JP3840412B2 - 無線端末装置 - Google Patents

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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W64/00Locating users or terminals or network equipment for network management purposes, e.g. mobility management

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は無線信号を使用して現在位置を測定する無線端末装置に関し、特に、高速で受信点の位置を計算するとともに、位置計算に必要な半導体素子のチップ面積を小さくすることができる無線端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
移動通信システムにおいて、基地局から送信される信号を利用して移動端末(無線端末装置)の位置を検出する技術が提案されている。例えば、特開平7−181242号公報には、符号分割多元接続(CDMA:Code Division Multiple Access)システムにおいて、各基地局の位置と、各基地局から端末機へ送信される信号の伝搬遅延時間差とを用いて、端末機の位置を測定する技術が提案されている。
【0003】
この移動端末が3つの基地局からの信号を受信するとき、移動端末から基地局までの距離は同一にはならず、基地局から移動端末に到達する信号の強度は基地局毎に異なるものとなる。例えば、移動端末がある基地局の直近に位置する場合には、当該直近に存在する基地局からの信号が強すぎて、当該基地局からの信号による干渉のために、その他の基地局からの信号の受信品質が著しく劣化するいわゆる遠近問題が発生する。この遠近問題が発生した場合、移動端末は位置計算に必要な数の基地局からの信号を受信するすることができなくなる。すなわち、遠近問題が発生する地域において、移動端末は正確に現在位置を計算することができなくなる。この問題を解決するために、干渉キャンセルの手法を用いた方法が提案されている(特開2001−166026号公報)。
【0004】
この従来の移動端末の構成を図12に示す、アンテナ100で受信された基地局からの信号は、信号受信部101に送られ、受信したセルラ信号に高/中間周波数での受信処理、ベースバンド信号の復調処理及びAD変換処理等の処理が行なわれ受信信号が作成される。そして、信号受信部101で作成された受信信号は、受信信号メモリ102に蓄積される。受信信号メモリ102に蓄積された受信信号は遅延プロファイル作成部103に入力される。遅延プロファイル作成部103は、例えば、マッチトフィルタを用いて、受信信号メモリ102に蓄積された受信信号から遅延プロファイルを作成する。遅延プロファイル作成部103で作成された遅延プロファイルは、遅延プロファイルメモリ104へ書き込まれ、保持される。遅延プロファイルメモリ104へ書き込まれた遅延プロファイルは、位置計算部105及び干渉キャンセル判定部106に入力される。
【0005】
干渉キャンセル判定部106は、遅延プロファイルメモリ104に記憶されている遅延プロファイルを用いて、干渉キャンセルが必要か否かを判定する。受信信号レプリカ作成部107は、干渉を除去する必要があるタイミングに対して、遅延プロファイルを用いて受信信号レプリカの振幅値を決定する。加算器108は、遅延プロファイルメモリ104から読み出した遅延プロファイルから、受信信号レプリカ作成部107が算出した受信信号のレプリカを減じて、干渉が除去された受信信号を作成して、受信信号メモリ102に書き込む。
【0006】
位置計算部105は、遅延プロファイルメモリ104に保持されている干渉が除去された遅延プロファイルを用いて移動端末の現在位置を計算する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
以上説明した従来の移動端末では、遅延プロファイル作成部103において、遅延プロファイルの作成に必要となる積和演算回数が非常に大きくなる。例えば、CDMA方式を用いたセルラシステムであるTIA/EIA/IS-95システムの場合、約108個の演算回路が必要となる。さらに、受信信号メモリ102へのアクセス時間を考慮すると、遅延プロファイル作成部103における遅延プロファイルの作成には数十秒の時間が必要となってしまう。遅延プロファイルを作成するのに必要な時間が長くなると、位置測定の応答が劣化して、位置情報サービスの利便性が低下する。
【0008】
また、従来の移動端末では、大容量の受信信号メモリを必要とする。例えば、TIA/EIA/IS-95システムの場合、1フレーム分の受信信号の同相成分及び直交成分を蓄え、干渉キャンセルが効果を持つためのビット幅に対応するメモリを備えた場合、受信信号メモリは約106bitの容量が必要となる。さらに、位置測定の精度を向上させ、受信信号の品質を向上させるためにはこれ以上の容量のメモリが必要となる。移動端末へ大容量メモリを搭載することは、移動端末の大きさを大きくして、移動端末の携帯性を低下させ、移動端末のコストを上昇させる原因となる。
【0009】
本発明は位置計算速度を向上させつつ、移動端末内へのメモリ搭載量を削減できる移動端末を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明に係る無線端末装置は、複数の無線局から送信された信号を受信して、現在位置を計算する無線端末装置であって、前記受信信号を用いて該受信信号の遅延プロファイルを作成する遅延プロファイル作成手段と、前記遅延プロファイル作成手段で作成された遅延プロファイルを保持する遅延プロファイル保持手段と、前記遅延プロファイルから干渉成分を除去する干渉除去手段と、前記遅延プロファイル保持手段に保持された、前記干渉成分が除去された遅延プロファイルを用いて受信点の位置を計算する位置計算手段と、を備え、前記干渉除去手段は、前記遅延プロファイル保持手段に保持されている遅延プロファイルから干渉として除去する遅延プロファイルの複製を作成する遅延プロファイルレプリカ作成手段と、前記遅延プロファイルレプリカ作成手段で作成された遅延プロファイルの複製と、前記遅延プロファイル保持手段に保持されており前記遅延プロファイルの複製の作成に用いられた遅延プロファイルとを演算して、該遅延プロファイルから干渉成分を除去する演算手段と、前記遅延プロファイル作成手段で使用される符号の相関値を保持する相関値保持手段と、を備え、前記遅延プロファイルレプリカ作成手段は、前記相関値を用いて、干渉として除去する遅延プロファイルの複製を作成し、前記相関値保持手段は、前記遅延プロファイル作成手段で相関演算を行う際に使用する系列の系列長の半分以下の位相差に対する自己相関値をそれぞれ保持し、前記相関演算を行う際に使用する系列の系列長の半分以下の位相差の自己相関値を前記遅延プロファイルレプリカ作成手段が使用する場合は、前記相関値保持手段に保持されている該位相差の自己相関値を出力し、前記相関演算を行う際に使用する系列の系列長の半分より大きな位相差の自己相関値を前記遅延プロファイルレプリカ作成手段が使用する場合は、該系列長から該位相差を減じた位相差に対応する自己相関値の複素共役値を出力する
【0011】
また、本発明に係る無線端末装置は、複数の無線局から送信された信号を受信して、現在位置を計算する無線端末装置であって、各々対応する符号を用いて、前記複数の無線局からの信号の遅延プロファイルを並列に作成する複数の遅延プロファイル作成手段と、前記複数の遅延プロファイル作成手段で作成された遅延プロファイルを保持する複数の遅延プロファイル保持手段と、前記遅延プロファイルから干渉成分を除去する干渉除去手段と、前記複数の遅延プロファイル保持手段に保持された、前記干渉成分が除去された遅延プロファイルを用いて受信点の位置を計算する位置計算手段と、を備え、前記干渉除去手段は、前記複数の遅延プロファイル保持手段に保持されている遅延プロファイルから干渉として除去する遅延プロファイルの複製を作成する遅延プロファイルレプリカ作成手段と、前記遅延プロファイルレプリカ作成手段で作成された遅延プロファイルの複製と、前記遅延プロファイル保持手段に保持されており前記遅延プロファイルの複製の作成に用いられた遅延プロファイルとを演算して、該遅延プロファイルから干渉成分を除去する演算手段と、前記遅延プロファイル作成手段で使用される符号の相関値を保持する相関値保持手段と、を備え、前記遅延プロファイルレプリカ作成手段は、前記相関値を用いて、干渉として除去する遅延プロファイルの複製を作成し、前記相関値保持手段は、前記遅延プロファイル作成手段で相関演算を行う際に使用する系列の系列長の半分以下の位相差に対応する自己相関値をそれぞれ保持し、前記相関演算を行う際に使用する系列の系列長の半分以下の位相差の自己相関値を前記遅延プロファイルレプリカ作成手段が使用する場合は、前記相関値保持手段に保持されている該位相差の自己相関値を出力し、前記相関演算を行う際に使用する系列の系列長の半分より大きな位相差の自己相関値を前記遅延プロファイルレプリカ作成手段が使用する場合は、該系列長から該位相差を減じた位相差に対応する自己相関値の複素共役値を出力する
【0014】
【発明の作用および効果】
本発明の無線端末では、複数の無線局からの信号の遅延プロファイルを作成する複数の遅延プロファイル作成手段を備えたので、遅延プロファイル作成を並列に処理することが可能なることから、位置計算に要する時間を短縮することができ、位置情報サービスの利便性を向上させることができる。
【0015】
また、拡散符号系列の相関値を保持する相関値保持手段を備えたので、当該相関値を用いて遅延プロファイルのレプリカを作成して、当該レプリカを他の基地局の遅延プロファイルから減じて、干渉キャンセルの処理をすることによって、受信信号メモリを用いない移動端末を実現することができる。これによって位置測定機能を備えた移動端末のハードウェア規模、特にメモリ量を削減することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に、TIA/EIA/IS-95を用いた移動通信システムに、本発明を適用する場合の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0017】
図1は、本発明の実施の形態の移動端末が位置測定を行う無線システム(移動通信システム)の構成を示す図である。
【0018】
携帯電話機に代表される移動端末800の周辺には、移動端末800と交信する無線局としてのセルラ無線基地局801〜803が設けられており、これらの基地局には各々異なるPNオフセット値が割当てられている。
【0019】
本発明の実施の形態において、移動端末800は、少なくとも三つの基地局から送信された信号を受信して、各基地局から到来する信号の伝搬時間差から伝搬距離差を測定し、三つの基地局の位置を既知として、移動端末の位置を測定する。
【0020】
図2は、本発明の第1の実施の形態の移動端末の構成を示すブロック図である。図12に示す従来の移動端末の構成と同一の機能を持つ構成には同一の記号が付してある。
【0021】
アンテナ100で受信された基地局からの信号は、信号受信部101に送られる。信号受信部101は、無線部(受信部、送信部)及びベースバンド処理部等で構成されており、無線部はアンテナ100で受信された基地局からのセルラ信号に高周波信号及び中間周波数信号における増幅、周波数変換等の受信処理を行い、ベースバンド処理部はベースバンド信号における復調処理及びAD(Analog to Digital)変換処理等の処理を行い受信信号を作成する。そして、信号受信部101で作成された受信信号は、受信信号メモリ制御部300を介して、受信信号メモリ1021〜102Nに順に書き込まれる。そして、受信信号メモリ1021〜102Nへ書き込まれた受信信号は、プロファイル作成メモリ制御部301を介して、遅延プロファイル作成部1031〜103Nによって読み出され、遅延プロファイル作成部1031〜103Nに入力される(図3、図4参照)。すなわち、受信信号メモリ1021〜102Nは複数の領域に分割されて構成されており(又は、複数のメモリで構成されており)、この複数の異なる領域(又は異なるメモリ)は同時にアクセスすることができ、同時に読み書きができるように構成されている。この受信信号メモリ1021〜102Nの読み書きは、受信信号メモリ制御部300及びプロファイル作成メモリ制御部301によって管理され、受信信号メモリ1021〜102Nへのアクセスが制御されている。具体的には、受信信号メモリ制御部300は、信号受信部101からの受信信号メモリ1021〜102Nへのデータの書き込みアクセスを制御する。また、プロファイル作成メモリ制御部301は、遅延プロファイル作成部1031〜103Nによる受信信号メモリ1021〜102Nからのデータの読み出しアクセスを制御する。
【0022】
遅延プロファイル作成部1031〜103Nは、例えば、マッチトフィルタを用いて構成されており、受信信号と拡散符号系列との相関値を受信タイミング毎に演算し、各受信タイミングにおける、受信信号と拡散符号系列との相関値に応じた値を示す遅延プロファイルを作成する。
【0023】
ここで、米国のCDMA方式ディジタル移動通信システムであり、TIA(Telecommunication Industry Association)が制定した標準であるEIA/TIA-95に準拠したシステムの場合について考える。EIA/TIA-95システムでは、全ての基地局は約26.7ミリ秒周期の同一の拡散符号(PN符号)を使用する。また、各基地局は基地局を識別するために各基地局に対して予め割り当てられた送信時間差としてパイロットPNオフセット(PNオフセット値)を持ち、各基地局は基準タイミングからPNオフセット値だけずらして信号を送信している。
【0024】
移動端末は、受信信号とPN符号との相関値を計算して遅延プロファイルを得ている。例えば、マッチトフィルタを用いて受信信号とPN符号との相関値を計算すると、マッチトフィルタの出力には遅延プロファイル波形が得られる。
【0025】
遅延プロファイル作成部1031〜103Nで作成された遅延プロファイルは、それぞれ遅延プロファイルメモリ1041〜104Nへ書き込まれ、保持される。この遅延プロファイルメモリ1041〜104Nは、遅延プロファイル作成部1031〜103Nに対して一対一に設けられている。遅延プロファイルメモリ1041〜104Nに保持された遅延プロファイルは、遅延プロファイルメモリ制御部302を介して、位置計算部105及び干渉キャンセル判定部106によって読み出されて、位置計算部105及び干渉キャンセル判定部106に入力される。
【0026】
干渉キャンセル判定部106は、遅延プロファイルメモリ1041〜104Nに記憶されている遅延プロファイルを用いて、遅延プロファイルの同相成分と直交成分とを抽出して遅延プロファイル電力値を得る。そして、遅延プロファイル電力値と閾値とを比較し、干渉キャンセルが必要か否かを判定する(図6参照)。
【0027】
受信信号レプリカ作成部107は、干渉キャンセル判定部106において干渉キャンセルを実施する旨の判定がなされたタイミングに対して、当該タイミングの遅延プロファイルの同相成分200と直交成分201との値をもとに、受信信号レプリカの振幅値を決定する。そして決定された受信信号レプリカの振幅値に基づいて受信信号レプリカを作成する。すなわち、受信信号メモリ102に記憶された受信信号から干渉キャンセルをすべき信号強度を算出する。
【0028】
加算器108は、受信信号メモリ1021〜102Nに格納されている受信信号を読み出して、この受信信号から、受信信号レプリカ作成部107が作成した受信信号レプリカを減算し、干渉が除去された受信信号を作成して、再度受信信号メモリ1021〜102Nに格納する。
【0029】
以下、図2に示す移動端末を用いて、干渉キャンセルを実施する場合の手順の一例を説明する。移動端末は、第一の基地局に対する遅延プロファイルを作成し、当該プロファイルから受信信号レプリカを作成して受信信号から減算する。こうして得られた受信信号には、第一の基地局からの成分は除去されている。従ってこの受信信号を用いて第二の基地局に対する遅延プロファイルを作成すれば、第二の基地局に対する遅延プロファイルから、第一の基地局の干渉の影響を除去することができる。上記動作を繰返し行うことで、第一及び第二の基地局の干渉の影響を除いて第三の基地局の遅延プロファイルを求めることができ、第一、第二及び第三の基地局の干渉の影響を除いて第四の基地局の遅延プロファイルを求めることができる。このようにして図2に示す移動端末は干渉キャンセルを実現し、距離が近い基地局からの信号による干渉を除去して、いわゆる遠近問題を解決している。
【0030】
位置計算部105は、CPUはメモリ等の演算に必要な素子で構成され、メモリに記憶されたソフトウェアに従って、遅延プロファイルメモリ1041〜104Nに保持されている遅延プロファイルを用いて位置計算に必要な処理をする。すなわち、上記の手順で干渉をキャンセルして得られた遅延プロファイルを用いて、受信点である移動端末の現在位置を計算する。位置計算部105の動作としては、例えば、特開平7−181242で開示された三辺測量の原理を用いた方法がある。
【0031】
この移動端末の具体的な構成として、受信信号メモリ制御部300、受信信号メモリ1021〜102N、プロファイル作成メモリ制御部301、遅延プロファイル作成部1031〜103N、遅延プロファイルメモリ制御部302及び受信信号レプリカ作成部107を一つの半導体装置(LSI)として、位置計算に使用するCPUと接続するように構成することができる。また、上記の構成に干渉キャンセル判定部106を加えて一つのLSIを構成してもよい。更に、位置計算部105も加えて一つのLSIを構成してもよい。
【0032】
図3は、受信信号メモリ1(1021)〜受信信号メモリN(102N)の構成を説明する図である。
【0033】
前述した従来の移動端末(図12)において必要とされた受信信号メモリ102のワード数(アドレス数)をW[ワード]とすると、第1の実施の形態の移動端末(図2)において、受信信号メモリはN個の領域に分割して設けられているので、受信信号メモリ1〜受信信号メモリNのワード数はそれぞれW/N[ワード]となる。
【0034】
受信信号メモリ制御部300は、信号受信部101で作成された受信信号を受信信号メモリ1の先頭アドレスから書き込みを始める。受信信号メモリ制御部300は受信信号メモリ1の最終アドレスに受信信号の書き込みを終えると、受信信号メモリ2の先頭アドレスに受信信号を書き込む。そして、受信信号メモリ2の最終アドレスに受信信号の書き込むと、受信信号メモリ3の先頭アドレスに受信信号を書き込みを行う。このような処理を繰り返すことによって、信号受信部101で作成された受信信号を、受信信号メモリ1から受信信号メモリNへ、順次、書き込む。受信信号メモリ制御部300による上記の制御により、信号受信部101は、それぞれW/N[ワード]のアドレス空間を持つ受信信号メモリ1〜受信信号メモリNを、W[ワード]のアドレス空間を持つ一つのメモリとして扱うことができる。
【0035】
また、受信信号メモリ制御部300は、受信信号レプリカ作成部107から加算器108を介しての受信信号メモリ1〜受信信号メモリNへのアクセスに関しても、上記と同様の制御を行う。この制御によって、受信信号レプリカ作成部107は受信信号メモリ1〜受信信号メモリNを、W[ワード]のアドレス空間を持つ一つのメモリとして扱うことができるように、アドレスデコードを行う。
【0036】
図4は、プロファイル作成メモリ制御部301によるアクセス制御の一例を説明する図である。
【0037】
プロファイル作成メモリ制御部301は、N個設けられた遅延プロファイル作成部1(1031)〜遅延プロファイル作成部N(103N)による受信信号メモリ1〜受信信号メモリNからの受信信号の読み出しアクセスを制御する。遅延プロファイル作成部1によるアクセスは、受信信号メモリ1、受信信号メモリ2……受信信号メモリNの順に行われるように、プロファイル作成メモリ制御部301によって制御される。また、遅延プロファイル作成部2によるアクセスは、受信信号メモリ2、受信信号メモリ3……受信信号メモリN、受信信号メモリ1の順に行われるように、プロファイル作成メモリ制御部301によって制御される。同様に、遅延プロファイル作成部Nによるアクセスは、受信信号メモリN、受信信号メモリ1……受信信号メモリN−1の順に行われるように、プロファイル作成メモリ制御部301によって制御される。
【0038】
このように各遅延プロファイル作成部から各受信信号メモリへのアクセス順序を制御することにより、受信信号メモリの同一の領域が複数の遅延プロファイル作成部からアクセスされることがなく、各受信信号メモリは同時に1つの遅延プロファイル作成部からのみの読み出しアクセスを受けることになる。従って、受信信号メモリ1〜受信信号メモリNのアクセス速度を高速化する必要がなく、より安価なメモリで受信信号メモリを構成することができる。
【0039】
図5は、遅延プロファイルメモリ1(1041)〜遅延プロファイルメモリN(104N)の構成を説明する図である。
【0040】
前述した従来の移動端末(図12)において必要とされた遅延プロファイルメモリ104のワード数(アドレス数)をV[ワード]とすると、第1の実施の形態の移動端末(図2)において、遅延プロファイルメモリはN個の領域に分割して設けられているので、遅延プロファイルメモリ1〜遅延プロファイルメモリNのワード数はそれぞれV/N[ワード]となる。
【0041】
遅延プロファイル作成部1(1031)〜遅延プロファイル作成部N(103N)で作成された遅延プロファイルは、それぞれ対応する遅延プロファイルメモリ1(1041)〜遅延プロファイルメモリN(104N)へ書き込まれる。すなわち、各遅延プロファイルメモリ1041〜104Nには、遅延プロファイル作成部1031〜103Nで作成された遅延プロファイルデータが一つずつ書き込まれる。
【0042】
遅延プロファイルメモリ制御部302は、前記の受信信号メモリ制御部300と同様の制御を行うことによって、位置計算部105及び干渉キャンセル判定部106が、それぞれV/N[ワード]のアドレス空間を持つ遅延プロファイルメモリ1〜遅延プロファイルメモリNを、V[ワード]のアドレス空間を持つ一つのメモリとして扱うことができるように、アドレスデコードを行う。
【0043】
図6は、干渉キャンセルの要否の判定を説明する図である。
【0044】
干渉キャンセル判定部106は、遅延プロファイルメモリ1041〜104Nに保持されている遅延プロファイルから同相成分200と直交成分201を抽出し、(同相成分)2+(直交成分)2を演算して、各タイミングにおける遅延プロファイル電力値202を得る。この同相成分200を図6(a)に、直交成分201を図6(b)に、て遅延プロファイル電力値202を図6(c)に示す。そして、干渉キャンセル判定部106は遅延プロファイル電力値202と予め定められた閾値203を比較し、遅延プロファイル電力値が閾値以上となるタイミングを判定し、遅延プロファイル電力値が閾値以上となるタイミングにおいては干渉キャンセルを実施する旨の判定をして、遅延プロファイル電力値が閾値未満となるタイミングにおいては干渉キャンセルを実施しない旨を判定する。この閾値203は、例えば、遅延プロファイル電力値202の最大値に予め定められた係数を乗算して決定される。
【0045】
このように、第1の実施の形態の移動端末では、複数の遅延プロファイル作成部1031〜103Nを備えたので、遅延プロファイル作成を並列に処理することができる。このため、位置測定に要する時間を短縮することができ、位置情報サービスの利便性を向上させることができる。
【0046】
図7は、本発明の第2の実施の形態の移動端末の構成を示すブロック図である。なお、本図において、従来の移動端末(図12)、第1の実施の形態の移動端末(図2)の構成と同一の機能を持つ構成には同一の記号を付してある。
【0047】
アンテナ100で受信された基地局からの信号は、信号受信部101に送られる。信号受信部101は、無線部(受信部、送信部)及びベースバンド処理部等で構成されており、無線部はアンテナ100で受信された基地局からのセルラ信号に高周波信号及び中間周波数信号における増幅、周波数変換等の受信処理を、ベースバンド処理部はベースバンド信号における復調処理及びAD(Analog to Digital)変換処理等の処理を行い受信信号を作成する。そして、信号受信部101で作成された受信信号は、受信信号メモリに蓄積されることなく、遅延プロファイル作成部103に直接入力される。
【0048】
遅延プロファイル作成部103は、例えば、マッチトフィルタを用いて構成されており、受信信号と拡散符号系列との相関値を受信タイミング毎に演算し、各受信タイミングにおける受信信号と拡散符号系列との相関値に応じた値を示す遅延プロファイルを作成する。
【0049】
遅延プロファイル作成部103で作成された遅延プロファイルは、遅延プロファイルメモリ104へ書き込まれ、保持される。遅延プロファイルメモリ104に保持された遅延プロファイルは、位置計算部105及び干渉キャンセル判定部106によって読み出されて、位置計算部105及び干渉キャンセル判定部106に入力される。
【0050】
干渉キャンセル判定部106は、遅延プロファイルメモリ104に記憶されている遅延プロファイルを用いて、遅延プロファイル電力値を得る。そして、遅延プロファイル電力値と閾値とを比較し、干渉キャンセルが必要か否かを判定する。この干渉キャンセルの要否の判定は、第1の実施の形態の移動端末と同じ方法(図6)を用いればよい。
【0051】
遅延プロファイルレプリカ作成部120は、干渉キャンセル判定部106によって干渉キャンセルを実施する旨が判定されたタイミングの信号が、他のタイミングで相関値演算を行った結果に対して与える干渉を推定し出力する。すなわち、干渉を除去するための遅延プロファイルのレプリカを作成する。
【0052】
相関値メモリ121は、拡散率Kを周期とする拡散符号系列のK個の相関値を格納している。
【0053】
加算器122は、遅延プロファイルメモリ104から遅延プロファイルを読み出し、この遅延プロファイルから、遅延プロファイルレプリカ作成部120が算出した遅延プロファイルのレプリカを減算し、干渉が除去された遅延プロファイルを作成して、再度遅延プロファイルメモリ104に書込む。
【0054】
位置計算部105は、CPUはメモリ等の演算に必要な素子で構成され、メモリに記憶されたソフトウェアに従って、遅延プロファイルメモリ104に保持されている遅延プロファイルを用いて位置計算に必要な処理をする。すなわち、後述する手順で干渉がキャンセルされた遅延プロファイルを用いて、受信点である移動端末の現在位置を計算する。
【0055】
以下、図7に示す移動端末を用いて、干渉キャンセルを実施する場合の手順の一例として、移動端末800が基地局Aの直近に存在し(図1参照)、基地局Aからの信号に加え、遠方の基地局B及び基地局Cからの信号を利用して位置計算をする場合の動作を説明する。
【0056】
信号受信部101は受信信号S(t)を作成する。S(t)は複素数で表されており、実部が受信信号の同相成分を、虚部成分が受信信号の直交成分を表している。S(t)は数式1で表される。なお、簡単のためパイロットチャネル成分のみについて記述し、他のチャネル成分や雑音成分については省略する。
【0057】
【数1】
Figure 0003840412
【0058】
ここで複素数SX(t)は基地局X(X=A、B、C)からの信号を表す。
【0059】
X(t)はさらに数式2で表される。
【0060】
【数2】
Figure 0003840412
【0061】
ここで複素数P(t+TX)は基準タイミング(t=0)において位相TXを持つ拡散符号系列を表す。また実数RXは受信信号の振幅値、複素数ejθxは受信信号の位相成分を表す。
【0062】
基地局Aに対応したタイミングTA及び基地局Bに対応したタイミングTBで相関値演算を行った結果であるM(TA)及びM(TB)は、数式1を考慮すると、ともに複素数で、それぞれ数式3及び数式4で表される。
【0063】
【数3】
Figure 0003840412
【0064】
【数4】
Figure 0003840412
【0065】
ここで実数Kは相関値演算時の累算数(拡散率)を、*は複素共役を表す。
【0066】
数式3及び数式4は、数式2を利用すると、それぞれ数式5及び数式6で表される。
【0067】
【数5】
Figure 0003840412
【0068】
【数6】
Figure 0003840412
【0069】
ここで拡散符号系列P(t)の実数及び虚数成分は+1または−1のいずれかの値としている。
【0070】
干渉キャンセル判定部106は、遅延プロファイルメモリ104に格納されている遅延プロファイルの同相成分及び直交成分を用いて(同相成分)2+(直交成分)2を演算し、遅延プロファイル電力値を得る。そして、干渉キャンセル判定部106は各タイミング毎に遅延プロファイル電力値と所定の閾値とを比較し、遅延プロファイル電力値が閾値以上となるタイミングについては干渉キャンセルを実施する旨の判定をし、遅延プロファイル電力値が閾値未満となるタイミングに対しては干渉キャンセルを実施しない旨の判定をする(図6参照)。
【0071】
次に、本実施の形態において、遅延プロファイルレプリカ作成部120が、基地局Aからの信号(タイミングTAの信号)が基地局Bからの信号(タイミングTBの信号)に対して与える干渉を推定する動作を説明する。
【0072】
タイミングTBで相関値演算を行った結果を示す数式6において、右辺第二項が基地局Bからの信号、すなわち所望波に対応する相関値となり、右辺第一項が基地局Aからの信号、すなわち干渉波に対応する相関値となる。遅延プロファイルレプリカ作成部120は上記数式6の右辺第一項を、数式5に示されるタイミングTAで相関値演算を行った結果M(TA)を用いて推定する。
【0073】
ここでは基地局Aの直近に移動端末800が存在する場合(図1参照)を考えているので、受信信号の振幅値RAは受信信号の振幅値RBより極めて大きく、受信信号の振幅値RAは受信信号の振幅値RCより極めて大きくなり、RA、RB、RCについて数式7の関係が成立する。
【0074】
【数7】
Figure 0003840412
【0075】
また、数式7に加え、拡散符号系列の相関値は位相が一致しない場合は小さな値となる性質を考慮すると、数式5のM(TA)は数式8に示すように近似することができる。
【0076】
【数8】
Figure 0003840412
【0077】
数式8を用いることで、数式6の右辺第一項は数式9で表現される。
【0078】
【数9】
Figure 0003840412
【0079】
拡散率Kを拡散符号系列の周期と等しくすると、数式9の{ }内は数式10で表される。
【0080】
【数10】
Figure 0003840412
【0081】
ここでL=TB−TAである。拡散率Kを拡散符号系列の周期と等しくしたので、L=0、1、…、K−1である。よって全てのLの値について数式10から得れる相関値は予め計算可能となる。
【0082】
図8は、相関値メモリ121への相関値の格納方法の一例を説明する図である。図8に示す格納方法では、L=0からL=K−1までの相関値(数式10の右辺)が、Lをアドレスとして順に格納されている。
【0083】
図9は、相関値メモリ121への相関値の別な格納方法を説明する図である。図9に示す格納方法では、図8に示す格納方法と異なり相関値の格納に必要となる相関値メモリ121の容量を約半分に削減することができる。
【0084】
数式10で拡散率Kを拡散符号系列の周期と等しくした場合、数式11が成立する。
【0085】
【数11】
Figure 0003840412
【0086】
ここでL’=1、2、…、ceiling(K/2)とする。なおceiling(x)はx以上の最小の整数を与える関数である。
【0087】
数式11を用いることによって、数式10においてL=ceiling(K/2)+1、 ceiling(K/2)+2、…、K−1の場合の相関値は、Kが偶数の場合はそれぞれL=ceiling(K/2)−1、ceiling(K/2)−2、…、1の相関値から求めることができ、Kが奇数の場合はそれぞれL=ceiling(K/2)−2、ceiling(K/2)−3、…、1の相関値から求めることができる。そして、本方法を用いる場合の相関値は相関値メモリ121に図9に示すように格納される。本方法を用いることによって、相関値メモリの容量を図8に示す格納方法の約半分に削減することができる。
【0088】
数式9及び数式10に示されるように、遅延プロファイルメモリ104に格納されている相関値演算結果M(TA)、相関値メモリ121に格納されているタイミング差(位相差)TB−TAに対応する相関値、及び予め設定された拡散率Kを用いることで、遅延プロファイルレプリカ作成部120は基地局Aからの信号が基地局Bからの信号に与える干渉(数式6の右辺第一項)を計算することができる。
【0089】
上記処理を基地局Bの遅延プロファイルの各タイミングに対して上記処理をし、また基地局Cの遅延プロファイルに対しても同様の処理を行う。これにより、基地局Aからの信号の干渉の影響が除去された基地局B及び基地局Cの遅延プロファイルを、遅延プロファイルメモリ104に格納することができる。
【0090】
加算器122は数式6で表されるM(TB)を遅延プロファイルメモリ104から読み出し、遅延プロファイルレプリカ作成部120が算出した数式6の右辺第一項をM(TB)から減じて、M'(TB)を作成し、M'(TB)を遅延プロファイルメモリ104に書込む。
【0091】
このように、第2の実施の形態の移動端末では、相関値メモリ121及び遅延プロファイルレプリカ作成部120を備えたので、相関値メモリに記憶された相関値を用いて遅延プロファイルのレプリカを作成して、当該レプリカを他の基地局の遅延プロファイルから減じることで干渉を除去する干渉キャンセル処理をするので、受信信号メモリを用いることなく移動端末を構成することができ、位置測定機能を備えた移動端末のハードウェア規模、特にメモリ量を削減することができ、移動端末を小型化することができ、価格を低減することができる。
【0092】
図10は、本発明の第3の実施の形態の移動端末の構成を示すブロック図である。なお、本図において、第1の実施の形態の移動端末(図2)、第2の実施の形態の移動端末(図7)の構成と同一の機能を持つ構成には同一の記号を付してある。
【0093】
アンテナ100で受信された基地局からの信号は、信号受信部101に送られる。信号受信部101は、無線部(受信部、送信部)及びベースバンド処理部等で構成されており、無線部はアンテナ100で受信された基地局からのセルラ信号に高周波信号及び中間周波数信号における増幅、周波数変換等の受信処理を、ベースバンド処理部はベースバンド信号における復調処理及びAD(Analog to Digital)変換処理等の処理を行い受信信号を作成する。そして、信号受信部101で作成された受信信号は、受信信号メモリに蓄積されることなく、遅延プロファイル作成部1031〜103Nに直接入力される。
【0094】
遅延プロファイル作成部1031〜103Nは、例えば、マッチトフィルタを用いて構成されており、受信信号と拡散符号系列との相関値を受信タイミング毎に演算し、各受信タイミングにおける受信信号と拡散符号系列との相関値に応じた値を示す遅延プロファイルを作成する。
【0095】
遅延プロファイル作成部1031〜103Nで作成された遅延プロファイルは、それぞれ遅延プロファイルメモリ1041〜104Nへ書き込まれ、保持される。この遅延プロファイルメモリ1041〜104Nは、遅延プロファイル作成部1031〜103Nに対して一対一に設けられている。遅延プロファイルメモリ1041〜104Nへ書き込まれた遅延プロファイルは、遅延プロファイルメモリ制御部302を介して、位置計算部105及び干渉キャンセル判定部106によって読み出されて、位置計算部105及び干渉キャンセル判定部106に入力される。すなわち、遅延プロファイルメモリ制御部402は、第一の実施の形態に係る移動端末(図2)における遅延プロファイルメモリ制御部302と同様の制御を行い、位置計算部105、干渉キャンセル判定部106及び加算器122が、それぞれV/N[ワード]のアドレス空間を持つ遅延プロファイルメモリ1〜遅延プロファイルメモリNを、V[ワード]のアドレス空間を持つ一つのメモリとして扱うことができるように、アドレスデコードを行う。
【0096】
干渉キャンセル判定部106は、遅延プロファイルメモリ1041〜104Nに記憶されている遅延プロファイルを用いて、遅延プロファイルの同相成分と直交成分とを抽出して遅延プロファイル電力値を得る。そして、遅延プロファイル電力値と閾値とを比較し、干渉キャンセルが必要か否かを判定する。この干渉キャンセルの要否の判定は、第1の実施の形態の移動端末と同じ方法(図6)を用いればよい。
【0097】
遅延プロファイルレプリカ作成部120は、干渉キャンセル判定部106によって干渉キャンセルを実施する旨が判定されたタイミングの信号が、他のタイミングで相関値演算を行った結果に対して与える干渉を推定し出力する。すなわち、干渉を除去するための遅延プロファイルのレプリカを作成する。
【0098】
相関値メモリ121は、拡散率Kを周期とする拡散符号系列のK個の相関値を格納している。
【0099】
加算器122は、遅延プロファイルメモリ1041〜104Nから遅延プロファイルを読み出し、この遅延プロファイルから、遅延プロファイルレプリカ作成部120が算出した遅延プロファイルのレプリカを減算し、干渉が除去された遅延プロファイルを作成して、再度遅延プロファイルメモリ1041〜104Nに書込む。
【0100】
位置計算部105は、CPUはメモリ等の演算に必要な素子で構成され、メモリに記憶されたソフトウェアに従って、遅延プロファイルメモリ1041〜104Nに保持されている遅延プロファイルを用いて位置計算に必要な処理をする。すなわち、第2の実施の形態の移動端末(図7)と同じ手順で干渉の影響が除去された遅延プロファイルを演算し、この遅延プロファイルを用いて、受信点である移動端末の現在位置を計算する。
【0101】
このように、第3の実施の形態の移動端末では、複数の遅延プロファイル作成部1031〜103Nを備えたので、遅延プロファイル作成を並列に処理することができ、位置測定に要する時間を短縮することができる。さらに、相関値メモリ121及び遅延プロファイルレプリカ作成部120を備えたので、相関値メモリに記憶された相関値を用いて遅延プロファイルのレプリカを作成して、当該レプリカを他の基地局の遅延プロファイルから減じることで干渉を除去する干渉キャンセル処理をするので、受信信号メモリを用いることなく移動端末を構成することができ、位置測定機能を備えた移動端末のハードウェア規模、特にメモリ量を削減することができ、位置情報サービスの利便性を向上させることができ、移動端末を小型化することができ、価格を低減することができる。
【0102】
より具体的には、第3の実施の形態の移動端末と従来の移動端末とを比較した場合の論理ゲート数、メモリ量、位置測定に要する時間、及び前記論理ゲートとメモリをLSIで構成した時のダイサイズの概算値を図11に示す。第3の実施の形態を適用することで、LSIダイサイズの小型化によって移動端末が小型化でき、位置測定に要する時間を短縮することができることがわかる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の無線システムの構成図である
【図2】 第1の実施の形態の移動端末の構成を示すブロック図である。
【図3】 受信信号メモリ1〜Nの構成図である。
【図4】 プロファイル作成メモリ制御部による制御の説明図である。
【図5】 遅延プロファイルメモリ1〜Nの構成図である。
【図6】 第1の実施の形態の遅延プロファイルの説明図である。
【図7】 第2の実施の形態の移動端末の構成を示すブロック図である。
【図8】 第2の実施の形態の相関値メモリの構成の説明図である。
【図9】 第2の実施の形態の相関値メモリの構成の説明図である。
【図10】 第3の実施の形態の移動端末の構成を示すブロック図である。
【図11】 第3の実施の形態におけるLSIサイズを説明する図表である。
【図12】 従来の移動端末の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
100 アンテナ
101 信号受信部
102 受信信号メモリ
1021…102N 受信信号メモリ1…受信信号メモリN
103 遅延プロファイル作成部
1031…103N 遅延プロファイル作成部1…遅延プロファイル作成部N
104 遅延プロファイルメモリ
1041…104N 遅延プロファイルメモリ1…遅延プロファイルメモリN
105 位置計算部
106 干渉キャンセル判定部
107 受信信号レプリカ作成部
108 加算器
120 遅延プロファイルレプリカ作成部
121 相関値メモリ
122 加算器
300 受信信号メモリ制御部
301 プロファイル作成メモリ制御部
302 遅延プロファイルメモリ制御部
800 移動端末

Claims (7)

  1. 複数の無線局から送信された信号を受信して、現在位置を計算する無線端末装置であって、
    前記受信信号を用いて該受信信号の遅延プロファイルを作成する遅延プロファイル作成手段と、
    前記遅延プロファイル作成手段で作成された遅延プロファイルを保持する遅延プロファイル保持手段と、
    前記遅延プロファイルから干渉成分を除去する干渉除去手段と、
    前記遅延プロファイル保持手段に保持された、前記干渉成分が除去された遅延プロファイルを用いて受信点の位置を計算する位置計算手段と、を備え、
    前記干渉除去手段は、前記遅延プロファイル保持手段に保持されている遅延プロファイルから干渉として除去する遅延プロファイルの複製を作成する遅延プロファイルレプリカ作成手段と、前記遅延プロファイルレプリカ作成手段で作成された遅延プロファイルの複製と、前記遅延プロファイル保持手段に保持されており前記遅延プロファイルの複製の作成に用いられた遅延プロファイルとを演算して、該遅延プロファイルから干渉成分を除去する演算手段と、前記遅延プロファイル作成手段で使用される符号の相関値を保持する相関値保持手段と、を備え、
    前記遅延プロファイルレプリカ作成手段は、前記相関値を用いて、干渉として除去する遅延プロファイルの複製を作成し、
    前記相関値保持手段は、
    前記遅延プロファイル作成手段で相関演算を行う際に使用する系列の系列長の半分以下の位相差に対する自己相関値をそれぞれ保持し、
    前記相関演算を行う際に使用する系列の系列長の半分以下の位相差の自己相関値を前記遅延プロファイルレプリカ作成手段が使用する場合は、前記相関値保持手段に保持されている該位相差の自己相関値を出力し、
    前記相関演算を行う際に使用する系列の系列長の半分より大きな位相差の自己相関値を前記遅延プロファイルレプリカ作成手段が使用する場合は、該系列長から該位相差を減じた位相差に対応する自己相関値の複素共役値を出力することを特徴とする無線端末装置。
  2. 前記遅延プロファイルを用いて、干渉として除去する信号を判定する干渉キャンセル判定手段を備え、
    前記遅延プロファイルレプリカ作成手段は、前記干渉キャンセル判定手段において干渉として除去すると判定された遅延プロファイルの複製を作成することを特徴とする請求項1に記載の無線端末装置。
  3. 前記干渉キャンセル判定手段は、前記遅延プロファイル保持手段に保持されている遅延プロファイルについて遅延プロファイル電力値を算出し、該遅延プロファイル電力値と予め定められた閾値との比較結果に基づいて干渉として除去する信号を判定することを特徴とする請求項2に記載の無線端末装置。
  4. 複数の無線局から送信された信号を受信して、現在位置を計算する無線端末装置であって、
    各々対応する符号を用いて、前記複数の無線局からの信号の遅延プロファイルを並列に作成する複数の遅延プロファイル作成手段と、
    前記複数の遅延プロファイル作成手段で作成された遅延プロファイルを保持する複数の遅延プロファイル保持手段と、
    前記遅延プロファイルから干渉成分を除去する干渉除去手段と、
    前記複数の遅延プロファイル保持手段に保持された、前記干渉成分が除去された遅延プロファイルを用いて受信点の位置を計算する位置計算手段と、を備え、
    前記干渉除去手段は、前記複数の遅延プロファイル保持手段に保持されている遅延プロファイルから干渉として除去する遅延プロファイルの複製を作成する遅延プロファイルレプリカ作成手段と、前記遅延プロファイルレプリカ作成手段で作成された遅延プロファイルの複製と、前記遅延プロファイル保持手段に保持されており前記遅延プロファイルの複製の作成に用いられた遅延プロファイルとを演算して、該遅延プロファイルから干渉成分を除去する演算手段と、前記遅延プロファイル作成手段で使用される符号の相関値を保持する相関値保持手段と、を備え、
    前記遅延プロファイルレプリカ作成手段は、前記相関値を用いて、干渉として除去する遅延プロファイルの複製を作成し、
    前記相関値保持手段は、
    前記遅延プロファイル作成手段で相関演算を行う際に使用する系列の系列長の半分以下の位相差に対応する自己相関値をそれぞれ保持し、
    前記相関演算を行う際に使用する系列の系列長の半分以下の位相差の自己相関値を前記遅延プロファイルレプリカ作成手段が使用する場合は、前記相関値保持手段に保持されている該位相差の自己相関値を出力し、
    前記相関演算を行う際に使用する系列の系列長の半分より大きな位相差の自己相関値を前記遅延プロファイルレプリカ作成手段が使用する場合は、該系列長から該位相差を減じた位相差に対応する自己相関値の複素共役値を出力することを特徴とする無線端末装置。
  5. 前記複数の遅延プロファイル保持手段に対する情報の入出力を制御する遅延プロファイルメモリ制御手段と、を備え、
    前記遅延プロファイル保持手段は、前記複数の遅延プロファイル作成手段が作成した遅延プロファイルを各々保持する複数の領域によって構成されていることを特徴とする請求項4に記載の無線端末装置。
  6. 前記遅延プロファイルを用いて、干渉として除去する信号を判定する干渉キャンセル判定手段を備え、
    前記遅延プロファイルレプリカ作成手段は、前記干渉キャンセル判定手段において干渉として除去すると判定された遅延プロファイルの複製を作成することを特徴とする請求項4又は5に記載の無線端末装置。
  7. 前記干渉キャンセル判定手段は、前記遅延プロファイル保持手段に保持されている遅延プロファイルについて遅延プロファイル電力値を算出し、該遅延プロファイル電力値と予め定められた閾値との比較結果に基づいて干渉として除去する信号を判定することを特徴とする請求項6に記載の無線端末装置。
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