JP2003203222A - カメラシステム及びその制御方法、デバイス製造装置、露光装置並びにデバイスの製造方法 - Google Patents

カメラシステム及びその制御方法、デバイス製造装置、露光装置並びにデバイスの製造方法

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JP2003203222A
JP2003203222A JP2002001601A JP2002001601A JP2003203222A JP 2003203222 A JP2003203222 A JP 2003203222A JP 2002001601 A JP2002001601 A JP 2002001601A JP 2002001601 A JP2002001601 A JP 2002001601A JP 2003203222 A JP2003203222 A JP 2003203222A
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    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
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Abstract

(57)【要約】 【課題】互いに異なる仕様を有するカメラの切り替え時
間を短縮する。 【解決手段】このカメラシステムは、カメラ201、2
02、203と、それらを制御するカメラ制御部100
とを有する。ここで、カメラ202は、画素数の多い非
標準カメラ、カメラ201及び203は、画素数の少な
い標準カメラである。カメラ制御部100は、カメラ2
01、202、203に共通の同期信号を供給して撮像
を実行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、露光装置等のデバ
イス製造装置等に好適に組み込まれるカメラシステム及
びその制御方法、該カメラシステムを組み込んだデバイ
ス製造装置及び露光装置、並びに、該露光装置を利用し
たデバイスの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】露光装置におけるレチクル等の原版とウ
エハ等の基板との位置合わせ(以下、「アライメント」
ともいう)については、様々な方式が提案され実施され
ている。図6を参照しながら露光装置におけるアライメ
ントについて簡単に説明する。
【0003】レチクルRを投影レンズULに対して位置
決めすることをレチクルアライメントという。レチクル
アライメントは、例えば、レチクルR上のレチクルマー
ク(不図示)とレチクルステージRS上の基準マークR
Rとのずれを補正するようにレチクルステージRSを駆
動することによりなされる。より具体的には、レチクル
ステージRS上に保持されたレチクルRに設けられたレ
チクルマークと、レチクルステージRSに設けたれた基
準位置が既知である基準マークRRとカメラ(C1)2
01によって撮像し、その撮像画像をカメラ制御部30
0内の画像処理部305において画像処理することによ
り両者の相対ずれ量を測定する。そして、測定された相
対ずれ量を補正するように、駆動制御装置(SF)12
1がレチクル駆動装置(MOT1)123を駆動する。
なお、基準マークは、ウエハステージWSに存在しても
よい。
【0004】ウエハステージWS上に保持されたウエハ
WAFの基準位置に対する位置関係を測定することをウ
エハアライメントという。なお、実際のアライメント
は、測定結果に基づいて、各ショットの露光に先立って
ウエハステージWSを駆動することにより行われる。具
体的には、ウエハアライメントは、投影レンズULの外
にあるオフアクシス顕微鏡OASによってウエハステー
ジWS上に吸着されているウエハWAF上のアライメン
トマーク(不図示)の位置をカメラ(C3)203で撮
像し、その撮像画像をカメラ制御部300の画像処理部
305において画像処理することによってマーク位置を
測定する。ウエハWAF上の複数のマークの位置を計測
することによって、ウエハステージWS上のウエハWA
Fの位置、及び、ウエハWAF上に露光されたショット
の位置を測定することができる。なお、顕微鏡は投影レ
ンズULを介してウエハマークを観察するTTL方式あ
るいはTTR方式であってもよい。
【0005】レチクルRを保持したレチクルステージR
Sと、ウエハWAFを保持したウエハステージWSとの
相対位置を計測することをキャリブレーションという。
具体的には、キャリブレーションでは、不図示の光源か
ら出射された光をレチクル基準マークRSM及び投影レ
ンズULを通してウエハステージWS上の基準マークW
Rに照射する。基準マークWRの像情報を持った光は再
び投影レンズUL及びレチクルステージ基準マークRS
Mを通過し、カメラ(C2)202に達する。カメラ
(C2)202の撮像面に結像した画像は、ウエハステ
ージWS上の基準マークWRとレチクル基準マークRS
Mとが合成された画像である。画像処理部305では、
WRとRSMとの合成画像を画像処理することにより、
WRとRSMとの水平方向の相対距離を算出し、これに
よりレチクルステージRSとウエハステージWSの相対
位置関係を測定する。
【0006】RRとRSMの位置関係が既知であれば、
上記の測定によりレチクルとウエハの位置関係が決定さ
れ、レチクル上のパターンをウエハに正確に転写するこ
とができる。
【0007】このように、近年の半導体露光装置では様
々な計測が行なわれており、これに使用するカメラは、
計測アプリケーション毎に異なる。特に、近年では、半
導体露光装置に要求されている露光性能は、100nm以下
の線幅とされており、上述のアライメント及び位置計測
に要求される計測精度は極めて高くなってきている。
【0008】計測精度を向上させるために、顕微鏡の倍
率を大きくする方法がある。しかし、倍率の拡大には限
界があるだけでなく、例えばキャリブレーション計測等
では相対的なずれが大きいにもかかわらず計測精度を高
くする必要がある。すなわち、キャリブレーション計測
等に使用されるカメラは、広い検出範囲と高い精度を併
せ持たなければならない。したがって、1回の撮像範囲
を広くするとともに、画素密度が大きいカメラ(CCD
カメラなど)を使用する必要がある。
【0009】半導体製造装置の場合、前述のように様々
なカメラを用いて計測を行うため、それぞれのアプリケ
ーションに適したカメラを選択しなければならない。よ
って、キャリブレーション計測用のカメラ(C2)20
2としては、例えば100〜200万画素クラスの高分解能カ
メラを使用し、レチクルアライメントやウエハアライメ
ント用のカメラとしては、例えば40万画素クラスの標準
カメラC1、C3を使用するといった使い分けが必要と
なる。なお、全てのカメラを高分解能カメラにしてもよ
いが、コスト及び画像転送時間等を考えると、全てを高
分解能カメラにすることは必ずしも好ましくない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】半導体露光装置内に複
数の撮像エリアを有するカメラを設置し、各種計測を高
速に実施する例として、ベースライン計測がある。
【0011】ベースライン計測では、レチクルステージ
RS及びウエハステージWSとオフアクシス顕微鏡OA
Sとの相対位置を計測する。具体的には、ベースライン
計測は、次のような流れで実施されうる。
【0012】<STEP1>カメラ制御部300のカメ
ラ選択器(SEL)301をカメラ(C2)202に切
り替え、RSM−WRの水平方向の相対距離を測定す
る。
【0013】<STEP2>カメラ制御部300のカメ
ラ選択器(SEL)301をカメラ(C3)203に切
り替え、また、ウエハステージWSをオフアクシス顕微
鏡OASの下にWRが位置するように移動させ、WRの
位置をカメラ(C3)203で撮像し、その撮像画像に
基づいてWRの位置を計測する。
【0014】<STEP3>カメラ(C3)203を使
って計測したWRの位置とカメラ(C2)202を使っ
て計測したRSM−WRの位置とに基づいてRSとオフ
アクシス顕微鏡OASの位置関係を決定する。
【0015】<STEP4>STEP1からSTEP3
を繰り返し実行する。この繰り返しは、計測精度を向上
させる為である。
【0016】以上のようにベースライン計測では、カメ
ラ(C2)202及びカメラ(C3)203を使った計
測を繰り返し実行する。一方、ベースライン計測時は露
光装置において露光を行なわないため、この計測時間が
長いと露光装置としての生産性は低下してしまう。した
がって、ベースライン計測は高速に処理されなければな
らない。
【0017】次に、カメラ(C2)202とカメラ(C
3)203とにおいて画素数(仕様)が異なる場合の問
題点を説明する。図5(A)に40万画素クラスの標準カメ
ラ(C3)203の同期信号、図5(B)に200万画素ク
ラスの高分解能(非標準)カメラ(C2)202の同期
信号を示す。2つのカメラに供給する同期信号が異なっ
ていることがわかる。そのため、前述のベースライン計
測では、非標準カメラ(C3)203から標準カメラ
(C2)202に切り替える時に、それと同時に同期信
号発生器(SYNC)303の出力パターンをカメラ
(C2)202用に切り替える必要がある。反対に、カ
メラ(C3)203に切り替える時は、それと同時に同
期信号発生器(SYNC)303の出力パターンをカメ
ラ(C3)203用に切り替える必要がある。
【0018】通常、このようなカメラとしてよく使用さ
れるCCDカメラは、同期信号の周波数が変わると、数
フレームの間は安定した映像信号が得られない。それは
外部から供給される同期信号の位相を検出しカメラ内の
動作をリセットし安定した映像を出力するための回路の
遅れがあるためである。
【0019】したがって、カメラ(C2)202とカメ
ラ(C3)203との切り替えは瞬時に行うことができ
ず、相応の無視できない時間を要するという問題があ
る。その結果、ベースライン計測において、カメラ切り
替え時間が計測フローに影響を与えてベースライン計測
時間が長くなってしまう。
【0020】このような問題を解決するための方法とし
ては、 (1)2種類の同期信号を発生する機能を有するカメラ
制御部を搭載する。 (2)カメラの種類と同数のカメラ制御部を搭載する (3)外部のカメラ制御部から同期信号を供給して各カ
メラを駆動する代わりに、各カメラ内で同期信号を発生
し画像処理部においてカメラから供給される同期信号を
分離する(1)の方法は、比較的容易であるが、特殊な
機能であると言える。更に多くの種類のカメラに対応し
なければならない場合、同期信号発生部は複雑となり、
カメラ制御部のコストも規模も大きくなってしまう。
【0021】(2)の方法は、カメラの種類と同数のカ
メラ制御部が必要となりコストと実装スペースが大きく
なる。もちろん、カメラ(C2)202とカメラ(C
3)203は同時に使用されないので、複数のカメラ制
御部がいずれか1台のみが動作しているという無駄な使
い方となる。すなわち、各カメラ制御部の価値が小さ
い。
【0022】(3)の方法は、画像処理部の同期分離回
路において、カメラスピードが変化する度に位相検出等
が安定するのを待つ必要があり、カメラ側で発生してい
た上記の問題と同じ問題が発生してしまう。
【0023】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、本発明の主たる目的は、例えば、互いに異
なる仕様を有するカメラの切り替え時間を短縮すること
にある。
【0024】また、本発明の2次的な目的は、簡単な構
成の1つのカメラ制御部によって複数のカメラを制御す
ることにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の側面は、
カメラシステムに係り、複数のカメラと、前記複数のカ
メラに共通の同期信号を供給し、該共通の同期信号に基
づいて撮像を実行させるカメラ制御部とを備えることを
特徴とする。ここで、前記複数のカメラは、互いに仕様
が異なる少なくとも2つのカメラを含む。
【0026】前記少なくとも2つのカメラは、例えば、
画素数が互いに異なるものでもよいし、水平同期期間及
び垂直同期期間のうち少なくとも一方が互いに異なるも
のでもよい。
【0027】本発明の好適な実施の形態によれば、前記
共通の同期信号は、第1の垂直期間を有する共通の垂直
同期信号を含み、前記少なくとも2つのカメラの一部の
カメラは、前記第1の垂直期間より長い第2の垂直期間
を有する垂直同期信号に従って動作する仕様を有する撮
像素子を含み、前記一部のカメラは、前記共通の垂直同
期信号に従って、前記第2の垂直期間よりも長く、か
つ、前記第1の垂直期間の整数倍の期間を1垂直期間と
して前記撮像素子を駆動することが好ましい。
【0028】本発明の好適な実施の形態によれば、前記
共通の同期信号は、第1の水平期間を有する共通の水平
同期信号を含み、前記少なくとも2つのカメラのうち一
部のカメラは、第2の水平期間を有する水平同期信号に
従って動作する仕様を有する撮像素子を含み、前記一部
のカメラは、前記共通の水平同期信号に従って、前記第
1の水平期間と前記第2の水平期間の最小公倍数を1水
平期間として前記撮像素子を駆動することが好ましい。
【0029】本発明の好適な実施の形態によれば、前記
共通の同期信号は、第1の垂直期間を有する共通の垂直
同期信号と、第1の水平期間を有する共通の水平同期信
号とを含み、前記少なくとも2つのカメラのうち一部の
カメラは、前記第1の垂直期間より長い第2の垂直期間
を有する垂直同期信号、及び、第2の水平期間を有する
水平同期信号に従って動作する仕様を有する撮像素子を
含み、前記一部のカメラは、前記共通の垂直同期信号及
び前記共通の水平同期信号に従って、前記第2の垂直期
間よりも長く、かつ、前記第1の垂直期間の整数倍の期
間を1垂直期間とし、前記第1の水平期間と前記第2の
水平期間の最小公倍数を1水平期間として、前記撮像素
子を駆動することが好ましい。
【0030】本発明の好適な実施の形態によれば、前記
カメラ制御部は、前記複数のカメラから送られてくる画
像信号を処理する画像処理部を有することが好ましい。
【0031】本発明の第2の側面は、複数のカメラと、
該複数のカメラを制御するカメラ制御部とを有するカメ
ラシステムの制御方法に係り、前記カメラ制御部から前
記複数のカメラに共通の同期信号を供給し、該共通の同
期信号に基づいて撮像を実行させる制御工程を有するこ
とを特徴とする。ここで、前記複数のカメラは、互いに
仕様が異なる少なくとも2つのカメラを含む。
【0032】本発明の第3の側面は、デバイス製造装置
に係り、上記のカメラシステムと、該カメラシステムの
制御部から提供される情報に基づいて動作する動作部と
を備えることを特徴とする。
【0033】本発明の第4の側面は、露光装置に係り、
上記のカメラシステムと、ステージ(例えば、レチクル
ステージ、ウエハステージ)と、前記カメラシステムの
制御部から提供される情報に基づいて前記ステージを駆
動する駆動部とを備えることを特徴とする。
【0034】本発明の第5の側面は、デバイスの製造方
法に係り、基板に感光材を塗布する工程と、感光材に上
記の露光装置を用いてパターンを転写する工程と、前記
感光材を現像する工程とを含むことを特徴とする。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明の好適な実施の形態を説明する。
【0036】(第1の実施の形態)本発明の好適な実施
の形態としてのカメラシステムを図2〜5を参照しなが
ら説明する。
【0037】ここでは、図5(B)に示されるように、非
標準カメラの垂直同期信号VDが標準カメラの垂直同期
信号VDの約3フィールド(3周期)に近い2.8フィ
ールドであり、かつ、非標準カメラの水平同期信号HD
の周期が標準カメラの水平同期信号HDの周期の3/2
に近い場合を例にして説明する。
【0038】一般に、垂直同期信号VDとは、1フィー
ルドあるいは1フレームの画像を転送するために必要な
期間を定める信号であり、フィールドあるいはフレーム
を区切るための同期信号である。一般に、水平同期信号
HDとは、走査線1本分の画像を出力するために必要な
期間を区切る信号である。
【0039】この実施の形態のカメラシステムでは、複
数のカメラにおいて共通の垂直同期信号及び水平同期信
号を使用する。
【0040】垂直同期信号VDの共通化は、標準カメラ
用の垂直同期信号VD(共通の垂直同期信号)を監視
し、水平同期信号VDで規定される3フィールドを使っ
て1フィールド分の画像を出力するように、非標準カメ
ラ内のVD同期回路を改良することにより実現される。
なお、非標準カメラは、標準カメラ用の水平同期信号V
Dで規定される2.8フィールドで1フィールド分の画
像を出力するので、3フィールドのうち残りの0.2フ
ィールドにおいては非標準カメラが画像を出力しないよ
うにする。
【0041】垂直同期信号HDの共通化は、非標準カメ
ラ内のカウンタを標準カメラ用の垂直同期信号VDに従
って0にリセットし、標準カメラ用の水平同期信号HD
を該カウンタでカウントし、3HD期間(3水平同期期
間)で2HD期間分の画像を出力することにより実現さ
れる。この例において非標準カメラ内で生成される水平
同期信号HD及び垂直同期信号VDは、図2(B)に示
すようになる。
【0042】上記の例を一般化すると次のように表現さ
れる。
【0043】まず、垂直同期信号VDの共通化について
は、次のように一般化される。
【0044】非標準カメラの垂直同期信号VDの1期間
をVDtnstd、標準カメラの垂直同期信号VD(すなわ
ち、この例では共通の垂直同期信号)の1期間をVDtstd
とする。そして、カメラ制御部から各カメラに供給され
る垂直同期信号が共通化された場合の非標準カメラ内の
垂直同期期間をVDtnstd'とする。この場合は、垂直同期
信号VDの共通化は、次の式(1)で表現される。
【0045】 VDtnstd ≦ VDtstd のとき、 VDtnstd' = VDtstd VDtnstd > VDtstd のとき、 VDtnstd' = [int(VDtnstd/VDtstd) + 1] × VDtstd ・・・(1) ここで、int()は、小数点以下を切り捨てるという演算
を示す。
【0046】式(1)は、標準カメラよりも高速な非標
準カメラ内の垂直同期期間については標準カメラ用の垂
直同期信号VDに従うものとし、標準カメラよりも低速な
非標準カメラ内の垂直同期期間については標準カメラ用
の垂直同期信号VDに従う垂直同期期間を整数倍した期間
を使用することを意味する。
【0047】一方、水平同期信号の共通化は次のように
一般化される。
【0048】非標準カメラの水平同期信号HDの1期間
をHDtnstd、標準カメラの水平同期信号HD(すなわ
ち、この例では共通の水平同期信号)の1期間HDtstdと
する。そして、カメラ制御部から各カメラに供給される
水平同期信号が共通化された場合の非標準カメラ内の水
平同期期間をHDtnstd'とする。この場合、HDtnstd'がHD
tnstdとHDtstdの最小公倍数となるタイミングで非標準
カメラのカウンタをリセットする。
【0049】例えば、HDtnstd=150usec、HDtstd=100use
cであれば、HDtnstd'がそれらの最小公倍数である300us
ecになるように非標準カメラのカウンタをリセットす
る。
【0050】次に、図3を参照しながら、本発明の好適
な実施の形態のカメラシステムにおけるカメラ及びカメ
ラ制御部の構成及び動作を説明する。
【0051】このカメラシステムは、カメラ制御部10
0、標準カメラ(C1)201、非標準カメラ(C2)
202、標準カメラ(C3)203を含んで構成されて
いる。なお、このカメラシステムを搭載した半導体製造
装置としての露光装置については第2の実施の形態とし
て説明する。
【0052】まず、カメラ制御部100について説明す
る。
【0053】非標準カメラ(C2)202を動作させる
際の垂直同期期間VDnstd'は、式(1)に従って決定さ
れ、画像処理部109によりYアドレスカウンタ104
に設定される。なお、画像処理部109は、画像処理機
能の他、カメラ制御部100内の各部を制御する機能を
も有する。
【0054】ここで、VDtnstd'とVDtstdの比(VDtnstd/V
Dtstd)をsとする。sは、画像処理部109により垂直同
期信号カウンタ(VDカウンタ)101に設定される。垂
直同期カウンタ101は、同期信号発生器(SYNC)102
が発生する標準垂直同期信号VDがs回入力されると、Yア
ドレスカウンタ104をリセットすると同時に水平同期
信号カウンタ(HDカウンタ)101及びXアドレスカウ
ンタ106をリセットする。これは、画像入力を原点に
戻すことを意味する。
【0055】非標準カメラ(C2)202を動作させる
際は、画像処理部109によりXアドレスカウンタ10
6には非標準カメラ用のHDnstdが設定される。ここで、
HDtnstd'とHDtstdの比(HDtnstd'/HDtstd)をnとする。n
は、画像処理部109によりHDカウンタ101に設定さ
れる。HDカウンタ101は、同期信号発生器(SYNC)10
2が発生する標準水平同期信号HDがn回入力されると、X
アドレスカウンタ106をリセットする。
【0056】HDtnstdの期間は、図4に示される様に、
同期信号期間、バックポーチ信号期間、画像信号期間、
フロントポーチ信号期間を含み、これらはカメラの仕様
に依存する。
【0057】Xアドレスカウンタ106では、画素クロ
ック発生器105が発生する、各画素をAD変換する際の
同期信号としての画素クロック(基本クロック)をカウ
ントし、画像信号が入力される期間だけAD変換された画
像データをメモリ107に格納する。HDtnstdの期間分
の画素クロックをカウントしたら、Xアドレスカウンタ
は、自己をリセットするとともにYアドレスカウンタ1
04をインクリメントする。このような動作を繰り返
し、画像信号をAD変換した画像データがメモリ107に
格納される。
【0058】カメラ(C2)202も同じ原理で動作す
る。カメラ(C2)202には、カメラC1〜C3にお
いて共通(この実施の形態では、標準カメラ用)の垂直
同期信号VD及び水平同期信号HDが外部のカメラ制御
部100から供給される。
【0059】カメラ(C2)202の水平同期信号カウ
ンタ(HDカウンタ)211、垂直同期信号カウンタ(VD
カウンタ)212及びXアドレスカウンタ215には、
カメラ(C2)202を動作させるときにカメラ制御部
100の対応するカウンタに設定される値と同じ値が設
定されている。この設定は、例えばカメラシステムの出
荷時に予めなされていてもよいし、出荷後に任意のタイ
ミング(例えば、カメラ制御部100が発生する水平同
期信号及び垂直同期信号を変更する時など)でなされて
もよい。Xアドレスカウンタ215は、図4に示す様
に、HDtnstdの期間中に同期信号、バックポーチ信号、
画像信号、フロントポーチ信号を出力する。
【0060】Xアドレスカウンタ215及びYアドレスカ
ウンタ213は、それぞれの出力信号により撮像素子
(例えば、CCD)216を駆動する。撮像素子216
の出力信号(画像信号)は、カメラ制御部100のカメ
ラ選択部110に供給される。
【0061】このように、本発明の好適な実施の形態の
カメラシステムによれば、標準カメラ用の水平同期信号
HD及び垂直同期信号VDを用いて非標準カメラを動作
させて画像を読み取ることができる。
【0062】標準カメラを動作させる場合には、該標準
カメラ用のs、n、HDtnstd、並びに、同期信号期間、バ
ックポーチ期間、画像信号期間、フロントポーチ期間を
示すパラメータを画像処理部109が設定すればよい。
【0063】この実施の形態によれば、いかなるカメラ
であっても、s、n、HDtnstd、並びに、同期信号期間、
バックポーチ期間、画像信号期間、フロントポーチ期間
を示すパラメータを、カメラ制御部において、動作させ
るカメラに応じて設定することにより、カメラ制御部が
発生する基準の同期信号で画像を取り込むことができ
る。
【0064】カメラ側及びカメラ制御部側でnを設定し
なくともHDtnstdを設定するだけでカメラ制御部がカメ
ラから画像を取り込むことも可能である。ただし、その
場合、カメラ制御部側の画素クロックとカメラ側の画素
クロックの周波数が完全に一致している必要がある。こ
こで、両者が完全に一致していないと、Hdtnstdが経過
する度に、例えば1画素の数分の1程度のずれが生じ、
各走査線の先頭位置がずれる。この場合、メモリ107
に格納された画像がY方向のアドレスが大きくなるにつ
れてX方向にシフトしてしまう。よって、なるべく小さ
なnを設定しXアドレスカウンタ106、215を短い周
期でリセットする方がよい。nが大きいとジッタが発生
することもある。
【0065】(第2の実施の形態)この実施の形態は、
第1の実施の形態として説明したカメラシステムを組み
込んだ半導体製造装置としての露光装置に関する。以
下、本発明の第2の実施の形態としての露光装置につい
て図1を参照しながら説明する。この露光装置には、第
1の実施の形態として説明したカメラ制御部100及び
カメラ(C1〜C3)201〜203を有するカメラシ
ステムが組み込まれている。なお、図1においては、作
図上の制約によりカメラ制御部100内の一部の構成が
省略されている。
【0066】この露光装置では、カメラ制御部100の
同期信号発生器(SYNC)103が発生する水平同期
信号HD及び垂直同期信号VDがカメラ(C1〜C3)
201〜203に対して共通に供給されている。
【0067】ここでは、前述の例にならってカメラC1
及びC3は標準カメラ、カメラC2は非標準カメラであ
るものとし説明する。
【0068】顕微鏡OASでレチクルステージWS上の基
準マークWRを計測する場合、画像処理部109は、カメ
ラ選択器(SEL)110をV3すなわちカメラ(C3)
203に設定する。
【0069】カメラ(C3)203を使用する際は、カ
メラ制御部100において、画像処理部109は、n=
1、s=1、HDtnstd=HDtstdを設定する。さらに、画像処理
部109は、同期信号期間、バックポーチ期間、画像信
号期間、フロントポーチ期間を標準カメラ用の設定とす
る。同期信号発生器(SYNC)103は、標準カメラ及び
非標準カメラにおいて共通の水平同期信号HD及び垂直
同期信号VDを出力する。
【0070】ステージ駆動装置(SF)121は、モータ
等の駆動装置(MOT2)124を駆動し、干渉計(INT2)
122の値を確認しながら目標位置すなわち顕微鏡OAS
で観察すべき基準マークWRの位置までウエハステージWS
を駆動する。
【0071】ウエハステージWSが目標位置に達した
ら、画像処理部109は、カメラ(C3)203で撮像
された画像信号を取り込んでメモリ107(図3参照)
に格納するようカメラ制御部100内の各部を制御す
る。そして、画像処理部109は、取り込んだ画像を画
像処理することにより、ウエハステージWS上の基準マ
ークWRの位置を算出する。
【0072】次に、カメラ(C2)202でRMSとWRを
計測する動作を説明する。まず、画像処理部109は、
カメラ選択器110をV2すなわちカメラ(C2)202
に設定する。
【0073】カメラ(C2)202を使用する際は、カ
メラ制御部100において、n、s、HDtnstd、並びに、
非標準カメラの同期信号期間、バックポーチ期間、映像
信号期間、フロントポーチ期間を設定する。なお、n、s
の設定については第1の実施の形態において説明されて
いる。
【0074】同期信号発生器(SYNC)103は、途切れ
ることなく標準カメラ用の水平同期信号VD及び垂直同
期信号VD(すなわち、共通の水平同期信号及び垂直同
期信号)を出力し続ける。また、カメラ(C2)202
は、標準カメラ用の水平同期信号HD及び垂直同期信号
VDで動作し続ける。
【0075】ステージ駆動装置(SF)121は、モータ
等の駆動装置(MOT2)124を駆動し、干渉計(INT2)
122の値を確認しながら、カメラ(C2)202の光
軸に基準マークWRの位置が一致するまでウエハステージ
WSを駆動する。同時に、ステージ駆動装置(SF)121
は、モータ等の駆動装置(MOT1)を駆動し、干渉計(IN
T1)125の値を確認しながら、カメラ(C2)202
の光軸に基準マークRSMの位置が一致するまでレチクル
ステージRSを駆動する。
【0076】ウエハステージWSと基準マークRSMが目標
位置に達したら、画像処理部109は、カメラ(C2)
202で撮像された画像信号を取り込んでメモリ107
(図3参照)に格納するようにカメラ制御部100内の
各部を制御する。そして、画像処理部109は、取り込
んだ画像を画像処理することにより、基準マークWR及
びRSMの位置を算出する。
【0077】さらに、画像処理部109は、カメラ(C
2)202を使用して計測したWRとRMSの位置とカメラ
(C3)203を使用して計測したWRの位置に基づいて
ベースラインを算出する。
【0078】(デバイスの製造方法)次に上記の露光装
置を利用した半導体デバイスの製造プロセスを説明す
る。図7は、半導体デバイスの全体的な製造プロセスの
フローを示す図である。ステップ1(回路設計)では半
導体デバイスの回路設計を行なう。ステップ2(マスク
作製)では設計した回路パターンに基づいてマスクを作
製する。一方、ステップ3(ウエハ製造)ではシリコン
等の材料を用いてウエハを製造する。ステップ4(ウエ
ハプロセス)は前工程と呼ばれ、上記のマスクとウエハ
を用いて、リソグラフィ技術によってウエハ上に実際の
回路を形成する。次のステップ5(組み立て)は後工程
と呼ばれ、ステップ4によって作製されたウエハを用い
て半導体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程
(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程
(チップ封入)等の組立て工程を含む。ステップ6(検
査)ではステップ5で作製された半導体デバイスの動作
確認テスト、耐久性テスト等の検査を行なう。こうした
工程を経て半導体デバイスが完成し、これを出荷(ステ
ップ7)する。
【0079】図8は、上記ウエハプロセスの詳細なフロ
ーを示す図である。ステップ11(酸化)ではウエハの表
面を酸化させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面
に絶縁膜を成膜する。ステップ13(電極形成)ではウエ
ハ上に電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオ
ン打込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ15
(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。ステ
ップ16(露光)では第2の実施の形態で説明した露光装
置によって回路パターンをウエハに転写する。ステップ
17(現像)では露光したウエハを現像する。ステップ18
(エッチング)では現像したレジスト像以外の部分を削
り取る。ステップ19(レジスト剥離)ではエッチングが
済んで不要となったレジストを取り除く。これらのステ
ップを繰り返し行なうことによって、ウエハ上に多重に
回路パターンを形成する。
【0080】以上のように、上記の実施の形態によれ
ば、画素数(例えば、縦横の画素数)等の仕様が異なる
ために同期方法の異なる複数のカメラを持つカメラシス
テムにおいても、1台のカメラ制御部で1組(1種類)
のカメラ同期信号を発生し、これに従って各カメラを制
御することにより、使用するカメラの出力信号が安定す
ることを待つことなく画像を取り込むことができる。
【0081】したがって、用途の異なるカメラを複数持
つ半導体製造装置においても、カメラ切り替え時間を短
縮し、生産性を示す指標であるスループットを高めるこ
とができる。また、カメラの出力信号の安定性を高める
ことにより、計測の精度を高めることができる。
【0082】
【発明の効果】本発明によれば、例えば、互いに異なる
仕様を有するカメラの切り替え時間を短縮することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施の形態の露光装置の構成を
示す図である。
【図2】標準カメラ用の同期信号(A)、非標準カメラ
内で生成される同期信号(B)、垂直同期信号VD部分
(C)を示す図である。
【図3】本発明の好適な実施の形態のカメラシステムの
構成を示す図である。
【図4】1水平期間の構成を示す図である。
【図5】従来の標準カメラ用の同期信号と非標準カメラ
用の同期信号を示す図である。
【図6】従来の露光装置の構成を示す図である。
【図7】半導体デバイスの全体的な製造プロセスのフロ
ーを示す図である。
【図8】ウエハプロセスの詳細なフローを示す図であ
る。
【符号の説明】
C1,C3:標準方式のカメラ C2:非標準方式のカメラ IP:画像処理装置 RS:レチクルステージ RR:レチクル基準マーク R:レチクル RMS:レチクル基準プレート UL:投影レンズ OA:オフアクシススコープ WS:ウエハステージ WR:ステージ基準マーク WAF:ウエハ MOT1,MOT2:駆動装置(モータ) INT1,INT2:干渉計 SF:ステージ駆動装置 SEL:カメラ選択器 AD:AD変換器 SYNC:同期信号発生器

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラシステムであって、 複数のカメラと、 前記複数のカメラに共通の同期信号を供給し、該共通の
    同期信号に基づいて撮像を実行させるカメラ制御部と、 を備え、前記複数のカメラは、互いに仕様が異なる少な
    くとも2つのカメラを含むことを特徴とするカメラシス
    テム。
  2. 【請求項2】 前記少なくとも2つのカメラは、画素数
    が互いに異なることを特徴とする請求項1に記載のカメ
    ラシステム。
  3. 【請求項3】 前記少なくとも2つのカメラは、水平同
    期期間及び垂直同期期間のうち少なくとも一方が互いに
    異なることを特徴とする請求項1に記載のカメラシステ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記共通の同期信号は、第1の垂直期間
    を有する共通の垂直同期信号を含み、 前記少なくとも2つのカメラの一部のカメラは、前記第
    1の垂直期間より長い第2の垂直期間を有する垂直同期
    信号に従って動作する仕様を有する撮像素子を含み、 前記一部のカメラは、前記共通の垂直同期信号に従っ
    て、前記第2の垂直期間よりも長く、かつ、前記第1の
    垂直期間の整数倍の期間を1垂直期間として前記撮像素
    子を駆動することを特徴とする請求項1に記載のカメラ
    システム。
  5. 【請求項5】 前記共通の同期信号は、第1の水平期間
    を有する共通の水平同期信号を含み、 前記少なくとも2つのカメラのうち一部のカメラは、第
    2の水平期間を有する水平同期信号に従って動作する仕
    様を有する撮像素子を含み、 前記一部のカメラは、前記共通の水平同期信号に従っ
    て、前記第1の水平期間と前記第2の水平期間の最小公
    倍数を1水平期間として前記撮像素子を駆動することを
    特徴とする請求項1に記載のカメラシステム。
  6. 【請求項6】 前記共通の同期信号は、第1の垂直期間
    を有する共通の垂直同期信号と、第1の水平期間を有す
    る共通の水平同期信号とを含み、 前記少なくとも2つのカメラのうち一部のカメラは、前
    記第1の垂直期間より長い第2の垂直期間を有する垂直
    同期信号、及び、第2の水平期間を有する水平同期信号
    に従って動作する仕様を有する撮像素子を含み、 前記一部のカメラは、前記共通の垂直同期信号及び前記
    共通の水平同期信号に従って、前記第2の垂直期間より
    も長く、かつ、前記第1の垂直期間の整数倍の期間を1
    垂直期間とし、前記第1の水平期間と前記第2の水平期
    間の最小公倍数を1水平期間として、前記撮像素子を駆
    動することを特徴とする請求項1に記載のカメラシステ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記カメラ制御部は、前記複数のカメラ
    から送られてくる画像信号を処理する画像処理部を有す
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1
    項に記載のカメラシステム。
  8. 【請求項8】 複数のカメラと、該複数のカメラを制御
    するカメラ制御部とを有するカメラシステムの制御方法
    であって、 前記カメラ制御部から前記複数のカメラに共通の同期信
    号を供給し、該共通の同期信号に基づいて撮像を実行さ
    せる制御工程を有し、 前記複数のカメラは、互いに仕様が異なる少なくとも2
    つのカメラを含むことを特徴とするカメラシステムの制
    御方法。
  9. 【請求項9】 前記少なくとも2つのカメラは、画素数
    が互いに異なることを特徴とする請求項8に記載のカメ
    ラシステムの制御方法。
  10. 【請求項10】 前記少なくとも2つのカメラは、水平
    同期期間及び垂直同期期間のうち少なくとも一方が互い
    に異なることを特徴とする請求項8に記載のカメラシス
    テムの制御方法。
  11. 【請求項11】 前記共通の同期信号は、第1の垂直期
    間を有する共通の垂直同期信号を含み、 前記少なくとも2つのカメラの一部のカメラは、前記第
    1の垂直期間より長い第2の垂直期間を有する垂直同期
    信号に従って動作する仕様を有する撮像素子を含み、 前記制御工程では、前記一部のカメラは、前記共通の垂
    直同期信号に従って、前記第2の垂直期間よりも長く、
    かつ、前記第1の垂直期間の整数倍の期間を1垂直期間
    として前記撮像素子を駆動することを特徴とする請求項
    8に記載のカメラシステムの制御方法。
  12. 【請求項12】 前記共通の同期信号は、第1の水平期
    間を有する共通の水平同期信号を含み、 前記少なくとも2つのカメラのうち一部のカメラは、第
    2の水平期間を有する水平同期信号に従って動作する仕
    様を有する撮像素子を含み、 前記制御工程では、前記一部のカメラは、前記共通の水
    平同期信号に従って、前記第1の水平期間と前記第2の
    水平期間の最小公倍数を1水平期間として前記撮像素子
    を駆動することを特徴とする請求項8に記載のカメラシ
    ステムの制御方法。
  13. 【請求項13】 前記共通の同期信号は、第1の垂直期
    間を有する共通の垂直同期信号と、第1の水平期間を有
    する共通の水平同期信号とを含み、 前記少なくとも2つのカメラのうち一部のカメラは、前
    記第1の垂直期間より長い第2の垂直期間を有する垂直
    同期信号、及び、第2の水平期間を有する水平同期信号
    に従って動作する仕様を有する撮像素子を含み、 前記制御工程では、前記一部のカメラは、前記共通の垂
    直同期信号及び前記共通の水平同期信号に従って、前記
    第2の垂直期間よりも長く、かつ、前記第1の垂直期間
    の整数倍の期間を1垂直期間とし、前記第1の水平期間
    と前記第2の水平期間の最小公倍数を1水平期間とし
    て、前記撮像素子を駆動することを特徴とする請求項8
    に記載のカメラシステムの制御方法。
  14. 【請求項14】 前記カメラ制御部において前記複数の
    カメラから送られてくる画像信号を処理する画像処理工
    程を更に有することを特徴とする請求項8乃至請求項1
    3のいずれか1項に記載のカメラシステムの制御方法。
  15. 【請求項15】 デバイス製造装置であって、 請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載のカメラシ
    ステムと、 前記カメラシステムの制御部から提供される情報に基づ
    いて動作する動作部と、 を備えることを特徴とするデバイス製造装置。
  16. 【請求項16】 露光装置であって、 請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載のカメラシ
    ステムと、 ステージと、 前記カメラシステムの制御部から提供される情報に基づ
    いて前記ステージを駆動する駆動部と、 を備えることを特徴とする露光装置。
  17. 【請求項17】 デバイスの製造方法であって、 基板に感光材を塗布する工程と、 感光材に請求項16に記載の露光装置を用いてパターン
    を転写する工程と、 前記感光材を現像する工程と、 を含むことを特徴とするデバイスの製造方法。
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