JP2003198437A - マルチアンテナ装置、マルチアンテナの受信方法及びマルチアンテナの送信方法 - Google Patents

マルチアンテナ装置、マルチアンテナの受信方法及びマルチアンテナの送信方法

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JP2003198437A
JP2003198437A JP2001400831A JP2001400831A JP2003198437A JP 2003198437 A JP2003198437 A JP 2003198437A JP 2001400831 A JP2001400831 A JP 2001400831A JP 2001400831 A JP2001400831 A JP 2001400831A JP 2003198437 A JP2003198437 A JP 2003198437A
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unit
transmitting
polarized waves
polarized wave
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Hideki Kanemoto
英樹 金本
Kazuyuki Miya
和行 宮
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
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    • H04B7/08Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the receiving station
    • H04B7/0837Diversity systems; Multi-antenna system, i.e. transmission or reception using multiple antennas using two or more spaced independent antennas at the receiving station using pre-detection combining
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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 偏波ダイバーシチの効果と空間ダイバー
シチの効果を両立させることができるマルチアンテナ装
置、マルチアンテナの受信方法及びマルチアンテナの送
信方法を提供すること。 【解決手段】 所定間隔を隔てて設けられ、互いに直交
する偏波を受信する一対のアンテナ素子ANTV(11
1)、ANTH(112)と、前記アンテナ素子を介し
て受信された受信信号に対して復調及び合成処理を施す
受信処理手段211a、211b、222と、を具備す
ることにより、偏波ダイバーシチの効果と空間ダイバー
シチの効果を両立させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マルチアンテナ装
置、マルチアンテナの受信方法及びマルチアンテナの送
信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、移動体通信システムにおいては、
移動局(MS:Mobile Station)の移動等に伴って、伝
搬路が時間とともに複雑に変動するため、基地局(B
S:BaseStation)及び移動局のいずれにおいても受信
信号の振幅及び位相に急激な変動(以下、これをフェー
ジングと称する)を生じる。フェージングの種類として
は、瞬時的に受信信号の振幅及び位相が変動するレイリ
ーフェージング、建物の陰や地形的な障害物を要因とす
る比較的穏やかな変動を示すシャドウイング等が存在す
る。
【0003】このようなフェージングの影響を軽減する
方策として、2つ以上の受信波を利用するダイバーシチ
受信方法がある。この受信方法を用いたダイバーシチア
ンテナ装置として、例えば図10に示されるように、水
平偏波及び垂直偏波の各々を水平偏波用及び垂直偏波用
の2本のアンテナ(ブランチ)ANTH及びANTVに
よって受信する偏波ダイバーシチアンテナ装置11があ
る。
【0004】この偏波ダイバーシチアンテナ装置は、一
方のブランチの受信レベルが落ち込んでいた場合に、他
方のブランチを選択、又はこれらの各受信信号を合成す
ることにより、レイリーフェージングによって受信品質
の劣化が生じる確率を低減するものである。
【0005】特に、都市部や山間部など、電波の乱反射
が起こりやすい場所では、同じ位置で電波を受信して
も、偏波面によって信号の強さが大きく変化することが
あり、偏波ダイバーシチアンテナ装置を用いることによ
って、受信品質の劣化を有効に回避することができる。
【0006】一方、移動体通信システムにおいては、指
向性アンテナを用いることによって、基地局がカバーす
る通信範囲(セル(Cell))を角度で制限したセクタ構
成のものがある。この移動体通信システムでは、他のセ
ルに与える干渉波を抑制するとともに、他のセルからの
干渉波の影響を軽減することにより、システム容量を増
大させ、全体として周波数の利用効率を向上させてい
る。
【0007】このセクタ構成を用いた移動体通信システ
ムとして、各セクタ内に送受信アンテナを複数用意し、
それら複数のアンテナによってアダプティブアレイアン
テナ(AAA)を構成し、当該アダプティブアレイアン
テナによって指向性を制御することにより、送受信特性
を改善するようにしたものがある。
【0008】このアダプティブアレイアンテナを構成す
るアンテナとして、複数の偏波ダイバーシチアンテナ装
置を用いた移動体通信システムが考えられている(電子
情報通信学会 無線通信研究会 技術報告 RCS2001-36“D
S-CDMA上りリンクにおけるスペース/偏波ダイバーシチ
を用いるマルチアンテナ受信コヒーレントマルチステー
ジ干渉キャンセラ”)。図11は、基地局において、各
々が複数の偏波ダイバーシチアンテナ装置からなるアダ
プティブアレイアンテナ11、12、13、14、15
及び16を、セルC11の各セクタS11、S12、S
13、S14、S15及びS16毎に配置してアダプテ
ィブアレイアンテナを構成した際のアダプティブアレイ
アンテナ11〜16の配置状態を示す図である。
【0009】この図11において、各アダプティブアレ
イアンテナ11〜16は、それぞれ対応するセクタS1
1〜S16に対して、指向性を制御することにより、送
受信特性を改善するようになされている。
【0010】図12は、図11におけるアダプティブア
レイアンテナ11〜16のうち、隣り合う3つのアダプ
ティブアレイアンテナ16、11及び12を示すブロッ
ク図である。因みに、この図12では、当該隣り合う3
つのアダプティブアレイアンテナ16、11及び12に
ついて述べるが、他のアダプティブアレイアンテナ13
〜15も同様の構成を有するものとする。
【0011】図12に示されるように、各セクタS1
6、S11及びS12に対応して設けられているアダプ
ティブアレイアンテナ16、11及び12は、それぞれ
複数の偏波ダイバーシチアンテナ装置16a、16b、
……、16n、11a、11b、……、11n及び12
a、12b、……、12nを有している。
【0012】第1のセクタS11(図11)用に設けら
れたアダプティブアレイアンテナ11を構成する複数の
偏波ダイバーシチアンテナ装置11a、11b、……、
11nは、図10について上述したように、それぞれ水
平偏波用のアンテナANTH及び垂直偏波用のアンテナ
ANTVを対にして1つのユニットに収めた構成を有す
る。
【0013】このアダプティブアレイアンテナ11を構
成する各偏波ダイバーシチアンテナ装置11a、11
b、……、11nの各垂直偏波用のアンテナANTVを
介して受信された受信信号は、第1のセクタ用の垂直偏
波受信処理部111aに入力される。また、アダプティ
ブアレイアンテナ11を構成する各偏波ダイバーシチア
ンテナ装置11a、11b、……、11nの各水平偏波
用のアンテナANTHを介して受信された受信信号は、
第1のセクタ用の水平偏波受信処理部111bに入力さ
れる。
【0014】第1のセクタ用の垂直偏波受信処理部11
1aは、各受信信号を逆拡散した後、当該逆拡散されて
なる各信号に対して最適ウェイト(複素係数)を複素乗
算するとともにこれらをアレイ合成することにより、当
該各信号に対するアダプティブアレイアンテナ(AA
A)指向性制御を行う。これにより、第1セクタ用の垂
直偏波受信処理部111aは、周囲の状態の変化に適応
した適応的指向性受信信号を生成し、これをRAKE合
成部22に供給する。
【0015】また、第1のセクタ用の水平偏波受信処理
部111bは、各受信信号を逆拡散した後、当該逆拡散
されてなる各信号に対して最適ウェイトを複素乗算する
とともにこれらをアレイ合成することにより、当該各信
号に対するアダプティブアレイアンテナ(AAA)指向
性制御を行う。これにより、第1セクタ用の水平偏波受
信処理部111bは、周囲の状態の変化に適応した適応
的指向性受信信号を生成し、これをRAKE合成部22
に供給する。
【0016】RAKE合成部22は、垂直偏波受信処理
部111a及び水平偏波受信処理部111bからそれぞ
れ出力される垂直及び水平の各適応的指向性受信信号を
RAKE合成することにより、垂直偏波又は水平偏波の
いずれかの受信レベルが落ち込んでいる場合であって
も、受信品質の劣化を回避した受信信号を得ることがで
きる。
【0017】また、第2のセクタ用の垂直偏波受信処理
部112a及び水平偏波受信処理部112bにおいて
も、第1のセクタ用の垂直偏波受信処理部111a及び
水平偏波受信処理部111bの場合と同様にして、垂直
偏波及び水平偏波の各受信信号に対するアダプティブア
レイアンテナ(AAA)指向性制御を行う。これによ
り、第2セクタ用の垂直偏波受信処理部112a及び水
平偏波受信処理部112bは、それぞれ周囲の状態の変
化に適応した適応的指向性受信信号を生成し、これをR
AKE合成部23に供給する。かくして、第2のセクタ
においても、垂直偏波又は水平偏波のいずれかの受信レ
ベルが落ち込んでいる場合であっても、受信品質の劣化
を回避した受信信号を得ることができる。
【0018】また、第6のセクタ用の垂直偏波受信処理
部116a及び水平偏波受信処理部116bにおいて
も、第1のセクタ用の垂直偏波受信処理部111a及び
水平偏波受信処理部111bの場合と同様にして、垂直
偏波及び水平偏波の各受信信号に対するアダプティブア
レイアンテナ(AAA)指向性制御を行う。これによ
り、第6のセクタ用の垂直偏波受信処理部116a及び
水平偏波受信処理部116bは、それぞれ周囲の状態の
変化に適応した適応的指向性受信信号を生成し、これを
RAKE合成部21に供給する。かくして、第6のセク
タにおいても、垂直偏波又は水平偏波のいずれかの受信
レベルが落ち込んでいる場合であっても、受信品質の劣
化を回避した受信信号を得ることができる。
【0019】このように、図12に示される移動体通信
システムでは、偏波毎にアダプティブアレイアンテナを
構成することによって、レイリーフェージングに対して
はダイバーシチ効果を得ることができる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに複数の偏波ダイバーシチアンテナ装置により構成さ
れたアダプティブアレイアンテナでは、当該アダプティ
ブアレイアンテナを構成する各偏波ダイバーシチアンテ
ナ装置が、対応するセクタに対して同一箇所に設置され
ていることにより、地形的な障害物に起因して発生する
シャドウイングに対するダイバーシチ効果を得ることが
困難であるという問題がある。
【0021】この問題点を解決するための一つの方策と
して、対応するセクタに対して、互いに離間した位置に
それぞれ偏波ダイバーシチアンテナ装置群を配置するこ
とにより、空間ダイバーシチ効果を得る構成が考えられ
る。
【0022】しかしながら、同一セクタ内において、複
数の偏波ダイバーシチアンテナ装置群を離間して設置す
るための空間的余裕がなく、空間ダイバーシチ効果を得
るための構成を実現することは困難であった。
【0023】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、偏波ダイバーシチの効果と空間ダイバーシチの効
果を両立させることができるマルチアンテナ装置、マル
チアンテナの受信方法及びマルチアンテナの送信方法を
提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明のマルチアンテナ
装置は、所定間隔を隔てて設けられ、互いに直交する偏
波を受信する一対のアンテナ素子と、前記アンテナ素子
を介して受信された受信信号に対して復調及び合成処理
を施す受信処理手段と、を具備する構成を採る。
【0025】この構成によれば、互いに所定間隔を隔て
て設けられた一対のアンテナ素子を介して受信された垂
直偏波及び水平偏波を合成するため、偏波ダイバーシチ
の効果と空間ダイバーシチの効果を受信時に両立させる
ことができる。
【0026】本発明のマルチアンテナ装置は、所定間隔
を隔てて設けられ、互いに直交する偏波を送信する一対
のアンテナ素子と、所定の信号に対して変調処理を施し
た後、前記アンテナ素子に対して供給する送信処理手段
と、を具備する構成を採る。
【0027】この構成によれば、互いに所定間隔を隔て
て設けられた一対のアンテナ素子を介して垂直偏波及び
水平偏波を送信するため、偏波ダイバーシチの効果と空
間ダイバーシチの効果を送信時に両立させることができ
る。
【0028】本発明のマルチアンテナ装置は、垂直偏波
及び水平偏波を受信するアンテナ素子を有する第1のア
ンテナユニットと、前記第1のアンテナユニットに対し
て所定間隔を隔てて設けられ、垂直偏波及び水平偏波を
受信するアンテナ素子を有する第2のアンテナユニット
と、前記第1のアンテナユニットにおいて受信された垂
直偏波及び前記第2のアンテナユニットにおいて受信さ
れた水平偏波に対して復調及び合成処理を施す受信処理
手段と、を具備する構成を採る。
【0029】この構成によれば、互いに所定間隔を隔て
て設けられ、それぞれ垂直偏波及び水平偏波の両方を受
信する第1及び第2のアンテナユニットのうち、第1の
アンテナユニットにおいて受信された垂直偏波及び第2
のアンテナユニットにおいて受信された水平偏波を合成
するため、偏波ダイバーシチを構成するユニットによっ
て容易に第1及び第2のアンテナユニットを構成するこ
とができ、偏波ダイバーシチの効果と空間ダイバーシチ
の効果を受信時に両立させることができる。
【0030】本発明のマルチアンテナ装置は、前記第1
及び第2のアンテナユニットはそれぞれ複数の前記アン
テナ素子を有し、前記第1のアンテナユニットの前記複
数のアンテナ素子で受信された複数の垂直偏波に対して
適応的なウェイトを乗算した後、当該乗算結果を合成す
ることにより適応的な指向性受信信号を生成する第1の
指向性制御手段と、前記第2のアンテナユニットの前記
複数のアンテナ素子で受信された複数の水平偏波に対し
て適応的なウェイトを乗算した後、当該乗算結果を合成
することにより適応的な指向性受信信号を生成する第2
の指向性制御手段と、前記第1及び第2の指向性制御手
段によって生成された適応的な指向性受信信号を合成す
る合成手段と、を具備する構成を採る。
【0031】この構成によれば、互いに離間した第1及
び第2のアンテナユニットのそれぞれに設けられた複数
のアンテナ素子のうち、第1のアンテナユニットの複数
のアンテナ素子を介して受信された垂直偏波と、第2の
アンテナユニットの複数のアンテナ素子を介して受信さ
れた水平偏波と、に対してそれぞれ適応的な指向性制御
を行うため、偏波ダイバーシチの効果と、空間ダイバー
シチの効果と、適応的指向性制御による受信品質改善
と、を簡易な構成によって同時に実現することができ
る。
【0032】本発明のマルチアンテナ装置は、垂直偏波
及び水平偏波を送信するアンテナ素子を有する第1のア
ンテナユニットと、前記第1のアンテナユニットに対し
て所定間隔を隔てて設けられ、垂直偏波及び水平偏波を
送信するアンテナ素子を有する第2のアンテナユニット
と、変調処理が施された信号を前記第1のアンテナユニ
ットから垂直偏波として発信させる第1の送信手段と、
前記変調処理が施された信号を前記第2のアンテナユニ
ットから水平偏波として発信させる第2の送信手段と、
を具備する構成を採る。
【0033】この構成によれば、互いに所定間隔を隔て
て設けられ、それぞれ垂直偏波及び水平偏波の両方を受
信する第1及び第2のアンテナユニットのうち、第1の
アンテナユニットにおいて垂直偏波を送信するととも
に、第2のアンテナユニットにおいて水平偏波を送信す
るため、偏波ダイバーシチを構成するユニットによって
容易に第1及び第2のアンテナユニットを構成すること
ができ、偏波ダイバーシチの効果と空間ダイバーシチの
効果を送信時に両立させることができる。
【0034】本発明のマルチアンテナ装置は、垂直偏波
及び水平偏波を送受信する複数のアンテナ素子を有する
第1のアンテナユニットと、前記第1のアンテナユニッ
トに対して所定間隔を隔てて設けられ、垂直偏波及び水
平偏波を受信する複数のアンテナ素子を有する第2のア
ンテナユニットと、前記第1のアンテナユニットの前記
複数のアンテナ素子で受信された複数の垂直偏波に対し
て適応的なウェイトを乗算した後、当該乗算結果を合成
することにより適応的な指向性受信信号を生成する第1
の指向性制御手段と、前記第2のアンテナユニットの前
記複数のアンテナ素子で受信された複数の水平偏波に対
して適応的なウェイトを乗算した後、当該乗算結果を合
成することにより適応的な指向性受信信号を生成する第
2の指向性制御手段と、前記第1及び第2の指向性制御
手段によって生成された適応的な指向性受信信号を合成
する合成手段と、変調処理が施された信号に対して、前
記垂直偏波に乗算された適応的なウェイトを乗算した結
果を前記第1のアンテナユニットから垂直偏波として発
信させる第1の送信手段と、変調処理が施された信号に
対して、前記水平偏波に乗算された適応的なウェイトを
乗算した結果を前記第2のアンテナユニットから水平偏
波として発信させる第2の送信手段と、を具備する構成
を採る。
【0035】この構成によれば、送信時に偏波ダイバー
シチの効果及び空間ダイバーシチの効果を得ることがで
きることに加えて、受信信号から得られた最適ウェイト
による指向性制御が加わるため、送信先における受信品
質を改善することができ、この分、送信元である基地局
の送信電力を低減することができる。
【0036】本発明のマルチアンテナ装置は、垂直偏波
及び水平偏波を受信する少なくとも一対のアンテナ素子
を有する第1のアンテナ素子群と、前記第1のアンテナ
素子に対して所定間隔を隔てて設けられ、垂直偏波及び
水平偏波を受信する少なくとも一対のアンテナ素子を有
する第2のアンテナ素子群と、前記第1のアンテナ素子
群において受信された垂直偏波及び前記第2のアンテナ
素子群において受信された水平偏波に対して復調及び合
成処理を施す受信処理手段と、を具備する構成を採る。
【0037】この構成によれば、互いに所定間隔を隔て
て設けられた一対のアンテナ素子を介して受信された垂
直偏波及び水平偏波を合成するため、偏波ダイバーシチ
の効果と空間ダイバーシチの効果を受信時に両立させる
ことができる。
【0038】本発明のマルチアンテナ装置は、垂直偏波
及び水平偏波を送信する少なくとも一対のアンテナ素子
を有する第1のアンテナ素子群と、前記第1のアンテナ
素子群に対して所定間隔を隔てて設けられ、垂直偏波及
び水平偏波を送信する少なくとも一対のアンテナ素子を
有する第2のアンテナ素子群と、変調処理が施された信
号を前記第1のアンテナ素子群から垂直偏波として発信
させる第1の送信手段と、前記変調処理が施された信号
を前記第2のアンテナ素子群から水平偏波として発信さ
せる第2の送信手段と、を具備する構成を採る。
【0039】この構成によれば、互いに所定間隔を隔て
て設けられた一対のアンテナ素子を介して垂直偏波及び
水平偏波を送信するため、偏波ダイバーシチの効果と空
間ダイバーシチの効果を送信時に両立させることができ
る。
【0040】本発明のマルチアンテナ装置は、垂直偏波
及び水平偏波を受信するアンテナ素子を複数有する第1
のアンテナ素子群と、前記第1のアンテナ素子群に対し
て所定間隔を隔てて設けられ、垂直偏波及び水平偏波を
受信するアンテナ素子を複数有する第2のアンテナ素子
群と、前記第1のアンテナ素子群において受信される垂
直偏波及び前記第2のアンテナ素子群において受信され
る水平偏波に対して復調及び合成処理を施す受信処理手
段と、を具備する構成を採る。
【0041】この構成によれば、互いに所定間隔を隔て
て設けられた一対のアンテナ素子を介して受信された垂
直偏波及び水平偏波を合成するため、偏波ダイバーシチ
の効果と空間ダイバーシチの効果を受信時に両立させる
ことができる。
【0042】本発明のマルチアンテナ装置は、垂直偏波
及び水平偏波を送信するアンテナ素子を複数有する第1
のアンテナ素子群と、前記第1のアンテナ素子群に対し
て所定間隔を隔てて設けられ、垂直偏波及び水平偏波を
送信するアンテナ素子を有する第2のアンテナ素子群
と、変調処理が施された信号を前記第1のアンテナ素子
群から垂直偏波として発信させる第1の送信手段と、前
記変調処理が施された信号を前記第2のアンテナ素子群
から水平偏波として発信させる第2の送信手段と、を具
備する構成を採る。
【0043】この構成によれば、互いに所定間隔を隔て
て設けられた一対のアンテナ素子を介して垂直偏波及び
水平偏波を送信するため、偏波ダイバーシチの効果と空
間ダイバーシチの効果を送信時に両立させることができ
る。
【0044】本発明のマルチアンテナの受信方法は、垂
直偏波及び水平偏波を受信するアンテナ素子を有する第
1のアンテナユニットにおいて受信された垂直偏波を復
調する第1の復調工程と、前記第1のアンテナユニット
に対して所定間隔を隔てて設けられ、垂直偏波及び水平
偏波を受信するアンテナ素子を有する第2のアンテナユ
ニットにおいて受信された水平偏波を復調する第2の復
調工程と、前記第1及び第2の復調工程において復調さ
れた各信号を合成する合成工程と、を具備するようにし
た。
【0045】この方法によれば、互いに所定間隔を隔て
て設けられた一対のアンテナ素子を介して受信された垂
直偏波及び水平偏波を合成するため、偏波ダイバーシチ
の効果と空間ダイバーシチの効果を受信時に両立させる
ことができる。
【0046】本発明のマルチアンテナの送信方法は、垂
直偏波及び水平偏波を送信するアンテナ素子を有する第
1のアンテナユニットと、前記第1のアンテナユニット
に対して所定間隔を隔てて設けられ、垂直偏波及び水平
偏波を送信するアンテナ素子を有する第2のアンテナユ
ニットと、を有するマルチアンテナの送信方法であっ
て、変調処理が施された信号を前記第1のアンテナユニ
ットから垂直偏波として発信させるとともに、前記第2
のアンテナユニットから水平偏波として発信させる送信
工程を具備するようにした。
【0047】この方法によれば、互いに所定間隔を隔て
て設けられた一対のアンテナ素子を介して垂直偏波及び
水平偏波を送信するため、偏波ダイバーシチの効果と空
間ダイバーシチの効果を送信時に両立させることができ
る。
【0048】
【発明の実施の形態】本発明の骨子は、所定間隔を隔て
て設けられたアンテナ素子を介して垂直偏波及び水平偏
波を送受信することにより、偏波ダイバーシチの効果と
ともに、空間ダイバーシチの効果を両立させることであ
る。
【0049】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照して詳細に説明する。
【0050】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1に係る移動体通信システムの基地局アンテナとし
てのマルチアンテナ装置の配置状態を示す図である。こ
の図1に示されるように、基地局において、各々が複数
の偏波ダイバーシチアンテナ装置からなるマルチアンテ
ナ111、112、113、114、115及び116
が、セルC11の各セクタS11、S12、S13、S
14、S15及びS16の各境界に配置されている。
【0051】図2は、図1におけるマルチアンテナ11
1〜116のうち、隣り合う3つのマルチアンテナ11
1、112及び116及びその受信信号処理部を示すブ
ロック図である。なお、各マルチアンテナ111〜11
6は、それぞれ同様の構成を有しており、ここでは、第
1のマルチアンテナ111について説明する。
【0052】この図2に示されるように、マルチアンテ
ナ111は、例えば垂直偏波用のアンテナANTV及び
水平偏波用のアンテナANTHの対からなるマルチアン
テナ単体ユニット111a、111b、……、111n
を複数設けることで、垂直偏波用のアンテナANTV及
び水平偏波用のアンテナANTHの複数対を形成してい
る。因みに、この実施の形態1においては、垂直偏波用
のアンテナANTV及び水平偏波用のアンテナANTH
の対からなるマルチアンテナ単体ユニット111a、1
11b〜111nを複数設ける場合について述べるが、
本発明はこれに限らず、垂直偏波用のアンテナANTV
及び水平偏波用のアンテナANTHの対を複数並べてユ
ニット化したものを用いるようにしてもよい。
【0053】図3は、マルチアンテナ単体ユニット11
1aの構成を示す斜視図である。なお、マルチアンテナ
111を構成する他のマルチアンテナ単体ユニット11
1b〜111nも同様の構成を有するものとする。
【0054】この図3に示されるように、マルチアンテ
ナ単体ユニット111aは、両面に銅箔層を有する誘電
体基板121の片面をエッチング処理することにより、
放射素子としての円形パッチアンテナ122、水平偏波
給電点123、垂直偏波給電点124、給電線125及
び126が形成されている。これらの素子が配置された
誘電体基板121は、レードーム129の内側に収納さ
れている。レードーム129の内面には、無給電素子1
30を配置することにより、放射素子の広帯域化を実現
している。
【0055】放射素子を構成する円形パッチアンテナ1
22は、水平及び垂直の両偏波で動作し、水平偏波の受
信信号は、水平偏波給電点123及び給電線125を介
して、図2に示される水平偏波受信処理部216Cに供
給され、また、垂直偏波の受信信号は、垂直偏波給電点
124及び給電線126を介して垂直偏波受信処理部2
11aに供給される。このように、マルチアンテナ単体
ユニット111aでは、円形パッチアンテナ122及び
水平偏波給電点123によって水平偏波用のアンテナA
NTHを構成し、円形パッチアンテナ122及び垂直偏
波給電点124によって垂直偏波用のアンテナANTV
を構成する。
【0056】そして、マルチアンテナ111を構成する
他のマルチアンテナユニット111b〜111nにおい
ても同様にして、各水平偏波用のアンテナANTHを介
して受信された受信信号は、水平偏波受信処理部216
bに供給され、また、各垂直偏波用のアンテナANTV
を介して受信された受信信号は、垂直偏波受信処理部2
11aに供給される。
【0057】ここで、垂直偏波受信処理部211aは、
第6のセクタS16とこれに対して時計方向に隣接する
第1のセクタS11(図1)との境界に設けられたマル
チアンテナ111の各垂直偏波用のアンテナANTVを
介して受信された受信信号を入力するようになされてお
り、また、当該垂直偏波受信処理部211aと対をなし
て設けられている水平偏波受信処理部211bは、第1
のセクタS11とこれに対して時計方向に隣接する第2
のセクタS12(図1)との境界に設けられたマルチア
ンテナ112の各水平偏波用のアンテナANTHを介し
て受信された受信信号を入力するようになされている。
【0058】これにより、垂直偏波受信処理部211a
及び水平偏波受信処理部211bは、第1のセクタS1
1の両縁部に所定の距離(波長の10〜15倍程度)を
隔てて設けられた垂直偏波用のアンテナANTV(マル
チアンテナ111を構成する各垂直偏波用のアンテナ)
及び水平偏波用のアンテナANTH(マルチアンテナ1
12を構成する各水平偏波用のアンテナ)を介して受信
された受信信号をそれぞれ入力することとなる。
【0059】垂直偏波受信処理部211a及び水平偏波
受信処理部211bは、それぞれ受信信号に対して逆拡
散処理を施した後、当該逆拡散されてなる各信号に対し
て最適ウェイトを複素乗算するとともにこれらをアレイ
合成することにより、当該各信号に対するアダプティブ
(AAA)指向性制御を行う。これにより、第1のセク
タS11の両縁部に設けられた垂直偏波用のアンテナA
NTV及び水平偏波用のアンテナANTHを介して受信
された受信信号は、それぞれ周囲の状態の変化に適応し
た適応的指向性受信信号としてRAKE合成部222に
供給される。
【0060】RAKE合成部222は、垂直偏波受信処
理部211a及び水平偏波受信処理部211bの各出力
信号をRAKE合成処理する。かくして、第1のセクタ
S11の両縁部に設けられた垂直偏波用のアンテナAN
TV及び水平偏波用のアンテナANTHを介して受信さ
れた受信信号を合成した、RAKE合成信号をRAKE
合成部222の出力として得る。このRAKE合成信号
は、第1のセクタS11において所定間隔を隔てて設け
られた垂直偏波用のアンテナANTV及び水平偏波用の
アンテナANTHを介して受信された受信信号を合成し
ていることにより、空間ダイバーシチ効果を得ることが
でき、この結果、本来の偏波ダイバーシチアンテナ装置
において得られる、レイリーフェージング等のフェージ
ングによる受信品質の劣化が生じる確率を低減する効果
に加えて、建物等の影響による無相関距離の大きいシャ
ドウイングと呼ばれるフェージングに対しても受信品質
の劣化が生じる確率を低減する効果が得られる。
【0061】図4は、CDMA(Code Division Multip
le Access)方式の垂直偏波受信処理部211a及び水
平偏波受信処理部211bの構成を示すブロック図であ
る。この図4に示されるように、マルチアンテナ111
の各垂直偏波用のアンテナANTVを介して受信された
受信信号は、垂直偏波受信処理部211aの各逆拡散部
251a、251b、……、251nに入力され、それ
ぞれ移動局に対応する拡散符号を乗じることにより、拡
散前の信号が復元される。
【0062】逆拡散後の信号は、アダプティブアレイア
ンテナ(AAA)指向性制御部255に供給される。A
AA指向性制御部255は、適応的指向性形成手段とし
て機能し、逆拡散部251A〜251nにより得られた
複数の受信信号に対して、最適なウェイトを加えた後、
演算部261において複数の受信信号をアレイ合成す
る。この際、AAA指向性制御部255は、所定のアル
ゴリズムを実行することにより、受信信号レベルが最大
となるような最適ウェイトを求める。
【0063】この実施の形態1のAAA指向性制御部2
55は、最適化アルゴリズムとして、最急降下法(LM
S(Least Mean Square))アルゴリズムを実行するこ
とにより、最適ウェイトを求めるようになっている。
【0064】このようにして、アダプティブアレイアン
テナ(AAA)指向性制御部255において最適ウェイ
トを用いて形成された適応的指向性受信信号は、回線推
定部262において回線推定され、そのIQ平面上のず
れ分が乗算部263において複素乗算されることによ
り、当該ずれ分が補正された信号を得る。この信号は、
続くRAKE合成部222に供給される。
【0065】また、マルチアンテナ112の各水平偏波
用のアンテナANTHを介して受信された受信信号は、
水平偏波受信処理部211bの各逆拡散部251a、2
51b、……、251nに入力され、それぞれ移動局に
対応する拡散符号を乗じることにより、拡散前の信号が
復元される。
【0066】逆拡散後の信号は、アダプティブアレイア
ンテナ(AAA)指向性制御部255に供給される。A
AA指向性制御部255は、適応的指向性形成手段とし
て機能し、逆拡散部251a〜251nにより得られた
複数の受信信号に対して、最適なウェイトを加えた後、
演算部261において複数の受信信号をアレイ合成す
る。この際、AAA指向性制御部255は、所定のアル
ゴリズムを実行することにより、受信信号レベルが最大
となるような最適ウェイトを求める。
【0067】この実施の形態1のAAA指向性制御部2
55は、最適化アルゴリズムとして、最急降下法(LM
S(Least Mean Square))アルゴリズムを実行するこ
とにより、最適ウェイトを求めるようになっている。
【0068】このようにして、AAA指向性制御部25
5において最適ウェイトを用いて形成された適応的指向
性受信信号は、回線推定部262において回線推定さ
れ、そのIQ平面上のずれ分が乗算部263において複
素乗算されることにより、当該ずれ分が補正された信号
を得る。この信号は、続くRAKE合成部222に供給
される。
【0069】図5は、RAKE合成部222の構成を示
すブロック図である。この図5に示されるように、RA
KE合成部222は、垂直偏波受信処理部211aから
出力されるアレイ合成された受信信号の時間領域のずれ
分を各遅延タップT0〜T4において補正することによ
り、電波の到来経路の違いによる時間差を補正するとと
もに、各遅延タップT0〜T4の出力に重み付け係数W
0〜W4を乗算し、当該各乗算結果を加算器271に出
力する。
【0070】また、RAKE合成部222は、水平偏波
受信処理部211bから出力されるアレイ合成された受
信信号の時間領域のずれ分を各遅延タップT0〜T4に
おいて補正することにより、電波の到来経路の違いによ
る時間差を補正するとともに、各遅延タップT0〜T4
の出力に重み付け係数W0〜W4を乗算し、当該各乗算
結果を加算器271に出力する。
【0071】かくして、加算器において水平偏波及び垂
直偏波の各受信信号が合成される。この合成された結果
は、続く復調部(図示せず)に出力されデータ復調され
る。
【0072】以上の構成において、各セクタS11〜S
16の境界にそれぞれ設けられたマルチアンテナ111
〜116は、それぞれ垂直偏波用のアンテナANTV及
び水平偏波用のアンテナANTHが組み合わされた構成
となっている。このマルチアンテナを構成するマルチア
ンテナ単体ユニット111aは、偏波ダイバーシチアン
テナのユニットを複数組み合わせて用いるか、又は垂直
偏波用のアンテナANTV及び水平偏波用のアンテナA
NTHを組み合わせたものを複数形成したものを用い
る。
【0073】そして、隣接するマルチアンテナ(例えば
マルチアンテナ111及び112)のうち、一方のマル
チアンテナ111を構成する垂直偏波用のアンテナAN
TVと、他方のマルチアンテナ112を構成する水平偏
波用のアンテナANTHとの受信信号を合成することに
よって、これら2つのマルチアンテナ111及び112
によって挟まれた第1のセクタS11に対応する偏波ダ
イバーシチが構成されることとなる。この偏波ダイバー
シチの構成においては、垂直偏波用のアンテナANTV
及び水平偏波用のアンテナANTHがそれぞれ異なる
(隣接する)マルチアンテナ111及び112のものが
用いられ、互いに所定間隔(例えば波長の10〜15
倍)離間した構成となっており、これにより、従来のよ
うに一体化された垂直偏波用のアンテナANTV及び水
平偏波用のアンテナANTHを同一セクタ用として用い
る場合に比べて、建物等の影響による無相関距離の大き
いシャドウイングと呼ばれるフェージングに対しても受
信品質の劣化が生じる確率を低減する効果が得られる。
【0074】そして、本実施の形態1の構成において
は、1つのマルチアンテナ単体ユニット111aにおい
て一体形成された垂直偏波用のアンテナANTV及び水
平偏波用のアンテナANTHは、それぞれ互いに異なる
(隣接する)セクタ(例えば第1のセクタS11及び第
2のセクタS12)用として用いられることにより、1
つのマルチアンテナ単体ユニット111a、すなわち一
体化された垂直偏波用のアンテナANTV及び水平偏波
用のアンテナANTHが、隣接するセクタの垂直偏波受
信用及び水平偏波受信用として共用されることになる。
【0075】この結果、異なるセクタ用のアンテナを別
体で構成する場合に比べて、装置全体の形状の大型化が
有効に回避される。従って、複数の垂直偏波用のアンテ
ナANTV及び水平偏波用のアンテナANTHを必要と
するアダプティブアレイにおいては、装置全体の大型化
による設置場所の自由度の低下を回避することができ、
シャドウイング等のフェージングに対しても有効な偏波
ダイバーシチをアダプティブアレイとともに実現するこ
とができる。
【0076】このように、本実施の形態のマルチアンテ
ナ装置によれば、複数の偏波ダイバーシチアンテナ装置
を用いてアダプティブアレイを構成することにより、装
置全体の大型化を回避しつつ、シャドウイングに対して
も空間ダイバーシチ効果を得ることができる。これによ
り、基地局および移動局における受信特性を高めること
ができ、移動局および基地局の送信電力を低減し、干渉
量を低減できることから、システム容量を増大させるこ
とが可能となる。
【0077】なお、上述の実施の形態1においては、マ
ルチアンテナ111〜116を円状に配置する場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、直線状又は矩形
状等、他の配置形状で配置するようにしてもよい。ま
た、一部のマルチアンテナが垂直偏波用のアンテナAN
TVのみ、又は水平偏波用のアンテナANTHのみで構
成されていてもよい。
【0078】また、上述の実施の形態1においては、変
復調方式としてCDMA方式を用いた場合について述べ
たが、本発明はこれに限られるものではない。
【0079】また、上述の実施の形態1においては、円
形パッチアンテナ素子を有するマルチアンテナ単体ユニ
ット111a、111b、……を用いる場合について述
べたが、本発明はこれに限らず、垂直偏波及び水平偏波
をそれぞれ受信及び又は送信する独立したアンテナ素子
を設けるようにしてもよい。
【0080】(実施の形態2)図6は、本発明の実施の
形態2に係る移動体通信システムの基地局アンテナとし
てのマルチアンテナ装置の配置状態、基地局の送受信信
号処理部を示す図である。但し、図2と同一の構成とな
るものについては、図2と同一番号を付し、詳しい説明
を省略する。
【0081】この図6に示される移動体通信システム
は、垂直偏波送信処理部311c、311d、水平偏波
送信処理部316c、316d、送受信共用部311
e、311f、316e、316Fを具備し、送信を行
うこともできるようにした点が図2の構成と異なる。
【0082】図6において、マルチアンテナ111の垂
直偏波用のアンテナANTVは、送受信共用部311e
に接続され、またマルチアンテナ112の水平偏波用の
アンテナANTHは、送受信共用部311fに接続され
ている。
【0083】従って、マルチアンテナ111の垂直偏波
用のアンテナANTVを介して受信された受信信号は、
送受信共用部311eを介して垂直偏波受信処理部31
1aに供給され、また、マルチアンテナ112の水平偏
波用のアンテナANTHを介して受信された受信信号
は、送受信共用部311fを介して水平偏波受信処理部
311bに供給される。
【0084】垂直偏波受信処理部311a及び水平偏波
受信処理部311bは、それぞれ受信信号に対して逆拡
散処理を施した後、当該逆拡散されてなる各信号に対し
て最適ウェイトを複素乗算するとともにこれらをアレイ
合成することにより、当該各信号に対するアダプティブ
アレイアンテナ(AAA)指向性制御を行う。これによ
り、第1のセクタS11(図1)の両縁部に設けられた
垂直偏波用のアンテナANTV及び水平偏波用のアンテ
ナANTHを介して受信された受信信号は、それぞれ周
囲の状態の変化に適応した適応的指向性受信信号として
RAKE合成部222に供給される。
【0085】RAKE合成部222は、垂直偏波受信処
理部311a及び水平偏波受信処理部311bの各出力
信号をRAKE合成処理する。かくして、第1のセクタ
S11の両縁部に設けられた垂直偏波用のアンテナAN
TV及び水平偏波用のアンテナANTHを介して受信さ
れた受信信号を合成した、RAKE合成信号をRAKE
合成部222の出力として得る。
【0086】図7は、CDMA方式の垂直偏波受信処理
部311a、水平偏波受信処理部311b、垂直偏波送
信処理部311c及び水平偏波送信処理部311dの構
成を示すブロック図である。この図7では、垂直偏波受
信処理部311a及び垂直偏波送信処理部311cは、
それぞれ水平偏波受信処理部311b及び水平偏波送信
処理部311dと同様の構成を有するものとする。
【0087】この図7において、マルチアンテナ112
の各水平偏波用のアンテナANTHを介して受信された
受信信号は、送受信共用部311fを介して周波数変換
処理及び増幅処理が施された後、水平偏波受信処理部2
11aの各逆拡散部251a、251b、……、251
nに入力され、それぞれ移動局に対応する拡散符号を乗
じることにより、拡散前の信号が復元される。
【0088】逆拡散後の信号は、アダプティブアレイア
ンテナ(AAA)指向性制御部355に供給される。A
AA指向性制御部355は、適応的指向性形成手段とし
て機能し、逆拡散部251a〜251nにより得られた
複数の受信信号に対して、最適なウェイトを加えた後、
演算部261において複数の受信信号をアレイ合成す
る。この際、AAA指向性制御部355は、所定のアル
ゴリズムを実行することにより、受信信号レベルが最大
となるような最適ウェイトを求める。
【0089】この実施の形態1のAAA指向性制御部3
55は、最適化アルゴリズムとして、最急降下法(LM
S(Least Mean Square))アルゴリズムを実行するこ
とにより、最適ウェイトを求めるようになっている。こ
の最適ウェイトは、水平偏波送信処理部311dに供給
され、送信信号に対して乗算される。
【0090】AAA指向性制御部355において最適ウ
ェイトを用いて形成された適応的指向性受信信号は、回
線推定部262において回線推定され、そのIQ平面上
のずれ分が乗算部263において複素乗算されることに
より、当該ずれ分が補正された信号を得る。この信号
は、続くRAKE合成部222に供給される。
【0091】また、マルチアンテナ111の各垂直偏波
用のアンテナANTVを介して受信された受信信号は、
送受信共用部311fを介して垂直偏波受信処理部31
1aに入力され、水平偏波受信処理部311bの場合と
同様にして、最適ウェイトが乗算され、適応的指向性受
信信号として回線推定処理による補正が施された後、R
AKE合成部222に供給される。この垂直偏波受信処
理部311aにおいても、最適ウェイトを垂直偏波送信
処理部311cに供給することにより、当該垂直偏波送
信処理部311cにおいて当該最適ウェイトが送信信号
に乗算される。
【0092】また、水平偏波送信処理部311dは、入
力された送信信号に対して、変調部361において16
QAM(Quadrature Amplitude Modulation)や64Q
AM、若しくはQPSK(Quadriphase Phase Shift Ke
ying)等の変調方式で変調を行い、その結果を拡散部2
62において拡散する。そして、水平偏波送信処理部3
11dは、拡散後の信号に対してAAA指向性制御部3
63によってAAA指向性制御を行う。
【0093】この場合、AAA指向性制御部363は、
水平偏波受信処理部311bのAAA指向性制御部35
5から供給された最適ウェイトについて周波数変換を行
い各水平偏波用のアンテナANTHに供給される送信信
号ごとに乗算し、当該乗算結果を送受信共用部311f
を介してマルチアンテナ112の各水平偏波用のアンテ
ナANTHに供給することにより、受信時に得られた最
適な指向性で送信信号が発信される。ここで周波数変換
とは、受信信号のキャリア周波数と送信信号のキャリア
周波数が異なる場合に、受信信号から得られた最適ウェ
イトを送信信号のキャリア周波数へ変換を行い最適ウェ
イトを求めることである。
【0094】また、垂直偏波送信処理部311cも水平
偏波送信処理部311dと同様の構成を有し、垂直偏波
受信処理部311aのAAA指向性制御部において得ら
れた最適ウェイトを送信信号に乗算し、当該乗算結果を
送受信共用部311eを介してマルチアンテナ111の
各垂直偏波用のアンテナANTVに供給することによ
り、受信時に得られた最適な指向性で送信信号が発信さ
れる。
【0095】このように、図7の構成においては、送信
信号についても送信指向性制御が可能となることによ
り、最適なAAA指向性制御の基で送信信号がマルチア
ンテナ111の垂直偏波用のアンテナANTV及びマル
チアンテナ112の水平偏波用のアンテナANTHから
第1のセクタS11に対して送信されることとなる。
【0096】この場合においても、送信信号が送信され
るアンテナとして、互いに離間した位置に配置されてい
るマルチアンテナ111の垂直偏波用のアンテナANT
V及びマルチアンテナ112の水平偏波用のアンテナA
NTHを利用して送信が行われることにより、送信にお
ける偏波ダイバーシチ効果に加えて、空間ダイバーシチ
効果を得ることができる。
【0097】以上の構成において、各セクタS11〜S
16の境界にそれぞれ設けられたマルチアンテナ111
〜116は、それぞれ垂直偏波用のアンテナANTV及
び水平偏波用のアンテナANTHが組み合わされた構成
となっている。このマルチアンテナを構成するマルチア
ンテナ単体ユニット111aは、偏波ダイバーシチアン
テナのユニットを複数組み合わせて用いるか、又は垂直
偏波用のアンテナANTV及び水平偏波用のアンテナA
NTHを組み合わせたものを複数形成したものを用い
る。
【0098】そして、隣接するマルチアンテナ(例えば
マルチアンテナ111及び112)のうち、一方のマル
チアンテナ111を構成する垂直偏波用のアンテナAN
TVと、他方のマルチアンテナ112を構成する水平偏
波用のアンテナANTHとに対して送信信号を供給する
ことによって、これら2つのマルチアンテナ111及び
112によって挟まれた第1のセクタS11に対応する
送信の偏波ダイバーシチが構成されることとなる。この
偏波ダイバーシチの構成においては、垂直偏波用のアン
テナANTV及び水平偏波用のアンテナANTHがそれ
ぞれ異なる(隣接する)マルチアンテナ111及び11
2のものが用いられ、互いに所定間隔(例えば波長の1
0〜15倍)離間した構成となっており、これにより、
従来のように一体化された垂直偏波用のアンテナANT
V及び水平偏波用のアンテナANTHを同一セクタ用と
して用いる場合に比べて、建物等の影響による無相関距
離の大きいシャドウイングと呼ばれるフェージングに対
しても送信品質の劣化が生じる確率を低減する効果が得
られる。
【0099】そして、本実施の形態2の構成において
は、1つのマルチアンテナ単体ユニット111aにおい
て一体形成された垂直偏波用のアンテナANTV及び水
平偏波用のアンテナANTHは、それぞれ互いに異なる
(隣接する)セクタ(例えば第1のセクタS11及び第
2のセクタS12)用として用いられることにより、1
つのマルチアンテナ単体ユニット111a、すなわち一
体化された垂直偏波用のアンテナANTV及び水平偏波
用のアンテナANTHが、隣接するセクタの垂直偏波送
信用及び水平偏波送信用として共用されることになる。
【0100】この結果、異なるセクタ用のアンテナを別
体で構成する場合に比べて、装置全体の形状の大型化が
有効に回避される。従って、複数の垂直偏波用のアンテ
ナANTV及び水平偏波用のアンテナANTHを必要と
するアダプティブアレイにおいては、装置全体の大型化
による設置場所の自由度の低下を回避することができ、
シャドウイング等のフェージングに対しても有効な偏波
ダイバーシチをアダプティブアレイとともに実現するこ
とができる。
【0101】このように、本実施の形態のマルチアンテ
ナ装置によれば、複数の偏波ダイバーシチアンテナ装置
を用いてアダプティブアレイを構成することにより、装
置全体の大型化を回避しつつ、シャドウイングに対して
も空間ダイバーシチ効果を得ることができる。これによ
り、移動局における受信特性を高めることができ、基地
局の送信電力を低減し、干渉量を低減できることから、
システム容量を増大させることが可能となる。
【0102】なお、上述の実施の形態2においては、マ
ルチアンテナ111〜116を円状に配置する場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、直線状又は矩形
状等、他の配置形状で配置するようにしてもよい。ま
た、一部のマルチアンテナが垂直偏波用のアンテナAN
TVのみ、又は水平偏波用のアンテナANTHのみで構
成されていてもよい。
【0103】また、上述の実施の形態2においては、変
復調方式としてCDMA方式を用いた場合について述べ
たが、本発明はこれに限られるものではない。
【0104】また、上述の実施の形態2においては、円
形パッチアンテナ素子を有するマルチアンテナ単体ユニ
ット111a、111b、……を用いる場合について述
べたが、本発明はこれに限らず、垂直偏波及び水平偏波
をそれぞれ受信及び又は送信する独立したアンテナ素子
を設けるようにしてもよい。
【0105】(実施の形態3)上述の実施の形態1及び
実施の形態2においては、複数の垂直偏波用のアンテナ
ANTV及び複数の水平偏波用のアンテナANTHを用
いてアダプティブアレイを構成した場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、1つの垂直偏波用のアンテ
ナANTV及び1つの水平偏波用のアンテナANTHを
所定間隔(波長の10〜15倍)離間させて配置するこ
とにより、偏向ダイバーシチによる効果と、空間ダイバ
ーシチによる効果の両方を同時に実現することができ
る。
【0106】すなわち、図8は実施の形態3による移動
体通信システムの基地局アンテナとしてのマルチアンテ
ナ装置の配置例を示すブロック図である。この図8に示
されるように、互いに独立した垂直偏波用のアンテナA
NTV及び水平偏波用のアンテナANTHを所定間隔隔
てた位置に配置し、垂直偏波用のアンテナANTVを送
受信共用部401aに接続するとともに、水平偏波用の
アンテナANTHを送受信供用部401bに接続する。
【0107】これにより、垂直偏波用のアンテナANT
Vを介して受信された受信信号は、垂直偏波受信処理部
403に供給され、また、水平偏波用のアンテナANT
Hを介して受信された受信信号は、水平偏波受信処理部
404に供給される。
【0108】垂直偏波受信処理部403は、受信信号を
所定の方式で復調し、その結果を合成部406に供給す
る。また水平偏波受信処理部404は、受信信号を所定
の方式で復調し、その結果を合成部406に供給する。
合成部406は、垂直偏波受信処理部403から供給さ
れた復調信号と、水平偏波受信処理部404から供給さ
れた復調信号とを合成し、出力する。
【0109】また、垂直偏波送信処理部402は、入力
された送信信号を所定の変調方式で変調し、これを送受
信共用部401aを介して垂直偏波用のアンテナANT
Vに供給する。また、水平偏波送信処理部405は、入
力された送信信号(垂直偏波送信処理部402に入力さ
れる送信信号と同一の信号)を所定の変調方式で変調
し、これを送受信共用部401aを介して垂直偏波用の
アンテナANTVに供給する。これにより、垂直偏波用
のアンテナANTV及び水平偏波用のアンテナANTH
から送信信号が発信される。
【0110】このように、本実施の形態のマルチアンテ
ナ装置によれば、垂直偏波用のアンテナANTV及び水
平偏波用のアンテナANTHを独立して設けることによ
り、簡易な構成によって、偏波ダイバーシチの効果及び
空間ダイバーシチの効果の両方を得ることができる。
【0111】(実施の形態4)上述の実施の形態1及び
実施の形態2においては、複数の垂直偏波用のアンテナ
ANTV及び複数の水平偏波用のアンテナANTHを用
いてアダプティブアレイを構成した場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、1つの偏波ダイバーシチ単
体ユニットを所定間隔(波長の10〜15倍)離間させ
て配置し、各偏波ダイバーシチ単体ユニットの垂直偏波
用のアンテナANTV及び水平偏波用のアンテナANT
Hをそれぞれ隣接するセクタ用として用いることによ
り、偏向ダイバーシチによる効果と、空間ダイバーシチ
による効果の両方を同時に実現することができる。
【0112】すなわち、図9は実施の形態4による移動
体通信システムの基地局アンテナとしてのマルチアンテ
ナ装置の配置例を示すブロック図である。この図9に示
されるように、偏波ダイバーシチ単体ユニット516、
511、512、……を各セクタに対応させた所定間隔
隔てた位置に配置し、偏波ダイバーシチ単体ユニット5
11の垂直偏波用のアンテナANTVを送受信共用部4
01aに接続するとともに、偏波ダイバーシチ単体ユニ
ット512の水平偏波用のアンテナANTHを送受信供
用部401bに接続する。
【0113】これにより、垂直偏波用のアンテナANT
Vを介して受信された受信信号は、垂直偏波受信処理部
403に供給され、また、水平偏波用のアンテナANT
Hを介して受信された受信信号は、水平偏波受信処理部
404に供給される。
【0114】垂直偏波受信処理部403は、受信信号を
所定の方式で復調し、その結果を合成部406に供給す
る。また水平偏波受信処理部404は、受信信号を所定
の方式で復調し、その結果を合成部406に供給する。
合成部406は、垂直偏波受信処理部403から供給さ
れた復調信号と、水平偏波受信処理部404から供給さ
れた復調信号とを合成し、出力する。
【0115】また、垂直偏波送信処理部402は、入力
された送信信号を所定の変調方式で変調し、これを送受
信共用部401aを介して垂直偏波用のアンテナANT
Vに供給する。また、水平偏波送信処理部405は、入
力された送信信号(垂直偏波送信処理部402に入力さ
れる送信信号と同一の信号)を所定の変調方式で変調
し、これを送受信共用部401aを介して垂直偏波用の
アンテナANTVに供給する。これにより、垂直偏波用
のアンテナANTV及び水平偏波用のアンテナANTH
から送信信号が発信される。
【0116】このように、本実施の形態のマルチアンテ
ナ装置によれば、1つの偏波ダイバーシチ単体ユニット
516、511、512、……の垂直偏波用のアンテナ
ANTV及び水平偏波用のアンテナANTHをそれぞれ
隣接するセクタ用として用いることにより、一般に用い
られている偏波ダイバーシチ単体ユニット516、51
1、512、……を用いるだけで、各セクタに対応し
て、偏波ダイバーシチの効果及び空間ダイバーシチの効
果の両方を得ることができる。
【0117】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
偏波ダイバーシチの効果と空間ダイバーシチの効果を両
立させることができるマルチアンテナ装置、マルチアン
テナの受信方法及びマルチアンテナの送信方法を実現で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るマルチアンテナの
配置例を示す略線図
【図2】実施の形態1に係るマルチアンテナ装置の構成
を示すブロック図
【図3】実施の形態1に係るマルチアンテナ単体ユニッ
トの構成を示す斜視図
【図4】実施の形態1に係る垂直偏波受信処理部及び水
平偏波受信処理部の構成を示すブロック図
【図5】実施の形態1に係るRAKE合成部の構成を示
すブロック図
【図6】本発明の実施の形態2に係るマルチアンテナ装
置の構成を示すブロック図
【図7】実施の形態2に係る垂直偏波受信処理部及び水
平偏波受信処理部の構成を示すブロック図
【図8】本発明の実施の形態3に係るマルチアンテナ装
置の構成を示すブロック図
【図9】本発明の実施の形態4に係るマルチアンテナ装
置の構成を示すブロック図
【図10】従来の偏波ダイバーシチの説明に供する略線
【図11】従来のマルチアンテナの配置例を示す略線図
【図12】従来のマルチアンテナ装置の構成を示すブロ
ック図
【符号の説明】
111〜116 マルチアンテナ 211a〜216a 垂直偏波受信処理部 211b〜216b 水平偏波受信処理部 221,222 RAKE合成部 122 円形パッチアンテナ 123 水平偏波給電点 124 垂直偏波給電点 125,126 給電線 251a〜251n 逆拡散部 255 AAA指向性制御部 262 回線推定部 311c〜316c 垂直偏波送信処理部 311d〜316d 水平偏波送信処理部 311e〜316e,311f〜316F 送受信共用
部 ANTV,ANTH アンテナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J021 AA05 AA10 AA12 AB06 DB01 DB05 EA04 FA13 FA32 GA02 HA06 HA10 JA06 5K059 CC01 CC05 CC09 DD31 5K067 AA02 BB02 CC24 EE02 EE10 KK02 KK03

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定間隔を隔てて設けられ、互いに直交
    する偏波を受信する一対のアンテナ素子と、 前記アンテナ素子を介して受信された受信信号に対して
    復調及び合成処理を施す受信処理手段と、 を具備することを特徴とするマルチアンテナ装置。
  2. 【請求項2】 所定間隔を隔てて設けられ、互いに直交
    する偏波を送信する一対のアンテナ素子と、 所定の信号に対して変調処理を施した後、前記アンテナ
    素子に対して供給する送信処理手段と、 を具備することを特徴とするマルチアンテナ装置。
  3. 【請求項3】 垂直偏波及び水平偏波を受信するアンテ
    ナ素子を有する第1のアンテナユニットと、 前記第1のアンテナユニットに対して所定間隔を隔てて
    設けられ、垂直偏波及び水平偏波を受信するアンテナ素
    子を有する第2のアンテナユニットと、 前記第1のアンテナユニットにおいて受信された垂直偏
    波及び前記第2のアンテナユニットにおいて受信された
    水平偏波に対して復調及び合成処理を施す受信処理手段
    と、 を具備することを特徴とするマルチアンテナ装置。
  4. 【請求項4】 前記第1及び第2のアンテナユニットは
    それぞれ複数の前記アンテナ素子を有し、 前記第1のアンテナユニットの前記複数のアンテナ素子
    で受信された複数の垂直偏波に対して適応的なウェイト
    を乗算した後、当該乗算結果を合成することにより適応
    的な指向性受信信号を生成する第1の指向性制御手段
    と、 前記第2のアンテナユニットの前記複数のアンテナ素子
    で受信された複数の水平偏波に対して適応的なウェイト
    を乗算した後、当該乗算結果を合成することにより適応
    的な指向性受信信号を生成する第2の指向性制御手段
    と、 前記第1及び第2の指向性制御手段によって生成された
    適応的な指向性受信信号を合成する合成手段と、 を具備することを特徴とする請求項3記載のマルチアン
    テナ装置。
  5. 【請求項5】 垂直偏波及び水平偏波を送信するアンテ
    ナ素子を有する第1のアンテナユニットと、 前記第1のアンテナユニットに対して所定間隔を隔てて
    設けられ、垂直偏波及び水平偏波を送信するアンテナ素
    子を有する第2のアンテナユニットと、 変調処理が施された信号を前記第1のアンテナユニット
    から垂直偏波として発信させる第1の送信手段と、 前記変調処理が施された信号を前記第2のアンテナユニ
    ットから水平偏波として発信させる第2の送信手段と、 を具備することを特徴とするマルチアンテナ装置。
  6. 【請求項6】 垂直偏波及び水平偏波を送受信する複数
    のアンテナ素子を有する第1のアンテナユニットと、 前記第1のアンテナユニットに対して所定間隔を隔てて
    設けられ、垂直偏波及び水平偏波を受信する複数のアン
    テナ素子を有する第2のアンテナユニットと、 前記第1のアンテナユニットの前記複数のアンテナ素子
    で受信された複数の垂直偏波に対して適応的なウェイト
    を乗算した後、当該乗算結果を合成することにより適応
    的な指向性受信信号を生成する第1の指向性制御手段
    と、 前記第2のアンテナユニットの前記複数のアンテナ素子
    で受信された複数の水平偏波に対して適応的なウェイト
    を乗算した後、当該乗算結果を合成することにより適応
    的な指向性受信信号を生成する第2の指向性制御手段
    と、 前記第1及び第2の指向性制御手段によって生成された
    適応的な指向性受信信号を合成する合成手段と、 変調処理が施された信号に対して、前記垂直偏波に乗算
    された適応的なウェイトを乗算した結果を前記第1のア
    ンテナユニットから垂直偏波として発信させる第1の送
    信手段と、 変調処理が施された信号に対して、前記水平偏波に乗算
    された適応的なウェイトを乗算した結果を前記第2のア
    ンテナユニットから水平偏波として発信させる第2の送
    信手段と、 を具備することを特徴とするマルチアンテナ装置。
  7. 【請求項7】 垂直偏波及び水平偏波を受信する少なく
    とも一対のアンテナ素子を有する第1のアンテナ素子群
    と、 前記第1のアンテナ素子に対して所定間隔を隔てて設け
    られ、垂直偏波及び水平偏波を受信する少なくとも一対
    のアンテナ素子を有する第2のアンテナ素子群と、 前記第1のアンテナ素子群において受信された垂直偏波
    及び前記第2のアンテナ素子群において受信された水平
    偏波に対して復調及び合成処理を施す受信処理手段と、 を具備することを特徴とするマルチアンテナ装置。
  8. 【請求項8】 垂直偏波及び水平偏波を送信する少なく
    とも一対のアンテナ素子を有する第1のアンテナ素子群
    と、 前記第1のアンテナ素子群に対して所定間隔を隔てて設
    けられ、垂直偏波及び水平偏波を送信する少なくとも一
    対のアンテナ素子を有する第2のアンテナ素子群と、 変調処理が施された信号を前記第1のアンテナ素子群か
    ら垂直偏波として発信させる第1の送信手段と、 前記変調処理が施された信号を前記第2のアンテナ素子
    群から水平偏波として発信させる第2の送信手段と、 を具備することを特徴とするマルチアンテナ装置。
  9. 【請求項9】 垂直偏波及び水平偏波を受信するアンテ
    ナ素子を複数有する第1のアンテナ素子群と、 前記第1のアンテナ素子群に対して所定間隔を隔てて設
    けられ、垂直偏波及び水平偏波を受信するアンテナ素子
    を複数有する第2のアンテナ素子群と、 前記第1のアンテナ素子群において受信される垂直偏波
    及び前記第2のアンテナ素子群において受信される水平
    偏波に対して復調及び合成処理を施す受信処理手段と、 を具備することを特徴とするマルチアンテナ装置。
  10. 【請求項10】 垂直偏波及び水平偏波を送信するアン
    テナ素子を複数有する第1のアンテナ素子群と、 前記第1のアンテナ素子群に対して所定間隔を隔てて設
    けられ、垂直偏波及び水平偏波を送信するアンテナ素子
    を有する第2のアンテナ素子群と、 変調処理が施された信号を前記第1のアンテナ素子群か
    ら垂直偏波として発信させる第1の送信手段と、 前記変調処理が施された信号を前記第2のアンテナ素子
    群から水平偏波として発信させる第2の送信手段と、 を具備することを特徴とするマルチアンテナ装置。
  11. 【請求項11】 垂直偏波及び水平偏波を受信するアン
    テナ素子を有する第1のアンテナユニットにおいて受信
    された垂直偏波を復調する第1の復調工程と、 前記第1のアンテナユニットに対して所定間隔を隔てて
    設けられ、垂直偏波及び水平偏波を受信するアンテナ素
    子を有する第2のアンテナユニットにおいて受信された
    水平偏波を復調する第2の復調工程と、 前記第1及び第2の復調工程において復調された各信号
    を合成する合成工程と、 を具備することを特徴とするマルチアンテナの受信方
    法。
  12. 【請求項12】 垂直偏波及び水平偏波を送信するアン
    テナ素子を有する第1のアンテナユニットと、前記第1
    のアンテナユニットに対して所定間隔を隔てて設けら
    れ、垂直偏波及び水平偏波を送信するアンテナ素子を有
    する第2のアンテナユニットと、を有するマルチアンテ
    ナの送信方法であって、 変調処理が施された信号を前記第1のアンテナユニット
    から垂直偏波として発信させるとともに、前記第2のア
    ンテナユニットから水平偏波として発信させる送信工
    程、 を具備することを特徴とするマルチアンテナの送信方
    法。
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