JP2003193442A - 経路通過管理装置 - Google Patents

経路通過管理装置

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JP2003193442A
JP2003193442A JP2001397879A JP2001397879A JP2003193442A JP 2003193442 A JP2003193442 A JP 2003193442A JP 2001397879 A JP2001397879 A JP 2001397879A JP 2001397879 A JP2001397879 A JP 2001397879A JP 2003193442 A JP2003193442 A JP 2003193442A
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path
control unit
parking lot
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JP2001397879A
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Shuji Ishikawa
修二 石川
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Nippon Signal Co Ltd
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Nippon Signal Co Ltd
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  • Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)
  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 設置が容易であると共に、シンプルな構成で
統一性、汎用性があり、さらにコスト低減を容易に行う
ことのできる経路通過管理装置を提供する。 【解決手段】 遮断バー16を接続アーム24を用いて
所定距離オフセットさせることにより、駆動部18と制
御部20とを近接配置可能とし、単一筐体22内に収納
する。その結果、駐車場出口に複数の装置を配置した
り、相互の装置に対し、ケーブルを接続したり配管を設
けたりする必要がなく、駐車場管理装置(経路通過管理
装置)10の設置が著しく容易になる。また、単一筐体
22によるシステムとなるので、シンプルであり統一
性、意匠性が向上する。またシンプル化による部品点数
の削減、コストの削減、メンテナンス性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、経路通過管理装
置、特に駐車場等の所定区域への進入またはそこからの
退去時に進入及び退去のための経路を一時的に遮断する
ゲート開閉動作の管理を行う経路通過管理装置の改良に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から駐車場に対する進入・退去、所
定管理施設に対する進入・退去、有料区域への進入等、
所定区域への進入または所定区域からの退去を行う際に
は、不正進入や不正退去を防止するために、所定区域と
それ以外の区域とを接続する経路を一時的に遮断するゲ
ートが設けられている。特に、有料駐車場等では無人状
態で入場管理や料金徴収、退場管理を行っている場合が
多く必ず所定操作により開閉するゲートが配置されてい
る。もちろん有人管理状態においても、前述のような管
理を行うためにゲートが用いられている。
【0003】所定区域の一例である時間貸しの有料駐車
場の入り口には、例えば、駐車券発行機、車両感知器、
遮断バーを有するゲート装置等で構成される駐車場管理
システム(経路通過管理装置)が設置されている。通
常、車両感知器が入場車両を検出すると、駐車券発行機
は、入場時刻等を印字・記録した駐車券を発行し、利用
者等が発行された駐車券を発行口から引き抜くと、ゲー
ト装置に対し、遮断バーの開放指令を出力する。ゲート
装置は、開放指令に基づき遮断バーを上昇させて車両の
通行を許可する。その後、車両が遮断バーを通過したこ
とが車両検知器等で確認されたら、前記駐車券発行機
は、ゲート装置に対し遮断バーの閉鎖指令を出力し、ゲ
ート装置は、閉鎖指令に基づき遮断バーを降下させて他
車両の通行を禁止する。
【0004】また、駐車場出口には、料金徴収機、車両
感知器、ゲート装置等が配置され、料金徴収機に駐車券
を挿入し、駐車場の使用状態に応じた所定の料金が支払
われたことが確認されたら、料金徴収機は、ゲート装置
に対し、遮断バーの開放指令を出力する。ゲート装置
は、開放指令に基づき遮断バーを上昇させて車両の通行
を許可する。その後、車両が遮断バーを通過したことが
車両感知器等で確認されたら、前記料金徴収機は、ゲー
ト装置に対し遮断バーの閉鎖指令を出力し、ゲート装置
は、閉鎖指令に基づき遮断バーを降下させて他車両の通
行を禁止する。
【0005】さらに、月極駐車場では、駐車券発行機及
び料金徴収機の代わりに、例えば、定期券判定機を有
し、定期券が有効か否かに基づいて遮断バーの開閉を行
い、車両の通過(入場/退場)制御管理を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、図3
の概念構成図に示すように、従来の駐車場管理システム
100においては、駐車券発行機や料金徴収機、或いは
定期券判定機等の制御装置102は、ゲート装置(ゲー
ト部)104と組み合わせた状態で使用される場合が多
く、ゲート装置104は、当該ゲート装置104とは異
なる制御装置102からの制御信号に基づいて、遮断バ
ー106の開閉動作(経路通過方向に沿った方向を向く
回転軸104aによって、経路と直交する面内を回転す
る開閉動作)を行う。この場合、制御装置102は車両
搭乗者(運転者)が車両から降りることなく駐車券の抜
き取りや、必要な操作を行うことのできる位置に配置さ
れている。一方、ゲート装置104は、遮断バー106
によって車両と接触すること無く、車両の通行を一時的
に禁止できるように、車両のバンパーよりさらに先で開
閉動作できるように、前記制御装置102から所定距離
Lだけ離れた前方位置に配置される。この場合、車両
は、ワンボックスカー、セダン、スポーツカー等のよう
に運転席とバンパーの位置が個々に異なるので、ゲート
装置104は、制御装置102から十分離れた位置に配
置される必要がある。
【0007】その結果、制御装置102とゲート装置1
04とがそれぞれ、別筐体で構成されることとなり、シ
ステム構成が煩雑になると共に、両者の装置を接続する
ための信号ケーブルや電力供給ケーブル等のケーブル・
配管108を敷設する必要が生じ、システムの設置労力
が増大してしまうと共に、設置スペースの増大やシステ
ムコストの増大を招くという問題がある。また、一つの
システムにも関わらず、装置が分散し、ケーブル数等も
増大するため、システム全体の統一性やデザイン性、汎
用性等が低下してしまうという問題もある。
【0008】本発明は、上記課題に鑑みなされたもので
あり、設置が容易であると共に、シンプルな構成で統一
性、汎用性があり、さらにコスト低減を容易に行うこと
のできる経路通過管理装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成
するために、本発明は、所定の経路を用いて所定区域へ
の進入または所定区域からの退去を行う際に、前記経路
の通過を一時的に遮断するゲート開閉動作の管理を行う
経路通過管理装置であって、前記経路の幅方向に延びる
回転軸を有する駆動部と、前記経路の幅方向に当該経路
を横切るように延びる遮断バーと、前記遮断バーの一端
に固定され、他端が前記回転軸に固定されたアームであ
って、前記遮断バーを前記回転軸に対してオフセットし
て接続する接続アームと、を含むゲート部と、所定操作
に基づき、前記遮断バーを前記経路に対して開閉駆動さ
せる制御部と、を含み、前記ゲート部の駆動部と制御部
とを経路側方に配置された単一筐体内に納め一体構造と
し、かつ前記遮断バーを制御部の位置に対し経路上の前
方所定位置で開閉させることを特徴とする。
【0010】ここで、所定区域とは、例えば駐車場や所
定管理施設や高速道路等有料、無料を問わず、進入また
は退去の制限を設定している区域を意味する。
【0011】この構成によれば、接続アームにより遮断
バーは、駆動部の回転軸より前方位置にオフセットされ
た位置で開閉動作を行う。その結果、駆動部と制御部と
の近接配置が可能になり単一筐体内に両者を収納し一体
構造にすることができる。
【0012】上記のような目的を達成するために、本発
明は、上記構成において、前記駆動部は、制御部の側面
または上面に配置されることを特徴とする。
【0013】ここで、側面とは通路通過方向に対し、制
御部の左右の側面及び前面である。
【0014】この構成によれば、駆動部と制御部とを効
率的に配置することができる。
【0015】上記のような目的を達成するために、本発
明は、上記構成において、前記制御部は、所定区域の利
用券発行機または利用料金徴収機であることを特徴とす
る。
【0016】この構成によれば、筐体内に収納する機器
の選択を行うのみで、経路通過管理装置の動作形態の選
択が可能になり汎用性を向上することができる。
【0017】上記のような目的を達成するために、本発
明は、上記構成において、前記ゲート部は、駐車場の進
入または退場の制限を行うものであって、前記遮断バー
は、前記制御部の操作位置より所定距離前方位置で車両
の通過を一時的に禁止することを特徴とする。
【0018】この構成によれば、駐車場利用者は、車両
から降車することなく単一筐体に納められた制御部の操
作が可能であると共に、単一筐体に納められた駆動部の
動作により遮断バーの開閉が可能になり車両の通過許可
及び禁止動作を良好に行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
(以下、実施形態という)を図面に基づき説明する。
【0020】図1には、本実施形態の経路通過管理装置
を、駐車場出口等に配置されている料金徴収機能を有す
る駐車場管理装置10に適用した場合の構成概念図が示
されている。
【0021】図1(a)は、駐車場の内側と外側とを接
続する専用の経路12を上方から見た上面図であり、図
1(b)は、図1(a)の駐車場管理装置10を駐車場
外側から見た正面図である。図1において、経路12
は、例えば、駐車場に収容可能な車両が1台通過できる
だけの幅Aを有し、経路12の右側方に駐車場管理装置
(経路通過管理装置)10が固定されている。なお、経
路12の左右には、車両の不正退去(例えば、使用料金
未払いの退去)や不正進入等を防止する隔壁14が設け
らて、駐車場の内外が完全に分離できるようになってい
る。
【0022】駐車場管理装置10は、経路12の遮断及
び開放動作を行う遮断バー16を動作させるモータやギ
アで構成される駆動部18と、駐車場の使用料金の徴収
を行うと共に、前記遮断バー16の開閉制御のための駆
動指令を発生する制御部20とを含んでいる。
【0023】本実施形態の特徴的事項は、経路通過管理
装置、すなわち駐車場管理装置10が遮断バー16を開
閉する駆動部18と当該駆動部18に対して駆動指令を
発生する制御部20とを単一筐体22内に納め一体構造
としているところである。
【0024】本実施形態においては、駆動部18の回転
軸18aが経路12の幅方向に延びると共に、前記遮断
バー16が、前記回転軸18aに対して経路通過方向
(図1(a)において、紙面上方向)に所定量(例え
ば、図3に示す従来の分離型のシステムで要求された所
定距離L)前方にオフセットするように接続する接続ア
ーム24を有し、回転軸18aの回転運動により、遮断
バー16が経路12の面12aと平行状態を維持したま
ま駆動部18から所定距離離れた位置で移動するように
なっている。なお、前記遮断バー16は金属や木材で形
成されたストレートの棒状形状を呈し、所定の強度と重
量を有している。
【0025】また、単一筐体22の経路12側の表面に
は、図2に示すように、制御部20に接続された操作盤
26が形成されている。駐車場管理装置10が駐車場の
出口に設けられている場合、操作盤26は、駐車券を挿
入するカード挿入口26a、駐車場の利用状況に応じて
徴収する料金のうち紙幣を受け付ける紙幣挿入口26
b、硬貨を投入する硬貨投入口26c、釣り銭を排出す
る釣り銭口26d、操作案内や金額表示を行う表示器2
6e、音声案内や警報を出力するスピーカ26f等が配
置されている。この他、必要に応じて操作スイッチ等が
配置される場合もある。
【0026】このように構成される駐車場管理装置10
の動作を説明する。なお、本実施形態は、駐車場管理装
置10は経路12における通過方向に対して右側に位置
し、遮断バー16は、回転軸18aの前方で上下(回
転)移動し、接続アーム24は直線形状を呈している場
合を説明する。
【0027】駐車場管理装置10は定常状態、つまり、
経路12の通過を遮断する状態においては、回転軸18
aは、反時計回り方向に設定された回転位置まで回って
停止している。図1(a)及び図1(b)の実線で示す
例は、遮断バー16が例えば、水平に対して約45°下
側に傾いた状態である。遮断バー16は、回転軸18a
を回転することにより、回転軸18aを中心に接続アー
ム24の長さを半径とする円弧軌道Sに沿って、経路1
2の面12aとの平行を維持した状態で移動する。
【0028】その結果、遮断バー16の最低高さは回転
軸18aの回転角度に応じて、任意に設定可能となる。
駐車場管理装置10が例えば、小型・中型車専用の駐車
場に設置される場合と、大型車専用の駐車場に配置され
る場合とで、回転軸18aの回転角度の設定を変更する
のみで、遮断バー16による遮断高さを任意に選択する
ことができるので、同一の駐車場管理装置10を様々な
タイプの駐車場に使用可能であり汎用性を持たせること
ができると共に、駐車場を利用する車両の未許可での通
過を確実に阻止することができる。
【0029】なお、図1(a),(b)の例では、遮断
バー16が設定された最低高さに位置している場合、遮
断バー16の先端部を支持し、静止保持するバーキャッ
チャー28が配置されている。本実施形態の場合、遮断
バー16は接続アーム24による片持ち状態であり、か
つ回転軸18aから接続アーム24の長さ分離れた位置
に存在するため、回転軸18aに大きな負荷がかかり、
回転軸18aの静止状態を維持するためには、駆動部1
8内部等に大きなブレーキ機構が必要になり装置の大型
化、コストの増大を伴ってしまう。また、遮断バー16
や接続アーム24が変形したり歪んだりする。これを防
止するために遮断バー16の先端側を支持するバーキャ
ッチャー28を設けている。本実施形態の場合、単に遮
断バー16を受ける断面略L字状の受け部材であるが、
例えば、遮断状態の遮断バー16を持ち上げたりする不
正行為を防止するために、ロック機構、例えば制御部2
0からの信号により動作するフック等を設けることが望
ましい。また、本実施形態の場合、遮断バー16と接続
アーム24とは略直角になるように固定されているが、
この部分で撓みが発生し易い。そのため、図1(b)に
示すように接続部分に補強用の梁30や補強金具等を設
けることが好ましい。
【0030】次に、経路12の通過を許容する遮断バー
16の開放動作を説明する。有料駐車場から退去する場
合、利用者が行う一般的な操作盤26への操作は、精算
のために駐車券をカード挿入口26aへの投入、紙幣挿
入口26bや硬貨投入口26cを用いた料金の支払い等
である。
【0031】本実施形態の場合、前述したように、接続
アーム24の存在により、駆動部18が単一筐体22内
部に存在するにも関わらず、遮断バー16は制御部20
の操作盤26の位置、つまり運転席の位置から所定距離
離れた車両の前方位置で開閉自在に動作する。
【0032】駐車券の挿入や料金の投入等の操作が確認
された後、制御部20は、駆動部18に回転軸18aの
回転指示を出力する。本実施形態では、回転軸18aを
時計回り方向に所定角度まで回転させる。ここで、所定
角度とは、予め設定された遮断バー16の退避高さ(移
動最高高さ)であり、例えば、駐車場管理装置10が設
置されている場所の天井高さ等により設定される。例え
ば、十分な天井高さがある場合には、図2の状態aに示
すように、接続アーム24を回転軸18aより上側で鉛
直に起立するまで回転させる。この場合、遮断バー16
は円弧軌道Sに沿って、最高高さまで移動する。その結
果、遮断バー16は通過する車両と干渉しない位置まで
退避する。また、例えば、天井高さが図2において、高
さHであった場合は、回転軸18aの回転角度を調整し
て状態bの位置で回転軸18aの回転、つまり遮断バー
16の移動を停止する。この場合、遮断バー16は、経
路12の面12aと平行状態を維持したまま、最高位
置、つまり天井ぎりぎりの高さまで上昇する。駐車場か
ら退去する車両の高さは当然ながら天井の高さHより低
いので、上昇した遮断バー16は車両と干渉しない十分
な高さ、つまり、実質的に高さ制限を受けることなく最
適な位置まで移動することができる。なお、遮断バー1
6の移動最高位置において、遮断バー16を保持するバ
ーキャッチャーを設けることにより、移動最高位置の静
止安定性を向上することができる。
【0033】本実施形態においては、遮断バー16を接
続アーム24を用いて所定距離オフセットさせることに
より、駆動部18と制御部20とを近接配置可能とし、
単一筐体22内に収納することを可能としている。つま
り、駐車場出口に設置する単一筐体22に、遮断バー1
6を駆動する駆動部18及びそれを制御すると共に、料
金徴収等の制御機能を果たす制御部20を収納しても、
利用者の操作位置と遮断バー16との位置を所定距離離
すことが可能となる。
【0034】従って、駐車場出口に複数の装置を配置し
たり、相互の装置に対し、ケーブルを接続したり配管を
設けたりする必要がなく、駐車場管理装置10の設置が
著しく容易になる。また、単一筐体22によるシステム
となるので、シンプルであり統一性があり、意匠性の向
上にも寄与することができる。またシンプル化による部
品点数の削減、コストの削減、メンテナンス性の向上等
にも寄与することができる。なお、本実施形態では、駆
動部18の配置の例として、制御部20の側面、具体的
には経路通過方向前方に配置する例を示したが、駆動部
18の位置は、制御部20の他の側面、例えば、制御部
20と経路12との間や制御部20を挟んで隔壁14側
でもよい。また、制御部20の上面に積層してもよい。
いずれの場合も、回転軸18aに接続される接続アーム
24が制御部20に接続された操作盤26と干渉しない
ようにできる位置で有ればよい。なお、駆動部18を制
御部20の上面に積層する場合、回転軸18aの位置が
高くなる場合があるが、図2に示すように回転軸18a
の回転角度を調整し接続アーム24を下向きにすれば、
遮断バー16による、遮断高さは任意に調整することが
できる。
【0035】なお、前述したように、駆動部18の回転
軸18aの回転角度を変更するのみで、遮断バー16の
移動最高高さ、移動最低高さを任意に設定することが可
能なので、回転軸18aの回転角度設定のみで、駐車場
管理装置10を様々な設置場所に配置することができ
る。つまり、天井高さやゲートの屋根高さが異なる駐車
場においても、また、利用する車両の大きさが異なる駐
車場においても、同一のシンプルな形態の駐車場管理装
置10を配置可能であり、所望の動作効果を得ることが
できる。
【0036】さらに、本実施形態では、遮断バー16と
接続アーム24との接続部及び接続アーム24と回転軸
18aの接続部が同一平面である場合、つまり各接続関
係がほぼ直角であり、接続アーム24が経路12の通過
方向と平行な場合を示しているが、接続は直角である必
要はなく、それぞれの接続角度が鈍角や鋭角、つまり、
経路12の通過方向に対して傾いていてもよい。
【0037】また、上述した実施形態では、遮断バー1
6の移動の最高、最低高さを予め設定しておく例を示し
たが、例えば、駐車場退去のための経路12に進入して
きた車両の大きさ、高さ等をセンサ等で検出し、その検
出結果に応じて、経路12を遮断している遮断バー16
の高さや開放時の退避高さを適宜変更するようにしても
よい。このように制御することにより経路12を遮断し
ている遮断バー16が利用者の位置から見て死角に入っ
てしまったり、退避中の遮断バー16が通過中の車両に
接触してしまう等の不都合を確実に排除することができ
る。もちろん、検出結果に基づく変更は、連続的な制御
でもよいし、所定間隔の段階的な制御でもよい。
【0038】また、接続アーム24を伸縮自在な構造に
して初期設定を変更可能な構造にすれば、回転軸18a
から遮断バー16までのオフセット量が変更可能とな
り、駐車場管理装置10の設置場所に応じて、さらに遮
断バー16の移動最高高さを調整することが可能とな
る。また、遮断バー16を伸縮自在な構造にして初期設
定変更可能な構造にすれば、駐車場管理装置10を設置
する経路12の幅Aに容易に適合させることができる。
なお、伸縮構造は、不正に変更できないようにロック機
構を有していることが望ましい。
【0039】本実施形態では、経路通過管理装置の一例
として、駐車場の出口に配置された駐車場管理装置10
を示したが、遮断バーを駆動する駆動部と、遮断バーか
ら所定距離離れた位置の配置される必要のある前記駆動
部の制御を行う制御部が必要なシステムであれば、本実
施形態と同様な効果を得ることが可能であり、例えば、
駐車場の入り口に配置されるシステムとして、制御部で
ある駐車券発行機と、遮断バーを駆動する駆動部との組
み合わせでも、本実施形態と同様に単一筐体に収納する
ことが可能であり、同様な効果を得ることができる。つ
まり、筐体内に収納する機器の選択を行うのみで、経路
通過管理装置の動作形態の選択が可能になり汎用性を向
上することができる。もちろん、駐車場のみならず、所
定の経路を用いて所定区域への進入または所定区域から
の退去を行う場所に設置される遮断バーを駆動する駆動
部と、それを制御する制御部を含む経路通過管理装置で
あれば、同様な効果を得ることができる。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、接続アームにより遮断
バーは、回転軸より前方位置にオフセットした位置で開
閉動作を行う。その結果、駆動部と制御部との近接配置
が可能になり単一筐体内に両者を収納し一体構造にする
ことができる。そして、経路通過管理装置の設置位置
に、複数の装置を配置したり、相互の装置に対し、ケー
ブルを接続したり配管を設けたりする必要がなく、経路
通過管理装置の設置が著しく容易になる。また、単一筐
体によるシステムとなるので、シンプルであり統一性が
あり、意匠性の向上にも寄与することができる。さらに
シンプル化による部品点数の削減、コストの削減、メン
テナンス性の向上等にも寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る経路通過管理装置と
しての駐車場管理装置の構成概念図である。
【図2】 本発明の実施形態に係る経路通過管理装置と
しての駐車場管理装置の動作説明図である。
【図3】 従来の駐車場管理装置の概略構成図である。
【符号の説明】
10 駐車場管理装置(経路通過管理装置)、12
経路、12a 面、14 隔壁、16 遮断バー、18
駆動部、18a 回転軸、20 制御部、22 単一
筐体、24 接続アーム、26 操作盤、28 バーキ
ャッチャー。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の経路を用いて所定区域への進入ま
    たは所定区域からの退去を行う際に、前記経路の通過を
    一時的に遮断するゲート開閉動作の管理を行う経路通過
    管理装置であって、 前記経路の幅方向に延びる回転軸を有する駆動部と、前
    記経路の幅方向に当該経路を横切るように延びる遮断バ
    ーと、前記遮断バーの一端に固定され、他端が前記回転
    軸に固定されたアームであって、前記遮断バーを前記回
    転軸に対してオフセットして接続する接続アームと、を
    含むゲート部と、 所定操作に基づき、前記遮断バーを前記経路に対して開
    閉駆動させる制御部と、 を含み、 前記ゲート部の駆動部と制御部とを経路側方に配置され
    た単一筐体内に納め一体構造とし、かつ前記遮断バーを
    制御部の位置に対し経路上の前方所定位置で開閉させる
    ことを特徴とする経路通過管理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、 前記駆動部は、制御部の側面または上面に配置されるこ
    とを特徴とする経路通過管理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の装置にお
    いて、 前記制御部は、所定区域の利用券発行機または利用料金
    徴収機であることを特徴とする経路通過管理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    の装置であって、 前記ゲート部は、 駐車場の進入または退場の制限を行うものであって、前
    記遮断バーは、前記制御部の操作位置より所定距離前方
    位置で車両の通過を一時的に禁止することを特徴とする
    経路通過管理装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006085660A (ja) * 2004-09-18 2006-03-30 Haruo Wakabayashi 非接触式自動改札機
JP2009140016A (ja) * 2007-12-03 2009-06-25 Tns:Kk 車両通行監視及び規制システム
KR102319142B1 (ko) * 2021-04-07 2021-10-29 (주)세은테크 주차장 통합 무인정산시스템
CN113724502A (zh) * 2021-09-02 2021-11-30 姚元林 一种智慧城市车库疏导系统

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