JP2003199825A - プレフィルドシリンジ - Google Patents
プレフィルドシリンジInfo
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Abstract
あり、操作性に優れるプレフィルドシリンジを提供する
こと。 【解決手段】シリンジ1は、内部に予め薬剤6が収納さ
れたプレフィルドシリンジであって、外筒2と、外筒2
内で摺動し得るガスケット3と、ガスケット3に連結さ
れ、ガスケット3を移動操作する押し子4と、外筒2の
基端開口を封止する封止部材5とを備えている。封止部
材5は、押し子4が挿通される挿通孔51を有する。押
し子4は、その外周面が挿通孔51の突部52、53と
密着しつつ摺動する密着摺動部41を有し、押し子4を
先端方向に移動したとき、ガスケット3の基端側に位置
する第2の空間V2が減圧状態となる。これにより、ガ
スケット3が基端方向へ戻る力が生じ、第1の空間V1
に液体を吸引することができる。
Description
予め薬剤が収納されたプレフィルドシリンジに関する。
ンジが知られている。このプレフィルドシリンジは、先
端側に縮径した口部を有する外筒と、この外筒の基端開
口から外筒内に挿入されたガスケットと、このガスケッ
トに連結された押し子(プランジャロッド)とを備え、
外筒とガスケットの先端面とで囲まれる空間に、粉末状
の薬剤が密封状態で収納されている。
し子を基端方向へ引く操作を行ってガスケットを外筒内
で基端方向に摺動させ、外筒の先端の口部から輸液等の
液体を吸引して導入し、この液体に薬剤を溶解して薬液
を得た後、押し子を押す操作を行ってガスケットを外筒
内で先端方向に摺動させ、口部から薬液の排出を行な
う。
リンジでは、押し子を引く操作と押す操作の双方を行う
必要があり、操作が煩雑であるという問題があった。特
に、押し子を引く操作は、一方の手で外筒を把持しつつ
他方の手で押し子を引くため、両手を使わねばならず、
片手だけで操作を完了することができなかった。
を導入する際に押し子を引く操作が不要であり、操作性
に優れるプレフィルドシリンジを提供することにある。
(1)〜(3)の本発明により達成される。また、下記
(4)〜(10)であるのが好ましい。
を有する外筒と、前記外筒内で摺動し得るガスケット
と、前記ガスケットに連結され、前記ガスケットを前記
外筒の長手方向に移動操作する押し子と、前記外筒の基
端開口を封止し、前記押し子を挿通する挿通孔を有する
封止部材と、前記ガスケットの先端側に位置する前記外
筒と前記ガスケットとで囲まれる第1の空間に収納され
た薬剤とを備えるプレフィルドシリンジであって、前記
押し子は、その外周面が前記挿通孔の少なくとも一部と
密着しつつ摺動する密着摺動部を有しており、前記押し
子を先端方向に移動したとき、前記ガスケットの基端側
に位置する前記外筒と前記ガスケットと前記封止部材と
で囲まれる第2の空間が減圧状態となるよう構成されて
いることを特徴とするプレフィルドシリンジ。
基端側に通気部を有し、該通気部を介して空気が前記第
2の空間に流入することにより前記第2の空間の減圧状
態を解除するよう構成されている上記(1)に記載のプ
レフィルドシリンジ。
面に形成された溝で構成される上記(2)に記載のプレ
フィルドシリンジ。
連結は、螺合によりなされている上記(1)ないし
(3)のいずれかに記載のプレフィルドシリンジ。
着摺動部と接触する部位は、弾性材料で構成されている
上記(1)ないし(4)のいずれかに記載のプレフィル
ドシリンジ。
接触する部位は、前記挿通孔の内面より中心部に向かっ
て突出する少なくとも1つのリング状の突部で構成され
ている上記(1)ないし(5)のいずれかに記載のプレ
フィルドシリンジ。
を固定する固定手段を有する上記(1)ないし(6)の
いずれかに記載のプレフィルドシリンジ。
れている上記(1)ないし(7)のいずれかに記載のプ
レフィルドシリンジ。
により開封される上記(8)に記載のプレフィルドシリ
ンジ。
る上記(1)ないし(9)のいずれかに記載のプレフィ
ルドシリンジ。
ンジを添付図面に示す好適実施例に基づいて詳細に説明
する。
レフィルドシリンジの実施形態における分解状態および
組み立て状態を示す縦断面図、図3〜図8は、それぞ
れ、図1および図2に示すプレフィルドシリンジの使用
時における動作を示す縦断面図である。なお、説明の都
合上、図1〜図8中の上側を「基端」、下側を「先端」
という。
単に「シリンジ」と言う)1は、シリンジ内部に予め薬
剤が収納されたシリンジであって、外筒(シリンジ外
筒)2と、外筒2内で摺動し得るガスケット3と、ガス
ケット3を移動操作する押し子(プランジャロッド)4
と、外筒2の基端開口を封止する封止部材5とを備えて
いる。ガスケット3は、押し子4の先端に連結されてい
る。
部21の中央部には、外筒2の胴部に対し縮径した縮径
部22が一体的に形成されている。この縮径部22によ
り、液体が出入り可能な口部が構成される。
弾性材料で構成された膜24が装着され、縮径部22の
内腔23を気密的に封止している。
5が嵌合され、固定されている。このキャップ25の先
端には、開口26が形成されており、この開口26の縁
部と縮径部22の先端面との間で膜24の外周部を挟持
することにより、膜24が気密(液密)的に固定され
る。
とは、それぞれ、互いに接着剤による接着または融着が
なされているのが好ましい。
より刺通可能なものである。この場合、膜24は、針体
により刺通可能なものであれば、その形態は膜状に限ら
ず、例えばブロック状のもの(栓体)であってもよい。
するガスケット3の構成材料として挙げたものを用いる
ことができる。
7と接続して使用されるもので、ホルダー7との接続部
としても機能する。
7が一体的に形成されている。押し子4を外筒2に対し
相対的に移動操作する際などには、このフランジ27に
指を掛けて操作を行うことができる。
後述する封止部材5の固定部54の外縁部に係止し、封
止部材5を固定するための係止部(固定手段)28が形
成されている。本実施例では、係止部28は、フランジ
27の全周にわたってリング状に形成されているが、こ
れに限らず、例えば、爪部材のような部分的に形成され
たものでもよい。
塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、環状ポリ
オレフィン、ポリスチレン、ポリ−(4−メチルペンテ
ン−1)、ポリカーボネート、アクリル樹脂、アクリル
ニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリ
エステル、ブタジエン−スチレン共重合体、ポリアミド
(例えば、ナイロン6、ナイロン6・6、ナイロン6・
10、ナイロン12)のような各種樹脂が挙げられる
が、その中でも、成形が容易であるという点で、ポリプ
ロピレン、環状ポリオレフィン、ポリエステル、ポリ−
(4−メチルペンテン−1)のような樹脂が好ましい。
を確保するために、実質的に透明であるのが好ましい。
形成されている(図1参照)。これにより、シリンジ1
内の液体(輸液82、薬液61等)の液量を把握するこ
とができる。
されたガスケット3が収納されている。ガスケット3の
外周部には、複数のリング状の突部31、32が全周に
わたって形成されている。この突部31、32が外筒2
の内周面20に対し密着しつつ摺動することで、気密性
(液密性)をより確実に保持するとともに、摺動性の向
上が図れる。
に沿って2つの突部31、32が形成されている。すな
わち、ガスケット3の基端部と先端部のそれぞれに、突
部31、32が形成されている。このうち、ガスケット
先端側の突部32の基端側は、先端に向かって外径が漸
増するようなテーパ面を有しているのが好ましい。
位置や個数、断面形状等は、これに限定されるものでは
ない。
放する中空部33が形成されている。この中空部33
は、後述する押し子4のヘッド部が挿入(螺入)され
る。中空部33の内面には、雌ネジ34が形成されてい
る。
定されないが、例えば、天然ゴム、ブチルゴム、イソプ
レンゴム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴ
ム、シリコーンゴムのような各種ゴム材料や、ポリウレ
タン系、ポリエステル系、ポリアミド系、オレフィン
系、スチレン系等の各種熱可塑性エラストマー、あるい
はそれらの混合物等の弾性材料が挙げられる。
周部が前述のような弾性材料で構成されていれば良く、
例えば、樹脂材料で構成された芯部(図示せず)を有
し、この芯部の外周を覆うように弾性材料が配置された
構成のものでもよい。この場合には、芯部に、雌ネジ3
4が形成されることとなる。
3を外筒2内で長手方向に移動操作する押し子4が連結
(装着)されている。
体部40を有しており、該本体部40の基端には、フラ
ンジ状(板状)の指当て部45が形成されている。この
指当て部45を指等で押圧することにより押し子4を先
端方向へ移動操作する。
部材5の突部52、53と密着しつつ摺動する密着摺動
部41を有している。この密着摺動部41は、横断面が
円形の中実丸棒状(または中空丸棒状)をなしている。
端側には、後述する第2の空間V2と外気との通気を可
能とする通気部42が形成されている。この通気部42
は、本体部40の長手方向に沿って延びる溝(スリッ
ト)で構成されている。本実施例では、本体部40の周
方向にそって、3本の溝が形成されているが、溝の本数
や形成箇所は、これに限定されない。
中空部33内に挿入され、ガスケット3と連結されるヘ
ッド部(連結部)43が形成されている。
面の雌ネジ34と螺合し得る雄ネジ44が形成されてい
る。この雄ネジ44を雌ネジ34と螺合することによ
り、ガスケットと押し子4とが連結される(図2参
照)。
リ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリス
チレン、ポリ−(4−メチルペンテン−1)、ポリカー
ボネート、アクリル樹脂、アクリルニトリル−ブタジエ
ン−スチレン共重合体、ポリエチレンテレフタレート、
ポリエチレンナフタレート等のポリエステル、ブタジエ
ン−スチレン共重合体、ポリアミド(例えば、ナイロン
6、ナイロン6・6、ナイロン6・10、ナイロン1
2)のような各種樹脂が挙げられるが、その中でも、成
形が容易であるという点で、ポリプロピレン、ポリエス
テル、ポリ−(4−メチルペンテン−1)のような樹脂
が好ましい。
連結が螺合構造(遊びがない機構の一例)によりなされ
ているため、これらの連結を確実に行なうことができ、
押し子4の操作に伴いガスケット3と押し子4とが離脱
することもなく、また、ガスケット3に対する押し子4
の着脱操作も容易に行なうことができる。
し子4との連結構造は、螺合以外のもの、例えば、接
着、融着等の固着、嵌合等の遊びがない機構であっても
よく、あるいは、遊嵌等の遊びがある機構であってもよ
い。
封止する封止部材5が装着されている。この封止部材5
は、全体が弾性材料で構成され、略円筒状の本体部50
を有している。本体部50の中心部には、押し子4の本
体部40を挿通する挿通孔51が形成されている。ま
た、封止部材5の本体部50の外周部には、フランジ状
(板状)の固定部54が形成されている。
面より中心部に向かって突出する複数(2つ)のリング
状の突部52、53が、全周にわたって形成されてい
る。この突部52、53が押し子4の密着摺動部41の
外周面に対し密着しつつ摺動することで、第2の空間V
2の気密性をある程度の時間保持することができるとと
もに、摺動性も向上する。
の軸方向に沿って2つの突部52、53が形成されてい
るが、突部の形成位置や個数、断面形状等は、これに限
定されるものではない。
筒2の基端開口に嵌入されて本体部50の外周面が外筒
2の内周面20と密着するとともに、固定部54の外縁
部が係止部28に挟持され固定されることで、固定部5
4の先端面がフランジ27の基端面と密着する(図2参
照)。また、前述したように、封止部材5の突部52、
53は、押し子4の密着摺動部41と密着する。これに
より、外筒2の基端開口をほぼ気密的に封止することが
できる。
2から抜けるのを防止する機能も有している。
ことにより、外筒2内の無菌性をより高いレベルで維持
することができる。また、シリンジ1の組み立てに際
し、押し子4の装着後、非無菌環境でシリンジ1を包装
しても、シリンジ内部の無菌性を保てるため、包装工程
の無菌性が不要となり、よって、製造、組み立てに有利
であるという利点もある。
されないが、例えば、天然ゴム、ブチルゴム、イソプレ
ンゴム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、
シリコーンゴムのような各種ゴム材料や、ポリウレタン
系、ポリエステル系、ポリアミド系、オレフィン系、ス
チレン系等の各種熱可塑性エラストマー、あるいはそれ
らの混合物等の弾性材料が挙げられる。
状態では、ガスケット3は、その基端面36が封止部材
5の先端面55と接触または接近するような位置にある
のが好ましい。
3とで囲まれる空間であって、ガスケット3の先端側に
位置する第1の空間V1内には、予め薬剤6が収納され
ている(図2参照)。
が、固体が好ましく、特に、粉末(顆粒)状のもので、
凍結乾燥物がより好ましい。また、このような粉末状の
ものは、例えばタブレット状に固化されていてもよい。
ミン剤(総合ビタミン剤)、各種アミノ酸、ヘパリンの
ような抗血栓剤、インシュリン、抗生物質、抗腫瘍剤、
鎮痛剤、強心剤、静注麻酔剤、抗パーキンソン剤、潰瘍
治療剤、副腎皮質ホルモン剤、不整脈用剤、補正電解質
等が挙げられる。なお、本発明では、これらに限定され
ないことは言うまでもない。
の空間V1は、常圧(大気圧)程度の圧力とされてい
る。
使用方法の一例について説明する。以下に説明する方法
は、シリンジ1に両頭針付ホルダーを接続し、輸液容器
に薬液を混注する場合の例である。
るホルダー7は、有底筒状のホルダー本体71と、両端
にそれぞれ鋭利な針先73、74を有する両頭針(針
管)72と、両頭針72を支持するハブ(支持部材)7
5とで構成されている。両頭針72は、ハブ75に固着
されており、ハブ75は、螺合によりホルダー本体71
の底部中心部に装着されている。
グ状をなすものであり、内部に輸液82が液密に収納さ
れている。輸液容器8の口部には、弾性材料で構成され
た栓体81が装着されている。この栓体81により、輸
液容器8は液密に封止されている。
よる針管により刺通可能であり、針管を抜くと、自己閉
塞性により刺通孔が閉じ、液密性を確保する。
器8を用意し、まず、輸液容器8の栓体81にホルダー
7の針先74を刺通する(図3参照)。
ャップ25に嵌合する(被せる)。これにより、針先7
3が膜24を刺通し、縮径部22の内腔23に侵入する
(図3参照)。この状態で、シリンジ1の第1の空間V
1と、輸液容器8の内部空間とが、両頭針72を介して
連通する。
先73の膜24への刺通は、その順序を前記と逆に行っ
てもよい。
指を当て、押し子4を先端方向(図4中の矢印で示す方
向)に押圧する。これにより、押し子4に連結されたガ
スケット3が外筒2内で先端方向に摺動する(図4参
照)。このとき、押し子4の密着摺動部41は、その外
周面が封止部材5の突部52、53と摺動しつつ移動す
る。
動に伴って、ガスケット3の基端側には、外筒2とガス
ケット3と封止部材5とで囲まれる第2の空間V2が形
成される。このとき、ガスケット3の突部31、32は
外筒2の内周面20と密着しており、封止部材5の突部
52、53は押し子4の密着摺動部41の表面に密着し
ているため、第2の空間V2への空気の流入がほとんど
生じず、よって、第2の空間V2は、減圧状態となる。
そして、この減圧状態は、ある程度の時間(薬液の混注
が終了するのに十分な時間)、維持される。
達したら、押し子4の押圧を停止する。この場合、ガス
ケット3の停止は、ガスケット3の突部31、32が密
着摺動部41と接触している位置(通気部42が挿通孔
51から基端側に離間した位置)でなされる(図4参
照)。
し子4から指を離す(押圧力を解除する)。第2の空間
V2は、減圧状態となっているため、第1の空間V1と
第2の空間V2との差圧により、ガスケット3は自動的
に基端方向へ移動する。このガスケット3の移動に伴
い、輸液容器8内の輸液82が両頭針72を介して第1
の空間V1内に吸引され、導入される(図5参照)。
え、第1の空間V1に導入された輸液82に薬剤6を溶
解または分散させ、薬剤6の有効成分を含む薬液61と
する(図6参照)。なお、薬液61としては、薬剤6の
溶解液、懸濁液(乳濁液)等が挙げられる。
7から一旦取り外し(キャップ25とホルダー本体71
との嵌合を解除し)てから、シリンジ1に揺動または振
動を与える操作を行ってもよい。
する。これにより、第1の空間V1内の薬液61が両頭
針72を通って排出され、輸液容器8の輸液82に配合
される(図7参照)。
の先端面35が外筒2の底部21に接触(または接近)
するまで行われる(図8参照)。これにより、薬液61
のシリンジ1内での残液量をできるだけ少なくし、薬液
61を無駄なく配合することができる。
先端方向への移動に伴って、前述したように、第2の空
間V2は減圧状態となる。しかし、ガスケット3の先端
面35が外筒2の底部21に接触(または接近)する位
置まで移動すると、押し子4に形成された通気部42が
封止部材5の挿通孔51内に挿入され、通気部42を介
して外気が第2の空間V2内に流入する(図8参照)。
これにより、第2の空間V2は、大気圧状態になるの
で、押し子4から指を離して押圧力を解除しても、ガス
ケット3が基端方向へ移動することはない。
る薬剤を配合する場合には、両頭針72の針先74を栓
体81に刺通したままで、シリンジ1をホルダー7から
取り外し、新たに配合しようとする薬剤が入った同様の
シリンジ1を前記[1]と同様にしてホルダー7にセッ
トし、以下前記[2]〜[6]と同様の操作を行う。こ
のように、成分の異なる複数種の薬剤を配合する場合、
それぞれの薬剤が収納されている複数のシリンジ1を用
意し、これらを適宜交換して用いればよいため、その操
作が極めて簡単であり、配合に要する時間も短い。そし
て、配合の順序も、任意に選択することができる。さら
に、このような薬剤の配合では、外気と接触する機会が
極めて少なく、細菌汚染や異物混入のおそれもない。
に、本発明のシリンジ1では、薬液の配合に際し、押し
子4を引く操作を行わなくてよい。従って、操作が簡単
であり、片手で操作することもできる。
について説明したが、本発明は、これに限定されるもの
ではない。特に、押し子の構造、ガスケットの構造、封
止部材の構造等は、図示の構成に限定されず、同様の機
能を発揮し得る任意のものとすることができる。
ドシリンジによれば、押し子を引く操作を行うことな
く、薬剤の配合等を行うことができ、操作が極めて簡単
である。また、内部の無菌保持性が高く、衛生面、安全
面でも優れている。
液体の排出後、押し子の戻りを防止することができる。
解状態)を示す縦断面図である。
み立て状態)を示す部分縦断面図である。
使用時における作動状態を示す縦断面図である。
使用時における作動状態を示す縦断面図である。
使用時における作動状態を示す縦断面図である。
使用時における作動状態を示す縦断面図である。
使用時における作動状態を示す縦断面図である。
使用時における作動状態を示す縦断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 先端側に液体が出入り可能な口部を有す
る外筒と、 前記外筒内で摺動し得るガスケットと、 前記ガスケットに連結され、前記ガスケットを前記外筒
の長手方向に移動操作する押し子と、 前記外筒の基端開口を封止し、前記押し子を挿通する挿
通孔を有する封止部材と、 前記ガスケットの先端側に位置する前記外筒と前記ガス
ケットとで囲まれる第1の空間に収納された薬剤とを備
えるプレフィルドシリンジであって、 前記押し子は、その外周面が前記挿通孔の少なくとも一
部と密着しつつ摺動する密着摺動部を有しており、前記
押し子を先端方向に移動したとき、前記ガスケットの基
端側に位置する前記外筒と前記ガスケットと前記封止部
材とで囲まれる第2の空間が減圧状態となるよう構成さ
れていることを特徴とするプレフィルドシリンジ。 - 【請求項2】 前記押し子の前記密着摺動部より基端側
に通気部を有し、該通気部を介して空気が前記第2の空
間に流入することにより前記第2の空間の減圧状態を解
除するよう構成されている請求項1に記載のプレフィル
ドシリンジ。 - 【請求項3】 前記通気部は、前記押し子の外周面に形
成された溝で構成される請求項2に記載のプレフィルド
シリンジ。
Priority Applications (3)
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---|---|---|---|
JP2001401902A JP2003199825A (ja) | 2001-12-28 | 2001-12-28 | プレフィルドシリンジ |
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Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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JP2001401902A Pending JP2003199825A (ja) | 2001-12-28 | 2001-12-28 | プレフィルドシリンジ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2003199825A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2005118222A (ja) * | 2003-10-15 | 2005-05-12 | Arute:Kk | 容器兼用注射器 |
JP2008522754A (ja) * | 2004-12-09 | 2008-07-03 | ウェスト ファーマシューティカル サービシズ インコーポレイテッド | 後装式固定針シリンジ及びそれを有する自動注入装置 |
US8123724B2 (en) | 2004-12-09 | 2012-02-28 | West Pharmaceutical Services Of Delaware, Inc. | Auto-injection syringe having vent device |
JP7400750B2 (ja) | 2021-02-03 | 2023-12-19 | 株式会社デンソー | 液体流入装置 |
-
2001
- 2001-12-28 JP JP2001401902A patent/JP2003199825A/ja active Pending
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US8123724B2 (en) | 2004-12-09 | 2012-02-28 | West Pharmaceutical Services Of Delaware, Inc. | Auto-injection syringe having vent device |
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Legal Events
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