JP2003202297A - 毛髪等の検出機能を備えた外観検査装置 - Google Patents

毛髪等の検出機能を備えた外観検査装置

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JP2003202297A
JP2003202297A JP2002000308A JP2002000308A JP2003202297A JP 2003202297 A JP2003202297 A JP 2003202297A JP 2002000308 A JP2002000308 A JP 2002000308A JP 2002000308 A JP2002000308 A JP 2002000308A JP 2003202297 A JP2003202297 A JP 2003202297A
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JP
Japan
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hair
ultraviolet
inspection
inspection apparatus
foreign matter
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JP2002000308A
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English (en)
Inventor
Kazuaki Ogawa
和昭 小川
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Ikegami Tsushinki Co Ltd
Original Assignee
Ikegami Tsushinki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常の外観検査装置ではその検出が困難とさ
れている毛髪、体毛及び皮膚片等の生体異物について
も、漏らすことなく異物として検出することができる機
能を備えた検査装置を提供する。 【解決手段】検査装置における検査処理部において、検
査対象物14に対して紫外線照明手段13を照射し、紫外
領域において感度を有する撮像手段12で撮影すること
により当該検査対象物に混入する生体異物をが黒く浮き
立たせて検出することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、錠剤等の検査ライ
ンに混入した毛髪等の生体異物に対し、紫外線を照射す
ることによって、これを吸収する特性を利用した検出機
能を有する検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の検査装置では、例えばハロゲンラ
ンプ、キセノンランプ等からなる透過照明または反射照
明により可視光線を錠剤等の検査対象物上を照射し、通
常のFA用CCDカメラやラインセンサーを使って当該
検査対象物を撮影していた。その後、搬送装置上の混入
した小さなゴミ等の異物を検出するため、撮影した当該
画像データについて検査処理部で2値化処理、微分処
理、連結成分処理、面積または長さの比較処理、形状の
比較処理等の処理を行うことにより、欠品の有無、欠け
や傷等の形状の異常の有無、あるいは異物や汚れの有無
等を強調する処理を行ってから外観検査を行っていた。
これらの方法は検出対象となる異物の種類を問わず、原
則として同様に行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、毛髪等の生体
異物が検査ライン上に異物として混入すると、通常の外
観検査ではその検出が困難とされている。その原因は毛
髪自体が細いため、従来のような可視光線を中心とした
照明を使って撮影しても画像信号として顕著に現れにく
いこと、さらに毛髪の色も黒髪、白髪及び金髪など多様
であるため、照明技術によって、ある特定の色の髪につ
いて検出しようとすると他の色の髪が検出できなくなっ
てしまうこと等に起因する。したがって、かかる画像デ
ータについてそのまま微分フィルタ等の異物強調処理を
施してもさほど異物として強調されず、その結果として
検出漏れや誤検出を起こすという問題があった。
【0004】そこで、本発明は上記課題に鑑みてなされ
たものであり、毛髪等の生体異物についても、漏らすこ
となく異物として検出することができる機能を備えた検
査装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明に係る外観検査装置は、搬送される
検査対象物を照明手段で照明し、この検査対象物の外観
を撮影手段で撮影する外観検査装置において、前記照明
手段は紫外線照明手段とし、前記撮像手段は紫外線領域
に感度を有し、前記検査対象物に混入する生体異物を検
出することを特徴とする。
【0006】請求項1に係る発明によると、検査対象物
に混入する生体異物を黒く浮き立たせることができる。
これにより、従来の外観検査装置では検出が困難とされ
ていた生体異物を異物として漏れなく検出することがで
きる。
【0007】また、請求項2の発明に係る外観検査装置
は、請求項1に記載の紫外線照明手段を、リング状又は
平面状に配置した均一照明としたことを特徴とする。
【0008】請求項2に係る発明によると、検査対象物
に対して均等に紫外線が照射される。これにより、上記
異物として混入する生体異物の混入位置に拘わらず均一
な検出精度を維持することができる。
【0009】また、請求項3の発明に係る外観検査装置
は、請求項1または2に記載の外観検査装置において、
更に外部からの光を遮断するための遮光壁を設けたこと
を特徴とする。
【0010】請求項3に係る発明によると、外部からの
不要な光を遮断することができる。これにより、検査装
置の設置場所の照明条件に拘わらず、検査対象物に異物
として混入する生体異物の検出精度を常に一定に保つこ
とができる。
【0011】また、請求項4の発明に係る外観検査装置
は、請求項1〜3に記載の生体異物は、毛髪、体毛及び
皮膚片であることを特徴とする。
【0012】請求項4に係る発明によると、販売業者の
間において、特に衛生面から特に問題視されている毛
髪、体毛及び皮膚片等の生体異物を漏れなく検出するこ
とができる。これにより、販売業者からの製品の返品も
減少し、錠剤等生産効率が向上させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は検査装置における検査処理
部の構成図である。その構成は、検査対象物14を紫外線
をもって照射する紫外線照明手段13と、紫外領域におい
て感度を有する撮像手段12と、撮影した画像信号につい
て異物を強調する処理を行う画像処理部11から成って
いる。
【0014】以下、図1の実施の形態について、その動
作を説明する。搬送装置16の上方には紫外線照明手段
13が設置されており、上方から検査物対象物14に対して
紫外光を照射している。紫外線照明手段13には、例えば
ブラックライトを使用する。ブラックライトは、ガラス
管内面に塗布された蛍光物質からの紫外域の蛍光も利用
し、それに応じて紫外線の透過波長を選択したガラスを
用いて、一部可視光の波長域も含む蛍光を照射するもの
である。
【0015】毛髪や人体から剥離した皮膚片は紫外光源
から紫外線を照射されると当該紫外線を吸収する特性を
持っているため、検査対象物14に毛髪等の生体異物が混
入していた場合、紫外線を照射することにより、当該毛
髪等の生体異物が黒く浮き立って見える。この図1の例
では、紫外線照明手段13は図示していない他の場所に設
置された光源ランプで発生した光を光ファイバーにより
導いてきたものであり、紫外光の放射部は検査対象物14
に対して均一な照明得るため、リング状に配置されてい
る。このときリング形状をした紫外線照射手段13の中央
部には空間があるので、後で説明する撮像装置の撮影上
の障害とはならない。この他にも、撮影の障害とならな
いように、紫外光の放射部を平面状に配置して均一な照
明得るようにしてもよい。また、生体異物の検出精度を
向上させるため、外部からの不要な光を遮断する遮光壁
15を撮像手段12と紫外線照明手段13を取り囲むよう
に設けると良い。例えば、紫外線照明手段13と撮像手段
12の全体を覆うようにボックス状又はフード状の遮光壁
にすると良い。
【0016】紫外線照明手段13の上方には検査対象物
14を上方から撮影するための撮像手段12が設置されてい
る。本実施例で使用される撮像手段12は通常使用される
ような可視光領域において感度を有するものではなく、
紫外領域において感度を有する紫外線対応型カメラであ
る。この紫外線カメラは、紫外線領域350〜380n
m付近の波長だけを透過し、かつ可視光領域を遮断する
UV透過レンズを使用している。
【0017】撮像手段12は上記のようにCCDカメラの
ような面として撮影できるため、適当な時間の間隔をあ
けて画像を取り込むことにより、搬送装置によって運ば
れるすべての検査対象物14を無駄なく検査することがで
きる。この他にも、搬送装置の進行方向と直角に配置さ
れたラインセンサーとしてもよい。この場合は搬送装置
が進行するのに伴って面としての画像を構成することが
できる。
【0018】紫外線対応型カメラで得られた検査対象物
14の画像はコンピュータを主体とした画像処理部11に
よって混入している異物が強調されるように、微分処
理、輪郭強調処理及び2値化処理等の画像処理が施さ
れ、検査対象物14に異物が混入しているか否か判定され
る。
【0019】以下に、前記画像処理部11に使用される
撮像手段12からの出力信号と検査対象物14との対応につ
いて説明する。図2は、図1で説明した撮像手段12によ
ってを撮影した映像とこれに対応する映像信号との関係
を示したものである。図2(a)には、白色錠剤21T
の上面に人の毛髪、例えば、黒髪22a、白髪23a及
び人体から剥離した皮膚片24aが混入した例を示して
ある。図2(b)には、通常使用される可視光線による
照明装置と可視領域に感度を有するFA用カメラ等によ
って撮影した場合の図2(a)破線部25に対応する映
像信号が示してある。これによると、輝度レベル22
b、23b及び24bが、黒髪22a、白髪23a及び
皮膚片24aにそれぞれに対応して、輝度レべルの落ち
込みが見られる。しかし、毛髪は極めて細く、映像信号
においてもその輝度レベルに顕著な差が見られないた
め、2値化等の処理を施しても異物として検出されない
場合がある。これに対して、図2(c)には、本発明の
実施の形態、すなわち紫外線照明手段13と紫外線対応
カメラにより撮影した場合の図2(a)破線部25に対
応する映像信号が示してある。既に説明した通り、毛髪
や人体から剥離した皮膚片は紫外線照明手段13から紫
外線を照射されると当該紫外線を吸収する特性があるた
め、黒髪22a、白髪23a及び皮膚片24aが黒く浮
き立った形で強調される。これによると、輝度レベル2
2c、23c及び24cが、黒髪22a、白髪23a及
び皮膚片24aにそれぞれに対応して、輝度信号のレベ
ルに顕著な落ち込みが見られる。したがって、これらの
各対応部分に2値化等の処理を施すことにより、異物と
して従来より確実に検出されるようになっている。
【0020】以上のように、本願発明はブラックライト
等の紫外線照明による一般的な蛍光特性を利用したもの
ではなく、紫外線を吸収して黒く浮き出るという毛髪等
の生体異物固有の特性を利用したものである。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本願発明によれば
検査ライン上に混入した検出困難とされている毛髪、体
毛及び人体から剥離した皮膚片等の生体異物を黒く浮き
立たせ、検出精度の向上を図ることができる。特に検査
対象物が錠剤等の白色物質の場合に有効である。また、
これに伴って顧客からの苦情も減少し、錠剤等の衛生管
理の向上にもつながる。
【0022】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の構成図である。
【図2】検査対象物とこれに対応する映像信号との対応
図である。
【符号の説明】
11 画像処理部 12 撮像手段 13 紫外線照明手段 14 検査対象物 16 搬送装置 21T 白色錠剤 22a 黒髪 22b 輝度レベル 22c 輝度レベル 23a 白髪 24a 皮膚片

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送される検査対象物を照明手段で照明
    し、この検査対象物の外観を撮影手段で撮影する外観検
    査装置において、前記照明手段は紫外線照明手段とし、
    前記撮像手段は紫外線領域に感度を有し、前記検査対象
    物に混入する生体異物を検出することを特徴とする外観
    検査装置。
  2. 【請求項2】前記紫外線照明手段は、リング状又は平面
    状に配置した均一照明であることを特徴とする請求項1
    に記載の外観検査装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の外観検査装置に
    おいて、外部からの光を遮断するための遮光壁を設けた
    ことを特徴とする検査装置。
  4. 【請求項4】前記生体異物は、毛髪、体毛及び皮膚片で
    あることを特徴とする請求項1〜3に記載の外観検査装
    置。
JP2002000308A 2002-01-07 2002-01-07 毛髪等の検出機能を備えた外観検査装置 Pending JP2003202297A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7898654B2 (en) 2008-07-25 2011-03-01 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Equipment and method for detecting foreign matters
WO2017135710A1 (ko) * 2016-02-05 2017-08-10 (주)인시스 다중 광원을 이용한 표면측정장치 및 표면측정방법
KR102310235B1 (ko) * 2021-03-26 2021-10-08 김진기 알약용 비전 검사장치

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