JP2003202906A - プログラマブルコントローラのための出力ポーズ設定装置、コンピュータを出力ポーズ設定装置として機能させるためのコンピュータプログラム、およびこのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

プログラマブルコントローラのための出力ポーズ設定装置、コンピュータを出力ポーズ設定装置として機能させるためのコンピュータプログラム、およびこのプログラムを記録した記録媒体

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JP2003202906A
JP2003202906A JP2002002571A JP2002002571A JP2003202906A JP 2003202906 A JP2003202906 A JP 2003202906A JP 2002002571 A JP2002002571 A JP 2002002571A JP 2002002571 A JP2002002571 A JP 2002002571A JP 2003202906 A JP2003202906 A JP 2003202906A
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Toshiki Kumeno
俊貴 粂野
Manabu Tsukamoto
学 塚本
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Koyo Seiko Co Ltd
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Koyo Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】出力ポーズの設定に要する時間を短縮し、か
つ、その労力を軽減する。 【解決手段】表示装置に表示される設定ダイアログか
ら、プログラマブルコントローラに装備された入出力モ
ジュールの出力接点の出力禁止/許可を設定することが
できる。先頭アドレス入力部FAから先頭アドレスを入
力すると、複数の出力接点の出力ポーズ状態が一覧表示
される。個別設定ボタンBを操作することによって、個
々の出力接点の出力禁止/許可を設定できる。行一括設
定ボタンLを操作することによって、アドレスが連続す
る8個の出力接点の出力禁止/許可を一括設定できる。
また、群一括設定ボタンGSの操作により、64個の出
力接点の出力禁止/許可を一括設定できる。全一括出力
禁止設定ボタンASまたは全一括出力許可設定ボタンA
Rの操作により、設定ダイアログに表示されている個別
設定ボタンに対応する出力接点の出力禁止/許可を一括
設定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プログラマブル
コントローラの出力接点の出力禁止(ポーズ)/出力許
可を設定するための出力ポーズ設定装置、コンピュータ
をこのような出力ポーズ設定装置として機能させるため
のコンピュータプログラム、およびこのようなコンピュ
ータプログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】工作機械等の制御に用いられるプログラ
マブルコントローラ(PLC)においては、実際の運用
に先だってプログラムのデバッグが行われる。プログラ
マブルコントローラの制御シーケンスを規定するプログ
ラムは、パーソナルコンピュータ等で作成されたうえ
で、プログラマブルコントローラの本体部に書き込まれ
る。プログラマブルコントローラのCPUがデバッグ状
態のときには、出力接点からモータ等の機器への出力を
禁止(ポーズ)したい場合がある。そのため、各出力接
点の出力の禁止/許可を設定することができるようにな
っている。このような出力ポーズの設定も、パーソナル
コンピュータ上で行われ、設定された出力ポーズ状態情
報がプログラマブルコントローラの本体部に書き込まれ
ることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来からの出
力ポーズ設定ソフトウェアは、出力の禁止/許可を設定
したい出力接点のアドレスを逐次入力して行うようにな
っており、出力ポーズの設定に多大な時間と労力を要し
ていた。そこで、この発明の目的は、上述の技術的課題
を解決し、出力ポーズの設定に要する時間を短縮するこ
とができ、かつ、その労力を軽減することができる出力
ポーズ設定装置を提供することである。
【0004】また、この発明の他の目的は、コンピュー
タをそのような出力ポーズ設定装置として機能させるこ
とができるコンピュータプログラムを提供することであ
る。この発明のさらに他の目的は、このようなコンピュ
ータプログラムを記録した記録媒体を提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記の
目的を達成するための請求項1記載の発明は、プログラ
マブルコントローラ(PC1〜PCn)が備える複数の
出力接点からの出力の禁止または許可を設定するための
出力ポーズ設定装置(20)であって、複数の出力接点
に関する出力の禁止または許可の状態を表示装置(3
0)に一覧表示させる手段(S3,S6)と、上記表示
装置に、上記一覧表示と関連づけて、当該一覧表示され
た複数の出力接点に関する出力の禁止または許可の設定
入力のための設定入力インタフェース部を表示させる手
段(S3,S6)と、上記設定入力インタフェース部を
操作するために操作者によって操作される操作入力手段
(40)と、複数の出力接点に関する出力の禁止または
許可を表す出力ポーズ状態情報を記憶する出力ポーズ状
態情報記憶手段(23,25)と、上記操作入力手段か
らの入力に応じて、上記出力ポーズ状態情報記憶手段に
おける個々の出力接点に関する出力ポーズ状態情報を更
新する出力ポーズ状態情報更新手段(S8)と、上記操
作入力手段からの入力に応じて、上記表示装置における
個々の出力接点に関する出力の禁止または許可を表す表
示を更新する表示更新手段(S9)と、上記出力ポーズ
状態情報記憶手段に記憶された出力ポーズ状態情報をプ
ログラマブルコントローラに向けて出力する出力ポーズ
状態情報書込み手段(S12)とを含むことを特徴とす
る出力ポーズ設定装置である。なお、括弧内の英数字は
後述の実施形態における対応構成要素等を表す。以下、
この項において同じ。
【0006】上記の構成によれば、複数の出力接点に関
する出力の禁止/許可状態が表示装置に一覧表示され、
さらにこの一覧表示に関連付けて、出力の禁止/許可の
設定のための設定入力インタフェース部が表示される。
したがって、操作者は、上記一覧表示を参照しながら操
作入力手段を操作することによって、出力接点に関する
出力の禁止/許可を良好な操作性で設定することができ
る。すなわち、出力接点のアドレスを個々に入力する必
要がないので、出力接点の出力禁止/許可を短時間で設
定することができ、設定作業に要する労力を著しく軽減
できる。
【0007】こうして設定された出力禁止/許可状態
は、出力ポーズ状態情報として出力ポーズ状態情報記憶
手段に記憶され、操作入力手段からの操作に応じて、そ
の記憶内容が更新される。出力ポーズ状態情報記憶手段
に記憶された出力ポーズ状態情報は、プログラマブルコ
ントローラに向けて出力されることになる。設定入力イ
ンタフェースおよび操作入力手段を利用した出力禁止/
許可に応じて、表示装置における一覧表示が更新され、
これにより、操作者は、個々の接点の出力禁止/許可の
状態を一目で確認できる。
【0008】請求項2記載の発明は、上記設定入力イン
タフェース部は、個々の出力接点に関する出力の禁止ま
たは許可を個別に設定するための個別設定部(B)を含
むことを特徴とする請求項1記載の出力ポーズ設定装置
である。この構成により、個々の出力接点の出力禁止/
許可の設定を、個別にアドレスを入力することなく容易
に行える。請求項3記載の発明は、上記設定入力インタ
フェース部は、複数の出力接点に関する出力の禁止また
は許可を一括して設定するための一括設定部(L,G
S,AS,AR)を含むことを特徴とする請求項1また
は2記載の出力ポーズ設定装置である。
【0009】この構成により、複数の出力接点に関する
出力禁止/許可を一括設定することができるので、個々
の出力接点のアドレスを入力して設定を行う場合に比較
して、設定操作に要する時間を短縮でき、かつ、その労
力を著しく軽減できる。たとえば、上記個別設定部は、
出力接点の出力の禁止または許可を個別に設定するため
の個別設定ボタンをアドレスに従って行列配列して構成
されていてもよい。この構成によれば、複数の出力接点
の出力禁止/許可の個別設定ボタンがアドレスに従って
行列配列されているので、個々のアドレスの出力接点の
設定状態を効率的に確認できる。
【0010】この場合に、上記一括設定部は、上記個別
設定部において行方向に整列した所定個数の個別設定ボ
タンに対応した一群の出力接点の出力の禁止または許可
を一括して設定するための行一括設定ボタン(L)を有
していてもよい。この構成によれば、行方向に整列した
個別設定ボタンに対応した一群の出力接点の許可/禁止
を行一括設定ボタンによって一括して設定できるので、
アドレスが連続している複数の出力接点に関する出力禁
止/許可の設定を効率的に行うことができる。
【0011】上記個別設定部は、行列配列された個別設
定ボタン群を複数群有していてもよい。この場合に、上
記一括設定部は、さらに、個々の個別設定ボタン群に対
応した一群の出力接点の出力の禁止または許可を一括し
て設定するための群一括設定ボタン(GS)を含むこと
が好ましい。この構成により、アドレスが近接した複数
の出力接点に関する出力禁止/許可の設定をさらに効率
的に行える。
【0012】また、上記一括設定部は、表示装置に表示
されている全ての個別設定ボタンに対応した出力接点の
出力の禁止または許可を一括して設定するための全一括
設定ボタン(AS,AR)をさらに含むことが好まし
い。この構成によって、複数の出力接点に関する出力禁
止/許可の設定をさらに効率的に行うことができる。請
求項4記載の発明は、上記設定入力インタフェース部
は、表示装置に一覧表示させる出力接点群を選択するた
めの出力接点群選択入力部(FA)をさらに含むことを
特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の出力ポ
ーズ設定装置である。
【0013】この構成によって、設定可能な出力接点が
多数ある場合であっても、所定数ごとの出力接点の出力
ポーズ設定状態を切り換えて一覧表示することができる
から、表示装置上で大きな表示領域を占有することがな
く、また、表示が煩雑になることがない。したがって、
出力接点の出力禁止/許可の設定を効率的に行える。請
求項1の発明に対応したコンピュータプログラムの発明
は、請求項5に記載されているように、プログラマブル
コントローラ(PC1〜PCn)が備える複数の出力接
点からの出力の禁止または許可を設定するための出力ポ
ーズ設定装置としてコンピュータ(20)を機能させる
ための、コンピュータによる実行が可能なプログラムで
あって、上記コンピュータによって実行されることによ
り、当該コンピュータを、複数の出力接点に関する出力
の禁止または許可の状態を表示装置(30)に一覧表示
させる手段(S3,S6)、上記表示装置に、上記一覧
表示と関連づけて、当該一覧表示された複数の出力接点
に関する出力の禁止または許可の設定入力のための設定
入力インタフェース部を表示させる手段(S3,S
6)、複数の出力接点に関する出力の禁止または許可を
表す出力ポーズ状態情報を出力ポーズ状態情報記憶手段
(23,25)に書き込み、かつ、上記出力ポーズ状態
情報記憶手段からは読み出す手段(S2,S5,S
8)、上記設定入力インタフェース部を操作するために
操作者によって操作される操作入力手段(40)からの
入力に応じて、上記出力ポーズ状態情報記憶手段におけ
る個々の出力接点に関する出力ポーズ状態情報を更新す
る出力ポーズ状態情報更新手段(S8)、上記操作入力
手段からの入力に応じて、上記表示装置における個々の
出力接点に関する出力の禁止または許可を表す表示を更
新する表示更新手段(S9)、および上記出力ポーズ状
態情報記憶手段に記憶された出力ポーズ状態情報をプロ
グラマブルコントローラに向けて出力する出力ポーズ状
態情報書込み手段(S12)として機能させることを特
徴とする。
【0014】請求項2の発明に対応したコンピュータプ
ログラムの発明は、請求項6に記載されているように、
上記設定入力インタフェース部は、個々の出力接点に関
する出力の禁止または許可を個別に設定するための個別
設定部(B)を含むことを特徴とする。請求項3の発明
に対応したコンピュータプログラムの発明は、請求項7
に記載されているように、上記設定入力インタフェース
部は、複数の出力接点に関する出力の禁止または許可を
一括して設定するための一括設定部(L,GS,AS,
AR)を含むことを特徴とする。
【0015】請求項4の発明に対応したコンピュータプ
ログラムの発明は、請求項8に記載されているように、
上記設定入力インタフェース部は、表示装置に一覧表示
させる出力接点群を選択するための出力接点群選択入力
部(FA)をさらに含むことを特徴とする。これらのプ
ログラムは、請求項9に記載されているように、コンピ
ュータによる読取が可能な記録媒体(M)に記録された
状態で提供されてもよい。記録媒体の形式は、任意であ
り、CD−ROMやDVD−ROMに代表される光ディ
スクであってもよく、MOディスクに代表される光磁気
ディスクであってもよく、フレキシブルディスクに代表
される磁気ディスクであってもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下では、この発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、この
発明の一実施形態に係る出力ポーズ設定装置とプログラ
マブルコントローラ(PLC)との接続構成を説明する
ためのブロック図である。複数のプログラマブルコント
ローラPC1〜PCnが通信ケーブル10を介して接続
されていて、相互に情報交換を行えるようになってい
る。それらのうちの1つのプログラマブルコントローラ
PC1に、この実施形態の出力ポーズ設定装置として機
能するパーソナルコンピュータ20が、通信ケーブル1
5を介して接続されている。このパーソナルコンピュー
タ20には、CRT等の表示装置30と、キーボードや
ポインティングデバイス(マウス等)などの操作入力部
40とが接続されている。
【0017】複数のプログラマブルコントローラPC1
〜PCnには、それぞれ複数の入出力(I/O)モジュ
ールIOi1〜IOik(ただし、i=1,2,3,・・・・・・
である。以下、総称するときには「入出力モジュールI
O」という。)がそれぞれ装着されている。ただし、k
は整数(k≧0)であるが、プログラマブルコントロー
ラPC1〜PCnに同数の入出力モジュールが装着され
ていることを意図するものではなく、一般的には、プロ
グラマブルコントローラ毎にkの値(入出力モジュール
の数)は異なる。
【0018】各入出力モジュールIOは、複数の入出力
接点を備えており、各入出力接点には、モータやセンサ
等の機器が接続されるようになっている。複数のプログ
ラマブルコントローラPC1〜PCnが備える全ての入
出力モジュールIOの全ての入出力接点に対しては、個
々にアドレスが付与されている。プログラマブルコント
ローラPC1〜PCnの制御シーケンスを規定するプロ
グラムは、パーソナルコンピュータ20からプログラマ
ブルコントローラPC1に書き込まれる。また、プログ
ラマブルコントローラPC1〜PCnのCPUのデバッ
グを行う際における各出力接点の出力ポーズ状態(出力
許可/禁止)は、パーソナルコンピュータ20で作成し
た出力ポーズ状態情報をプログラマブルコントローラP
C1に書き込むことによって設定できるようになってい
る。
【0019】図2は、パーソナルコンピュータ20の電
気的構成を示すブロック図である。パーソナルコンピュ
ータ20は、CPU21、ROM22およびRAM23
をバス24に接続して構成されている。バス24には、
適当なインタフェースを介して、補助記憶装置としての
ハードディスクドライブ25などが接続されており、さ
らに、CD−ROMドライブ26が接続されている。ま
た、プログラマブルコントローラPC1との通信ケーブ
ル15を介する通信のために用いることができるシリア
ルインタフェース27が設けられており、さらに、表示
装置30および操作入力部40との信号の授受のための
インタフェース28,29がバス24に接続されてい
る。
【0020】CPU21は、各種の演算および処理を実
行するものであり、CPU21にこのような働きを実行
させるためのプログラムは、ROM22またはハードデ
ィスクドライブ25に格納されている。典型的な態様で
は、ハードディスクドライブ25にインストールされて
いるアプリケーションプログラムが、CPU21によっ
て実行され、その際に、CPU21は、RAM23の記
憶領域を作業領域として使用する。アプリケーションプ
ログラムのインストールは、CD−ROMやフレキシブ
ルディスクなどの記録媒体M(図1参照)からプログラ
ムファイルをハードディスクドライブ25に複製するこ
とによって行うことができるほか、ネットワークを介す
るダウンロードによってプログラムファイルをハードデ
ィスクドライブ25に複製することによっても行える。
【0021】この実施形態では、ハードディスクドライ
ブ25には、アプリケーションプログラムの1つとし
て、出力ポーズ設定プログラム50がインストールされ
ている。操作入力部40から適当な指示入力操作を行っ
て、この出力ポーズ設定プログラム50をCPU21に
実行させることによって、このパーソナルコンピュータ
20は、出力ポーズ設定装置として機能することにな
る。図3は、CPU21が出力ポーズ設定プログラム5
0を実行することによって表示装置30に表示される設
定ダイアログを表した図である。この設定ダイアログに
は、複数の出力接点に関する出力ポーズ状態(出力禁止
または許可)が一覧表示される。具体的に説明すると、
それぞれ8行×8列にマトリクス配列された64個の個
別設定ボタンBからなる3つの個別設定ボタン群G1,
G2,G3が表示画面の左右方向に沿って配列されてい
る。
【0022】個別設定ボタン群G1において、行方向に
配列された8個の個別設定ボタンBは、アドレスが連続
する8個の出力接点に対応しており、左端の個別設定ボ
タンBが最も小さなアドレス値の出力接点に対応してい
て、右に向かうに従って、順次大きなアドレス値に対応
するようになっている。列方向に関しては、下に向かう
ほど、順次アドレスが大きくなっていく。個別設定ボタ
ン群G2は、個別設定ボタン群G1に対応する出力接点
に続くアドレスの64個の出力接点に対応した個別設定
ボタンBを含み、それらは個別設定ボタン群G1の場合
と同様な配列となっている。同様に、個別設定ボタン群
G3は、個別設定ボタン群G2に対応する出力接点に続
くアドレスの64個の出力接点に対応した個別設定ボタ
ンBを含み、それらは個別設定ボタン群G1の場合と同
様な配列になっている。
【0023】個々の個別設定ボタンBは、出力禁止/許
可をその表示状態によって表すようになっている。すな
わち、対応する出力接点が出力禁止状態となっていると
きには、グレー表示(図3では斜線を付して示す。)と
され、対応する出力接点が出力許可状態となっていると
きには白色表示とされる。この個別設定ボタンBを、た
とえば操作入力部40のポインティングデバイスで操作
(クリック)することにより、対応する出力接点の出力
禁止/許可が切り換わり、それに応じて表示状態も切り
換わる。
【0024】個別設定ボタン群G1において、行方向に
整列した8個の個別設定ボタンBの左側には、この8個
の個別設定ボタンBに対応する出力接点(アドレスが連
続する8個の出力接点)に対して、一括して出力禁止状
態または出力許可状態を設定するための行一括設定ボタ
ンLが設けられている。この行一括設定ボタンLを操作
するたびに、対応する8個の個別設定ボタンBに対応す
る出力接点の出力禁止状態/出力許可状態が一括して反
転し、それに応じて、8個の個別設定ボタンBの表示状
態が一括して反転する。
【0025】さらに個別設定ボタン群G1に含まれる6
4個の個別設定ボタンBの上側には、当該個別設定ボタ
ン群G1に含まれる64個全ての個別設定ボタンBに対
応する出力接点(アドレスが連続する64個の出力接
点)に対して、一括して出力禁止状態または出力許可状
態を設定するための群一括設定ボタンGSが設けられて
いる。この群一括設定ボタンGSを操作するたびに、対
応する64個の個別設定ボタンBに対応する出力接点の
出力禁止状態/出力許可状態が一括して反転し、それに
応じて、64個の個別設定ボタンBの表示状態が一括し
て反転する。群一括設定ボタンGSには、個別設定ボタ
ン群G1に対応した64個の出力接点のうちの先頭アド
レス(図3の例では8進数表示)が表示されるようにな
っている。
【0026】個別設定ボタン群G2,G3に関しても同
様に、行一括設定ボタンLおよび群一括設定ボタンGS
が設けられている。個別設定ボタン群G1,G2,G3
の右側には、この3つの個別設定ボタン群G1,G2,
G3に含まれる192(=64×3)個の個別設定ボタ
ンBに対応する出力接点(アドレスが連続する192個
の出力接点)および設定ダイアログに表示されていない
個別設定ボタンに対応する出力接点、つまり、すべての
出力接点に対して、一括して出力禁止状態を設定するた
めの全一括出力禁止(ポーズ)設定ボタンASと、一括
して出力許可状態を設定するための全一括出力許可(ポ
ーズ解除)設定ボタンARとが設けられている。
【0027】さらに、個別設定ボタン群G1,G2,G
3に対応付けられる192個の出力接点を切り換えるた
めに、その先頭アドレスを入力するための先頭アドレス
入力部FAが設けられている。この先頭アドレス入力部
FAは、出力接点の種類(Q:通常の出力接点。GQ:
リンク出力接点。)を選択入力するためのリストボック
スFA1と、先頭アドレスを入力するためのリストボッ
クスFA2とを含む。リストボックスFA2は、たとえ
ば、64ビット(8進数表記では100)おきの値(8
進数表記で、100,200,300,・・・・・・)が選択
できるようになっている。この先頭アドレス入力部FA
の設定に応じて、個別設定ボタン群G1,G2,G3の
群一括設定ボタンGS内に表示される先頭アドレスが更
新されることになる。
【0028】さらに、ダイアログボックス内には、この
ダイアログを閉じるための「閉じるボタン」100が設
けられている。図4は、出力ポーズ状態の設定処理を説
明するためのフローチャートである。図3に示す設定ダ
イアログが起動されるとき(ステップS1)、CPU2
1は、プログラマブルコントローラPC1から、現在の
出力ポーズ状態情報51を通信ケーブル15を介して取
得し、これをRAM23またはハードディスクドライブ
25に格納する(ステップS2)。
【0029】また、CPU21は、取得した出力ポーズ
状態情報51に基づいて、設定ダイアログ内の個別設定
ボタンBの個々の表示状態を設定する(ステップS
3)。設定ダイアログに最初に表示される個別設定ボタ
ンBの表示状態は、先頭アドレスの初期値(たとえばQ
0)からの192個の出力接点に対応した表示状態であ
ってもよいし、当該設定ダイアログボックスを前回閉じ
たときに設定されていた先頭アドレスからの192個の
出力接点に対応した表示状態であってもよい。むろん、
先頭アドレス入力部FAを空欄としておいて、この先頭
アドレス入力部FAの操作によって先頭アドレスが指定
されたことに応答して、個別設定ボタンBの表示状態を
更新してもよい。
【0030】群一括設定ボタンGSにおける各個別設定
ボタン群G1,G2,G3の先頭アドレスの表示も、個
別設定ボタンBの表示状態にその出力ポーズ状態が反映
される出力接点のアドレスに応じて更新される。その
後、操作者は、必要に応じて、先頭アドレス入力部FA
を操作して、設定対象の出力接点を選択し、その出力ポ
ーズ状態を設定ダイアログ内に表示させる(ステップS
4)。このとき、CPU21は、RAM23またはハー
ドディスクドライブ25から出力ポーズ状態情報51を
読み出し(ステップS5)、それに応じて、個別設定ボ
タンBの表示状態を更新する(ステップS6)。
【0031】そして、操作者は、個別設定ボタンB、行
一括設定ボタンL、群一括設定ボタンGS、全一括出力
禁止設定ボタンAS、全一括出力許可設定ボタンARを
操作することによって、各アドレスの出力接点の出力ポ
ーズ状態を所望の状態に設定する(ステップS7)。こ
の設定に応じて、CPU21は、RAM23またはハー
ドディスクドライブ25内の出力ポーズ状態情報51を
更新する(ステップS8)。また、CPU21は、更新
後の出力ポーズ状態情報51に対応するように、設定ダ
イアログ内の個別設定ボタンBの表示状態を更新する
(ステップS9)。
【0032】設定ダイアログに出力ポーズ状態が表示さ
れていない出力接点の出力ポーズ状態を変更する必要が
あるときには、さらに、ステップS4〜S9の操作を繰
り返すことになる(ステップS10)。その後、「閉じ
る」ボタン100を操作することによって(ステップS
11)、CPU21は、設定ダイアログを閉じるととも
に、RAM23またはハードディスクドライブ25から
出力ポーズ状態情報51を読み出し、シリアルインタフ
ェース27から通信ケーブル15を介して、この出力ポ
ーズ状態情報51をプログラマブルコントローラPC1
に転送する(ステップS12)。このようにして、出力
ポーズ状態の設定が達成される。なお、ステップS12
の処理をステップS8とステップS9との間で行い、ス
テップS11の次にエンドとしてもよい。
【0033】以上のようにこの実施形態によれば、複数
の出力接点の状態が設定ダイアログ内に一覧表示され、
この設定ダイアログ内に設けられた個別設定ボタンB、
行一括設定ボタンL、群一括設定ボタンGS、全一括出
力禁止設定ボタンAS、全一括出力許可設定ボタンAR
を操作することによって、効率的に各出力接点の出力ポ
ーズ状態を設定することができる。これにより、出力接
点の出力ポーズ状態の設定に要する時間を短縮でき、か
つその労力を軽減できる。
【0034】また、先頭アドレス入力部FAの操作によ
って、設定対象の出力接点を切り換えることができるの
で、多数の出力接点に対する設定も、大面積のダイアロ
グを要することなく、またダイアログ内の表示が煩雑に
なることもなく実現できる。以上、この発明の一実施形
態について説明したが、この発明は他の形態で実施する
こともできる。たとえば、上記の実施形態では、設定ダ
イアログに8×8のマトリクス状に個別設定ボタンBを
配列した個別設定ボタン群G1,G2,G3が3個設け
られる例について説明したが、個別設定ボタン群は1個
または2個であってもよいし、4個以上であってもよ
い。
【0035】また、各個別設定ボタン群における個別設
定ボタンの数は、64個以外の任意の数であってもよ
い。さらに、上記の実施形態では、個別設定ボタンB
が、各出力接点の出力ポーズ状態を表示するとともに、
その出力接点の出力ポーズ状態を変更するための入力イ
ンタフェース部として機能する例について説明したが、
出力ポーズ状態の表示部と出力ボーズ状態設定入力イン
タフェース部とを個別に設けてもよい。
【0036】その他、特許請求の範囲に記載された事項
の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る出力ポーズ設定装
置とプログラマブルコントローラとの接続構成を説明す
るためのブロック図である。
【図2】上記出力ポーズ設定装置として機能するパーソ
ナルコンピュータの電気的構成を示すブロック図であ
る。
【図3】表示装置に表示される設定ダイアログを表した
図である。
【図4】出力ポーズ状態の設定処理を説明するためのフ
ローチャートである。
【符号の説明】
15 通信ケーブル 20 パーソナルコンピュータ 25 ハードディスクドライブ 26 CD−ROMドライブ 27 シリアルインタフェース 30 表示装置 40 操作入力部 50 出力ポーズ設定プログラム 51 出力ポーズ状態情報 B 個別設定ボタン L 行一括設定ボタン G1 個別設定ボタン群 G2 個別設定ボタン群 G3 個別設定ボタン群 GS 群一括設定ボタン AS 全一括出力禁止設定ボタン AR 全一括出力許可設定ボタン FA 先頭アドレス入力部 FA1 リストボックス FA2 リストボックス M 記録媒体 PC1〜PCn プログラマブルコントローラ IO 入出力モジュール

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プログラマブルコントローラが備える複数
    の出力接点からの出力の禁止または許可を設定するため
    の出力ポーズ設定装置であって、 複数の出力接点に関する出力の禁止または許可の状態を
    表示装置に一覧表示させる手段と、 上記表示装置に、上記一覧表示と関連づけて、当該一覧
    表示された複数の出力接点に関する出力の禁止または許
    可の設定入力のための設定入力インタフェース部を表示
    させる手段と、 上記設定入力インタフェース部を操作するために操作者
    によって操作される操作入力手段と、 複数の出力接点に関する出力の禁止または許可を表す出
    力ポーズ状態情報を記憶する出力ポーズ状態情報記憶手
    段と、 上記操作入力手段からの入力に応じて、上記出力ポーズ
    状態情報記憶手段における個々の出力接点に関する出力
    ポーズ状態情報を更新する出力ポーズ状態情報更新手段
    と、 上記操作入力手段からの入力に応じて、上記表示装置に
    おける個々の出力接点に関する出力の禁止または許可を
    表す表示を更新する表示更新手段と、 上記出力ポーズ状態情報記憶手段に記憶された出力ポー
    ズ状態情報をプログラマブルコントローラに向けて出力
    する出力ポーズ状態情報書込み手段とを含むことを特徴
    とする出力ポーズ設定装置。
  2. 【請求項2】上記設定入力インタフェース部は、個々の
    出力接点に関する出力の禁止または許可を個別に設定す
    るための個別設定部を含むことを特徴とする請求項1記
    載の出力ポーズ設定装置。
  3. 【請求項3】上記設定入力インタフェース部は、複数の
    出力接点に関する出力の禁止または許可を一括して設定
    するための一括設定部を含むことを特徴とする請求項1
    または2記載の出力ポーズ設定装置。
  4. 【請求項4】上記設定入力インタフェース部は、表示装
    置に一覧表示させる出力接点群を選択するための出力接
    点群選択入力部をさらに含むことを特徴とする請求項1
    ないし3のいずれかに記載の出力ポーズ設定装置。
  5. 【請求項5】プログラマブルコントローラが備える複数
    の出力接点からの出力の禁止または許可を設定するため
    の出力ポーズ設定装置としてコンピュータを機能させる
    ための、コンピュータによる実行が可能なプログラムで
    あって、上記コンピュータによって実行されることによ
    り、当該コンピュータを、 複数の出力接点に関する出力の禁止または許可の状態を
    表示装置に一覧表示させる手段、 上記表示装置に、上記一覧表示と関連づけて、当該一覧
    表示された複数の出力接点に関する出力の禁止または許
    可の設定入力のための設定入力インタフェース部を表示
    させる手段、 複数の出力接点に関する出力の禁止または許可を表す出
    力ポーズ状態情報を出力ポーズ状態情報記憶手段に書き
    込み、かつ、上記出力ポーズ状態情報記憶手段からは読
    み出す手段、 上記設定入力インタフェース部を操作するために操作者
    によって操作される操作入力手段からの入力に応じて、
    上記出力ポーズ状態情報記憶手段における個々の出力接
    点に関する出力ポーズ状態情報を更新する出力ポーズ状
    態情報更新手段、 上記操作入力手段からの入力に応じて、上記表示装置に
    おける個々の出力接点に関する出力の禁止または許可を
    表す表示を更新する表示更新手段、および上記出力ポー
    ズ状態情報記憶手段に記憶された出力ポーズ状態情報を
    プログラマブルコントローラに向けて出力する出力ポー
    ズ状態情報書込み手段として機能させることを特徴とす
    るプログラム。
  6. 【請求項6】上記設定入力インタフェース部は、個々の
    出力接点に関する出力の禁止または許可を個別に設定す
    るための個別設定部を含むことを特徴とする請求項5記
    載のプログラム。
  7. 【請求項7】上記設定入力インタフェース部は、複数の
    出力接点に関する出力の禁止または許可を一括して設定
    するための一括設定部を含むことを特徴とする請求項5
    または6記載のプログラム。
  8. 【請求項8】上記設定入力インタフェース部は、表示装
    置に一覧表示させる出力接点群を選択するための出力接
    点群選択入力部をさらに含むことを特徴とする請求項5
    ないし7のいずれかに記載のプログラム。
  9. 【請求項9】請求項5ないし8のいずれかに記載のプロ
    グラムを記録し、コンピュータによってそのプログラム
    を読み取ることができる記録媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006301701A (ja) * 2005-04-15 2006-11-02 Toshiba Corp プラント監視制御用デジタル出力基板と方法、およびプラント監視制御装置
JP2014106720A (ja) * 2012-11-27 2014-06-09 Toshiba Mitsubishi-Electric Industrial System Corp プログラマブルコントローラの試験装置

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