキ処理を施して(ステップ14)金属層31を形成す
る。しかる後にこの金属層31の上に前記と同様にして
例えばフォトリソグラフィー法を用いて第3のマスキン
グ34,34,…を形成し(ステップ15)、この第3
のマスキング34,34,…の上からエッチング液を供
給してエッチング処理を施し(ステップ16)、金属層
31のうちの露出部分を除去すると、図6(r)に示し
たようなプリント配線基板40が得られる。次いで表面
に付着したマスキング34,34,…を除去すると(ス
テップ17)、図6(s)に示したような4層の配線パ
ターンを備えたプリント配線基板40が得られる。
【0072】以上説明したように本実施形態に係るプリ
ント配線基板の製造方法では、金属板11をエッチング
して形成した金属バンプ11C,11C,…を用いて層
間接続を行うので、金属バンプ11C,11C,…の高
さのバラツキが小さく、接続信頼性の高い層間接続を形
成することができる。
【0073】また本実施形態に係るプリント配線基板で
は、金属板11を上下両面からエッチングして金属バン
プ11C及びその底部で結合した内層配線パターン11
Eを形成しているので、金属バンプ11Cの幅が内層配
線パターン11Eの幅と同じ寸法の狭い幅に形成するこ
とができる。そのため、隣設させる金属バンプ11C,
11C間の間隔を小さくすることができ、配線パターン
の密度、ひいては集積度の高いプリント配線基板を得る
ことができる。
【0074】更に本実施形態に係るプリント配線基板で
は、単一材料からなる金属板11を上面側からのハーフ
エッチングと裏面側からのエッチングとにより加工して
金属バンプ11C,11C,…と内層配線パターン11
Fとを形成するので、安価な材料を用いることができ、
製品コストを低く抑えることができる。
【0075】(第2の実施の形態)本実施形態に係るプ
リント配線基板の製造方法では、上記第1の実施形態に
おいて、絶縁材料層を形成するのに絶縁性基板前駆体
(プリプレグ)を位置合わせして重ね、ヒートプレスす
ることによりペーストバンプや金属バンプを前記絶縁性
基板前駆体(プリプレグ)に貫通させるかわりに、ペー
ストバンプや金属バンプの上に絶縁性材料組成物からな
るフィルムを被覆して適用する方法を採用した。ペース
トバンプや金属バンプ上に被覆適用された絶縁性材料組
成物フィルムは、圧力と熱によりペーストバンプや金属
バンプを貫通させ、その頭部が絶縁性材料組成物フィル
ムの上に突出し、ちょうど上記第1の実施形態におい
て、絶縁性基板前駆体(プリプレグ)を重ね、ヒートプ
レスしてペーストバンプや金属バンプを前記絶縁性基板
前駆体(プリプレグ)に貫通させたのと同じ状態が得ら
れる。
【0076】本実施形態ではペーストバンプや金属バン
プ上に絶縁性材料の層を形成するのに絶縁性材料組成物
フィルムを被覆適用する方法を採用しているので、平板
高圧プレス機のような大型の設備を必要としない。
【0077】(第3の実施の形態)本実施形態に係るプ
リント配線基板の製造方法では、上記第1の実施形態に
おいて、絶縁材料層を形成するのに絶縁性基板前駆体
(プリプレグ)を位置合わせして重ね、ヒートプレスす
ることによりペーストバンプや金属バンプを前記絶縁性
基板前駆体(プリプレグ)に貫通させるかわりに、ペー
ストバンプや金属バンプの上に絶縁性材料組成物を塗布
する方法を採用した。ペーストバンプや金属バンプ上
に、絶縁性材料組成物を、その頭部が露出するように塗
布形成することによって、ちょうど上記第1の実施形態
において、絶縁性基板前駆体(プリプレグ)を重ね、ヒ
ートプレスしてペーストバンプや金属バンプを前記絶縁
性基板前駆体(プリプレグ)に貫通させたのと同じ状態
が得られる。
【0078】本実施形態ではペーストバンプや金属バン
プ上に絶縁性材料の層を形成するのに絶縁性材料組成物
を塗布形成する方法を採用しているので、平板高圧プレ
ス機のような大型の設備を必要としない。また、高圧の
プレスを行わないので、バンプなどが変形する虞れが小
さく、信頼性の高い層間接続を形成することができる。
【0079】(第4の実施形態)以下、本発明の実施の
形態に係るプリント配線基板の製造方法について説明す
る。図12は本実施形態に係るプリント配線基板の製造
方法の各工程の流れを示したフローチャートであり、図
13〜図17は本実施形態に係るプリント配線基板の製
造途中の各段階のものを模式的に示した断面図である。
【0080】本実施形態に係るプリント配線基板1を製
造するには、図13(a)に示したように、まず銅板な
どの金属板11を用意する。この金属板11としては例
えば板厚約150μmのCu99.9%の無酸素銅など
が挙げられる。
【0081】次に図13(b)に示したように、この金
属板11の表面のうち、ハーフエッチングを施す方の
面、例えば図13(b)中では金属板11の上面側に第
1のマスキング20を形成する(ステップ1)。この第
1のマスキング20を形成する方法としては、最初に感
光性樹脂(フォトレジスト)を塗布し乾燥後、予め所定
の回路図柄が描画されたマスクパターンを介して例えば
出力3kWの高圧水銀灯から発射される平行光を照射し
て選択的に露光し、部分的に硬化させる。次いで、例え
ば30℃、1.0%の炭酸ナトリウムを表面に圧力0.
1MPaでスプレー噴霧して非感光面を溶解除去するこ
とにより、現像して不要部分を溶解除去する。
【0082】一方金属板11の表面のうち、ハーフエッ
チングを施さない方の面、図13(b)中の下面側には
表面全体にわたって保護層21を形成する。
【0083】この状態で金属板11の上面側にハーフエ
ッチング処理を施す(ステップ2)。
【0084】以下スプレー法を例にして説明する。図1
3(b)に示した状態の金属板11の上面側からエッチ
ング液を噴霧すると、霧状に噴霧されたエッチング液は
第1のマスキング20と第1のマスキング20との間の
露出した表面の金属板11を侵蝕し、更に第1のマスキ
ング20の下面側にまで回り込んで金属板11をエッチ
ングしてゆく。このハーフエッチング処理の方法として
は、例えば50℃の比重1.4の塩化第2鉄水溶液を圧
力0.3MPaでスプレー噴霧して、表面からの深さが
30μmになるまでエッチングする方法が挙げられる。
【0085】このエッチング処理を適当なところで停止
すると(ハーフエッチング/ステップ2)、図13
(c)のように放物線或いは楕円状の曲線で描かれる断
面形状(負の曲率半径を有する曲面)を呈する内層配線
レリーフパターン11B,11B,…が得られる。これ
らの内層配線レリーフパターン11B,11B,…はそ
の根元部分11Aで繋がっている。
【0086】次に第1のマスキング20と保護層21と
を除去し(ステップ3)、表面を洗浄してエッチング液
を除去すると図13(d)に示したような内層配線レリ
ーフパターン11B,11B,…を備えた配線部材11
Dが得られる。
【0087】なおマスキング20や保護層の除去には例
えば50℃、3%の水酸化ナトリウム水溶液を使用す
る。
【0088】次にこうして形成した内層配線レリーフパ
ターン11B,11B,…の上に、例えば銀粉や銅粉な
どの導電性微粒子を例えばエポキシ樹脂等の液状熱硬化
性樹脂中に分散させて得られる導電ペーストを、例えば
所定のバンプ形成位置に0.3mm径の貫通孔を穿孔し
たメタルマスクの上から導電ペーストをスキージしてす
り込む、いわゆる印刷法を用いて略円錐形のペーストバ
ンプ12,12,…を形成する。
【0089】ペーストバンプ12,12,…形成後、図
14(f)に示したように、配線部材11Dのペースト
バンプ12,12,…形成面上に絶縁性基板前駆体(プ
リプレグ)、例えばガラスクロスにエポキシ樹脂を含浸
被着してなる厚さ60μmのプリプレグ13を重ね合わ
せる(ステップ5)。
【0090】このプリプレグ13を前記配線部材11D
のペーストバンプ12形成面上に重ねあわせ(ステップ
5)、ゴムシートのような弾性体に当接させた状態で加
熱下に加圧(ヒートプレス)する(ステップ6)。
【0091】このヒートプレスの結果、図14(g)に
示したようにプリプレグ13をペーストバンプ12,1
2,…が貫通した絶縁性基板付配線部材14が得られ
る。この状態で内層配線レリーフパターン11Bはペー
ストバンプ12の貫通したプリプレグ13の層に埋設さ
れた構造となる。
【0092】次に、銅箔のような導体板51を用意し、
図14(h)に示したように前記絶縁性基板付配線部材
14と導体板51とを、ペーストバンプ12,12,…
の頭部と導体板51とが対向するように配置する(ステ
ップ7)。
【0093】次にこのように対向配置した前記樹脂付配
線部材14と導体板51とをヒートプレスする(ステッ
プ8)。このときペーストバンプ12,12,…の頭部
と導体板51とが当接して電気的に接続される。それと
同時にプリプレグ13中の絶縁性熱硬化性樹脂が硬化し
てCステージまで移行する。
【0094】かくして図14(i)に示したような、い
わゆる2層構造のプリント配線基板用素材60が形成さ
れる。次にこのプリント配線基板用素材60の表面に露
出した配線部材11Dのうち、金属バンプ形成部分に、
図15(j)に示したように、第2のマスキング22,
53を形成する(ステップ9)。なお、この第2のマス
キング22,53の形成方法も前記第1のマスキング2
0の形成方法と同様に、フォトリソグラフィー技術を用
いて形成する方法が挙げられる。
【0095】図15(j)に示したような第2のマスキ
ング22,53を形成した後、この第2のマスキング2
2,53の上からエッチング処理を施して配線部材11
Dの底部をエッチングして切り離し、図15(k)に示
したような金属バンプ11G,11G、…を形成する
(ステップ10)。これにより、同時に配線部材11D
の内層配線レリーフパターン11Bは内層配線パターン
11Hとして形成される。
【0096】このようにして第2のマスキング側からの
エッチングを行った後、次いで第2のマスキング22,
53を除去することにより、図15(l)に示したよう
な2層型のプリント配線基板用素材62が得られる。
【0097】次にこのプリント配線基板用素材62の上
面に、例えば厚さ60μmのプリプレグ26を位置決め
し、前記と同様の方法によりヒートプレスすることによ
り、図16(n)に示したように絶縁材料層(プリプレ
グ)26aを金属バンプ11Gの頭部11Cが貫通し
た、絶縁材料付プリント配線基板用素材63が得られる
(ステップ12)。
【0098】次いでこの絶縁材料付プリント配線基板用
素材63の上表面にバフがけなどによる研磨を施すこと
により(ステップ13)、図16(o)に示したような
表面が平坦化された絶縁材料付プリント配線基板用素材
64が得られる。
【0099】次にこの絶縁材料付プリント配線基板用素
材64の両表面に例えば電解メッキや無電解メッキなど
のメッキ処理を施して(ステップ14)金属層31を形
成する。例えば、まず表面を1%の硫酸に浸漬後、水洗
して表面を洗浄する。その後表面にパラジウム−錫の錯
化合物を吸着させ、次に錫成分を除去する。次いで後、
ホルマリン、水酸化ナトリウム、硫酸銅の混合液中で銅
を0.3μm程度析出させる。次いで更に電解メッキを
行う。例えば、30℃の硫酸、硫酸銅の混合液中で3A
/dmの電流を約10分間流して表面に5μmの銅を
析出させる。
【0100】しかる後にこの金属層31の上に前記と同
様にして例えばフォトリソグラフィー法を用いて第3の
マスキング34,34,…,及び55,55,…を形成
し(ステップ15)、この第3のマスキング34,3
4,…,及び55,55,…の上からエッチング液を供
給してエッチング処理を施し(ステップ16)、金属層
31,51のうちの露出部分を除去すると、図17
(r)に示したようなプリント配線基板66が得られ
る。次いで表面に付着したマスキング34,34,…及
び55,55,…を除去すると(ステップ17)、図1
7(s)に示したような3層の配線パターンを備えたプ
リント配線基板66が得られる。
【0101】以上説明したように、本実施形態に係るプ
リント配線基板の製造方法では、金属板11をエッチン
グして形成した金属バンプ11G,11G,…を用いて
層間接続を行うので、金属バンプ11G,11G,…の
高さのバラツキが小さく、接続信頼性の高い層間接続を
形成することができる。
【0102】また本実施形態に係るプリント配線基板で
は、金属板11を上下両面からエッチングして金属バン
プ11G及びその底部で結合した内層配線パターン11
Hを形成しているので、金属バンプ11Gの幅が内層配
線パターン11Hの幅と同じ寸法の狭い幅に形成するこ
とができる。そのため、隣設させる金属バンプ11G,
11G間の間隔を小さくすることができ、配線パターン
の密度、ひいては集積度の高いプリント配線基板を得る
ことができる。
【0103】更に本実施形態に係るプリント配線基板で
は、単一材料からなる金属板11を上面側からのハーフ
エッチングと裏面側からのエッチングとにより加工して
金属バンプ11G,11G,…と内層配線パターン11
Hとを形成するので、安価な材料を用いることができ、
製品コストを低く抑えることができる。
【0104】(実施例1)以下、本発明の実施例につい
て説明する。本実施例では、Cu99.9%以上の無酸
素銅からなる板厚150ミクロンの銅板の両面に感光性
レジストを塗布し、片面に予め所定の配線パターンの図
柄を描画したフィルムマスクを用い、その上から3kW
の超高圧水銀灯から照射される平行光を用いて真空密着
露光を行った。次に露光で焼き付けした図柄を現像し
た。現像には30℃、1.0%の炭酸ナトリウムを表面
に圧力0.1MPaで噴霧して非感光面を溶解して除去
した。
【0105】現像により露出した銅板表面をエッチング
して所定の内層配線レリーフパターンをハーフエッチン
グにて配線部材を形成した。ハーフエッチングの方法と
しては、50℃の比重1.4の塩化第2鉄水溶液を圧力
0.3MPaでスプレー噴霧して、深さが約30μmに
なるまでエッチングした。次いで感光性レジストを剥離
し洗浄した後、乾燥した。
【0106】次に板厚0.2mmのステンレス板の所定
位置に0.2mm径の孔を穿孔したメタルマスクを用い
て、上記配線部材の所定位置にエポキシ樹脂系銀ペース
トの突起(バンプ)を印刷し、乾燥させ、ペーストバン
プを形成した。このようなスクリーン印刷と乾燥の各工
程を複数回繰り返すことにより所定の高さのペーストバ
ンプを形成した。
【0107】次に、ガラスクロスにエポキシ樹脂を含浸
被着してなる厚さ60μmのプリプレグを前記バンプを
印刷した配線部材の上に積層配置し、熱ローラーの間を
通過させることによりバンプの先端が前記プリプレグを
貫通した積層体を得た。
【0108】前述したハーフエッチングと同様の工程を
行って片側に所定の配線パターンの図柄を形成した他の
配線レリーフパターン付の配線部材を作成した。この他
の配線レリーフパターン付の配線部材に対して、前記積
層体を上下反転させ、二つの配線部材が各々の配線レリ
ーフパターン面を対向させるように積層配置し、加熱機
構、加圧機構、及び、冷却機構を備えたプレス装置にセ
ットし、175℃、3MPaの条件で60分間プレスし
て貫通型導体部を備えた両面銅張のプリント配線基板用
素材を作成した。
【0109】上記のプリント配線基板用素材の両面に感
光性レジストを塗付し、予め所定の導通用のバンプ(金
属バンプ)の図柄を描画したフィルムマスクを用い、3
kWの超高圧水銀灯から照射される平行光にて真空密着
露光を行った。露光後、30℃、圧力0.1MPaの条
件で1.0%の炭酸ナトリウムを前記感光性レジストを
塗布した前記プリント配線基板用素材の両表面に噴霧
し、非感光面を溶解して除去した。上記現像により露出
した前記プリント配線基板用素材両面の銅板表面をエッ
チングして所定の金属バンプをハーフエッチング処理に
より形成した。このときのハーフエッチング処理には、
50℃の比重1.4の塩化第2鉄水溶液を圧力0.3M
Paでスプレー噴霧し、所定の厚さになるまでハーフエ
ッチングを施した。次いで感光性レジストを剥離除去
し、洗浄した後、乾燥した。剥離には50℃、3%の水
酸化ナトリウム水溶液を使用した。
【0110】次いでガラスクロスにエポキシ樹脂を含浸
被着してなる厚さ60μmのプリプレグを、金属バンプ
が形成された前記プリント配線基板用素材の上下両面に
積層配置し、熱ローラーの間を通過させることにより、
表裏の金属バンプの先端が前記プリプレグをそれぞれ貫
通した積層体を形成した。こうして得た積層体の両表面
に研磨ロールなどを当接させて研磨し、前記プリプレグ
の表面と金属バンプの先端面とが同一平面状になるよう
に表面状態を整えた。
【0111】次に前記表面研磨した積層体の両表面にメ
ッキを施して銅層を形成した。この工程では、まず無電
解メッキを施して積層体表面に薄くメッキ層を形成し
た。詳細には、まず、積層体の表面を1%の硫酸に浸漬
した後、表面を水洗して洗浄した。その後表面にパラジ
ウム−錫の錯化合物を吸着させ、次に錫成分を除去し
た。しかる後、ホルマリン、水酸化ナトリウム、硫酸銅
の混合液中で銅を厚さ0.3μm程度析出させた。次い
で銅層の上に電解メッキを行った。具体的には30℃の
硫酸、硫酸銅の混合液中で3A/dmの電流を約10
分間通電し、表面に厚さ5μmの銅層を形成した。この
銅層の表面に感光性レジストを塗布し、予め所定の表面
配線パターンの図柄を描画したフィルムマスクを重ね、
3kWの超高圧水銀灯から発射された平行光をそのフィ
ルムマスクの上から照射して真空密着露光を行った。こ
うして焼付けした図柄を現像した。現像は30℃、圧力
0.1MPaの条件で1.0%の炭酸ナトリウムを表面
にスプレー噴霧して非感光面を溶解して除去した。
【0112】上記現像により露出した銅層表面をエッチ
ングして所定の配線パターンをハーフエッチングして形
成した。具体的には50℃の比重1.4の塩化第2鉄水
溶液を圧力0.3MPaでスプレー噴霧して、所定の厚
さになるまでハーフエッチングを施した。次いで感光性
レジストを剥離し、洗浄した後、乾燥した。剥離には5
0℃、3%の水酸化ナトリウム水溶液を使用した。
【0113】このようにして得られたプリント配線基板
は、以下のような優れた諸特性を備えた高品質のプリン
ト配線基板であることが確認された。最外層において、
層間接続部にランドを形成する必要が無く、L/S=4
0/40μmで高精細なプリント配線基板が得られた。
さらに上記プリント基板に対しホットオイル試験を実施
したところ、500サイクル後において抵抗変化率10
%以内の高い信頼性を確認した。
【0114】(実施例2)以下、本発明の実施例につい
て説明する。本実施例では、上記第1の実施形態と同様
にして、ペーストバンプを形成した配線部材と他の配線
部材とを突き当てて層間接続し、形成されるプリント配
線基板用素材の両表面を再度エッチングして金属バンプ
を形成した。その次の工程として、金属バンプの上にプ
リプレグを重ねてヒートプレスする代わりに、エポキシ
樹脂を主成分とし、感光性を有するフィルム状の絶縁材
を用意した。この絶縁材を、配線部材の上下にラミネー
トした後に、表裏のフィルムに紫外線を照射し、前記感
光性フィルム状絶縁材中の樹脂を硬化させた。以後の操
作も第1の実施例と同様の操作を行った。
【0115】このようにして得られたプリント配線基板
は、以下のような優れた諸特性を備えた高品質のプリン
ト配線基板であることが確認された。
【0116】すなわち、最外層において、層間接続部に
ランドを形成する必要がなく、L/S=40/40μm
で高精細なプリント配線基板が得られた。さらに上記プ
リント配線基板に対しホットオイル試験を実施したとこ
ろ、500サイクル後において抵抗値変化率10%以内
の高い信頼性を確認した。
【0117】(実施例3)以下、本発明の実施例につい
て説明する。本実施例では、上記第1の実施形態と同様
にして、ペーストバンプを形成した配線部材と他の配線
部材とを突き当てて層間接続し、形成されるプリント配
線基板用素材の両表面を再度エッチングして金属バンプ
を形成した。その次の工程として、金属バンプの上にプ
リプレグを重ねてヒートプレスする代わりに、絶縁性の
液体樹脂をカーテンコートにて塗布し、乾燥させた。以
後の操作も第1の実施例と同様の操作を行った。
【0118】このようにして得られたプリント配線基板
は、以下のような優れた諸特性を備えた高品質のプリン
ト配線基板であることが確認された。
【0119】すなわち、最外層において、層間接続部に
ランドを形成する必要がなく、L/S=40/40μm
で高精細なプリント配線基板が得られた。さらに上記プ
リント配線基板に対しホットオイル試験を実施したとこ
ろ、500サイクル後において抵抗値変化率10%以内
の高い信頼性を確認した。
【0120】(第5の実施形態)本実施形態では、絶縁
性基板の一の表面に第1の配線パターンを形成し、他の
表面に金属バンプ付の第2の配線パターンを形成した。
第1の配線パターンと第2の配線パターンとは第2の配
線パターンと一体的に形成された金属バンプを介して電
気的に接続されている。図18は本実施形態に係るプリ
ント配線基板の製造方法のフローチャートであり、図1
9及び図20はは本実施形態に係るプリント配線基板の
製造途中の各段階のものを模式的に示した断面図であ
る。
【0121】本実施形態に係るプリント配線基板1を製
造するには、図19(a)に示したように、まず銅板な
どの金属板11を用意する。次に図19(b)に示した
ように、この金属板11の表面のうち、ハーフエッチン
グを施す方の面、例えば図19(b)中では金属板11
の上面側に第1のマスキング41を形成する(ステップ
1)。
【0122】一方金属板11の表面のうち、ハーフエッ
チングを施さない方の面、すなわち図19(b)中の下
面側には表面全体にわたって保護層43を形成する。こ
うして図19(b)に示したように金属板11の上表面
に第1のマスキング41が形成され、金属板11の下表
面には保護層43が形成される。この状態で金属板11
の上面側にハーフエッチング処理を施す(ステップ
2)。図19(b)に示した状態の金属板11の上面側
からエッチング液を噴霧すると、霧状に噴霧されたエッ
チング液は第1のマスキング41と第1のマスキング4
1との間の露出した表面の金属板11を侵蝕し、更に第
1のマスキング41の下面側にまで回り込んで金属板1
1をエッチングしてゆく。
【0123】このエッチング処理を適当なところで停止
すると(ハーフエッチング/ステップ2)、図19
(c)のように放物線或いは楕円状の曲線で描かれる断
面形状(負の曲率半径を有する曲面)を呈する金属バン
プ11B,11B,…が得られる。これらの金属バンプ
11B,11B,…はその根元部分11Aで繋がってい
る。次に第1のマスキング41と保護層43とを除去し
(ステップ3)、表面を洗浄してエッチング液を除去す
る。その結果図19(d)に示したような金属バンプ1
1B,11B,…を備えた配線レリーフパターン付金属
板(以下「配線部材」という。)11Cが得られる。
【0124】次いでこの配線部材11Cの金属バンプ形
成面上に図19(e)のような絶縁材料層(絶縁層)1
3を形成する(ステップ4)。絶縁材料層13の形成方
法としては、プリプレグを重ねてプレスする方法、液状
の絶縁材料組成物を塗布する方法、絶縁材料製のフィル
ムを重ねて金属バンプ11Bを貫通させる方法等が挙げ
られる。次に絶縁材料層13表面を研磨して絶縁材料層
13表面に突出した金属バンプ11Bを削り(ステップ
5)、図20(f)に示したように表面を平滑化する。
次いで平滑化した表面にメッキ処理を施して(ステップ
6)、図20(g)に示したような金属層45を形成す
る。次いで図20(h)に示したように2層板49両表
面に第2のマスキング47,48を形成する(ステップ
7)。次に図20(i)に示したように前記第2のマス
キング47,48を例えばフォトリソグラフィーにより
パターニングする。しかる後に第2のマスキング47,
48の上からエッチングを施して金属層45,11Aを
パターニングする(ステップ8)。その結果図20
(j)のように余分な金属部分が除去される。次いで第
2のマスキング47a,48aを除去すると(ステップ
9)、図20(k)に示したような両面配線板49aが
得られる。
【0125】本実施形態に係る両面配線板では、配線パ
ターンと一体的に形成された金属バンプを介して層間接
続が形成されている。そのため、信頼性の高い層間接続
が得られる。また、スルホールのような貫通孔を形成し
ないので、集積度の高いプリント配線基板を得ることが
できる。
【0126】(第6の実施形態)本実施形態では、エッ
チングで形成した金属バンプとスルホールメッキとを併
用して多層板を形成する。図21は本実施形態に係るプ
リント配線基板の製造方法のフローチャートであり、図
22〜図25は本実施形態に係るプリント配線基板の製
造途中の各段階のものを模式的に示した断面図である。
【0127】本実施形態に係るプリント配線基板1を製
造するには、図22(a)に示したように、銅板などの
金属板11を用意する。次に図22(b)に示したよう
に、金属板11の表面のうち、ハーフエッチングを施す
方の面、例えば図22(b)中では金属板11の上面側
に第1のマスキング41を形成する(ステップ1)。
【0128】一方金属板11の表面のうち、ハーフエッ
チングを施さない方の面、すなわち図22(b)中の下
面側には表面全体にわたって保護層43を形成する。こ
うして図22(b)に示したように金属板11の上表面
に第1のマスキング41が形成され、金属板11の下表
面には保護層43が形成される。この状態で金属板11
の上面側にハーフエッチング処理を施す(ステップ
2)。図22(b)に示した状態の金属板11の上面側
からエッチング液を噴霧すると、霧状に噴霧されたエッ
チング液は第1のマスキング41と第1のマスキング4
1との間の露出した表面の金属板11を侵蝕し、更に第
1のマスキング41の下面側にまで回り込んで金属板1
1をエッチングしてゆく。
【0129】このエッチング処理を適当なところで停止
すると(ハーフエッチング/ステップ2)、図22
(c)のように放物線或いは楕円状の曲線で描かれる断
面形状(負の曲率半径を有する曲面)を呈する金属バン
プ11B,11B,…が得られる。これらの金属バンプ
11B,11B,…はその根元部分11Aで繋がってい
る。次に第1のマスキング41と保護層43とを除去し
(ステップ3)、表面を洗浄してエッチング液を除去す
る。その結果図22(d)に示したような金属バンプ1
1B,11B,…を備えた配線レリーフパターン付金属
板(以下「配線部材」という。)11Cが得られる。
【0130】次いでこの配線部材11Cの金属バンプ形
成面上に図22(e)のような絶縁材料層(絶縁層)1
3を形成する(ステップ4)。次に図23(f)に示し
たように配線部材11Cの下面側表面にフォトレジスト
からなる第2のマスキング層46を形成する(ステップ
5)。このこの第2のマスキング層46をフォトリソグ
ラフィー法によりパターニングして図23(g)のよう
にパターニングし第2のマスキング46aを形成する。
次いで第2のマスキング46aの上からエッチングを施
す(ステップ6)。その結果図23(h)に示すように
配線部材底部の金属層11Aがパターニングされる。金
属層11A上の第2のマスキング46aを除去すると
(ステップ7)、図23(i)に示したような多層板ユ
ニット71aが得られる。一方、この多層板ユニットと
同様にしてもう一枚の多層板ユニット73aを作成して
おく。
【0131】次いで上記のようにして形成した二枚一組
の多層板ユニット71a,73aを図23(j)に示し
たようにプリプレグ72を挟んで対向させた状態で重ね
合わせる(ステップ8)。この重ね合わせた状態でヒー
トプレスする(ステップ9)。その結果図24(k)に
示したような多層板中間体75が得られる。この多層板
中間体75表面には図24(k)に示したように金属バ
ンプ11B,11Jの各頭部先端が突出しているので、
多層板中間体75の表面を研磨する(ステップ10)。
その結果図24(l)に示したように多層板中間体75
の表面が平滑化される。次いで多層板中間体75の所定
の位置にドリリングなどの機械的加工やレーザー光照射
などの光学的加工により貫通孔67を形成する(ステッ
プ11)。その結果図24(m)に示したようなスルホ
ール用の貫通孔67を備えた多層板中間体75aが形成
される。次いでこの多層板中間体75a表面にスルホー
ルメッキを施す(ステップ12)。その結果図24
(n)に示したようなスルホールメッキ層68が形成さ
れる。次いで多層板中間体75b表面の金属層68を選
択的エッチングなどによりパターニングする(ステップ
13)。その結果図25(o)に示したような多層板7
7が得られる。
【0132】本実施形態では金属バンプとスルホールメ
ッキとを併用して層間接続を形成している。そのため、
信頼性の高い層間接続が形成された多層板を得ることが
できる。
【0133】(第7の実施形態)本実施形態では、エッ
チングで形成した金属バンプとスルホールメッキとを併
用して多層板を形成する。図26は本実施形態に係るプ
リント配線基板の製造方法のフローチャートであり、図
27〜図31は本実施形態に係るプリント配線基板の製
造途中の各段階のものを模式的に示した断面図である。
【0134】本実施形態に係るプリント配線基板を製造
するには、図27(a)に示したように、銅板などの金
属板10を用意する。次に図27(b)に示したよう
に、金属板10の表面のうち、ハーフエッチング処理を
施して内側配線パターンを形成する方の面、例えば図2
7(b)中では金属板10の下面側に第1のマスキング
を形成する(ステップ1)。
【0135】一方金属板10の表面のうち、内側配線パ
ターンを形成しない方の面、すなわち図27(b)中の
上面側には表面全体にわたって保護層42を形成する。
こうして図27(b)に示したように金属板10の下表
面に第1のマスキング46が形成され、金属板10の上
表面には保護層42が形成される。この状態で金属板1
0の下面側にハーフエッチング処理を施す(ステップ
2)。図27(b)に示した状態の金属板10の上面側
からエッチング液を噴霧すると、霧状に噴霧されたエッ
チング液は第1のマスキング44と第1のマスキング4
4との間の露出した表面の金属板10を侵蝕し、第1の
マスキング44のパターンに対応した形にエッチングさ
れる。
【0136】このエッチング処理を適当なところで停止
すると(ハーフエッチング/ステップ2)、図27
(c)のように内側配線パターン46が金属板10の下
面側表面に形成される。この内側配線パターン46が下
面側に形成された金属板10表面から第1のマスキング
44と保護層42とを除去する(ステップ3)。すると
図27(d)に示したような金属板10が形成される。
上記と同様にしてもう一枚の金属板10aを形成してお
く。次いで図27(e)のように4層の配線パターン2
7を備えたコア材29を用意する。このコア材27の両
表面にそれぞれプリプレグ26,28と上記金属板1
0,10aとを二枚ずつ対向配置して重ね合わせる(ス
テップ4)。この状態でヒートプレスする(ステップ
5)。その結果図28(f)に示したような多層板中間
体80が得られる。
【0137】次いでこの多層板中間体80の両表面の所
定位置、正確には金属バンプを形成する位置に第2のマ
スキング47,48を図28(g)のように形成する
(ステップ6)。この状態で多層板中間体80の両面に
ハーフエッチング処理を施す(ステップ7)。図29
(h)に示した状態の多層板中間体80の両面からエッ
チング液を噴霧すると、霧状に噴霧されたエッチング液
は第2のマスキング47(48)と第2のマスキング4
7(48)との間の露出した表面の金属板10,10a
を侵蝕し、更に第2のマスキング47,48の下面側に
まで回り込んで金属板10,10aをエッチングしてゆ
く。
【0138】このエッチング処理を適当なところで停止
すると(ハーフエッチング/ステップ7)、図29
(h)のように放物線或いは楕円状の曲線で描かれる断
面形状(負の曲率半径を有する曲面)を呈する金属バン
プ11B,11B,…が得られる。上記ハーフエッチン
グで金属板10,10aが表面側から削られて薄くなっ
てゆく。そして最後には金属板10,10a底面側に形
成された内側配線パターン46,46aが切り離され、
内側配線パターン46,46aが完成する。
【0139】次に第2のマスキング47,48を除去し
(ステップ8)、表面を洗浄してエッチング液を除去す
る。その結果図29(i)に示したような金属バンプ1
1B,11B,…が表面に形成された多層板中間体80
aが得られる。
【0140】次いでこの多層板中間体80aの金属バン
プ形成面上に図30(j)のような絶縁材料層(絶縁
層)13a,13bを形成する(ステップ9)。しかる
後に表面研磨して(ステップ10)、図30(k)のよ
うに多層板中間体80cの表面を平滑化する(ステップ
10)。
【0141】次に図31(l)に示したように多層板中
間体80cの所定位置、すなわちスルホール形成位置に
機械的加工を施して貫通孔67を形成する(ステップ1
1)。次いでこの多層板中間体80dの表面に無電解メ
ッキや電解メッキなどによりメッキを施す(ステップ1
2)。その結果、図31(m)に示したようなスルホー
ルメッキ層68が形成される。次いでこの多層板中間体
80e表面の金属層68をパターニングする(ステップ
13)。こうして図31(n)に示したような金属バン
プ11B,11Jとスルホールメッキ68とが混在した
多層板82が得られる。
【0142】本実施形態では金属バンプとスルホールメ
ッキとを併用して層間接続を形成している。そのため、
信頼性の高い層間接続が形成された多層板を得ることが
できる。
【0143】(第8の実施形態)本実施形態に係るプリ
ント配線基板では、上記第4の実施形態で形成したプリ
ント配線基板の表面の金属層の上に更にNi/Auメッ
キを施した構成とした。図32は本実施形態に係るプリ
ント配線基板の断面図の部分的拡大図である。図33は
本実施形態に係るプリント配線基板の最終的な使用形態
を示した断面図である。図32に示したように、本実施
形態に係るプリント配線基板では、表面の金属層の上に
更に更にNi/Auメッキが形成されている。
【0144】本実施形態に係るプリント配線基板を製造
するには、概ね上記第4の実施形態の製造方法に従う。
すなわち、上記第4の実施形態のステップ1〜13に従
って図32(n)示したような絶縁基板用素材63を形
成する。次いでこの絶縁基板用素材63の上表面を研磨
して平滑化し、図32(n)示したような絶縁基板用素
材64を形成する。この絶縁基板用素材64下面側の金
属層51を選択的エッチング等によりパターニングして
図32(p)示したような絶縁基板用素材65を形成す
る。次いでこの絶縁基板用素材65の両表面にメッキ処
理を施してNi/Auメッキ層56,57を形成する。
かくして図32(q)に示したようなプリント配線基板
67が形成される。
【0145】本実施形態に係るプリント配線基板の用途
としては図33に示すように半導体装置のコンタクトシ
ート90としての用途が挙げられる。コンタクトシート
は半導体デバイス83と半導体デバイスのテスト装置の
回路基板86との間に介挿されて半導体デバイス83の
電極84と回路基板の電極87との間を電気的に接続す
るシートである。図33(a)は半導体デバイス83の
導通テストを行うためのテスト装置の概略構成である。
このテスト装置では、固定台88上に回路基板86を固
定し、その上にコンタクトシート90を位置決めピン9
7で位置決めして固定してある。このコンタクトシート
90の上に半導体デバイス83を載置し、押圧具85で
押圧する。
【0146】図33(b)は図33(a)の小円部分の
拡大図である。図33(b)に示したように本実施形態
に係るコンタクトシート90では金属バンプ92が絶縁
層91の厚さ方向に埋設されている。絶縁層91の表面
にはそれぞれ端子93,94が配されている。端子9
3、端子94表面の金属層はNi/Auメッキで構成さ
れている。金属バンプ92と端子94との間は銀ペース
トバンプ96を介して電気的に接続されている。また本
実施形態に係るプリント配線基板ではエッチングバンプ
により層間接続が形成されているので、電気抵抗が小さ
く、また厚さが均一なシートを作ることができる。更に
本実施形態に係るコンタクトシート90はこのような構
造を備えているので、被検査体とテスト装置間に介挿し
て使用することで、被検査体にかかる応力を吸収するた
め、被検査体をテスト装置に押しつけることができ、充
分な電気的接触が得られる。
【0147】
【発明の効果】本発明によれば、金属板を表裏から順次
エッチングして金属バンプを形成するので、より高さの
均一性が高く、従って層間接続の信頼性が高いプリント
配線基板を得ることができる。また、この金属バンプを
形成するのに金属板の表と裏から順次エッチングを施す
ことにより形成するので、単一材料からなる金属板を用
いることができ、製造コストを低く抑えることができ
る。更にハーフエッチングして形成した金属バンプの根
元側からエッチングすることにより金属バンプの裾の部
分を殺ぎ落とし、配線密度が高く、高信頼性のプリント
配線基板を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係るプリント配線基板製造方
法の各工程を示したフローチャートである。
【図2】第1の実施形態に係るプリント配線基板製造方
法の各工程を示した断面図である。
【図3】第1の実施形態に係るプリント配線基板製造方
法の各工程を示した断面図である。
【図4】第1の実施形態に係るプリント配線基板製造方
法の各工程を示した断面図である。
【図5】第1の実施形態に係るプリント配線基板製造方
法の各工程を示した断面図である。
【図6】第1の実施形態に係るプリント配線基板製造方
法の各工程を示した断面図である。
【図7】第1の実施形態に係る金属バンプ付配線部材の
模式図である。
【図8】第1の実施形態に係る金属バンプ付配線部材の
模式図である。
【図9】第1の実施形態に係る金属バンプ付配線部材の
電子顕微鏡写真である。
【図10】第1の実施形態に係る金属バンプ付配線部材
の電子顕微鏡写真である。
【図11】金属バンプ付配線部材の長手方向を法線と
し、金属バンプの軸を通る平面で切断したときの金属バ
ンプの断面図である。
【図12】第4の実施形態に係るプリント配線基板製造
方法の各工程を示したフローチャートである。
【図13】第4の実施形態に係るプリント配線基板製造
方法の各工程を示した断面図である。
【図14】第4の実施形態に係るプリント配線基板製造
方法の各工程を示した断面図である。
【図15】第4の実施形態に係るプリント配線基板製造
方法の各工程を示した断面図である。
【図16】第4の実施形態に係るプリント配線基板製造
方法の各工程を示した断面図である。
【図17】第4の実施形態に係るプリント配線基板製造
方法の各工程を示した断面図である。
【図18】第5の実施形態に係るプリント配線基板の製
造方法のフローチャートである。
【図19】第5の実施形態に係るプリント配線基板の製
造途中の断面図である。
【図20】第5の実施形態に係るプリント配線基板の製
造途中の断面図である。
【図21】第6の実施形態に係るプリント配線基板の製
造方法のフローチャートである。
【図22】第6の実施形態に係るプリント配線基板の製
造途中の断面図である。
【図23】第6の実施形態に係るプリント配線基板の製
造途中の断面図である。
【図24】第6の実施形態に係るプリント配線基板の製
造途中の断面図である。
【図25】第6の実施形態に係るプリント配線基板の製
造途中の断面図である。
【図26】第7の実施形態に係るプリント配線基板の製
造方法のフローチャートである。
【図27】第7の実施形態に係るプリント配線基板の製
造方法のフローチャートである。
【図28】第7の実施形態に係るプリント配線基板の製
造方法のフローチャートである。
【図29】第7の実施形態に係るプリント配線基板の製
造方法のフローチャートである。
【図30】第7の実施形態に係るプリント配線基板の製
造方法のフローチャートである。
【図31】第7の実施形態に係るプリント配線基板の製
造方法のフローチャートである。
【図32】第8の実施形態に係るプリント配線基板の断
面図の部分的拡大図である。
【図33】第8の実施形態に係るプリント配線基板の使
用形態を示した断面図である。
【図34】従来の導体貫通法の製造工程を示した断面図
である。
【符号の説明】
11…金属板、11B…内層配線レリーフパターン、1
1C…金属バンプ、11D…配線部材、11E…内層配
線パターン、11F…金属バンプ付配線部材、13…プ
リプレグ(絶縁性基板)、20…第1のマスキング、3
1a…第1の表面配線パターン、32a…第2の表面配
線パターン、41…第2のマスキング。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 厚志 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 村田 佳則 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 関根 典昭 東京都府中市東芝町2番地1 ディー・テ ィー・サーキットテクノロジー株式会社内 (72)発明者 笹岡 賢司 東京都府中市東芝町2番地1 ディー・テ ィー・サーキットテクノロジー株式会社内 (72)発明者 森岡 直樹 東京都府中市東芝町2番地1 ディー・テ ィー・サーキットテクノロジー株式会社内 Fターム(参考) 5E346 AA12 AA15 AA22 AA43 CC04 CC09 CC32 CC55 CC58 DD02 DD17 DD25 DD32 DD44 EE06 EE09 FF35 GG18 GG22 GG28 HH07 HH33

Claims (40)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性基板と、 前記絶縁性基板の一の表面に配設された第1の表面配線
    パターンと、 前記絶縁性基板の他の表面に配設された第2の表面配線
    パターンと、 前記第1の表面配線パターン又は前記第2の表面配線パ
    ターンと電気的に接続された金属バンプ、及び、前記第
    1の表面配線パターンと前記第2の表面配線パターンと
    の間に配設され、前記絶縁性基板表面に平行に配設され
    た内層配線パターンとからなる金属バンプ付配線部材
    と、 前記第1の表面配線パターンと、前記第2の表面配線パ
    ターン及び/又は内層配線パターンとを電気的に接続し
    た層間接続部材とを具備することを特徴とするプリント
    配線基板。
  2. 【請求項2】 前記層間配線部材が、ペーストバンプで
    あることを特徴とする請求項1記載のプリント配線基
    板。
  3. 【請求項3】 前記層間配線部材が、スルホール金属層
    であることを特徴とする請求項1記載のプリント配線基
    板。
  4. 【請求項4】 コア基板と、 第1の内側絶縁層と、 第1の外側絶縁層と、 第1の表面配線パターンと、 前記第1の内側絶縁層と前記外側絶縁層との間に貫挿さ
    れた内側配線パターンから前記外側絶縁層表面に延設さ
    れた金属バンプを有する第1の金属バンプ部材と、 第2の内側絶縁層と、 第2の外側絶縁層と、 第2の表面配線パターンと、 前記第2の内側絶縁層と前記外側絶縁層との間に貫挿さ
    れた内側配線パターンから前記外側絶縁層表面に延設さ
    れた金属バンプを有する第2の金属バンプ部材と、 前記絶縁層で隔絶された配線パターンどうしを電気的に
    接続する層間接続部材と、を具備することを特徴とする
    プリント配線基板。
  5. 【請求項5】 前記層間配線部材が、ペーストバンプで
    あることを特徴とする請求項4記載のプリント配線基
    板。
  6. 【請求項6】 前記層間配線部材が、スルホール金属層
    であることを特徴とする請求項4記載のプリント配線基
    板。
  7. 【請求項7】 絶縁性基板と、 前記絶縁性基板の一の表面に配設された第1の表面配線
    パターンと、 前記絶縁性基板の他の面を覆う第2の表面配線パターン
    を構成する底部と、前記第1の表面配線パターンと電気
    的に接続された頭部と、前記底部から前記頭部にかけて
    前記絶縁性基板を貫通するバンプ部とを有する金属バン
    プ付配線部材とを具備することを特徴とするプリント配
    線基板。
  8. 【請求項8】 前記絶縁性基板の厚さ方向に貫挿され、
    前記第1の表面配線パターンと前記第2の表面配線パタ
    ーンとを電気的に接続するスルホール金属層を更に具備
    することを特徴とする請求項1記載のプリント配線基
    板。
  9. 【請求項9】 前記第1の表面配線パターン及び/又は
    第2の表面配線パターンのL/S値がL/S=10/1
    0〜40/40(μm/μm)であることを特徴とする
    請求項1又は2記載のプリント配線基板。
  10. 【請求項10】 前記金属バンプが、20〜100μm
    の頭部半径、75〜200μmの底部半径、及び50〜
    150μmの高さを有することを特徴とする請求項1乃
    至3のいずれか1項記載のプリント配線基板。
  11. 【請求項11】 絶縁性基板と、 前記絶縁性基板の一の表面に配設された第1の表面配線
    パターンと、 前記絶縁性基板の他の表面に配設された第2の表面配線
    パターンと、 前記第1の表面配線パターン又は前記第2の表面配線パ
    ターンと電気的に接続された金属バンプ、及び、前記第
    1の表面配線パターンと前記第2の表面配線パターンと
    の間に配設され、前記絶縁性基板表面に平行に配設され
    た内層配線パターンとを有する第1の金属バンプ付配線
    部材と、 前記第2の表面配線パターン又は前記第1の表面配線パ
    ターンと電気的に接続された金属バンプ、及び、前記第
    1の表面配線パターン又は前記第2の表面配線パターン
    と、前記第1の金属バンプ付配線部材との間に配設さ
    れ、前記絶縁性基板表面に平行に配設された他の内層配
    線パターンとを有する第2の金属バンプ付配線部材と、 前記絶縁性基板の厚さ方向に貫挿され、少なくとも前記
    第1の配線パターンと前記第2の配線パターンとを電気
    的に接続するスルホールメッキ層とを具備することを特
    徴とするプリント配線基板。
  12. 【請求項12】 前記第1の金属バンプ付配線部材と、
    前記第2の金属バンプ付配線部材との間に、絶縁層と配
    線パターンとを積層したコア基板が介挿されていること
    を特徴とする請求項5記載のプリント配線基板。
  13. 【請求項13】 金属板表面にマスキングする工程と、 前記マスキングを介して前記金属板をハーフエッチング
    して前記金属板底面から略円錐形の金属バンプが延設さ
    れたバンプ付配線部材を形成する工程と、 前記バンプ付配線部材のバンプ形成面に絶縁層を形成す
    る工程と、 前記絶縁層表面を研磨する工程と、 前記バンプ付金属板の底面をパターニングして前記絶縁
    層下面側に一の配線パターンを形成する工程と、 前記絶縁層表面に他の配線パターンを形成する工程とを
    具備することを特徴とするプリント配線基板の製造方
    法。
  14. 【請求項14】 前記他の配線パターンを形成した後
    に、前記一の配線パターンと前記他の配線パターンとを
    電気的に接続するスルホール金属層を形成する工程を更
    に具備することを特徴とするプリント配線基板の製造方
    法。
  15. 【請求項15】 金属板表面にマスキングする工程と、 前記マスキングを介して前記金属板をハーフエッチング
    して前記金属板底面から略円錐形の金属バンプが延設さ
    れたバンプ付配線部材を形成する工程と、 前記バンプ付配線部材のバンプ形成面に絶縁層を形成す
    る工程と、 前記絶縁層表面を研磨する工程と、 前記バンプ付金属板の底面をパターニングして前記絶縁
    層下面側に一の配線パターンを形成する工程と、 前記絶縁層表面に他の配線パターンを形成して二つの積
    層板ユニットを形成する工程と、 前記二つの積層板ユニットの間にコア絶縁層を挟んでプ
    レスして一体化した積層体を形成する工程と、 少なくとも前記積層体の一の表面の配線パターンと前記
    積層体の他の表面の配線パターンとを電気的に接続する
    スルホール金属層を形成する工程とを具備することを特
    徴とするプリント配線基板の製造方法。
  16. 【請求項16】 前記コア絶縁層が、配線パターンと絶
    縁性基板とを積層したコア基板であることを特徴とする
    請求項15記載のプリント配線基板の製造方法。
  17. 【請求項17】 絶縁性基板と、 前記絶縁性基板の一の表面に配設された第1の表面配線
    パターンと、 前記絶縁性基板の他の表面に配設された第2の表面配線
    パターンと、 前記第1の表面配線パターン又は前記第2の表面配線パ
    ターンと電気的に接続された金属バンプ、及び、前記第
    1の表面配線パターンと前記第2の表面配線パターンと
    の間に配設され、前記絶縁性基板表面に平行に配設され
    た内層配線パターンとからなる金属バンプ付配線部材
    と、 前記金属バンプ付配線部材と、前記第2の表面配線パタ
    ーン又は前記第1の表面配線パターンとを電気的に接続
    したペーストバンプとを具備することを特徴とするプリ
    ント配線基板。
  18. 【請求項18】 前記金属バンプが、円錐の頂部を挟み
    前記円錐の軸に平行な一組の平面又は曲面で裾部を切り
    取った略円錐形状を備えていることを特徴とする請求項
    17に記載のプリント配線基板。
  19. 【請求項19】 前記金属バンプが、導体板の表面側と
    裏面側から順次エッチング処理することにより形成され
    る形状を備えていることを特徴とする請求項17又は1
    8に記載のプリント配線基板。
  20. 【請求項20】 前記内層配線パターンが、前記ペース
    トバンプが貫通している、前記絶縁性基板を構成する絶
    縁材料の層に埋設されていることを特徴とする請求項1
    7乃至19のいずれか1記載のプリント配線基板。
  21. 【請求項21】 前記バンプ付配線部材が、連続した同
    一の金属からなることを特徴とする請求項17乃至20
    のいずれか1記載のプリント配線基板。
  22. 【請求項22】 前記表面配線パターンが、パターン状
    に加工された金属箔、スパッタ膜、蒸着膜、又はメッキ
    膜であることを特徴とする請求項17乃至21のいずれ
    か1記載のプリント配線基板。
  23. 【請求項23】 前記金属バンプが、円筒形、円錐形、
    四角錐形、円錐台形、四角錐台形、及び、円錐形の下部
    に円筒形の上部が接合された形状からなる群から選択さ
    れる一の形状に近似する形であることを特徴とする請求
    項17乃至22のいずれか1記載のプリント配線基板。
  24. 【請求項24】 前記金属バンプが、前記内層配線パタ
    ーンの幅と実質的に等しい幅の下部を有することを特徴
    とする請求項17乃至23のいずれか1記載のプリント
    配線基板。
  25. 【請求項25】 前記金属バンプが、対向する一組の平
    行平面と、これら平行平面の間を繋ぐ四つの曲面とから
    なる略六角形の、前記内層配線パターンの長手方向を法
    線とする平面上の断面形状を有し、前記曲面のうちの少
    なくとも一つが負の曲率半径を有する曲面であることを
    特徴とする請求項17乃至24のいずれか1記載のプリ
    ント配線基板。
  26. 【請求項26】 金属材料の片面をハーフエッチングす
    ることによって、金属バンプ付配線部材の内層配線パタ
    ーンに対応するレリーフパターンが、金属材料の片面に
    形成されてなることを特徴とする請求項17乃至25の
    いずれか1記載のプリント配線基板用のレリーフパター
    ン付金属板。
  27. 【請求項27】 絶縁性基板と、 前記絶縁性基板の一の表面に配設された第1の表面配線
    パターンと、 前記絶縁性基板の他の表面に配設された第2の表面配線
    パターンと、 前記第1の表面配線パターン又は前記第2の表面配線パ
    ターンと電気的に接続された金属バンプ、及び、前記第
    1の表面配線パターンと前記第2の表面配線パターンと
    の間に配設され、前記絶縁性基板表面に平行に配設され
    た内層配線パターンとを有する第1の金属バンプ付配線
    部材と、 前記第2の表面配線パターン又は前記第1の表面配線パ
    ターンと電気的に接続された金属バンプ、及び、前記第
    1の表面配線パターン又は前記第2の表面配線パターン
    と、前記第1の金属バンプ付配線部材との間に配設さ
    れ、前記絶縁性基板表面に平行に配設された他の内層配
    線パターンとを有する第2の金属バンプ付配線部材と、 前記第1の金属バンプ付配線部材と前記第2の金属バン
    プ付配線部材との間に間挿され、前記第1の金属バンプ
    付配線部材と前記第2の金属バンプ付配線部材とを電気
    的に接続するペーストバンプとを具備することを特徴と
    するプリント配線基板。
  28. 【請求項28】 前記金属バンプが、円錐の頂部を挟み
    前記円錐の軸に平行な一組の平面又は曲面で裾部を切り
    取った略円錐形状を備えていることを特徴とする請求項
    27に記載のプリント配線基板。
  29. 【請求項29】 前記金属バンプが、導体板の表面側と
    裏面側から順次エッチング処理することにより形成され
    る形状を備えていることを特徴とする請求項27又は2
    8記載のプリント配線基板。
  30. 【請求項30】 前記内層配線パターンが、前記ペース
    トバンプの貫通している、前記絶縁性基板を構成する絶
    縁性材料の層に埋設されていることを特徴とする請求項
    27乃至29のいずれか1記載のプリント配線基板。
  31. 【請求項31】 前記金属バンプ付配線部材が連続した
    同一の金属からなることを特徴とする請求項27乃至3
    0のいずれか1記載のプリント配線基板。
  32. 【請求項32】 前記表面配線パターンが、パターン状
    に加工された金属箔、スパッタ膜、蒸着膜、又はメッキ
    膜であることを特徴とする請求項27乃至31のいずれ
    か1記載のプリント配線基板。
  33. 【請求項33】 前記金属バンプが、円筒形、円錐形、
    四角錐形、円錐台形、四角錐台形、及び、円錐形の下部
    にパターン状に加工された金属箔、スパッタ膜、蒸着
    膜、又はメッキ膜であることを特徴とする請求項27乃
    至32のいずれか1記載のプリント配線基板。
  34. 【請求項34】 前記金属バンプが、前記内層配線パタ
    ーンの幅と実質的に等しい幅の下部を有することを特徴
    とする請求項27乃至33のいずれか1記載のプリント
    配線基板。
  35. 【請求項35】 前記金属バンプが、対向する一組の平
    行平面と、これら平行平面の間を繋ぐ四つの曲面とから
    なる略六角形の、前記内層配線パターンの長手方向を法
    線とする平面状の断面形状を有し、前記曲面のうち少な
    くとも一つが負の曲率半径を有する曲面であることを特
    徴とする請求項27乃至34のいずれか1記載のプリン
    ト配線基板。
  36. 【請求項36】 金属材料の片面をハーフエッチングす
    ることによって、金属バンプ付配線部材の内層配線パタ
    ーンに対応するレリーフパターンが、金属材料の片面に
    形成されてなることを特徴とする請求項27乃至35の
    いずれか1記載のプリント配線基板用のレリーフパター
    ン付金属板。
  37. 【請求項37】 導体板の一の表面の内層配線パターン
    形成位置に第1のマスキングを形成する工程と、 前記導体板のマスキング形成面をハーフエッチングして
    内層配線パターン状にレリーフパターンを前記導体板の
    前記一の表面に形成する工程と、 前記内層配線パターン状レリーフパターン上の所定位置
    にペーストバンプを形成する工程と、 前記ペーストバンプの上に絶縁性材料と他の導体板又は
    他の配線基板とを位置合わせする工程と、 前記導体板と、前記絶縁性材料と、他の導体板又は他の
    配線基板とを加熱下に加圧する工程と、 前記導体板の他の表面上の金属バンプ形成位置に第2の
    マスキングを形成する工程と、 前記導体板の他の表面をハーフエッチングして前記内層
    配線パターン状レリーフパターンの根元部分を切り離し
    内層配線パターンとなすと同時に該内層配線パターン背
    面上に金属バンプを形成する工程と、 前記金属バンプ形成面に絶縁性材料を充填する工程と、 前記絶縁性材料を硬化する工程と、 前記露出した金属バンプの頭部及び絶縁性材料層上に外
    側配線パターンを形成する工程とを具備することを特徴
    とするプリント配線基板の製造方法。
  38. 【請求項38】 前記絶縁性材料が、絶縁性基板前駆体
    であることを特徴とする請求項37に記載のプリント配
    線基板の製造方法。
  39. 【請求項39】 前記絶縁性材料が、絶縁性材料組成物
    フィルムであることを特徴とする請求項37に記載のプ
    リント配線基板の製造方法。
  40. 【請求項40】 前記絶縁性材料が、塗布形成された絶
    縁性材料組成物であることを特徴とする請求項37に記
    載のプリント配線基板の製造方法。
JP2002256126A 2001-10-30 2002-08-30 プリント配線基板、プリント配線基板用レリーフパターン付金属板、及び、プリント配線基板の製造方法 Expired - Fee Related JP4180331B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002256126A JP4180331B2 (ja) 2001-10-30 2002-08-30 プリント配線基板、プリント配線基板用レリーフパターン付金属板、及び、プリント配線基板の製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001-332523 2001-10-30
JP2001332523 2001-10-30
JP2002256126A JP4180331B2 (ja) 2001-10-30 2002-08-30 プリント配線基板、プリント配線基板用レリーフパターン付金属板、及び、プリント配線基板の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003204162A true JP2003204162A (ja) 2003-07-18
JP4180331B2 JP4180331B2 (ja) 2008-11-12

Family

ID=27666656

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002256126A Expired - Fee Related JP4180331B2 (ja) 2001-10-30 2002-08-30 プリント配線基板、プリント配線基板用レリーフパターン付金属板、及び、プリント配線基板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4180331B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009267300A (ja) * 2008-04-30 2009-11-12 Harima Chem Inc 多層配線基板の製造方法
JP2010080538A (ja) * 2008-09-24 2010-04-08 Dainippon Printing Co Ltd 多層プリント配線板の製造方法
CN112566362A (zh) * 2020-12-11 2021-03-26 乐健科技(珠海)有限公司 高载流高导热电路板及其制作方法
WO2023152961A1 (ja) * 2022-02-14 2023-08-17 富士通株式会社 電子装置及び電子装置の製造方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009267300A (ja) * 2008-04-30 2009-11-12 Harima Chem Inc 多層配線基板の製造方法
JP2010080538A (ja) * 2008-09-24 2010-04-08 Dainippon Printing Co Ltd 多層プリント配線板の製造方法
CN112566362A (zh) * 2020-12-11 2021-03-26 乐健科技(珠海)有限公司 高载流高导热电路板及其制作方法
WO2023152961A1 (ja) * 2022-02-14 2023-08-17 富士通株式会社 電子装置及び電子装置の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4180331B2 (ja) 2008-11-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7802361B2 (en) Method for manufacturing the BGA package board
CN110519944B (zh) 复合铜厚基板制作方法
JP5213094B2 (ja) 導電バイアを誘電体層に埋め込む方法およびプロセス
US6428942B1 (en) Multilayer circuit structure build up method
TW200427382A (en) Double-sided wiring board and manufacturing method of double-sided wiring board
TWI566649B (zh) Wiring board
KR20010105366A (ko) 다층 배선 기판의 제조 방법
JP2004031682A (ja) プリント配線基板の製造方法
JPH06318783A (ja) 多層回路基板の製造方法
JP4060629B2 (ja) メッキスルーホールの形成方法、及び多層配線基板の製造方法
JP2007013048A (ja) 多層配線基板の製造方法
JP4180331B2 (ja) プリント配線基板、プリント配線基板用レリーフパターン付金属板、及び、プリント配線基板の製造方法
US6527963B1 (en) Method of manufacturing multilayer wiring boards
TWI594671B (zh) Flexible circuit board micro-aperture conductive through-hole structure and manufacturing method
JP4049618B2 (ja) プリント配線基板、プリント配線基板用レリーフパターン付金属板、及び、プリント配線基板の製造方法
JP2004186354A (ja) 多層配線基板の製造方法
KR20130031592A (ko) 비아 및 미세 회로를 가진 인쇄회로기판을 제조하는 방법 및 그 방법에 의한 인쇄회로기판
JP2001068856A (ja) 絶縁樹脂シート及びその製造方法
TW518924B (en) Multi-layer printed wiring board and manufacturing method therefor
JP2004214410A (ja) 多層配線基板の製造方法及び多層配線基板
JP3682500B2 (ja) プリント配線基板、及び、プリント配線基板の製造方法
JP4429712B2 (ja) 基板前駆体の製造方法
JP4582277B2 (ja) 柱状金属体の形成方法及び多層配線基板の製造方法
JP4798858B2 (ja) 柱状金属体の形成方法及び多層配線基板の製造方法
JP2004031828A (ja) 多層プリント配線板

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050811

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20060215

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20060215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080610

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080806

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080826

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080827

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110905

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110905

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120905

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120905

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130905

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees