JP2003192633A - 光学活性フェニル乳酸の製造法 - Google Patents
光学活性フェニル乳酸の製造法Info
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- JP2003192633A JP2003192633A JP2001393471A JP2001393471A JP2003192633A JP 2003192633 A JP2003192633 A JP 2003192633A JP 2001393471 A JP2001393471 A JP 2001393471A JP 2001393471 A JP2001393471 A JP 2001393471A JP 2003192633 A JP2003192633 A JP 2003192633A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 光学活性フェニルアラニンをジアゾ化、加水
分解し、生成した光学活性フェニル乳酸を取得するに際
して、光学活性フェニル乳酸の晶析に、混合溶媒を使用
せず、煩雑な分離回収を不要にし、光学活性フェニル乳
酸を工業的に有利に得る。 【解決手段】 光学活性フェニルアラニンをジアゾ化、
加水分解し、生成した光学活性フェニル乳酸を取得する
に際し、トルエン溶液から晶析して、分離する、また
は、光学活性フェニルアラニンをジアゾ化、加水分解
し、生成した光学活性フェニル乳酸を含有する反応混合
物をトルエン以外の有機溶媒で抽出したあと、トルエン
に溶媒変更する。
分解し、生成した光学活性フェニル乳酸を取得するに際
して、光学活性フェニル乳酸の晶析に、混合溶媒を使用
せず、煩雑な分離回収を不要にし、光学活性フェニル乳
酸を工業的に有利に得る。 【解決手段】 光学活性フェニルアラニンをジアゾ化、
加水分解し、生成した光学活性フェニル乳酸を取得する
に際し、トルエン溶液から晶析して、分離する、また
は、光学活性フェニルアラニンをジアゾ化、加水分解
し、生成した光学活性フェニル乳酸を含有する反応混合
物をトルエン以外の有機溶媒で抽出したあと、トルエン
に溶媒変更する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学活性フェニル
乳酸(以下、光学活性フェニル乳酸をPlaと略す)の
製造法に関する。さらに詳しくは、光学活性フェニルア
ラニン(以下、光学活性フェニルアラニンをPheと略
す)をジアゾ化、加水分解し、生成したPlaを取得す
る製造法に関する。
乳酸(以下、光学活性フェニル乳酸をPlaと略す)の
製造法に関する。さらに詳しくは、光学活性フェニルア
ラニン(以下、光学活性フェニルアラニンをPheと略
す)をジアゾ化、加水分解し、生成したPlaを取得す
る製造法に関する。
【0002】本発明により得られるPlaは、医薬原
料、医薬中間体などとして利用できる有用な化合物であ
る。
料、医薬中間体などとして利用できる有用な化合物であ
る。
【0003】ここで、本発明においては、「光学活性
体」を相互に鏡像異性体(エナンチオマー)であるL体
およびD体との混合物であって、どちらか一方が過剰に
含まれる鏡像異性体混合物と定義する。すなわち、Pl
aはL−フェニル乳酸あるいはD−フェニル乳酸の一方
が過剰に含まれ、またPheはL−フェニルアラニンあ
るいはD−フェニルアラニンの一方が過剰に含まれる鏡
像異性体混合物とする。
体」を相互に鏡像異性体(エナンチオマー)であるL体
およびD体との混合物であって、どちらか一方が過剰に
含まれる鏡像異性体混合物と定義する。すなわち、Pl
aはL−フェニル乳酸あるいはD−フェニル乳酸の一方
が過剰に含まれ、またPheはL−フェニルアラニンあ
るいはD−フェニルアラニンの一方が過剰に含まれる鏡
像異性体混合物とする。
【0004】
【従来の技術】Pheをジアゾ化、加水分解し、生成し
たPlaを取得する製造法については、Plaを、メチ
ル=t−ブチルエーテル(以下、MTBEと略す)およ
び炭化水素系溶媒の混合溶媒を用いて晶析する方法など
が知られている(特開平2001−278838号公
報)。
たPlaを取得する製造法については、Plaを、メチ
ル=t−ブチルエーテル(以下、MTBEと略す)およ
び炭化水素系溶媒の混合溶媒を用いて晶析する方法など
が知られている(特開平2001−278838号公
報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この方法では、ジアゾ
化、加水分解のあと、光学純度の高いPlaが収率良く
晶析し取得できる点では優れている。しかしながら、通
常、大量に用いる混合溶媒を回収再利用しようとする
と、精留塔による煩雑な分別蒸留が必要になり、さらに
混合する溶媒同士の沸点が近い場合は、操作が困難にな
る。しかも、使用するMTBEは、汎用溶媒としては、
高価なうえ、毒性は低いものの、環境汚染が懸念される
ものである(C&EN誌2001年6月25日号22頁
など)。
化、加水分解のあと、光学純度の高いPlaが収率良く
晶析し取得できる点では優れている。しかしながら、通
常、大量に用いる混合溶媒を回収再利用しようとする
と、精留塔による煩雑な分別蒸留が必要になり、さらに
混合する溶媒同士の沸点が近い場合は、操作が困難にな
る。しかも、使用するMTBEは、汎用溶媒としては、
高価なうえ、毒性は低いものの、環境汚染が懸念される
ものである(C&EN誌2001年6月25日号22頁
など)。
【0006】本発明の目的は、Pheをジアゾ化、加水
分解し、生成したPlaの取得を、操作上の問題なく実
施し、Plaを工業的に有利に製造する手段を提供する
ことである。
分解し、生成したPlaの取得を、操作上の問題なく実
施し、Plaを工業的に有利に製造する手段を提供する
ことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、Plaの
晶析を、安価で、環境負荷の小さい単一溶媒で晶析を行
うべく、検討したところ、炭化水素系溶媒を用いること
により、Plaを晶析取得できる可能性のあることに注
目した。
晶析を、安価で、環境負荷の小さい単一溶媒で晶析を行
うべく、検討したところ、炭化水素系溶媒を用いること
により、Plaを晶析取得できる可能性のあることに注
目した。
【0008】そこで、本発明者らは、鋭意検討の結果、
トルエンを単独溶媒に用いることにより、生産効率上の
問題なく、しかも光学純度の高いPlaを、収率良く、
晶析取得できることを見出し、本発明に到達した。
トルエンを単独溶媒に用いることにより、生産効率上の
問題なく、しかも光学純度の高いPlaを、収率良く、
晶析取得できることを見出し、本発明に到達した。
【0009】すなわち、本発明は、Pheをジアゾ化、
加水分解し、生成したPlaを取得するに際し、トルエ
ン溶液から晶析して、分離することを特徴とするPla
の製造法などである。
加水分解し、生成したPlaを取得するに際し、トルエ
ン溶液から晶析して、分離することを特徴とするPla
の製造法などである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を詳細に説明
する。
する。
【0011】本発明に用いる原料、Pheの光学純度
は、とくに制限はない。通常、光学純度90%以上(9
0%eeと同意)、好ましくは、95%以上、さらに好
ましくは、99%以上である。
は、とくに制限はない。通常、光学純度90%以上(9
0%eeと同意)、好ましくは、95%以上、さらに好
ましくは、99%以上である。
【0012】本発明においては、Pheを酸性水溶液条
件下に、ジアゾ化剤を用いて、ジアゾ化、加水分解す
る。
件下に、ジアゾ化剤を用いて、ジアゾ化、加水分解す
る。
【0013】本発明に用いるジアゾ化剤としては、亜硝
酸塩、亜硝酸エステル、ニトロシル化合物、酸化窒素な
どをあげることができる。亜硝酸塩としては、亜硝酸ナ
トリウム、亜硝酸カリウム、亜硝酸リチウムなどであ
る。好ましくは、亜硝酸ナトリウムである。亜硝酸エス
テルとしては、亜硝酸メチル、亜硝酸エチル、亜硝酸プ
ロピル、亜硝酸ブチル、亜硝酸アミル、亜硝酸イソアミ
ルなどである。ニトロシル化合物としては、ニトロシル
硫酸、塩化ニトロシル、酢酸ニトロシルなどである。酸
化窒素としては、二酸化窒素、三酸化二窒素、四酸化二
窒素などである。さらに好ましくは、亜硝酸ナトリウ
ム、亜硝酸カリウムなどである。
酸塩、亜硝酸エステル、ニトロシル化合物、酸化窒素な
どをあげることができる。亜硝酸塩としては、亜硝酸ナ
トリウム、亜硝酸カリウム、亜硝酸リチウムなどであ
る。好ましくは、亜硝酸ナトリウムである。亜硝酸エス
テルとしては、亜硝酸メチル、亜硝酸エチル、亜硝酸プ
ロピル、亜硝酸ブチル、亜硝酸アミル、亜硝酸イソアミ
ルなどである。ニトロシル化合物としては、ニトロシル
硫酸、塩化ニトロシル、酢酸ニトロシルなどである。酸
化窒素としては、二酸化窒素、三酸化二窒素、四酸化二
窒素などである。さらに好ましくは、亜硝酸ナトリウ
ム、亜硝酸カリウムなどである。
【0014】また、本発明において、酸性水溶液のため
に用いる酸としては、鉱酸、有機酸などのブレーステズ
酸(Lowry-Brφnstedの酸)をあげることができる。鉱
酸としては、硫酸、塩酸、硝酸、リン酸などを、有機酸
としては、酢酸、蟻酸、有機スルホン酸などである。好
ましくは、硫酸、塩酸である。さらに好ましくは、硫酸
である。
に用いる酸としては、鉱酸、有機酸などのブレーステズ
酸(Lowry-Brφnstedの酸)をあげることができる。鉱
酸としては、硫酸、塩酸、硝酸、リン酸などを、有機酸
としては、酢酸、蟻酸、有機スルホン酸などである。好
ましくは、硫酸、塩酸である。さらに好ましくは、硫酸
である。
【0015】本発明で行う反応方法としては、とくに制
限はないが、中間体のPheのジアゾニウム塩が、通常
の条件では、不安定であり、水溶液中で容易に加水分解
するので、普通、ジアゾ化と加水分解を、ジアゾニウム
塩を取り出すことなく、反応は、連続して一気に進行す
る。したがって、通常、反応を制御するには、ジアゾ化
剤の添加量をコントロールする方法をとる。好ましく
は、予め調製したPheの酸性水溶液に、ジアゾ化剤あ
るいはジアゾ化剤の水溶液の添加量速度をコントロール
して、反応を行う。
限はないが、中間体のPheのジアゾニウム塩が、通常
の条件では、不安定であり、水溶液中で容易に加水分解
するので、普通、ジアゾ化と加水分解を、ジアゾニウム
塩を取り出すことなく、反応は、連続して一気に進行す
る。したがって、通常、反応を制御するには、ジアゾ化
剤の添加量をコントロールする方法をとる。好ましく
は、予め調製したPheの酸性水溶液に、ジアゾ化剤あ
るいはジアゾ化剤の水溶液の添加量速度をコントロール
して、反応を行う。
【0016】本発明で用いるジアゾ化剤の使用量は、P
heに対して、1から10モル倍、好ましくは、1.5
から6モル倍、さらに好ましくは、2から5モル倍であ
る。ジアゾ化剤の使用量は、少ないと、反応収率が低く
なり、多いと、ジアゾ化剤が反応に使われず、自己分解
して、窒素酸化物の排ガスを発生して、不利になる。酸
の使用量は、Pheのアミノ基に対して、1から10倍
当量、好ましくは、1.5から6倍当量、さらに好まし
くは、2から5倍当量である。酸の使用量は、少ない
と、反応収率が低くなり、多いと、ジアゾ化剤の自己分
解が多くなり、反応収率が低くなり、不利になる。ま
た、反応系内に用いる水の使用量は、Pheに対して、
1から50重量倍、好ましくは、3から30重量倍、さ
らに好ましくは、5から15重量倍である。水の使用量
は、少ないと、反応収率が低くなり、多いと、排水が多
くなり、不利になる。
heに対して、1から10モル倍、好ましくは、1.5
から6モル倍、さらに好ましくは、2から5モル倍であ
る。ジアゾ化剤の使用量は、少ないと、反応収率が低く
なり、多いと、ジアゾ化剤が反応に使われず、自己分解
して、窒素酸化物の排ガスを発生して、不利になる。酸
の使用量は、Pheのアミノ基に対して、1から10倍
当量、好ましくは、1.5から6倍当量、さらに好まし
くは、2から5倍当量である。酸の使用量は、少ない
と、反応収率が低くなり、多いと、ジアゾ化剤の自己分
解が多くなり、反応収率が低くなり、不利になる。ま
た、反応系内に用いる水の使用量は、Pheに対して、
1から50重量倍、好ましくは、3から30重量倍、さ
らに好ましくは、5から15重量倍である。水の使用量
は、少ないと、反応収率が低くなり、多いと、排水が多
くなり、不利になる。
【0017】本発明において、反応で生成したPlaを
トルエン晶析するために、トルエン溶液にする方法とし
ては、とくに制限はないが、(1)反応混合物中のPl
aを一旦、トルエン以外の有機溶媒で抽出し、濃縮した
のち、トルエンを添加して、トルエン溶液にする方法、
(2)反応混合物からPlaの粗結晶を固体として取り
出したのち、トルエンを添加する方法(3)直接、反応
混合物にトルエンを添加し、トルエン相に加熱抽出する
方法などをあげることができる。Plaが比較的、水に
溶解しやすく、トルエンに溶解しにくいため、好ましく
は、溶媒抽出後トルエン溶液にする方法、あるいは粗P
laの固液分離後トルエン溶液にする方法をとる。さら
に好ましくは、溶媒抽出後トルエン溶液にする方法をと
る。また、Plaをトルエン溶液にする操作の前に、反
応混合物中に存在するジアゾ化剤由来の亜硝酸あるいは
窒素酸化物を除去するために、スルファミン酸、尿素、
過酸化水素などを添加して分解させたり、窒素などの不
活性ガスで反応混合物をバブリングして系外へ除去して
も良い。
トルエン晶析するために、トルエン溶液にする方法とし
ては、とくに制限はないが、(1)反応混合物中のPl
aを一旦、トルエン以外の有機溶媒で抽出し、濃縮した
のち、トルエンを添加して、トルエン溶液にする方法、
(2)反応混合物からPlaの粗結晶を固体として取り
出したのち、トルエンを添加する方法(3)直接、反応
混合物にトルエンを添加し、トルエン相に加熱抽出する
方法などをあげることができる。Plaが比較的、水に
溶解しやすく、トルエンに溶解しにくいため、好ましく
は、溶媒抽出後トルエン溶液にする方法、あるいは粗P
laの固液分離後トルエン溶液にする方法をとる。さら
に好ましくは、溶媒抽出後トルエン溶液にする方法をと
る。また、Plaをトルエン溶液にする操作の前に、反
応混合物中に存在するジアゾ化剤由来の亜硝酸あるいは
窒素酸化物を除去するために、スルファミン酸、尿素、
過酸化水素などを添加して分解させたり、窒素などの不
活性ガスで反応混合物をバブリングして系外へ除去して
も良い。
【0018】本発明に用いるトルエン以外の有機溶媒で
反応混合物の抽出する場合、有機溶媒としては、水と混
和しにくく、Plaを溶解しやすく、沸点が低い留出除
去しやすいものをあげることができる。すなわち、エス
テル系溶媒としては、酢酸エチル、酢酸メチル、酢酸プ
ロピル、蟻酸メチル、蟻酸エチルなど、ケトン系溶媒と
しては、メチルエチルケトン、メチルプロピルケトン、
ジエチルケトンなど、エーテル系溶媒としては、ジエチ
ルエーテル、ジn−プロピルエーテル、ジイソプロピル
エーテル、1,2−ジメトキシエタンなど、アルコール
系溶媒としては、sec−ブタノール、tert−ブタ
ノール、ネオペンチルアルコールなどである。好ましく
は、酢酸エステル系溶媒である。さらに好ましくは、酢
酸エチル、酢酸メチルである。溶媒の使用量は、通常、
Plaに対して、1から20重量倍、好ましくは、2か
ら15重量倍、さらに好ましくは、3から10重量倍で
ある。溶媒の使用量は、少ないと、Pla抽出量が減
り、多いと、溶媒再使用の操作が増え、不利になる。
反応混合物の抽出する場合、有機溶媒としては、水と混
和しにくく、Plaを溶解しやすく、沸点が低い留出除
去しやすいものをあげることができる。すなわち、エス
テル系溶媒としては、酢酸エチル、酢酸メチル、酢酸プ
ロピル、蟻酸メチル、蟻酸エチルなど、ケトン系溶媒と
しては、メチルエチルケトン、メチルプロピルケトン、
ジエチルケトンなど、エーテル系溶媒としては、ジエチ
ルエーテル、ジn−プロピルエーテル、ジイソプロピル
エーテル、1,2−ジメトキシエタンなど、アルコール
系溶媒としては、sec−ブタノール、tert−ブタ
ノール、ネオペンチルアルコールなどである。好ましく
は、酢酸エステル系溶媒である。さらに好ましくは、酢
酸エチル、酢酸メチルである。溶媒の使用量は、通常、
Plaに対して、1から20重量倍、好ましくは、2か
ら15重量倍、さらに好ましくは、3から10重量倍で
ある。溶媒の使用量は、少ないと、Pla抽出量が減
り、多いと、溶媒再使用の操作が増え、不利になる。
【0019】本発明においては、反応混合物中のPla
をトルエン以外の有機溶媒で抽出したのち、Pla抽出
液を濃縮するには、通常、溶液の濃縮温度を100℃以
下で行う。好ましくは、0から80℃で行う。さらに好
ましくは、30から60℃で行う。溶媒の沸点が高い場
合は、濃縮温度を低くするため、減圧下に濃縮しても良
い。濃縮温度は、低いと、高減圧下で濃縮が必要にな
り、高いと、Plaの分解反応が促進され、不利にな
る。とくに、エステル系溶媒の場合は、濃縮温度が高い
と、エステルのアルコール残基により、Plaがエステ
ル化されて、分解、減少する。
をトルエン以外の有機溶媒で抽出したのち、Pla抽出
液を濃縮するには、通常、溶液の濃縮温度を100℃以
下で行う。好ましくは、0から80℃で行う。さらに好
ましくは、30から60℃で行う。溶媒の沸点が高い場
合は、濃縮温度を低くするため、減圧下に濃縮しても良
い。濃縮温度は、低いと、高減圧下で濃縮が必要にな
り、高いと、Plaの分解反応が促進され、不利にな
る。とくに、エステル系溶媒の場合は、濃縮温度が高い
と、エステルのアルコール残基により、Plaがエステ
ル化されて、分解、減少する。
【0020】本発明において、有機溶媒で抽出し、濃縮
したPlaをトルエン溶液にするためには、トルエンを
添加する。添加方法は、(1)抽出溶媒のほとんどを濃
縮、除去したのち、トルエンを添加する方法、(2)抽
出溶媒の沸点がトルエンより低い場合、一部を留去した
のち、トルエンを添加し、再度、トルエンを残しなが
ら、濃縮し、抽出溶媒を留去したのち、トルエンを添加
する方法がある。トルエンの添加量は、通常、Plaに
対して、1から20重量倍、好ましくは、1.5から1
0重量倍、さらに好ましくは、2から5重量倍である。
トルエンの使用量は、少ないと、Plaが溶解せず、多
いと、溶媒再使用の操作が増え、不利になる。また、ト
ルエン溶液中に、抽出に使用したトルエン以外の溶媒
が、トルエンに対して20重量%以下残存していてもか
まわない。好ましくは、10重量%以下、さらに好まし
くは、5重量%以下である。トルエン以外の溶媒量は、
多いと、トルエン溶媒の晶析によるPlaの精製が不十
分になり、また、晶析収率も不利になる。
したPlaをトルエン溶液にするためには、トルエンを
添加する。添加方法は、(1)抽出溶媒のほとんどを濃
縮、除去したのち、トルエンを添加する方法、(2)抽
出溶媒の沸点がトルエンより低い場合、一部を留去した
のち、トルエンを添加し、再度、トルエンを残しなが
ら、濃縮し、抽出溶媒を留去したのち、トルエンを添加
する方法がある。トルエンの添加量は、通常、Plaに
対して、1から20重量倍、好ましくは、1.5から1
0重量倍、さらに好ましくは、2から5重量倍である。
トルエンの使用量は、少ないと、Plaが溶解せず、多
いと、溶媒再使用の操作が増え、不利になる。また、ト
ルエン溶液中に、抽出に使用したトルエン以外の溶媒
が、トルエンに対して20重量%以下残存していてもか
まわない。好ましくは、10重量%以下、さらに好まし
くは、5重量%以下である。トルエン以外の溶媒量は、
多いと、トルエン溶媒の晶析によるPlaの精製が不十
分になり、また、晶析収率も不利になる。
【0021】本発明においては、生成Plaをトルエン
溶液から晶析することが、重要である。晶析方法として
は、(1)加熱溶解したのち冷却晶析する方法、(2)
溶液を濃縮晶析する方法、(3)加熱溶解したのち濃縮
しながら、かつ蒸発により冷却晶析する方法などをあげ
ることができる。好ましくは、加熱溶解したのち冷却晶
析する方法をとる。通常、加熱溶解の温度は、30から
150℃、好ましくは、40から120℃、さらに好ま
しくは、60から100℃である。加熱温度は、低い
と、Plaが溶解せず、高いと、Plaの分解反応が促
進され、不利になる。冷却晶析の温度は、0から50
℃、好ましくは、5から40℃、さらに好ましくは、1
0から30℃である。冷却温度は、低くても、高くて
も、Plaの固液分離操作が、煩雑になる。
溶液から晶析することが、重要である。晶析方法として
は、(1)加熱溶解したのち冷却晶析する方法、(2)
溶液を濃縮晶析する方法、(3)加熱溶解したのち濃縮
しながら、かつ蒸発により冷却晶析する方法などをあげ
ることができる。好ましくは、加熱溶解したのち冷却晶
析する方法をとる。通常、加熱溶解の温度は、30から
150℃、好ましくは、40から120℃、さらに好ま
しくは、60から100℃である。加熱温度は、低い
と、Plaが溶解せず、高いと、Plaの分解反応が促
進され、不利になる。冷却晶析の温度は、0から50
℃、好ましくは、5から40℃、さらに好ましくは、1
0から30℃である。冷却温度は、低くても、高くて
も、Plaの固液分離操作が、煩雑になる。
【0022】このようにして、晶析したPlaは、固液
分離の後、トルエンなどの溶媒で、洗浄し、溶媒を乾燥
することにより、粉体あるいは結晶体として、取得する
ことができる。
分離の後、トルエンなどの溶媒で、洗浄し、溶媒を乾燥
することにより、粉体あるいは結晶体として、取得する
ことができる。
【0023】なお、本発明で得られるPlaは、つい
で、エステル化反応を実施することにより、さらに有用
な光学活性フェニル乳酸エステル類に加工することが可
能である。
で、エステル化反応を実施することにより、さらに有用
な光学活性フェニル乳酸エステル類に加工することが可
能である。
【0024】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明する。実施例は、何ら本発明を限定するものではな
い。 実施例1 Phe(味の素(株)製L体)50g(0.30モ
ル)、硫酸65g(0.66モル)および水365g
を、滴下ロート、攪拌機、温度計およびガス排出ライン
付きの1Lフラスコに仕込み、5℃に冷却した。亜硝酸
ナトリウム100g(1.4モル)を水200gに溶解
した溶液(240mL)を、滴下ロートに仕込んだ。5
℃から15℃に反応混合物を冷却して維持しながら、亜
硝酸ナトリウム水溶液を、6時間で滴下した。反応混合
物は、ジアゾ化、加水分解で副生する窒素ガスおよび窒
素酸化物を発生し、生成したPlaが析出しスラリー化
した。なお、発生ガスは、反応中に空気と混合すること
より、一酸化窒素を二酸化窒素に酸化し、苛性ソーダ水
溶液に吸収させ、除害した。
明する。実施例は、何ら本発明を限定するものではな
い。 実施例1 Phe(味の素(株)製L体)50g(0.30モ
ル)、硫酸65g(0.66モル)および水365g
を、滴下ロート、攪拌機、温度計およびガス排出ライン
付きの1Lフラスコに仕込み、5℃に冷却した。亜硝酸
ナトリウム100g(1.4モル)を水200gに溶解
した溶液(240mL)を、滴下ロートに仕込んだ。5
℃から15℃に反応混合物を冷却して維持しながら、亜
硝酸ナトリウム水溶液を、6時間で滴下した。反応混合
物は、ジアゾ化、加水分解で副生する窒素ガスおよび窒
素酸化物を発生し、生成したPlaが析出しスラリー化
した。なお、発生ガスは、反応中に空気と混合すること
より、一酸化窒素を二酸化窒素に酸化し、苛性ソーダ水
溶液に吸収させ、除害した。
【0025】滴下終了後、約2時間かけて、反応混合物
の温度を、徐々に室温25℃まで上げた。反応混合物に
少量のスルファミン酸を添加し、残存している過剰の亜
硝酸を、分解した。
の温度を、徐々に室温25℃まで上げた。反応混合物に
少量のスルファミン酸を添加し、残存している過剰の亜
硝酸を、分解した。
【0026】反応スラリーを酢酸エチル100mL(9
0g、d=0.902、bp=77℃)で抽出、分液
し、水相を酢酸エチル100mL(90g)で再抽出、
分液した。合わせた酢酸エチル相225gをHPLC分
析したところ、Pheの転化率99%、Plaの反応取
得収率80%(40g)、L体の光学純度94.5%で
あった。
0g、d=0.902、bp=77℃)で抽出、分液
し、水相を酢酸エチル100mL(90g)で再抽出、
分液した。合わせた酢酸エチル相225gをHPLC分
析したところ、Pheの転化率99%、Plaの反応取
得収率80%(40g)、L体の光学純度94.5%で
あった。
【0027】混合酢酸エチル相を6.7kPa(50T
orr)、外部温度50℃にて減圧濃縮し(内部液温0
〜20℃)、濃縮Pla液72gを取得した。トルエン
100mL(87g、d=0.87、bp=111℃)
を添加し、再度4.0kPa(30Torr)、外部温
度70℃にて減圧濃縮し(内部液温20〜40℃)、濃
縮Pla液107gを取得した。酢酸エチルは、ほとん
ど含まれていなかった(1g未満)。
orr)、外部温度50℃にて減圧濃縮し(内部液温0
〜20℃)、濃縮Pla液72gを取得した。トルエン
100mL(87g、d=0.87、bp=111℃)
を添加し、再度4.0kPa(30Torr)、外部温
度70℃にて減圧濃縮し(内部液温20〜40℃)、濃
縮Pla液107gを取得した。酢酸エチルは、ほとん
ど含まれていなかった(1g未満)。
【0028】晶析は、濃縮Pla液にトルエン85mL
(74g)を追加し、90℃、0.5時間で均一化した
後、約3時間かけて、30℃にゆっくり冷やし、同温
度、約2時間維持し、完結させた。
(74g)を追加し、90℃、0.5時間で均一化した
後、約3時間かけて、30℃にゆっくり冷やし、同温
度、約2時間維持し、完結させた。
【0029】次いで、結晶を、ロートにて固液分離し、
トルエン10mL(8.7g)をかけてリンスして、晶
析母液155g(トルエン142g含有)を得、また、
ウエット結晶を乾燥してPla34gを得た。Plaの
晶析収率85%、HPLC分析の結果、Plaの化学純
度99.8%、L体の光学純度99.9%であった。
トルエン10mL(8.7g)をかけてリンスして、晶
析母液155g(トルエン142g含有)を得、また、
ウエット結晶を乾燥してPla34gを得た。Plaの
晶析収率85%、HPLC分析の結果、Plaの化学純
度99.8%、L体の光学純度99.9%であった。
【0030】最後に、晶析母液から、4.0kPa(3
0Torr)、外部温度70℃にて減圧下、単蒸留し、
トルエン162mL(140g)を回収した。
0Torr)、外部温度70℃にて減圧下、単蒸留し、
トルエン162mL(140g)を回収した。
【0031】このトルエンは、再度、そのまま次のPl
aの晶析溶媒として、使うことができた。
aの晶析溶媒として、使うことができた。
【0032】なお、Plaの分析方法について、純度
は、HPLC分析、ODSカラム、水−アセトニトリル
(50:50)の0.05容量%リン酸移動相、UV2
10nm検出器にて、面積百分率により測定し、光学純
度は、ジアゾメタンなどでメチルエステル化処理後、H
PLC分析、キラルセルOJカラム(ダイセル化学
(株)製))、n−ヘキサン−エタノール(95:5)
の0.1容量%TFA移動相、UV210nm検出器に
て、L体とD体の面積比により測定した。 実施例2 実施例1の反応スラリーをろ過し、ウエット状態の粗結
晶40g(Pla30g含有)を取得した。粗結晶をト
ルエン160mL(135g)に添加し、90℃、0.
5時間で均一化した後、約3時間かけて、30℃にゆっ
くり冷やし、同温度、約2時間維持し、完結させた。
は、HPLC分析、ODSカラム、水−アセトニトリル
(50:50)の0.05容量%リン酸移動相、UV2
10nm検出器にて、面積百分率により測定し、光学純
度は、ジアゾメタンなどでメチルエステル化処理後、H
PLC分析、キラルセルOJカラム(ダイセル化学
(株)製))、n−ヘキサン−エタノール(95:5)
の0.1容量%TFA移動相、UV210nm検出器に
て、L体とD体の面積比により測定した。 実施例2 実施例1の反応スラリーをろ過し、ウエット状態の粗結
晶40g(Pla30g含有)を取得した。粗結晶をト
ルエン160mL(135g)に添加し、90℃、0.
5時間で均一化した後、約3時間かけて、30℃にゆっ
くり冷やし、同温度、約2時間維持し、完結させた。
【0033】次いで、結晶を、ロートにて固液分離し、
トルエン10mL(8.7g)をかけてリンスして、晶
析母液143g(トルエン140g含有)を得、また、
ウエット結晶を乾燥してPla26gを得た。Plaの
晶析収率87%、HPLC分析の結果、Plaの化学純
度99.3%、L体の光学純度99.8%であった。
トルエン10mL(8.7g)をかけてリンスして、晶
析母液143g(トルエン140g含有)を得、また、
ウエット結晶を乾燥してPla26gを得た。Plaの
晶析収率87%、HPLC分析の結果、Plaの化学純
度99.3%、L体の光学純度99.8%であった。
【0034】最後に、晶析母液から、4.0kPa(3
0Torr)、外部温度70℃にて減圧下、単蒸留し、
トルエン159mL(138g)を回収した。
0Torr)、外部温度70℃にて減圧下、単蒸留し、
トルエン159mL(138g)を回収した。
【0035】このトルエンは、再度、そのまま次のPl
aの晶析溶媒として、使うことができた。
aの晶析溶媒として、使うことができた。
【0036】なお、Plaの分析方法は、実施例1のと
おり、行った。 比較例1 実施例1の反応スラリーをMTBE100mL(74
g、d=0.74、bp=55℃)で抽出、分液し、水
相をMTBE100mL(74g)で再抽出、分液し
た。合わせたMTBE相195gをHPLC分析したと
ころ、Pheの転化率99%、Plaの反応取得収率7
5%(38g)、L体の光学純度94.5%であった。
おり、行った。 比較例1 実施例1の反応スラリーをMTBE100mL(74
g、d=0.74、bp=55℃)で抽出、分液し、水
相をMTBE100mL(74g)で再抽出、分液し
た。合わせたMTBE相195gをHPLC分析したと
ころ、Pheの転化率99%、Plaの反応取得収率7
5%(38g)、L体の光学純度94.5%であった。
【0037】混合MTBE相を6.7kPa(50To
rr)、外部温度50℃にて減圧濃縮し、濃縮Pla液
152g(Pla25wt%、MTBE100g含有)
を取得した。
rr)、外部温度50℃にて減圧濃縮し、濃縮Pla液
152g(Pla25wt%、MTBE100g含有)
を取得した。
【0038】晶析は、濃縮Pla液を攪拌しながら、4
0℃にてヘキサン456mL(306g、d=0.6
7、bp=68℃)を徐々に添加し、結晶を析出させた
後、5℃まで冷却し、2時間攪拌し、完結させた。
0℃にてヘキサン456mL(306g、d=0.6
7、bp=68℃)を徐々に添加し、結晶を析出させた
後、5℃まで冷却し、2時間攪拌し、完結させた。
【0039】次いで、結晶を、ロートにて固液分離し、
ヘキサン/MTBE(75/25容量比)10mL(全
6.8g、ヘキサン5g、MTBE2g)をかけてリン
スして、晶析母液430g(ヘキサン310g、MTB
E101g含有)を得、また、ウエット結晶を乾燥して
Pla32gを得た。Plaの晶析収率84%、HPL
C分析の結果、Plaの化学純度99.0%、L体の光
学純度99.6%であった。
ヘキサン/MTBE(75/25容量比)10mL(全
6.8g、ヘキサン5g、MTBE2g)をかけてリン
スして、晶析母液430g(ヘキサン310g、MTB
E101g含有)を得、また、ウエット結晶を乾燥して
Pla32gを得た。Plaの晶析収率84%、HPL
C分析の結果、Plaの化学純度99.0%、L体の光
学純度99.6%であった。
【0040】最後に、晶析母液から、4.0kPa(3
0Torr)、外部温度70℃にて減圧下、単蒸留によ
り、ヘキサン/MTBE混合回収溶媒593mL(ヘキ
サン308g、MTBE99g)しか回収できなかっ
た。
0Torr)、外部温度70℃にて減圧下、単蒸留によ
り、ヘキサン/MTBE混合回収溶媒593mL(ヘキ
サン308g、MTBE99g)しか回収できなかっ
た。
【0041】この回収溶媒は、次の反応スラリーのMT
BEによる抽出と、ヘキサン溶媒添加による晶析に利用
するためには、組成を分析確認しながら、精留塔を用い
て分別蒸留を実施し、沸点差により、それぞれを分離す
る必要があった。
BEによる抽出と、ヘキサン溶媒添加による晶析に利用
するためには、組成を分析確認しながら、精留塔を用い
て分別蒸留を実施し、沸点差により、それぞれを分離す
る必要があった。
【0042】なお、Plaの分析方法は、実施例1のと
おり、行った。
おり、行った。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、生産効率上の問題な
く、しかも光学純度の高いPlaを、収率良く、晶析取
得でき、工業的に有利な方法で製造することができる。
く、しかも光学純度の高いPlaを、収率良く、晶析取
得でき、工業的に有利な方法で製造することができる。
Claims (4)
- 【請求項1】 光学活性フェニルアラニンをジアゾ化、
加水分解し、生成した光学活性フェニル乳酸を取得する
に際し、トルエン溶液から晶析して、分離することを特
徴とする光学活性フェニル乳酸の製造法。 - 【請求項2】 光学活性フェニルアラニンをジアゾ化、
加水分解し、生成した光学活性フェニル乳酸を含有する
反応混合物をトルエン以外の有機溶媒で抽出したあと、
トルエンに溶媒変更することを特徴とする請求項1に記
載の光学活性フェニル乳酸の製造法。 - 【請求項3】 トルエン以外の有機溶媒が酢酸エステル
であることを特徴とする請求項2に記載の光学活性フェ
ニル乳酸の製造法。 - 【請求項4】 酢酸エステルからトルエンに溶媒変更す
る際に、酢酸エステル抽出液を100℃以下で濃縮した
のち、トルエンを添加することを特徴とする請求項3に
記載の光学活性フェニル乳酸の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001393471A JP2003192633A (ja) | 2001-12-26 | 2001-12-26 | 光学活性フェニル乳酸の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001393471A JP2003192633A (ja) | 2001-12-26 | 2001-12-26 | 光学活性フェニル乳酸の製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003192633A true JP2003192633A (ja) | 2003-07-09 |
Family
ID=27600454
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001393471A Pending JP2003192633A (ja) | 2001-12-26 | 2001-12-26 | 光学活性フェニル乳酸の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003192633A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012105495A1 (ja) | 2011-01-31 | 2012-08-09 | 旭化成ケミカルズ株式会社 | フェニルピルビン酸還元酵素並びに本酵素を用いた光学活性フェニル乳酸及び4-ヒドロキシ-フェニル乳酸の製造方法 |
-
2001
- 2001-12-26 JP JP2001393471A patent/JP2003192633A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012105495A1 (ja) | 2011-01-31 | 2012-08-09 | 旭化成ケミカルズ株式会社 | フェニルピルビン酸還元酵素並びに本酵素を用いた光学活性フェニル乳酸及び4-ヒドロキシ-フェニル乳酸の製造方法 |
US9187771B2 (en) | 2011-01-31 | 2015-11-17 | Asahi Kasei Chemicals Corporation | Phenylpyruvate reductase and method for manufacturing optically-active phenyllactic acid and 4-hydroxyl-phenyllactic acid using same enzyme |
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