JP2003509885A - 疎アレイ・アンテナ - Google Patents
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Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
Abstract
Description
した疎構成(optimum sparsedesign)を有するアレイ・アンテナに関する。
ナを導入することによって解決される。これらのアンテナは、アジマス平面に1
つまたは複数の狭いビームをつくり出すことができる放射素子(radiating elem
ents)のアレイである。対象とする顧客の方向に狭いビームを向けたり選択した
りすることは、通信網における干渉を低減して容量を大きくすることになる。
平面に同時に走査される固定されたビームを発生することができる。アンテナ素
子の間隔は、構造的に位相が繰り返し加算されることによる(グレーティング・
ローブ(grating lobes)とも呼ばれる)干渉ローブ(interference lobes)の発
生を考慮しなければならないので、最大走査角によって決定される。
ing lobe)を発生させないために、アレイ・アンテナの放射素子が相互に1波長
未満の間隔で離れていなければならないことである。走査されるビームの場合は
、間隔をさらに短くしなければならない。(移動通信の基地局用適応型アンテナ
のケースのように)主ビームが非常に広い角度で走査される限界のケースでは、
素子の間隔を半波長またはそれより狭くして、可視空間内にグレーティング・ロ
ーブを発生させることを回避する必要がある。
ある。グレーティング・ローブを発生させることなく同じ最大走査角を想定する
と、正三角形の素子格子は、方形の格子に比較してアンテナ素子の数を約13%
少なくすることは公知である。しかし、この素子格子は、一次元の複数ビームが
走査されるアレイのケースに対しては最適化されない。たとえば、1961年3月号
のIEEE季報、アンテナと伝搬、ボリュウムAP-9、126頁〜129頁、にあるE. D. Sh
arpの「必要数を減少する平面アレイ素子の三角形配置「(A triangular arrang
ement of planar-array elements that reduces the number needed)」の中に
この参考文献を見つけることができる。
配置されることが多い。x軸に沿った素子の間隔をdx、y軸に沿った素子の間隔
をdyとして素子の間隔を示す。素子空間からビーム空間に変換することによって
ビーム方向が分かる。図1に示すアンテナに対応するビーム空間は、図2の中に
示されている。
(つまり、単位円の外側)のビームはグレーティング・ローブを構成し、ビーム
が走査されず、かつ、2つの軸に沿った間隔が1波長より短いかぎり(λ/dx
>1かつλ/dy>1)可視空間には現れない。大規模なアレイの場合、四角形
に配置された格子内の放射素子の数は、NR = A/(dxdy)で近似的に与えられる。
ここでAは、アンテナの開口部の面積である。
正方向に動く。この量は、走査(放射)角の正弦(sinus)で表される関数に等
しい。x方向の一次元走査における水平な各行ごとに、2次の最大ローブまたは
グレーティング・ローブを、 で表すことができる。ここで、xmは、ローブmの位置であり、èsは、アレ
イの法線に対する走査角であり、dxは水平面の素子間の距離である。ここではロ
ーブ間の距離はλ/dxであるから、可視空間でグレーティング・ローブを発生
しない走査角に対する素子の最長間隔は、 であることが分かる。図3に示すケースでは、主ビームだけでなく第2のビーム
(グレーティング・ローブ)が可視空間に入る。x軸に沿った素子間隔を短くす
ることによって、これを回避することができる。素子間隔が半波長未満の場合は
(つまりλ/dx>2)、走査角に関係なく可視空間にグレーティング・ローブ
は入らない。何故ならば、|sin(q)| £ 1だからである。
間隔は、dyで定義されている。対応するビーム間隔は図5に示されている。任意
の走査角に対してグレーティング・ローブを発生させないためには、y軸に沿っ
た素子間隔を、 波長より長くしてはならない(つまりdyの最大値は約0.58波長であり)(x軸に
沿った2dxは1波長である[ ])。したがって、正三角形の格子における放射素子の最適素子間隔、dyは 波長である。大規模なアレイの場合、三角形に配置された格子内の放射素子の数
は、NT = A/(2dxdy)で近似的に与えられる。(これについても上述のE.D. Sharp
による参考文献を参照されたい。)グレーティング・ローブのない走査量を想定
すると、方形格子に比較して正三角形のほうに (NR-NT)/NR = 13.4%の減少が得
られる。
ティング・ローブを発生させずに、通信基地局アンテナ用疎アレイ・アンテナ(
sparse array antenna)を得ようとする要求は依然として存在している。
格子を提供する通信システム用基地局のアレイ・アンテナを開示しており、放射
素子は水平方向に広がるセクターをカバーするためアンテナの所定の開口部を部
分的に満たす。素子間隔は、主としてx方向に走査することによって決定される
。三角形の素子格子では、y軸に沿った個々の素子間隔は、1波長のオーダーに
増加し 、グレーティング・ローブとの相互作用が小さい所望の開口部を依然として維持
しており、x軸に沿った半波長の間隔を維持している 。このことは、半波長の間隔で配置された放射素子の方形格子に比較して、50%
のオーダーで放射素子が削減されたことに対応する。水平走査を考慮に入れると
ともに水平走査を制限することによって、垂直方向の素子間隔をさらに長くして
、たとえば、通信システムの基地局用につくられた一次元で走査されるアレイあ
るいはマルチ・ビーム・アレイの中に、最適な疎アンテナ素子格子を得ることが
できる。
発明は、走査されるローブを電子的に下方に傾けること(electronic down-tilt
ing)を利用して、通信網における隣接セルとの干渉を最小にすることができる
。
添付の独立請求項1、9および10によって十分に説明されており、請求項1に
よる更なる実施例は従属請求項2〜8によって定義されている。
や利点と一緒に本発明を最もよく理解することができる。
走査する場合に、アレイ・アンテナ装置における放射素子の格子を最適にするこ
とを開示する。このようなケースでは、x方向だけの最大走査角によって素子間
隔が決定される。三角形の素子格子では、図6に示すように、可視空間にグレー
ティング・ローブを発生させずにx軸に沿って1波長(dx)の半分の間隔を維持
しつつ、y軸に沿った個々の素子間隔を、少なくとも1波長の0.7から1波長(
dy=λ)の値に増加させることができる。このことは、方形に配置され、かつ
半波長だけ間隔をおいた放射素子を有する格子に比較して、放射素子の数が30%
から50%少なくなったことに対応する。この設計の結果として、簡単で廉価なア
ンテナをもたらすことになる。
比較して最も外側の或いは最も離れた(outermost)ビーム方向にだけ可視空間
にグレーティング・ローブが近接する。後者のケースでは、中心のビームが水平
方向グレーティング・ローブによって最も影響を受ける(図3と比較せよ)。
点からより重要性が低いシステムで本発明を使用できることである。たとえば、
主ビームの利得は、グレーティング・ローブが可視空間にはいり始めると小さく
なる。これらのシステムでは、このような利得の減少は、最も離れたビーム位置
にとって利点であり、通常のケースでは、ローブに電気的にテーパーをつけるこ
とを実行することができる。何故ならば、これらの最も離れたビームは、通信網
内の隣接セルとの不要な干渉がないよう、微弱でなければならないからである。
その上、グレーティング・ローブは、システムで妨害が弱い方向に向いている。
dx=λの場合、グレーティング・ローブa2〜a4を可視空間に入れずに、主ロー
ブa0を90度走査できることである。ビーム空間では、たとえば、距離dyが増加す
ると、グレーティング・ローブ間の垂直方向の距離はλ/(dy)であるから、グレ
ーティング・ローブ間の垂直方向の距離が短くなることを忘れてはならない。し
たがって、垂直方向素子の距離dyが増加すると、上方の2つのグレーティング
・ローブa1およびa2は、この図の下に向かって動き、一方、従って、グレーティ
ング・ローブa4およびa5は上方に動く。換言すると、dyがλより大きくなる
と、式λ/dyは1の値より小さくなり、これは可視空間を示す円の半径に対応
する。したがって、主ローブが90度に走査されると、グレーティング・ローブa2 およびa4が可視空間に入る。主ローブを下方に傾けることによって、グレーティ
ング・ローブa4を依然として可視空間から離しておくことができる。走査角がた
とえば60度のオーダーに減少すると、垂直方向の距離dy>λに対してグレーテ
ィング・ローブa2を依然として可視空間の外側にしておくことができる。
たビーム位置の利得を調整することさえ可能である。同時に、占有面積の総計が
中心ビームの利得を決定する。
ラスタがx軸に沿って発生する場合を例にとり示す。これは図7に示されており
、同図でバトラー行列に接続されたアレイ・アンテナによって発生した4つの固
定ビームa0〜d0は、ビーム空間の中に等間隔で配置されている。素子間隔はx軸
に沿って半波長であり、y軸に沿って1波長である。すなわち、2dx=λおよ
びdy=λである。その上、上に説明したように、最大走査角 qsがx軸に
沿って90度より小さい場合、可視空間にグレーティング・ローブを発生させずに
、y軸に沿った素子間隔をさらに増加させることができる。この値は、既に上記
技術的背景の中で説明したように、数学的に最大走査角、qmaxの正弦に依
存する。一例が図8に示されており、y軸に沿った最適素子間隔は、 によって決定される。
って、全体のパターンを電気的に下向きに傾けることができる。しかし、放射素
子の間隔をx軸またはy軸に沿ってわずかに短くして、可視空間におけるグレー
ティング・ローブの過大な影響を回避することが必要である。図7では、単位円
に接触している線に沿って、4つのグレーティング・ローブ(a2、a4、d1、d5)
が位置しているが、これらのグレーティング・ローブは、走査される各中心ビー
ムa0、b0、c0およびd0から遠く離れているので、このようなアンテナの動作及び
アンテナの放射パターンに及ぼす影響は非常に小さい。何故ならば、これらのロ
ーブは非常に高い角度(a2、d1)と非常に低い角度(a4、d5)を指しているから
である。意図したローブa0、d0の利得低下を使用して、ビームを領域の要求条件
に適応させることができる。しかし、ビームは点を定めるのではなく、ビーム空
間に或る一定の拡張をもつので、理論的に得られる垂直方向の距離をさらに少し
短くしなければならないことを忘れてはならない。図8に例示したように垂直方
向の距離dyが増加すると、図7のグレーティング・ローブa2、d1およびa4、d5は
可視空間内で動くであろう。もし、パターンの下方傾斜が導入されると、a2、d1 はさらに可視空間に移動し、a4、d5は可視空間の境界におかれているであろう。
を示す。図9のアンテナは、4x4素子の三角形アレイを示しており、これは従来
のように、4ポートのバトラー行列によって給電される。このアレイの代表的な
水平方向の素子間隔dxは約0.48λであるが、垂直方向列におけるアンテナ
素子間の間隔は、たとえば、所望の最大走査角に依存して変化する。およそ120
度をカバーする第1の実施例では、個々の放射素子の垂直方向の間隔dyは、約0
.9λである。量λは、使用する周波数帯域の上方周波数限界の波長に対応し、
この実施例で発生するビーム・パターンは、水平線の下方にビーム幅の半分だけ
電気的に下向きに傾けられる。60度をカバーする疎アンテナ・アレイの第2の実
施例では、放射素子の垂直方向の間隔dyは約1.25λであるが、ビーム・パ
ターンを傾けることは使用されていない。
とができることは、当業者には理解できることであり、このことは添付の特許請
求の範囲によって定義されている。
を示す図。
ンテナのビーム間隔の例を示す図。
の例を示す図。
は、異なる固定された走査角を有する少なくとも2つの狭いビームによってカバ
ーされることを特徴とするアレイ・アンテナ。
記セクターの幅は90度よりも広く、前記少なくとも1つのビームは、水平線よ
り下方にビーム幅より小さく電気的に下向きに傾けられることを特徴とするアレ
イ・アンテナ。
の前記素子間隔は、少なくとも前記ビームの波長の約0.85倍に増加し、前記 ビームの 傾斜は水平より下方のビーム幅の半分より小さく制限されることを特徴
とするアレイ・アンテナ。
の前記素子間隔は、アンテナ・ビーム・パターンの傾斜を導入せずに、少なくと
もビームの1波長にさらに増加することを特徴とするアレイ・アンテナ。
向の前記素子間隔は、グレーティング・ローブがビーム空間の可視領域に少なく
とも部分的にはいっているように選択されて、以って、前記セクターの中心領域
の外のアンテナ利得を、減少した領域の要求条件に適応させることを特徴とする
アレイ・アンテナ。
の中心領域は、前記セクター幅の40%と70%の間であることを特徴とするア
レイ・アンテナ。
は、前記少なくとも1つの狭いビームを走査することによってカバーされること
を特徴とするアレイ・アンテナ。
する無線基地局の最適化されたアレイ・アンテナであって、 カバーすべきセクターは約120度であり、 前記アレイの素子は、三角形の格子に配置され、それらの素子の水平方向の間 隔は 約0.48λであり、垂直方向の素子間隔は約0.9λであって、λは、使
用される周波数帯域の上方周波数限界のビームの波長に対応し、発生したビーム
は、水平線より下方にビーム幅の半分だけ電気的に下向きに傾けられる、 ことを特徴とするアレイ・アンテナ。
する無線基地局の最適化されたアレイ・アンテナであって、 カバーすべきセクターは約60度であり、 前記アレイの素子は、三角形の格子に配置され、それらの個々の素子の水平方
向の間隔は約0.48λであり、垂直方向の素子間隔は約1.25λであって、
λは、使用される周波数帯域の上方周波数限界のビームの波長に対応する、
ことを特徴とするアレイ・アンテナ。
、添付の独立請求項1、19および20によって十分に説明されており、請求項
1による更なる実施例は従属請求項2〜18によって定義されている。
Claims (10)
- 【請求項1】 通信システムにおいて、水平方向に広がるセクターをカバー
するアンテナの所定の開口部を部分的に満たす最適化された数の放射素子を有す
る無線基地局用アレイ・アンテナであって、 前記セクターは、少なくとも1つの狭いビームでカバーされ、 前記アレイの前記放射素子は三角形の格子に配置され、その水平方向の間隔は
、前記セクターをカバーするために主として水平方向の主ビームの最大走査角に
よって決定され、 グレーティング・ローブの相互作用が依然として小さい所望の開口部を維持す
る垂直方向の個々の素子間隔は、少なくとも波長の0.7倍であって、放射素子の
数を少なくする、 ことを特徴とするアレイ・アンテナ。 - 【請求項2】 請求項1に記載のアレイ・アンテナであって、前記セクター
は、前記少なくとも1つの狭いビームを走査することによってカバーされること
を特徴とするアレイ・アンテナ。 - 【請求項3】 請求項1に記載のアレイ・アンテナであって、前記セクター
は、異なる固定された走査角を有する少なくとも2つの狭いビームよってカバー
されることを特徴とするアレイ・アンテナ。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のアレイ・アンテナであって
、前記セクターの幅は90度よりも広く、前記発生したビームは、水平線より下方
にビーム幅より小さく電気的に下向きに傾けられることを特徴とするアレイ・ア
ンテナ。 - 【請求項5】 請求項4に記載のアレイ・アンテナであって、前記垂直方向
の前記個々の素子間隔は、少なくとも波長の約0.85倍に増加し、前記傾斜は水平
線より下方にビーム幅の半分より小さく制限されることを特徴とするアレイ・ア
ンテナ。 - 【請求項6】 請求項5に記載のアレイ・アンテナであって、前記垂直方向
の前記個々の素子間隔は、アンテナ・ビーム・パターンの傾斜を導入せずに、少
なくとも1波長にさらに増加することを特徴とするアレイ・アンテナ。 - 【請求項7】 先行する請求項のいずれかに記載のアレイ・アンテナであっ
て、前記垂直方向の個々の素子間隔は、グレーティング・ローブがビーム空間の
可視領域に少なくとも部分的にはいっているように選択され、以って、前記セク
ターの中心領域の外のアンテナ利得を、減少した領域の要求条件に適応させるこ
とを特徴とするアレイ・アンテナ。 - 【請求項8】 請求項5に記載のアレイ・アンテナであって、前記セクター
の前記中心領域は、前記セクター幅の40%と70%の間であることを特徴とするア
レイ・アンテナ。 - 【請求項9】 通信システムにおいて水平方向に広がるセクターをカバーす
る無線基地局の最適化されたアレイ・アンテナであって、 カバーすべき前記セクターは約120度であり、 前記アレイの素子は、三角形の格子に配置され、それらの個々の素子の水平方
向の間隔(dx)は約0.48λであり、垂直方向の素子間隔(dy)は約0.9
λであって、λは、使用される周波数帯域の上方周波数限界の波長に対応し、発
生したビームは、水平線より下方にビーム幅の半分だけ電気的に下向きに傾けら
れる、 ことを特徴とするアレイ・アンテナ。 - 【請求項10】 通信システムにおいて水平方向に広がるセクターをカバー
する無線基地局の最適化されたアレイ・アンテナであって、 カバーすべきセクターは約60度であり、 前記アレイの素子は、三角形の格子に配置され、それらの個々の素子の水平方
向の間隔(dx)は約0.48λであり、垂直方向の素子間隔(dy)は約1.2
5λであり、λは、使用される周波数帯域の周波数限界の波長に対応する、 ことを特徴とするアレイ・アンテナ。
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