JP2003203210A - バーコード - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 経過時間に対応して商品の値段を決定しつつ
販売する等の場合に対応可能な、従来のバーコードでは
不可能であった、時間経過に対応させてバーコード表示
を変化させ、バーコードリーダによって読み取られるバ
ーコードからの情報を、時間の経過に伴って変更させる
ことのできる有用なバーコードの提供。 【解決手段】 複数のバーコードを組み合わせてなるバ
ーコードであって、各バーコードは、少なくともそれぞ
れが固有の情報部分を保持しており、且つ、少なくと
も、複数のバーコードの中の１のバーコードによって保
持されている固有の情報部分が、特定の時間が経過した
後に初めてバーコードリーダで読み取り可能となるよう
に構成されていることを特徴とするバーコード。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、流通商品等に表示
されるバーコードに関し、更に詳しくは、バーコードに
よって読み取られる情報を時間の経過に従って異なるも
のとできるバーコードに関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、バーコードは様々な商品や物品等
に表示され、様々な管理に利用されている。かかるバー
コードは、商品の包装紙等に、メーカーコードや、商品
品目コード等を棒状マーク（バー）で印刷したものであ
って、このバーコードが保持する情報をバーコードリー
ダによって読み取ることで電算機入力の簡略化を達成
し、各種の電算機処理の効率化を図っている。例えば、
スーパーマーケット等においては、単なる売り上げの計
算に留まらず、販売状況の把握等を瞬時に行うことが可
能となり、受発注システム、在庫管理システム等にも利
用されている。

【０００３】広く流通している商品等に対する流通や管
理等の利便性を向上させるため、バーコード表示される
商品コードの規格化が進んでいるが、現在では、ＪＩＳ
規格によるＪＡＮの他、ＥＡＮ、ＵＰＣ等、世界規模で
規格化されたバーコード表示が広く普及している。一方
で、スーパーマーケット等の生鮮食料品売り場や惣菜売
り場等では、各店舗での独自の規格や分類に基づいたバ
ーコードの使用も進んでいる。これらのバーコードは周
知の通り、バーとスペースの配置によって種々の情報
（例えば、商品の生産国やメーカや、商品の名称や等級
等）が保持されており、これらの情報は、バーコードリ
ーダによって瞬時に読み取られて電算機へ送られ、かか
る作業のみによって電算機へのデータの入力作業が行わ
れるので、電算機処理の格段の簡略化が達成されてい
る。

【０００４】例えば、バーコードから商品の価格を導き
出して会計処理する場合は、下記のような処理が行なわ
れる。先ず、商品に貼付或いは印刷されているバーコー
ドをバーコードリーダで読み取ると、読み取った情報が
コンピュータに入力される。該コンピュータには、予め
バーコードの情報に対応して各店舗で決定し、作成した
商品の価格等のデータベースが保存されている。従っ
て、バーコードを読み取ることで入力された情報に従っ
て、このコンピュータ内のデータベースが参照されて瞬
時に価格が導き出され、更に、かかる価格に基づいての
会計処理がなされる。このため、例えば、同類の、等級
が細分化された商品等について、それぞれに異なる価格
が設定されているような価格体系が複雑な場合において
も、各商品毎に、個々の情報を保持したバーコードが付
けられているため、その商品の価格を誤ることなく、迅
速且つ正確な会計処理を行うことが可能である。

【０００５】上記したように、従来のバーコードは、各
商品のもつ固有のデータをバーコードに保持させ、該固
有のデータを迅速に読み取り、これに基づいてコンピュ
ータ内のデータベースを参照しつつ各種の処理を行って
おり、バーコードによって保持されている情報（バーコ
ードリーダによって読み取られる情報）は不変であり、
固定されていることが前提であった。このため、バーコ
ードが商品に付けられた後に、バーコードにより保持さ
れている情報を変更したい場合には、異なる情報が保持
されているバーコードを付け直すか、コンピュータ上の
データベースを変更することで対応している。即ち、例
えば、商品が古くなった場合等においては、商品の状態
に合わせて価格のデータベースを書き換えること等で対
処されている。

【０００６】これに対して、特開平０５−００６４７０
号公報で、特殊な像形成用材料を用いることで、時間経
過によってバーコードを変色させるという技術が開示さ
れている。かかる技術は、時間経過に応じてバーコード
が変色することにより、バーコードの色を目安として、
人間が目視で商品が納入されてからの経過時間を知り得
るという技術である。又、特開平０５−１７４２０４号
公報に代表されるように、複数色を用いたカラーバーコ
ードについての提案もある。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
たバーコードに関する特開平０５−００６４７０号公報
に記載の技術では、バーコード自体は変色しても、バー
コードリーダによって読み取られる情報は、バーコード
の変色前後で変更はなく、あくまでもバーコードが保持
している固定情報であり、この固定情報に加えて、目視
によって得られる別の情報を得ることができるという技
術である。例えば、バーコードの色の変化によって、商
品が納入されてから、その時点迄の経過時間等の情報を
得ることができる。即ち、変色するバーコードや、或い
は特開平０５−１７４２０４号公報に代表される複数色
を用いて作成するカラーバーコードの技術は存在する
が、いずれも、経過時間に応じてバーコードリーダによ
って読み取られる情報が変更するものではなかった。

【０００８】バーコードの使用に際して、バーコードか
ら読み取られる情報（バーコードが保持する情報）を変
更したい場合には、従来は、先に述べたように、バーコ
ードを別の情報が保持されたものに貼り替えたり、コン
ピュータに記憶されている各バーコードに対応付けて登
録されているデータベースを修正することによって対応
されている。しかしながら、例えば、生鮮食料品や惣菜
等に代表される食品等のように、時間の経過と共に鮮度
が落ち、商品価値が低下する商品については、一定時間
経過した後、価格を変更することが日常的に行われてい
るが、この場合の価格の変更は一時的で、しかも個別的
なものであるため、バーコードを別のものに貼り替えた
り、データベースを修正したりすることは行わず、店員
が値引き額の書かれたシールを個々の商品に貼付した
り、商品に直接、マジックインキで変更価格を書くとい
う煩雑な作業が行なわれているのが現状である。この場
合には、これらの表示に従ってレジ係が値段等を入力
し、それによって会計処理することになる。以上のよう
に、バーコードが保持する情報は固定されており、変更
ができないことから、バーコードから読み取られる情報
（バーコードが保持する情報）を変更させたい場合は、
いずれにしても煩雑な手作業が必要となる。これに加え
て、上記の方法によって価格が変更された商品の会計処
理においては、レジ係が値引きシールを見落とす等の会
計ミスが生じる可能性もあり、迅速で正確な会計処理が
行えないことも起こる。

【０００９】従って、本発明の目的は、上記した従来の
課題に鑑みて、例えば、経過時間に対応して商品の値段
を決定しつつ販売する等の場合に対応可能な、新規なバ
ーコードを提供することにある。即ち、本発明の目的
は、上記のような、経過時間に対応して商品の値段を決
定しつつ販売する等の場合に対応が可能な、時間の経過
に伴って、従来のバーコードでは不可能であった、バー
コード表示を時間経過に対応させて変化させることで、
バーコードリーダによって読み取られるバーコードから
の情報を変更できる有用なバーコードを提供することに
ある。

【００１０】

【課題を解決するための手段】上記の目的は、下記の本
発明によって達成される。即ち、本発明は、複数のバー
コードを組み合わせてなるバーコードであって、各バー
コードは、少なくともそれぞれが固有の情報部分を保持
しており、且つ、少なくとも、複数のバーコードの中の
１のバーコードによって保持されている固有の情報部分
が、特定の時間が経過した後に初めてバーコードリーダ
で読み取り可能となるように構成されていることを特徴
とするバーコードである。

【００１１】

【発明の実施の形態】以下、好ましい実施の形態を挙げ
て本発明を詳細に説明する。本発明のバーコードは、そ
れぞれが、少なくとも固有の情報部分を保持する複数の
バーコードが組み合わされてなるが、更に、それらの中
の少なくとも１のバーコードが有する少なくとも固有の
情報部分の読み取りを、特定の時間が経過した場合に初
めて可能となるように構成したことを特徴とする。この
結果、バーコードリーダによってバーコードから読み取
られる情報を、時間の経過に対応して変更させることが
可能となる。

【００１２】本発明において、バーコードが保持してい
る情報を、特定の時間が経過後にバーコードリーダによ
って初めて読み取り可能とする具体的な方法としては、
次のような形態が挙げられる。例えば、複数のバーコー
ドを同一個所に多層印刷して、印刷後の初期段階では、
上層にあるバーコードの情報をバーコードリーダによっ
て読み取られるようにし、その後、ある特定の時間が経
過した段階では、この上層のバーコードの読み取りを不
能とし、その一方で、その下に印刷されている下層のバ
ーコードがバーコードリーダによって読み取られるよう
に構成すればよい。

【００１３】上層のバーコードの読み取りを不能とする
方法としては、例えば、複数のバーコードが、同一個所
に多層印刷されてなり、時間の経過に応じて上層のバー
コードが変化又は消色することで、上層のバーコードの
下側に形成されているバーの少なくとも固有の情報部分
が、バーコードリーダによって読み取り可能になるよう
に構成することで達成できる。又、別の方法としては、
複数のバーコードが、異なる情報を有し、各バーコード
が近接する個所にそれぞれ印刷されてなり、且つ、各バ
ーコードが、時間の経過によって発色又は消色するよう
に形成され、バーコードリーダによって読み取るバーコ
ードが、順次、異なるものになるように構成してもよ
い。

【００１４】時間の経過によってバーコードを、読み取
り不能、或いは可能とするための具体的な方法として
は、例えば、上層のバーコードを、近赤外線吸収染料や
ロイコ染料等の、光やガス雰囲気等の環境条件に応じて
色彩が変化或いは消色する色材（可逆顕色剤）を使用し
たインクを用いて形成したり、或いは、熱に反応して変
化する電子供与性有機化合物等を含有させたインクを用
いて形成することによって容易に達成できる。更に、使
用するインク中に、ヘッドマッチング剤、耐水化剤、耐
油、耐可塑性向上剤、耐光性向上剤、地肌ガブリ防止剤
等を含有させれば、バーコードの色彩が変化或いは消色
する変色時間を適宜に調整することが可能となり、対象
となる商品の実状に合わせた変色時間を設定することが
可能である。

【００１５】

【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説
明する。 実施例１ 図１は、本発明にかかる複数のバーコードが多層印刷さ
れてなるバーコードの一例を模式的に示した概略断面図
である。図１の例では、２種類のバーコード１及び２を
同一箇所に積層することで形成されている。図中の１は
表面側の第１層であり、時間の経過によって変色或いは
消色するインクで形成されたバーコードの層であり、図
中の２は、その下側に形成された第２層であり、従来の
バーコードと同様の方法で印刷されたものでよい。第１
層と第２層のバーコードは、全く異なるものとすること
も可能であるが、経済性の観点からは、時間の経過に伴
って変化させる必要のない共通する基本情報について
は、第２層又は第１層のいずれかのみに保持させ、時間
の経過に伴って変化させたい情報部分について、第２層
及び第１層に異なる情報を保持させるように形成するこ
とが好ましい。図１（Ａ）に示した例では、第２層部分
に共通する基本情報を含んだバーコードを形成し、第１
層には、時間の経過に伴って変化させたい情報部分のみ
のバーコードを形成している。更に、第１層を形成する
際には、第１層によって下層の第２層が遮蔽されている
場合は、バー部分のみを時間の経過によって変色或いは
消色するインクで形成すればよい。これに対して、第１
層によって下層の第２層が遮蔽されない部分がある場合
には［図１（Ｂ）参照］、バーの部分は勿論のこと、バ
ーとバーの間のスペースの部分についても、時間の経過
によって変色或いは消色するインクで形成する必要があ
る。

【００１６】本実施例では、表面側の第１層のバーコー
ドを印刷する際に、色材として近赤外線吸収性染料が含
有されているインクを用いた。この結果、第１層のバー
コードは、第１層のバーコードを印刷した後、一定時間
が経過する迄の間に、自然光や蛍光灯の照射を受けるこ
とで変色或いは消色するため、第１層のバーコードは、
バーコードリーダによる読み取りが不能となる。このよ
うにして、上層である第１層のバーコードが消色すれ
ば、下層の第２層のバーコードが表面に現れて、バーコ
ードリーダによる第２層のバーコードの読み取りが可能
となる。

【００１７】上記したように構成することによって、同
一商品に異なる情報が保持されている２種のバーコード
を持たせ、時間の経過に伴って、バーコードリーダによ
って読み取られる情報を変化させることが可能になる。
この結果、バーコードを貼り替えたり、データーベース
を書き換えたりする作業を要することなく、バーコード
から読み取られてくる個々の商品が持つ商品情報を、時
間の経過に即応したものとできる。又、使用するインク
の調製を適宜に行えば、バーコードが変色或いは消色す
るまでの時間を適宜に調整できる。いうまでもなく本発
明のバーコードは、上記で説明した２つの層に限らず、
それ以上の多層で形成することも可能であり、バーコー
ドによって保持される商品情報を、層の数だけ存在させ
ることが可能となる。

【００１８】本実施例によれば、経過する時間によって
バーコードが保持する情報を変更することができるた
め、当該バーコードは、例えば、賞味期限や消費期限ま
での期間に対応させる等、経過時間に応じて価格を変更
させたい商品等に使用すると有効である。例えば、図３
に示すように、３つのバーコードＡ〜Ｃからなるバーコ
ードを商品Ｐに使用する場合には、コンピュータに保存
されている価格のデータベースを、下記表１に示すよう
にバーコードＡ，Ｂ，Ｃの情報に対応したものを登録し
ておく。バーコードＡ，Ｂ，Ｃには、それぞれの時間経
過に応じた商品Ｐの品質に関する情報が保持されてい
る。この結果、バーコードリーダによって商品Ｐから読
み取られる情報がバーコードＡである場合は、商品Ｐの
価格は１５００円となり、一定時間経過後、バーコード
Ａが消色してバーコードＢが読み取られるようになれ
ば、商品Ｐの価格は１０００円となる。同様にバーコー
ドＣが読み取られた時は５００円となる。

【００１９】

【００２０】更に、Ａ〜Ｃのバーコードをそれぞれ異な
る色で形成すれば、消費者に、価格や商品が納入されて
からの期間等を把握させることもできるようになる。更
に、近赤外線吸収性染料に代表される、自然光や蛍光灯
下で消色する色素や像形性用材料等のような時間経過に
よって変色する色素を適宜に組み合わせて、バー、或い
は、バーとバー間のスペース部分とを印刷することによ
り、一定時間経過後、特定のバーコードが表面に浮き上
がらせるように構成すれば、消費者に、バーコードを見
ることによって、視覚的に、商品の品質や価格を認知さ
せるようにすることも可能である。

【００２１】実施例２ 図２は、本発明の別の実施形態を示す平面図である。か
かる形態では、４個の異なる情報部分を有するバーコー
ドが近接する個所に夫々印刷されており、当初、１のバ
ーコードのみが顕在化しており、他の３つのバーコード
の最上面には時間の経過に伴って消色するインクが塗布
されており、これら３つのバーコードは読み取り不能と
なっている［図２（Ｂ）参照］。本実施例では、この際
に使用する時間の経過に伴って消色するインクの塗布量
を変化させてあるので、時間の経過に伴って順次、各バ
ーコードが現れ、そのバーコードが有する情報をバーコ
ードリーダによって読み取ることができるように構成さ
れている。図２に示した例では、各バーコードを表示す
るために使用するインクについても、時間の経過に伴っ
て消色するインクを使用しているので、図２（Ｃ）に示
したように、表面に現れていたバーコードは、経過時間
に応じて消色するので、各バーコードが同時に表面に現
れることがない。この結果、最初、バーコードを形成す
る複数のバーコードのうちの１つが表面に現れ、時間経
過と共に図２に示すように、表面に現れるバーコードが
変更していくことになる。上記した例では、時間の経過
に伴って消色するインクを用いたが、これとは逆に、時
間の経過に伴って発色するインクを用いることで、時間
の経過に伴って異なるバーコードが表示されるように構
成することもできる。この場合は、各バーコードは、顕
在化した後に消えることはないので、最後に現れたバー
コードを読み取るように構成すればよい。

【００２２】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
下記に挙げるような優れた機能を有するバーコードが提
供される。即ち、本発明のバーコードを用いることによ
り、時間経過に応じた情報をバーコードによって瞬時に
入力できるため、前記したような場面において、値引き
額のシールを貼り付ける等の煩雑な手間等がなくなり、
計算機による会計処理等が円滑になされる。又、本発明
のバーコードを用いることにより、バーコードを貼り替
えたり、データベースの情報を変更させるために必要と
なる作業もなくなり、更に、値引き額のシールを貼付し
た時に起こり得る、値引き額の入力落ち等のミスは発生
せずに、計算機による会計処理等が円滑になされる。
又、本発明のバーコードを用いることにより、消費者
は、バーコードの色を目安として、例えば、商品の価格
や鮮度等を知る目安にできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明のバーコードの一例を示す模式断面図
である。

【図２】 本発明の別の形態のバーコードの一例を示す
正面図であり、時間経過に伴うバーコードの変化を示す
図である。

【図３】 本発明のバーコードの使用例を概念的に示す
図である。

【符号の説明】

１：第１層（表面）のバーコード ２：第２層のバーコード

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数のバーコードを組み合わせてなるバ
   ーコードであって、各バーコードは、少なくともそれぞ
   れが固有の情報部分を保持しており、且つ、少なくと
   も、複数のバーコードの中の１のバーコードによって保
   持されている固有の情報部分が、特定の時間が経過した
   後に初めてバーコードリーダで読み取り可能となるよう
   に構成されていることを特徴とするバーコード。
2. 【請求項２】 前記複数のバーコードが、同一個所に多
   層印刷されてなり、時間の経過に応じて上層のバーコー
   ドが変化又は消色することで、上層のバーコードの下側
   に形成されているバーの少なくとも固有の情報部分が、
   バーコードリーダによって読み取り可能となるように構
   成されている請求項１に記載のバーコード。
3. 【請求項３】 前記複数のバーコードが、異なる情報を
   有し、各バーコードが近接する個所にそれぞれ印刷され
   てなり、且つ、各バーコードが、時間の経過によって発
   色又は消色するように形成され、バーコードリーダによ
   って読み取るバーコードを、順次、異なるものとできる
   ように構成されている請求項１に記載のバーコード。
4. 【請求項４】 前記変化又は消色するバーコードは、少
   なくとも、近赤外線吸収性染料、ロイコ染料、熱に反応
   して変化する電子供与性有機化合物のいずれかを用いて
   形成される請求項２又は３に記載の複数のバーコード。