JP2003195981A - 情報処理装置、プログラム及びパワースキム実行方法 - Google Patents

情報処理装置、プログラム及びパワースキム実行方法

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JP2003195981A JP2001393121A JP2001393121A JP2003195981A JP 2003195981 A JP2003195981 A JP 2003195981A JP 2001393121 A JP2001393121 A JP 2001393121A JP 2001393121 A JP2001393121 A JP 2001393121A JP 2003195981 A JP2003195981 A JP 2003195981A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の温度やノイズ量を設定できる新たなパ
ワースキムを提供し、実行できるようにする。 【解決手段】 CPUと、このCPUを冷却する冷却手
段とを備えた情報処理装置において、CPUのパフォー
マンス、情報処理装置を駆動するバッテリの稼働時間、
装置の温度、及びCPUを冷却する冷却手段が発するノ
イズ量のうちから選択されるいずれか3つの設定要素の
うち1つ又は2つの設定を受け入れ(ステップS1)、
この設定内容に基づいて冷却手段又はCPUのいずれか
一方又は双方の駆動を制御する(ステップS6、S1
0)ように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、装置温度又はCP
Uの冷却手段が発するノイズの設定を受け入れ、この設
定内容に基づいてCPU又はその冷却手段の少なくとも
一方を制御するようにした情報処理装置、プログラム及
びパワースキム実行方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ノートパソコン等のポータブルな
情報処理装置においては、バッテリモードで使用する場
合、バッテリの稼動時間は重要な要素である。したがっ
て、かかる装置のパワースキムにおいても、バッテリの
稼動時間とCPUのパフォーマンスが主たる要素として
考えられている。図17は従来のノートパソコンのバッ
テリモードにおけるパワースキムとCPU制御との対応
を例示する。同図に示されるように、パワースキムとし
ては最大パフォーマンス、バッテリに合わせたパフォー
マンス、及びバッテリ最長寿命のいずれかを選択するこ
とができる。これらのパワースキムに対し、CPU制御
としては、それぞれフルスピード、ガイザービル、並び
に、ガイザービル及びスロットリングが対応する。ここ
で、ガイザービルとは、スピードステップテクノロジの
一種であり、CPUのクロック周波数を段階的に切り替
える技術をいう。図17中ではガイザービル技術に基づ
いてCPUのクロック周波数を下げる意味で用いられて
いる。スロットリングとは、CPUの動作を間歇的に行
ってCPUの稼働率を下げる制御をいう。このように従
来のパワースキムではバッテリの稼働時間とCPUのパ
フォーマンスを主要素としており、この2つの要素をパ
ラメータとしてCPUの制御が行われている。
【0003】また、図17のいずれのパワースキムにお
いても、CPUを冷却するファンを連続的に動作させる
と、バッテリの稼働時間が短くなる。このため、CPU
が破壊するジャンクション温度を基準としてCPUの温
度の上限値を設定し、CPUの温度がこの上限値を超え
ない必要かつ最小限の駆動となるように、ファンをオン
・オフ制御することによって、できるだけバッテリを消
費しないようにしている。
【0004】図18は従来のパワースキムにおける各要
素間の関係を示す。従来のパワースキムでは、上述のよ
うに、CPUのパフォーマンスとバッテリの稼働時間を
設定要素としているが、同図に示されるように、パフォ
ーマンスとバッテリ稼働時間の各設定値は一対一に対応
している。図中の各矢印151はこの対応関係を示して
いる。この例では、パフォーマンスの設定値として、パ
フォーマンスが高い「ハイ」、中くらいの「ミドル」、
及び低い「ロー」に対し、バッテリ稼働時間の設定値と
して、稼動時間が短い「ロー」、中くらいの「ミド
ル」、及び長い「ハイ」がそれぞれ対応して設定可能と
なっている。したがって、パフォーマンス又はバッテリ
稼働時間のいずれかの設定値を選択すれば他方の設定値
が一義的に決まる。パフォーマンスが「ハイ」のとき、
CPUは高いクロック周波数で駆動され、「ミドル」の
ときは低いクロック周波数で駆動され(ガイザービ
ル)、「ロー」のときは低いクロック周波数でかつ間歇
的に駆動される(ガイザービル及びスロットリング)。
CPU冷却用のファンの駆動は、CPUの温度が、CP
Uのジャンクション温度を基準として定めた上限値を超
えないことのみを目的として行われ、必要最小限となる
ように制御される。このように、従来のパワースキムで
は、ユーザが指定し得る要素はCPUのパフォーマンス
及びバッテリ稼働時間のみとなっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
CPUの性能の向上に伴い、CPUのクロック周波数が
向上し、CPU回りの消費電力が年々増大している。こ
のため、ノートパソコン等の場合、装置内が高温にな
り、カバーの温度も上昇してきている。この結果、ユー
ザが膝の上にノートパソコンを載せて操作するとき、膝
が暖められることになる。この場合、ユーザは周囲の気
温や好みに応じ、カバーの温度を下げたいと考えること
もある。また、騒音の多い環境では、CPUを冷却する
ファンが発するノイズが多少大きくてもかまわないが、
静かな環境では、静寂を保つためにノイズを抑えたいと
いった場合もある。
【0006】そこで、本発明の目的は、情報処理装置に
おいて、かかるユーザの要求に応えられるような新たな
パワースキムを提供し、これを実行できるようにするこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明に係る情報処理装置は、CPUと、前記CP
Uを冷却する冷却手段と、装置の温度又は前記冷却手段
が発するノイズ量の設定を受け入れる設定手段と、この
設定内容に基づいて前記冷却手段若しくはCPUのいず
れか一方又は双方の駆動を制御する制御手段とを具備す
ることを特徴とする。
【0008】また、本発明に係るプログラムは、コンピ
ュータを、その温度の設定又はそのCPUの冷却手段が
発するノイズ量の設定を受け入れる設定手段、及び、こ
の設定内容に基づいて前記コンピュータのCPUの冷却
手段若しくは前記CPUのいずれか一方又は双方の駆動
を制御する制御手段として機能させることを特徴とす
る。
【0009】また、本発明に係るパワースキム実行方法
は、情報処理装置によりその温度の設定又はそのCPU
を冷却する冷却手段が発するノイズ量の設定を受け入れ
る設定工程と、この設定内容に基づいて前記情報処理装
置が有するCPU若しくはその冷却手段のいずれか一方
又は双方の駆動を前記情報処理装置により制御する制御
工程とを具備することを特徴とする。
【0010】これらの発明(以下、単に「本発明」とい
う。)において、情報処理装置としては、ノート型やラ
ップトップ型のポータブルパソコンを始めとする種々の
コンピュータが該当する。冷却手段とは、たとえばファ
ンやペルチェ素子を用いたものや、液冷式のもののよう
に能動的に冷却を行うものが該当する。CPUの駆動制
御のためには、たとえばガイザービルと呼ばれ、CPU
クロックを段階的に変更する技術や、CPUの駆動を間
歇的に行って稼働率を制御するスロットリングを用いる
ことができる。また、情報処理装置若しくはコンピュー
タ(以下、単に「装置」という。)の温度とは、たとえ
ばCPUの温度、CPU近傍の温度、ケースの温度が該
当するが、実際の測定値に裏付けられる絶対的なものに
限らず、比較的高いか低いかといった相対的なものであ
ってもよい。
【0011】この構成において、温度又はノイズ量の設
定が受け入れられると、その設定内容に基づき、冷却手
段又はCPUの駆動が制御される。これにより、装置の
温度又はノイズ量は、設定温度又は設定ノイズ量に対応
したものとなる。したがって、ユーザは、膝の上で装置
を操作する場合等において、周囲の温度等の状況や個々
の事情等に応じて装置の温度を調整したり、周囲の騒音
レベルに応じてノイズ量を調整することができる。
【0012】本発明において、設定手段又は設定工程は
CPUのパフォーマンス、装置を駆動するバッテリの稼
働時間、装置の温度、及び冷却手段が発するノイズ量の
うちから選択されるいずれか3つの設定要素のうち1つ
又は2つの設定を受け入れるものであるとともに、制御
手段又は制御工程はこの設定内容に基づいて冷却手段若
しくはCPUのいずれか一方又は双方の駆動を制御する
ものであってもよい。この場合、設定温度や設定ノイズ
量に加え、CPUのパフォーマンス等をもパラメータと
して、それらの設定内容に従ったパワースキムが実施さ
れることになる。
【0013】またこの場合、設定手段又は設定工程は、
前記3つの設定要素のうち、設定を受け入れた1つ又は
2つ以外の他の2つ又は1つについては、前記受け入れ
た設定の内容及び前記3つの設定要素間の関係に基づい
て設定内容を決定してその結果を表示し、その結果が容
認されることにより間接的に設定を受け入れるものであ
り、制御手段又は制御工程は、直接又は間接的に受け入
れた前記3つの設定要素の設定内容に基づいて冷却手段
若しくはCPUのいずれか一方又は双方の駆動を制御す
るものであってもよい。これにより、前記3つの設定要
素をパラメータとするパワースキムの設定を容易に行う
ことができる。
【0014】この場合、設定手段又は設定工程は、前記
3つの設定要素のそれぞれについて、設定し得る複数の
設定値をそれぞれ表しかつ個別的に指示可能な図形を表
示し、そのいずれか1つ又は2つの図形が指示されるこ
とにより前記直接又は間接的な設定の受入れを行うもの
であってもよい。
【0015】あるいは、設定手段又は設定工程は、前記
3つの設定要素のそれぞれについて、設定値をアナログ
的に示す図形を表示し、その図形が操作されることによ
り前記直接又は間接的な設定の受入れを行うものであっ
てもよい。これによれば、装置温度等について、より詳
細な設定を行うことができる。
【0016】あるいは設定手段又は設定工程は、CPU
のパフォーマンス、装置を駆動するバッテリの稼働時
間、装置温度、及びCPUの冷却手段が発するノイズ量
のうちから選択されるいずれか3つの設定要素のうちい
ずれか2つについての設定値を軸とする2次元平面上
に、残りの1つについての設定可能な設定値がそれぞれ
割り当てられた複数の図形を配置した画像を表示し、い
ずれかの図形が指示されることにより前記3つの設定要
素についての設定を受け入れるものであるとともに、制
御手段又は制御工程は前記3つの設定要素についての設
定内容に基づいて冷却手段若しくはCPUのいずれか一
方又は双方の駆動の制御を行うものであってもよい。こ
れによれば、前記3つの設定要素をパラメータとするパ
ワースキムの設定を、1つの図形を指示するだけで、容
易に行うことができる。
【0017】また、設定手段又は設定工程は、装置のケ
ースの温度を参照してCPUや冷却手段の駆動制御を行
うものであるのが好ましい。これによれば、装置を膝の
上で操作する場合などのように、ユーザが直接体感する
温度を基準として、冷却手段等の制御を行うことができ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態に係る
ノートパソコンにおける主要部を示すブロック図であ
る。図中の1は情報処理を行うためのメインCPUであ
る。2はCPU1を冷却するためのファン、3はCPU
1の内部温度を測定するためのサーマルダイオード、4
はノートパソコンのケースの温度を測定するためのサー
マルダイオード、5はサーマルダイオード3及び4に電
流を流してCPU1の内部温度及びケース温度を測定す
るサーマルセンサ、6はサーマルセンサ5からI2Cバ
ス7を介して得られる温度情報に基づき、CPU1やケ
ースの温度が設定温度となるようにファン2の駆動を制
御するサブCPUであり、これらにより冷却部を構成し
ている。
【0019】サブCPU6はパルス信号PWMをファン
2に与え、フィードバックされるファン2の回転数に基
づき、パルス信号PWMのパルス幅を調整することによ
ってファン2の回転数が目標の回転数となるように制御
する。パルス信号PWMはファン2においてパルス幅に
対応する直流電圧に変換され、ファンを回転させる。な
お、かかるフィードバック制御によらず、回転数と電圧
値との関係に基づき、ファン2に付与する電圧を制御し
て、ファン2の回転数を制御するようにしてもよい。C
PU6はまた、ファン2の駆動を間歇的に行うことによ
り、ファン2の稼働率を制御することもできる。
【0020】CPU1はノースブリッジ8及びサウスブ
リッジ9を介してサブCPU6との間でデータの受渡し
を行うことが可能となっている。CPU1はこの経路を
介して、サブCPU6がファン2の駆動を制御するとき
の設定温度を変更することにより、サブCPU6による
ファン2の冷却動作を制御できるようになっている。
【0021】図2はソフトウェア構成の面からみたファ
ン2の制御形態を示す。21はノートパソコンにインス
トールされているOS(オペレーティングシステム)、
22はノートパソコンのBIOS(Basic Input Output
System)、23は上述のサブCPU6等で構成された
冷却部である。冷却部23は上述のように、サブCPU
6がサーマルセンサ5の出力に基づき、CPU1等が設
定温度となるようにファン2の駆動を制御してCPU1
を冷却する。その際、OS21はバイオス22を介して
設定温度を変更することにより、冷却部23における冷
却動作を制御することができる。
【0022】図3はCPU1のパフォーマンスの制御に
関係するソフトウェア構成を示す。31はOS21上で
稼動するアプリケーションプログラム、32はアプリケ
ーションプログラム31やOS21から参照され、バイ
オス22を介してCPU1のパフォーマンスを変更する
ためのアプレットである。OS21の立上げ時にはバイ
オス22自身がCPU1のパフォーマンスをデフォルト
値にセットするが、その後は、OS21やアプリケーシ
ョンプログラム31は、アプレット32によりバイオス
22を介してCPU1のパフォーマンスを変更すること
ができる。パフォーマンスの変更には、CPUのクロッ
ク周波数を段階的に切り替えるガイザービル技術や、C
PUを間歇的に駆動させて稼働率を下げるスロットリン
グ等が用いられる。
【0023】図4(a)は図1の装置におけるパワース
キムを示す。このパワースキムは、装置の温度、CPU
のパフォーマンス及びバッテリの稼働時間からなる3つ
の要素で構成されている。温度の設定値としては、温度
が高い「ハイ」、中程度の「ミドル」、低い「ロー」、
及び極めて低い「ウルトラ・ロー」が定義され、設定可
能となっている。パフォーマンスの設定値としては、パ
フォーマンスが高い「ハイ」、中程度である「ミド
ル」、及び低い「ロー」が定義され、設定可能となって
いる。バッテリ稼働時間の設定値としては、稼働時間が
短い「ショート」、中程度に短い「ミドル・ショー
ト」、中程度に長い「ミドル・ロング」、及び長い「ロ
ング」が定義され、設定可能となっている。
【0024】図中の各矢印41は、3要素の各設定値の
可能な組合せを示している。たとえば、温度を「ミド
ル」、パフォーマンスを「ミドル」に設定すれば、3要
素間の関係に基づき、バッテリ稼働時間は「ミドル・ロ
ング」に決まる。また、温度を「ロー」、パフォーマン
スを「ミドル」に設定すれば、バッテリ稼働時間は「ミ
ドル・ショート」に決まる。ただし、ファン2の冷却能
力やバッテリの容量如何によっては、矢印41で示され
る組合せ以外の組合せも可能である。
【0025】パフォーマンスの設定が「ハイ」のとき、
CPUは高いクロック周波数で駆動され、「ミドル」の
ときは低いクロック周波数で駆動され、「ロー」のとき
は低いクロック周波数でかつ間歇的に駆動される。ま
た、温度の設定が「ハイ」、「ミドル」、「ロー」又は
「ウルトラ・ロー」であるかに応じ、対応する目標温度
が冷却部23に与えられ、CPU1の温度又はケースの
温度が目標温度となるようにファン2の駆動が制御され
る。したがって、たとえば温度の設定が同じ場合でも、
パフォーマンスの設定が高ければCPU1の発熱量は大
きいので、ファン2はより多く、又はより大きな回転数
で、駆動されることになる。
【0026】図4(b)はこのパワースキムによる各要
素の設定を行うためのGUI(Graphical User Interfa
ce)画像を示す。この画像では、装置温度、CPU1の
パフォーマンス、及びバッテリ稼働時間のそれぞれにつ
いて、設定し得る各設定値をそれぞれが表しかつ個別に
指示可能な図形42が表示されている。いずれか1つ又
は2つの図形42が指示されることにより、直接又は間
接的に、設定の受入れが行われる。たとえば同図に示す
ように、ユーザが温度を「ウルトラ・ロー」、パフォー
マンスを「ロー」に設定すれば、3要素間の関係に基づ
き、バッテリ稼働時間は「ミドル・ロング」に決まるの
で、その旨が表示される。この結果を容認すれば、バッ
テリ駆動時間は「ミドル・ロング」に間接的に設定され
ることになる。このようにしてパワースキムの設定がな
されると、設定内容に基づき、CPU1の駆動及びファ
ン2の駆動が制御されることになる。
【0027】なお、3要素の設定順序は特に決めなくて
もよい。たとえば、バッテリ稼働時間及びCPUのパフ
ォーマンスを先に設定し、温度はそれらの設定内容に基
づき間接的に設定されるようにすることもできる。ま
た、いずれか1つの要素を設定するだけで、他の2つの
要素を決定し、その2つの要素については間接的に設定
を受け入れるようにしてもよい。
【0028】図5は図1の装置におけるパワースキムと
マシン・コントロールとの関係を例示する。図5(a)
に示すように、温度を「ウルトラ・ロー」、パフォーマ
ンスを「ロー」に設定すると、バッテリ稼働時間は「ミ
ドル・ロング」に決まる。この場合、パフォーマンスが
「ロー」であるため、CPU1のクロック周波数を低速
とし(ガイザービル)、かつスロットリングによりCP
U1を間歇駆動する。また、温度の設定が「ウルトラ・
ロー」であるため、ファン2による冷却能力が最大とな
るようにファン2の駆動を制御する。この結果、バッテ
リの稼働時間は「ミドル・ロング」となる。
【0029】一方、図5(b)に示すように、温度を
「ミドル」、パフォーマンスを「ハイ」に設定すると、
バッテリ稼働時間は「ショート」に決まる。この場合、
パフォーマンスが「ハイ」であるため、CPU1のクロ
ック周波数を最大にする。また温度の設定が「ミドル」
であるため、ファン2による冷却能力が最大となるよう
にファン2の駆動を制御する。つまり、CPU1の発熱
量が最大であるため、温度を「ミドル」とするために
は、ファン2による冷却能力を最大とする必要がある。
また、クロック周波数及びファン2の冷却能力が最大で
あるため、バッテリ稼働時間は「ショート」となる。
【0030】また、パワースキムの設定可能な要素とし
て、図6(a)に示すように、CPU1やケース等の装
置温度、装置を駆動するバッテリの稼働時間及びファン
2が発するノイズ量を採用してもよい。また、同図
(b)に示すように、CPU1やケース等の装置温度、
CPU1のパフォーマンス及びファン2が発するノイズ
量を採用してもよい。ノイズ量の設定値としては、たと
えば、図5に示されるように、ノイズ量が高い「ハ
イ」、通常である「ノーマル」及び低い「ロー」を採用
することができる。ノイズ量のコントロールは、サブC
PU6によってファン2の回転数やオン・オフを制御す
ることにより行うことができる。
【0031】このように、装置温度とともにノイズ量を
パワースキムにおける設定可能な要素とすることによっ
て、ユーザはノイズ量が高くなることとの引換えに、よ
り低温の操作環境を選択することができる。ただしその
場合、バッテリ稼働時間は多少短くなる。具体的には、
図6(a)のパワースキムにおいて、たとえば温度を
「ロー」、バッテリ稼働時間を「ミドル・ショート」、
ノイズ量を「ハイ」に設定すればよい。また、図6
(b)のパワースキムでは、温度を「ロー」、パフォー
マンスを「ミドル」、ノイズ量を「ハイ」に設定すれば
よい。このような設定は新幹線の中などのように騒音の
多い環境でノートパソコンを使用するときに有効であ
る。
【0032】これとは逆に、ミーティングの席上や発表
会のような静かな環境においては、ノイズ量を低く設定
することにより、CPUのパフォーマンスを低くして発
熱を抑え、ファンの回転数を下げる選択を行うことがで
きる。この場合、パフォーマンスは下がるが、CPU及
びファンの消費電力が減少するため、バッテリ稼働時間
は長くなる。具体的にはたとえば、図6(a)のパワー
スキムにおいて、ノイズ量を「ロー」、温度を「ミド
ル」に設定すれば、バッテリ稼働時間は、「ミドル・ロ
ング」に決まる。この決定は、ノイズ量、温度及びバッ
テリ稼働時間の関係に基づく計算又は対応テーブルの参
照により行うことができる。また、図6(b)のパワー
スキムでは、ノイズ量を「ロー」、パフォーマンスを
「ミドル」に設定すれば、温度は、これら要素間の関係
に基づき、「ミドル」となる。なお、たとえばノイズ量
を「ロー」とし、パフォーマンスを「ハイ」とするよう
な設定は不可能である。ファンの回転数を落とし、かつ
発熱の大きいハイパフォーマンスとすることはありえな
いからである。したがって、パワースキムを構成する3
つの要素のうち、いずれか1つの設定値を選択した時点
で、次に選択する要素の設定値の選択範囲はより限定さ
れたものとなる。
【0033】図7は図1の装置におけるパワースキムの
設定を行うためのGUI画像の別の例を示す。このGU
I画像は、CPU1のパフォーマンス、装置温度、及び
バッテリ稼働時間からなる各設定要素について、設定値
をアナログ的に示す図形を表示し、その図形が操作され
ることにより直接又は間接的に設定の受入れを行うため
のものである。図中の71〜73はそれぞれCPU1の
パフォーマンス、装置の温度、及びバッテリ稼働時間の
設定用のバー、74〜76はバー71〜73上において
各設定値の目安を示すインジケータであり、これらの図
形により、各設定値をアナログ的に示している。各イン
ジケータ74〜76はポインティングデバイス等でバー
71〜73上をスライドさせることができるようになっ
ている。ただし、各インジケータ74〜76のスライド
位置は、各要素間の関係に従い、いずれか2つが決まれ
ば残りの1つも決まる関係にある。また、1つを移動さ
せれば、他の2つのいずれか又は双方の位置が調整され
る。たとえば、装置温度を下げると、パフォーマンスは
下がり、バッテリ稼働時間は短くなる傾向にあるため、
装置温度を示すインジケータ75の位置を下げると、パ
フォーマンスのインジケータ74及びバッテリ稼働時間
のインジケータ76の双方又は一方が自動的に下がる。
このようにして、図7のGUI画像によっても、各要素
の設定を直接的又は間接的に行うことができる。このG
UI画像によれば、各要素の設定をより詳細に行うこと
ができる。ただしその場合、図1の装置の構成が、その
詳細な設定に対応してファン2等を詳細に制御できるも
のでなければならない。
【0034】図8は図1の装置におけるパワースキムの
設定を行うためのGUI画像のさらに別の例を示す。こ
の画像は、バッテリ稼働時間、及び装置温度の設定値を
軸とする2次元平面上に、CPU1のパフォーマンスに
ついての設定可能な設定値がそれぞれ割り当てられた複
数のボタン図形81〜86を配置したものである。いず
れかのボタン図形81〜86がポインティングデバイス
等で指示されることにより各要素の設定を受け入れるこ
とができる。各要素が設定されると、その設定内容に基
づいてCPU1及びファン2の駆動制御が行われる。右
に位置するボタン図形ほどバッテリ稼働時間を長く設定
し、上に位置するボタン図形ほど温度を高く設定する。
また、左上のボタン図形81〜83はパフォーマンスを
最大に設定し、右下のボタン84〜86はパフォーマン
スを適度な値に設定するためのものである。各ボタン図
形81〜86の位置は、各ボタン図形に割り当てられた
パフォーマンスの設定値と、縦軸及び横軸で示される温
度及びバッテリ稼働時間の設定値との間の関係に基づい
て定められている。これによれば、いずれかのボタン図
形を指示するだけで、パワースキムを構成する各要素の
設定を行うことができる。
【0035】図9は図1の装置におけるパワースキムの
設定を行うためのGUI画像の他の例を示す。この画像
は、バッテリ稼働時間、及びCPU1のパフォーマンス
の設定値を軸とする2次元平面上に、装置温度について
の設定可能な設定値がそれぞれ割り当てられた複数のボ
タン図形91〜94を配置したものである。いずれかの
ボタン図形をポインティングデバイス等で指示すること
により所望のパワースキムの設定を行うことができるよ
うになっている。右に位置するボタン図形ほどバッテリ
稼働時間を長く設定し、上に位置するボタン図形ほどパ
フォーマンスを高く設定する。また、ボタン図形91及
び93は温度を中程度に設定し、右上のボタン92は温
度を高く設定し、そしてボタン94は温度を低く設定す
るためのものである。各ボタン図形91〜94の位置
は、各ボタン図形に割り当てられた温度の設定値と、縦
軸及び横軸で示されるパフォーマンス及びバッテリ稼働
時間の設定値との間の関係に基づいて定められている。
これによれば、いずれかのボタン図形を指示するだけ
で、パワースキムを構成する各要素の設定を行うことが
できる。
【0036】図10は図1の装置において、CPU1の
パフォーマンスは一定であるが、温度設定が異なる各場
合におけるCPU1の温度変化を例示する。101はC
PU1のジャンクション温度を基準としてCPU1を保
護するために定められたCPU1の温度の上限値である
100℃を示すライン、102はパワースキムに基づく
温度設定が前記上限値より低い場合におけるCPU1の
温度の上限値を示すラインである。
【0037】時刻t1においてノートパソコンの電源が
投入され、CPU1の動作が開始すると、時間の経過と
ともにCPU1の温度が上昇する。パワースキムにおけ
る温度設定が最大である場合、CPU1の温度が時刻t
2においてライン101で示される上限値に達すると、
サブCPU6はファン2の駆動を開始し、CPU1を冷
却する。CPU1の温度が時刻t3において90℃まで
下がると、サブCPU6はファン2の駆動を停止させ
る。すると、再びCPU1の温度は上昇を開始する。こ
のようにしてサブCPU6はファン2のオン・オフを繰
り返すことによって、ライン103で示されるように、
CPU1の温度を、100℃を超えないように制御す
る。
【0038】一方、パワースキムにおける温度設定が低
い場合には、CPU1の温度がライン102で示される
上限値を超えないように制御する。制御は同様にファン
2を間歇的に駆動することによって行う。この場合、C
PU1の温度変化はライン104のようになり、CPU
1の温度はライン102の上限値よりも低いレベルに維
持される。また、パワースキムにおける温度設定がさら
に低い場合には、サブCPU6は電源投入時からファン
2を連続的に回転させ、CPU1の温度を、ライン10
5のように、さらに低い一定の値に維持する。
【0039】なお、従来技術においては、CPU1保護
のためにライン101を超えず、かつバッテリ稼働時間
を最も長くするという観点のみから、ライン103で示
される制御のみが行われている。
【0040】図11は、図1の装置において、図10の
ようにCPU1の温度を制御した場合におけるケースの
温度変化を例示する。図11中のライン111〜115
は図10におけるライン101〜105に対応し、ライ
ン113〜115はそれぞれパワースキムにおける温度
設定が最高の場合、それより低い場合、及びさらに低い
場合におけるケースの温度変化を示している。図11に
示されるように、ケースの温度はCPU1の温度に比べ
て低く、半分程度となっている。ノートパソコンが膝の
上で操作されることを想定した場合、膝に触れるケース
の温度がより重要な要素となる。したがって、パワース
キムの温度設定に基づくファン2の駆動制御は、サーマ
ルダイオード4で測定されるケース温度をモニタして行
うのが好ましい。
【0041】図12は図1の装置において、CPU1の
クロック周波数がガイザービル技術により変化する場合
におけるCPU1の温度の時間変化を示す。図中の12
1は図10におけるライン101と同様にCPU1の保
護という観点で定められたCPU1の温度の上限値を示
すラインである。パワースキムにおける温度設定が最大
である場合においてクロック周波数が高いときは、CP
U1の温度はライン122で示されるように変化する。
すなわち、図10におけるライン103の場合と同様に
サブCPU6はファン2を間歇的に駆動し、CPU1の
温度がライン121を超えないように制御する。パワー
スキムにおける温度設定が最大である場合においてクロ
ック周波数が低いときは、CPU1の温度はライン12
3で示されるように変化する。クロック周波数が低いの
で、CPU1の発熱量が小さく、温度の上昇速度が小さ
いからである。ただしこの場合も、CPU1の温度がラ
イン121を超えないように制御される。このことは、
従来のように、装置温度を低くする設定を行うことな
く、CPU1のパフォーマンスを下げただけでは、ライ
ン121で示される最高温度に到達するまでの時間が長
くなり、あるいはファンの駆動が開始するのが遅くなる
だけで、結局はCPU1の温度は最高温度に到達してし
まうことを示している。一方、本発明に従い、パワース
キムにおける温度設定を低くした場合においてクロック
周波数が低いときは、CPU1の温度は、ライン124
で示されるように変化する。すなわち、サブCPU6
は、電源投入時からファン2を連続的に駆動し、これに
より、CPU1の温度をより低い一定値に維持する。こ
の場合の一定値は、図10のライン105の場合よりも
低い。CPU1の発熱量がライン105の場合よりも小
さいからである。すなわち、ファン2を同様に連続的に
回転する場合でも、CPU1のパフォーマンスが異なれ
ば、CPU1の温度も異なるものとなる。ただし、一定
値に達するまでの時間は図10の場合に比べて長くな
る。
【0042】図13は図1の装置において、図12のよ
うにCPU1の温度を制御した場合におけるケースの温
度変化を示す。図13中のライン131〜134は図1
2におけるライン121〜124に対応している。ライ
ン132はパワースキムにおける温度設定が最大である
場合においてクロック周波数が高いとき、ライン133
はパワースキムにおける温度設定が最大である場合にお
いてクロック周波数が低いとき、ライン134はパワー
スキムにおける温度設定が低い場合においてクロック周
波数が低いときのケース温度の変化を示している。この
場合も、ケースの温度はCPU1の温度に比べて低く、
半分程度となっている。
【0043】図14は図1の装置におけるパワースキム
の実行手順を示す。パワースキム設定用のプログラムが
起動されると、OS21又はアプリケーションプログラ
ム31(以下、単に「プログラム」という。)は、ステ
ップS1において、パワースキムの設定を受け入れる。
この設定の受入れは、図4〜図9に示されるようなGU
I画像を介して、各設定要素の設定値が選択されること
により行うことができる。次にステップS2において、
プログラムは、受け入れた設定内容に基づき、パワース
キムを実行するためのファン2の回転数(スピード値)
及びCPU1のスピードモードを設定するための計算を
行う。得られたファン2の回転数(S3)は、ステップ
S4においてBIOSを経由し、ステップS5において
サブCPU6に受け渡される。サブCPU6はステップ
S6において、受け渡されたスピード値に基づき、ファ
ン2の回転数を制御する。
【0044】一方、ステップS2において得られたCP
U1のスピードモード(S7)は、ステップS8におい
てアプレット32を経由し、ステップS9においてBI
OS22に渡される。BIOS22は、ステップS10
において、CPU1をそのスピードモードに設定する。
スピードモードとしては、たとえばCPU1を最大のク
ロック周波数で動作させるフルスピード、クロック周波
数を低くするガイザービル、及びガイザービルと、CP
U1を間歇的に駆動させるスロットリングとを同時に用
いるモードの3種類がある。
【0045】このように、パワースキムを構成する各設
定要素の設定値に基づいてファン2及びCPU1の駆動
を制御することにより、パワースキムを実行することが
できる。
【0046】図15及び図16は、上述のステップS1
におけるパワースキムの選択処理の手順を示す。ステッ
プS1の処理においては、装置の温度を設定要素として
含むパワースキム又はノイズを設定要素として含むパワ
ースキムのいずれかを選択することが可能となってお
り、温度を設定要素として含むパワースキムの選択がな
された場合は図15の処理、ノイズを設定要素として含
むパワースキムの選択がなされた場合は図16の処理が
行われる。
【0047】図15の処理では、装置温度、CPU1の
パフォーマンス、及びバッテリ稼働時間の三者をパワー
スキムの設定要素としている。この場合、GUI画像と
しては、たとえば、図4(b)や図7のものを用いるこ
とができる。このようなGUI画像を介し、ステップS
11のように温度とパフォーマンスの設定値が選択さ
れ、入力されたときは、三者間の関係に基づき、バッテ
リ稼働時間の設定値も決まる。ステップS12のよう
に、温度とバッテリ稼働時間の設定値が入力されたとき
は、パフォーマンスも決まる。ステップS13のよう
に、パフォーマンス及びバッテリ稼働時間が入力された
場合は、温度が決まる。このようにして、三者のうち2
つの要素について設定値が入力されると、残りの1つの
要素についてもその設定値が決まるので、決定した設定
値を示す表示を行い、それが容認されれば、三者の設定
値が確定する。
【0048】図16の処理では、ファン2のノイズレベ
ル、CPU1のパフォーマンス、及びバッテリ稼働時間
の三者をパワースキムの設定要素としている。この場合
も、GUI画像としては、前記三者のそれぞれについ
て、設定し得る複数の設定値をそれぞれ表しかつ個別に
指示可能な図形を表示し、そのいずれか2つの図形が指
示されることにより設定の受入れを行うものや、前記三
者のそれぞれについて、設定値をアナログ的に示す図形
を表示し、その図形が操作されることにより設定の受入
れを行うものを用いることができる。このようなGUI
画像を介し、ステップS21のようにノイズレベルとパ
フォーマンスの設定値が選択され、入力されたときは、
三者間の関係に基づき、バッテリ稼働時間の設定値も決
まる。ステップS22のように、ノイズレベルとバッテ
リ稼働時間の設定値が入力されたときは、パフォーマン
スも決まる。ステップS23のように、パフォーマンス
及びバッテリ稼働時間が入力された場合は、ノイズレベ
ルが決まる。このようにして三者のうち2つの要素につ
いて設定値が入力されると、残りの1つの要素について
もその設定値が決まるので、決定した設定値を示す表示
を行い、それが容認されれば、三者の設定値が確定す
る。
【0049】本実施形態によれば、装置温度やノイズ量
をパワースキムの設定要素としたため、ユーザはノート
パソコンの温度やノイズ量を、周囲の温度や騒音レベル
等に応じ適宜変更することができる。また、CPU1の
パフォーマンス、バッテリ稼働時間、ファン2が発する
ノイズ量、及び装置温度からなる三者のうちいずれか2
つの設定を受け入れるとともに、他の1つについては、
前記2つについて受け入れた設定の内容及び三者間の関
係に基づいて設定内容を決定してその結果を表示し、そ
の結果が容認されることにより間接的に設定を受け入れ
るようにしたため、パワースキムの設定を、より多様な
形で行うことができる。
【0050】また、前記三者のそれぞれについて、設定
し得る複数の設定値をそれぞれ表しかつ個別に指示可能
な図形42を表示し、そのいずれか1つ又は2つの図形
42が指示されることにより設定の受入れを行うように
したため、各要素の設定を容易に行うことができる。ま
た、前記三者のそれぞれについて、設定値をアナログ的
に示す図形71〜76を表示し、その図形が操作される
ことにより設定の受入れを行うようにしたため、より詳
細な設定を行うことができる。
【0051】また、装置温度及びバッテリ稼働時間の設
定値を軸とする2次元平面上に、CPU1のパフォーマ
ンスについての設定可能な設定値がそれぞれ割り当てら
れた複数の図形81〜86を配置した画像を表示し、い
ずれかの図形が指示されることによりこれら三者につい
ての設定を受け入れるようにしたため、これら三者を設
定要素とするパワースキムの設定を容易に行うことがで
きる。また、CPU1のパフォーマンス及びバッテリ稼
働時間の設定値を軸とする2次元平面上に、装置温度に
ついての設定可能な設定値がそれぞれ割り当てられた複
数の図形91〜94を配置した画像を表示し、いずれか
の図形が指示されることによりこれら三者についての設
定を受け入れるようにしたため、これら三者を設定要素
とするパワースキムの設定を、容易に行うことができ
る。また、ノートパソコンのケース温度を参照してCP
U1やファン2の駆動の制御を行うようにしたため、ケ
ース温度を基準として装置温度を好みに設定することが
できる。
【0052】なお、本発明は上述の実施形態に限定され
ることなく、適宜変形して実施することができる。たと
えば、上述においてはノートパソコンを対象としている
が、この代わりに、ラップトップ型、サブノート型、パ
ームトップ型等の種々の情報処理装置を対象として本発
明を適用することができる。また、上述においては、冷
却手段としてファン2を用いているが、この代わりにペ
ルチェ素子や、液冷式等の他の冷却手段を用いてもよ
い。また、上述においては、パワースキム設定用の画面
としてGUI画面を用いているが、この代わりに、CU
I(キャラクター・ユーザー・インターフェース)を用
い、パワースキムを構成する各要素についての設定値
を、たとえば「温度(1:ハイ,2:ミドル,3:ロ
ー,4:ウルトラロー)→ 、パフォーマンス(1:
ハイ,2:ミドル,3:ロー)→ 、バッテリ(1:
ショート,2:ミドルショート,3:ミドルロング,
4:ロング)→ 」のようにメニュー表示し、対応す
る数字の入力がなされることにより設定を受け入れるよ
うにしてもよい。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、装
置温度やノイズレベルを設定できるようにし、その設定
に基づいて冷却手段又はCPUの少なくとも一方の駆動
を制御するようにしたため、ユーザが周囲の環境や好み
に応じ、装置の温度やノイズ量を設定できる、新たなパ
ワースキムを提供し、これを実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るノートパソコンにお
ける主要部を示すブロック図である。
【図2】図1の装置におけるソフトウェア構成の面から
みたファンの制御形態を示すブロック図である。
【図3】図1の装置におけるCPUのパフォーマンスの
制御に関係するソフトウェア構成を示すブロック図であ
る。
【図4】図1の装置におけるパワースキム及びその設定
のためのGUI画像を示す図である。
【図5】図1の装置におけるパワースキムとマシン・コ
ントロールとの関係を例示する図である。
【図6】図1の装置における別のパワースキムを示す図
である。
【図7】図1の装置におけるパワースキムの設定を行う
ためのGUI画像の別の例を示す図である。
【図8】図1の装置におけるパワースキムの設定を行う
ためのGUI画像のさらに別の例を示す図である。
【図9】図1の装置におけるパワースキムの設定を行う
ためのGUI画像の他の例を示す図である。
【図10】図1の装置におけるCPUの温度変化を例示
するグラフである。
【図11】図1の装置におけるケース温度の変化を例示
するグラフである。
【図12】図1の装置におけるCPUの温度変化を例示
する別のグラフである。
【図13】図1の装置におけるケース温度の変化を例示
する別のグラフである。
【図14】図1の装置におけるパワースキムの実行手順
を示すフローチャートである。
【図15】図14のステップS1におけるパワースキム
の選択処理の手順を示すフローチャートである。
【図16】図14のステップS1におけるパワースキム
の選択処理の手順を示す別のフローチャートである。
【図17】従来のノートパソコンのバッテリモードにお
けるパワースキムとCPU制御との対応を例示する図で
ある。
【図18】従来のパワースキムにおける各要素間の関係
を示す図である。
【符号の説明】
1:メインCPU、2:ファン、3,4:サーマルダイ
オード、5:サーマルセンサ、6:サブCPU、7:I
2Cバス、8:ノースブリッジ、9:サウスブリッジ、
21:OS、22:BIOS、23:冷却部、31:ア
プリケーションプログラム、32:アプレット、41:
矢印、42:指示可能な図形、71〜73:バー、74
〜76:インジケータ、81〜86,91〜94:ボタ
ン図形、101,102,111,112,121,1
31:上限値を示すライン、103〜105,113〜
115,122〜124,132〜134:温度変化を
示すライン。
フロントページの続き (72)発明者 湯沢 茂 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内 (72)発明者 木下 秀徳 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CPUと、前記CPUを冷却する冷却手
    段と、装置温度の設定を受け入れる設定手段と、この設
    定温度に基づいて前記冷却手段又はCPUのいずれか一
    方又は双方の駆動を制御する制御手段とを具備すること
    を特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 CPUと、前記CPUを冷却する冷却手
    段と、前記冷却手段が発するノイズ量の設定を受け入れ
    る設定手段と、この設定ノイズ量に基づいて前記冷却手
    段又はCPUのいずれか一方又は双方の駆動を制御する
    制御手段とを具備することを特徴とする情報処理装置。
  3. 【請求項3】 CPUと、 前記CPUを冷却する冷却手段と、 前記CPUのパフォーマンス、装置を駆動するバッテリ
    の稼働時間、装置温度、及び前記冷却手段が発するノイ
    ズ量のうちから選択されるいずれか3つの設定要素のう
    ち1つ又は2つの設定を受け入れる設定手段と、 この設定内容に基づいて前記冷却手段又はCPUのいず
    れか一方又は双方の駆動を制御する制御手段とを具備す
    ることを特徴とする情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記設定手段は、前記3つの設定要素の
    うち、設定を受け入れた1つ又は2つ以外の他の2つ又
    は1つについては、前記受け入れた設定の内容及び前記
    3つの設定要素間の関係に基づいて設定内容を決定して
    その結果を表示し、その結果が容認されることにより間
    接的に設定を受け入れるものであり、前記制御手段は直
    接又は間接的に受け入れた前記3つの設定要素の設定内
    容に基づいて前記駆動の制御を行うものであることを特
    徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記設定手段は前記3つの設定要素のそ
    れぞれについて、設定し得る複数の設定値をそれぞれ表
    しかつ個別に指示可能な図形を表示し、そのいずれか1
    つ又は2つの図形が指示されることにより前記直接又は
    間接的な設定の受入れを行うものであることを特徴とす
    る請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】 前記設定手段は前記3つの設定要素のそ
    れぞれについて、設定値をアナログ的に示す図形を表示
    し、その図形が操作されることにより前記直接又は間接
    的な設定の受入れを行うものであることを特徴とする請
    求項4に記載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】 CPUと、 前記CPUを冷却する冷却手段と、 前記CPUのパフォーマンス、装置を駆動するバッテリ
    の稼働時間、装置温度、及び前記冷却手段が発するノイ
    ズ量のうちから選択されるいずれか3つの設定要素のう
    ちいずれか2つについての設定値を軸とする2次元平面
    上に、残りの1つについての設定可能な設定値がそれぞ
    れ割り当てられた複数の図形を配置した画像を表示し、
    いずれかの図形が指示されることにより前記3つの設定
    要素についての設定を受け入れる設定手段と、 この設定内容に基づいて前記冷却手段又はCPUのいず
    れか一方又は双方の駆動を制御する制御手段とを具備す
    ることを特徴とする情報処理装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、装置のケースの温度を
    参照して前記駆動の制御を行うものであることを特徴と
    する請求項1〜7のいずれか1項に記載の情報処理装
    置。
  9. 【請求項9】 コンピュータを、その温度の設定を受け
    入れる設定手段、及び、この設定温度に基づいて前記コ
    ンピュータのCPUの冷却手段又は前記CPUのいずれ
    か一方又は双方の駆動を制御する制御手段として機能さ
    せることを特徴とするプログラム。
  10. 【請求項10】 コンピュータを、そのCPUの冷却手
    段が発するノイズ量の設定を受け入れる設定手段、及
    び、この設定ノイズ量に基づいて前記CPUの冷却手段
    又は前記CPUのいずれか一方又は双方の駆動を制御す
    る制御手段として機能させることを特徴とするプログラ
    ム。
  11. 【請求項11】 CPUと、前記CPUを冷却する冷却
    手段とを有するコンピュータを、 前記CPUのパフォーマンス、前記コンピュータを駆動
    するバッテリの稼働時間、前記コンピュータの温度、及
    び前記冷却手段が発するノイズ量のうちから選択される
    いずれか3つの設定要素のうち1つ又は2つの設定を受
    け入れる設定手段、並びにこの設定内容に基づいて前記
    冷却手段又はCPUのいずれか一方又は双方の駆動を制
    御する制御手段として機能させることを特徴とするプロ
    グラム。
  12. 【請求項12】 前記設定手段は、前記3つの設定要素
    のうち、設定を受け入れた1つ又は2つ以外の他の2つ
    又は1つについては、前記受け入れた設定の内容及び前
    記3つの設定要素間の関係に基づいて設定内容を決定し
    てその結果を表示し、その結果が容認されることにより
    間接的に設定を受け入れるものであり、前記制御手段は
    直接又は間接的に受け入れた前記3つの設定要素の設定
    内容に基づいて前記駆動の制御を行うものであることを
    特徴とする請求項11に記載のプログラム。
  13. 【請求項13】 前記設定手段は前記3つの設定要素の
    それぞれについて、設定し得る複数の設定値をそれぞれ
    表しかつ個別に指示可能な図形を表示し、そのいずれか
    1つ又は2つの図形が指示されることにより前記直接又
    は間接的な設定の受入れを行うものであることを特徴と
    する請求項12に記載のプログラム。
  14. 【請求項14】 前記設定手段は前記3つの設定要素の
    それぞれについて、設定値をアナログ的に示す図形を表
    示し、その図形が操作されることにより前記直接又は間
    接的な設定の受入れを行うものであることを特徴とする
    請求項12に記載のプログラム。
  15. 【請求項15】 CPUと、前記CPUを冷却する冷却
    手段とを有するコンピュータを、 前記CPUのパフォーマンス、前記コンピュータを駆動
    するバッテリの稼働時間、前記コンピュータの温度、及
    び前記冷却手段が発するノイズ量のうちから選択される
    いずれか3つの設定要素のうちいずれか2つについての
    設定値を軸とする2次元平面上に、残りの1つについて
    の設定可能な設定値がそれぞれ割り当てられた複数の図
    形を配置した画像を表示し、いずれかの図形が指示され
    ることにより前記3つの設定要素についての設定を受け
    入れる設定手段、並びにこの設定内容に基づいて前記冷
    却手段又はCPUのいずれか一方又は双方の駆動を制御
    する制御手段として機能させることを特徴とするプログ
    ラム。
  16. 【請求項16】 前記制御手段は、前記コンピュータの
    ケースの温度を参照して前記駆動の制御を行うものであ
    ることを特徴とする請求項9〜15のいずれか1項に記
    載のプログラム。
  17. 【請求項17】 情報処理装置によりその温度の設定を
    受け入れる設定工程と、この設定温度に基づいて前記情
    報処理装置が有するCPU又はその冷却手段のいずれか
    一方又は双方の駆動を前記情報処理装置により制御する
    制御工程とを具備することを特徴とするパワースキム実
    行方法。
  18. 【請求項18】 情報処理装置によりそのCPUを冷却
    する冷却手段が発するノイズ量の設定を受け入れる設定
    工程と、この設定ノイズ量に基づいて前記冷却手段又は
    CPUのいずれか一方又は双方の駆動を前記情報処理装
    置により制御する制御工程とを具備することを特徴とす
    るパワースキム実行方法。
  19. 【請求項19】 情報処理装置によりそのCPUのパフ
    ォーマンス、前記情報処理装置を駆動するバッテリの稼
    働時間、前記情報処理装置の温度、及び前記CPUの冷
    却手段が発するノイズ量のうちから選択されるいずれか
    3つの設定要素のうち1つ又は2つの設定を受け入れる
    設定工程と、 この設定内容に基づいて前記冷却手段又はCPUのいず
    れか一方又は双方の駆動を前記情報処理装置により制御
    する制御工程とを具備することを特徴とするパワースキ
    ム実行方法。
  20. 【請求項20】 前記設定工程では、前記3つの設定要
    素のうち、設定を受け入れた1つ又は2つ以外の他の2
    つ又は1つについては、前記受け入れた設定の内容及び
    前記3つの設定要素間の関係に基づいて設定内容を決定
    してその結果を表示し、その結果が容認されることによ
    り間接的に設定を受け入れ、前記制御工程では、直接又
    は間接的に受け入れた前記3つの設定要素の設定内容に
    基づいて前記駆動の制御を行うことを特徴とする請求項
    19に記載のパワースキム実行方法。
  21. 【請求項21】 前記設定工程では、前記3つの設定要
    素のそれぞれについて、設定し得る複数の設定値をそれ
    ぞれ表しかつ個別に指示可能な図形を表示し、そのいず
    れか1つ又は2つの図形が指示されることにより前記直
    接又は間接的な設定の受入れを行うことを特徴とする請
    求項20に記載のパワースキム実行方法。
  22. 【請求項22】 前記設定工程では、前記3つの設定要
    素のそれぞれについて、設定値をアナログ的に示す図形
    を表示し、その図形が操作されることにより前記直接又
    は間接的な設定の受入れを行うものであることを特徴と
    する請求項20に記載のパワースキム実行方法。
  23. 【請求項23】 情報処理装置によりそのCPUのパフ
    ォーマンス、前記情報処理装置を駆動するバッテリの稼
    働時間、前記情報処理装置の温度、及び前記CPUの冷
    却手段が発するノイズ量のうちから選択されるいずれか
    3つの設定要素のうちいずれか2つについての設定値を
    軸とする2次元平面上に、残りの1つについての設定可
    能な設定値がそれぞれ割り当てられた複数の図形を配置
    した画像を表示し、いずれかの図形が指示されることに
    より前記3つの設定要素についての設定を受け入れる設
    定工程と、 この設定内容に基づいて前記冷却手段又はCPUのいず
    れか一方又は双方の駆動を前記情報処理装置により制御
    する制御工程とを具備することを特徴とするパワースキ
    ム実行方法。
  24. 【請求項24】 前記制御工程では、前記情報処理装置
    のケースの温度を参照して前記駆動の制御を行うもので
    あることを特徴とする請求項17〜23のいずれか1項
    に記載のパワースキム実行方法。
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