JP2003202041A - 転がり軸受装置 - Google Patents

転がり軸受装置

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JP2003202041A
JP2003202041A JP2002002363A JP2002002363A JP2003202041A JP 2003202041 A JP2003202041 A JP 2003202041A JP 2002002363 A JP2002002363 A JP 2002002363A JP 2002002363 A JP2002002363 A JP 2002002363A JP 2003202041 A JP2003202041 A JP 2003202041A
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Japan
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braked
rolling bearing
brake
bearing device
disc rotor
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JP2002002363A
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English (en)
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Koji Shima
孝爾 嶋
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Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2326/00Articles relating to transporting
    • F16C2326/01Parts of vehicles in general
    • F16C2326/02Wheel hubs or castors
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C35/00Rigid support of bearing units; Housings, e.g. caps, covers
    • F16C35/04Rigid support of bearing units; Housings, e.g. caps, covers in the case of ball or roller bearings
    • F16C35/06Mounting or dismounting of ball or roller bearings; Fixing them onto shaft or in housing

Landscapes

  • Braking Arrangements (AREA)
  • Rolling Contact Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車輪用転がり軸受装置では、ブレーキパッド
等の部品とブレーキディスクロータとの固有振動数が近
い場合にはこれらの部品の間で共振が発生してブレーキ
ディスクロータが大きく振動してしまって制動性能の低
下や、異音(ブレーキ鳴き)が発生していた。 【解決手段】 ブレーキディスクロータ7における被制
動部29の固定部28への嵌合側である径方向内方基部
29aの断面積が、被制動部29の径方向外方先端部2
9bの断面積に比べて大きくなるよう形成したことによ
り、径方向内方基部29aと径方向外方先端部29bの
固有振動数が異なり、ブレーキキャリパ等の他の部品と
の共振が起こりにくく、従ってブレーキパッド16を圧
接した場合であっても振動が発生しにくいため、制動時
に異音(いわゆるブレーキ鳴き)の発生を防止して、か
つ良好な制動性能が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、転がり軸受装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図13に示す車輪用転がり軸受装
置(特開2001−233011号公報)1がある。こ
の車輪用転がり軸受装置1は駆動輪側の構成を示してお
り、車体側に非回転に組付けられる外輪部材2と、この
外輪部材2に二列の玉3,4を介して軸心5回りに回転
自在に支持される内輪部材6とを備えている。
【0003】この内輪部材6は、車両アウタ側にブレー
キディスクロータ7およびタイヤホイール(車輪)8を
取付けるための取付けフランジ(ハブフランジ)9を有
するハブホイール10と、このハブホイール10の車両
インナ側に嵌着されるハブホイール10とは別部材の筒
状部材11とから構成されている。
【0004】前記ハブホイール10の外周面が一方列
(車両アウタ側)の玉3の内輪軌道面として用いられ、
前記筒状部材11の外周面途中が他方列の玉4の内輪軌
道面として用いられ、外輪部材2の内周面が両列の玉
3,4の外輪軌道面として用いられている。
【0005】ところで、この車輪用転がり軸受装置1に
おける前記取付けフランジ9は、車両アウタ側に傾斜す
るように形成されているものである。そして、取付けフ
ランジ9にブレーキディスクロータ7およびタイヤホイ
ール8を重ねて取付け、取付けフランジ9に圧入してい
る取付けボルト(ハブボルト)13にナット部材(ホイ
ールナット)14を螺着し、このナット部材14を締付
けた際の締付け力により、取付けフランジ9がブレーキ
ディスクロータ7に圧接するよう弾性変形し、これによ
りブレーキディスクロータ7が安定して取付けフランジ
9に取付けられ、ブレーキディスクロータ7の制動面の
面振れを抑えて、制動時の振動や異音、ブレーキジャダ
の発生を抑制しようとするものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の車輪用転が
り軸受装置1では、ナット部材14を締付けた際の締付
け力により取付けフランジ9がブレーキディスクロータ
7に圧接するよう弾性変形し、ブレーキディスクロータ
7が安定して取付けフランジ9に取付けられてブレーキ
ディスクロータ7の制動面の面振れを抑えようとするも
のであるが、ブレーキパッド16がブレーキディスクロ
ータ7の制動面に圧接した場合にブレーキディスクロー
タ7に発生する熱膨張の対策はなく、従って、ブレーキ
パッド16が圧接してブレーキディスクロータ7が加熱
され熱膨張した際には、ブレーキディスクロータ7の軸
心5に対する倒れが発生し、この状態で制動面にブレー
キパッド16が接触すると、制動性能が低下したり、異
音や振動が発生してしまう。
【0007】また、ブレーキパッド16等の部品とブレ
ーキディスクロータ7との固有振動数が近い場合には、
これらの部品の間で共振が発生してブレーキディスクロ
ータ7が大きく振動してしまって制動性能の低下や、異
音(ブレーキ鳴き)が発生していた。
【0008】そこで本発明は、上記課題を解決し得る転
がり軸受装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の転がり軸受装置は、非回転に支持される外
輪部材に転動体を介して軸心回りに回転自在に支持され
る内輪部材が設けられ、この内輪部材の外周面に径方向
外向きに突出した取付けフランジが設けられ、この取付
けフランジに制動部材が軸心方向両側から圧接すること
で軸心回りの回転が制動されるブレーキディスクロータ
が取付けられる転がり軸受装置において、前記ブレーキ
ディスクロータが、前記取付けフランジの板面に接合さ
れる固定部と、前記制動部材が軸心方向両側から圧接す
るとともに前記固定部の外周面に嵌合する固定部とは別
体の環状の被制動部とから構成され、前記固定部と被制
動部とが周方向で係合する係合手段を介して取付けら
れ、前記被制動部における固定部への嵌合側である径方
向内方基部の断面積と径方向外方先端部の断面積とが異
なる断面積に形成されている。
【0010】上記構成のように、ブレーキディスクロー
タを、固定部とこれとは別体の被制動部とから構成した
ことにより、一体の場合と違ってブレーキディスクロー
タの固有振動数が固定部と被制動部とで異なり、従っ
て、制動部材が被制動部に圧接した場合、制動性能の低
下や異音の発生といったことを防止する。
【0011】また前記被制動部は、固定部への嵌合側で
ある径方向内方基部の断面積が径方向外方先端部の断面
積に比べて大きくなるよう、径方向内方基部の軸心方向
の幅が径方向外方先端部の軸心方向の幅より大きく形成
されている。
【0012】この構成においても、ブレーキディスクロ
ータの固有振動数が固定部と被制動部とで異なり、従っ
て、制動部材が被制動部に圧接した場合、制動性能の低
下や異音の発生といったことを防止する。
【0013】また、前記係合手段が、固定部の外周面と
被制動部の内周面とに形成されたことによれば、動力伝
達軸の回転トルクは確実にブレーキディスクロータの固
定部から被制動部に伝えられる。
【0014】また、本発明の転がり軸受装置は、非回転
に支持される外輪部材に転動体を介して軸心回りに回転
自在に支持される内輪部材が設けられ、この内輪部材の
外周面に径方向外向きに突出した取付けフランジが設け
られ、この取付けフランジに制動部材が軸心方向両側か
ら圧接することで軸心回りの回転が制動されるブレーキ
ディスクロータが取付けられるものであって、前記ブレ
ーキディスクロータが、前記取付けフランジの板面に接
合される固定部と、前記制動部材が軸心方向両側から圧
接する環状の被制動部とを備え、前記固定部と被制動部
との間に径方向または軸心方向に沿った振動吸収部材が
介装されている。
【0015】上記構成のように、固定部と被制動部との
間に、径方向または軸心方向に沿った振動吸収部材が介
装されたことにより、固定部と被制動部の振動が吸収さ
れるので、制動部材が被制動部に圧接した場合、制動性
能の低下や異音の発生といったことを防止する。
【0016】そして、前記振動吸収部材として板ばねが
用いられた構成によれば、仮にブレーキディスクロータ
が振動した場合であっても制動部材で被制動部を圧接す
ることで、振動は容易に解消され、ブレーキ性能を低下
させることがない。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に係る転
がり軸受装置を車輪用転がり軸受装置に適用させた場合
について、図面に基づいて説明する。まず、図1の全体
構成を示す断面図および図2のブレーキディスクロータ
の分解斜視図に基づいて、本発明の第一の実施形態を説
明する。
【0018】本発明の第一の実施形態に係る車輪用転が
り軸受装置1は、駆動輪側と従動輪側のうち駆動輪側に
用いられる構成であり、車体側にナックル22を介して
非回転に支持される外輪部材2に、それぞれ冠形保持器
20に円周方向等配位置に配置された二列の玉(転動体
の一例)3,4を介して内輪部材6が軸心5回りに回転
自在に支持されている。
【0019】前記外輪部材2の外周面には、径方向外向
きに突出して支持フランジ21が形成され、この支持フ
ランジ21が取付けボルト12を介して前記ナックル2
2に固定されることで外輪部材2が非回転に構成されて
いる。
【0020】前記内輪部材6は、ハブホイール10と、
このハブホイール10とは別体でハブホイール10の胴
部の車両インナ側に嵌着される筒状部材11とから構成
されている。
【0021】前記ハブホイール10の胴部の外周面途中
が一方列(車両アウタ側列)の玉3の内輪軌道面として
用いられ、前記筒状部材11の外周面が他方列(車両イ
ンナ側列)の玉4の内輪軌道面として用いられ、前記外
輪部材2の内周面が両列の玉3,4の共通の外輪軌道面
として用いられる。
【0022】前記外輪部材2と内輪部材6の間の環状軸
受空間23を、その軸心5方向両側で密封して、環状軸
受空間23内の潤滑材が外部に漏れるのを防止するとと
もに外部から泥水等が侵入するのを防止するためのシー
ル装置24が設けられている。
【0023】前記ハブホイール10の中心穴にスプライ
ンSaを介して等速ジョイントの椀形外輪部材25に一
体的に形成された軸部26が圧入され、この軸部26の
車両アウタ側端部にナット部材15が螺着され、このナ
ット部材15をハブホイールの凹部27端面に締付ける
ことで、両列の玉3,4に対して必要な予圧が付与され
るとともに椀形外輪部材25が内輪部材6に回転一体に
組込まれた状態となる。
【0024】前記ハブホイール10(内輪部材6)の外
周面途中に、径方向外向きに突出した取付けフランジ9
が一体的に形成され、この取付けフランジ9に、図示し
ないブレーキキャリパのブレーキパッド(制動部材)1
6が、軸心5方向両側から圧接することで軸心5回りの
回転が制動されるブレーキディスクロータ7が取付けら
れ、このブレーキディスクロータ7を介して取付けフラ
ンジ9にタイヤホイール8が取付けられる。
【0025】なお、取付けフランジ9の円周方向等配位
置の四箇所に形成したそれぞれの挿通孔にハブボルト1
3が圧入され、これらハブボルト13が、ブレーキディ
スクロータ7の固定部28(後述する)およびタイヤホ
イール8にそれぞれ形成されたボルト孔に挿通され、ハ
ブボルト13がタイヤホイール8から突出した部分にナ
ット部材14が螺着して締付けられている。これによ
り、ブレーキディスクロータ7の固定部28およびタイ
ヤホイール8が取付けフランジ9に固定される。
【0026】前記ブレーキディスクロータ7は、前記取
付けフランジ9の板面に接合される断面L字形で環状の
前記固定部(ハット部ともいう)28と、この固定部2
8とは別体で、前記ブレーキパッド16が軸心5方向両
側から圧接するとともに前記固定部28の外周面に嵌合
する環状(ドーナツ形状)の被制動部29とから構成さ
れている。
【0027】前記ブレーキディスクロータ7における固
定部28と被制動部29とは、周方向で係合する係合手
段30を介して取付けられ、この係合手段30として固
定部28の外周面と被制動部29の内周面とにそれぞれ
形成された軸心5方向に沿った雄スプラインSbと雌ス
プラインScが採用されている。すなわち、固定部28
に形成した雄スプラインSbに被制動部29の雌スプラ
インScが摺動自在に嵌合されている。
【0028】上記構成において、図示しない動力伝達軸
が回転すると、これに伴なって椀形外輪部材(等速ジョ
イント)25が軸心5回りに回転し、これと回転一体の
ハブホイール10が軸心5回りに回転してブレーキディ
スクロータ7およびタイヤホイール8を介して車輪が軸
心5回りに回転する。
【0029】このとき、ブレーキディスクロータ7の固
定部28と被制動部29とは別体であるが、両者は周方
向で係合する係合手段としての雄スプラインSbと雌ス
プラインScによって嵌合されているので、これによっ
て動力伝達軸の回転トルクは確実にブレーキディスクロ
ータ7やタイヤホイール8(車輪)に伝えられる。
【0030】ところで、制動時はブレーキパッド16が
被制動部29の軸心5方向両側から圧接するものであ
り、ブレーキパッド16が被制動部29の制動面に圧接
すると、被制動部29が次第に加熱される。このときブ
レーキディスクロータ7の固定部28と被制動部29と
は別体であるため、被制動部29は固定部28に影響を
与えることなく径方向に独自で熱膨張するので、被制動
部29が軸心5に対して傾くのを防止することができ、
従って、ブレーキパッド16が被制動部29の制動面に
接触もしくは圧接して被制動部29が加熱された場合で
あっても、異音の発生や振動(あるいはブレーキジャ
ダ)が発生するのを防止することができる。
【0031】なお、被制動部29が加熱された際に、場
合によっては被制動部29が軸心5方向に沿って膨張す
ることも考えられるが、被制動部29は固定部28にス
プラインSb,Scを介して摺動自在に嵌合されている
ので、軸心5方向の熱膨張はこのスプラインSb,Sc
で吸収されることになり、固定部28を変形させるよう
に働くことはない。
【0032】さらに、固定部28は熱膨張によって変形
することはなく、被制動部29と固定部28とは別体で
あるので、ブレーキディスクロータ7のメンテナンス時
には、場合によっては被制動部29のみを交換すればよ
いことになり、このようにすることにより、メンテナン
ス時間の短縮とコストの低減を図ることができる。
【0033】加えてブレーキディスクロータ7を、固定
部28とこれとは別体の被制動部29とから構成したこ
とにより、従来のように一体の場合と違ってブレーキデ
ィスクロータ7の固有振動数が固定部28と被制動部2
9とで異なり、従って、ブレーキパッド16が圧接した
場合でも共振が発生しにくくなり、振動の発生を抑制す
ることができる。
【0034】次に本発明の第二の実施形態を、図3の断
面図に基づいて説明する。本発明の第二の実施形態に係
る車輪用転がり軸受装置1は、上記第一の実施形態と同
様に、ブレーキディスクロータ7が、ハブホイール10
の外周面途中に径方向外向きに突出した取付けフランジ
9の円周方向等配位置の四箇所に形成した挿通孔に圧入
されたハブボルト13を介して固定される断面L字形の
固定部28と、ブレーキパッド16が軸心5方向両側か
ら圧接する環状の被制動部29とから構成されている。
【0035】そして前記固定部28と被制動部29と
は、固定部28の外周面に形成された雄スプラインSb
と被制動部29の内周面に形成された雌スプラインSc
とを介して摺動自在に嵌合され、固定部28の回転トル
クが確実に被制動部29に伝達されることになる。
【0036】また前記被制動部29における、固定部2
8への嵌合側である径方向内方基部29aの断面積が、
被制動部29における径方向外方先端部29bの断面積
に比べて大きくなるよう、径方向内方基部29aの軸心
方向の幅B1が、径方向外方先端部29bの軸心方向の
幅B2より大きく形成されている。具体的には、被制動
部29の径方向内方基部29aは六角形の断面形状に形
成され、被制動部29の径方向外方先端部29bは、径
方向に長い長方形断面に形成されている。
【0037】なお、径方向外方先端部29bの径方向の
長さは、ブレーキパッド16の径方向の長さとほぼ等し
く形成されている。他の構成は上記第一の実施形態と同
様であるので省略する。
【0038】上記構成において、図示しない動力伝達軸
が回転すると、これに伴なって椀形外輪部材(等速ジョ
イント)25が軸心5回りに回転し、これと回転一体の
ハブホイール10が軸心5回りに回転してブレーキディ
スクロータ7およびタイヤホイール8を介して車輪が軸
心5回りに回転する。
【0039】このとき、ブレーキディスクロータ7の固
定部28と被制動部29とは別体であるが、両者は雄ス
プラインSbと雌スプラインScとによって嵌合されて
いるので、動力伝達軸の回転トルクは、確実に固定部か
ら被制動部に伝えられる。
【0040】また上記構成のように、被制動部29の固
定部28への嵌合側である径方向内方基部29aの断面
積が、被制動部29の径方向外方先端部29bの断面積
に比べて大きくなるよう、径方向内方基部29aの軸心
方向の幅が径方向外方先端部29bの軸心方向の幅より
大きく形成されていることにより、ブレーキディスクロ
ータ7の面方向の剛性が高くなり、固有振動数が従来の
ものよりも高くなる。
【0041】このため、ブレーキディスクロータ7とブ
レーキキャリパ等の他の部品との共振が起こりにくく、
従ってブレーキパッド16を圧接した場合であっても振
動が発生しにくい。このため制動時に異音(いわゆるブ
レーキ鳴き)の発生を防止して、かつ良好な制動性能が
得られる。
【0042】ところで、制動時はブレーキパッド16が
被制動部29の軸心5方向両側から圧接されるものであ
るが、ブレーキパッド16が被制動部29の制動面に圧
接すると、被制動部29が次第に加熱される。
【0043】このときブレーキディスクロータ7の固定
部28と被制動部29とは別体であるため、被制動部2
9は固定部28に影響を与えることなく径方向に独自で
熱膨張するので、被制動部29が軸心5に対して傾くの
を防止することができ、従って、被制動部29が加熱さ
れた場合であっても、異音の発生や振動(あるいはブレ
ーキジャダ)が発生するのを防止することができる。
【0044】なお、被制動部29が加熱された際に、場
合によっては被制動部29が軸心5方向に沿って膨張し
ようとすることも考えられるが、被制動部29は固定部
28にスプラインSb,Scを介して摺動自在に嵌合さ
れているので、軸心5方向の熱膨張はこのスプラインS
b,Scで吸収されることになり、固定部28を変形さ
せるように働くことはない。
【0045】さらに、固定部28は熱膨張によって変形
することがないので、ブレーキディスクロータ7のメン
テナンス時には、場合によっては被制動部29のみを交
換すればよいことになり、メンテナンス時間の短縮とコ
ストの低減を図ることができる。
【0046】次に、本発明の第三の実施形態を図4の断
面図および図5の斜視図に基づいて説明する。
【0047】本発明の第三の実施形態に係る車輪用転が
り軸受装置1は、ブレーキディスクロータ7が、ハブホ
イール10の外周面途中に径方向外向きに突出した取付
けフランジ9に、取付けフランジ9の円周方向等配位置
の四箇所に形成した挿通孔に圧入されたハブボルト13
を介して固定される断面L字形の固定部28と、この固
定部28の軸心5方向端部(車両インナ側)からさらに
軸心5方向に延長して一体形成された断面蛇腹状の板ば
ね(振動吸収部材の一例)35と、この板ばね35の端
部から径方向外向きに折曲するように一体的に取付けら
れた被制動部29とから構成されている。
【0048】なお前記板ばね35の一端部は、固定部2
8に一体もの(例えばリベット止めや溶接、あるいはか
しめ等による)として形成され、他端部は被制動部29
にねじ36止めによって一体的に固定されている。
【0049】ブレーキディスクロータ7以外の他の構成
は、上記第一の実施形態と同様であるので、同一の符号
を付してその説明を省略する。
【0050】上記構成において、ブレーキディスクロー
タ7の固定部28と被制動部29とは別体であり、従っ
て両者の固有振動数は異なる。このため、ブレーキディ
スクロータ7とブレーキキャリパ等の他の部品との共振
が起こりにくく、従ってブレーキパッド16を圧接した
場合であっても振動が発生しにくいため、制動時に異音
(いわゆるブレーキ鳴き)の発生を防止して、かつ良好
な制動性能が得られる。
【0051】また、固定部28と被制動部29とは板ば
ね35によって連結されているので、仮にブレーキディ
スクロータ7が振動した場合であってもブレーキパッド
16で被制動部29を圧接することで、振動は容易に解
消され、ブレーキ性能を低下させることがない。
【0052】ところで、制動時はブレーキパッド16が
被制動部29の軸心5方向両側から圧接されるものであ
り、ブレーキパッド16が被制動部29の制動面に圧接
すると、被制動部29が次第に加熱される。
【0053】このとき、ブレーキディスクロータ7の固
定部28と被制動部29とは別体であり、その間には軸
心5方向に沿った断面蛇腹状の板ばね35が介装されて
おり、これにより被制動部29が固定部28に影響を与
えることなく径方向に熱膨張する。従って、固定部28
が軸心5に向けて傾斜することがなく、異音の発生や振
動(あるいはブレーキジャダ)の発生を防止することが
できる。
【0054】さらに、ブレーキディスクロータ7のメン
テナンス時には、場合によってはねじ36を取外して被
制動部29のみを交換すればよいことになり、メンテナ
ンス時間の短縮とコストの低減を図ることができる。
【0055】次に、第四の実施形態を図6の断面図に基
づいて説明する。本発明の第四の実施形態に係る車輪用
転がり軸受装置1は、ブレーキディスクロータ7が、ハ
ブホイール10の外周面途中に径方向外向きに突出した
取付けフランジ9に、取付けフランジ9の円周方向等配
位置の四箇所に形成した挿通孔に圧入されたハブボルト
13を介して固定される断面L字形の固定部28と、こ
の固定部28の軸心5方向端部(車両インナ側)から径
方向に延長して一体形成された断面蛇腹状の板ばね40
(伸縮部材の一例)と、この板ばね40の径方向外側端
部からさらに径方向外向きに延長されるよう一体的に取
付けられた被制動部29とから形成されている。
【0056】なお、この板ばね40の一端部は固定部2
8に一体ものとして形成され、他端部は被制動部29に
ねじ41止めによって一体的に固定されている。ブレー
キディスクロータ7以外の他の構成は、上記第一の実施
形態と同様であるので、同一の符号を付してその説明を
省略する。
【0057】上記構成において、ブレーキディスクロー
タ7の固定部28と被制動部29とは別体であり、従っ
て両者の固有振動数は異なる。このため、ブレーキキャ
リパ等の他の部品との共振が起こりにくく、従ってブレ
ーキパッド16を圧接した場合であっても振動が発生し
にくいため、制動時に異音(いわゆるブレーキ鳴き)の
発生を防止して、かつ良好な制動性能が得られる。
【0058】また、固定部28と被制動部29とは板ば
ね40によって連結されているので、仮にブレーキディ
スクロータ7が振動した場合であってもブレーキパッド
16で被制動部29を圧接することで、振動は容易に解
消され、ブレーキ性能を低下させることがない。
【0059】ところで、制動時はブレーキパッド16が
被制動部29の軸心5方向両側から圧接されるものであ
り、ブレーキパッド16が被制動部29の制動面に圧接
すると、被制動部29が次第に加熱される。
【0060】このとき、ブレーキディスクロータ7の固
定部28と被制動部29との間には径方向に沿った断面
蛇腹状の板ばね40が介装されており、これにより被制
動部29が固定部28に影響を与えることなく径方向に
熱膨張する。従って、固定部28が軸心5に向けて傾斜
することがなく、異音の発生や振動(あるいはブレーキ
ジャダ)の発生を防止することができる。
【0061】さらに、ブレーキディスクロータ7のメン
テナンス時には、場合によってはねじ41を取外して被
制動部29のみを交換すればよいことになり、メンテナ
ンス時間の短縮とコストの低減を図ることができる。
【0062】次に、本発明の第五の実施形態を図7の断
面図に基づいて説明する。本発明の第五の実施形態に係
る車輪用転がり軸受装置1は、ブレーキディスクロータ
7が、ハブホイール10の外周面途中に径方向外向きに
突出した取付けフランジ9に、取付けフランジ9の円周
方向等配位置の四箇所に形成した挿通孔に圧入されたハ
ブボルト13を介して固定される断面矩形の固定部28
と、この固定部28の径方向外側端部からさらに径方向
外向きに延長して一体形成された断面蛇腹状の板ばね4
0(伸縮部材の一例)と、この板ばね40の径方向外側
端部からさらに径方向外向きに延長されるよう一体形成
された被制動部29とから形成されている。
【0063】なお、この板ばね40の一端部は固定部2
8に一体ものとして形成され、他端部は被制動部29に
ねじ41止めによって一体的に取付けられている。他の
構成は上記第一の実施形態と同様であるので、同一の符
号を付してその説明を省略する。
【0064】上記構成において、ブレーキディスクロー
タ7の固定部28と被制動部29とは別体であり、従っ
て両者の固有振動数は異なる。このため、ブレーキキャ
リパ等の他の部品との共振が起こりにくく、従ってブレ
ーキパッド16を圧接した場合であっても振動が発生し
にくいため、制動時に異音(いわゆるブレーキ鳴き)の
発生を防止して、かつ良好な制動性能が得られる。
【0065】また、固定部28と被制動部29とは板ば
ね40によって連結されているので、仮にブレーキディ
スクロータ7が振動した場合であってもブレーキパッド
16で被制動部29を圧接することで、振動は容易に解
消され、ブレーキ性能を低下させることがない。
【0066】ところで、制動時はブレーキパッド16が
被制動部29の軸心5方向両側から圧接されるものであ
り、ブレーキパッド16が被制動部29の制動面に圧接
すると、被制動部29が次第に加熱される。
【0067】このとき、ブレーキディスクロータ7の固
定部28と被制動部29との間には径方向に沿った断面
蛇腹状の板ばね40が介装されており、これにより被制
動部29が固定部28に影響を与えることなく径方向に
熱膨張する。従って、固定部28が軸心5に向けて傾斜
することがなく、異音の発生や振動(あるいはブレーキ
ジャダ)の発生を防止することができる。
【0068】さらに、ブレーキディスクロータ7のメン
テナンス時には、場合によってはねじ40を取外して被
制動部29のみを交換すればよいことになり、メンテナ
ンス時間の短縮とコストの低減を図ることができる。
【0069】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、例えば下記(1)〜(5)に示すよう
に、本発明の範囲内で種々の応用や変形が可能である。
【0070】(1)図8の断面図に示す車輪用転がり軸
受装置1は、従動輪側に用いられる構成である。この車
輪用転がり軸受装置1は、車体側に非回転に支持される
外輪部材2に、二列の玉3,4を介して内輪部材6が軸
心5回りに回転自在に支持されている。この内輪部材6
は、ハブ軸45と、このハブ軸45の車両インナ側に嵌
着されたハブ軸45とは別体の筒状部材11とから構成
されている。そして、前記ハブ軸45の外周面途中が一
方列の玉3の内輪軌道面として用いられ、筒状部材11
の外周面が他方列の玉4の内輪軌道面として用いられ、
外輪部材2の内周面が両列の玉3,4の共通の外輪軌道
面として用いられている。
【0071】前記ハブ軸45の車両インナ側端部にナッ
ト部材46が螺着されて、このナット部材46を筒状部
材11の端面に対して締付けることにより両列の玉3,
4に対して所定の予圧が付与されるとともにハブ軸45
と筒状部材11とが回転一体に取付けられる。
【0072】前記ハブ軸45の車両アウタ側の外周面
に、径方向に突出した取付けフランジ9が一体形成さ
れ、この取付けフランジ9にブレーキディスクロータ7
が取付けられている。そしてこのブレーキディスクロー
タ7の構成および他の構成は、上記第一の実施形態と同
様であるので、同一の符号を付してその説明を省略す
る。。
【0073】この構成によれば、車輪用転がり軸受装置
1が従動輪側の構成となって、車両の走行に車輪が従動
するだけで、他は上記第一の実施形態と同様の作用効果
を奏し得る。
【0074】(2)図9の断面図に示した車輪用転がり
軸受装置1は、従動輪側に使用される構成であり、ブレ
ーキディスクロータ7の構成は第二の実施形態と同様
で、その他の構成は上記(1)に示した車輪用転がり軸
受装置1と同様であるので、同一の符号を付してその説
明を省略する。
【0075】この構成によれば、車輪用転がり軸受装置
1が従動輪側の構成となり、車両の走行に車輪が従動す
るだけで、他は上記第二の実施形態と同様の作用効果を
奏し得る。
【0076】(3)図10の断面図に示した車輪用転が
り軸受装置1は、従動輪側に使用される構成であり、ブ
レーキディスクロータ7の構成は第三の実施形態と同様
で、板ばね35の両端は固定部28および被制動部29
にそれぞれねじ36止めされることで固定部28および
被制動部29に一体化されている。ブレーキディスクロ
ータ7以外のその他の構成は、上記(1)に示した車輪
用転がり軸受装置1と同様であるので、同一の符号を付
してその説明を省略する。
【0077】この構成によれば、車輪用転がり軸受装置
1が従動輪側の構成となって、車両の走行に車輪が従動
するだけで、上記第三の実施形態と同様の作用効果を奏
し得る。
【0078】(4)図11の断面図に示した車輪用転が
り軸受装置1は、従動輪側に使用される構成であり、ブ
レーキディスクロータ7の構成は第四の実施形態と同様
で、板ばね40の両端は固定部28および被制動部29
にそれぞれねじ41止めされることで固定部28および
被制動部29に一体化されている。ブレーキディスクロ
ータ7以外のその他の構成は、上記(1)に示した車輪
用転がり軸受装置1と同様であるので、同一の符号を付
してその説明を省略する。
【0079】この構成によれば、車輪用転がり軸受装置
1が従動輪側の構成となって、車両の走行に車輪が従動
するだけで、上記第四の実施形態と同様の作用効果を奏
し得る。
【0080】(5)図12の断面図に示した車輪用転が
り軸受装置1は、従動輪側に使用される構成であり、ブ
レーキディスクロータ7の構成は第五の実施形態と同様
で、板ばね40の両端は固定部28および被制動部29
にそれぞれねじ41止めされることで固定部28および
被制動部29に一体化されている。ブレーキディスクロ
ータ7以外のその他の構成は、上記(1)に示した車輪
用転がり軸受装置1と同様であるので、同一の符号を付
してその説明を省略する。
【0081】この構成によれば、車輪用転がり軸受装置
1が従動輪側の構成となって、車両の走行に車輪が従動
するだけで、上記第五の実施形態と同様の作用効果を奏
し得る。
【0082】そして上記(3)〜(5)の構成では、ブ
レーキディスクロータ7のメンテナンス時には、場合に
よってはねじ36あるいはねじ41を取外して、被制動
部29あるいは被制動部材29と板ばね35,40のみ
を交換すればよいことになり、メンテナンス時間の短縮
とコストの低減を図ることができる。
【0083】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明の
転がり軸受装置は、外輪部材に転動体を介して回転自在
に支持される内輪部材の外周面に形成した取付けフラン
ジにブレーキディスクロータが取付けられ、このブレー
キディスクロータが、取付けフランジの板面に接合され
る固定部と、この固定部とは別体で、制動部材が軸心方
向両側から圧接する被制動部とから構成されているの
で、従来のようにブレーキディスクロータが一体ものの
場合と違い、ブレーキディスクロータの固有振動数が固
定部と被制動部とで異なるため、制動部材が圧接したブ
レーキ時でも他の部品との共振が発生しにくくなり、も
って振動の発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の実施形態を示す車輪用転がり
軸受装置の全体構成を示す断面図である。
【図2】 同じく要部拡大斜視図である。
【図3】 本発明の第二の実施形態を示す車輪用転がり
軸受装置の全体構成を示す断面図である。
【図4】 本発明の第三の実施形態を示す車両用転がり
軸受装置の全体構成を示す断面図である。
【図5】 同じく要部斜視図である。
【図6】 本発明の第四の実施形態を示す車両用転がり
軸受装置の全体構成を示す断面図である。
【図7】 本発明の第五の実施形態を示す車両用転がり
軸受装置の全体構成を示す断面図である。
【図8】 本発明の第一の実施形態の変形例を示す車輪
用転がり軸受装置の全体構成を示す断面図である。
【図9】 本発明の第二の実施形態の変形例を示す車輪
用転がり軸受装置の全体構成を示す断面図である。
【図10】 本発明の第三の実施形態の変形例を示す車
輪用転がり軸受装置の全体構成を示す断面図である。
【図11】 本発明の第四の実施形態の変形例を示す車
輪用転がり軸受装置の全体構成を示す断面図である。
【図12】 本発明の第五の実施形態の変形例を示す車
輪用転がり軸受装置の全体構成を示す断面図である。
【図13】 従来の車輪用転がり軸受装置の全体構成を
示す断面図である。
【符号の説明】
1 車輪用転がり軸受装置 2 外輪部材 3 玉 5 軸心 6 内輪部材 7 ブレーキディスクロータ 9 取付けフランジ 10 ハブホイール 11 筒状部材 28 固定部 29 被制動部 30 係合手段 Sb 雄スプライン Sc 雌スプライン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非回転に支持される外輪部材に転動体を
    介して軸心回りに回転自在に支持される内輪部材が設け
    られ、この内輪部材の外周面に径方向外向きに突出した
    取付けフランジが設けられ、この取付けフランジに制動
    部材が軸心方向両側から圧接することで軸心回りの回転
    が制動されるブレーキディスクロータが取付けられる転
    がり軸受装置であって、 前記ブレーキディスクロータが、前記取付けフランジの
    板面に接合される固定部と、前記制動部材が軸心方向両
    側から圧接するとともに前記固定部の外周面に嵌合する
    固定部とは別体の環状の被制動部とから構成され、前記
    固定部と被制動部とが周方向で係合する係合手段を介し
    て取付けられ、 前記被制動部における、固定部への嵌合側である径方向
    内方基部の断面積と径方向外方先端部の断面積とが異な
    る断面積に形成されたことを特徴とする転がり軸受装
    置。
  2. 【請求項2】 被制動部は、固定部への嵌合側である径
    方向内方基部の断面積が径方向外方先端部の断面積に比
    べて大きくなるよう、径方向内方基部の軸心方向の幅が
    径方向外方先端部の軸心方向の幅より大きく形成された
    ことを特徴とする請求項1記載の転がり軸受装置。
  3. 【請求項3】 係合手段が、固定部の外周面と被制動部
    の内周面とに形成された軸心方向のスプラインとされた
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の転がり
    軸受装置。
  4. 【請求項4】 非回転に支持される外輪部材に転動体を
    介して軸心回りに回転自在に支持される内輪部材が設け
    られ、この内輪部材の外周面に径方向外向きに突出した
    取付けフランジが設けられ、この取付けフランジに制動
    部材が軸心方向両側から圧接することで軸心回りの回転
    が制動されるブレーキディスクロータが取付けられる転
    がり軸受装置であって、 前記ブレーキディスクロータが、前記取付けフランジの
    板面に接合される固定部と、前記制動部材が軸心方向両
    側から圧接する環状の被制動部とを備え、前記固定部と
    被制動部との間に径方向または軸心方向に沿った振動吸
    収部材が介装されたことを特徴とする転がり軸受装置。
  5. 【請求項5】 振動吸収部材として板ばねが用いられた
    ことを特徴とする請求項4記載の転がり軸受装置。
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