JP2003193143A - 使用済み自動車リサイクルシステム - Google Patents

使用済み自動車リサイクルシステム

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JP2003193143A
JP2003193143A JP2001391346A JP2001391346A JP2003193143A JP 2003193143 A JP2003193143 A JP 2003193143A JP 2001391346 A JP2001391346 A JP 2001391346A JP 2001391346 A JP2001391346 A JP 2001391346A JP 2003193143 A JP2003193143 A JP 2003193143A
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scrap
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impurity metal
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impurity
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JP2001391346A
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Inventor
Hiroyuki Mizukami
裕之 水上
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Yoshikawa Kogyo Co Ltd
Nippon Steel Corp
New Industry Research Organization NIRO
Original Assignee
Yoshikawa Kogyo Co Ltd
Nippon Steel Corp
New Industry Research Organization NIRO
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/56Reuse, recycling or recovery technologies of vehicles

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  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のような、シュレッダー処理した後に磁
気選別によって不純物金属のみを分離除去するリサイク
ル技術では、使用済み自動車からのスクラップの品質
を、製鉄所等で鉄源として使用可能な高品質レベルまで
高めることができず、又、たとえ不純物金属が少ないス
クラップでも、不純物金属残余重量が明確でなく、スク
ラップ使用業者は、確実に使用可能な鋼種を判断できな
かった。 【解決手段】 使用済み自動車からの鉄スクラップを鉄
源として再利用する使用済み自動車リサイクルシステム
1であって、鉄に混入すると不純物となる不純物金属を
含む不純物金属含有パーツに関するパーツ情報を記憶し
た記憶手段8と、使用済み自動車を製造した自動車メー
カが保有するパーツ情報を記憶した記憶手段10と、リ
サイクル業者が有する検索手段11とを、ネットワーク
7を介してアクセス可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用済み自動車か
らの鉄スクラップ(以下、スクラップ)を鉄源として再
利用する使用済み自動車リサイクルシステムに関し、特
に、不純物金属の分離回収が容易でシュレッダー処理が
不要となり、その上、鉄鋼メーカ等のスクラップ使用業
者に対してスクラップ品質を提示可能な、使用済み自動
車の高品質スクラップ化技術に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のリサイクルシステムにおいて、
スクラップを鉄鋼メーカの製鉄所等で鉄源として利用す
るには、不純物金属をスクラップから十分除去しておく
必要がある。ここで、不純物金属とは、鉄製品製造時に
混入すると、不純物となって製品品質を悪化させる非鉄
金属のことであり、例えば銅、錫、鉛、亜鉛等がある。
特に、銅は、ワイヤーハーネスやモータ等自動車用の部
品として多用されているにも関わらず、鋼中に含むと、
熱間加工性が劣化して鋼板表面に割れが生じたり溶接性
も悪化するため、耐候性鋼等のような特殊な鋼種に使用
する場合を除いて、スクラップ中からは確実に除去する
必要がある。この不純物金属の除去には、シュレッダー
した後に磁気選別等によって不純物金属のみを分離回収
する技術の適用が考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シュレ
ッダー処理による分離回収では、スクラップにハーネス
が巻きついていたり、モータ屑のように銅線が鉄芯と一
体化している等のため、不純物金属の除去には非常に手
間がかかり、スクラップの品質を、製鉄所等で鉄源とし
て使用可能な品質レベルまで高めることは難しい、とい
う問題があった。また、たとえシュレッダー処理で不純
物金属が少ないと思われるスクラップが得られたとして
も、不純物金属の明確な残余重量が不明なため、スクラ
ップ使用業者にとり、スクラップを使用可能な鋼種を判
断するのが困難である、という問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するた
めの手段を説明する。すなわち、請求項1においては、
使用済み自動車からの鉄スクラップを鉄源として再利用
する使用済み自動車リサイクルシステムであって、鉄に
混入すると不純物となる非鉄金属(以下、不純物金属)
を含む不純物金属含有パーツに関するパーツ情報を記憶
した記憶手段と、使用済み自動車を製造した自動車メー
カが保有するパーツ情報を記憶した記憶手段と、リサイ
クル業者が有する検索手段とを、ネットワークを介して
アクセス可能としたものである。請求項2においては、
前記パーツ情報には、不純物金属含有パーツの使用済み
自動車内における配置場所と、スクラップ処理時のパー
ツ取り外し作業手順と、不純物金属量を含むものであ
る。請求項3においては、前記スクラップ処理で取り外
した不純物金属含有パーツの実重量と種類とから、スク
ラップ処理後の不純物金属の残余重量を算出し、スクラ
ップ品質を設定するものである。請求項4においては、
前記使用済み自動車リサイクルシステムには、前記残余
重量、及び残余重量から求めた不純物金属の残余率等の
スクラップ品質情報を付与した識別符号を、スクラップ
に付設するものである。請求項5においては、前記識別
符号には、前記残余率を基準とした品質グレードや、不
純物金属含有パーツの除去率を基準とした作業グレード
等の評価基準を含むものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。図1は本発明に関わる使用済み自動車
リサイクルシステムのブロック図、図2はパーツ情報管
理用ホストコンピュータの詳細構成を示すブロック図、
図3はパーツ情報分析用ホストコンピュータの詳細構成
を示すブロック図、図4はハーネスの分割領域を示す車
体の平面模式図、図5は使用済み自動車リサイクル処理
のフローチャート、図6はメイン検索画面を示す図、図
7は不純物金属含有パーツデータ画面を示す図、図8は
取り外し作業手順データ画面を示す図、図9は不純物金
属の残余重量の算出処理のフローチャート、図10はマ
ーキング作業状況を示す斜視図である。
【0006】まず、本発明に係わる使用済み自動車リサ
イクルシステムの全体構成について、図1により説明す
る。使用済み自動車リサイクルシステム1においては、
自動車メーカ3の情報端末10はインターネット等のネ
ットワーク7に接続され、該ネットワーク7には、パー
ツ情報センタ2のパーツ情報管理手段であるパーツ情報
管理用ホストコンピュータ8が接続されており、不純物
金属含有パーツに関するパーツ情報が、自動車メーカ3
からネットワーク7を通じてパーツ情報管理用ホストコ
ンピュータ8に伝達できるようにしている。なお、パー
ツ情報管理用ホストコンピュータ8と情報端末10とを
専用回線15で連結し、該専用回線15を通じて情報交
換を行うようにしてもよく、この場合には、パーツ情報
への外部からの不正アクセス等に対するセキュリティ強
化を図ることができる。
【0007】前記ネットワーク7には、ユーザーから使
用済み自動車を引き取る新車販売業者・中古車販売事業
者等の使用済み自動車受け入れ業者6が保有する情報端
末14と、リサイクル処理業者4のパーツ情報取得手段
でスクラップ品質推定手段でもあるパーツ情報分析用ホ
ストコンピュータ11と、鉄鋼メーカ等のスクラップ使
用業者5が保有するスクラップ品質提示手段である情報
端末13とが接続されている。なお、前記各端末8・1
0・11・13・14は、ホームページ管理や外部から
の不正アクセス防止のため、それぞれWWWサーバ9・
68・69・70・71を介してネットワーク7に接続
されている。
【0008】これにより、使用済み自動車受け入れ業者
6が入力した使用済み自動車のメーカ名・車名・年式等
の使用済み自動車情報と、パーツ情報センタ2が提供す
る不純物金属含有パーツの使用済み自動車内における配
置場所、パーツ取り外し作業手順、及び不純物金属量等
のパーツ情報とを、リサイクル処理業者4や図示せぬパ
ーツ回収業者等の関係者が閲覧し、後述するように、不
純物金属含有パーツのみを効率良く分離除去して使用済
み自動車の高品質スクラップ化を図ったり、分離した不
純物金属含有パーツの再利用や非鉄金属メーカ向けの原
料化等を推進することができる。また、該リサイクル処
理業者4から提示されるスクラップ品質情報を、スクラ
ップ使用業者5が閲覧することもできるのである。な
お、前記パーツ情報は、使用済み自動車の自動車メーカ
3が判明していれば、該自動車メーカ3の情報端末10
に直接アクセスして取得してもよい。この場合は、前記
パーツ情報センタ2のパーツ情報管理用ホストコンピュ
ータ8から取得する場合に比べ、より新しく、詳細なパ
ーツ情報を取得することも可能である。
【0009】すなわち、使用済み自動車からの鉄スクラ
ップを鉄源として再利用する使用済み自動車リサイクル
システム1であって、鉄に混入すると不純物となる非鉄
金属(以下、不純物金属)を含む不純物金属含有パーツ
に関するパーツ情報を記憶した記憶手段であるパーツ情
報管理用ホストコンピュータ8と、使用済み自動車を製
造した自動車メーカが保有するパーツ情報を記憶した記
憶手段である情報端末10と、リサイクル業者が有する
検索手段であるパーツ情報分析用ホストコンピュータ1
1とを、ネットワーク7を介してアクセス可能としたの
で、ネットワーク機能により、使用済み自動車のリサイ
クルに重要な不純物金属に関する情報を、スクラップ処
理業者4やパーツ回収業者等の使用済み自動車処理関係
者が共有化することができ、使用済み自動車のリサイク
ル技術の開発を促進し、使用済み自動車の増加による環
境問題や最終処理場不足問題の解消に大きく貢献するこ
とができるのである。
【0010】更に、前記パーツ情報には、不純物金属含
有パーツの使用済み自動車内における配置場所と、スク
ラップ処理時のパーツ取り外し作業手順と、不純物金属
量を含むので、不純物金属含有パーツの取り外し、及び
該不純物金属含有パーツ中の不純物金属量を確実に把握
でき、従来のシュレッダー処理に比べて簡単な操作で不
純物金属の分離回収が可能となるため、不純物金属の取
り残しを最小限に抑えて、スクラップの品質を製鉄所等
で鉄源として使用可能な高品質レベルまで高めることが
できる。
【0011】次に、前記パーツ情報センタ2のパーツ情
報管理用ホストコンピュータ8について、図2、図4に
より詳細に説明する。図2に示すように、該パーツ情報
管理用ホストコンピュータ8は、キーボード、タッチパ
ネル、音声入力機器、マウス等の入力装置16と、CR
Tディスプレイ、液晶ディスプレイ等の表示機器やレー
ザープリンタ等の印刷機器に代表される出力装置17
と、パーツ情報を登録・管理するための各種プログラム
を読み込むメインメモリ19と、該プログラムの指令を
受けて各種処理を行う中央処理装置18と、ハードディ
スク等の記憶装置21と、通信インターフェース20と
から構成され、該通信インターフェース20を介して前
記ネットワーク7に接続されている。
【0012】このうちの記憶装置21内には、前記自動
車メーカ3の情報端末10から送信されてきたパーツ情
報を蓄積する不純物金属含有パーツ元情報データベース
21aと、該不純物金属含有パーツ元情報データベース
21aをリサイクル処理業者4が利用しやすいように加
工したパーツ中不純物金属量情報データベース21bや
パーツ取り外し作業手順情報ファイル領域21cと、各
パーツ情報を登録・管理するプログラムを記録した登録
・管理プログラム領域21dとを設け、この登録・管理
プログラムによって、前記自動車メーカ3からのパーツ
情報を、不純物金属含有パーツ元情報データベース21
aに登録したり、不純物金属含有パーツ元情報データベ
ース21aからパーツ中不純物金属量情報データベース
21b・パーツ取り外し作業手順情報ファイル領域21
cへ加工できるようにしている。
【0013】そして、自動車マスタデータの例を表1
に、車種別不純物金属含有パーツデータの例を表2に、
それぞれ示す。
【0014】
【表1】
【0015】
【表2】
【0016】表1、表2に示すような、自動車マスタデ
ータと車種別不純物金属含有パーツデータが、前記パー
ツ中不純物金属量情報データベース21bに保存されて
おり、このうちの自動車マスタデータのフィールドに
は、キー番号、メーカ、車名、型式名、原動機形式、燃
料、トランスミッション、駆動方式、製造開始年等の該
自動車に関する情報と、ファイル名が書き込まれてい
る。そして、該ファイル名と同名で、不純物金属含有パ
ーツのパーツ取り外し作業手順が記載されたファイル
(以下、パーツ取り外し作業手順ファイル)が、前記パ
ーツ取り外し作業手順情報ファイル領域21c中にPD
F等の閲覧ファイル形式にて記録されている。また、車
種別不純物金属含有パーツデータのフィールドには、キ
ー番号、パーツ名、配置場所、点数、元素名(銅、錫、
鉛等)、総重量、備考が書き込まれ、前記自動車マスタ
データとは、キー番号でリンクされている。
【0017】このような構成において、リサイクル処理
業者4が、前記自動車マスタデータから対象車を検索し
特定すると、パーツ取り外し作業手順情報ファイル領域
21cに記録されているパーツ取り外し作業手順ファイ
ル、又は前記車種別不純物金属含有パーツデータにジャ
ンプすることができる。
【0018】なお、図4に示すように、ハーネスについ
ては、エンジンルーム24、車内25、ドア26、トラ
ンクルーム27の四箇所に分割して各不純物金属の重量
を表示するようにしており、ハーネスをドア26等のパ
ーツと一緒に除去する場合は、除去したパーツ内の不純
物金属は残余重量ゼロとすることができ、残余重量の集
計計算を容易にしている。
【0019】次に、前記リサイクル処理業者4のパーツ
情報分析用ホストコンピュータ11について、図3によ
り説明する。該パーツ情報分析用ホストコンピュータ1
1は、前記パーツ情報管理用ホストコンピュータ8と同
様に、キーボード、タッチパネル、音声入力機器、マウ
ス等の入力装置28と、CRTディスプレイ、液晶ディ
スプレイ等の表示機器やレーザープリンタ等の印刷機器
等の出力装置29と、前記ネットワーク7を介して取得
したパーツ情報をリサイクル処理業者4が利用しやすい
形式で登録したり、不純物金属除去後のスクラップの品
質を推定するための各種プログラムを読み込むメインメ
モリ31と、該プログラムの指令を受けて各種処理を行
う中央処理装置30と、ハードディスク等の記憶装置3
3と、通信インターフェース32とから構成されてお
り、該通信インターフェース32を介して前記ネットワ
ーク7に接続されている。
【0020】このうちの記憶装置33内には、前記パー
ツ情報管理用ホストコンピュータ8から送信されてきた
不純物金属量に関するパーツ情報を蓄積するパーツ中不
純物金属量取得情報データベース33aと、該パーツ中
不純物金属量取得情報データベース33aから推定した
スクラップ品質を蓄積するスクラップ品質情報データベ
ース33bと、パーツ情報管理用ホストコンピュータ8
から送信されてきたパーツ取り外し作業手順に関する情
報を蓄積して参照したり編集するためのパーツ取り外し
作業手順取得情報ファイル領域33cと、各パーツ情報
を登録したりスクラップ品質を推定するプログラムを記
録した登録・推定プログラム領域33dとを設け、この
登録・推定プログラムによって、前記パーツ情報センタ
2からのパーツ情報のパーツ中不純物金属量取得情報デ
ータベース33a・パーツ取り外し作業手順取得情報フ
ァイル領域33cへの登録や、パーツ中不純物金属量取
得情報データベース33aからスクラップ品質情報デー
タベース33bへの加工が行えるようにしている。
【0021】次に、以上のような構成からなる使用済み
自動車リサイクルシステム1において、実際に使用済み
自動車リサイクル処理34を行う手順の全体概要につい
て、図1、図3、図5により説明する。まず、前記使用
済み自動車受け入れ業者6が、個人や団体から使用済み
自動車を受け入れて状態を診断して価格査定を行った
後、中古車として再生するか否かの診断を行い(ステッ
プ35)、再生する場合には(ステップ36:YE
S)、補修や部品交換等の再生処理を行う(ステップ4
4)。
【0022】中古車として再生しない場合には(ステッ
プ36:NO)、中古部品の回収を行う(ステップ3
7)。具体的には、フロン回収、残留液(ガソリン/オ
イル/不凍液)回収、前後ガラス除去、エアバッグ回
収、バッテリー除去、タイヤ除去(ホイールごと)等を
行う事前分別回収と、バンパー、ドア、ボンネット、リ
アハッチ、フェンダー、マフラー等の排気系、ライト、
ウィンカー、ストップランプ等のパーツを回収する外装
パーツ回収と、エンジン、トランスミッション、エアコ
ン、オルタネータ、ラジエータ等のパーツを回収する機
能パーツ回収とを行い、このうちの事前分別回収による
回収部品は、前記自動車メーカ3やパーツ回収業者等に
引き渡したり、廃棄処分にしたりする(ステップ4
5)。また、外装パーツ回収及び機能パーツ回収による
回収部品は、そのまま倉庫に保管したり、廃棄処分し
(ステップ46)、不純物金属を含まないパーツは分別
回収して(ステップ47)、スクラップ原料として使用
する(ステップ39)。
【0023】中古部品の回収を行った後は、スクラップ
処理を行う(ステップ38)。まず、前記WWWサーバ
9に開いたホームページ(以下、パーツ情報用ホームペ
ージ)上から直接出力したり、パーツ情報分析用ホスト
コンピュータ11のパーツ取り外し作業手順取得情報フ
ァイル領域33cに、パーツ取り外し作業手順情報を汎
用ファイルとして一旦ダウンロードしてから出力するこ
とにより、パーツ取り外し作業手順書を作成する。そし
て、該パーツ取り外し作業手順書に従い、車外スクラッ
プ処理ラインにおいては、ハーネス、ガソリンタンク、
モータ等を取り外し(車外スクラップ処理)、車内スク
ラップ処理ラインにおいては、ハーネス等を取り外す
(車内スクラップ処理)。なお、同時に、外装樹脂パー
ツ(タイヤハウスなど)や内装樹脂パーツ(ダッシュボ
ード周り、シート、マット、内張り)等も取り外す。
【0024】このようにして各パーツを分離除去したス
クラップは、搬送しやすくするために、更にプレスによ
る減容処理を行うが(ステップ39)、その際には、前
記ステップ47で分別したパーツも一緒にプレスする。
【0025】プレス後のスクラップの重量や各種パーツ
情報から、スクラップ中の各不純物金属の残余重量WI
を後述するようにして算出し(ステップ40)、該残余
重量WI を、減容処理した後に計測したスクラップ重量
S で除することにより、各不純物金属の残余率Rを算
出する(ステップ41)。その後、スクラップに識別符
号を付与し(ステップ42)、このマーキング済みのス
クラップは、前記残余率等のスクラップ品質情報と一緒
に、スクラップ使用業者5へ搬送するのである(ステッ
プ43)。
【0026】次に、前記ステップ38・40における各
データの取得手順について、図1、乃至図3、図6乃至
図8により説明する。前記パーツ情報管理用ホストコン
ピュータ8中のパーツ中不純物金属量情報データベース
21b中の前記自動車マスタデータ・車種別不純物金属
含有パーツデータや、パーツ取り外し作業手順情報ファ
イル領域21c中の前記パーツ取り外し作業手順ファイ
ルのデータは、前記パーツ情報用ホームページ上で、不
純物金属含有パーツデータ画面49中の対象車情報の文
字列49a・一覧表49cや、取り外し作業手順データ
画面50中の文字列50a・50bとして表示される。
【0027】実際にリサイクル処理業者4が各データを
閲覧する際の手順について説明すると、まず、リサイク
ル処理業者4が、ネットワーク7に接続されたWWWサ
ーバ9中のパーツ情報用ホームページに、前記パーツ情
報分析用ホストコンピュータ11を使ってアクセスする
と、パーツ情報分析用ホストコンピュータ11のCRT
ディスプレイ、液晶ディスプレイなどの表示機器上に、
パーツ情報用ホームページのメイン検索画面48が表示
される。
【0028】該検索画面48には、「車名」から検索す
るためのハイパーリンク表示用イメージであるボタン4
8a・48b・・・40jや、「型式番号」から検索す
るための入力欄48k・48l、検索実行ボタン48m
が配置されている。そして、このうちのボタン48a・
48b・・・40jの一つをマウスなどでクリック(以
下、選択)すると、ハイパーリンク先にある図示せぬ車
名・年式・燃料の種類等の入力画面にジャンプし、該入
力画面で必要事項を入力すると、前記自動車マスタデー
タによってリンクされた不純物金属含有パーツデータ画
面49にジャンプする。同様に、入力欄48k・48l
でメーカ選択と型式番号入力を行い、検索実行ボタン4
8mを選択すると、ハイパーリンク先にある図示せぬ年
式・原動機型式等の入力画面にジャンプし、該入力画面
で必要事項を入力すると、前記自動車マスタデータによ
りリンクされた前記不純物金属含有パーツデータ画面4
9にジャンプする。
【0029】該不純物金属含有パーツデータ画面49に
おいては、対象車情報の文字列49a、ボタン49b、
及び、該当する車種別不純物金属含有パーツデータを示
す一覧表49cが表示されている。この不純物金属含有
パーツデータ画面49上で、ボタン49bを選択する
と、前記自動車マスタデータによりリンクされた取り外
し作業手順データ画面50にジャンプし、該取り外し作
業手順データ画面50においては、対象車情報の文字列
50a、該当するパーツ取り外し作業手順ファイルのデ
ータを示す文字列50bが表示されている。
【0030】前記対象車情報、車種別不純物金属含有パ
ーツデータ、及びパーツ取り外し作業手順ファイルのデ
ータは、前記不純物金属含有パーツデータ画面49、取
り外し作業手順データ画面50上でそのまま印刷できる
が、通常は、対象車情報、車種別不純物金属含有パーツ
データ等は、CSV等のデータベース形式で前記パーツ
中不純物金属量取得情報データベース33a中にダウン
ロードし、取り外し作業手順データは、PDF等の閲覧
ファイル形式で前記パーツ取り外し作業手順取得情報フ
ァイル領域33c中にダウンロードして、後で編集・加
工できるようにしている。
【0031】次に、ステップ40における不純物金属の
残余重量の算出処理51について、図1、図3、図4、
図9により説明する。まず、前述のようにして、パーツ
情報センタ2からネットワーク7を介して、パーツ中不
純物金属量取得情報データベース33aに前記車種別不
純物金属含有パーツデータを取得する(ステップ5
2)。
【0032】そして、処理対象パーツがハーネスの場合
には(ステップ53:YES)、使用済み自動車から取
り外したハーネスの重量を、前述した分割領域(エンジ
ンルーム24、車内25、ドア26、トランクルーム2
7の四箇所)毎に計測し(ステップ54)、この取り外
したハーネスの実重量Wh が、前記車種別不純物金属含
有パーツデータ上のハーネスのデータ重量WH 未満であ
れば(ステップ55:YES)、不純物金属がスクラッ
プに残っているとみなして、不純物金属の残余重量Wm1
を比例計算によって求める(ステップ56)。
【0033】この比例計算では、前記残余重量Wm1は、
ハーネスのデータ重量WH と実重量Wh との差と、車種
別不純物金属含有パーツデータ上の不純物金属重量であ
る不純物金属データ重量WM1との積を、ハーネスのデー
タ重量WH で除した値とする。また、実重量Wh がデー
タ重量WH 以上であれば(ステップ55:NO)、不純
物金属がスクラップ中には残っていないとみなし、残余
重量はゼロとする(ステップ60)。
【0034】一方、処理対象パーツがハーネス以外の場
合には(ステップ53:NO)、使用済み自動車から取
り外した不純物金属含有パーツを登録し(ステップ5
8)、不純物金属の残余重量Wm2は、この登録をしてい
ない不純物金属含有パーツ中の不純物金属量であり、前
記車種別不純物金属含有パーツデータからの不純物金属
データ重量WM2と略同一とみなすのである。そして、以
上のようにして求めた各不純物金属の残余重量Wm1・W
m2を、スクラップ全体で集計し、前記ステップ41の残
余重量WI を出力するのである(ステップ57)。
【0035】すなわち、前記スクラップ処理で取り外し
た不純物金属含有パーツの実重量と種類とから、スクラ
ップ処理後の不純物金属の残余重量WI を算出し、スク
ラップ品質を設定するので、パーツ中の不純物金属を実
測しなくても、簡単な計算でスクラップ品質を把握で
き、使用済み自動車のスクラップ化にかかる時間の短縮
や手間の軽減を図ることができる。
【0036】次に、ステップ42におけるスクラップ識
別符号付与、及びステップ43におけるスクラップ品質
提示について、図1、図3、図10により説明する。図
10に示すように、プレスして減容処理したサイコロ状
のスクラップ63の側方には、スクラップ識別符号付与
手段としてのマーキング装置12が配設され、該マーキ
ング装置12に設けた図示せぬノズル等から、前記スク
ラップ63の側面63aに向かって、塗料等のマーキン
グ液が噴射され、識別符号である所定のID番号が描か
れるようにしている。そして、このマーキング装置12
は、前記パーツ情報分析用ホストコンピュータ11に接
続しておき、該パーツ情報分析用ホストコンピュータ1
1から、ID番号をマーキング装置12に送信し、マー
キング装置12へのID番号データの入力作業を自動化
することができる。
【0037】ここで、スクラップ品質データの例を表3
に示す。
【0038】
【表3】
【0039】図3に示すスクラップ品質情報データベー
ス33b内に蓄積されたスクラップ品質データは、出力
装置29により、表3に示す一覧表形式のデータシート
として出力される。該データシートは、CSV等のデー
タベース形式のファイルで出力されて、そのまま、図1
に示す専用回線61やネットワーク7を介して、スクラ
ップ使用業者5のスクラップ品質提示手段である情報端
末13に送信するか、ID番号をマーキングした前記ス
クラップ63に、そのまま書類として添付することがで
きる。
【0040】前記データシートには、スクラップの側面
にマーキングしたID番号以外に、スクラップの全重量
(kg)、各不純物金属(銅、錫、鉛、亜鉛)の重量
(kg)、各不純物金属(銅、錫、鉛、亜鉛)の残余率
(%)、各不純物金属がどの程度混入しているかを示す
品質グレード、不純物金属含有パーツがどの程度除去さ
れているかを示す作業グレードが書き込まれている。
【0041】該品質グレードの評価基準の例を表4に、
不純物金属含有パーツの分類の例を表5に、作業グレー
ドの例を表6にそれぞれ示すが、いずれも一例であっ
て、これらに限定されるものではない。
【0042】
【表4】
【0043】
【表5】
【0044】
【表6】
【0045】これらの品質グレードや作業グレードの評
価は、許容可能な残余率や、パーツ除去率の基準値を設
定した上で、前記パーツ情報分析用ホストコンピュータ
11を用いて計算して行い、前記データシートに書き込
むようにしている。
【0046】このような構成において、前記データシー
トは、スクラップ使用業者5に対し、情報端末13のC
RTディスプレイ、液晶ディスプレイ等の表示機器やレ
ーザープリンタ等の印刷機器に代表される図示せぬ出力
装置から出力される電子データとして、あるいは、スク
ラップ63と一緒に搬送される書類として、提示され
る。そして、スクラップ使用業者5は、このデータシー
ト中の不純物金属の残余重量WI ・残余率R、品質グレ
ード、作業グレードに基づいて、スクラップ63を使用
可能な鋼種を判断するのである。例えば、品質グレード
の高いスクラップは高純度鋼に優先的に使用し、銅の残
余重量の多いスクラップは耐候性鋼などの高合金鋼に使
用する、といった判断ができるのである。そして、品質
グレード、作業グレード等の種々の評価基準を設けるこ
とにより、スクラップ使用業者5はスクラップ品質の概
要を即座に把握することができる。
【0047】また、逆に、スクラップ使用業者5が、生
産する鋼種に必要な品質のスクラップ品質情報を情報端
末13で入力すると、この情報は、専用回線61やネッ
トワーク7を介して前記リサイクル処理業者4のパーツ
情報分析用ホストコンピュータ11に送信されるため、
スクラップ使用業者5は、必要なスクラップ63をリサ
イクル処理業者4に迅速かつ確実に発注することができ
る。
【0048】また、前記スクラップ識別符号付与手段と
しては、前述のような塗料塗布型のマーキング装置12
以外に、バーコードや、カード状又はタグ状の媒体に電
波を用いてデータの記録・読み出しを行うRFID(R
adio Frequency Identifica
tion)等の認識技術を利用したスクラップ情報カー
ドを、スクラップ63に貼付する装置でもよく、特に限
定されるものではない。
【0049】そして、このようなバーコードやRFID
等の認識技術によると、ID番号以外にも多くの情報を
付加できるため、前記スクラップ情報カードには、前記
スクラップ品質データを含めるようにしてもよく、スク
ラップ使用業者5は、スクラップ63に貼付されたスク
ラップ情報カードをチェックするだけで、ID番号とス
クラップ品質データの両方を、即座に確認することがで
きる。
【0050】すなわち、前記使用済み自動車リサイクル
システム1には、前記残余重量WI、及び残余重量WI
から求めた不純物金属の残余率R等のスクラップ品質情
報を付与した識別符号を、スクラップ63に付設するの
で、スクラップ使用業者5は、スクラップ63を明確に
識別した上で、該スクラップ63に残っている不純物金
属量を把握し、搬送されてきたスクラップを鉄源として
確実に使用可能な鋼種を的確に判断して、製造時の不純
物金属混入に伴う鉄製品の品質低下を防止し、不純物金
属除去工程の省略による製造コストダウンも図ることが
できる。
【0051】さらに、前記識別符号には、前記残余率R
を基準とした品質グレードや、不純物金属含有パーツの
除去率を基準とした作業グレード等の評価基準を含むの
で、情報端末13のようなスクラップ品質提示手段を別
途設ける必要がなく、コストダウンが図れ、しかも、ス
クラップ使用業者5は、スクラップ品質の概要を即座に
把握でき、残余率等の詳細データの見落としによる使用
鋼種の誤入力等のトラブルを未然に防止することができ
るのである
【0052】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したので、
次のような効果を奏するものである。すなわち、請求項
1のように、使用済み自動車からの鉄スクラップを鉄源
として再利用する使用済み自動車リサイクルシステムで
あって、鉄に混入すると不純物となる非鉄金属(以下、
不純物金属)を含む不純物金属含有パーツに関するパー
ツ情報を記憶した記憶手段と、使用済み自動車を製造し
た自動車メーカが保有するパーツ情報を記憶した記憶手
段と、リサイクル業者が有する検索手段とを、ネットワ
ークを介してアクセス可能としたので、ネットワーク機
能により、使用済み自動車のリサイクルに重要な不純物
金属に関する情報を、スクラップ処理業者やパーツ回収
業者等の使用済み自動車処理関係者が共有化することが
でき、使用済み自動車のリサイクル技術の開発を促進
し、使用済み自動車の増加による環境問題や最終処理場
不足問題の解消に大きく貢献することができるのであ
る。
【0053】請求項2のように、請求項1記載のパーツ
情報には、不純物金属含有パーツの使用済み自動車内に
おける配置場所と、スクラップ処理時のパーツ取り外し
作業手順と、不純物金属量を含むので、不純物金属含有
パーツの取り外し、及び該不純物金属含有パーツ中の不
純物金属量を確実に把握でき、従来のシュレッダー処理
に比べて簡単な操作で不純物金属の分離回収が可能とな
るため、不純物金属の取り残しを最小限に抑えて、スク
ラップの品質を製鉄所等で鉄源として使用可能な高品質
レベルまで高めることができる。
【0054】請求項3のように、請求項2記載のスクラ
ップ処理で取り外した不純物金属含有パーツの実重量と
種類とから、スクラップ処理後の不純物金属の残余重量
を算出し、スクラップ品質を設定するので、パーツ中の
不純物金属を実測しなくても、簡単な計算でスクラップ
品質を把握でき、使用済み自動車のスクラップ化にかか
る時間の短縮や手間の軽減を図ることができる。
【0055】請求項4のように、請求項3記載の使用済
み自動車リサイクルシステムには、前記残余重量、及び
残余重量から求めた不純物金属の残余率等のスクラップ
品質情報を付与した識別符号を、スクラップに付設する
ので、スクラップ使用業者は、スクラップを明確に識別
した上で、該スクラップに残っている不純物金属量を把
握し、搬送されてきたスクラップを鉄源として確実に使
用可能な鋼種を的確に判断して、製造時の不純物金属混
入に伴う鉄製品の品質低下を防止し、不純物金属除去工
程の省略による製造コストダウンも図ることができる。
【0056】請求項5のように、請求項4記載の識別符
号には、前記残余率を基準とした品質グレードや、不純
物金属含有パーツの除去率を基準とした作業グレード等
の評価基準を含むので、情報端末のようなスクラップ品
質提示手段を別途設ける必要がなく、コストダウンが図
れ、しかも、スクラップ使用業者は、スクラップ品質の
概要を即座に把握でき、残余率等の詳細データの見落と
しによる使用鋼種の誤入力等のトラブルを未然に防止す
ることができるのである
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関わる使用済み自動車リサイクルシス
テムのブロック図である。
【図2】パーツ情報管理用ホストコンピュータの詳細構
成を示すブロック図である。
【図3】パーツ情報分析用ホストコンピュータの詳細構
成を示すブロック図である。
【図4】ハーネスの分割領域を示す車体の平面模式図で
ある。
【図5】使用済み自動車リサイクル処理のフローチャー
トである。
【図6】メイン検索画面を示す図である。
【図7】不純物金属含有パーツデータ画面を示す図であ
る。
【図8】取り外し作業手順データ画面を示す図である。
【図9】不純物金属の残余重量の算出処理のフローチャ
ートである。
【図10】マーキング作業状況を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 使用済み自動車リサイクルシステム 7 ネットワーク 8 不純物金属含有パーツに関するパーツ情報を記憶し
た記憶手段 10 自動車メーカが保有するパーツ情報を記憶した記
憶手段 11 リサイクル業者が有する検索手段 63 スクラップ R 不純物金属の残余率 WI 不純物金属の残余重量
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水上 裕之 神戸市中央区港島南町1丁目5番2号 財 団法人新産業創造研究機構内 Fターム(参考) 3D114 AA20 BA40 4D004 AA26 AB03 CA02 DA16 4K001 AA09 AA10 AA20 AA24 AA30 AA42 BA22 CA00

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用済み自動車からの鉄スクラップを鉄
    源として再利用する使用済み自動車リサイクルシステム
    であって、鉄に混入すると不純物となる非鉄金属(以
    下、不純物金属)を含む不純物金属含有パーツに関する
    パーツ情報を記憶した記憶手段と、使用済み自動車を製
    造した自動車メーカが保有するパーツ情報を記憶した記
    憶手段と、リサイクル業者が有する検索手段とを、ネッ
    トワークを介してアクセス可能としたことを特徴とする
    使用済み自動車リサイクルシステム。
  2. 【請求項2】 前記パーツ情報には、不純物金属含有パ
    ーツの使用済み自動車内における配置場所と、スクラッ
    プ処理時のパーツ取り外し作業手順と、不純物金属量を
    含むことを特徴とする請求項1記載の使用済み自動車リ
    サイクルシステム。
  3. 【請求項3】 前記スクラップ処理で取り外した不純物
    金属含有パーツの実重量と種類とから、スクラップ処理
    後の不純物金属の残余重量を算出し、スクラップ品質を
    設定することを特徴とする請求項2記載の使用済み自動
    車リサイクルシステム。
  4. 【請求項4】 前記使用済み自動車リサイクルシステム
    には、前記残余重量、及び残余重量から求めた不純物金
    属の残余率等のスクラップ品質情報を付与した識別符号
    を、スクラップに付設することを特徴とする請求項3記
    載の使用済み自動車リサイクルシステム。
  5. 【請求項5】 前記識別符号には、前記残余率を基準と
    した品質グレードや、不純物金属含有パーツの除去率を
    基準とした作業グレード等の評価基準を含むことを特徴
    とする請求項4記載の使用済み自動車リサイクルシステ
    ム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009208705A (ja) * 2008-03-06 2009-09-17 Tsuruoka:Kk オートリサイクルシステム

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