JP2003194293A - フロート式スチームトラップ - Google Patents

フロート式スチームトラップ

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JP2003194293A
JP2003194293A JP2001390700A JP2001390700A JP2003194293A JP 2003194293 A JP2003194293 A JP 2003194293A JP 2001390700 A JP2001390700 A JP 2001390700A JP 2001390700 A JP2001390700 A JP 2001390700A JP 2003194293 A JP2003194293 A JP 2003194293A
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JP
Japan
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float
bimetal
valve
operating member
regulating
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JP2001390700A
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Tadashi Koike
正 小池
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TLV Co Ltd
Original Assignee
TLV Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バイメタルの過収縮を防止できるフロート式
スチームトラップを提供する。 【解決手段】 プラグ12にバイメタル収容凹部13を
形成する。バイメタル収容凹部13に固定する案内棒1
4のまわりに操作部材15とバイメタル16を配置す
る。バイメタル16のフロート10側を操作部材15に
固定する。操作部材15の反フロート方向への一定以上
の変位を規制する規制部材としての爪部18を案内棒1
4に設ける。バイメタル16は低温時に伸張して操作部
材15を介してフロート10を強制的に開弁させ、高温
時に収縮してフロート10に干渉しない。バイメタル1
6のフロート10側を操作部材15に固定し、操作部材
15の反フロート方向への一定以上の変位を規制する規
制部材としての爪部18を案内棒14に設けることによ
り、バイメタル14の過収縮を防止でき、良好なエアバ
インディング解消機能を長期間に渡って維持することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、開放または密閉の
フロートで直接にまたは弁手段を駆動して弁口を開閉す
ることにより、蒸気輸送管や蒸気使用機器等の蒸気配管
系に発生する復水を自動的に排出するフロート式スチー
ムトラップに関し、特にバイメタルを用いてエアバイン
ディングを解消できるようにしたものに関する。 【0002】フロート式スチームトラップは、弁ケーシ
ングで入口と弁室と出口を形成し、弁室を出口に連通す
る弁口を、弁室内に配した開放または密閉のフロートで
直接にまたは弁手段を駆動して開閉するものである。こ
のものにおいては、入口から空気が流入してくると、弁
口が閉じられ開弁できなくなるエアバインディングが生
じる。そこで、従来からバイメタルを用いてこのエアバ
インディングを解消することが行なわれている。 【0003】 【従来の技術】この一例が実公平3−43519号公報
に示されている。ここに示されたものは、弁室内にバイ
メタルを配置し、バイメタルが低温時に伸張してフロー
トまたは弁手段を強制的に開弁させ、高温時に収縮して
フロートまたは弁手段に干渉しないようにしたものであ
る。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上記従来のものでは、
排出流体の圧力及び流動によってバイメタルが過度に収
縮するために塑性変形を起こし、流体の温度が低下して
も所望の伸張量が得られずエアバインディングを解消で
きなくなる問題点があった。 【0005】従って、本発明の技術的課題は、バイメタ
ルの過収縮を防止できるフロート式スチームトラップを
提供することである。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために講じた本発明の技術的手段は、弁ケーシング
で入口と弁室と出口を形成し、弁室を出口に連通する弁
口を、弁室内に配した開放または密閉のフロートで直接
にまたは弁手段を駆動して開閉するフロート式スチーム
トラップであって、弁室内にバイメタルを配置し、バイ
メタルが低温時に伸張してフロートまたは弁手段を強制
的に開弁させ、高温時に収縮してフロートまたは弁手段
に干渉しないようにしたものにおいて、バイメタルのフ
ロートまたは弁手段側に操作部材を固定し、操作部材の
フロートまたは弁手段とは反対方向への一定以上の変位
を規制する規制部材を設けたことを特徴とするフロート
式スチームトラップにある。 【0007】 【発明の実施の形態】本発明は、バイメタルのフロート
または弁手段側に操作部材を固定し、操作部材のフロー
トまたは弁手段とは反対方側への一定以上の変位を規制
する規制部材を設けたものであるので、バイメタルの過
収縮を防止できる。そのため、良好なエアバインディン
グ解消機能を長期間に渡って維持することができる。 【0008】 【実施例】上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説
明する(図1と図2参照)。本実施例はフリーフロート
式スチームトラップに適用したものである。出口1と出
口通路2を有する本体3に入口4を有する蓋体5を溶接
して、内部に弁室6を有するケーシングを形成する。入
口4と出口1は同一軸上に形成している。 【0009】本体3の下部に弁室6と出口通路2を連通
する弁口7を開けた弁座部材8を圧入して固定する。入
口4は弁室6に連通し、弁室6は弁口7から出口通路2
を介して出口1に連通する。 【0010】弁室6にステンレス鋼薄板で中空に作った
中空球形のフロート10を自由状態で収容する。フロー
ト10はその外表面が弁座部材8に直接離着座して弁口
7を開閉する。本体3にフロート座部材11を一体に形
成する。フロート座部材11は弁口7の軸からフロート
10の半径の長さ離れた、当該軸に平行の二本の足を有
する。 【0011】本体3の底壁にプラグ12をねじ結合す
る。プラグ12にバイメタル収容凹部13を形成し、バ
イメタル収容凹部13に案内棒14と、案内棒14に被
せて案内棒14の先端部を覆う操作部材15と、案内棒
14と操作部材15のまわりに配置されたバイメタル1
6とから成るバイメタルユニット17を収容する。 【0012】バイメタル16は長い短冊状の板材をつる
巻状にし更につる巻状にした二重つる巻型に形成する。
案内棒14は操作部材15の反フロート方向への一定以
上の変位を規制する規制部材としてのほぼ半円盤状の爪
部18を有すると共に、大径部19を有し、バイメタル
16の反フロート側を爪部18と大径部19の間に巻き
込んで固定する。規制部材としての爪部18の外径は操
作部材15の案内棒収容凹部20の内径よりも大きく、
操作部材15の反フロート方向への一定以上の変位を規
制することにより、バイメタル16の過収縮を防止す
る。操作部材15は案内棒収容凹部20を有し、案内棒
14に被せて案内棒14の先端部を覆うと共に、ほぼ半
円盤状の爪部21と大径部22を有し、バイメタル16
のフロート10側を爪部21と大径部22の間に巻き込
んで固定する。案内棒14はプラグ12の横穴23にね
じ込んだ固定部材24及び圧入部材25によって大径部
19を固定する。 【0013】バイメタル収容凹部13内に操作部材15
のフロート10方向への一定以上の変位を規制する環状
の規制部材26を圧入する。規制部材26はその内径が
操作部材15の大径部22の外径よりも小さく、操作部
材15のフロート10方向への一定以上の変位を規制す
ることにより、バイメタル16の過伸張を防止する。 【0014】上記フリーフロート式スチームトラップの
作動は次の通りである。入口4は蒸気使用機器等の復水
発生個所に接続する。入口4から弁室6に流入してくる
流体が低温の場合、バイメタル16は伸張して操作部材
15を介してフロート10を実線で示すように押し上げ
る。これにより、フロート10を弁口7から強制的に開
弁させ、低温の復水や空気を弁口7から出口通路2を通
して出口1に排出する。流入してくる流体の温度が高温
の場合、バイメタル16は収縮してフロート10に干渉
しなくなる。フロート10は液面の上昇と共に浮上して
開弁し、復水を弁口7から出口通路2を通して出口1に
排出する。復水の排出によって液面が下がると、それと
共にフロート10が点線で示すように降下してフロート
座部材11に乗った位置で弁口7を塞ぎ、蒸気の漏出を
防ぐ。このような動作を自動的に繰り返して行なう。 【0015】上記実施例ではフリーフロート式スチーム
トラップを例示したが、本発明はレバーフロート式やフ
リーバケット式あるいはレバーバケット式等の他のフロ
ート式スチームトラップにも適用できるものである。 【0016】 【発明の効果】上記のように本発明は、バイメタルのフ
ロートまたは弁手段側に操作部材を固定し、操作部材の
フロートまたは弁手段とは反対方向への一定以上の変位
を規制する規制部材を設けることにより、バイメタルの
過収縮を防止でき、良好なエアバインディング解消機能
を長期間に渡って維持することができるという優れた効
果を生じる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施例のフリーフロート式スチームト
ラップの断面図。 【図2】図1のプラグ部分の拡大図。 【符号の説明】 1 出口 2 出口通路 3 本体 4 入口 5 蓋体 6 弁室 7 弁口 8 弁座部材 10 フロート 11 フロート座部材 12 プラグ 13 バイメタル収容凹部 14 案内棒 15 操作部材 16 バイメタル 17 バイメタルユニット 18 爪部 19 大径部 20 案内棒収容凹部 21 爪部 22 大径部 26 規制部材

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 弁ケーシングで入口と弁室と出口を形成
    し、弁室を出口に連通する弁口を、弁室内に配した開放
    または密閉のフロートで直接にまたは弁手段を駆動して
    開閉するフロート式スチームトラップであって、弁室内
    にバイメタルを配置し、バイメタルが低温時に伸張して
    フロートまたは弁手段を強制的に開弁させ、高温時に収
    縮してフロートまたは弁手段に干渉しないようにしたも
    のにおいて、バイメタルのフロートまたは弁手段側に操
    作部材を固定し、操作部材のフロートまたは弁手段とは
    反対方向への一定以上の変位を規制する規制部材を設け
    たことを特徴とするフロート式スチームトラップ。
JP2001390700A 2001-12-21 2001-12-21 フロート式スチームトラップ Pending JP2003194293A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006194365A (ja) * 2005-01-14 2006-07-27 Tlv Co Ltd 温度表示器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006194365A (ja) * 2005-01-14 2006-07-27 Tlv Co Ltd 温度表示器
JP4563187B2 (ja) * 2005-01-14 2010-10-13 株式会社テイエルブイ 温度表示器

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