JP2000276212A - 産業用制御装置の制御プログラムのシミュレーションのためのシステムおよび方法ならびにそのソフトウェアが記録された記録媒体 - Google Patents

産業用制御装置の制御プログラムのシミュレーションのためのシステムおよび方法ならびにそのソフトウェアが記録された記録媒体

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JP2000276212A
JP2000276212A JP11078219A JP7821999A JP2000276212A JP 2000276212 A JP2000276212 A JP 2000276212A JP 11078219 A JP11078219 A JP 11078219A JP 7821999 A JP7821999 A JP 7821999A JP 2000276212 A JP2000276212 A JP 2000276212A
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Toshihiko Chijiiwa
敏彦 千々岩
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Digital Electronics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プログラマブルロジックコントローラ(PL
C)のような産業用制御装置の制御プログラム(ラダー
図)をデバッグのために表示画面上で疑似的にONさせ
るシミュレーション作業を効率的に行う。 【解決手段】 ラダーエディタ13に、接点指定機能部
AおよびON・OFF機能部Bからなるシミュレーショ
ンモード132aを備えるデバッグ処理部132を設け
る。接点指定機能部Aによってラダー図における接点を
規定の経路で指定し、指定された接点をON・OFF機
能部Bによって一括してONする。接点指定機能部Aに
よる接点の指定を、ラダー図の入出力側母線間に接続さ
れた水平接続線上を例えばクリック入力してその点から
入力側の接点を指定接点としたり、回路上の経路の範囲
を指定する始点と終点とをクリック入力してその経路上
の接点を指定接点としたり、指定接点を範囲指定枠で囲
んだりといった方法で行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、産業用制御装置を
動作させるための制御プログラムのシミュレーションを
効率的に行うように改善されたシミュレーションのため
のシステムおよび方法ならびにそのソフトウェアが記録
された記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プログラマブルロジックコントローラ
(以降、PLCと称する)などと呼ばれる産業用制御装
置は、シーケンス制御をはじめとする各種制御を実現す
るために、CPUおよびメモリを中心とするハードウェ
アの部分と、制御を司るソフトウェアの部分とを備えて
いる。ソフトウェアの部分は、PLCを設計当初の制御
システム通りに動作させるためのシーケンス制御フロー
の設計、その制御フローの命令語への変換、命令語のメ
モリへの書き込みなどを含んでいる。一般に、この一連
の作業をプログラミングと称している。
【0003】このようなプログラミングにおいては、コ
ンピュータの専門知識を持たなくても簡単にプログラム
作成ができるように、独自の言語を用いており、利用者
に使いやすい各種のプログラミング言語が次々と開発さ
れるようになった。現在、IEC(International Elect
rotechnical Commission) において、標準のプログラミ
ング言語が制定されている(IEC 6 1131-3 )。それ
は、SFC(Sequential Function Chart) 、LDR(Lad
der Diagram)、IL(Instruction List)、FBD(Funct
ion Block Diagram)およびST(Structured Text) の5
言語である。
【0004】上記のように、各種のプログラミング言語
を用いてプログラム開発を行うことができるように環境
が整えられつつある。このうち、ラダー図(LDR)
は、リレーシンボルを用いて比較的容易にラダー回路を
設計することができるので従来から広く普及しており、
現在でも最もよく用いられているプログラミング言語で
ある。
【0005】プログラミング作業において用いられるプ
ログラミングツールとしては、専用命令(ニーモニック
記号)でプログラミングできるプログラムローダが主流
であったが、最近ではプログラミングソフトウェア(ラ
ダーエディタなど)が普及してきている。このソフトウ
ェアは、パーソナルコンピュータ(以降、パソコンと称
する)において、ラダー図などをシンボルを含む形態で
作成できるので、プログラムの作成および編集が容易に
行える。
【0006】作成されたプログラムは、当初の設計通り
に正しく動作するために、通常、デバッグで修正や変更
が施されることによって完成される。デバッグにおいて
は、PLCに機器が接続された状態でプログラムを実行
させて、設計通りに機器が動作しているかどうかを確認
することもあるが、簡易的には、機器が接続されていな
い状態でPLCの入出力端子のLEDランプの点灯で入
出力端子のON・OFF状態を確認する。このとき、例
えば、ある接点(スイッチやセンサ)のONによって、
所望の出力端子をOFFさせようとプログラミングされ
ていたのに、実際にはOFFしなかったという場合に
は、プログラムにおいてその原因(バグ)を探り、必要
な修正や変更を施す。
【0007】また、パソコン上でラダー図を作成するラ
ダーエディタにおいては、デバッグにおいて、接点を強
制的にON・OFFさせるシミュレーションによってラ
ダー回路の動作を確認することができるモードを備えて
いる。
【0008】例えば、ラダーエディタがWindows システ
ム上で動作するアプリケーションとしてパソコンにイン
ストールされている場合、図9に示すように、接点X1
〜X6を有するラダー回路において接点X1〜X5をO
Nさせるときは、まず、テストモード(デバッグモー
ド)を設定する。この状態で、接点X1上にマウスカー
ソルを移動させてクリックすると、ON・OFFを指示
するためのダイアログボックス(図示せず)が画面上に
現れ、ここで「ON」をクリック操作で指示することに
よって接点X1がONする。このような操作を接点X2
〜X5についても繰り返し行うことによって、ラダー図
の作成画面上で接点X1〜X5をONさせることができ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
方法で接点を強制的にONさせる場合、接点の指定およ
びONの指示のための上記の操作を接点の1つずつにつ
いて繰り返す必要があり、操作の煩わしさを伴う。ON
させる接点数が多くなるほど、その手間が多くなり、デ
バッグの作業効率を著しく低下させるという問題があ
る。
【0010】このような不都合を解消するには、デバッ
グの間だけ幾つかの接点をまとめてダミーの回路に置き
換えて、ONさせる接点を必要最小限に限定させること
によって上記のような手間を省くことができる。しかし
ながら、このような方法では、デバッグが終了した後に
は、ダミー回路を元の回路に戻す必要があり、これを忘
れると、プログラムが正常に動作しないといったトラブ
ルを招来する。
【0011】また、前述のシミュレーション方法では、
1つずつ接点をONさせるので、機器の実際の動作に合
わせて接点をONさせようとする場合など、条件を成立
させるタイミングがとりにくいという不都合がある。例
えば、ONの接点を実際の機器の動作に追従させること
ができなくなると、時間の経過によってタイマが動作し
てしまうといった不都合が生じる。このため、タイマが
設けられた画面でその事象を確認することができなくな
る。
【0012】多画面(例えば、100を超えるような多
画面)に及ぶ規模の大きい回路では、タイミングをとる
箇所が数画面にわたる場合、それらの画面でタイミング
をとる箇所を探しながらONしていく必要がある。ま
た、接点を順次ONさせていく過程で、あるブロックに
おいて予想していないタイミングで条件が成立してしま
うことがあると、そのタイミングが分からず、そのブロ
ックで生じた事象を確認できない。
【0013】このような不都合を解消するには、事象を
確認すべき画面の一部を切り出して、接点をONさせる
画面に収めるように貼り付けたデバッグ用のプログラム
を作成する必要がある。
【0014】このように、従来のシミュレーション方法
では、デバッグ作業を効率的に行うことが難しいという
問題がある。
【0015】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであって、接点を強制的にONさせるシミュレーショ
ンに要する操作を簡素化することによって、プログラム
のデバッグ作業の効率化を図ることを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の産業用制御装置の制御プログラムのシミュレーション
システムは、産業用制御装置に接続される入力機器およ
び出力機器の動作を制御するためにラダー図の形態で作
成された制御プログラムをシミュレーションするシステ
ムにおいて、上記の課題を解決するために、上記ラダー
図における入出力側母線間の接続線上に配された接点の
うちON・OFFさせる接点を入力側母線からの規定の
経路で指定する指定手段と、指定された接点を一括して
ON・OFFするON・OFF手段とを備えていること
を特徴としている。
【0017】また、本発明の請求項3に記載の産業用制
御装置の制御プログラムのシミュレーション方法は、産
業用制御装置に接続される入力機器および出力機器の動
作を制御するためにラダー図の形態で作成された制御プ
ログラムをシミュレーションする方法において、上記の
課題を解決するために、上記ラダー図における入出力側
母線間の接続線上に配された接点のうちON・OFFさ
せる接点を入力側母線からの規定の経路で指定する指定
処理と、指定された接点を一括してON・OFFするO
N・OFF処理とを行うことを特徴としている。
【0018】さらに、本発明の請求項5に記載の記録媒
体は、産業用制御装置に接続される入力機器および出力
機器の動作を制御するためにラダー図の形態で作成され
た制御プログラムをシミュレーションするソフトウェア
がコンピュータ装置に読み取り可能に記録された記録媒
体において、上記の課題を解決するために、上記ソフト
ウェアが、上記ラダー図における入出力側母線間の接続
線上に配された接点のうちON・OFFさせる接点を入
力側母線からの規定の経路で指定する指定処理と、指定
された接点を一括してON・OFFするON・OFF処
理とを上記コンピュータ装置に実行させることを特徴と
している。
【0019】上記のいずれの構成でも、ON・OFFさ
れる接点は、指定手段または指定処理によって指定され
た後に、ON・OFF手段またはON・OFF処理によ
って一括してON・OFFされる。また、入力側母線か
らの規定の経路での指定によって、複数の接点を一度に
指定することができる。それゆえ、指定された接点を一
括してON・OFFすることで、多数の接点を少ない操
作数でON・OFFさせることが可能になる。
【0020】また、接点がON・OFFした後のラダー
図におけるその接点がある回路から数画面先の回路の事
象を確認する場合、予めON・OFFさせる接点を指定
しておき、確認すべき回路を表示させた状態で接点をO
N・OFFすれば、容易にその回路の事象を確認するこ
とができる。ラダー図のような表示画面上で多画面にわ
たって展開される制御プログラムでも、動作チェックし
やすくなる。
【0021】請求項1のシミュレーションシステム、請
求項3のシミュレーション方法または請求項5の記録媒
体においては、請求項2、4または6にそれぞれ記載の
ように、上記指定手段または上記指定処理が、上記入力
側母線と上記接続線上で座標入力された入力点との間に
位置する接点を指定する。
【0022】このように接点を指定する場合、規定の経
路であれば、入力点に座標入力をするだけで接点を指定
することができる。それゆえ、接点の指定のための操作
が単純化される。
【0023】
【発明の実施の形態】〔実施の形態1〕本発明の実施の
一形態について図1ないし図4に基づいて説明すれば、
以下の通りである。
【0024】本実施の形態に係るプログラミングシステ
ムは、図1に示すように、コンピュータ装置1において
設けられる。コンピュータ装置1は、ラダーエディタ1
3によってラダー図を作成する機能を備えており、その
ラダー図に基づいたラダープログラム(制御プログラ
ム)を通信ケーブル9による通信によって転送し、PL
Cコンソール3を介してPLC2にダウンロードするよ
うに構成されている。また、上記のラダープログラムを
一旦フロッピディスクなどの記録媒体に記録してPLC
コンソール3にダウンロードするようにしてもよい。
【0025】産業用制御装置としてのPLC2は、CP
U/電源モジュール2aと、入力ユニット2bと、出力
ユニット2cとを備えている。CPU/電源モジュール
2aは、CPUやメモリを含むCPU部と、PLC2に
電力を供給する電源部とからなっている。CPU部は、
制御プログラムにしたがって、入力ユニット2bを介し
て入力機器4から入力される信号に基づいて出力機器5
に与える制御データの演算処理を行う。入力ユニット2
bおよび出力ユニット2cは、それぞれ入力機器4およ
び出力機器5に接続されるインタフェース機能を有する
部分であって、これらの機器との間で入出力されるデジ
タル信号またはアナログ信号を上記のCPU部とやり取
りするようになっている。
【0026】入力機器4としては、センサ(温度セン
サ、光センサなど)、スイッチ(押ボタンスイッチ、リ
ミットスイッチ、圧力スイッチなど)のような機器が用
いられる。出力機器5としては、アクチュエータ、リレ
ー、電磁弁、表示器などが用いられる。
【0027】PLCコンソール3は、PLC2のメーカ
により供給されるPLC2専用のラダープログラム作成
ツールである。また、PLCコンソール3は、コンピュ
ータ装置1で作成されたラダープログラムをPLC2の
メーカの仕様に応じたフォーマットに変換して、PLC
2に転送するように構成されている。
【0028】コンピュータ装置1は、入力部11、表示
部12、ラダーエディタ13、メモリ部14、ラダーフ
ァイル15およびインタフェース部(図中、I/F)1
6を備えている。このコンピュータ装置1は、ウィンド
ウ環境下でGUI(GraphicalUser Interface)をサポー
トするオペレーティングシステムを備えている。なお、
以下には、Windows システムを搭載しているコンピュー
タ装置1について説明する。
【0029】入力部11は、各種の入力操作を行うため
に利用できるマウス、キーボードなどの入力装置であ
る。表示部12は、CRT、LCDなどの表示装置であ
る。これらの入力部11および表示部12を用いて、表
示画面12a上で後述するようにラダー図の作成および
デバッグ作業を行う。
【0030】ラダーエディタ13は、ラダー図の作成を
行うためのプログラミングソフトウェアを中心とするソ
フトウェアの集合体であって、CD−ROMなどの記録
媒体7に記録された状態で流通するが、コンピュータ装
置1において動作させるように、図示しないハードディ
スクドライブなどの記憶装置にインストールされてい
る。このラダーエディタ13は、ラダー図作成部13
1、デバッグ処理部132などを含んでおり、図示しな
いCPUにより実行される。
【0031】ラダーエディタ13を起動すると、表示部
12の表示画面12aに初期メニューが表示される。こ
の初期メニューから、ラダー図作成部131またはデバ
ッグ処理部132を選択することによって、いずれかを
直接起動させることができるが、ラダー図作成部131
が起動している状態でデバッグ処理部132を起動させ
ることも可能である。
【0032】ラダー図作成部131は、ラダーエディタ
13の基本部分であって、従来のラダーエディタと同様
に、ラダー図を表示部12の表示画面12a上で作成で
きるように構成されている。ラダー図作成部131を用
いたラダー図の作成においては、リレーシンボルを入力
部11によって選択して入出力側母線R・T(図2参
照)間に設けられた水平接続線(接続線)上の所望の位
置に配置したり、すでに配置されたリレーシンボルをカ
ット・コピーするなどによって編集を行う。また、ラダ
ー図作成部131は、後述するPLC2の入力ユニット
2bの入力端子および出力ユニット2cの出力端子のそ
れぞれに付与されている入力番号および出力番号と、各
入出力端子に接続される各入出力機器4・5の名称(デ
バイス名)との対応付けを入出力番号の割り付け(I/
Oアサイン)として行う。
【0033】デバッグ処理部132は、接点のONまた
はOFFを画面上で擬似的に行うためのシミュレーショ
ンモード132aを含んでいる。シミュレーションモー
ド132aは、ONまたはOFFすべき接点を指定する
接点指定機能部Aと、指定された接点をONまたはOF
FさせるためのON・OFF機能部Bとからなってい
る。
【0034】ラダーエディタ13は、ラダー図作成部1
31によって作成されたラダープログラムをPLCコン
ソール3を介さずに(図1に二点鎖線にて示す)PLC
2に直接ダウンロードできるように、PLC2のメーカ
に応じたフォーマットに変換する機能を備えていてもよ
い。
【0035】メモリ部14は、ラダー図作成部131に
よるラダープログラムの作成、デバッグ処理部132に
よるデバッグ処理における作業領域として利用されるR
AMを含んでいる。このRAMは、上記の各作業におい
て行われる演算処理に伴うデータを一時的に記憶する。
【0036】ラダーファイル15は、ラダー図作成部1
31によって作成されたラダー図(ラダープログラム)
をファイル形式で保存するために図示しないハードディ
スクドライブなどの記憶装置に設けられている。
【0037】インタフェース部16は、通信ケーブル9
(例えば、RS−232C)を介してCPU/電源モジ
ュール2aとの間でデータの転送を行う。具体的には、
ラダー図作成部131で作成されたラダー図(ラダープ
ログラム)が、コンパイルされた後に通信ケーブル9を
介して転送されてCPU/電源モジュール2aのメモリ
にダウンロードされる。
【0038】ここで、デバッグ処理部132による強制
ON(OFF)のシミュレーションについて詳細に説明
する。
【0039】図2に示すように、ラダー図作成部131
によって作成されたラダー図は、表示画面12aに表示
される。ラダー図が表示される作業画面6は、ほぼ全面
に設けられる作業領域61と、最上部に設けられるメニ
ューバー62と、最下部に設けられるテンプレート63
とを有している。作業領域61の右端には、スクロール
バー61aまたはスクロールボタン61b・61bが配
されており、これらをマウス操作することによって作業
領域61を垂直方向にスクロールさせる。
【0040】テンプレート63は、キーボードのファン
クションキー(F1〜F12)に割り当てた各処理機能
をボタン形式で表している。テンプレート63は、例え
ば、ラダー図の作成において頻繁に使用される接点記号
やコイル記号(出力記号)、コメント記入およびジャン
プ命令のためのボタン、カット、コピーおよび挿入とい
った編集のためのボタン、ラダー図を印刷出力するため
のボタンなどを備えている。また、テンプレート63
は、後述する強制ON・OFFのためのシミュレーショ
ンモード131aを設定するためのボタンを備えていて
もよい。また、各処理機能は、ファンクションキーの操
作だけではなく、ボタンをマウスでクリックしても実行
することができる。
【0041】デバック処理部132は、上記のテンプレ
ート63におけるデバッグのボタンの操作か、あるいは
メニューバー62の「デバッグ」からシュミレーション
モード132aが選択されると、強制ON・OFFのた
めのシミュレーションが可能な状態になる。
【0042】この状態で、シミュレーションモード13
2aの接点指定機能部Aは、水平接続線と垂直接続線
(接続線)との接続点であるブレークポイントBP1〜
BP3によってそれぞれ区切られ、かつ区切られた範囲
で独立した線毎の区間を1ブロック(規定の経路)とし
て、1ブロック単位で接点X1〜X7を指定する。その
指定は、ブレークポイントBP1〜BP3より入力側母
線R側に位置する水平接続線(垂直接続線)にクリック
入力されたクリックポイントP1〜P5よりさらに入力
側母線R側に位置する接点X1〜X7を指定された接点
と決定することで行われる。
【0043】具体的には、接点X2とブレークポイント
BP1との間のクリックポイントP1でクリックする
と、接点X1・X2が指定される。同様に、接点X4と
ブレークポイントBP1との間のクリックポイントP2
でクリックすると、接点X3・X4が指定される。さら
に、接点X5とブレークポイントBP2との間のクリッ
クポイントP3でクリックすると、接点X1〜X4に加
えて接点X5が指定される。さらにまた、接点X6とブ
レークポイントBP3との間のクリックポイントP4で
クリックすると、接点X6が加えて指定される。同様
に、接点X7とブレークポイントBP3との間のクリッ
クポイントP7でクリックすると、接点X7が加えて指
定される。このように、入力側母線Rから順次クリック
していくことによって指定される接点が加えられる。
【0044】ブレークポイントBP1〜BP3の座標
は、ラダー図作成時に、ラダー回路の配線データととも
にメモリ部14に蓄えられ、それからシュミレーション
モード132aに移行したときに、必要に応じてメモリ
部14から読み出される。また、ラダー図がラダーファ
イル15に保存されている場合、ブレークポイントBP
1〜BP3の座標は、シュミレーションモード132a
を起動した際に、ラダーファイル15からメモリ部14
に一旦読み込まれた後、必要に応じてメモリ部14から
読み出される。
【0045】なお、ロジック上矛盾する指定が行われる
場合には、作業領域61上にその指定がエラーである旨
が警告表示される。これは、後述する実施の形態2およ
び3における指定方法でも同様である。換言すれば、規
定の経路以外の経路で接点を指定することができないよ
うになっている。
【0046】また、接点の指定方法としては、図2に示
すような方形の枠によって複数の接点をまとめて指定す
ることも可能である。この場合、枠の対角の2点をクリ
ックすることによって範囲が確定し、その範囲内の接点
が指定される。
【0047】シミュレーションモード132aが選択さ
れると、接点指定機能部Aは、図3に示すようなダイア
ログボックス17を作業領域61に表示させる。このダ
イアログボックス17において、ラジオボタン17a・
17bのいずれかをクリックすることでONまたはOF
Fが選択され、接点X1〜X7の全てが指定されたとす
ると、これらがステータスボックス17cに表示され
る。この状態でOKボタン17dがクリックされると、
接点X1〜X7がONまたはOFFする。また、キャン
セルボタン17eがクリックされると、接点の指定がキ
ャンセルされる。さらに、終了ボタン17fがクリック
されると、シミュレーションモード132aが解除され
る。
【0048】ここで、ラジオボタン17aがクリックさ
れた場合、ON・OFF機能部Bは、接点X1〜X7を
ONさせるとともに、ONした接点X1〜X7の色を変
える。接点X1〜X7がOFFするときは、その色が元
に戻される。これとともに、接点X1〜X7の表示部分
にON状態またはOFF状態に合わせてONまたはOF
Fの文字が示される(図3においては、接点X1につい
てのみONおよびOFFの表示位置を示している)。具
体的には、初期状態(OFF状態)で全ての接点X1〜
X7の付近に「OFF」が表示され、ONした接点1〜
X7について「OFF」表示が「ON」表示に切り替え
られる。このようにして、接点X1〜X7のON・OF
F状態を作業画面6上で認識することができる。
【0049】また、入力側母線Rに最も近い接点X1・
X3を指定せずに接点X2・X4を指定することも可能
である。この場合は、例えば、接点X1・X2を指定し
た後に接点X1を除外する。このために、ダイアログボ
ックス17のステータスボックス17cにおいて、除外
したい接点X1の表示部分にマウスカーソルを移動させ
てマウスの右ボタンをクリックすると、その位置にポッ
プアップメニュー(図示せず)が現れ、このメニューに
おける「除外」をクリックすれば、接点X1が除外され
る。
【0050】上記のようにして接点X1〜X7がONす
ると、これらのONデータがPLC2に転送される。P
LC2のCPU/電源モジュール2aは、メモリに予め
コンパイルされたラダープログラムを格納しているの
で、上記のONデータに基づいて入出力ユニット2a・
2bの端子のON・OFFを制御する。このとき、各端
子について設けられたLEDの点灯によって端子のON
・OFF状態が表示されるので、それによってプログラ
ム通りに端子がON・OFFしているかを堪忍すること
ができる。また、入出力機器4・5がそれぞれ入出力ユ
ニット2a・2bに接続された状態で、入出力機器4・
5の動作を確認することもある。
【0051】一方、作業画面6上では、接点のONによ
って、それ以降の回路で条件が成立するタイミングや、
タイマ、カウンタなどの動作を確認する。このとき、動
作を確認したい回路が数画面先にある場合でも、ONさ
せるべき接点が表示されている画面でその接点を予め指
定しておき、さらに上記の所望の画面を表示させた上で
ダイアログボックス17で一括して接点をONすれば、
接点のONによって条件が成立したときのその画面での
回路の動作を確認することができる。したがって、本実
施の形態の方法では、接点を1つずつONさせる従来の
方法のように、ONさせるべき接点を全てONさせた後
に動作を確認させる画面を呼び出しても間に合わないと
いう不都合はない。
【0052】続いて、上記のようにして行われる強制O
Nの手順を図4のフローチャートを参照して説明する。
【0053】まず、ラダー図において、例えばクリック
ポイントP1をクリックすると、そのクリックポイント
P1の座標をメモリ部14に記憶し(S1)、クリック
ポイントP1より入力側母線R側にある接点X1・X2
をサーチする(S2)。このとき、メモリ部14内にお
いて、記憶されている接点X1・X2のデータがサーチ
される。また、さらにクリックポイントP3がクリック
されている場合は、接点X5がサーチされる。このよう
にして、クリックポイントの全てについて接点をサーチ
すると(S3)、強制ONさせる経路を決定する(S
4)。さらに、ダイアログボックス17においてOKボ
タン17dのクリック操作によってONを指示する(S
5)。以上が、接点指定機能部Aによる処理である。そ
して、ON・OFF機能部Bによって指定された接点を
ONする(S6)。
【0054】このように、本実施の形態では、予めON
またはOFFさせる接点をブロック単位で指定しておい
て、これらの接点を一括してONまたはOFFするの
で、ONまたはOFFに至るまでの操作数が、従来の接
点を1つずつONまたはOFFさせる方法に比べて大幅
に削減される。特に、接点が直列接続された直列回路の
みからなるラダー回路で接点をONさせる場合には、O
Nさせる接点の右側(出力側母線T側)を1箇所クリッ
クするだけで、クリックポイントの左側(入力側母線R
側)の全ての接点が指定される。また、図2に示すラダ
ー図のように、並列回路を含む場合でも、ブロック毎に
クリックすれば、ブロック内でクリックポイントの左側
の全ての接点が指定される。したがって、強制ON・O
FFを短時間で行うことができ、デバック作業の効率化
が図られる。
【0055】また、水平接続線(垂直接続線)上をクリ
ックすれば、その点と入力側母線Rとの間でまとめて接
点が指定されるので、指定が単純で操作しやすい。ま
た、枠で範囲を指定することによっても、まとめて接点
が指定されるので、指定が単純で操作しやすい。ラダー
図が図2に示すような並列回路(接点X1・X2の直列
回路と接点X3・X4の直列回路とからなる並列回路)
を含んでいる場合でも、それぞれの直列回路においてク
リックポイントP1・P2(またはいずれか一方)でク
リックした上で、クリックポイントP3をクリックすれ
ば、並列回路に直列接続される接点X5も併せて指定さ
れる。それゆえ、並列回路を含む回路においても、並列
回路内の直列回路の接点を選択的に指定することができ
る。
【0056】〔実施の形態2〕本発明の実施の他の形態
を図1、図2、図3、図5および図6に基づいて説明す
れば以下の通りである。なお、本実施の形態において、
実施の形態1における構成要素と同等の機能を有する構
成要素については、同一の符号を付記してその説明を省
略する。
【0057】本実施の形態では、基本的には、図1に示
すシステム構成において、図2に示すような作業画面6
上でシミュレーションモード132aを用いて強制ON
・OFFを行うが、接点の指定方法が実施の形態1の場
合と異なる。
【0058】具体的には、本実施の形態における接点指
定機能部Aは、水平接続線上にクリック入力された始点
と終点とを結ぶ回路上の経路(規定の経路)における接
点を指定する。
【0059】例えば、図5に示すように、水平接続線上
に始点SP1と終点EP1とがクリック入力されると、
これらの間の経路の接点X3・X4・X5・X7が指定
される。この場合、接点指定機能部Aは、始点SP1と
終点EP1との間の経路にブレークポイントBP1・B
P2が含まれるので、実施の形態1の方法と同様に、ブ
レークポイントBP1〜BP3で区切られた範囲で独立
した線毎の区間を1ブロックとして、1ブロック単位で
指定する。より詳細には、始点SP1からブレークポイ
ントBP1までの第1ブロックで接点X3・X4が指定
され、ブレークポイントBP1・BP2の間の第2ブロ
ックで接点X5が指定され、ブレークポイントBP2か
ら終点EP1までの第3ブロックで接点X7が指定され
る。
【0060】一方、単一のブロック内で始点S2と終点
E2とがクリック入力されるような場合は、始点S2と
終点E2との間の経路で接点X1・X2が指定される。
【0061】また、接点の指定方法としては、方形の枠
によって複数の接点をまとめて指定することも可能であ
る(図2参照)。この場合、枠の対角の2点をクリック
することによって範囲が確定し、その範囲内の接点が指
定される。
【0062】続いて、本実施の形態における強制ONの
手順を図6のフローチャートを参照して説明する。
【0063】まず、ラダー図において、例えば始点と終
点とをクリックすると、その始点および終点の座標を記
憶し(S11)、始点と終点との間にブレークポイント
があるか否かを判定する(S12)。このとき、ブレー
クポイントがあれば、始点とそのブレークポイントとの
間の接点をサーチする(S13)。このとき、メモリ部
14内において、記憶されている接点(例えば、始点S
P1とブレークポイントBP1との間の接点X3・X
4)のデータがサーチされる。
【0064】また、そのブレークポイントと終点との間
に他のブレークポイントがあるか否かが判定される(S
14)。ここで、他のブレークポイントがあれば、両ブ
レークポイント間の接点(例えば、ブレークポイントB
P1・BP2間の接点X5)をサーチする(S15)。
さらに、S14およびS15の処理を、ブレークポイン
トと終点との間に他のブレークポイントがなくなるまで
行うと、最終のブレークポイントと終点との間で接点
(例えば、ブレークポイントBP2と終点EP1との間
の接点X7)をサーチする(S16)。
【0065】引き続いて、全ての始点と終点との間で接
点のサーチが完了したか否かを判定し(S17)、完了
している場合は強制ONさせる経路を決定する(S1
8)。さらに、図3に示すダイアログボックス17にお
いてOKボタン17dのクリック操作によってONを指
示する(S5)。一方、S12において、始点と終点と
の間にブレークポイントがないと判定された場合、その
始点と終点との間で接点をサーチして(S20)、処理
をS17に移行させる。以上が、接点指定機能部Aによ
る処理である。そして、ON・OFF機能部Bによって
指定された接点をONする(S21)。
【0066】このように、本実施の形態では、予めON
またはOFFさせる接点を始点と終点との間で設定する
ようになっている。このように、始点と終点とを入力す
ることによってその範囲内で接点を指定するので、経路
を意識しながらの接点の指定が可能になる。それゆえ、
実施の形態1の接点指定方法に比べて、OR条件などの
並列回路が多くなる回路でクリック入力点を少なくする
ことができる。
【0067】〔実施の形態3〕本発明の実施の他の形態
を図1、図2、図3、図7および図8に基づいて説明す
れば以下の通りである。なお、本実施の形態において、
実施の形態1における構成要素と同等の機能を有する構
成要素については、同一の符号を付記してその説明を省
略する。
【0068】本実施の形態では、基本的には、図1に示
すシステム構成において、図2に示すような作業画面6
上でシミュレーションモード132aを用いて強制ON
・OFFを行うが、接点の指定方法が実施の形態1の場
合と異なる。
【0069】具体的には、接点指定機能部Aは、同一の
水平接続線(規定の経路)上に直列接続された接点を、
表計算ソフトやワードプロセッサソフトなどで一般的に
用いられている範囲指定枠で囲んで指定する。例えば、
図7に示すように、接点X1・X2・X5が方形の範囲
指定枠に囲まれ、接点X1・X2と別の水平接続線上に
ある接点X3・X4が別の範囲指定枠に囲まれる。接点
指定機能部Aは、2点がクリック入力されると、その2
点を対角点とする上記の範囲指定枠を設定する。
【0070】続いて、本実施の形態における強制ONの
手順を図8のフローチャートを参照して説明する。
【0071】まず、ラダー図において、対角の2点がク
リックされると、その2点から範囲指定枠を設定し、そ
の範囲指定枠内で接点を囲んで範囲を指定し(S3
1)、各範囲内の接点をサーチする(S32)。次い
で、接点のサーチが最終の範囲内で行われたか否かを判
定し(S33)、最終の範囲内でのサーチであれば、強
制ONさせる経路を決定する(S34)。さらに、図3
に示すダイアログボックス17においてOKボタン17
dのクリック操作によってONを指示する(S35)。
以上が、接点指定機能部Aによる処理である。そして、
ON・OFF機能部Bによって指定された接点をONす
る(S36)。
【0072】このように、本実施の形態では、予めON
またはOFFさせる接点を範囲指定枠で囲んで指定する
ようになっている。このように、一般的な表計算ソフト
やワードプロセッサソフトで用いられている範囲指定枠
を用いているので、上記のようなソフトと同じ感覚で接
点を指定することができ、操作性が向上する。
【0073】なお、本発明における接点の指定方法とし
ては、本実施の形態を含む各実施の形態による指定方法
に限らず、複数の接点をまとめて指定できる方法であれ
ば、他の方法を用いてもよい。
【0074】また、本実施の形態を含む各実施の形態で
は、接点を強制ONさせる例について説明したが、ON
した接点をOFFさせる場合、図3に示すダイアログボ
ックス17において、ラジオボタン17bをクリック操
作することによってOFFを選択することが異なるだけ
であって、他の操作および処理は強制ONの場合と同様
である。
【0075】また、本実施の形態を含む各実施の形態で
は、接点を表す符号として、通常、入力接点を表す
「X」を用いているが、接点は、入力接点に限らず、出
力要素に対応する自己保持接点であってもよい。
【0076】さらに、本実施の形態を含む各実施の形態
では、作業画面6上で接点を指定するためのポインティ
ングデバイスとしてマウスを用いているが、マウス以外
のポインティングデバイスであってもよい。
【0077】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1に係る
産業用制御装置の制御プログラムのシミュレーションシ
ステムは、産業用制御装置に接続される入力機器および
出力機器の動作を制御するためにラダー図の形態で作成
された制御プログラムをシミュレーションするシステム
において、上記ラダー図における入出力側母線間の接続
線上に配された接点のうちON・OFFさせる接点を入
力側母線からの規定の経路で指定する指定手段と、指定
された接点を一括してON・OFFするON・OFF手
段とを備えている。
【0078】また、本発明の請求項3に係る産業用制御
装置の制御プログラムのためのシミュレーション方法
は、産業用制御装置に接続される入力機器および出力機
器の動作を制御するためにラダー図の形態で作成された
制御プログラムをシミュレーションする方法において、
上記ラダー図における入出力側母線間の接続線上に配さ
れた接点のうちON・OFFさせる接点を入力側母線か
らの規定の経路で指定し、指定された接点を一括してO
N・OFFする。
【0079】さらに、本発明の請求項5に係る記録媒体
は、産業用制御装置に接続される入力機器および出力機
器の動作を制御するためにラダー図の形態で作成された
制御プログラムをシミュレーションするソフトウェアが
コンピュータ装置に読み取り可能に記録された記録媒体
において、上記ソフトウェアが、上記ラダー図における
入出力側母線間の接続線上に配された接点のうちON・
OFFさせる接点を入力側母線からの規定の経路で指定
する指定処理と、指定された接点を一括してON・OF
FするON・OFF処理とを上記コンピュータ装置に実
行させる。
【0080】これにより、指定された接点を一括してO
N・OFFするので、多数の接点を少ない操作数でON
・OFFさせることが可能になる。また、予めON・O
FFさせる接点を指定しておき、例えば数画面先の確認
すべき回路を表示させた状態で接点をON・OFFすれ
ば、その回路の事象を容易に確認することができ、多画
面にわたって展開されるラダー図のような制御プログラ
ムでも、動作チェックしやすくなる。したがって、接点
をON・OFFさせる操作を簡素化して、デバッグ作業
の効率化を図ることができるという効果を奏する。
【0081】本発明の請求項2に係る制御プログラムの
シミュレーションシステムは、請求項1のシステムにお
いて、上記作成手段が、上記指定手段が、上記入力側母
線と上記接続線上で座標入力された入力点との間に位置
する接点を指定する。
【0082】また、本発明の請求項4に係る制御プログ
ラムのシミュレーション方法は、請求項3の方法におい
て、上記入力側母線と上記接続線上で座標入力された入
力点との間に位置する接点を指定する。
【0083】さらに、本発明の請求項6に係る記録媒体
は、請求項5の記録媒体において、上記指定処理にて、
上記入力側母線と上記接続線上で座標入力された入力点
との間に位置する接点を指定する。
【0084】このように接点を指定する場合、規定の経
路であれば、所望の入力点に座標入力をするだけで接点
を指定することができる。それゆえ、接点の指定のため
の操作が単純化されるので、よりデバッグ作業の効率化
を図ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全実施の形態に共通するプログラミン
グシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】上記プログラミングシステムにおけるラダーエ
ディタが表示画面に表示する作業画面の構成を示す説明
図である。
【図3】図2の作業画面上に表示される強制ON・OF
Fのためのダイアログボックスを示す説明図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係る接点の強制ONの
手順を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態2に係る接点の指定方法を
示すラダー図である。
【図6】本発明の実施の形態2に係る接点の強制ONの
手順を示すフローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態3に係る接点の指定方法を
示すラダー図である。
【図8】本発明の実施の形態3に係る接点の強制ONの
手順を示すフローチャートである。
【図9】接点を強制ONする従来の方法を示すラダー図
である。
【符号の説明】
1 コンピュータ装置 2 PLC(産業用制御装置) 4 入力機器 5 出力機器 7 記録媒体 11 入力部 12a 表示画面 17 ダイアログボックス 132a シミュレーションモード A 接点指定機能部(指定手段) B ON・OFF機能部(ON手段) R 入力側母線 T 出力側母線 P1〜P5 クリックポイント(入力点) X1〜X7 接点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B042 GA13 GB05 HH07 NN04 NN09 NN23 NN28 NN42 5B076 DF10 EC06 5H220 BB12 CX06 CX08 DD04 GG05 HH01 JJ13 JJ24 JJ41 JJ53 KK08 LL06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】産業用制御装置に接続される入力機器およ
    び出力機器の動作を制御するためにラダー図の形態で作
    成された制御プログラムをシミュレーションするシステ
    ムにおいて、 上記ラダー図における入出力側母線間の接続線上に配さ
    れた接点のうちON・OFFさせる接点を入力側母線か
    らの規定の経路で指定する指定手段と、 指定された接点を一括してON・OFFするON・OF
    F手段とを備えていることを特徴とする産業用制御装置
    の制御プログラムのシミュレーションシステム。
  2. 【請求項2】上記指定手段が、上記入力側母線と上記接
    続線上で座標入力された入力点との間に位置する接点を
    指定することを特徴とする請求項1に記載の産業用制御
    装置の制御プログラムのシミュレーションシステム。
  3. 【請求項3】産業用制御装置に接続される入力機器およ
    び出力機器の動作を制御するためにラダー図の形態で作
    成された制御プログラムをシミュレーションする方法に
    おいて、 上記ラダー図における入出力側母線間の接続線上に配さ
    れた接点のうちON・OFFさせる接点を入力側母線か
    らの規定の経路で指定し、指定された接点を一括してO
    N・OFFすることを特徴とする産業用制御装置の制御
    プログラムのシミュレーション方法。
  4. 【請求項4】上記入力側母線と上記接続線上で座標入力
    された入力点との間に位置する接点を指定することを特
    徴とする請求項3に記載の産業用制御装置の制御プログ
    ラムのシミュレーション方法。
  5. 【請求項5】産業用制御装置に接続される入力機器およ
    び出力機器の動作を制御するためにラダー図の形態で作
    成された制御プログラムをシミュレーションするソフト
    ウェアがコンピュータ装置に読み取り可能に記録された
    記録媒体において、 上記ソフトウェアが、上記ラダー図における入出力側母
    線間の接続線上に配された接点のうちON・OFFさせ
    る接点を入力側母線からの規定の経路で指定する指定処
    理と、指定された接点を一括してON・OFFするON
    ・OFF処理とを上記コンピュータ装置に実行させるこ
    とを特徴とする記録媒体。
  6. 【請求項6】上記指定処理において、上記入力側母線と
    上記接続線上で座標入力された入力点との間に位置する
    接点を指定することを特徴とする請求項5に記載の記録
    媒体。
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