JP2003196390A - データ管理方法およびシステム - Google Patents

データ管理方法およびシステム

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JP2003196390A
JP2003196390A JP2001393968A JP2001393968A JP2003196390A JP 2003196390 A JP2003196390 A JP 2003196390A JP 2001393968 A JP2001393968 A JP 2001393968A JP 2001393968 A JP2001393968 A JP 2001393968A JP 2003196390 A JP2003196390 A JP 2003196390A
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Shigeru Nemoto
茂 根本
Kazuhiro Katada
和廣 片田
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Nemoto Kyorindo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 医師が使い慣れたカルテ用紙への手書きの場
合と同様に電子カルテに治療データを入力できるように
する。 【解決手段】 カルテ用紙のフォーマット画像を光学読
取などによりデータ取得し、そのフォーマット画像をデ
ータ表示して治療データの入力操作を受け付けることに
より、データ取得したカルテ用紙31のフォーマット画
像に治療データを入力操作できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、患者への診療作業
ごとの診療情報を管理するデータ管理方法およびシステ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、病院などの医療現場では、患者へ
の診療作業ごとの診療情報を管理するため、記入項目が
所定フォーマットで表記されているカルテ用紙に診療情
報を記入していた。しかし、これでは診療情報を用紙ベ
ースでしか管理できないので、現在ではカルテ用紙に相
当する電子データとして電子カルテが開発されている。
【0003】この電子カルテは、所定フォーマットで記
入項目がデータ設定された電子データからなり、記入項
目に診療情報をテキストデータなどでデータ入力するこ
とができる。診療情報を入力操作した電子カルテは、患
者への診療作業ごとのデータファイルとして保存するこ
とができ、必要によりデータ読出してデータ編集するこ
ともできる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、電子カルテは
コンピュータメーカやソフトウェア会社が汎用的な内容
として作成しているが、カルテ用紙は病院ごとに作業内
容に対応して専用に作成されている。このため、大部分
の病院では使用しているカルテ用紙と提供される電子カ
ルテとが大幅に相違するため、電子カルテは使用しずら
く結果的に普及していない。
【0005】このような課題を解決するためには、病院
で使用しているカルテ用紙と同一フォーマットの電子カ
ルテをソフトウェア会社などにオーダメードで作成させ
ることが想定できるが、これでは電子カルテの作成費用
が多大となり、カルテ用紙を病院外部に提供する必要も
あるので好ましくない。
【0006】本発明は上述のような課題に鑑みてなされ
たものであり、病院で使用しているカルテ用紙と同一フ
ォーマットの電子カルテを簡単かつ安価に使用できるよ
うにするデータ管理方法およびシステムを提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第一のデータ管
理システムは、画像取得手段、データ表示手段、診療入
力手段、を具備しており、患者への診療作業ごとの診療
情報を管理する。診療情報の記入項目が所定フォーマッ
トで表記されている白紙状態のカルテ用紙のフォーマッ
ト画像を画像取得手段がデータ取得し、そのフォーマッ
ト画像をデータ表示手段がデータ表示する。このデータ
表示されたフォーマット画像への診療情報の入力操作を
診療入力手段が受け付けることにより、カルテ用紙のフ
ォーマット画像に診療情報が入力操作される。
【0008】本発明の第二のデータ管理システムは、画
像取得手段、画像記憶手段、種別入力手段、画像読出手
段、データ表示手段、診療入力手段、診療記憶手段、診
療読出手段、データ合成手段、を具備しており、やはり
白紙状態のカルテ用紙のフォーマット画像を画像取得手
段がデータ取得する。ただし、そのフォーマット画像を
カルテ用紙の種別ごとのカルテIDとともに画像記憶手
段がデータ記憶するので、カルテIDが種別入力手段に
入力操作されると、その入力操作されたカルテIDに対
応するフォーマット画像を画像読出手段が画像記憶手段
からデータ読出する。このデータ読出されたフォーマッ
ト画像をデータ表示手段がデータ表示するので、このデ
ータ表示されたフォーマット画像への診療情報の入力操
作を診療入力手段が受け付ける。このとき、入力操作さ
れた診療情報を診療作業ごとの診療IDおよびカルテI
Dとともに診療記憶手段がデータ記憶するので、診療I
DがID入力手段に入力操作されると、入力操作された
診療IDに対応する診療情報をカルテIDとともに診療
読出手段が診療記憶手段からデータ読出する。このと
き、診療情報とともにデータ読出されたカルテIDでデ
ータ合成手段が画像読出手段にフォーマット画像をデー
タ読出させてデータ表示手段にデータ表示させるが、そ
のフォーマット画像に診療情報をデータ合成することに
より、カルテ用紙のフォーマット画像に診療情報が入力
操作され、診療情報がフォーマット画像とともにデータ
読出される。
【0009】なお、本発明で云う各種手段は、その機能
を実現するように形成されていれば良く、例えば、所定
の機能を発揮する専用のハードウェア、所定の機能がコ
ンピュータプログラムにより付与されたデータ処理装
置、コンピュータプログラムによりデータ処理装置の内
部に実現された所定の機能、これらの組み合わせ、等を
許容する。また、本発明で云う各種手段は、個々に独立
した存在である必要もなく、ある手段が他の手段の一部
であることや、ある手段の一部と他の手段の一部とが重
複していることなども許容する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図面を参
照して以下に説明する。本実施の形態のデータ管理シス
テム10は、図1に示すように、中央処理装置11と現
場端末装置12とを具備しており、図2に示すように、
一個の中央処理装置11と多数の現場端末装置12とが
LAN(Local Area Network)13により接続されてい
る。
【0011】中央処理装置11は、病院(図示せず)の
一つの管理事務所に設置された一個のデータベースサー
バなどからなり、病院全体で共有されている。現場端末
装置12は、病院の複数の医療現場ごとに設置されたク
ライアント端末などからなり、医療現場の医師により使
用されている。
【0012】中央処理装置11は、図3に示すように、
コンピュータの主体となるハードウェアとしてCPU(C
entral Processing Unit)101を具備しており、この
CPU101には、バスライン102により、ROM(R
ead Only Memory)103、RAM(Random Access Memor
y)104、HDD(Hard Disc Drive)105、FD(Flex
ible Disc-cartridge)106が交換自在に装填されるF
DD(FD Drive)107、CD(Compact Disc)−ROM1
08が交換自在に装填されるCDドライブ109、キー
ボード110、マウス111、ディスプレイ112、光
学スキャナ113、I/F(Interface)ユニット11
4、等のハードウェアが接続されている。
【0013】なお、各部のデータ容量や処理速度などは
相違するが、現場端末装置12も中央処理装置11と同
様なハードウェアを具備しているので、ここでは現場端
末装置12と中央処理装置11との各部で同一の名称お
よび符号を使用して詳細な説明は省略する。
【0014】本形態の中央処理装置11および現場端末
装置12では、ROM103、RAM104、HDD1
05、交換自在なFD106、交換自在なCD−ROM
108、等のハードウェアが情報記憶媒体に相当し、こ
れらの少なくとも一個にCPU101のためのコンピュ
ータプログラムやリソースがソフトウェアとして格納さ
れている。
【0015】このようなソフトウェアは中央処理装置1
1および現場端末装置12に事前にインストールされて
おり、各装置11,12の起動時にCPU101にデー
タ読取される。このようにCPU101が適正なコンピ
ュータプログラムをデータ読取して各種処理を実行する
ことにより、本形態のデータ管理システム10は、図1
に示すように、画像取得手段21、画像記憶手段22、
種別入力手段23、画像読出手段24、データ表示手段
25、診療入力手段26、診療記憶手段27、ID入力
手段28、診療読出手段29、データ合成手段30、等
の各種手段を各種機能として論理的に具備している。
【0016】画像取得手段21は、中央処理装置11の
CPU101がRAM104に格納されているコンピュ
ータプログラムに対応して光学スキャナ113を動作制
御する機能などに相当し、カルテ用紙31を光学読取し
てフォーマット画像32をデータ取得する。
【0017】図4に示すように、カルテ用紙31は、診
療情報の記入項目が所定フォーマットで表記されている
が、その内容は診療科などの医療現場ごとに相違してお
り、そのフォーマット画像32は、本形態では罫線や記
入項目などがデータ認識されていない単純なビットマッ
プデータからなる。
【0018】画像記憶手段22は、中央処理装置11の
CPU101がコンピュータプログラムに対応してデー
タ認識するHDD105の記憶エリアなどに相当し、カ
ルテ用紙31のフォーマット画像32をカルテIDとと
もにデータ記憶する。例えば、作業者が所望のカルテ用
紙31のフォーマット画像32を中央処理装置11に光
学スキャナ113で光学読取させたとき、そのカルテ用
紙31に適切なカルテIDを作業者が所望により中央処
理装置11にキーボード110などで入力操作すると、
そのカルテIDが付与されたフォーマット画像32がH
DD105にデータ記憶される。
【0019】なお、一般的にカルテ用紙31は複数ペー
ジで一組とされているので、その複数ページのフォーマ
ット画像32を一つのデータファイルとして一つのカル
テIDが付与される。また、前述のようにビットマップ
データからなるフォーマット画像32はデータ容量が過
大なので、データ記憶されるときにはJPEG(JointPh
otographic Coding Experts Group)方式などで圧縮され
る。
【0020】種別入力手段23は、現場端末装置12の
CPU101がキーボード110の入力データを認識す
る機能などに相当し、カルテIDの入力操作を受け付け
る。画像読出手段24は、現場端末装置12のCPU1
01が中央処理装置11のCPU101にHDD105
の記憶データをデータ読出させる機能などに相当し、そ
の入力操作されたカルテIDに対応するフォーマット画
像32を画像記憶手段22からデータ読出する。データ
表示手段25は、現場端末装置12のCPU101がデ
ィスプレイ112の画像表示を動作制御する機能などに
相当し、画像読出手段24でデータ読出されたフォーマ
ット画像32をデータ表示する。
【0021】より具体的には、前述のように病院で使用
する全部のカルテ用紙31のフォーマット画像32がカ
ルテIDとともに中央処理装置11にデータ登録される
と、そのカルテIDが医療現場の医師に通達される。そ
こで、その医師により所望のカルテIDが医療現場の現
場端末装置12にキーボード110などで入力操作され
ると、そのカルテIDのフォーマット画像32が中央処
理装置11からデータ読出されて伸張され、現場端末装
置12のディスプレイ112に表示される。
【0022】以下同様に各装置11,12の機能などに
相当し、現場端末装置12の診療入力手段26は、デー
タ表示手段25でデータ表示されたフォーマット画像3
2への診療情報の入力操作を受け付け、中央処理装置1
1の診療記憶手段27は、診療入力手段26で入力操作
された診療情報を診療作業ごとの診療IDおよびカルテ
IDとともにデータ記憶する。
【0023】より具体的には、図5に示すように、本形
態の現場端末装置12では、前述のようにディスプレイ
112にカルテ用紙31のフォーマット画像32がデー
タ読出された状態でマウス111により所望の位置にカ
ーソルがクリックされると、そこからキーボード110
によりテキストデータ33で診療情報が入力される。さ
らに、マウス111により所望の位置でカーソルがドラ
ッグされると、その軌跡からなる自由曲線34が診療情
報として入力される。
【0024】このように現場端末装置12でフォーマッ
ト画像32にテキストデータ33や自由曲線34で診療
情報が入力された状態でキーボード110により記憶命
令と診療IDとが入力操作されると、その診療IDがカ
ルテIDとともに付与された診療情報が中央処理装置1
11のHDD105にデータ記憶される。
【0025】ただし、フォーマット画像32は記入項目
などがデータ管理システム10に認識されていないビッ
トマップデータからなり、診療情報はテキストデータ3
3や自由曲線34からなるので、図6に示すように、そ
のテキストデータ33や自由曲線34はフォーマット画
像32での入力位置の座標データとともにデータ記憶さ
れる。
【0026】現場端末装置12のID入力手段28は、
診療IDの入力操作を受け付け、診療読出手段29は、
入力操作された診療IDに対応する診療情報を中央処理
装置11でカルテIDとともに診療記憶手段27からデ
ータ読出する。このとき、診療読出手段29は、データ
読出したカルテIDで画像記憶手段22からフォーマッ
ト画像32もデータ読出し、そのフォーマット画像32
を診療情報とともに現場端末装置12のデータ表示手段
25にデータ合成させてデータ表示させる。
【0027】上述のようなデータ管理システム10の各
種手段は、必要によりHDD105やI/Fユニット1
14等のハードウェアを利用して実現されるが、その主
体はRAM104等の情報記憶媒体に格納されたコンピ
ュータプログラムに対応してハードウェアであるCPU
101が機能することにより実現されている。
【0028】例えば、中央処理装置11のコンピュータ
プログラムは、光学スキャナ113などでカルテ用紙3
1を光学読取してフォーマット画像32をデータ取得す
ること、そのフォーマット画像32をカルテIDととも
にHDD105などでデータ記憶すること、現場端末装
置12からデータ受信したカルテIDに対応するフォー
マット画像32をデータ読出してデータ返信すること、
現場端末装置12からデータ受信した診療情報を診療I
DおよびカルテIDとともにデータ記憶すること、現場
端末装置12からデータ受信した診療IDに対応する診
療情報とカルテIDとをデータ読出すること、そのカル
テIDでフォーマット画像32をデータ読出して診療情
報とともに現場端末装置12にデータ返信すること、等
の処理動作をCPU101等に実行させるためのソフト
ウェアとしてRAM104等の情報記憶媒体に格納され
ている。
【0029】また、現場端末装置12のコンピュータプ
ログラムは、キーボード110などによるカルテIDの
入力操作を受け付けて中央処理装置11にデータ送信す
ること、そのカルテIDに対応して中央処理装置11か
らデータ受信したフォーマット画像32をディスプレイ
112などでデータ表示すること、そのフォーマット画
像32への診療情報の入力操作を受け付けること、その
診療情報を中央処理装置11にデータ送信して診療ID
およびカルテIDとともにデータ記憶させること、診療
IDの入力操作を受け付けて中央処理装置11にデータ
送信すること、その診療IDに対応して中央処理装置1
1からデータ受信したフォーマット画像32と診療情報
とをデータ合成してデータ表示すること、等の処理動作
をCPU101等に実行させるためのソフトウェアとし
てRAM104等の情報記憶媒体に格納されている。
【0030】上述のような構成において、本形態のデー
タ管理システム10によるデータ管理方法を以下に説明
する。まず、本形態のデータ管理システム10が構築さ
れる病院では、一個の中央処理装置11が一つの管理事
務所に設置され、複数の現場端末装置12が複数の医療
現場ごとに設置される。その複数の医療現場では、診療
情報の記録にカルテ用紙31が使用されているが、その
カルテ用紙31の記入フォーマットは医療現場ごとに相
違している。
【0031】そこで、このような複数種類のカルテ用紙
31が一個の中央処理装置11で光学読取されてフォー
マット画像32がデータ取得され、このフォーマット画
像32がカルテ用紙31の種類ごとのカルテIDととも
にデータ保存される。このカルテ用紙31ごとのカルテ
IDは管理事務所から医療現場に通達されるので、これ
で医療現場の医師はフォーマット画像32を利用できる
状態となる。
【0032】このような状態で、医療現場で患者を診療
する医師が診療情報を記録する場合、図7に示すよう
に、その診療が初診ならば所望のカルテ用紙31のカル
テIDを現場端末装置12にキーボード110で入力操
作し(ステップT1)、図8に示すように、初診でないな
らば所定の診療IDを入力操作する(ステップT14)。
【0033】カルテIDが入力操作された現場端末装置
12は、そのカルテIDを中央処理装置11にデータ送
信するので(ステップT2)、この中央処理装置11は、
図9に示すように、データ受信したカルテIDで対応す
るフォーマット画像32をデータ読出し(ステップS
1,S2)、そのフォーマット画像32を現場端末装置
12にデータ返信する(ステップS3)。
【0034】この現場端末装置12は、データ受信した
フォーマット画像32をディスプレイ112で表示出力
するので(ステップT3,T4)、図4に示すように、医
療現場の医師には使い慣れたカルテ用紙31のフォーマ
ット画像32が提示されることになる。
【0035】このように表示されたフォーマット画像3
2には、例えば、図5に示すように、入力位置をマウス
111でクリックしてからキーボード110でテキスト
データ33を入力操作することができ、マウス111の
ドラッグで自由曲線34をデータ入力できるので(ステ
ップT5,T6)、医師はカルテ用紙31への手書きの
場合と同様に診療情報を入力することができる。
【0036】そこで、必要な診療情報の入力を完了した
医師が、現場端末装置12に画像表示終了と診療情報保
存とを入力操作してから所望の診療IDを入力操作する
と(ステップT7〜T9)、その診療IDとカルテIDと
が付与された診療情報が中央処理装置11にデータ送信
されるので(ステップT10)、この中央処理装置11で
は、データ受信された診療情報が診療IDおよびカルテ
IDとともにデータ保存される(ステップS4,S5)。
【0037】このとき、現場端末装置12でフォーマッ
ト画像32に入力操作された診療情報は、図6に示すよ
うに、大容量のビットマップデータからなるフォーマッ
ト画像32とは別個に、小容量のテキストデータ33や
自由曲線34として位置座標とともに中央処理装置11
でデータ保存される。
【0038】このように診療情報が中央処理装置11に
データ保存されると、現場端末装置12では、その診療
情報を次回以降の診療でもデータ閲覧してデータ更新で
きる状態となる。そこで、医療現場で初診でない患者を
医師が診療する場合、現場端末装置12に所定の診療I
Dを入力操作すると(ステップT14)、その診療IDが
中央処理装置11にデータ送信される(ステップT1
5)。
【0039】この中央処理装置11は、データ受信した
診療IDで対応する診療情報を読出し(ステップS6,
S7)、その診療情報に付与されているカルテIDを抽
出して対応するフォーマット画像32をデータ読出し
(ステップS8,S9)、そのフォーマット画像32と診
療情報とを現場端末装置12にデータ返信する(ステッ
プS10)。
【0040】この現場端末装置12は、データ受信した
フォーマット画像32と診療情報とをディスプレイ11
2で合成表示するので(ステップT16,T17)、図5
に示すように、医師には診療情報が入力されたフォーマ
ット画像32が提示されることになる。
【0041】このように前回の診療情報がフォーマット
画像32とともに現場端末装置12に表示された状態で
は、医師は新規の診療情報を追加することや前回の診療
情報を修正することができるので(ステップT18)、や
はりカルテ用紙31への手書きの場合と同様に診療情報
を入力することができる。
【0042】そして、必要な診療情報の入力を完了した
医師が現場端末装置12に画像表示終了と診療情報保存
とを入力操作すると(ステップT19,T20)、その診
療IDとカルテIDとが付与された診療情報が中央処理
装置11にデータ送信されるので(ステップT21)、こ
の中央処理装置11では、データ受信された診療情報が
診療IDおよびカルテIDとともにデータ保存される
(ステップS4,S5)。
【0043】本形態のデータ管理システム10によるデ
ータ管理方法では、上述のようにカルテ用紙31から光
学読取されたフォーマット画像32に診療情報を入力操
作できるので、医療現場の医師は使い慣れたカルテ用紙
31への手書きの場合と同様に診療情報を入力すること
ができ、ソフトウェア会社などにオーダメードで作成さ
せることなくカルテ用紙31と同一フォーマットの電子
カルテを簡単に生成して使用することができる。
【0044】しかも、大容量のフォーマット画像32は
カルテ用紙31ごとにカルテIDとともにデータ登録さ
れ、診療作業ごとに入力される小容量の多数の診療情報
は、カルテIDのみ付与されてフォーマット画像32と
は別個にデータ保存されるので、多数の診療情報の記憶
容量が削減されている。
【0045】なお、本発明は上記形態に限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で各種の変形を許
容する。例えば、上記形態では一個の中央処理装置11
と複数の現場端末装置12とがオンライン接続されたデ
ータ管理システム10を例示したが、スタンドアロンの
一個のデータ管理システム(図示せず)も実施可能であ
る。
【0046】さらに、上記形態ではカルテ用紙31を光
学読取してフォーマット画像32をデータ取得すること
を例示したが、例えば、カルテ用紙31の版下を光学読
取してフォーマット画像32をデータ取得することも可
能であり、カルテ用紙31の印刷データからフォーマッ
ト画像をデータ取得することも可能である。
【0047】また、上記形態ではカルテ用紙31を光学
読取した中央処理装置11が、その罫線や記入項目など
をデータ認識することなくビットマップデータとしてフ
ォーマット画像32をデータ取得することを例示した
が、罫線や記入項目などをデータ認識したCG(Compute
r Graphic)としてフォーマット画像をデータ取得するこ
とも可能である。その場合、カルテ用紙31のフォーマ
ット画像のデータ容量を大幅に削減することができ、記
入項目への診療情報の入力操作を容易とすることができ
る。
【0048】さらに、上記形態ではビットマップデータ
からなるフォーマット画像32の任意位置にテキストデ
ータ33などで入力操作された診療情報を位置座標とと
もにデータ保存することを例示したが、例えば、ビット
マップデータからなるフォーマット画像32に記入項目
をデータ設定することにより、診療情報の入力操作を容
易とすることも可能である。
【0049】また、上記形態ではフォーマット画像32
に診療情報としてキーボード110でテキストデータ3
3を入力操作するとともにマウス111で自由曲線34
を入力操作することを例示したが、一個の入力デバイス
で診療情報の全部を入力操作することも可能である。例
えば、診療情報の全部をマウス111による自由曲線3
4で入力操作し、必要により入力操作された自由曲線3
4を文字認識してテキストデータ33に変換することも
可能である。
【0050】さらに、上記形態では医療現場の現場端末
装置12がディスプレイ112やキーボード110など
を別個に具備しており、ディスプレイ112に表示出力
されたフォーマット画像32にキーボード110などで
診療情報を入力操作することを例示した。しかし、表示
デバイスと入力デバイスとが一体化されたタッチパネル
やタブレットディスプレイを利用することにより、そこ
に表示出力されたフォーマット画像32に直接的に診療
情報を手書入力することも可能である。
【0051】また、上記形態では作業者がカルテ用紙3
1からフォーマット画像32を光学読取するときに所望
のカルテIDを指定し、医師が診療情報を入力操作する
ときに所望の診療IDを指定することを例示したが、こ
のようなカルテIDや診療IDを日時や連番などから中
央処理装置11や現場端末装置12が自動生成すること
も可能である。
【0052】さらに、上記形態では医療現場の医師が入
力操作した診療情報を次回以降も継続して利用すること
を想定したが、このような診療情報を複数の医療現場で
共有して利用するようなことも可能である。例えば、あ
る患者が一個の病院の内科と外科とに通院する場合、そ
の内科と外科とで双方の診療情報を閲覧することは診療
作業に有用である。
【0053】これを実現するためには、例えば、診療情
報から必須要件である患者の氏名を既存のアルゴリズム
により抽出し、その氏名により医療現場から診療情報を
検索できるようにすれば、複数の医療現場で相互に診療
情報を閲覧することが可能となる。
【0054】また、上記形態ではRAM104等に格納
されているコンピュータプログラムに対応してCPU1
01が動作することにより、中央処理装置11の各種機
能として各種手段が論理的に実現されることを例示し
た。しかし、このような各種手段の各々を固有のハード
ウェアとして形成することも可能であり、一部をソフト
ウェアとしてRAM104等に格納するとともに一部を
ハードウェアとして形成することも可能である。
【0055】
【発明の効果】本発明の第一のデータ管理システムによ
るデータ管理方法では、カルテ用紙のフォーマット画像
をデータ取得し、そのフォーマット画像をデータ表示し
て診療情報の入力操作を受け付けることにより、データ
取得したカルテ用紙のフォーマット画像に診療情報を入
力操作できるので、医療現場の医師は使い慣れたカルテ
用紙への手書きの場合と同様に診療情報を入力すること
ができ、ソフトウェア会社などにオーダメードで作成さ
せることなくカルテ用紙と同一フォーマットの電子カル
テを簡単に生成して使用することができる。
【0056】本発明の第二のデータ管理システムによる
データ管理方法では、カルテ用紙をのフォーマット画像
をデータ取得し、そのフォーマット画像をカルテIDと
ともにデータ記憶し、カルテIDが入力操作されると対
応するフォーマット画像をデータ読出してデータ表示
し、このデータ表示されたフォーマット画像にデータ入
力される診療情報を診療IDおよびカルテIDとともに
データ記憶し、診療IDが入力操作されると対応する診
療情報をカルテIDとともにデータ読出し、対応するフ
ォーマット画像にデータ合成してデータ表示することに
より、データ取得したカルテ用紙のフォーマット画像に
診療情報を入力操作できるので、医療現場の医師は使い
慣れたカルテ用紙への手書きの場合と同様に診療情報を
入力することができ、ソフトウェア会社などにオーダメ
ードで作成させることなくカルテ用紙と同一フォーマッ
トの電子カルテを簡単に生成して使用することができ、
しかも、多数の診療情報の各々とともに大容量のフォー
マット画像をデータ記憶する必要がないので、診療情報
の記憶容量を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態のデータ管理システムの
論理構造を示す模式図である。
【図2】データ管理システムの物理構造を示すブロック
図である。
【図3】中央処理装置および現場端末装置の物理構造を
示すブロック図である。
【図4】カルテ用紙のフォーマット画像を示す模式図で
ある。
【図5】フォーマット画像に診療情報が入力操作された
状態を示す模式図である。
【図6】診療情報が抽出された状態を示す模式図であ
る。
【図7】現場端末装置のデータ処理方法の前半部分を示
すフローチャートである。
【図8】後半部分を示すフローチャートである。
【図9】中央処理装置のデータ処理方法を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
10 データ管理システム 11 中央処理装置 12 現場端末装置 21 画像取得手段 22 画像記憶手段 23 種別入力手段 24 画像読出手段 25 データ表示手段 26 診療入力手段 27 診療記憶手段 28 ID入力手段 29 診療読出手段 30 データ合成手段 31 カルテ用紙 32 フォーマット画像 33 診療情報の一部であるテキストデータ 34 診療情報の一部である自由曲線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者への診療作業ごとの診療情報を管理
    するデータ管理システムでのデータ管理方法であって、 前記診療情報の記入項目が所定フォーマットで表記され
    ていて前記診療情報が記入されていないカルテ用紙のフ
    ォーマット画像をデータ取得する画像取得工程と、 前記フォーマット画像をデータ表示するデータ表示工程
    と、 データ表示された前記フォーマット画像に前記診療情報
    が入力操作される診療入力工程と、を具備しているデー
    タ管理方法。
  2. 【請求項2】 患者への診療作業ごとの診療情報を管理
    するデータ管理システムであって、 前記診療情報の記入項目が所定フォーマットで表記され
    ていて前記診療情報が記入されていないカルテ用紙のフ
    ォーマット画像をデータ取得する画像取得手段と、 前記フォーマット画像をデータ表示するデータ表示手段
    と、 データ表示された前記フォーマット画像への前記診療情
    報の入力操作を受け付ける診療入力手段と、を具備して
    いるデータ管理システム。
  3. 【請求項3】 患者への診療作業ごとの診療情報を管理
    するデータ管理システムであって、 前記診療情報の記入項目が所定フォーマットで表記され
    ていて前記診療情報が記入されていないカルテ用紙のフ
    ォーマット画像をデータ取得する画像取得手段と、 前記フォーマット画像を前記カルテ用紙の種別ごとのカ
    ルテID(Identity)とともにデータ記憶する画像記憶手
    段と、 前記カルテIDが入力操作される種別入力手段と、 入力操作された前記カルテIDに対応する前記フォーマ
    ット画像を前記画像記憶手段からデータ読出する画像読
    出手段と、 データ読出された前記フォーマット画像をデータ表示す
    るデータ表示手段と、 データ表示された前記フォーマット画像への前記診療情
    報の入力操作を受け付ける診療入力手段と、 データ入力された前記診療情報を前記診療作業ごとの診
    療IDおよび前記カルテIDとともにデータ記憶する診
    療記憶手段と、 前記診療IDが入力操作されるID入力手段と、 入力操作された前記診療IDに対応する前記診療情報を
    前記カルテIDとともに前記診療記憶手段からデータ読
    出する診療読出手段と、 前記診療情報とともにデータ読出された前記カルテID
    で前記画像読出手段にデータ読出させて前記データ表示
    手段にデータ表示させる前記フォーマット画像に前記診
    療情報をデータ合成するデータ合成手段と、を具備して
    いるデータ管理システム。
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