JP2003196638A - ファイリングデータのサムネイルキャプチャリングシステム及びプログラム - Google Patents

ファイリングデータのサムネイルキャプチャリングシステム及びプログラム

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JP2003196638A
JP2003196638A JP2001401479A JP2001401479A JP2003196638A JP 2003196638 A JP2003196638 A JP 2003196638A JP 2001401479 A JP2001401479 A JP 2001401479A JP 2001401479 A JP2001401479 A JP 2001401479A JP 2003196638 A JP2003196638 A JP 2003196638A
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JP2001401479A
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Hiroshi Kawazoe
寛 河添
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JEKKU KK
JECC Co Ltd
Original Assignee
JEKKU KK
JECC Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】各ファイリングデータからキャプチャで取得し
た画像データを利用し、あらゆるアプリケーションに対
してサムネイル案内を可能にすること。 【解決手段】アプリケーションプログラム部APは、ユ
ーザの指示に応じて、資料データファイルADに蓄積さ
れている複数のファイリングデータから、サムネイルを
作成したいファイリングデータFD(OG)を読み出
し、このファイリングデータFD(OG)に基づく表示
データをビットマップメモリBMに展開する。画面ウイ
ンドウ表示制御部DCは、展開された表示データに基づ
く画像をウインドウに表示し、ウインドウ画像選択部W
Sは、表示画像に対するユーザの指示操作を検出する。
キャプチャ機能部CPは、検出された表示画像に対応す
る表示データをビットマップメモリBMから取り出し、
この表示データを、当該ファイリングデータのサムネイ
ル画像として資料データファイルADに記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ファイリングデ
ータからキャプチャで取得した画像データをサムネイル
に利用することができるようにしたファイリングデータ
のサムネイルキャプチャリングシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】種々のドキュメントを電子化してコンピ
ュータで扱うことができる画像ファイルや文書ファイル
の形で資料データファイルに蓄積しておき、コンピュー
タによりファイリングデータの管理をする電子ファイリ
ングシステムが広く利用されている。このような電子フ
ァイリングシステムは、ドキュメントだけでなく更に動
画像データを電子化してファイリングデータとして蓄積
し、動的な画像についてもコンピュータ管理できるもの
に発展しつつある。
【0003】一方、一般に、画像ファイルや文書ファイ
ルなどを開く際に各ファイルのイメージを小さく表示し
た画像は、“サムネイル(thumbnail )”と呼ばれてい
る。従って、上述の電子ファイリングシステムの各ファ
イリングデータの内容に合わせてプレビューなどにサム
ネイルを利用すると、ユーザにとって非常に便利であ
る。
【0004】この場合、WordやExcel、一太郎
などの一般的な文書系アプリケーションや、DXF、D
WG、CADベースデータ、STEPデータなどのCA
Dデータ、或いは、BMP、JPG、TIFなどの画像
データであれば、サムネイルを作成することができる。
しかしながら、このような汎用アプリケーション以外の
アプリケーションで作成されたファイルについてサムネ
イルを作成することは、非常に難しい。
【0005】現在、アプリケーションソフトウエア及び
データの秘密保持のために、データ構造やSDKなどが
公開されていないアプリケーションソフトウエアが数多
くあり、電子ファイリングシステムには、当然ながら、
このようなアプリケーションソフトウエアに基づくアプ
リケーションデータがファイリングデータとして蓄積さ
れる。そのために、電子ファイリングシステムの各ファ
イリングデータに対しアイテム表示形式をサムネイルに
変更しても、サムネイルが作成されていないので、四角
い枠のみ(枠内は空白)表示されてくるだけで、サムネ
イル画像を表示することはできない。
【0006】通常、サムネイルを作成するには、ユーザ
が自力でアプリケーションデータを解析して画面に描画
した結果をサムネイルにする方法があり、この方法は、
例えば、001、DXF、DWG、BMP、JPG、T
IFなどに有効である。或いは、各々のアプリケーショ
ン固有の機能を使って、裏で、当該アプリケーションを
動かしながらサムネイルを作成する方法もあり、これ
は、WORD,EXCEL,PowerPoint,一
太郎等などに有効である。
【0007】ここで、自力でデータ解析する場合には、
データの構造を知っておく必要がある。つまり、(1)
データ構造が公開されていること、及び、(2)当該デ
ータ構造に電子ファイリングシステムが対応できること
の2点をクリアしないとサムネイルを作成することがで
きない。従って、アプリケーションのデータ構造が公開
されれば、サムネイル作成手法の開発パワーだけの問題
になるが、実際上は、世の中で公開されている全てのデ
ータフォーマットに対応するのは不可能である。
【0008】また、アプリケーション固有の機能を使っ
たサムネイル作成機能の場合は、(1)アプリケーショ
ンのSDK(Software Development Kit)が公開されて
いること、(2)当該SDKの中に“データを解析し表
示する”という機能があること、及び、(3)当該SD
Kに従って、電子ファイリングシステムが対応できるこ
との3点をクリアしないとサムネイルを作成することが
できない。従って、上述の場合と同様に、全てのアプリ
ケーションに電子ファイリングシステムを対応させるの
は事実上不可能である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、このよう
な事情に鑑み、電子ファイリングシステムの各ファイリ
ングデータからキャプチャリングにより画像データを取
得し、取得された画像データを当該ファイリングデータ
のサムネイルに利用することにより、あらゆるアプリケ
ーションのファイリングデータについてサムネイルによ
る内容案内を行うことができるファイリングデータのサ
ムネイルキャプチャリングシステムを提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の主たる特徴に
従うと、ファイリングデータ(FD)を読み出すデータ
読出手段(P6;AD,AP)と、読み出されたファイ
リングデータ(FD)に基づく表示データをビットマッ
プメモリ(BM)に展開するデータ展開手段(P6;A
P)と、展開された表示データに基づく画像を表示する
データ表示手段(P6;DC,11,12)と、表示さ
れた画像に対する指示操作(P7;WS)に応じて、こ
の画像に対応する表示データをビットマップメモリ(B
M)から取得するデータ取得手段(P8;CP)と、取
得された表示データを、読み出されたファイリングデー
タ(FD)に対応するサムネイル画像として記録するサ
ムネイルデータ記録手段(P9;CP,TD)とを具備
するファイリングデータのサムネイルキャプチャリング
システム(請求項1)が提供される。なお、括弧書きは
対応する実施例の記号等を示し、以下においても同様で
ある。
【0011】また、この特徴に従い、複数のファイリン
グデータを蓄積するデータ蓄積手段(AD)及び画面表
示用データを記憶するためのビットマップメモリ(B
M)を備える電子ファイリング装置に対して、データ蓄
積手段(AD)からファイリングデータ(FD)を読み
出すステップ(P6;AP)と、読み出されたファイリ
ングデータ(FD)に基づく表示データをビットマップ
メモリ(BM)に展開するステップ(P6;AP)と、
展開された表示データに基づく画像を表示するステップ
(P6;DC)と、表示された画像に対する指示操作
(P7;WS)に応じて、この画像に対応する表示デー
タをビットマップメモリ(BM)から取得するステップ
(P8;CP)と、取得された表示データを、読み出さ
れたファイリングデータ(FD)に対応するサムネイル
画像としてデータ蓄積手段(AD)に記録するステップ
(P9;CP)とから成る手順を実行させるためのファ
イリングデータのサムネイルキャプチャリングプログラ
ム(請求項4)が提供される。
【0012】この発明によるファイリングデータのサム
ネイルキャプチャリングシステムでは、データ取得手段
(P8;CP)は、読み出されたファイリングデータに
基づき指示(「次頁」ボタン)操作に従って静的に切換
え表示される複数場面の画像のうち、所定場面の画像に
対する選択的な指示操作(「選択」ボタン)に応じて、
当該場面に対応する表示データを取得する(請求項2)
ように構成することができる。
【0013】この発明によるファイリングデータのサム
ネイルキャプチャリングシステムでは、さらに、データ
取得手段(P8;CP)は、読み出されたファイリング
データ(FD)に基づき時間推移に従って動的に切換え
表示される複数場面の画像のうち、指示(「選択」ボタ
ン)操作のタイミングで表示された場面の画像に対応す
る表示データを取得する(請求項3)ように構成するこ
とができる。
【0014】〔発明の作用〕パーソナルコンピュータな
どにおいては、“キャプチャ(capture )”と呼ばれる
方法で、ディスプレイ画面に表示されている画像をファ
イルとしてハードディスクなどに保存しておくことがで
きるが、この発明では、電子ファイリングシステムに格
納されている各ファイリングデータから、キャプチャを
利用して画像データを取得し、取得された画像データを
当該ファイリングデータのサムネイル画像に利用する。
【0015】この発明の主たる特徴によるファイリング
データのサムネイルキャプチャリングシステムにおいて
は、ユーザがサムネイルの作成を指示すると、データ蓄
積手段(AD)に蓄積されている複数のファイリングデ
ータから、作成したいファイリングデータ(FD)が読
み出され(P6;AP)、当該ファイリングデータ(F
D)に基づく表示データがビットマップメモリ(BM)
に展開され(P6;AP)、展開された表示データに基
づく画像がウインドウに表示される(P6;DC,1
1,12)。表示された画像をユーザが指示する(P
7;WS)と、これに応じて、指示された画像に対応す
る表示データがビットマップメモリ(BM)から取り出
され(P8;CP)、取り出された表示データは、当該
ファイリングデータ(FD)に対応するサムネイル画像
としてデータ蓄積手段(AD)に記録される(P9;C
P,TD)。
【0016】このように、この発明は、「電子ファイリ
ング」、「サムネイル」及び「キャプチャリング」とい
う極く一般的に知られている機能を融合させて、電子フ
ァイリングシステムに格納されている各ファイリングデ
ータ(FD)に適合したサムネイルを簡単に作成するよ
うにしたものであり、このサムネイル作成手法により、
ファイリングデータ(FD)が、データ構造やSDKな
どが公開されていないアプリケーションデータに基づく
データであっても、サムネイルを簡単に作成することが
可能になる。
【0017】つまり、この発明によるファイリングデー
タのサムネイルキャプチャリングシステムでは、ディス
プレイ画面にファイリングデータ(FD)を表示するの
は、当該ファイリングデータ(FD)を作成したアプリ
ケーションに任せてしまい、表示された画面からキャプ
チャリングにより画像データをビットマップで取得し、
取得した画面画像データを当該ファイリングデータのサ
ムネイルとして利用するように構成しているので、あら
ゆるアプリケーションデータについて、各アプリケーシ
ョンデータを特徴付ける内容をもったサムネイルを簡単
に作成することができるのである。
【0018】また、ファイリングシステムのデータ蓄積
手段(AD)から読み出されるファイリングデータ(F
D)が、例えば、複数ページから成る資料データである
ときなどには、アプリケーションに従って、ユーザによ
る指示(「次頁」ボタン)操作があるとファイリングデ
ータ(FD)に基づく複数場面(ページ)の表示データ
を順次ビットマップメモリ(BM)に展開し(P6;A
P)、これに従い、ウインドウに複数場面(ページ)の
静的な画像を順次切換えて表示する(P6;DC,1
1,12)ことが多い。
【0019】このような場合、この発明では、複数場面
(ページ)の画像のうち所定場面(ページ)の画像を選
択する指示操作(「選択」ボタン操作)をユーザが行う
と、当該場面(ページ)に対応する表示データがビット
マップメモリ(BM)から取り出され(P8;CP)、
取り出された表示データは、当該ファイリングデータ
(FD)に対応するサムネイル画像としてデータ蓄積手
段(AD)に記録される(P9;CP,TD)。従っ
て、ユーザは、ウインドウに表示される複数の場面(ペ
ージ)から、当該ファイリングデータ(FD)の内容に
相応しい最適な特徴的場面(ページ)を選択し、その場
面(ページ)の画像をサムネイル画像とすることができ
る。
【0020】さらに、ファイリングシステムのデータ蓄
積手段(AD)から読み出されるファイリングデータ
(FD)が、例えば、動画像や、互いに関連し合って断
続的に変化する複数の静止画像のように、動的な資料デ
ータであるときなどには、読み出されたファイリングデ
ータ(FD)のアプリケーションに基づき、時間推移に
従って変化する複数場面(シーン)の表示データを順次
ビットマップメモリ(BM)に展開し(P6;AP)、
これに従って、ウインドウに複数場面(シーン)の動的
な画像を順次切換え表示する(P6;DC,11,1
2)ことが多い。
【0021】このような場合、この発明では、ウインド
ウに表示される複数場面(シーン)の画像のうち、ユー
ザが指示(「選択」ボタン)操作を行ったタイミング
(時点)において表示されている場面(シーン)の画像
に対応する表示データがビットマップメモリ(BM)か
ら取り出され(P8;CP)、取り出された表示データ
は、当該ファイリングデータ(FD)に対応するサムネ
イル画像としてデータ蓄積手段(AD)に記録される
(P9;CP,TD)。従って、ユーザは、ウインドウ
に表示されていく複数場面(シーン)の画像の中から、
当該ファイリングデータ(FD)の内容に相応しい最適
な特徴的場面(シーン)を選択し、その場面(シーン)
の画像をサムネイル画像とすることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、この発
明の好適な実施例を詳述する。なお、以下の実施例は単
なる一例であって、この発明の精神を逸脱しない範囲で
種々の構成変更が可能である。
【0023】図1は、この発明の一実施例によるファイ
リングデータのサムネイルキャプチャリングシステムの
ハードウエア構成例を極く概略的に示す概略ハードウエ
アブロック図である。この例では、このサムネイルキャ
プチャリングシステムの制御部にパーソナルコンピュー
タ(PC)が用いられ、PCは、中央処理装置(CP
U)1の外に、読出専用メモリ(ROM)2、ランダム
アクセスメモリ(RAM)3、ハードディスクドライブ
(HDD)4、フレキシブルディスクドライブ(FD
D)5、コンパクトディスクROM(CD−ROM)ド
ライブ6などの記憶装置が、バス7を介して互いに接続
されている。
【0024】システム全体を制御するCPU1は、所定
のプログラムに従って種々の制御を行い、システムに搭
載した各種ソフトウエアプログラムによって、文章、
表、図面、写真などのドキュメントデータや動的な画像
データの取込み、作成、編集などの各種処理を行い、ま
た、ファイリングプログラムに従って電子ファイリング
システムを構築して、ドキュメントデータや動的な画像
データを資料データとしてファイリングしたり、これら
の静的乃至動的な資料データの中から所望のファイリン
グデータを呼び出すなどの処理を行い、さらに、サムネ
イルキャプチャリングプログラムに従って電子ファイリ
ングシステムの各ファイリングデータからキャプチャリ
ングにより画像データを取得し、ファイリングデータの
サムネイル画像として保存する「サムネイルキャプチャ
リング処理」を実行することができる。
【0025】記憶装置については、ROM2には、基本
プログラムや、上述した種々の処理を実行するための各
種応用プログラム、各種固定データ/パラメータが記録
され、RAM3には、現在作成しているドキュメントデ
ータやキャプチャリングされている画像データなど、作
業中の各種データ/パラメータ等を一時記憶するのに用
いられる。外部記憶装置のうち、HDD4には、ROM
2と同様に、各種応用プログラムを記憶することができ
る。HDD4は、また、上述した種々の処理に伴う各種
データを記憶することができ、例えば、電子ファイリン
グシステムの資料データファイル(AD)として用いる
ことができる。FDD5やCD−ROMドライブ6等の
他の外部記憶装置によっても、HDD4と同様に、種々
の処理に関するプログラムや各種データを記憶したり或
いは取り出したりすることができる。
【0026】なお、資料データファイル(AD)などの
データファイルは、外付けの大容量ハードディスクドラ
イブや、バス7に通信I/Fを介して接続されるサーバ
コンピュータ内に構築されるように構成してもよい。
【0027】PCのバス7には、USBインターフェー
ス(I/F)8を介してキーボード9やマウス10など
の入力操作子装置が接続され、ビデオインターフェース
(I/F)11を介してCRTやLCDなどのディスプ
レイ12が接続される。ユーザ(オペレータ)は、ディ
スプレイ12に表示される各種画面を視認しつつ、キー
ボード9の所定のキー操作或いはディスプレイ12の画
面上の操作ボタンなどをマウス10で指示することによ
り、サムネイルキャプチャリング処理を含む各種処理に
おける各種ユーザインターフェース機能を遂行すること
ができる。
【0028】ビデオインターフェース(I/F)11は
ビットマップメモリ(BM)を備え、ビットマップメモ
リ(BM)上には、ファイリングデータなどの表示すべ
きデータに基づいて画面表示用データが展開される。ま
た、このシステムの例では、ディスプレイ12には、各
種ドキュメントを表わす静的資料データに基づく静止画
像だけでなく、動的資料データに基づく動的な画像をも
表示し、これら静的及び動的画像をキャプチャリングす
ることができる。
【0029】バス7には、さらに、入出力装置インター
フェース(I/F)13を介して、イメージスキャナ1
4、レーザープリンタ15、プロッタ(ラスタプロッタ
やペンプロッタ)16などの入出力装置が接続され、各
種図面から画像データを取り込んだり、各種データの印
刷や描画出力を行うことができる。なお、図示しない
が、バス7に通信インターフェース及びLAN又は広域
通信ネットワークを介して他のPCやサーバーコンピュ
ータなどの他の情報処理システムに接続し、例えば、前
述したように、サーバーコンピュータのデータファイル
等との間でファイリングデータなどを授受するように構
成することができる。
【0030】〔サムネイルキャプチャリング機能の概
要〕図2は、この発明の一実施例によるサムネイルキャ
プチャリングシステムの機能の概要を表わす概略的機能
ブロック図である。まず、この発明のサムネイルキャプ
チャリングシステムの機能を図2を用いて概略的に説明
しておく。アプリケーションプログラム部APは、ユー
ザ(オペレータ)の指示に応じて、資料データファイル
ADに蓄積されている複数のファイリングデータから、
サムネイルを作成したいファイリングデータFD(O
G)を読み出し、HDD4などに格納されている対応ア
プリケーションプログラムに従って、このファイリング
データFD(OG)に基づく表示データをビットマップ
メモリBMに展開する。画面ウインドウ表示制御部DC
は、展開された表示データに基づく画像をウインドウに
表示し、ウインドウ画像選択部WSは、表示画像に対す
るユーザの指示操作を検出する。キャプチャ機能部CP
は、検出された表示画像に対応する表示データをビット
マップメモリBMから取り出し、この表示データを、当
該ファイリングデータのサムネイル画像として資料デー
タファイルADに記録する。
【0031】以下、より詳細に各部の説明をしていく。
電子ファイリングシステムの資料データファイルAD
は、HDD4(或いは外付けのハードディスクドライブ
又はサーバコンピュータ)に構築され、文章、表、図
面、写真などのドキュメントや動的な画像を表わす各種
資料データがファイリングデータFDとして蓄積され
る。これらのファイリングデータFDは、基本的には、
“属性データAT+オリジナルデータ(アプリケーショ
ンデータ)OG+印刷データ(PD)+環境データ(E
V)”の構成を持ち、ここで、属性データATの内容は
情報カードで設定されるようになっている。ファイリン
グデータには、このような基本的構成をもつものもある
が、前述したようにデータ構造やSDKなどが公開され
ていない特殊なアプリケーションに基づく静的資料デー
タや動的資料データなど、資料データの種類によって
は、“属性データAT+オリジナルデータ(アプリケー
ションデータ)OG”のみからなり、印刷データ(P
D)や環境データ(EV)を有しないものも存在する。
【0032】ユーザ操作により電子ファイリングシステ
ムが起動すると、まず、この電子ファイリングシステム
に蓄積されている資料データが一覧表示されるので、ま
ず、ユーザは、ユーザ操作により、一覧表示された資料
データの中から或るファイリングデータFDを指示し、
さらに、サムネイル作成を指示する。ここで、指示され
たファイリングデータが印刷データ(PD)を有しない
ときは、この指示に応じて、プリケーションプログラム
部APが動作し、指示されたファイリングデータFDに
対応するアプリケーションプログラムを起動して、当該
ファイリングデータ中のオリジナルデータ(アプリケ−
ションデータ)OGを資料データファイルADから読み
出す。
【0033】アプリケーションプログラム部APは、さ
らに、資料データファイルADから読み出した当該ファ
イリングデータFDのオリジナルデータOGに従って、
ディスプレイ12上に表示すべき画像データを画面表示
用ビットマップメモリBMに展開する。ビットマップメ
モリBMに展開された画像データは、画面ウインドウ表
示制御部DCによってビデオI/F11を介してディス
プレイ12上のキャプチャリング用ウインドウに表示さ
れる。
【0034】ユーザが、このウインドウに表示される画
像に基づいて所望の画像データを選択する操作を行う
と、この選択操作はウインドウ画像選択部WSにより検
出される。そして、キャプチャ機能部CPは、ウインド
ウ画像選択部WSからの検出出力を受けて、ユーザ操作
により選択された画像データをビットマップメモリBM
から取り出し、当該ファイリングデータFDに対応する
サムネイル画像として、当該ファイリングデータFDの
属性データAT中のサムネイル画像データ格納部TDに
記録する。
【0035】なお、この例では、サムネイル画像データ
は、各ファイリングデータFDにおける属性データAT
中の1項目“サムネイル画像”情報としてサムネイル画
像データ格納部TDに記録されるようにしているが、フ
ァイリングデータFDの各レコードとは別にサムネイル
画像データファイルを設けておき、このサムネイル画像
データファイルにサムネイル画像データを蓄積し、対応
するファイリングデータに添付ファイルの形でリンクさ
せるようにしてもよい。しかしながら、この例のように
属性データATの1項目情報として同一レコード内に記
録しておく方が、データ構造を簡単化し画面上へのサム
ネイル呼出しを高速化することができるという利点があ
る。
【0036】ここで、指示したファイリングデータFD
が動画像データのように動的資料データである場合の説
明しておく。この場合、上述のように、当該ファイリン
グデータのオリジナルデータ(アプリケ−ションデー
タ)OGに基づいて、動画が作られたアプリケーション
プログラムが立ち上がり、ディスプレイ12のキャプチ
ャリング用ウインドウにおける画像表示領域内で画像デ
ータが動き始める。つまり、画面表示用ビットマップメ
モリBMには資料データファイルADから次々と動画像
データが1コマづつが送られてくるので、このウインド
ウには1コマづつの画像が次々と表示されていくことに
よって、ユーザには、動画として視認される。
【0037】ユーザが、このウインドウ内から、このフ
ァイリングデータFDの特徴を表していると思われる瞬
間的場面の画像を選択すると、ウインドウ画像選択部W
S及びキャプチャ機能部CPの作用によって、画面表示
用ビットマップメモリBMから、選択された瞬間的な画
像を表わ画像データが、キャプチャリングされて切り取
られる。そして、このキャプチャリング機能部CPによ
って切り取られた画像データは、サムネイル画像とし
て、サムネイル画像データ格納部TDに記憶される。
【0038】一方、ユーザがサムネイル作成を指示した
とき、指示したファイリングデータに印刷データ(P
D)がある場合は、電子ファイリングシステムのサムネ
イル作成プログラムに従って、印刷データから自動的に
サムネイルが作成されてサムネイル画像データ格納部T
Dに記録され、その旨がディスプレイ12上に表示され
る。この場合、自動作成されたサムネイル画像は、属性
データATの内容即ち情報カードの確認又は設定を指示
するユーザ操作(例えば、「Card」ボタン操作)に
応じて、ディスプレイ12上には情報カード設定画面
(図7を用いて後述する)が表示されるので、ユーザ
は、これによって、サムネイル画像の内容を確認するこ
とができる。
【0039】なお、サムネイルが自動作成される場合、
ファイリングデータFDの印刷データ(PD)が複数ペ
ージから成るときは、通常は、デフォルトで、第1ペー
ジの印刷データがサムネイル画像データに自動的に採用
される。自動作成されたサムネイル画像は、上述のよう
に、ユーザ操作によって呼び出される情報カード設定画
面に表示されるが、複数ページから成る印刷データ(P
D)があるときは、情報カード設定画面には、総ページ
数が表示されると共にサムネイルに採用されているペー
ジ番号が変更可能に表示される(図示せず)。そこで、
ユーザが、このページ番号を操作子(9,10)で変更
することによりページを変更指定すると、当該ページの
印刷データ(PD)から自動的にサムネイル画像データ
が更新され、当該ファイリングデータFDに対応する属
性データAT(情報カード)格納部のサムネイル画像デ
ータ格納領域TDに更新記録される。また、更新された
サムネイル画像は、データ情報カード設定画面のサムネ
イル画像表示領域(WT)に表示される。
【0040】〔サムネイルキャプチャリングの手順〕図
3及び図4は、この発明の一実施例によるサムネイルキ
ャプチャリングシステムの作業手順を表わすフローチャ
ートである。まず、この電子ファイリングシステムを起
動すると電子ファイリングシステムの初期画面が現わ
れ、この初期画面には、電子ファイリングシステムに蓄
積されている資料データが一覧表示される。電子ファイ
リングシステムに或るアプリケーションデータを投入し
てファイリングした当初は、この電子ファイリングシス
テムを起動しても、初期画面における一覧表示中の当該
資料データ対応部分は、サムネイル画像が表示されず空
白になっている。
【0041】ユーザ(オペレータ)がサムネイルを作成
しようとするときは、まず、最初のステップP1で、一
覧表示された資料データの中から、サムネイルを作成し
たいファイリングデータFDを指示し、さらに、次のス
テップP2で、「サムネイル作成(Make Thum
bnail)」ボタンを操作してサムネイル作成を指示
する。続くステップP3では、指示されたファイリング
データが印刷データ(PD)を有しているか否かが判断
され、印刷データがあるときはステップP4〜P5のサ
ムネイル自動作成処理を実行し、印刷データがないとき
には、ステップP6〜P9(図4)のサムネイルキャプ
チャリング処理が行われる。
【0042】この電子ファイリングシステムの資料デー
タファイルADに蓄積されるファイリングデータは、前
にも説明したが、基本的には、図5に示すように、“属
性データAT”、“オリジナルデータ(アプリケーショ
ンデータ)OG”、“印刷データPD”及び“環境デー
タEV”で構成され、これらのデータ群により、1つ1
つのファイリングデータFDを特定する1レコード分の
情報が形成される。
【0043】ここで、属性データATは、ファイル名
(称)、タイトル、作成者、作成日時、備考情報などの
オリジナルデータOGに付随する属性情報であり、後述
する情報カード設定画面(図7)により作成することが
できる。オリジナルデータOGには、ワープロやCAD
など各種のアプリケーションソフトウエアで作られた文
書、図面、写真、図形、計算書などのアプリケーション
データがそのまま用いられる。
【0044】印刷データPDは、システムにインストー
ルされるプリンタドライバ又はAcrobatなどの印
刷/表示用ソフトウエアにより、元のオリジナルデータ
(アプリケーションデータ)OGに基づき生成されるメ
タファイルタイプのデータであり、データ構造やSDK
などが分かっている場合に作成することができる。例え
ば、文書や計算書、CADデータの場合は、印刷用共通
フォーマット形式のデータであり、画像データの場合に
は、JPEGやBMP、TIFなどの最も汎用的なアプ
リケーションによるファイル形式のデータである。ま
た、環境データEVは、オリジナルデータOGのアプリ
ケーションプログラムに特有の外字やフォント、特殊線
などの特殊情報であって、必要に応じて付加される。
【0045】ステップP3で、ステップP1で指示され
たファイリングデータFDにこのような印刷データPD
があると判断されたときは(P3→YES)、ステップ
P4に進み、電子ファイリングシステムのサムネイル作
成プログラムによるサムネイル自動作成機能が能動化さ
れ、選択されたファイリングデータFD中の印刷データ
PDに基づいてサムネイル画像データが自動的に作成さ
れる。そして、次のステップP5において、自動作成さ
れたサムネイル画像は、当該ファイリングデータFDに
関連付けがなされた上、サムネイル画像データ格納部T
Dに格納され、この後、このサムネイル作成処理が自動
的に終了する。なお、ステップP4,P5での処理中及
び処理終了時には、対応する案内が、例えば、「サムネ
イル作成中」や「サムネイル作成が終了しました」など
のように、ディスプレイ12に表示される。
【0046】一方、前述したように、データ構造やSD
Kなどが公開されていない特殊なアプリケーションに基
づく静的資料データや動的資料データなどのファイリン
グデータFDについては、印刷データPDや環境データ
EVが作成されておらず、属性データAT及びオリジナ
ルデータ(アプリケーションデータ)OGのみで構成さ
れる。従って、このようなファイリングデータFDにサ
ムネイルを作成する場合には、ステップP3でファイリ
ングデータFDに印刷データPDがないと判断され(P
3→NO)、ステップP6(図4)に進み、サムネイル
作成プログラムによるサムネイルキャプチャ機能が起動
される。
【0047】ステップP6では、まず、アプリケーショ
ンプログラム部APが動作し、指示されたファイリング
データFDのオリジナルデータ(アプリケーションデー
タ)OGを作ったアプリケーションプログラムが自動的
に起動する。これによって、当該ファイリングデータF
D中のオリジナルデータOGが資料データファイルAD
から読み出され、このオリジナルデータOGに従った画
像データがビットマップメモリBMに展開される。画面
ウインドウ表示制御部DCは、これに応答して、ビデオ
I/F11を介しディスプレイ12上にウインドウを表
示し、このウインドウの画像表示領域に、ビットマップ
メモリBMで展開されたアプリケーション画像データを
描画する。
【0048】例えば、ファイリングデータFDが1ペー
ジ(1画面)分の画像データで表わされる場合は、アプ
リケーションに従って、この画像データが画像表示領域
に表示され、複数ページ(複数画面)分の画像データで
表わされる場合は、アプリケーションに従って、第1ペ
ージ(第1画面)の画像データが表示され、例えば、
「次頁」ボタンなどのユーザ操作に従って、順次、次の
場面の画像データが表示されていく。
【0049】また、ファイリングデータFDが動画のよ
うな動的なデータ(時間推移に従って、画像が連続的に
変化する一般的な動画像データの外に、互いに関連し合
う画像が断続的に変化する複数の静止画像データから成
る擬似的動画像データを含む。)であれば、アプリケー
ションに従って、当初は静止した最初のシーン(場面)
が表示され、例えば、「動的再生」ボタンなどのユーザ
操作により、オリジナルデータOGに基づいて、最初の
静止シーン(場面)から、順次、シーン(場面)が更新
されて、動いている画像或いは動的に変化している印象
を与える画像が表示される。
【0050】次に、ステップP7では、ウインドウ内の
表示に対して、ユーザがサムネイルを作成したい場面の
画像を選択する操作を行う。つまり、現在表示されてい
る場面が所望の画像であれば、ディスプレイ12に表示
されている「選択」ボタンをクリック操作すると、この
選択指示操作はウインドウ画像選択部WSにより検出さ
れ、ユーザが操作したときに表示されている場面の画像
データが指定される。例えば、動画であれば、「選択」
ボタンを操作したタイミングにおける瞬間的な場面の画
像データが選択的に指定される。
【0051】図6は、この発明の一実施例によるキャプ
チャリングのために動的資料データに基づいて動画を表
示したときのウインドウ画面の一例を表わす。図示右側
のウインドウでは、例えば、ユーザによる「動的再生」
ボタンの操作により最初の静止シーン(場面)から画像
が動き始め、オリジナルデータOGに従って動画像が表
示されていく。ユーザは、このファイリングデータFD
を表わす一番特徴的なシーン(場面)が現われたときに
「選択」ボタンを操作することにより、このシーン(場
面)の画像データをサムネイルデータに指定することが
できる。
【0052】次のステップP8では、ウインドウ画像選
択部WSからの検出出力に応じて、キャプチャ機能部C
Pは、ユーザの選択操作に応じて指定された画像データ
をビットマップメモリBMから取り出してBMP等の所
定のデータ形式に変換してRAM3等に一時記憶し、ま
た、画面ウインドウ表示制御部DCは、この画像データ
に基づく画像を別のウインドウ(例えば、図6のハッチ
ング部)に表示させる。そして、ユーザが「了解(O
K)」ボタンを操作すると、続くステップP9におい
て、キャプチャ機能部CPは、さらに、データ形式変換
された画像データを、当該ファイリングデータFDに対
応するサムネイル画像として、属性データ格納部(A
T)のサムネイル画像データ格納領域TDに格納する。
そして、このサムネイル画像格納処理が完了すると、こ
のサムネイル作成処理が終了し、電子ファイリングシス
テムの初期画面に戻る。
【0053】なお、ユーザが「選択」ボタンなどにより
選択操作をしたときは、このウインドウでは、アプリケ
ーション部APの機能により、アプリケーションに従っ
て再生が続行されているが、指定した画像は、キャプチ
ャ機能部CP及び画面ウインドウ表示制御部DCによっ
て、別のウインドウに静止画像で表示されるので、この
ウインドウ画像で、画像ユーザは、指定した画像を確認
することができる。
【0054】また、複数の表示場面(ページやシーンな
ど)から所望の画像を選択する場合、複数の候補をユー
ザが選択しておき、これら候補の中から、サムネイルに
ふさわしい最適な画像を指定することができるように構
成することができる。例えば、アプリケーションに従っ
て再生を行っているキャプチャリング用ウインドウにお
いて「選択」ボタンで選択された所望の場面を、キャプ
チャ機能部CPにより、別のウインドウに1つの候補と
して表示しておき、その後のユーザ操作により、同様に
して、その後の別の場面を更に別のウインドウに表示
し、候補場面を順次選択していくことができるようにす
る。そして、選択された複数の候補場面をそれぞれ表示
している複数のウインドウの何れかを、ユーザが指示し
て更に「決定」ボタンを操作すると、指示したウインド
ウの候補場面が、選択された画像として指定されるよう
にする。
【0055】〔ファイリングデータの情報カード〕この
発明の一実施例では、1つ1つのファイリングデータの
内容を表わす各レコードにおける属性データの内容を特
定するのに情報カードが用いられ、情報カード設定画面
により各ファイリングデータの情報カードを作成し、属
性データの内容を決定することができる。図7は、この
発明の一実施例による情報カード設定画面例を示し、図
8は、情報カードのデータ構造例を示す。例えば、電子
ファイリングシステムの起動時にディスプレイ12に現
れる初期画面において、ユーザが「Card」ボタンを
操作することによって、ディスプレイ12には図7に示
すような情報カード設定画面が表示される。
【0056】情報カード設定画面で設定可能な属性デー
タ(基本属性)ATは、図7及び図8に示すように、タ
イトル、作成者、分類、備考情報、…、などの項目から
成り、これらの項目は、図7の情報カード設定画面を用
い、キーボード9やマウス10の操作により、新規に入
力したり或いは更新することができる。
【0057】サムネイルについては、この情報カードの
ファイリングデータに対してサムネイル画像が作成され
ている場合は、図7の情報カード設定画面のサムネイル
画像モニタ領域WT内にサムネイル画像が表示される。
また、情報カード設定画面で「サムネイル更新」ボタン
MTをクリック操作することにより、図4のサムネイル
作成のためのウインドウを呼び出し、既に説明したサム
ネイル作成手順と同じ手順で、サムネイルを新規に作成
したり、既に作成されたサムネイルを更新することがで
きる。従って、初期画面で「サムネイル作成」ボタンを
操作しても、或いは、情報カード設定画面で「サムネイ
ル更新」ボタンMTを操作しても、サムネイルを作成す
る段階に移行することができる。
【0058】属性データATを表わす情報カードの項目
情報は、例えば、図8に示すようなデータ構造になって
おり、サムネイル自動作成やサムネイルキャプチャリン
グ処理で作成されたサムネイル画面データは、項目情報
リスト(図8左側)の最下欄に示されるように、サムネ
イル画像データ格納部(領域)TDに“サムネイル画
像”情報としてGraphic型で記録される。
【0059】このように、このシステムのサムネイルキ
ャプチャリング機能等により作成される各サムネイル画
像は、電子ファイリングシステムのファイリングデータ
FDの情報カード(属性データAT)における“サムネ
イル画像”情報としてサムネイル画像データ格納部TD
に記録されるので、サムネイルが作成された後は、例え
ば、図9に示すように、電子ファイリングシステムの起
動時にディスプレイ12に表示される初期画面におい
て、各サムネイル画像を各ファイリングデータの案内表
示に有効に利用することができる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によるフ
ァイリングデータのサムネイルキャプチャリングシステ
ムによれば、ユーザがサムネイルの作成を指示すると、
データ蓄積手段(AD)に蓄積されている複数のファイ
リングデータから、サムネイルを作成したいファイリン
グデータが読み出され、当該ファイリングデータに基づ
く表示データがビットマップメモリ(BM)に展開さ
れ、展開された表示データに基づく画像がウインドウに
表示される。ユーザが表示画像に対して指示操作を行う
と、指示された画像に対応する表示データがビットマッ
プメモリ(BM)から取り出され、取り出された表示デ
ータは、当該ファイリングデータに対応するサムネイル
画像として記録されるようになっている。
【0061】従って、電子ファイリングシステムに格納
されているファイリングデータがデータ構造やSDKな
どが公開されていないアプリケーションデータに基づく
データであっても、当該ファイリングデータに適合した
サムネイルを簡単に作成することができる。つまり、こ
の発明によると、ディスプレイ画面にファイリングデー
タを表示するのは、当該ファイリングデータを作成した
アプリケーションに任せておき、表示された画面からキ
ャプチャリングにより画像データをビットマップで取得
し、取得した画面画像データを当該ファイリングデータ
のサムネイルとして利用するように構成しているので、
あらゆるアプリケーションデータについて、各アプリケ
ーションデータを特徴付ける内容をもったサムネイルを
簡単に作成することが可能になる。
【0062】また、読み出されたファイリングデータ
が、例えば、複数ページから成るドキュメント資料デー
タ或いは複数シーンを持つ動的資料データなどの場合に
は、アプリケーションに従って、ファイリングデータに
基づく複数場面(ページ又はシーン)の表示データが順
次ビットマップメモリ(BM)に展開され、これに従
い、ウインドウには複数場面(ページ又はシーン)の静
的又は動的な画像が切換え表示される。これに対して、
この発明では、複数場面(ページ又はシーン)の画像の
うち所定場面の画像に対して指示操作(「選択」ボタン
操作)をユーザが行うと、当該場面(ページ又はシー
ン)に対応する表示データがビットマップメモリ(B
M)から取り出され、取り出された表示データは、当該
ファイリングデータに対応付けてサムネイル画像として
データ蓄積手段(AD)に記録されるようにしている。
従って、ユーザは、ウインドウ内に順次表示されていく
複数の場面(ページ又はシーン)から、当該ファイリン
グデータの内容に相応しい最適な特徴的場面(ページ又
はシーン)を選択し、その場面の画像をサムネイル画像
とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の一実施例によるファイリン
グデータのサムネイルキャプチャリングシステムの概略
的ハードウエア構成ブロック図である。
【図2】図2は、この発明の一実施例によるサムネイル
キャプチャリングシステムの概略的機能ブロック図であ
る。
【図3】図3は、この発明の一実施例によるサムネイル
キャプチャリングシステムにおける作業手順を表わすフ
ローチャートの一部である。
【図4】図4は、この発明の一実施例によるサムネイル
キャプチャリングシステムにおける作業手順を表わすフ
ローチャートの他部である。
【図5】図5は、この発明の一実施例によるサムネイル
キャプチャリングが適用される電子ファイリングシステ
ムにおけるファイリングデータの基本的構成を説明する
ための図である。
【図6】図6は、この発明の一実施例によるキャプチャ
リングのために動画を表示したときのウインドウ画面の
一例を表わす図である。
【図7】図7は、この発明の一実施例による情報カード
設定画面の一例を表わす図である。
【図8】図8は、この発明の一実施例による情報カード
のデータ構造例を表わす図である。
【図9】図9は、この発明の一実施例によるサムネイル
画像利用画面の一例を表わす図である。
【符号の説明】
AD 電子ファイリングシステムの資料データファイ
ル、 AP 資料データファイルADに蓄積されたファイリン
グデータ(資料データ) FDのアプリケーションに応じてファイルを開くアプリ
ケーション部、 BM 開かれたファイルに基づき画面表示用データが展
開されるビットマップ、 DC 展開された画面表示用データをウインドウ表示す
る画面ウインドウ表示制御部、 WS ウインドウ画像に対する選択操作を検出するウイ
ンドウ画像選択部、 CP 検出されたウインドウ画像をキャプチャリングす
るキャプチャ機能部、 TD 属性データAT内で、各ファイリングデータ(資
料データ)に対応するサムネイル画像データを記録する
サムネイル画像データ格納領域(部)、 WT サムネイル画像モニタ領域、 MT 「サムネイル更新」ボタン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B050 BA06 BA10 BA15 BA16 BA17 BA19 CA07 DA02 EA20 FA02 FA13 FA19 5B075 ND06 PQ48 5C052 AC08 CC01 DD04 DD08 DD10 5C053 FA06 FA14 HA29 LA06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ファイリングデータを読み出すデータ読出
    手段と、 読み出されたファイリングデータに基づく表示データを
    ビットマップメモリに展開するデータ展開手段と、 展開された表示データに基づく画像を表示するデータ表
    示手段と、 表示された画像に対する指示操作に応じて、この画像に
    対応する表示データをビットマップメモリから取得する
    データ取得手段と、 取得された表示データを、読み出されたファイリングデ
    ータに対応するサムネイル画像として記録するサムネイ
    ルデータ記録手段とを具備することを特徴とするファイ
    リングデータのサムネイルキャプチャリングシステム。
  2. 【請求項2】データ取得手段は、読み出されたファイリ
    ングデータに基づき指示操作に従って静的に切換え表示
    される複数場面の画像のうち、所定場面の画像に対する
    選択的な指示操作に応じて、当該場面に対応する表示デ
    ータを取得することを特徴とする請求項1に記載のファ
    イリングデータのサムネイルキャプチャリングシステ
    ム。
  3. 【請求項3】データ取得手段は、読み出されたファイリ
    ングデータに基づき時間推移に従って動的に切換え表示
    される複数場面の画像のうち、指示操作のタイミングに
    おいて表示される場面の画像に対応する表示データを取
    得することを特徴とする請求項1又は2に記載のファイ
    リングデータのサムネイルキャプチャリングシステム。
  4. 【請求項4】複数のファイリングデータを蓄積するデー
    タ蓄積手段及び画面表示用データを記憶するためのビッ
    トマップメモリを備える電子ファイリング装置に対し
    て、 データ蓄積手段からファイリングデータを読み出すステ
    ップと、 読み出されたファイリングデータに基づく表示データを
    ビットマップメモリに展開するステップと、 展開された表示データに基づく画像を表示するステップ
    と、 表示された画像に対する指示操作に応じて、この画像に
    対応する表示データをビットマップメモリから取得する
    ステップと、 取得された表示データを、読み出されたファイリングデ
    ータに対応するサムネイル画像としてデータ蓄積手段に
    記録するステップとから成る手順を実行させるためのフ
    ァイリングデータのサムネイルキャプチャリングプログ
    ラム。
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