JP2003194605A - 超音波流量計測装置 - Google Patents

超音波流量計測装置

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JP2003194605A JP2001399927A JP2001399927A JP2003194605A JP 2003194605 A JP2003194605 A JP 2003194605A JP 2001399927 A JP2001399927 A JP 2001399927A JP 2001399927 A JP2001399927 A JP 2001399927A JP 2003194605 A JP2003194605 A JP 2003194605A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流路内の偏流を無くして計測精度の向上を図
ると共に、小型化を実現する。 【解決手段】 計測流路1の上流側に設けた開閉弁23
の下流に隣接して設けた偏流抑制手段25と、流路内の
流れをほぼ直角に屈曲する曲げ部33と、計測流路入口
部4に設けた整流手段34とを備えている。これによっ
て、流路の開閉弁23の弁座開口部26下流側で生じた
偏流を偏流抑制手段25で抑制し、さらに曲げ部で流れ
が混合された後、計測流路入口4の整流手段34の働き
で計測流路1の流体を整流化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波により気体
や液体の流量や流速の計測を行う超音波流量計測装置に
関するのもである。
【0002】
【従来の技術】従来この種超音波流量計測装置として
は、例えば特開平9−18591号公報や特開平11−
351926号公報が知られており、図5は特開平9−
18591号公報の例を示す。図5において、被計測流
体を流す計測流路1の中心線を挟んで対向し、かつ中心
線に対して所定角度を有する周面に一対の超音波送受信
器2、3を設けると共に、計測流路1の流体流入口4に
計測流路1と同一方向の向きに、平行に配列された複数
の細管5から構成した整流体6を設けている。そして、
流体の流れに対して順方向と逆方向に超音波を超音波送
受信器2、3間で送受信して、両方向の伝搬時間差から
流速を計測し、配管の断面積より流量を算出している。
このとき、計測流路1に入る流れは整流体6を構成する
細管5によりその流れ方向を計測流路1と同一方向に規
制して、計測部での流線の傾きを低減したり、渦の発生
を抑制して流れの乱れの境界面での超音波の反射や屈曲
による超音波の受信レベルの変動を低減して測定精度の
悪化を防止している。更に他の例としての特開平11−
351926号公報における例を図6に示す。同図6に
おいて、計測流路1、超音波送受信器2、3、流体入口
4は前記図5に示した例と同じであるが、流体入口4に
整流体6の変わりに、流れ方向規制手段7と流れの変動
抑止手段8を配設したものである。この流れ方向規制手
段7は図7に示す様に流路を細かく分割する数枚の縦仕
切り板9と横仕切り板10を設け、仕切り板9、10に
設けた傾斜で流れの方向を規制し、図5における整流体
6の細管5と同様に計測流路の流れの方向を所望の向き
にそろえている。変動抑止手段8は計測流路の横断面に
対し多数の微細形状の連絡路を配置したもので網状のメ
ッシュ、プラスチックや発泡金属等の発泡体、プレス加
工板やエッチング加工板、不織布等を単独あるいは複数
組み合わせた物であり、その微細な連絡路が計測流路1
の流れの変動防止と整流化を行う。又特開平11−35
1926号公報には変動抑止手段8と流れ方向規制手段
7とはそれぞれ単独或いは隣接して併設が可能な例が示
されている。
【0003】以上のように、細管5を有する整流体6、
流れの方向を規制する流れ方向規制手段7、微細な孔を
有する変動抑止手段8は、計測流路入口4に設置し、流
路を流れて来る流体の不均一な流速分布の改善と、流速
の瞬時的な変動の均一化を行うことで、計測流路1を流
れる流体の整流化を行い流量の計測精度を向上させる目
的で設けられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
の構成では、流量計測装置を小型化するために必要な短
い間隔での流路の屈曲や細管化、開閉弁部の流路の屈
曲、局部的な断面積の変化などがある場合には、屈曲部
で偏流が発生し、その上流路の断面積の縮小が偏流の強
度や乱流を増大させる。図5の細管式の整流体6では流
れの方向を整える口径と長さの比が1対10程度の比較
的長い細管5が必要であるため、流量計測路が大型化
し、圧力損失も大きくなり計測可能な上限流量が制限さ
れるという課題があった。また流れ方向規制手段7の単
独設置では偏流の向きを変更できるが偏流の強度を弱め
る効果が少ないという課題があった。変動抑止手段8に
おいても一個の微細孔の流体通過抵抗を大きくして通過
する流量を規制し、変動抑止手段8の全面に設けてある
微細孔全体に均一に流体を通過させる様にして計測流路
内の流速分布の改善を行っているので、激しい偏流があ
る場合、これを緩和、抑止出来なくなったり、所望の偏
流防止効果を得る為には圧力損失が過大になるという課
題を有していた。さらに、流れ方向規制手段7と変動抑
止手段8とを計測流路1の入口4に接近して併設したも
のにおいても激しい偏流がある場合には整流効果が発揮
できない課題を有していた。
【0005】本発明は上記課題を解決するもので、計測
流路の入口に至る前に強力な偏流防止を行い、更に計測
流路入口で整流作用又は流れ方向の規制と整流作用を行
って、計測流路を流れる流体の流量分布の改善を行うこ
とで、流路の短縮化、小型化、高計測精度化を実現し、
装置全体を小型化した流量計測装置を提供することを目
的とする。
【0006】尚、従来例で述べた計測流路1の入口4に
設けた整流体5、流れ方向規制手段7、流れ変動抑制手
段8、は本発明においては、一括して以下整流手段と呼
ぶ。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記従来の課題を解決す
るために、本発明の流量計測装置は、開閉弁、開閉弁下
流側流路、曲り部、計測流路入口に設けた整流手段及び
計測流路からなる流路構成において、前記開閉弁と前記
曲り部間の下流側流路に偏流抑制手段を設けたものであ
る。
【0008】これによって、流体が開閉弁を通過する時
に開閉弁部で曲げられ、開閉弁下流側の流路の対向壁面
に衝突することで生じた偏流が偏流抑制手段で流路全面
に拡散緩和され、曲り部で攪拌され、更に計側流路入口
に設けた整流手段で流速分布の改善と、短い間隔で発生
する流量の脈動が削減される事になる。
【0009】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、開閉弁
及び前記開閉弁の下流側に配設した偏流抑制手段とを有
する導入路と、前記導入路の軸方向からほぼ直角に屈曲
して配設した計測流路と、前記計測流路の流路を挟んだ
対向壁面に設けた少なくとも一対の超音波送受信器と、
前記一対の送受信器間の超音波の伝搬時間を計測する計
測制御部と、前記計測制御部からの信号に基づいて流量
を算出する演算部とを備えてなる超音波流量計測装置と
することにより、流体が開閉弁を通り前記開閉弁の弁座
開口部をへて下流側流路に流れ込み、下流側流路の対向
壁面に衝突してから流路壁面に沿って流れる事で生じる
偏流が偏流抑制手段で抑制、緩和され、曲り部で交じり
合った後、方向を変え、計側流路入口に設けた整流手段
で更に整流作用を受ける事となり、計測流路の流速分布
が改善され、短い間隔で発生する流量の脈動も削減する
ことが出来る。
【0010】請求項2に記載の発明は、特に、請求項1
に記載の偏流抑制手段を筒状の格子とすることにより、
開閉弁の弁座開口部下流で発生した偏流の一部が筒状格
子の孔を通過するとき圧力損失を生じて抵抗体となり、
前記偏流が流れの方向を変えて筒状格子の上流側表面上
を流れ、偏流が流れる筒状格子の孔が順次広がり流路全
体に偏流を拡散させることができる。
【0011】請求項3に記載の発明は、特に、請求項1
に記載の偏流抑制手段を開閉弁の弁座開口部下流の段差
に隣接して設置したことにより、開閉弁の弁座開口部を
通過して、対向壁に衝突した流体は壁面に沿って下流側
へ流れるが、直ちに偏流抑制手段に当たるので対向壁面
に沿って流れて偏流が十分に発達する事が出来無くなり
偏流抑止効果が増強することができる。
【0012】
【実施例】以下発明の実施例について、図面を参照しな
がら説明をする。
【0013】(実施例1)図1、2は、本発明の実施例
1における超音波流量計測装置の断面図及び上面一部断
面図を示すものである。
【0014】図1に於いて、21は被計測流体の導入路
であり、流入口22、電磁式またはステッピングモータ
ー式などの開閉弁23、開閉弁下流側流路24、偏流抑
制手段25で構成されている。開閉弁下流側流路24は
開閉弁23の弁座開口部26より下流側であり、矩形の
断面形状を有する。偏流抑制手段25は筒状の格子、ハ
ニカム構造の厚板材料等で構成され、その孔又は隙間の
大きさは流路の寸法と流量の大きさで定まる偏流の強さ
と許容圧力損失で決定してある。開閉弁23の開閉中心
線28と開閉弁下流側流路24の中心軸27とはほぼ9
0度の角度を持っている。
【0015】また、開閉弁23の駆動部29の取り付け
外形寸法を小さくするために弁座開口部26が段差30
で開閉弁下流側流路24に入りこみ、弁座開口部26
と、弁座開口部26に対向する位置にある壁面31との
間が狭くなり、この部分の流路断面積を小さくしてい
る。計測路32は曲げ部33、計測流路入口4、計測流
路入口4に設けた整流手段34、計測流路1、排出曲げ
部35よりなる。曲げ部33は、導入路21の開閉弁下
流側流路24と接続しており、断面が矩形で、開閉弁下
流側流路24に対向する壁面には窪み36が設けてあ
る。計測流路1は導入路21の開閉弁下流側流路24の
中心軸27とほぼ直角をなしている。整流手段34は従
来例で説明したように流れの乱れに応じて所望の方向に
傾斜させた仕切り板で構成した流れ方向規制手段7と、
微細通路を有するメッシュなどで構成した変動抑止手段
8とで構成されている。計測流路1は矩形断面を持って
おり、図2に示す様に導入路21の開閉弁下流側流路2
4の方向と直角方向にある壁面には流路を挟んで一対の
超音波送受信器2、3が流路の上流側と下流側で斜めに
対向して装着されている。37は流体の整流状態を現
し、流路内の流速分布が矢印の長さに比例した状態で現
される。38は排出路であり、排出曲げ部35に接続し
ている。排出路38の流出口39から被測定流体は流れ
出す。
【0016】また導入路21の開閉弁下流側流路24と
計測路32と排出路38はコの字型をしている。40は
計測制御手段であり超音波送受信器2、3間で交互に超
音波を送受信させて流体の流れに対して順方向と逆方向
の超音波の伝搬時間の差を一定間隔を置いて計り、伝搬
時間差信号として出力する働きを持つ。また41は演算
手段で前記計測制御手段40からの伝搬時間差信号を受
けて被計測流体の流速及び流量を算出するものである。
更に42はリチウム電池などで構成される電源手段であ
る。計測制御手段40、演算手段41、電源手段42の
一部と開閉弁23の駆動部29はコの字型で構成される
被計測流体の流路の内側の空間に装着されている。
【0017】以上のように構成された超音波流量計測装
置について、以下その動作、作用を説明する。まず、計
測を受ける流体は、導入路21の流入口22から図示し
ない外部配管を経由して流入する。さらに開放されてい
る開閉弁23から弁座開口部26を通り、開閉弁下流側
流路24の対向壁31に突き当たり、方向を変え対向壁
面31に沿って偏流を形成しながら偏流抑制手段25へ
向かう。この偏流は弁座開口部26から壁面31間の距
離が短く、流路断面積が狭いほど流速が早くなるので壁
面に強く衝突し、強い強度のものとなる。偏流抑制手段
25の孔は通過流量に比例した圧力損失を生じるため過
大な通過流量に対しては大きな抵抗体となり、偏流は偏
流抑制手段25の上流側の面に沿って全面に拡散し、偏
流抑制手段25の全面にある孔を通過して下流側へ流れ
る。
【0018】このことにより開閉弁23を通過後に発生
した偏流が弱められて曲げ部33へ流れ込む。曲げ部分
33では流れの方向が90度変えられるので、流路の外
壁に沿った流れが偏流を作るが、窪み36で流路の中心
方向へ曲げられ、中心部を通る流体と混じり合いながら
計測流路入口4へ流れる。計測流路入口4に設けた整流
手段34は流れ方向規制手段7で流れの方向を流路と同
じ方向に規制され、偏流抑止手段8の微細通路を経由し
て流量分布を均一化する。計測流路1を流れる流体は壁
面の摩擦抵抗で壁面近くの流速は減速するので整流状態
37で流れる。さらに流体は排出曲げ部35、排出路3
8を経由して図示しない外部配管へ流出する。
【0019】次に、計測流路1の壁面に設けた一対の超
音波送受信器の一方から送信した超音波は、被計測流体
の流速の影響を受けて、流れと順方向に伝搬する時は早
く、流れと逆方向に伝搬する時は遅く他方の送受信器で
受信さる。この超音波の送受信は計測制御手段40で制
御されて一対の超音波送受信器2、3間で交互に行わ
れ、電気信号に変換されて、計測制御手段40で流体の
流れの順方向と逆方向における超音波の伝搬時間に変換
される。伝搬時間差は流体の流速に比例するのでこれを
演算手段41へ伝達する。演算手段41は計測制御手段
40からの信号と、内部に記憶している計測流路の断面
積と、機器固有の係数とを演算して被計測流体の流速ま
たは流量を演算する。
【0020】以上のように本実施例においては、偏流抑
制手段25を計測流路入口4から離れた導入路21の開
閉弁下流側流路24に設けたことにより、開閉弁23の
弁座開口部流路で発生した偏流を抑制できる作用が生じ
る事となり計測流路1内の流体の流れを改善し、超音波
計測装置の小型化と計測精度の向上をおこなうことがで
きる。
【0021】また本実施例では開閉弁23を開閉弁下流
側流路24の一部を凹ませて、取りつけることができる
ので、コの字型に形成した流路の内側の空間が拡大でき
て、計測制御手段40、演算手段41、電源手段42な
どを収納できるので超音波流量計測装置の小型化に役立
つ。
【0022】また、本実施例では、開閉弁下流側流路2
4に設けた偏流抑制手段25と、窪み36を有する曲げ
部33と、計測流路入口4に設けた整流手段34とを設
けたことにより流れの乱れにより発生する流速の短い時
間間隔での変動が吸収できることにより、計測流路1内
の被計測流体の流れを改善し、流路の短縮化も可能とな
り超音波計測装置の小型化と計測精度の向上をおこなう
ことができる。
【0023】尚、本実施例においはて、整流手段34は
流れ方向規制手段7と偏流抑止手段8の両者で構成した
が、いずれか一方を有するものでも良く、また開閉弁2
3の開閉中心軸28は開閉弁下流側流路24の中心軸2
7と90度以外の角度で交わる様に構成したものでも良
い。
【0024】(実施例2)図3は本発明の実施例2の超
音波流量計測装置の偏流抑制手段の斜視図を示すもので
ある。超音波流量計測装置の他の部分は図1と同じであ
るため省略する。図2において、51は図1の偏流抑制
手段25としての一例である筒状の格子を有する偏流抑
制手段であり、縦格子52、横格子53で構成してあ
る。縦格子52、横格子53とにより孔54が偏流抑制
手段51の全面にわたり構成される。縦横の格子52、
53の厚さを可変することにより偏流抑制手段51の単
位表面積当たりの孔54の開口面積比は可変できるの
で、偏流の強さが強い部分は開口面積を小さく、偏流の
強さが弱いところでは開口面積を大きく、偏流の分布に
反比例した開口面積で孔54が設けてある。偏流抑制手
段51の1例としては孔の寸法が5mm角で、孔の流路長
が10mm程度の筒状格子を使用して十分な偏流防止効果
が得られた。
【0025】以上の様に構成された超音波流量計測装置
において、開閉弁23の弁座開口部26を通過して、対
向壁31に衝突した被計測流体は壁面に沿って下流側へ
流れ、偏流抑制手段51に当たる。偏流抑制手段25に
設けた孔54を流体が通過すると通過抵抗が発生し、過
度の流量が流れる事を妨げるので偏流抑制手段25の上
流面に沿って流体が流れながら拡散し、偏流抑制手段2
5の全面に設けた孔を流体が均等に流れることとな
り、、偏流抑制手段25の下流側では極めて微弱な偏流
となる。又偏流抑制手段の筒は流体の流れを流路の向き
に揃えるので、流れに横向きベクトルが無くなり、乱
流、渦等流れの乱れの発生を防ぐ働きをする。次に偏流
抑制手段51は図2に示すような筒状の格子が四角形を
有するもの以外に、三角形、六角形、丸形などの形で、
流れの方向に長さのある筒の集合体であれば筒状の格子
に含まれる。
【0026】(実施例3)図4は本発明の実施例3の超
音波流量計測装置の偏流抑制手段25の設置位置を示す
断面図である。図3において、実施例1と異なる点は、
偏流抑制手段25は開閉弁23の弁座開口部26下流の
流路の段差に隣接して設けてある点である。このため、
開閉弁23の弁座開口部26を通過して、対向壁31に
衝突した流体は壁面に沿って下流側へ流れるが、直ちに
偏流抑制手段25に当たるので対向壁31の面に沿って
偏流が十分に発達する事が出来無くなり、偏流抑制手段
25の上流面に偏流が広がりやすくなる。又偏流抑制手
段25の下流側の流路の長さが長くなるので偏流抑制手
段25の格子52、53に妨げられて下流側で生じる乱
れが無くなる事で、偏流抑制効果が増強される。
【0027】
【発明の効果】以上のように、請求項1から3記載の発
明によれば、偏流抑制手段の上流側の開閉弁の弁座開口
部近辺で発生する強力な偏流を抑制したり、又それを解
消したりすることができ、計測流路入口に設けた整流手
段の働きを補強して計測流路に流れる流体を整流化する
ことができるので、結果として流体流路の短縮化、開閉
弁の設置外形の小型化に有効であり、さらに超音波流量
計測装置の小型化と精度向上を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における超音波流量計測装置
の断面図
【図2】同計測装置の一部破断上面図
【図3】本発明の実施例2における超音波流量計測装置
の偏流抑制手段の斜視図
【図4】本発明の実施例3における超音波流量計測装置
の断面図
【図5】従来の超音波流量計測装置の整流部と計測流路
の上面図
【図6】同計測装置の断面図
【図7】同計測装置の流れ方向規制手段の斜視図
【符号の説明】
1 計測流路 2、3 一対の超音波送受信器 4 計測流路入口部 21 導入路 23 開閉弁 24 開閉弁下流側流路 25 偏流抑制手段 26 弁座開口部 30 段差 34 整流手段 40 計測制御手段 41 演算手段 51 筒状の格子を有する偏流抑制手段 52 縦格子 53 横格子
フロントページの続き (72)発明者 乾 善紀 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2F031 AB09 2F035 DA14

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉弁及び前記開閉弁の下流側に装着し
    た偏流抑制手段とを有する導入路と、前記導入路の後端
    からほぼ直角に屈曲して形成され、その入口部に整流手
    段を有する計測流路と、前記計測流路の対向壁面に設け
    た少なくとも一対の超音波送受信器と、前記超音波送受
    信器間の超音波の伝搬時間を計測する計測制御部と、前
    記計測制御部からの信号に基づいて流量を算出する演算
    部とを備えた超音波流量計測装置。
  2. 【請求項2】 偏流抑制手段は複数の筒で形成された請
    求項1記載の超音波流量計測装置。
  3. 【請求項3】 偏流抑制手段は開閉弁の弁座形成のため
    に生起する段差に隣接して設けられた請求項1又は2記
    載の超音波流量計測装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005005932A1 (ja) * 2003-07-15 2005-01-20 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 流れ計測装置
KR101038971B1 (ko) 2009-07-14 2011-06-03 자인테크놀로지(주) 유량계와 프로파일러 어셈블리

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