JP2003201607A - 洗濯耐久性に優れた手袋 - Google Patents

洗濯耐久性に優れた手袋

Info

Publication number
JP2003201607A
JP2003201607A JP2001395084A JP2001395084A JP2003201607A JP 2003201607 A JP2003201607 A JP 2003201607A JP 2001395084 A JP2001395084 A JP 2001395084A JP 2001395084 A JP2001395084 A JP 2001395084A JP 2003201607 A JP2003201607 A JP 2003201607A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fiber
glove
polyurethane
yarn
fibers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001395084A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3935723B2 (ja
Inventor
Tsutomu Yamamoto
勉 山本
Kazuhiko Kosuge
一彦 小菅
Takemasa Uda
武正 卯田
Yoshikazu Hiramatsu
慶和 平松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Du Pont Toray Co Ltd
Original Assignee
Du Pont Toray Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Du Pont Toray Co Ltd filed Critical Du Pont Toray Co Ltd
Priority to JP2001395084A priority Critical patent/JP3935723B2/ja
Publication of JP2003201607A publication Critical patent/JP2003201607A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3935723B2 publication Critical patent/JP3935723B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gloves (AREA)
  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Socks And Pantyhose (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課 題】 本発明は、使用・洗濯・乾燥などを繰り
返しても、締め付け部分の締め付け力が弱くなりにくい
洗濯耐久性に優れた手袋を提供することを目的とする。
【解決手段】 ポリウレタン系弾性繊維を含む締め付け
部分を有することを特徴とする手袋。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯耐久性に優れ
た手袋または靴下に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、手袋の手首部分や靴下の履口部分
などの手袋または靴下の締め付け部分には、天然ゴムま
たは合成ゴムを芯糸としたいわゆるゴム糸が使われてい
た。しかし、かかるゴム糸は、使用・洗濯・乾燥などの
繰り返しによって、芯糸のゴムが伸びきって、締め付け
部分の締め付け力が弱くなるという欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、使用・洗濯
・乾燥などを繰り返しても、締め付け部分の締め付け力
が弱くなりにくい洗濯耐久性に優れた手袋または靴下を
提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく、手袋または靴下の締め付け部分にゴム糸
の代わりに種々の合成繊維を用いて検討した。その結
果、種々の弾性合成繊維の中でポリウレタン系弾性繊維
が締め付け部分の材料として優れていることを見出し
た。さらに、耐久試験およびサンシャイン試験において
は、合成ゴムを芯糸に用いたゴム糸とポリウレタン系弾
性繊維とは、破断強度保持率に有意差はないにもかかわ
らず、実際の使用に即した加速試験である洗濯耐久性サ
イクル試験においては、両者の間の伸長力保持率および
回復力保持率に有意な差が生じるという思いがけない知
見を得た。なお、上記試験及びその結果においては、実
施例において詳細に述べる。本発明者らは、さらに検討
を重ねて、本発明を完成した。
【0005】すなわち、本発明は、(1) ポリウレタ
ン系弾性繊維を含む締め付け部分を有することを特徴と
する手袋または靴下、(2) ポリウレタン系弾性繊維
の洗濯耐久性サイクル試験5回後の伸長力保持率および
回復力保持率が85%以上であることを特徴とする前記
(1)に記載の手袋または靴下、(3) ポリウレタン
系弾性繊維が、非弾性糸で被覆されていることを特徴と
する前記(1)または(2)に記載の手袋または靴下、
(4) ポリウレタン系弾性繊維が、ポリマージオール
と、イソシアネートと、多官能活性水素化合物を反応さ
せて得られるポリウレタン重合体からなることを特徴と
する前記(1)〜(3)に記載の手袋または靴下、
(5) 手袋または靴下の締め付け部分以外を構成する
繊維のうち、引張強度が15cN/dtex以上の高強
度繊維を20重量%以上含有していることを特徴とする
前記(1)〜(4)に記載の手袋または靴下、(6)
高強度繊維が、ポリパラフェニレンテレフタルアミド繊
維であることを特徴とする前記(5)に記載の手袋また
は靴下、に関する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に係る手袋または靴下は、
締め付け部分にポリウレタン系弾性繊維を含むことを特
徴とする。前記締め付け部分としては、特に限定されな
いが、具体的には、手袋の締め付け部分としては手首部
分があげられ、靴下の締め付け部分としては、履口部、
または足の甲もしくは/および足の裏の一部もしくは全
体が挙げられる。より具体的には、本発明に係る手袋と
して、図1に示す手袋1が挙げられる。かかる手袋1
は、親指用指袋2、人指し指用指袋3、中指用指袋4、
薬指用指袋5、小指用指袋6、四本胴部分8、五本胴部
分9および手首部分10からなる。このうち、手首部分
10にポリウレタン系弾性繊維を含み、手袋が容易に抜
け落ちるのを防止している。
【0007】本発明に係る靴下として、図2に示す靴下
が挙げられる。かかる靴下は、履口部30、レッグ部3
1、足甲部32、底部33、爪先部34及び踵部35か
らなる。このうち、履口部30にポリウレタン系弾性繊
維を含み、靴下がずり落ちるのを防止している。また、
本発明に係る靴下として、図3に示す靴下も挙げられ
る。かかる靴下は、図2に示した靴下に、さらに足の甲
の中央部分および足の裏の土踏まず付近において、ポリ
ウレタン系弾性繊維を含む締め付け部36を有してい
る。図3において、前記締め付け部36は、足の甲およ
び足の裏の一部に設けられているが、締め付け部36が
足の甲部分のみに設けられていてもよい。かかる構造と
することにより、運動時または作業時において、靴下が
ずれにくく、また足へのフィット感が高まるという利点
がある。
【0008】本発明において、締め付け部分に用いられ
るポリウレタン系弾性繊維は公知のものであってよい。
なかでも、切断伸度が、約100%以上、好ましくは約
150%以上、より好ましくは約200%以上であるポ
リウレタン系弾性繊維を用いるのが好ましい。ここで、
切断伸度は、JIS L 1033(1999)に従っ
て、株式会社島津製作所社製のオートグラフを用いて測
定する。
【0009】また、本発明で用いるポリウレタン系弾性
繊維は、特に限定されず、公知のものであってよいが、
ポリマージオールと、イソシアネートと、多官能活性水
素化合物を反応させて得られるポリウレタン重合体から
なることが好ましい。
【0010】上記ポリマージオールとしては、例えばポ
リエステルジオール、ポリカーボネートジオール、ポリ
ラクトンジオール、ポリエーテルジオール、ポリエステ
ルアミドジオールまたはポリエステルエーテルジオール
等が挙げられる。上記ポリエステルジオールは、アルカ
ンジオールとジカルボン酸またはそのエステル形成性誘
導体とを通常のポリエステル生成反応において採用され
る条件下に反応させることによって得られる。アルカン
ジオールは、炭素数6〜10程度のものが好ましく、具
体例としてはエチレングリコール、1,2−プロピレン
グリコール、1,3−プロピレングリコール、2,2−
ジメチル−1,3−プロパンジオール、1,3−ブタン
ジオール、1,4−ブタンジオール、3−メチル−1,
5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、2
−メチル−1,8−オクタンジオール、1,9−ノナン
ジオール、1,10−デカンジオールなどが挙げられ
る。ジカルボン酸の代表例としては、マレイン酸、イタ
コン酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン
酸、アゼライン酸、セバチン酸などの脂肪族ジカルボン
酸、フタル酸、テレフタル酸、イソフタル酸などが挙げ
られる。これらジカルボン酸はエステル形成性誘導体の
形で用いても構わない。その際の代表例としては、上記
例示のジカルボン酸のメチル、エチルエステルなどの低
級アルキルエステルなどが挙げられる。上記のジカルボ
ン酸またはそのエステル形成性誘導体は単独でまたは2
種以上の混合物で使用されても、もちろん構わない。
【0011】上記ポリカーボネートジオールは、アルキ
レングリコールと炭酸エステルのエステル交換反応、あ
るいはホスゲンまたはクロル蟻酸エステルとアルキレン
グリコールとの反応などにより製造される。アルキレン
グリコールとしては、例えばエチレングリコール、1,
4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,
9−ノナンジオール、1,10−デカンジオールもしく
はジエチレングリコールなどのアルキレン部に酸素原子
を介在させていても良い炭素数数2〜10の直鎖アルキ
レングリコール、または2−メチル−1,3−プロパン
ジオール、ネオペンチルグリコール、3−メチル−1,
5−ペンタンジオールもしくは2−メチル−1,8−オ
クタンジオールなどの炭素数4〜10の分岐アルキレン
グリコール等が単独でまたは2種種以上の混合物で使用
されることが好ましい。炭酸エステルの代表例として
は、例えばジフェニルカーボネート、ジエチルカーボネ
ート、エチレンカーボネートまたはプロピレンカーボネ
ートなどが挙げられる。
【0012】上記ポリラクトンジオールの例としては、
ポリ−ε−カプロラクトンジオール、ポリ−β−メチル
−δ−バレロラクトンジオールなどが挙げられる。これ
らポリラクトンジオールはアルキレングリコール等を開
始剤として用いて、ラクトンを開環重合させることによ
って製造される。上記ポリエーテルジオールとしては、
例えば、ポリオキシエチレングリコール、ポリオキシプ
ロピレングリコール、ポリオキシテトラメチレングリコ
ールもしくはポリオキシペンタメチレングリコール等の
ホモポリエーテルジオールまたは炭素原子数2〜6の2
種以上のオキシアルキレンから構成される共重合ポリエ
ーテルジオール等が挙げられる。
【0013】本発明において用いるイソシアネートとし
ては、公知のものを用いてよいが、有機ジイソシアネー
トを用いるのが特に好ましい。有機ジイソシアネートと
しては、例えば、脂肪族、脂環族、芳香族のジイソシア
ネートが挙げられる。前記芳香族ジイソシアネートとし
ては、ジフェニルメタンジイソシアネート、1,4−ジ
イソシアネートベンゼン、キシリレンジイソシアネー
ト、2,6−ナフタレンジイソシアネート、メチレン−
ビス(4−フェニルイソシアネート)、メチレン−ビス
(3−メチル−4−フェニルイソシアネート)、2,4
−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソ
シアネート、m−もしくはp−キシリレンジイソシアネ
ート、α,α,α’,α’−テトラメチル−キシリレン
ジイソシアネート、m−もしくはp−フェニレンジイソ
シアネート、4,4’−ジメチル−1,3−キシリレン
ジイソシアネート、1−アルキルフェニレン−2,4も
しくは2,6−ジイソシアネート、3−(α−イソシア
ネートエチル)フェニルイソシアネート、2,6−ジエ
チルフェニレン−1,4−ジイソシアネート、ジフェニ
ルージメチルメタン−4,4−ジイソシアネート、ジフ
ェニルエーテル−4,4’−ジイソシアネートまたはナ
フチレン−1,5−ジイソシアネートなどが挙げられ
る。
【0014】前記脂環族ジイソシアネートとしては、例
えばメチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)、
イソホロンジイソシアネート、メチルシクロヘキサン
2,4−ジイソシアネート、メチルシクロヘキサン2,
6−ジイソシアネート、ト、シクロヘキサン1,4−ジ
イソシアネート、ヘキサヒドロキシリレンジイソシアネ
ート、ヘキサヒドロトリレンジイソシアネート、オクタ
ヒドロ1,5−ナフタレンジイソシアネート、メチレン
−ビス(4−シクロヘキシルイソシアネート)、1,3
−もしくは1,4−シクロヘキシレンジイソシアネート
などを使用することができる。前記脂肪族ジイソシアネ
ートとしては、例えば、1,6−ヘキサメチレンジイソ
シアネート、トリメチレンジイソシアネート、テトラメ
チレンジイソシアネート、ペンタメチレンジイソシアネ
ートまたはヘキサメチレンジイソシアネート等が挙げら
れる。
【0015】本発明で用いる多官能活性水素化合物とし
ては、例えば多官能ヒドロキシ化合物、ジアミン類やア
ミノアルコールなどが挙げられる。前記多官能ヒドロキ
シ化合物としては、例えば、グリセリン、トリメチロー
ルプロパン、トリメチロールエタン、1,2,6−ヘキ
サントリオール、2−ヒドロキシエチル−1,6−ヘキ
サンジオール、1,2,4−ブタントリオール、エリス
リトール、ソルビトール、ペンタエリスリトール、ジペ
ンタエリスリトール等の3官能以上の多価アルコール
類;または、エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、
トリプロピレングリコール、1,2−ブタンジオール、
1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、
2,3−ブタンジオール、2−メチル−1,3−プロパ
ンジオール、2,2−ジエチル−1,3−プロパンジオ
ール、2−メチル−2−プロピル−1,3−プロパンジ
オール、2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジ
オール、1,5−ペンタンジオール、3−メチル−1,
5−ペンタンジオール、2−メチル−2,4−ペンタン
ジオール、1,6−ヘキサンジオール、2−エチル−
1,3−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、
1,3,5−トリメチル−1,3−ペンタンジオール、
2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール、
1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、
2−メチル−1,8−オクタンジオール等の脂肪族グリ
コール、1,4−シクロへキサンジオール、1,4−シ
クロへキサンジメタノール等の脂環族グリコール、キシ
リレングリコール、ビスヒドロキシエトキシベンゼン等
の芳香族グリコール等の単量体グリコール類が挙げられ
る。
【0016】また、前記多官能ヒドロキシ化合物として
は、高分子量ポリオール、例えば、ビスフェノールAと
エチレンオキサイドまたはプロピレンオキサイドとの反
応生成物であるポリエーテルポリオール、ポリエステル
ポリオール、ポリエーテルエステルポリオール、ポリカ
ーボネートポリオール、ポリアクリルポリオール等のポ
リオール類も同様に挙げられる。前記ポリエーテルポリ
オールとしては、例えば、エチレングリコール、プロピ
レングリコール、ジエチレングリコール等のグリコール
類;グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロー
ルプロパン、ペンタエリスリトール等の3官能以上のポ
リオール類もしくはエチレンジアミン、トルエンジアミ
ン等のポリアミン類にエチレンオキサイド、プロピレン
オキサイド等のアルキレンオキサイドを付加重合させた
水酸基含有ポリエーテルポリオール類;またはテトラヒ
ドロフランを開環重合して得られるポリテトラメチレン
エーテルグリコール等が挙げられる。
【0017】前記ポリエステルポリオールとしては、コ
ハク酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸もしく
はフタル酸等のジカルボン酸、またはトリメリット酸も
しくはピロメリット酸等のトリおよびテトラカルボン酸
等のカルボン酸類と、ジオール(例えば、エチレングリ
コール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオー
ル、1,5−ペンタンジオール、3−メチル−1,5ペ
ンタンジオール、2,2−ジエチルプロパンジオール、
2−エチル−2−ブチルプロパンジオール、1,6−へ
キサンジオール、ネオペンチルグリコール、ジエチレン
グリコール、1,4−シクロへキサンジオール、1,4
−シクロへキサンジメタノール等)、トリオール(例え
ば、トリメチロールプロパン、グリセリン等)、または
ポリヒドロキシ化合物類(例えば、ビスフェノールA、
ビスフェノールF等)のとの重縮合反応によって得られ
るもの等が挙げられる。前記ポリエーテルエステルポリ
オールとしては、例えば、エーテル基含有ジオールもし
くはそれと他のグリコールとの混合物に、前記ジカルボ
ン酸またはそれらの無水物を反応させるか、またはポリ
エステルグリコールにアルキレンオキシドを反応させる
ことによって得られるもの、例えばポリ(ポリテトラメ
チレンエーテル)アジペートが挙げられる。
【0018】前記ポリカーボネートポリオールとして
は、例えば、多価アルコールとジメチルカーボネートも
しくはジエチルカーボネート等のジアルキルカーボネー
トの脱アルコール縮合反応、多価アルコールとジフェニ
ルカーボネートの脱フェノール縮合反応または多価アル
コールとエチレンカーボネートの脱エチレングリコール
縮合反応等で得られるポリカーボネートポリオールが挙
げられる。この縮合反応に使用される多価アルコールと
しては、例えば、1,6−ヘキサンジオール、ジエチレ
ングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタン
ジオール、1,5−ペンタンジオール、3−メチル−
1,5−ペンタンジオール、2,2−ジエチルプロパン
ジオール、2−エチル−2−ブチルプロパンジオール、
ネオペンチルグリコール等の脂肪族ジオール;1,4−
シクロへキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジメ
タノール等の脂環族ジオール等を挙げることができる。
【0019】また、他の多官能活性水素化合物としての
ジアミン類としては、例えば、ヘキサメチレンジアミ
ン、キシレンジアミン、イソホロンジアミン、N,N−
ジメチルエチレンジアミン等が挙げられ、アミノアルコ
ールとしては、モノエタノールアミン、ジエタノールア
ミン等が挙げられる。
【0020】上述したようなポリマージオールと、イソ
シアネートと、多官能活性水素化合物を反応させてポリ
ウレタン重合体を得る方法としては、例えば、溶融重合
法または溶液重合法など公知の方法を用いてよい。ま
た、その際、所望により、架橋剤、乳化剤、安定剤、セ
ル調整剤としての界面活性剤、発泡剤、充填剤、着色
剤、酸化安定剤などを使用することもできる。
【0021】上述のようにして得られるポリウレタン重
合体からポリウレタン系弾性繊維を得る方法としては、
公知の方法を用いてよい。具体的には、上記ポリウレタ
ン重合体溶液を乾式紡糸することによって本発明で使用
するポリウレタン系弾性繊維を得ることができる。前記
乾式紡糸の際の紡糸条件は、特に限定されず、公知の紡
糸条件にしたがってよい。特に本発明においては、さま
ざまな種類の糸を安定して紡糸すること、すなわち、細
い糸から太い糸まで安定して紡糸する観点から、乾燥雰
囲気温度がポリウレタンの高温側の融点より高い温度で
あることが好ましい。ここで、本発明において乾燥雰囲
気温度とは、口金下へ乾燥用の気体を送りこむ際の気体
の紡糸機への入り口の温度を意味する。
【0022】本発明で用いるポリウレタン系弾性繊維
は、糸の繊度、断面形状などは特に限定されるものでは
ない。しかし、本発明で使用されるポリウレタン系弾性
繊維の繊度は約200〜1500dtex程度の範囲が
好ましい。また、例えば、ポリウレタン系弾性繊維の断
面は円形であっても扁平であっても何らかまわない。
【0023】また、本発明で使用するポリウレタン系弾
性繊維は各種安定剤や顔料などを含有していても何ら問
題はない。例えば耐光、耐酸化防止剤などとしていわゆ
るBHTや住友化学工業株式会社製のスミライザー(登
録商標)GA−80などをはじめとするヒンダードフェ
ノール系薬剤、各種の「チヌビン」(登録商標)をはじ
めとするベンゾトリアゾール系薬剤、住友化学工業株式
会社製のスミライザー(登録商標)P−16をはじめと
するリン系薬剤、各種の「チヌビン」(登録商標)をは
じめとするヒンダードアミン系薬剤;酸化チタン、酸化
亜鉛、カーボンブラックをはじめとする無機顔料;ステ
アリン酸マグネシウムをはじめとする金属石鹸;銀や亜
鉛やこれらの化合物などを含む殺菌剤;消臭剤;シリコ
ーン、鉱物油などの滑剤;硫酸バリウム、酸化セリウ
ム、ベタインやリン酸系などをはじめとする各種の帯電
防止剤などが含まれていてもよい。そして、特に光や各
種の酸化窒素などへの耐久性をさらに高めるには、例え
ば日本ヒドラジン株式会社製のHN−150などの酸化
窒素補足剤、例えば住友化学工業株式会社製のスミライ
ザー(登録商標)GA−80などの熱酸化安定剤、また
は例えば住友化学工業株式会社製のスミソーブ(登録商
標)300#622などの光安定剤を使用することが好
ましい。
【0024】本発明で用いるポリウレタン系弾性繊維
は、洗濯耐久性サイクル試験に付したとき、5回後の伸
長力保持率および回復力保持率が85%以上であること
が好ましい。ここで、洗濯耐久性サイクル試験は、実際
の使用状況をモデル化した下記試験をいう。まず、本発
明で用いるポリウレタン系弾性繊維5m分を下記条件で
洗濯する。 水;40℃、25L 洗剤;アタック(商品名 花王株式会社製) 1g/L 漂白剤;ハイター(商品名 花王株式会社製) 70mL/25L 洗濯機;GINGA 3.0 VH−M30(商品名 東芝株式会社製) 洗濯条件;強 洗濯時間;10分 次いで、水を常に注ぎながらすすぎを2分間2回行う。
次いで、前記洗濯機の脱水槽を用いて1分間の脱水を行
う。太陽光による乾燥の代わりに、紫外線レギュラーラ
イフフェードメータFA−5(商品名 スガ試験機株式
会社製)を用いて、フェード照射を63℃で5時間行
う。次いで、パーフェクトオーブンオリジナルPH−1
00(商品名 株式会社タバイ製)を用いて、80℃で
4時間乾燥を行う。処理された繊維をその繊維長に対し
150%の長さに引っ張り、直ちに元に戻すという伸縮
動作を500回繰り返す。
【0025】上記伸長力保持率は、次式;伸長力保持率
(%)=(上記洗濯耐久性サイクル試験を5回行ったサ
ンプルの伸長力/上記洗濯耐久性サイクル試験を行わな
かったサンプルの伸長力)×100から算出する。ここ
で、伸長力は、サンプルを1.8a(aは、サンプルの
繊維長を表わす)の長さに引っ張り、直ちに元に戻すと
いう動作を2回繰り返し、その後もう一度1.8aの長
さに引っ張る際の応力、すなわち3回目の引張応力を測
定することにより得られる。
【0026】上記回復力保持率は、次式;回復力保持率
(%)=(上記洗濯耐久性サイクル試験を5回行ったサ
ンプルの回復力/上記洗濯耐久性サイクル試験を行わな
かったサンプルの回復力)×100から算出する。ここ
で、回復力は、サンプルを1.8aの長さに引っ張り、
直ちに元に戻すという動作を2回繰り返し、もう一度
1.8aの長さに引っ張り、その後応力を少しずつ緩め
ていき、サンプルの繊維長が1.5aとなったときの応
力を測定することにより得られる。
【0027】本発明で用いるポリウレタン系弾性繊維
は、非弾性糸で被覆されていることが好ましい。前記非
弾性糸は、フィラメント糸または紡績糸のいずれであっ
てもよい。前記非弾性糸としては、具体的には、フィラ
メント糸として、レーヨン、アセテート、ポリアミド、
ポリエステル、アクリル、ポリプロピレン、塩化ビニ
ル、ポリエチレンテレフタレートもしくはポリビニルア
ルコール等の化学合成繊維または絹(生糸)等が挙げら
れる。かかるフィラメント糸の態様は、原糸、仮ヨリ加
工糸もしくは先染糸等のいずれであってもよく、または
これらの複合糸であってもよい。しかし、これらは、い
ずれも撚糸加工のし易い、安定した糸条であることが好
ましい。また、前記非弾性糸としての紡績糸は、木綿、
羊毛、麻もしくは絹等の天然繊維、またはレーヨン、ポ
リアミド、ポリエステル、アクリロニトリル、ポリプロ
ピレン、塩化ビニル系、ポリエチレンテレフタレートも
しくはポリビニルアルコール等の化合繊からなるステー
プルであって、これらが単独もしくは混紡された紡績糸
等が挙げられる。中でも、本発明で用いる非弾性糸とし
ては、ナイロンなどのポリアミド繊維、ポリエチレンテ
レフタレート繊維、アクリル繊維またはポリビニルアル
コール繊維を用いることが好ましい。
【0028】上記非弾性糸において、糸の繊度、断面形
状などは特に限定されるものではない。しかし、本発明
で使用される非弾性糸の繊度は、約20〜500dte
x程度の範囲が好ましい。また、例えば、非弾性糸の断
面は円形であっても扁平であっても何らかまわない。
【0029】上記ポリウレタン系弾性繊維を上記非弾性
糸で被覆する方法としては、公知の方法を用いてよい。
具体的には、例えば、非弾性糸としてフィラメント糸を
用いる場合、市販の撚糸機を用い、芯成分となるポリウ
レタン系弾性繊維にドラフトをかけ、該ポリウレタン系
弾性繊維の周りを非弾性糸で捲回させて被覆して得るこ
とができる。上記非弾性糸によるポリウレタン系弾性繊
維の被覆は、一重でも二重でもよい。すなわち、ポリウ
レタン系弾性繊維への非弾性糸の捲き付けは一重捲(シ
ングルカバリング)であっても、二重捲(ダブルカバリ
ング)であってもよい。前記二重捲の場合、捲回方向
は、一回目の捲回と二回目の捲回で同じであってもよい
し、異なってもよい。なかでも、一回目の捲回と二回目
の捲回で異なる方向に非弾性糸をポリウレタン系弾性繊
維に捲きつけて得られるダブルカバリング糸を用いるこ
とが好ましい。
【0030】本発明において用いるポリウレタン系弾性
繊維が上記のようなダブルカバリング糸である場合、カ
バリングに用いる非弾性糸は、下記撚り係数を有する撚
り糸であることが好ましい。すなわち、一回目の捲き付
けに用いられる非弾性糸(下撚り糸という)は、その撚
り係数(K)が約500〜1500程度であることが好
ましく、二回目の捲き付けに用いられる非弾性糸(上撚
り糸という)は、その撚り係数(K)が下撚り数の約7
割〜9割程度であることが好ましい。撚り係数Kは、次
式;K=T×D1/2〔但し、T:撚り数(回/10c
m)、D:繊度(d)を表わす〕により、算出することが
できる。
【0031】本発明に係る手袋または靴下の締め付け部
には、上述のようなポリウレタン系弾性繊維のみからな
っていてもよいし、前記繊維以外の他の繊維が含まれて
いてもよい。後者の場合、前記締め付け部における全繊
維重量のうち、ポリウレタン系弾性繊維の重量が、約5
0〜80%程度を占めることが好ましい。
【0032】本発明に係る手袋または靴下においては、
締め付け部以外は公知の繊維から構成されていてよい。
公知の繊維は、天然繊維であっても、化学繊維であって
もよい。具体的に、天然繊維としては、例えば綿や麻な
どの植物繊維、または羊毛やカシミアなどの毛もしくは
絹などの動物繊維などが挙げられる。また、化学繊維と
しては、レーヨンなどの再生繊維;アセテートなどの半
合成繊維;ポリオレフィン系、ポリアミド系、ポリエス
テル系、ポリアクリロニトリル系、ポリビニルアルコー
ル系、ポリ塩化ビニル系、ポリ塩化ビニリデン系、ポリ
ウレタン系もしくはフェノール系などの合成繊維等が挙
げられる。
【0033】なかでも、本発明に係る手袋または靴下に
おいては、引張強度が約15cN/dtex以上の高強
度繊維を構成繊維として含有していることが好ましい。
特に、前記高強度繊維は、手袋または靴下の締め付け部
分以外を構成する繊維のうち約20重量%以上、好まし
くは約30重量%以上、より好ましくは約50重量%以
上を占めていることが好ましい。
【0034】前記高強度繊維としては、引張強度が約1
5cN/dtex以上、好ましくは約20cN/dte
x以上、より好ましくは約30cN/dtex以上であ
ればよく、公知の繊維を用いることができる。なお、引
っ張り強度は、ステープルの場合は、JIS L 10
95:1999 化学繊維ステープル試験方法7.7に
従って、またフィラメントの場合は、JIS L 10
13:1999 化学繊維フィラメント糸試験方法8.
5.1に従って容易に測定することができる。
【0035】具体的には、上記高強度繊維として、例え
ば、ポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維(東レ・
デュポン株式会社製、商品名KEVLAR(登録商
標))およびコポリパラフェニレン−3,4’−ジフェ
ニルエーテルテレフタルアミド繊維(帝人株式会社製、
商品名テクノーラ)などのパラ系全芳香族ポリアミド繊
維などのパラ系アラミド繊維、全芳香族ポリエステル繊
維(例えば株式会社クラレ製、商品名ベクトラン)、ポ
リパラフェニレンベンゾビスオキサゾール繊維(例えば
東洋紡株式会社製、商品名ザイロン)、超高分子量ポリ
エチレン繊維(例えば東洋紡株式会社製、商品名ダイニ
ーマ)、ポリビニルアルコール系繊維(例えば株式会社
クラレ製、商品名クラロンKII(高強力タイプ))など
が挙げられる。本発明においては、中でも、前記高強度
繊維としては、パラ系アラミド繊維を用いるのが好まし
く、ポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維を用いる
のがより好ましい。
【0036】本発明に係る手袋または靴下は、公知の方
法で容易に製造することができる。より具体的には、本
発明に係る手袋の製造方法としては、公知の手袋編機を
用いて糸条から手袋を編み上げる方法、または織編物を
公知の方法に従って手袋の形に切断して縫い上げる方法
などが挙げられる。前者の方法としては、例えば市販の
コンピュータ手袋編機SFGやSTJ(株式会社島精機
製作所製)を用いて手袋を製造する方法などが挙げられ
る。この製造方法によれば1工程で本発明に係る手袋が
製造できるので、製造工程が簡略であり、それゆえに製
品が安価に供給できるという利点がある。より具体的
に、先ず、前後のニードルベッドの所定の編針に編糸を
供給して、小指用指袋6、薬指用指袋5、中指用指袋4
および人指し指用指袋3を夫々の先端部分から編み、つ
いで、四本胴部分8、親指用指袋2および五本胴部分9
を順次編成した後、手首部分10が編成され、この編地
が横編機から払い落とされる。ついで、横編機から払い
落とされた編地の手首部分10の端部に、オーバーロッ
クミシンにより解れ止め11が施され、手袋1が形成さ
れる。
【0037】後者の方法において用いる織編物は、自体
公知の生地の形成方法に従って作製することができる。
生地の形成方法としては、例えば、平織、朱子織、綾
織、横縞織、からみ織または斜こ織などの織物;例え
ば、平編み、ゴム編みもしくはパール編みなどの横編
み、またはシングルデンビー編みもしくはシングルデン
ビー編みなどの縦編みなどの編物等が挙げられる。編織
物の表裏形態としては、両面フラット形態、片面フラッ
ト・他面凹凸形態、両面凹凸形態、片面パイル形態、両
面パイル形態、メッシュ形態等、特に限定されるもので
はない。また、起毛形態にしても良い。
【0038】本発明に係る靴下は、どのような編み方で
編成されていてもよく、具体的には靴下の用途に応じて
適宜選択すればよいが、平編み、メッシュ編み、パイル
編み又はこれらの組合せにて編成されることができる。
【0039】
【実施例】ポリウレタン系弾性繊維として、LYCRA
(登録商標)(東レ・デュポン株式会社製)110dt
exを用いた。かかるポリウレタン系弾性繊維を芯糸と
して、カバーリング機(片岡機械工業株式会社製)を用
いて、ポリエステルフィラメント糸でダブルカバリング
した。より具体的には、カバリングの下撚り糸として撚
り数588回/mの撚りを加えた220dtexのポリ
エステルフィラメント糸(東レ株式会社製)を用い、カ
バリングの上撚り糸として撚り数500回/mの撚りを
加えた110dtexのポリエステルフィラメント糸
(東レ株式会社製)を用いた。
【0040】繊度292dtexのポリパラフェニレン
テレフタルアミド紡績糸(商品名ケブラー、東レ・デュ
ポン株式会社製)2本を撚り合わせた双糸を5本引き揃
えて、引き揃え糸とした。該引き揃え糸と上記のポリウ
レタン系弾性繊維のカバリング糸を用いて、コンピュー
タ手袋編機(SFG−7G 株式会社島精機製作所製)
により本発明に係る手袋を作製した。より具体的には、
得られた手袋は図1で示され、手袋1の手首部分10以
外の部分が上記ポリパラフェニレンテレフタルアミド紡
績糸からなり、手首部分10の部分がポリウレタン系弾
性繊維のカバリング糸からなる。
【0041】〔比較例〕ポリウレタン系弾性繊維の代わ
りに、110dtexの合成ゴムを用いたこと以外は、
実施例と全く同様にして合成ゴムのカバリング糸を作製
し、かかる合成ゴムのカバリング糸を用いて実施例と全
く同様にして手袋を作製した。
【0042】実施例で作製したポリウレタン系弾性繊維
のカバリング糸および比較例で作製した合成ゴムのカバ
リング糸について、下記の試験を行った。 〔試験例1;耐久性試験〕株式会社島津製作所製のオー
トグラフを用い、長さ50mmのサンプルを100mm
/分の速度で150%まで引っ張り、その動作を500
回繰り返すことにより伸縮疲労を与えた。その後、切断
するまで引っ張り、その時の強力を前記オートグラフに
て測定した。その結果を図4に示す。破断強度保持率は
次式;破断強度保持率(%)=(伸縮疲労後のサンプル
の破断強度/伸縮疲労前のサンプルの破断強度)×10
0により算出した。
【0043】〔試験例2;サンシャイン試験〕サンシャ
インウェザーメーター(スガ試験機株式会社製)を用い
て、温度63℃、120分照射中降雨18分の条件で、
サンプルに対し10時間の照射を行った。その後、サン
プルを切断するときの強力を株式会社島津製作所製のオ
ートグラフにて測定した。その結果を図5に示す。破断
強度保持率は次式;破断強度保持率(%)=(サンシャ
イン試験後のサンプルの破断強度)/サンシャイン試験
前のサンプルの破断強度)×100により算出した。
【0044】〔試験例3;洗濯耐久性サイクル試験〕サ
ンプル5m分を下記条件で洗濯した。 水;40℃、25L 洗剤;アタック(商品名 花王株式会社製) 1g/L 漂白剤;ハイター(商品名 花王株式会社製) 70mL/25L 洗濯機;GINGA 3.0 VH−M30(商品名 東芝株式会社製) 洗濯条件;強 洗濯時間;10分 次いで、水を常に注ぎながらすすぎを2分間2回行っ
た。次いで、前記洗濯機の脱水槽を用いて1分間の脱水
を行った。ついで、紫外線レギュラーライフフェードメ
ータFA−5(商品名 スガ試験機株式会社製)を用い
て、フェード照射を63℃で5時間行った。次いで、パ
ーフェクトオーブンオリジナルPH−100(商品名
株式会社タバイ製)を用いて、80℃で4時間乾燥を行
った。以上の処理がなされた繊維をその繊維長に対し1
50%の長さに引っ張り、直ちに元に戻すという伸縮動
作を500回繰り返した。
【0045】上記洗濯、すすぎ、脱水、フェード照射、
乾燥および繰り返し伸縮疲労の洗濯耐久性サイクル試験
を5回繰り返した。その後、伸長力保持率および回復力
保持率を測定した。その結果を、下記表、図6および7
に示す。
【表1】
【0046】なお、前記伸長力保持率は、次式;伸長力
保持率(%)=(上記洗濯耐久性サイクル試験をn回行
ったサンプルの伸長力/上記洗濯耐久性サイクル試験を
行わなかったサンプルの伸長力)×100(式中、nは
0,1,2,3,4,5を表わす。)から算出した。こ
こで、伸長力は、サンプルを1.8a(aは、サンプル
の繊維長を表わす)の長さに引っ張り、直ちに元に戻す
という動作を2回繰り返し、その後もう一度1.8aの
長さに引っ張る際の応力、すなわち3回目の引張応力を
測定することにより得られる。また、上記回復力保持率
は、次式;回復力保持率(%)=(上記洗濯耐久性サイ
クル試験をn回行ったサンプルの回復力/上記洗濯耐久
性サイクル試験を行わなかったサンプルの回復力)×1
00(式中、nは0,1,2,3,4,5を表わす。)
から算出した。ここで、回復力は、サンプルを1.8a
の長さに引っ張り、直ちに元に戻すという動作を2回繰
り返し、もう一度1.8aの長さに引っ張り、その後応
力を少しずつ緩めていき、サンプルの繊維長が1.5a
となったときの応力を測定することにより得られる。
【0047】
【発明の効果】本発明に係る手袋または靴下は、使用・
洗濯・乾燥などを繰り返しても、締め付け部分の締め付
け力が弱くなりにくい。また、手袋または靴下の構成繊
維として高強力繊維を用いることにより、特にスポーツ
用手袋もしくは靴下、または作業用手袋もしくは靴下と
して有用な耐切創性や耐磨耗性をも有する手袋または靴
下を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る手袋の一態様を示す。
【図2】 本発明に係る靴下の一態様を示す。
【図3】 本発明に係る靴下の他の態様を示す。
【図4】 実施例における耐久性試験の結果を示す。
【図5】 実施例におけるサンシャイン試験の結果を示
す。
【図6】 実施例における洗濯耐久性サイクル試験の結
果を、伸長力保持率を用いて示した。なお、四角の印
は、実施例で作製したポリウレタン弾性繊維のカバリン
グ糸の結果を表し、ひし形の印は、比較例で作製した合
成ゴムのカバリング糸の結果を表す。
【図7】 実施例における洗濯耐久性サイクル試験の結
果を、回復力保持率を用いて示した。なお、四角の印
は、実施例で作製したポリウレタン弾性繊維のカバリン
グ糸の結果を表し、ひし形の印は、比較例で作製した合
成ゴムのカバリング糸の結果を表す。
【符号の説明】
10 手首部分 30 履口部 36 締め付け部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年12月11日(2002.12.
11)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 洗濯耐久性に優れた手
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯耐久性に優れ
た手袋に関する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】従来、手袋の手首部分には、天然ゴムま
たは合成ゴムを芯糸としたいわゆるゴム糸が使われてい
た。しかし、かかるゴム糸は、使用・洗濯・乾燥などの
繰り返しによって、芯糸のゴムが伸びきって、締め付け
部分の締め付け力が弱くなるという欠点があった。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、使用・洗濯
・乾燥などを繰り返しても、締め付け部分の締め付け力
が弱くなりにくい洗濯耐久性に優れた手袋を提供するこ
とを目的とする。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく、手袋の締め付け部分にゴム糸の代わりに
種々の合成繊維を用いて検討した。その結果、種々の弾
性合成繊維の中でポリウレタン系弾性繊維が締め付け部
分の材料として優れていることを見出した。さらに、耐
久試験およびサンシャイン試験においては、合成ゴムを
芯糸に用いたゴム糸とポリウレタン系弾性繊維とは、破
断強度保持率に有意差はないにもかかわらず、実際の使
用に即した加速試験である洗濯耐久性サイクル試験にお
いては、両者の間の伸長力保持率および回復力保持率に
有意な差が生じるという思いがけない知見を得た。な
お、上記試験及びその結果においては、実施例において
詳細に述べる。本発明者らは、さらに検討を重ねて、本
発明を完成した。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】すなわち、本発明は、(1) ポリウレタ
ン系弾性繊維を含む締め付け部分を有することを特徴と
する手袋、(2) ポリウレタン系弾性繊維の洗濯耐久
性サイクル試験5回後の伸長力保持率および回復力保持
率が85%以上であることを特徴とする前記(1)に記
載の手袋、(3) ポリウレタン系弾性繊維が、非弾性
糸で被覆されていることを特徴とする前記(1)または
(2)に記載の手袋、(4) ポリウレタン系弾性繊維
が、ポリマージオールと、イソシアネートと、多官能活
性水素化合物を反応させて得られるポリウレタン重合体
からなることを特徴とする前記(1)〜(3)に記載の
袋、(5) 手袋の締め付け部分以外を構成する繊維
のうち、引張強度が15cN/dtex以上の高強度繊
維を20重量%以上含有していることを特徴とする前記
(1)〜(4)に記載の手袋、(6) 高強度繊維が、
ポリパラフェニレンテレフタルアミド繊維であることを
特徴とする前記(5)に記載の手袋、に関する。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に係る手袋は、締め付け部
分にポリウレタン系弾性繊維を含むことを特徴とする。
前記締め付け部分としては、特に限定されないが、具体
的には、手袋の締め付け部分としては手首部分があげら
れる
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】より具体的には、本発明に係る手袋とし
て、図1に示す手袋1が挙げられる。かかる手袋1は、
親指用指袋2、人指し指用指袋3、中指用指袋4、薬指
用指袋5、小指用指袋6、四本胴部分8、五本胴部分9
および手首部分10からなる。このうち、手首部分10
にポリウレタン系弾性繊維を含み、手袋が容易に抜け落
ちるのを防止している。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】本発明に係る手袋の締め付け部には、上述
のようなポリウレタン系弾性繊維のみからなっていても
よいし、前記繊維以外の他の繊維が含まれていてもよ
い。後者の場合、前記締め付け部における全繊維重量の
うち、ポリウレタン系弾性繊維の重量が、約50〜80
%程度を占めることが好ましい。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】本発明に係る手袋においては、締め付け部
以外は公知の繊維から構成されていてよい。公知の繊維
は、天然繊維であっても、化学繊維であってもよい。具
体的に、天然繊維としては、例えば綿や麻などの植物繊
維、または羊毛やカシミアなどの毛もしくは絹などの動
物繊維などが挙げられる。また、化学繊維としては、レ
ーヨンなどの再生繊維;アセテートなどの半合成繊維;
ポリオレフィン系、ポリアミド系、ポリエステル系、ポ
リアクリロニトリル系、ポリビニルアルコール系、ポリ
塩化ビニル系、ポリ塩化ビニリデン系、ポリウレタン系
もしくはフェノール系などの合成繊維等が挙げられる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】なかでも、本発明に係る手袋においては、
引張強度が約15cN/dtex以上の高強度繊維を構
成繊維として含有していることが好ましい。特に、前記
高強度繊維は、手袋の締め付け部分以外を構成する繊維
のうち約20重量%以上、好ましくは約30重量%以
上、より好ましくは約50重量%以上を占めていること
が好ましい。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】本発明に係る手袋は、公知の方法で容易に
製造することができる。より具体的には、本発明に係る
手袋の製造方法としては、公知の手袋編機を用いて糸条
から手袋を編み上げる方法、または織編物を公知の方法
に従って手袋の形に切断して縫い上げる方法などが挙げ
られる。前者の方法としては、例えば市販のコンピュー
タ手袋編機SFGやSJF(株式会社島精機製作所製)
を用いて手袋を製造する方法などが挙げられる。この製
造方法によれば1工程で本発明に係る手袋が製造できる
ので、製造工程が簡略であり、それゆえに製品が安価に
供給できるという利点がある。より具体的に、先ず、前
後のニードルベッドの所定の編針に編糸を供給して、小
指用指袋6、薬指用指袋5、中指用指袋4および人指し
指用指袋3を夫々の先端部分から編み、ついで、四本胴
部分8、親指用指袋2および五本胴部分9を順次編成し
た後、手首部分10が編成され、この編地が横編機から
払い落とされる。ついで、横編機から払い落とされた編
地の手首部分10の端部に、オーバーロックミシンによ
り解れ止め11が施され、手袋1が形成される。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】後者の方法において用いる織編物は、自体
公知の生地の形成方法に従って作製することができる。
生地の形成方法としては、例えば、平織、朱子織、綾
織、横縞織、からみ織または斜こ織などの織物;例え
ば、平編み、ゴム編みもしくはパール編みなどの横編
み、またはシングルデンビー編みもしくはシングルデン
ビー編みなどの縦編みなどの編物等が挙げられる。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】編織物の表裏形態としては、両面フラット
形態、片面フラット・他面凹凸形態、両面凹凸形態、片
面パイル形態、両面パイル形態、メッシュ形態等、特に
限定されるものではない。また、起毛形態にしても良
い。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正内容】
【0047】
【発明の効果】本発明に係る手袋は、使用・洗濯・乾燥
などを繰り返しても、締め付け部分の締め付け力が弱く
なりにくい。また、手袋の構成繊維として高強力繊維を
用いることにより、特にスポーツ用手袋、または作業用
袋として有用な耐切創性や耐磨耗性をも有する手袋を
提供できる。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る手袋の一態様を示す。
【図2】 実施例における耐久性試験の結果を示す。
【図3】 実施例におけるサンシャイン試験の結果を示
す。
【図4】 実施例における洗濯耐久性サイクル試験の結
果を、伸長力保持率を用いて示した。なお、四角の印
は、実施例で作製したポリウレタン弾性繊維のカバリン
グ糸の結果を表し、ひし形の印は、比較例で作製した合
成ゴムのカバリング糸の結果を表す。
【図5】 実施例における洗濯耐久性サイクル試験の結
果を、回復力保持率を用いて示した。なお、四角の印
は、実施例で作製したポリウレタン弾性繊維のカバリン
グ糸の結果を表し、ひし形の印は、比較例で作製した合
成ゴムのカバリング糸の結果を表す。
【符号の説明】 10 手首部分
【手続補正18】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正19】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正20】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正21】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正22】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】削除
【手続補正23】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】削除
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D02G 3/36 D02G 3/36 3/44 3/44 (72)発明者 卯田 武正 滋賀県大津市園山1丁目1番2号 ティ ー・ディー・イー株式会社内 (72)発明者 平松 慶和 滋賀県大津市園山1丁目1番2号 ティ ー・ディー・イー株式会社内 Fターム(参考) 3B018 AB03 AC01 AC05 AD07 3B033 AA10 AC00 4L036 MA04 MA33 MA39 RA24 UA08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリウレタン系弾性繊維を含む締め付け
    部分を有することを特徴とする手袋または靴下。
  2. 【請求項2】 ポリウレタン系弾性繊維の洗濯耐久性サ
    イクル試験5回後の伸長力保持率および回復力保持率が
    85%以上であることを特徴とする請求項1に記載の手
    袋または靴下。
  3. 【請求項3】 ポリウレタン系弾性繊維が、非弾性糸で
    被覆されていることを特徴とする請求項1または2に記
    載の手袋または靴下。
  4. 【請求項4】 ポリウレタン系弾性繊維が、ポリマージ
    オールと、イソシアネートと、多官能活性水素化合物を
    反応させて得られるポリウレタン重合体からなることを
    特徴とする請求項1〜3に記載の手袋または靴下。
  5. 【請求項5】 手袋または靴下の締め付け部分以外を構
    成する繊維のうち、引張強度が15cN/dtex以上
    の高強度繊維を20重量%以上含有していることを特徴
    とする請求項1〜4に記載の手袋または靴下。
  6. 【請求項6】 高強度繊維が、ポリパラフェニレンテレ
    フタルアミド繊維であることを特徴とする請求項5に記
    載の手袋または靴下。
JP2001395084A 2001-12-26 2001-12-26 洗濯耐久性に優れた手袋 Expired - Fee Related JP3935723B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001395084A JP3935723B2 (ja) 2001-12-26 2001-12-26 洗濯耐久性に優れた手袋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001395084A JP3935723B2 (ja) 2001-12-26 2001-12-26 洗濯耐久性に優れた手袋

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003201607A true JP2003201607A (ja) 2003-07-18
JP3935723B2 JP3935723B2 (ja) 2007-06-27

Family

ID=27639501

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001395084A Expired - Fee Related JP3935723B2 (ja) 2001-12-26 2001-12-26 洗濯耐久性に優れた手袋

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3935723B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007531832A (ja) * 2004-04-05 2007-11-08 ワールド ファイバーズ インコーポレーテッド 抗菌性、耐切断性合成糸およびそれから編成、織成された衣類
JP2010159512A (ja) * 2009-01-08 2010-07-22 Shimano Inc 手袋
JP2012517533A (ja) * 2009-02-09 2012-08-02 ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ. 耐切断性複合糸
JP2016011467A (ja) * 2014-06-27 2016-01-21 中野産業株式会社 衣料品
JP2016040417A (ja) * 2014-08-12 2016-03-24 旭化成せんい株式会社 被覆弾性糸及びそれを用いた足回り製品

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007531832A (ja) * 2004-04-05 2007-11-08 ワールド ファイバーズ インコーポレーテッド 抗菌性、耐切断性合成糸およびそれから編成、織成された衣類
JP2010159512A (ja) * 2009-01-08 2010-07-22 Shimano Inc 手袋
JP2012517533A (ja) * 2009-02-09 2012-08-02 ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ. 耐切断性複合糸
US8806902B2 (en) 2009-02-09 2014-08-19 Dsm Ip Assets B.V. Cut resistant composite yarn
JP2016011467A (ja) * 2014-06-27 2016-01-21 中野産業株式会社 衣料品
JP2016040417A (ja) * 2014-08-12 2016-03-24 旭化成せんい株式会社 被覆弾性糸及びそれを用いた足回り製品

Also Published As

Publication number Publication date
JP3935723B2 (ja) 2007-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5155162B2 (ja) 編地およびスポーツ衣料
TW200306365A (en) Stretchable core in sheath type composite yarn and stretchable woven or knitted fabric
JP5753578B2 (ja) 均一なモジュラスを有する溶融紡糸弾性繊維
JP2003201607A (ja) 洗濯耐久性に優れた手袋
KR101439069B1 (ko) 내마모성 폴리에스테르 섬유 및 직편물
JP2005105420A (ja) スポーツ衣料
JP4818068B2 (ja) 制電撥水織物および衣料
JP2006291402A (ja) 感温性合成繊維およびその製造方法
JP2003193345A (ja) 被覆糸およびそれを用いてなる編織物
JP2009161883A (ja) 布帛の製造方法および布帛および繊維製品
JP2005154994A (ja) 弾性複合糸および織編物および繊維製品
JP2003286620A (ja) 仮撚加工糸およびその製造方法
JP2006328593A (ja) 複合撚糸
JP2007070768A (ja) 紡績糸および織編物
JP2005281907A (ja) 原着繊維と吸放湿性ポリエーテルエステル原着弾性繊維とを含む繊維製品
JP2008002027A (ja) トーブ用織物およびその製造方法およびトーブ
JP3195598B2 (ja) 伸縮性ラッセル経編地
JPH1181096A (ja) 交編編地
JP2018178336A (ja) グローブ用布帛および繊維製品
JP2004183193A (ja) 織物
JP7201395B2 (ja) グローブ用布帛および繊維製品
JP2008231583A (ja) 合燃糸、カーペットおよび自動車内装材ならびに合撚糸の製造方法
JP7088652B2 (ja) グローブ用布帛および繊維製品
JP2001295165A (ja) ストレッチ編地
JP2006307368A (ja) 温度によってストレッチ率が変化するストレッチ布帛および繊維製品

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040303

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050916

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060301

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060330

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070313

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070320

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees