JP2003193620A - トラス梁及びトラス梁の接続構造 - Google Patents
トラス梁及びトラス梁の接続構造Info
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- JP2003193620A JP2003193620A JP2001393609A JP2001393609A JP2003193620A JP 2003193620 A JP2003193620 A JP 2003193620A JP 2001393609 A JP2001393609 A JP 2001393609A JP 2001393609 A JP2001393609 A JP 2001393609A JP 2003193620 A JP2003193620 A JP 2003193620A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 弦材とラチス材とを接合するボルトを見栄え
よく隠蔽し、弦材のせいをそれほど大きくせずに弦材の
曲げ剛性を高めることができ、弦材が局部座屈しにくい
トラス梁を提案する。 【解決手段】 上下の弦材2,3と、弦材2,3間に接
合されたラチス材4とを備えたトラス梁1であって、弦
材2(3)は、上下二段のフランジ2a,2b(3a,
3b)と、フランジ同士をつなぐ左右一対のウェブ2
c,2c(3c,3c)と、を備え、フランジ2b,3
aには、両ウェブ2c,2c(3c,3c)間に連通す
る開口2d(3d)が形成され、ラチス材4は、その両
端が開口2d(3d)に挿入された状態で弦材2(3)
の両ウェブ2c,2c(3c,3c)間にボルトB1、
ナットN1で固定され、弦材2(3)の両フランジ2
a,2b(3a,3b)間に該弦材の全長にわたってカ
バー7が固定され、ボルトB1、ナットN1が隠蔽され
ている。
よく隠蔽し、弦材のせいをそれほど大きくせずに弦材の
曲げ剛性を高めることができ、弦材が局部座屈しにくい
トラス梁を提案する。 【解決手段】 上下の弦材2,3と、弦材2,3間に接
合されたラチス材4とを備えたトラス梁1であって、弦
材2(3)は、上下二段のフランジ2a,2b(3a,
3b)と、フランジ同士をつなぐ左右一対のウェブ2
c,2c(3c,3c)と、を備え、フランジ2b,3
aには、両ウェブ2c,2c(3c,3c)間に連通す
る開口2d(3d)が形成され、ラチス材4は、その両
端が開口2d(3d)に挿入された状態で弦材2(3)
の両ウェブ2c,2c(3c,3c)間にボルトB1、
ナットN1で固定され、弦材2(3)の両フランジ2
a,2b(3a,3b)間に該弦材の全長にわたってカ
バー7が固定され、ボルトB1、ナットN1が隠蔽され
ている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の屋根や構
築物等に用いられるトラス梁に関し、また、このトラス
梁同士を直交させて接続するトラス梁の接続構造に関す
る。
築物等に用いられるトラス梁に関し、また、このトラス
梁同士を直交させて接続するトラス梁の接続構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】建築物の屋根や構築物等に用いられるト
ラスとして、特開平6−57578に開示された無溶接
トラス(従来技術1)がある。これは、図8に示すよう
に、上下の弦材2,3が、それぞれ下向き及び上向きに
開口してその開口側が狭まる段付溝形に形成されてお
り、斜材や束材等のラチス材4の両端は、上下の弦材
2,3の内部に挿入され、幅狭側部分2p,3pにボル
トBで接合されたものである。
ラスとして、特開平6−57578に開示された無溶接
トラス(従来技術1)がある。これは、図8に示すよう
に、上下の弦材2,3が、それぞれ下向き及び上向きに
開口してその開口側が狭まる段付溝形に形成されてお
り、斜材や束材等のラチス材4の両端は、上下の弦材
2,3の内部に挿入され、幅狭側部分2p,3pにボル
トBで接合されたものである。
【0003】また、特開平11−200493に開示さ
れたトラス(従来技術2)では、図9に示すように、上
下の弦材2,3に、斜材や束材等のラチス材4を接合す
るためのガセット突条2n,3nが長手方向に連続して
一体に設けられている。ガセット突条2n(3n)に
は、ラチス材4の上下両端に設けられた係合溝4cが嵌
められ、ラチス材4の隔壁4d,4dでガセット突条2
n(3n)を挟んだ状態で、隔壁4d,4dがガセット
突条2n(3n)にボルトBで締結されている。
れたトラス(従来技術2)では、図9に示すように、上
下の弦材2,3に、斜材や束材等のラチス材4を接合す
るためのガセット突条2n,3nが長手方向に連続して
一体に設けられている。ガセット突条2n(3n)に
は、ラチス材4の上下両端に設けられた係合溝4cが嵌
められ、ラチス材4の隔壁4d,4dでガセット突条2
n(3n)を挟んだ状態で、隔壁4d,4dがガセット
突条2n(3n)にボルトBで締結されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の従来技術には、次のような問題がある。 従来技術1では、ボルトBが露出しているので見栄
えが悪い。従来技術2では、ボルトBを外部から見えな
くするカバーを付けることがあるが(特開平11−20
0493の[0020]及び図13参照)、このカバー
は単にラチス材4の端部だけを隠蔽するに過ぎないもの
であるので、トラス全体としてみたときには依然として
見栄えが悪い。 従来技術1では、ラチス材4の端部を弦材2(3)
に接合するために、弦材2(3)の本体から幅狭側部分
2p(3p)が単に板状に突出し、幅狭側部分2p(3
p)間にラチス材4を挿入するための隙間が形成されて
いる。つまり、弦材2(3)は開放断面材となってい
て、さらに幅狭側部分2p(3p)は単に板状に突出す
るのみのため弦材2(3)全体の曲げ強度に対する幅狭
側部分2p(3p)の寄与度が小さいので、弦材2
(3)の曲げ剛性を大きくするためには、本体を大きく
するか、幅狭側部分2p(3p)を本体から大きく突出
させて弦材2(3)のせい(高さ)を大きくしなければ
ならない。従来技術2についても同様に、ラチス材4の
端部を弦材2(3)に接合するために、弦材2(3)の
主体部から一本のガセット突条2n(3n)が板状に突
出しこれにラチス材4が固定されていて、弦材2(3)
全体の曲げ強度に対するガセット突条2n(3n)の寄
与度が小さいので、弦材2(3)の曲げ剛性を大きくす
るためには、主体部を大きくするか、ガセット突条2n
(3n)を主体部から大きく突出させて弦材2(3)の
せい(高さ)を大きくするとともにガセット突条2n
(3n)の板厚も厚くしなければならない。 従来技術1における弦材2,3は、本体が開放断面
形であり、幅狭側部分2p(3p)が一端支持状態で本
体に突出形成されているので、局部座屈しやすい。従来
技術2における弦材2,3も同様に、ガセット突条2n
(3n)が一端支持状態で主体部に突出形成されている
ので、局部座屈しやすい。 従来技術1,2ともに、トラス同士を直交させて接
続することができない。
の従来技術には、次のような問題がある。 従来技術1では、ボルトBが露出しているので見栄
えが悪い。従来技術2では、ボルトBを外部から見えな
くするカバーを付けることがあるが(特開平11−20
0493の[0020]及び図13参照)、このカバー
は単にラチス材4の端部だけを隠蔽するに過ぎないもの
であるので、トラス全体としてみたときには依然として
見栄えが悪い。 従来技術1では、ラチス材4の端部を弦材2(3)
に接合するために、弦材2(3)の本体から幅狭側部分
2p(3p)が単に板状に突出し、幅狭側部分2p(3
p)間にラチス材4を挿入するための隙間が形成されて
いる。つまり、弦材2(3)は開放断面材となってい
て、さらに幅狭側部分2p(3p)は単に板状に突出す
るのみのため弦材2(3)全体の曲げ強度に対する幅狭
側部分2p(3p)の寄与度が小さいので、弦材2
(3)の曲げ剛性を大きくするためには、本体を大きく
するか、幅狭側部分2p(3p)を本体から大きく突出
させて弦材2(3)のせい(高さ)を大きくしなければ
ならない。従来技術2についても同様に、ラチス材4の
端部を弦材2(3)に接合するために、弦材2(3)の
主体部から一本のガセット突条2n(3n)が板状に突
出しこれにラチス材4が固定されていて、弦材2(3)
全体の曲げ強度に対するガセット突条2n(3n)の寄
与度が小さいので、弦材2(3)の曲げ剛性を大きくす
るためには、主体部を大きくするか、ガセット突条2n
(3n)を主体部から大きく突出させて弦材2(3)の
せい(高さ)を大きくするとともにガセット突条2n
(3n)の板厚も厚くしなければならない。 従来技術1における弦材2,3は、本体が開放断面
形であり、幅狭側部分2p(3p)が一端支持状態で本
体に突出形成されているので、局部座屈しやすい。従来
技術2における弦材2,3も同様に、ガセット突条2n
(3n)が一端支持状態で主体部に突出形成されている
ので、局部座屈しやすい。 従来技術1,2ともに、トラス同士を直交させて接
続することができない。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、弦材とラチス材とを接合するボルトを見栄
えよく隠蔽し、弦材のせい(高さ)をそれほど大きくせ
ずに弦材の曲げ剛性を高めることができ、弦材が局部座
屈しにくいトラス梁を提案し、また、このようなトラス
梁同士を直交させて接続するトラス梁の接続構造を提案
するものである。
ものであり、弦材とラチス材とを接合するボルトを見栄
えよく隠蔽し、弦材のせい(高さ)をそれほど大きくせ
ずに弦材の曲げ剛性を高めることができ、弦材が局部座
屈しにくいトラス梁を提案し、また、このようなトラス
梁同士を直交させて接続するトラス梁の接続構造を提案
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
上下の弦材と、これらの弦材間に接合されたラチス材
と、を備えたトラス梁であって、前記弦材は、上下二段
のフランジと、これらのフランジ同士をつなぐ左右一対
のウェブと、を備え、前記両フランジのうちの前記ラチ
ス材側に位置するフランジには、前記両ウェブ間に連通
する開口が形成され、前記ラチス材は、その両端が前記
開口に挿入された状態で前記弦材の両ウェブ間にボルト
及びナットで固定され、前記弦材の両フランジ間に該弦
材の全長にわたってカバーが固定され、前記ボルト及び
ナットが隠蔽されたことを特徴とする。
上下の弦材と、これらの弦材間に接合されたラチス材
と、を備えたトラス梁であって、前記弦材は、上下二段
のフランジと、これらのフランジ同士をつなぐ左右一対
のウェブと、を備え、前記両フランジのうちの前記ラチ
ス材側に位置するフランジには、前記両ウェブ間に連通
する開口が形成され、前記ラチス材は、その両端が前記
開口に挿入された状態で前記弦材の両ウェブ間にボルト
及びナットで固定され、前記弦材の両フランジ間に該弦
材の全長にわたってカバーが固定され、前記ボルト及び
ナットが隠蔽されたことを特徴とする。
【0007】かかるトラス梁では、弦材とラチス材とを
接合するためのボルト及びナットが、弦材の全長にわた
って該弦材に固定されたカバーによって隠蔽されている
ので、トラス梁全体がすっきりとした見栄えのよい外観
となる。また、ラチス材の端部が弦材の断面中立軸に近
い左右一対のウェブに接合され、弦材は断面中立軸から
最も離れた位置に上下二段のフランジを有しているの
で、弦材のせい(高さ)をそれほど大きくせずに弦材の
曲げ剛性を高めることができる。さらに、ラチス材の端
部が接合される弦材の左右一対のウェブは、両端が上下
のフランジに支持された二縁支持状態であるので、局部
座屈しにくい。なお、弦材の一方のフランジの開口は、
弦材の押出成形時に長手通しの隙間として形成してもよ
いし、開口部分を塞いだ形で弦材を製造した後に開口部
分を切除して形成してもよい。
接合するためのボルト及びナットが、弦材の全長にわた
って該弦材に固定されたカバーによって隠蔽されている
ので、トラス梁全体がすっきりとした見栄えのよい外観
となる。また、ラチス材の端部が弦材の断面中立軸に近
い左右一対のウェブに接合され、弦材は断面中立軸から
最も離れた位置に上下二段のフランジを有しているの
で、弦材のせい(高さ)をそれほど大きくせずに弦材の
曲げ剛性を高めることができる。さらに、ラチス材の端
部が接合される弦材の左右一対のウェブは、両端が上下
のフランジに支持された二縁支持状態であるので、局部
座屈しにくい。なお、弦材の一方のフランジの開口は、
弦材の押出成形時に長手通しの隙間として形成してもよ
いし、開口部分を塞いだ形で弦材を製造した後に開口部
分を切除して形成してもよい。
【0008】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
トラス梁において、カバーが弦材の両フランジ間に係合
固定されたことを特徴とする。
トラス梁において、カバーが弦材の両フランジ間に係合
固定されたことを特徴とする。
【0009】かかるトラス梁では、カバーが弦材の両フ
ランジ間に係合固定されているので、カバーを弦材に嵌
めやすく、カバーの固定強度も高い。なお、カバーは弦
材の全長にわたって固定されているので、カバーの固定
強度が高くなると、弦材のねじり剛性や曲げ剛性がさら
に高まる。
ランジ間に係合固定されているので、カバーを弦材に嵌
めやすく、カバーの固定強度も高い。なお、カバーは弦
材の全長にわたって固定されているので、カバーの固定
強度が高くなると、弦材のねじり剛性や曲げ剛性がさら
に高まる。
【0010】請求項3に係る発明は、請求項1又は請求
項2に記載のトラス梁において、弦材の全体が押出形材
で形成され、開口が全長にわたり押出成形に際し形成さ
れてなることを特徴とする。
項2に記載のトラス梁において、弦材の全体が押出形材
で形成され、開口が全長にわたり押出成形に際し形成さ
れてなることを特徴とする。
【0011】かかるトラス梁では、弦材の全体が押出成
形されているので、後で開口を切除形成する手間を省く
ことができる。
形されているので、後で開口を切除形成する手間を省く
ことができる。
【0012】請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求
項3のいずれか一項に記載のトラス梁を複数個用意し、
これらを互いに直交させてブラケットを介して接続して
なるトラス梁の接続構造であって、前記ブラケットは、
基板部と、この基板部に突出形成された接合部と、を備
え、一のトラス梁の弦材のウェブの外側面に、前記ブラ
ケットの基板部がボルト及びナットで固定され、他のト
ラス梁の弦材の両ウェブ間に前記ブラケットの接合部を
挿入し、該他のトラス梁の弦材の端面を前記一のトラス
梁の弦材のフランジの外側面に突き当てた状態で、該他
のトラス梁の弦材の両ウェブと前記ブラケットの接合部
とがボルト及びナットで接合されたことを特徴とする。
項3のいずれか一項に記載のトラス梁を複数個用意し、
これらを互いに直交させてブラケットを介して接続して
なるトラス梁の接続構造であって、前記ブラケットは、
基板部と、この基板部に突出形成された接合部と、を備
え、一のトラス梁の弦材のウェブの外側面に、前記ブラ
ケットの基板部がボルト及びナットで固定され、他のト
ラス梁の弦材の両ウェブ間に前記ブラケットの接合部を
挿入し、該他のトラス梁の弦材の端面を前記一のトラス
梁の弦材のフランジの外側面に突き当てた状態で、該他
のトラス梁の弦材の両ウェブと前記ブラケットの接合部
とがボルト及びナットで接合されたことを特徴とする。
【0013】かかるトラス梁の接続構造は、一方のトラ
ス梁に他方のトラス梁を直交させてブラケットを介して
接続してあるので、施工が簡単で接続強度も高い。ま
た、ブラケットの基板部は一方のトラス梁の弦材のウェ
ブの外側面に固定されてカバーで隠蔽され、ブラケット
の接続部は他方のトラス梁の弦材の両ウェブ間に挿入さ
れているので、ブラケット全体が完全に外部から見えな
くなっており、すっきりとした見栄えのよい接続構造と
なる。
ス梁に他方のトラス梁を直交させてブラケットを介して
接続してあるので、施工が簡単で接続強度も高い。ま
た、ブラケットの基板部は一方のトラス梁の弦材のウェ
ブの外側面に固定されてカバーで隠蔽され、ブラケット
の接続部は他方のトラス梁の弦材の両ウェブ間に挿入さ
れているので、ブラケット全体が完全に外部から見えな
くなっており、すっきりとした見栄えのよい接続構造と
なる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しつつ、本
発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、説明におい
て、同一要素には同一の符号を用い、重複する説明は省
略するものとする。
発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、説明におい
て、同一要素には同一の符号を用い、重複する説明は省
略するものとする。
【0015】図1は本発明に係るトラス梁の第一実施形
態を表す分解斜視図であり、図2は図1に示したトラス
梁の正面図、図3は図2のX−X断面図である。これら
の図に示すように、トラス梁1は、上弦材2と下弦材3
と、上下端部がこれらに接合されたラチス材4,4,…
とからなる平行弦トラスである。
態を表す分解斜視図であり、図2は図1に示したトラス
梁の正面図、図3は図2のX−X断面図である。これら
の図に示すように、トラス梁1は、上弦材2と下弦材3
と、上下端部がこれらに接合されたラチス材4,4,…
とからなる平行弦トラスである。
【0016】上弦材2は、図1に示すように、上下二段
のフランジ、つまり上フランジ2a、下フランジ2b
と、これらの両フランジ同士をつなぐ左右一対のウェブ
2c,2cとを備えたアルミ押出形材である。両ウェブ
2c,2cの内法間隔は、ラチス材4の外幅寸法と略等
しくなっている。そして、下フランジ2bの幅方向中間
部分は、両ウェブ2c,2cの内法間隔と略等しい幅の
開口2dとして形成されている。開口2dは、上弦材2
の押出成形時に長手通しの隙間として形成されている
が、開口部分を塞いだ形で上弦材2を製造した後に開口
部分を切除して形成するようにしてもよい。また、ウェ
ブ2cの高さ方向略中央部には、ラチス材4を接合する
ボルトB1を挿入するためのボルト孔2eが穿設されて
いる。
のフランジ、つまり上フランジ2a、下フランジ2b
と、これらの両フランジ同士をつなぐ左右一対のウェブ
2c,2cとを備えたアルミ押出形材である。両ウェブ
2c,2cの内法間隔は、ラチス材4の外幅寸法と略等
しくなっている。そして、下フランジ2bの幅方向中間
部分は、両ウェブ2c,2cの内法間隔と略等しい幅の
開口2dとして形成されている。開口2dは、上弦材2
の押出成形時に長手通しの隙間として形成されている
が、開口部分を塞いだ形で上弦材2を製造した後に開口
部分を切除して形成するようにしてもよい。また、ウェ
ブ2cの高さ方向略中央部には、ラチス材4を接合する
ボルトB1を挿入するためのボルト孔2eが穿設されて
いる。
【0017】図3に示すように、上フランジ2aの幅方
向両端近傍の下面には、外向きのフック2f,2fが形
成されている。フック2fは、その先端部が僅かに上方
に立ち上がるように形成されている。また、下フランジ
2bの幅方向両端近傍の上面には、フック2f,2fと
上下対称形の外向きのフック2g,2gが形成されてい
る。さらに、上フランジ2aの幅方向両端近傍の下面に
は、フック2fよりもさらに端部寄りで下向きに僅かに
突出する突条2h,2hが形成されている。同様に、下
フランジ2bの幅方向両端近傍の上面には、フック2g
よりもさらに端部寄りで上向きに僅かに突出する突条2
i,2iが形成されている。また、上フランジ2aの上
面には、ウェブ2c,2cがそのまま上方に延長された
形の突条2j,2jが突出形成されている。そして、突
条2j,2j間には、突条2j,2jと同じ高さで上フ
ランジ2aの上面から立設し、かつ、その上端から内向
きに水平片が延出した断面逆L字形のフック2k,2k
が形成されている。そして、両フック2k,2k間の空
間はボルト溝2mとなっている。たとえば屋根用の梁材
として本トラス梁1を用いる場合には、このボルト溝2
mを利用して屋根取付材や屋根材ないし屋根下地が固定
されるようになっている。
向両端近傍の下面には、外向きのフック2f,2fが形
成されている。フック2fは、その先端部が僅かに上方
に立ち上がるように形成されている。また、下フランジ
2bの幅方向両端近傍の上面には、フック2f,2fと
上下対称形の外向きのフック2g,2gが形成されてい
る。さらに、上フランジ2aの幅方向両端近傍の下面に
は、フック2fよりもさらに端部寄りで下向きに僅かに
突出する突条2h,2hが形成されている。同様に、下
フランジ2bの幅方向両端近傍の上面には、フック2g
よりもさらに端部寄りで上向きに僅かに突出する突条2
i,2iが形成されている。また、上フランジ2aの上
面には、ウェブ2c,2cがそのまま上方に延長された
形の突条2j,2jが突出形成されている。そして、突
条2j,2j間には、突条2j,2jと同じ高さで上フ
ランジ2aの上面から立設し、かつ、その上端から内向
きに水平片が延出した断面逆L字形のフック2k,2k
が形成されている。そして、両フック2k,2k間の空
間はボルト溝2mとなっている。たとえば屋根用の梁材
として本トラス梁1を用いる場合には、このボルト溝2
mを利用して屋根取付材や屋根材ないし屋根下地が固定
されるようになっている。
【0018】下弦材3は、図1に示すように、上弦材2
と上下対称断面形のアルミ押出形材である。つまり、上
フランジ3a、下フランジ3bと、これらの両フランジ
同士をつなぐ左右一対のウェブ3c,3cとを備えてお
り、両ウェブ3c,3cの内法間隔は、ラチス材4の外
幅寸法と略等しくなっている。そして、上フランジ3a
の幅方向中間部分は、両ウェブ3c,3cの内法間隔と
略等しい幅の開口3dとして形成されている。また、ウ
ェブ3cの高さ方向略中央部には、ラチス材4を接合す
るボルトB1を挿入するためのボルト孔3eが穿設され
ている。
と上下対称断面形のアルミ押出形材である。つまり、上
フランジ3a、下フランジ3bと、これらの両フランジ
同士をつなぐ左右一対のウェブ3c,3cとを備えてお
り、両ウェブ3c,3cの内法間隔は、ラチス材4の外
幅寸法と略等しくなっている。そして、上フランジ3a
の幅方向中間部分は、両ウェブ3c,3cの内法間隔と
略等しい幅の開口3dとして形成されている。また、ウ
ェブ3cの高さ方向略中央部には、ラチス材4を接合す
るボルトB1を挿入するためのボルト孔3eが穿設され
ている。
【0019】図3に示すように、上フランジ3aの幅方
向両端近傍の下面には、外向きのフック3f,3fが形
成されている。フック3fは、その先端部が僅かに上方
に立ち上がるように形成されている。また、下フランジ
3bの幅方向両端近傍の上面には、フック3f,3fと
上下対称形の外向きのフック3g,3gが形成されてい
る。さらに、上フランジ3aの幅方向両端近傍の下面に
は、フック3fよりもさらに端部寄りで下向きに僅かに
突出する突条3h,3hが形成されている。同様に、下
フランジ3bの幅方向両端近傍の上面には、フック3g
よりもさらに端部寄りで上向きに僅かに突出する突条3
i,3iが形成されている。また、下フランジ3bの下
面には、ウェブ3c,3cがそのまま下方に延長された
形の突条3j,3jが突出形成されている。そして、突
条3j,3j間には、突条3j,3jと同じ高さで下フ
ランジ3bの下面から垂下し、かつ、その下端から内向
きに水平片が延出した断面L字形のフック3k,3kが
形成されている。そして両フック3k,3k間の空間は
ボルト溝3mとなっている。たとえば屋根用の梁材とし
て本トラス梁1を用いる場合には、このボルト溝3mを
利用して天井レールの取付材や下地材等が固定されるよ
うになっている。
向両端近傍の下面には、外向きのフック3f,3fが形
成されている。フック3fは、その先端部が僅かに上方
に立ち上がるように形成されている。また、下フランジ
3bの幅方向両端近傍の上面には、フック3f,3fと
上下対称形の外向きのフック3g,3gが形成されてい
る。さらに、上フランジ3aの幅方向両端近傍の下面に
は、フック3fよりもさらに端部寄りで下向きに僅かに
突出する突条3h,3hが形成されている。同様に、下
フランジ3bの幅方向両端近傍の上面には、フック3g
よりもさらに端部寄りで上向きに僅かに突出する突条3
i,3iが形成されている。また、下フランジ3bの下
面には、ウェブ3c,3cがそのまま下方に延長された
形の突条3j,3jが突出形成されている。そして、突
条3j,3j間には、突条3j,3jと同じ高さで下フ
ランジ3bの下面から垂下し、かつ、その下端から内向
きに水平片が延出した断面L字形のフック3k,3kが
形成されている。そして両フック3k,3k間の空間は
ボルト溝3mとなっている。たとえば屋根用の梁材とし
て本トラス梁1を用いる場合には、このボルト溝3mを
利用して天井レールの取付材や下地材等が固定されるよ
うになっている。
【0020】ラチス材4は、図1に示すように、断面矩
形のアルミ中空押出形材である。ラチス材4の上端部近
傍には、上弦材2のボルト孔2eと対応する位置にボル
ト孔4aが穿設され、ラチス材4の下端部近傍には、下
弦材3のボルト孔3eと対応する位置にボルト孔4bが
穿設されている。ラチス材4の上端部は、上弦材2の開
口2dからウェブ2c,2c間に挿入される。そして、
ボルト孔4aを上弦材2のボルト孔2eと合致させた状
態で、ボルト孔2e,4aに側方からボルトB1が挿入
され、ナットN1で締結することにより、ラチス材4の
上端部が上弦材2に固定されている。同様に、ラチス材
4の下端部は、下弦材3の開口3dからウェブ3c,3
c間に挿入される。そして、ボルト孔4bを下弦材3の
ボルト孔3eと合致させた状態で、ボルト孔3e,4b
に側方からボルトB1が挿入され、ナットN1で締結す
ることにより、ラチス材4の下端部が下弦材3に固定さ
れている。
形のアルミ中空押出形材である。ラチス材4の上端部近
傍には、上弦材2のボルト孔2eと対応する位置にボル
ト孔4aが穿設され、ラチス材4の下端部近傍には、下
弦材3のボルト孔3eと対応する位置にボルト孔4bが
穿設されている。ラチス材4の上端部は、上弦材2の開
口2dからウェブ2c,2c間に挿入される。そして、
ボルト孔4aを上弦材2のボルト孔2eと合致させた状
態で、ボルト孔2e,4aに側方からボルトB1が挿入
され、ナットN1で締結することにより、ラチス材4の
上端部が上弦材2に固定されている。同様に、ラチス材
4の下端部は、下弦材3の開口3dからウェブ3c,3
c間に挿入される。そして、ボルト孔4bを下弦材3の
ボルト孔3eと合致させた状態で、ボルト孔3e,4b
に側方からボルトB1が挿入され、ナットN1で締結す
ることにより、ラチス材4の下端部が下弦材3に固定さ
れている。
【0021】また、上弦材2の両側部には、上フランジ
2aの端部と下フランジ2bの端部とにまたがってカバ
ー7,7が固定される。カバー7は、上弦材2の上フラ
ンジ2aと下フランジ2bとの内法高さに等しい高さ
で、上弦材2の長さ方向に延びる長尺のアルミ押出形材
である。カバー7のカバー本体7aの板厚は、図3に示
すように、上弦材2の上フランジ2a(下フランジ2
b)の幅方向端面から突条2h(2i)の外側面までの
水平距離に略等しい。そして、カバー本体7aの内側面
の上端部近傍には、内側方に水平に延び、かつ、その先
端に係合部を有する係合片7bが形成されている。係合
片7bの先端の係合部は先端にいくほど高さが小さくな
るように、下面が傾斜した面として形成されている。同
様に、カバー本体7aの内側面の下端部近傍には、内側
方に水平に延び、かつ、その先端に係合部を有する係合
片7cが形成されている。係合片7cの先端の係合部は
先端にいくほど高さが小さくなるように、上面が傾斜し
た面として形成されている。係合片7bと係合片7cは
上下対称形である。
2aの端部と下フランジ2bの端部とにまたがってカバ
ー7,7が固定される。カバー7は、上弦材2の上フラ
ンジ2aと下フランジ2bとの内法高さに等しい高さ
で、上弦材2の長さ方向に延びる長尺のアルミ押出形材
である。カバー7のカバー本体7aの板厚は、図3に示
すように、上弦材2の上フランジ2a(下フランジ2
b)の幅方向端面から突条2h(2i)の外側面までの
水平距離に略等しい。そして、カバー本体7aの内側面
の上端部近傍には、内側方に水平に延び、かつ、その先
端に係合部を有する係合片7bが形成されている。係合
片7bの先端の係合部は先端にいくほど高さが小さくな
るように、下面が傾斜した面として形成されている。同
様に、カバー本体7aの内側面の下端部近傍には、内側
方に水平に延び、かつ、その先端に係合部を有する係合
片7cが形成されている。係合片7cの先端の係合部は
先端にいくほど高さが小さくなるように、上面が傾斜し
た面として形成されている。係合片7bと係合片7cは
上下対称形である。
【0022】カバー7は、係合片7b,7cをそれぞれ
上弦材2のフック2f,2gに係合させることにより、
上弦材2の両側部に固定される。このとき、カバー7の
係合片7b,7cの先端の係合部が高さ方向に傾斜した
面として形成されているので、係合片7b,7cの撓み
弾性を利用してカバー7を上弦材2のフック2f,2g
に側方から簡単に係合固定することができる。なお、こ
の状態で、上弦材2とラチス材4とを接合するボルトB
1及びナットN1がカバー7によって完全に隠蔽され、
しかも、カバー本体7aの内側面が上弦材2の突条2i
の外側面に当接し、カバー本体7aの外側面が上弦材2
の上フランジ2a(下フランジ2b)の幅方向端面と面
一となっているので、カバー7が上弦材2と完全に一体
化したようなすっきりとした外観を呈する。また、カバ
ー7の係合片7b,7cと上弦材2のフック2f,2g
とが係合されるので、上弦材2に対するカバー7の固定
強度も高い。なお、下弦材3の両側部にも、上記と同じ
カバー7,7が同様に係合固定され、下弦材3とラチス
材4とを接合するボルトB1及びナットN1が見栄えよ
く隠蔽されている。
上弦材2のフック2f,2gに係合させることにより、
上弦材2の両側部に固定される。このとき、カバー7の
係合片7b,7cの先端の係合部が高さ方向に傾斜した
面として形成されているので、係合片7b,7cの撓み
弾性を利用してカバー7を上弦材2のフック2f,2g
に側方から簡単に係合固定することができる。なお、こ
の状態で、上弦材2とラチス材4とを接合するボルトB
1及びナットN1がカバー7によって完全に隠蔽され、
しかも、カバー本体7aの内側面が上弦材2の突条2i
の外側面に当接し、カバー本体7aの外側面が上弦材2
の上フランジ2a(下フランジ2b)の幅方向端面と面
一となっているので、カバー7が上弦材2と完全に一体
化したようなすっきりとした外観を呈する。また、カバ
ー7の係合片7b,7cと上弦材2のフック2f,2g
とが係合されるので、上弦材2に対するカバー7の固定
強度も高い。なお、下弦材3の両側部にも、上記と同じ
カバー7,7が同様に係合固定され、下弦材3とラチス
材4とを接合するボルトB1及びナットN1が見栄えよ
く隠蔽されている。
【0023】以上のような構成のトラス梁1は、上弦材
2(下弦材3)の断面中立軸に近い位置で左右一対のウ
ェブにラチス材4の端部が接合され、上弦材2(下弦材
3)の断面中立軸から最も離れた位置に上下二段のフラ
ンジを有しているので、上弦材2(下弦材3)のせい
(高さ)をそれほど大きくせずに上弦材2(下弦材3)
の曲げ剛性を高めることができる。また、ラチス材4の
端部が接合される上弦材2(下弦材3)のウェブは、両
端が上下のフランジに支持された二縁支持状態であるの
で、局部座屈しにくい。さらに、上弦材2(下弦材3)
の両側部に全長にわたってカバー7が強固に固定されて
いることにより、上弦材2(下弦材3)が開放断面材と
してではなく、両側の開口が塞がれた形の閉断面ホロー
材として機能するので、上弦材2(下弦材3)のねじり
剛性が特に高まり、上弦材2(下弦材3)の曲げ剛性が
より一層向上している。
2(下弦材3)の断面中立軸に近い位置で左右一対のウ
ェブにラチス材4の端部が接合され、上弦材2(下弦材
3)の断面中立軸から最も離れた位置に上下二段のフラ
ンジを有しているので、上弦材2(下弦材3)のせい
(高さ)をそれほど大きくせずに上弦材2(下弦材3)
の曲げ剛性を高めることができる。また、ラチス材4の
端部が接合される上弦材2(下弦材3)のウェブは、両
端が上下のフランジに支持された二縁支持状態であるの
で、局部座屈しにくい。さらに、上弦材2(下弦材3)
の両側部に全長にわたってカバー7が強固に固定されて
いることにより、上弦材2(下弦材3)が開放断面材と
してではなく、両側の開口が塞がれた形の閉断面ホロー
材として機能するので、上弦材2(下弦材3)のねじり
剛性が特に高まり、上弦材2(下弦材3)の曲げ剛性が
より一層向上している。
【0024】なお、トラス梁1の上弦材2のボルト溝2
mには、軸部を上向きにしたボルトの頭部が上弦材2の
長さ方向にスライド自在に嵌め入れられ、これを利用し
てトラス梁1に、図示しない屋根取付材や下地材が固定
される。このようにトラス梁1の上弦材2には、その長
さ方向にスライド自在な態様で屋根取付材や下地材が接
合されるので、温度変化等により上弦材2が長さ方向に
伸縮しても上弦材2に熱応力が発生しないようになって
いる。
mには、軸部を上向きにしたボルトの頭部が上弦材2の
長さ方向にスライド自在に嵌め入れられ、これを利用し
てトラス梁1に、図示しない屋根取付材や下地材が固定
される。このようにトラス梁1の上弦材2には、その長
さ方向にスライド自在な態様で屋根取付材や下地材が接
合されるので、温度変化等により上弦材2が長さ方向に
伸縮しても上弦材2に熱応力が発生しないようになって
いる。
【0025】また、トラス梁1の下弦材3のボルト溝3
mを利用して、天井レールの支持材等を簡単に施工する
ことができる。
mを利用して、天井レールの支持材等を簡単に施工する
ことができる。
【0026】図4は、本発明に係るトラス梁の第二実施
形態を表す縦断面図である。このトラス梁1’は、カバ
ー7に関連する部位の断面形状のみ第一実施形態と異な
っており、その他は第一実施形態と全く同様である。つ
まり、トラス梁1’の上弦材2のフック2f,2gは、
第一実施形態よりも先端の立上り部が内側に寄った断面
形状となっている。また、トラス梁1’の上弦材2の突
条2h,2iは、第一実施形態よりも外側寄り、つまり
上フランジ2a、下フランジ2bの両端に位置してい
る。トラス梁1’の下弦材3のフック3f,3gについ
ても同様である。一方、カバー7は、係合片7b,7c
の先端の係合部が、高さ方向に傾斜した面として形成さ
れている第一実施形態と異なり、垂直な板状となってい
る。
形態を表す縦断面図である。このトラス梁1’は、カバ
ー7に関連する部位の断面形状のみ第一実施形態と異な
っており、その他は第一実施形態と全く同様である。つ
まり、トラス梁1’の上弦材2のフック2f,2gは、
第一実施形態よりも先端の立上り部が内側に寄った断面
形状となっている。また、トラス梁1’の上弦材2の突
条2h,2iは、第一実施形態よりも外側寄り、つまり
上フランジ2a、下フランジ2bの両端に位置してい
る。トラス梁1’の下弦材3のフック3f,3gについ
ても同様である。一方、カバー7は、係合片7b,7c
の先端の係合部が、高さ方向に傾斜した面として形成さ
れている第一実施形態と異なり、垂直な板状となってい
る。
【0027】したがって、トラス梁1’において上弦材
2(下弦材3)の両側部にカバー7を固定するには、上
弦材2(下弦材3)の長さ方向端部から、上弦材2(下
弦材3)のフック2f,2g(3f,3g)にカバー7
の係合片7b,7cを係合させつつカバー7を上弦材2
(下弦材3)に挿入し、そのまま上弦材2(下弦材3)
の長さ方向にカバー7をスライドさせていく。このトラ
ス梁1’におけるカバー7の固定方式は、カバー7を側
方から嵌め入れる第一実施形態に比べてカバー7の取付
作業性において劣るものの、上弦材2(下弦材3)から
カバー7が外れにくく、上弦材2(下弦材3)に対する
カバー7の固定強度において第一実施形態よりも優れて
おり、また上フランジ2a(3a)、下フランジ2b
(3b)の変形を拘束できるという利点もある。また、
カバー7、上フランジ2a(3a)、下フランジ2b
(3b)、ウェブ2c(3c)によって囲まれた空間を
中空部とみなせば、上弦材2(下弦材3)は左右二つの
中空部を有する中空形材に近似した断面特性を得ること
となって、特に横座屈の防止に有効であり、許容曲げ応
力度も大きくなる。
2(下弦材3)の両側部にカバー7を固定するには、上
弦材2(下弦材3)の長さ方向端部から、上弦材2(下
弦材3)のフック2f,2g(3f,3g)にカバー7
の係合片7b,7cを係合させつつカバー7を上弦材2
(下弦材3)に挿入し、そのまま上弦材2(下弦材3)
の長さ方向にカバー7をスライドさせていく。このトラ
ス梁1’におけるカバー7の固定方式は、カバー7を側
方から嵌め入れる第一実施形態に比べてカバー7の取付
作業性において劣るものの、上弦材2(下弦材3)から
カバー7が外れにくく、上弦材2(下弦材3)に対する
カバー7の固定強度において第一実施形態よりも優れて
おり、また上フランジ2a(3a)、下フランジ2b
(3b)の変形を拘束できるという利点もある。また、
カバー7、上フランジ2a(3a)、下フランジ2b
(3b)、ウェブ2c(3c)によって囲まれた空間を
中空部とみなせば、上弦材2(下弦材3)は左右二つの
中空部を有する中空形材に近似した断面特性を得ること
となって、特に横座屈の防止に有効であり、許容曲げ応
力度も大きくなる。
【0028】続いて、このようなトラス梁1(1’)同
士を直交させて接続する接続構造について説明する。図
5は本発明に係る接続構造の一実施形態を表す斜視図で
あり、図6は図5に示した接続構造の縦断面図、図7は
図6のY−Y断面図である。これらの図に示すように、
一方のトラス梁1Aの上弦材2の上フランジ2a、下フ
ランジ2bの外側面及び下弦材3の上フランジ3a、下
フランジ3bの外側面には、他方のトラス梁1Bの上弦
材2の上フランジ2a、下フランジ2bの一端面及び下
弦材3の上フランジ3a、下フランジ3bの一端面が突
き当てられ、一方のトラス梁1Aと他方のトラス梁1B
とがブラケット10を介して接続されている。
士を直交させて接続する接続構造について説明する。図
5は本発明に係る接続構造の一実施形態を表す斜視図で
あり、図6は図5に示した接続構造の縦断面図、図7は
図6のY−Y断面図である。これらの図に示すように、
一方のトラス梁1Aの上弦材2の上フランジ2a、下フ
ランジ2bの外側面及び下弦材3の上フランジ3a、下
フランジ3bの外側面には、他方のトラス梁1Bの上弦
材2の上フランジ2a、下フランジ2bの一端面及び下
弦材3の上フランジ3a、下フランジ3bの一端面が突
き当てられ、一方のトラス梁1Aと他方のトラス梁1B
とがブラケット10を介して接続されている。
【0029】ブラケット10は、図6及び図7に示すよ
うに、基板部10aと、基板部10aに突出形成された
接続部10bとからなるアルミ押出形材である。接続部
10bは、平行な二枚の接続板10c,10cで構成さ
れ、接続板10c,10cの外側面間隔は、トラス梁1
Bの上弦材2のウェブ2c,2c(下弦材3のウェブ3
c,3c)の内法間隔に略等しくなっている。
うに、基板部10aと、基板部10aに突出形成された
接続部10bとからなるアルミ押出形材である。接続部
10bは、平行な二枚の接続板10c,10cで構成さ
れ、接続板10c,10cの外側面間隔は、トラス梁1
Bの上弦材2のウェブ2c,2c(下弦材3のウェブ3
c,3c)の内法間隔に略等しくなっている。
【0030】そして、トラス梁1Aの上弦材2の一方の
ウェブ2cの外側面にはブラケット10の基板部10a
が平行に配置され、上弦材2のウェブ2c,2c間に挟
み込まれたスペーサ11を挿通し、ブラケット10の基
板部10a、上弦材2のウェブ2c,2cを貫通するボ
ルトB4を挿入し、ナットN4で締結することにより、
ブラケット10がトラス梁1Aの上弦材2に固定されて
いる。また、同様に、トラス梁1Aの下弦材3にもブラ
ケット10が固定されている。一方、トラス梁1Bの上
弦材2のウェブ2c,2c間には、トラス梁1Aの上弦
材2に固定されたブラケット10の接続部10bが完全
に挿入されている。この状態で、トラス1Bの上弦材2
の一端面は、トラス梁1Aの上弦材2の上フランジ2
a、下フランジ2bの外側端面にほぼ当接している。そ
して、トラス梁1Bの上弦材2のウェブ2c,2c間に
挟み込まれたスペーサ11を挿通し、ブラケット10の
接続部10b、上弦材2のウェブ2c,2cを貫通する
ボルトB4を挿入し、ナットN4で締結することによ
り、ブラケット10がトラス梁1Bの上弦材2に固定さ
れている。また、同様に、トラス梁1Bの下弦材3に
も、トラス梁1Aの下弦材3に固定されたブラケット1
0が固定されている。
ウェブ2cの外側面にはブラケット10の基板部10a
が平行に配置され、上弦材2のウェブ2c,2c間に挟
み込まれたスペーサ11を挿通し、ブラケット10の基
板部10a、上弦材2のウェブ2c,2cを貫通するボ
ルトB4を挿入し、ナットN4で締結することにより、
ブラケット10がトラス梁1Aの上弦材2に固定されて
いる。また、同様に、トラス梁1Aの下弦材3にもブラ
ケット10が固定されている。一方、トラス梁1Bの上
弦材2のウェブ2c,2c間には、トラス梁1Aの上弦
材2に固定されたブラケット10の接続部10bが完全
に挿入されている。この状態で、トラス1Bの上弦材2
の一端面は、トラス梁1Aの上弦材2の上フランジ2
a、下フランジ2bの外側端面にほぼ当接している。そ
して、トラス梁1Bの上弦材2のウェブ2c,2c間に
挟み込まれたスペーサ11を挿通し、ブラケット10の
接続部10b、上弦材2のウェブ2c,2cを貫通する
ボルトB4を挿入し、ナットN4で締結することによ
り、ブラケット10がトラス梁1Bの上弦材2に固定さ
れている。また、同様に、トラス梁1Bの下弦材3に
も、トラス梁1Aの下弦材3に固定されたブラケット1
0が固定されている。
【0031】このようにしてブラケット10を介してト
ラス梁1Aにトラス梁1Bを直交させて接続すれば、施
工が簡単で接続強度も高い。また、ブラケット10の基
板部10aは、トラス梁1Aの上弦材2のウェブ2c
(下弦材3のウェブ3c)の外側面に固定された状態
で、接続部以外の全長にわたってトラス梁1Aの上弦材
2(下弦材3)の両側部に固定されたカバー7によって
完全に隠蔽されており、またブラケット10の接続部1
0bも、トラス梁1Bの上弦材2のウェブ2c,2c間
(下弦材3のウェブ3c,3c間)に挿入されて完全に
隠蔽されている。したがって、図5に示すように、ブラ
ケット10は完全に外部から見えなくなっており、すっ
きりとした見栄えのよい接続構造となっている。
ラス梁1Aにトラス梁1Bを直交させて接続すれば、施
工が簡単で接続強度も高い。また、ブラケット10の基
板部10aは、トラス梁1Aの上弦材2のウェブ2c
(下弦材3のウェブ3c)の外側面に固定された状態
で、接続部以外の全長にわたってトラス梁1Aの上弦材
2(下弦材3)の両側部に固定されたカバー7によって
完全に隠蔽されており、またブラケット10の接続部1
0bも、トラス梁1Bの上弦材2のウェブ2c,2c間
(下弦材3のウェブ3c,3c間)に挿入されて完全に
隠蔽されている。したがって、図5に示すように、ブラ
ケット10は完全に外部から見えなくなっており、すっ
きりとした見栄えのよい接続構造となっている。
【0032】以上、本発明に係るトラス梁及び接続構造
の実施形態について説明してきたが、本発明はこれに限
定されるものではなく、発明の趣旨に沿った適宜の変更
実施が可能であることは言うまでもない。
の実施形態について説明してきたが、本発明はこれに限
定されるものではなく、発明の趣旨に沿った適宜の変更
実施が可能であることは言うまでもない。
【0033】
【発明の効果】以上のように、請求項1に係る発明によ
れば、弦材とラチス材とを接合するためのボルト及びナ
ットが、弦材の全長にわたって該弦材に固定されたカバ
ーによって隠蔽されているので、トラス梁全体がすっき
りとした見栄えのよい外観となる。また、ラチス材の端
部が弦材の断面中立軸に近い左右一対のウェブに接合さ
れ、弦材は断面中立軸から最も離れた位置に上下二段の
フランジを有しているので、弦材のせい(高さ)をそれ
ほど大きくせずに弦材の曲げ剛性を高めることができ
る。さらに、ラチス材の端部が接合される弦材の左右一
対のウェブは、両端が上下のフランジに支持された二縁
支持状態であるので、局部座屈しにくい。
れば、弦材とラチス材とを接合するためのボルト及びナ
ットが、弦材の全長にわたって該弦材に固定されたカバ
ーによって隠蔽されているので、トラス梁全体がすっき
りとした見栄えのよい外観となる。また、ラチス材の端
部が弦材の断面中立軸に近い左右一対のウェブに接合さ
れ、弦材は断面中立軸から最も離れた位置に上下二段の
フランジを有しているので、弦材のせい(高さ)をそれ
ほど大きくせずに弦材の曲げ剛性を高めることができ
る。さらに、ラチス材の端部が接合される弦材の左右一
対のウェブは、両端が上下のフランジに支持された二縁
支持状態であるので、局部座屈しにくい。
【0034】請求項2に係る発明によれば、カバーが弦
材の両フランジ間に係合固定されているので、カバーを
弦材に嵌めやすく、カバーの固定強度も高い。なお、カ
バーは弦材の全長にわたって固定されているので、カバ
ーの固定強度が高くなると、弦材のねじり剛性や曲げ剛
性がさらに高まる。
材の両フランジ間に係合固定されているので、カバーを
弦材に嵌めやすく、カバーの固定強度も高い。なお、カ
バーは弦材の全長にわたって固定されているので、カバ
ーの固定強度が高くなると、弦材のねじり剛性や曲げ剛
性がさらに高まる。
【0035】請求項3に係る発明によれば、弦材の全体
が押出成形されているので、後で開口を切除形成する手
間を省くことができる。
が押出成形されているので、後で開口を切除形成する手
間を省くことができる。
【0036】請求項4に係る発明によれば、一方のトラ
ス梁に他方のトラス梁を直交させてブラケットを介して
接続してあるので、施工が簡単で接続強度も高い。ま
た、ブラケットの基板部は一方のトラス梁の弦材のウェ
ブの外側面に固定されてカバーで隠蔽され、ブラケット
の接続部は他方のトラス梁の弦材の両ウェブ間に挿入さ
れているので、ブラケット全体が完全に外部から見えな
くなっており、すっきりとした見栄えのよい接続構造と
なる。
ス梁に他方のトラス梁を直交させてブラケットを介して
接続してあるので、施工が簡単で接続強度も高い。ま
た、ブラケットの基板部は一方のトラス梁の弦材のウェ
ブの外側面に固定されてカバーで隠蔽され、ブラケット
の接続部は他方のトラス梁の弦材の両ウェブ間に挿入さ
れているので、ブラケット全体が完全に外部から見えな
くなっており、すっきりとした見栄えのよい接続構造と
なる。
【図1】本発明に係るトラス梁の第一実施形態を表す分
解斜視図である。
解斜視図である。
【図2】図1に示したトラス梁の正面図である。
【図3】図2のX−X断面図である。
【図4】本発明に係るトラス梁の第二実施形態を表す縦
断面図である。
断面図である。
【図5】本発明に係る接続構造の一実施形態を表す斜視
図である。
図である。
【図6】図5に示した接続構造の縦断面図である。
【図7】図6のY−Y断面図である。
【図8】(a)は従来技術1を説明するための正面図で
あり、(b)は(a)のZ−Z断面図である。
あり、(b)は(a)のZ−Z断面図である。
【図9】従来技術2を説明するための分解斜視図であ
る。
る。
1 … トラス梁
2 … 上弦材
2a … 上フランジ
2b … 下フランジ
2c … ウェブ
2d … 開口
2e … ボルト孔
2f,2g … フック
2h,2i … 突条
2j … 突条
2k … フック
2m … ボルト溝
3 … 下弦材
3a … 上フランジ
3b … 下フランジ
3c … ウェブ
3d … 開口
3e … ボルト孔
3f,3g … フック
3h,3i … 突条
3j … 突条
3k … フック
3m … ボルト溝
4 … ラチス材
4a,4b … ボルト孔
7 … カバー
7a … カバー本体
7b,7c … 係合片
10 … ブラケット
10a … 基板部
10b … 接続部
10c … 接続板
11 … スペーサ
B … ボルト
N … ナット
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(72)発明者 一花 邦晴
東京都品川区大崎1丁目11番1号 新日軽
株式会社内
(72)発明者 出野 邦雄
東京都品川区東品川2−2−20 日本軽金
属株式会社内
Fターム(参考) 2E125 AA15 AA35 AB07 AB10 AB16
AC19 AG03 AG04 AG12 AG23
AG25 BB09 BB36 BD01 BE05
BE08 BF06 CA05 CA14 EA14
EA33
2E163 FA12 FA14 FB23 FB32 FB43
Claims (4)
- 【請求項1】 上下の弦材と、これらの弦材間に接合さ
れたラチス材と、を備えたトラス梁であって、 前記弦材は、上下二段のフランジと、これらのフランジ
同士をつなぐ左右一対のウェブと、を備え、前記両フラ
ンジのうちの前記ラチス材側に位置するフランジには、
前記両ウェブ間に連通する開口が形成され、 前記ラチス材は、その両端が前記開口に挿入された状態
で前記弦材の両ウェブ間にボルト及びナットで固定さ
れ、 前記弦材の両フランジ間に該弦材の全長にわたってカバ
ーが固定され、前記ボルト及びナットが隠蔽された、こ
とを特徴とするトラス梁。 - 【請求項2】 前記カバーが前記弦材の両フランジ間に
係合固定された、ことを特徴とする請求項1に記載のト
ラス梁。 - 【請求項3】 前記弦材の全体が押出形材で形成され、
前記開口が全長にわたり押出成形に際し形成されてな
る、 ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のトラス
梁。 - 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に
記載のトラス梁を複数個用意し、これらを互いに直交さ
せてブラケットを介して接続してなるトラス梁の接続構
造であって、 前記ブラケットは、基板部と、この基板部に突出形成さ
れた接続部と、を備え、 一方のトラス梁の弦材のウェブの外側面に、前記ブラケ
ットの基板部がボルト及びナットで固定され、 他方のトラス梁の弦材の両ウェブ間に前記ブラケットの
接続部を挿入し、該他方のトラス梁の弦材の端面を前記
一方のトラス梁の弦材のフランジの外側面に突き当てた
状態で、該他方のトラス梁の弦材の両ウェブと前記ブラ
ケットの接続部とがボルト及びナットで接合された、こ
とを特徴とするトラス梁の接続構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001393609A JP2003193620A (ja) | 2001-12-26 | 2001-12-26 | トラス梁及びトラス梁の接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2001393609A JP2003193620A (ja) | 2001-12-26 | 2001-12-26 | トラス梁及びトラス梁の接続構造 |
Publications (1)
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---|---|
JP2003193620A true JP2003193620A (ja) | 2003-07-09 |
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ID=27600564
Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP2003193620A (ja) |
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