JP2003195122A - 光コネクタ - Google Patents

光コネクタ

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JP2003195122A
JP2003195122A JP2001392178A JP2001392178A JP2003195122A JP 2003195122 A JP2003195122 A JP 2003195122A JP 2001392178 A JP2001392178 A JP 2001392178A JP 2001392178 A JP2001392178 A JP 2001392178A JP 2003195122 A JP2003195122 A JP 2003195122A
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optical fiber
light emitting
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receiving element
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JP2001392178A
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Takehisa Ide
剛久 井出
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Fujikura Ltd
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Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光信号の伝送効率が良く、製造性が良好な光
コネクタを提供する。 【解決手段】 光ファイバー21の端面を保持するプラ
グコネクタ3と、前記光ファイバー21との間で光信号
を授受する受発光素子15を内蔵する光トランシーバ2
とが、前記光ファイバー21の端面と前記受発光素子1
5との間に光伝導性部材14を介して接続されている光
コネクタ1において、前記受発光素子15の周辺が透明
樹脂17で包まれて前記光トランシーバ2の内部に固定
され、前記プラグコネクタ3と光トランシーバ2との接
続時に、前記受発光素子15および透明樹脂17に接触
している前記光伝導性部材14を前記光ファイバー21
の端面に相対的に押圧させる板バネ12が設けられてお
り、かつ受発光素子15と基板7とがリードフレーム1
6を介して接続され、リードフレーム16と基板7とが
導通可能に相対的に押圧される屈曲部19が設けられて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車用光LA
Nシステム等に利用される光コネクタに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】高度情報化社会を支える通信手段とし
て、光通信が今日、重要な役割をなしている。その一例
としてLANなどの近距離通信回線があり、最近では、
自動車等にも組み込まれている。このような光通信回線
の主要素には、光ファイバーや受発光素子等があるが、
回線網を構成するには、これらの要素を接続する必要が
あり、そのための方法として、融着などの直接接続する
方法や光コネクタを使用する方法が知られている。
【0003】前記光通信回線を構築する場合、専用工
具、専用コネクタ、専門技術者による接続がおこなわれ
るので、堅牢で損失がなく、また構造がある程度複雑で
も特には支障がない。
【0004】しかしながら、自動車の内部に光通信網を
構築するなどの場合のように、組み立て環境が必ずしも
よくない状況の下では、簡単かつ確実に接続をおこなう
ことができ、しかも低廉かつ小型のコネクタが要求され
る。
【0005】この種のコネクタの一例が、実公平6−3
3443号公報に記載されている。これは、プラグ部に
フェルールと称される光ファイバーの先端部が保持さ
れ、レセプタクル部はそのプラグ部を嵌合させるととも
に、その嵌合状態で光ファイバーの先端側に位置してい
て光ファイバーとの間で光信号を授受する光素子を備え
ている。
【0006】光ファイバーの先端部は、切断してファイ
バーの先端を露出させた状態となっているので、プラグ
部の外表面から突出していたり、同一平面上に位置して
いたりすると、組立てなどの取扱い時に汚染されたり損
傷を受けたりして、光信号を授受できなくなったり、信
号の伝送損失が大きくなったりする。
【0007】そこで、上記の公報のコネクタでは、プラ
グ部における光ファイバーの先端部を、該先端部を保持
している円筒部の先端面から後退させて、その円筒部の
内部に包み込んだ状態としている。
【0008】したがってプラグ部をレセクタプル部(受
け部)に嵌合させた場合、光ファイバーの先端部と、受
け部側の光素子とが離隔する。
【0009】そのため、上記の公報に記載された従来の
コネクタでは、光ファイバーの先端部と受発光素子との
間に、光ファイバーと同様な素材もしくは構成の光伝導
部材を介在させている。この光コネクタでは、光ファイ
バーの先端部と前記光伝導部材との間の境界面、または
光ファイバーの先端部と光ファイバーと同様な素材との
間の境界面を介して光信号を伝送する構造となっている
ので、それらの境界面での光信号の反射や散乱などによ
る減衰を防止するために、前記光コネクタの接続時に光
ファイバーや光伝導部材などの相互の端面が、予め定め
られた所定の位置に配置される必要がある。
【0010】前記プラグ部の内部には、光ファイバーに
固定されたコイルスプリングが設けられている。このコ
イルスプリングの一方の端部は、前記プラグ部の外側部
分である第1のケーシングの内壁に接触している。ま
た、他方の端部は光ファイバーの先端周辺を覆うように
形成されて一体化されている第2のケーシングに接触し
ている。そのため、前記プラグ部と前記受け部とが接続
されると、前記コイルスプリングに反力が働いて前記光
ファイバーの先端部が押し出され、その端面が一定の位
置に配置される。
【0011】また、前記光コネクタは、前記プラグ部の
第1のケーシングに設けられたロック片と、前記受け部
のケーシングに設けられた前記ロック片に対応する穴と
による固定手段によって固定されている。そのため、前
記プラグ部および受け部の端部に取り付けられている部
材の荷重などによって前記光コネクタが分離する方向に
力が加わった場合、前記ロック片が前記穴の周縁に接触
して、前記プラグ部と受け部とが外れることが抑止され
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述の構造の光コネク
タでは、前記光ファイバーの先端部は、前記コイルスプ
リングに生じる反力によって一定の位置に配置される構
造となっている。また、この光コネクタのケーシング部
は上述の固定手段によって固定されている。そのため、
前記コイルスプリングと前記プラグ部の第1のケーシン
グとに公差による隙間があった場合、前記光コネクタが
分離する方向にコイルスプリングの反力以上の力が加わ
ると、内部の光ファイバーのみが移動し、前記コイルス
プリングが縮んだままの状態になってしまうので、隙間
の分、光ファイバーの先端部がプラグ部の内部に後退し
た状態になってしまう。その結果、所定の位置に光ファ
イバーの端面が配置されず、接続部分に間隙が生じ、光
の接続損失が発生してしまうという不都合があった。
【0013】この発明は、上記の技術的課題に着目して
なされたものであり、光信号の伝送効率が良く、製造性
が良好な光コネクタを提供することを目的とするもので
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段およびその作用】上記の目
的を達成するために、請求項1の発明は、光ファイバー
の端面を保持するプラグ部と、前記光ファイバーとの間
で光信号を授受する受発光素子を内蔵する受け部とが、
前記光ファイバーの端面と前記受発光素子との間に光伝
導性部材を介して接続されている光コネクタにおいて、
前記受発光素子の周辺が透明樹脂で包まれて前記受け部
の内部に固定され、前記プラグ部と受け部との接続時
に、前記透明樹脂に接触している前記光伝導性部材を前
記光ファイバーの端面に相対的に押圧させる第1の押圧
手段が設けられており、かつ前記受発光素子と電気部材
とが線状材を介して接続され、前記線状材と前記電気部
材とが導通可能に相対的に押圧される第2の押圧手段が
設けられていることを特徴とする光コネクタである。
【0015】したがって、請求項1の発明においては、
前記受け部と前記プラグ部との接続時に、前記受け部に
設けられた前記第1の押圧手段によって、前記受発光素
子と光伝導性部材とが前記光ファイバーの端面に相対的
に押圧されて接触する。一方、前記受発光素子に接続さ
れている線状材と、前記電気部材とが第2の押圧手段に
よって相対的に押圧されて導通可能に接触する。
【0016】また、請求項2の発明は、前記第1の押圧
手段および第2の押圧手段が、弾性体を使用した手段と
されていることを特徴とする請求項1に記載の光コネク
タである。
【0017】したがって、請求項2の発明においては、
前記弾性体によって光コネクタの接続時に受発光素子を
包み込むように受け部に充填された透明樹脂と前記光伝
導性部材とが接触され、さらに受け部に接続された状態
の前記光ファイバーの端面が接触する。また、前記線状
材と前記電気部材とが接触する。そのため、光ファイバ
ーと受発光素子とのいずれか一方から発せられた光信号
が、透明樹脂の内部および光伝導部材を透過して他方に
到り、両者の間で光信号が伝送される。
【0018】また、請求項3の発明は、前記第1の押圧
手段に使用される弾性体が前記受け部の内部に接触した
板バネとされ、第2の押圧手段に使用される弾性体が、
前記線状材の一部を屈曲させた部材とされていることを
特徴とする請求項1および請求項2に記載の光コネクタ
である。
【0019】したがって、請求項3の発明においては、
前記受け部の内部に設けられた板バネによって前記透明
樹脂と前記光伝導性部材とが接触され、さらに前記線状
材の一部を屈曲させた部材によって前記線状材と前記電
気部材とが導通可能に接触する。
【0020】
【発明の実施の形態】つぎにこの発明の具体例を図面に
基づいて説明する。図1において、光コネクタ1が、互
いに接続された光トランシーバ2(受け部)とプラグコ
ネクタ3(プラグ部)とから構成されている。その光ト
ランシーバ2とプラグコネクタ3とが接続されている。
【0021】光トランシーバ2は、筐体としてレセクタ
プルハウジング4を有している。レセクタプルハウジン
グ4は、開口形状が矩形状をなす有底状の外筒部5と、
その外筒部5の底部(すなわち内奥部)に形成された小
径円筒部6とを一体に形成した部材であり、この小径円
筒部6は、外筒部5の底部を貫通してレセクタプルハウ
ジング4の背面側に開口している。この背面側の開口の
周辺に基板7と接触している台座8が設けられている。
また、レセクタプルハウジング4の表面側には、光トラ
ンシーバ2とプラグコネクタ3との挿入時にロック片が
嵌入される穴9が設けられている。
【0022】小径円筒部6から前記背面側の開口までの
中空部分には、バネ部材10が配置されている。バネ部
材10は、断面形状が中空で直角に曲がった形状とされ
ている素子固定部11と、板バネ12とから構成されて
いる。この素子固定部11の一方の開口から受発光モジ
ュール13の一方の端部が挿入されている。また、素子
固定部11の他方の開口には、光伝導性部材14の一方
の端部が嵌め込まれ、小径円筒部6と素子固定部11と
が固定されている。また、板バネ12は、レセクタプル
ハウジング4の内壁と素子固定部11とに接触してい
る。
【0023】素子固定部11に挿入されている受発光モ
ジュール13の一方の端部は、リードフレーム16の先
端部分に受発光素子15が取り付けられた構成となって
いる。このリードフレーム16の材料には、銅およびシ
リコン等の材料が例示されるがその他の材料でもよい。
この受発光素子15を含むリードフレーム16の先端部
分が、その周囲に充填された透明樹脂17によって固定
されている。また、その状態で受発光素子15の光軸が
前記小径円筒部6の中心軸線に一致させられている。
【0024】リードフレーム16の他方の端部は、ハン
ダ付けによって基板7に接続されている。なお、この基
板7とリードフレーム16との接続方法にはハンダ付け
以外に異方導電接続等が例示されるが他の方法でもよ
い。このリードフレーム16は基板7に設けられた接続
のためのランド部18の周辺で折り返されており、縦断
面形状がU字形状の屈曲部19が形成されている。この
屈曲部19は反力が生じた状態でランド部18と接触さ
れている。
【0025】上記の小径円筒部6は、光伝導性部材14
を介して素子固定部11と固定されている。この光伝導
性部材14は、小径円筒部6の内部にまで嵌め込まれて
おり、その小径円筒部6の内部での光伝導性部材14の
一方の端面が、平滑面に形成されて透明樹脂17と接触
している。また、光伝導性部材14の他方の端面も平滑
面に形成されており、その平面が前記受発光素子15に
入射する光信号あるいは受発光素子15から発する光信
号を射出する光学基準面20となっている。この光学基
準面20は、小径円筒部6の内部にあって光トランシー
バ2の端面から内側に後退した位置に保持されている。
これは、取り扱い時の汚染あるいは損傷などを防止する
ためである。
【0026】プラグコネクタ3は、操作パネル等から伸
線された光ファイバー21と、その光ファイバー21の
先端部に嵌着されているフェルール部22と、筐体であ
って前記フェルール部22を保持しているプラグハウジ
ング23とから構成されている。フェルール部22は、
その中心軸線に沿って光ファイバー21を挿通させて保
持した部分であって、その先端部には、光ファイバー2
1の先端面が面一に一致して露出している。
【0027】また、プラグハウジング23の先端部から
所定寸法後退した位置には、図での上下方向に弾性的に
撓む片持ち状の上下一対のロック片24が形成されてい
る。前記フェルール部22は、そのロック片24の先端
部分によって挟持されてプラグハウジング23の内部に
固定されて保持されている。その状態で、フェルール部
22の先端面すなわち光ファイバー21の露出した先端
面が、プラグハウジング23の先端部から所定寸法後退
してプラグハウジング23の内部に収容された状態とな
っている。またプラグハウジング23の外部には、光ト
ランシーバ2に挿入されたときに穴9に、嵌入されるロ
ック片25が設けられている。
【0028】光トランシーバ2とプラグコネクタ3とが
接続されている上述の状態では、フェルール部22が前
記小径円筒部6の内部に挿入されて嵌合させられ、その
状態で光ファイバー21の端面と前記光伝導性部材14
の端部として形成した光学基準面20とが対向し、ある
いは面接触している。なお、フェルール部22は、小径
円筒部6に嵌合されており、内部の光ファイバー21と
光学基準面20との焦点が合う所定の位置に固定されて
いる。
【0029】上記の構成の光コネクタ1を使用する場
合、まず光トランシーバ2の内部の光伝導性部材14の
一方の端部は板バネ12に生じる反力によって、プラグ
コネクタ3が挿入される方向と反対の方向に移動してい
る。言い換えると、光伝導性部材14の一方の端面が、
光コネクタ1の接続後に光学基準面20となる位置より
もフェルール部22の方向に突出している。そのため、
図2および図3に示すように、接続前の光トランシーバ
2の開口端から光伝導性部材14の前記開口端の方向の
端部までの寸法が、プラグ部3の先端面からロック片2
5の端部までの寸法よりも短くなっている。
【0030】つぎに、上記の状態の光トランシーバ2に
プラグコネクタ3が接続される。プラグコネクタ3の先
端部分であるフェルール部22が小径円筒部6に挿入さ
れると、光伝導性部材14の一方の端面とフェルール部
22とが接触する。さらにプラグコネクタ3が光トラン
シーバ2に深く挿入されると、その挿入に伴ってフェル
ール部22が光伝導性部材14の一方の端面を押圧し、
前記光伝導性部材14の一方の端面とフェルール部22
との接触部分がプラグコネクタ3の挿入方向に移動す
る。また同時に、光伝導性部材14の他方の端面と接触
しているバネ部材10も前記挿入方向に移動する。その
結果、板バネ12が挿入方向に反ってバネ部材10に反
力が生じる。このとき、前記移動に伴って受発光素子1
5も前記挿入方向に移動する。一方、前記受発光素子1
5と接続されているリードフレーム16に設けられた屈
曲部19が、基板7に設けられたとランド部18に押圧
された状態で導通可能に接触している。そのため、前記
受発光素子15の移動に伴って、この屈曲部19はラン
ド部18の表面に接触したままスライドして移動する。
この後、ロック片24が穴9に嵌入して光トランシーバ
2とプラグコネクタ3とが固定されて、光コネクタ1の
接続が完了する。
【0031】上記の構成では、光信号がプラグコネクタ
3側から伝達された場合、接続された光コネクタ1内
で、光ファイバー21の先端から、光学基準面20に向
かって、光信号が射出される。射出された光信号は、フ
ェルール部22の先端部と接触している光伝導性部材1
4に入射する。入射した光信号は、その後、前記光伝導
性部材14の内部を受発光素子15に向かって進む。受
発光素子15は、透明樹脂17が受発光素子15の周辺
に充填され固定されているので、すなわち光伝導性部材
14のフェルール部22の先端部に接近して位置してい
る。そのため、透明樹脂17に入射した光信号は、直ち
に受発光素子15に伝達され、リードフレーム16を介
して基板7に光信号が伝達される。さらに、その後各電
子部品等に伝達される。
【0032】したがって、上述の具体例によれば、光コ
ネクタ1の接続時にバネ部材10に接触している光伝導
性部材14の一方の端部と、プラグ部3の先端部とが面
接触されている。このとき光伝導性部材14は、バネ部
材10に生じる反力によって、光ファイバー21の先端
面と密着することができる。そのために、プラグ部3の
他方の端部に接続されている部材などの荷重や予期せぬ
力が、光コネクタ1が分離する方向にかかっても、従来
のように光伝導性部材14と光ファイバー21の先端面
との間に間隙が生じることがないので、光コネクタ1に
よる接続損失を低減することができる。
【0033】また、リードフレーム16に屈曲部19を
設けてその屈曲部19に生じる反力によりランド部18
に押圧したので、基板7とリードフレーム16とを簡単
に接触させることができる。そのため、光コネクタ1の
接続のために特別な部品を光トランシーバ2およびプラ
グコネクタ3に設けなくてもよいので、製造コストが低
廉される。また、光コネクタ1の接続時にリードフレー
ム16の端部の接続部分である屈曲部19がランド部1
8に固定されていないので、受発光素子15の移動に伴
って屈曲部19がスライド移動する。その結果、受発光
素子15の移動に伴ってリードフレーム16がほとんど
形状変形しないので、接続時にリードフレーム16が切
断される可能性を低減することができる。
【0034】また、押圧手段として、板バネ12および
リードフレーム16を折り返して形成した屈曲部19を
使用したことにより、部品点数を削減することができ
る。その結果、製造コストが低廉される。
【0035】また、受発光素子15が透明樹脂17によ
って所定の位置に固定され、さらにフェルール部22が
プラグハウジング23のロック片24によって固定され
ているので、光軸に対する調整のため、受発光素子15
を高精度にする必要がなくなる。そのため、組み立てが
簡単になり、製造コストを低廉することができる。
【0036】また、従来のようにプラグコネクタ3にコ
イルスプリングを設ける必要がなくなるので、部品点数
を削減することができる。そのため、組み立てが簡単に
なり、製造コストを低廉することができる。
【0037】なお、上述の具体例では、他の部材として
透明樹脂17および光伝導性部材14を光ファイバー2
1と受発光素子15との間に設けたが、この部材の種類
および個数は、上述の種類および個数には限定されな
い。例えば、透明樹脂のみを他の部材として光ファイバ
ー21と受発光素子15との間に介在させてもよい。
【0038】また、上述の具体例では、光伝導性部材1
4を光ファイバー21の端面に接触させるための第1の
押圧手段としてバネ部材10を光トランシーバ2に設け
たが、この部材の構成および個数は、上述の構成および
個数には限定されない。例えば、一個のスプリングコイ
ルのみを押圧手段として設けてもよい。またバネではな
く他の部材による押圧手段であってもよい。要は、光コ
ネクタ1接続時に光伝導性部材14と光ファイバー21
とが相対的に押圧されていればよい。
【0039】また、上述の具体例では、リードフレーム
16と基板7とを接触させるための第2の押圧手段とし
て、リードフレーム16を加工して屈曲部19を形成し
たがこの部材の構成および個数は、上述の構成および個
数には限定されない。例えばリードフレーム16がスプ
リング状に加工されて2個取り付けられていてもよい。
要は、基板7とリードフレーム16とが相対的に押圧さ
れていればよい。
【0040】また、上述の具体例では、第1の押圧手段
と第2の押圧手段とは別の手段とされたが、この手段の
構成は上述の構成には限定されない。同一の押圧手段を
同時に用いてもよい。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、光コネクタの接続時に他の部材の一方の端部
と、プラグ部の先端部とが面接触されている。このとき
他の部材は、第1の押圧手段によって、光ファイバーの
端面と密着することができる。そのために、プラグ部の
他方の端部に接続されている部材などの荷重や予期せぬ
力が、光コネクタが分離する方向にかかっても、従来の
ように他の部材と光ファイバーの端面との間に間隙が生
じることがないので、光コネクタによる接続損失を低減
することができる。また、従来のようにプラグ部にコイ
ルスプリングを設ける必要がなくなるので、部品点数を
削減することができる。そのため、組み立てが簡単にな
り、製造コストを低廉することができる。また、線状材
と電気部材とが第2の押圧手段によって接続されている
ことにより、前記線状材と電気部材とを簡単に接触させ
ることができる。そのため、光コネクタの接続のために
特別な部品を前記受け部およびプラグ部に設けなくても
よいので、製造コストが低廉される。
【0042】また、請求項2の発明によれば、上述の効
果に加えて、前記押圧手段が弾性体を使用した手段とさ
れていることにより、前記光コネクタを簡単な構造にす
ることができる。
【0043】また、請求項3の発明によれば、上述の効
果に加えて、光コネクタの部品点数が削減される。その
結果、製造コストが低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の光コネクタの具体例を示す縦断面
図である。
【図2】 図1に示す光コネクタの接続前の状態を示す
図である。
【図3】 図1に示す光コネクタにおけるこの発明の要
部を示す拡大図である。
【符号の説明】
1…光コネクタ、 2…光トランシーバ、 3…プラグ
コネクタ、 7…基板、 12…板バネ、 14…光伝
導性部材、 15…受発光素子、 16…リードフレー
ム、 17…透明樹脂、 19…屈曲部、 21…光フ
ァイバー。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバーの端面を保持するプラグ部
    と、前記光ファイバーとの間で光信号を授受する受発光
    素子を内蔵する受け部とが、前記光ファイバーの端面と
    前記受発光素子との間に光伝導性部材を介して接続され
    ている光コネクタにおいて、 前記受発光素子の周辺が透明樹脂で包まれて前記受け部
    の内部に固定され、前記プラグ部と受け部との接続時
    に、前記透明樹脂に接触している前記光伝導性部材を前
    記光ファイバーの端面に相対的に押圧させる第1の押圧
    手段が設けられており、かつ前記受発光素子と電気部材
    とが線状材を介して接続され、前記線状材と前記電気部
    材とが導通可能に相対的に押圧される第2の押圧手段が
    設けられていることを特徴とする光コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記第1の押圧手段および第2の押圧手
    段が、弾性体を使用した手段とされていることを特徴と
    する請求項1に記載の光コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記第1の押圧手段に使用される弾性体
    が前記受け部の内部に接触した板バネとされ、第2の押
    圧手段に使用される弾性体が、前記線状材の一部を屈曲
    させた部材とされていることを特徴とする請求項1およ
    び請求項2に記載の光コネクタ。
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