JP2003194613A - 液体収納体及び該収納体を用いた液体管理システム - Google Patents

液体収納体及び該収納体を用いた液体管理システム

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JP2003194613A
JP2003194613A JP2001400224A JP2001400224A JP2003194613A JP 2003194613 A JP2003194613 A JP 2003194613A JP 2001400224 A JP2001400224 A JP 2001400224A JP 2001400224 A JP2001400224 A JP 2001400224A JP 2003194613 A JP2003194613 A JP 2003194613A
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liquid level
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liquid container
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Toshiyuki Otani
利幸 大谷
Masaki Murase
雅紀 村瀬
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MURASE SANGYO KK
Ricoh Elemex Corp
Original Assignee
MURASE SANGYO KK
Ricoh Elemex Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液位を精度よく計測する機能と、その計測情
報をオープンなネットワークシステムを利用して通知す
る機能とを具備せしめ、利便性の高いシステムを提供す
る。 【解決手段】 貯槽11の壁面外側には液面計センサ1
2が取り付けられる。液面計センサ12は、貯槽11の
内部に向かって超音波を送波して貯槽内部の液面からの
反射波を受信し、このときに超音波の発信から受信まで
の時間を測定することによって液面位置を計測する。液
面計センサ12による計測結果は、液面計制御ユニット
13が備える表示手段14に表示される。また計測した
液面位置データは、液面計制御表示ユニット13が有す
る通信I/F部15を介して外部に送信される。外部と
の通信手段としては、インターネット20のごとくのオ
ープンネットワークを用いることができる。管理センタ
等のプロバイダでは液体管理に係わる情報提供サービス
が運営される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体収納体及び該
収納体を用いる液体管理システムに関し、より詳細に
は、液体を収納する貯槽ないし容器等の液体収納体にお
いて、その内部の液位を計測する液面計を具備した液体
収納体と、その液体収納体を用いて液体管理に係わる情
報提供サービスを実行可能な液体管理システムに関す
る。本発明の液体収納体は、金属タンクを使用して液面
管理を必要とする分野全般に適用可能で、例えば化石燃
料、毒物・劇物等の薬品、食品関係、冷媒等の液体を収
納する液体収納体に適用できる。
【0002】
【従来の技術】本発明の液体収納体に係わる従来の技術
について、液化石油ガスの収納体を例として説明する。
一般的に、液化石油ガスの貯槽及び容器には、内部の液
化ガスの液面を検出するための検知手段が設けられてい
る。この検知手段としては、例えば、フロート式の液面
計によって所定の液面位置を検知して貯槽または容器外
部に表示する形態のものがある。フロート式の液面計
は、液面変化に追従して生じるフロートの上下動作を表
示部に機械的に連動させて表示を行うシンプルなもの
で、残量警告の表示は備えられた接点の数に応じた固定
値で行われる。また磁性体のフロートを用いて、別に配
置された磁性体の磁気歪みをそのフロートの上下に応じ
て検出して連続的な接点情報を出力できるようにした液
面計もある。これら液面計は、フロートによる液面検出
部が液面に接触した状態で計測を行うように構成されて
いる。
【0003】しかしながら、上述したごとくのフロート
による機械的な液面計測方式は、上記のいずれの構成に
おいても、満液の状態ではフロートを含む液面検出機構
が液中に存在し、また非満液の状態では上記液面検出機
構がガス中に存在することになり、長期間このような環
境下で使用していると各機構の動作状態が悪化して計測
精度が低下し、実使用において充分に満足できるもので
はかった。また、上記の磁気歪の検出方式の液面計は非
常に高価なものであり、また検出情報を所定のシステム
に送信するための通信機能が備えられていないか、或い
は通信機能が普遍性のない特殊な仕様になっていて利用
しにくいという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のごと
き実情に鑑みてなされたもので、液体を収納するための
貯槽または容器内の液位を精度よく計測する機能と、必
要な時に必要な液位を計測してその計測情報を通信を利
用して所定の通知先に通知する機能とを有する液体収納
体を提供し、さらにこの液体収納体の機能を利用して情
報提供サービスを実行できるようにした液体管理システ
ムを提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、液体
を収納する貯槽または容器により構成される液体収納体
において、該液体収納体は、該貯槽または容器内の液体
の液面位置を、該液体に非接触で計測できる液面計を具
備したことを特徴としたものである。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記液面計は、外部機器との間でネットワークを介
してデータ通信を可能とする通信I/F部を有し、液面
位置の計測結果に係わるデータを、該通信I/F部を介
して前記外部機器に送信できるようにしたことを特徴と
したものである。
【0007】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、該液体収納体は、前記貯槽または容器内の液体の液
面が予め設定した液面位置レベルに達した時に、予め定
めた通信相手先を自動的に発呼して該通信相手先に対し
て前記液面位置の計測結果に係わるデータを出力する機
能を具備したことを特徴としたものである。
【0008】請求項4の発明は、請求項1ないし3のい
ずれか1の発明において、該液体収納体の液面計は、外
部機器からのデータの送信要求を入力し、該入力に応じ
て前記液面位置の計測結果に係わるデータを送信するこ
とにより、リアルタイムな双方向通信を実行できる機能
を具備したことを特徴としたものである。
【0009】請求項5の発明は、請求項2ないし4のい
ずれか1の発明において、前記通信I/F部は、インタ
ーネットに接続できる通信手段を具備していることを特
徴としたものである。
【0010】請求項6の発明は、請求項2ないし5のい
ずれか1の発明において、前記通信I/F部は、前記ネ
ットワークへの接続回線の方式として有線及び無線方式
いずれの方式にも対応可能に構成されていることを特徴
としたものである。
【0011】請求項7の発明は、請求項1ないし6のい
ずれか1に記載の液体収納体と、該液体収納体との間で
ネットワークを介してデータ通信を可能とするサーバと
により構成され、該サーバによって、前記液面位置の計
測結果に係わるデータの提供及び前記液面計へ動作要求
の入力を受け付けるサービス提供を実行できるようにし
たことを特徴としたものである。
【0012】請求項8の発明は、請求項7の発明におい
て、前記サーバは、前記液体収納体から取得した情報を
保持し、該保持情報をユーザに提供可能なインターネッ
ト上のホームページとして構成し、インターネット接続
可能な端末装置を用いてユーザが該ホームページの情報
閲覧を可能とするとともに、前記液面計の動作要求及び
前記液面位置の計測結果に係わるデータの送信要求を入
力できるようにしたことを特徴としたものである。
【0013】請求項9の発明は、請求項7または8の発
明において、前記サーバは、過去の液面位置の計測結果
に係わるデータを蓄積し、該蓄積したデータに基づいて
前記液体収納体における液体の使用履歴を示すデータを
ホームページで提示することを特徴としたものである。
【0014】請求項10の発明は、請求項9の発明にお
いて、前記サーバは、前記液体収納体に対して液体の充
填が行われたときに充填装置により計測された充填量デ
ータを取得してホームページで提示するとともに、充填
前後における液面位置の計測データに基づく充填量デー
タを提示して比較できるようにすることを特徴としたも
のである。
【0015】請求項11の発明は、請求項9の発明にお
いて、前記サーバは、前記液体収納体に対して液体の充
填が行われたときに充填装置により計測された充填量デ
ータを取得してホームページで提示するとともに、前記
液体収納体の液面計に液面計測の指示入力を可能とする
操作I/Fを設け、ユーザが充填前後に前記操作I/F
を操作して液面位置の計測を行って計測結果に基づく充
填量を確認することによって、ホームページで提示され
た充填量情報と液面計によって計測した充填量情報とを
比較できるようにしたことを特徴としたものである。
【0016】請求項12の発明は、請求項10または1
1の発明において、前記サーバは、前記液体の充填量に
対する課金の決済手段を有し、該決済手段は、前記充填
量を提示したホームページにおいて課金の決済承認を示
す所定の入力操作を受け付けることよって、予め定めた
決済方法に従って課金金額の決済処理を行うことを特徴
としたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係わる液体収納
体の一実施例について説明するための図で、図中、10
は液体収納体、11は貯槽(または容器)、12は液面
計センサ、13は液面計制御ユニット、14は表示手
段、15は通信I/F部、20はインターネット、30
は監視センタ、40はユーザ端末である。本実施例の液
体収納体10は、例えば液化ガスの貯槽または容器に通
信機能をもった液面計を設けた構成を有している。液体
収納体10は、その内部に収納する液体の液面を非接触
で精度よく計測し、必要な時に必要な液面を計測するこ
とにより液量管理を容易にする液体収納体である。
【0018】液体収納体10は、液体を収納する本体部
分である貯槽11を有し、貯槽11の壁面外側に液面計
センサ12が取り付けられる。液面計センサ12は、貯
槽11の内部に向かって超音波を送波して貯槽内部の液
面からの反射波を受信し、このときに超音波の発信から
受信までの時間を測定することによって、その測定結果
に基づいて液面位置(液位)を計測する。液面計センサ
12による計測結果は、液面計制御ユニット13が備え
る表示手段14に表示される。また計測した液面位置デ
ータは、必要に応じて液面計制御ユニット13が有する
通信I/F部15を介して外部に送信される。またイン
ターネットによって外部機器からの液面計センサの操作
要求を入力することができる。
【0019】外部との通信手段としては、インターネッ
ト20のごとくのオープンネットワークを用いることが
できるようにする。液面データの送信先として、例え
ば、ガス販売会社の監視センタ30が設定される。監視
センタ30は、液面計センサ12から送信された液面検
出情報に基づいて、液化ガスが切れてしまわないように
ガス会社からの配送/充填サービスの手配を行う。また
監視センタ30を運営するガス管理会社や、その他の第
3者によるプロバイダによって、本発明に係わる管理サ
ービスが提供される。ユーザは、携帯電話やPC等によ
るユーザ端末40によって上記管理サービスを利用でき
る。管理サービスを提供可能な管理システムの具体的説
明については後述する。
【0020】図2は、本発明に係わる液体収納体の他の
実施例について説明するための図で、液体収納体10
は、図1の構成に対して無線アダプタ16が付加された
構成を有している。無線アダプタ16は、携帯電話網や
PHS通信網等による無線系ネットワークを用いてイン
ターネットによりデータ通信を行うためのアダプタであ
る。すなわち無線アダプタ16を用いることにより、無
線系ネットワークによるインターネット接続が可能とな
る。
【0021】図3は、図1及び図2に示したごとくの液
体収納体の液面計センサの取り付け位置及び通信手段の
構成について概念的に示す図で、液面計センサの取り付
け位置に関する構成例をそれぞれ図3(A)及び図3
(B)に示すものである。また、これら実施例は、液面
計センサ12の計測結果を無線ネットワークを介して伝
送するための無線アダプタ16を備えた構成例を示して
いるが、有線公衆回線を用いる場合は図1の構成を適用
することができる。
【0022】図3(A)及び図3(B)に示すごとく
に、液面計センサ12は貯槽11の下部壁面外側もしく
は上部壁面外側に設置される。上述したごとくに、本実
施例に適用する液面計センサ12は、貯槽11の内部に
対して図3(A)の場合は上方に、また図3(B)の場
合は下方に超音波を発信せしめ、貯槽11の内部を進行
した超音波が液体の液面で反射して再び液面計センサ1
2で受信するまでの時間を測定する。そしてこの測定時
間に基づいて液面の高さを計測することができる。
【0023】図4は、上述した実施例における液面計制
御ユニットのさらに詳細な構成例を概略的に示す図であ
る。液面計センサ12による液面計測結果は、液面計制
御ユニット13の表示手段14に表示される。また、イ
ンターネット接続を行って通信を行うための通信I/F
部15は、液面計制御ユニット13の内部に配された制
御プリント基板15aに設けられている。
【0024】本実施例の液面計センサは、液面高さの計
測値及びその計測値に基づく液量データ等を数値データ
として適宜検出可能である。例えば、本構成によるセン
サ部からの出力値としては、貯槽内の液化ガスの残量%
(容積%)、残量値(リットル)を設定可能で、さら
に、セキュリティに関するデータ等を設定することがで
きる。また貯槽内の液面高さに係わる1または複数の警
告値を設定し、定期的にまたは例えば上述の監視センタ
からの指示に応じて随時液面高さを計測して、上記警告
値の液面レベルを検知したときに警告情報をそのときの
時間情報とともに監視センタに報知することができる。
【0025】すなわち、本発明の液体収納体が備える液
面計センサ12は、予め設定した任意の値に液位が達し
た時点で予め定めた通信先を自動発呼し、インターネッ
ト等のオープンネットワークを介して通信相手先と接続
してデータ通信を行う機能を有する。また、計測データ
の送信先(例えば上述の監視センタ)から、液面計制御
ユニット13を発呼し、通信路を閉成した後に計測デー
タやセキュリティデータの送信要求を行うことにより、
液面計センサ12が動作して通信先から要求された該当
データを送信することができる。すなわち、本発明で
は、双方向の情報伝送を可能することで通信者の間でリ
アルタイムな情報認知を行うことができる。
【0026】次に本発明におけるオープンネットワーク
接続の動作の一例について説明する。ここでは、計測デ
ータの送信先として設定されたガスの監視センタ30と
本発明の液体収納体10との間におけるインターネット
接続を例として説明する。まず監視センタ30では、所
定の処理でインターネット20に接続し、液体収納体1
0を指定する接続選択信号を出力する。接続選択信号
(例えばインターネットにおけるIPアドレス)は、イ
ンターネット20を介して該当する液体収納体10の液
面計制御ユニット13に入力し、これによって液面計制
御ユニット13と監視30とがインターネットを介して
接続される。このときに、監視センタ30と液面計制御
ユニット13はインターネットに常時接続しており、接
続選択信号のみで回線が閉成される。
【0027】すなわち監視センタはISP(インターネ
ットサービスプロバイダ)の機能を有するが、監視セン
タは、他のISPにダイヤルアップまたは常時接続によ
ってインターネット接続し、そのISPからIPアドレ
スを指定して所定の液体収納器を呼び出すことによっ
て、該当する液体収納体10の液面計制御ユニット13
が有するCPUが通信回線を制御することにより、イン
ターネット接続回線が閉成されるようにしてもよい。ま
た、後述するサービスプロバイダがISPの機能を備え
るようにしてもよい。
【0028】次に本発明の液体収納体を用いて液体管理
に係わるサービス提供可能な管理システムの実施例につ
いて説明する。本発明の管理システムによれば、液体収
納体10の計測データを蓄積し、その蓄積データを用い
てユーザに対する情報提供サービスを運営することがで
きる。例えば、上述の監視センタ30に相当するごとく
の液体貯槽の管理者が、ユーザの液体管理情報を所定の
方法で提供するサービスを実行できる。勿論、サービス
運営者は、なんらかの方法でユーザの液面管理情報が取
得できる主体であれば、本来の貯槽管理者と異なる主体
であってもよい。以下本管理サービスの提供主体をサー
ビスプロバイダとする。
【0029】サービスプロバイダはサーバを有し、液体
収納体10の管理サービスをインターネット上のホーム
ページとして構成し、上記サーバのサイトに保持してお
く。ユーザが任意の端末装置を用いてインターネットを
介してサービスプロバイダのサーバに接続し、該当ホー
ムページにアクセスすることによって情報提供サービス
や遠隔操作サービスを受けることができる。
【0030】上記ホームページに関して、サービスプロ
バイダはユーザごとに、もしくは同一の情報ページにア
クセスを許可するユーザ群ごとにホームページを構成
し、例えばID及びパスワード等の認証情報を予めユー
ザ(またはユーザ群)に付与しておく。ユーザは端末装
置から認証情報を入力することによってユーザ個人のホ
ームページにアクセスすることができ、ユーザは自分の
ホームページにおいて、液面位置の確認や、充填量の確
認、及び過去の充填履歴の確認等各種サービスを享受す
ることができる。このとき、ユーザはホームページを介
して液面計センサ12の動作要求を入力することがで
き、液面計センサ12ではユーザからの動作要求に応じ
て液面位置の計測を行い、サービスプロバイダに送信す
ることによってユーザはリアルタイムで液位を確認する
ことができる。
【0031】またサービスプロバイダでは、通常のホー
ムページコンテンツの他に、携帯電話やPHS端末から
閲覧可能な形式でも同様のホームページを提供すること
によって、ユーザは、携帯電話またはPHS端末を用い
て情報確認やデータ要求の入力操作を行うことができ
る。またサービスプロバイダは、上記のごとくの管理サ
ービスを利用するユーザ会員に対して所定のサービス手
数料を課金することができる。
【0032】サービスプロバイダは、そのホームページ
において、液体収納体ごとに過去の液体の使用履歴を確
認することができるサービスを提供できる。すなわち、
過去の液面計測データを蓄積して、過去の使用状況を示
すデータをホームページで提示することができる。
【0033】また上記の実施例で述べたごとくに対象液
体が液化ガスである場合、ガス販売会社は液体収納体の
液化ガスの残量を監視し、液化ガスを積載したローリで
液体収納体の残液量レベルに応じて配送し、充填を行う
サービスを提供できる。このような収納対象の液体の管
理会社が液体収納体に対して液体の充填を行ったとき
に、充填前後で実際に液面計を作動させて充填量を確認
することができる。このように液体の充填を行うごと
に、サービスプロバイダはホームページにおいてその液
面の計測結果をユーザに提供するようにしてもよく、ま
た、ユーザが計測データの要求指示をホームページに入
力することによって、充填量を確認できるようにしても
よい。また、液体収納体10の液面計制御ユニット13
に液面計測の指示入力を可能とする操作I/Fを設けて
おき、ユーザは充填前後に自分で液面制御ユニット13
を操作して液位計測を行って液面計センサによる充填量
を確認できるようにしてもよい。
【0034】また、サービスプロバイダは、ホームペー
ジを介して充填液体の決済処理を可能とするサービスを
実行できる。例えば上記のような液化ガスでは、ガスの
使用量に応じて課金するシステムが一般的であるが、例
えば諸外国では、ユーザの所有物である液体収納体に液
化ガスを充填した時点で、その充填量に応じた課金を行
うシステムが採用されているケースもある。上記のよう
なケースに対応すべく、サービスプロバイダは、例えば
ローリによる液体収納体への液体充填量情報を取得し、
その情報をユーザ別のホームページに掲載する。さらに
充填前後の液面計センサの計測結果とその計測結果から
演算した液体充填量を掲載する。ユーザは、上記のごと
くにホームページを介してもしくは液面制御ユニットを
直接操作して液面センサによる計測結果に基づいて充填
量データを入手し、ローリによる充填量情報と液面計セ
ンサによる計測結果情報とが一致することを確認し、課
金の決済承認を示す所定の入力操作を行うことによっ
て、サービスプロバイダは予め定めた決済方法に従って
課金金額の決済処理を行う。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、貯槽及び容器内の液位を計測する非接触式の
液面計を具備することにより、長期間安定した計測を維
持できる液体収納体を提供することができる。
【0036】また、液体収納体の液面計測データをイン
ターネット等のオープンネットワークによって送信可能
とすることにより、低コストでかつ汎用性の高い管理シ
ステムを構築可能な液体収納体を提供できる。また液体
収納体は、有線や無線等の多様な通信形態を利用可能と
することで、液体収納体の設置場所の環境にあった通信
方式を適宜選択できる。
【0037】またインターネットを用いたデータ通信に
より、より高速かつ低コストで、携帯電話をはじめとす
る携帯端末等の多様な利用形態で時間や場所及び利用対
象者を制限することなく、ユーザに高い利便性を提供す
る液体収納体及び液体管理システムを提供できる。
【0038】また、液体収納体において任意に設定した
値に液位が達した時点で予め定めた測定データの送信先
の自動発呼を可能とし、また双方向の情報伝送方式によ
って2者間でリアルタイムな情報認知を行うことができ
るようにしたことにより、ユーザにとってより使い易い
液体収納体及び液体管理システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる液体収納体の一実施例につい
て説明するための図である。
【図2】 本発明に係わる液体収納体の他の実施例につ
いて説明するための図である。
【図3】 図1及び図2に示したごとくの液体収納体の
液面計センサの取り付け位置及び通信手段の構成につい
て概念的に示す図である。
【図4】 実施例における液面制御ユニットのさらに詳
細な構成例を概略的に示す図である。
【符号の説明】
10…液体収納体、11…貯槽(容器)、12…液面計
センサ、13…液面計制御ユニット、14…表示手段、
15…通信I/F、15a…制御プリント基板、16…
無線アダプタ、20…インターネット、30…監視セン
タ、40…ユーザ端末。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村瀬 雅紀 岐阜県岐阜市如月町2丁目12番地 株式会 社村瀬産業内 Fターム(参考) 2F014 AC02 FB01 GA01 3E070 AA02 AB01 AB32 CA03 CB06 CC02 DA01 RA02 RA30 3E072 AA03 GA02

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を収納する貯槽または容器により構
    成される液体収納体において、該液体収納体は、該貯槽
    または容器内の液体の液面位置を、該液体に非接触で計
    測できる液面計を具備したことを特徴とする液体収納
    体。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の液体収納体において、
    前記液面計は、外部機器との間でネットワークを介して
    データ通信を可能とする通信I/F部を有し、液面位置
    の計測結果に係わるデータを、該通信I/F部を介して
    前記外部機器に送信できるようにしたことを特徴とする
    液体収納体。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の液体収納体において、
    該液体収納体は、前記貯槽または容器内の液体の液面が
    予め設定した液面位置レベルに達した時に、予め定めた
    通信相手先を自動的に発呼して該通信相手先に対して前
    記液面位置の計測結果に係わるデータを出力する機能を
    具備したことを特徴とする液体収納体。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1に記載の
    液体収納体において、該液体収納体の液面計は、外部機
    器からのデータの送信要求を入力し、該入力に応じて前
    記液面位置の計測結果に係わるデータを送信することに
    より、リアルタイムな双方向通信を実行できる機能を具
    備したことを特徴とする液体収納体。
  5. 【請求項5】 請求項2ないし4のいずれか1に記載の
    液体収納体において、前記通信I/F部は、インターネ
    ットに接続できる通信手段を具備していることを特徴と
    する液体収納体。
  6. 【請求項6】 請求項2ないし5のいずれか1に記載の
    液体収納体において、前記通信I/F部は、前記ネット
    ワークへの接続回線の方式として有線及び無線方式いず
    れの方式にも対応可能に構成されていることを特徴とす
    る液体収納体。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれか1に記載の
    液体収納体と、該液体収納体との間でネットワークを介
    してデータ通信を可能とするサーバとにより構成され、
    該サーバによって、前記液面位置の計測結果に係わるデ
    ータの提供及び前記液面計へ動作要求の入力を受け付け
    るサービス提供を実行できるようにしたことを特徴とす
    る液体収納体管理システム。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の液体収納体管理システ
    ムにおいて、前記サーバは、前記液体収納体から取得し
    た情報を保持し、該保持情報をユーザに提供可能なイン
    ターネット上のホームページとして構成し、インターネ
    ット接続可能な端末装置を用いてユーザが該ホームペー
    ジの情報閲覧を可能とするとともに、前記液面計の動作
    要求及び前記液面位置の計測結果に係わるデータの送信
    要求を入力できるようにしたことを特徴とする液体収納
    体管理システム。
  9. 【請求項9】 請求項7または8に記載の液体収納管理
    システムにおいて、前記サーバは、過去の液面位置の計
    測結果に係わるデータを蓄積し、該蓄積したデータに基
    づいて前記液体収納体における液体の使用履歴を示すデ
    ータをホームページで提示することを特徴とする液体管
    理システム。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の液体管理システムに
    おいて、前記サーバは、前記液体収納体に対して液体の
    充填が行われたときに充填装置により計測された充填量
    データを取得してホームページで提示するとともに、充
    填前後における液面位置の計測データに基づく充填量デ
    ータを提示して比較できるようにすることを特徴とする
    液体管理システム。
  11. 【請求項11】 請求項9に記載の液体管理システムに
    おいて、前記サーバは、前記液体収納体に対して液体の
    充填が行われたときに充填装置により計測された充填量
    データを取得してホームページで提示するとともに、前
    記液体収納体の液面計に液面計測の指示入力を可能とす
    る操作I/Fを設け、ユーザが充填前後に前記操作I/
    Fを操作して液面位置の計測を行って計測結果に基づく
    充填量を確認することによって、ホームページで提示さ
    れた充填量情報と液面計によって計測した充填量情報と
    を比較できるようにしたことを特徴とする液体管理シス
    テム。
  12. 【請求項12】 請求項10または11に記載の液体管
    理システムにおいて、前記サーバは、前記液体の充填量
    に対する課金の決済手段を有し、該決済手段は、前記充
    填量を提示したホームページにおいて課金の決済承認を
    示す所定の入力操作を受け付けることよって、予め定め
    た決済方法に従って課金金額の決済処理を行うことを特
    徴とする液体管理システム。
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