JP2003195513A - 部材パターンの製造方法と、電子源及び画像表示装置の製造方法 - Google Patents

部材パターンの製造方法と、電子源及び画像表示装置の製造方法

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JP2003195513A
JP2003195513A JP2002260757A JP2002260757A JP2003195513A JP 2003195513 A JP2003195513 A JP 2003195513A JP 2002260757 A JP2002260757 A JP 2002260757A JP 2002260757 A JP2002260757 A JP 2002260757A JP 2003195513 A JP2003195513 A JP 2003195513A
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exposure
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JP2002260757A
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English (en)
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Yasuyuki Watabe
泰之 渡部
Kazuya Ishiwatari
和也 石渡
Yoshiki Uda
芳己 宇田
Shinsaku Kubo
晋作 久保
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Original Assignee
Canon Inc
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)
  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
  • Cold Cathode And The Manufacture (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板上に形成される部材パターンの高精細
化、位置精度アップを目的とする部材パターンの製造方
法を提供する。 【解決手段】 基板上に、パターニングされた絶縁部材
を備える部材パターンの製造方法であって、基板上に付
与された感光性ペーストを、所定パターンのマスクを介
して複数回露光した後、現像して、前記絶縁部材の前駆
体パターンを形成する工程と、前記前駆体パターンを焼
成する工程と、を備えることを特徴とする部材パターン
の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光性ペーストを
用いた部材パターンの製造方法、並びに、かかる方法を
用いた電子源及び画像表示装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】最近では、表示画面が30インチを超え
る様なブラウン管も登場しているが、ブラウン管ではそ
の表示画面を大きくするためには、画面に応じて奥行き
をより大きくとる必要があったり、重たくなったりして
いた。そのため、さらに大きな画面で迫力ある画像を見
たいという消費者の要望に答えるには、ブラウン管では
より大きな設置スペースが必要になり消費電力も増える
為、大画面化に適しているとは言い難い。そのため、大
きく重いブラウン管(CRT)に代わって壁掛けできる
様に、薄く軽く大画面で低消費電力な平板状画像表示装
置の登場が期待されている。
【0003】平板状画像表示装置としては、例えば、紫
外線を蛍光体に照射することで蛍光体を励起し発光させ
るプラズマディスプレイパネル(PDP)、電界放出型
電子放出素子(FE)や表面伝導型電子放出素子(SC
E)を電子源として用い、上記電子放出素子から放出さ
れた電子を蛍光体に照射することで蛍光体を励起し発光
させる冷陰極型のディスプレイパネル、などの画像表示
装置がある。
【0004】例えば、上記冷陰極型のディスプレイパネ
ルを形成するには、上記電子放出素子、行方向配線およ
び列方向配線を多数配列形成する必要がある。この電子
放出素子、行方向配線および列方向配線の配列形成に
は、比較的安価で、真空装置など必要なく、大面積に対
応しえるスクリーン印刷技術が用いられている。スクリ
ーン印刷は、例えば金属粒子を混ぜたインクを所望のパ
ターンの開口を有する版をマスクとして、上記開口部か
らインクを被印刷体である基板上に印刷形成し、その後
焼成を行うことで所望のパターンの導体配線などを形成
するものである。
【0005】一方、ペーストに感光特性を付与した感光
性ペーストを用い、成膜、露光、現像、焼成工程を順次
実施することにより下地の導電性厚膜配線基板を形成す
る方法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0006】
【特許文献1】特公平6−40472号公報
【0007】
【発明が解決しようとしている課題】本発明は、基板上
に形成される部材パターンの高精細化、位置精度アップ
を目的とする部材パターンの製造方法を提供することに
ある。
【0008】また本発明の目的は、高精細な素子配置と
表示画像の高精細化を実現し得る電子源および画像表示
装置の製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の構成は以下のと
おりである。
【0010】第一の本発明は、基板上に、パターニング
された絶縁部材を備える部材パターンの製造方法であっ
て、基板上に付与された感光性ペーストを、所定パター
ンのマスクを介して複数回露光した後、現像して、前記
絶縁部材の前駆体パターンを形成する工程と、前記前駆
体パターンを焼成する工程と、を備えることを特徴とす
る部材パターンの製造方法である。
【0011】上記第一の本発明の部材パターンの製造方
法は、「前記複数回の露光が、所定パターンが互いに異
なる複数のマスクを用いて行われること」、あるいは、
「前記複数回の露光が、付与された前記感光性ペースト
と前記所定パターンのマスクとの間の距離を互いに異な
らしめて行う、少なくとも2回の露光を含むこと」、を
好ましい実施形態として包含するものである。
【0012】また、上記第一の本発明の部材パターンの
製造方法においては、複数回の露光は、感光性ペースト
への露光領域が重なりを持つようになされることをも更
なる特徴として包含するものである。
【0013】また、第二の本発明は、基板上に、パター
ニングされた絶縁部材を備える部材パターンの製造方法
であって、基板上に付与された感光性ペーストに、所定
パターンのマスクを介して第一の露光を行う工程と、前
記第一の露光がなされた感光性ペースト上に更に付与さ
れた感光性ペーストに、所定パターンのマスクを介して
第二の露光を行う工程と、少なくとも前記第一及び第二
の露光を行う工程の後、当該露光がなされた感光性ペー
ストを現像して、前記絶縁部材の前駆体パターンを形成
する工程と、前記前駆体パターンを焼成する工程と、を
備えることを特徴とする部材パターンの製造方法であ
る。
【0014】上記第二の本発明の部材パターンの製造方
法は、「前記第一及び第二の露光が、所定パターンが互
いに異なるマスクを用いて行われること」、あるいは、
「前記第一及び第二の露光は、付与された前記感光性ペ
ーストと前記所定パターンのマスクとの間の距離を互い
に異ならしめて行うこと」、を好ましい実施形態として
包含するものである。
【0015】また、上記第一及び第二の本発明の部材パ
ターンの製造方法において、部材パターンとは、.回
路基板などのように、基板上に形成された絶縁体のパタ
ーン、あるいは、.プラズマディスプレイなどのよう
に、基板上に形成された隔壁のパターン、あるいは、
.電子源などのように、電子放出部材が配置される基
板上に配される絶縁体パターンや複数の配線間に配置さ
れる絶縁体パターンなどを包含する。
【0016】また、上記第一及び第二の本発明によれ
ば、厚膜からなる部材パターンの製造方法においても、
感光性且つ絶縁性を有するペーストに対し、充分な露光
量を確保でき、さらに少ない焼成回数でこれが実現され
る。また、これによりパターンエッジに焼成残渣のない
部材パターンを実現することができる。また、焼成によ
るパターン収縮も少なくてすむ為、部材パターンの高精
細化を可能とする。
【0017】また、第三の本発明は、基板上に、複数の
第一の配線と、前記複数の第一の配線上で絶縁部材を介
して交差した第二の配線の複数と、前記複数の第一及び
複数の第二の配線にてマトリクス状に配線された複数の
電子放出部材とを備える電子源の製造方法であって、前
記絶縁部材の形成は、基板上に付与された感光性ペース
トを、所定パターンのマスクを介して複数回露光した
後、現像して、前記絶縁部材の前駆体パターンを形成す
る工程と、前記前駆体パターンを焼成する工程とを経
て、なされることを特徴とする電子源の製造方法であ
る。
【0018】上記第三の本発明の電子源の製造方法は、
「前記複数回の露光が、所定パターンが互いに異なる複
数のマスクを用いて行われること」、あるいは、「前記
複数回の露光が、付与された前記感光性ペーストと前記
所定パターンのマスクとの間の距離を互いに異ならしめ
て行う、少なくとも2回の露光を含むこと」、を好まし
い実施形態として包含するものである。
【0019】また、上記第三の本発明の電子源の製造方
法においては、複数回の露光は、感光性ペーストへの露
光領域が重なりを持つようになされることをも更なる特
徴として包含するものである。
【0020】また、第四の本発明は、基板上に、複数の
第一の配線と、前記複数の第一の配線上で絶縁部材を介
して交差した第二の配線の複数と、前記複数の第一及び
複数の第二の配線にてマトリクス状に配線された複数の
電子放出部材とを備える電子源の製造方法であって、前
記絶縁部材の形成は、基板上に付与された感光性ペース
トに、所定パターンのマスクを介して第一の露光を行う
工程と、前記第一の露光がなされた感光性ペースト上に
更に付与された感光性ペーストに、所定パターンのマス
クを介して第二の露光を行う工程と、少なくとも前記第
一及び第二の露光を行う工程の後、当該露光がなされた
感光性ペーストを現像して、前記絶縁部材の前駆体パタ
ーンを形成する工程と、前記前駆体パターンを焼成する
工程とを経て、なされることを特徴とする電子源の製造
方法である。
【0021】上記第四の本発明の電子源の製造方法は、
「前記第一及び第二の露光が、所定パターンが互いに異
なるマスクを用いて行われること」、あるいは、「前記
第一及び第二の露光は、付与された前記感光性ペースト
と前記所定パターンのマスクとの間の距離を互いに異な
らしめて行うこと」、を好ましい実施形態として包含す
るものである。
【0022】また、第五の本発明は、基板上に、複数の
第一の配線と、前記複数の第一の配線上で絶縁部材を介
して交差した第二の配線の複数と、前記複数の第一及び
複数の第二の配線にてマトリクス状に配線された複数の
電子放出部材とを備える電子源と、前記電子源から放出
される電子の照射により画像を表示する画像表示部材と
を有する画像表示装置の製造方法において、前記電子源
が、上記の方法にて製造されることを特徴とする画像表
示装置の製造方法である。
【0023】上記第三〜第五の本発明によれば、厚膜か
らなる絶縁部材の形成においても、感光性且つ絶縁性を
有するペーストに対し、充分な露光量を確保でき、さら
に少ない焼成回数でこれが実現される。また、これによ
りパターンエッジに焼成残渣のない部材パターンを実現
することができる。また、焼成によるパターン収縮も少
なくてすむ為、絶縁部材の高精細化を可能とする。
【0024】
【発明の実施の形態】本実施形態の特徴とするところ
は、厚膜配線上に形成する絶縁層に感光性絶縁ペースト
を用い、少なくとも2回以上の複数回の露光工程を経た
後に、また別の形態として、感光性絶縁ペーストにて1
回目の成膜〜露光工程を実施した後、さらに略同じ位置
に、露光、もしくは成膜・露光工程を1回以上実施した
後に、現像工程等の次工程を実施することにより絶縁層
を形成する点にある。
【0025】本実施形態で用いられる感光性絶縁ペース
トは、感光特性を有する感光材料等の有機材料、ガラス
フリット、溶媒等を含むペーストである。
【0026】ここでの成膜工程とは、感光性絶縁ペース
トを基板上に塗布する方法であり、その方法はスクリー
ン印刷法やその他の塗布方法を用いて実施することがで
きる。
【0027】また露光工程とは、基板上に成膜された感
光性絶縁ペースト上に所望のパターンを有するフォトマ
スクを配置しUV光等で露光するものである。2回目以
降の露光工程は、それ以前の露光位置と同じパターン位
置にほぼ重なるように実施するのが通常であるがこれに
こだわることはない。尚、露光工程の前あるいは後、あ
るいはこの両方に感光性絶縁ペーストに熱を加えるベー
ク工程を実施することもできる。
【0028】露光工程もしくは成膜〜露光工程を数回繰
り返した後、後工程として少なくとも現像工程を実施し
所望のパターンを現出させる。さらに現出した所望のパ
ターンを焼成することにより厚膜配線基板を得ることが
できる。
【0029】2回目以降の配線パターンの線幅は、必ず
しも1回目の露光工程で使用するパターンの線幅と等し
くする必要はなく、2回目以降に使用するパターンの線
幅が異なるように形成することもできる。この場合、2
回目以降の線幅が、直前に露光された層である下層の線
幅より狭い配線パターンであっても広い配線パターンで
あってもよい。
【0030】また、1回目の露光工程と、2回目以降の
それぞれの露光工程において、露光時のマスクと被露光
面との距離を変えて形成することもできる。
【0031】このように、少なくとも露光もしくは成膜
〜露光工程を複数回実施した後、現像以降の工程を実施
して形成する本実施形態の方法で形成した厚膜配線に対
して、必要な場所には、さらに、導電性配線(上配線)
を形成することもある。この方法としては限定するもの
ではないが、一般にスクリーン印刷法により、印刷、乾
燥、焼成工程を数回繰り返し膜厚を規定値になるように
形成する。
【0032】本実施形態による厚膜配線基板は平板状画
像表示装置の電子源基板として好適に用いることができ
る。かかる平板状画像表示装置は、その表示方法に電子
を加速して蛍光体を発光させる構造のもの、すなわち少
なくとも電子放出素子と蛍光体が画像表示装置内に配置
されているもので、例えば図8に示したような電子を空
間に放出させるために真空を要する画像表示装置であ
る。
【0033】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明するが、本発明
はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0034】(実施例1)図1は本実施例の厚膜配線基
板の製造方法の説明図であり、(a)は感光性ペースト
の成膜後の状態図、(b)は1回目の露光後の状態図、
(c)は2回目の露光後の状態図、(d)は現像後の状
態図、(e)は焼成後の状態図である。
【0035】図1中、11は基板、12は感光性絶縁ペ
ースト、13はマスク、14、17は露光光、15、1
8は潜像、19は現像パターン、20は絶縁層パターン
である。
【0036】本実施例における厚膜配線基板の製造方法
を具体的に説明する。
【0037】基板11にはソーダ石灰ガラスを使用し、
この基板上に、成膜方法としてスクリーン印刷法により
感光性絶縁ペースト12を成膜した(図1(a))。版
は#150〜400あたりの粗さのものを所望の最終膜
厚から使い分けるが、この場合は乾燥後の膜厚を12μ
m強にするため、#200の粗さの版を用い成膜した。
尚、感光性絶縁ペーストは、ガラスフリット、感光性を
有するものを含む有機成分、および溶媒成分を2〜4割
程度含有するものを使用した。
【0038】その後、感光性絶縁ペーストを乾燥させる
目的で、80〜150℃程度の乾燥を実施した。乾燥後
の膜厚は、13μm程度であった。
【0039】次に、図1(b)において、所望の絶縁層
パターンに対応する開口部を有するマスク13を、所望
の場所に露光されるように配置し、露光した。この際、
同図のように露光光14がマスクの開口部を通過して、
感光性絶縁ペースト12を露光する。15は露光された
感光性絶縁ペーストの部分である潜像を示している。
【0040】次に、図1(c)において、1回目と同様
の方法にて、開口部が小さめなマスク13’を用いて、
1回目のパターンの中心とこの2回目のパターン中心が
重なるようにアライメントし、露光した。この際、同図
のように露光光17がマスクの開口部を通過して、感光
性絶縁ペースト12を露光する。18はこの二回目の露
光工程で露光された感光性絶縁ペーストの部分である潜
像を示している。
【0041】このように、露光を2回繰り返した状態に
て、図1(d)において、高さ13μm程度の感光性絶
縁ペーストに対して一括して現像を実施した。現像は、
使用する感光性絶縁ペーストによって異なるが、弱アル
カリ性の溶液にて現像した後、純水のリンスにより現像
を止め、ブローで乾燥を実施することにより、同図のよ
うな現像パターン19を形成した。
【0042】さらに、図1(e)のように、焼成するこ
とにより、所望の絶縁層パターン20を形成した。この
ときの焼成は、500℃近傍で実施した。焼成後の膜厚
は、7μm程度であった。この場合、現像パターンに対
する焼成パターンの収縮率は5%以下で、パターンエッ
ジに焼成残渣は見られなかった。
【0043】このように、成膜(印刷)した感光性絶縁
ペースト層に対して複数回の露光を繰り返すことによ
り、焼成残渣の少ない絶縁層パターンを得ることができ
た。
【0044】(比較例1)図2は比較例として厚膜パタ
ーンを1回露光で作成した例を示す図であり、(a)は
感光性絶縁ペーストの成膜後の状態図、(b)は露光後
の状態図、(c)は現像後の状態図、(d)は焼成後の
状態図、(d’)は焼成後の上面図である。
【0045】図2において、11は基板、12は感光性
絶縁ペースト、13はマスク、14は露光光、19は現
像パターン、20は絶縁層パターン、26は焼成残渣で
ある。
【0046】本比較例における厚膜配線基板の製造方法
を具体的に説明する。
【0047】基板11にはソーダ石灰ガラスを使用し、
この基板上に、成膜方法としてスクリーン印刷法により
感光性絶縁ペースト12を成膜した(図2(a))。版
は#150〜400あたりの粗さのものを所望の最終膜
厚から使い分けるが、この場合は乾燥後の膜厚を12μ
m強にするため、#200の粗さの版を用い成膜した。
尚、感光性絶縁ペーストは、ガラスフリット、感光性を
有するものを含む有機成分、および溶媒成分を2〜4割
程度含有するものを使用した。
【0048】その後、感光性絶縁ペーストを乾燥させる
目的で、80〜150℃程度の乾燥を実施した。乾燥後
の膜厚は、13μm程度であった。
【0049】次に、図2(b)において、所望の絶縁層
パターンに対応する開口部を有するマスク13を、所望
の場所に露光されるように配置し、露光した。この際、
同図のように露光光14がマスクの開口部を通過して、
感光性絶縁ペースト12を露光する。
【0050】次に、図2(c)において、高さ13μm
程度の感光性絶縁ペーストに対して現像を実施した。現
像は、使用する感光性絶縁ペーストによって異なるが、
弱アルカリ性の溶液にて現像した後、純水のリンスによ
り現像を止め、ブローで乾燥を実施することにより、同
図のような現像パターン19を形成した。
【0051】さらに、図2(d)のように、焼成するこ
とにより、所望の絶縁層パターン20を形成した。この
ときの焼成は、500℃近傍で実施した。焼成後の膜厚
は、7μm程度であった。
【0052】本比較例では、現像パターンに対する焼成
パターンの収縮率はおよそ20%で、現像時のパターン
エッジに焼成残渣26が多数残った。
【0053】(実施例2)図3は本実施例の厚膜配線基
板の製造方法の説明図である。図3(a)〜(f)は、
順に、成膜、露光、成膜、露光、現像、焼成工程を示し
たものであり、(a)は感光性絶縁ペーストの成膜後の
状態図、(b)は露光後の状態図、(c)は2層目の成
膜後の状態図、(d)は2層目の露光後の状態図、
(e)は現像後の状態図、(f)は焼成後の状態図であ
る。
【0054】図3中、11は基板、12、16は感光性
絶縁ペースト、13はマスク、14、17は露光光、1
5、18は潜像、19は現像パターン、20は絶縁層パ
ターンである。
【0055】本実施例における厚膜配線基板の製造方法
を具体的に説明する。
【0056】基板11にはソーダ石灰ガラスを使用し、
この基板上に、成膜方法としてスクリーン印刷法により
感光性絶縁ペースト12を成膜した(図3(a))。版
は#150〜400あたりの粗さのものを所望の最終膜
厚から使い分けるが、この場合は乾燥後の膜厚を10μ
m強にするため、#325の粗さの版を用い成膜した。
尚、感光性絶縁ペーストはガラスフリット、感光性を有
するものを含む有機成分、および溶媒成分を2〜4割程
度含有するものを使用した。
【0057】その後、感光性絶縁ペーストを乾燥させる
目的で、80〜150℃程度の乾燥を実施した。乾燥後
の膜厚は、11μm程度であった。
【0058】次に、図3(b)において、所望の絶縁層
パターンに対応する開口部を有するマスク13を、所望
の場所に露光されるように配置し、露光した。この際、
同図のように露光光14がマスクの開口部を通過して、
感光性絶縁ペースト12を露光する。15は露光された
感光性絶縁ペーストの部分である潜像を示している。
【0059】次に、図3(c)において、1層目と同様
の方法にて2層目の感光性絶縁ペースト16を成膜し、
その後、1層目と同様に乾燥を実施した。乾燥後の膜厚
はさらに11μm程度増えトータル22μm程度であっ
た。
【0060】次に、図3(d)において、1層目と同様
の方法にて、同じマスク13を用いて、下層のパターン
と重なるようにアライメントし、露光した。この際、同
図のように露光光17がマスクの開口部を通過して、感
光性絶縁ペースト16を露光する。18は露光された感
光性絶縁ペーストの部分である潜像を示している。
【0061】このように、成膜〜露光を2回繰り返し、
2層構成の状態にて、図3(e)において、高さ22μ
m程度の感光性ペーストに対して一括して現像を実施し
た。現像は、使用する感光性ペーストによって異なる
が、弱アルカリ性の溶液にて現像した後、純水のリンス
により現像を止め、ブローで乾燥を実施することによ
り、同図のような現像パターン19を形成した。
【0062】さらに、図3(f)のように、焼成するこ
とにより、所望の絶縁層パターン20を形成した。この
ときの焼成は、500℃近傍で実施した。焼成後の膜厚
は、14μm程度であった。この場合、配線パターン断
面における膜厚の最低部分は中央部の14μm程度に対
し、最高部分は端部の17〜18μm程度であり、エッ
ジカールは1.1〜1.2倍程度で形成できた。また焼
成残渣もほとんど見られなかった。
【0063】このように、成膜〜露光を2回繰り返し、
2層構成の状態にて一括して現像工程以降を進めること
により、エッジカールが小さく焼成残渣も少ない厚膜絶
縁層を形成することができた。
【0064】(実施例3)図4は本実施例の厚膜配線基
板の製造方法の説明図である。図4(a)〜(h)は、
順に、成膜、露光、成膜、露光、成膜、露光、現像、焼
成工程を示したものであり、(a)は感光性絶縁ペース
トの成膜後の状態図、(b)は露光後の状態図、(c)
は2層目の成膜後の状態図、(d)は2層目の露光後の
状態図、(e)は3層目の成膜後の状態図、(f)は3
層目の露光後の状態図、(g)は現像後の状態図、
(h)は焼成後の状態図である。
【0065】図4中、11は基板、12、16、21は
感光性絶縁ペースト、13はマスク、14、17、22
は露光光、15、18、23は潜像、24は現像パター
ン、25は絶縁層パターンである。
【0066】本実施例における厚膜配線基板の製造方法
を具体的に説明する。
【0067】基板11にはソーダ石灰ガラスを使用し、
この基板上に、成膜方法としてスクリーン印刷法により
感光性絶縁ペースト12を成膜した(図4(a))。版
は#150〜400あたりの粗さのものを所望の最終膜
厚から使い分けるが、この場合は乾燥後の膜厚を7μm
強にするため、#400の粗さの版を用い成膜した。
尚、感光性絶縁ペーストはガラスフリット、感光性を有
するものを含む有機成分、および溶媒成分を2〜4割程
度含有するものを使用した。
【0068】その後、感光性絶縁ペーストを乾燥させる
目的で、80〜150℃程度の乾燥を実施した。乾燥後
の膜厚は、8μm程度であった。
【0069】次に、図4(b)において、所望の下側絶
縁層パターンに対応する開口部を有するマスク13で所
望の場所に露光した。この際、同図のように露光光14
がマスクの開口部を通過して、感光性絶縁ペースト12
を露光する。15は露光された感光性絶縁ペーストの部
分である潜像を示している。
【0070】次に、図4(c)において、1層目と同様
の方法にて2層目の感光性絶縁ペースト16を成膜し、
その後、1層目と同様に乾燥を実施した。乾燥後の膜厚
はさらに7μm程度増えトータル15μm程度であっ
た。
【0071】次に、図4(d)において、1層目と同様
の方法にて、同じマスク13を用いて、下層のパターン
と重なるようにアライメントし、露光した。この際、同
図のように露光光17がマスクの開口部を通過して、感
光性絶縁ペースト16を露光する。18は露光された感
光性絶縁ペーストの部分である潜像を示している。
【0072】さらに、図4(e)において、1層目及び
2層目と同様の方法にて3層目の感光性絶縁ペースト2
1を成膜し、その後、1層目及び2層目と同様に乾燥を
実施した。乾燥後の膜厚はさらに7μm程度増えトータ
ル22μm程度であった。
【0073】さらに、図4(f)において、2層目と同
様の方法にて、同じマスク13を用いて、下層のパター
ンと重なるようにアライメントし、露光した。この際、
同図のように露光光22がマスクの開口部を通過して、
感光性絶縁ペースト21を露光する。23は露光された
感光性絶縁ペーストの部分である潜像を示している。
【0074】このように、成膜、露光を3回繰り返し、
3層構成の状態にて、図4(g)において、高さ22μ
m程度の感光性絶縁ペーストに対して一括して現像を実
施した。現像は、実施例2と同様に実施し、同図のよう
な現像パターン24を形成した。
【0075】さらに、図4(h)のように、焼成するこ
とにより、所望の絶縁層パターン25を形成した。この
ときの焼成は、500℃近傍で実施した。焼成後の膜厚
は、14μm程度、線幅は75μm程度であった。この
場合、絶縁層パターン断面における膜厚の最低部分は中
央部の14μm程度に対し、最高部分は端部の15〜1
7μm程度であり、エッジカールは1.1〜1.2倍程
度で、焼成残渣もほとんど見られなかった。
【0076】このように、成膜〜露光を3回繰り返し、
3層構成の状態にて一括して現像工程以降を進めること
により、エッジカールが小さく焼成残渣も少ない厚膜絶
縁層を形成することができた。
【0077】(実施例4)図5は本実施例の厚膜配線基
板の製造方法の説明図であり、(a)は感光性絶縁ペー
ストの成膜後の状態図、(b)は露光後の状態図、
(c)は2層目の成膜後の状態図、(d)は2層目の露
光後の状態図、(e)は現像後の状態図、(f)は焼成
後の状態図である。
【0078】図5中、11は基板、12、16は感光性
絶縁ペースト、13、31はマスク、14、17は露光
光、15、18は潜像、19は現像パターン、20は絶
縁層パターンである。
【0079】本実施例においては、図5(b)と(d)
において使用するマスクが異なり、具体的には開口幅
が、マスク13と31で異なり、マスク31の方が狭い
ものを用いた以外、実施例2の方法と同様に作製し、図
5(e)のような、上下で線幅の異なる現像パターン1
9を作製した。
【0080】さらに、図5(f)のように、焼成するこ
とにより、所望の絶縁層パターン20を形成した。この
ときの焼成は、500℃近傍で実施した。焼成後の膜厚
は、14μm程度、下側の線幅は75μm程度であっ
た。この場合、絶縁層パターン断面における膜厚の最低
部分は中央部の14μm程度に対し、最高部分は端部の
17μm程度であり、エッジカールは1.2倍程度で形
成できた。また、焼成残渣もほとんど見られなかった。
【0081】このように、成膜、露光を2回繰り返し、
2層構成の状態にて一括して現像工程以降を進めること
により、エッジカールを大幅に低減し焼成残渣も少ない
厚膜絶縁層を形成することができた。
【0082】(実施例5)図6は本実施例の厚膜配線基
板の製造方法の説明図であり、(a)は感光性絶縁ペー
ストの成膜後の状態図、(b)は露光後の状態図、
(c)は2層目の成膜後の状態図、(d)は2層目の露
光後の状態図、(e)は現像後の状態図、(f)は焼成
後の状態図である。
【0083】図6中、11は基板、12、16は感光性
絶縁ペースト、13、31はマスク、14、17は露光
光、15、18は潜像、19は現像パターン、20は絶
縁層パターンである。
【0084】本実施例においては、露光工程である図6
(b)と図6(d)において使用するマスクが異なり、
具体的には開口幅が、マスク13と31で異なり、マス
ク31の方が広いものを用いた。また感光性絶縁ペース
ト18は16よりも軟化点の低いものを用い、これ以外
は実施例2の方法と同様に作製し、図6(e)のよう
な、上下で線幅の異なる現像パターン19を作製した。
【0085】さらに、図6(f)のように、焼成するこ
とにより、所望の絶縁層パターン20を形成した。この
ときの焼成は、500℃近傍で実施した。焼成後の膜厚
は、14μm程度であった。この場合、絶縁層パターン
断面を見るとよく溶けた上層18が15のエッジをカバ
ーして、エッジカール下の空隙がほとんどなく形成でき
た。また、焼成残渣もほとんど見られなかった。
【0086】このように、成膜、露光を2回繰り返し、
2層構成の状態にて一括して現像工程以降を進めること
により、エッジカール下の空隙を低減し焼成残渣も少な
い厚膜絶縁層を形成することができた。この形状は下層
の配線へのサイドからの短絡を防ぐのに有効である。
【0087】(実施例6)図7は本実施例の厚膜配線基
板の製造方法の説明図であり、(a)は感光性絶縁ペー
ストの成膜後の状態図、(b)は露光後の状態図、
(c)は2層目の成膜後の状態図、(d)は2層目の露
光後の状態図、(e)は現像後の状態図、(f)は焼成
後の状態図である。
【0088】図7中、11は基板、12、16は感光性
絶縁ペースト、13はマスク、14、17は露光光、1
5、18は潜像、19は現像パターン、20は絶縁層パ
ターンである。
【0089】本実施例においては、露光工程である図7
(b)と図7(d)において、同一のマスク13を使用
するが、露光時のマスクと成膜面との距離が異なり、図
7(b)は(d)より距離が長く、約500μmとし、
(d)の距離は、100μmとした。それ以外は、実施
例2と同様の方法にて形成した。
【0090】このようにすることで、図7(e)のよう
に、現像後のパターンの線幅は、下より上のほうが狭い
現像パターン19を形成することができた。
【0091】さらにこれを焼成し、図7(f)のような
絶縁層パターン20を作製した。このときの焼成は、5
00℃近傍で実施した。焼成後の膜厚は、14μm程
度、線幅は、下側75μm程度、上側65μm程度であ
った。この場合、絶縁層パターン断面における膜厚の最
低部分は中央部の14μm程度に対し、最高部分は端部
の17μm程度であり、エッジカールは1.2倍程度で
形成できた。また、焼成残渣もほとんど見られなかっ
た。
【0092】このように、成膜、露光を2回繰り返し、
2層構成の状態にて一括して現像工程以降を進めること
により、エッジカールを大幅に低減し焼成残渣も少ない
厚膜絶縁層を形成することができた。
【0093】さらに本実施例によれば、マスク1枚で、
各層の線幅を変更することができ、エッジカールを抑制
し焼成残渣を軽減するという本来の効果とともに、複数
のマスクを準備しなくても済むという利点があった。
【0094】(実施例7)本実施例は、図9に示したよ
うな構成を有する画像表示装置を作製した例である。
【0095】本実施例の画像表示装置における電子源
は、基板1001上に絶縁層(不図示)を介して積層さ
れたm本の行方向配線1004およびn本の列方向配線
1003と、一対の素子電極102,103間に電子放
出部を含む薄膜104を有する電子放出素子1002
(この電子放出素子は図8に示したような構成を有して
いる。)の複数とを有し、これらの電子放出素子は、素
子電極と行方向配線および列方向配線とが結線されて、
行列状に配列された構成を有している。
【0096】本実施例では、X方向配線1004とY方
向配線1003の交差部になる位置に、実施例1乃至実
施例6と同様の方法によってそれぞれ絶縁層を形成した
電子源を用いて画像表示装置を作製している。以下、図
8、図9を用いて、本実施例を説明する。
【0097】ガラス基板1001(旭硝子(株)製、P
D200、軟化点830℃、徐冷点620℃、歪点57
0℃)上に、スパッタリング法により、厚さ100nm
のITO膜を堆積し、フォトリソグラフィ技術を用いて
ITO膜からなる素子電極102,103を形成した。
【0098】次に、スクリーン印刷法によりAgペース
トを印刷し、加熱焼成することにより、X方向配線10
04を形成した。
【0099】続いて、X方向配線1004とY方向配線
1003の交差部になる位置に、実施例1乃至実施例6
と同様の方法によって絶縁層を形成した。
【0100】さらに、スクリーン印刷法によりAgペー
ストを印刷し、加熱焼成することにより、Y方向配線1
003を形成し、基板1001上にマトリックス配線を
形成した。
【0101】以上のようにしてマトリックス配線を形成
した基板1001の素子電極102,103間に跨る位
置に、インクジェット法により、有機パラジウム溶液を
付与し、300℃、10分の焼成処理によりPdを主成
分とする導電性膜を形成した。
【0102】次に、X方向配線、Y方向配線を通じて、
各々の素子、すなわち素子電極102,103間に14
V、パルス幅1msec、パルス間隔10msecの両
極性の矩形パルスを印加することにより上記導電性膜1
04に間隙105を形成し(図8参照)、本実施例の電
子源基板を作成した。
【0103】このようにして作製した基板1001(予
めリアプレート1005にフリットガラスを用いて接着
したもの)と、フェースプレート1007を(蛍光膜1
008とメタルバック1009が形成された面を対向面
として)対向させて、2mmの厚みの支持枠1006を
介して配置し、フリットガラスを用いて400℃にて封
着を行った。なお、蛍光膜にはRGB3色がストライプ
形状に配置されたものを用いた。
【0104】以上のようにして作製した基板1001、
フェースプレート1007、支持枠1006からなる密
閉容器の内部を不図示の排気管を通じ真空ポンプにて排
気し、さらに真空度を維持するために不図示の非蒸発型
ゲッターを密閉容器内で加熱処理(ゲッターの活性化処
理)した後、排気管をガスバーナーで溶着して容器を封
止した。
【0105】以上のようにして完成した画像表示装置に
おいて、X方向配線、Y方向配線を通じて、所望の電子
放出素子を選択して14Vの電圧を印加し、高圧端子7
3を通じてメタルバックに8kVの電圧を印加したとこ
ろ、いずれの方法で絶縁層を形成したものにあっても長
時間にわたって明るい良好な画像を形成することができ
た。
【0106】また、本実施例では、とりわけ電子放出素
子がマトリクス配線により占有されていない同基板面に
(配線間の基板面に)配置される電子源、及びかかる電
子源を用いた画像表示装置の製造に、本発明の部材パタ
ーンの製造方法を採用することで高精細な素子配置と表
示画像の高精細化が得られた。
【0107】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の部材パタ
ーンの製造方法によれば、エッジカールが小さく焼成残
渣の少ない絶縁パターンを安価に製造でき、厚膜で高精
細な配線基板を集率良く得ることが可能となる。
【0108】また、特に電子放出素子がマトリクス配線
により占有されていない同基板面に(配線間の基板面
に)配置される電子源、及びかかる電子源を用いた画像
表示装置の製造に、本発明の部材パターンの製造方法を
採用することで、高精細な素子配置と表示画像の高精細
化が得られ、大画面で平板型の画像表示装置の高精細化
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における厚膜配線基板(絶縁
層部分のみ)の製造工程を説明するための模式図であ
る。
【図2】比較例における厚膜配線基板(絶縁層部分の
み)の製造工程を説明するための模式図である。
【図3】本発明の実施例2における厚膜配線基板(絶縁
層部分のみ)の製造工程を説明するための模式図であ
る。
【図4】本発明の実施例3における厚膜配線基板(絶縁
層部分のみ)の製造工程を説明するための模式図であ
る。
【図5】本発明の実施例4における厚膜配線基板(絶縁
層部分のみ)の製造工程を説明するための模式図であ
る。
【図6】本発明の実施例5における厚膜配線基板(絶縁
層部分のみ)の製造工程を説明するための模式図であ
る。
【図7】本発明の実施例6における厚膜配線基板(絶縁
層部分のみ)の製造工程を説明するための模式図であ
る。
【図8】本発明による電子源に好適に用いられる表面伝
導型電子放出素子の一例を示す模式図である。
【図9】本発明による表面伝導型電子放出素子を用いた
画像表示装置の一例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
11 基板 12、16、21 感光性絶縁ペースト 13、13’、31 マスク 14、17、22 露光光 15、18、23 潜像 19、24 現像パターン 21、25 絶縁層パターン 26 焼成残渣 101 絶縁性基板, 102、103 素子電極, 104 導電性膜 105 電子放出部 1000 画像形成装置の表示パネル 1001 基板(電子源基板) 1002 表面伝導型電子放出素子、 1003 列方向配線(Y方向配線) 1004 行方向配線(X方向配線) 1005 リアプレート 1006 外枠 1007 フェースプレート 1008 蛍光膜 1009 メタルバック
フロントページの続き (72)発明者 宇田 芳己 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 久保 晋作 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H097 AA12 FA01 GA45 HB03 LA11 5C031 DD17 DD19 5C036 EE14 EF01 EF06 EF09 EG12 EH26 5C127 CC11 CC51 CC52 DD18 DD43 DD64 EE20 5C135 BB20 FF11 FF13 HH20

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に、パターニングされた絶縁部材
    を備える部材パターンの製造方法であって、 基板上に付与された感光性ペーストを、所定パターンの
    マスクを介して複数回露光した後、現像して、前記絶縁
    部材の前駆体パターンを形成する工程と、 前記前駆体パターンを焼成する工程と、を備えることを
    特徴とする部材パターンの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記複数回の露光は、所定パターンが互
    いに異なる複数のマスクを用いて行われることを特徴と
    する請求項1に記載の部材パターンの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記複数回の露光は、付与された前記感
    光性ペーストと前記所定パターンのマスクとの間の距離
    を互いに異ならしめて行う、少なくとも2回の露光を含
    むことを特徴とする請求項1に記載の部材パターンの製
    造方法。
  4. 【請求項4】 基板上に、パターニングされた絶縁部材
    を備える部材パターンの製造方法であって、 基板上に付与された感光性ペーストに、所定パターンの
    マスクを介して第一の露光を行う工程と、 前記第一の露光がなされた感光性ペースト上に更に付与
    された感光性ペーストに、所定パターンのマスクを介し
    て第二の露光を行う工程と、 少なくとも前記第一及び第二の露光を行う工程の後、当
    該露光がなされた感光性ペーストを現像して、前記絶縁
    部材の前駆体パターンを形成する工程と、 前記前駆体パターンを焼成する工程と、を備えることを
    特徴とする部材パターンの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第一及び第二の露光は、所定パター
    ンが互いに異なるマスクを用いて行われることを特徴と
    する請求項4に記載の部材パターンの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記第一及び第二の露光は、付与された
    前記感光性ペーストと前記所定パターンのマスクとの間
    の距離を互いに異ならしめて行うことを特徴とする請求
    項4に記載の部材パターンの製造方法。
  7. 【請求項7】 基板上に、複数の第一の配線と、前記複
    数の第一の配線上で絶縁部材を介して交差した第二の配
    線の複数と、前記複数の第一及び複数の第二の配線にて
    マトリクス状に配線された複数の電子放出部材とを備え
    る電子源の製造方法であって、 前記絶縁部材の形成は、基板上に付与された感光性ペー
    ストを、所定パターンのマスクを介して複数回露光した
    後、現像して、前記絶縁部材の前駆体パターンを形成す
    る工程と、 前記前駆体パターンを焼成する工程とを経て、なされる
    ことを特徴とする電子源の製造方法。
  8. 【請求項8】 基板上に、複数の第一の配線と、前記複
    数の第一の配線上で絶縁部材を介して交差した第二の配
    線の複数と、前記複数の第一及び複数の第二の配線にて
    マトリクス状に配線された複数の電子放出部材とを備え
    る電子源と、前記電子源から放出される電子の照射によ
    り画像を表示する画像表示部材とを有する画像表示装置
    の製造方法において、前記電子源は、請求項7に記載の
    方法にて製造されることを特徴とする画像表示装置の製
    造方法。
  9. 【請求項9】 基板上に、複数の第一の配線と、前記複
    数の第一の配線上で絶縁部材を介して交差した第二の配
    線の複数と、前記複数の第一及び複数の第二の配線にて
    マトリクス状に配線された複数の電子放出部材とを備え
    る電子源の製造方法であって、 前記絶縁部材の形成は、基板上に付与された感光性ペー
    ストに、所定パターンのマスクを介して第一の露光を行
    う工程と、 前記第一の露光がなされた感光性ペースト上に更に付与
    された感光性ペーストに、所定パターンのマスクを介し
    て第二の露光を行う工程と、 少なくとも前記第一及び第二の露光を行う工程の後、当
    該露光がなされた感光性ペーストを現像して、前記絶縁
    部材の前駆体パターンを形成する工程と、 前記前駆体パターンを焼成する工程とを経て、なされる
    ことを特徴とする電子源の製造方法。
  10. 【請求項10】 基板上に、複数の第一の配線と、前記
    複数の第一の配線上で絶縁部材を介して交差した第二の
    配線の複数と、前記複数の第一及び複数の第二の配線に
    てマトリクス状に配線された複数の電子放出部材とを備
    える電子源と、前記電子源から放出される電子の照射に
    より画像を表示する画像表示部材とを有する画像表示装
    置の製造方法において、前記電子源は、請求項9に記載
    の方法にて製造されることを特徴とする画像表示装置の
    製造方法。
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