JP2003202487A - 光学制御装置、光学駆動ユニット、光学機器、光学システムおよび撮影システム - Google Patents

光学制御装置、光学駆動ユニット、光学機器、光学システムおよび撮影システム

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JP2003202487A
JP2003202487A JP2002001242A JP2002001242A JP2003202487A JP 2003202487 A JP2003202487 A JP 2003202487A JP 2002001242 A JP2002001242 A JP 2002001242A JP 2002001242 A JP2002001242 A JP 2002001242A JP 2003202487 A JP2003202487 A JP 2003202487A
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optical
zoom
drive
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English (en)
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Kazumasa Yoshikawa
吉川  一勝
Masashi Natsume
夏目  賢史
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 速度可変ボリュームは触れにくい位置に配置
され、またボリュームの回転がやや硬めに設定されてい
るため、速度可変ボリュームの操作を迅速に行うことが
できない。 【解決手段】 光学調節手段12を操作量に応じた速度
で駆動するために操作される操作手段1と、この操作手
段の操作量に応じた光学調節手段の駆動速度を可変設定
するために操作される速度可変手段6と、速度可変手段
の有効および無効を切り換える切換手段17,5とを設
けて光学制御装置を構成する。また、切換手段により速
度可変手段が無効となったときに、操作手段の操作量に
応じた光学調節手段の駆動速度を設定する速度設定手段
20を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビカメラ、ビ
デオカメラ等に用いられるレンズ装置のズーム、フォー
カス、アイリス等の光学調節手段を制御する光学制御装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】テレビレンズやビデオレンズ等、ズーム
スイッチやズームデマンドといったズーム速度を制御す
る装置は、例えば特開昭51−40924号公報にて提
案されている。
【0003】すなわち、テレビレンズやビデオレンズ等
のズームは、モータなどの駆動系と、この駆動系の作動
を制御する制御系とからなるサーボ系により行われるよ
うになっており、このサーボ系に指令信号を与えるため
に、ズームスイッチやズームデマンドが使用される。そ
してズーム速度は、ズームスイッチ等の操作量に応じて
低速度から高速度まで撮影者が欲するズーム速度に調整
できる。
【0004】ところで、ハンディ撮影に使用されるEN
Gカメラ用ズームレンズの鏡筒部分には、ドライブユニ
ット等と呼ばれるズーム、フォーカス、アイリス等を電
動で駆動するためのモータや、位置検出器、制御回路な
どが収められたレンズ駆動ユニットが装着される。
【0005】このドライブユニットには、ズームを電動
で駆動するために、そのコントロールを行うズームスイ
ッチおよびズームスイッチの操作量に対するズームレン
ズ光学系の駆動速度を変更する速度可変ボリュームが備
えられている。この速度可変ボリュームは、撮影者が誤
って触れないように、触れにくい場所に配置されてお
り、また、もし触れてしまっても設定が容易に変更され
ないようにボリュームの回転はやや硬めに設定されてい
る。
【0006】実際の撮影では、撮影状況に応じて、低速
度のズーム操作が必要な場合は速度可変ボリュームを低
速度側に設定し、高速度のズーム操作が必要な場合には
速度可変ボリュームを高速度側に設定する。
【0007】このため、例えば、速度可変ボリュームを
低速側に設定してズーム操作を行っているときに、高速
のズーム操作を行う必要が生じた場合には、速度可変ボ
リュームを高速側に設定しなければならない、
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たように速度可変ボリュームは触れにくい位置に配置さ
れており、またボリュームの回転がやや硬めに設定され
ているため、速度可変ボリュームを高速側へ設定する操
作を迅速に行うことができないなど、撮影者の要求を満
足できない場合がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本願発明の光学制御装置は、光学調節手段を操作
量に応じた速度で駆動するために操作される操作手段
と、この操作手段の操作量に応じた光学調節手段の駆動
速度を可変設定するために操作される速度可変手段と、
速度可変手段の有効および無効を切り換える切換手段と
を有する。
【0010】これにより、速度可変ボリューム等の速度
可変手段を操作しなくても、切換手段により速度可変手
段を無効とすることによって、簡単に速度可変手段によ
る光学調節手段の速度設定を解除することが可能とな
る。また、切換手段により速度可変手段を簡単に有効と
することもできる。
【0011】なお、切換手段により速度可変手段が無効
となったときに、操作手段の操作量に応じた光学調節手
段の駆動速度を設定する速度設定手段を設けてもよい。
具体的には、例えば、速度設定手段に、光学調節手段の
実際の駆動速度を記憶させ、この記憶された駆動速度を
操作手段の操作量に応じた光学調節手段の駆動速度とし
て設定させたり、操作手段の操作量に応じた光学調節手
段の駆動速度を可変設定させるようにしたり、操作手段
の操作量に応じた光学調節手段の駆動速度を所定値に設
定させたりしてもよい。
【0012】これにより、切換手段により速度可変手段
が無効となったときの操作手段の操作量に応じた光学調
節手段の駆動速度をも最適に設定することが可能とな
る。したがって、使用者の要求等に応じた最適な光学調
節手段の駆動速度選択を迅速に行うことが可能となる。
【0013】なお、本発明の光学制御装置は、デマンド
や光学(レンズ)駆動ユニットや、光学調節手段を一体
として有するいわゆる大玉のテレビレンズ等に搭載する
ことが可能である。
【0014】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1には、本発
明の第1実施形態である光学システムを構成するドライ
ブユニット(光学駆動ユニット)Dと、このドライブユ
ニットDが装着される撮影レンズ(光学機器)Lとを示
している。撮影レンズLは、不図示のビデオカメラ又は
テレビカメラに装着されて撮影システムを構成する。
【0015】図1中のドライブユニットDにおいて、1
は撮影者によって操作されるシーソータイプのズームス
イッチであり、2はズーム指令信号発生器である。この
ズーム指令信号発生器2は、ズームスイッチ1の操作量
に比例した駆動速度(駆動速度に対応した駆動量や駆動
位置であってもよい)を指示する指令信号を出力する。
なお、ズームスイッチ1はテレ側とワイド側とに操作可
能であり、その操作方向に対応した指令も上記指令信号
に含まれる。
【0016】3は上記指令信号を後述するA/D変換器
4に取り込むために信号レベル、シフト変換を行うズー
ム指令信号演算器、4はズーム指令信号演算器3から出
力されたアナログ信号をディジタル信号に変換するA/
D変換器である。
【0017】5はズーム動作を司るCPU、6はズーム
スイッチ1の操作量(最大操作量)に対するズームレン
ズ光学系15の駆動速度(最高駆動速度)を可変するズ
ーム速度可変ボリューム(速度可変手段)である。7は
ズーム速度可変ボリューム6から出力されるアナログ信
号をディジタル信号に変換するA/D変換器である。
【0018】8はCPU5からズームレンズ光学系12
を駆動するために出力される制御信号をディジタル信号
からアナログ信号に変換するD/A変換器、9はD/A
変換器8から出力される制御信号の信号レベル、シフト
変換を行うCPU制御信号演算器、11はズームレンズ
光学系15を駆動するモータ、10はモータ11を駆動
するためにCPU制御信号演算器9からの信号を増幅す
る電力増幅器である。
【0019】撮影レンズLにおいて、12は撮影レンズ
Lの変倍調整を行うズームレンズ光学系である。なお、
図示しないが、撮影レンズLには、ズームレンズ光学系
12以外に、フォーカスレンズ光学系やアイリスユニッ
ト等が設けられている。
【0020】モータ11の出力は、撮影レンズLに設け
られた不図示のマニュアルズーム操作環を介してズーム
レンズ光学系12に伝達される。撮影者はこのマニュア
ルズーム操作環を回転操作することにより、手動でズー
ムレンズ光学系12を駆動することも可能である。
【0021】また、ドライブユニットDにおいて、13
はズームレンズ光学系12の実際の駆動速度に応じた検
出信号(速度信号)を出力するエンコーダ等の速度検出
器、14は速度信号を後述するA/D変換器15に取り
込むために信号レベル、シフト変換を行う速度信号演算
器、15は速度信号演算器14から出力されるアナログ
信号をディジタル信号に変換するA/D変換器である。
【0022】16は後述する速度可変切換スイッチ17
の状態を表示する表示器であり、17はズーム速度可変
ボリューム6の設定をズームスイッチ1に対して有効に
するか無効にするかを切換えるための信号を出力する切
換スイッチである。CPU5は、この切換スイッチ17
からの信号に応じてズーム速度可変ボリューム6の設定
をズームスイッチ1に対して有効としたり無効としたり
する。なお、切換スイッチ17およびCPU5により請
求の範囲にいう切換手段が構成される。
【0023】18はズーム速度可変ボリューム6をズー
ムスイッチ1の操作に対して無効とした場合に、ズーム
スイッチ1の操作量に対するズームレンズ光学系12の
駆動速度の設定値の記憶を指示する記憶指示スイッチ、
19は上記駆動速度の設定値を記憶する記憶部である。
なお、記憶指示スイッチ18および記憶部19により請
求の範囲にいう速度設定手段が構成される。
【0024】上記構成において、まず切換スイッチ17
によりズーム速度可変ボリューム6をズームスイッチ1
の操作に対して無効とした場合のズームスイッチ1の操
作量に対するズームレンズ光学系12の駆動速度設定値
の記憶について説明する。
【0025】ズームレンズ光学系12の駆動速度は、速
度検出器13、速度信号演算器14およびA/D変換器
15を介してCPU5に入力される。そして、ズームス
イッチ1が操作されると、その操作量に比例してズーム
指令信号発生器2により生成されたズームスイッチ指令
信号が、ズーム指令信号演算器3およびA/D変換器4
を介してCPU5に入力される。このため、CPU5
は、ズームスイッチ1が操作されているか否かの判断を
行うことができる。
【0026】切換スイッチ17によりズーム速度可変ボ
リューム6をズームスイッチ1の操作に対して無効とし
た場合、撮影者はズームスイッチ1を操作し、設定した
い速度でズームレンズ光学系12が駆動されている状態
で、記憶指示スイッチ18をOFFからONにすると、
この時点でのズームレンズ光学系12の駆動速度を速度
検出器13を通してCPU5が取得し、これを記憶部1
9に記憶する。
【0027】このときのCPU5の処理について図2の
フローチャートを用いて説明する。まず、初期設定とし
て、CPU5は、記憶部19に設定値が記憶されている
か否かを判断し(ステップ101)、設定値が記憶され
ていない場合、即ち切換スイッチ17によりズーム速度
可変ボリューム6をズームスイッチ1の操作に対して無
効としたときの駆動速度設定を一度も行っていない場合
には、このドライブユニットDにおいて通常使用時に出
し得る最高速など、所定のズームレンズ光学系15の駆
動速度を設定値として記憶部19に記憶する(ステップ
102)。
【0028】この初期設定時の設定値として、撮影者の
希望するズームレンズ光学系12の駆動速度でもよい。
【0029】上記初期設定が終了した後、CPU5は、
A/D変換器15からズーム速度信号を取得し(ステッ
プ103)、その後、A/D変換器4のデータを取得す
る。そして、ズームスイッチ1が操作されているか否か
を判断し(ステップ104)、ズームスイッチ1が操作
されていない場合には、再びA/D変換器15からズー
ム速度信号を取得する(ステップ103)。
【0030】ズームスイッチ1が操作されている場合に
は、記憶指示スイッチ18の状態がOFFからONに変
化したか否かを判断し(ステップ105)、記憶指示ス
イッチ18の状態がOFFからONに変化した場合に
は、ステップ103で取得したズーム速度信号を新たな
設定値として記憶部19に記憶する(ステップ10
6)。
【0031】次に、ズームスイッチ1からズームレンズ
光学系12の駆動を行う場合の説明を行う。
【0032】撮影者によってズームスイッチ1が操作さ
れ、ズーム指令信号発生器2からズームスイッチ1の操
作量に比例した駆動速度および駆動方向を指示するズー
ム指令信号が出力されると、このズーム指令信号はズー
ム指令信号演算器3およびA/D変換器4を介してCP
U5に入力される。
【0033】CPU5には、A/D変換器7を介してズ
ーム速度可変ボリューム6の設定情報や切換スイッチ1
7の状態を示す情報がそれぞれ入力されている。
【0034】CPU5では、A/D変換器4からのズー
ム指令信号と、A/D変換器7からのズーム速度可変ボ
リューム6の設定情報と、切換スイッチ17の状態情報
とからズーム制御信号を求め、D/A変換器8に出力す
る。
【0035】D/A変換器8から出力されたズーム制御
信号は、CPU制御信号演算器9および電力増幅器10
に入力され、モータ11が駆動される。これにより、ズ
ームレンズ光学系12が光軸方向に駆動されてズームが
行われる。
【0036】そして、ズームレンズ光学系12が駆動さ
れると、速度検出器13からの信号が速度信号演算器1
4およびD/A変換器15を介してCPU5に入力され
る。CPU5は、この速度信号と、A/D変換器4から
のズーム指令信号と、A/D変換器7からのズーム速度
可変ボリューム6の設定情報と、切換スイッチ17の状
態情報により求められたズーム制御信号に対応する目標
ズーム速度との比較を行い、その差が0となるようなズ
ーム制御信号を変化させてD/A変換器18に出力す
る。すなわち、ズームレンズ光学系12の速度制御に関
してフィードバック系を構成し、安定的なズームサーボ
制御を実現している。また、CPU5は、表示器16に
切換スイッチ17の状態を表示させる。
【0037】次に、CPU5の処理を図2のフローチャ
ートを用いて説明する。まず、CPU5は、A/D変換
器4からズーム指令信号をAとして取得し(ステップ2
01)、切換スイッチ17がONであるか否かを判断す
る(ステップ202)。切換スイッチ17がONである
と判断した場合には、記憶部19に記憶されているズー
ムスイッチ1の操作量に対するズームレンズ光学系12
の駆動速度の設定値をBとして取得する(ステップ20
3)。切換スイッチ17がONではないと判断した場合
には、A/D変換器7からズーム速度可変ボリューム6
の設定値をBとして取得する(ステップ204)。
【0038】上記処理の終了後、CPU5は、ズーム制
御信号を、 ズーム制御信号=(A×B)×K により算出する(ステップ205)。但し、Kは定数で
ある。
【0039】そして、ズーム制御信号をD/A変換器8
に出力し(ステップ206)、切換スイッチ17のO
N、OFFの情報を表示器16に出力して(ステップ2
07)、ステップ201に戻る。
【0040】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、切換スイッチ17の操作により、ズーム速度可変ボ
リューム6の設定をズームスイッチ1の操作に対して無
効にすることができるので、簡単にズーム速度可変ボリ
ューム6によるズームレンズ光学系12の速度設定を解
除することができる。また、切換スイッチ17の操作に
より、簡単にズーム速度可変ボリューム6によるズーム
レンズ光学系12の最高速度設定を有効とすることがで
きる。また、ズーム速度可変ボリューム6をズームスイ
ッチ1の操作に対して無効とした場合には、ズームスイ
ッチ1の操作により得られるズームレンズ光学系12の
駆動速度として、撮影者が所望の駆動速度を記憶部19
に記憶させておくことができる。したがって、撮影者の
好みや必要に応じた適切なズームレンズ光学系12の駆
動速度選択を迅速に行うことができる。
【0041】なお、本実施形態では、ズーム速度可変ボ
リューム6をズームスイッチ1の操作に対して無効とし
た場合のズームスイッチ1の操作量に対するズームレン
ズ光学系12の駆動速度の設定値を撮影者が任意に変更
することが可能であるが、その設定値をこの撮影レンズ
Lで得られるズーム駆動速度や固定値(所定値)として
もよい。
【0042】また、本実施形態では、撮影レンズLに装
着されるドライブユニットDについて説明したが、本発
明の光学制御装置は、撮影レンズ(例えば、モータを内
蔵したいわゆる大玉レンズ)やドライブユニットにケー
ブル等を介して接続され、サムリング等の操作量に比例
した駆動速度および駆動方向を指示するズーム指令信号
を出力するズームデマンドにも適用することができる。
この場合、ズーム速度可変ボリュームおよび切換スイッ
チをズームデマンドに設けてもよいし、レンズ装置又は
ドライブユニットに設けてもよい。
【0043】(第2実施形態)上記第1実施形態では、
切換スイッチ17によりズーム速度可変ボリューム6を
ズームスイッチ1の操作に対して無効とした場合のズー
ムスイッチ1の操作量に対するズームレンズ光学系12
の駆動速度の設定を、実際にズームレンズ光学系12を
駆動して、その際の駆動速度を記憶して行う場合につい
て説明したが、本実施形態では、ボリューム操作によっ
てズームスイッチ1の操作量に対するズームレンズ光学
系12の駆動速度の設定を行うようにしている。
【0044】図4には、本発明の第2実施形態である光
学システムを構成するドライブユニット(光学駆動ユニ
ット)Dと、このドライブユニットDが装着される撮影
レンズ(光学機器)Lとを示している。撮影レンズL
は、不図示のビデオカメラ又はテレビカメラに装着され
て撮影システムを構成する。なお、図4において、1〜
17を付した構成要素は第1実施形態と同様であるた
め、説明は省略する。
【0045】図4において、20は切換スイッチ17に
よりズーム速度可変ボリューム6をズームスイッチ1の
操作に対して無効とした場合に、ズームスイッチ1の操
作量に対するズームレンズ光学系12の駆動速度を可変
設定するための速度設定ボリューム(速度設定手段)で
ある。21は速度設定ボリューム20から出力されるア
ナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換器で
ある。
【0046】上記構成において、まずズームスイッチ1
からズームレンズ光学系12の駆動を行う場合について
説明する。
【0047】ズーム指令信号発生器2からは、ズームス
イッチ1の操作量に比例した駆動速度(駆動量や駆動位
置であってもよい)および駆動方向を指示するズーム指
令信号が、ズーム指令信号演算器3およびA/D変換器
4を介してCPU5に入力される。
【0048】また、CPU5には、A/D変換器7を介
してズーム速度可変ボリューム6の設定情報、切換スイ
ッチ17の状態情報および速度設定ボリューム20の設
定情報がそれぞれ入力される。CPU5は、A/D変換
器4からのズーム指令信号と、A/D変換器7からのズ
ーム速度可変ボリューム6の設定情報と、切換スイッチ
17の状態情報と、A/D変換器21からの速度設定ボ
リューム20の設定情報とに基づいてズーム制御信号を
求め、このズーム制御信号をD/A変換器8に出力す
る。
【0049】D/A変換器8から出力されたズーム制御
信号は、CPU制御信号演算器9を介して電力増幅手段
10に入力され、これによりモータ11が駆動され、ズ
ームレンズ光学系12が駆動される。
【0050】ズームレンズ光学系12が駆動されると、
速度検出器13からの信号が速度信号演算器14および
A/D変換器15を介してCPU5に入力される。CP
U5は、この速度信号と、A/D変換器4からのズーム
チ指令信号と、A/D変換器7からのズーム速度可変ボ
リューム6の設定情報と、切換スイッチ17の状態情報
とにより決まる目標ズーム速度との比較を行い、その差
が0となるようなズーム制御信号をD/A変換器8に出
力する。すなわち、ズームレンズ光学系12の速度制御
に関してフィードバック系を構成し、安定的なズームサ
ーボ制御を実現している。また、CPU5は表示器16
に切換スイッチ17の状態を表示すする。
【0051】次に、CPU5の処理を図5のフローチャ
ートを用いて説明する。まず、CPU5は、A/D変換
器4からズーム指令信号をAとして取得し(ステップ3
01)、切換スイッチ17がONであるか否かを判断す
る(ステップ302)。切換スイッチ17がONである
と判断した場合には、A/D変換器21から速度設定ボ
リューム20の設定値をBとして取得する(ステップ3
03)。
【0052】切換スイッチ17がONではないと判断し
た場合には、A/D変換器7からズーム速度可変ボリュ
ーム6の設定値をBとして取得する(ステップ30
4)。
【0053】上記処理の終了後、CPU5は、ズーム制
御信号を、 ズーム制御信号=(A×B)×K により算出する(ステップ305)。但し、Kは定数で
ある。
【0054】そして、ズーム制御信号をD/A変換器8
に出力し(ステップ306)、切換スイッチ17のO
N、OFFの情報を表示器16に出力し(ステップ30
7)、ステップ301に戻る。
【0055】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、切換スイッチ17の操作により、ズーム速度可変ボ
リューム6の設定をズームスイッチ1の操作に対して無
効にすることができるので、簡単にズーム速度可変ボリ
ューム6によるズームレンズ光学系12の速度設定を解
除することができる。また、切換スイッチ17の操作に
より、簡単にズーム速度可変ボリューム6によるズーム
レンズ光学系12の速度設定を有効とすることができ
る。また、ズーム速度可変ボリューム6をズームスイッ
チ1の操作に対して無効とした場合には、ズームスイッ
チ1の操作により得られるズームレンズ光学系12の駆
動速度として、速度設定ボリューム20により撮影者が
所望の駆動速度を設定することができる。したがって、
撮影者の好みや必要に応じた適切なズームレンズ光学系
12の駆動速度選択を迅速に行うことができる。
【0056】なお、本実施形態では、ズーム速度可変ボ
リューム6をズームスイッチ1の操作に対して無効とし
た場合のズームスイッチ1の操作量に対するズームレン
ズ光学系12の駆動速度の設定値を撮影者が任意に変更
することが可能であるが、その設定値をこの撮影レンズ
Lで得られるズーム駆動速度や固定値(所定値)として
もよい。
【0057】また、本実施形態では、撮影レンズLに装
着されるドライブユニットDについて説明したが、本発
明の光学制御装置は、撮影レンズ(例えば、いわゆる大
玉レンズ)やドライブユニットにケーブル等を介して接
続され、サムリング等の操作量に比例した駆動速度およ
び駆動方向を指示するズーム指令信号を出力するズーム
デマンドにも適用することができる。この場合、ズーム
速度可変ボリューム、速度設定ボリュームおよび切換ス
イッチをズームデマンドに設けてもよいし、レンズ装置
又はドライブユニットに設けてもよい。
【0058】(第3実施形態)上記第1および第2実施
形態では、上記各実施形態では、切換スイッチ17によ
りズーム速度可変ボリューム6をズームスイッチ1の操
作に対して無効とした場合におけるズームスイッチ1の
操作量に対するズームレンズ光学系12の駆動速度の設
定をすべてドライブユニット(又はズームデマンド、撮
影レンズ)上において行う場合について説明したが、ド
ライブユニット(又はズームデマンド、撮影レンズ)に
パーソナルコンピュータなどの外部装置を接続し、この
外部装置から、CPU5内の記憶部19に駆動速度の設
定値を書き込むようにしてもよい。
【0059】そして、この場合、駆動速度の設定値を、
ズームレンズ光学系12の可動範囲の全域の駆動に要す
る作動時間で設定したり、0を最低速とし、100を最
高速として0〜100までの値で設定したりすることも
できる。
【0060】なお、上記各実施形態では、ズームレンズ
光学系12の速度設定に関して説明したが、本発明は、
フォーカスレンズ光学系やアイリスユニット等、他の光
学調節手段の速度設定に関して適用することができる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
速度可変手段を操作しなくても、切換手段により速度可
変手段を無効とすることによって、簡単に速度可変手段
による光学調節手段の速度設定を解除することができ
る。また、切換手段により速度可変手段を簡単に有効と
することもできる。このため、使用者は必要に応じて速
度可変手段による設定速度を使用するか否かを迅速に切
り換えることができる。
【0062】そして、切換手段により速度可変手段が無
効となったときに、操作手段の操作量に応じた光学調節
手段の駆動速度を設定する速度設定手段を設ければ、速
度可変手段が無効となったときの光学調節手段の駆動速
度をも最適に設定することができる。したがって、使用
者の要求等に応じた最適な光学調節手段の駆動速度選択
を迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態である光学システムの構
成図。
【図2】上記第1実施形態の光学システムを構成するド
ライブユニット内のCPUの処理を示すフローチャー
ト。
【図3】上記第1実施形態の光学システムを構成するド
ライブユニット内のCPUの処理を示すフローチャー
ト。
【図4】本発明の第2実施形態である光学システムの構
成図。
【図5】上記第2実施形態の光学システムを構成するド
ライブユニット内のCPUの処理を示すフローチャー
ト。
【符号の説明】
1 ズームスイッチ 2 ズーム指令信号発生器 3 ズーム指令信号演算器 4、7、15、21 A/D変換器 5 CPU 6 ズーム速度可変ボリューム 8 D/A変換器 9 CPU制御信号演算器 10 電力増幅器 11 モータ 12 ズームレンズ光学系 13 速度検出器 14 速度信号演算器 16 表示器 17 切換スイッチ 18 記憶指示スイッチ 19 記憶部 20 速度設定ボリューム D ドライブユニット L 撮影レンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/225 H04N 5/225 D F

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学調節手段を操作量に応じた速度で駆
    動するために操作される操作手段と、 この操作手段の操作量に応じた前記光学調節手段の駆動
    速度を可変設定するために操作される速度可変手段と、 前記速度可変手段の有効および無効を切り換える切換手
    段とを有することを特徴とする光学制御装置。
  2. 【請求項2】 前記切換手段により前記速度可変手段が
    無効となったときに、前記操作手段の操作量に応じた前
    記光学調節手段の駆動速度を設定する速度設定手段を有
    することを特徴とする請求項1に記載の光学制御装置。
  3. 【請求項3】 前記速度設定手段は、前記光学調節手段
    の実際の駆動速度を記憶する記憶手段を有し、この記憶
    手段に記憶された駆動速度を前記操作手段の操作量に応
    じた前記光学調節手段の駆動速度として設定することを
    特徴とする請求項2に記載の光学制御装置。
  4. 【請求項4】 前記切換手段により前記速度可変手段が
    無効となったときに、前記操作手段の操作量に応じた前
    記光学調節手段の駆動速度を可変設定する速度設定手段
    を有することを特徴とする請求項1に記載の光学制御装
    置。
  5. 【請求項5】 前記速度設定手段は、前記操作手段の操
    作量に応じた前記光学調節手段の駆動速度を所定値に設
    定することを特徴とする請求項4に記載の光学制御装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれかに記載の光学
    制御装置と前記操作手段の操作量に応じた速度で前記光
    学調節手段を駆動する駆動手段とを有し、前記光学調節
    手段を備えた光学機器に装着されることを特徴とする光
    学駆動ユニット。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の光学駆動ユニットと、
    この光学駆動ユニットが装着される前記光学機器とを有
    して構成されることを特徴とする光学システム。
  8. 【請求項8】 請求項1から5のいずれかに記載の光学
    制御装置と、前記光学調節手段と、前記操作手段の操作
    量に応じた速度で前記光学調節手段を駆動する駆動手段
    とを有することを特徴とする光学機器。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載の光学システム又は請求
    項8に記載の光学機器と、これら光学システム又は光学
    機器が装着される撮影装置とを有して構成されることを
    特徴とする撮影システム。
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