JP2003193950A - 内燃機関及びカバー - Google Patents

内燃機関及びカバー

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JP2003193950A
JP2003193950A JP2001395329A JP2001395329A JP2003193950A JP 2003193950 A JP2003193950 A JP 2003193950A JP 2001395329 A JP2001395329 A JP 2001395329A JP 2001395329 A JP2001395329 A JP 2001395329A JP 2003193950 A JP2003193950 A JP 2003193950A
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Japan
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cover
plug
plug hole
combustion engine
internal combustion
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JP2001395329A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Fuma
智弘 夫馬
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Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組付け性を向上させることができ、さらに混
合気の着火性を良好にすることを可能とし、点火プラグ
をシリンダヘッドに対して安定して固定することができ
る内燃機関、及びカバーを提供する。 【解決手段】 カバー1100は、ヘッドカバー部11
10とプラグホールパイプ部1120とが一体となって
シリンダヘッド1300に装着される。このとき、プラ
グホールパイプ部1120は、プラグホール1310に
挿入されつつ、点火プラグ1200をその軸方向先端側
に押圧して、ガスシール面1123cをシリンダヘッド
1300に接触させる。さらにこのとき、プラグホール
パイプ部1120は、プラグホール1310に締まり嵌
め状態となる。点火プラグ1200の鍔部1231に
は、凸状の位置設定部1237が形成されており、プラ
グホール1310には、溝状の回転規制部1315が形
成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリンダヘッドに
形成されたプラグホールに点火プラグが装着された内燃
機関、及びシリンダヘッドの上部に固定され、シリンダ
ヘッドを覆いつつ点火プラグを押圧するカバーに関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車等の内燃機関では、燃焼室内の混
合気へ着火するために点火プラグが使用されている。従
来の点火プラグとしては、主体金具の外周表面に雄ネジ
溝が形成されたものが知られている。このような点火プ
ラグを用いた内燃機関は、主体金具の雄ネジ溝と螺合す
る雌ネジ溝が形成されたシリンダヘッドのプラグホール
に、上記点火プラグを螺挿してシリンダヘッドに装着し
ていた。さらに、プラグホールパイプにより、シリンダ
ヘッド上部を循環している潤滑油が点火プラグに付着し
ないように点火プラグを隔離すると共に、点火プラグの
取付け取り外し用のスペースを形成する。また、これと
は別にシリンダヘッドを覆うために、シリンダヘッドの
上部にヘッドカバーが固定されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年の高効率化(燃費
向上)やクリーン化の要求に応えるために、混合気の空
燃比を高く(希薄空燃比に)設定した内燃機関が用いら
れている。このような内燃機関では混合気の着火性を安
定させるために燃焼室内の混合気に乱流(スワールやタ
ンブル)を与えている。しかし、上記のようなプラグホ
ールに点火プラグを螺挿して装着する内燃機関では、燃
焼室内における接地電極の位置が不確定である。このた
め、例えば、混合気の乱流(スワールやタンブル)の方
向に対し、点火プラグの接地電極が火花放電ギャップよ
りも風上に位置する場合には、接地電極が障壁となって
混合気が火花放電に触れにくくなるため、混合気への着
火性が低下してしまう虞がある。
【0004】そこで、接地電極を容易に燃焼室内の特定
位置に設定するために、主体金具の外周表面に固定用ネ
ジ溝を形成せず、同様にシリンダヘッドのプラグホール
にも固定用ネジ溝を形成せずに、点火プラグをプラグホ
ールに挿設する内燃機関が提案されている。このように
点火プラグをプラグホールに挿設すれば、接地電極を容
易に燃焼室内の特定位置に設定することが可能になる。
しかし、このような構造の内燃機関では、燃焼室側から
燃焼圧が印加された場合でも、安定して点火プラグをシ
リンダヘッドに固定することが課題となっていた。ま
た、従来の内燃機関では、プラグホールパイプとヘッド
カバーとを別々にシリンダヘッドに組付けるために、作
業性の悪さが指摘されていた。
【0005】本発明は、以上のような問題点に鑑みてな
されたものであって、組付け性を向上させることがで
き、さらに混合気の着火性を良好にすることを可能と
し、点火プラグをシリンダヘッドに対して安定して固定
することができる内燃機関及びカバーを提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】その解決
方法は、プラグホールを有するシリンダヘッドと、絶縁
体の軸孔の先端側に挿設された中心電極、上記絶縁体の
外側に設けられると共に、上記シリンダヘッドに直接に
又は他部材を介して間接的に接触するガスシール面を有
する主体金具、及び上記主体金具に結合されて上記中心
電極との間で火花放電ギャップを形成する接地電極を有
し、上記シリンダヘッドのプラグホールに配置された点
火プラグと、上記シリンダヘッド上に配置されるヘッド
カバー部、及び上記ヘッドカバー部と一体にされてな
り、上記プラグホールに挿設されて上記点火プラグをそ
の軸方向上記先端側に押圧して、上記ガスシール面を上
記シリンダヘッドに接触させる筒状のプラグホールパイ
プ部を有し、上記シリンダヘッドに固定されてなるカバ
ーと、を備える内燃機関である。
【0007】本発明の内燃機関は、ヘッドカバー部とプ
ラグホールパイプ部とを一体にして、一つのカバーにし
た状態で、このカバーをシリンダヘッドに組付けてい
る。このため、従来のようにヘッドカバーとプラグホー
ルパイプとを別々にシリンダヘッドに組付ける場合と比
較して、組付け性を向上させることができる。さらに、
本発明のカバーをシリンダヘッドに組付けたときに、カ
バーのプラグホールパイプ部は、プラグホールに挿設さ
れつつ、点火プラグをその軸方向先端側に押圧する。こ
のため、点火プラグに燃焼室から燃焼圧が印加された場
合でも、安定してシリンダヘッドに固定することができ
る。なお、プラグホールパイプ部によって点火プラグを
安定してシリンダヘッドに固定するには、混合気の燃焼
により発生する燃焼圧よりも大きい押圧力、具体的には
最大で10MPaの圧力がかかっても点火プラグを押圧
することができるように、プラグホールパイプ部をシリ
ンダヘッドに対して取付けることが望ましい。
【0008】さらに、上記内燃機関であって、前記カバ
ーは、前記プラグホールパイプ部の前記プラグホールへ
の圧入により固定されてなる内燃機関とすると良い。
【0009】本発明の内燃機関のカバーは、プラグホー
ルパイプ部をプラグホールに圧入することによって、内
燃機関のシリンダヘッドに固定される。このため、組付
けがより容易になる。
【0010】また、上記内燃機関であって、前記カバー
は、前記ヘッドカバー部の前記シリンダヘッドへのネジ
止めにより固定されてなる内燃機関とすると良い。
【0011】本発明の内燃機関のカバーは、そのヘッド
カバー部をシリンダヘッドへネジ止めすることによっ
て、内燃機関のシリンダヘッドに固定される。このた
め、カバーの着脱が容易となり、ひいては点火プラグの
着脱が容易となる。
【0012】さらに、上記いずれかに記載の内燃機関で
あって、前記カバーの前記プラグホールパイプ部は、そ
の先端部で、前記点火プラグの前記主体金具のうち前記
ガスシール面より後方側の部位に当接して、上記点火プ
ラグを押圧してなる内燃機関とすると良い。
【0013】本発明では、カバーのプラグホールパイプ
部は、点火プラグの主体金具のうちガスシール面より後
方側の部位に当接して、点火プラグを軸方向先端側に押
圧する。このため、点火プラグを確実に軸方向先端側に
押圧することができる。
【0014】なお、プラグホールパイプ部を主体金具の
ガスシール面より後方側の部位に当接させるにあたって
は、請求項5に記載のように、前記ガスシール面は、前
記主体金具のうち最も径大な鍔部の先端側に位置し、前
記カバーの前記プラグホールパイプ部は、その先端部
で、前記主体金具のうち上記鍔部の後端面に当接して、
上記点火プラグを押圧してなる内燃機関とすると良い。
【0015】本発明では、ガスシール面を鍔部の先端側
に位置させると共に、カバーのプラグホールパイプ部
が、主体金具のうちガスシール面と反対面となる鍔部の
後端面に当接して、点火プラグをその軸方向先端側に押
圧する。このため、点火プラグをより確実に軸方向先端
側に押圧することができる。
【0016】あるいは、請求項6に記載のように、前記
点火プラグの前記主体金具は、自身の後端側周縁を上記
点火プラグの前記絶縁体の外周面に向けて加締めてなる
加締め部を備え、前記カバーの前記プラグホールパイプ
部は、その先端部で、上記主体金具の上記加締め部に当
接して、上記点火プラグを押圧してなる内燃機関として
も良い。
【0017】本発明の内燃機関のカバーのプラグホール
パイプ部は、主体金具の加締め部に当接して、点火プラ
グをその軸方向先端側に押圧する。このため、点火プラ
グをより確実に押圧することができる。また、このよう
にすると、鍔部の後端面でプラグホールパイプ部と当接
させる前述の構造と比較して、プラグホールパイプ部の
外径を小径化することができ、シリンダヘッド内におけ
るプラグホールパイプ部の占有領域を縮小することがで
き、吸排気弁機構などの他の機器の設置スペースを広く
確保することができる。
【0018】さらに、上記いずれかに記載の内燃機関で
あって、前記点火プラグの前記主体金具は、前記ガスシ
ール面から上記点火プラグの軸方向前記先端側に延設さ
れ、外周面にネジ溝が設けられていない筒状の筒状部を
有する内燃機関とすると良い。
【0019】本発明に用いる点火プラグは、主体金具の
筒状部の外周面にネジ溝が形成されていない、いわゆる
ネジなしプラグである。このため、この点火プラグは、
容易にシリンダヘッドのプラグホールに着脱でき、さら
に、点火プラグの接地電極の位置を点火プラグの軸周り
方向の任意の位置に設定できる。従って、例えば、燃焼
室内の混合気のスワール方向を考慮して、点火プラグを
シリンダヘッドに取付ける際に、その接地電極の燃焼室
内における配置位置を混合気の着火に最適な位置に設定
することが可能になる。
【0020】さらに、上記内燃機関であって、前記点火
プラグは、前記接地電極と上記点火プラグの軸廻り方向
に所定の角度をなす位置設定部を備え、上記シリンダヘ
ッドの上記プラグホールは、上記位置設定部の上記軸廻
り方向の回転を規制する回転規制部を備える内燃機関と
すると良い。
【0021】本発明の内燃機関は、点火プラグに形成さ
れた位置設定部をプラグホールに形成された回転規制部
の位置にあわせて点火プラグをプラグホールに挿入する
だけで、接地電極の燃焼室内における配置位置を混合気
の着火に最適な位置に設定することが可能になる。この
ことは、点火プラグに対して、主体金具への接地電極の
結合部と軸廻り方向に所定の角度関係を有する位置設定
部を設ける一方で、プラグホールに対して、接地電極の
燃焼室内における配置位置が最適な位置に設定されるよ
うに上記位置設定部の形成位置を考慮して、回転規制部
を設けることで達成される。さらに、位置設定部と回転
規制部とが係合して、点火プラグが軸廻り方向に回転す
ることを防止する。従って、本発明の内燃機関は、接地
電極を容易に、且つ確実に燃焼室内の特定位置に設定す
ることができると共に、特定位置に設定した接地電極の
燃焼室内での配置位置が変化するのを防止できるので、
混合気の着火性を良好にすることができる。
【0022】さらに、上記いずれかに記載の内燃機関で
あって、前記プラグホール内には段差部を有し、前記カ
バーのプラグホールパイプ部は、上記段差部と係合また
は当接し、上記プラグホールパイプ部の上記プラグホー
ルへの挿入深さを規定されてなる内燃機関とすると良
い。
【0023】本発明の内燃機関のプラグホール内には段
差部が形成されており、カバーのプラグホールパイプ部
がこの段差部に係合または当接することによって、プラ
グホールパイプ部のプラグホールへの挿入深さが決ま
る。このため、一定の押圧力を点火プラグに与えること
ができる。このため、本発明の内燃機関は、点火プラグ
に最適な押圧力を容易に設定することができる点で都合
が良い。
【0024】さらに、上記いずれかに記載の内燃機関で
あって、前記内燃機関用カバーの前記プラグホールパイ
プ部と前記プラグホールとの間にオイルシール部材を備
えてなる内燃機関とすると好ましい。
【0025】この内燃機関は、プラグホールパイプ部と
プラグホールとの間にオイルシール部材を介在させる。
このオイルシール部材によって、シリンダヘッド上部を
循環している潤滑油が点火プラグに付着するのを防止す
ることができるので、潤滑油の影響により正常な火花放
電が発生できなくなる等の不具合を防止することができ
る。
【0026】さらに、上記いずれかに記載の内燃機関で
あって、前記点火プラグの前記主体金具のガスシール面
は、ガスケットを介して前記プラグホールと接触する内
燃機関とすると好ましい。
【0027】この内燃機関は、主体金具のガスシール面
とプラグホールとの間にガスケットを介在させる。この
ガスケットによって、燃焼室の気密性をより高めること
ができる。さらに、ガスケットを介した放熱経路を確保
することができるため、点火プラグの性能(耐熱性)を
維持することができる。
【0028】他の解決手段は、一又は複数の気筒を有す
る内燃機関のシリンダヘッド上に配置されるヘッドカバ
ー部と、上記ヘッドカバー部と一体にされてなる一又は
複数の筒状のプラグホールパイプ部であって、上記シリ
ンダヘッドに形成されたプラグホールに挿入したとき
に、上記プラグホール内に配置されている点火プラグを
上記プラグホールの奥方向に押圧可能としてなる一又は
複数の筒状のプラグホールパイプ部と、上記ヘッドカバ
ー部と上記プラグホールパイプ部とを同時に上記シリン
ダヘッドに固定する固定手段と、を備えるカバーであ
る。
【0029】本発明は、ヘッドカバー部とプラグホール
パイプ部とを一体にして、一つのカバーとしている。こ
のため、従来のようにヘッドカバーとプラグホールパイ
プとを別々にシリンダヘッドに装着する場合と比較し
て、容易に装着することができる。さらに、本発明のカ
バーを内燃機関に組付ける際、カバーのうち一又は複数
のプラグホールパイプ部は、気筒に対応して形成された
一又は複数のプラグホールに挿入されつつ、点火プラグ
をプラグホールの奥方向に押圧する。このため、点火プ
ラグをシリンダヘッドに対して、安定して固定すること
ができる。さらに、本発明のカバーは、ヘッドカバー部
とプラグホールパイプ部とを同時にシリンダヘッドに固
定する固定手段を有している。このため、従来のように
ヘッドカバーとプラグホールパイプとを別々にシリンダ
ヘッドに固定するのと比較して、組付けの作業効率が向
上する点でも都合が良い。
【0030】さらに、上記カバーであって、前記固定手
段は、前記プラグホールのうち前記プラグホールパイプ
部の外周面と接触する部分の内径に比して、締まり嵌め
寸法となる外径を備えた上記プラグホールパイプ部であ
るカバーとすると良い。
【0031】本発明のカバーは、プラグホールパイプ部
をプラグホールに挿入したときに、プラグホールパイプ
部がプラグホールに締まり嵌め状態となることによっ
て、カバー全体がシリンダヘッドに固定される。このた
め、従来のように、多数の取付け用ボルトでプラグホー
ルパイプとヘッドカバーとを固定する場合と比較して、
本発明のカバーは、取付け用ボルトを要しないので、部
品点数が削減される。
【0032】また、上記カバーであって、前記固定手段
は、前記ヘッドカバーのうち前記シリンダヘッドと直接
にまたは他部材を介して間接的に接触する接触部であっ
て、上記シリンダヘッドに形成され前記カバーを固定す
るための固定用雌ネジ孔と対向する位置に、上記カバー
の固定用ネジが貫通する貫通孔を備えてなる接触部であ
るカバーとすると良い。
【0033】本発明のカバーは、ヘッドカバー部をその
接触部でシリンダヘッドへネジ止めすることによって、
カバー全体がシリンダヘッドに固定される。このため、
カバーの着脱が容易となり、ひいては点火プラグの着脱
が容易となる。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態である内燃機関
1000について、図面を参照しつつ説明する。内燃機
関1000は、図1に示すように、カバー1100、点
火プラグ1200、及びシリンダヘッド1300を有す
る内燃機関である。カバー1100は、アルミニウム合
金等から形成され、図1に示すように、ヘッドカバー部
1110とプラグホールパイプ部1120とが一体とな
って形成されている。ヘッドカバー部1110には、シ
リンダヘッド1300のフランジ部1340と対向する
位置に、外側面から外向きに突出するフランジ部111
3が形成されている。プラグホールパイプ部1120
は、略円筒状のパイプであり、シリンダヘッド1300
に形成された複数のプラグホール1310の数だけ形成
されている。さらに、プラグホールパイプ部1120
は、ヘッドカバー部1110をシリンダヘッド1300
の上部に配置したときに、各プラグホール1310の位
置に対応するように形成されている。
【0035】点火プラグ1200は、図1に示すよう
に、絶縁体1220、中心電極1240、主体金具12
30、及び接地電極1250を有する。このうち、主体
金具1230は、先端側(図中下側)にガスシール面1
231cを有する鍔部1231、及びその先端側に筒状
部1233を有し、鍔部1231の後端側の加締め部1
235で絶縁体1220の外周面を加締めている。この
点火プラグ1200は、シリンダヘッド1300に形成
されたプラグホール1310に挿入される。シリンダヘ
ッド1300には、点火プラグ1200を挿入するため
のプラグホール1310が形成されている。プラグホー
ル1310は、図1に示すように、シリンダヘッド13
00の上部から燃焼室1330まで延びる貫通孔であ
る。さらに、その内周面は階段状となっており、第1段
差部1313及び第2段差部1317が形成されてい
る。
【0036】さらに、図示していないが、カバー110
0とシリンダヘッド1300で形成される空間には、吸
気弁及び排気弁を駆動するためのカムシャフト等からな
る吸排気弁駆動機構が配置されており、この吸排気弁駆
動機構を円滑に作動させるための潤滑油が循環してい
る。さらに、図示していないが、プラグホールパイプ部
1120の内部及びその上部には、一次巻線及び二次巻
線を有する点火コイルや、パワースイッチング素子を有
するイグナイタ等が配置されている。そして、このイグ
ナイタが一次巻線の通電・遮断制御を行うことにより、
点火コイルの二次巻線に点火用高電圧が発生する。この
点火用高電圧が、点火プラグ1200に印加されると、
中心電極1240と接地電極1250との間の火花放電
ギャップgに火花放電が発生し、この火花放電によって
燃焼室1330内の混合気への着火を行う(図2参
照)。
【0037】ここで、点火プラグ1200及びカバー1
100を、シリンダヘッド1300に装着した様子を図
2に示す。上述したように、本実施形態の内燃機関は、
ヘッドカバー部1110とプラグホールパイプ部112
0とを一体としたカバー1100を、シリンダヘッド1
300に装着する。このため、組付け性を向上させるこ
とができる。
【0038】さらに、カバー1100をシリンダヘッド
1300に装着したときに、カバー1100のプラグホ
ールパイプ部1120は、プラグホール1310に挿入
されつつ、点火プラグ1200をその軸方向先端側に押
圧する。このため、プラグホール1310の第2段差部
1317と、点火プラグ1200の鍔部1231のガス
シール面1231cとの間に隙間が形成され難くなる
(図4参照)。従って、点火プラグ1200を燃焼室か
ら燃焼圧が印加された場合でも、安定してシリンダヘッ
ド1300に固定することができる。
【0039】なお、点火プラグ1200の鍔部1231
のガスシール面1231cと、プラグホール1310の
第2段差面1317との間にガスケット12を介在させ
ている。このため、燃焼室1330の気密性をより高め
ることができる。さらに、ガスケット12を介した放熱
経路を確保することができるため、点火プラグ1200
の性能(耐熱性)を維持することができる。
【0040】さらに、プラグホールパイプ部1120を
プラグホール1310に圧入することによって、プラグ
ホールパイプ部1120がプラグホール1310に締ま
り嵌め状態となる。このとき、カバー1100全体がシ
リンダヘッド1300に固定される。このため、従来の
ように、多数の取付け用ボルトを用いて、別途プラグホ
ールパイプとヘッドカバーとを固定する場合と比較し
て、本実施形態のカバー1110は、その取付けにボル
トを要しないので、さらに部品点数が削減できる。
【0041】さらに、図3(a)に示すように、プラグ
ホールパイプ部1120の先端部1123のうち段差部
1123cは、点火プラグ1200のうち鍔部1231
の後端面1231bに当接して、点火プラグ1200を
その軸方向先端側に押圧する。このため、確実に点火プ
ラグ1200を軸方向先端側に押圧することができる。
【0042】なお、図3(b)に示すように、カバー1
100のうち、プラグホールパイプ部をプラグホールパ
イプ部1120とは形状が異なるプラグホールパイプ部
4120として、この先端部4123の段差部4123
cが、点火プラグ1200のうち、加締め部1235の
後端面1235bに当接するようにして、点火プラグ1
200を軸方向先端側に押圧しても良い。これにより、
点火プラグ1200をより確実に押圧することができ
る。さらに、図3(a)に示す鍔部1231の後端面1
231bをプラグホールパイプ部1120で当接させる
構造と比較して、プラグホールパイプ部1120の外径
を小径化することができる。従って、このプラグホール
パイプ部4120は、シリンダヘッド内におけるプラグ
ホールパイプ部の占有領域を縮小化することができ、吸
排気弁機構などの他の機器の設置スペースを広く確保す
ることができる。
【0043】さらに、点火プラグ1200は、図5に示
すように、主体金具1230の筒状部1233の外周面
にネジ溝が形成されていない、いわゆるネジなしプラグ
である。このため、点火プラグ1200は、容易にシリ
ンダヘッド1300のプラグホール1310に着脱で
き、さらに、点火プラグ1200の接地電極1250の
位置を点火プラグ1200の軸周り方向の任意の位置に
設定できる。従って、例えば、燃焼室1330内の混合
気のスワール方向を考慮して、点火プラグ1200をシ
リンダヘッド1300に取付ける際に、接地電極125
0の燃焼室内における配置位置を混合気の着火に最適な
位置に設定すること可能になる。
【0044】さらに、点火プラグ1200の主体金具1
230の鍔部1231には、図5(b)に示すように、
接地電極1250の結合部1251に対し径方向外側の
位置に、凸状の位置設定部1237が形成されている。
一方、シリンダヘッド1300のプラグホール1310
には、図1に示すように、その軸方向に延びる溝状の回
転規制部1315が形成されており、位置設定部123
7が上方から挿入できるようになっている。このため、
位置設定部1237を回転規制部1315の位置にあわ
せて点火プラグ1200をプラグホール1310に挿入
するだけで、接地電極1250の燃焼室内における配置
位置を混合気の着火に最適な位置に設定することが可能
になる。このことは、点火プラグ1200に対して、主
体金具1230への接地電極1250の結合部1251
と軸廻り方向に所定の角度関係を有する位置設定部12
37を設ける一方で、プラグホール1310に対して、
接地電極1250の燃焼室内における配置位置が最適な
位置に設定されるように位置設定部1237の形成位置
を考慮して、回転規制部1315を設けることで達成さ
れる。
【0045】さらに、点火プラグ1200をプラグホー
ル1310に装着したとき、位置設定部1237と回転
規制部1315とが係合して、点火プラグ1200が軸
廻り方向に回転することを防止する。従って、本実施形
態の内燃機関1000は、接地電極1250を容易に、
且つ確実に燃焼室1330内の特定位置に設定すること
ができると共に、特定位置に設定した接地電極1250
の燃焼室1330内での配置位置が変化するのを防止で
きるので、混合気の着火性を良好にすることができる。
【0046】さらに、プラグホールパイプ部1120を
プラグホール1310に圧入したとき,図2のA部を図
3(a)に拡大して示すように、プラグホールパイプ部
1120の先端部1123の先端面1123bが、プラ
グホール1310の第1段差部1313に当接した状態
で固定される。これによって、プラグホールパイプ部1
120のプラグホール1310への挿入深さが決まる。
従って、本実施形態の内燃機関1000は、一定の押圧
力を点火プラグ1200に与えることができるため、点
火プラグに最適な押圧力を容易に設定することができ
る。
【0047】さらに、本実施形態の内燃機関1000
は、図2のA部を図3(a)に拡大して示すように、プ
ラグホールパイプ部1120の先端部1123の外周面
に環状凹部1127が形成されている。そして、この環
状凹部1127にオイルシール部材11を装着させた状
態で、プラグホールパイプ部1120をプラグホール1
310に圧入する。従って、図3(a)に示すように、
本実施形態の内燃機関1000では、プラグホールパイ
プ部1120の先端部1123とプラグホール1310
の後端側面1312の端部からその周縁にかかる部分と
の間にオイルシール部材11が密接して介在する。この
ため、シリンダヘッド1300の上部に配置されている
図示しない吸排気弁駆動機構の潤滑油が、点火プラグに
付着するのを防止することができるので、潤滑油の影響
により正常な火花放電が発生できなくなる等の不具合を
防止することができる。なお、図3(b)に示すよう
に、プラグホールパイプ部の先端部に形成された環状凹
部4127にオイルシール部材21を装着し、プラグホ
ールパイプ部の先端部とプラグホール4310の内側面
との間にオイルシール部材21を密接して介在させるよ
うな形態としても良い。
【0048】このようなカバー1100、点火プラグ1
200、及びシリンダヘッド1300の組付け方法につ
いて、図1を参照しつつ説明する。まず、ガスケット1
2をシリンダヘッド1300の第2段差部1317上に
配置する。次に、点火プラグ1200の位置設定部12
37をシリンダヘッド1300の回転規制部1315の
位置にあわせて、点火プラグ1200をプラグホール1
310に挿入する。次いで、シリンダヘッド1300の
上部に配置される図示しない吸排気弁駆動機構の潤滑油
漏れを防ぐために、ゴムパッキン13をシリンダヘッド
1300のフランジ部1340上に配置する。次いで、
オイルシール部材11をプラグホールパイプ部1120
の環状凹部1127内に装着し、カバー1100の複数
のプラグホールパイプ部1120を、対応するプラグホ
ール1310に圧入する。
【0049】これにより、プラグホールパイプ部112
0をプラグホール1310の第1段差部1313に当接
させると同時に、ヘッドカバー部1110がシリンダヘ
ッド1300の上部に装着され、カバー1100全体が
シリンダヘッド1300に固定される。さらに、点火プ
ラグ1200がプラグホールパイプ部1120によって
押圧され、プラグホール1310に固定される。このよ
うにして、カバー1100及び点火プラグ1200が、
図2に示すようにシリンダヘッド1300に固定され
る。
【0050】(変形形態)次に、上記実施形態の変形形
態である内燃機関2000について、図面を参照しつつ
説明する。本変形形態の内燃機関2000は、実施形態
の内燃機関1000と比較して、カバーの形状、特にそ
の取付けにかかる部分の形状、及びシリンダヘッドのこ
れに関連する部分の形状が異なり、その他の部分につい
てはほぼ同様である。従って、実施形態の内燃機関10
00と異なる部分を中心に説明し、同様な部分について
は説明を省略または簡略化する。
【0051】本変形形態の内燃機関2000は、図6に
示すように、実施形態と異なるカバー2100及びシリ
ンダヘッド2300、実施形態と同様の点火プラグ12
00を有する内燃機関である。カバー2100は、実施
形態のカバー1100と同様に、ヘッドカバー部211
0と円筒状のプラグホールパイプ部2120とが一体と
なって形成されている。シリンダヘッド2300には、
点火プラグ1200を挿入するためのプラグホール23
10が形成されている。さらに、その内周面は階段状と
なっており、第1段差部2313及び第2段差部231
7が形成されている。
【0052】本変形形態のプラグホールパイプ部212
0は、プラグホール2310に遊挿される。また、本変
形形態のカバー2100のフランジ部2113には、図
7に拡大して示すように、ボルト25が貫通する貫通孔
2113bが複数形成されている。さらに、本変形形態
のシリンダヘッド2300のフランジ部2340には、
この貫通孔2113bに対応する位置に、ボルト25が
螺合するネジ孔2330が形成されている。このため、
本変形形態のカバー2100は、ヘッドカバー部211
0のフランジ部2113の貫通孔2113bを利用し
て、ボルト25をシリンダヘッド2300のフランジ部
2340のネジ孔2330へ螺挿することによって、カ
バー2100全体がシリンダヘッド2300に固定され
る。従って、本変形形態の内燃機関2000は、カバー
2100の着脱が容易となり、ひいては点火プラグ12
00の着脱が容易となる。なお、図示しない吸排気弁駆
動機構の潤滑油漏れを防ぐためのゴムパッキン23に
も、フランジ部2113と同様に、ボルト25が貫通す
る貫通孔2113bが複数形成されている。
【0053】ところで、本変形形態のゴムパッキン23
は、カバー2100のフランジ部2113に介在してい
る形状であるが、その他の形状としても良い。さらに、
本変形形態では、固定手段の接触部として、カバー21
00のヘッドカバー部2110の外表面のうち開口端側
に、フランジ部2113を外表面から突出するように形
成した。これと対応するように、シリンダヘッド230
0の外表面の上端側にフランジ部2340を形成し、フ
ランジ部2113,2340を利用してカバー2100
とシリンダヘッド2300とを固定した。しかし、固定
手段の接触部は、カバー2100の内表面及び外表面の
うち、いずれに形成しても良いし、両面に形成しても良
い。
【0054】例えば、図8に示すように、カバー310
0のヘッドカバー部3110の内表面のうち、側面部に
複数の半円筒状凸部3112を形成し、この底部を接触
固定部3113としても良い。これと対応するように、
シリンダヘッド3300の内表面の上端部を突出させ、
複数の接触固定部3340を形成しても良い。カバー3
100の接触固定部3113には、固定用ボルトが貫通
する貫通孔3113bが形成され、さらに、シリンダヘ
ッド3300の接触固定部3340には、この貫通孔3
113bに対応する位置に、固定用ボルトが螺合するネ
ジ孔3330が形成されている。また、カバー3100
とシリンダヘッド3300との間に介在させるゴムパッ
キン33にも貫通孔3113bに対応する位置に貫通孔
33bが形成されている。これにより、カバー3100
は、ヘッドカバー部3110の接触固定部3113の貫
通孔3113bを利用し、ゴムパッキン33の貫通孔3
3bを介して、固定用ボルトをシリンダヘッド3300
の接触固定部3340のネジ孔3330へ螺挿すること
によって、カバー3100全体がシリンダヘッド330
0に固定される。
【0055】以上において、本発明を実施形態及び変形
形態に即して説明したが、本発明は、上記実施形態等に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。例
えば、上記実施形態及び変形形態では、点火プラグ12
00の位置設定部1237を鍔部1231の外側面から
突起した形状としたが、その他の形状としても良い。例
えば、図9に示す点火プラグ1700のように、位置設
定部1737を鍔部1731の外周面から凹んだ溝状と
しても良い。また、図10に示す点火プラグ1800の
ように、位置設定部1837を、鍔部1831の外側面
の一部を平坦にした形状としても良い。また、上記実施
形態及び変形形態では、位置設定部1237,173
7,1837を鍔部1231,1731,1831に形
成したが、点火プラグの主体金具のうち、いずれの部分
に位置設定部を形成しても良い。
【0056】また、上記実施形態及び変形形態では、ヘ
ッドカバー部1110,2110とプラグホールパイプ
部1120,2120とを一体成型したカバー110
0,2100を使用した。しかし、カバー部とプラグホ
ールパイプ部とは、シリンダヘッドに装着するときに一
体となっていれば良く、例えば、後端側の外側面にネジ
溝を形成したプラグホールパイプ部を、これと螺合する
ネジ穴を形成したヘッドカバー部に螺挿して一体として
も良い。また、上記実施形態及び変形形態では、点火プ
ラグ1200のガスシール面1231cとシリンダヘッ
ド1300との間にガスケット12を把持させる構造の
ものを用いた。しかし、点火プラグ1200の構造とし
て、主体金具1230の鍔部1231と先端部1233
との間において、先端側から後端側にかけて拡径するテ
ーパ面を構成するガスシール面を設けることにより、ガ
スケット12を介さずに直接シリンダヘッド1300に
対して接触させてシールを行うタイプ(いわゆるコニカ
ルシートタイプ)のものを用いることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態にかかる内燃機関1000の要部構造
を示す図であり、カバー1100、点火プラグ120
0、及びシリンダヘッド1300等の部分断面斜視図で
ある。
【図2】実施形態にかかる内燃機関1000要部構造を
示す図であり、点火プラグ1200及びカバー1100
をシリンダヘッド1300へ装着したときの部分断面図
である。
【図3】実施形態にかかる内燃機関1000要部構造を
示す図であり、図2のA部の拡大断面図である。
【図4】実施形態にかかる内燃機関1000要部構造を
示す図であり、図2のB部の拡大断面図である。
【図5】実施形態にかかる点火プラグ1200を示す図
であり、(a)はその側面図、(b)はその底面図であ
る。
【図6】変形形態にかかる内燃機関2000要部構造を
示す図であり、点火プラグ1200及びカバー2100
をシリンダヘッド2300へ装着したときの部分断面図
である。
【図7】変形形態にかかる内燃機関2000要部構造を
示す図であり、図6のC部の拡大断面図である。
【図8】他のカバー3100とシリンダヘッド3300
との取付け構造を示す斜視図である。
【図9】他の点火プラグ1700を示す図であり、
(a)はその側面図、(b)はその底面図である。
【図10】他の点火プラグ1800を示す図であり、
(a)はその側面図、(b)はその底面図である。
【符号の説明】
1000,2000 内燃機関 1100,2100,3100 カバー 1110,2110,3110 ヘッドカバー部 1120,2120,4120 プラグホールパイプ部 1200,1700,1800 点火プラグ 1231,1731,1831 鍔部 1250,1750,1850 接地電極 1300,2300,3300,4300 シリンダヘ
ッド 1310,2310,4310 プラグホール 1313,2313 段差部(第1段差部) 1123,2123,4123 先端部 1231b,1731b,1831b 後端面 1235,1735,1835 加締め部 1231c ガスシール面 1233,1733,1833 筒状部 1237,1737,1837 位置設定部 1315,2315 回転規制部 1113,2113 フランジ部(接触部) 2113b,3113b 貫通孔

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラグホールを有するシリンダヘッドと、 絶縁体の軸孔の先端側に挿設された中心電極、上記絶縁
    体の外側に設けられると共に、上記シリンダヘッドに直
    接に又は他部材を介して間接的に接触するガスシール面
    を有する主体金具、及び上記主体金具に結合されて上記
    中心電極との間で火花放電ギャップを形成する接地電極
    を有し、上記シリンダヘッドのプラグホールに配置され
    た点火プラグと、 上記シリンダヘッド上に配置されるヘッドカバー部、及
    び上記ヘッドカバー部と一体にされてなり、上記プラグ
    ホールに挿設されて上記点火プラグをその軸方向上記先
    端側に押圧して、上記ガスシール面を上記シリンダヘッ
    ドに接触させる筒状のプラグホールパイプ部を有し、上
    記シリンダヘッドに固定されてなるカバーと、を備える
    内燃機関。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の内燃機関であって、 前記カバーは、前記プラグホールパイプ部の前記プラグ
    ホールへの圧入により固定されてなる内燃機関。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の内燃機関であって、 前記カバーは、前記ヘッドカバー部の前記シリンダヘッ
    ドへのネジ止めにより固定されてなる内燃機関。
  4. 【請求項4】請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載
    の内燃機関であって、 前記カバーの前記プラグホールパイプ部は、その先端部
    で、前記点火プラグの前記主体金具のうち前記ガスシー
    ル面より後方側の部位に当接して、上記点火プラグを押
    圧してなる内燃機関。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の内燃機関であって、 前記ガスシール面は、前記主体金具のうち最も径大な鍔
    部の先端側に位置し、 前記カバーの前記プラグホールパイプ部は、その先端部
    で、上記主体金具のうち上記鍔部の後端面に当接して、
    前記点火プラグを押圧してなる内燃機関。
  6. 【請求項6】請求項4に記載の内燃機関であって、 前記点火プラグの前記主体金具は、自身の後端側周縁を
    上記点火プラグの前記絶縁体の外周面に向けて加締めて
    なる加締め部を備え、 前記カバーの前記プラグホールパイプ部は、その先端部
    で、上記主体金具の上記加締め部に当接して、上記点火
    プラグを押圧してなる内燃機関。
  7. 【請求項7】請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載
    の内燃機関であって、 前記点火プラグの前記主体金具は、前記ガスシール面か
    ら上記点火プラグの軸方向前記先端側に延設され、外周
    面にネジ溝が設けられていない筒状の筒状部を有する内
    燃機関。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の内燃機関であって、 前記点火プラグは、前記接地電極と上記点火プラグの軸
    廻り方向に所定の角度をなす位置設定部を備え、 上記シリンダヘッドの上記プラグホールは、上記位置設
    定部の上記軸廻り方向の回転を規制する回転規制部を備
    える内燃機関。
  9. 【請求項9】請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載
    の内燃機関であって、 前記プラグホール内には段差部を有し、 前記カバーのプラグホールパイプ部は、上記段差部と係
    合または当接し、上記プラグホールパイプ部の上記プラ
    グホールへの挿入深さを規定されてなる内燃機関。
  10. 【請求項10】一又は複数の気筒を有する内燃機関のシ
    リンダヘッド上に配置されるヘッドカバー部と、 上記ヘッドカバー部と一体にされてなる一又は複数の筒
    状のプラグホールパイプ部であって、上記シリンダヘッ
    ドに形成されたのプラグホールに挿入したときに、上記
    プラグホール内に配置されている点火プラグを上記プラ
    グホールの奥方向に押圧可能としてなる一又は複数の筒
    状のプラグホールパイプ部と、 上記ヘッドカバー部と上記プラグホールパイプ部とを同
    時に上記シリンダヘッドに固定する固定手段と、を備え
    るカバー。
  11. 【請求項11】請求項10に記載のカバーであって、 前記固定手段は、前記プラグホールのうち前記プラグホ
    ールパイプ部の外周面と接触する部分の内径に比して、
    締まり嵌め寸法となる外径を備えた上記プラグホールパ
    イプ部であるカバー。
  12. 【請求項12】請求項10に記載のカバーであって、 前記固定手段は、前記ヘッドカバーのうち前記シリンダ
    ヘッドと直接にまたは他部材を介して間接的に接触する
    接触部であって、上記シリンダヘッドに形成され前記カ
    バーを固定するための固定用ネジ孔と対向する位置に、
    上記カバーの固定用ネジが貫通する貫通孔を備えてなる
    接触部であるカバー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2894724A1 (fr) * 2005-12-08 2007-06-15 Renault Sas Dispositif pour l'indexation angulaire d'une bougie de moteur a combustion
DE202008005019U1 (de) * 2008-04-10 2009-08-20 Mann+Hummel Gmbh Zylinderkopfhaube für einen Zylinderkopf einer Brennkraftmaschine
JP2012512980A (ja) * 2008-10-03 2012-06-07 フェデラル−モーグル・イグニション・カンパニー 混合気の点火装置およびそれを備えるエンジンおよびそのシリンダヘッドへの組立方法

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JP2012512980A (ja) * 2008-10-03 2012-06-07 フェデラル−モーグル・イグニション・カンパニー 混合気の点火装置およびそれを備えるエンジンおよびそのシリンダヘッドへの組立方法

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