JP2003193034A - Fipg用含フッ素エラストマー組成物 - Google Patents

Fipg用含フッ素エラストマー組成物

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JP2003193034A
JP2003193034A JP2001393285A JP2001393285A JP2003193034A JP 2003193034 A JP2003193034 A JP 2003193034A JP 2001393285 A JP2001393285 A JP 2001393285A JP 2001393285 A JP2001393285 A JP 2001393285A JP 2003193034 A JP2003193034 A JP 2003193034A
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chemical
fluorine
fipg
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Mikio Shiono
巳喜男 塩野
Makoto Saito
誠 斉藤
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 (A)一分子中に二個以上のアルケニル
基を有し、かつ主鎖中にパーフルオロポリエーテル構造
を有する直鎖状フルオロポリエーテル化合物 (B)一分子中にケイ素原子に結合した水素原子を二個
以上有し、ケイ素原子に結合した水素原子が全てH−S
iCH2−構造を構成する有機ケイ素化合物 (C)触媒量の白金族化合物 (D)疎水性シリカ粉末を含有することを特徴とするF
IPG用含フッ素エラストマー組成物。 【効果】 本発明のFIPG用含フッ素エラストマー組
成物は、耐熱性、耐油性、耐薬品性、耐溶剤性、低温特
性、耐湿性等に優れた硬化物を形成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐熱性、耐油性、
耐薬品性、耐溶剤性、低温特性、耐湿性等に優れ、特に
は耐酸性が改良された硬化物を形成するFIPG用含フ
ッ素エラストマー組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、自動車のエンジンやその周辺の機構部品、例えばオ
イルパンやトランスミッション等の組立の際に、フラン
ジ部等にガスやオイルの漏れを防止するためにシリコー
ン系の液状ガスケットと呼ばれるシール材料が使用され
ている。液状ガスケット材料は塗布ロボットを使用して
シール面にビード状に塗布され、硬化前又は硬化後に両
側からシール面で圧着してガスケットとして使用され
る。このシリコーン系液状ガスケットと塗布ロボットの
組み合わせによるガスケットシール方式はFIPGと呼
ばれ、自動車業界だけでなく、家電業界や各種業界にお
いて活用され、省エネルギー、省資源、機器の小型・軽
量化、工程の合理化に寄与している。
【0003】FIPG用材料には耐熱性を要求されるだ
けでなく、使用される部位によって耐エンジンオイル
性、耐ギヤオイル性、耐LLC性等の耐油性が要求され
る。これらの要求に対応した液状シリコーンゴムは実用
化されているが、最近ではオイルの低粘度化や長寿命化
を目的とした各種添加剤の高濃度添加が進み、FIPG
用材料に対して耐油性、耐薬品性、特に耐酸性の一層の
向上が要求されている。今後、需要増が予想される燃料
電池用シール剤用途には耐酸性の向上が不可欠である。
【0004】液状シリコーンゴムは耐熱性に優れている
が、耐油性、耐薬品性、特に耐酸性はFIPG用途にお
いては不十分であり、その改良が図られている。しかし
ながら、主成分ポリマーの分子構造(シロキサン骨格)
に起因する制約により上記要求に対応することは困難で
あるという問題点がある。それ故、耐油性、耐薬品性、
特に耐酸性に優れるFIPG用液状ゴムの出現が強く望
まれていた。
【0005】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
耐熱性、耐油性、耐薬品性だけでなく耐溶剤性、低温特
性、耐湿性等にも優れた硬化物を形成するFIPG用含
フッ素エラストマー組成物を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結
果、(A)一分子中に二個以上のアルケニル基を有し、
かつ主鎖中にパーフルオロポリエーテル構造を有する直
鎖状フルオロポリエーテル化合物に(B)一分子中にケ
イ素原子に結合した水素原子を二個以上有し、ケイ素原
子に結合した水素原子が全てH−SiCH2−構造を構
成する有機ケイ素化合物を架橋剤、鎖長延長剤として配
合すると共に、(C)白金族化合物を硬化触媒として添
加し、かつ(D)補強用充填材及びチキソ性付与剤とし
ての疎水性シリカ粉末を添加した付加反応硬化性組成
物、更に好ましくは前記(A)〜(D)成分に加えて、
(E)一分子中にケイ素原子に結合した水素原子と、炭
素原子又は炭素原子と酸素原子を介してケイ素原子に結
合したエポキシ基及び/又はトリアルコキシ基とをそれ
ぞれ一個以上有するオルガノシロキサンを接着性付与剤
として添加した組成物が、上記問題点を解決できること
を見出し、本発明を完成させた。
【0007】即ち、本発明は、 (A)一分子中に二個以上のアルケニル基を有し、かつ
主鎖中にパーフルオロポリエーテル構造を有する直鎖状
フルオロポリエーテル化合物 (B)一分子中にケイ素原子に結合した水素原子を二個
以上有し、ケイ素原子に結合した水素原子が全てH−S
iCH2−構造を構成する有機ケイ素化合物 (C)触媒量の白金族化合物 (D)疎水性シリカ粉末を含有することを特徴とするF
IPG用含フッ素エラストマー組成物を提供する。更に
は、前記(A)〜(D)成分に加えて、(E)一分子中
にケイ素原子に結合した水素原子と、炭素原子又は炭素
原子と酸素原子を介してケイ素原子に結合したエポキシ
基及び/又はトリアルコキシ基とをそれぞれ一個以上有
するオルガノシロキサンを含有することが好ましい。
【0008】以下、本発明につき更に詳述すると、本発
明のFIPG用含フッ素エラストマー組成物は、主剤の
ベースポリマーとして一分子中に二個以上のアルケニル
基を有する直鎖状フルオロポリエーテル化合物、その架
橋剤かつ鎖長延長剤としての有機ケイ素化合物、硬化触
媒としての白金族化合物、補強性充填材及びチキソ性付
与剤としての疎水性シリカ粉末を含有するものである。
【0009】本発明に使用する(A)成分の直鎖状フル
オロポリエーテル化合物は、一分子中に二個以上のアル
ケニル基を有し、かつ主鎖中に2価のパーフルオロアル
キルエーテル構造を有するものである。
【0010】ここで、パーフルオロアルキルエーテル構
造としては、−Cd2dO−(式中、各単位のdは独立
に1〜6の整数である。)の多数の繰り返し単位を含む
もので、例えば下記一般式(5)で示されるもの等が挙
げられる。 (Cd2dO)q (5) (式中、qは1〜500、好ましくは2〜400、より
好ましくは10〜200の整数であり、dは上記の通り
である。)
【0011】上記式(5)で示される繰り返し単位−C
d2dO−としては、例えば下記の単位等が挙げられ
る。なお、上記パーフルオロアルキルエーテル構造は、
これらの繰り返し単位の1種単独で構成されていてもよ
いし、2種以上の組み合わせであってもよい。
【0012】 −CF2O− −CF2CF2O− −CF2CF2CF2O− −CF(CF3)CF2O− −CF2CF2CF2CF2O− −CF2CF2CF2CF2CF2CF2O− −C(CF32O−
【0013】これらの中では、特に下記単位が好適であ
る。 −CF2O− −CF2CF2O− −CF2CF2CF2O− −CF(CF3)CF2O−
【0014】また、(A)成分の直鎖状フルオロポリエ
ーテル化合物中のアルケニル基としては、炭素数2〜
8、特に2〜6で、かつ末端にCH2=CH−構造を有
するものが好ましく、例えばビニル基、アリル基、プロ
ペニル基、イソプロペニル基、ブテニル基、ヘキセニル
基等が挙げられ、中でもビニル基、アリル基が好まし
い。このアルケニル基は、分子中の任意の位置に存在し
てもよいが、分子鎖の両末端に結合していることが好ま
しく、この場合、直鎖状フルオロポリエーテル化合物の
主鎖の両端部に直接結合していてもよいし、下記に示す
ような2価の連結基を介して主鎖と結合していてもよ
い。 −CH2−、−CH2O−、−Y−NR’−CO− (但し、Yは、−CH2−又は下記構造式(Z)で示さ
れる基であり、R’は水素原子、メチル基、フェニル基
又はアリル基である。)
【0015】
【化6】 (o、m又はp位。)
【0016】上記フルオロポリエーテル化合物として
は、下記一般式(2)又は(3)で示される直鎖状のも
のが好ましい。 CH2=CH−(X)p−Rf0−(X’)p−CH=CH2 (2) CH2=CH−(X)p−Q−Rf0−Q−(X’)p−CH=CH2 (3) [式中、Xは独立に−CH2−、−CH2O−又は−Y−
NR’−CO−(但し、Yは−CH2−又は下記構造式
(Z)で示される基であり、R’は水素原子、メチル
基、フェニル基又はアリル基である。)であり、X’は
独立に−CH2−、−OCH2−又は−CO−NR’−
Y’−(但し、Y’は−CH2−又は下記構造式
(Z’)で示される基であり、R’は水素原子、メチル
基、フェニル基又はアリル基である。)であり、Rf0
は2価のパーフルオロポリエーテル構造であり、上記式
(5)、即ち(Cd2dO)qで示されるものが好まし
い。pは独立に0又は1、rは2〜6の整数、Qは炭素
数1〜15の2価の炭化水素基であり、エーテル結合を
含んでいてもよく、具体的にはアルキレン基、エーテル
結合を含んでいてもよいアルキレン基である。]
【0017】
【化7】 (o、m又はp位。)
【0018】このような(A)成分の直鎖状フルオロポ
リエーテル化合物としては、特に下記一般式(4)で示
されるものが好適である。
【0019】
【化8】 [式中、Xは独立に−CH2−、−CH2O−又は−Y−
NR’−CO−(但し、Yは−CH2−又は下記構造式
(Z)で示される基であり、R’は水素原子、メチル
基、フェニル基又はアリル基である。)であり、X’は
独立に−CH2−、−OCH2−又は−CO−NR’−
Y’−(但し、Y’は−CH2−又は下記構造式
(Z’)で示される基であり、R’は水素原子、メチル
基、フェニル基又はアリル基である。)であり、pは独
立に0又は1、rは2〜6の整数、uは1〜6の整数、
m、nはそれぞれ0〜200の整数である。]
【0020】
【化9】 (o、m又はp位。)
【0021】上記式(4)の直鎖状フルオロポリエーテ
ル化合物は、数平均分子量が4,000〜100,00
0、特に10,000〜50,000であることが望ま
しい。
【0022】式(4)で表される直鎖状フルオロポリエ
ーテル化合物の具体例としては、下記化合物を例示する
ことができる。なお、式中、m、nは前記と同様であ
る。
【0023】
【化10】
【0024】
【化11】
【0025】更に本発明では、式(4)の直鎖状フルオ
ロポリエーテル化合物を目的に応じた所望の数平均分子
量に調節するため、予め上記した直鎖状フルオロポリエ
ーテル化合物を分子内にSiH基を2個含有する有機ケ
イ素化合物と通常の方法及び条件でヒドロシリル化反応
させ、鎖長延長した生成物を(A)成分として使用する
ことも可能である。
【0026】次に、(B)成分は、(A)成分の架橋
剤、鎖長延長剤として作用するものである。この(B)
成分は一分子中にケイ素原子に結合した水素原子を少な
くとも2個有し、ケイ素原子に結合した水素原子が全て
H−SiCH2−構造を構成する有機ケイ素化合物であ
れば特に制限されるものではない。このような有機ケイ
素化合物としては、下記一般式(1)で示されるものが
好ましい。
【0027】
【化12】 (式中、a及びbは0又は1であるが、aとbは同時に
0とはならない。a,bのいずれか一方が0、他方が1
の場合、Zは水素原子、−Q−M又は−Q−Rfであ
り、a,bの双方が1の場合、Zは−Q−、−Rf’−
又は−Q−Rf’−Q−である。Mは
【0028】
【化13】
【0029】であり、cは1,2,3又は4である。Q
は炭素数1〜15の2価の炭化水素基であり、エーテル
結合を含んでいてもよい。Rfは1価のパーフルオロア
ルキル基又はパーフルオロオキシアルキル基であり、R
f’は2価のパーフルオロアルキレン基又はパーフルオ
ロオキシアルキレン基である。Rは同一又は異種の炭素
数1〜20の1価炭化水素基である。sは1,2又は
3、tは0,1,2又は3である。)
【0030】ここで、Rとしては、例えば、メチル基、
エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イ
ソブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ヘキシ
ル基、オクチル基、デシル基等のアルキル基、シクロペ
ンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘプチル基等のシ
クロアルキル基、ビニル基、アリル基、プロペニル基、
イソプロペニル基、ブテニル基、ヘキセニル基等のアル
ケニル基、フェニル基、トリル基、キシリル基、ナフチ
ル基等のアリール基、ベンジル基、フェニルエチル基、
フェニルプロピル基等のアラルキル基、あるいはこれら
の基の水素原子の一部又は全部をハロゲン原子等で置換
したクロロメチル基、クロロプロピル基、ブロモエチル
基、3,3,3−トリフルオロプロピル基、6,6,
6,5,5,4,4,3,3−ノナフルオロヘキシル基
等のフッ素置換アルキル基、シアノエチル基等のシアノ
基置換アルキル基などが挙げられるが、好ましくは脂肪
族不飽和結合を有さないものが好ましい。
【0031】またQは、上述したように、メチレン基、
エチレン基、プロピレン基、ヘキシレン基等のアルキレ
ン基や、これらアルキレン基の鎖中に−O−のエーテル
結合が介在した基などが挙げられる。Rfの1価のパー
フルオロアルキル基、パーフルオロオキシアルキル基、
Rf’の2価のパーフルオロアルキレン基、パーフルオ
ロオキシアルキレン基については後述する。
【0032】上記有機ケイ素化合物としては、例えば下
記のものが挙げられる。なお、下記式でMeはメチル基
を示す。
【0033】
【化14】
【0034】
【化15】
【0035】また、(A)成分との相溶性、分散性、硬
化後の均一性を考慮して、一分子中に1個以上の1価の
パーフルオロアルキル基、1価のパーフルオロオキシア
ルキル基、2価のパーフルオロアルキレン基又は2価の
パーフルオロオキシアルキレン基を有しているものを使
用することができる。
【0036】上記パーフルオロアルキル基、パーフルオ
ロオキシアルキル基、パーフルオロアルキレン基、パー
フルオロオキシアルキレン基としては、下記一般式で示
される基を例示することができる。1価のパーフルオロ
アルキル基: Cg2g+1− (但し、gは1〜20、好ましくは2〜10の整数であ
る。)2価のパーフルオロアルキレン基: −Cg2g− (但し、gは1〜20、好ましくは2〜10の整数であ
る。)1価のパーフルオロオキシアルキル基:
【0037】
【化16】 (但し、nは1〜5の整数である。)
【0038】2価のパーフルオロオキシアルキレン基:
【0039】
【化17】 (但し、m+nは1〜200の整数、rは2〜6の整数
である。)
【0040】 −(CF2O)m−(CF2CF2O)n−CF2− (但し、m、nはそれぞれ1〜50の整数である。)
【0041】また、これらパーフルオロ(オキシ)アル
キル基、パーフルオロ(オキシ)アルキレン基は、ケイ
素原子に直接結合していてもよいが、ケイ素原子と2価
の連結基を介して結合していてもよい。ここで、2価の
連結基としては、アルキレン基、アリーレン基やこれら
の組み合わせでも、あるいはこれらにエーテル結合酸素
原子やアミド結合、カルボニル結合等を介在するもので
あってもよく、例えば炭素原子数2〜12のものが好ま
しく、下記の基等が挙げられる。
【0042】 −CH2CH2− −CH2CH2CH2− −CH2CH2CH2OCH2− −CH2CH2CH2−NH−CO− −CH2CH2CH2−N(Ph)−CO− (但し、Phはフェニル基である。) −CH2CH2CH2−N(CH3)−CO− −CH2CH2CH2−O−CO−
【0043】更に、この有機ケイ素化合物における一分
子中のケイ素原子数は特に制限されないが、通常2〜6
0、特に3〜30程度が好ましい。
【0044】このような含フッ素有機ケイ素化合物とし
ては、例えば下記のような化合物が挙げられ、これらの
化合物は単独で使用しても、2種以上を併用してもよ
い。なお、下記式でMeはメチル基、Phはフェニル基
を示す。
【0045】
【化18】
【0046】
【化19】
【0047】(B)成分の配合量は、通常(A)成分中
に含まれるビニル基、アリル基、シクロアルケニル基等
のアルケニル基1モルに対して、(B)成分中のヒドロ
シリル基、即ちSiH基の量が好ましくは0.5〜5モ
ル、より好ましくは1〜2モル供給する量が好適であ
る。(B)成分の配合量が少なすぎると架橋度合いが不
十分になる場合があり、多すぎると鎖長延長が優先し、
硬化が不十分となったり、発泡したり、耐熱性、圧縮永
久歪特性等が悪化する場合がある。
【0048】本発明の(C)成分である白金族化合物
は、上記直鎖状フルオロポリエーテル化合物と上記有機
ケイ素化合物との付加反応(ヒドロシリル化)用触媒で
あり、硬化促進剤として作用する。この白金族化合物は
一般に貴金属の化合物であり、高価格であることから、
比較的入手しやすい白金化合物が好適に用いられる。
【0049】白金化合物としては、例えば塩化白金酸又
は塩化白金酸とエチレン等のオレフィンとの錯体、アル
コールやビニルシロキサンとの錯体、シリカ又はアルミ
ナ又はカーボン等に担持した白金などを例示することが
できるが、これらに限定されるものではない。
【0050】白金化合物以外の白金族化合物としては、
ロジウム、ルテニウム、イリジウム、パラジウム系化合
物が知られており、例えばRhCl(PPh33、Rh
Cl(CO)(PPh32、RhCl(C242、R
3(CO)12、IrCl(CO)(PPh32、Pd
(PPh34等を例示することができる(なお、Phは
フェニル基を示す)。
【0051】これらの触媒の使用にあたっては、それが
固体触媒であるときには固体状で使用することも可能で
あるが、より均一な硬化物を得るためには塩化白金酸や
錯体を適切な溶剤に溶解したものを(A)成分の直鎖状
フルオロポリエーテル化合物に相溶させて使用すること
が好ましい。
【0052】これらの触媒の使用量は、特に制限される
ものではなく、通常の触媒量で所望とする硬化速度を得
ることができるが、経済的見地又は良好な硬化物を得る
ためには、組成物全量に対して1〜1,000ppm
(白金属金属原子換算)、より好ましくは5〜500p
pm(同上)程度の範囲とするのがよい。
【0053】本発明の(D)成分は、疎水性シリカ粉末
であり、本発明の組成物から得られる硬化物に適切な物
理的強度を付与すると共に吐出装置から押出し塗布後の
組成物に適度の形状保持性を付与するものである。この
(D)成分の疎水性シリカ粉末は、シリコーンゴム用充
填材として公知のBET比表面積が50m2/g以上で
ある微粉末シリカを疎水化処理したものである。微粉末
シリカとしては煙霧質シリカ、沈降性シリカ、コロイド
シリカ等が例示される。これらの中で煙霧質シリカが最
も好ましい。微粉末シリカのBET比表面積は50m2
/g以上であり、特に100〜400m2/gであるこ
とが好ましい。また、上記微粉末シリカの疎水化処理剤
としてはオルガノクロロシラン、オルガノジシラザン、
環状オルガノポリシラザン、線状オルガノポリシロキサ
ン、環状オルガノポリシロキサン等が例示されるが、こ
れらの中ではオルガノジシラザン、環状オルガノポリシ
ラザンが好ましい。上記疎水性シリカ粉末は、本発明の
組成物への添加前に処理したものが好ましい。
【0054】この(D)成分の配合量は、(A)成分1
00重量部に対し、3〜30重量部、好ましくは5〜2
5重量部の範囲であることが望ましい。3重量部未満の
場合には組成物の形状保持が困難であり、得られる硬化
物の物理的特性が低下し、30重量部を超えると組成物
の吐出装置からの押し出しが困難となり、得られる硬化
物の物理的強度、圧縮歪特性も却って低下するので好ま
しくない。
【0055】なお、本発明のFIPG用含フッ素エラス
トマー組成物には、その実用性を高めるために種々の添
加剤を必要に応じて添加することができる。特に、接着
性付与剤として、(E)一分子中にケイ素原子に結合し
た水素原子と、炭素原子又は炭素原子と酸素原子を介し
てケイ素原子に結合したエポキシ基及び/又はトリアル
コキシ基とをそれぞれ一個以上有するオルガノシロキサ
ンを添加することが好ましく、具体的には下記の構造式
で示されるものが例示される。なお、これらの化合物は
単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
【0056】
【化20】
【0057】
【化21】 (o,q,rは正の整数、pは0以上の整数。)
【0058】
【化22】
【0059】
【化23】 (o,q,rは正の整数、pは0以上の整数。)
【0060】(E)成分の使用量は、(A)成分100
重量部に対し、0.1〜10重量部、好ましくは0.2
〜5重量部の範囲であることが望ましい。0.1重量部
未満の場合には十分な接着性が得られず、10重量部を
超えると組成物の流動性が悪く吐出装置からの押し出し
が困難となり、得られる硬化物の物理的強度、圧縮歪特
性も低下するので好ましくない。また、上記(E)成分
を添加する場合は、カルボン酸無水物を同時に添加して
もよい。
【0061】更に、本発明のFIPG用含フッ素エラス
トマー組成物には、(A)成分の架橋剤、鎖長延長剤と
しての(B)成分に加えて、組成物の作業性及び得られ
る硬化物の物理的特性を調整するためにH−Si−O−
Si構造や(B)成分に該当しない構造を有し、かつ一
分子中にSiH基を2個以上含有する有機ケイ素化合物
を添加することもできる。このような(B)成分に該当
しない含SiH有機ケイ素化合物は、SiH基を一分子
中に2個以上含有するものであれば、特に限定されず、
鎖状、環状、網目状等の構造をとっていてもよい。
【0062】なお、(B)成分の外にSiH基を有する
有機ケイ素化合物を添加する場合、それらの添加量は、
(A)成分の直鎖状フルオロポリエーテル化合物及び必
要に応じて添加される下記一般式(6)で示される含フ
ッ素アミド化合物に含まれるビニル基、アリル基等のア
ルケニル基の合計量1モルに対して、SiH基の合計量
が0.5〜5モル、好ましくは1〜2モルとなる量が好
適である。
【0063】その他、アセチレン性アルコール、シリル
化アセチレン性アルコール等のアセチレン化合物、オレ
フィン性シロキサン、エチレン性不飽和イソシアヌレー
ト、好ましくは分子中に上述の1価含フッ素置換基を有
するアセチレン化合物、オレフィン性シロキサン、エチ
レン性不飽和イソシアヌレート等の反応制御剤、石英粉
末、溶融石英粉末、珪藻土、炭酸カルシウム等の準補強
性充填材、酸化チタン、酸化鉄、カーボンブラック、ア
ルミン酸コバルト、群青等の無機顔料、酸化チタン、酸
化鉄、カーボンブラック、酸化セリウム、水酸化セリウ
ム、炭酸亜鉛、炭酸マグネシウム、炭酸マンガン等の耐
熱向上剤、アルミナ、窒化硼素、炭化ケイ素、金属粉末
等の熱伝導性付与材、カーボンブラック、銀粉末、導電
性亜鉛華等の導電性付与材を添加することができる。更
に、無官能のパーフルオロポリエーテル及び/又は下記
一般式(6)で示される含フッ素アミド化合物を粘度調
節剤、可撓性付与剤として添加することも可能である。
【0064】
【化24】 (但し、式中R1は置換又は非置換の1価炭化水素基、
2は水素原子又は置換又は非置換の1価炭化水素基、
Rf1は上記と同様の1価パーフルオロオキシアルキル
基を示す。)
【0065】これらの添加剤の使用量は、本発明の効果
を損なわない限り任意である。
【0066】本発明のFIPG用組成物の製造方法は特
に限定されず、例えば、上記した(A)成分〜(D)成
分とその他の任意成分とをプラネタリーミキサー、ロス
ミキサー、ホバートミキサー等の混合装置、必要に応じ
てニーダー、三本ロール等の混練装置等を使用して均一
に混合することにより製造することができる。本発明の
組成物は、(C)成分の触媒の種類により室温硬化も可
能であるが、硬化を促進するためには加熱することがよ
く、特に、良好な圧縮永久歪特性を得るためには60℃
以上、好ましくは100℃〜200℃にて10分から2
4時間の範囲で硬化させることが好ましい。
【0067】
【発明の効果】本発明のFIPG用含フッ素エラストマ
ー組成物は、耐熱性、耐油性、耐薬品性、耐溶剤性、低
温特性、耐湿性等に優れた硬化物を形成することができ
る。その上、従来のFIPG用材料より耐油性、耐薬品
性、特に耐酸性が格段に優れているため、苛酷な環境条
件で使用される各種シール材料、例えば二次電池や燃料
電池用シール剤、自動車用ガスケット等のシール性の長
寿命化、信頼性向上が可能である。更には、FIPGの
新たな用途への展開、例えば、フッ素ゴム系定形ガスケ
ットからFIPGへの変換が可能である。
【0068】
【実施例】以下、実施例を示して本発明を具体的に説明
するが、本発明は下記実施例に制限されるものではな
い。なお、実施例中の部はすべて重量部を示す。粘度は
25℃における測定値を示す。
【0069】[実施例1]下記式(7)で示されるポリマ
ー(粘度10,000mPa・s、数平均分子量17,
000、ビニル基量0.012モル/100g)100
部をプラネタリーミキサー内に仕込み、そこへヘキサメ
チルジシラザンで表面処理された煙霧質シリカ(BET
比表面積120m2/g)10部を添加し、加熱せずに
1時間混練した。引き続き混練しながら装置を加熱し、
内温が150℃に達してから150〜170℃に保持し
ながら2時間減圧下(60Torr)で熱処理した。次
に、内容物を40℃以下に冷却後、三本ロールを2回通
してベースコンパウンドを得た。このベースコンパウン
ド110部をプラネタリーミキサー内に仕込み、これに
白金−ジビニルテトラメチルジシロキサン錯体のトルエ
ン溶液(白金濃度0.5重量%)0.40部、エチニル
シクロヘキサノールの50%トルエン溶液0.30部、
下記式(8)で示される有機ケイ素化合物1.21部、
下記式(9)で示される含フッ素有機ケイ素化合物1.
18部を順次添加し、均一になるように混合した。その
後、脱泡操作を行うことにより組成物を調製した。
【0070】
【化25】
【0071】次に、得られた組成物をシリンジに充填
し、内径1.2mmのノズル先端からポリカーボネート
樹脂板(100×25×2mm)の上に押し出してビー
ド状に塗布した。この塗布ビードを1時間放置後、13
0℃に設定された乾燥機中で1時間加熱して硬化させ
た。硬化した塗布ビードの高さ(H)と幅(W)の比H
/Wは0.89であった。また、上記組成物を2mm厚
の長方形の型枠に置き、100kg/cm2、150℃
で10分プレスキュアー、更に150℃で50分オーブ
ンキュアーを行ってシート状硬化物を作製した。このシ
ートから2号ダンベル打抜き治具を使用して試験片を作
製し、JIS K6249に準じて物性を測定したとこ
ろ、表1に示すような結果が得られた。別途、2号ダン
ベル試験片を用いて下記の耐油性試験及び耐薬品性試験
を行った。
【0072】耐油性;150℃×240時間後の物性変
化を下記オイルを用いて評価した。 A.耐エンジンオイル性(トヨタキャッスルネオギヤ
ー) B.耐ギヤオイル性(トヨタキャッスルギヤーオイルス
ペシャルII) C.耐LLC性(トヨタ純正ロングライフクーラント) 但し、( )内;試験液 耐薬品性;20℃×3日後の硬さ変化及び表面状態を下
記薬品を用いて評価した。耐酸性(塩酸、硫酸、硝
酸)、耐アルカリ性(NaOHaq)、耐アミン性(ブチ
ルアミン)
【0073】各試験後に取り出した試料についてJIS
K6249に準じて物性を測定したところ、表1〜3
(耐油性)、表4(耐薬品性)に示すような結果が得ら
れた。液状シリコーンゴム(KE4531G;信越化学
工業(株)製シリコーンゴム)についても同様な試験を
実施し(比較例)、それらの結果も表1〜4に示した。
【0074】[実施例2]実施例1で使用した成分に、更
に、下記式(10)で示される接着性付与剤0.5部を
追加した以外は、実施例1と同様にして組成物を調製し
た。
【0075】
【化26】
【0076】次に、実施例1と同様にして塗布ビードを
作製した。この塗布ビードを1時間放置後、130℃に
設定された乾燥機中で1時間加熱して硬化させた。硬化
した塗布ビードの高さ(H)と幅(W)の比H/Wは
0.93であった。また、実施例1と同様にして2号ダ
ンベル試験片を作製し、物性測定、耐油性試験及び耐薬
品性試験を実施した。それらの結果も表1〜4に示し
た。
【0077】[実施例3]実施例1で使用した下記式
(8)で示される有機ケイ素化合物0.73部及び下記
式(11)で示される有機ケイ素化合物0.85部を併
用する以外は実施例1と同様にして組成物を調製した。
【0078】
【化27】
【0079】次に、実施例1と同様にして塗布ビードを
作製した。この塗布ビードを1時間放置後、130℃に
設定された乾燥機中で1時間加熱して硬化させた。硬化
した塗布ビードの高さ(H)と幅(W)の比H/Wは
0.90であった。また、実施例1と同様にして2号ダ
ンベル試験片を作製し、物性測定、耐油性試験及び耐薬
品性試験を実施した。それらの結果も表1〜4に示し
た。
【0080】[実施例4]実施例3で使用した成分に、更
に、下記式(10)で示される接着性付与剤0.5部を
追加した以外は、実施例1と同様にして組成物を調製し
た。
【0081】
【化28】
【0082】次に、実施例1と同様にして塗布ビードを
作製した。この塗布ビードを1時間放置後、130℃に
設定された乾燥機中で1時間加熱して硬化させた。硬化
した塗布ビードの高さ(H)と幅(W)の比H/Wは
0.95であった。また、実施例1と同様にして2号ダ
ンベル試験片を作製し、物性測定、耐油性試験及び耐薬
品性試験を実施した。それらの結果も表1〜4に示し
た。
【0083】
【表1】
【0084】
【表2】
【0085】
【表3】
【0086】但し、*KE4531G;信越化学工業
(株)製シリコーンゴム
【0087】
【表4】
【0088】但し、*KE4531G;信越化学工業
(株)製シリコーンゴム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 誠 群馬県碓氷郡松井田町大字人見1番地10 信越化学工業株式会社シリコーン電子材料 技術研究所内 Fターム(参考) 4H017 AA03 AA27 AA31 AA39 AB12 AB15 AC14 AD02 AD03 AE05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)一分子中に二個以上のアルケニル
    基を有し、かつ主鎖中にパーフルオロポリエーテル構造
    を有する直鎖状フルオロポリエーテル化合物 (B)一分子中にケイ素原子に結合した水素原子を二個
    以上有し、ケイ素原子に結合した水素原子が全てH−S
    iCH2−構造を構成する有機ケイ素化合物 (C)触媒量の白金族化合物 (D)疎水性シリカ粉末を含有することを特徴とするF
    IPG用含フッ素エラストマー組成物。
  2. 【請求項2】 更に、(E)一分子中にケイ素原子に結
    合した水素原子と、炭素原子又は炭素原子と酸素原子を
    介してケイ素原子に結合したエポキシ基及び/又はトリ
    アルコキシ基とをそれぞれ一個以上有するオルガノシロ
    キサンを含有することを特徴とする請求項1記載のFI
    PG用含フッ素エラストマー組成物。
  3. 【請求項3】 (B)成分の有機ケイ素化合物が、下記
    一般式(1)で表されるものである請求項1又は2記載
    のFIPG用含フッ素エラストマー組成物。 【化1】 (式中、a及びbは0又は1であるが、aとbは同時に
    0とはならない。a,bのいずれか一方が0、他方が1
    の場合、Zは水素原子、−Q−M又は−Q−Rfであ
    り、a,bの双方が1の場合、Zは−Q−、−Rf’−
    又は−Q−Rf’−Q−である。Mは 【化2】 であり、cは1,2,3又は4である。Qは炭素数1〜
    15の2価の炭化水素基であり、エーテル結合を含んで
    いてもよい。Rfは1価のパーフルオロアルキル基又は
    パーフルオロオキシアルキル基であり、Rf’は2価の
    パーフルオロアルキレン基又はパーフルオロオキシアル
    キレン基である。Rは同一又は異種の炭素数1〜20の
    1価炭化水素基である。sは1,2又は3、tは0,
    1,2又は3である。)
  4. 【請求項4】 (A)成分が、下記一般式(2)又は
    (3)で表される直鎖状フルオロポリエーテル化合物で
    ある請求項1乃至3のいずれか1項に記載のFIPG用
    含フッ素エラストマー組成物。 CH2=CH−(X)p−Rf0−(X’)p−CH=CH2 (2) CH2=CH−(X)p−Q−Rf0−Q−(X’)p−CH=CH2 (3) [式中、Xは独立に−CH2−、−CH2O−又は−Y−
    NR’−CO−(但し、Yは−CH2−又は下記構造式
    (Z)で示される基であり、R’は水素原子、メチル
    基、フェニル基又はアリル基である。)であり、X’は
    独立に−CH2−、−OCH2−又は−CO−NR’−
    Y’−(但し、Y’は−CH2−又は下記構造式
    (Z’)で示される基であり、R’は水素原子、メチル
    基、フェニル基又はアリル基である。)であり、Rf0
    は2価のパーフルオロポリエーテル構造であり、pは独
    立に0又は1、rは2〜6の整数、Qは請求項3におけ
    るQと同様の意味を示す。] 【化3】 (o、m又はp位。)
  5. 【請求項5】 (A)成分が、下記一般式(4)で表さ
    れる直鎖状フルオロポリエーテル化合物である請求項4
    に記載のFIPG用含フッ素エラストマー組成物。 【化4】 [式中、Xは独立に−CH2−、−CH2O−又は−Y−
    NR’−CO−(但し、Yは−CH2−又は下記構造式
    (Z)で示される基であり、R’は水素原子、メチル
    基、フェニル基又はアリル基である。)であり、X’は
    独立に−CH2−、−OCH2−又は−CO−NR’−
    Y’−(但し、Y’は−CH2−又は下記構造式
    (Z’)で示される基であり、R’は水素原子、メチル
    基、フェニル基又はアリル基である。)であり、pは独
    立に0又は1、rは2〜6の整数、uは1〜6の整数、
    m、nはそれぞれ0〜200の整数である。] 【化5】 (o、m又はp位。)
  6. 【請求項6】 (D)成分の疎水性シリカ粉末が、BE
    T比表面積が50m 2/g以上であるシリカ粉末をオル
    ガノシラン、オルガノシラザン又はオルガノポリシロキ
    サンで処理されたものである請求項1乃至5のいずれか
    1項に記載のFIPG用含フッ素エラストマー組成物。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006022319A (ja) * 2004-06-11 2006-01-26 Shin Etsu Chem Co Ltd 硬化性パーフルオロポリエーテル組成物及びその硬化物を用いたゴム及びゲル製品
JP2009227595A (ja) * 2008-03-21 2009-10-08 Shin Etsu Chem Co Ltd 有機ケイ素化合物
CN106188993A (zh) * 2016-08-29 2016-12-07 无锡市宝来电池有限公司 一种铅酸蓄电池密封材料
CN113412300A (zh) * 2019-02-08 2021-09-17 信越化学工业株式会社 耐硅油性优异的室温固化性组合物和汽车用冷却液密封材料

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