JP2003201979A - スクロール圧縮機 - Google Patents

スクロール圧縮機

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JP2003201979A JP2003028303A JP2003028303A JP2003201979A JP 2003201979 A JP2003201979 A JP 2003201979A JP 2003028303 A JP2003028303 A JP 2003028303A JP 2003028303 A JP2003028303 A JP 2003028303A JP 2003201979 A JP2003201979 A JP 2003201979A
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淳 長田
Mitsuhiro Nakamura
光宏 中村
Shusaku Kuroda
修作 黒田
Masayoshi Hara
正良 原
Tadashi Kimura
正 木村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 摺動部への潤滑油の供給が確実に行なわれる
信頼性の高いスクロール圧縮機を提供する。 【構成】 回転子10aを固設する位置の主軸6に、一
端がガス抜き孔27に開口し他端が主軸6の周面に開口
する連通孔30を形成する。回転子10aに、一端で連
通孔30の他端側に連通し他端が回転子10aの下端面
に開口する連通孔31を形成する。空間25の圧力が上
昇した場合、その圧力が連通孔31、連通孔30、およ
びガス抜き孔27を通じて偏心穴6bおよびバランサ室
8cに逃がされ、空間25と偏心穴6bおよびバランサ
室8cとが速やかに均圧化される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば冷凍装置や空気
調和装置等に使用されるスクロール圧縮機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図27は、例えば特開昭63−1171
91号公報に開示された従来のスクロール圧縮機の断面
図であり、同図において、1は台板1aの下面に渦巻突
起1bが設けられた固定スクロールであり、2は台板2
aの上面に渦巻突起2bが設けられ、台板2aの底面に
揺動軸2cが設けられた揺動スクロールである。固定ス
クロール1および揺動スクロール2は、底部に油溜め1
5を有し、側壁に冷媒吸入管16を接続してある密閉容
器14内の上部に配置されており、固定スクロール1の
渦巻突起1bと揺動スクロール2の渦巻突起2bとが互
いに組み合わされて圧縮室5が形成されている。なお、
3は圧縮室5の外周側に形成された吸入口、4は台板1
aの中心部に形成された吐出口である。
【0003】6は主軸であり、上端に形成された大径部
6aには偏心穴6bが穿設されており、偏心穴6b内に
設けられた揺動軸受18を介して揺動スクロール2の揺
動軸2cに摺動自在に連結されている。また、大径部6
aにはバランサ6cが突設されるとともに、主軸6の軸
心から偏心した位置には軸心方向に貫通して給油孔7a
が形成されている。7bは上端開口が主軸6の下端部に
嵌め込まれ、下端開口が油溜め15の潤滑油中に浸漬さ
れているオイルキャップであり、給油孔7aとオイルキ
ャップ7bとにより給油機構7が構成されている。ま
た、27はガス抜き孔であって、主軸6の略軸心位置に
軸心方向に貫通して形成されるとともに、その途中から
分岐してバランサ6cの外周面にも開口している。
【0004】8aは上部ブラケット、8bは下部ブラケ
ットであって、これらによりブラケット8が構成されて
いる。上部ブラケット8aは、その上端部で固定スクロ
ール1を固定するとともに、上部スラスト軸受19を介
して揺動スクロール2を下方から摺動自在に支持し、か
つ、上部軸受20を介して主軸6を回動自在に枢支して
いる。また、下部ブラケット8bは密閉容器14の側壁
内面に固定されており、上部ブラケット8aを下方から
支持するとともに、下部スラスト軸受21を介して主軸
6をスラスト方向に支持し、かつ、下部軸受22を介し
て主軸6を回動自在に枢支している。
【0005】上部ブラケット8aと下部ブラケット8b
との間には、バランサ6cを収容するバランサ室8cが
形成されている。また、上部ブラケット8aには、ブラ
ケット8の上方の空間24とバランサ室8cとを連通す
る複数の返油孔8dが形成されている。また、上部ブラ
ケット8aおよび下部ブラケット8bには、ブラケット
8の上方の空間24と下方の空間25とを連通する複数
のガス通路8eが形成されている。さらに、下部ブラケ
ット8bには、ブラケット8の下方の空間25とバラン
サ室8cとを連通する返油通路8fが形成されている。
さらにまた、密閉容器14の側壁内面と下部ブラケット
8bとの間には、冷媒吸入管16からの冷媒等を上方分
岐孔23a、下方分岐孔23b、および中心方向分岐孔
23cの三方向に分岐する分岐室23が形成されてい
る。
【0006】10は回転子10aおよび固定子10bか
らなる電動機である。回転子10aは主軸6の周面に固
設されている。また、固定子10bは下部ブラケット8
bの下部にボルト(不図示)にて固定され、回転子10
aをギャップ11を有して囲んでいる。13は揺動スク
ロール2と上部ブラケット8aとの間に設けられたオル
ダム継手、17は一端が吐出口4に接続され他端が密閉
容器14の外部に配された冷媒吐出管である。
【0007】次に動作について説明する。電動機10の
回転子10aとともに主軸6が回転すると、揺動スクロ
ール2はオルダム継手13により自転を阻止されながら
公転(旋回)運動を行なう。これにより、渦巻突起1b
と渦巻突起2bとの組合せにより形成された圧縮室5が
次第に容積を減じながら中心側に移動するので、吸入口
3から圧縮室5に吸入された冷媒は次第にその圧力を高
め、吐出口4および冷媒吐出管17を通じて機外の冷媒
配管内へ圧送される。
【0008】このようにして密閉容器14内の冷媒が外
部へ吐出されるので、密閉容器14内は負圧となり、機
外の冷媒配管からの冷媒は冷媒吸入管16を通じて吸入
されて分岐室23に入り、その一部は上方分岐孔23a
からガス通路8eを経て吸入口3から圧縮室5に吸入さ
れる。また、冷媒の他の一部は下方分岐孔23bを経
て、あるいは、中心方向分岐孔23cから電動機10の
ギャップ11を経て、ブラケット8の下方の空間25に
至り、これら冷媒はガス通路8eを経て吸入口3から圧
縮室5に吸入される。
【0009】また、油溜め15の潤滑油は、給油孔7a
とオイルキャップ7bとからなる給油機構7の遠心ポン
プ作用により給油孔7aを通じて主軸6の上端部へ送ら
れて揺動軸受18を潤滑し、さらに上部スラスト軸受1
9または上部軸受20に供給されてこれら摺動部を潤滑
する。また、上部スラスト軸受19に供給された潤滑油
は返油孔8dを経てバランサ室8cに至り、その一部は
下部スラスト軸受21、下部軸受22に供給されてこれ
ら摺動部を潤滑する。また、バランサ室8c内の潤滑油
は返油通路8fを経て油溜め15に戻される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来のス
クロール圧縮機には以下のような問題点があった。先
ず、何らかの事情により冷媒吸入管16からの冷媒の圧
力が上昇したような場合、密閉容器14内の、ブラケッ
ト8の下方の空間25の圧力は速やかに上昇するが、断
面積の狭い返油通路8fのみで空間25と連通している
バランサ室8cの圧力上昇は遅れるために、空間25と
バランサ室8cとの間に圧力差が生じることになり、こ
の圧力差により油溜め15内の潤滑油がオイルキャップ
7aおよびガス抜き孔27を通じて主軸6の上端部へ送
られて偏心孔6bおよびバランサ室8cに充満し、さら
に吸入口3から圧縮室5に吸入されて冷媒とともに冷媒
吐出管17から機外へ吐出されるため、油溜め15内の
潤滑油が枯渇し、充分な給油ができなくなって、摺動部
が焼きつくという問題点があった。
【0011】また、圧縮室5の押し退け量を多くした
り、高蒸発温度域の運転を行なった場合などに、ブラケ
ット8の下方の空間25におけるガス冷媒の流速が増す
と、返油通路8fから流れ出て密閉容器14の側壁内面
を油溜め15に向かってつたい流れる潤滑油が飛沫化さ
せられてガス冷媒中に混入することになり、このように
ガス冷媒中に混入した潤滑油は吸入口3から圧縮室5に
吸入されて冷媒とともに冷媒吐出管17から機外へ吐出
されるため、油溜め15内の潤滑油が枯渇し、充分な給
油ができなくなって、摺動部が焼きつくという問題点が
あった。
【0012】さらに、液バック運転においては、分岐室
23に導入された液冷媒が下方分岐孔23bを経てブラ
ケット8の下方の空間25に至り、さらに流下して油溜
め15の潤滑油中に流入することになり、低温の液冷媒
の流入によって潤滑油の温度が低下して粘度が上昇し、
給油機構7による潤滑油の供給に支障を来して、摺動部
が焼きつくという問題点があった。
【0013】本発明は以上のような問題点を解消するた
めになされたものであって、摺動部への潤滑油の供給が
確実に行なわれる信頼性の高いスクロール圧縮機を提供
することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、底部に油溜めを有し側壁に冷媒吸入管を
接続してある密閉容器と、密閉容器内の上部に配置され
下向きの渦巻突起を有する固定スクロールと、上向きの
渦巻突起を有し固定スクロールとともに互いの渦巻突起
を組み合わせて圧縮室を形成する揺動スクロールと、上
端部で揺動スクロールに摺動自在に連結される主軸と、
密閉容器の側壁内面に固定され揺動スクロールを摺動自
在に支持するブラケットと、主軸の周面に固設された回
転子と、ブラケットの下部に固定され回転子の周囲をギ
ャップを有して囲んで回転子とともに電動機を構成する
固定子と、油溜めの潤滑油を少なくとも揺動スクロール
および主軸の摺動部に供給する給油機構とを備えたスク
ロール圧縮機において、密閉容器の側壁内面とブラケッ
トとの間に冷媒吸入管からの冷媒等を一旦受け入れるバ
ッファ室を形成するとともに、ブラケットと電動機との
空間とバッファ室とを連通する第2の連通手段をブラケ
ットに設けたものである。
【0015】また、バッファ室とブラケットの上方の空
間とを連通する第3の連通手段をブラケットに設けてな
るものである。
【0016】また、バッファ室内に、冷媒吸入管からの
冷媒等の一部を第3の連通手段に導く誘導板を設けてな
るものである。
【0017】また、第3の連通手段と圧縮室の吸入口と
の間に、周囲と隔絶された冷媒通路を設けてなるもので
ある。
【0018】
【作用】本発明に係るスクロール圧縮機であって、密閉
容器の側壁内面とブラケットとの間に冷媒吸入管からの
冷媒等を一旦受け入れるバッファ室を形成するととも
に、ブラケットと電動機との空間と、バッファ室とを連
通する第2の連通手段を、ブラケットに設けたもので
は、冷媒吸入管からの冷媒等が、バッファ室、第2の連
通手段、およびブラケットと電動機との空間を通じてギ
ャップに流通され、この際、電動機との熱交換により液
冷媒がガス化される。
【0019】また、バッファ室と、ブラケットの上方の
空間とを連通する第3の連通手段を、ブラケットに設け
てなるものでは、液冷媒の一部が第3の連通手段を通じ
て圧縮室に吸入されるので、油溜めに向かう液冷媒の量
が少なくなる。
【0020】また、バッファ室内に、冷媒吸入管からの
冷媒等の一部を第3の連通手段に導く誘導板を設けてな
るものでは、前記のものに比べて油溜めに向かう液冷媒
の量がさらに少なくなる。
【0021】また、第3の連通手段と圧縮室の吸入口と
の間に、周囲と隔絶された冷媒通路を設けてなるもので
は、密閉容器内を高速で流動するガス冷媒により圧縮室
近傍の潤滑油がまき上げられて飛沫化することが、冷媒
通路により防止される。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。なお、以下の実施例に係る全ての図面において、従
来例に係る図27と同一の構成要素には同一の符号を付
すとともに、重複する説明を省略する。
【0023】実施例1 図1は本発明の実施例1に係るスクロール圧縮機の断面
図である。同図において、30は回転子10aを固設す
る位置の主軸6に形成され、一端がガス抜き孔27に開
口し他端が主軸6の周面に開口する連通孔、31は回転
子10aに形成され、一端で連通孔30の他端側に連通
し他端が回転子10aの下端面に開口する連通孔であ
る。なお、連通孔30および31が、本発明における第
1の連通手段の一例である。
【0024】このように構成されたスクロール圧縮機に
おいては、連通孔30および31によって、ブラケット
8の下方の空間25とガス抜き孔27とが連通させられ
ているので、例えば冷媒吸入管16からの吸入冷媒の圧
力の上昇により空間25の圧力が上昇した場合、その圧
力が連通孔31、連通孔30、およびガス抜き孔27を
通じて偏心穴6bおよびバランサ室8cに逃がされて、
空間25と偏心穴6bおよびバランサ室8cとが速やか
に均圧化される。したがって、油溜め15の潤滑油がオ
イルキャップ7bおよびガス抜き孔27を通じて主軸6
の上端部へ送られ、圧縮室5に吸入され冷媒とともに圧
縮機外へ吐出されて枯渇することが防止されるので、揺
動軸受18、上部スラスト軸受19、上部軸受20、下
部スラスト軸受21、および下部軸受20等の摺動部へ
の潤滑油の供給が確実に行なわれる信頼性の高いスクロ
ール圧縮機が得られる。
【0025】また、本実施例のように回転子10aを固
設する位置の主軸6に第1の連通手段を設けてなるもの
では、主軸6の下端が回転子10aより下に突出してい
ない場合にも、第1の連通手段を設けることができる。
【0026】実施例2 図2は本発明の実施例2に係るスクロール圧縮機の要部
拡大断面図である。同図に示すように、連通孔31を回
転子10aの上端面にも開口する形状としても、実施例
1と同様の動作を行わせることができる。
【0027】実施例3 図3は本発明の実施例3に係るスクロール圧縮機の要部
拡大断面図である。実施例1および実施例2では連通孔
31を回転子10aに形成したが、本実施例のように連
通孔31を主軸6に形成した場合も、実施例1および実
施例2と同様の動作を行わせることができる。
【0028】実施例4 図4は本発明の実施例4に係るスクロール圧縮機の断面
図である。同図において、32は回転子10aを固設す
る位置より下方の主軸6に形成され、一端がガス抜き孔
27に開口し他端が主軸6の周面に開口する連通孔(第
1の連通手段の一例)である。このように構成した場合
も実施例1〜3と同様の動作を行わせることができ、し
かも、前記実施例に比べて製造時の孔加工に係る工程数
を減らせるという効果も得られる。
【0029】実施例5 図5は本発明の実施例5に係るスクロール圧縮機の断面
図である。同図に示すように、本実施例では主軸6が実
施例1〜4より短く形成され、回転子10a内の主軸6
の下端に連結軸33が連結されている。連結軸33には
給油孔7aと連通する給油孔34、ガス抜き孔27と連
通するガス抜き孔35、および一端がガス抜き孔35に
開口し他端が連結軸33の周面に開口する連通孔(第1
の連通手段の一例)36が形成されており、全体として
の構成は実施例4と同様となっている。このように構成
した場合も実施例4と同様の動作を行わせることがで
き、しかも、主軸6と連結軸33とを別個に形成するこ
とにより給油孔、ガス抜き孔等の孔加工が容易になると
いう効果も得られる。
【0030】なお、連結軸33の下端面を下方から見た
説明図である図6に示すように、連結軸33の給油孔3
4の直径を、主軸6の給油孔7aの直径よりも大きく形
成すれば、主軸6と連結軸33とを連結する際に、相互
の位置関係が周方向に若干ずれても、連結部分で給油孔
の断面積が小さくなることがない。
【0031】また、オイルキャップ7b近傍部分の断面
図である図7に示すように、連結軸33とオイルキャッ
プ7bとを圧入により固定すれば、ネジ等の固定具を用
いることなく容易に固定できるとともに、固定部のシー
ル性も向上し、なおかつ焼き嵌めにより固定する場合の
ように連結軸33およびオイルキャップ7bに熱を加え
ることがないので、熱変形を防止することができる。
【0032】実施例6 図8は本発明の実施例6に係るスクロール圧縮機の断面
図である。同図において、37は一端開口をブラケット
8の下方の空間25に配し、他端開口を主軸6の回転に
伴って生じるオイルキャップ7b内の空間38に配する
略U字状の連通管である。
【0033】このように構成されたスクロール圧縮機に
おいては、連通管37によって、ブラケット8の下方の
空間25とオイルキャップ7b内の空間38とが連通さ
せられているので、例えば冷媒吸入管16からの吸入冷
媒の圧力の上昇により空間25の圧力が上昇した場合、
その圧力が連通管37、空間38、およびガス抜き孔2
7を通じて偏心穴6bおよびバランサ室8cに逃がされ
て、空間25と偏心穴6bおよびバランサ室8cとが速
やかに均圧化される。したがって、油溜め15の潤滑油
がオイルキャップ7bおよびガス抜き孔27を通じて主
軸6の上端部へ送られ、圧縮室5に吸入され冷媒ととも
に圧縮機外へ吐出されて枯渇することが防止されるの
で、摺動部への潤滑油の供給が確実に行なわれる信頼性
の高いスクロール圧縮機が得られる。
【0034】また、本実施例では従来のスクロール圧縮
機に連通管37のみを追加した簡単な構成で、前記実施
例と同様の効果が得られる。
【0035】実施例7 図9は本発明の実施例7に係るスクロール圧縮機の断面
図である。同図において、39は両端開口をブラケット
8の下方の空間25に配してオイルキャップ7bを貫通
するとともに、主軸6の回転に伴って生じるオイルキャ
ップ7b内の空間38に開口する透孔40を有する直管
状に形成された連通管である。
【0036】このように構成した場合も実施例6と同様
の動作を行なわせることができ、しかも連通管39の長
さを短くすることができる。なお、主軸6の回転時の重
量アンバランスを避けるためには、連通管39はオイル
キャップ7bの軸心を中心として対称な形状とすればよ
い。
【0037】なお、オイルキャップ7b近傍部分の断面
図である図10に示すように、銅管からなる連通管39
を、その両端部分をオイルキャップ7bの外側で拡管す
ることによりオイルキャップ7bに固定すれば、ネジ等
の固定具を用いることなく容易に連通管39を取り付け
ることができる。
【0038】また、オイルキャップ7b近傍部分の断面
図である図11に示すように、銅管からなる連通管39
の両端部分をオイルキャップ7bの外壁面にロー付けに
て固定すれば、オイルキャップ7b内の潤滑油が、連通
管39とオイルキャップ7bとの接合部より漏れること
がない。
【0039】実施例8 図12は本発明の実施例8に係るスクロール圧縮機の断
面図である。同図において、41は管状部材であって、
固定子10bを下部ブラケット8bへ固定するためのネ
ジ42を利用して固定子10bに取り付けられている。
そして、管状部材41の中空部が、下部ブラケット8b
の返油通路8fに連設された導油通路43になってい
る。
【0040】このように構成されたスクロール圧縮機に
おいては、給油機構7により揺動スクロール2および主
軸6の摺動部へ供給され、下部ブラケット8bのバラン
サ室8cを経て返油通路8fから流れ出た潤滑油は、導
油通路43により油溜め15に向けて導かれるため、密
閉容器14内を高速で流動するガス冷媒により返油通路
8fと油溜め15との間で潤滑油が飛沫化させられるこ
とがない。したがって、飛沫化した潤滑油が冷媒ととも
に圧縮室5に吸入され機外へ吐出されて油溜め15の潤
滑油が枯渇することがなくなり、摺動部への潤滑油の供
給が確実に行なわれる信頼性の高いスクロール圧縮機が
得られる。
【0041】実施例9 図13は本発明の実施例9に係るスクロール圧縮機の断
面図である。同図において、44は板状部材であって、
その両側縁部を密閉容器14の側壁内面に当接させた状
態で、固定子10bを下部ブラケット8bへ固定するた
めのネジ42を利用して固定子10bに取り付けられて
いる。そして、板状部材44と密閉容器14の側壁内面
との間に導油通路43が形成されている。このように構
成すれば、簡単な構成で実施例8と同様の効果を得るこ
とができる。
【0042】なお、密閉容器14内を高速で流動するガ
ス冷媒により板状部材44があおられて密閉容器14の
側壁内面から浮き上がり、導油通路43内の潤滑油が外
部に漏れ出すことを防止するためには、板状部材44の
弾性を利用して、その両側縁部が密閉容器14に押し付
けられるようにするのが望ましい。このためには、例え
ば平板状の板状部材44を、その両側縁部が密閉容器1
4に押し付けられることによって密閉容器14の側壁に
沿って湾曲するように取り付けたり(図14参照)、あ
るいは、あらかじめ密閉容器14の側壁とは反対の向き
に湾曲形成した板状部材44を、その両側縁部が密閉容
器14に押し付けられるように取り付けたり(図15参
照)することが考えられる。なお、板状部材44の両側
縁部と密閉容器14の側壁内面との間に弾性部材(不図
示)を介装して、同様の効果が得られるようにすること
も考えられる。
【0043】実施例10 図16は本発明の実施例10に係るスクロール圧縮機の
断面図である。同図において、43は固定子10bを上
下に貫通して形成された導油通路である。このように構
成した場合も実施例8および9と同様の動作を行わせる
ことができ、しかも、密閉容器14の側壁内面と固定子
10bの外周面との間に潤滑油を流通させるスペースを
確保しなくてもよいため、密閉容器14の直径を小さく
することができて、スクロール圧縮機の小型化が図れ
る。
【0044】実施例11 図17は本発明の実施例11に係るスクロール圧縮機の
断面図である。同図に示すように、本実施例では実施例
10の構成に加えて、導油通路43の下端開口に下向き
の導油配管(導油手段の一例)45が連設されている。
導油配管45は、固定子10bを下部ブラケット8bへ
固定するためのネジ42を利用して固定子10bに取り
付けられている。このような構成によれば、実施例10
に比べて、より油溜め15の近くまで潤滑油を導くこと
ができるので、潤滑油の飛沫化をより一層防止できる。
【0045】また、本実施例のように、導油配管45の
下端開口を油溜め15の潤滑油の液面より上方に配すれ
ば、負荷変動などによって圧縮室5の吸入量が急激に増
えてブラケット8の上方の空間24が大幅に負圧になっ
た場合にも、導油配管45が油溜め15の潤滑油を吸い
上げることがない。
【0046】なお、図18に示すように導油配管45に
回り止め46を設ければ、ネジ42により導油配管45
を固定する際、導油配管45が回転して固定子10bの
下部コイル(図17に符号10cで示す)を破損するの
を防ぐことができる。
【0047】実施例12 図19は本発明の実施例12に係るスクロール圧縮機の
固定子の側面図である。同図に示すように、本実施例で
は実施例11の構成に加えて、固定子10bを貫通する
ガス通路47が形成されている。これにより、下部ブラ
ケット8の下方の空間25内のガス冷媒を、ガス通路4
7を通じて圧縮室5の吸入口3に負圧吸引することがで
きるため、密閉容器14の側壁内面と固定子10bの外
周面との間隙をさらに小さくすることができて、スクロ
ール圧縮機のより一層の小型化が図れる。
【0048】実施例13 図20は本発明の実施例13に係るスクロール圧縮機の
断面図である。同図に示すように、本実施例では実施例
11の構成に加えて、油溜め15の潤滑油液面の上方を
被うバッフルプレート48が設けられている。そして、
導油配管45はバッフルプレート48に形成された欠切
部49から下方に突出し、その下端はバッフルプレート
48の下方の空間50に配されている。このような構成
によれば、返油通路8fからの潤滑油は、導油配管45
により、ガス冷媒の流動がほとんどないバッフルプレー
ト48の下方の空間50まで導かれるので、潤滑油の飛
沫化がさらに防止されて、潤滑油の枯渇がより一層防止
される。
【0049】また、圧縮機起動時に油溜め15の潤滑油
に混入していた液冷媒が蒸発して潤滑油を含むガスとな
っても、この潤滑油はガスがバッフルプレート48付近
を通るときにバッフルプレート48に付着させられて集
められ、再び油溜め15へ戻されるという効果も奏せら
れる。
【0050】なお、バッフルプレート48を固定子10
bの近傍に設けて、下部コイル10cとバッフルプレー
ト48との間隙を狭くすれば、この間隙を通過するとき
にガス冷媒の流速が増すので、これによってガス冷媒に
混入した潤滑油を振り切り、バッフルプレート48や下
部コイル10cに付着させて、欠切部49を通じて油溜
め15へ戻すことができる。
【0051】実施例14 図21は本発明の実施例14に係るスクロール圧縮機の
断面図、図22は本発明の実施例14に係るスクロール
圧縮機の下部ブラケットの斜視図である。図22に示す
ように、本実施例では下部ブラケット8bの側面に凹部
51が形成されている。そして、図21に示すように、
凹部51と密閉容器14の側壁内面との間にバッファ室
52が形成されている。バッファ室52は冷媒吸入管1
6の接続位置に配されている。また、下部ブラケット8
bには、下部ブラケット8bと電動機10との空間53
とバッファ室52とを連通する連通孔(第2の連通手段
の一例)54が形成されている。
【0052】このように構成されたスクロール圧縮機に
おいては、冷媒吸入管16からの冷媒等はバッファ室5
2に一旦受け入れられたのち、その全量が連通孔54、
および空間53を経てギャップ11に流通され、電動機
10との熱交換により液冷媒がガス化されて、ブラケッ
ト8の下方の空間25に至る。したがって、例えば液バ
ック運転時に冷媒吸入管16から多量の液冷媒が流入し
てきた場合でも、それが油溜め15に流入して潤滑油の
粘度を上昇させることがなくなり、摺動部への潤滑油の
供給が確実に行なわれる信頼性の高いスクロール圧縮機
が得られる。
【0053】実施例15 図23は本発明の実施例15に係るスクロール圧縮機の
断面図である。同図に示すように、本実施例では実施例
14の構成に加えて、下部ブラケット8bに、バッファ
室52とブラケット8の上方の空間24とを、ガス通路
8eを介して連通する連通孔(第3の連通手段の一例)
55が形成されている。このような構成によれば、冷媒
吸入管16からの冷媒等はバッファ室52に一旦受け入
れられたのち、その一部が連通孔55を経て空間24に
至り、吸入口3から圧縮室5に吸入されるので、連通孔
54を経て油溜め15に向かう冷媒の量は実施例14よ
り少なくなる。したがって、過大な液バック状態におい
ても、ギャップ11を流れる液冷媒の量がギャップ11
における液冷媒ガス化能力の上限を越え、液冷媒が油溜
め15に流れ込む危険性が低くなる。
【0054】実施例16 図24は本発明の実施例16に係るスクロール圧縮機の
下部ブラケットの要部拡大断面図である。同図に示すよ
うに、本実施例では実施例15の構成に加えて、バッフ
ァ室52内に、冷媒吸入管16からの冷媒等を連通孔5
5に導く誘導板56が設けられている。したがって、連
通孔54を経て油溜め15に向かう冷媒の量を実施例1
5より少なくすることができ、液冷媒が油溜め15に流
れ込む危険性がより低くなる。なお、設計段階において
誘導板56の位置や形状を変えることにより、冷媒吸入
管16からの冷媒等の、連通孔54へ流れる量と、連通
孔55へ流れる量とのバランスを任意に設定することが
可能である。
【0055】実施例17 図25は本発明の実施例17に係るスクロール圧縮機の
下部ブラケットの要部拡大断面図である。同図に示すよ
うに、本実施例では実施例16の構成に加えて、バッフ
ァ室52内に、さらに別の誘導板57が設けられてい
る。これにより、冷媒吸入管16からの冷媒等の連通孔
55に導かれる比率をさらに高めることが可能となる。
【0056】実施例18 図25は本発明の実施例18に係るスクロール圧縮機の
断面図である。同図に示すように、本実施例では実施例
15の構成に加えて、下部ブラケット8bにボルト(不
図示)を用いて取り付けた中空鋼材58により、連通孔
55の上端開口と圧縮室5の吸入口3との間に、周囲と
隔絶された冷媒通路59が形成されている。したがっ
て、圧縮室5近傍の潤滑油が高速で流動するガス冷媒に
よって巻き上げられ飛沫化させられることがないので、
圧縮室5に吸入され機外へ吐出されることによる潤滑油
が枯渇の防止でき、スクロール圧縮機の信頼性がより一
層向上する。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るスクロ
ール圧縮機であって、密閉容器の側壁内面とブラケット
との間に冷媒吸入管からの冷媒等を一旦受け入れるバッ
ファ室を形成するとともに、ブラケットと電動機との空
間と、バッファ室とを連通する第2の連通手段を、ブラ
ケットに設けたものでは、冷媒吸入管からの冷媒等が、
バッファ室、第2の連通手段、およびブラケットと電動
機との空間を通じてギャップに流通され、この際、電動
機との熱交換により液冷媒がガス化される。したがっ
て、液バック運転時に液冷媒が油溜めに流入して潤滑油
の粘度が上昇することが防止されるので、摺動部への潤
滑油の供給が確実に行なわれる信頼性の高いスクロール
圧縮機が得られる。
【0058】また、バッファ室と、ブラケットの上方の
空間とを連通する第3の連通手段を、ブラケットに設け
てなるものでは、液冷媒の一部が第3の連通手段を通じ
て圧縮室に吸入されるので、油溜めに向かう液冷媒の量
が少なくなる。したがって、過大な液バック運転時であ
ってもギャップにおける液冷媒のガス化が不充分になる
ことがなく、潤滑油の粘度上昇がより防止されて、スク
ロール圧縮機の信頼性がより向上する。
【0059】また、バッファ室内に、冷媒吸入管からの
冷媒等の一部を第3の連通手段に導く誘導板を設けてな
るものでは、前記のものに比べて油溜めに向かう液冷媒
の量をさらに少なくすることができるので、潤滑油の粘
度上昇がより一層防止されて、スクロール圧縮機の信頼
性がさらに向上する。
【0060】また、第3の連通手段と圧縮室の吸入口と
の間に、周囲と隔絶された冷媒通路を設けてなるもので
は、密閉容器内を高速で流動するガス冷媒により圧縮室
近傍の潤滑油がまき上げられて飛沫化することが、冷媒
通路により防止される。したがって、飛沫化した潤滑油
が冷媒とともに圧縮室に吸入され圧縮機外へ吐出され
て、油溜めの潤滑油が枯渇することが防止されるので、
スクロール圧縮機の信頼性がより一層向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係るスクロール圧縮機の断
面図である。
【図2】本発明の実施例2に係るスクロール圧縮機の要
部拡大断面図である。
【図3】本発明の実施例3に係るスクロール圧縮機の要
部拡大断面図である。
【図4】本発明の実施例4に係るスクロール圧縮機の断
面図である。
【図5】本発明の実施例5に係るスクロール圧縮機の断
面図である。
【図6】本発明の実施例5に係るスクロール圧縮機の連
結軸の下端面を下方から見た説明図である。
【図7】本発明の実施例5に係るスクロール圧縮機のオ
イルキャップ近傍部分の断面図である。
【図8】本発明の実施例6に係るスクロール圧縮機の断
面図である。
【図9】本発明の実施例7に係るスクロール圧縮機の断
面図である。
【図10】本発明の実施例7に係るスクロール圧縮機の
オイルキャップ近傍部分の断面図である。
【図11】本発明の実施例7に係るスクロール圧縮機の
オイルキャップ近傍部分の断面図である。
【図12】本発明の実施例8に係るスクロール圧縮機の
断面図である。
【図13】本発明の実施例9に係るスクロール圧縮機の
断面図である。
【図14】本発明の実施例9に係るスクロール圧縮機の
概略横面図である。
【図15】本発明の実施例9に係るスクロール圧縮機の
概略横面図である。
【図16】本発明の実施例10に係るスクロール圧縮機
の断面図である。
【図17】本発明の実施例11に係るスクロール圧縮機
の断面図である。
【図18】本発明の実施例11に係るスクロール圧縮機
の導油配管近傍部分の斜視図である。
【図19】本発明の実施例12に係るスクロール圧縮機
の固定子の側面図である。
【図20】本発明の実施例13に係るスクロール圧縮機
の断面図である。
【図21】本発明の実施例14に係るスクロール圧縮機
の断面図である。
【図22】本発明の実施例14に係るスクロール圧縮機
の下部ブラケットの斜視図である。
【図23】本発明の実施例15に係るスクロール圧縮機
の断面図である。
【図24】本発明の実施例16に係るスクロール圧縮機
の下部ブラケットの要部拡大断面図である。
【図25】本発明の実施例17に係るスクロール圧縮機
の下部ブラケットの要部拡大断面図である。
【図26】本発明の実施例18に係るスクロール圧縮機
の断面図である。
【図27】従来例に係るスクロール圧縮機の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 固定スクロール 1b 渦巻突起 2 揺動スクロール 2b 渦巻突起 3 吸入口 5 圧縮室 6 主軸 7 給油機構 7a 給油孔 7b オイルキャップ 8 ブラケット 8a 上部ブラケット 8b 下部ブラケット 8f 返油通路 10 電動機 10a 回転子 10b 固定子 11 ギャップ 14 密閉容器 15 油溜め 16 冷媒吸入管 25 ブラケットの下方の空間 27 ガス抜き孔 30,31 連通孔(第1の連通手段) 32 連通孔(第1の連通手段) 36 連通孔(第1の連通手段) 37 連通管 38 オイルキャップ内の空間 39 連通管 40 透孔 43 導油通路 44 板状部材 45 導油配管(導油手段) 48 バッフルプレート 50 バッフルプレートの下方の空間 52 バッファ室 53 ブラケットと電動機との空間 54 連通孔(第2の連通手段) 55 連通孔(第3の連通手段) 56 誘導板 57 誘導板 59 冷媒通路
フロントページの続き (72)発明者 中村 光宏 和歌山市手平6丁目5番66号 三菱電機エ ンジニアリング株式会社伊丹事業所和歌山 支所内 (72)発明者 黒田 修作 和歌山市手平6丁目5番66号 三菱電機エ ンジニアリング株式会社伊丹事業所和歌山 支所内 (72)発明者 原 正良 和歌山市手平6丁目5番66号 三菱電機株 式会社和歌山製作所内 (72)発明者 木村 正 和歌山市手平6丁目5番66号 三菱電機株 式会社和歌山製作所内 Fターム(参考) 3H029 AA02 AA14 AB03 BB10 BB44 CC16 CC18 CC22 CC32 CC33 CC55 3H039 AA03 AA06 AA12 BB04 BB11 CC10 CC12 CC26 CC27 CC41 CC42

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部に油溜めを有し側壁に冷媒吸入管を
    接続してある密閉容器と、前記密閉容器内の上部に配置
    され下向きの渦巻突起を有する固定スクロールと、上向
    きの渦巻突起を有し前記固定スクロールとともに互いの
    渦巻突起を組み合わせて圧縮室を形成する揺動スクロー
    ルと、上端部で前記揺動スクロールに摺動自在に連結さ
    れる主軸と、前記密閉容器の側壁内面に固定され前記揺
    動スクロールを摺動自在に支持するブラケットと、前記
    主軸の周面に固設された回転子と、前記ブラケットの下
    部に固定され前記回転子の周囲をギャップを有して囲ん
    で前記回転子とともに電動機を構成する固定子と、前記
    油溜めの潤滑油を少なくとも前記揺動スクロールおよび
    前記主軸の摺動部に供給する給油機構とを備えたスクロ
    ール圧縮機において、 前記密閉容器の側壁内面と前記ブラケットとの間に前記
    冷媒吸入管からの冷媒等を一旦受け入れるバッファ室を
    形成するとともに、前記ブラケットと前記電動機との空
    間と、前記バッファ室とを連通する第2の連通手段を、
    前記ブラケットに設けたことを特徴とするスクロール圧
    縮機。
  2. 【請求項2】 バッファ室と、ブラケットの上方の空間
    とを連通する第3の連通手段を、前記ブラケットに設け
    てなる請求項1に記載のスクロール圧縮機。
  3. 【請求項3】 バッファ室内に、冷媒吸入管からの冷媒
    等の一部を第3の連通手段に導く誘導板を設けてなる請
    求項2に記載のスクロール圧縮機。
  4. 【請求項4】 第3の連通手段と圧縮室の吸入口との間
    に、周囲と隔絶された冷媒通路を設けてなる請求項2ま
    たは請求項3に記載のスクロール圧縮機。
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