JP2003194916A - 無線端末装置 - Google Patents

無線端末装置

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JP2003194916A
JP2003194916A JP2001399979A JP2001399979A JP2003194916A JP 2003194916 A JP2003194916 A JP 2003194916A JP 2001399979 A JP2001399979 A JP 2001399979A JP 2001399979 A JP2001399979 A JP 2001399979A JP 2003194916 A JP2003194916 A JP 2003194916A
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W64/00Locating users or terminals or network equipment for network management purposes, e.g. mobility management

Abstract

(57)【要約】 【課題】 位置計算速度を向上させつつ、移動端末内へ
のメモリ搭載量を削減できる移動端末を提供することを
目的とする。 【解決手段】 複数の無線局から送信された信号を受信
して、現在位置を計算する無線端末装置であって、前記
受信信号から干渉成分を除去する干渉除去手段と、各々
対応する符号を用いて、前記干渉成分が除去された複数
の受信信号の遅延プロファイルを並列に作成する複数の
遅延プロファイル作成手段と、前記遅延プロファイルを
用いて受信点の位置を計算する位置計算手段と、を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は無線信号を使用して
現在位置を測定する無線端末装置に関し、特に、高速で
受信点の位置を計算するとともに、位置計算に必要な半
導体素子のチップ面積を小さくすることができる無線端
末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】移動通信システムにおいて、基地局から
送信される信号を利用して移動端末(無線端末装置)の
位置を検出する技術が提案されている。例えば、特開平
7−181242号公報には、符号分割多元接続(CDM
A:Code Division Multiple Access)システムにおい
て、各基地局の位置と、各基地局から端末機へ送信され
る信号の伝搬遅延時間差とを用いて、端末機の位置を測
定する技術が提案されている。
【0003】この移動端末が3つの基地局からの信号を
受信するとき、移動端末から基地局までの距離は同一に
はならず、基地局から移動端末に到達する信号の強度は
基地局毎に異なるものとなる。例えば、移動端末がある
基地局の直近に位置する場合には、当該直近に存在する
基地局からの信号が強すぎて、当該基地局からの信号に
よる干渉のために、その他の基地局からの信号の受信品
質が著しく劣化するいわゆる遠近問題が発生する。この
遠近問題が発生した場合、移動端末は位置計算に必要な
数の基地局からの信号を受信するすることができなくな
る。すなわち、遠近問題が発生する地域において、移動
端末は正確に現在位置を計算することができなくなる。
この問題を解決するために、干渉キャンセルの手法を用
いた方法が提案されている(特開2001−16602
6号公報)。
【0004】この従来の移動端末の構成を図12に示
す、アンテナ100で受信された基地局からの信号は、
信号受信部101に送られ、受信したセルラ信号に高/
中間周波数での受信処理、ベースバンド信号の復調処理
及びAD変換処理等の処理が行なわれ受信信号が作成さ
れる。そして、信号受信部101で作成された受信信号
は、受信信号メモリ102に蓄積される。受信信号メモ
リ102に蓄積された受信信号は遅延プロファイル作成
部103に入力される。遅延プロファイル作成部103
は、例えば、マッチトフィルタを用いて、受信信号メモ
リ102に蓄積された受信信号から遅延プロファイルを
作成する。遅延プロファイル作成部103で作成された
遅延プロファイルは、遅延プロファイルメモリ104へ
書き込まれ、保持される。遅延プロファイルメモリ10
4へ書き込まれた遅延プロファイルは、位置計算部10
5及び干渉キャンセル判定部106に入力される。
【0005】干渉キャンセル判定部106は、遅延プロ
ファイルメモリ104に記憶されている遅延プロファイ
ルを用いて、干渉キャンセルが必要か否かを判定する。
受信信号レプリカ作成部107は、干渉を除去する必要
があるタイミングに対して、遅延プロファイルを用いて
受信信号レプリカの振幅値を決定する。加算器108
は、遅延プロファイルメモリ104から読み出した遅延
プロファイルから、受信信号レプリカ作成部107が算
出した受信信号のレプリカを減じて、干渉が除去された
受信信号を作成して、受信信号メモリ102に書き込
む。
【0006】位置計算部105は、遅延プロファイルメ
モリ104に保持されている干渉が除去された遅延プロ
ファイルを用いて移動端末の現在位置を計算する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した従来の移
動端末では、遅延プロファイル作成部103において、
遅延プロファイルの作成に必要となる積和演算回数が非
常に大きくなる。例えば、CDMA方式を用いたセルラ
システムであるTIA/EIA/IS-95システムの場合、約108
個の演算回路が必要となる。さらに、受信信号メモリ1
02へのアクセス時間を考慮すると、遅延プロファイル
作成部103における遅延プロファイルの作成には数十
秒の時間が必要となってしまう。遅延プロファイルを作
成するのに必要な時間が長くなると、位置測定の応答が
劣化して、位置情報サービスの利便性が低下する。
【0008】また、従来の移動端末では、大容量の受信
信号メモリを必要とする。例えば、TIA/EIA/IS-95シス
テムの場合、1フレーム分の受信信号の同相成分及び直
交成分を蓄え、干渉キャンセルが効果を持つためのビッ
ト幅に対応するメモリを備えた場合、受信信号メモリは
約106bitの容量が必要となる。さらに、位置測定の精
度を向上させ、受信信号の品質を向上させるためにはこ
れ以上の容量のメモリが必要となる。移動端末へ大容量
メモリを搭載することは、移動端末の大きさを大きくし
て、移動端末の携帯性を低下させ、移動端末のコストを
上昇させる原因となる。
【0009】本発明は位置計算速度を向上させつつ、移
動端末内へのメモリ搭載量を削減できる移動端末を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る無線端末装置は、複数の無線局から送
信された信号を受信して、この受信信号から干渉成分を
除去する干渉除去手段と、各々対応する符号を用いて、
前記干渉成分が除去された複数の受信信号の遅延プロフ
ァイルを並列に作成する複数の遅延プロファイル作成手
段と、前記遅延プロファイルを用いて受信点の位置を計
算する位置計算手段と、を備えることを特徴とする。
【0011】また、本発明に係る無線端末装置は、複数
の無線局から送信された信号を受信して、この受信信号
を用いて該受信信号の遅延プロファイルを作成する遅延
プロファイル作成手段と、前記遅延プロファイル作成手
段で作成された遅延プロファイルを保持する遅延プロフ
ァイル保持手段と、前記遅延プロファイルから干渉成分
を除去する干渉除去手段と、前記遅延プロファイル保持
手段に保持された、前記干渉成分が除去された遅延プロ
ファイルを用いて受信点の位置を計算する位置計算手段
と、を備えることを特徴とする。
【0012】また、本発明に係る無線端末装置は、複数
の無線局から送信された信号を受信して、この受信信号
から、各々対応する符号を用いて、前記複数の無線局か
らの信号の遅延プロファイルを並列に作成する複数の遅
延プロファイル作成手段と、前記遅延プロファイルから
干渉成分を除去する干渉除去手段と、前記干渉成分が除
去された遅延プロファイルを用いて受信点の位置を計算
する位置計算手段と、を備えることを特徴とする。
【0013】また、本発明に係る半導体装置は、複数の
無線局から送信された信号を受信して、現在位置を計算
する無線端末装置に用いられる半導体装置であって、各
々対応する符号を用いて、前記前記複数の無線局からの
信号の遅延プロファイルを並列に作成する複数の遅延プ
ロファイル作成手段と、前記遅延プロファイルから干渉
として除去する遅延プロファイルの複製を作成する遅延
プロファイルレプリカ作成手段と、前記遅延プロファイ
ルレプリカ作成手段で作成された遅延プロファイルの複
製と、前記遅延プロファイル作成手段で作成された遅延
プロファイルとを演算して、該遅延プロファイルから干
渉成分を除去する演算手段と、前記干渉成分が除去され
た遅延プロファイルを用いて受信点の位置を計算する位
置計算手段と、を備えることを特徴とする。
【0014】
【発明の作用および効果】本発明の無線端末では、複数
の無線局からの信号の遅延プロファイルを作成する複数
の遅延プロファイル作成手段を備えたので、遅延プロフ
ァイル作成を並列に処理することが可能なることから、
位置計算に要する時間を短縮することができ、位置情報
サービスの利便性を向上させることができる。
【0015】また、拡散符号系列の相関値を保持する相
関値保持手段を備えたので、当該相関値を用いて遅延プ
ロファイルのレプリカを作成して、当該レプリカを他の
基地局の遅延プロファイルから減じて、干渉キャンセル
の処理をすることによって、受信信号メモリを用いない
移動端末を実現することができる。これによって位置測
定機能を備えた移動端末のハードウェア規模、特にメモ
リ量を削減することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、TIA/EIA/IS-95を用いた移
動通信システムに、本発明を適用する場合の実施の形態
について図面を参照して説明する。
【0017】図1は、本発明の実施の形態の移動端末が
位置測定を行う無線システム(移動通信システム)の構
成を示す図である。
【0018】携帯電話機に代表される移動端末800の
周辺には、移動端末800と交信する無線局としてのセ
ルラ無線基地局801〜803が設けられており、これ
らの基地局には各々異なるPNオフセット値が割当てら
れている。
【0019】本発明の実施の形態において、移動端末8
00は、少なくとも三つの基地局から送信された信号を
受信して、各基地局から到来する信号の伝搬時間差から
伝搬距離差を測定し、三つの基地局の位置を既知とし
て、移動端末の位置を測定する。
【0020】図2は、本発明の第1の実施の形態の移動
端末の構成を示すブロック図である。図12に示す従来
の移動端末の構成と同一の機能を持つ構成には同一の記
号が付してある。
【0021】アンテナ100で受信された基地局からの
信号は、信号受信部101に送られる。信号受信部10
1は、無線部(受信部、送信部)及びベースバンド処理
部等で構成されており、無線部はアンテナ100で受信
された基地局からのセルラ信号に高周波信号及び中間周
波数信号における増幅、周波数変換等の受信処理を行
い、ベースバンド処理部はベースバンド信号における復
調処理及びAD(Analog to Digita
l)変換処理等の処理を行い受信信号を作成する。そし
て、信号受信部101で作成された受信信号は、受信信
号メモリ制御部300を介して、受信信号メモリ102
1〜102Nに順に書き込まれる。そして、受信信号メ
モリ1021〜102Nへ書き込まれた受信信号は、プ
ロファイル作成メモリ制御部301を介して、遅延プロ
ファイル作成部1031〜103Nによって読み出さ
れ、遅延プロファイル作成部1031〜103Nに入力
される(図3、図4参照)。すなわち、受信信号メモリ
1021〜102Nは複数の領域に分割されて構成され
ており(又は、複数のメモリで構成されており)、この
複数の異なる領域(又は異なるメモリ)は同時にアクセ
スすることができ、同時に読み書きができるように構成
されている。この受信信号メモリ1021〜102Nの
読み書きは、受信信号メモリ制御部300及びプロファ
イル作成メモリ制御部301によって管理され、受信信
号メモリ1021〜102Nへのアクセスが制御されて
いる。具体的には、受信信号メモリ制御部300は、信
号受信部101からの受信信号メモリ1021〜102
Nへのデータの書き込みアクセスを制御する。また、プ
ロファイル作成メモリ制御部301は、遅延プロファイ
ル作成部1031〜103Nによる受信信号メモリ10
21〜102Nからのデータの読み出しアクセスを制御
する。
【0022】遅延プロファイル作成部1031〜103
Nは、例えば、マッチトフィルタを用いて構成されてお
り、受信信号と拡散符号系列との相関値を受信タイミン
グ毎に演算し、各受信タイミングにおける、受信信号と
拡散符号系列との相関値に応じた値を示す遅延プロファ
イルを作成する。
【0023】ここで、米国のCDMA方式ディジタル移
動通信システムであり、TIA(Telecommunication In
dustry Association)が制定した標準であるEIA/TIA-95
に準拠したシステムの場合について考える。EIA/TIA-95
システムでは、全ての基地局は約26.7ミリ秒周期の
同一の拡散符号(PN符号)を使用する。また、各基地
局は基地局を識別するために各基地局に対して予め割り
当てられた送信時間差としてパイロットPNオフセット
(PNオフセット値)を持ち、各基地局は基準タイミン
グからPNオフセット値だけずらして信号を送信してい
る。
【0024】移動端末は、受信信号とPN符号との相関
値を計算して遅延プロファイルを得ている。例えば、マ
ッチトフィルタを用いて受信信号とPN符号との相関値
を計算すると、マッチトフィルタの出力には遅延プロフ
ァイル波形が得られる。
【0025】遅延プロファイル作成部1031〜103
Nで作成された遅延プロファイルは、それぞれ遅延プロ
ファイルメモリ1041〜104Nへ書き込まれ、保持
される。この遅延プロファイルメモリ1041〜104
Nは、遅延プロファイル作成部1031〜103Nに対
して一対一に設けられている。遅延プロファイルメモリ
1041〜104Nに保持された遅延プロファイルは、
遅延プロファイルメモリ制御部302を介して、位置計
算部105及び干渉キャンセル判定部106によって読
み出されて、位置計算部105及び干渉キャンセル判定
部106に入力される。
【0026】干渉キャンセル判定部106は、遅延プロ
ファイルメモリ1041〜104Nに記憶されている遅
延プロファイルを用いて、遅延プロファイルの同相成分
と直交成分とを抽出して遅延プロファイル電力値を得
る。そして、遅延プロファイル電力値と閾値とを比較
し、干渉キャンセルが必要か否かを判定する(図6参
照)。
【0027】受信信号レプリカ作成部107は、干渉キ
ャンセル判定部106において干渉キャンセルを実施す
る旨の判定がなされたタイミングに対して、当該タイミ
ングの遅延プロファイルの同相成分200と直交成分2
01との値をもとに、受信信号レプリカの振幅値を決定
する。そして決定された受信信号レプリカの振幅値に基
づいて受信信号レプリカを作成する。すなわち、受信信
号メモリ102に記憶された受信信号から干渉キャンセ
ルをすべき信号強度を算出する。
【0028】加算器108は、受信信号メモリ1021
〜102Nに格納されている受信信号を読み出して、こ
の受信信号から、受信信号レプリカ作成部107が作成
した受信信号レプリカを減算し、干渉が除去された受信
信号を作成して、再度受信信号メモリ1021〜102
Nに格納する。
【0029】以下、図2に示す移動端末を用いて、干渉
キャンセルを実施する場合の手順の一例を説明する。移
動端末は、第一の基地局に対する遅延プロファイルを作
成し、当該プロファイルから受信信号レプリカを作成し
て受信信号から減算する。こうして得られた受信信号に
は、第一の基地局からの成分は除去されている。従って
この受信信号を用いて第二の基地局に対する遅延プロフ
ァイルを作成すれば、第二の基地局に対する遅延プロフ
ァイルから、第一の基地局の干渉の影響を除去すること
ができる。上記動作を繰返し行うことで、第一及び第二
の基地局の干渉の影響を除いて第三の基地局の遅延プロ
ファイルを求めることができ、第一、第二及び第三の基
地局の干渉の影響を除いて第四の基地局の遅延プロファ
イルを求めることができる。このようにして図2に示す
移動端末は干渉キャンセルを実現し、距離が近い基地局
からの信号による干渉を除去して、いわゆる遠近問題を
解決している。
【0030】位置計算部105は、CPUはメモリ等の
演算に必要な素子で構成され、メモリに記憶されたソフ
トウェアに従って、遅延プロファイルメモリ1041〜
104Nに保持されている遅延プロファイルを用いて位
置計算に必要な処理をする。すなわち、上記の手順で干
渉をキャンセルして得られた遅延プロファイルを用い
て、受信点である移動端末の現在位置を計算する。位置
計算部105の動作としては、例えば、特開平7−18
1242で開示された三辺測量の原理を用いた方法があ
る。
【0031】この移動端末の具体的な構成として、受信
信号メモリ制御部300、受信信号メモリ1021〜1
02N、プロファイル作成メモリ制御部301、遅延プ
ロファイル作成部1031〜103N、遅延プロファイ
ルメモリ制御部302及び受信信号レプリカ作成部10
7を一つの半導体装置(LSI)として、位置計算に使
用するCPUと接続するように構成することができる。
また、上記の構成に干渉キャンセル判定部106を加え
て一つのLSIを構成してもよい。更に、位置計算部1
05も加えて一つのLSIを構成してもよい。
【0032】図3は、受信信号メモリ1(1021)〜
受信信号メモリN(102N)の構成を説明する図であ
る。
【0033】前述した従来の移動端末(図12)におい
て必要とされた受信信号メモリ102のワード数(アド
レス数)をW[ワード]とすると、第1の実施の形態の
移動端末(図2)において、受信信号メモリはN個の領
域に分割して設けられているので、受信信号メモリ1〜
受信信号メモリNのワード数はそれぞれW/N[ワー
ド]となる。
【0034】受信信号メモリ制御部300は、信号受信
部101で作成された受信信号を受信信号メモリ1の先
頭アドレスから書き込みを始める。受信信号メモリ制御
部300は受信信号メモリ1の最終アドレスに受信信号
の書き込みを終えると、受信信号メモリ2の先頭アドレ
スに受信信号を書き込む。そして、受信信号メモリ2の
最終アドレスに受信信号の書き込むと、受信信号メモリ
3の先頭アドレスに受信信号を書き込みを行う。このよ
うな処理を繰り返すことによって、信号受信部101で
作成された受信信号を、受信信号メモリ1から受信信号
メモリNへ、順次、書き込む。受信信号メモリ制御部3
00による上記の制御により、信号受信部101は、そ
れぞれW/N[ワード]のアドレス空間を持つ受信信号
メモリ1〜受信信号メモリNを、W[ワード]のアドレ
ス空間を持つ一つのメモリとして扱うことができる。
【0035】また、受信信号メモリ制御部300は、受
信信号レプリカ作成部107から加算器108を介して
の受信信号メモリ1〜受信信号メモリNへのアクセスに
関しても、上記と同様の制御を行う。この制御によっ
て、受信信号レプリカ作成部107は受信信号メモリ1
〜受信信号メモリNを、W[ワード]のアドレス空間を
持つ一つのメモリとして扱うことができるように、アド
レスデコードを行う。
【0036】図4は、プロファイル作成メモリ制御部3
01によるアクセス制御の一例を説明する図である。
【0037】プロファイル作成メモリ制御部301は、
N個設けられた遅延プロファイル作成部1(1031)
〜遅延プロファイル作成部N(103N)による受信信
号メモリ1〜受信信号メモリNからの受信信号の読み出
しアクセスを制御する。遅延プロファイル作成部1によ
るアクセスは、受信信号メモリ1、受信信号メモリ2…
…受信信号メモリNの順に行われるように、プロファイ
ル作成メモリ制御部301によって制御される。また、
遅延プロファイル作成部2によるアクセスは、受信信号
メモリ2、受信信号メモリ3……受信信号メモリN、受
信信号メモリ1の順に行われるように、プロファイル作
成メモリ制御部301によって制御される。同様に、遅
延プロファイル作成部Nによるアクセスは、受信信号メ
モリN、受信信号メモリ1……受信信号メモリN−1の
順に行われるように、プロファイル作成メモリ制御部3
01によって制御される。
【0038】このように各遅延プロファイル作成部から
各受信信号メモリへのアクセス順序を制御することによ
り、受信信号メモリの同一の領域が複数の遅延プロファ
イル作成部からアクセスされることがなく、各受信信号
メモリは同時に1つの遅延プロファイル作成部からのみ
の読み出しアクセスを受けることになる。従って、受信
信号メモリ1〜受信信号メモリNのアクセス速度を高速
化する必要がなく、より安価なメモリで受信信号メモリ
を構成することができる。
【0039】図5は、遅延プロファイルメモリ1(10
41)〜遅延プロファイルメモリN(104N)の構成
を説明する図である。
【0040】前述した従来の移動端末(図12)におい
て必要とされた遅延プロファイルメモリ104のワード
数(アドレス数)をV[ワード]とすると、第1の実施
の形態の移動端末(図2)において、遅延プロファイル
メモリはN個の領域に分割して設けられているので、遅
延プロファイルメモリ1〜遅延プロファイルメモリNの
ワード数はそれぞれV/N[ワード]となる。
【0041】遅延プロファイル作成部1(1031)〜
遅延プロファイル作成部N(103N)で作成された遅
延プロファイルは、それぞれ対応する遅延プロファイル
メモリ1(1041)〜遅延プロファイルメモリN(1
04N)へ書き込まれる。すなわち、各遅延プロファイ
ルメモリ1041〜104Nには、遅延プロファイル作
成部1031〜103Nで作成された遅延プロファイル
データが一つずつ書き込まれる。
【0042】遅延プロファイルメモリ制御部302は、
前記の受信信号メモリ制御部300と同様の制御を行う
ことによって、位置計算部105及び干渉キャンセル判
定部106が、それぞれV/N[ワード]のアドレス空
間を持つ遅延プロファイルメモリ1〜遅延プロファイル
メモリNを、V[ワード]のアドレス空間を持つ一つの
メモリとして扱うことができるように、アドレスデコー
ドを行う。
【0043】図6は、干渉キャンセルの要否の判定を説
明する図である。
【0044】干渉キャンセル判定部106は、遅延プロ
ファイルメモリ1041〜104Nに保持されている遅
延プロファイルから同相成分200と直交成分201を
抽出し、(同相成分)2+(直交成分)2を演算して、各タイ
ミングにおける遅延プロファイル電力値202を得る。
この同相成分200を図6(a)に、直交成分201を
図6(b)に、て遅延プロファイル電力値202を図6
(c)に示す。そして、干渉キャンセル判定部106は
遅延プロファイル電力値202と予め定められた閾値2
03を比較し、遅延プロファイル電力値が閾値以上とな
るタイミングを判定し、遅延プロファイル電力値が閾値
以上となるタイミングにおいては干渉キャンセルを実施
する旨の判定をして、遅延プロファイル電力値が閾値未
満となるタイミングにおいては干渉キャンセルを実施し
ない旨を判定する。この閾値203は、例えば、遅延プ
ロファイル電力値202の最大値に予め定められた係数
を乗算して決定される。
【0045】このように、第1の実施の形態の移動端末
では、複数の遅延プロファイル作成部1031〜103
Nを備えたので、遅延プロファイル作成を並列に処理す
ることができる。このため、位置測定に要する時間を短
縮することができ、位置情報サービスの利便性を向上さ
せることができる。
【0046】図7は、本発明の第2の実施の形態の移動
端末の構成を示すブロック図である。なお、本図におい
て、従来の移動端末(図12)、第1の実施の形態の移
動端末(図2)の構成と同一の機能を持つ構成には同一
の記号を付してある。
【0047】アンテナ100で受信された基地局からの
信号は、信号受信部101に送られる。信号受信部10
1は、無線部(受信部、送信部)及びベースバンド処理
部等で構成されており、無線部はアンテナ100で受信
された基地局からのセルラ信号に高周波信号及び中間周
波数信号における増幅、周波数変換等の受信処理を、ベ
ースバンド処理部はベースバンド信号における復調処理
及びAD(Analog to Digital)変換
処理等の処理を行い受信信号を作成する。そして、信号
受信部101で作成された受信信号は、受信信号メモリ
に蓄積されることなく、遅延プロファイル作成部103
に直接入力される。
【0048】遅延プロファイル作成部103は、例え
ば、マッチトフィルタを用いて構成されており、受信信
号と拡散符号系列との相関値を受信タイミング毎に演算
し、各受信タイミングにおける受信信号と拡散符号系列
との相関値に応じた値を示す遅延プロファイルを作成す
る。
【0049】遅延プロファイル作成部103で作成され
た遅延プロファイルは、遅延プロファイルメモリ104
へ書き込まれ、保持される。遅延プロファイルメモリ1
04に保持された遅延プロファイルは、位置計算部10
5及び干渉キャンセル判定部106によって読み出され
て、位置計算部105及び干渉キャンセル判定部106
に入力される。
【0050】干渉キャンセル判定部106は、遅延プロ
ファイルメモリ104に記憶されている遅延プロファイ
ルを用いて、遅延プロファイル電力値を得る。そして、
遅延プロファイル電力値と閾値とを比較し、干渉キャン
セルが必要か否かを判定する。この干渉キャンセルの要
否の判定は、第1の実施の形態の移動端末と同じ方法
(図6)を用いればよい。
【0051】遅延プロファイルレプリカ作成部120
は、干渉キャンセル判定部106によって干渉キャンセ
ルを実施する旨が判定されたタイミングの信号が、他の
タイミングで相関値演算を行った結果に対して与える干
渉を推定し出力する。すなわち、干渉を除去するための
遅延プロファイルのレプリカを作成する。
【0052】相関値メモリ121は、拡散率Kを周期と
する拡散符号系列のK個の相関値を格納している。
【0053】加算器122は、遅延プロファイルメモリ
104から遅延プロファイルを読み出し、この遅延プロ
ファイルから、遅延プロファイルレプリカ作成部120
が算出した遅延プロファイルのレプリカを減算し、干渉
が除去された遅延プロファイルを作成して、再度遅延プ
ロファイルメモリ104に書込む。
【0054】位置計算部105は、CPUはメモリ等の
演算に必要な素子で構成され、メモリに記憶されたソフ
トウェアに従って、遅延プロファイルメモリ104に保
持されている遅延プロファイルを用いて位置計算に必要
な処理をする。すなわち、後述する手順で干渉がキャン
セルされた遅延プロファイルを用いて、受信点である移
動端末の現在位置を計算する。
【0055】以下、図7に示す移動端末を用いて、干渉
キャンセルを実施する場合の手順の一例として、移動端
末800が基地局Aの直近に存在し(図1参照)、基地
局Aからの信号に加え、遠方の基地局B及び基地局Cか
らの信号を利用して位置計算をする場合の動作を説明す
る。
【0056】信号受信部101は受信信号S(t)を作成
する。S(t)は複素数で表されており、実部が受信信号
の同相成分を、虚部成分が受信信号の直交成分を表して
いる。S(t)は数式1で表される。なお、簡単のためパ
イロットチャネル成分のみについて記述し、他のチャネ
ル成分や雑音成分については省略する。
【0057】
【数1】
【0058】ここで複素数SX(t)は基地局X(X=A、
B、C)からの信号を表す。
【0059】SX(t)はさらに数式2で表される。
【0060】
【数2】
【0061】ここで複素数P(t+TX)は基準タイミン
グ(t=0)において位相TXを持つ拡散符号系列を表
す。また実数RXは受信信号の振幅値、複素数ejθx
受信信号の位相成分を表す。
【0062】基地局Aに対応したタイミングTA及び基
地局Bに対応したタイミングTBで相関値演算を行った
結果であるM(TA)及びM(TB)は、数式1を考慮する
と、ともに複素数で、それぞれ数式3及び数式4で表さ
れる。
【0063】
【数3】
【0064】
【数4】
【0065】ここで実数Kは相関値演算時の累算数(拡
散率)を、*は複素共役を表す。
【0066】数式3及び数式4は、数式2を利用する
と、それぞれ数式5及び数式6で表される。
【0067】
【数5】
【0068】
【数6】
【0069】ここで拡散符号系列P(t)の実数及び虚数
成分は+1または−1のいずれかの値としている。
【0070】干渉キャンセル判定部106は、遅延プロ
ファイルメモリ104に格納されている遅延プロファイ
ルの同相成分及び直交成分を用いて(同相成分)2+(直交
成分)2を演算し、遅延プロファイル電力値を得る。そし
て、干渉キャンセル判定部106は各タイミング毎に遅
延プロファイル電力値と所定の閾値とを比較し、遅延プ
ロファイル電力値が閾値以上となるタイミングについて
は干渉キャンセルを実施する旨の判定をし、遅延プロフ
ァイル電力値が閾値未満となるタイミングに対しては干
渉キャンセルを実施しない旨の判定をする(図6参
照)。
【0071】次に、本実施の形態において、遅延プロフ
ァイルレプリカ作成部120が、基地局Aからの信号
(タイミングTAの信号)が基地局Bからの信号(タイ
ミングTBの信号)に対して与える干渉を推定する動作
を説明する。
【0072】タイミングTBで相関値演算を行った結果
を示す数式6において、右辺第二項が基地局Bからの信
号、すなわち所望波に対応する相関値となり、右辺第一
項が基地局Aからの信号、すなわち干渉波に対応する相
関値となる。遅延プロファイルレプリカ作成部120は
上記数式6の右辺第一項を、数式5に示されるタイミン
グTAで相関値演算を行った結果M(TA)を用いて推定す
る。
【0073】ここでは基地局Aの直近に移動端末800
が存在する場合(図1参照)を考えているので、受信信
号の振幅値RAは受信信号の振幅値RBより極めて大き
く、受信信号の振幅値RAは受信信号の振幅値RCより極
めて大きくなり、RA、RB、R Cについて数式7の関係
が成立する。
【0074】
【数7】
【0075】また、数式7に加え、拡散符号系列の相関
値は位相が一致しない場合は小さな値となる性質を考慮
すると、数式5のM(TA)は数式8に示すように近似す
ることができる。
【0076】
【数8】
【0077】数式8を用いることで、数式6の右辺第一
項は数式9で表現される。
【0078】
【数9】
【0079】拡散率Kを拡散符号系列の周期と等しくす
ると、数式9の{ }内は数式10で表される。
【0080】
【数10】
【0081】ここでL=TB−TAである。拡散率Kを拡
散符号系列の周期と等しくしたので、L=0、1、…、
K−1である。よって全てのLの値について数式10か
ら得れる相関値は予め計算可能となる。
【0082】図8は、相関値メモリ121への相関値の
格納方法の一例を説明する図である。図8に示す格納方
法では、L=0からL=K−1までの相関値(数式10
の右辺)が、Lをアドレスとして順に格納されている。
【0083】図9は、相関値メモリ121への相関値の
別な格納方法を説明する図である。図9に示す格納方法
では、図8に示す格納方法と異なり相関値の格納に必要
となる相関値メモリ121の容量を約半分に削減するこ
とができる。
【0084】数式10で拡散率Kを拡散符号系列の周期
と等しくした場合、数式11が成立する。
【0085】
【数11】
【0086】ここでL’=1、2、…、ceiling(K/
2)とする。なおceiling(x)はx以上の最小の整数を与
える関数である。
【0087】数式11を用いることによって、数式10
においてL=ceiling(K/2)+1、 ceiling(K/2)
+2、…、K−1の場合の相関値は、Kが偶数の場合は
それぞれL=ceiling(K/2)−1、ceiling(K/2)−
2、…、1の相関値から求めることができ、Kが奇数の
場合はそれぞれL=ceiling(K/2)−2、ceiling(K
/2)−3、…、1の相関値から求めることができる。
そして、本方法を用いる場合の相関値は相関値メモリ1
21に図9に示すように格納される。本方法を用いるこ
とによって、相関値メモリの容量を図8に示す格納方法
の約半分に削減することができる。
【0088】数式9及び数式10に示されるように、遅
延プロファイルメモリ104に格納されている相関値演
算結果M(TA)、相関値メモリ121に格納されている
タイミング差(位相差)TB−TAに対応する相関値、及
び予め設定された拡散率Kを用いることで、遅延プロフ
ァイルレプリカ作成部120は基地局Aからの信号が基
地局Bからの信号に与える干渉(数式6の右辺第一項)
を計算することができる。
【0089】上記処理を基地局Bの遅延プロファイルの
各タイミングに対して上記処理をし、また基地局Cの遅
延プロファイルに対しても同様の処理を行う。これによ
り、基地局Aからの信号の干渉の影響が除去された基地
局B及び基地局Cの遅延プロファイルを、遅延プロファ
イルメモリ104に格納することができる。
【0090】加算器122は数式6で表されるM(TB)
を遅延プロファイルメモリ104から読み出し、遅延プ
ロファイルレプリカ作成部120が算出した数式6の右
辺第一項をM(TB)から減じて、M'(TB)を作成し、M'
(TB)を遅延プロファイルメモリ104に書込む。
【0091】このように、第2の実施の形態の移動端末
では、相関値メモリ121及び遅延プロファイルレプリ
カ作成部120を備えたので、相関値メモリに記憶され
た相関値を用いて遅延プロファイルのレプリカを作成し
て、当該レプリカを他の基地局の遅延プロファイルから
減じることで干渉を除去する干渉キャンセル処理をする
ので、受信信号メモリを用いることなく移動端末を構成
することができ、位置測定機能を備えた移動端末のハー
ドウェア規模、特にメモリ量を削減することができ、移
動端末を小型化することができ、価格を低減することが
できる。
【0092】図10は、本発明の第3の実施の形態の移
動端末の構成を示すブロック図である。なお、本図にお
いて、第1の実施の形態の移動端末(図2)、第2の実
施の形態の移動端末(図7)の構成と同一の機能を持つ
構成には同一の記号を付してある。
【0093】アンテナ100で受信された基地局からの
信号は、信号受信部101に送られる。信号受信部10
1は、無線部(受信部、送信部)及びベースバンド処理
部等で構成されており、無線部はアンテナ100で受信
された基地局からのセルラ信号に高周波信号及び中間周
波数信号における増幅、周波数変換等の受信処理を、ベ
ースバンド処理部はベースバンド信号における復調処理
及びAD(Analog to Digital)変換
処理等の処理を行い受信信号を作成する。そして、信号
受信部101で作成された受信信号は、受信信号メモリ
に蓄積されることなく、遅延プロファイル作成部103
1〜103Nに直接入力される。
【0094】遅延プロファイル作成部1031〜103
Nは、例えば、マッチトフィルタを用いて構成されてお
り、受信信号と拡散符号系列との相関値を受信タイミン
グ毎に演算し、各受信タイミングにおける受信信号と拡
散符号系列との相関値に応じた値を示す遅延プロファイ
ルを作成する。
【0095】遅延プロファイル作成部1031〜103
Nで作成された遅延プロファイルは、それぞれ遅延プロ
ファイルメモリ1041〜104Nへ書き込まれ、保持
される。この遅延プロファイルメモリ1041〜104
Nは、遅延プロファイル作成部1031〜103Nに対
して一対一に設けられている。遅延プロファイルメモリ
1041〜104Nへ書き込まれた遅延プロファイル
は、遅延プロファイルメモリ制御部302を介して、位
置計算部105及び干渉キャンセル判定部106によっ
て読み出されて、位置計算部105及び干渉キャンセル
判定部106に入力される。すなわち、遅延プロファイ
ルメモリ制御部402は、第一の実施の形態に係る移動
端末(図2)における遅延プロファイルメモリ制御部3
02と同様の制御を行い、位置計算部105、干渉キャ
ンセル判定部106及び加算器122が、それぞれV/
N[ワード]のアドレス空間を持つ遅延プロファイルメ
モリ1〜遅延プロファイルメモリNを、V[ワード]の
アドレス空間を持つ一つのメモリとして扱うことができ
るように、アドレスデコードを行う。
【0096】干渉キャンセル判定部106は、遅延プロ
ファイルメモリ1041〜104Nに記憶されている遅
延プロファイルを用いて、遅延プロファイルの同相成分
と直交成分とを抽出して遅延プロファイル電力値を得
る。そして、遅延プロファイル電力値と閾値とを比較
し、干渉キャンセルが必要か否かを判定する。この干渉
キャンセルの要否の判定は、第1の実施の形態の移動端
末と同じ方法(図6)を用いればよい。
【0097】遅延プロファイルレプリカ作成部120
は、干渉キャンセル判定部106によって干渉キャンセ
ルを実施する旨が判定されたタイミングの信号が、他の
タイミングで相関値演算を行った結果に対して与える干
渉を推定し出力する。すなわち、干渉を除去するための
遅延プロファイルのレプリカを作成する。
【0098】相関値メモリ121は、拡散率Kを周期と
する拡散符号系列のK個の相関値を格納している。
【0099】加算器122は、遅延プロファイルメモリ
1041〜104Nから遅延プロファイルを読み出し、
この遅延プロファイルから、遅延プロファイルレプリカ
作成部120が算出した遅延プロファイルのレプリカを
減算し、干渉が除去された遅延プロファイルを作成し
て、再度遅延プロファイルメモリ1041〜104Nに
書込む。
【0100】位置計算部105は、CPUはメモリ等の
演算に必要な素子で構成され、メモリに記憶されたソフ
トウェアに従って、遅延プロファイルメモリ1041〜
104Nに保持されている遅延プロファイルを用いて位
置計算に必要な処理をする。すなわち、第2の実施の形
態の移動端末(図7)と同じ手順で干渉の影響が除去さ
れた遅延プロファイルを演算し、この遅延プロファイル
を用いて、受信点である移動端末の現在位置を計算す
る。
【0101】このように、第3の実施の形態の移動端末
では、複数の遅延プロファイル作成部1031〜103
Nを備えたので、遅延プロファイル作成を並列に処理す
ることができ、位置測定に要する時間を短縮することが
できる。さらに、相関値メモリ121及び遅延プロファ
イルレプリカ作成部120を備えたので、相関値メモリ
に記憶された相関値を用いて遅延プロファイルのレプリ
カを作成して、当該レプリカを他の基地局の遅延プロフ
ァイルから減じることで干渉を除去する干渉キャンセル
処理をするので、受信信号メモリを用いることなく移動
端末を構成することができ、位置測定機能を備えた移動
端末のハードウェア規模、特にメモリ量を削減すること
ができ、位置情報サービスの利便性を向上させることが
でき、移動端末を小型化することができ、価格を低減す
ることができる。
【0102】より具体的には、第3の実施の形態の移動
端末と従来の移動端末とを比較した場合の論理ゲート
数、メモリ量、位置測定に要する時間、及び前記論理ゲ
ートとメモリをLSIで構成した時のダイサイズの概算
値を図11に示す。第3の実施の形態を適用すること
で、LSIダイサイズの小型化によって移動端末が小型
化でき、位置測定に要する時間を短縮することができる
ことがわかる。
【0103】特許請求の範囲に記載した以外の本発明の
観点の代表的なものとして、次のものがあげられる。
【0104】請求項21又は22に記載した半導体装置
において、前記遅延プロファイル作成手段で使用される
符号の相関値を保持する相関値保持手段を備え、前記遅
延プロファイルレプリカ作成手段は、前記相関値を用い
て、干渉として除去する遅延プロファイルの複製を作成
することを特徴とする半導体装置。
【0105】請求項21又は22に記載した半導体装置
において、前記相関値保持手段は、前記遅延プロファイ
ル作成手段で相関演算を行う際に使用する系列の系列長
の半分以下の位相差に対応する自己相関値をそれぞれ保
持し、前記相関演算を行う際に使用する系列の系列長の
半分以下の位相差の自己相関値を前記遅延プロファイル
レプリカ作成手段が使用する場合は、前記相関値保持手
段に保持されている該位相差の自己相関値を出力し、前
記相関演算を行う際に使用する系列の系列長の半分より
大きな位相差の自己相関値を前記遅延プロファイルレプ
リカ作成手段が使用する場合は、該系列長から該位相差
を減じた位相差に対応する自己相関値の複素共役値を出
力することを特徴とする半導体装置。
【0106】請求項22に記載した半導体装置におい
て、前記複数の遅延プロファイル作成手段が作成した遅
延プロファイルを保持する遅延プロファイル保持手段
と、前記複数の遅延プロファイル保持手段に対する情報
の入出力を制御する遅延プロファイルメモリ制御手段
と、を備え、前記遅延プロファイル保持手段は、前記複
数の遅延プロファイル作成手段が作成した遅延プロファ
イルを各々保持する複数の領域によって構成されている
ことを特徴とする半導体装置。
【0107】請求項21又は22に記載した半導体装置
において、前記遅延プロファイルを用いて、干渉として
除去する信号を判定する干渉キャンセル判定手段を備
え、前記遅延プロファイルレプリカ作成手段は、前記干
渉キャンセル判定手段において干渉として除去すると判
定された遅延プロファイルの複製を作成することを特徴
とする半導体装置。
【0108】請求項21又は22に記載した半導体装置
において、前記干渉キャンセル判定手段は、前記遅延プ
ロファイル保持手段に保持されている遅延プロファイル
について遅延プロファイル電力値を算出し、該遅延プロ
ファイル電力値と予め定められた閾値との比較結果に基
づいて干渉として除去する信号を判定することを特徴と
する半導体装置。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の無線システムの構成図
である
【図2】 第1の実施の形態の移動端末の構成を示すブ
ロック図である。
【図3】 受信信号メモリ1〜Nの構成図である。
【図4】 プロファイル作成メモリ制御部による制御の
説明図である。
【図5】 遅延プロファイルメモリ1〜Nの構成図であ
る。
【図6】 第1の実施の形態の遅延プロファイルの説明
図である。
【図7】 第2の実施の形態の移動端末の構成を示すブ
ロック図である。
【図8】 第2の実施の形態の相関値メモリの構成の説
明図である。
【図9】 第2の実施の形態の相関値メモリの構成の説
明図である。
【図10】 第3の実施の形態の移動端末の構成を示す
ブロック図である。
【図11】 第3の実施の形態におけるLSIサイズを
説明する図表である。
【図12】 従来の移動端末の構成を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
100 アンテナ 101 信号受信部 102 受信信号メモリ 1021…102N 受信信号メモリ1…受信信号メモ
リN 103 遅延プロファイル作成部 1031…103N 遅延プロファイル作成部1…遅延
プロファイル作成部N 104 遅延プロファイルメモリ 1041…104N 遅延プロファイルメモリ1…遅延
プロファイルメモリN 105 位置計算部 106 干渉キャンセル判定部 107 受信信号レプリカ作成部 108 加算器 120 遅延プロファイルレプリカ作成部 121 相関値メモリ 122 加算器 300 受信信号メモリ制御部 301 プロファイル作成メモリ制御部 302 遅延プロファイルメモリ制御部 800 移動端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J062 AA08 BB01 BB05 CC16 EE01 5K067 AA42 BB04 CC10 DD43 EE02 EE10 EE24 FF03 HH21 JJ52

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の無線局から送信された信号を受信し
    て、現在位置を計算する無線端末装置であって、 前記受信信号から干渉成分を除去する干渉除去手段と、 各々対応する符号を用いて、前記干渉成分が除去された
    複数の受信信号の遅延プロファイルを並列に作成する複
    数の遅延プロファイル作成手段と、 前記遅延プロファイルを用いて受信点の位置を計算する
    位置計算手段と、を備える無線端末装置。
  2. 【請求項2】前記干渉除去手段は、 前記受信信号から干渉として除去する信号の複製信号を
    作成する受信信号レプリカ作成手段と、 前記受信信号レプリカ作成手段で作成された複製信号
    と、前記受信信号とを演算して、該受信信号から干渉成
    分を除去する演算手段と、によって構成されることを特
    徴とする請求項1に記載の無線端末装置。
  3. 【請求項3】前記複数の遅延プロファイル作成手段が作
    成した遅延プロファイルを保持する遅延プロファイル保
    持手段と、 前記複数の遅延プロファイル保持手段に対する情報の入
    出力を制御する遅延プロファイルメモリ制御手段と、を
    備え、 前記遅延プロファイル保持手段は、前記複数の遅延プロ
    ファイル作成手段が作成した遅延プロファイルを各々保
    持する複数の領域によって構成されていることを特徴と
    する請求項1又は2に記載の無線端末装置。
  4. 【請求項4】前記受信信号に関する情報を保持する複数
    の領域によって構成された受信信号保持手段と、 前記複数の受信信号保持手段に対する情報の入出力を制
    御する受信メモリ制御手段と、を備え、 前記遅延プロファイル作成手段は、前記受信信号保持手
    段に保持された前記受信信号に関する情報を用いて該受
    信信号の遅延プロファイルを作成することを特徴とする
    請求項1から3のいずれか一つに記載の無線端末装置。
  5. 【請求項5】前記遅延プロファイルを用いて、干渉とし
    て除去する信号を判定する干渉キャンセル判定手段を備
    え、 前記受信信号レプリカ作成手段は、前記干渉キャンセル
    判定手段において干渉として除去すると判定された信号
    の複製信号を作成することを特徴とする請求項1から4
    のいずれか一つに記載の無線端末装置。
  6. 【請求項6】前記干渉キャンセル判定手段は、前記遅延
    プロファイルの各タイミングにおける遅延プロファイル
    について遅延プロファイル電力値を算出し、該遅延プロ
    ファイル電力値と予め定められた閾値との比較結果に基
    づいて、干渉として除去する信号を判定することを特徴
    とする請求項5に記載の無線端末装置。
  7. 【請求項7】複数の無線局から送信された信号を受信し
    て、現在位置を計算する無線端末装置であって、 前記受信信号を用いて該受信信号の遅延プロファイルを
    作成する遅延プロファイル作成手段と、 前記遅延プロファイル作成手段で作成された遅延プロフ
    ァイルを保持する遅延プロファイル保持手段と、 前記遅延プロファイルから干渉成分を除去する干渉除去
    手段と、 前記遅延プロファイル保持手段に保持された、前記干渉
    成分が除去された遅延プロファイルを用いて受信点の位
    置を計算する位置計算手段と、を備える無線端末装置。
  8. 【請求項8】前記干渉除去手段は、 前記遅延プロファイルから干渉として除去する遅延プロ
    ファイルの複製を作成する遅延プロファイルレプリカ作
    成手段と、 前記遅延プロファイルレプリカ作成手段で作成された遅
    延プロファイルの複製と、前記遅延プロファイル保持手
    段に保持されている遅延プロファイルとを演算して、該
    遅延プロファイルから干渉成分を除去する演算手段と、
    によって構成されることを特徴とする請求項7に記載の
    無線端末装置。
  9. 【請求項9】前記遅延プロファイル作成手段で使用され
    る符号の相関値を保持する相関値保持手段を備え、 前記遅延プロファイルレプリカ作成手段は、前記相関値
    を用いて、干渉として除去する遅延プロファイルの複製
    を作成することを特徴とする請求項7又は8に記載の無
    線端末装置。
  10. 【請求項10】前記相関値保持手段は、 前記遅延プロファイル作成手段で相関演算を行う際に使
    用する系列の系列長の半分以下の位相差に対する自己相
    関値をそれぞれ保持し、 前記相関演算を行う際に使用する系列の系列長の半分以
    下の位相差の自己相関値を前記遅延プロファイルレプリ
    カ作成手段が使用する場合は、前記相関値保持手段に保
    持されている該位相差の自己相関値を出力し、 前記相関演算を行う際に使用する系列の系列長の半分よ
    り大きな位相差の自己相関値を前記遅延プロファイルレ
    プリカ作成手段が使用する場合は、該系列長から該位相
    差を減じた位相差に対応する自己相関値の複素共役値を
    出力することを特徴とする請求項9に記載の無線端末装
    置。
  11. 【請求項11】前記遅延プロファイルを用いて、干渉と
    して除去する信号を判定する干渉キャンセル判定手段を
    備え、 前記遅延プロファイルレプリカ作成手段は、前記干渉キ
    ャンセル判定手段において干渉として除去すると判定さ
    れた遅延プロファイルの複製を作成することを特徴とす
    る請求項7から10のいずれか一つに記載の無線端末装
    置。
  12. 【請求項12】前記干渉キャンセル判定手段は、前記遅
    延プロファイル保持手段に保持されている遅延プロファ
    イルについて遅延プロファイル電力値を算出し、該遅延
    プロファイル電力値と予め定められた閾値との比較結果
    に基づいて干渉として除去する信号を判定することを特
    徴とする請求項11に記載の無線端末装置。
  13. 【請求項13】複数の無線局から送信された信号を受信
    して、現在位置を計算する無線端末装置であって、 各々対応する符号を用いて、前記複数の無線局からの信
    号の遅延プロファイルを並列に作成する複数の遅延プロ
    ファイル作成手段と、 前記遅延プロファイルから干渉成分を除去する干渉除去
    手段と、 前記干渉成分が除去された遅延プロファイルを用いて受
    信点の位置を計算する位置計算手段と、を備える無線端
    末装置。
  14. 【請求項14】前記干渉除去手段は、 前記遅延プロファイルから干渉として除去する遅延プロ
    ファイルの複製を作成する遅延プロファイルレプリカ作
    成手段と、 前記遅延プロファイルレプリカ作成手段で作成された遅
    延プロファイルの複製と、前記遅延プロファイル作成手
    段で作成された遅延プロファイルとを演算して、該遅延
    プロファイルから干渉成分を除去する演算手段と、によ
    って構成されることを特徴とする請求項13に記載の無
    線端末装置。
  15. 【請求項15】前記遅延プロファイル作成手段で使用さ
    れる符号の相関値を保持する相関値保持手段を備え、 前記遅延プロファイルレプリカ作成手段は、前記相関値
    を用いて、干渉として除去する遅延プロファイルの複製
    を作成することを特徴とする請求項13又は14に記載
    の無線端末装置。
  16. 【請求項16】前記相関値保持手段は、 前記遅延プロファイル作成手段で相関演算を行う際に使
    用する系列の系列長の半分以下の位相差に対応する自己
    相関値をそれぞれ保持し、 前記相関演算を行う際に使用する系列の系列長の半分以
    下の位相差の自己相関値を前記遅延プロファイルレプリ
    カ作成手段が使用する場合は、前記相関値保持手段に保
    持されている該位相差の自己相関値を出力し、 前記相関演算を行う際に使用する系列の系列長の半分よ
    り大きな位相差の自己相関値を前記遅延プロファイルレ
    プリカ作成手段が使用する場合は、該系列長から該位相
    差を減じた位相差に対応する自己相関値の複素共役値を
    出力することを特徴とする請求項13から15のいずれ
    か一つに記載の無線端末装置。
  17. 【請求項17】前記複数の遅延プロファイル作成手段が
    作成した遅延プロファイルを保持する遅延プロファイル
    保持手段と、 前記複数の遅延プロファイル保持手段に対する情報の入
    出力を制御する遅延プロファイルメモリ制御手段と、を
    備え、 前記遅延プロファイル保持手段は、前記複数の遅延プロ
    ファイル作成手段が作成した遅延プロファイルを各々保
    持する複数の領域によって構成されていることを特徴と
    する請求項13から16のいずれか一つに記載の無線端
    末装置。
  18. 【請求項18】前記遅延プロファイルを用いて、干渉と
    して除去する信号を判定する干渉キャンセル判定手段を
    備え、 前記遅延プロファイルレプリカ作成手段は、前記干渉キ
    ャンセル判定手段において干渉として除去すると判定さ
    れた遅延プロファイルの複製を作成することを特徴とす
    る請求項13から17のいずれか一つに記載の無線端末
    装置。
  19. 【請求項19】前記干渉キャンセル判定手段は、前記遅
    延プロファイル保持手段に保持されている遅延プロファ
    イルについて遅延プロファイル電力値を算出し、該遅延
    プロファイル電力値と予め定められた閾値との比較結果
    に基づいて干渉として除去する信号を判定することを特
    徴とする請求項18に記載の無線端末装置。
  20. 【請求項20】複数の無線局から送信された信号を受信
    して、現在位置を計算する無線端末装置に用いられる半
    導体装置であって、 前記受信信号から干渉として除去する信号の複製信号を
    作成する受信信号レプリカ作成手段と、 前記受信信号レプリカ作成手段で作成された複製信号
    と、前記受信信号とを演算して、受信信号から干渉成分
    を除去する演算手段と、 各々対応する符号を用いて、前記干渉成分が除去された
    複数の受信信号の遅延プロファイルを並列に作成する複
    数の遅延プロファイル作成手段と、 前記遅延プロファイルを用いて受信点の位置を計算する
    位置計算手段と、を備える半導体装置。
  21. 【請求項21】複数の無線局から送信された信号を受信
    して、現在位置を計算する無線端末装置に用いられる半
    導体装置であって、 前記受信信号を用いて該受信信号の遅延プロファイルを
    作成する遅延プロファイル作成手段と、 前記遅延プロファイル作成手段で作成された遅延プロフ
    ァイルを保持する遅延プロファイル保持手段と、 前記遅延プロファイルから干渉として除去する遅延プロ
    ファイルの複製を作成する遅延プロファイルレプリカ作
    成手段と、 前記遅延プロファイルレプリカ作成手段で作成された遅
    延プロファイルの複製と、前記遅延プロファイル保持手
    段に保持されている遅延プロファイルとを演算して、遅
    延プロファイルから干渉成分を除去する演算手段と、 前記遅延プロファイル保持手段に保持された、前記干渉
    成分が除去された遅延プロファイルを用いて受信点の位
    置を計算する位置計算手段と、を備える半導体装置。
  22. 【請求項22】複数の無線局から送信された信号を受信
    して、現在位置を計算する無線端末装置に用いられる半
    導体装置であって、 各々対応する符号を用いて、前記複数の無線局からの信
    号の遅延プロファイルを並列に作成する複数の遅延プロ
    ファイル作成手段と、 前記遅延プロファイルから干渉として除去する遅延プロ
    ファイルの複製を作成する遅延プロファイルレプリカ作
    成手段と、 前記遅延プロファイルレプリカ作成手段で作成された遅
    延プロファイルの複製と、前記遅延プロファイル作成手
    段で作成された遅延プロファイルとを演算して、該遅延
    プロファイルから干渉成分を除去する演算手段と、 前記干渉成分が除去された遅延プロファイルを用いて受
    信点の位置を計算する位置計算手段と、を備える半導体
    装置。
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