JP2003193060A - 廃棄物炭化炉 - Google Patents

廃棄物炭化炉

Info

Publication number
JP2003193060A
JP2003193060A JP2001397647A JP2001397647A JP2003193060A JP 2003193060 A JP2003193060 A JP 2003193060A JP 2001397647 A JP2001397647 A JP 2001397647A JP 2001397647 A JP2001397647 A JP 2001397647A JP 2003193060 A JP2003193060 A JP 2003193060A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carbonization furnace
carbonization
furnace body
outer shell
rotary support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001397647A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3616762B2 (ja
Inventor
Yoshikazu Kobayashi
由和 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Miike Inc
Original Assignee
Miike Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Miike Inc filed Critical Miike Inc
Priority to JP2001397647A priority Critical patent/JP3616762B2/ja
Publication of JP2003193060A publication Critical patent/JP2003193060A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3616762B2 publication Critical patent/JP3616762B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E50/00Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
    • Y02E50/10Biofuels, e.g. bio-diesel
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E50/00Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
    • Y02E50/30Fuel from waste, e.g. synthetic alcohol or diesel
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/25Process efficiency
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/141Feedstock
    • Y02P20/143Feedstock the feedstock being recycled material, e.g. plastics
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/78Recycling of wood or furniture waste

Abstract

(57)【要約】 【課題】 有機系廃棄物の炭化状態を排出口で直接見て
排出速度を調節して良質な炭を連続的、断続的に得ら
れ、簡単な構造で保守が容易で、熱効率を良した廃棄物
炭化炉を提供する。 【解決手段】 上端部12が閉鎖され、下端部14が開
放され、内部に竪形の円筒状炭化室11を形成して上部
に炭原料Aを炭化室内部に供給する供給口12aと下部
13Aに複数の空気供給孔15とが形成された炭化炉体
10と、炉体10の怪獣を囲繞して支持し、焼成炭Cの
排出口29を下底部26aの外周部に有する外殻本体2
0と、その下端部内に炉体下端部14との間に焼成炭C
が排出できる隙間Lを介して水平状の回転支持盤30
と、焼成炭Cを排出口29に案内する案内手段50とか
ら、炭化炉を構成する。回転支持盤30の回転数を調整
可能にして、炭材の排出速度を制御し、最良の炭材を生
産する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、炭化炉において
木質チップ、ゴム片、プラスチック片、生ごみ、畜糞な
どの有機系廃棄物から乾留して炭材を製造するための炭
化炉に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、廃棄物を取り巻く環境も変わり、
「再生資源の利用の促進に関する法律」に引き続いて、
1995年6月には「容器包装に係わる分別収集及び再
商品化の促進等に関する法律(容器包装リサイクル
法)」が制定、公布され、また従来安定型とされていた
廃棄物も管理型に変更されて安易に埋立ができなくなっ
て来ている。このような生活環境の変化に伴い廃棄物を
できるだけ再利用しようとする多くの試みがなされてい
る。従来の廃棄物再利用技術としては、プラスチック等
の有機物を含んだ可燃性廃棄物を破砕、混練、圧縮して
プラスチックを溶融して自らバインダーとなって固形燃
料を製造する方法が知られている。この種の固形燃料
(RDF)は、発熱量が高くボイラー燃料として役立っ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、廃棄物からの
固形燃料には、原料プラスチックに塩化ビニル等が含ま
れる場合には、一般燃料として燃やすことができない。
プラスチック片以外にも、回収される有機物系廃棄物に
は、木質チップ、ゴム片、、生ごみ、畜糞等を含むが、
これらの有機物片は、分別が行われて所定サイズ以下に
破砕されていれば、固形燃料(RDF)の原料のほか
に、乾留焼成して炭材と可燃ガスにして有効活用するこ
とが検討される。それらの炭材ないし炭化物は、燃料と
しての利用と、土壌改良材や、河川の汚濁吸収材や、R
DFや生ゴミ等の脱臭材としての利用も、可能であり、
また可燃ガスは、エンジンのガス燃料としても利用で
き、電力や動力に転化され得るし、乾留ガスから生成し
た木酢も、凝縮させて得ることができる。
【0004】然しながら、炭化室内部での乾留ないし炭
化焼成状態は、炭化室自体が閉鎖空間のために、操業者
は、覗き窓等から見て経験で判断することが多く、良質
な炭材を得るには熟練が必要であった。また、廃棄物か
らの炭材の生産は、バッチ生産の場合が多く、連続生産
が比較的難しかった。
【0005】本発明は、上記事情に鑑み、上記有機系廃
棄物を断続的または連続的に、炭化炉に供給して、上記
有機系廃棄物の炭化状態を排出口で直接見て判断し、焼
成炭材の排出速度を調節することにより、炭材生産の経
験の有無に拘わらず、良質な炭材を製造することのでき
る炭化炉を提供しようするものである。また、本発明
は、比較的構造の簡単で保守が容易で設置占有面積が少
なく、熱効率の高い炭化炉を提供しようとするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の炭化炉は、上端
部が閉鎖され且つ下端部が開放されて内部に竪形筒状炭
化室を形成し且つ上部に有機系廃棄物及び所要の固形燃
料を炭化室内部に供給する供給口と、下部炉壁に配置し
された複数の空気供給孔とを有する炭化炉体と、基台上
に設置されて上記の炭化炉体を外部から取り囲んで炭化
炉体との間に環状空間を形成して支持し、且つ下底部に
炭材を排出する排出口を設けた外殻本体と、該外殻本体
の下端部内において炭化炉体内の堆積された有機系廃棄
物の有機物片を支えると共に炭化炉体の下端部に対して
焼成した炭材を出すための隙間を設けてほぼ水平状態に
設置されて回転駆動される回転支持盤と、から構成され
る。
【0007】この構成において、炭化炉体の内部の炭化
室は、供給口から内部に有機系廃棄物を空気供給孔通じ
燃焼し加熱して炭化させる炉である。回転支持盤は、炭
化炉体直下に配置されて、有機系廃棄物とその炭化物を
支持する炉床の役割を有し、回転駆動することにより、
回転支持盤の上面と炭化炉体の下端との隙間を通じて、
炭化焼成した炭材を一定の速度で外殻本体の下底部に移
送し、下底部に開口して配置した排出口から落下排出し
て、炭材として回収される。回転支持盤の回転速度を調
節することにより、炭材の排出速度、従って、廃棄物の
炭化室内滞留時間が調整でき、最適の炭化状態を得るた
めの操業条件が設定でき利点がある。
【0008】そして、外殻本体は、炭化炉体の外周を囲
繞して炭化炉本体を支持固定するものであり、外殻本体
の内面と炭化炉本体の外面との間に環状空間を形成し
て、本発明においてはこの環状空間を、炭化室内部で生
じた廃棄ガス、即ち乾留ガスが回転支持盤の上面と炭化
炉体の下端との隙間を通ってのち上昇する煙道として利
用し、環状空間を上昇する過程で乾留ガスが、炭化炉体
の側壁を通して伝熱により炭化室内部の廃棄物を予熱
し、且つ、乾留ガスが、排気口より排出される。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の廃棄物炭化炉は、上端部
が閉鎖され且つ下端部が開放されて内部に竪形筒状炭化
室を形成する炭化炉体と、基台上に設置されて上記の炭
化炉体を外部から取り囲んで該炭化炉体との間に環状空
間を形成して支持する外殻本体と、該外殻本体の下端部
内において炭化炉体内の蓄積された有機系廃棄物の有機
物片を支え且つ炭化炉体の下端部と上面との間に炭材排
出用の隙間を設けてほぼ水平状態に設置されて回転駆動
される回転支持盤と、から成り、上記の炭化炉体が、上
部に有機系廃棄物及び所要の固形燃料を炭化室の内部に
気密弁を介して供給する供給口と、下部炉壁に配置しさ
れた複数の空気供給孔とを有し、上記の外殻本体が、そ
の上端部が上記炉体の上端部に近接した位置で閉鎖され
て上部に設けて上記の環状空間に連通する排気口と、下
部に上記炉体の空気供給孔に分配管を介して空気を供給
速度の制限下で供給する風箱と、外殻本体の下端部に設
けて上記の炭材排出用の隙間からの炭材を炭化炉下に排
出落下させる排出口と、を含むものである。
【0010】炭化炉では、炭化炉体内部に上部の供給口
から有機質廃棄物が供給されるが、有機質廃棄物には、
例えば、木片や木質チップ、ゴム片、プラスチック片、
生ごみ、畜糞類、コンポストなどが利用される。これら
有機物片と共に、固形燃料が供給されて燃料としてまた
一部は、炭の原料として利用することができる。
【0011】炭化炉の定常状態では、空気供給口から空
気を、空気量を制御しながら、供給し、炭化室内上方に
装入された有機質廃棄物は、炭化室内を降下する過程
で、加熱されて、乾燥、乾留、炭化されるが、炉体中間
部で200〜500℃に、例えば、約300℃で保持さ
れて、加熱され、下端部の炉床近くで600〜900℃
の範囲に、例えば、約800℃で保持され、部分燃焼と
炭化を進める。
【0012】流量を制限した空気の供給によって空気中
約20%あった酸素濃度が、燃焼炭化に消費されて、上
方の炭化室内雰囲気では約1〜5%まで減少して、有機
質廃棄物は高温により乾留されて炭素を多く残して炭を
形成する。その燃焼の熱は上部から順次下降する廃棄物
を予熱して、回転支持盤直上の炉床部での乾留炭化を促
進する。
【0013】炭化室で発生する燃焼ガスは、一酸化炭素
と乾留による蒸発物を多く含んだ可燃性ガスないし乾留
ガスであるが、回転支持盤と炭化炉体の下端部との間の
隙間通過して、環状空間を排ガスとして上昇し、外側か
ら炉体壁部を加熱して、炭化室内の蓄積した廃棄物や固
形燃料をさらに予熱して、炭化室内での乾留・炭化反応
を促進するので、熱効率が改善される。排ガスは、排気
口から排出されて、排ガス処理手段によって木酢液等の
有用物の分離処理等が行われる。
【0014】回転支持盤の回転速度は、処理規模によっ
て異なる設計ができるが、支持盤の回転速度を可変調節
するのが、好ましい。回転支持盤の回転速度は、廃棄物
ないし炭材の炭化室内での滞留時間を決めるものであ
り、これにより、炭材の焼成不足の時は、回転速度を低
下させ、炭材の燃焼損失が大きいときは、回転速度を高
めるように、調整することができる。
【0015】乾留焼成した炭材は、外殻本体の下端部の
排出口から排出される。この排出された炭材のしあがり
状況は、直接目視により観察することができ、その仕上
がり状況から、炉床としての回転支持盤の回転速度を調
整して、炭材の仕上がりを最適化することができる。回
転速度は、例えば、0.3から2.0rpmの範囲に調
節可能にすることができる。
【0016】また、炭化炉体と外殻本体は、竪形にされ
て、その構造が比較的簡単でかあるから、点検保守修理
が容易で、設置占有面積が少なくできる利点がある。
【0017】上記回転支持盤は、その上面において回転
軸の延長部に螺旋体を炭化室内に突出するように配置す
るのがこのましい。螺旋体は、回転支持盤の回転によ
り、回転方向に対して有機物片やRDF等の固形燃料を
上方に戻す作用をするように配置する。
【0018】上記の螺旋体は、炭化室内部において上部
から積み重なってくる有機物片やRDF等の固形燃料を
螺旋体の回転によって上方に戻すことにより圧密化を防
いで竪形の炭化炉でも十分に炭化時間を確保して良質の
炭を得ることができ、また下部側の高熱が、燃焼ガスの
有機物片への進入によって伝わり易くし、有機物片の予
熱も十分に行うことができる。
【0019】また回転支持盤には、その上面に放射状に
複数の羽根を固定することもできる。複数の放射状羽根
を上記の螺旋体と共に配置するには、放射状羽根は、螺
旋体に比較して低く設定して中心部から外周部に向けて
順次ないし段階的にあるいは適宜低くされて配置するこ
とが好ましい。
【0020】複数の放射状羽根は、回転支持盤上で行わ
れる炭の精錬焼成がその回転により、促進されて、且つ
円周方向に亘って均一に排出するので、結果として、均
一で良質の炭材を生産することができる。
【0021】回転支持盤は、その下面に回転方向に対し
て炭を外側へ移動させる作用をする複数の湾曲羽根を有
することができ、回転支持盤上から外殻本体の下底部に
落下した炭も複数の湾曲羽根によって排出口の設けられ
ている外周部に押し寄せることができ、炭の排出を促進
できる。
【0022】回転支持盤は、上下位置調節して、回転支
持盤の上面と、炭化炉体の下端部との間の隙間を調整す
ることが好ましい。このために、炭化炉には、上記外殻
本体の下端部において、上記炭化炉体の下端部と回転支
持盤に上面との間の上記炭材排出用の隙間の大きさを調
節するための上下位置調節手段を設けることができる。
この上下位置調節手段は、炭化源材料の有機物片や固形
燃料の種類に応じて回転支持盤の上下位置を調節し、隙
間からの炭材の排出速度を制御して、炭化度合いを調節
することができるる。
【0023】さらに、炭化炉には、炭化炉体の下部炉壁
に連通して炭化室に高温ガスを供給して、炭化室内の有
機系廃棄物及び所要の固形燃料に着火するための着火手
段が設けられている。着火手段は、炭化炉体の下部に上
記空気供給孔に隣接して設けられた着火孔に高温ガスを
噴射する着火バーナ、特に火炎バーナ、例えば、重油バ
ーナなどが、利用される。着火孔から高温ガスを有機物
片や固形燃料に直接導くことで作業前の低温度の有機物
片や固形燃料に対して確実に着火させることができる。
【0024】着火手段は、操業の開始時に使用され、炭
化室内に供給された有機質廃棄物は、炉体の下部におい
て先ず着火手段によって着火されて、風箱から分配管を
介して空気が供給されて燃焼を始め、炭化室内温度が上
昇する。有機質廃棄物は、炭化室内に蓄積されながら燃
焼され、炭化室内部を高温に保持し、次いで、上記の定
常的な炭化操業に移ることができる。
【0025】上記の外殻本体には、下底部に開口して焼
成炭材を下方に落下させるためのに排出口を設けてある
が、排出口は、外殻本体の周壁と上記の回転支持盤の外
周部との間に若しくは外周部直下付近に配置するのが便
利である。そして、上記の炭材排出用の隙間から回転支
持盤の外周部に排出される焼成炭を排出口に案内する案
内手段を含むものが好ましい。案内手段は、上記の排出
口に対応して外殻本体の下底部の周壁から回転支持盤の
外周部へ突設された掻き取り板から成るものが利用でき
る。掻き取り板は、回転支持盤上に乗って回わる焼成炭
材を集めて、排出口に集めて確実に導くことができる。
【0026】上記供給口の気密弁は、例えば、ロータリ
シール弁またはダブルダンパー弁を利用することができ
る。この気密弁によって炭化に影響する空気の侵入を制
限しながら確実に所定量の有機物片や固形燃料を炭化室
内に供給できる。
【0027】排気口は、外殻本体の上部に設けられ、配
管により排ガス処理手段に接続されるのが好ましい。こ
のような排ガス処理手段としては、排ガスからダストを
除去する集塵機、例えば、サイクロンと、木酢及びター
ルを除去する熱交換器ないしコンデンサと、排ガスを促
進するエジェクターとからなるものが利用できる。排ガ
スは、集塵機でダストを除去し、熱交換器ないしコンデ
ンサで木酢及びタールを凝結して、液状の有用物を回収
でき、後工程での一酸化炭素の含有量の多い可燃ガスの
排ガスを燃料として利用し易くできる。エジェクター
は、ガス流通抵抗が大きいサイクロンや熱交換器を通過
した排ガスを吸引して、排気能力を高めるのに有効であ
る。
【0028】上記の排出口は、好ましくは、冷却装置を
備え且つ、出口に気密弁を介してコンベアに接続するこ
とができる。排出口の冷却装置には、例えば、水冷ジャ
ケットを使用して、冷却し、気密弁には、例えば、2重
ダンパー弁を備え、コンベアには、例えば気密的に輸送
できる水冷スクリューコンベヤが利用される。焼成直後
の高温状態の炭材は、水冷スクリューコンベヤで冷却し
ながら所定の集積位置に速やかに移送できる。排出口に
接続される気密弁は、空気の侵入を防止し炭材の侵入空
気による過剰燃焼を防止し、断続的に、あるいは実質的
に連続的に、排出することができる。
【0029】炭化炉体は、耐火物によって竪円筒状に形
成され、外殻本体も耐火物によって内張されて竪円筒状
に形成するのが好ましい。これらより、炭化炉体と外殻
本体との間の円環状空間を予熱空間として形成すると、
炭化室を竪型円筒状にすることができる。これにより、
円筒状炭化室の下方で、回転支持盤の上方で炭化の燃焼
をさせて発生する高温ガスを上方に向わせて上側位置で
の有機物片の乾留ないし蒸し焼きを促進でき、また最終
的に燃焼ガスは円形にした環状空間を通ることになり、
外側からも炭化室内部の有機物片や固形燃料を予熱で
き、熱効率をさらに高めることができる。
【0030】風箱には、通常は空気が供給されて、炭化
炉体の炉壁に設けた空気供給口から炭化室に供給する
が、風箱には、空気と過熱蒸気とが切り替え可能にまた
は、空気と過熱蒸気とが混合されて供給されるようにす
るのが好ましい。過熱蒸気は、特に作業前の低温度時に
過熱蒸気を炭化室内部に供給することで濡れたり湿った
有機物片や固形燃料が混入していても過熱蒸気によって
急速に乾燥させることができる。炭化作業中に、過熱蒸
気を空気に混合して供給することにより、相対的に炭化
を早めることができ、アルカリ化した良質な炭を得るこ
とができる。
【0031】
【実施例】図1及び図2に示すように、本発明に係る実
施例の炭化炉1は、下端部が開放されて内部に炭化室を
形成し、加熱された有機系廃棄物及び所要の固形燃料
(以下、炭原料Aという)を制限された空気供給によっ
て炭化するため炭化炉体10と、該炭化炉体10を外周
部を取り囲んで炭化炉体10を支持固定する外殻本体2
0と、該外殻本体20の内側て、炭化炉体の下端部直下
に配置して、蓄積された炭原料Aを支える回転支持盤と
から成っており、回転支持盤が、炭化炉体10の下端部
14に対して炭Bが出て来る炭材排出用の隙間Lを介し
て水平状態に設置されて駆動装置により比較的低速度で
回転駆動され、隙間Lから回転支持盤30の外周部31
に出る焼成炭Cを排出口29に案内する案内手段50
と、を含んでいる。
【0032】炭化炉体10は、耐熱材料、例えば、耐熱
鋼や耐火物、から円筒体に形成れ、上端部12が閉鎖さ
れ、下端部14が開放されて、炉体内部は、竪形の円筒
状炭化室11が形成されている。炭化炉体10の炉頂部
である上端部12には供給口が設けられ、供給口12a
からは、炭原料Aである有機質廃棄物が投入される。有
機質廃棄物には、木片、紙、ゴム片、プラスチック片、
生ごみ、畜糞などが、適当に混合されて炭化室内に供給
できる。供給口には、気密弁9として、ロータリシール
弁を介して、供給用のスクリューコンベア8が接続され
て、ホッパーが設けてある。
【0033】炭原料Aは、事前にほぼ所定寸法以下に破
砕機又は切断機によって破砕・切断されて調製され、ス
クリューコンベアにより、連続的に炭化室11に定量供
給される。破砕または切断を実施することは、寸法をあ
る程度揃えた炭原料Aを使用することができ、炭化のば
らつき生じにくくでき。未炭化物の混入率を低減できる
利点がある。この供給スクリューコンベヤ8を2連式に
して、第1スクリューコンベヤの送り速度を第2スクリ
ューコンベヤの送り速度よりも早く設定することもで
き、第2スクリューコンベヤ内部において炭原料Aが圧
密化されて気密弁9が瞬間的に順次開放されても炭化室
11内部からのガスの逆流を防止でき、空気供給制御を
容易にする効果がある。
【0034】他方、炭化炉体10の周壁13の下部13
Aには、周壁13の水平な周方向に複数の空気供給孔1
5が設けられ、後述の風箱から分岐した配管に接続され
て、炭化室の下部に燃焼用の空気を供給する。この例で
は、周壁13に貫通して、空気供給孔15と同じレベル
で、1つの着火孔16が配置されている。
【0035】外殻本体20は、この例は、基台2上に設
置固定された耐火レンガ等の耐火物で造られた2段円筒
体から成り、炉体10を外周部を取り囲み、外殻本体2
0の内面と炭化炉体10の外面との間に円形状の環状空
間23を形成している。外殻本体20は、その上端部2
2が炉体10の上端部を囲んで閉鎖されている小径の上
部円筒部21と、上部円筒部21の下方に接続されて下
端部26が炉体10の下端部14の下方まで延長された
大径の下部円筒部25と、の2段の周壁を持っている。
【0036】外殻本体20の上部円筒部21の上端部に
は排気口24が設けられ、排気口24は、円形の環状空
間23と連通しており、環状空間を上昇する排気ガスを
炭化炉外に排出する。
【0037】下部円筒部25の上端部には風箱27が設
けられて、炉体10の上記の空気供給孔15に分配管2
7Aを介して、流量を制御しながら、供給する。さら
に、該風箱27の一部分には、着火装置28としてバー
ナが設けられて、炭化炉体の周壁13に設けた上記の着
火孔16に配口されて、炭化室を内に高温のバーナ燃焼
ガスを供給する。操業初期には、着火装置28により、
炉体下部に蓄積された炭原料Aに着火することができ
る。
【0038】風箱27には、空気と過熱蒸気が切り替え
可能に供給されるようになっており、特に作業前の低温
度時に過熱蒸気を炭化室11内部に供給することで濡れ
たり湿った炭原料Aが混入していても過熱蒸気によって
急速に乾燥させることができるようにしている。また炭
化作業中に過熱蒸気を供給すると相対的に炭化を早める
ことができ、アルカリ化した良質な炭を得ることができ
る。
【0039】大径の下部円筒部25には、下端部で閉鎖
されて下底部26aを形成し、炭化室内で焼成した炭材
Cを排出するための排出口29を下底部26aに設けて
ある。この例は、排出口29は、下底部26aにおける
下部円筒部周壁と回転支持盤の外周との間に形成されて
いる。
【0040】排出口29の連通する排出管が水冷ジャケ
ットから成り、排出管の出口に2重ダンパー弁62を接
続し、2重ダンパー弁がスクリューコンベヤ61に接続
されている。この構成は、水冷スクリューコンベヤ61
が、高温の焼成炭Cを排出する際に冷却しながら所定個
所に直ちに移送できる用にし、出口の2重ダンパー弁6
2が、空気の炉内侵入を防いで焼成炭Cの燃焼損失を防
止し、実質的には連続的に焼成炭を取り出すことができ
る。
【0041】該殻本体の下底部近くには、焼成炭Cを排
出口29を案内する案内手段50が配置されており、案
内手段は、排出口29に対応して外殻本体の下部25の
下端部の周壁25aから回転支持盤30の外周部31へ
伸縮可能に突設された軸52と、当該軸の先側に取付ら
れた掻き取り板51とから成っている。このような簡単
な掻き取り板51は、回転支持盤の上面の外周部31上
に乗って回りながら出てくる焼成炭Cを排出口29に向
けて確実に落とすことができる。
【0042】回転支持盤30は、下部円筒部25の下底
部26aの下面には回転支持盤用回転駆動装置40によ
り回転駆動される。この装置40においては、回転支持
盤30より下方で、外殻本体の下底部26aから支持さ
れた支台45の上に可変速電動モータ46が搭載され、
回転支持盤30の回転軸41が、減速機47を介して該
モータ46とに伝動的に接続されて、該モータ46の可
変速度により、回転支持盤を回転数調節可能に回転させ
ることができる。
【0043】回転支持は盤は、回転軸41から支持盤上
方に突出した延長軸41aと、この延長軸41aに支持
されて回転方向Rに対して炭原料Aを上方に戻す作用を
する螺旋体として螺旋状のコイル32を配置している。
この例の螺旋状コイル32は、螺旋包絡面が円錐状の形
状になるように、帯体ないし棒で、耐熱性材料を用い
て、形成されている。そして、コイル上端が延長軸41
aに支持固定され、下端が回転支持盤30に直接または
間接的に支持固定されて、回転支持盤30の回転によ
り、螺旋状コイル32を、該コイルに接した有機物片を
上方に送る方向に回転するようにされている。これによ
って、この円錐螺旋状のコイル32炭化室11内部のお
いて上部から積み重なる傾向のある有機物片その他の炭
原料Aを螺旋状のコイル32の回転によって上方に戻す
ことで圧密化を防ぐことができる。螺旋状コイルは、こ
のように回転支持盤上の有機物片の集積を解きほぐし
て、有機物片への高温ガスの流通接触とそれによる熱伝
導を確保して、昇温速度を高め、予熱も十分に行われ
る。
【0044】さらに、回転支持盤30上には、螺旋状コ
イル32に比て低く、支持盤30の中心部から外周部に
むけて低くなっている複数の放射状羽根33とを備えて
いる。この放射状羽根33においてはは、回転支持盤3
0上で行われる炭化を終えた炭Bの精錬燃焼が回転する
複数の放射状羽根33によって促進され、焼成した炭材
の半系方向への移動とそれに伴う排出口からの排出とを
容易にしている。
【0045】このように、回転支持盤30上の螺旋状コ
イル32と放射状羽根33との作用により、有機物片へ
の下方部からの熱が燃焼ガスの進入によって伝わり易く
なり、炭化を促進し、排出を容易にして、竪形炭化炉1
においても、十分に炭化に要する時間を短縮して良質の
炭材Cを得ることができる。
【0046】さらに、回転支持盤30は、その下面に、
外殻本体下底部26aとの間に、この例では、複数の湾
曲羽根34を放射状に固定している。湾曲羽根34は、
回転方向に対して焼成炭Cを外側へ移動させる作用をす
るもので、回転支持盤30上から外殻本体下底部26a
に落下した焼成炭Cを、これらの湾曲羽根34によって
排出口29が設けられている外周部に押し寄せることが
でき、焼成炭Cの排出を促進する。
【0047】回転支持盤30は、外殻本体20の下部2
5内において炭化炉体10の下端部14に対する隙間L
の大きさを調節できるように上下位置調節手段が設けら
れている。ここに採用した上下位置調節手段は、回転支
持盤30とその回転駆動装置40とが搭載されている下
底部26aが、外殻本体の下部25内にネジジャッキ機
構Jによって、回転支持盤30を上下に位置調節可能に
するものである。
【0048】炭原料Aの有機物片や固形燃料や焼成した
炭材の性質、例えば、種類に応じて異なる性質、例え
ば、安息角度θ(水平面上に積したときの水平面に対す
る裾部の傾斜角度)などの相異に対応して、回転支持盤
と外殻本体の下端との間の隙間から排出速度が相異する
ので、上下位置調節手段は、回転支持盤30の上下位置
を調節し、上記の隙間を設定し、炭化室内の有機物片の
低下速度と、焼成炭Cの排出度合いを調節し、炭化度合
いを最良に調節することができる。
【0049】この例の上下位置調節手段のネジジャッキ
機構Jは、図3に示すように、下部25の円筒体下端部
の内壁に複数取り付られたブラケット55に回転可能に
搭載されたジャッキネジ56を、ブラケット55に対応
して回転支持盤30の周辺部の下底部26外縁に形成さ
れネジ孔57に螺合させており、ダブルナット58の締
め付けにより、回転支持盤30の上下位置設定でき、上
記回転支持盤30と下端部との間の隙間を調節すること
ができ、ダブルナット58により、固定している。
【0050】炭化炉1の炭化作業の初期には、炭化室1
1内部に上部の供給口から、炭見料として、有機質廃棄
物と、固形燃料とを炉体10の下部13Aにおいて着火
装置28によって着火させる。着火後は、風箱27から
分配管27Aを介して約1〜5%の酸素濃度まで制限さ
れた空気を供給して先ず下部からの熱と円形環状空間2
3のガスによって予熱(予熱帯)して乾燥、昇温(乾燥
帯)させ、順次昇温して、下端部14の近くで約800
℃で焼成し、その上方の炉体中間部では、約300℃で
炭化燃焼(炭化帯)させる。
【0051】着火後は通常着火装置28からの高温ガス
の供給は停止されるが、炭化燃焼をその流量制限して空
気供給によって酸素不足の状態で炭化焼成し、炭素を多
く残して炭材Bを形成する。この炭化燃焼によって発生
する一酸化炭素を多く含んだ可燃ガスGは炉体11の下
端部14から一旦出た後、環状空間23を上昇して外側
から炉体内の炭原料Aを予熱して炭化を促進する。可燃
ガスに対しては、排気口24から排出して排ガス処理手
段64によって木酢液等の有用物の分離処理等を行な
う。蒸し焼きにより生成された炭Bが回転支持盤30上
で精錬燃焼(精錬帯)してできた焼成炭Cの状態を、案
内手段50によって外殻本体20の下端部25の外周部
の排出口29へ案内して排出してダンパー弁62から出
て来る焼成炭Cを直接見て判断し、例えば0.3から
2.0rpmの範囲で回転支持盤30の回転速度を調節
することで調整される。これで操業者は、炭材の生産の
経験の有無によらずに良質な炭を得ることができる。
【0052】上部円筒部21の排気口24の近辺には酸
素濃度センサーが設けられ、さらにその周壁21Aには
適宜防爆装置が設けられる。酸素濃度センサーによる酸
素濃度と焼成炭材の品質や生産性との関係などの操業デ
ータに基づいて、酸素濃度センサーによる酸素濃度値を
利用して、炭化室の回転支持盤30の回転速度を連動制
御するようにすることもできる。
【0053】図4には、排気ガス処理手段の系統図を示
すが、排気口24は、排ガスからダストを除去するサイ
クロン65と、木酢Q及びタールTを除去する水冷熱交
換器ないしコンデンサ66と、排ガスを促進するエジェ
クター67、例えば、水エジェクターとから成る排ガス
処理手段64に接続されている。サイクロン65でダス
トを除去し、コンデンサ66で木酢及びタールなどの有
用物を回収でき、一酸化炭素の含有量の多い排ガスを燃
料ガスとして利用し易くでき、また空気流抵抗が大きい
サイクロン65や熱交換器66に排ガスを通してもエジ
ェクター67によって排ガスを吸引流通できる。エジェ
クター67は、タンク68A内の水をポンプ68Bで循
環している圧力水を利用しており、スクラバーの働きも
している。
【0054】
【発明の効果】本発明の炭化炉は、固定された炭化炉体
に対して炉床である回転支持盤を回転させるようにした
ので、焼成した炉床からの炭材の排出が容易であり、炉
床部で発生した高温の燃焼ガスが、炉体の下端部から炭
化炉体と外殻本体との間に形成した空間を上昇しながら
炉体壁部を通して炭化室内の蓄積した廃棄物及び固形燃
料を予熱するので、熱効率が高く、炭化の促進改善に有
効である。特に、回転支持盤の回転速度を制御可能にす
れば、炭化の程度と品質を目視観察しながら、回転速度
を制御することにより、炭材製造過程を制御して、その
品質と生産性を最適化することができる。
【0055】炭化室内に回転支持盤の軸状に固定として
突出する螺旋体を設ければ、堆積した有機物片やRDF
等の固形燃料の圧密化を防いで、堆積有機物片への熱伝
導を高め、攪拌による均一化して、焼成炭化効率を高め
ることができる。
【0056】さらに、回転支持盤が、外殻本体の下端部
内において炭化炉体の下端部に対する隙間の大きさを調
節できるように上下位置調節可能にすれば、原料の廃棄
物や生成した炭材の性質に合わせて、炭材の排出速度を
予め適切に決めることが出来、良好に焼成した炭材の生
産が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係る炭化炉の縦断面図を示
す。
【図2】 本発明の実施例に係る炭化炉の外殻本体にお
ける横断面図を示し、この図の中央部には、回転支持盤
の上面図を含む。
【図3】 図1のIII部における上下位置調節手段の部
分拡大図を示す。
【図4】 図1の炭化炉に接続される排気ガス処理手段
の系統図を示す。
【符号の説明】
1 炭化炉 2 基台 10 炭化炉体 11 炭化室 12 上端部 12a供給口 14 下端部 15 空気供給孔 16 着火孔 20 外殻本体 23 環状空間 24 排気口 29 排出口 30 回転支持盤 32 螺旋体 33 放射状羽根 34 湾曲羽根 50 案内手段
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B09B 3/00 ZAB C10J 3/00 H 4K045 C10B 53/02 C10L 5/44 4K055 C10J 3/00 5/46 4K056 C10L 5/44 5/48 5/46 F27B 1/02 5/48 1/16 F27B 1/02 1/18 1/16 F27D 3/08 1/18 17/00 101A F27D 3/08 101G 17/00 101 105A B09B 3/00 ZAB 105 B01D 53/34 Z Fターム(参考) 4D002 AA40 AC10 BA13 BA14 4D004 AA02 AA03 AA07 AA12 AC04 BA03 CA26 CA32 CB46 CC02 CC03 DA01 DA02 DA10 DA12 DA13 4D076 AA16 BC02 FA03 FA12 FA33 HA10 JA03 4H012 HA03 HA06 HB03 HB07 HB10 JA03 JA04 JA12 4H015 AA01 AA02 AA13 AA14 AA17 AB01 BA12 BB03 CB01 4K045 AA01 BA10 CA02 GA04 GB08 GB09 GB10 GC02 GD13 KA01 LA02 LA07 4K055 AA05 BA03 BA05 DA05 MA05 4K056 AA12 BA01 BB01 BC01 BC06 CA20 DA02 DA22 DA33 DB13

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端部が閉鎖され且つ下端部が開放され
    て内部に竪形筒状炭化室を形成する炭化炉体と、基台上
    に設置されて上記の炭化炉体を外部から取り囲んで該炭
    化炉体との間に環状空間を形成して支持する外殻本体
    と、該外殻本体の下端部内において炭化炉体内の蓄積さ
    れた有機系廃棄物の有機物片を支え且つ炭化炉体の下端
    部と上面との間に炭材排出用の隙間を設けてほぼ水平状
    態に設置されて回転駆動される回転支持盤と、から成
    り、 上記の炭化炉体が、上部に有機系廃棄物及び所要の固形
    燃料を炭化室の内部に気密弁を介して供給する供給口
    と、下部炉壁に配置された複数の空気供給孔とを有し、 上記の外殻本体が、その上端部が上記炉体の上端部に近
    接した位置で閉鎖されて上部に設けて上記の環状空間に
    連通する排気口と、下部に上記炉体の空気供給孔に分配
    管を介して空気を供給速度の制限下で供給する風箱と、
    外殻本体の下底部に設けて上記の炭材排出用の隙間から
    の炭材を炭化炉下に排出落下させる排出口と、を含むこ
    とを特徴とする炭化炉。
  2. 【請求項2】 回転支持盤が、支持盤上面において回転
    軸の延長部に回転方向に対して有機物片を上方に戻す作
    用をする螺旋体と、該螺旋体に比較して低くし、かつ中
    心部から外周部にかけて低くされた複数の放射状羽根と
    を有する請求項1記載の炭化炉。
  3. 【請求項3】 回転支持盤が、その下面に回転方向に対
    して炭を外側へ移動させる作用をする複数の湾曲状若し
    くは直線状の羽根を放射状に有する請求項1又は2記載
    の炭化炉。
  4. 【請求項4】 炭化炉には、外殻本体の下端部内におい
    て、回転支持盤の上面と炭化炉体の下端部との間の上記
    炭材排出用の隙間の大きさを調節するための上下位置調
    節手段が設けられている請求項1ないし3のいずれかに
    記載の炭化炉。
  5. 【請求項5】 炭化炉には、炭化炉体の下部炉壁に連通
    して炭化室に高温ガスを供給して、炭化室内の有機系廃
    棄物及び所要の固形燃料に着火するための着火手段が設
    けられている請求項1に記載の炭化炉。
  6. 【請求項6】 着火手段が、上記炭化炉体の下部に上記
    空気供給孔に隣接して設けられた着火孔から高温ガスを
    炭化室内に放射する着火バーナから成る請求項5記載の
    炭化炉。
  7. 【請求項7】 外殻本体が、上記隙間から該回転支持盤
    の外周部に排出される焼成炭材を上記排出口に案内する
    案内手段を含み、案内手段が、排出口に対応して外殻本
    体の下端部の周壁から回転支持盤の外周部へ突設された
    掻き取り板から成る請求項1ないし6いずれかに記載の
    炭化炉。
  8. 【請求項8】 排出口が、冷却装置を備えて且つ気密弁
    を介してスクリューコンベヤに接続されている請求項1
    ないし7いずれかに記載の炭化炉。
  9. 【請求項9】 供給口の気密弁が、ロータリシール弁若
    しくはダブルダンパー弁を含む請求項1ないし8いずれ
    かに記載の炭化炉。
  10. 【請求項10】 排気口が、排ガスからダストを除去す
    るサイクロンと、木酢及びタールを除去する熱交換器
    と、排ガスの吸引を促進するエジェクターとから成る排
    ガス処理手段に接続されている請求項1ないし9いずれ
    かに記載の炭化炉。
  11. 【請求項11】 上記炭化炉体が、耐火物によって竪円
    筒状に形成され、上記外殻本体が、耐火物によって竪円
    筒状に形成され、炭化炉体と外殻本体との間の環状空間
    が、予熱空間を形成している請求項1ないし10いずれ
    かに記載の炭化炉。
  12. 【請求項12】 上記風箱には、空気と過熱蒸気が切り
    替え可能に供給される請求項1ないし11いずれかに記
    載の炭化炉。
JP2001397647A 2001-12-27 2001-12-27 廃棄物炭化炉 Expired - Fee Related JP3616762B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001397647A JP3616762B2 (ja) 2001-12-27 2001-12-27 廃棄物炭化炉

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001397647A JP3616762B2 (ja) 2001-12-27 2001-12-27 廃棄物炭化炉

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003193060A true JP2003193060A (ja) 2003-07-09
JP3616762B2 JP3616762B2 (ja) 2005-02-02

Family

ID=27603376

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001397647A Expired - Fee Related JP3616762B2 (ja) 2001-12-27 2001-12-27 廃棄物炭化炉

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3616762B2 (ja)

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007291155A (ja) * 2006-04-21 2007-11-08 Satake Corp バイオマスガス生成燃焼炉
JP2010248061A (ja) * 2009-03-24 2010-11-04 Jfe Steel Corp バイオマス炭の製造方法およびこれに用いるバイオマス炭の製造装置
CN102453565A (zh) * 2010-10-29 2012-05-16 徐平 生物能源转化天然气装置
CN102585858A (zh) * 2011-01-13 2012-07-18 建德市恒明环保工程实业有限公司 三口液压加料仓
CN102776006A (zh) * 2012-08-17 2012-11-14 江西鹏源环保科技发展有限公司 一种生物质干馏和烘干装置
KR101248335B1 (ko) * 2010-09-11 2013-04-01 전호건 산림 잔여물의 연료화 장치
CN104296539A (zh) * 2014-09-04 2015-01-21 太原嘉能动力科技有限公司 一种炭素电煅炉尾气余热利用装置
CN104449772A (zh) * 2014-10-23 2015-03-25 刘长福 木焦油的高效生产系统
CN105062565A (zh) * 2015-07-30 2015-11-18 东南大学 一种生物质固定床富氧气化炉
CN106894034A (zh) * 2017-04-09 2017-06-27 柯富荣 一种金属工件表面还原装置及其方法
CN107267176A (zh) * 2017-07-06 2017-10-20 武汉光谷蓝焰新能源股份有限公司 一种高效生物质处理焦油多联产热解炉
WO2018176883A1 (zh) * 2017-03-28 2018-10-04 唐毓 碳解反应器
CN108774558A (zh) * 2018-05-22 2018-11-09 金华市农业科学研究院 一种生物炭制备机
CN109536208A (zh) * 2018-12-28 2019-03-29 扬州大学 一种用于生物质和垃圾协同气化的气化炉及其操作方法
CN109628119A (zh) * 2018-11-05 2019-04-16 武汉科技大学 一种废旧轮胎裂解炉
CN109863233A (zh) * 2016-10-27 2019-06-07 雨谷智昭 生物质燃料制造装置
KR102077689B1 (ko) * 2019-05-03 2020-02-14 제일산기 주식회사 고온 브리켓 철의 제조장치
CN111996018A (zh) * 2020-07-10 2020-11-27 南通天地和环保科技有限公司 一种含漆废物裂解处置设备
CN113522925A (zh) * 2021-06-08 2021-10-22 湖南省欣洁环保科技有限公司 生活垃圾处理装置
RU2758893C1 (ru) * 2020-06-09 2021-11-02 Джил Машинери Ко., Лтд. Устройство для охлаждения горячебрикетированного железа
CN115197730A (zh) * 2022-08-17 2022-10-18 逊克县聚鑫生物质新材料有限公司 一种基于低温裂解的改性生物质炭的制备装置及其方法
CN115287084A (zh) * 2022-07-10 2022-11-04 安徽科技学院 一种新型生物炭连续环保生产设备
KR102494498B1 (ko) * 2022-08-31 2023-02-06 해표산업 주식회사 바이오차 제조가 가능한 바이오매스 가스화 장치

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101967401A (zh) * 2010-11-01 2011-02-09 广州迪森热能技术股份有限公司 生物质气化炉密闭排渣装置及生物质气化反应系统
JP7454812B2 (ja) 2020-01-09 2024-03-25 鉄建建設株式会社 固形燃料搬送装置

Cited By (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007291155A (ja) * 2006-04-21 2007-11-08 Satake Corp バイオマスガス生成燃焼炉
JP2010248061A (ja) * 2009-03-24 2010-11-04 Jfe Steel Corp バイオマス炭の製造方法およびこれに用いるバイオマス炭の製造装置
JP2013129849A (ja) * 2009-03-24 2013-07-04 Jfe Steel Corp バイオマス炭の製造方法
JP2013177593A (ja) * 2009-03-24 2013-09-09 Jfe Steel Corp バイオマス炭の製造方法及びバイオマス炭の製造装置
KR101248335B1 (ko) * 2010-09-11 2013-04-01 전호건 산림 잔여물의 연료화 장치
CN102453565B (zh) * 2010-10-29 2013-12-11 徐平 生物能源转化天然气装置
CN102453565A (zh) * 2010-10-29 2012-05-16 徐平 生物能源转化天然气装置
CN102585858A (zh) * 2011-01-13 2012-07-18 建德市恒明环保工程实业有限公司 三口液压加料仓
CN102776006A (zh) * 2012-08-17 2012-11-14 江西鹏源环保科技发展有限公司 一种生物质干馏和烘干装置
CN104296539A (zh) * 2014-09-04 2015-01-21 太原嘉能动力科技有限公司 一种炭素电煅炉尾气余热利用装置
CN104296539B (zh) * 2014-09-04 2018-05-29 太原嘉能动力科技有限公司 一种炭素电煅炉尾气余热利用装置
CN104449772A (zh) * 2014-10-23 2015-03-25 刘长福 木焦油的高效生产系统
CN105062565A (zh) * 2015-07-30 2015-11-18 东南大学 一种生物质固定床富氧气化炉
CN109863233A (zh) * 2016-10-27 2019-06-07 雨谷智昭 生物质燃料制造装置
WO2018176883A1 (zh) * 2017-03-28 2018-10-04 唐毓 碳解反应器
CN106894034A (zh) * 2017-04-09 2017-06-27 柯富荣 一种金属工件表面还原装置及其方法
CN106894034B (zh) * 2017-04-09 2018-12-04 柯富荣 一种金属工件表面还原装置及其方法
CN107267176A (zh) * 2017-07-06 2017-10-20 武汉光谷蓝焰新能源股份有限公司 一种高效生物质处理焦油多联产热解炉
CN108774558A (zh) * 2018-05-22 2018-11-09 金华市农业科学研究院 一种生物炭制备机
CN108774558B (zh) * 2018-05-22 2024-01-12 金华市农业科学研究院 一种生物炭制备机
CN109628119A (zh) * 2018-11-05 2019-04-16 武汉科技大学 一种废旧轮胎裂解炉
CN109536208A (zh) * 2018-12-28 2019-03-29 扬州大学 一种用于生物质和垃圾协同气化的气化炉及其操作方法
CN109536208B (zh) * 2018-12-28 2020-09-18 扬州大学 一种用于生物质和垃圾协同气化的气化炉及其操作方法
RU2753212C1 (ru) * 2019-05-03 2021-08-12 Джил Машинери Ко., Лтд. Устройство для производства горячебрикетированного железа
WO2020226234A1 (ko) * 2019-05-03 2020-11-12 제일산기 주식회사 고온 브리켓 철의 제조장치
KR102077689B1 (ko) * 2019-05-03 2020-02-14 제일산기 주식회사 고온 브리켓 철의 제조장치
RU2758893C1 (ru) * 2020-06-09 2021-11-02 Джил Машинери Ко., Лтд. Устройство для охлаждения горячебрикетированного железа
CN111996018A (zh) * 2020-07-10 2020-11-27 南通天地和环保科技有限公司 一种含漆废物裂解处置设备
CN113522925A (zh) * 2021-06-08 2021-10-22 湖南省欣洁环保科技有限公司 生活垃圾处理装置
CN115287084A (zh) * 2022-07-10 2022-11-04 安徽科技学院 一种新型生物炭连续环保生产设备
CN115197730A (zh) * 2022-08-17 2022-10-18 逊克县聚鑫生物质新材料有限公司 一种基于低温裂解的改性生物质炭的制备装置及其方法
CN115197730B (zh) * 2022-08-17 2024-01-26 逊克县聚鑫生物质新材料有限公司 一种基于低温裂解的改性生物质炭的制备装置及其方法
KR102494498B1 (ko) * 2022-08-31 2023-02-06 해표산업 주식회사 바이오차 제조가 가능한 바이오매스 가스화 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP3616762B2 (ja) 2005-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003193060A (ja) 廃棄物炭化炉
US4255129A (en) Apparatus and method for processing organic materials into more useful states
WO2017035924A1 (zh) 一种生活垃圾破筛烘一体式装置
KR102188473B1 (ko) 탄화로
CN1890349A (zh) 活性炭制造用碳化装置
CN109974004A (zh) 一种清洁焚烧炉
EP1666567A1 (en) Carbonizing device, carbonizing system, and carbonizing method
JP3607636B2 (ja) 炭化炉
CN104164241B (zh) 一种多级出料的移动床干馏加热炉
JP2873194B2 (ja) 炭化装置
JPH083094B2 (ja) 高品質のか焼コークスを製造する方法及び装置
CA1174119A (en) Ash removal system and heating mechanism for wood waste burners
CN211227039U (zh) 一种裂解气化炉
JP4687873B2 (ja) 炭化装置
JPH1161139A (ja) 廃棄物処理装置
CN109990294A (zh) 一种清洁热解炉
US1957364A (en) Carbonizing process and apparatus
EP0670983B1 (en) Method for retorting organic matter
RU209029U1 (ru) Установка для получения активированного угля из углеродосодержащего сырья
JP2022163422A (ja) 半炭化物の製造装置、半炭化物、火力発電燃料及び発電方法
JP2903045B2 (ja) 回転式炭化炉
JP2001279250A (ja) 縦型自燃式炭化炉の操業方法
JP2020122079A (ja) 炭化炉
RU2545577C1 (ru) Реактор для пиролизной переработки органосодержащих отходов
RU144666U1 (ru) Реактор для пиролизной переработки органосодержащих отходов

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041026

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041108

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071112

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101112

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101112

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131112

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees