JP2003200859A - ピックアップトラックの車体後部構造 - Google Patents

ピックアップトラックの車体後部構造

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JP2003200859A
JP2003200859A JP2001400215A JP2001400215A JP2003200859A JP 2003200859 A JP2003200859 A JP 2003200859A JP 2001400215 A JP2001400215 A JP 2001400215A JP 2001400215 A JP2001400215 A JP 2001400215A JP 2003200859 A JP2003200859 A JP 2003200859A
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vehicle body
panel
rear floor
floor panel
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Yasushi Takahashi
泰 高橋
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Fuji Heavy Industries Ltd
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    • B60R2021/0074Utility vehicles
    • B60R2021/0083Pick-up trucks; Light trucks; Sport utility vehicles

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バックパネル下端部、特に荷台トレイが取り
付けられる開口部縁の剛性を向上させてバックパネル下
端部の荷重変形を防止するとともに、乗員室側に浸入し
た雨水を速やかに車外に排水することができるピックア
ップトラックの車体後部構造を提供する。 【解決手段】 車両のリヤフロアパネルに接合されて乗
員室と荷台とを隔てるバックパネルに、開閉パネルによ
って開閉自在とされた開口部が形成されたピックアップ
トラックの車体後部構造において、開口部の開口下端縁
を形成しバックパネルの下端部を構成するバックパネル
ロアの車体前後端部に、リヤフロアパネルに接合される
前向き、或いは後向きのフランジを所定距離だけ延設
し、前向きフランジの前周縁部を、上向きに折り曲げる
とともに、前向きフランジの所定位置に、リヤフロアパ
ネルの下面側に突き抜けるドレン部を形成するととも
に、バックパネルロアとリヤフロアパネルとの接合によ
り閉じ断面が形成されるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ピックアップト
ラックの車体後部構造に関するものであり、さらに詳し
くは、乗員室と荷台とを隔てているバックパネルに、開
閉パネルによって開閉自在とされた開口部が形成されて
いるピックアップトラックの車体後部構造に関するもの
である。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】近年、自動車ユーザの
ニーズの多様化に伴って、荷台に多くの荷物が積めるト
ラックとしての実用性と乗用車並の快適性とを兼ね備え
た乗用車ベースのピックアップトラックやその派生であ
るSUV(スポーツユーティリティビークル)がユーザ
に支持されている。そのようなピックアップトラックの
なかには、乗員室と荷台とを隔てているバックパネルの
下方側に、開閉パネルによって開閉自在とされた開口部
が形成されているものがあり、必要に応じてリヤシート
を折り畳み、開閉パネルを前方、或いは後方に倒して開
口部を開くことによって荷台スペースが拡張されるよう
になっている。
【0003】ところで、そのようなピックアップトラッ
クにおいては、フレーム構造を用いたRV(レクリェー
ショナルビークル)とは異なり、乗用車と同様のモノコ
ック構造によって車体ボディが構成されている。そのた
め、乗員室と荷台とを隔てるバックパネルの下方側に開
口部が形成されると、バックパネルの下端部における剛
性が低下してしまうという虞がある。さらに、バックパ
ネルの下端部である開口部縁には、荷台フロアを上方か
ら覆う荷台トレイの取付端部が取り付けられることがあ
って、バックパネル下端部の剛性が確保されないと、重
量のある荷物を荷台トレイ上に積載した際にバックパネ
ルの開口部縁に負荷がかかり、バックパネル下端部が変
形してしまうという問題があった。
【0004】また、開口部の全周縁部にはウェザストリ
ップが取り付けられており、パネル閉時にはウェザスト
リップを圧着変形させて開閉パネルとバックパネルとの
間の隙間を閉塞し、雨水や騒音が乗員室内に侵入するの
を防止しているものの、雨中でのパネル開時には、開口
部から乗員室側に向かって雨水が浸入してしまうという
問題がある。特に、開閉パネルが前方、すなわち乗員室
側に向かって倒れるように構成されているピックアップ
トラックでは、ウェザストリップに溜まった雨水がパネ
ル開時と同時に室内側に浸入してしまう可能性がある。
【0005】そこで、この発明は、上述したような従来
のピックアップトラックの車体後部構造が有している問
題点を解決するためになされたものであって、バックパ
ネル下端部、特に荷台トレイが取り付けられる開口部縁
の剛性を向上させてバックパネル下端部の荷重変形を防
止するとともに、乗員室側に浸入した雨水を速やかに車
外に排水することができるピックアップトラックの車体
後部構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にあっては、車両のリヤフロアパネルに接
合されて乗員室と荷台とを隔てるバックパネルに、開閉
パネルによって開閉自在とされた開口部が形成されたピ
ックアップトラックの車体後部構造において、前記開口
部の開口下端縁を形成し前記バックパネルの下端部を構
成するバックパネルロアの車体前後端部に、前記リヤフ
ロアパネルに接合される前向き、或いは後向きのフラン
ジを所定距離だけ延設し、前記前向きフランジの前周縁
部を、上向きに折り曲げるとともに、前記バックパネル
ロアと前記リヤフロアパネルとの接合により閉じ断面が
形成されることを特徴としている。
【0007】請求項2にあっては、請求項1に記載の前
記前向きフランジの所定位置に、前記リヤフロアパネル
の下面側に突き抜けるドレン部が形成されることを特徴
としている。
【0008】請求項3にあっては、請求項1または2に
記載の前記バックパネルロアが接合された前記リヤフロ
アパネルの下面側には、車体幅方向に延在されたクロス
メンバが接合され、このクロスメンバと前記リヤフロア
パネルとにより閉じ断面が形成されることを特徴として
いる。
【0009】請求項4にあっては、請求項1,2,3の
いずれかに記載の前記バックパネルロアは、車体前後方
向に対してバックパネルロアフロントとバックパネルロ
アリヤとに分割形成されているとともに、前記バックパ
ネルロアフロントはさらに上下方向に対して分割形成さ
れており、そのバックパネルロアフロントの上方分割部
と下方分割部とは、前記上方分割部と下方分割部との何
れかに形成されたビード面を介して接合されることを特
徴としている。
【0010】請求項5にあっては、請求項4に記載の前
記バックパネルロアフロントの下方分割部の一側端部と
前記バックパネルロアリヤとを接合することによって、
前記バックパネルロアと前記リヤフロアパネルとの接合
により形成された閉じ断面が上下に分割されることを特
徴としている。
【0011】請求項6にあっては、請求項1,2,3,
4,5のいずれかに記載の前記バックパネルロアの前記
前向きフランジが接合される前記リヤフロアパネルに
は、車体前後方向に向けてビード加工が施されているこ
とを特徴としている。
【0012】請求項7にあっては、請求項1,3,4,
5,6のいずれかに記載の前記前向きフランジの前周縁
部の一部を、下向きに折り曲げるとともに、その下向き
に折り曲げられたフランジの下方側の前記リヤフロアパ
ネルには、このリヤフロアパネル下面側に突き抜けるド
レン部が形成されることを特徴としている。
【0013】請求項8にあっては、請求項2,3,4,
5,6,7のいずれかに記載の前記ドレン部には、ワン
ウェイプラグが挿着されることを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の最も好適と思われ
る実施形態について図1〜3を用いて説明する。図1
は、本発明が適用されるピックアップトラックの車体後
部構造を説明するための側断面図、図2は、同例におけ
る要部を説明するための斜視図、図3は、同例における
要部を説明するために図2中に付されたA−A矢視側断
面図である。
【0015】図1〜3に示されるように、バックパネル
1は、モノコック構造からなる乗用車をベースとしたピ
ックアップトラックの乗員室2と荷台3とを隔てるよう
に配設された隔壁部材であり、車体幅方向に延在された
バックパネル1の下端部は、リヤフロアパネル4の前端
部に沿って接合された状態で結合固定されているととも
に、その左右側端部は、車体ボディの左右両側の側壁部
5に接合された状態で結合固定されている。
【0016】このバックパネル1の前方側、すなわち乗
員室2側には、図示しない折り畳み可能なリヤシートが
配設されており、このリヤシートのシートバック後方に
あたるバックパネル1、言い換えればバックパネル1の
下方側には、乗員室2と荷台3とを連通する矩形状の開
口部6が開口形成されている。この開口部6の前面側に
は、図1に示されるように、ヒンジ(図示略)によって
回動自在に支持され、乗員室2側に倒れることによって
開口部6を開閉可能とする開閉パネル7が取り付けられ
ている。
【0017】開口部6は、バックパネルセンタ8,バッ
クパネルロア9および一対のバルクヘッドリヤ10から
形成されており、車体幅方向に向けて延在されるととも
に上下に所定間隔を空けたバックパネルセンタ8とバッ
クパネルロア9との左右両端部が、一対のバルクヘッド
リヤ10間にそれぞれ接合された状態で溶接により強固
に結合固定されることによって、バックパネル1に開口
部6が開口形成されている。
【0018】ここで、開口部6の開口下端縁を形成し、
バックパネル1の下端部を構成するバックパネルロア9
について説明する。バックパネルロア9は、その長手方
向が車体幅方向に向かって延在されたバックパネルロア
フロント11とバックパネルロアリヤ12とから構成さ
れ、これらの上端部とされる一端部から前向きに張り出
された両フランジ13,14が重ね合わされた状態で溶
接により結合固定されることによって、下方に向かって
開口した断面ハット形が形成されている。バックパネル
ロア9の上端部に位置する前向きフランジ13,14の
先端部には、図3に示されるように、ウェザストリップ
15が挿着されており、閉状態の開閉パネル7と密着す
ることによって乗員室2への雨水の浸入が防止される。
【0019】バックパネルロア9の上端部、つまりバッ
クパネルロアリヤ12のフランジ14の所定位置には、
所定径状のボルト穴16が複数(本実施形態では2箇
所)形成されているとともに、それらのボルト穴16の
下面側には、ウェルディングナット17が結合固定され
ている。このウェルディングナット17には、リヤフロ
アパネル4を上方から覆う荷台トレイ18の前端部を固
定する取付ボルト19が嵌合されている。また、バック
パネルロア9の後方下端部に位置するバックパネルロア
リヤ12には、後向きに張り出された後向きフランジ2
0が折り曲げ形成されている。
【0020】バックパネルロア9の前方下端部に位置す
るバックパネルロアフロント11には、所定距離だけ前
向きに張り出された前向きフランジ21が車体幅方向に
向かって形成されているとともに、この前向きフランジ
21の前周縁部は、上方、或いは斜め前方に向かうよう
に折り曲げ加工が施されている。さらに、この前向きフ
ランジ21には、車体幅方向に向かってなだらかな傾斜
がつけられているとともに、前向きフランジ21の所定
位置、たとえば左右端部には、平面視が受け皿状に延設
形成され、その中央部に下方に向けた管状の排水路22
が一体成形されたドレン部23が設けられている。そし
て、このドレン部23は、バックパネルロア9がリヤフ
ロアパネル4上の所定位置に接合された状態では、ウェ
ザストリップ15の下方とされる位置に形成されてい
る。
【0021】このように構成されたバックパネルロア9
の前向きフランジ21の下面側が接合されるリヤフロア
パネル4の所定位置には、ドレン部23の排水路22を
下方に向かって挿通させるとともに、排水路22からの
雨水を車外に向けて排水するための挿通穴24が穿設さ
れている。そのため、ドレン部23の排水路22をリヤ
フロアパネル4の挿通穴24に挿通させるとともに、バ
ックパネルロア9の前向きフランジ21および後向きフ
ランジ20の下面側をリヤフロアパネル4の上面側に接
合させた状態で溶接により結合固定することによって、
開口部6の下方側、すなわちバックパネル1の下端部に
は、リヤフロアパネル4とバックパネルロア9とによっ
て閉じられたボックス断面が形成される。これにより、
バックパネル1の下端部の横剛性が増加される。なお、
リヤフロアパネル4とバックパネルロア9前端部との隙
間にはボディシール剤25が充填され、防錆性が高めら
れている。
【0022】以上述べたように、本発明によれば、モノ
コック構造からなるピックアップトラックの乗員室2と
荷台3とを隔てるバックパネル1には、リヤシートのシ
ートバック後方にあたる部分に開口部6が形成され、そ
の前面側に、開口部6を開閉する開閉パネル7が取り付
けられている。そして、バックパネル1の下端部であ
り、開口部6の下方側には、バックパネルロアフロント
11とバックパネルロアリヤ12とからなる断面ハット
形のバックパネルロア9がリヤフロアパネル4上に接合
された状態で溶接により接合固定されている。このバッ
クパネルロア9の前向きフランジ21の前周縁部は、上
方、或いは斜め前方に向かうように折り曲げ加工が施さ
れているとともに、中央部に排水路22が成形された受
け皿状のドレン部23が設けられている。それらのこと
により、開口部6下方側におけるバックパネル1の強度
剛性を向上させることができるので、バックパネル1の
開口部縁に荷台トレイ18が取り付けられて負荷がかか
ったとしても、バックパネル1の下端部の変形を防止す
ることができる。
【0023】さらに、パネル開時に開閉パネル7とウェ
ザストリップ15との間からバックパネルロアフロント
11の外側面を伝わって乗員室2側に流れ込んだ雨水
は、前向きフランジ21によって堰き止められたのち傾
斜形状に沿ってドレン部23に集水され排水路22から
車外に素速く排水されるので、リヤフロアパネル4が水
分により浸食されることを大幅に軽減することができる
とともに、乗員室2の汚れを未然に防止することができ
る。また、乗員室2側のバックパネル1とリヤフロアパ
ネル4との接合部位の防錆性が向上されるため、ボディ
シール剤25の使用量が大幅に削減され製造コストを低
減させることができる。
【0024】なお、前向きフランジ21の前端部を、図
2中にあっては一点鎖線で示されるように、ドレン部2
3の前端部間まで延設してもよい。そのことにより、前
向きフランジ21は、バックパネルロアフロント11の
外側面を伝わった雨水だけでなく、開閉パネル7とウェ
ザストリップ15との間から落滴した雨水も堰き止める
ことができる。
【0025】ところで、上述したピックアップトラック
の車体後部構造に加えて、バックパネルロア9が接合さ
れたリヤフロアパネル4の下面側に、図4に示されるよ
うに、車体幅方向に延在された断面ハット形のクロスメ
ンバ26を、車体上方に向かって開口した形態で接合さ
せるように構成してもよい。すなわち、第2の実施形態
にあっては、クロスメンバ26は、その前後端部とされ
る両側部から前向き、或いは後向きに張り出されたフラ
ンジ27,28が形成され、これらのフランジ27,2
8をリヤフロアパネル4を介してバックパネルロア9の
前、後向きフランジ21,20に重ね合わせた状態で溶
接により結合固定されるようにする。
【0026】そのことにより、第2の実施形態にあって
は第1の実施形態の作用効果に加えて、リヤフロアパネ
ル4を挟んだ上下位置には、バックパネルロア9とクロ
スメンバ26とによってそれぞれ閉じられたボックス断
面が形成されることとなるので、開口部6が形成された
バックパネル1の下端部における横剛性をさらに増加さ
せることができるとともに、クロスメンバ26の曲げ剛
性を向上させることができる。そのため、車体前後方向
に対する剛性は増加させずに、特に、乗員室2の後端部
周りの横、縦剛性やねじり剛性を増加させることができ
るので、衝撃荷重が車体後方に加わっても、荷台3が変
形するのを妨げずに乗員室2を変形しにくくすることが
できる。
【0027】さらに、上述した第2の実施形態の構成に
加えて、バックパネルロア9のバックパネルロアフロン
ト11を2分割構成するようにしてもよい。すなわち、
第3の実施形態にあっては、図5(a),(b)に示さ
れるように、バックパネルロアフロント11は、上方側
に配置されるフロントアッパ11Aと下方側に配置され
るフロントロア11Bとから構成され、フロントアッパ
11Aの上端部において前向きに折り曲げ形成されたフ
ランジ13の後端部は、下方側に向かうように折り曲げ
られたのち、その下端部が斜め前方に向かって折り曲げ
られることによってアッパ側折曲部29が形成されてい
る。このアッパ側折曲部29は、フロント11Bに形成
された前向きフランジ21とは接合されてはいない。
【0028】一方、フロントロア11Bの下端部におい
て前向きに折り曲げ形成された前向きフランジ21の後
端部は、斜め上方に向かって折り曲げられることによっ
てロア側折曲部30が形成されているとともに、このロ
ア側折曲部30には、凸凹形状や波形状などのビード加
工が施されている。そして、図5(b)に示されるよう
に、このロア側折曲部30の斜め前方に突出された凸部
とフロントアッパ11Aの折曲部29の背面側とが接合
された状態で溶接により結合固定されている。ところ
で、このロア側折曲部30の上端部は、フロントアッパ
11Aのアッパ側折曲部29よりも上方とされる位置
で、後方に向かうように折り曲げ形成されている。
【0029】そのことによって、第3の実施形態では第
2の実施形態の作用効果に加えて、ウェザストリップ1
5が挿着されているにも拘わらずバックパネルロア9の
前向きフランジ13,14の接合部間からバックパネル
ロア9内部に漏出した雨水は、フロントアッパ11Aの
アッパ側折曲部29の背面側とフロントロア11Bのロ
ア側折曲部30の凹部との間から前向きフランジ21に
排水することができるようになるので、リヤフロアパネ
ル4とバックパネルロア9とからなるボックス断面内に
雨水が溜まることはなくなり、バックパネル1の防錆性
を大幅に向上させることができる。
【0030】さらにまた、上述した第3の実施形態の構
成に加えて、リヤフロアパネル4とバックパネルロア9
とからなるボックス断面をさらに細分化するようにして
もよい。すなわち、第4の実施形態にあっては、図6
(a),(b)に示されるように、フロントロア11B
の上方側に位置され後向きに折り曲げ形成された後端部
をさらに車体後方に向かって延設してバックパネルロア
リヤ12の内側面に接合させるとともに、その接合端部
をバックパネルロアリヤ12の内側面に沿って斜め下方
に延設させたロア側接合面31が形成されている。この
ロア側接合面31の下端部とリヤフロアパネル4とは接
合されていない。そして、フロントロア11Bのロア側
接合面31とバックパネルロアリヤ12とが接合された
状態で溶接により結合固定される。
【0031】そのことによって、第4の実施形態にあっ
ては第3の実施形態の作用効果に加えて、リヤフロアパ
ネル4とバックパネルロア9とからなるボックス断面
は、上下に分割された断面視日形状に形成されるので、
開口部6が形成されたバックパネル1の下端部における
横、縦剛性やねじり剛性を大幅に増強させることができ
るとともに、乗員室2の後端部周りの強度剛性をさらに
増加させることができる。そのため、衝撃荷重が車体後
方に加わっても、衝撃による乗員室2の変形が強固に阻
止される。
【0032】さらにまた、上述した第4の実施形態の構
成に加えて、バックパネルロア9のフロントロア11B
が接合されるリヤフロアパネル4に凹凸状、或いは波形
状のビード加工を施すようにしてもよい。すなわち、第
5の実施形態にあっては、図7,8(a),(b)に示
されるように、フロントロア11Bの前向きフランジ2
1の下面側が接合されるリヤフロアパネル4には、リヤ
フロアパネル4とバックパネルロア9とからなるボック
ス断面内から車体前方向に向かった凹凸状、或いは波形
状のビード加工が施されている。ビード加工が施された
リヤフロアパネル4の底部にあたる所定位置には、図8
(a)に示されるように、フロントロア11Bの前向き
フランジ21に形成されたドレン部23の代わりに、ド
レン部23と同様の形態に凹み形成されたフロアドレン
部32が設けられている。そして、このフロアドレン部
32に向かってフロントロア11Bの前向きフランジ2
1の前端部の一部が折り曲げられている。そのため、バ
ックパネルロア9の前向きフランジ13,14の接合部
間からバックパネルロア9内部に漏出した雨水は、フロ
ントアッパ11Aのアッパ側折曲部29の背面側とフロ
ントロア11Bのロア側折曲部30の凹部との間から前
向きフランジ21に排水されてフロアドレン部32に導
水される。
【0033】また、ビード加工が施されたリヤフロアパ
ネル4の頂面側には、図8(b)に示されるように、フ
ロントロア11Bの前向きフランジ21の下面側が接合
された状態で溶接により結合固定されている。
【0034】そのことによって、第5の実施形態にあっ
ては第4の実施形態の作用効果に加えて、リヤフロアパ
ネル4には、乗員室2側に向かってビード加工が施され
ているので、車体ボディに大幅な変更を加えずに開口部
6が形成されたバックパネル1の下端部における横、縦
剛性やねじり剛性をさらに増強させることができるとと
もに、乗員室2の後端部周りの強度剛性をより増大させ
て車体剛性を確保することが低コストに行うことができ
る。
【0035】さらに、上述した第5の実施形態の構成に
加えて、図9に示されるように、リヤフロアパネル4の
フロアドレン部32にワンウェイプラグ33を挿着する
のが好ましい。すなわち、上述した第5の実施形態にあ
っては、フロアドレン部32は常に開状態にあるため、
フロアドレン部32の下方側から乗員室2に向かって、
走行風圧により巻き上げられた雨水や埃、騒音などが侵
入してくる可能性がある。そこで、第6の実施形態にあ
っては、上方向から下方向に向かった雨水のみを通過さ
せるワンウェイプラグ33をフロアドレン部32に挿着
させる。なお、この第6の実施形態は、第5の実施形態
だけでなく第1〜第4の実施形態に記載のドレン部23
にも適用される。
【0036】そのことにより、第6の実施形態にあって
は第5の実施形態の作用効果に加えて、フロアドレン部
32にワンウェイプラグ33が挿着されるので、フロア
ドレン部32から乗員室2に向かって、雨水や埃、騒音
などが侵入することを防止することができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のピックア
ップトラックの車体後部構造によれば、バックパネル下
端部、特に荷台トレイが取り付けられる開口部縁の剛性
を向上させてバックパネル下端部の荷重変形を防止する
とともに、乗員室側に浸入した雨水を速やかに車外に排
水することができるピックアップトラックの車体後部構
造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるピックアップトラックの車
体後部構造を説明するための側断面図である。
【図2】同例における要部を説明するための斜視図であ
る。
【図3】同例における要部を説明するために図2中に付
されたA−A矢視側断面図である。
【図4】第2の実施形態を説明するための側断面図であ
る。
【図5】(a)は、第3の実施形態を説明するめに図2
中に付されたA−A矢視と同位置における側断面図、
(b)は、図2中に付されたB−B矢視と同位置におけ
る側断面図である。
【図6】(a)は、第4の実施形態を説明するめに図2
中に付されたA−A矢視と同位置における側断面図、
(b)は、図2中に付されたB−B矢視と同位置におけ
る側断面図である。
【図7】第5の実施形態を説明するための斜視図であ
る。
【図8】(a)は、同例の実施形態を説明するめに図7
中に付されたC−C矢視側断面図、(b)は、図7中に
付されたD−D矢視側断面図である。
【図9】第6の実施形態を説明するための側断面図であ
る。
【符号の説明】
1 バックパネル 2 乗員室 3 荷台 4 リヤフロアパネル 6 開口部 7 開閉パネル 9 バックパネルロア 11 バックパネルロアフロント 12 バックパネルロアリヤ 20 後向きフランジ 21 前向きフランジ 23 ドレン部 26 クロスメンバ 11A フロントアッパ 11B フロントロア 32 フロアドレン部 33 ワンウェイプラグ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のリヤフロアパネルに接合されて乗
    員室と荷台とを隔てるバックパネルに、開閉パネルによ
    って開閉自在とされた開口部が形成されたピックアップ
    トラックの車体後部構造において、 前記開口部の開口下端縁を形成し前記バックパネルの下
    端部を構成するバックパネルロアの車体前後端部に、前
    記リヤフロアパネルに接合される前向き、或いは後向き
    のフランジを所定距離だけ延設し、前記前向きフランジ
    の前周縁部を、上向きに折り曲げるとともに、前記バッ
    クパネルロアと前記リヤフロアパネルとの接合により閉
    じ断面が形成されることを特徴とするピックアップトラ
    ックの車体後部構造。
  2. 【請求項2】 前記前向きフランジの所定位置に、前記
    リヤフロアパネルの下面側に突き抜けるドレン部が形成
    されることを特徴とする請求項1に記載のピックアップ
    トラックの車体後部構造。
  3. 【請求項3】 前記バックパネルロアが接合された前記
    リヤフロアパネルの下面側には、車体幅方向に延在され
    たクロスメンバが接合され、このクロスメンバと前記リ
    ヤフロアパネルとにより閉じ断面が形成されることを特
    徴とする請求項1または2に記載のピックアップトラッ
    クの車体後部構造。
  4. 【請求項4】 前記バックパネルロアは、車体前後方向
    に対してバックパネルロアフロントとバックパネルロア
    リヤとに分割形成されているとともに、前記バックパネ
    ルロアフロントはさらに上下方向に対して分割形成され
    ており、そのバックパネルロアフロントの上方分割部と
    下方分割部とは、前記上方分割部と下方分割部との何れ
    かに形成されたビード面を介して接合されることを特徴
    とする請求項1,2,3のいずれかに記載のピックアッ
    プトラックの車体後部構造。
  5. 【請求項5】 前記バックパネルロアフロントの下方分
    割部の一側端部と前記バックパネルロアリヤとを接合す
    ることによって、前記バックパネルロアと前記リヤフロ
    アパネルとの接合により形成された閉じ断面が上下に分
    割されることを特徴とする請求項4に記載のピックアッ
    プトラックの車体後部構造。
  6. 【請求項6】 前記バックパネルロアの前記前向きフラ
    ンジが接合される前記リヤフロアパネルには、車体前後
    方向に向けてビード加工が施されていることを特徴とす
    る請求項1,2,3,4,5のいずれかに記載のピック
    アップトラックの車体後部構造。
  7. 【請求項7】 前記前向きフランジの前周縁部の一部
    を、下向きに折り曲げるとともに、その下向きに折り曲
    げられたフランジの下方側の前記リヤフロアパネルに
    は、このリヤフロアパネル下面側に突き抜けるドレン部
    が形成されることを特徴とする請求項1,3,4,5,
    6のいずれかに記載のピックアップトラックの車体後部
    構造。
  8. 【請求項8】 前記ドレン部には、ワンウェイプラグが
    挿着されることを特徴とする請求項2,3,4,5,
    6,7のいずれかに記載のピックアップトラックの車体
    後部構造。
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