JP2003193021A - 高熱伝導接着フィルム - Google Patents

高熱伝導接着フィルム

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JP2003193021A
JP2003193021A JP2001397034A JP2001397034A JP2003193021A JP 2003193021 A JP2003193021 A JP 2003193021A JP 2001397034 A JP2001397034 A JP 2001397034A JP 2001397034 A JP2001397034 A JP 2001397034A JP 2003193021 A JP2003193021 A JP 2003193021A
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thermal conductive
high thermal
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adhesive film
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Teiichi Inada
禎一 稲田
Hiroki Hayashi
宏樹 林
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Hitachi Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 極めて高い熱伝導率を示すにも関わらず、流
動性の低下や、フィルムの強度、熱応力の緩和の作用、
耐熱性や耐湿性の低下などがなく、半導体用途に好適な
接着フィルムを提供する。 【解決手段】 160℃での溶融粘度が10Pa・s以
上10000Pa・s以下の接着性樹脂及び熱伝導率が
30W/mK以上の高熱伝導フィラーを含有し、高熱伝
導フィラーの含有率が30〜80体積%である接着剤組
成物を、フィルム状に成形したものであり、フィルムの
膜厚方向の熱伝導率が5W/mK以上である高熱伝導接
着フィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高熱伝導で接着
性、信頼性に優れる接着フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】フィルムタイプの接着剤は、フレキシブ
ルプリント配線板等で用いられており、アクリロニトリ
ルブタジエンゴムを主成分とする系が多く用いられてい
る。
【0003】プリント配線板関連材料として耐湿性を向
上させたものとしては、特開昭60−243180号公
報に示されるアクリル系樹脂、エポキシ樹脂、ポリイソ
シアネート及び無機フィラーを含む接着剤があり、また
特開昭61−138680号公報に示されるアクリル系
樹脂、エポキシ樹脂、分子中にウレタン結合を有する両
末端が第1級アミン化合物及び無機フィラーを含む接着
剤がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の接着フィルム
は、熱伝導性に優れるフィラー等を含んでおらず、ま
た、樹脂の熱伝導率はいずれも低いため、熱伝導率が低
かった。上記の接着フィルムに熱伝導性に優れるフィラ
ー等加えたものは、熱伝導率が高くなると考えられる
が、流動性の低下やフィルムの強度、熱応力の緩和の作
用、耐熱性や耐湿性の低下などの課題があり、多量に加
えることができないため、熱伝導率の向上にも制限があ
った。
【0005】本発明は、160℃での溶融粘度が10P
a・s以上10000Pa・s以下の樹脂を使用し、そ
の樹脂中に30〜80体積%の熱伝導性に優れるフィラ
ーを加えることにより、極めて高い熱伝導率を示すにも
関わらず、従来の課題であった、流動性の低下や、フィ
ルムの強度、熱応力の緩和の作用、耐熱性や耐湿性の低
下などがない、接着フィルムを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は以下に記載の
(1)〜(6)の事項に関する。 (1)160℃での溶融粘度が10Pa・s以上100
00Pa・s以下の接着性樹脂及び熱伝導率が30W/
mK以上の高熱伝導フィラーを含有し、高熱伝導フィラ
ーの含有率が30〜80体積%である接着剤組成物を、
フィルム状に成形したものであり、フィルムの膜厚方向
の熱伝導率が5W/mK以上であることを特徴とする高
熱伝導接着フィルム。 (2) 高熱伝導フィラーが金、銀、銅、アルミニウム
及びニッケルからなる群から選ばれる金属又はその合
金、窒化アルミニウム、窒化ほう素、窒化けい素、ダイ
ヤモンド、グラファイトあるいはこれらの2種以上の混
合物を含むことを特徴とする(1)記載の高熱伝導接着
フィルム。 (3)動的粘弾性測定装置を用いて測定した場合の接着
性樹脂の硬化物の貯蔵弾性率が25℃で20〜2000
MPaであり、260℃で3〜50MPaである(1)
又は(2)に記載の高熱伝導接着フィルム。 (4)接着性樹脂がエポキシ樹脂及びその硬化剤を合計
量で100重量部、官能基を含む重量平均分子量が1万
以上である高分子量成分10〜500重量部を必須成分
として含むことを特徴とする(1)〜(3)いずれかに
記載の高熱伝導接着フィルム。 (5)高分子量成分が、重量平均分子量が10万以上で
あり、ガラス転移温度が−50℃以上0℃以下である
(4)記載の高熱伝導接着フィルム。 (6)高分子量成分が架橋性官能基単位を0.5〜6.
0重量%を含むエポキシ基含有アクリル共重合体である
ことを特徴とする(4)又は(5)に記載の高熱伝導接
着フィルム。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の接着フィルムに用いる熱
伝導率が30W/mK以上の高熱伝導フィラーとして
は、熱伝導率が30W/mK以上であれば、特に制限は
ないが、例えば、金、銀、銅、アルミニウム及びニッケ
ルからなる群から選ばれる金属又はその合金、窒化アル
ミニウム、窒化ほう素、窒化けい素、ダイヤモンド、グ
ラファイトあるいはこれらの2種以上の混合物等が挙げ
られる。金、銀、銅、アルミニウム及びニッケルからな
る群から選ばれる金属の合金としては、例えば、Al−
Cu合金(JIS 2219、JIS 2020等)、
Au−Ni合金、Ag−Cu合金、Ag−Au合金等が
挙げられる。
【0008】高熱伝導フィラーの熱伝導率は、30W/
mK以上であることが好ましく、100W/mK以上で
あることがより好ましく、200W/mK以上であるこ
とが更に好ましい。なお、高熱伝導フィラーの熱伝導率
の上限は特に限定はされないが、通常、1100W/m
K以下である。高熱伝導フィラーの形状は、球状、扁平
粒状、樹枝状等、特に制限はなく、通常、球状、扁平粒
状が好ましい。また、高熱伝導フィラーの平均粒径は、
0.1〜10μmであることが好ましく、接着剤組成物
のフィルムをフィルム厚20μm以下の薄型フィルムと
する場合は、0.5〜5μmとすることが好ましい。
【0009】上記の高熱伝導フィラーの他、接着剤の取
扱性の向上、溶融粘度の調整、チクソトロピック性の付
与などを目的として、各種フィラーを配合してもよく、
これらは熱伝導率が30W/mK以上である必要はな
い。このようなフィラーとしては、水酸化アルミニウ
ム、水酸化マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネ
シウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、酸化
カルシウム、酸化マグネシウム、アルミナ、窒化アルミ
ニウム、ほう酸アルミウイスカ、結晶性シリカ、非晶性
シリカ、アンチモン酸化物などが挙げられる。熱伝導性
向上のためには、アルミナ、窒化アルミニウム、窒化ホ
ウ素、結晶性シリカ、非晶性シリカ等が好ましい。溶融
粘度の調整やチクソトロピック性の付与の目的には、水
酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、炭酸カルシウ
ム、炭酸マグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグ
ネシウム、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、アルミ
ナ、結晶性シリカ、非晶性シリカ等が好ましい。また、
耐湿性を向上させるためにはアルミナ、シリカ、水酸化
アルミニウム、アンチモン酸化物が好ましい。
【0010】本発明に用いられる接着剤組成物中の高熱
伝導フィラーの量は30〜80体積%であり、好ましく
は40〜70体積%である。高熱伝導フィラー以外のフ
ィラーの量は、高熱伝導フィラー100重量部あたり、
0〜50重量部とすることが好ましく、0〜20重量部
とすることがより好ましく、0〜10重量部とすること
が更に好ましい。
【0011】本発明に使用される、接着性樹脂は、16
0℃での溶融粘度が10Pa・s以上10000Pa・
s以下である必要がある。また、160℃での溶融粘度
が100Pa・s以上1000Pa・s以下の場合、フ
ィルムの強度が高く、打ち抜き加工などの加工性が高い
点でより好ましい。160℃での溶融粘度が10Pa・
s未満の場合、接着時の樹脂の流動が大きすぎるため、
適当な膜厚を保持できないなどにより、接着性や耐熱性
が低下する点で好ましくない。また、160℃での溶融
粘度が10000Pa・s超の場合、接着時の樹脂の流
動が不足するため、接着性や耐熱性が低下する点で好ま
しくない。160℃での溶融粘度はメルトインデック
サ、ムーニー粘度計等を使用して測定できる。
【0012】本発明に使用される接着性樹脂としては、
エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂と、これら樹脂の硬化剤
が挙げられる。また、接着性樹脂は、更に、その他の高
分子量成分、硬化促進剤、触媒、添加剤、カップリング
剤等を含有していてもよい。
【0013】エポキシ樹脂は、硬化して接着作用を呈す
るものであればよく、二官能以上(1分子中にエポキシ
基を2個以上含有)で、好ましくは重量平均分子量が3
00〜5000未満、より好ましくは300〜3000
未満のエポキシ樹脂が使用できる。なお、本発明におい
て、重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマト
グラフィーによって、標準ポリスチレンの検量線を用い
て測定したものである。二官能エポキシ樹脂(1分子中
にエポキシ基を2個含有するエポキシ樹脂)としては、
ビスフェノールA型又はビスフェノールF型エポキシ樹
脂等が例示される。ビスフェノールA型又はビスフェノ
ールF型エポキシ樹脂は、油化シェルエポキシ株式会社
から、エピコート807、エピコート827、エピコー
ト828という商品名で市販されている。また、ダウケ
ミカル日本株式会社からは、D.E.R.330、D.
E.R.331、D.E.R.361という商品名で市
販されている。さらに、東都化成株式会社から、YD8
125、YDF8170という商品名で市販されてい
る。
【0014】また、エポキシ樹脂としては三官能以上
(1分子中にエポキシ基を3個以上含有)の多官能エポ
キシ樹脂を用いてもよく、二官能エポキシ樹脂と三官能
以上のエポキシ樹脂の合計を100重量部とした場合、
二官能エポキシ樹脂50〜100重量%と三官能以上の
多官能エポキシ0〜50重量%を用いることが好まし
い。特に、高Tg化のためには二官能エポキシ樹脂50
〜90重量%とともに、三官能以上の多官能エポキシ樹
脂を10〜50重量%用いることが好ましい。三官能以
上の多官能エポキシ樹脂としては、フェノールノボラッ
ク型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹
脂等が例示される。フェノールノボラック型エポキシ樹
脂は、日本化薬株式会社から、EPPN−201という
商品名で市販されている。クレゾールノボラック型エポ
キシ樹脂は、住友化学工業株式会社から、ESCN−1
90、ESCN−195という商品名で市販されてい
る。また、前記日本化薬株式会社から、EOCN101
2、EOCN1025、EOCN1027という商品名
で市販されている。さらに、前記東都化成株式会社か
ら、YDCN701、YDCN702、YDCN70
3、YDCN704という商品名で市販されている。
【0015】難燃化を効果的にするためにはエポキシ樹
脂として、臭素化エポキシ樹脂を用いてもよく、臭素化
エポキシ樹脂としては、臭素原子を含む二官能エポキシ
樹脂やノボラック型の臭素化エポキシ樹脂を使用でき
る。臭素原子を含む二官能エポキシ樹脂は、東都化成株
式会社から、YDB−360、 YDB−400という
商品名で市販されている。また、ノボラック型の臭素化
エポキシ樹脂は、日本化薬株式会社から、BREN−
S、 BREN−104、 BREN−301という商品
名で市販されている。
【0016】エポキシ樹脂の硬化剤は、エポキシ樹脂の
硬化剤として通常用いられているものを使用でき、アミ
ン、ポリアミド、酸無水物、ポリスルフィド、三弗化硼
素及びフェノール性水酸基を1分子中に2個以上有する
化合物であるビスフェノールA、ビスフェノールF、ビ
スフェノールS等のビスフェノール類や、各種のフェノ
ール樹脂が挙げられる。特に吸湿時の耐電食性に優れる
ためフェノール樹脂であるフェノールノボラック樹脂、
ビスフェノールノボラック樹脂又はクレゾールノボラッ
ク樹脂等を用いるのが好ましい。フェノールノボラック
樹脂は、大日本インキ化学工業株式会社からバーカムT
D−2090、バーカムTD−2131、プライオーフ
ェンLF2882、変性フェノールノボラック樹脂は大
日本インキ化学工業株式会社からプライオーフェンVH
4150、プライオーフェンVH4170、ビスフェノ
ールノボラック樹脂は大日本インキ化学工業株式会社か
らフェノライトLF2882、フェノライトLF282
2という商品名で市販されている。フェノール樹脂の重
量平均分子量は、300〜2000であることが好まし
く、500〜1500であることがより好ましい。
【0017】難燃性向上のためには臭素化エポキシ樹脂
と併せて、二官能以上の臭素化フェノール化合物を硬化
剤として用いることが好ましい。臭素化フェノール化合
物としては、例えばテトラブロモビスフェノールAを用
いることができる。テトラブロモビスフェノールAは、
帝人化成工業株式会社から、ファイヤーガードFG20
00という商品名で市販されている。
【0018】硬化剤は、エポキシ樹脂のエポキシ基1当
量に対して、硬化剤のエポキシ基との反応基が0.6〜
1.4当量使用することが好ましく、0.8〜1.2当
量使用することがより好ましい。硬化剤が少なすぎたり
多すぎたりすると耐熱性が低下する傾向がある。
【0019】硬化剤とともに硬化促進剤を用いるのが好
ましく、硬化促進剤としては、各種イミダゾール類が使
用できる。イミダゾールとしては、2−メチルイミダゾ
ール、2−エチル−4−メチルイミダゾール、1−シア
ノエチル−2−フェニルイミダゾール、1−シアノエチ
ル−2−フェニルイミダゾリウムトリメリテート等が挙
げられる。イミダゾール類は、四国化成工業株式会社か
ら、キュアゾール2E4MZ、キュアゾール2PZ−C
N、キュアゾール2PZ−CNSという商品名で市販さ
れている。また、フィルムの可使期間が長くなる点で、
潜在性硬化促進剤が好ましく、その代表例としてはジシ
アンジミド、アジピン酸ジヒドラジド等のジヒドラジド
化合物、グアナミン酸、メラミン酸、エポキシ化合物と
イミダゾールの化合物との付加化合物、エポキシ化合物
とジアルキルアミン類との付加化合物、アミンとチオ尿
素との付加化合物、アミンとイソシアネートとの付加化
合物が挙げられるが、これらに限定されるものではな
い。室温での活性を低減できる点でアダクト型の構造を
とっているものが特に好ましい。アダクト型硬化促進剤
の代表的な例を以下に示すがこれらに限定されるもので
はない。アミン−エポキシアダクト系としては、味の素
株式会社からはアミキュアPN−23、アミキュアMY
−24、アミキュアMY−D、アミキュアMY−H等、
エー・シー・アール株式会社からはハードナーX−36
15S、ハードナーX−3293S等、旭化成株式会社
からはノバキュアHX−3748、ノバキュアHX−3
088等、パシフィック アンカー ケミカルからはA
ncamine2014AS、Ancamine201
4FG等がそれぞれ上記の商品名で市販されている。ま
た、アミン−尿素型アダクト系としては富士化成株式会
社からフジキュアFXE−1000、フジキュアFXR
−1030という商品名で市販されている。
【0020】硬化促進剤の配合量は好ましくは、エポキ
シ樹脂及び硬化剤の合計100重量部に対して0.1〜
20重量部、より好ましくは0.5〜15重量部であ
る。0.1重量部未満であると硬化速度が遅くなる傾向
にあり、また20重量部を超えると可使期間が短くなる
傾向がある。
【0021】本発明において必要に応じて用いられる高
分子量成分は、重量平均分子量が1万以上であることが
好ましく、10万以上であることがより好ましい。重量
平均分子量は1万より小さい場合、シート状、フィルム
状での強度や可撓性の低下、タック性が高くなることが
ある。また、分子量が大きくなるにつれフロー性が小さ
く配線の回路充填性が低下してくるので、高分子量成分
の重量平均分子量は、200万以下であることが好まし
く、100万以下であることがより好ましい。また、高
分子量成分のガラス転移温度(Tg)は、−50℃以上
0℃以下であることが好ましく、−30℃以上−5℃以
下であることがより好ましい。
【0022】高分子量成分としては、アクリルゴム等の
アクリル共重合体、シリコーン樹脂、ポリイミド樹脂、
ポリエステル樹脂、シリコーン樹脂、シリコーン変性ポ
リアミドイミド等のシリコーン変性樹脂などが挙げられ
る。ここでのアクリルゴムとはアクリル酸エステルを主
成分としたゴムであり、主としてブチルアクリレートと
アクリロニトリル等の共重合体や、エチルアクリレート
とアクリロニトリル等の共重合体などからなるゴムであ
る。官能基を含む重量平均分子量が10万以上でTgが
−50℃以上0℃以下である高分子量成分としては、エ
ポキシ基、カルボキシル基、水酸基などを架橋点として
含むゴムを用いることができ、例えば官能基を含有し
た、NBRやアクリルゴムが挙げられる。ここでのアク
リルゴムとはアクリル酸エステルを主成分としたゴムで
あり、主としてブチルアクリレートとアクリロニトリル
等の共重合体や、エチルアクリレートとアクリロニトリ
ル等の共重合体などからなるゴムである。このような高
分子量成分としては、エポキシ基、カルボキシル基、水
酸基等の架橋点を有する架橋性官能基単位を0.5〜
6.0重量%、より好ましくは1.0〜4.0重量%を
含むエポキシ基含有アクリル共重合体からなるゴムが好
ましい。
【0023】このようなゴムとしては、例えば、グリシ
ジルアクリレート又はグリシジルメタクリレート単位
0.5〜6.0重量%を含む、Tgが−50℃以上でか
つ重量平均分子量が10万以上のエポキシ基含有アクリ
ル共重合体であり、帝国化学産業株式会社から市販され
ている商品名HTR−860P−3を使用することがで
きる。官能基モノマーがカルボン酸タイプのアクリル酸
や、水酸基タイプのヒドロキシメチルアクリレート又は
ヒドロキシメチルメタクリレート等を用いると、架橋反
応が進行しやすく、ワニス状態でのゲル化、Bステージ
状態での硬化度の上昇により接着力が低下する傾向があ
る。また、官能基モノマーとして用いるグリシジルアク
リレート又はグリシジルメタクリレートの共重合比は、
耐熱性を確保するため、0.5重量%以上が好ましく、
ゴム添加量を低減し、ワニス固形分比を上げるために
6.0重量%以下が好ましい。6.0重量%を超えた場
合には、分子量が高いため、接着剤ワニスの粘度が上昇
する。このワニス粘度が高いと、フィルム化が困難にな
るため、粘度低下を目的に適量の溶剤で希釈する必要が
あり、接着剤ワニスの固形分が低下し、接着剤ワニス作
製量が増大して、製造の効率が低下する傾向がある。グ
リシジルアクリレート又はグリシジルメタクリレート以
外の残部はエチルアクリレートやエチルメタクリレー
ト、ブチルアクリレート、ブチルメタクリレート及びこ
れらの混合物を用いることができるが、混合比率は、共
重合体のTgを考慮して決定する。Tgが−50℃未満
であるとBステージ状態での接着フィルムのタック性が
大きくなり取扱性が悪化することがある。このTgは0
℃以下であることが好ましい。このTgが高すぎるとフ
ィルムの取り扱い時室温で破断しやすくなる傾向があ
る。重合方法はパール重合、溶液重合等が挙げられ、こ
れらにより得ることができる。
【0024】上記高分子量成分の配合量は、エポキシ樹
脂と硬化剤の合計量100重量部に対して、10〜50
0重量部が好ましく、10〜400重量部がより好まし
い。弾性率低減や成形時のフロー性付与のため10重量
部以上であることが好ましく、500重量部を超える
と、貼付荷重が少ない場合に流動性が低下し、回路充填
性が低下することがある。さらに40〜80重量部とす
ることが好ましい。
【0025】接着性樹脂には、異種材料間の界面結合を
よくするために、カップリング剤を配合することもでき
る。カップリング剤としては、シラン系カップリング
剤、チタネート系カップリング剤、アルミニウム系カッ
プリング剤が挙げられ、その中でもシランカップリング
剤が好ましい。配合量は、添加による効果や耐熱性及び
コストから、接着性樹脂の総量100重量部中、0.1
〜10重量部を配合するのが好ましい。
【0026】シランカップリング剤としては、γ−グリ
シドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプト
プロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリ
エトキシシラン、γ−ウレイドプロピルトリエトキシシ
ラン、N−β−アミノエチル−γ−アミノプロピルトリ
メトキシシラン等が挙げられる。
【0027】前記したシランカップリング剤は、γ−グ
リシドキシプロピルトリメトキシシランがNUC A−
187、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシランが
NUC A−189、γ−アミノプロピルトリエトキシ
シランがNUC A−1100、γ−ウレイドプロピル
トリエトキシシランがNUC A−1160、N−β−
アミノエチル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン
がNUC A−1120という商品名で、いずれも日本
ユニカ−株式会社から市販されている。
【0028】接着性樹脂には、さらに、イオン性不純物
を吸着して、吸湿時の絶縁信頼性をよくするために、イ
オン捕捉剤を配合することができる。イオン捕捉剤の配
合量は、添加による効果や耐熱性、コストより、接着性
樹脂の総量100重量部中、1〜10重量部とすること
が好ましい。イオン捕捉剤としては、銅がイオン化して
溶け出すのを防止するため銅害防止剤として知られる化
合物、例えば、トリアジンチオール化合物、ビスフェノ
ール系還元剤を配合することもできる。ビスフェノール
系還元剤としては、2,2′−メチレン−ビス−(4−
メチル−6−第3−ブチルフェノール)、4,4′−チ
オ−ビス−(3−メチル−6−第3−ブチルフェノー
ル)等が挙げられる。また、無機イオン吸着剤を配合す
ることもできる。無機イオン吸着剤としては、ジルコニ
ウム系化合物、アンチモンビスマス系化合物、マグネシ
ウムアルミニウム系化合物等が挙げられる。トリアジン
チオール化合物を成分とする銅害防止剤は、三協製薬株
式会社から、ジスネットDBという商品名で市販されて
いる。ビスフェノール系還元剤を成分とする銅害防止剤
は、吉富製薬株式会社から、ヨシノックスBBという商
品名で市販されている。また、無機イオン吸着剤は、東
亜合成化学工業株式会社からIXEという商品名で各種
市販されている。
【0029】トリアジンチオール化合物を成分とする銅
害防止剤は、三協製薬株式会社から、ジスネットDBと
いう商品名で市販されている。ビスフェノール系還元剤
を成分とする銅害防止剤は、吉富製薬株式会社から、ヨ
シノックスBBという商品名で市販されている。また、
無機イオン吸着剤は、東亜合成化学工業株式会社からI
XEという商品名で各種市販されている。
【0030】接着性樹脂の硬化物の動的粘弾性測定装置
で測定した貯蔵弾性率は、25℃で20〜2000MP
aであり、260℃で3〜50MPaであることが好ま
しく、25℃で100〜2000MPaであり、260
℃で3〜40MPaであることがより好ましい。特に、
260℃では、3〜20MPaであることが更に好まし
い。接着性樹脂の硬化物は、例えば、接着性樹脂を13
0〜200℃で、0.5〜5時間加熱することにより得
られる。接着性樹脂の硬化物の貯蔵弾性率の測定は、硬
化物に引張り荷重をかけて、周波数10Hz、昇温速度
5〜10℃/分で−50℃から300℃まで測定する温
度依存性測定モードで行った。貯蔵弾性率が25℃で2
000MPaを超えるものと260℃で50MPaを超
えるものでは、半導体チップとリードフレーム又はイン
ターポーザとの熱膨張係数の差によって発生する熱応力
を緩和させる効果が小さくなる傾向があり、剥離やクラ
ックを発生する恐れがある。一方、貯蔵弾性率が25℃
で20MPa未満では接着剤の取扱性や接着剤層の厚み
精度が悪くなる傾向があり、260℃で3MPa未満で
はリフロークラックが発生しやすい傾向がある。
【0031】本発明の接着フィルムは、上記の接着剤樹
脂及び高熱伝導フィラーを含有する接着剤組成物をキャ
リアフィルム上にフィルム状に形成させて得ることがで
きる。接着剤組成物の各成分を溶剤に溶解ないし分散し
てワニスとし、キャリアフィルム上に塗布、加熱し溶剤
を除去することにより、接着剤層をキャリアフィルム上
に形成して得られる。加熱の条件は、接着性樹脂を完全
に硬化させることなく、溶剤を除去することができる条
件であれば特に制限はなく、例えば、80〜140℃で
5〜60分間加熱することにより溶剤を除去する。ま
た、加熱より、接着性樹脂は全く硬化しなくてもよく、
また、B−ステージ程度まで硬化してもよい。このよう
にして形成される接着フィルム中の残存溶媒量は3重量
%以下であることが好ましく、1.5重量%以下である
ことがより好ましい。
【0032】キャリアフィルムとしては、ポリテトラフ
ルオロエチレンフィルム、ポリエチレンテレフタレート
フィルム、離型処理したポリエチレンテレフタレートフ
ィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィル
ム、ポリメチルペンテンフィルム、ポリイミドフィルム
などのプラスチックフィルムが使用できる。
【0033】本発明で用いるキャリアフィルムとしては
市販の物を利用でき、例えばポリイミドフィルムは東レ
・デュポン株式会社からカプトンという商品名で、鐘淵
化学工業株式会社からアピカルという商品名で市販され
ている。またポリエチレンテレフタレートフィルムは、
東レ・デュポン株式会社からルミラーという商品名で、
帝人株式会社からピューレックスという商品名で市販さ
れている。
【0034】ワニス化の溶剤は、メチルエチルケトン、
アセトン、メチルイソブチルケトン、2−エトキシエタ
ノール、トルエン、ブチルセルソルブ、メタノール、エ
タノール、2−メトキシエタノールなどを用いることが
できる。また、塗膜性を向上するなどの目的で、高沸点
溶剤を加えても良い。高沸点溶剤としては、ジメチルア
セトアミド、ジメチルホルムアミド、メチルピロリド
ン、シクロヘキサノンなどが挙げられる。
【0035】ワニスの製造は、フィラーの分散を考慮し
た場合には、らいかい機、3本ロール及びビーズミル等
により、またこれらを組み合わせて行なうことができ
る。フィラーと低分子量物をあらかじめ混合した後、高
分子量物を配合することにより、混合に要する時間を短
縮することも可能となる。また、ワニスとした後、真空
脱気によりワニス中の気泡を除去することが好ましい。
【0036】単層からなる接着フィルムの厚みは、25
〜250μmが好ましいが、これに限定されるものでは
ない。25μmよりも薄いと応力緩和効果が乏しくなる
傾向があり、厚いとコスト高になりやすい。また、接着
フィルムの厚さが回路厚よりも薄い場合、埋め込み性が
落ちる傾向がある。
【0037】
【実施例】以下実施例により本発明をさらに具体的に説
明する。 実施例1 接着性樹脂: エポキシ樹脂としてビスフェノールA型
エポキシ樹脂(エポキシ当量175、東都化成株式会社
製商品名YD−8125を使用)45重量部、クレゾー
ルノボラック型エポキシ樹脂(エポキシ当量210、東
都化成株式会社製商品名YDCN−703を使用)15
重量部、エポキシ樹脂の硬化剤としてフェノールノボラ
ック樹脂(大日本インキ化学工業株式会社製商品名プラ
イオーフェンLF2882を使用)40重量部及び硬化
促進剤としてイミダゾール系硬化促進剤(四国化成工業
株式会社製キュアゾール2PZ−CNを使用)0.5重
量部からなる組成物に溶剤としてMEKを加え、溶解、
混合した。これに熱伝導性フィラー 扁平銀フィラー
(Chemet製AA-0101、熱伝導率420W/mK、平均粒
径:8.3μm)2200重量部を加え、3本ロールを
用いて混練した後、667Pa(5Torr)以下で1
0分間脱泡処理を行い、ペースト組成物を得た。これに
エポキシ基含有アクリルゴム(ゲルパーミエーションク
ロマトグラフィーによる重量平均分子量25万、グリシ
ジルメタクリレート単位含量3重量%、Tgは−7℃、
帝国化学産業株式会社製、商品名:HTR−860P−
3)66重量部を加えてさらに混合し、ワニスを作製し
た。このワニスを真空脱気した後、厚さ75μmの離型
処理したポリエチレンテレフタレートフィルム上に塗布
し、90℃20分間、120℃で5分間加熱乾燥して膜
厚が60μmの塗膜とし、接着フィルムを作製した。接
着フィルム中の残存溶媒量は、0.5重量%であり、銀
の含有量は56体積%であった。
【0038】銀フィラーを配合しない以外は上記と同様
にして調製したワニスを用い、上記と同様にして膜厚が
60μmの接着性樹脂の塗膜とし、次いで170℃で1
時間加熱硬化させて接着性樹脂の硬化物とし、その貯蔵
弾性率を動的粘弾性測定装置(レオロジ社製、DVE−
V4)を用いて測定(サンプルサイズ:長さ20mm、
幅4mm、膜厚60μm、昇温速度5℃/分、引張りモ
ード、10Hz、自動静荷重)した結果、25℃で60
0MPa、260℃で35MPaであった。また、接着
性樹脂の160℃での溶融粘度は400Pa・sであっ
た。
【0039】実施例2 熱伝導性フィラー 扁平銀フィラー(徳力化学(株)製
TCG-1、熱伝導率420W/mK、平均粒径:2.0μ
m)2200重量部を用いた他は実施例1と同様にし
て、接着フィルムを作製した。
【0040】比較例1 銀フィラーを500重量部にした他は実施例1と同様に
して、接着フィルムを作製した。この時の接着フィルム
中の銀含有量は25体積%であった。
【0041】評価方法:接着強度:8×8mmの接着フ
ィルムをAgめっき付き銅リードフレーム上に160℃
で加熱して貼付け、接着フィルムを貼り付けたリードフ
レームへ、温度300℃、圧力0.12MPa、時間5
秒で、半導体素子をマウントし、180℃で2時間加熱
して硬化し、接着した。これを自動接着力試験装置(日
立化成工業(株)製)を用い、260℃における引き剥
がし強さ(kgf)を測定した。熱伝導率:実施例1、
2及び比較例1で調整したワニスを用いて塗膜を形成
し、次いで180℃、5時間加熱処理し、10×10×
0.5mmの試験片を得た。この試験片の熱拡散率をレ
ーザーフラッシュ法(真空理工製TC−7000)で測
定し、さらにこの熱拡散率と、示差走査熱量測定装置
(パーキンエルマー製Pyris1)で得られた比熱容
量とアルキメデス法で得られた比重の積より熱伝導率を
算出した。
【0042】
【表1】
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の高熱伝導
接着フィルムは熱伝導性に優れ、接着性、信頼性にも優
れるため、半導体用途の接着フィルムとして有効であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J004 AA10 AA13 AA17 AA18 BA02 FA05 4J040 CA071 CA072 DF041 DF042 EC061 EC062 EC071 EC072 EC151 EC152 EC231 EC232 GA05 GA07 GA11 HA026 HA036 HA066 HA076 HA206 HA296 HA326 JA09 JB02 KA09 KA16 LA01 LA02 LA06 LA08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 160℃での溶融粘度が10Pa・s以
    上10000Pa・s以下の接着性樹脂及び熱伝導率が
    30W/mK以上の高熱伝導フィラーを含有し、高熱伝
    導フィラーの含有率が30〜80体積%である接着剤組
    成物を、フィルム状に成形したものであり、フィルムの
    膜厚方向の熱伝導率が5W/mK以上であることを特徴
    とする高熱伝導接着フィルム。
  2. 【請求項2】 高熱伝導フィラーが金、銀、銅、アルミ
    ニウム及びニッケルからなる群から選ばれる金属又はそ
    の合金、窒化アルミニウム、窒化ほう素、窒化けい素、
    ダイヤモンド、グラファイトあるいはこれらの2種以上
    の混合物を含むことを特徴とする請求項1記載の高熱伝
    導接着フィルム。
  3. 【請求項3】 動的粘弾性測定装置を用いて測定した場
    合の接着性樹脂の硬化物の貯蔵弾性率が25℃で20〜
    2000MPaであり、260℃で3〜50MPaであ
    る請求項1又は2に記載の高熱伝導接着フィルム。
  4. 【請求項4】 接着性樹脂がエポキシ樹脂及びその硬化
    剤を合計量で100重量部、官能基を含む重量平均分子
    量が1万以上である高分子量成分10〜500重量部を
    必須成分として含むことを特徴とする請求項1〜3いず
    れかに記載の高熱伝導接着フィルム。
  5. 【請求項5】 高分子量成分が、重量平均分子量が10
    万以上であり、ガラス転移温度が−50℃以上0℃以下
    である請求項4記載の高熱伝導接着フィルム。
  6. 【請求項6】 高分子量成分が架橋性官能基単位を0.
    5〜6.0重量%含むエポキシ基含有アクリル共重合体
    であることを特徴とする請求項4又は5に記載の高熱伝
    導接着フィルム。
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