JP2003194169A - ボールスプライン装置及びそれを用いたプーリ装置 - Google Patents

ボールスプライン装置及びそれを用いたプーリ装置

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JP2003194169A
JP2003194169A JP2001395296A JP2001395296A JP2003194169A JP 2003194169 A JP2003194169 A JP 2003194169A JP 2001395296 A JP2001395296 A JP 2001395296A JP 2001395296 A JP2001395296 A JP 2001395296A JP 2003194169 A JP2003194169 A JP 2003194169A
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groove
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ball spline
shaft portion
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Makoto Dobashi
誠 土橋
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Aisin AW Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボールからの軸方向力が作用するボール抜止
め用止め輪は、比較的浅い環状溝に装着されているた
め、ボール案内用の凹溝部分で大きな剪断力を生じる。 【解決手段】 ボール抜止め用環状溝25は、凹溝5の
深さeより僅かに深く(e≦b)形成し、該溝の底面2
5aに止め輪9を着座する。ボール71 から止め輪9に
作用する力Cは、その軸方向分力C1 が比較的小さく、
かつ径方向分力C 2 は、全周亘って底面25aに支持さ
れる。また、止め輪9は、凹溝5の狭い部分に位置し
て、その分作用する曲げモーメントも小さい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボールスプライン
装置及びそれを用いたプーリ装置に係り、特に自動車に
搭載される無段変速機(CVT)に適用して好適なプー
リ装置に係り、詳しくはボールスプライン装置のボール
が凹溝から抜け落ちるのを防止する手段に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、プーリ装置は、図6に示すよう
に、固定シーブ1の軸部1aに可動シーブ2を摺動自在
に支持すると共に、ボールスプライン装置3により両シ
ーブ1,2が一体に回転するように構成されている。ボ
ールスプライン装置3は、周方向に例えば3箇所配置さ
れており、可動シーブ2のハブ部(中空部)2aの内周
面に形成された凹溝5と、固定シーブ軸部1aの外周面
に形成された凹溝6と、これら相対する凹溝5,6間に
充填された多数のボール7と、を有する。
【0003】そして、ハブ部側凹溝5の外方端部及び軸
部側凹溝6の内方端部分には、それぞれ周方向に延びる
止め輪9,10が装着されており、上記ボール7が抜け
落ちることを防止している。上記止め輪9は、図7及び
図8に詳示するように、ハブ部側凹溝5の底面5aより
浅く形成された環状溝8、例えば断面円形からなる止め
輪9の直径dと略々同じ深さaからなる環状溝8に嵌合
して装着されている。なお、軸部側止め輪10も、同様
に凹溝6より浅く形成されていた環状溝に嵌合して装着
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記ボールスプライン
装置3は、可動シーブ2が固定シーブ軸部1aに対して
スライドする際、ボール7が転がりながら可動シーブを
支持することが望ましいが、潤滑油の流れ又は経年変化
等により、ボール7が一方向、例えばハブ部側止め輪9
方向に片寄って、可動シーブ2が固定シーブ1側に移動
する際、先端ボール71 が止め輪9に当接して、ボール
が転がらずに凹溝5,6との間を滑りつつ可動シーブ2
を案内することが発生する。
【0005】この場合、先端ボール71 は、凹溝5,6
との摩擦力により矢印A方向の大きな力を生じ、そして
該ボール71 は、止め輪9に当接しているため、該止め
輪9は、上記先端ボール71 から該先端ボール71 の中
心と上記止め輪9との中心を結ぶ線の延長方向である矢
印B方向に大きな力が作用する。この際、止め輪9は、
浅い環状溝8に装着されているため、上記矢印Aと矢印
Bとのなす角θ1は、比較的小さく、矢印Bの軸方向分
力B1 (=Bcosθ1)は、比較的大きな力となる。
【0006】そして、図8に示すように、止め輪9は、
ボール用凹溝5部分にあっては、環状溝8の底面8aが
存在せず、従って底面に押し付ける径方向の力B2 (=
Bsinθ1)を底面8aにて受けることはない。これ
により、止め輪9には、凹溝5部分において、該凹溝の
底面5aから浮き上がっている状態で上記大きい軸方向
力B1 (=Bcosθ1)が作用すると共に、上記径方
向力B2 (=Bsinθ1)も作用する。このため、止
め輪9は、ボール用凹溝5と該凹溝がないハブ部内周部
分eとの間で大きな剪断力が作用することになる。ま
た、該止め輪9は、図8に示すように、ボール用凹溝5
の幅の広い部分に位置するため、大きな曲げモーメント
を受ける。このため、該止め輪9は、該大きな剪断力及
び曲げモーメントに対抗する強度を有する線径の大きい
ものを採用する必要があり、このためボールスプライン
装置、ひいてはそれを用いるプーリ装置のコンパクト化
を阻害している。なお、可動シーブハブ部側の止め輪9
について述べたが、固定シーブ軸部側の止め輪10につ
いても同様である。
【0007】そこで、本発明は、先端ボールから止め輪
に大きな剪断力が作用しないように構成し、もって上述
課題を解消したボールスプライン装置及びそれを用いた
プーリ装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本発明
は、中空部(2a)の内周面に形成した凹溝(5)と、
軸部(1a)の外周面に形成した凹溝(6)と、対向し
た前記両凹溝の間に挿入される多数のボール(7)と、
を備え、前記中空部と軸部とを、相対回転を阻止しつつ
軸方向に移動自在に支持したボールスプライン装置にお
いて、前記中空部側及び軸部側における前記凹溝(5,
6)の少なくとも一方の端部分に、該凹溝の深さ(e)
と略々一致するか又はそれよりも深い(b≧e)環状溝
(25,26)を周方向に形成し、該環状溝の底面(2
5a)に着座するように、前記ボールの抜け落ち防止用
の止め輪(9,10)を装着してなる、ことを特徴とす
るボールスプライン装置にある。
【0009】なお、上記ボールスプライン装置は、周方
向等間隔に、例えば3個等の複数個あることが望ましい
が、1個のものも含むものである。
【0010】請求項2に係る本発明は、前記環状溝(2
5)(26)は、前記中空部側凹溝(5)の一端部分に
おける内周面と、前記軸部側凹溝(6)の他端部分にお
ける外周面とに設けられ、これら両環状溝に、それぞれ
前記止め輪(9)(10)が装着されてなる、請求項1
記載のボールスプライン装置にある。
【0011】請求項3に係る本発明は、前記軸部は、固
定シーブ(1)の軸部(1a)であり、前記中空部は、
可動シーブ(2)のハブ部(2a)であり、これら軸部
とハブ部との間に、請求項1又は2記載のボールスプラ
イン装置(3)を介在して、前記固定シーブ(1)に対
して、前記可動シーブ(2)が相対回転を阻止されて軸
方向に移動自在に支持されてなる、ことを特徴とするプ
ーリ装置にある。
【0012】[作用]以上構成に基づき、ボール71
らの軸方向力(A)は、止め輪(9)に当接して該止め
軸に対して矢印(C)方向に作用するが、該止め輪
(9)は、深い環状溝(25)に嵌入されているため、
上記矢印(C)方向の軸方向分力(C1 )は比較的小さ
く、かつ径方向分力(C2 )は比較的大きい。上記止め
輪(9)は、凹溝(5)の底面(5a)と一致するか又
はそれより深い環状溝(25)の底面(25a)に着座
しているので、径方向分力(C2 )は、全周に亘って底
面(25a)で支持され、かつ軸方向分力(C1 )も、
凹溝(5)の底面(5a)を含む長い線で担持され、剪
断力として作用する力は弱い。また、止め輪9は、ボー
ル用凹溝(5)の底面(5a)に近い幅の狭い部分に位
置し、その分作用する曲げモーメントも小さい。
【0013】なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照
するためのものであるが、これにより特許請求の範囲の
構成に何等影響を及ぼすものではない。
【0014】
【発明の効果】請求項1に係る本発明によると、ボール
抜止め用止め輪は、凹溝と略々一致するか又はそれより
深い環状溝の底面に着座して装着されているので、ボー
ルから該止め輪に作用する力が、該止め輪に剪断力とし
て作用することが減少され、また止め輪に作用する曲げ
モーメントも減少されて、止め輪の強度上有利な構成と
なっており、止め輪を小型(小径化)して、充分な強度
上の信頼性を保ちつつ、ボールスプライン装置のコンパ
クト化を図ることができる。
【0015】請求項2に係る本発明によると、軸部側止
め輪及び中空部側止め輪の両方に、上述した小型化した
ものを採用して、ボールスプライン装置のコンパクト化
を更に向上することができる。
【0016】請求項3に係る本発明によると、プーリ装
置、特に自動車に搭載される無段変速機用のプーリ装置
は、車載上の制限からコンパクト化が要求されている
が、上述したコンパクトな構成のボールスプライン装置
の採用により、上記プーリ装置のコンパクト化の要求に
対応することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明の実
施の形態について説明する。図1は、本発明を適用した
ベルト伝動装置(CVT)のプーリ装置、詳しくはプラ
イマリ側(エンジン等の駆動源側)のプーリ装置を示す
断面図であり、該プーリ装置Pは、固定シーブ1及び可
動シーブ2からなる。固定シーブ及び可動シーブは、そ
れぞれ対向する面が外径方向に向かって拡がる方向に傾
斜した傾斜面1c,2cを有するフランジ形状からな
り、かつ固定シーブ1は、可動シーブ方向に延びる軸部
1aを有している。
【0018】該軸部1aの外周面には可動シーブ2のハ
ブ部(中空部)2aが摺動自在に支持されており、かつ
固定シーブ軸部1aの外周面及び可動シーブハブ部2a
の内周面には、軸方向に延びる3個の凹溝5,6がそれ
ぞれ形成されており、これら相対向する凹溝に複数のボ
ール7が充填されて、本発明に係るボールスプライン装
置3が構成されている。上記可動シーブ2は、図2に示
すように、これら3個のボールスプライン装置3を介し
て固定シーブ1に軸方向に移動自在にかつ相対回転不能
に支持されている。また、上記ハブ部側凹溝5の外方端
部及び上記軸部側凹溝6の内方端部分には、それぞれ周
方向に止め輪(スナップリング)9,10が装着されて
おり、上記ボール7が抜け落ちることを防止している。
【0019】また、可動シーブ2の背面には、シリンダ
となるフランジ11が配置されており、該フランジ11
と可動シーブ2の先端2eとの間がオイルシール12に
て軸封され、油圧室13を構成している。上記フランジ
11は、固定シーブ軸部1aの先端に形成されたネジ部
にナット15が螺合することにより、ベアリング16及
びワッシャ17を介して該軸部1aに固定されている。
なお、本プーリ装置Pは、その後部側を上記ベアリング
16により、また先端側を固定シーブ背面の鍔部1e外
周面に装着されたベアリング(図示せず)によりケース
に支持されている。
【0020】また、固定シーブ軸部1aには、後端側か
ら油孔17が形成されており、該油孔は、軸部1a及び
ハブ部2aに形成された横油孔17a,17bを介して
上記油圧室13に連通されており、コントロールバルブ
に切換えられる油圧が、ケースから上記油孔17,17
a,17bを介して油圧室13に供給され、可動シーブ
2の軸方向位置を制御する。セカンダリプーリ装置に
も、油圧装置により伝達トルクに応じた油圧が供給され
ており、これら両プーリ装置Pの間に金属ベルト20が
巻掛けられて、両プーリ装置間に、該金属ベルト20を
介してトルクが伝達される。また、上記可動シーブ2
が、スライドすることにより、金属ベルト20の有効径
が変化して、変速される。
【0021】一方、固定シーブ軸部1aの前端側に開口
して潤滑油用縦油路21aが形成されており、該油路2
1aの先端部分には、直径等の放射状に横油路21bが
形成されて、これら横油路は、軸部1aの外周面に開口
fしている。また、該固定シーブ1の背面側には、図示
しない前後進切換え装置等が配置されており、該前後進
切換え装置を介在して、エンジン等の駆動源から上記背
面鍔部1eの内径スプラインを介して動力が伝達されて
いる。また、前記縦油路21aには入力軸等が油密状に
嵌合して、該入力軸の油路を介して潤滑油が供給されて
いる。
【0022】ついで、図3ないし図5に沿って、本発明
の要部であるボールスプライン装置について説明する。
図3は、上述したプーリ装置Pのボールスプライン装置
部分を示す図であって、ボールスプライン装置3は、中
空部である可動シーブハブ部2aに形成された凹溝5
と、軸部である固定シーブ軸部1aの凹溝6と、これら
凹溝が対向配置された孔部分に装填されたボール7と、
を備えている。上記凹溝5,6は、それぞれ2点でボー
ルと接続するゴシックアーク形状等からなり、上記形状
からなる凹溝5,6の間に充填されたボール7により、
ハブ部2a及び軸部1aは、殆ど相対回転することな
く、滑らかな軸方向移動を許容する。
【0023】そして、上記凹溝5の外端から所定間隔l
内方に位置する内周面には、周方向に環状溝25が形成
され、かつ上記凹溝6の内端部分における軸部1aの外
周面には、周方向に環状溝26が形成されており、これ
ら両凹溝5,6にそれぞれボール抜け落ちを防止する止
め輪9,10が嵌合・装着されている。上記環状溝2
5,26(両環状溝及び止め輪9,10は、実質的に同
じなので、以下ハブ部側の環状溝25及び止め輪9につ
いて説明する)は、その深さbが上記凹溝5の底面5a
(深さe)と略々一致(b≒e)しているか、又はそれ
より僅かに深く(b>e)形成されており、止め輪9
は、該深い環状溝25の底面25aに着座している。従
って、止め輪9は、径方向外側に弾性変形した状態で、
その径方向外側(外周)が凹溝5の底面5aより外径側
に位置し、その径方向内側(内周)が凹溝の底面5aよ
り内径側に位置する。
【0024】以上構成に基づき、可動シーブ2が固定シ
ーブ1に対してスライドする際、上記ボールスプライン
装置3…のボールは、転がりながら可動シーブを支持す
ることが望ましいが、何らかの事情でボールが一方向、
例えばハブ部側止め輪9方向に片寄った場合、可動シー
ブ2が固定シーブ1側にスライドする際、その途中で先
端ボール71 が止め輪9に当接し、それ以降のスライド
に際し、ボール7は転がらずに、凹溝5,6との間を滑
りながら可動シーブ2を案内・支持する。この際、図4
に示すように、ボール71 は、凹溝5,6との摩擦力に
より軸方向(矢印A方向)の大きな力を生じ、そして該
ボール71 は、止め輪9に当接しているため、該止め輪
9は、上記先端ボール71 から、該ボールの中心と止め
輪9との中心を結ぶ線の延長線である矢印C方向に大き
な力が作用する。
【0025】該止め輪9に作用する矢印C方向の力は、
上記環状溝25が比較的深く、従って軸方向に対する角
度θ2が比較的大きい関係上、その軸方向分力C1 (=
Ccosθ2)は比較的小さく、かつその径方向分C2
(=Csinθ2)は比較的大きくなる。また、上記環
状溝25の底面25aは、凹溝5の底面5aに略々一致
しているか又はそれより深くなっているので、上記径方
向分力C2 は、凹溝5の位置する部分も、該凹溝がない
他のハブ部2aの部分eと同様に、底面25aにて支持
され、全周に亘って環状溝底面25a部分にて支持され
る。
【0026】そして、軸方向力C1 は、上述したように
比較的小さく、また図5に示すように、ゴシックアーク
等からなる凹溝5の環状溝25を横切る部分はゴシック
アークの底面5a部分を含む大きな長さからなり、止め
輪9に対して剪断力として作用する力は大幅に減少され
る。更に、環状溝25が凹溝5より深い場合、止め輪9
に作用する矢印C方向の力は、その殆どが環状溝25の
底面部分25aに作用し、凹溝5部分に剪断力として作
用する力は更に僅かとなる。
【0027】また、図5に示すように、止め輪9は、ボ
ール用凹溝5の底面5a部分に位置し、該止め輪が凹溝
を横切る長さ(幅)が短く、従ってその分、該止め輪に
作用する曲げモーメントは小さくなる。
【0028】なお、上述説明は、ハブ部側の止め輪9に
ついて説明したが、軸部側の止め輪10についても全く
同様である。従って、ボール7から止め輪9,10に大
きな力Cが作用しても、該力が凹溝5,6による剪断力
として作用することが殆どなく、また該止め輪に作用す
る曲げモーメントも少なく、止め輪の強度上有利な構成
となって、その分止め輪の線形を小径化することが可能
となる。
【0029】また、上記ボールスプライン装置は、プー
リ装置に用いて好適であるが、これに限らず、中空部と
軸部とが相対回転を阻止されて軸方向に移動される他の
装置に適用してもよいことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したプーリ装置を示す正面断面
図。
【図2】そのボールスプライン装置部分を示す縦断面
図。
【図3】上記プーリ装置のボールスプライン装置部分を
示す正面断面図。
【図4】本発明の要部を示すボールスプライン装置のボ
ール抜止め部分を示す正面断面図。
【図5】図4のV矢印図。
【図6】従来のボールスプライン装置を用いたプーリ装
置を示す正面断面図。
【図7】そのボール抜止め部分を示す正面断面図。
【図8】図7のVIII矢印図。
【符号の説明】
1 固定シーブ 1a 軸部 2 可動シーブ 2a 中空部(ハブ部) 3 ボールスプライン装置 5 軸部側凹溝 5a 底面 6 中空部(ハブ部)側凹溝 7 ボール 9,10 止め輪 25,26 環状溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空部の内周面に形成した凹溝と、軸部
    の外周面に形成した凹溝と、対向した前記両凹溝の間に
    挿入される多数のボールと、を備え、前記中空部と軸部
    とを、相対回転を阻止しつつ軸方向に移動自在に支持し
    たボールスプライン装置において、 前記中空部側及び軸部側における前記凹溝の少なくとも
    一方の端部分に、該凹溝の深さと略々一致するか又はそ
    れよりも深い環状溝を周方向に形成し、該環状溝の底面
    に着座するように、前記ボールの抜け落ち防止用の止め
    輪を装着してなる、 ことを特徴とするボールスプライン装置。
  2. 【請求項2】 前記環状溝は、前記中空部側凹溝の一端
    部分における内周面と、前記軸部側凹溝の他端部分にお
    ける外周面とに設けられ、これら両環状溝に、それぞれ
    前記止め輪が装着されてなる、 請求項1記載のボールスプライン装置。
  3. 【請求項3】 前記軸部は、固定シーブの軸部であり、
    前記中空部は、可動シーブのハブ部であり、これら軸部
    とハブ部との間に、請求項1又は2記載のボールスプラ
    イン装置を介在して、前記固定シーブに対して、前記可
    動シーブが相対回転を阻止されて軸方向に移動自在に支
    持されてなる、 ことを特徴とするプーリ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008106308A (ja) * 2006-10-25 2008-05-08 Sanyo Special Steel Co Ltd 疲労強度に優れた鋼部品の製造方法および鋼部品
EP2503197A3 (en) * 2011-03-23 2013-04-03 JATCO Ltd Belt-drive continuously variable transmission

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