JP2003200116A - 光コネクタ用清掃具 - Google Patents

光コネクタ用清掃具

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JP2003200116A JP2002002131A JP2002002131A JP2003200116A JP 2003200116 A JP2003200116 A JP 2003200116A JP 2002002131 A JP2002002131 A JP 2002002131A JP 2002002131 A JP2002002131 A JP 2002002131A JP 2003200116 A JP2003200116 A JP 2003200116A
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sheet
tool
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Koichi Fujiwara
幸一 藤原
Hitoshi Goto
仁 後藤
Juichi Noda
壽一 野田
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NTT Advanced Technology Corp
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    • B08B1/143Wipes
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    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/36Mechanical coupling means
    • G02B6/38Mechanical coupling means having fibre to fibre mating means
    • G02B6/3807Dismountable connectors, i.e. comprising plugs
    • G02B6/3833Details of mounting fibres in ferrules; Assembly methods; Manufacture
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 清掃コストが安価で使い易い光コネクタ用清
掃具を提供する。 【解決手段】 光コネクタ用清掃具は、テープ状の清掃
シート11と、清掃対象の光コネクタ100が清掃シー
ト11に押し付けられたとき、光コネクタ100との間
で清掃シート11を支える清掃シート支持台15と、光
コネクタ100が清掃シート11に押し付けられたとき
清掃シート11をモータで走行させる清掃シート走行機
構とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光コネクタ用清掃
具に関するものであって、詳しくは光コネクタのフェル
ール側面や端面に付着した塵埃等の付着物や汚れを自動
清掃することができる光コネクタ用清掃具に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図12は単心用光コネクタとして最も多
く使用されているSC形光コネクタの斜視図、図13は
多心用光コネクタとして最も多く使用されているMT形
光コネクタの斜視図である。いずれのコネクタにおいて
も光ファイバ同士の精密な軸合わせには、光コネクタの
キーパーツであるフェルールが使用される。図12の単
心用光コネクタ100の場合、フェルール101はジル
コニアセラミックス、アルミナ等のセラミックスやSU
Sなどの金属からなる。また、図13の多心用光コネク
タ102の場合、フェルール103は熱硬化性のエポキ
シ樹脂や熱可塑性のPPSなどのプラスチックとガラス
繊維などが複合された、繊維強化型の高分子複合材料か
らなる。
【0003】光通信や光測定等の分野において、光コネ
クタの結合端面が汚れたり、油脂や塵埃等の付着物が付
着すると、光コネクタの挿入損失が増大し、反射減衰量
が減少して光信号を正常に伝送できなくなるため、光コ
ネクタの接続の際は、結合端面の汚れや付着物を取り除
くことが不可欠である。清掃すべき部位は、単心用光コ
ネクタ100の場合、円筒状のフェルール101の結合
端面(先端の円形の端面)とその側面であり、多心用光
コネクタ102の場合、直方体状のフェルール103の
結合端面(先端の長方形の端面)とフェルール103同
士の結合時の位置合わせに使用されるガイドピン104
の側面である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来は、光コネクタを
清掃する場合、作業者がエチルアルコールに浸したクリ
ーニングシート、清掃紙などの清掃具で光コネクタの結
合端面をふき取るか、または結合端面に窒素ガスを吹き
付けることによって清掃していた。しかしながら、アル
コールを浸したクリーニングシートまたは清掃紙による
ふき取り清掃は、清掃を行う作業者によってアルコール
の量やふき取りの程度が異なるため、清掃効果にばらつ
きが発生し易い。また、アルコールは引火し易いことか
ら、その取り扱いや保管に十分に注意する必要がある。
また、窒素ガスを吹き付けるだけでは結合端面に固着し
た付着物は除去できない。
【0005】そこで、最近では以上の湿式の清掃具の代
わりに乾式の清掃具が提案されている。この乾式清掃具
は、テープ状に形成された清掃シートを光コネクタの結
合端面に押し当てて擦ることにより、結合端面に付着し
た汚れ、塵埃、油脂等の付着物を除去するものである。
【0006】このような乾式清掃具として、発明者ら
は、図14に示したような光コネクタ用清掃具(特開2
000−314822号公報、特開2001−2175
9号公報)、また図15に示したような光コネクタ用清
掃具(特開2001−246343号公報)を提案し
た。図14に示した光コネクタ用清掃具は、光コネクタ
のフェルールの結合端面を清掃する清掃シート201を
有する清掃カートリッジ202と、この清掃カートリッ
ジ202を収納するケース203とを備えている。作業
者は、光コネクタの結合端面を清掃シート201で擦る
ことにより、結合端面に付着した汚れを取り除く。
【0007】また、図15に示した光コネクタ用清掃具
は、清掃用窓301から露出した清掃シート302と、
清掃シート302を送り出す供給プーリー(不図示)
と、清掃シート302を巻き取る巻取プーリー(不図
示)と、巻取プーリーを回転駆動する駆動機構(不図
示)と、この駆動機構を動かすためのレバー303と、
清掃シート302と供給プーリーと巻取プーリーと駆動
機構とを収納するケース304を備えている。作業者
が、レバー303を押すことにより、巻取プーリーが回
転して清掃シート302を巻き取り、未使用の汚れてい
ない清掃シート302が清掃用窓301に現れる。作業
者は、光コネクタの結合端面を清掃シート302で擦る
ことにより、結合端面に付着した汚れを取り除く。
【0008】以上のように図14、図15に示した光コ
ネクタ用清掃具は、光コネクタを清掃シート201,3
02に押し当てて、光コネクタ側を動かすことによって
付着物を取り除くものである。しかしながら、これらの
乾式の光コネクタ用清掃具では、作業者が光コネクタを
動かして清掃する必要があり、また図15に示した光コ
ネクタ用清掃具の場合には作業者がレバー303を操作
して清掃シート302を走行させる必要があるため、作
業者の負担が大きくなり、清掃作業の能率を向上させる
ことが難しいので、清掃コストが高くなるという問題点
があった。さらに、乾式の光コネクタ用清掃具は、光コ
ネクタの結合端面の清掃には有効であるが、フェルール
の側面あるいはガイドピンの側面の清掃ができないとい
う問題点があった。また、これらの乾式の光コネクタ用
清掃具では、結合端面に固着した付着物の除去には限界
があり、アルコールを浸したクロスで予め付着物を除去
した後に、仕上用にのみ限定使用しなければならないと
いう問題点があった。
【0009】本発明は、上記した従来の問題を解決する
ためになされたもので、その目的とするところは、清掃
コストが安価で使い易い光コネクタ用清掃具を安価に提
供することにある。また、本発明は、光コネクタのフェ
ルールの結合端面と側面を、短時間でかつ確実に清掃す
ることができる光コネクタ用清掃具を安価に提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の光コネクタ用清
掃具は、テープ状の清掃シートと、清掃対象の光コネク
タが前記清掃シートに押し付けられたとき前記清掃シー
トを支える清掃シート支持台と、前記光コネクタが前記
清掃シートに押し付けられたとき、前記光コネクタと前
記清掃シート支持台との間で前記清掃シートをモータで
走行させる清掃シート走行機構とを有するものである。
このように、本発明では、光コネクタが清掃シートに押
し付けられたとき、清掃シートをモータで走行させるよ
うにしたので、作業者は光コネクタ及び清掃シートを動
かす必要がなく、光コネクタを清掃シートに押し付ける
だけで光コネクタの清掃を行うことができる。
【0011】また、本発明の光コネクタ用清掃具の1構
成例において、前記清掃シート走行機構は、前記清掃シ
ートを送り出す送り出しリールと、前記清掃シートを巻
き取る巻き取りリールと、この巻き取りリールを回転駆
動する駆動用モータと、前記送り出しリールと前記巻き
取りリール間の清掃シートに前記走行に適した張力を与
える清掃シート張力調整機構と、前記光コネクタが前記
清掃シートに押し付けられたとき、前記駆動用モータを
作動させる制御装置とを備えるものである。また、本発
明の光コネクタ用清掃具の1構成例において、前記清掃
シート走行機構は、自動モードに切り換えられた場合は
前記光コネクタが前記清掃シートに押し付けられたとき
に前記清掃シートを走行させ、手動モードに切り換えら
れた場合は作業者の指示に応じて前記清掃シートを走行
させるものである。また、本発明の光コネクタ用清掃具
の1構成例は、前記光コネクタと前記清掃シートとの接
触を検出する接触検出センサを有し、前記清掃シート走
行機構は、前記接触検出センサを通じて前記光コネクタ
が前記清掃シートに押し付けられたことを検知するもの
である。また、本発明の光コネクタ用清掃具の1構成例
は、前記光コネクタの位置を非接触で検出する位置検出
センサを有し、前記清掃シート走行機構は、前記位置検
出センサを通じて前記光コネクタが前記清掃シートに押
し付けられたことを検知するものである。また、本発明
の光コネクタ用清掃具の1構成例において、前記清掃シ
ート走行機構は、前記光コネクタが前記清掃シートに押
し付けられたとき、前記清掃シートを一定距離走行させ
た後に停止させるものである。このように、清掃シート
を予め設定された一定距離だけ走行させるため、清掃シ
ートを無駄なく使用することができる。また、本発明の
光コネクタ用清掃具の1構成例は、前記巻き取りリール
の直径が、前記送り出しリールの直径より大きいように
したものである。巻き取りリールの直径を送り出しリー
ルの直径より大きくすることにより、巻き取りリールで
巻き取る使用済みシートの直径の変化量を極力小さく
し、一定時間あたりのシート走行距離がシートの始まり
と終わりでなるべく変わらないようにしている。これに
より、巻き取りリールを一定角度、すなわち一定時間回
転させるだけで、シートを常に一定長さだけ走行させる
ことができる。
【0012】また、本発明の光コネクタ用清掃具の1構
成例において、前記清掃シート支持台は、上面が平らで
あり、この上面を覆うように前記清掃シートが配置され
るものである。また、本発明の光コネクタ用清掃具の1
構成例において、前記清掃シート支持台は、上面に前記
光コネクタのフェルールの外径と略同一幅の溝を備え、
前記清掃シートが前記溝を覆うように配置されるもので
ある。清掃シート支持台に溝を設けることにより、光コ
ネクタのフェルールが清掃シートに押し付けられると、
清掃シートがフェルールと共に清掃シート支持台の溝の
中に押し込まれる。また、本発明の光コネクタ用清掃具
の1構成例において、前記清掃シート支持台は、上面に
前記光コネクタの2つのガイドピンの間隔と略同一幅の
直方体状の突出部を備え、前記清掃シートが前記突出部
を覆うように配置されるものである。清掃シート支持台
に突出部を設けることにより、光コネクタのフェルール
が清掃シートに押し付けられると、フェルールの結合端
面と突出部の上面との間に清掃シートが挟まり、ガイド
ピンと突出部の側面との間に清掃シートが挟まる状態と
なる。また、本発明の光コネクタ用清掃具の1構成例
は、前記光コネクタが前記清掃シートに押し付けられた
とき、清掃シートの張力を緩和させる清掃シート張力緩
和機構を有するものである。清掃シート張力緩和機構を
設けることにより、光コネクタのフェルールと清掃シー
トとを清掃シート支持台の溝の中へ容易に押し込むこと
ができる。また、本発明の光コネクタ用清掃具の1構成
例において、前記清掃シートは、極細繊維で編んだ布か
らなるものである。清掃シートは、清掃目的に応じて適
宜使い分けることが好ましく、極細繊維で編んだ布は、
繊維の離脱等による発塵が無く清掃性能に優れている。
また、本発明の光コネクタ用清掃具の1構成例におい
て、前記清掃シートは、不織布又は紙からなるものであ
る。不織布又は紙は、清掃コストが安価なことが要求さ
れる場合に適している。また、本発明の光コネクタ用清
掃具の1構成例は、前記清掃シートの走行と連動して、
前記光コネクタと接する前の前記清掃シートに洗浄液を
塗布する洗浄液排出機構を有するものである。乾式では
清掃できない固着した異物の除去は、洗浄液を用いて湿
式で除去することが可能である。本湿式清掃は、清掃シ
ートに予め洗浄液を塗布した後に行うものであるから、
洗浄液の塗布は、清掃作業部の入口又は清掃作業部の手
前で行うべきである。また、本発明の光コネクタ用清掃
具の1構成例において、前記洗浄液は、エチルアルコー
ルを含む水溶液からなるものである。
【0013】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]以下、本発
明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明す
る。図1は本発明の第1の実施の形態となる光コネクタ
用清掃具の外観を示す斜視図であり、図1(a)は光コ
ネクタ用清掃具の操作面を斜めに設置した図、図1
(b)は光コネクタ用清掃具の操作面を垂直に設置した
図である。図2(a)は図2(b)のようにA−A’線
を含む水平面Bで光コネクタ用清掃具を切断した切断面
をC側から見たときの平面断面図、図3は図2(b)の
A−A’線を含む垂直面Dで光コネクタ用清掃具を切断
した切断面をE側から見たときの正面断面図、図4は光
コネクタ用清掃具の清掃シート走行機構のうち清掃作業
部付近の構造を示す斜視図である。
【0014】図1〜図4において、1は光コネクタ用清
掃具の操作面、2はセレクトスイッチ、3−1、3−2
は清掃窓、4は送りスイッチ、5は清掃シート走行機構
中の清掃シート走行系を収容する清掃シート走行系収容
箱、6は清掃シート走行機構中の駆動系を収容する駆動
系収容箱、7−1は清掃シート残量窓、7−2は清掃シ
ート巻取量窓、8は駆動用モータ、9は清掃シート走行
機構制御装置、10は洗浄液吐出用小型ポンプ、11は
テープ状の清掃シート、12は送り出しリール、13は
巻き取りリール、14は清掃シート張力調整機構、15
は清掃シート支持台、16は清掃シート走行制御スイッ
チ、17は洗浄液排出機構、18−1,18−2,18
−3,18−4はガイドローラ、19はスタンドであ
る。
【0015】本実施の形態では、セレクトスイッチ2及
び清掃窓3−1、3−2が設けられる清掃面1を、作業
者の好みに応じて斜め又は水平に設置できるようにスタ
ンド19を工夫した。
【0016】次に、本実施の形態の光コネクタ用清掃具
内の動作を詳しく説明する。セレクトスイッチ2は、清
掃シート走行機構の動作モードを自動モードと手動モー
ドと停止モードの何れかに切り換えるためのスイッチで
ある。まず、清掃シート走行機構の動作モードを自動モ
ードに切り換えた場合について説明する。
【0017】作業者が清掃対象の光コネクタ100を清
掃窓3−1,3−2に挿入して、清掃窓3−1,3−2
の中に露出している清掃シート11に光コネクタ100
の先端を押し付けると、清掃シート11の下に配置され
た清掃シート支持台15が押し下げられて、清掃シート
走行制御スイッチ16がオンとなる。清掃シート走行制
御スイッチ16がオンしたことにより、清掃シート走行
機構制御装置9は、駆動用モータ8を作動させる。
【0018】駆動用モータ8は巻き取りリール13を時
計周りの方向に回転駆動し、巻き取りリール13は清掃
シート11の巻き取りを開始する。清掃シート11が引
き出されるとき、送り出しリール12は、清掃シート1
1を繰り出す方向(図3では時計周りの方向)に回転す
る。作動開始時点から、予め設定された時間が経過する
と、清掃シート走行機構制御装置9は、駆動用モータ8
を停止させ、清掃シート11の巻き取りを停止させる。
このような構成により、光コネクタ100の挿入を自動
感知して、清掃シート11を一定距離自動走行させるこ
とができる。
【0019】清掃シート走行機構の動作モードが手動モ
ードに切り換えられた場合は、清掃対象の光コネクタ1
00を清掃窓3−1,3−2に挿入しても、清掃シート
走行機構制御装置9は、清掃シート11を走行させな
い。清掃シート走行機構制御装置9は、作業者によって
送りスイッチ4が押されたとき、駆動用モータ8を予め
設定された時間作動させ、清掃シート11を一定距離走
行させた後、駆動用モータ8を停止させる。
【0020】一方、動作モードが停止モードに切り換え
られた場合、清掃シート走行機構制御装置9は、送りス
イッチ4が押下されたり、光コネクタ100が清掃窓3
−1,3−2に挿入されたりしても、清掃シート11を
走行させない。
【0021】なお、本実施の形態では、接触検出センサ
である清掃シート走行制御スイッチ16を用いて、清掃
シート11に光コネクタ100が押し付けられたことを
検出しているが、ホトインターラプター方式の光センサ
等の位置検出センサを用いて、清掃シート11に光コネ
クタ100が押し付けられたことを非接触で検出しても
よい。
【0022】次に、本実施の形態の光コネクタ用清掃具
の清掃シート走行系について説明する。図3において、
送り出しリール12から送り出された清掃シート11
は、ガイドローラ18−1,18−2,18−3,18
−4によって清掃シート支持台15の上に導かれ、巻き
取りリール13によって巻き取られる。
【0023】清掃シート張力調整機構14は、一端が清
掃シート走行系収容箱5に回動自在に取り付けられ、他
端がガイドローラ18−2の軸と連結された張力調整ス
テー14−1と、一端が清掃シート走行系収容箱5に固
定され他端が張力調整ステー14−1に固定されたバネ
等の弾性体14−2とから構成される。弾性体14−2
が張力調整ステー14−1を引くことで、張力調整ステ
ー14−1は清掃シート走行系収容箱5に固定された軸
を中心として時計周りの方向に回転する。これにより、
張力調整ステー14−1に軸止されたガイドローラ18
−2は、図3の右側に移動し、清掃シート11に適正な
張力を与える。
【0024】以上の清掃シート走行系は清掃シート走行
系収容箱5に収容され、この清掃シート走行系収容箱5
と駆動系収容箱6とは独立した構造になっているから、
駆動系収容箱6中の駆動用モータ8や減速ギヤ(不図
示)などからの摩耗粉や塵埃が清掃シート走行系収容箱
5に侵入することはない。
【0025】また、清掃シート走行系収容箱5には、送
り出しリール12の清掃シート残量を外部から確認する
ための清掃シート残量窓7−1と、巻き取りリール13
の清掃シート巻取量を外部から確認するための清掃シー
ト巻取量窓7−2とが設けられている。清掃シート残量
窓7−1と清掃シート巻取量窓7−2には、外部からの
塵埃侵入防止のために透明なプラスティックがはめ込ま
れている。
【0026】ガイドローラ18−1,18−2,18−
3,18−4は、清掃シート11の走行を安定させるた
めに鍔付でも良いが、鍔がない場合は、中央部の直径が
端部の直径よりも大きくなるようにすることが好まし
い。特に、清掃シート支持台直前のガイドローラ18−
3にはこのような工夫を行った。
【0027】図5は清掃シート走行系収容箱5中の巻き
取りリール13の構造を示す斜視図である。巻き取りリ
ール13は、巻き取りリール本体13−1と鍔状のキャ
ップ13−2とからなる。キャップ13−2は、巻き取
りリール本体13−1に着脱自在に取り付けられてい
る。使用済みの清掃シート11を取り出す場合には、巻
き取りリール本体13−1からキャップ13−2を取り
外す。これにより、清掃シート11を巻き取りリール本
体13−1から容易に取り出すことができる。
【0028】本実施の形態では、巻き取りリール13の
軸径を直径140mmとし、送り出しリール12の軸径
30mmよりも充分に大きくした。清掃シート11の使
用に伴い巻き取りリール13で巻き取る使用済み清掃シ
ート11の直径は次第に増大する。本実施の形態では、
清掃シート11の走行時間を清掃シート走行機構制御装
置9で計測して一定時間後に清掃シート11を自動停止
させる方式を採用しているため、巻き取りリール13の
回転角度が一定となり、前記シート直径の増大により、
清掃シート11の毎回の走行長さが増加するという問題
がある。
【0029】そこで、送り出しリール12の軸径に対し
て巻き取りリール13の軸径を充分に大きくすること
で、巻き取りリール13で巻き取る使用済み清掃シート
11の直径の変化量を極力小さくし、一定時間あたりの
シート走行距離が清掃シート11の始まりと終わりでな
るべく変わらないようにしている。これにより、巻き取
りリール13を一定角度、すなわち一定時間回転させる
だけで、清掃シート11を常に一定長さだけ走行させる
ことができる。
【0030】巻き取りリール13の軸径が小さい場合、
清掃シート11の走行距離を一定にするためには、清掃
シート走行距離を検出する機構と清掃シート走行距離に
応じて駆動用モータ8を制御する機構が必要となり、構
造が複雑になるため、価格が高くなるという欠点があ
る。
【0031】なお、送り出しリール12の軸径は、光コ
ネクタ用清掃具の大きさを小さくするために、できる限
り小さくすることが望ましい。また、送り出しリール1
2については、巻き取りリール13のように両側に鍔を
設ける必要はなく、鍔無しのリールでもよい。
【0032】また、本実施の形態では、清掃シート11
の走行時間を清掃シート走行機構制御装置9で計測して
一定時間後に清掃シート11を自動停止させる方式を採
用しているが、これに限るものではなく、巻き取りリー
ル13の回転角度を検知するカム機構を設けて、回転角
度が予め設定された値になったときに清掃シート走行機
構制御装置9で駆動用モータ8を停止させる方式をとっ
てもよい。
【0033】図6は清掃シート支持台15の1例を示す
斜視図である。図6に示す清掃シート支持台15は、清
掃シート支持台本体15−1と、清掃シート支持台本体
15−1の上面に貼り付けられた弾性体からなるパッド
15−2とから構成される。パッド15−2の表面は平
面である。このパッド15−2は、例えば厚さ2mmの
板状のシリコンゴムからなる。
【0034】図7は清掃シート支持台15の他の例を示
す斜視図である。図7に示す清掃シート支持台15は、
清掃シート支持台本体15−1と、清掃シート支持台本
体15−1の上面に貼り付けられた弾性体からなるパッ
ド15−3とから構成される。パッド15−3の表面中
央には、シート走行方向と直角方向の幅が光コネクタ1
00のフェルール101の外径と略同一(厳密にはフェ
ルール101の外径に少なくとも清掃シート2枚分の厚
さを加えた値)の溝15−4が、シート走行方向に沿っ
て設けられている。パッド15−3は、例えば厚さ7m
m、溝幅2.5mm、溝深さ2mm、シート走行方向の
長さ30mmのシリコンゴムからなる。
【0035】パッド15−2の場合、清掃シート11と
接触するのは光コネクタ100のフェルール101の結
合端面のみなので、結合端面のみが清掃される。これに
対して、パッド15−3の場合、光コネクタ100のフ
ェルール101が清掃シート11に押し付けられると、
清掃シート11がフェルール101と共にパッド15−
3の溝15−4の中に押し込まれるので、フェルール1
01の結合端面と同時にフェルール101の側面も清掃
される。
【0036】図6、図7ではパッド15−2と15−3
を別々に記載しているが、本実施の形態では、パッド1
5−2と15−3を同一の清掃シート支持台本体15−
1上に搭載した。すなわち、円形の清掃窓3−1の下に
はパッド15−2を配置し、すなわち、矩形の清掃窓3
−2の下にはパッド15−3を配置した。
【0037】なお、パッド15−2,15−3の材質
は、硬度と耐久性が使用目的を満足するものであれば、
本実施の形態のシリコンゴムに限られるものではなく、
例えば、ニトリルゴム、ブタジエン−スチレンゴムある
いはウレタンゴム等を用いてもよい。
【0038】次に、自動モードにおける光コネクタ10
0の清掃方法について説明する。まず、作業者はセレク
トスイッチ2を自動モード側に切り換える。フェルール
101の結合端面のみを清掃する場合、作業者は、清掃
対象の光コネクタ100を清掃窓3−1に挿入して、フ
ェルール101の結合端面を清掃シート11に押し付け
る。清掃シート走行機構制御装置9は、清掃シート11
を約4cm走行させた後に停止させる。清掃中に作業者
が光コネクタ100を清掃シート11に押し付けながら
左右に回転させると、清掃効果がより確実になる。
【0039】フェルール101の結合端面と同時にその
側面を清掃する場合、作業者は、清掃対象の光コネクタ
100を清掃窓3−2に挿入して、フェルール101を
清掃シート11と共に溝15−4の中に押し付ける。清
掃シート走行機構制御装置9は、清掃シート11を約4
cm走行させた後に停止させる。図8に示すように、清
掃中に作業者が光コネクタ100を清掃シート11に押
し付けながらシート走行方向(又はその反対方向)に滑
らせると、清掃効果がより確実になる。
【0040】次に、手動モードにおける光コネクタ10
0の清掃方法を説明する。まず、作業者はセレクトスイ
ッチ2を手動モード側に切り換える。フェルール101
の結合端面のみを清掃する場合、作業者は、清掃対象の
光コネクタ100を清掃窓3−1に挿入して、フェルー
ル101の結合端面を清掃シート11に押し付けながら
光コネクタ100を左右に回転させる。
【0041】フェルール101の結合端面と同時にその
側面を清掃する場合、作業者は、清掃対象の光コネクタ
100を清掃窓3−2に挿入して、フェルール101を
清掃シート11に押し付けながら光コネクタ100をシ
ート走行方向(又はその反対方向)に滑らせる。清掃終
了後、作業者は、送りスイッチ4を押す。清掃シート走
行機構制御装置9は、清掃シート11を約4cm走行さ
せた後に停止させる。清掃シート11を走行させること
で、未使用の汚れていない清掃シート11が清掃窓3−
1,3−2の位置に来るようにすることができ、新鮮な
面を次の清掃に使うことができる。
【0042】なお、清掃シートを独立して連続走行させ
る方式も考えられ、この方式では、清掃シートの巻き取
り完了後、シートの走行方向を反転させることによって
同一の清掃シートを多数回清掃に使用することも可能で
あるが、一度使用した清掃シートは汚れているため、光
コネクタ100の結合端面あるいは側面を汚す欠点があ
る。そのため、清掃シートは本実施の形態のような使い
切りが好ましい。
【0043】また、清掃シート走行機構制御装置9に設
定される時間は、図示しない入力手段を通じて変更する
ことが可能であり、設定時間を変えることで、自動モー
ドと手動モードのシート走行距離を任意の値に設定する
ことができる。
【0044】本実施の形態の光コネクタ用清掃具は、通
常は乾式の光コネクタ用清掃具として使用されるが、光
コネクタ100によっては乾式では汚れが取れない場合
があるので、湿式の光コネクタ用清掃具として使用する
ことも可能である。作業者は、湿式の光コネクタ用清掃
具として使用する場合、洗浄液吐出用小型ポンプ10の
電源スイッチ(不図示)をオンにする。
【0045】洗浄液吐出用小型ポンプ10の電源スイッ
チがオン側に切り換えられたとき、清掃シート走行機構
の動作モードが自動モードの場合には、清掃シート11
の走行と同時に、洗浄液吐出用小型ポンプ10が作動し
て、洗浄液排出機構17に洗浄液が送り出される。
【0046】本湿式清掃は、清掃シート11に予め洗浄
液を塗布した後に行うものであるから、洗浄液の塗布は
清掃作業部の手前で行うべきである。このため、洗浄液
排出機構17のノズルは、例えばガイドローラ18−3
の上方あたりに設けられる。洗浄液吐出用小型ポンプ1
0から送られた洗浄液は、洗浄液排出機構17のノズル
から走行中の清掃シート11の表面に吐き出され、清掃
シート11上に塗布される。
【0047】また、清掃シート走行機構の動作モードが
手動モードの場合には、送りスイッチ4が押されたとき
に洗浄液吐出用小型ポンプ10が作動して、洗浄液排出
機構17に洗浄液が送り出される。洗浄液排出機構17
には、図示しない流量調整弁が設けられており、洗浄液
の塗布量が最適値に自動調整される。
【0048】洗浄液としては、エチルアルコール、イソ
プロピルアルコールなどの水溶性洗浄液が好適である。
これらの洗浄液は純度の高いものを使用すべきであり、
乾燥時に残さが残る場合、光コネクタ100の性能に悪
影響を及ぼす。
【0049】本実施の形態では、清掃シートとして太さ
0.1デニール程度のポリエステル極細繊維を編んで帯
状にした幅16mm、長さ50mの清掃シート11を用い
た。清掃シート製造の際に付着した異物を取り除くため
に、本実施の形態では清掃シート11を一度、クリーン
ルーム中で純水洗浄している。この洗浄処理によって、
0.5μm以上の異物の数は1/100以下に減少し
た。
【0050】なお、清掃シート11の材質は本実施の形
態に限られるものではなく、例えば、0.1デニール程
度のポリエステル繊維とナイロン繊維の混紡、あるいは
ナイロン極細繊維等の清掃効果が高いものであれば材質
は問わない。
【0051】[第2の実施の形態]次に、本発明の第2
の実施の形態について説明する。図9は本発明の第2の
実施の形態となる光コネクタ用清掃具の清掃シート走行
機構のうち清掃作業部付近の構造を示す斜視図である。
本実施の形態は、光コネクタ100のフェルール101
の側面の清掃を一層確実にすることを目的としてなされ
たものである。
【0052】清掃窓3−1,3−2の下には、光コネク
タ100の挿入検知のために、第1の実施の形態の清掃
シート走行制御スイッチ16に加えて、ホトインターラ
プター方式の光センサ20を設けている。さらに、第1
の実施の形態の清掃シート張力調整機構14に加えて清
掃シート張力緩和機構21を設けている。
【0053】光センサ20は、清掃窓3−1,3−2に
挿入される光コネクタ100を挟むように、発光ダイオ
ード20−1とホトダイオード20−2とを向かい合わ
せに配置したものであり、光コネクタ100が挿入され
ていないときは発光ダイオード20−1の光がホトダイ
オード20−2に入射し、光コネクタ100が挿入され
たときは発光ダイオード20−1の光が遮断されること
を利用して、光コネクタ100の挿入を検知するもので
ある。
【0054】光センサ20による光コネクタ100の挿
入検知は、セレクトスイッチ2を手動モード側に切り換
えた場合のみ有効であり、清掃窓3−1,3−2への光
コネクタ100の挿入を検知すると、清掃シート張力緩
和機構21が作動して、清掃シート11の張力を緩和す
るようになっている。清掃シート張力緩和機構21は、
チューブラソレノイド22と、ギヤ付きモータ23と、
ギヤ24と、清掃シート張力緩和機構制御装置25とか
ら構成される。
【0055】作業者がセレクトスイッチ2を手動モード
側に切り換えると、清掃シート張力緩和機構制御装置2
5は、光センサ20によって光コネクタ100の挿入が
検出されたとき、チューブラソレノイド22を作動させ
る。チューブラソレノイド22が作動すると、その可動
軸が伸びる。
【0056】可動軸の先端にはギヤ状の回転軸を有する
ギヤ付きモータ23が取り付けられており、可動軸の移
動に伴ってギヤ付きモータ23が図9の点線で示すよう
に左側に移動する。そして、チューブラソレノイド22
の可動軸が伸びきったエンドポイントでギヤ付きモータ
23の回転軸とギヤ24とが接触するようになってい
る。
【0057】清掃シート張力緩和機構制御装置25は、
チューブラソレノイド22の可動軸が伸びきった時点で
ギヤ付きモータ23を予め設定された時間(例えば2秒
間)回転させる。ギヤ付きモータ23の回転軸と咬み合
ったギヤ24は、清掃シート走行系収容箱5に固定され
た軸を中心として図9に示すように時計周りと反対方向
に回転する。
【0058】張力調整ステー14−1とギヤ24は、互
いに連結され、同一の軸で清掃シート走行系収容箱5に
取り付けられている。したがって、ギヤ24の回転に伴
って張力調整ステー14−1も同じ方向に回転する。こ
れにより、張力調整ステー14−1に軸止されたガイド
ローラ18−2は、自動モードの場合に比べて3mm程
度張力緩和方向(図9では左方向)へ移動することにな
る。
【0059】以上のような清掃シート張力緩和機構21
により、自動モードの場合の張力調整点の位置(張力調
整ステー14−1の保持位置)がばらついても、ガイド
ローラ18−2を確実に3mm分張力緩和方向へ移動さ
せて、清掃シート11の張力を緩和させることができ、
光コネクタ100のフェルール101をパッド15−3
の溝15−4の中へ容易に押し込むことができ、フェル
ール側面の根本まで確実に清掃することができる。
【0060】本実施の形態のような清掃シート張力緩和
機構21がない場合、清掃シート11の張力のために、
光コネクタ100のフェルール101を溝15−4の中
へ押し込む際にかなりの押圧が必要となり、作業性が悪
くなると共に、フェルール側面の清掃が不完全になる。
【0061】清掃終了後、清掃シート張力緩和機構制御
装置25は、光コネクタ100が清掃窓3−1,3−2
から抜かれたことを光センサ20によって検知すると、
チューブラソレノイド22の可動軸を元の位置に戻すこ
とにより、清掃シート張力緩和機構21をリセットし、
清掃シート張力調整機構14を作動させて清掃シート1
1に走行時の張力を与える。
【0062】なお、チューブラソレノイド22、ギヤ付
きモータ23、ギヤ24及び清掃シート張力緩和機構制
御装置25を駆動系収容箱6のユニット内に収容するこ
とにより、清掃シート張力緩和機構21からの摩耗粉や
塵埃が清掃シート11に付着することを防止できる。
【0063】[第3の実施の形態]次に、本発明の第3
実施の形態について説明する。本実施の形態は、次世代
形光コネクタのフェルールの結合端面及び側面の清掃を
目的としたものである。本実施の形態の光コネクタ用清
掃具は第2の実施の形態と同様の構成であるが、清掃シ
ート支持台15のパッド15−3の材質、形状を次世代
形光コネクタに合わせて最適化したものである。
【0064】すなわち、MU型光コネクタ等の直径1.
25mmのジルコニアフェルール101の結合端面及び
側面の清掃を確実に実施するために、清掃シート支持台
15のパッド15−3を厚さ5mm、幅15mmのブタ
ジエン−スチレンゴム製とし、その中央部に、シート走
行方向と直角方向の幅が1.3mm、深さが3mm、シ
ート走行方向の長さが30mmの溝15−4を設けた。
【0065】[第4の実施の形態]次に、本発明の第4
の実施の形態について説明する。本実施の形態は、光コ
ネクタの製造現場におけるクリーニングコストの低減化
の要求に応えることを目的としたものである。本実施の
形態の光コネクタ用清掃具は第2の実施の形態と同様の
構成であるが、清掃シート11を極細繊維を編んだもの
とせず、幅17mm、厚さ0.4mm、長さ50mの不
織布からなるものとした。
【0066】光コネクタの各種検査の前あるいは光コネ
クタの接続直前の清掃には、清掃性能が最も優れている
極細繊維からなる清掃シート11が適している。一方、
光コネクタの製造現場において、光コネクタのフェルー
ルの結合端面を曲率半径10mm〜25mmの球面に研
磨する研磨工程においては、一般に3工程から5工程の
研磨が行われており、工程が進む毎に、研磨粒子の小さ
な研磨フィルム等が使用されている。仕上げ研磨工程直
後には研磨傷の有無が検査される。このような光コネク
タの製造現場では、工程間の洗浄が頻繁に行われてい
る。工程間洗浄後の研磨材の清掃に使用する清掃シート
は、第1に清掃コストが安価であることが要求される。
【0067】不織布は、一般に発塵するため、光コネク
タの清掃後にフェルールの結合端面や側面に繊維の一部
が付着することは避けられない。しかし、極細繊維を編
んだ布に比べて安価であることから、工程間洗浄後の研
磨材の清掃に不織布は最適である。本実施の形態によれ
ば、クリーニングコストは、極細繊維で編んだ布を使用
する場合と比較して、約1/4以下になった。なお、不
織布の他に、和紙からなる清掃シート11を使用するこ
とも可能である。
【0068】[第5の実施の形態]次に、本発明の第5
の実施の形態について説明する。図10は本発明の第5
の実施の形態となる光コネクタ用清掃具の清掃作業部の
構造を示す斜視図である。本実施の形態は、SC形光コ
ネクタ等の外径2.5mmのフェルールとMU形光コネ
クタ等の外径1.25mmのフェルールの結合端面及び
側面を同一の光コネクタ用清掃具で清掃することを目的
としたものである。本実施の形態の光コネクタ用清掃具
は第2の実施の形態と同様の構成であるが、清掃シート
支持台の形状が異なる。
【0069】つまり、第1〜第4の実施の形態では、清
掃シート支持台15のパッド15−3に1本の溝15−
4を設けていたが、本実施の形態の清掃シート支持台1
5aでは、2本の溝15a−3,15a−4がシート走
行方向に沿って平行に形成されたパッド15a−2を、
清掃シート支持台本体15a−1の上面に貼り付けた構
造としている。
【0070】一方の溝15a−3は、シート走行方向と
直角方向の幅がSC形光コネクタ100−1の外径2.
5mmのフェルール101−1と略同一の2.5mm
(2.5mmに少なくとも清掃シート2枚分の厚さを加
えた値)で、深さが2mm、長さが30mmである。も
う一方の溝15a−4は、幅がMU形光コネクタ100
−2の外径1.25mmのフェルール101−2と略同
一の1.3mm(1.25mmに少なくとも清掃シート
2枚分の厚さを加えた値)で、深さが2mm、長さが3
0mmである。パッド15a−2の材質はブタジエン−
スチレンゴムを使用した。
【0071】さらに、本実施の形態では、清掃シート1
1の上から溝15a−3,15a−4の位置を簡単に知
ることができるように、清掃シート11の上にテンプレ
ート26を設けた。テンプレート26には、パッド15
a−2の溝15a−3,15a−4よりもひと回り大き
いスリット26−1,26−2をそれぞれ溝15a−
3,15a−4と対応する位置に設けた。
【0072】このようなテンプレート26を設けること
により、テンプレート26の上から溝15a−3,15
a−4のサイズと位置を容易に認識することができ、パ
ッドを交換することなく、2種類のフェルールの結合端
面とその側面を清掃することができる。
【0073】[第6の実施の形態]次に、本発明の第6
の実施の形態について説明する。図11は本発明の第6
の実施の形態となる光コネクタ用清掃具の清掃作業部の
構造を示す斜視図である。第1〜第5の実施の形態は清
掃対象の光コネクタとして単心用光コネクタ100を例
に挙げて説明しているが、多心用光コネクタ102を清
掃対象とすることもできる。本実施の形態は、ガイドピ
ン104を有するMT形光コネクタなどの多心用光コネ
クタ102のフェルール103の結合端面及びガイドピ
ン104の側面の清掃を目的としたものである。本実施
の形態の光コネクタ用清掃具は第2の実施の形態と同様
の構成であるが、清掃シート支持台の形状が異なる。
【0074】多心用光コネクタ102を清掃するため
に、本実施の形態の清掃シート支持台15bは、シート
走行方向に沿って直方体状の突出部15b−3が形成さ
れたパッド15b−2を、清掃シート支持台本体15b
−1の上面に貼り付けた構造としている。パッド15b
−2の材質はシリコンゴムを使用した。
【0075】突出部15b−3は、シート走行方向と直
角方向の幅が2つのガイドピン104の間隔と略同一の
3.9mm(ガイドピン104の間隔から少なくとも清
掃シート2枚分の厚さを引いた値)で、高さはガイドピ
ン104の長さと略同一の2.2mm、シート走行方向
の長さは30mmである。
【0076】第1〜第5の実施の形態では、パッドを平
面にしたり、パッドに溝を設けたりしているが、本実施
の形態では、パッドに直方体状の突出部15b−3を設
けている。パッドが平面の場合あるいはパッドにフェル
ールの外径と略同一幅の溝を設けた場合、ガイドピン1
04が邪魔となり、フェルール103の結合端面を清掃
することができない。
【0077】これに対して、本実施の形態では、突出部
15b−3の幅をガイドピン104の間隔と略同一とし
ているため、清掃対象の光コネクタ102を清掃シート
11に押し付けると、フェルール103の結合端面と突
出部15b−3の上面との間に清掃シート11が挟ま
り、またガイドピン104と突出部15b−3の側面と
の間に清掃シート11が挟まる状態となる。これによ
り、フェルール103の結合端面とガイドピン104の
側面とを清掃することができる。
【0078】
【発明の効果】本発明によれば、テープ状の清掃シート
と、清掃対象の光コネクタが清掃シートに押し付けられ
たとき清掃シートを支える清掃シート支持台と、光コネ
クタが清掃シートに押し付けられたとき、光コネクタと
清掃シート支持台との間で清掃シートをモータで走行さ
せる清掃シート走行機構とを設けることにより、光コネ
クタのフェルールの結合端面及び側面を、短時間でかつ
自動的に確実に掃除することができ、清掃コストが安価
で使い易い光コネクタ用清掃具を安価に提供することが
できる。従来は、作業者が清掃作業の都度、新しい清掃
シートを準備していたが、本発明によれば、光コネクタ
が清掃シートに押し付けられたとき、清掃シート走行機
構が清掃シートをモータで走行させるようにしたので、
作業者は光コネクタ及び清掃シートを動かす必要がな
く、光コネクタを清掃シートに押し付けるだけで光コネ
クタの清掃を行うことができる。その結果、作業者の負
担を減らすことができ、清掃作業の能率を向上させるこ
とができる。また、自動的に新しい清掃シートを供給す
るようにしたため、清掃シートを無駄なく使用でき、1
コネクタあたりの清掃コストを抑えることができる。
【0079】また、自動モードに切り換えられた場合は
光コネクタが清掃シートに押し付けられたときに清掃シ
ートを走行させ、手動モードに切り換えられた場合は作
業者の指示に応じて清掃シートを走行させるようにした
ことにより、自動モードと手動モードの切り換えが可能
であるから、汚れの少ないものを清掃する場合は、手動
モードを選択すれば、同じシート面で複数個の光コネク
タの清掃ができ、清掃コストの低減に貢献することがで
きる。清掃が終了すれば、作業者の指示により汚れてい
ない清掃シートを準備することができる。
【0080】また、光コネクタと清掃シートとの接触を
検出する接触検出センサを設けることにより、光コネク
タが清掃シートに押し付けられたことを容易に検出する
ことができる。
【0081】また、光コネクタの位置を非接触で検出す
る位置検出センサを設けることにより、光コネクタが清
掃シートに押し付けられたことを容易に検出することが
できる。
【0082】また、光コネクタが清掃シートに押し付け
られたとき、清掃シートを一定距離走行させた後に停止
させることにより、清掃シートは予め設定された長さだ
け走行するため、清掃シートを無駄なく使用でき、1コ
ネクタあたりの清掃コストを抑えることができる。
【0083】また、巻き取りリールの直径を送り出しリ
ールの直径より大きくすることにより、巻き取りリール
で巻き取る使用済みシートの直径の変化量を極力小さく
したので、巻き取りリールを駆動用モータで一定角度、
すなわち一定時間回転させるだけで、清掃シートを常に
一定長さだけ走行させることができる。その結果、清掃
シートの一定長送りのための清掃シート走行機構の構造
が簡単になるため、光コネクタ用清掃具を安価に製造す
ることが可能になる。
【0084】また、上面が平らな清掃シート支持台を用
いることにより、ガイドピン無しの多心用光コネクタの
フェルールの結合端面若しくは単心用光コネクタのフェ
ルール結合端面を清掃することができる。
【0085】また、上面に光コネクタのフェルールの外
径と略同一幅の溝を備えた清掃シート支持台を用いるこ
とにより、単心用光コネクタのフェルールの結合端面を
清掃することができる。従来の光コネクタ用清掃具では
フェルールの結合端面しか清掃できなかったが、本発明
によれば、フェルールの結合端面と側面とを同時に清掃
することが可能なので、清掃作業の能率向上とコストダ
ウンとを同時に達成することができる。
【0086】また、上面に光コネクタの2つのガイドピ
ンの間隔と略同一幅の直方体状の突出部を備えた清掃シ
ート支持台を用いることにより、ガイドピン付きの多心
用光コネクタのフェルールの結合端面とガイドピンの側
面とを清掃することができ、清掃作業の能率向上とコス
トダウンとを同時に達成することができる。
【0087】また、光コネクタが清掃シートに押し付け
られたとき、清掃シートの張力を緩和させる清掃シート
張力緩和機構を設けることにより、光コネクタのフェル
ールと清掃シートとを清掃シート支持台の溝の中へ容易
に押し込むことができ、フェルール側面の根本まで確実
に清掃することができる。同様に、清掃シート張力緩和
機構を設けることにより、フェルールの結合端面と突出
部の上面との間に清掃シートが挟まり、かつガイドピン
と突出部の側面との間に清掃シートが挟まるまで光コネ
クタを清掃シートに押し付けることができ、ガイドピン
の根本まで確実に清掃することができる。
【0088】また、極細繊維で編んだ布からなる清掃シ
ートを用いることにより、繊維の離脱等による発塵が無
く清掃性能に優れた、光コネクタの各種検査の前あるい
は光コネクタの接続直前の清掃に最適な清掃シートを実
現することができる。
【0089】また、不織布または紙からなる清掃シート
を用いることにより、清掃コストが安価で、工程間洗浄
後の研磨材の清掃に最適な清掃シートを実現することが
できる。
【0090】また、清掃シートの走行と連動して、光コ
ネクタと接する前の清掃シートに洗浄液を塗布する洗浄
液排出機構を設けることにより、湿式法と乾式法を適宜
切り換えて清掃できるため、乾式法では清掃できなかっ
た頑固な汚れも落とすことができる。
【0091】また、洗浄液をエチルアルコールを含む水
溶液とすることにより、光コネクタの湿式清掃に適し、
清掃性能及び人体への安全性から最も好ましい洗浄液と
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態となる光コネクタ
用清掃具の外観を示す斜視図である。
【図2】 図1の光コネクタ用清掃具の平面断面図であ
る。
【図3】 図1の光コネクタ用清掃具の正面断面図であ
る。
【図4】 図1の光コネクタ用清掃具の清掃シート走行
機構のうち清掃作業部付近の構造を示す斜視図である。
【図5】 清掃シート走行系収容箱中の巻き取りリール
の構造を示す斜視図である。
【図6】 図1の光コネクタ用清掃具の清掃シート支持
台の1例を示す斜視図である。
【図7】 図1の光コネクタ用清掃具の清掃シート支持
台の他の例を示す斜視図である。
【図8】 光コネクタのフェルールの結合端面及び側面
を清掃する様子を示す斜視図である。
【図9】 本発明の第2の実施の形態となる光コネクタ
用清掃具の清掃シート走行機構のうち清掃作業部付近の
構造を示す斜視図である。
【図10】 本発明の第5の実施の形態となる光コネク
タ用清掃具の清掃作業部の構造を示す斜視図である。
【図11】 本発明の第6の実施の形態となる光コネク
タ用清掃具の清掃作業部の構造を示す斜視図である。
【図12】 SC形光コネクタの斜視図である。
【図13】 MT形光コネクタの斜視図である。
【図14】 従来の光コネクタ用清掃具の斜視図であ
る。
【図15】 従来の他の光コネクタ用清掃具の斜視図で
ある。
【符号の説明】
1…操作面、2…セレクトスイッチ、3−1、3−2…
清掃窓、4…送りスイッチ、5…清掃シート走行系収容
箱、6…駆動系収容箱、7−1…清掃シート残量窓、7
−2…清掃シート巻取量窓、8…駆動用モータ、9…清
掃シート走行機構制御装置、10…洗浄液吐出用小型ポ
ンプ、11…清掃シート、12…送り出しリール、13
…巻き取りリール、14…清掃シート張力調整機構、1
5、15a、15b…清掃シート支持台、16…清掃シ
ート走行制御スイッチ、17…洗浄液排出機構、18−
1、18−2、18−3、18−4…ガイドローラ、1
9…スタンド、20…光センサ、21…清掃シート張力
緩和機構、22…チューブラソレノイド、23…ギヤ付
きモータ、24…ギヤ、25…清掃シート張力緩和機構
制御装置、26…テンプレート、100、102…光コ
ネクタ、101、103…フェルール、104…ガイド
ピン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 仁 東京都新宿区西新宿二丁目1番1号 エ ヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株 式会社内 (72)発明者 野田 壽一 東京都新宿区西新宿二丁目1番1号 エ ヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株 式会社内 Fターム(参考) 2H036 KA04 QA00 3B116 AA47 AB47 BA08 BA23 BB01 CD41 CD43 3B201 AA47 AB47 BA08 BA23 BB01 CD41 CD43

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープ状の清掃シートと、 清掃対象の光コネクタが前記清掃シートに押し付けられ
    たとき前記清掃シートを支える清掃シート支持台と、 前記光コネクタが前記清掃シートに押し付けられたと
    き、前記光コネクタと前記清掃シート支持台との間で前
    記清掃シートをモータで走行させる清掃シート走行機構
    とを有することを特徴とする光コネクタ用清掃具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光コネクタ用清掃具にお
    いて、 前記清掃シート走行機構は、 前記清掃シートを送り出す送り出しリールと、 前記清掃シートを巻き取る巻き取りリールと、 この巻き取りリールを回転駆動する駆動用モータと、 前記送り出しリールと前記巻き取りリール間の清掃シー
    トに前記走行に適した張力を与える清掃シート張力調整
    機構と、 前記光コネクタが前記清掃シートに押し付けられたと
    き、前記駆動用モータを作動させる制御装置とを備える
    ことを特徴とする光コネクタ用清掃具。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の光コネクタ用清掃具にお
    いて、 前記清掃シート走行機構は、自動モードに切り換えられ
    た場合は前記光コネクタが前記清掃シートに押し付けら
    れたときに前記清掃シートを走行させ、手動モードに切
    り換えられた場合は作業者の指示に応じて前記清掃シー
    トを走行させることを特徴とする光コネクタ用清掃具。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の光コネクタ用清掃具にお
    いて、 前記光コネクタと前記清掃シートとの接触を検出する接
    触検出センサを有し、 前記清掃シート走行機構は、前記接触検出センサを通じ
    て前記光コネクタが前記清掃シートに押し付けられたこ
    とを検知することを特徴とする光コネクタ用清掃具。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の光コネクタ用清掃具にお
    いて、 前記光コネクタの位置を非接触で検出する位置検出セン
    サを有し、 前記清掃シート走行機構は、前記位置検出センサを通じ
    て前記光コネクタが前記清掃シートに押し付けられたこ
    とを検知することを特徴とする光コネクタ用清掃具。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の光コネクタ用清掃具にお
    いて、 前記清掃シート走行機構は、前記光コネクタが前記清掃
    シートに押し付けられたとき、前記清掃シートを一定距
    離走行させた後に停止させることを特徴とする光コネク
    タ用清掃具。
  7. 【請求項7】 請求項2記載の光コネクタ用清掃具にお
    いて、 前記巻き取りリールの直径が、前記送り出しリールの直
    径より大きいことを特徴とする光コネクタ用清掃具。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の光コネクタ用清掃具にお
    いて、 前記清掃シート支持台は、上面が平らであり、この上面
    を覆うように前記清掃シートが配置されることを特徴と
    する光コネクタ用清掃具。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の光コネクタ用清掃具にお
    いて、 前記清掃シート支持台は、上面に前記光コネクタのフェ
    ルールの外径と略同一幅の溝を備え、前記清掃シートが
    前記溝を覆うように配置されることを特徴とする光コネ
    クタ用清掃具。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の光コネクタ用清掃具に
    おいて、 前記清掃シート支持台は、上面に前記光コネクタの2つ
    のガイドピンの間隔と略同一幅の直方体状の突出部を備
    え、前記清掃シートが前記突出部を覆うように配置され
    ることを特徴とする光コネクタ用清掃具。
  11. 【請求項11】 請求項9又は10記載の光コネクタ用
    清掃具において、 前記光コネクタが前記清掃シートに押し付けられたと
    き、清掃シートの張力を緩和させる清掃シート張力緩和
    機構を有することを特徴とする光コネクタ用清掃具。
  12. 【請求項12】 請求項1記載の光コネクタ用清掃具に
    おいて、 前記清掃シートは、極細繊維で編んだ布からなることを
    特徴とする光コネクタ用清掃具。
  13. 【請求項13】 請求項1記載の光コネクタ用清掃具に
    おいて、 前記清掃シートは、不織布又は紙からなることを特徴と
    する光コネクタ用清掃具。
  14. 【請求項14】 請求項1記載の光コネクタ用清掃具に
    おいて、 前記清掃シートの走行と連動して、前記光コネクタと接
    する前の前記清掃シートに洗浄液を塗布する洗浄液排出
    機構を有することを特徴とする光コネクタ用清掃具。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の光コネクタ用清掃具
    において、 前記洗浄液は、エチルアルコールを含む水溶液からなる
    ことを特徴とする光コネクタ用清掃具。
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