JP2003202912A - 数値制御装置 - Google Patents

数値制御装置

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JP2003202912A
JP2003202912A JP2002000394A JP2002000394A JP2003202912A JP 2003202912 A JP2003202912 A JP 2003202912A JP 2002000394 A JP2002000394 A JP 2002000394A JP 2002000394 A JP2002000394 A JP 2002000394A JP 2003202912 A JP2003202912 A JP 2003202912A
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speed command
speed
motor
command
axis
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JP2002000394A
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English (en)
Inventor
Heisuke Iwashita
平輔 岩下
Takahiko Endo
貴彦 遠藤
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Fanuc Corp
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Fanuc Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各モータの駆動能力を越えた速度指令が求め
られた場合にも、条件を選ばずに、各モータを安全に制
御可能な速度で動作させる。 【解決手段】 プログラムや手動によるスイッチからの
指令により各軸のモータへの速度指令Viを求める(S
1)。求めた速度指令と前周期での残りの速度指令Vk
を加算し補正された速度指令Vjを求める(S2)。補
正された速度指令Vjがクランプ速度Vc以下であれ
ば、補正された速度指令Vjをモータへの速度指令Vo
として出力し(S3,S4,S6)、クランプ速度Vc
を越えるときは、クランプ速度Vcをモータへの速度指
令Voとして出力し、出力せず残った値「Vj−Vc」
を残りの速度指令Vkとして次の周期にまわす(S3,
S5,S6)。簡単な手段で条件を選ばず、モータの駆
動能力を超えるような速度指令がモータに与えられるこ
とがなく、モータを保護することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、数値制御装置に関
し、特に各軸のサーボモータへの速度指令の調整に特徴
のある数値制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、数値制御装置では、早送り速度、
最大切削送り速度等の送り速度をパラメータ等で設定す
ることができる。それらの設定値は、対象とするモータ
の能力、該モータで駆動される機械の剛性等、様々な要
因を考慮し決定される。数値制御装置は、それらの設定
値を使って各制御軸のモータの速度を求める。一般的に
はその速度は、モータの駆動能力(モータの最大駆動電
流やモータを駆動するアンプの特性によって決まる駆動
能力)を越えないように求まる。
【0003】しかし、前記早送り速度、最大切削送り速
度等の送り速度のパラメータ設定値を誤ったとき、座標
変換等の演算の結果によって、又は、重畳軸等がある場
合に、対応するモータの駆動能力を越えた速度指令が求
まる場合がある。この場合、数値制御装置はアラームと
なり、停止するようにしたり、各軸の速度を制限してい
る。
【0004】例えば、特公昭62−23324号公報に
は、各制御軸の移動量と合成速度を指令データとして与
え、この合成速度指令データに基づき周波数を調整され
たパルス列を作り、このパルス列と指令された移動量デ
ータを補間器に入力して補間し、その結果を各軸のモー
タへの指令とする数値制御装置において、モータで駆動
される移動軸が、基本3軸のX,Y,Z軸以外に、これ
らの軸と平行な軸がある場合、ある軸のモータへの速度
指令が設定された最大速度を越える場合が生じる。この
ような場合、この軸の速度指令を設定クランプ速度にク
ランプし、このクランプに応じて他の軸の速度指令を変
えるようにした発明が記載されている。
【0005】又、特開平2−48101号公報には、重
畳軸がある工作機械において、重畳する軸が駆動される
ときには、あらかじめ設定されたクランプ速度にクラン
プして駆動するようにした発明が記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、指
令、設定された各種のデータを使って速度指令を求め、
その速度指令をモータが駆動制御する軸方向に分解する
ことにより、各制御軸のモータへの速度指令を作り、こ
の速度指令を用いて各制御軸のモータを駆動している。
そのため、上述した演算処理によって結果的に求まる各
制御軸のモータの速度に分解された速度が、各制御軸の
モータの駆動能力を越えないように各種のデータを設定
する必要があり、この設定が困難であった。又、その指
令速度がモータの駆動能力を超えるような場合には、パ
ルス列の周波数を調整したり、モータへの指令データを
調整し、かつ、調整に伴って関連する他の軸の移動量や
速度データを調整する必要があった。
【0007】そこで、本発明の目的は、各種演算の結
果、各モータの駆動能力を越えた指令が求められた場合
にも、条件を選ばずに、各モータを安全に制御可能な速
度で動作させる数値制御装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】複数の制御軸を有する機
械を制御するために、指令データに基づいて各制御軸の
速度指令を発生し、該各制御軸の速度指令に基づいて各
制御軸のサーボモータをそれぞれ駆動する数値制御装置
において、各サーボモータに出力する速度指令を許容範
囲にクランプして出力する機能を各制御軸毎に備えたク
ランプ手段と、前記許容範囲を越えた分の速度指令デー
タを保存する手段とを設け、前記クランプ手段は、指令
された速度指令と保存された速度指令データとを加算
し、その和を許容範囲にクランプして速度指令としてそ
れぞれの制御軸のサーボモータに出力するようにした。
なお、指令された速度指令と保存された速度指令データ
とを加算した和が許容範囲内である場合には、当該速度
指令をクランプ手段の速度指令とする。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態の数
値制御装置が実行するデータ処理の流れを示す機能ブロ
ック図である。この実施形態では、2軸を駆動制御する
ときの例を示しており、しかも、モータで駆動される方
向が直交するX,Y軸方向ではない場合の例である。す
なわち、図2に示すように、工具やテーブル等の可動物
を駆動するサーボモータM1とサーボモータM2による
可動物の移動方向が直交していない場合の例である。こ
の例では、サーボモータM1は、この数値制御装置で制
御される機械に設定されている基本座標系である直交座
標系のX軸方向に可動部を駆動し、サーボモータM2
は、前記直交座標系のY軸からθだけ傾いた軸(以下こ
の軸をYt軸という)方向に可動部を駆動するものとし
ている。
【0010】図1のように、数値制御装置では、NCプ
ログラム1や入力スイッチ2からの信号等の指令データ
が入力手段3に入力され、速度指令Vcが求められる。
この速度指令Vcは、図2に示すような各軸の合成速度
の場合のときも、各軸毎の速度の場合のときもある。こ
こでいう各軸の動作方向は、基本座標系の方向、すなわ
ち図2で示すX軸,Y軸の方向であり、モータの駆動に
より動作する軸(Yt軸)の方向ではない。
【0011】入力手段3によって作られた速度指令Vc
は、その速度指令Vcが合成速度であるときは第1の演
算手段4によって、基本座標系(直交座標系)の各軸
(X,Y軸)の方向に分解される。すなわち、図2に示
すように、基本座標系(直交座標系)のX,Y軸方向の
速度指令Vx´、Vy´が求められる。
【0012】各軸の方向に分解された速度指令Vx´、
Vy´は第2の演算手段5によって、様々な変換を受け
る。図2のように、基本座標系の向きとモータ駆動によ
って実際に動作する方向が違う場合においては、この第
2の演算手段5によって、各サーボモータM1,M2で
駆動制御される制御軸であるX軸,Yt軸の方向の速度
指令Vx,Vyを求める。図2に示すように、速度指令
Vcから求まる基本座標系上の指令速度Vx´、Vy´
は、大きな値とはならなくても、各サーボモータM1,
M2での駆動方向への速度指令Vx,Vyは大きな値と
なる場合が生じる。
【0013】第2の演算手段5で求められた各サーボモ
ータM1,M2への速度指令Vx,Vyは、それぞれの
クランプ手段6、8に入力され、この速度指令Vx,V
yと、それぞれの保持手段7、9に保持していた前周期
での残りの指令値を加算し、その加算結果をモータの許
容範囲内にするために設定クランプ値以下に制限して各
サーボモータM1,M2の駆動能力を越えない速度指令
Vox,VoyとしてサーボモータM1,M2に出力する。
残った速度指令のデータは保持手段7.9に保持する。
【0014】図3は、このクランプ手段6、8と保持手
段7、9の動作、作用の説明図である。クランプ手段6
(8)に入力された速度指令Viと保持手段7(9)に
記憶する前周期での残りの速度指令データVkが加算さ
れて速度指令Vjが求められ、この速度指令Vjと設定
されているクランプ速度Vcが比較されて、速度指令V
jが許容範囲内を示すクランプ速度Vcを越えていると
きには、サーボモータへの速度指令Voをクランプ速度
Vcとし、モータの駆動能力を越えない指令速度とす
る。そして、速度指令Vjからクランプ速度Vcを差し
引いた値Vkのデータを保持手段7(9)に記憶させ
る。一方、速度指令Vjがクランプ速度Vc以下であれ
ば、この速度指令Vjがそのままサーボモータへの速度
指令Voとなる。そして保持手段7(9)にはVk=0
を記憶させる。以下この処理を所定周期毎実施し、サー
ボモータM1,M2には、常にモータの駆動能力を越え
ない速度が指令されることになる。その結果、サーボモ
ータM1,M2は安全に動作する。
【0015】図4は、サーボモータを制御するサーボ制
御部のプロセッサが実施する要部フローチャートであ
り、主に図1におけるクランプ手段6、8と保持手段
7、9の機能をの処理を示すものである。まず、プログ
ラム1からの指令や手動による入力スイッチ2からの指
令データに基づいて、従来と同じように、各制御軸の指
令速度Vi(i=x,y…で各制御軸のモータに対応す
るものである)が求められる(ステップ1)。次に、この
指令速度Viに保持手段を構成するレジスタに記憶する
前周期における指令速度の残り分Vkを加算し、補正し
た指令速度Vj(=Vi+Vk)を求める(ステップ
2)。
【0016】求めた補正した指令速度Vjが設定されて
いるクランプ速度Vc以下か否か判断し(ステップ3)、
以下であれば、モータへの速度指令Voを補正した指令
速度Vjとし、指令速度の残り分Vkのデータを記憶す
るレジスタには「0」を格納する。すなわちVk=0と
する(ステップ4)。一方、補正した指令速度Vjが設定
されているクランプ速度Vcを越えている場合には、モ
ータへの速度指令Voをクランプ速度Vc(Vo=V
c)とし、指令速度の残り分Vkのデータを記憶するレ
ジスタには補正した指令速度Vjからクランプ速度Vc
減算した値を格納する。すなわち、Vk=Vj−Vcと
する(ステップ5)。
【0017】こうして求められたモータへの速度指令V
oをそれぞれのモータへの速度指令として出力し(ステ
ップ6)、当該周期のクランプ手段と保持手段の機能処
理は終了する。以下、所定周期毎に上述した処理を繰り
返し、各周期毎モータへの速度指令Voを求める。
【0018】以上のように、本発明では、各制御軸のモ
ータに対する速度指令は、モータの駆動能力を考慮する
ことなく、各種指令にしたがって求めるものであり、求
められた指令速度が、モータの駆動能力を越えるような
クランプ速度を越えるような場合には、クランプ速度に
制限し、残りは次の周期にまわすようにすることによ
り、他の軸とは無関係に簡単な手段で過大な速度指令が
サーボモータに送出されることを防止しているものであ
る。
【0019】
【発明の効果】本発明は、簡単な手段で条件を選ばず、
モータにそのモータの駆動能力を超えるような速度指令
が与えられることを防止することができ、モータを保護
することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の数値制御装置が実行する
データ処理の流れを示す機能ブロック図である。
【図2】基本座標系(直交座標系)の方向とモータによ
り駆動される方向が異なるときにモータへの速度指令が
増大するときの説明図である。
【図3】本発明の一実施形態におけるクランプ手段と保
持手段の作用説明図である。
【図4】同実施形態におけるサーボモータを制御するサ
ーボ制御部のプロセッサが実施する要部フローチャート
である。
【符号の説明】 M1、M2 サーボモータ Vc 速度指令 Vx´ 基本座標系上のX軸方向への速度指令 Vy´ 基本座標系上のY軸方向への速度指令 Vx 第1のモータへの速度指令 Vy 第2のモータへの速度指令 Vox 第1のモータへのクランプされた速度指令 Voy 第2のモータへのクランプされた速度指令 Vk 速度指令の残り分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H269 AB01 BB11 BB12 MM04 NN04 PP08 5H572 AA14 BB07 EE04 JJ03 KK05 KK08 LL29 LL30 LL47 MM02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の制御軸を有する機械を制御するた
    めに、指令データに基づいて各制御軸の速度指令を発生
    し、該各制御軸の速度指令に基づいて各制御軸のサーボ
    モータをそれぞれ駆動する数値制御装置において、各サ
    ーボモータに出力する速度指令を許容範囲にクランプし
    て出力する機能を各制御軸毎に備えたクランプ手段と、
    前記許容範囲を越えた分の速度指令データを保存する手
    段とを備え、前記クランプ手段は、指令された速度指令
    と保存された速度指令データとを加算し、その和を許容
    範囲にクランプして速度指令としてそれぞれの制御軸の
    サーボモータに出力することを特徴とする数値制御装
    置。
  2. 【請求項2】 指令された速度指令と保存された速度指
    令データとを加算した和が許容範囲内である場合には、
    当該速度指令をクランプ手段の速度指令とすることを特
    徴とする請求項1に記載の数値制御装置。
JP2002000394A 2002-01-07 2002-01-07 数値制御装置 Pending JP2003202912A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008005604A (ja) * 2006-06-21 2008-01-10 Mitsubishi Electric Corp 交流回転機の制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008005604A (ja) * 2006-06-21 2008-01-10 Mitsubishi Electric Corp 交流回転機の制御装置

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