JP2006173119A - グリーンシート、プラズマディスプレイパネル及びプラズマディスプレイパネルの製造方法 - Google Patents

グリーンシート、プラズマディスプレイパネル及びプラズマディスプレイパネルの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】グリーンシート、プラズマディスプレイパネル及びプラズマディスプレイパネルの製造方法を提供すること。
【解決手段】ナノ導電粒子を含む電極用フィルムと焼結物質を含むブラック層用フィルムとを含むグリーンシートを利用して、プラズマディスプレイパネルを製造する。また、本発明は、接合特性と焼結特性とに優れており、抵抗が小さく、微細な電極を形成できるグリーンシートを利用したプラズマディスプレイパネル及びプラズマディスプレイパネルの製造方法を提供できる。
【選択図】図4

Description

本発明は、グリーンシート、プラズマディスプレイパネル及びプラズマディスプレイパネルの製造方法に関する。
通常、プラズマディスプレイパネルは、ソーダライム(Soda-lime)ガラスからなる前面パネルと後面パネルとからなる。前面基板と後面基板との間に形成された隔壁は、放電セルを区画する。放電セルの内部に注入されたヘリウム‐キセノン(He‐Xe)、ヘリウム‐ネオン(He‐Ne)のような不活性ガスは、高周波電圧により放電を起こす。放電が起きる時、真空紫外線(Vacuum Ultraviolet rays)が発生し、真空紫外線が隔壁の間に形成された蛍光体を発光させることにより、画像が具現される。
図1は、従来のプラズマディスプレイパネルの構造を示した図である。図1に示されているように、従来のプラズマディスプレイパネルは、前面パネル100と後面パネル110とからなる。前面パネルは、前面ガラス基板101を含み、後面パネル110は、後面ガラス基板111を含む。前面パネル100と後面パネル110とは、一定距離を置いて平行に結合する。
前面ガラス基板101上には、相互放電によりセルの発光を維持するための維持電極対102、103が形成される。維持電極対102、103は、スキャン電極102とサステイン電極103とからなる。スキャン電極102とサステイン電極103とのそれぞれは、透明なITO物質からなる透明電極102‐a、103‐aと金属材質とから製作されたバス電極102‐b、103‐bとからなる。スキャン電極102は、スキャンのためのスキャン信号と放電維持のための維持信号とを受け取る。サステイン電極103は、維持信号を主に受け取る。上部誘電体層104は、維持電極対102、103の上部に形成され、放電電流を制限し、電極対間を絶縁させる。保護層105は、上部誘電体層104の上面に形成され、放電条件を容易にするために、酸化マグネシウム(MgO)からなる。
後面ガラス基板111上には、維持電極対102、103と交差するように、アドレス電極113が配置される。下部誘電体層115は、アドレス電極113の上部に形成され、アドレス電極113間を絶縁させる。隔壁112は、下部誘電体層115上に形成され、放電セルを形成する。R(red)、G(green)、B(blue)蛍光層114は、隔壁112と隔壁112との間に塗布されて、画像表示のための可視光線を放出する。
前面ガラス基板101と後面ガラス基板111とは、シーリング材(sealing material)により合着する。不純物除去のための排気工程が行われた後、ヘリウム(He)、ネオン(Ne)、キセノン(Xe)などのような不活性ガスがプラズマディスプレイパネル内部に注入される。
プラズマディスプレイパネルの製造工程は、前工程、後工程及びモジュール工程を含む。前工程は、印刷、露光、現像及び焼成などの過程を経て、ガラス基板に様々な膜を覆わせて、前面パネルと後面パネルとを製造する工程である。後工程は、前面パネルと後面パネルとの合着(coalescence)、排気、放電ガス注入、チップオフ(tip off)、エージング(Aging)及び検査ステップを含む。モジュール工程は、プラズマディスプレイパネルを完成する最終工程であって、回路実装ステップ及びセット組み立てステップから構成されている。
図2は、従来のプラズマディスプレイパネルの前面パネルの構造を示した図である。図2に示されているように、前面ガラス基板10上には、ITO(Indium Tin Oxide)物質からなる透明電極11aと、透明電極11a上に銀(Ag)のような金属材質からなるバス電極11bとを含む維持電極11が形成される。
通常、バス電極11bをなす銀(Ag)は、放電による光を透過させずに外部光を反射する。銀(Ag)からなるバス電極11bは、コントラストを低下させる。バス電極11bによるコントラストの低下問題を解決するために、ブラック電極層11cが透明電極11aとバス電極11bとの間に形成される。
誘電層12は、放電電流を制限し、維持電極の間を絶縁させるために、維持電極11を覆う。保護層13は、放電条件を容易にするために、酸化マグネシウム(MgO)を誘電層12上に蒸着することにより形成される。
ブラックマトリックス14は、維持電極11と維持電極11との間に配列される。ブラックマトリックス14は、外部から発生した外部光を吸収して、反射を低減し、前面基板10の純度(Purity)及びコントラストを向上させる。
図3aないし図3gは、従来のプラズマディスプレイパネルの製造工程を示した図である。
図3aに示されているように、前面ガラス基板10上にITOからなる透明電極11aが形成され、透明電極11a上にブラック電極層を形成するためのブラックペースト12がスクリーンプリント法により印刷された後、ブラックペースト12が約120℃程度で乾燥される。
図3bに示されているように、バス電極11bを形成するための感光性銀(Ag)ペースト13が、ブラックペースト12上にスクリーンプリント法により印刷される。以後、感光性銀(Ag)ペースト13は、特定温度で乾燥される。
図3cに示されているように、バス電極のパターンが形成されたフォトマスクP/M30を介して入射された紫外線UVに、感光性銀ペースト13が露光される。
図3dに示されているように、現像液を利用して、紫外線に露出されない感光性銀ペースト13及びブラックペースト12を現像することにより、ブラック電極層11c及びバス電極11bが形成される。以後、ブラック電極層11c及びバス電極11bは、約550℃で3時間の間焼成される
図3eに示されているように、誘電体ペースト14が、ブラック電極層11c及びバス電極11b上にスクリーンプリント法により印刷される。印刷された誘電体ペースト14は、特定温度で乾燥される。
図3fに示されているように、放電セルと放電セルとの間の非放電領域に、スクリーンプリント法によりブラックマトリックス(BM)が印刷される。以後、ブラックマトリックス15は、乾燥される。
図3gに示されているように、誘電体層14とブラックマトリックス15とは、約550℃以上で3時間の間、同時に焼成される。
図3aないし図3gに示されているように、従来のプラズマディスプレイパネルの製造方法では、スクリーンプリント法により電極が形成される。しかし、プラズマディスプレイパネルサイズの大型化に伴い、スクリーンプリント法で使用する印刷マスクも大きくならなければならない。
印刷マスクが大きくなれば、印刷回数の増加に応じて、印刷マスクの変形が大きくなるという問題点が発生する。したがって、印刷マスクを利用したスクリーンプリント法は、プラズマディスプレイパネルサイズの大型化に適していない。また、印刷マスクを利用するスクリーンプリント法は、精密な電極パターンの形成が困難であるため、フルHD(Full High Definition)解像度を支援するプラズマディスプレイパネルの製造には適していない。
スクリーンプリント法は、大型プラズマディスプレイパネルの製造には適さず、精密な電極を形成することができないため、電極形成には、グリーンシートが用いられる。従来のグリーンシートは、ベースフィルム(Base film)、カバーフィルム、電極用フィルム及びブラック層用フィルムを含む。
従来のグリーンシートの電極用フィルムは、ガラスフリット(Glass frit)を含む。しかし、ガラスフリットは抵抗が大きいため、ガラスフリットを含む電極用フィルムを利用して電極を形成する場合、電極の抵抗が大きくなるという問題点が発生する。
従来のガラスフリットを含む電極用フィルムを利用して、電極を形成する場合、電極の抵抗が大きくなるため、微細な電極の形成が困難であるという問題点が発生する。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであって、その目的は、抵抗が小さな電極を形成できるグリーンシートと、該グリーンシートを利用したプラズマディスプレイパネルを提供することにある。
本発明の更なる目的は、微細な電極を形成できるグリーンシートと、該グリーンシートを利用したプラズマディスプレイパネルを提供することにある。
本発明に係るプラズマディスプレイパネル用グリーンシートは、ベースフィルムと、該ベースフィルム上に形成され、ナノ導電粒子を含む電極用フィルムと、該電極用ドライフィルムの上部に形成されたカバーフィルムとを含む。
本発明に係るプラズマディスプレイパネルの製造方法は、焼結物質を含むブラック層用フィルムと、該ブラック層用フィルム上に形成され、ナノ導電粒子を含む電極用フィルムとを含むグリーンシートを、基板上にラミネートするステップと、前記グリーンシートを、電極パターンが形成されたフォトマスクを介して入射された光に露光させるステップと、前記電極パターンに応じて、前記電極用フィルムと前記ブラック層用フィルムとを現像するステップと、該現像により形成された電極とブラック電極とを焼成するステップとを含む。
本発明に係るプラズマディスプレイパネルは、基板と、該基板上に形成され、焼結物質を含むブラック電極と、該ブラック電極上に形成され、ナノ導電粒子を含む電極とを含む。
本発明によれば、焼結特性と接合特性とに優れたグリーンシート、該グリーンシートを利用したプラズマディスプレイパネル及びプラズマディスプレイパネルの製造方法を提供できるという効果がある。
本発明は、抵抗が小さな電極を形成できるグリーンシート及び該グリーンシートを利用したプラズマディスプレイパネル及びプラズマディスプレイパネルの製造方法を提供できるという効果がある。
本発明は、微細な電極を形成できるグリーンシート及び該グリーンシートを利用したプラズマディスプレイパネル及びプラズマディスプレイパネルの製造方法を提供できるという効果がある。
本発明に係るプラズマディスプレイパネル用グリーンシートは、ベースフィルムと、該ベースフィルム上に形成され、ナノ導電粒子を含む電極用フィルムと、前記電極用ドライフィルムの上部に形成されたカバーフィルムとを含む。
前記ナノ導電粒子は、ナノ銀粒子である。
前記ナノ導電粒子の直径は、700nm以上1100nm以下である。
前記ベースフィルムと前記電極用フィルムとの間に形成され、焼結物質を含むブラック層用フィルムをさらに含む。
前記焼結物質は、ガラスフリットである。
前記ガラスフリットは、前記ブラック層用フィルムのうち、15wt%以上25wt%以下に含まれる。
前記電極層用フィルムと前記カバーフィルムとの間に形成されたフォトレジスト層をさらに含む。
前記電極用フィルムは、感光性物質を含む。
本発明に係るプラズマディスプレイパネルの製造方法は、焼結物質を含むブラック層用フィルムと、該ブラック層用フィルム上に形成され、ナノ導電粒子を含む電極用フィルムとを含むグリーンシートを、基板上にラミネートするステップと、前記グリーンシートを電極パターンが形成されたフォトマスクを介して入射された光に露光させるステップと、前記電極パターンに応じて、前記電極用フィルムと前記ブラック層用フィルムとを現像するステップと、該現像により形成された電極とブラック電極とを焼成するステップとを含む。
前記ナノ導電粒子は、ナノ銀粒子である。
前記ナノ導電粒子の直径は、700nm以上1100nm以下である。
前記焼結物質は、ガラスフリットである。
前記ガラスフリットは、前記ブラック層用フィルムのうち、15wt%以上25wt%以下に含まれる。
前記電極用フィルムは、感光性物質を含む。
本発明に係るプラズマディスプレイパネルは、基板と、該基板上に形成され、焼結物質を含むブラック電極と、該ブラック電極上に形成され、ナノ導電粒子を含む電極とを含む。
前記焼結物質は、ガラスフリットである。
前記ナノ導電粒子は、ナノ銀粒子である。
前記ナノ導電粒子の直径は、700nm以上1100nm以下である。
以下、本発明に係る具体的な実施の形態を添付の図面を参照しつつ説明する。
図4は、本発明の実施の形態に係るグリーンシートを示した図である。図4に示されているように、本発明に係るグリーンシートは、ベースフィルム100と、ブラック層用フィルム102と、電極用フィルム103と、カバーフィルム104とを含む。
ブラック層用フィルム102は、ブラック電極を形成するためのものであって、ベースフィルム100上に形成される。
電極用フィルム103は、バス電極を形成するためのものであって、ブラック層用フィルム102上に形成される。
カバーフィルム104は、ブラック層用フィルム102と電極用フィルム103とを保護するためのものであって、電極用フィルム103上に形成される。
本発明の実施の形態に係るグリーンシートは、フォトリソグラフィー工程のために、フォトレジスト層をさらに含むことができる。すなわち、フォトリソグラフィー工程により電極を形成するために、フォトレジスト層が電極用フィルム103上に形成されることができる。また、本発明のグリーンシートでは、フォトリソグラフィー工程のために、ブラック層用フィルム102及び電極用フィルム103が感光性物質を含むことができる。
本発明の実施の形態に係るグリーンシートの電極用フィルム103は、ガラスフリットを含まずに、ナノ銀粒子のようなナノ導電粒子を含む。すなわち、本発明の実施の形態に係る電極用フィルム103がナノ導電粒子を含む場合、導電粒子の直径が小さくなるため、電極用フィルム103により形成される電極の焼成温度は低くなり得る。したがって、本発明の実施の形態に係る電極用フィルム103がガラスフリットを含まなくても、電極用フィルム103の焼結特性は低下しない。
本発明の実施の形態に係る電極用フィルム103は、ガラスフリットを含んでいないため、電極用フィルム103により形成された電極の抵抗は小さい。また、本発明の実施の形態に係る電極用フィルム103がガラスフリットを含まなくて抵抗が小さいため、電極用フィルム103により微細な電極の形成が可能である。
本発明の実施の形態に係るグリーンシートのブラック層用フィルム102に含まれたガラスフリットの量は、従来グリーンシートのブラック層用フィルムに含まれたガラスフリットの量より多い。すなわち、電極用フィルム103がガラスフリットを含んでいないため、電極用フィルムにより形成された電極とブラック層用フィルムにより形成されたブラック層との接合特性が低下され得る。したがって、ブラック層用フィルム102に含まれたガラスフリットの量を増加させることによって、電極とブラック層との接合特性を向上させる。
本発明の実施の形態に係る電極用フィルム103は、銀(Ag)のようなナノ導電粒子、バインダー及び有機物を含む。電極用フィルム103の組成物の比は、銀(Ag)のようなナノ導電粒子が50wt%以上60wt%以下であり、バインダー及び有機物が30wt%以上45wt%以下である。従来の電極用フィルムに含まれた銀(Ag)の直径は、2μm以上3μm以下であるが、本発明の実施の形態に係る電極用フィルムに含まれた銀(Ag)のようなナノ導電粒子の直径は、700nm以上1100nm以下である。
また、本発明の実施の形態に係るブラック層用フィルム102は、金属酸化物、ガラスフリット、バインダー及び有機物を含む。ブラック層用フィルム102の組成物の比は、金属酸化物が10wt%以上25wt%以下であり、ガラスフリットが15wt%以上25wt%以下であり、バインダー及び有機物が50wt%以下である。本発明の実施の形態に係るブラック層用フィルム102に含まれたガラスフリットの量は、従来のブラック層用フィルムに含まれたガラスフリットの量より多い。すなわち、従来のブラック層用フィルムにおいて、ガラスフリットが占める割合は、3wt%以上10wt%以下であるが、本発明の実施の形態に係るブラック層用フィルムにおいて、ガラスフリットが占める割合は、15wt%以上25wt%以下である。ブラック層用フィルム102の金属酸化物粒子の直径は、10nm以上70nm以下であり、ブラック層用フィルム102のガラスフリット粒子の直径は、600nm以上900nm以下である。
以上のように、電極用フィルム103が含む導電粒子の大きさが、従来の電極用フィルムが含む導電粒子の大きさより小さく、ブラック層用フィルム102が含むガラスフリットの量を従来のブラック層用フィルムが含むガラスフリットの量より多くすることにより、焼結特性と接合特性とに優れながらも、抵抗が小さな電極を形成できる。また、本発明の電極用フィルム103は、抵抗が小さいため、微細な電極を形成することもできる。
図5aないし図5cは、本発明の第2実施の形態に係るグリーンシートを利用したプラズマディスプレイパネルの製造工程を示した図である。
図5aに示されているように、前面ガラス基板10上にITOからなる透明電極11a上にベースカバー(図示せず)とフィルムカバー104とが除去されたグリーンシートがラミネートされる。したがって、透明電極110a上には、ブラック層用フィルム102が形成され、ブラック層用フィルム102上には、電極用フィルム103が形成される。ブラック層用フィルム102の組成物及び組成比に対する説明は、図4を参照して説明したものと同様であるため、省略するものとする。電極用フィルム103の組成物、組成比及び導電粒子の直径に対する説明は、図4を参照して説明したものと同様であるため、省略するものとする。本発明のグリーンシートのブラック層用フィルム102及び電極用フィルム103は、フォトリソグラフィー工程のために、感光性物質を含む。
図5bに示されているように、電極用フィルム103が、バス電極のパターンが形成されたフォトマスク30を介して入射された紫外線UVに露光される。
図5cに示されているように、電極用フィルム103とブラック層用フィルム102とは、現像液により現像される。すなわち、紫外線に露出されない電極用フィルム103は、現像液により現像されず、紫外線に露出された電極用フィルム103は、現像液により現像される。これにより、現像されない電極用フィルム103の一部分の下にあるブラック層用フィルム102の一部分は、現像されない。また、現像された電極用フィルム103の下にあるブラック層用フィルム102は、現像液により現像される。これにより、図5cに示されているように、透明電極11a上にブラック電極102’が形成され、ブラック電極102’上にバス電極103’が形成される。以後、焼成工程が500℃ないし580℃で行われる。
焼成工程が行われる時、本発明の実施の形態に係るブラック層用フィルム102は、従来のブラック層用フィルムが含んでいるガラスフリットの量より多いガラスフリットを含んでいるため、バス電極103’とブラック電極102’との間の接合力が良好である。
すなわち、本発明の実施の形態に係る電極用フィルム103が、抵抗を低減するためにガラスフリットを含んでいないとしても、ブラック層用フィルム102がガラスフリットを多く含んでいるため、バス電極103’とブラック電極102’との間の接合力が良好である。
また、本発明の実施の形態に係る電極用フィルム103が含む導電粒子の直径は、従来の電極用フィルムが含む導電粒子の直径より小さいため、焼成温度は低くなり得る。すなわち、本発明の実施の形態に係る電極用フィルム103により形成された電極と従来の電極用フィルムにより形成された電極とが、同じ温度で焼成される場合、本発明の実施の形態に係る電極用フィルム103により形成された電極は、従来の電極用フィルムにより形成された電極に比べて、優れた焼結特性を有する。したがって、本発明の実施の形態に係る電極用フィルム103がガラスフリットを含んでいないとしても、電極用フィルム103の焼結特性は、低下しない。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明に係る技術的思想から逸脱しない範囲内で様々な変更が可能であり、それらも本発明の技術的範囲に属する。
従来のプラズマディスプレイパネルの構造を示した図である。 従来のプラズマディスプレイパネルの前面パネルの構造を示した図である。 従来のプラズマディスプレイパネルの製造工程を示した図である。 従来のプラズマディスプレイパネルの製造工程を示した図である。 従来のプラズマディスプレイパネルの製造工程を示した図である。 従来のプラズマディスプレイパネルの製造工程を示した図である。 従来のプラズマディスプレイパネルの製造工程を示した図である。 従来のプラズマディスプレイパネルの製造工程を示した図である。 従来のプラズマディスプレイパネルの製造工程を示した図である。 本発明の実施の形態に係るグリーンシートを示した図である。 本発明の実施の形態に係るグリーンシートを利用したプラズマディスプレイパネルの製造工程を示した図である。

Claims (18)

  1. ベースフィルムと、
    該ベースフィルム上に形成され、ナノ導電粒子を含む電極用フィルムと、
    該電極用ドライフィルムの上部に形成されたカバーフィルムと
    を含むことを特徴とするプラズマディスプレイパネル用グリーンシート。
  2. 前記ナノ導電粒子は、ナノ銀粒子であることを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル用グリーンシート。
  3. 前記ナノ導電粒子の直径は、700nm以上1100nm以下であることを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル用グリーンシート。
  4. 前記ベースフィルムと前記電極用フィルムとの間に形成され、焼結物質を含むブラック層用フィルムをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のグリーンシート。
  5. 前記焼結物質は、ガラスフリットであることを特徴とする請求項4に記載のプラズマディスプレイパネル用グリーンシート。
  6. 前記ガラスフリットは、前記ブラック層用フィルムのうち、15wt%以上25wt%以下に含まれたことを特徴とする請求項5に記載のプラズマディスプレイパネル用グリーンシート。
  7. 前記電極層用フィルムと前記カバーフィルムとの間に形成されたフォトレジスト層をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル用グリーンシート。
  8. 前記電極用フィルムは、感光性物質を含むことを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイパネル用グリーンシート。
  9. 焼結物質を含むブラック層用フィルムと、該ブラック層用フィルム上に形成され、ナノ導電粒子を含む電極用フィルムとを含むグリーンシートを、基板上にラミネートするステップと、
    前記グリーンシートを、電極パターンが形成されたフォトマスクを介して入射された光に露光させるステップと、
    前記電極パターンに応じて、前記電極用フィルムと前記ブラック層用フィルムとを現像するステップと、
    該現像により形成された電極とブラック電極とを焼成するステップと
    を含むことを特徴とするプラズマディスプレイパネルの製造方法。
  10. 前記ナノ導電粒子は、ナノ銀粒子であることを特徴とする請求項9に記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法。
  11. 前記ナノ導電粒子の直径は、700nm以上1100nm以下であることを特徴とする請求項9に記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法。
  12. 前記焼結物質は、ガラスフリットであることを特徴とする請求項9に記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法。
  13. 前記ガラスフリットは、前記ブラック層用フィルムのうち、15wt%以上25wt%以下に含まれたことを特徴とする請求項9に記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法。
  14. 前記電極用フィルムは、感光性物質を含むことを特徴とする請求項9に記載のプラズマディスプレイパネルの製造方法。
  15. 基板と、
    該基板上に形成され、焼結物質を含むブラック電極と、
    該ブラック電極上に形成され、ナノ導電粒子を含む電極と
    を含むことを特徴とするプラズマディスプレイパネル。
  16. 前記焼結物質は、ガラスフリットであることを特徴とする請求項15に記載のプラズマディスプレイパネル。
  17. 前記ナノ導電粒子は、ナノ銀粒子であることを特徴とする請求項15に記載のプラズマディスプレイパネル。
  18. 前記ナノ導電粒子の直径は、700nm以上1100nm以下であることを特徴とする請求項15に記載のプラズマディスプレイパネル。
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