JP2003199975A - ゲーム機用コントローラ - Google Patents

ゲーム機用コントローラ

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JP2003199975A
JP2003199975A JP2002321226A JP2002321226A JP2003199975A JP 2003199975 A JP2003199975 A JP 2003199975A JP 2002321226 A JP2002321226 A JP 2002321226A JP 2002321226 A JP2002321226 A JP 2002321226A JP 2003199975 A JP2003199975 A JP 2003199975A
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Japan
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game machine
controller
key
housing
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Application number
JP2002321226A
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English (en)
Inventor
Sadasuke Goto
禎祐 後藤
Hiroki Ogata
裕樹 尾形
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Sony Interactive Entertainment Inc
Original Assignee
Sony Computer Entertainment Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】3次元空間に対応したゲーム機を操作するリモ
コンを提供する。 【構成】指で操作する第1、第2、第3及び第4の操作
部と、手掌で支持す角状に突出形成したハンドル部を備
えたゲーム機用リモコンで、ハンドル部を手掌で支持す
ることにより、指先が自由な状態となり、その分正確且
つ迅速な操作を複数の指先で行って3次元空間に対応し
たゲーム操作を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゲーム機用コントロー
ラであり、特に3次元空間用に作成されたゲームに対応
した操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術におけるゲーム機用コントロー
ラに相当する操作装置は、例えば既出願(実開平4ー4
2029号公報)に開示されているように、2次元用に
作成されたゲームに使用される操作装置が周知となって
いる。
【0003】例えば、ゲーム機用操作装置30は、図1
1に示すように、ハウジング31と、第1の操作手段で
ある方向指示操作器32と、第2の操作手段である第1
の動作指示操作器37と、第3の操作手段である第2の
動作指示操作器39と、セレクトスイッチ30aと、ス
タートスイッチ30bとから構成されている。
【0004】ハウジング31は、その平面形状が挙で握
り易いように楕円形状の下方長辺の中央部を横方向に細
長く切り欠いたメガネ形状に形成されている。
【0005】一方の円弧状の部分(図11で左側)に
は、第1の操作手段である方向指示操作器32が設けら
れ、他方の円弧状部分(図11で右側)には、第2の操
作手段である第1の動作指示操作器37が設けられ、方
向指示操作器32と第1の動作指示操作器37の上部に
位置するハウジング31の側面に第3の操作手段である
第2の動作指示操作器39が設けられた構造となってい
る。
【0006】第1の操作手段である方向指示操作器32
は、所謂十字型形状に形成された多接点を有するスイッ
チを一体に形成したものであり、上下左右の4接点から
なる構造である。
【0007】その十字型形状をした方向指示操作器32
の夫々の端部には三角形状の方向支持のマーク33が付
され、十字型の夫々の端部を押すことにより指示すべく
方向を手の感触により解るようになっている。
【0008】又、方向指示操作器32は、図12に示す
ように、十字型形状をした上下左右のキートップ34の
各端部の夫々の位置の下側に接点を設けた構造、及び図
13に示すように、基部35を介した上部に十字型形状
をした複数のキートップ36を配設し、このキートップ
36の上下左右の端部に対応した位置に基部35を介し
て接点を備えた構造が周知である。
【0009】第2の操作手段である第1の動作指示操作
器37は、図11に示すように、直交又は交差する4カ
所に配置されるキースイッチ38a、38b、38c、
38dを含んだ構造となっている。各キースイッチ38
a、38b、38c、38dは、夫々が円筒状のキート
ップを形成し、各キートップはその基部側の周囲に突出
した構造となっている。これらのキースイッチ38a、
38b、38c、38dは、どれがどのような動作をす
るかはゲームプログラムによって決定され、装置自体で
は機能が特定されていないので、所謂A動作〜D動作を
指示するスイッチと呼ばれる。従って、これらのスイッ
チの表面には、例えば記号A〜Dが付されてその識別を
するようになっている。
【0010】第3の操作手段である第2の動作指示操作
器39は、図11に示すように、ハウジングの厚みより
も細い幅で、且つ細長い形状のキートップ40a、40
bを有する構造となっており、方向指示操作器32及び
第1の動作指示操作器37の上部の側面に一対設けられ
ている。
【0011】このキートップ40a、40bは、その一
方端部(中心に近い部分)がハウジング31に形成され
た軸受部(図示せず)で支持されて軸支され、その他方
の端部(ハウジング31の左右外側の部分)が解放端部
とされ、解放端部に近づくに従いハウジング31の円弧
状に沿って弧状とされた構造となっている。
【0012】このような構造をしたゲーム用操作装置3
0においては、第1の動作指示操作器37のキースイッ
チ38a、38b、38c、38dを直交又は交差する
4方向に配置することによってプログラム処理に基づき
上下左右の何れかの方向指示として判別処理することも
できる。
【0013】即ち、2系統の方向指示を必要とするゲー
ムソフト用操作装置として利用できる。
【0014】例えば、戦車を操縦するゲームにおいて、
ハウジング31の左側に配設されている方向指示操作器
32の上方向又は下方向に押圧すれば戦車の前進又は後
進を指示し、右側の第1の動作指示操作器37の上側又
は下側のキースイッチ38a、38cを押せば戦車の加
速、減速を指示し、左右のキースイッチ38b、38d
を押せば、左右キャタピラの駆動を指示することができ
る。
【0015】又、この戦車ゲームの場合には、第2の動
作指示操作器39を利用して銃砲又はミサイルの発射指
示等をすることができる。
【0016】更に、1系統の方向指示操作器のみを必要
とするゲームであっても、第1の動作指示操作器37を
方向指示操作器として利用する一方、方向指示操作器3
2の上下左右の各押点を動作指示操作器として利用する
ようにプログラムすれば左利きのプレイヤに操作し易い
操作装置として用いることができる。
【0017】ここで、方向指示操作器32のように複数
のスイッチ操作を一体に形成された複数のキートップ
(34、36)で行うスイッチ構造は、下記に示す種々
のものが周知となっている。
【0018】第1の具体例は、図14に示すように、実
開昭61ー194231号公報に開示されており、方向
指示操作器32Aはハウジング31Aの適宜箇所(図1
1の32)に設けられており、キートップ36Aの下部
側の中心位置に球形状をした支点部材41と、キートッ
プ30Aの操作面42の反対側であって基板43上の接
点と接触して電気的接続を行う弾性体44とを設けた構
造となっており、この弾性体44の付勢力により常時キ
ートップ36Aの操作面42がハウジング31Aの外側
に突出した状態にしておく構造である。そして、操作面
42を適宜方向に押すと支点部材41が基板43上に点
接触をして支持され、更に押されると押された方向に支
点部材41を中心にして回動し、押された操作面42側
の弾性体44が座屈して、可動接点部45が基板43上
の固定接点部46に接触して電気的に接続される。この
ようにしてキートップ36Aの何れかの操作面42が押
されると支点部材41を中心にして押された方向に回動
してスイッチング動作を行うことができる。
【0019】第2の具体例は、図15に示すように、実
開平5ー87778号公報に開示されており、方向指示
操作器32Bは、ハウジング31Bの適宜箇所(図11
の32)に配設されており、キートップ36Bの底面下
方中央部に球体が係合できる球面からなる凹部47と、
ハウジング31Bの底面上部に球面からなる凹部48
と、これら両凹部47、48に嵌合する球体であるボー
ルベアリング49と、ハウジング31Bの底面上部であ
り、キートップ36Bの操作面42Aに対応した位置に
電気的接続を行うゴム接点50を備えた弾性体44Aと
を設けた構造となっている。このような構造とすること
により、キートップ36Bの表面の操作面42Aを所定
方向に押すことにより、ボールベアリング49に支持さ
れた状態で押された方向に回動して弾性体44Aのゴム
接点50を押圧して電気的接続を得ることができる。
【0020】第3の具体例は、図16に示すように、実
開平6ー01070号公報に開示されており、方向指示
操作器32Cは、ハウジング31Cの適宜箇所(図11
の32)に配設されており、キートップ36Cの底面下
部中央部を平面にした平面部51と、この平面部51に
当接する球形状をした球体52と、ハウジング31Cの
底面上部に固定接点部46Aを有する基板43Aと、基
板43Aとキートップ36Cとの間に配設した可動接点
部45Aを有する弾性体44Bとを設けた構造となって
いる。このような構造をしたスイッチ機構は、キートッ
プ36Cの操作面を押圧するとキートップ36Cの底面
下部の平面部51に球体52が点接触で当接した状態と
なる。この状態で更に押圧すると球体52を支軸にして
押圧された方向にキートップ36Cが傾き、傾いたキー
トップ36Cの下部に当接している弾性体44Bが座屈
して可動接点部45Aと固定接点部46Aとが接触して
電気的接続を得ることができる。キートップ36Cの操
作面の押圧をやめれば弾性体44Bの付勢力により、キ
ートップ36Cがハウジング31Cから突出した状態と
なってもとの状態になる。
【0021】第4の具体例は、図17に示すように、実
開平6ー38137号公報に開示されており、方向指示
操作器32Dは、ハウジング31Dの適宜箇所(図11
の32)において、キートップ36Dの底面下方中央部
に球体と係合する球面形状をした凹部47Aと、ハウジ
ング31Dの底面上部に固定接点部46Bを有する基板
43Bと、ハウジング31Dと基板43Bとの間に可動
接点部45Bを備えた弾性体44Bと、弾性体44Bの
中央部であってハウジング31Dの凹部47Aと対向し
た位置に係合係止した球形状をした球体52Bとを設け
た構造となっている。このような構造からなる方向指示
操作器32Dのキートップ36Dの操作面を所定方向に
押すと、球体52Bに凹部47Aが球面接触して係合さ
れ中心軸となる。そして、更に押されると球体52Bを
中心として、押された側に回動し、弾性体44Bが座屈
して可動接点部45Bと固定接点部46Bとが接触して
電気的接続を得る構造となっている。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記説
明した従来技術におけるゲーム用操作装置においては下
記に示すような問題点がある。
【0023】(1)2系統の方向指示を操作するゲーム
に適用できるハウジングの形状、及びこのハウジングの
適宜位置に配設したキーから構成されているため、ハウ
ジング自体を指先で支持した状態で、且つ支持していな
い指先で操作をする従来技術の構造では、2次元の方向
指示操作までのゲーム用プログラムでは機能を発揮でき
ても、3次元空間におけるゲーム用プログラムに使用さ
れる独特の機能は発揮できないと云う問題点。
【0024】(2)操作釦の構造が3次元空間を対象と
したプログラムによる立体的なゲーム感覚による独特な
操作に対応できないと云う問題点。
【0025】(3)ゲームソフトが高度になるにつれゲ
ーム機用のコントローラ(マイコン等)の操作釦の数を
それなりに多くする必要があり、これらを上面の位置に
配置するとなると操作時には親指で押すことが主体とな
り、操作が複雑となり釦も押しずらくなると云う問題
点。
【0026】(4)方向を指示するためのキーの形状と
して十字形、丸形形状になっており、例え斜め方向への
指示もできる構造となっているが、3次元空間でのゲー
ム操作のように、複雑なゲーム機用ソフトにおいては、
上下左右(XY軸方向)でなく斜め方向(Z軸方向)へ
の正確な指示の認識と正確な指示操作ができないと云う
問題点。
【0027】(5)指示動作をソフトにより自由に機能
設定できるスイッチとなっているために、例えばA動作
〜D動作をA〜Dの表示、即ち色分けや英文字による識
別でしているため、ゲームで良く使われる動作指示”Y
ES”、”NO”の釦でどの色や英文字が”YE
S”、”NO”なのか一見して推察できないと云う問題
点。
【0028】(6)一体に形成された複数のキートップ
を有する操作釦において、各キートップに対応した電気
的接点を有する構造において、操作釦を支持するのに球
体を利用して前後左右の操作に応じた電気的接続を得る
構造の場合に、各キートップの操作面がハウジングから
単に突出した構造となっているだけであるため、微妙な
操作方向が正確に指先の感触で判別しずらいという問題
点。
【0029】(7)一体に形成されたキートップの構
造、即ち操作釦の形状が十字型又は円形状であり、操作
釦の支点部材は操作釦の下側にのみ配置され、ハウジン
グから突出されたキートップの外周縁で係合させる構造
になっているために、操作釦全体のガタツキ、中心位置
のズレ、ネジレ等が大きくなり、操作性に問題点があ
る。
【0030】従って、高度なゲーム用ソフト、特に3次
元空間に対応したゲーム用プログラムで実現される立体
的な映像によるゲームに対応したハウジングの形状及び
操作釦の配置、並びに高度且つ複雑なゲーム操作に対応
した操作釦の構造に解決しなければならない課題を有し
ている。
【0031】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係るゲーム機用コントローラは、指で操作
する複数の操作部とスイッチとを有し、且つ上下に分割
できるハウジング本体に、両手の掌に当接して支持され
る角状に突出したハンドル部を設けたことである。
【0032】又、一方の上記ハンドル部から連続する前
記ハウジング本体の上面に第1の操作部を設けると共
に、他方の前記ハンドル部から連続する前記ハウジング
本体の上面に第2の操作部を設けたこと;上記複数の操
作部は、ハウジング本体を置いた時に、置いた面と略平
行になるようにしたこと;上記第1の操作部の前面側に
第3の操作部を設けると共に、前記第2の操作部の前面
側に第4の操作部を設けたこと;上記第1の操作部は、
一体に形成された複数のキートップの夫々を、前記ハウ
ジング本体の上部に突出して形成したゲーム機用コント
ローラである。
【0033】更に、ゲーム機用コントローラは、上下分
割可能なハウジング本体上面に操作部を配設したゲーム
機用コントローラにおいて、該操作部は、一体に形成さ
れた複数のキートップの底面中央部に設けられた第1の
凹部と、前記一体に形成された複数のキートップの中央
部下方から微少間隔隔てて保持される支点部材と、前記
一体に形成された複数のキートップを上方に付勢する電
気接点を備えた弾性体を有すると共に、前記一体に形成
された複数のキートップは上面中央部に第2の凹部を有
し、ハウジング本体の前記第2の凹部に対応する位置に
凸部を設けたことである。
【0034】そして、上記第2の凹部、凸部がそれぞれ
球面からなること;上記第1の凹部と、前記支点部材が
それぞれ球面からなること;上記一体に形成された複数
のキートップに対応して、ハウジング本体の一部を略十
字状に凹陥させたこと;上記一体に形成された複数のキ
ートップは、前記略十字状に凹陥した中心部に沿って夫
々テーパー状に形成してあること;上記略十字状に凹陥
した位置に、前記一体に形成された各キートップ毎の機
能を表示するマークが施されていること;上記略十字状
に凹陥した中央部に中心を識別する加工を施したこと;
上記第2の操作部における複数のキートップに対応して
略十字状に凹陥させたこと;上記第2の操作部に、夫々
機能に対応するマーク又は色別を施したこと;上記第3
及び第4の操作部は、前記ハウジング本体の前面側に突
出した状態で形成されていること;上記第3及び第4の
操作部は、操作部が上下2段に配設されているゲーム機
用コントローラである。
【0035】
【作用】上記構成にしたことにより、本発明に係るゲー
ム機用コントローラは下記に示すような作用を奏する。
【0036】(1)指で操作する複数の操作部とスイッ
チとを有し、且つ上下に分割できるハウジング本体に、
両手の掌に当接して支持される角状に突出したハンドル
部を設けたことにより、操作する両手の指が自由な状態
となり、3次元空間におけるゲーム操作に対応した複数
の釦の操作性を向上させることができるようになる。
【0037】(2)複数の操作部は、ハウジング本体を
平面上に置いた時に、置いた面と略平行になるようにし
たことにより、両手の掌でハウジング本体を挟持した操
作に限定されず、所定の平面上においた時に略平行な状
態で且つ安定した状態で操作釦を押すことができる。
【0038】(3)一方のハンドル部から連続するハウ
ジング本体の上面に第1の操作部を設けると共に、他方
のハンドル部から連続するハウジング本体の上面に第2
の操作部を設けたことにより、両手の掌をハンドル部に
当接して支持した状態での釦を操作することができ、い
わば安定した釦操作を行うことができるようになる。
【0039】(4)第1の操作部の前面側に第3の操作
部を設けると共に、第2の操作部の前面側に第4の操作
部を設けたことにより、少なくとも2系統以上の方向指
示及び動作指示ができるようになり、3次元空間での巧
妙なゲーム操作をすることができるようになる。
【0040】(5)第1の操作部と第2の操作部との間
に、スイッチを設けたことにより、プログラムの開始及
び操作の難易度等の設定が簡単に行うことができるよう
になる。
【0041】(6)第1の操作部である一体に形成され
た複数のキートップは、夫々のキートップをハウジング
本体の上部に分割した状態で突出形成したことにより、
あたかも複数のスイッチをオン/オフする感覚で操作す
ることができ、ハンドル部を両手の掌で支持した場合
に、自由な状態となっている指先で操作釦の位置関係を
容易に把握できるようになる。
【0042】(7)第1の操作部を構成する一体に形成
された複数のキートップを方向指示操作部分を形成する
ハウジングの中央部分を中心にして夫々のキートップを
放射状にハウジングの外側上部に突出形成し、且つ、一
体に形成された複数のキートップを形成する基部の底面
下方中央部に球体による支持部材を配設した構造にする
ことにより、夫々のキートップの操作がハウジングによ
り分割された状態になっているために、手の感触のみで
方向性を確認できると共に点接触による回動動作により
円滑なスイッチング動作を得ることができる。
【0043】(8)第1の操作部における一体に形成さ
れた複数のキートップに対応して、ハウジング本体の一
部を略十字状に凹陥させて段差を設けたことにより、操
作釦の位置関係が指先の感触で解るようになる。
【0044】(9)第1の操作部における一体に形成さ
れた複数のキートップは、略十字状に凹陥した中心部に
沿って夫々のキートップが外側にゆくにつれて高くなる
テーパー状に形成してあることにより、方向性を有する
各キートップを指先の感触だけで容易に方向性を識別す
ることができるようになる。
【0045】(10)略十字状に凹陥した位置に、各キ
ートップ毎の機能を表示するマークを施したことによ
り、指先による識別に加えて目視による識別をも可能に
する。
【0046】(11)略十字状に凹陥した中央部に中心
位置を識別する加工を施したことにより、キートップを
操作する直前、又は操作中においても指先だけで、中央
位置の認識が可能になり、指示する方向を指先の感触の
みで迅速に判別できるようになる。
【0047】(12)第2の操作部における独立した複
数のキートップに対応して略十字状に凹陥させたことに
より、独自な機能を有する各キートップの位置関係を指
先だけでも解るようになる。
【0048】(13)第2の操作部に、各キートップの
機能に対応するマーク又は色別を施したことにより、目
視により各キートップの機能を簡単に識別できるように
なる。
【0049】(14)第3及び第4の操作部は、前面側
に突出した状態で形成したことにより、両手の掌でハン
ドル部に当接して支持した時に、自由な指で丁度銃の引
き金を引く状態で操作することができるようになる。
【0050】(15)第3及び第4の操作部は、操作部
が上下2段に配設されていることにより、例えば両手の
人差し指及び中指で同時に操作することができるように
なる。
【0051】
【実施例】本発明に係るゲーム機用コントローラについ
て図を参照にして以下詳細に説明する。
【0052】本実施例に係るゲーム機用コントローラ1
は、図1に示すように、メガネ形状に形成し、上下に分
割できる上ハーフ2Aと下ハーフ2Bとから構成され、
これらの長手方向の両端から両手の掌で支持する角状に
突出した第1及び第2の操作支持部4、5を備えたハウ
ジング本体3と、ハウジング本体3の中央の位置であっ
て括れた部分に、ゲームの開始及び選択等に使用される
スイッチからなるスタートセレクト部6と、ハウジング
本体3の両側の左右対称な位置に円形状に形成した略中
央部分に配設されている複数のスイッチ群からなる第1
及び第2の操作部9、24と、ハウジング本体3の前面
側の側面の左右対称な位置に、主として人差し指と中指
とで操作できる複数のスイッチからなる第3及び第4の
操作部29、30とから構成されている。
【0053】第1及び第2の操作支持部4、5は、所謂
ハンドル部であり、コントローラ1を両手の掌で支持で
きるようになっており、ハウジング本体3の長手方向の
両端側から連設されており、ハウジング本体3の後方に
略45度開いた状態で下方向に角状に突出し、全体とし
てハンドル形状に形成した構造となっている。
【0054】このような構造をした第1及び第2の操作
支持部4、5を備えたハウジング本体3においては、特
に図2に示すように、丁度両手の掌で支持するようにす
ることにより、ハウジング本体3を指先を使用して支持
することが不要になり、両手の最大10本の指で自由に
操作できる構造となっている。例えば、左手の親指が第
1の操作部9を、右手の親指が第2の操作部24を自由
に操作でき、且つ両手の人差し指と中指とで第3及び第
4の操作部29、30を自由に操作できる構造となる。
【0055】又、特に図5に示すように、両手の掌で左
右から狭持した状態で操作しなくとも、ハウジング本体
3を平面上に置いた状態で適宜操作することもできる構
造となっている。
【0056】即ち、図5に示すように、所定の平面上に
置いた時(図5で仮想線の位置)に、第3及び第4の操
作部29、30の底面部分と、第1及び第2の操作支持
部4、5の底面部分の計4カ所で支持することにより、
第1及び第2の操作部9、24のスイッチ群は置かれた
面に対して略平行、詳しくは少々前屈みの状態となる。
従って、所定の平面上においた状態での操作は両手の掌
で挟持した状態と変わりなく安定した操作ができる構造
となっている。
【0057】スタートセレクト部6は、図3に示すよう
に、いわゆるスイッチであり第1の操作部9と第2の操
作部24との中間位置に配置されたセレクトスイッチ7
とスタートスイッチ8とからなり、セレクトスイッチ7
は例えばゲームを開始するに際し、難易度等を選択する
機能を有し、スタートスイッチ8はゲームを実際に開始
させるスイッチとして機能する。
【0058】第1の操作部9は、図1、図6及び図7に
示すように、ハウジング本体の両端に設けた円形状をし
た中央部分(図1及び図2で右側)に略十字型形状をし
た凹陥に相当する窪み10と、その十字型形状をした窪
み10の上下左右の端部に方向を示すマーク11a、1
1b、11c、11dと、マーク11a、11b、11
c、11dの内側であって、一体に形成された4個のキ
ートップの頭部分をいわば分割した状態で開口部から突
出させて配設したキートップ本体12と、キートップ本
体12の4個の夫々のキートップ14a、14b、14
c、14dの形状に合わせ、それぞれが中心位置を向い
た孔からなる開口部21と、開口部21の中央位置に設
けたキートップ中央支持部22と、キートップ中央支持
部22の中心位置に半球体形状に形成した凸部23と、
4個の可動接点部19Aを備えた弾性体18と、一体に
形成された複数のキートップ14a、14b、14c、
14dの中心位置で支持して軸止する球体形状の支点部
材20と、可動接点部19Aに対峙した状態で配設され
ている固定接点部19Bを有する回路基板19Cとから
構成されている。
【0059】キートップ本体12は、図6及び図7に示
すように、円形状をした基部13と、基部13の上部に
一体に形成された4個のキートップ14a、14b、1
4c、14dと、基部13の中心部分の下側であって、
球体形状の支点部材20の球面に係合する球面形状の第
1の凹部15と、基部13の中央部分の上側であってキ
ートップ中央支持部22の凸部23と係合する球面形状
の第2の凹部16と、基部13の下側に突出形成され、
弾性体18の可動接点部19Aの背面側を押圧する接点
ガイド部17とから構成されている。
【0060】一体に形成された4個のキートップ14
a、14b、14c、14dは、主として図6に示すよ
うに、基部13の上側に駒型形状に形成され、中心部か
ら外側に向かって肉厚にテーパー状になっており、開口
部21を介して夫々のキートップ14a、14b、14
dが分割されてハウジング本体3の上部に突出できる構
造である。
【0061】弾性体18は、基板19Cとキートップ本
体12との間に狭持されて配設され、キートップ14
a、14b、14c、14dの数に対応したラバー接点
である可動接点部19Aを設けた構造である。
【0062】支点部材20は、球体形状に形成され、キ
ートップ中央支持部22に対応したキートップ本体12
の中央部分に配置されており、キートップ本体12の第
1の凹部15が係合する構造となっている。
【0063】このようなキートップ本体12をハウジン
グに配置した場合には、各キートップはキートップ中央
支持部22を中心として放射状に配置され、夫々のキー
トップは将棋の駒型形状をした中心位置方向の高さは、
キートップ中央支持部22の表面よりも手の感触で解る
程度の高さに配置され、後側方向、即ち、キートップ中
央支持部22から外側方向に行くに従ってその高さが高
くなる。
【0064】そのため、第1の操作部9の中心位置(キ
ートップ中央支持部22)に指先を乗せた時に、その中
心位置とキートップとの段差により、指先の感触で位置
関係が容易に判別できると同時に、スイッチの操作にお
いて中心位置から外側方向に指先をずらした時に夫々の
キートップ14a、14b、14c、14dの操作面の
高さは徐々に高くなっているために、指先をガイドし易
すく且つどの方向の釦を押しているかが指の感触だけで
容易に解る構造となっている。
【0065】尚、この中心位置であるキートップ中央支
持部22の表面は平坦な構造となっているが、図7に示
す破線のように、その中心位置の中央部分を山型形状2
2aに加工を施し、手触りで解るようにしてもよい。図
7に示すように中心部分を、逆に溝を付けた加工、突起
状の凸部等を施してもよい。
【0066】このような構造からなる第1の操作部9が
操作されていない時は、図8に示すように、弾性体18
による上方向への付勢力により、接点ガイド部17を介
してキートップ本体12が上方向に押し上げられた状態
となり、且つキートップ中央支持部22の球面形状をし
た凸部23にキートップ本体12の球面形状をした第2
の凹部16が係合する。同時に開口部21の端部に円形
状をした基部13の周縁端部側が係止した状態となり、
キートップ本体12は、ホームポジションの位置、則
ち、キートップ14a、14b、14c、14dをハウ
ジング本体3の外側に突出した状態で係止される。
【0067】このような状態において、図9に示すよう
に、もしキートップ14cが矢印A、又はB方向に押さ
れると、球体形状からなる支点部材20にキートップ本
体12の第1の凹部15が係合されて、図9の右方向に
支点部材20の球面上を摺動しながら移動し、弾性体1
8を下方向に押圧する。すると押圧された方向の弾性体
18は座屈し、可動接点部19Aは下方向の固定接点部
19Bに限りなく近づく。
【0068】この状態で、更にキートップ14cに押圧
が加えられると、図10に示すように、支点部材20の
球体表面をキートップ本体12の第1の凹部15が摺動
を続け、可動接点部19Aと固定接点部19Bが接触し
て電気的に接続状態となる。
【0069】キートップ14cへの押圧を解除すると、
弾性体18の付勢力により、球体の支点部材20に球面
接触している第1の凹部15は離れる方向に動く。即
ち、キートップ14cは図で左側方向に回動しながら移
動する。その結果、固定接点部19Bと可動接点部19
Aは離れ(図9の状態)、次に凸部23に第2の凹部1
6が係合して左上方向に回動しながら移動して、もとの
ホームポジションに戻る(図8の状態)。
【0070】一方、図7に示すように、キートップ14
aを前方向(図7でC方向)に押すと、やはり同じよう
に圧接されている弾性体18が座屈し、支点部材20の
球面上を第1の凹部15が回動しながらキートップ14
aが前方下方向に移動してスイッチング動作を行う。詳
細は図8から図10を用いて説明したことと同様である
のでその説明は省略する。
【0071】このように、第1の操作部9のキートップ
の動作は、支点部材20に軸止した状態で球面同士の接
触を利用してキーのストロークを変化させてスイッチン
グ動作を行わせ、且つ各キートップが分割された状態で
ハウジングに配設されているために、夫々のキートップ
14a、14b、14c、14dを押す方向が一定の方
向に限定されることなく、あらゆる方向からの操作であ
ってもスムーズなスイッチング動作をすることができ、
キートップ本体12のガタツキ、中心位置のズレ、ネジ
レ等を防止して操作性を向上させることのできる構造と
なっている。
【0072】次に、第2の操作部24について説明す
る。第2の操作部24は、主として図1及び図2に示す
ように、円形状をした中央部分(図1及び図2で左側)
に略十字型形状をした凹陥に相当する窪み25を設け、
その十字型をした窪み25の上下左右の夫々の位置に円
筒形状のキートップを突出できる大きさの孔からなる開
口部26と、この開口部26に円筒状のキートップ28
a、28b、28c、28dを突出させて配設した第1
の動作指示操作スイッチ27とから構成されている。
【0073】第1の動作指示操作スイッチ27は、主と
して図3に示すように、十字型をした窪み25の夫々の
端部に配設される上下左右の4個の単独のスイッチで構
成されている。これらのスイッチに対応したキートップ
28a、28b、28c、28dは、窪み25の凹陥面
よりも少々飛び出した状態で配設される。
【0074】そして各スイッチのキートップ28a、2
8b、28c、28dには、視認しやすい認識符号、例
えば、□、×、○、△等の機能を表す符号(マーク)を
付けて容易にスイッチの機能を識別できるようになって
いる。
【0075】実施例においては、上側のスイッチのキー
トップ28aには□印の符号を、右側のスイッチのキー
トップ28bには×印の符号を、下側のスイッチのキー
トップ28cには○印の符号を、左側のスイッチのキー
トップ28dには△印の符号を付けた構造となってい
る。
【0076】このようにすることによって、任意に作成
されたプログラムによる命令に対して右手で一番操作し
易く且つ頻繁に使用される位置のスイッチのキートップ
に○印、×印を施すことにより、”YES”、”NO”
の判断を仰ぐ必要最小限のスイッチをおおよそ特定し
て、例えスイッチの数を多くなってもゲームの遂行に必
要な最小限のキーの操作性を高めることができる構造と
なっている。
【0077】尚、ハウジング本体と個別の各スイッチを
有するキートップとを区別するために色による区別を適
宜行ってもよいことは勿論のことである。
【0078】次に、第3及び第4の操作部29、30に
ついて説明する。第3及び第4の操作部29、30は、
図1、図2及び図3に示すように、第1及び第2の操作
部9、24の前面側面側に上下に平行して2列、細長い
孔を突出形成した開口部31と、この開口部31の孔に
略嵌まる細長い形状をしたスイッチのキートップ32
a、32b、34a、34bを突出して形成した第2の
動作指示操作スイッチ33A、33Bとから構成されて
いる。
【0079】第2の動作指示操作スイッチ33A、33
Bは、特に図4及び図5に示すように、ハウジング本体
3の前面側の側面に設けた第3及び第4の操作部29
(30)に配設されたスイッチであり、特に図4に示す
ように、左右の対称な位置に上下2段に、即ち、平行に
ペアで一対のキートップ32a、32b、34a、34
bからなる合計して4個のスイッチで構成されている。
この4個のスイッチは、右上がりマークと、右下がりマ
ークと、左上がりマークと、左下がりマークが付され、
夫々の方向を示す識別符号を備えた構造となっている。
【0080】そして、右上がりのキートップ34aに
は、右手の人差し指が、右下がりのキートップ34bに
は右手の中指が、左上がりのキートップ32aには左手
の人差し指が、左下がりのキートップ32bには左手の
中指により同時に操作できる構造となっている。尚、指
とキートップ32a、32b、34a、34bとは、必
ずしも一致する必要がなく適宜好みの指の指先により操
作できることは勿論のことである。例えば、両手の人差
し指で、キートップ32a、34aを操作すると共に、
キートップ32b、34bをも操作してよい。
【0081】上記説明した構造からなる第1、第2、第
3及び第4の操作部9、24、29、30の操作は、両
手の掌で第1及び第2の操作支持部4、5を狭持した状
態で、両手の最大10本の指を同時に使用して操作でき
る。又、片手で持った状態でも操作でき、さらに、組み
合わせた操作もできる構造となっている。即ち、複雑な
動きをする3次元からなる空間映像のゲームに対応した
操作性を重視した構造となっているのである。
【0082】このように操作性を向上させたゲーム機用
コントローラ1においては、3次元空間におけるゲーム
を第1、第2、第3及び第4の操作部9、24、29、
30の操作、及びこれらの操作を組み合わせてあたかも
現実に遭遇した状態のゲーム感覚を喚起できる。
【0083】これは、3系統対応のゲーム操作である航
空機や潜水艦等の3次元空間を対象とするゲームに極め
て有効に機能する。
【0084】例えば、航空機が飛行中における操縦操作
において、第1の操作部9で前進方向のキートップ14
aをオンし且つ第4の操作部で右下がりのキートップ3
2bをオンすれば飛行中の航空機は前進しながら右に回
転動作させることができる。
【0085】もし第1の操作部9で前進方向のキートッ
プ14aと右方向のキートップ14bとを同時に押した
状態で第3の操作部29の右下がりキートップ32bを
オンすれば航空機は右側前方に向かって旋回する動作を
させることができる。
【0086】一方、第1の操作部9のキートップ14a
を押して前進方向を指示し、且つ第3の操作部29の右
上がりキートップ32aと第4の操作部30の左上がり
キートップ34aとを同時にオンすれば航空機は上昇
し、そのままオンを継続すれば航空機は上昇回転する動
作をさせることができる。
【0087】この組み合わせは、一体に形成された4個
のキートップ14a、14b、14c、14dを有する
第1の操作部9による同時押しの状態を含めると合計し
て16通り、4個の独自の機能を有するキートップ32
a、32b、34a、34bを備えた第3及び第4の操
作部29、30による同時押しを含めて16通り、合計
して256通りの3次元空間における操作を可能として
いる。
【0088】又、3次元空間における格闘技等の人の動
作に対応させることもできる。この場合には、例えば第
3及び第4の操作部29、30を利用して右上がりキー
トップ32aと左上がりキートップ34aを両手の人差
し指による操作で格闘技者の上半身、特に手の部分の動
きを操作させ、右下がりキートップ32bと左下がりキ
ートップ34b、即ち、両手の中指の操作で格闘技者の
下半身、特に足の部分の動きを操作させるようにして、
手足で単に蹴る動作に加えて、3次元空間での巧妙な動
作を実現できる。尚、人差し指の1つの指でキートップ
32a、32b、34a、34bを操作してもよいこと
は勿論のことである。
【0089】このようにして、既存の2系統のゲーム用
プログラムを利用することができると共に、3系統のプ
ログラムによる3次元空間に対応したプログラムの高度
で且つ複雑な操作であっても、両手の掌でハウジング本
体を支持することで両手の最大10本の指先を自由に動
かして操作できるのである。
【0090】尚、上記具体例に限定されることなくあら
ゆるゲーム用プログラムに対応したキー操作を適宜設定
変更できることは勿論のことである。
【0091】
【発明の効果】以上説明した構成にしたことにより、本
発明に係るゲーム機用コントローラは下記に示すような
効果を奏する。
【0092】(1)指で操作する複数の操作部とスイッ
チとを有し、且つ上下に分割できるハウジング本体に、
両手の掌に当接して支持される角状に突出したハンドル
部を設けたことにより、掌にハウジング本体を支持した
状態でその他の操作釦を親指、人差し指、中指とで操作
することが極めて確実に且つ正確に行うことができ、3
次元空間におけるゲーム操作に対応した複数の釦の操作
性の向上を図ることができると云う極めて優れた効果を
奏する。
【0093】(2)複数の操作部は、ハウジング本体を
置いた時に、置いた面と略平行になるようにしたことに
より、両手の掌でハウジング本体を挟持した操作に限定
されず、所定の平面上においた時に操作釦等が略平行と
なり、安定した状態で操作をすることができると云う極
めて優れた効果を奏する。
【0094】(3)一方のハンドル部から連続するハウ
ジング本体の上面に第1の操作部を設けると共に、他方
のハンドル部から連続するハウジング本体の上面に第2
の操作部を設けたことにより、両手の掌をハンドル部に
当接して支持した状態で両手の最大10本の指での操作
を安定した状態で行うことができると云う極めて優れた
効果を奏する。
【0095】(4)第1の操作部の前面側に第3の操作
部を設けると共に、第2の操作部の前面側に第4の操作
部を設けたことにより、両手の掌でハウジング本体を支
持した状態で、少なくとも2系統以上の方向指示及び動
作指示が両手の最大10本の指により充分に操作でき、
3次元空間での巧妙なゲーム操作をすることができると
云う極めて優れた効果を奏する。
【0096】(5)第1の操作部と第2の操作部との間
に、スイッチを設けたことにより、プログラムの開始及
び操作の難易度等の設定が、両手の掌で支持されている
状態のハウジング本体に対して指先、特に親指の操作で
簡単に行える。
【0097】(6)第1の操作部における一体に形成さ
れた複数のキートップは、夫々ハウジング本体の上部に
分割した状態で突出形成したことにより、ハンドル部を
両手の掌で支持した状態で方向を指示する指先で容易に
把握でき操作性を向上させることができると云う極めて
優れた効果を奏する。
【0098】(7)第1の操作部における一体に形成さ
れた複数のキートップに対応して、ハウジング本体の一
部を略十字状に凹陥させたことにより、ハンドル部を両
手の掌で支持した状態で操作釦の位置関係が凹陥との段
差により、指先の感触で容易に解るようになり、操作性
を高めることができると云う極めて優れた効果を奏す
る。
【0099】(8)一体に形成された複数のキートップ
からなる第1の操作部を、ハウジングの中央部分を中心
にして放射状(4方向)に配置して夫々のキートップを
ハウジング上部に突出形成し、且つ、一体に形成された
複数のトップキーを形成する基部の底面下方中央部に球
体による支持部材を配設した構造にすることにより、夫
々のキートップがハウジングにより分割された状態にな
り、キートップ本体のガタツキ、中心位置のズレ、ネジ
レ等を減少させて操作性を向上させることができ、手の
感触のみで方向性を確認できると共に点接触による回動
動作により円滑なスイッチング動作を得ることができる
と云う極めて優れた効果を奏する。又、キートップ本体
の操作のガタツキ、中心位置のズレ、ネジレ等を減少で
きるため、スイッチング作用を行う弾性体であるゴム接
点の寿命を延ばすことができると云う極めて優れた効果
をも奏する。
【0100】(9)第1の操作部における一体に形成さ
れた複数のキートップの夫々は、略十字状に凹陥した中
心部に沿ってテーパー状に形成してあることにより、両
手の掌で支持した自由な状態にある指先で、方向性を有
する各キートップの識別を指の感触だけで判別して操作
することができると云う極めて優れた効果を奏する。
【0101】(10)略十字状に凹陥した位置に、一体
に形成した複数のキートップの夫々の機能を表示するマ
ークが施されていることにより、指先による識別に加え
て目視による識別をも同時に行うことができると云う極
めて優れた効果を奏する。
【0102】(11)略十字状に凹陥した中央部に中心
を識別する加工を施したことにより、両手の掌で支持さ
れているハウジング本体のキートップを操作する際に、
自由な状態にある指先だけで、中央位置の確認ができる
と云う極めて優れた効果を奏する。
【0103】(12)第2の操作部を形成する複数のキ
ートップに対応して略十字状に凹陥させたことにより、
両手の掌で支持されているハウジング本体の夫々が独自
な機能を有する各キートップの位置関係を指先だけで簡
単にその位置関係を知ることができると云う極めて優れ
た効果を奏する。
【0104】(13)第2の操作部を形成する複数のキ
ートップの夫々の機能に対応したマーク又は色別を施し
たことにより、目視による各キートップの機能を簡単に
識別できるようになり、例え3次元空間に対応させるた
めに操作釦の数が多くなっても、操作すべく釦の識別が
簡単に行えると云う極めて優れた効果を奏する。
【0105】(14)第3及び第4の操作部は、ハウジ
ングの前面側面側に突出した状態で形成されていること
により、両手の掌でハンドル部に当接して支持した状態
で親指以外の自由な状態にある指先で迅速に操作するこ
とができると云う極めて優れた効果を奏する。
【0106】(15)第3及び第4の操作部は、キート
ップが上下2段に配設されていることにより、ハウジン
グ本体を両手の掌で支持した時に、自由な状態にある人
差し指及び中指又はそのほかの指での操作が極めて迅速
に行うことができると云う極めて優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るゲーム機用コントローラの全体斜
視図である。
【図2】同ゲーム機用コントローラを両手の掌で挟持し
た状態で指先で操作する状態を示した全体斜視図であ
る。
【図3】同平面図である。
【図4】同前面図である。
【図5】同第1の操作部側からみた側面図である。
【図6】同第1の操作部の要部を拡大した略示的斜視図
である。
【図7】同前方方向にキートップを押した状態の図3の
AーA線の断面図である。
【図8】同キートップのホームポジションの状態の図3
のAーA線の断面図である。
【図9】同後方向にキートップを押した状態の図3のA
ーA線の断面図である。
【図10】同後方向にキートップを押した状態の図3の
AーA線の断面図である。
【図11】従来技術におけるゲーム機用操作装置の使用
状態を示した平面図である。
【図12】同方向指示操作器の要部を示した略示的斜視
図である。
【図13】同方向指示操作器の要部を示した略示的斜視
図である。
【図14】同方向指示操作器の第1の具体例である。
【図15】同方向指示操作器の第2の具体例である。
【図16】同方向指示操作器の第3の具体例である。
【図17】同方向指示操作器の第4の具体例である。
【符号の説明】
1 ゲーム機用コントローラ 2A 上ハーフ 2B 下ハーフ 3 ハウジング本体 4 第1の操作支持部 5 第2の操作支持部 6 スタートセレクト部 7 セレクトスイッチ 8 スタートスイッチ 9 第1の操作部 10 窪み 11a、11b、11c、11d マーク 12 キートップ本体 13 基部 14a、14b、14c、14d キートップ 15 第1の凹部 16 第2の凹部 17 接点ガイド部 18 弾性体 19A 可動接点部 19B 固定接点部 19C 回路基板 20 支点部材 21 開口部 22 キートップ中央支持部 22a 山型形状 23 凸部 24 第2の操作部 25 窪み 26 開口部 27 第1の動作指示操作スイッチ 28a、28b、28c、28d キートップ 29 第3の操作部 30 第4の操作部 31 開口部 32a、32b キートップ 33A、33B 第2の動作指示操作スイッチ 34a、34b キートップ
【手続補正書】
【提出日】平成14年11月25日(2002.11.
25)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項】 前記キートップ本体は円形状をした基部
を有し、前記複数のキートップは前記基部の上部に一体
に形成されており、前記凹部は前記基部の中央部分にお
いて、前記キートップ中央支持部の前記凸部と係合可能
な位置に形成される請求項記載のゲーム機用コントロ
ーラ。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング本体上面に操作部を配設した
    ゲーム機用コントローラにおいて、前記操作部は、一体
    に形成される複数のキートップを持つキートップ本体
    と、前記キートップ本体を上方に付勢する弾性体とを有
    し、前記キートップ本体はその上面中央部に凹部を有
    し、前記ハウジング本体の前記凹部に対向する位置に凸
    部を設けたことを特徴とするゲーム機用コントローラ。
  2. 【請求項2】 前記凹部、前記凸部がそれぞれ球面から
    なる請求項1記載のゲーム機用コントローラ。
  3. 【請求項3】 前記複数のキートップは、前記ハウジン
    グ本体上面に各キートップに対応して設けられる複数の
    開口部から、分割された状態で突出している請求項1ま
    たは2記載のゲーム機用コントローラ。
  4. 【請求項4】 前記操作部は前記複数の開口部の中央位
    置に設けたキートップ中央支持部をさらに有し、前記凸
    部は前記キートップ中央支持部の中心位置に形成される
    請求項3記載のゲーム機用コントローラ。
  5. 【請求項5】 前記キートップ本体は円形状をした基部
    を有し、前記複数のキートップは前記基部の上部に一体
    に形成されており、前記凹部は前記基部の中央部分にお
    いて、前記キートップ中央支持部の前記凸部と係合可能
    な位置に形成される請求項4記載のゲーム機用コントロ
    ーラ。
  6. 【請求項6】 前記複数のキートップは駒型形状に形成
    され、前記複数の開口部の中央位置から外側に向かって
    肉厚にテーパー状になっている請求項4または5記載の
    ゲーム機用コントローラ。
  7. 【請求項7】 前記複数のキートップは前記キートップ
    中央支持部を中心として放射状に配置され、各キートッ
    プの高さは、前記キートップ中央支持部から外側方向に
    行くに従って高くなる、請求項4、5または6記載のゲ
    ーム機用コントローラ。
  8. 【請求項8】 前記キートップ中央支持部の中央部に中
    心を識別する加工を施した請求項4、5、6または7記
    載のゲーム機用コントローラ。
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