JP2003195120A - 光コネクタ - Google Patents

光コネクタ

Info

Publication number
JP2003195120A
JP2003195120A JP2001392176A JP2001392176A JP2003195120A JP 2003195120 A JP2003195120 A JP 2003195120A JP 2001392176 A JP2001392176 A JP 2001392176A JP 2001392176 A JP2001392176 A JP 2001392176A JP 2003195120 A JP2003195120 A JP 2003195120A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
optical fiber
light emitting
receiving
connector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001392176A
Other languages
English (en)
Inventor
Takehisa Ide
剛久 井出
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP2001392176A priority Critical patent/JP2003195120A/ja
Publication of JP2003195120A publication Critical patent/JP2003195120A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
  • Combinations Of Printed Boards (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光信号の伝送効率が良く、製造性が良好な光
コネクタを提供する。 【解決手段】 光ファイバー21の端面を先端部から内
側に後退させて保持するプラグコネクタ3と、前記光フ
ァイバー21との間で光信号を授受する受発光素子15
を内蔵する光トランシーバ2とが、前記光ファイバー2
1の端面と受発光素子15との間に透明樹脂17および
光伝導性部材14を介して接続されている光コネクタ1
において、プラグコネクタ3と光トランシーバ2との接
続時に、前記受発光素子15、透明樹脂17および光伝
導性部材14と、前記光ファイバー21の端面とを相対
して弾性的に押圧させるバネ部材10が設けられてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車用光LA
Nシステム等に利用される光コネクタに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】高度情報化社会を支える通信手段とし
て、光通信が最近では重要な役割をなしている。その一
例としてLANなどの近距離通信回線があり、自動車等
にも組み込まれている。このような光通信回線の主要素
には、光ファイバーや受発光素子等があるが、回線網を
構成するには、これらの要素を接続する必要があり、そ
のための方法として、融着などの直接接続する方法や光
コネクタを使用する方法が知られている。
【0003】前記光通信回線を構築する場合、専用工
具、専用コネクタ、専門技術者による接続がおこなわれ
るので、堅牢で損失がなく、また構造がある程度複雑で
も特には支障がない。
【0004】しかしながら、自動車の内部に光通信網を
構築するなどの場合のように、組み立て環境が必ずしも
よくない状況の下では、簡単かつ確実に接続をおこなう
ことができ、しかも低廉かつ小型のコネクタが要求され
る。
【0005】この種のコネクタの一例が、実公平6−3
3443号公報に記載されている。これは、プラグ部に
フェルールと称される光ファイバーの先端部が保持さ
れ、レセプタクル部はそのプラグ部を嵌合させるととも
に、その嵌合状態で光ファイバーの先端側に位置してい
て光ファイバーとの間で光信号を授受する光素子を備え
ている。
【0006】光ファイバーの先端部は、切断してファイ
バーの先端を露出させた状態となっているので、プラグ
部の外表面から突出していたり、同一平面上に位置して
いたりすると、組立てなどの取扱い時に汚染されたり損
傷を受けたりして、光信号を授受できなくなったり、信
号の伝送損失が大きくなったりする。
【0007】そこで、上記の公報のコネクタでは、プラ
グ部における光ファイバーの先端部を、該先端部を保持
している円筒部の先端面から後退させて、その円筒部の
内部に包み込んだ状態としている。
【0008】したがってプラグ部をレセクタプル部(受
け部)に嵌合させた場合、光ファイバーの先端部と、受
け部側の光素子とが離隔する。
【0009】そのため、上記の公報に記載された従来の
コネクタでは、光ファイバーの先端部と受発光素子との
間に、光ファイバーと同様な素材もしくは構成の光伝導
部材を介在させている。この光コネクタでは、光ファイ
バーの先端部と前記光伝導部材との間の境界面、または
光ファイバーの先端部と光ファイバーと同様な素材との
間の境界面を介して光信号を伝送する構造となっている
ので、それらの境界面での光信号の反射や散乱などによ
る減衰を防止するために、前記光コネクタの接続時に光
ファイバーや光伝導部材などの相互の端面が、予め定め
られた所定の位置に配置される必要がある。
【0010】前記プラグ部の内部には、光ファイバーに
固定されたコイルスプリングが設けられている。このコ
イルスプリングの一方の端部は、前記プラグ部の外側部
分である第1のケーシングの内壁に接触している。ま
た、他方の端部は光ファイバーの先端周辺を覆うように
形成されて一体化されている第2のケーシングに接触し
ている。そのため、前記プラグ部と前記受け部とが接続
されると、前記コイルスプリングに反力が働いて前記光
ファイバーの先端部が押し出され、その端面が一定の位
置に配置される。
【0011】また、前記光コネクタは、前記プラグ部の
第1のケーシングに設けられたロック片と、前記受け部
のケーシングに設けられた前記ロック片に対応する穴と
による固定手段によって固定されている。そのため、前
記プラグ部および受け部の端部に取り付けられている部
材の荷重などによって前記光コネクタが分離する方向に
力が加わった場合、前記ロック片が前記穴の周縁に接触
して、前記プラグ部と受け部とが外れることが抑止され
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述の構造の光コネク
タでは、前記光ファイバーの先端部は、前記コイルスプ
リングに生じる反力によって一定の位置に配置される構
造となっている。また、この光コネクタのケーシング部
は上述の固定手段によって固定されている。そのため、
前記コイルスプリングと前記プラグ部の第1のケーシン
グとに公差による隙間があった場合、前記光コネクタが
分離する方向にコイルスプリングの反力以上の力が加わ
ると、内部の光ファイバーのみが移動し、前記コイルス
プリングが縮んだままの状態になってしまうので、隙間
の分、光ファイバーの先端部がプラグ部の内部に後退し
た状態になってしまう。その結果、所定の位置に光ファ
イバーの端面が配置されず、接続部分に間隙が生じ、光
の接続損失が発生してしまうという不都合があった。
【0013】この発明は、上記の技術的課題に着目して
なされたものであり、光信号の伝送効率が良く、製造性
が良好な光コネクタを提供することを目的とするもので
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段およびその作用】上記の目
的を達成するために、請求項1の発明は、光ファイバー
の端面を先端部から内側に後退させて保持するプラグ部
と、前記光ファイバーとの間で光信号を授受する受発光
素子を内蔵する受け部とが、前記光ファイバーの端面と
前記受発光素子との間に他の部材を介して接続されてい
る光コネクタにおいて、前記プラグ部と受け部との接続
時に、前記受発光素子および前記他の部材と、前記光フ
ァイバーの端面とを相対して弾性的に押圧させる手段が
設けられていることを特徴とする光コネクタである。
【0015】したがって、請求項1の発明においては、
前記光コネクタを接続時に、前記受け部に設けられた前
記弾性的に押圧させる手段によって、前記受発光素子お
よび前記他の部材と前記光ファイバーの端面とが相対的
に押圧されて接触される。
【0016】また、請求項2の発明は、前記他の部材が
光伝導性部材と透明樹脂とされ、前記受発光素子の周辺
に充填された前記透明樹脂に前記光伝導性部材が接触さ
れていることを特徴とする請求項1または請求項2に記
載の光コネクタである。
【0017】したがって、請求項2の発明においては、
光コネクタの接続時に受発光素子を包み込むように受け
部に充填された透明樹脂と光伝導性部材とが接触され、
さらに受け部に接続された状態の前記光ファイバーの端
面が接触している。そのため、光ファイバーと受発光素
子とのいずれか一方から発せられた光信号が、透明樹脂
の内部および光伝導部材を透過して他方に到り、両者の
間で光信号が伝送される。
【0018】また、請求項3の発明は、前記受け部の内
部に配置された前記受発光素子が可撓性のある回路板を
介して電子部材と接続されていることを特徴とする請求
項1または請求項2に記載の光コネクタである。
【0019】したがって、請求項3の発明においては、
前記プラグ部と前記受け部との接続時に、前記押圧する
手段のため、前記受発光素子が軸線上で移動する。この
とき、前記回路板は可撓性があるので、前記移動に伴っ
て形状を変形する。
【0020】また、請求項4の発明は、前記可撓性のあ
る回路板と接続されている電子部材とが異方導電接続さ
れていることを特徴とする請求項3に記載の光コネクタ
である。
【0021】したがって、請求項4の発明においては、
前記可撓性のある回路板と電子部材とが異方導電性を持
つ部材によって接続されることにより、接続部分が簡略
化される。
【0022】
【発明の実施の形態】つぎにこの発明の具体例を図面に
基づいて説明する。図1において、光コネクタ1が、互
いに接続された光トランシーバ2(受け部)とプラグコ
ネクタ3(プラグ部)とから構成されている。その光ト
ランシーバ2とプラグコネクタ3とが接続されている。
【0023】光トランシーバ2は、筐体としてレセクタ
プルハウジング4を有している。レセクタプルハウジン
グ4は、開口形状が矩形状をなす有底状の外筒部5と、
その外筒部5の底部(すなわち内奥部)に形成された小
径円筒部6とを一体に形成した部材であり、この小径円
筒部6は、外筒部5の底部を貫通してレセクタプルハウ
ジング4の背面側に開口している。この背面側の開口の
周辺に基板7と接触している台座8が設けられている。
また、レセクタプルハウジング4の表面側には、光トラ
ンシーバ2とプラグコネクタ3との挿入時にロック片が
嵌入される穴9が設けられている。
【0024】小径円筒部6から前記背面側の開口までの
中空部分には、バネ部材10が配置されている。バネ部
材10は、断面形状が中空で直角に曲がった形状とされ
ている素子固定部11と、板バネ12とから構成されて
いる。この素子固定部11の一方の開口から受発光モジ
ュール13の一方の端部が挿入されている。また、素子
固定部11の他方の開口には、光伝導性部材14の一方
の端部が嵌め込まれ、小径円筒部6と素子固定部11と
が固定されている。また、板バネ12は、レセクタプル
ハウジング4の内壁と素子固定部11とに接触してい
る。
【0025】素子固定部11に挿入されている受発光モ
ジュール13の一方の端部は、リードフレーム16の先
端部分に受発光素子15が取り付けられた構成となって
いる。そして、その受発光素子15を含むリードフレー
ム16の先端部分が、その周囲に充填された透明樹脂1
7によって固定されている。また、その状態で受発光素
子15の光軸が前記小径円筒部6の中心軸線に一致させ
られている。
【0026】リードフレーム16の他方の端部は、薄い
フィルム状のFPC(フレキシブルプリント基板)18
に接続されている。なお、このFPC18とリードフレ
ーム16との接続方法には、ハンダ付け、抵抗溶接、超
音波溶接、異方導電接続等が例示されるが他の方法でも
よい。さらに、このFPC18は接着、導電、絶縁とい
う3つの機能を同時に有する異方導電性を持ったフィル
ムや接着剤などの異方導電性部材19を介して基板7に
接続されている。
【0027】上記の小径円筒部6は、光伝導性部材14
を介して素子固定部11と固定されている。この光伝導
性部材14は、小径円筒部6の内部にまで嵌め込まれて
おり、その小径円筒部6の内部での光伝導性部材14の
一方の端面が、平滑面に形成されて透明樹脂17と接触
している。また、光伝導性部材14の他方の端面も平滑
面に形成されており、その平面が前記受発光素子15に
入射する光信号あるいは受発光素子15から発する光信
号を射出する光学基準面20となっている。この光学基
準面20は、小径円筒部6の内部にあって光トランシー
バ2の端面から内側に後退した位置に保持されている。
これは、取り扱い時の汚染あるいは損傷などを防止する
ためである。
【0028】プラグコネクタ3は、操作パネル等から伸
線された光ファイバー21と、その光ファイバー21の
先端部に嵌着されているフェルール部22と、筐体であ
って前記フェルール部22を保持しているプラグハウジ
ング23とから構成されている。フェルール部22は、
その中心軸線に沿って光ファイバー21を挿通させて保
持した部分であって、その先端部には、光ファイバー2
1の先端面が面一に一致して露出している。
【0029】また、プラグハウジング23の先端部から
所定寸法後退した位置には、図での上下方向に弾性的に
撓む片持ち状の上下一対のロック片24が形成されてい
る。前記フェルール部22は、そのロック片24の先端
部分によって挟持されてプラグハウジング23の内部に
固定されて保持されている。その状態で、フェルール部
22の先端面すなわち光ファイバー21の露出した先端
面が、プラグハウジング23の先端部から所定寸法後退
してプラグハウジング23の内部に収容された状態とな
っている。またプラグハウジング23の外部には、光ト
ランシーバ2に挿入されたときに穴9に、嵌入されるロ
ック片25が設けられている。
【0030】光トランシーバ2とプラグコネクタ3とが
接続されている上述の状態では、フェルール部22が前
記小径円筒部6の内部に挿入されて嵌合させられ、その
状態で光ファイバー21の端面と前記光伝導性部材14
の端部として形成した光学基準面20とが対向し、ある
いは面接触している。なお、フェルール部22は、小径
円筒部6に嵌合されており、内部の光ファイバー21と
光学基準面20との焦点が合う所定の位置に固定されて
いる。
【0031】上記の構成の光コネクタ1を使用する場
合、まず光トランシーバ2の内部の光伝導性部材14の
一方の端部は板バネ12に生じる反力によって、プラグ
コネクタ3が挿入される方向と反対の方向に移動してい
る。言い換えると、光伝導性部材14の一方の端面が、
光コネクタ1の接続後に光学基準面20となる位置より
もフェルール部22の方向に突出している。そのため、
図2および図3に示すように、接続前の光トランシーバ
2の開口端から光伝導性部材14の前記開口端の方向の
端部までの寸法が、プラグ部3の先端面からロック片2
5の端部までの寸法よりも短くなっている。
【0032】つぎに、上記の状態の光トランシーバ2に
プラグコネクタ3が接続される。プラグコネクタ3の先
端部分であるフェルール部22が小径円筒部6に挿入さ
れると、光伝導性部材14の一方の端面とフェルール部
22とが接触する。さらにプラグコネクタ3が光トラン
シーバ2に深く挿入されると、その挿入に伴ってフェル
ール部22が光伝導性部材14の一方の端面を押圧し、
前記光伝導性部材14の一方の端面とフェルール部22
との接触部分がプラグコネクタ3の挿入方向に移動す
る。また同時に、光伝導性部材14の他方の端面と接触
しているバネ部材10も前記挿入方向に移動する。その
結果、板バネ12が挿入方向に反ってバネ部材10に反
力が生じる。最後にロック片24が穴9に嵌入して光ト
ランシーバ2とプラグコネクタ3とが固定されて、光コ
ネクタ1の接続が完了する。
【0033】上記の構成では、光信号がプラグコネクタ
3側から伝達された場合、接続された光コネクタ1内
で、光ファイバー21の先端から、光学基準面20に向
かって、光信号が射出される。射出された光信号は、フ
ェルール部22の先端部と接触している光伝導性部材1
4に入射する。入射した光信号は、その後、前記光伝導
性部材14の内部を受発光素子15に向かって進む。受
発光素子15は、透明樹脂17が受発光素子15の周辺
に充填され固定されているので、すなわち光伝導性部材
14のフェルール部22の先端部に接近して位置してい
る。そのため、透明樹脂17に入射した光信号は、直ち
に受発光素子15に伝達され、リードフレーム16を介
してFPC18に伝達される。その後FPC18に異方
導電接続されている基板7に光信号が伝達され、さら
に、その後各電子部品等に伝達される。
【0034】したがって、上述の具体例によれば、光コ
ネクタ1の接続時にバネ部材10に接触している光伝導
性部材14の一方の端部と、プラグ部3の先端部とが面
接触されている。このとき光伝導性部材14は、バネ部
材10に生じる反力によって、光ファイバー21の先端
面と密着することができる。そのために、プラグ部3の
他方の端部に接続されている部材などの荷重や予期せぬ
力が、光コネクタ1が分離する方向にかかっても、従来
のように光伝導性部材14と光ファイバー21の先端面
との間に間隙が生じることがないので、光コネクタ1に
よる接続損失を低減することができる。
【0035】また、光トランシーバ2と基板7との接続
にFPC18を介するようにしたことにより、光トラン
シーバ2とプラグコネクタ3との接続時および分離時に
素子固定部11が移動してもFPC18が形状変形する
ので、取り付けが簡単になる。さらにFPC18と基板
7との接続方法に異方導電接続を採用することにより、
異方導電性を有する接着剤やフィルムなどの異方導電性
部材を、FPC18と基板7との間に挟み込んで接続が
行われる。そのため、接着、導電、絶縁という3つの機
能を同時に有することができるので、部品を小型や薄型
にすることができる。その結果、組み立てが簡単にな
り、製造コストが低廉される。
【0036】また、受発光素子15が透明樹脂17によ
って所定の位置に固定され、さらにフェルール部22が
プラグハウジング23のロック片24によって固定され
ているので、光軸に対する調整のため、受発光素子15
を高精度にする必要がなくなる。そのため、組み立てが
簡単になり、製造コストを低廉することができる。
【0037】また、従来のようにプラグコネクタ3にコ
イルスプリングを設ける必要がなくなるので、部品点数
を削減することができる。そのため、組み立てが簡単に
なり、製造コストを低廉することができる。
【0038】なお、上述の具体例では、他の部材として
透明樹脂17および光伝導性部材14を光ファイバー2
1と受発光素子15との間に設けたが、この部材の種類
および個数は、上述の種類および個数には限定されな
い。例えば、透明樹脂のみを他の部材として光ファイバ
ー21と受発光素子15との間に介在させてもよい。
【0039】また、上述の具体例では、光伝導性部材1
4を光ファイバー21の端面に押圧する手段としてバネ
部材10を光トランシーバ2に設けたが、この部材の構
成および個数は、上述の構成および個数には限定されな
い。例えば、一個のスプリングコイルのみを押圧手段と
して設けてもよい。またバネではなく他の部材による押
圧手段であってもよい。要は、光コネクタ1接続時に光
伝導性部材14が光ファイバー21に押圧されていれば
よい。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、光コネクタの接続時に他の部材の一方の端部
と、プラグ部の先端部とが面接触されている。このとき
他の部材は、弾性体に生じる反力によって、光ファイバ
ーの端面と密着することができる。そのために、プラグ
部の他方の端部に接続されている部材などの荷重や予期
せぬ力が、光コネクタが分離する方向にかかっても、従
来のように他の部材と光ファイバーの端面との間に間隙
が生じることがないので、光コネクタによる接続損失を
低減することができる。また、従来のようにプラグ部に
コイルスプリングを設ける必要がなくなるので、部品点
数を削減することができる。そのため、組み立てが簡単
になり、製造コストを低廉することができる。
【0041】また、請求項2の発明によれば、前記他の
部材が光伝導性部材および透明樹脂とされていることに
より、効率よく光信号を伝達することができる。
【0042】また、請求項3の発明によれば、前記受け
部と前記電子部材との接続に可撓性のある回路板を介す
るようにしたことにより、前記受け部と前記プラグ部と
の接続時および分離時に前記受発光素子が移動しても前
記回路板が形状変形する。したがって、前記受け部と前
記プラグ部とを簡単に接続、または分離することができ
る。
【0043】また、請求項4の発明によれば、前記可撓
性のある回路板と接続されている電子部材との接続方法
に異方導電接続を採用することにより、複数の機能を同
時に有する異方導電性部材が前記回路板と電子部材との
間に挟み込まれて接続が行われる。そのため、部品点数
を削減することができるので、光コネクタを小型や薄型
にすることができる。その結果、組み立てが簡単にな
り、製造コストが低廉される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の光コネクタの具体例を示す縦断面
図である。
【図2】 図1に示す光コネクタの接続前の状態を示す
図である。
【図3】 図1に示す光コネクタにおけるこの発明の要
部を示す図である。
【符号の説明】
1…光コネクタ、 2…光トランシーバ、 3…プラグ
コネクタ、 10…バネ部材、 14…光伝導性部材、
15…受発光素子、 17…透明樹脂、 18…FP
C、 19…異方導電接続部材、 21…光ファイバ
ー。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバーの端面を先端部から内側に
    後退させて保持するプラグ部と、前記光ファイバーとの
    間で光信号を授受する受発光素子を内蔵する受け部と
    が、前記光ファイバーの端面と前記受発光素子との間に
    他の部材を介して接続されている光コネクタにおいて、 前記プラグ部と受け部との接続時に、前記受発光素子お
    よび前記他の部材と、前記光ファイバーの端面とを相対
    して弾性的に押圧させる手段が設けられていることを特
    徴とする光コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記他の部材が光伝導性部材および透明
    樹脂とされ、前記受発光素子の周辺に充填された前記透
    明樹脂に前記光伝導性部材の一方の端部が接触され、か
    つ他の端部が前記光ファイバーの端面に接触されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の光コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記受け部の内部に配置された前記受発
    光素子が可撓性のある回路板を介して電子部材と接続さ
    れていることを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載の光コネクタ。
  4. 【請求項4】 前記可撓性のある回路板と接続されてい
    る電子部材とが異方導電接続されていることを特徴とす
    る請求項3に記載の光コネクタ。
JP2001392176A 2001-12-25 2001-12-25 光コネクタ Pending JP2003195120A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001392176A JP2003195120A (ja) 2001-12-25 2001-12-25 光コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001392176A JP2003195120A (ja) 2001-12-25 2001-12-25 光コネクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003195120A true JP2003195120A (ja) 2003-07-09

Family

ID=27599569

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001392176A Pending JP2003195120A (ja) 2001-12-25 2001-12-25 光コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003195120A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102792201A (zh) * 2010-03-19 2012-11-21 康宁公司 用于电子装置的小型光纤接口总成

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102792201A (zh) * 2010-03-19 2012-11-21 康宁公司 用于电子装置的小型光纤接口总成

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7322753B2 (en) Optical module having a simple mechanism for releasing from a cage
JP3735011B2 (ja) ハイブリッドコネクタの組み付け方法
EP3265859B1 (en) Optical connector assembly
JP3776191B2 (ja) レセプタクル光モジュール
KR100833556B1 (ko) 광 커넥터
KR100849574B1 (ko) 광학/전기 복합 코넥터
US7410307B2 (en) Modular optical device package compatible with multiple fiber connectors
JP3885988B2 (ja) ハイブリッドコネクタ
JP3301791B2 (ja) 光コネクタ
US8475054B2 (en) Connector
JP2008250360A (ja) 光トランシーバ
JPH11344646A (ja) 光モジュ―ル、光ファイバ接続用プラグ、および、これらを備えた光結合器
CN111736278A (zh) 光模块
US20030113070A1 (en) Optical fiber connector
US6863451B2 (en) Optical module
JP4441540B2 (ja) 光コネクタ
WO2009045366A1 (en) Flat opto-electric hybrid connector system
JP2003195120A (ja) 光コネクタ
JP2003195121A (ja) 光コネクタ
JP2002353471A (ja) 光トランシーバ及び光トランシーバの製造方法
JP3784283B2 (ja) 光伝送装置
JP2003195122A (ja) 光コネクタ
JP3926722B2 (ja) 一芯双方向光送受信コネクタ
JP2001013366A (ja) 光コネクタおよびその光コネクタの接続構造
JP3803264B2 (ja) 光トランシーバ及び光トランシーバの製造方法